JP2022032576A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
たとえば、特許文献1には、図柄表示装置を跨いで複数の役物部材を上下に配置するとともに、上側の役物部材は左側に設けた第1昇降機構により昇降させ、下側の役物部材は右側に設けた第2昇降機構により昇降させるようにしたパチンコ機が開示されている。
そこで、本発明は、上述した事情によりなされたものであり、遊技機に設けられた部材の破損を防止可能な遊技機の提供を目的とする。
(1)本発明に係る遊技機は、第1の位置から第2の位置まで移動可能な第1の部材と、前記第2の位置において、前記第1の部材と対向可能な第2の部材と、を備え、前記第1の部材及び前記第2の部材は、前記第2の位置において、前記第1の部材が前記第2の位置に到達したときに前記第2の部材の方向に発生し得るブレ幅以上離間していることを特徴とする。
本発明では、第1の部材及び第2の部材は、当該第1の部材と当該第2の部材とが対向する第2の位置において、第1の部材が第2の位置に到達したときに第2の部材の方向に発生し得るブレ幅以上離間している。したがって、第1の部材と第2の部材とが第2の位置において対向したときであっても、第1の部材が第2の部材に接触することはないため、これらの部材が破損するのを防止することができる。
(2)また、前記第2の位置には、前記第1の部材及び前記第2の部材が近接することを阻止する阻止部材が設けられているようにしてもよい。
なお、本明細書において、パチンコ機Pに設けられた各構成部品についての、前後(正面背面)、左右(側面)、上下(平面底面)の方向は、各構成部品をパチンコ機Pに固定した状態でパチンコ機Pを正面視したときの方向を示すものとする。
本形態に係る遊技機は、遊技媒体として遊技球を使用するパチンコ機Pである。特に図示していないが、一般的に、パチンコ機Pが設置される遊技場においては、島と呼ばれる遊技機の設置領域に、複数台のパチンコ機Pが並べて配設されるとともに、遊技球を貸し出すための遊技球貸出装置(特に図示しておらず)が各パチンコ機Pに隣接して設置される。また、各パチンコ機Pは対応する遊技球貸出装置に接続されている。
遊技球貸出装置は、紙幣の投入や遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶される記憶媒体(カード)の挿入が可能となっている。そして、遊技球貸出装置に紙幣を投入(又は、カードを挿入)した上で、パチンコ機Pに対して所定の操作を行うことにより、遊技球貸出装置Rから遊技球の貸し出しを受けることができるようになっている。
また、本体枠F2及び扉枠Dは、扉枠Dを閉じ両者が一体となった状態で、機枠F1を開閉する(すなわち、本体枠F2及び扉枠Dが一体となることで機枠F1を開閉可能な枠部が構成され、この枠部が機枠F1を開閉する)ことも可能となっている。
なお、扉枠D及び本体枠F2の高さや横幅は同一として、扉枠Dを閉じると、扉枠Dの下縁と本体枠F2の下縁とが一致し、かつ、扉枠Dの右縁と本体枠F2の右縁とが一致するように構成してもよい。
また、扉枠D及び本体枠F2は、上述のように、それぞれ別個に開閉可能な枠体として構成されるものでなくてもよい。たとえば、扉枠D及び本体枠F2を収容可能であって機枠F1に開閉自在に取り付けられる枠体である外枠(特に図示しておらず)を設け、扉枠D及び本体枠F2が収容された状態の外枠が機枠F1を開閉するように構成してもよい。
第1始動入賞口150は、遊技領域120の中央下部に設けられている。本実施の形態では、第1始動入賞口150へは、第1遊技領域121を流下する遊技球を受け入れ可能であり、第2遊技領域122を流下する遊技球は、第1始動入賞口150へは入球できないようになっている。
なお、可動片161の構成は特に限定されるものではなく、たとえば、遊技盤110に直交する軸を中心に左右方向に回動して第2始動入賞口160を開閉する一対の羽根部材や、水平な軸を中心に前後方向に回動して第2始動入賞口160を開閉する蓋部材により構成してもよいし、また、上下方向にスライドして第2始動入賞口160を開閉するシャッター部材により構成してもよい。
そして、第1始動入賞口150へ遊技球が入球すると、第1特別図柄表示装置300において、所定時間にわたり特別図柄の変動表示が行われ、第2始動入賞口160へ遊技球が入球すると、第2特別図柄表示装置310において、所定時間にわたり特別図柄の変動表示が行われる。また、この間、液晶表示装置200の表示画面210では演出用の図柄である演出図柄が変動表示する変動演出が行われる。そして、所定時間の経過後、第1特別図柄表示装置300又は第2特別図柄表示装置310の変動表示が停止し、大当たり抽選の結果を示す特別図柄が停止表示される。大当たりに当選した場合には特別遊技の種類が対応付けられた特別図柄(以下、大当たり図柄ともいう)が停止表示され、ハズレの場合にはハズレに対応付けられた特別図柄(以下、ハズレ図柄ともいう)が停止表示される。また、液晶表示装置200で実行される変動演出においては、大当たりに当選した場合にはその旨を報知する態様で演出図柄が停止表示され、ハズレの場合にはその旨を報知する態様で演出図柄が停止表示される。大当たり図柄が停止表示された場合には、当該大当たり図柄に対応付けられた種類の特別遊技が実行される。
なお、一般入賞口140、第1始動入賞口150、第2始動入賞口160及び大入賞口180に入球した遊技球も、遊技盤110の背面側に導かれ回収される。
次に、上部演出役物装置1Aについて詳述する。
