JP2022032576A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機に設けられた部材の破損を防止可能な遊技機を提供する。【解決手段】遊技機に、第1の位置から第2の位置まで移動可能な第1の部材と、前記第2の位置において、前記第1の部材と対向可能な第2の部材と、を備え、前記第1の部材及び前記第2の部材は、前記第2の位置において、前記第1の部材が前記第2の位置に到達したときに前記第2の部材の方向に発生し得るブレ幅以上離間するように設ける。【選択図】図7

Description

本発明は、遊技機に関するものである。
この種の遊技機、たとえばパチンコ機においては、遊技盤に設けられた液晶表示装置等の画像表示部に、遊技内容に関わる文字図形等、種々の画像を表示して、遊技状況の報知や遊技に伴う演出が行われるように形成されている。また、このような画像表示部の前面に、所定の装飾部材(役物部材)を可動させて、演出効果を高めることが行われている。
たとえば、特許文献1には、図柄表示装置を跨いで複数の役物部材を上下に配置するとともに、上側の役物部材は左側に設けた第1昇降機構により昇降させ、下側の役物部材は右側に設けた第2昇降機構により昇降させるようにしたパチンコ機が開示されている。
特開2012-161688号公報
ここで、上述のようなパチンコ機としては、たとえば、一の役物部材と他の役物部材とが近接するように作動する演出が実行されるものが知られている。しかし、一の役物部材と他の役物部材とが近接する場合には、近接の方向や距離、役物部材の重さ等により、近接した際の位置にブレが生じ、一の役物部材と他の役物部材とが接触し、これらの部材が破損するといったおそれが生じていた。
そこで、本発明は、上述した事情によりなされたものであり、遊技機に設けられた部材の破損を防止可能な遊技機の提供を目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は次のように構成されている。
(1)本発明に係る遊技機は、第1の位置から第2の位置まで移動可能な第1の部材と、前記第2の位置において、前記第1の部材と対向可能な第2の部材と、を備え、前記第1の部材及び前記第2の部材は、前記第2の位置において、前記第1の部材が前記第2の位置に到達したときに前記第2の部材の方向に発生し得るブレ幅以上離間していることを特徴とする。
本発明では、第1の部材及び第2の部材は、当該第1の部材と当該第2の部材とが対向する第2の位置において、第1の部材が第2の位置に到達したときに第2の部材の方向に発生し得るブレ幅以上離間している。したがって、第1の部材と第2の部材とが第2の位置において対向したときであっても、第1の部材が第2の部材に接触することはないため、これらの部材が破損するのを防止することができる。
(2)また、前記第2の位置には、前記第1の部材及び前記第2の部材が近接することを阻止する阻止部材が設けられているようにしてもよい。
本発明によれば、遊技機に設けられた部材の破損を防止可能な遊技機を提供することができる。
パチンコ機の外観斜視図である。 パチンコ機の前扉を開けた状態の外観斜視図である。 パチンコ機の遊技盤及び演出役物装置及びセット板の分解斜視概略図である。 パチンコ機の遊技盤の正面概略図である。 パチンコ機の上方位置における上部演出役物装置及び待機位置における下部演出役物装置の正面図である。 パチンコ機の下方位置において剣の意匠が完成した状態の上部演出役物装置及び待機位置における下部演出役物装置の正面図である。 パチンコ機の下方位置において剣の意匠が完成した状態の上部演出役物装置及び可動位置における下部演出役物装置の正面図である。 パチンコ機の左ベース部の右側面図である。 パチンコ機の右ベース部におけるガイド溝の下端部に相当する位置近傍の拡大斜視図である。 パチンコ機の右ベース部におけるガイド溝の下端部に相当する位置近傍の拡大正面図である。 パチンコ機のガイド溝の下端部にアーム部が到達した状態におけるガイド溝の内部構造概略図である。 パチンコ機の下部演出役物装置の平面図である。 図6のA-A断面における下端部近傍の拡大図である。 パチンコ機の操作ハンドルの斜視図である。 パチンコ機の操作ハンドルの枠カバーを取り外した状態を示す斜視図である。 パチンコ機の操作ハンドルに関する官能試験の結果の説明図である。 パチンコ機における初期位置にある操作ハンドルを示す拡大概略図である。 パチンコ機における最大回転位置にある操作ハンドルを示す拡大概略図である。 変形例に係るパチンコ機の装飾部及び上部誘導通路近辺の拡大右側断面図である。 変形例に係るパチンコ機のレールベース、外レール及び遊技盤の斜視図である。 変形例に係るパチンコ機の外レールの概略図である。 変形例に係るパチンコ機のレールベース、遊技盤の拡大断面図である。 変形例に係るパチンコ機の遊技盤の正面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
なお、本明細書において、パチンコ機Pに設けられた各構成部品についての、前後(正面背面)、左右(側面)、上下(平面底面)の方向は、各構成部品をパチンコ機Pに固定した状態でパチンコ機Pを正面視したときの方向を示すものとする。
(パチンコ機Pの外部構成)
本形態に係る遊技機は、遊技媒体として遊技球を使用するパチンコ機Pである。特に図示していないが、一般的に、パチンコ機Pが設置される遊技場においては、島と呼ばれる遊技機の設置領域に、複数台のパチンコ機Pが並べて配設されるとともに、遊技球を貸し出すための遊技球貸出装置(特に図示しておらず)が各パチンコ機Pに隣接して設置される。また、各パチンコ機Pは対応する遊技球貸出装置に接続されている。
遊技球貸出装置は、紙幣の投入や遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶される記憶媒体(カード)の挿入が可能となっている。そして、遊技球貸出装置に紙幣を投入(又は、カードを挿入)した上で、パチンコ機Pに対して所定の操作を行うことにより、遊技球貸出装置Rから遊技球の貸し出しを受けることができるようになっている。
本形態に係るパチンコ機Pは、図1又は図2に示すように、島に固定される四角形状の枠体であって、中空部(特に図示しておらず)を有する機枠F1と、この機枠F1にヒンジ機構(特に図示しておらず)により開閉自在に取り付けられる四角形状の枠体であって、中空部(特に図示しておらず)を有する本体枠F2と、この本体枠F2にヒンジ機構(特に図示しておらず)により開閉自在に取り付けられる四角形状の枠体であって、正面に開口部(特に図示しておらず)が形成され、パチンコ機Pの前扉を構成する扉枠Dと、を備えている。