上部演出役物装置1Aは、図5~図7に示すように、大きく分けて、上飾り板16と、上可動体20と、上可動体20を昇降移動させるための上可動体昇降機構30と、上飾り板16、上可動体20及び上可動体昇降機構30を支持固定するベース部10とから構成されている。
ベース部10は、図5~図7に示すように、上部演出役物装置1Aの左右に位置する縦長の箱状部材であり、右側に位置する右ベース部10Rと、左側に位置し右ベース部10Rと対向するように設けられる左ベース部10Lとから構成されている。
左ベース部10Lの裏面上端部と右ベース部10Rの裏面上端部との間には、上飾り板16が掛け渡された状態で固定されている。
また、左ベース部10Lの右面(右ベース部10Rと対向する面)には、上可動体昇降機構30が取り付けられており、右ベース部10Rの左面(左ベース部10Lの右面と対向する面)には、左方に向けて開口し上下方向に延びる平面断面視略コ字状の凹溝であるガイド溝11が形成されている。そして、左ベース部10L及び右ベース部10Rの間には、上可動体20が、図5に示す上方位置PU(左ベース部10L及び右ベース部10Rの上端部と同じ高さ位置、すなわち、上飾り板16と同じ高さ位置)と図6や図7に示す下方位置PDとの間を上下方向にスライド可能に取り付けられ、当該上可動体20の右端部(後述するアーム部22)が、右ベース部10Rのガイド溝11内における、上述の上方位置PUに対応する上端部と上述の下方位置PDに対応する下端部との間を上下方向にスライド可能となっている。
また、ベース部10は、上飾り板16、上可動体20及び上可動体昇降機構30を取り付けた状態で、セット板100の上部に固定される。
上飾り板16は、図6や図7に示すように、透過性を有する横長薄板状の部材であり、正面に所定のデザインが施されている。そして、上述のように、この上飾り板16は、左ベース部10Lの裏面上端部と右ベース部10Rの裏面上端部とに掛け渡された状態で固定されている。
上可動体20は、図5~図7に示すように、上飾り板16の正面側に当該上飾り板16と所定幅の間隙を挟んで設けられており、大きく分けて、中央部に位置する横長箱状の装飾部21と、装飾部21から右方に伸びる薄板状のアーム部22と、装飾部21から上下方向に突没自在に設けられた薄板状の上可動板23と、装飾部21内に設けられ上可動板23を突没させるための突没機構(図示しておらず)と、から構成されている。
装飾部21の正面には、所定のデザインが施された正面板21Aが装着されており、内部に設けられた発光体(LEDなど)の点灯により発光可能となっている。
また、装飾部21の左端部には、後述する上可動体昇降機構30のスライド部材36が固定されている。
また、アーム部22は、右ベース部10Rのガイド溝11内に位置するとともに、当該アーム部22の右端部には、ガイド溝11の内奥面11Aと対向し当該内奥面11Aに沿って移動可能な縦長長方形板状のスライド板22Cが設けられている(図11等参照)。また、アーム部22の正面には、一端が右ベース部10Rの正面における上述の下方位置PDに対応する位置に取り付けられたスプリング22Dの他端が、当該右ベース部10Rの正面上端部に設けられたプーリー22Eを介して取り付けられており(図5~図7参照)、このスプリング22Dによりアーム部22は上方へ向けて常時付勢されるようになっている。
そして、上可動体昇降機構30のガイドシャフト35に沿ってスライド部材36が上下方向に移動することにより上可動体20が昇降移動し、上可動体20が、上方位置PUと下方位置PDとの間で変位可能となっている。
上可動体20が上方位置PUにあるときには、図5に示すように、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dはいずれも装飾部21の内部に収納されている。そして、図6や図7に示すように、上可動体20が上方位置PUから下方位置PDへ移動するにあたり、上述の突没機構が作動することにより、第1上可動板23Aが装飾部21内から上方へ突出するとともに、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが装飾部21内から下方へ突出し、また、第3上可動板23Cが第2上可動板23Bの左下方に位置し、第4上可動板23Dが第2上可動板23Bの右下方に位置するようになっている。
ここで、図6や図7に示すように、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが装飾部21内から突出した状態では、これら上可動板23及び装飾部21により、正面視すると剣先が下方に向けられた剣の形をした意匠が構成されるようになっている。具体的には、第1上可動板23Aが剣の柄の部分を構成し、装飾部21が剣の鍔の部分を構成し、第2上可動板23Bが剣のはばきの部分を構成し、第3上可動板23Cが剣の刃の左半分を構成し、第4上可動板23Dが剣の刃の右半分を構成する。
そして、上可動体20が下方位置PDに位置し、かつ、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが突出し上述の剣の意匠が構成された状態では、当該剣の剣先に相当する部分SE(最下点)が、後述する下部演出役物装置1Bの基部50に形成された基部下端面50Cの基部下端面緩衝部材50Dに到達(着座)するようになっている(図6、図7、図13等参照)。
また、特に図示していないが、突没機構は、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dを突没させるための駆動モータ、駆動モータの動力を伝達するためのギアや各板を所定軌道で移動させるためのアーム、カム、スライダ等により構成されたリンク機構等から構成されている。