また、本体枠F2及び扉枠Dは、扉枠Dを閉じ両者が一体となった状態で、機枠F1を開閉する(すなわち、本体枠F2及び扉枠Dが一体となることで機枠F1を開閉可能な枠部が構成され、この枠部が機枠F1を開閉する)ことも可能となっている。
また、本体枠F2の上縁から下縁までの長さ(本体枠F2の高さ)は、扉枠Dの上縁から下縁までの長さ(扉枠Dの高さ)よりもやや長く、本体枠F2の左縁から右縁までの長さ(本体枠F2の横幅)は、扉枠Dの左縁から右縁までの長さ(扉枠Dの横幅)よりもやや長くなっている。したがって、扉枠Dを閉じると、扉枠Dの下縁よりも本体枠F2の下縁の方がやや下側に位置し、かつ、扉枠Dの右縁よりも本体枠F2の右縁の方がやや右側に位置することとなる(図17、図18参照)。
なお、扉枠D及び本体枠F2の高さや横幅は同一として、扉枠Dを閉じると、扉枠Dの下縁と本体枠F2の下縁とが一致し、かつ、扉枠Dの右縁と本体枠F2の右縁とが一致するように構成してもよい。
また、扉枠D及び本体枠F2は、上述のように、それぞれ別個に開閉可能な枠体として構成されるものでなくてもよい。たとえば、扉枠D及び本体枠F2を収容可能であって機枠F1に開閉自在に取り付けられる枠体である外枠(特に図示しておらず)を設け、扉枠D及び本体枠F2が収容された状態の外枠が機枠F1を開閉するように構成してもよい。
機枠F1の左下部には、図2に示すように、下スピーカSP2が設けられている。また、本体枠F2の中空部には、透明なアクリル板からなる遊技盤110と、遊技盤110の後方に配置されるセット板100が収容されている(図3参照)。なお、図2及び図3においては、遊技盤110の盤面の構成を省略している。セット板100は、前後方向に貫通する開口部を有する箱形の部材であり、セット板100の背面部には、パチンコ機Pの作動を制御する制御装置(特に図示しておらず)や、画像を表示するための液晶表示装置200が取り付けられるとともに、セット板100の正面側の開口部内には、遊技に伴う演出を行うための演出役物装置1が配置されている。演出役物装置1としては、上述の開口部内上部に配置された上部演出役物装置1Aと、上述の開口部下部に配置された下部演出役物装置1Bとを備えている。上部演出役物装置1A及び下部演出役物装置1Bの詳細については後述する。
また、図1に示すように、扉枠Dには、開口部を覆う透明板400と、透明板400の下方に位置し遊技球を受容可能な上皿600及び受皿700と、受皿700の右方に取り付けられ遊技球の発射操作を行うための操作ハンドル500と、透明板400の左右上方にそれぞれ1個ずつ取り付けられた上スピーカSP1と、が設けられている。また、前扉Dの外周には、種々の色や発光パターンで発光することにより演出を行う演出ランプ230が設けられている。なお、この演出ランプ230は、特に図示していないが、複数色の発光が可能なLEDにより構成されている。
そして、パチンコ機Pでは、機枠F1に対して本体枠F2を閉じ、さらに、前扉Dを閉じると、遊技盤110の前方に透明板400が位置することとなる。これにより、透明板400を介して、後方に位置する遊技盤110を視認することができるとともに、遊技盤110のさらに後方に位置する上部演出役物装置1A、下部演出役物装置1B及び液晶表示装置200の表示画面210を、透明な遊技盤110越しに視認することができるようになっている。
また、上皿600には、遊技球貸出装置により貸し出される遊技球や、パチンコ機Pから払い出される賞球が導かれるようになっている。上皿600は、所定量の遊技球を受容可能となっているが、この上皿600が遊技球で一杯になると、その後に貸し出されたり、払い出されたりする遊技球は受皿700に導かれるようになっている。また、受皿700の底面には、特に図示していないが、貯留されている遊技球を排出するための排出孔と、排出孔を開閉可能な開閉板と、が設けられている。常態において、排出孔は開閉板により閉じられているものの、開閉板と一体に取り付けられた開閉レバー800(図1参照)を横方向に移動させることで、開閉板も同方向に移動し、排出孔が開放される。これにより、遊技球を排出孔から落下させて、受皿700の外に排出することができるようになっている。
操作ハンドル500は、遊技球を打ち出すためのものであり、遊技者が回転操作可能に形成されている。ここで、上皿600は、図示しない遊技球の発射装置に遊技球を供給する供給通路(図示せず)を備えており、上皿600の遊技球が供給通路から発射装置に供給された状態で遊技者が操作ハンドル500を回転させて発射操作を行うと、当該操作ハンドル500の回転角度に応じた強度で、図示しない発射機構によって遊技球が発射される。操作ハンドル500の詳細については後述する。
遊技盤110の盤面には、図3及び図4に示すように、金属製の外レールR1及び内レールR2からなるガイドレールRが設けられている。そしてこのガイドレールRによって略円形状に仕切られた領域が、遊技領域120を形成する。また、遊技領域120の左側方の領域において、外レールR1と内レールR2との間には、遊技球の発射通路が形成されており、発射機構から発射された遊技球は、発射強度が十分な場合に発射通路内を外レールR1に沿って上り、遊技領域120の左上部から遊技領域120内に放出される。
遊技領域120は、図4に示すように、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て左側の領域である第1遊技領域121と、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て右側の領域である第2遊技領域122とから構成されている。これら2つの遊技領域120は、発射装置の発射強度により、遊技球の進入可能性が異なるようになっている。具体的には、発射装置の発射強度が所定の強度未満(発射装置により発射される遊技球が遊技領域120の最高地点に到達しない程度の強度)の場合には、遊技球は第1遊技領域121に進入する。これに対して、発射装置の発射強度が所定の強度以上(発射装置により発射される遊技球が遊技領域120の最高地点に到達可能な強度)の場合には、遊技球は第2遊技領域121に進入する。
また、この遊技領域120内には、図4に示すように、遊技球の流下方向を不規則にするための風車及び多数の釘と、遊技球が通過可能なゲート130と、遊技球が入球可能な一般入賞口140と、始動領域としての第1始動入賞口150及び第2始動入賞口160と、所定条件を満たすことで作動するアタッカー装置170と、遊技球を遊技領域120外へ導くアウト口190と、が設けられている。また、遊技領域120の中央部には、セット板100に固定された液晶表示装置200の表示画面210が位置しており、透明な遊技盤110を透して表示画面210を視認可能となっている。
一般入賞口140は、遊技領域120の下方に複数個設けられている。一般入賞口140の設置個数及び設置位置は図示した態様に限られない。一般入賞口140へ遊技球が入球すると、所定個数の賞球が払い出される。
第1始動入賞口150は、遊技領域120の中央下部に設けられている。本実施の形態では、第1始動入賞口150へは、第1遊技領域121を流下する遊技球を受け入れ可能であり、第2遊技領域122を流下する遊技球は、第1始動入賞口150へは入球できないようになっている。
また、第2始動入賞口160は、ゲート130の下方に設けられている。第2始動入賞口160には、図4に示すように、左右に開閉可能な可動片161が一対設けられており、可動片161が閉じているときには第2始動入賞口160は遊技球を受け入れることができないようになっている。一方、可動片161が開くと、開いた状態の可動片161が第2遊技領域122を流下する遊技球を第2始動入賞口160へ向けて案内するガイド部材として機能することにより、第2始動入賞口160への遊技球の入球が容易となる。
なお、可動片161の構成は特に限定されるものではなく、たとえば、遊技盤110に直交する軸を中心に左右方向に回動して第2始動入賞口160を開閉する一対の羽根部材や、水平な軸を中心に前後方向に回動して第2始動入賞口160を開閉する蓋部材により構成してもよいし、また、上下方向にスライドして第2始動入賞口160を開閉するシャッター部材により構成してもよい。
第1始動入賞口150又は第2始動入賞口160へ遊技球が入球すると、所定個数の賞球が払い出されるとともに、大入賞口180が開放される特別遊技を実行するか否かを決定する大当たりの抽選が行われる。そして、大当たりに当選すると、特別遊技が実行される。また、特別遊技には、大入賞口180の開放回数や開放時間、特別遊技終了後に移行する遊技状態の違いなどがそれぞれ異なる複数種類が設けられており、いずれの特別遊技を実行させるかは、複数種類の特別図柄の中から一の特別図柄を決定する特別図柄の抽選により決定される。
ここで、図4に示すように、遊技盤110の右下部であって、かつ、遊技領域120の外側には、遊技についての種々の状況を表示するための装置として、第1特別図柄表示装置300、第2特別図柄表示装置310、普通図柄表示装置320、第1特図保留表示装置330、第2特図保留表示装置340、及び普通図柄保留表示装置350が設けられている。
そして、第1始動入賞口150へ遊技球が入球すると、第1特別図柄表示装置300において、所定時間にわたり特別図柄の変動表示が行われ、第2始動入賞口160へ遊技球が入球すると、第2特別図柄表示装置310において、所定時間にわたり特別図柄の変動表示が行われる。また、この間、液晶表示装置200の表示画面210では演出用の図柄である演出図柄が変動表示する変動演出が行われる。そして、所定時間の経過後、第1特別図柄表示装置300又は第2特別図柄表示装置310の変動表示が停止し、大当たり抽選の結果を示す特別図柄が停止表示される。大当たりに当選した場合には特別遊技の種類が対応付けられた特別図柄(以下、大当たり図柄ともいう)が停止表示され、ハズレの場合にはハズレに対応付けられた特別図柄(以下、ハズレ図柄ともいう)が停止表示される。また、液晶表示装置200で実行される変動演出においては、大当たりに当選した場合にはその旨を報知する態様で演出図柄が停止表示され、ハズレの場合にはその旨を報知する態様で演出図柄が停止表示される。大当たり図柄が停止表示された場合には、当該大当たり図柄に対応付けられた種類の特別遊技が実行される。
またここで、第1特別図柄表示装置300又は第2特別図柄表示装置310において特別図柄の変動表示が行われている最中、又は特別遊技の実行中に、第1始動入賞口150又は第2始動入賞口160に遊技球が入球した場合には、その旨が記憶(保留)され、第1始動入賞口150への遊技球の入球に基づく記憶数(保留数)は第1特図保留表示装置330に、第2始動入賞口160への遊技球の入球に基づく保留数は第2特図保留表示装置340に、それぞれ表示される。例えば点灯するランプの数により、保留数が報知される。そして、特別図柄の変動表示が終了し又は特別遊技が終了した場合には、保留に基づいて大当たりの抽選及び特別図柄の抽選が行われる。保留は最大4個まですることができ、保留に基づいて大当たりの抽選及び特別図柄の抽選が行われると保留数が減じられ、それに伴い第1特図保留表示装置330、第2特図保留表示装置340の表示も減じられる。
ゲート130は、図4に示すように、第2遊技領域122の上方に設けられている。このゲート130を遊技球が通過すると、上述の第2始動入賞口160に設けられた可動片161を開状態にさせて第2始動入賞口160を開放させるか否かの抽選が行われる。この抽選は、第2始動入賞口160の開放(当たり)、非開放(ハズレ)にそれぞれ対応付けられた複数種類の普通図柄の中から一の普通図柄を決定する普通図柄の抽選として行われる。そして、当該抽選の結果が当たりであった場合、可動片161が所定時間、開状態となり、第2始動入賞口160が開放されるようになっている。
また、ゲート130を遊技球が通過すると、図4に示す普通図柄表示装置320において、所定時間にわたり、普通図柄の変動表示が行われる。そして、変動時間の経過後、普通図柄表示装置320の変動表示が停止し、普通図柄の抽選の結果を示す普通図柄が停止表示される。すなわち、当たりの場合には当該当たりに対応付けられた普通図柄が停止表示され、ハズレの場合にはハズレに対応付けられた所定の図柄が停止表示される。当たりに対応付けられた普通図柄が停止表示されると、第2始動入賞口160が開放される。第2始動入賞口160が開放されている場合には、より多くの遊技球を第2始動入賞口160へ入球させることができ、大当たりの抽選を受ける機会が増え、第2始動入賞口160が開放されていない場合よりも有利な状態とすることができる。
ここで、普通図柄表示装置320において普通図柄の変動表示が行われている最中に、ゲート130を遊技球が通過した場合には、上記と同様に最大4個まで保留され、普通図柄保留表示装置350に保留数が表示される。そして、普通図柄の変動表示が終了した場合には、保留に基づいて普通図柄の抽選が行われ、保留数が減じられるとともに普通図柄保留表示装置350の表示が減じられる。
アタッカー装置170は、図4に示すように、第2遊技領域122の右下方に設けられている。このアタッカー装置170は、遊技球が入球可能な大入賞口180と、この大入賞口180を開閉する開閉羽根181とを備えている。常態においては、開閉羽根181が閉状態となって大入賞口180は閉鎖されているため、大入賞口180の近傍では遊技球はそのまま流下し、大入賞口180への遊技球の入球は不可能となっている。一方、上述の特別遊技が実行されると、開閉羽根181が開状態に変位して遊技球を大入賞口180へ導く受皿部材として機能することにより、大入賞口180への遊技球の入球が可能となる。また、当該大入賞口180へ遊技球が入球すると、所定個数の賞球が払い出される。