上可動体昇降機構30は、図5~図8に示すように、左ベース部10Lの裏面に設けられた駆動モータ31と、左ベース部10Lの右面上端部に設けられた上ベルト車32A及び右面下端部に設けられた下ベルト車32Bに掛け渡されたベルト34と、上ベルト車32Aと駆動モータ31とを連結する連結ギア(図示しておらず)と、左ベース部10Lの右面上端部から右面下端部まで至るように取り付けられたガイドシャフト35と、ガイドシャフト35に沿って上下動可能なスライド部材36と、を備えている。
次に、上述のような上可動体昇降機構30による上可動体20の作動について説明する。
まず、初期状態においては、図5に示すように、上可動体20は上方位置PUにある。このとき、スライド部材36は、ロック機構37によって左ベース部10Lの上端部にロックされており、アーム部22は、右ベース部10Rのガイド溝11内の上端部(上方位置PUに対応する位置)に位置している。
なお、左ベース部10Lには、スライド部材36が左ベース部10Lの上端部にある旨を検知する上センサ38が設けられており、初期状態では、この上センサ38が上述の旨を検知した状態となっている。
また、上可動体20が下方位置P2に停止した際、アーム部22は、右ベース部10Rのガイド溝11内の下端部(下方位置PDに対応する位置)に位置している。このとき、アーム部22の下面が右ベース部10Rにおけるガイド溝11内の下端面に当接した状態となる。
ここで、上可動体20の左端部(装飾部21の左端部)は、当該左端部に固定されたスライド部材36に設けられている縦穴にガイドシャフト35を通した状態で左ベース部10Lに支持されているのに対し、上可動体20の右端部(アーム部22)は、右ベース部10R正面に一端が取り付けられたスプリング22Dにより上方へ付勢されているのみである。そのため、上可動体20が上方位置PUから下方位置PDまで落下したとき、アーム部22がガイド溝11内の下端面に接触したことの衝撃で、上可動体20の揺れや跳ね上がりが発生し、上部演出役物装置1Aを用いた演出の見映えが悪くなるおそれがある。
また、ガイド溝11の内奥面11Aには、図9~図11に示すように、上述の下端面よりもやや上側の位置に所定大きさの領域である貼布部11Bが設けられており、この貼布部11Bに、発泡ウレタンにより形成された縦長シート状の右内奥面緩衝部材17Bが貼布されている。また、貼布部11Bの上端は、内奥面11Aを湾曲させることで上方向に向けて拡開している。
また、アーム部22がガイド溝11の下端部に到達すると、アーム部22の下端面が右下端面緩衝部材17Aに当接することにより、落下時の衝撃が当該右下端面緩衝部材17Aにより吸収されるとともに、アーム部22(上可動体20)の下方向への移動が阻止され、アーム部22(上可動体20)がガイド溝11内の下端部で停止する。すなわち、この右下端面緩衝部材17Aは、アーム部22(上可動体20)を停止させるためのストッパとしても機能する。
また、右内奥面緩衝部材17Bが貼付されている貼付部11Bの上端は拡開されているため、アーム部22が落下するときにスライド板22Cの下端が右内奥面緩衝部材17Bに接触しやすくなるため、より確実にスライド板22Cを右内奥面緩衝部材17Bに摺接させることができる。
また、右下端面緩衝部材17Aはゴムにより形成され、右内奥面緩衝部材17Bは発泡ウレタンにより形成されていたが、これらの部材の素材については、上述と同様の作用や機能を奏するのであれば、他の素材(たとえば、スポンジ等)を採用してもよい。また、右下端面緩衝部材17Aと右内奥面緩衝部材17Bとは、異なる素材で形成してもよいし、同一の素材により形成してもよい。
また、スライド部材36を上下動させるためにベルト34を用いていたが、当該スライド部材36を上下動させる機構として、チェーンとチェーンスプロケットや、ラックギア構造を用いてもよい。
次に、下部演出役物装置1Bについて詳述する。
下部演出役物装置1Bは、図5~図7に示すように、大きく分けて、下飾り板(図示しておらず)と、下可動体60と、下可動体60を可動させるための可動機構70と、下飾り板56、下可動体60及び可動機構70を支持固定する基部50とから構成されている。
基部50は、図5~図7に示すように、正面視略M字形状の横長箱状部材であり、右側に位置する正面視略台形箱状の右基部50Rと、左側に位置する箱状の左基部50Lとから構成されている。基部50の中央下端部であって右基部50Rと左基部50Lとの間には、当該基部50の背面側端部から正面側端部まで至り、かつ所定横幅の基部下端面50Cが形成されている。すなわち、右基部50Rと左基部50Lとは、基部下端面50Cを挟んで左右に配置されている。
また、左基部50Lの裏面上端部と右基部50Rの裏面上端部との間には、下飾り板が掛け渡された状態で固定されている。
また、左基部50Lの内部及び右基部50Rの内部にはそれぞれ、上述の可動機構70が収納されており、左基部50Lの正面及び右基部50Rの正面にはそれぞれ、上述の下可動体60が取り付けられている。
また、基部50は、下飾り板、下可動体60及び可動機構70を取り付けた状態で、セット板100の下部に固定される。
下飾り板は、透過性を有する横長薄板状の部材であり、正面に所定のデザインが施されている。そして、上述のように、この下飾り板は、左基部50Lの裏面上端部と右基部50Rの裏面上端部とに掛け渡された状態で固定されている。
下可動体60は、図5~図7に示すように、大きく分けて、左基部50Lの正面及び右基部50Rの正面に沿って可動可能な薄板状の下可動板63と、可動機構70及び下可動板63を連結する可動アーム65と、から構成されている。そして、この下可動体60は、図5や図6に示す待機位置PSと、図7に示す可動位置PMとの間で範囲可能となっている。
また、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cは左右対称の形状となっており、第2下可動板63B及び第4下可動板63Dは左右対称の形状となっている。
そして、図5や図6に示すように、待機位置PSにおいては、第1下可動板63Aの下端部、第2下可動板63Bの下端部、第3下可動板63Cの下端部及び第4下可動板63Dの下端部が、左基部50Lと右基部50Rとの間の基部下端面50Cよりも正面側(基部50の中央下端部よりも正面側)に位置するようになっている。このときには、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cが、上述の基部下端面50Cの正面側において当該基部下端面50Cを覆った状態となる。
また、図7に示すように、可動位置PMにおいては、第1下可動板63A及び第2下可動板63Bが待機位置PSよりも左斜め上方に位置するとともに、第3下可動板63C及び第4下可動板63Dが待機位置PSよりも右斜め上方に位置するようになっている。このときには、上述の基部下端面50Cは第1下可動板63A、第2下可動板63B、第3下可動板63C及び第4下可動板63Dにより覆われない。
すなわち、このとき、第1下可動板63A、第2下可動板63B、第3下可動板63C及び第4下可動板63Dは、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dよりも、正面側に位置することとなる。換言すれば、第1下可動板63A、第2下可動板63B、第3下可動板63C及び第4下可動板63Dと、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dとは、前後方向において対向するようになっている(図13参照)。
そして、左可動機構70L及び右可動機構70Rが可動することにより、左可動機構70Lに連結された左可動アーム65Lが第1下可動板63A及び第2下可動板63Bを待機位置PSと可動位置PMとの間で変位させ、右可動機構70Rに連結された右可動アーム65Rが第3下可動板63C及び第4下可動板63Dを待機位置PSと可動位置PMとの間で変位させる。
可動機構70は、左基部50Lの内部に収納された左可動機構70Lと、右基部50Rの内部に収納された右可動機構70Rと、から構成されている。左可動機構70L及び右可動機構70Rは同一の機構的構成を備えている。
左可動機構70Lは、図12に示すように、左駆動モータ71Lと、左駆動モータ71Lの駆動軸(図示しておらず)及び左可動アーム65Lを連結する左連結ギア(図示しておらず)と、を備えている。
また、右可動機構70Rは、図12に示すように、右駆動モータ71Rと、右駆動モータ71Rの駆動軸(図示しておらず)及び右可動アーム65Rを連結する右連結ギア(図示しておらず)と、を備えている。
そして、左駆動モータ71Lが駆動することにより左連結ギアが回転し、この左連結ギアに連結された左可動アーム65Lが、第1下可動板63A及び第2下可動板63Bを、待機位置PSと可動位置PMとの間で変位させる。また、右駆動モータ71Rが駆動することにより右連結ギアが回転し、この右連結ギアに連結された右可動アーム65Rが、第3下可動板63C及び第4下可動板63Dを、待機位置PSと可動位置PMとの間で変位させる。
上述のように、基部50の中央下端部であって右基部50Rと左基部50Lとの間には、当該基部50の背面側端部から正面側端部まで至り、かつ所定横幅の基部下端面50Cが形成されている。
また、上述のように、上可動体20が上方位置PUから下方位置PDまで落下し、さらに、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが突出し剣の意匠が構成された状態では、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dにより構成される剣先に相当する部分SE(最下点)が、上述の基部下端面50Cに到達(着座)するようになっている。
ここで、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dの剣先に相当する側の先端部は、他の部材により支持されていない端部、いわゆる自由端となっているため、上可動体20が上方位置PUから下方位置PDまで落下し、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが突出した状態となったとき、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dの先端部の到達位置は前後方向にブレる可能性がある。特に、上述の突出した状態となるまでにおける、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dの移動距離が長くなれば長くなる程、上述のブレの幅は大きくなる。
そこで、本形態では、基部下端面50Cは、上述の突出した状態となったときに第3上可動板23C及び第4上可動板23Dの先端部がブレる可能性のある前後方向の最大幅以上の大きさとなるように構成されている。これにより、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが上述の突出した状態となったときに、必ず、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dの先端部(剣先に相当する部分SE)が基部下端面50Cの範囲内に当接可能となる。
そこで、図5~図7、図12、図13に示すように、基部下端面50Cには、スポンジにより形成されたブロック形状の基部下端面緩衝部材50Dが取り付けられている。