アウト口190は、図4に示すように、遊技領域120の最下部に設けられており、一般入賞口140、第1始動入賞口150、第2始動入賞口160及び大入賞口180のいずれにも入球しなかった遊技球を受け入れるものである。そして、アウト口190に受け入れられた遊技球は、遊技盤110の背面側に導かれ回収される。
なお、一般入賞口140、第1始動入賞口150、第2始動入賞口160及び大入賞口180に入球した遊技球も、遊技盤110の背面側に導かれ回収される。
液晶表示装置200の表示画面210は、図4に示すように、遊技領域120の略中央に配置されるものとなっており、表示画面210には、背景画像が表示されるほか、変動演出の一部として、上述の演出図柄(ダミー図柄)の変動表示が行われるようになっている。そして、各演出図柄の停止表示態様により、特別図柄の抽選の結果が遊技者に報知されることとなる。
(上部演出役物装置1A)
次に、上部演出役物装置1Aについて詳述する。
上部演出役物装置1Aは、図5~図7に示すように、大きく分けて、上飾り板16と、上可動体20と、上可動体20を昇降移動させるための上可動体昇降機構30と、上飾り板16、上可動体20及び上可動体昇降機構30を支持固定するベース部10とから構成されている。
(ベース部10)
ベース部10は、図5~図7に示すように、上部演出役物装置1Aの左右に位置する縦長の箱状部材であり、右側に位置する右ベース部10Rと、左側に位置し右ベース部10Rと対向するように設けられる左ベース部10Lとから構成されている。
左ベース部10Lの裏面上端部と右ベース部10Rの裏面上端部との間には、上飾り板16が掛け渡された状態で固定されている。
また、左ベース部10Lの右面(右ベース部10Rと対向する面)には、上可動体昇降機構30が取り付けられており、右ベース部10Rの左面(左ベース部10Lの右面と対向する面)には、左方に向けて開口し上下方向に延びる平面断面視略コ字状の凹溝であるガイド溝11が形成されている。そして、左ベース部10L及び右ベース部10Rの間には、上可動体20が、図5に示す上方位置PU(左ベース部10L及び右ベース部10Rの上端部と同じ高さ位置、すなわち、上飾り板16と同じ高さ位置)と図6や図7に示す下方位置PDとの間を上下方向にスライド可能に取り付けられ、当該上可動体20の右端部(後述するアーム部22)が、右ベース部10Rのガイド溝11内における、上述の上方位置PUに対応する上端部と上述の下方位置PDに対応する下端部との間を上下方向にスライド可能となっている。
また、ベース部10は、上飾り板16、上可動体20及び上可動体昇降機構30を取り付けた状態で、セット板100の上部に固定される。
(上飾り板16)
上飾り板16は、図6や図7に示すように、透過性を有する横長薄板状の部材であり、正面に所定のデザインが施されている。そして、上述のように、この上飾り板16は、左ベース部10Lの裏面上端部と右ベース部10Rの裏面上端部とに掛け渡された状態で固定されている。
(上可動体20)
上可動体20は、図5~図7に示すように、上飾り板16の正面側に当該上飾り板16と所定幅の間隙を挟んで設けられており、大きく分けて、中央部に位置する横長箱状の装飾部21と、装飾部21から右方に伸びる薄板状のアーム部22と、装飾部21から上下方向に突没自在に設けられた薄板状の上可動板23と、装飾部21内に設けられ上可動板23を突没させるための突没機構(図示しておらず)と、から構成されている。
装飾部21の正面には、所定のデザインが施された正面板21Aが装着されており、内部に設けられた発光体(LEDなど)の点灯により発光可能となっている。
また、装飾部21の左端部には、後述する上可動体昇降機構30のスライド部材36が固定されている。
また、アーム部22は、右ベース部10Rのガイド溝11内に位置するとともに、当該アーム部22の右端部には、ガイド溝11の内奥面11Aと対向し当該内奥面11Aに沿って移動可能な縦長長方形板状のスライド板22Cが設けられている(図11等参照)。また、アーム部22の正面には、一端が右ベース部10Rの正面における上述の下方位置PDに対応する位置に取り付けられたスプリング22Dの他端が、当該右ベース部10Rの正面上端部に設けられたプーリー22Eを介して取り付けられており(図5~図7参照)、このスプリング22Dによりアーム部22は上方へ向けて常時付勢されるようになっている。
そして、上可動体昇降機構30のガイドシャフト35に沿ってスライド部材36が上下方向に移動することにより上可動体20が昇降移動し、上可動体20が、上方位置PUと下方位置PDとの間で変位可能となっている。
また、上可動板23としては、装飾部21から突出した際に、当該装飾部21の中央上部に位置する第1上可動板23A、当該装飾部21の中央下部に位置する第2上可動板23B、当該第2上可動板23Bの左下方に位置する第3上可動板23C、及び、当該第2上可動板23Bの右下方に位置する第4上可動板23Dを備えている(図6、図7参照)。
上可動体20が上方位置PUにあるときには、図5に示すように、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dはいずれも装飾部21の内部に収納されている。そして、図6や図7に示すように、上可動体20が上方位置PUから下方位置PDへ移動するにあたり、上述の突没機構が作動することにより、第1上可動板23Aが装飾部21内から上方へ突出するとともに、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが装飾部21内から下方へ突出し、また、第3上可動板23Cが第2上可動板23Bの左下方に位置し、第4上可動板23Dが第2上可動板23Bの右下方に位置するようになっている。
ここで、図6や図7に示すように、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが装飾部21内から突出した状態では、これら上可動板23及び装飾部21により、正面視すると剣先が下方に向けられた剣の形をした意匠が構成されるようになっている。具体的には、第1上可動板23Aが剣の柄の部分を構成し、装飾部21が剣の鍔の部分を構成し、第2上可動板23Bが剣のはばきの部分を構成し、第3上可動板23Cが剣の刃の左半分を構成し、第4上可動板23Dが剣の刃の右半分を構成する。
そして、上可動体20が下方位置PDに位置し、かつ、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが突出し上述の剣の意匠が構成された状態では、当該剣の剣先に相当する部分SE(最下点)が、後述する下部演出役物装置1Bの基部50に形成された基部下端面50Cの基部下端面緩衝部材50Dに到達(着座)するようになっている(図6、図7、図13等参照)。
また、特に図示していないが、突没機構は、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dを突没させるための駆動モータ、駆動モータの動力を伝達するためのギアや各板を所定軌道で移動させるためのアーム、カム、スライダ等により構成されたリンク機構等から構成されている。
(上可動体昇降機構30)
上可動体昇降機構30は、図5~図8に示すように、左ベース部10Lの裏面に設けられた駆動モータ31と、左ベース部10Lの右面上端部に設けられた上ベルト車32A及び右面下端部に設けられた下ベルト車32Bに掛け渡されたベルト34と、上ベルト車32Aと駆動モータ31とを連結する連結ギア(図示しておらず)と、左ベース部10Lの右面上端部から右面下端部まで至るように取り付けられたガイドシャフト35と、ガイドシャフト35に沿って上下動可能なスライド部材36と、を備えている。
駆動モータ31は、上ベルト車32Aを回転させるためのステッピングモータであり、連結ギアは、駆動モータ31の駆動軸の回転を上ベルト車32Aに伝達するためのものである。上ベルト車32A及び下ベルト車32Bはそれぞれ、左右方向に設けられた支持軸を中心に回転可能に取り付けられている。ベルト34は、平ベルトでもVベルトでもよい。また、ベルト34の一か所は、スライド部材36に設けられたベルト固定部(図示しておらず)に固定されている。スライド部材36には、ガイドシャフト35を貫通させる縦穴が設けられている。そして、上ベルト車32Aが回転することにより掛け渡されたベルト34が循環移動し、ベルト34を固定したスライド部材36がガイドシャフト35に沿って上方向に移動するようになっている。
ここで、図5~図7に示すように、左ベース部10Lには、スライド部材36が上端部(最上位置)にあるとき、スライド部材36を移動不能にロックするロック機構37が設けられている。ロック機構37は、特に図示していないが、ソレノイド37Aの作動により移動する係止部(たとえば、出没ピンや回動フック等)を備えており、スライド部材36が左ベース部10Lの上端部にあるときには、当該係止部がスライド部材36に設けられた被係止部(たとえば、孔や突起等)と係合して、スライド部材36の下方向への移動を阻止している。そして、ソレノイド37Aが作動すると係止部と被係止部の係合が解除されて、スライド部材36が下方向に移動可能となる。
(上可動体20の作動)
次に、上述のような上可動体昇降機構30による上可動体20の作動について説明する。
まず、初期状態においては、図5に示すように、上可動体20は上方位置PUにある。このとき、スライド部材36は、ロック機構37によって左ベース部10Lの上端部にロックされており、アーム部22は、右ベース部10Rのガイド溝11内の上端部(上方位置PUに対応する位置)に位置している。
なお、左ベース部10Lには、スライド部材36が左ベース部10Lの上端部にある旨を検知する上センサ38が設けられており、初期状態では、この上センサ38が上述の旨を検知した状態となっている。
そして、所定の契機でロック機構37のソレノイド37Aが作動しロックが解除されると、スライド部材36は、スライド部材36及び上可動体20の自重によって、ガイドシャフト35に沿って下方向に移動(落下)する。これにより、上述の上センサ38はスライド部材36が左ベース部10Lの上端部にある旨を検知しない(非検知)状態となる。そして、スライド部材36の落下に伴い、上可動体20全体が落下する。この際、上可動体20の装飾部21に設けられたアーム部22はスプリング22Dによる付勢力に逆らってガイド溝11に案内されて下降することで、上可動体20は、ほぼ水平な状態を保ちながら下方位置PDまで移動することとなる。
ここで、スライド部材36の奥側には、下方に突出する縦長棒状の突出部36Aが設けられている。また、左ベース部10Lにおいて、上可動体20が下方位置PDに位置した際に上述の突出部36Aの下面が当接する位置には、上面にゴム等により形成されたブロック形状の左緩衝部材(図示しておらず)が設けられている。そして、落下したスライド部材36の突出部36Aの下面が左緩衝部材に当接することにより、落下時の衝撃が当該左緩衝部材により吸収されるとともに、スライド部材36及び上可動体20の下方向への移動が阻止され、上可動体20が下方位置PDで停止する。すなわち、この左緩衝部材は、スライド部材36を停止させるためのストッパとしても機能する。
また、上可動体20が下方位置P2に停止した際、アーム部22は、右ベース部10Rのガイド溝11内の下端部(下方位置PDに対応する位置)に位置している。このとき、アーム部22の下面が右ベース部10Rにおけるガイド溝11内の下端面に当接した状態となる。
また、下方位置PDにある上可動体20を上方位置PUに戻す場合には、駆動モータ31を駆動させて、上ベルト車32Aを、スライド部材36を上方に移動させる方向に回転させる。上ベルト車32A及び下ベルト車32Bの回転に伴うベルト34の循環移動によって、スライド部材36がガイドシャフト35に沿って上方向に移動する。これにより、上可動体20全体が上昇する。この際、上可動体20の装飾部21に設けられたアーム部22はスプリング22Dにより付勢されガイド溝11に案内されて上昇することで、上可動体20は、ほぼ水平な状態を保ちながら上方位置PUまで移動することとなる。
スライド部材36が初期状態の位置(左ベース部10Lの上端部)まで移動すると、上センサ38は、スライド部材36が左ベース部10Lの上端部にある旨を検知する。上センサ38が上述の旨を検知した状態になると、駆動モータ31が駆動を停止する。また、スライド部材36が上述の初期状態の位置まで移動すると、ロック機構37が自動的にロック状態となり、スライド部材36の下方への移動を阻止する。これにより、上可動体20は上方位置PUで固定される。
(ガイド溝11内下端部の構造)
ここで、上可動体20の左端部(装飾部21の左端部)は、当該左端部に固定されたスライド部材36に設けられている縦穴にガイドシャフト35を通した状態で左ベース部10Lに支持されているのに対し、上可動体20の右端部(アーム部22)は、右ベース部10R正面に一端が取り付けられたスプリング22Dにより上方へ付勢されているのみである。そのため、上可動体20が上方位置PUから下方位置PDまで落下したとき、アーム部22がガイド溝11内の下端面に接触したことの衝撃で、上可動体20の揺れや跳ね上がりが発生し、上部演出役物装置1Aを用いた演出の見映えが悪くなるおそれがある。
そこで、図9~図11に示すように、ガイド溝11内の下端面には、ゴム等により形成されたブロック形状の右下端面緩衝部材17Aが設けられている。