また、この基部下端面緩衝部材50Dの縦幅(基部下端面50Cに取り付けたときの背面側端部から正面側端部までの長さ)は、基部下端面50Cの背面側端部から正面側端部までの長さよりも長くなっており、基部下端面緩衝部材50Dを、その背面側端部を基部下端面50Cの背面側端部に合わせて取り付けた場合、当該基部下端面緩衝部材50Dの正面側端部が基部下端面50Cの正面側端部よりも正面側に突出した状態となる。
また、基部下端面緩衝部材50Dの正面側端部が基部下端面50Cの正面側端部よりも正面側に突出していることから、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cが可動位置PMから待機位置PSに移動するときには、これらの板が基部下端面緩衝部材50Dに摺接し、待機位置PSに位置したときには、これらの板が基部下端面緩衝部材50Dにより正面方向へ押接された状態となる。
また、上述の部分SEが基部下端面緩衝部材50Dに当接することで、当該部分SEの前後方向へのブレを防止できる。そして、上述の部分SEは必ず基部下端面50Cの範囲内に当接し、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cが待機位置PSに位置したときには、これらの板が基部下端面緩衝部材50Dにより正面方向へ押接された状態となる。すなわち、上述の部分SEが基部下端面緩衝部材50Dに当接し、かつ、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cが待機位置PSに位置したときには、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dにより構成される剣先に相当する部分SEと、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cとは、上述の部分SEの前後方向に発生し得る最大ブレ幅以上離間することとなる。そのため、第1下可動板63A、第2下可動板63B、第3下可動板63C及び第4下可動板63D、並びに、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dは、所定地点(基準下端面50C)において同じ高さ位置となり得るものの、この高さ位置においても、第3上可動板23C及び第4上可動板23D、並びに、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cが接触し破損するような事態を確実に防止可能となる。
たとえば、上可動体20は上方位置PUから下方位置PDまで可動するものの、下可動体60は可動せず待機位置PSに固定されたものとしてもよい。そして、このようにした場合であっても、上述した内容と同様の構造を採用してもよい。
たとえば、互いに左右水平方向に可動可能な可動体を備えた複数の演出役物装置を設けてもよい。そして、このような演出役物装置を設けた場合であっても、可動体が互いに近接するように構成されていたときには、上述した内容と同様の構造を採用してもよい。
また、たとえば、一端が軸支部に軸支され、他端が当該軸支部を中心に揺動するような可動体を備えた複数の演出役物装置を設けてもよい。そして、このような演出役物装置を設けた場合であっても、可動体が互いに近接するように構成されていたときには、上述した内容と同様の構造を採用してもよい。
次に、操作ハンドル500について、詳述する。
図14及び図15に示すように、操作ハンドル500は、大別して、扉枠Dに固定されるベース510と、このベース510に回転操作可能に支持され、常態において位置する初期位置から所定角度の範囲内で回転する操作枠550と、この操作枠550の前面を覆う枠カバー570と、を備えている。
また、平板部552の正面側(枠カバー570側)には、操作枠550の中心位置において正面方向に立設する突起554が設けられており、この突起554の近傍には、正面方向に突出するバネ保持片555が設けられている。
以上のようにネジ止めされることにより、操作枠550は、枠カバー570とベース510との間に、回転自在に挟持されるようになっている。
このコイルスプリング581は、一端が案内孔553に挿通されたベース510のガイド軸518の外周面に巻き付けられているとともに、他端がバネ保持片555に掛け止めされており、ガイド軸518を介して操作枠550を反時計回りに回転させるように常時付勢している。すなわち、操作枠550に対して、当該操作枠550の回転軸を中心に反時計回りの回転力を常時作用させている。これにより、操作枠550は、常態において、コイルスプリング581の弾性力により、ガイド軸518が、案内孔553における操作枠550の回転方向と反対方向の端部に当接した初期位置に位置することとなる(図14参照)。
たとえば、上述の操作ハンドル500において、第1操作トルクはおよそ6.8N・mm(N・mmは、操作トルクを示す単位であるニュートンミリメートル。以下、同様。)、第2操作トルクはおよそ13.6N・mm、第3操作トルクはおよそ23.8N・mmとすることができる。なお、第1操作トルクのおよそ6.8N・mmは、操作ハンドル500を初期位置から若干時計回りに回転させた状態から、操作枠550に対する時計回りの回転力を解除したときに、当該操作枠550が初期位置に復帰できる最小値である。
また、第3操作トルクが第2操作トルクよりも大きくかつ当該第2操作トルクの2倍以下程度となるように設定することで、左打ち基準位置から最大回転位置までの間における操作トルクが急激に増加せず、初期位置から左打ち基準位置まで操作ハンドル500を回転させたときの操作負荷、及び、左打ち基準位置から最大回転位置まで操作ハンドル500を回転させたときの操作負荷に大きな差が生じないため、遊技者の操作負担を軽減することができる。また、初期位置から最大回転位置に至るまでの間において、最大回転位置に近づけば近づく程急激に操作負荷が大きくなる印象を与えてしまうことを防止可能となり、遊技者に操作ハンドル500の操作疲れを感じ難くさせることができる。
実施例における操作ハンドル500は、上述のように、第1操作トルクがおよそ6.8N・mm、第2操作トルクがおよそ13.6N・mm、第3操作トルクがおよそ23.8N・mmとなるように設定した。すなわち、実施例における操作ハンドル500は、第2操作トルクが第1操作トルクよりも大きくかつ当該第1操作トルクの2倍以下程度であるという条件(以下、第1条件ともいう)を満たすとともに、第3操作トルクが第2操作トルクよりも大きくかつ当該第2操作トルクの2倍以下程度であるという条件(以下、第2条件ともいう)を満たしている。
これに対して、比較例における操作ハンドル500は、第1操作トルクがおよそ31N・mm、第2操作トルクがおよそ69N・mm、第3操作トルクがおよそ152N・mmとなるように設定した。すなわち、比較例における操作ハンドル500は、上述の第1条件及び第2条件をいずれも満たしていない。
図16に示すように、実施例における操作ハンドル500においては、前半疲労感及び後半疲労感はいずれも小さかったものの、比較例における操作ハンドル500においては、前半疲労感及び後半疲労感はいずれも大きく、実施例における操作ハンドル500は比較例における操作ハンドル500に対し、いずれの疲労感についても評価が優れている。
したがって、上記の結果から明らかなように、第2操作トルクが第1操作トルクよりも大きくかつ当該第1操作トルクの2倍以下程度という範囲、及び、第3操作トルクが第2操作トルクよりも大きくかつ当該第2操作トルクの2倍以下程度という範囲は、上述の疲労感の観点から適正であるといえる。
また、上述の操作ハンドル500が初期位置にあるときには、第1指掛突起551aは中心位置Cの左方やや上側に位置し、第2指掛突起551bは中心位置Cのほぼ直上に位置し、第3指掛突起551cは中心位置Cの右方やや上側に位置するようになっている(図17参照)。
また、上述のように、中心位置Cから第3指掛突起551cの突設端までの距離DC3が約39.3mm、中心位置Cから扉枠Dの右縁までの距離DA3が約49.1mm、かつ、中心位置Cから本体枠F2の右縁までの距離DA4が約51.1mmであるため、操作ハンドル500が初期位置にあるときには、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b及び第3指掛突起551cはいずれも、扉枠Dの右縁及び本体枠F2の右縁よりも右方に突出しないようになっている(図17参照)。
また、上述のように、中心位置Cから第2指掛突起551bの突設端までの距離DC2が約45.6mm、中心位置Cから扉枠Dの右縁までの距離DA3が約49.1mm、かつ、中心位置Cから本体枠F2の右縁までの距離DA4が約51.1mmであるため、操作ハンドル500が初期位置にあるときには、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b及び第3指掛突起551cはいずれも、扉枠Dの右縁及び本体枠F2の右縁よりも右方に突出しないようになっている(図18参照)。
これにより、特に図示していないが、操作ハンドル500が初期位置から最大回転位置に至るまでのいずれの回転位置にあるときであっても、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b及び第3指掛突起551cはいずれも、扉枠Dの下縁及び本体枠F2の下縁よりも下方に突出せず、かつ、扉枠Dの右縁及び本体枠F2の右縁よりも右方に突出しないようになっている。
また、上述のように、操作ハンドル500が初期位置にあるときには、第1指掛突起551aは中心位置Cの左方やや上側に位置し、操作ハンドル500が最大回転位置にあるときには、第1指掛突起551aは中心位置Cの上方やや右側に位置しているため、上述の最大回転位置における第1指掛突起551aの高さ位置は、上述の初期位置における第1指掛突起551aの高さ位置よりも高くなっている。
すなわち、操作ハンドル500が最大回転位置にあるときの第1指掛突起551の突設端は、操作ハンドル500が初期位置から最大回転位置まで回転する際に突設端が通る回転軌道の最下点には位置しないようになっている。
これにより、たとえば、パチンコ機Pを島に設置する作業を行うようなときに、一時的に、パチンコ機Pをホールの床等に置いたり、壁に立て掛けたりするような場合であっても、指掛突起551a、551b、551cが床や壁に接触し操作ハンドル500が破損するような事態を防止することができる。
これにより、上述のように、パチンコ機Pをホールの床等に置いたり、壁に立て掛けたりしたときに、操作ハンドル500がいかなる回転位置となっていたとしても、指掛突起551a、551b、551cが床や壁に接触し操作ハンドル500が破損するような事態を防止することができる。
これにより、操作ハンドル500が最大回転位置にあるときに、指掛突起551a、551b、551cが扉枠Dの下縁及び本体枠F2の下縁よりも下方に突出することを確実に防止することができる。
たとえば、少なくとも、扉枠Dの下縁及び本体枠F2の下縁のうち、下側に位置する下縁よりも下方に突出しないようにしてもよい。同様に、少なくとも、扉枠Dの右縁及び本体枠F2の右縁のうち、右側に位置する右縁よりも右方に突出しないようにしてもよい。