また、ガイド溝11の内奥面11Aには、図9~図11に示すように、上述の下端面よりもやや上側の位置に所定大きさの領域である貼布部11Bが設けられており、この貼布部11Bに、発泡ウレタンにより形成された縦長シート状の右内奥面緩衝部材17Bが貼布されている。また、貼布部11Bの上端は、内奥面11Aを湾曲させることで上方向に向けて拡開している。
そして、上可動体20の落下に伴って、アーム部22(上可動体20の右端部)がガイド溝11内を移動するとき、アーム部22に設けられたスライド板22Cが、ガイド溝11内の貼付部11Bに貼付された右内奥面緩衝部材17Bに摺接することにより、アーム部22がガイド溝11の下端部に到達する前に当該アーム部22の落下スピード(換言すれば、上可動体20の落下スピード)が抑制されることとなる。
また、アーム部22がガイド溝11の下端部に到達すると、アーム部22の下端面が右下端面緩衝部材17Aに当接することにより、落下時の衝撃が当該右下端面緩衝部材17Aにより吸収されるとともに、アーム部22(上可動体20)の下方向への移動が阻止され、アーム部22(上可動体20)がガイド溝11内の下端部で停止する。すなわち、この右下端面緩衝部材17Aは、アーム部22(上可動体20)を停止させるためのストッパとしても機能する。
以上のように、本形態では、右内奥面緩衝部材17Bによりアーム部22(上可動体20)の落下スピードが抑制されるとともに、右下端面緩衝部材17Aによりアーム部22(上可動体20)の落下時の衝撃が吸収されるため、上可動体20が上方位置PUから下方位置PDまで落下したときに当該上可動体20の揺れや跳ね上がりが発生するのを防止でき、上部演出役物装置1Aを用いた演出の見映えが悪くなる事態を防止可能となる。
また、右内奥面緩衝部材17Bが貼付されている貼付部11Bの上端は拡開されているため、アーム部22が落下するときにスライド板22Cの下端が右内奥面緩衝部材17Bに接触しやすくなるため、より確実にスライド板22Cを右内奥面緩衝部材17Bに摺接させることができる。
なお、上部演出役物装置1Aにおいては、上可動体20が、左ベース部10Lに設けられた上可動体昇降機構30にのみによって昇降するようになっていたが、これに限定されるものではない。たとえば、右ベース部10Rにも、左ベース部10Rに設けられた上可動体昇降機構30と同様の機構を設け、両方の上可動体昇降機構30によって上可動体20を昇降させるようにしてもよい。
また、右下端面緩衝部材17Aはゴムにより形成され、右内奥面緩衝部材17Bは発泡ウレタンにより形成されていたが、これらの部材の素材については、上述と同様の作用や機能を奏するのであれば、他の素材(たとえば、スポンジ等)を採用してもよい。また、右下端面緩衝部材17Aと右内奥面緩衝部材17Bとは、異なる素材で形成してもよいし、同一の素材により形成してもよい。
また、スライド部材36を上下動させるためにベルト34を用いていたが、当該スライド部材36を上下動させる機構として、チェーンとチェーンスプロケットや、ラックギア構造を用いてもよい。
(下部演出役物装置1B)
次に、下部演出役物装置1Bについて詳述する。
下部演出役物装置1Bは、図5~図7に示すように、大きく分けて、下飾り板(図示しておらず)と、下可動体60と、下可動体60を可動させるための可動機構70と、下飾り板56、下可動体60及び可動機構70を支持固定する基部50とから構成されている。
(基部50)
基部50は、図5~図7に示すように、正面視略M字形状の横長箱状部材であり、右側に位置する正面視略台形箱状の右基部50Rと、左側に位置する箱状の左基部50Lとから構成されている。基部50の中央下端部であって右基部50Rと左基部50Lとの間には、当該基部50の背面側端部から正面側端部まで至り、かつ所定横幅の基部下端面50Cが形成されている。すなわち、右基部50Rと左基部50Lとは、基部下端面50Cを挟んで左右に配置されている。
また、左基部50Lの裏面上端部と右基部50Rの裏面上端部との間には、下飾り板が掛け渡された状態で固定されている。
また、左基部50Lの内部及び右基部50Rの内部にはそれぞれ、上述の可動機構70が収納されており、左基部50Lの正面及び右基部50Rの正面にはそれぞれ、上述の下可動体60が取り付けられている。
また、基部50は、下飾り板、下可動体60及び可動機構70を取り付けた状態で、セット板100の下部に固定される。
なお、上述の如く、上可動体20が上方位置PUから下方位置PDまで落下し、さらに、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが突出し剣の意匠が構成された状態では、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dにより構成される剣先に相当する部分SE(最下点)が、上述の基部下端面50C(後述する基部下端面緩衝部材50D)に到達(着座)するようになっている(図6、図7、図13等参照)。
(下飾り板)
下飾り板は、透過性を有する横長薄板状の部材であり、正面に所定のデザインが施されている。そして、上述のように、この下飾り板は、左基部50Lの裏面上端部と右基部50Rの裏面上端部とに掛け渡された状態で固定されている。
(下可動体60)
下可動体60は、図5~図7に示すように、大きく分けて、左基部50Lの正面及び右基部50Rの正面に沿って可動可能な薄板状の下可動板63と、可動機構70及び下可動板63を連結する可動アーム65と、から構成されている。そして、この下可動体60は、図5や図6に示す待機位置PSと、図7に示す可動位置PMとの間で範囲可能となっている。
下可動板63としては、図5~図7に示すように、左基部50Lの正面に位置する第1下可動板63A及び第2下可動板63B、並びに、右基部50Rの正面に位置する第3下可動板63C及び第4下可動板63Dを備えており、第1下可動板63Aは第2下可動板63Bよりも上側に配置され、第3下可動板63Cは第4下可動板63Dよりも上側に配置されている。
また、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cは左右対称の形状となっており、第2下可動板63B及び第4下可動板63Dは左右対称の形状となっている。
そして、図5や図6に示すように、待機位置PSにおいては、第1下可動板63Aの下端部、第2下可動板63Bの下端部、第3下可動板63Cの下端部及び第4下可動板63Dの下端部が、左基部50Lと右基部50Rとの間の基部下端面50Cよりも正面側(基部50の中央下端部よりも正面側)に位置するようになっている。このときには、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cが、上述の基部下端面50Cの正面側において当該基部下端面50Cを覆った状態となる。