このようにした場合であっても、上述と同様の作用効果を奏することとなる。
扉枠DやガイドレールR(外レールR1、内レールR2)の構造は下記のようにしてもよい。
また、底板613は、最も背面側に位置し正面側の端部近傍において下方に向けて凸となるように湾曲した曲面613aと、曲面613aにおける正面側の端部から下方に立設する立設面613bと、立設面613bの下端から正面方向へ向けて次第に低くなるように傾斜する傾斜面613cと、傾斜面613cの正面側の端部において正面板611と連接する水平面613dとから構成されている(図19参照)。この底板613は、曲面613a、立設面613b、傾斜面613c、水平面613dの順に、正面方向へ向けて次第に高さ位置が概ね低くなるように形成されている(図19参照)。
ここで、レールベース620は、正面視略C字型の板状部材であって、遊技盤110の盤面に設置された際に右下方に向けて開口し、かつ遊技領域120(遊技盤110)の略中央部分を中心とする円弧状(すなわち、左方に向けて凸となる円弧状)となるように切り欠かれたものである。そして、この切り欠きにより形成された切り欠き面がベース面621となる(図20参照)。
また、レールベース620を遊技盤110の盤面に設置すると、上述のベース面621は、遊技領域120の左下部(第1遊技領域121の左下部)に位置しアウト口190から左方に離れた始端位置P1から、遊技盤11の左端部P2及び上端部P3を経て、遊技領域120の右上部(第2遊技領域122の右上部)に位置する終端位置P4まで至るようになっている(図20、図23参照)。
また、特に図示していないが、上述のベース面621に設けられている案内突起623の数は、始端位置P1から左端部P2までの範囲H1(以下、第1の範囲H1ともいう)においては、左端部P2から上端部P3までの範囲H2(以下、第2の範囲H2ともいう)以上であり、かつ、上端部P3から終端位置P4までの範囲H3(以下、第3の範囲H3ともいう)以上となっている。具体的には、第1の範囲H1には、たとえば3個の案内突起623を設け、第2の範囲H2には、たとえば2個の案内突起623を設け、第3の範囲H3には、たとえば1個の案内突起623を設けることができる。
また、特に図示していないが、上述のベース面621における左端部P2及び上端部P3には、案内突起623が設けられておらず、ベース面621に設けられた各案内突起623の配置間隔は不均等となっている。
すなわち、この外レールR1に設けられている案内嵌合孔633の数は、上述の案内突起623と同様に、第1の範囲H1においては、第2の範囲H2以上であり、かつ、第3の範囲H3以上となっている。
また、上述の案内突起623と同様に、外レールR1の左端部P2及び上端部P3には、案内嵌合孔633が設けられておらず、外レール13aに設けられた各案内嵌合孔633の配置間隔は不均等となっている。
この左部誘導通路640は、遊技領域120の下部に位置する通路入口641と、遊技領域120の上部に位置する通路出口642とを備えており、発射装置により発射された遊技球は、通路入口641、左部誘導通路640内及び通路出口642を経て、遊技領域120に到達可能となっている。
また、上述の如く、左部誘導通路640を形成する外レールR1及び内レールR2は、左方に向けて凸となる円弧状となっているため、遊技球は、自身に発生する遠心力によって外レールR1の表面643(内レールR2と対峙する面)に接触した状態で、左部誘導通路640内を移動しやすくなっている(図22参照)。特に、少なくとも遊技領域120に到達可能な発射強度で発射された遊技球については、外レールR1の表面643に接触した状態を維持しながら左部誘導通路640内を移動する。
この上部誘導通路660は、第1遊技領域121の上部に位置する通路入口661と、第2遊技領域122の上部に位置する通路出口662とを備えており、所定以上の発射強度で発射された遊技球は、左部誘導通路640、通路入口661、上部誘導通路660内及び通路出口662を経て、第2遊技領域122に到達可能となっている。すなわち、上部誘導通路660は、所定以上の発射強度で発射された遊技球を、第2遊技領域122に案内するものである。
また、遊技球は、自身に発生する遠心力によって外レールR1の表面643に接触した状態で、上部誘導通路660内を移動しやすくなっている。特に少なくとも第2遊技領域122に到達可能な発射強度で発射された遊技球については、外レールR1の表面643に接触した状態を維持しながら上部誘導通路660内を移動する。
そして、第1基準位置SP1は第1基準線SL1よりも下方に位置し、かつ第1基準線SL1から第1基準位置SP1までの距離D1が遊技球の直径以下であり、第2基準位置SP2は第1基準線SL1よりも下方に位置し、かつ第1基準線SL1からの距離D2が遊技球の直径以上であるように設定されている(図19参照)。
遊技球の直径は11mmであることから、たとえば、第1基準線SL1から第1基準位置SP1までの距離D1は4mmとすることができ、第1基準線SL1から第2基準位置SP2までの距離D2は40mmとすることができる。なお、これら各距離D1、D2は上述の値に限定されるものではなく、上述の関係を満たしていれば任意に設定することができる。
そして、第3基準位置SP3(第1基準位置SP1)は第2基準線SL2よりも上方に位置し、かつ第2基準線SL2から第3基準位置SP3までの距離D3が遊技球の半径以上であり、第4基準位置SP4(第2基準位置SP2)は第2基準線SL2よりも下方に位置し、かつ第2基準線SL2から第4基準位置SP4までの距離D4が遊技球の直径以上であるように設定されている(図19参照)。
遊技球の直径は11mmであることから、たとえば、第2基準線SL2から第3基準位置SP3(第1基準位置SP1)までの距離D3は14mmとすることができ、第2基準線SL2から第4基準位置SP4(第2基準位置SP2)までの距離D4は22mmとすることができる。なお、これら各距離D3、D4は上述の値に限定されるものではなく、上述の関係を満たしていれば任意に設定することができる。
また、第4基準位置SP4(第2基準位置SP2)は第2基準線SL2よりも下方であって、第2基準線SL2からの距離D4を遊技球の直径以上としたことで、扉枠Dに設ける装飾部610を大型化することができる。さらに、第3基準位置SP3(第1基準位置SP1)は第2基準線SL2よりも上方であって、第2基準線SL2からの距離D3を遊技球の半径以上としたことで、上述のように装飾部610を大型化しつつも、たとえば、最大の発射強度よりも弱い強度で遊技球が打ち出される等、遊技球が飾り部材650の天面651に沿って上部誘導通路660内を移動する場合に、当該移動する遊技球の視認性を確保することができる。
特に、時短発動回数への到達や、時短遊技状態を設定する旨が定められた特別図柄(ハズレ図柄、小当たり図柄、時短図柄等)の決定により時短遊技状態へ移行するように設定されていることで、従来よりも時短遊技状態への移行機会が多いパチンコ機では、第2遊技領域122へ向けて遊技球を打ち出す機会が多くなる。これにより、上部誘導通路660内を遊技球が通過する機会も多くなるため、上述のように構成することは極めて効果的である。
また、上部誘導通路660の内面のうち、下側(内側)に位置する内面は、飾り部材650の天面651により構成されていたが、これに限定されるものではなく、遊技盤110から立設する仕切り部材の天面等により構成してもよい。
特に、上述のような従来よりも時短遊技状態への移行機会が多いパチンコ機では、第2遊技領域122へ向けて遊技球を打ち出す機会が多くなる。これにより、第2遊技領域122へ遊技球が到達可能な発射強度(たとえば、最も強い発射強度等)で遊技球を打ち出す期間が長くなり、上述の始端位置P1側において遊技球から受ける衝撃の影響も大きくなるため、上述のように構成することは極めて効果的である。
また、外レールR1のうち、発射された遊技球から受ける衝撃が小さい(すなわち、発射装置から遠い)終端位置P4側については、案内嵌合孔633の数が相対的に少ないことから、レールベース620のベース面621への取り付けや外レールR1の加工が容易となる。
さらに、外レールR1(ベース面621)の左端部P2においては、発射された遊技球に基づく左方向への衝撃力が最も大きくなり、また、外レールR1(ベース面621)の上端部P3においては、発射された遊技球に基づく上方向への衝撃力が最も大きくなるところ、これらの位置には案内嵌合孔633(案内突起623)を設けないようにしたことから、上述の外レールR1のずれや振動をより効率的に防止することができる。
また、上述のような従来よりも時短遊技状態への移行機会が多く設けられているパチンコ機では、必然的に長時間に亘ってパチンコ機が稼働し、外レールR1の不具合や劣化等が生じやすくなり、当該外レールR1の修理や交換を行う機会が増えることとなるが、上述のように構成したことで、外レールR1の修理や交換等の作業時は、作業者の習熟度によることなく、遊技球の誘導に影響を及ぼさないような適切な外レールR1の取り付けが容易となる。
たとえば、外レールR1(ベース面621)に設けられる案内嵌合孔633(案内突起623)の数については、上述の内容に限定されるものではない。
たとえば、外レールR1(ベース面621)に設けられる案内嵌合孔633(案内突起623)の数は、第1の範囲H1の方が第2の範囲H2よりも多く、かつ、第2の範囲H2の方が第3の範囲H3よりも多くなるようにしてもよい。
また、外レールR1(ベース面621)に設けられる案内嵌合孔633(案内突起623)の数は、第1の範囲H1においては第2の範囲H2以上であり、かつ、第2の範囲H2においては第3の範囲H3以上であるようにしてもよい。
また、外レールR1(ベース面621)に設けられる案内嵌合孔633(案内突起623)の数は、第1の範囲H1においては第3の範囲H3以上であり、かつ、第2の範囲H2においては第3の範囲H3以上であるようにしてもよい。
また、第3の範囲H3には、案内嵌合孔633(案内突起623)を設けないようにしてもよい。すなわち、第3の範囲H3の案内嵌合孔633(案内突起623)の数は0としてもよい。
以上のようにした場合であっても、上述と同様の作用効果を奏することとなる。
1A 上部演出役物装置
1B 下部演出役物装置
10 ベース部
10R 右ベース部
10L 左ベース部
11 ガイド溝
17A 右端面緩衝部材
17B 右内奥面緩衝部材
20 上可動体
30 上可動体昇降機構
50 基部
50C 基部下端面
50D 基部下端面緩衝部材
50R 右基部
50L 左基部
60 下可動体
Claims (2)
- 第1の位置から第2の位置まで移動可能な第1の部材と、
前記第2の位置において、前記第1の部材と対向可能な第2の部材と、を備え、
前記第1の部材及び前記第2の部材は、前記第2の位置において、前記第1の部材が前記第2の位置に到達したときに前記第2の部材の方向に発生し得るブレ幅以上離間していることを特徴とする遊技機。 - 前記第2の位置には、前記第1の部材及び前記第2の部材が近接することを阻止する阻止部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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