また、図7に示すように、可動位置PMにおいては、第1下可動板63A及び第2下可動板63Bが待機位置PSよりも左斜め上方に位置するとともに、第3下可動板63C及び第4下可動板63Dが待機位置PSよりも右斜め上方に位置するようになっている。このときには、上述の基部下端面50Cは第1下可動板63A、第2下可動板63B、第3下可動板63C及び第4下可動板63Dにより覆われない。
なおここで、上可動体20が下方位置PDに位置し、かつ、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが突出し剣の意匠が構成された状態では、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dにより構成される剣先に相当する部分SE(最下点)が、第1下可動板63A、第2下可動板63B、第3下可動板63C及び第4下可動板63Dよりも背面側に位置する基部下端面50Cに到達(着座)する。
すなわち、このとき、第1下可動板63A、第2下可動板63B、第3下可動板63C及び第4下可動板63Dは、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dよりも、正面側に位置することとなる。換言すれば、第1下可動板63A、第2下可動板63B、第3下可動板63C及び第4下可動板63Dと、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dとは、前後方向において対向するようになっている(図13参照)。
また、可動アーム65としては、左基部50Lの正面に取り付けられ、第1下可動板63A及び第2下可動板63Bと後述する可動機構70としての左可動機構70Lとを連結する左可動アーム65L、及び、右基部50Rの正面に取り付けられ、第3下可動板63C及び第4下可動板63Dと後述する可動機構70としての右可動機構70Rとを連結する右可動アーム65Rを備えている。
そして、左可動機構70L及び右可動機構70Rが可動することにより、左可動機構70Lに連結された左可動アーム65Lが第1下可動板63A及び第2下可動板63Bを待機位置PSと可動位置PMとの間で変位させ、右可動機構70Rに連結された右可動アーム65Rが第3下可動板63C及び第4下可動板63Dを待機位置PSと可動位置PMとの間で変位させる。
(可動機構70)
可動機構70は、左基部50Lの内部に収納された左可動機構70Lと、右基部50Rの内部に収納された右可動機構70Rと、から構成されている。左可動機構70L及び右可動機構70Rは同一の機構的構成を備えている。
左可動機構70Lは、図12に示すように、左駆動モータ71Lと、左駆動モータ71Lの駆動軸(図示しておらず)及び左可動アーム65Lを連結する左連結ギア(図示しておらず)と、を備えている。
また、右可動機構70Rは、図12に示すように、右駆動モータ71Rと、右駆動モータ71Rの駆動軸(図示しておらず)及び右可動アーム65Rを連結する右連結ギア(図示しておらず)と、を備えている。
左駆動モータ71Lは左連結ギアを回転させるためのステッピングモータであり、右駆動モータ71Rは右連結ギアを回転させるためのステッピングモータである。また、左連結ギアは、左駆動モータ71Lの駆動軸の回転を左可動アーム65Lに伝達するためのものであり、右連結ギアは、右駆動モータ71Lの駆動軸の回転を右可動アーム65Rに伝達するためのものである。
そして、左駆動モータ71Lが駆動することにより左連結ギアが回転し、この左連結ギアに連結された左可動アーム65Lが、第1下可動板63A及び第2下可動板63Bを、待機位置PSと可動位置PMとの間で変位させる。また、右駆動モータ71Rが駆動することにより右連結ギアが回転し、この右連結ギアに連結された右可動アーム65Rが、第3下可動板63C及び第4下可動板63Dを、待機位置PSと可動位置PMとの間で変位させる。
(基部下端面50C)
上述のように、基部50の中央下端部であって右基部50Rと左基部50Lとの間には、当該基部50の背面側端部から正面側端部まで至り、かつ所定横幅の基部下端面50Cが形成されている。
また、上述のように、上可動体20が上方位置PUから下方位置PDまで落下し、さらに、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが突出し剣の意匠が構成された状態では、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dにより構成される剣先に相当する部分SE(最下点)が、上述の基部下端面50Cに到達(着座)するようになっている。
ここで、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dの剣先に相当する側の先端部は、他の部材により支持されていない端部、いわゆる自由端となっているため、上可動体20が上方位置PUから下方位置PDまで落下し、第1上可動板23A、第2上可動板23B、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが突出した状態となったとき、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dの先端部の到達位置は前後方向にブレる可能性がある。特に、上述の突出した状態となるまでにおける、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dの移動距離が長くなれば長くなる程、上述のブレの幅は大きくなる。
そこで、本形態では、基部下端面50Cは、上述の突出した状態となったときに第3上可動板23C及び第4上可動板23Dの先端部がブレる可能性のある前後方向の最大幅以上の大きさとなるように構成されている。これにより、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dが上述の突出した状態となったときに、必ず、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dの先端部(剣先に相当する部分SE)が基部下端面50Cの範囲内に当接可能となる。
一方、上可動体20が上方位置PUから下方位置PDまで落下すると、その衝撃により、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dにより構成される上述の剣先に相当する部分SEが跳ね上がる可能性がある。
そこで、図5~図7、図12、図13に示すように、基部下端面50Cには、スポンジにより形成されたブロック形状の基部下端面緩衝部材50Dが取り付けられている。
また、この基部下端面緩衝部材50Dの縦幅(基部下端面50Cに取り付けたときの背面側端部から正面側端部までの長さ)は、基部下端面50Cの背面側端部から正面側端部までの長さよりも長くなっており、基部下端面緩衝部材50Dを、その背面側端部を基部下端面50Cの背面側端部に合わせて取り付けた場合、当該基部下端面緩衝部材50Dの正面側端部が基部下端面50Cの正面側端部よりも正面側に突出した状態となる。
これにより、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dにより構成される上述の剣先に相当する部分SEが基部下端面50Cに到達すると、当該剣先に相当する部分SEが基部下端面緩衝部材50Dに当接(着座)することにより、落下時の衝撃が当該基部下端面緩衝部材50Dにより吸収されるとともに、剣先に相当する部分SEの下方向への移動が阻止され、基部下端面50Cで停止する。すなわち、この基部端面緩衝部材50Dは、上述の剣先に相当する部分SEを構成する第3上可動板23C及び第4上可動板23Dを停止させるためのストッパとしても機能する。
また、基部下端面緩衝部材50Dの正面側端部が基部下端面50Cの正面側端部よりも正面側に突出していることから、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cが可動位置PMから待機位置PSに移動するときには、これらの板が基部下端面緩衝部材50Dに摺接し、待機位置PSに位置したときには、これらの板が基部下端面緩衝部材50Dにより正面方向へ押接された状態となる。
以上のように、本形態では、基部下端面緩衝部材50Dにより、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dにより構成される剣先に相当する部分SEの落下時の衝撃が吸収されるため、当該部分SEの跳ね上がりを防止でき、上部演出役物装置1Aを用いた演出の見栄えが悪くなる事態を防止可能となる。
また、上述の部分SEが基部下端面緩衝部材50Dに当接することで、当該部分SEの前後方向へのブレを防止できる。そして、上述の部分SEは必ず基部下端面50Cの範囲内に当接し、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cが待機位置PSに位置したときには、これらの板が基部下端面緩衝部材50Dにより正面方向へ押接された状態となる。すなわち、上述の部分SEが基部下端面緩衝部材50Dに当接し、かつ、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cが待機位置PSに位置したときには、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dにより構成される剣先に相当する部分SEと、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cとは、上述の部分SEの前後方向に発生し得る最大ブレ幅以上離間することとなる。そのため、第1下可動板63A、第2下可動板63B、第3下可動板63C及び第4下可動板63D、並びに、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dは、所定地点(基準下端面50C)において同じ高さ位置となり得るものの、この高さ位置においても、第3上可動板23C及び第4上可動板23D、並びに、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cが接触し破損するような事態を確実に防止可能となる。
また、基部下端面緩衝部材50Dはスポンジにより形成されていたが、この部材の素材については、上述と同様の作用や機能を奏するのであれば、他の素材(たとえば、発泡ウレタン等)を採用してもよい。
また、第3上可動板23C及び第4上可動板23Dにより構成される剣先に相当する部分SEと、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cとの間(たとえば、基部下端面50Cの正面側端部)には、たとえば、両者の近接を阻止するための板部材である阻止板を設けてもよい。このようにした場合にも、第3上可動板23C及び第4上可動板23D、並びに、第1下可動板63A及び第3下可動板63Cが接触し破損するような事態を防止することができる。なお、基部下端面緩衝部材50D及び上述の阻止板の両方を設けるのではなく、阻止板のみを設けるようにしてもよい。
また、本形態では、上部演出役物装置1Aにおける上可動体20、及び、下部演出役物装置1Bにおける下可動体60の両方が可動するようになっていたが、これに限定されるものではなく、いずれか一方のみ可動するようにしてもよい。
たとえば、上可動体20は上方位置PUから下方位置PDまで可動するものの、下可動体60は可動せず待機位置PSに固定されたものとしてもよい。そして、このようにした場合であっても、上述した内容と同様の構造を採用してもよい。
また、本形態では、上部演出役物装置1A及び下部演出役物装置1Bはいずれも上下方向への可動が可能となっていたが、可動の方向や態様についてはこれに限定されるものではない。
たとえば、互いに左右水平方向に可動可能な可動体を備えた複数の演出役物装置を設けてもよい。そして、このような演出役物装置を設けた場合であっても、可動体が互いに近接するように構成されていたときには、上述した内容と同様の構造を採用してもよい。
また、たとえば、一端が軸支部に軸支され、他端が当該軸支部を中心に揺動するような可動体を備えた複数の演出役物装置を設けてもよい。そして、このような演出役物装置を設けた場合であっても、可動体が互いに近接するように構成されていたときには、上述した内容と同様の構造を採用してもよい。
また、本形態では、互いに近接するように構成された複数の可動体を対象として、上述した内容の構造を採用していたが、一の可動体が、パチンコ機Pの所定位置に固定された所定部材に対して近接するように構成されていた場合には、一の可動体及び所定部材を対象として、上述した内容と同様の構成を採用してもよい。
(操作ハンドル500)
次に、操作ハンドル500について、詳述する。
図14及び図15に示すように、操作ハンドル500は、大別して、扉枠Dに固定されるベース510と、このベース510に回転操作可能に支持され、常態において位置する初期位置から所定角度の範囲内で回転する操作枠550と、この操作枠550の前面を覆う枠カバー570と、を備えている。
特に図示していないが、ベース510は、扉枠Dに固定した際に正面方向へ向けて開口する略円筒状の部材であり、このベース510内には、各種の構成部品を取り付けるための孔や突起が形成されているとともに、各種構成部品を収容するための収容空間が設けられている。
操作枠550は、ベース510に相対回転可能に支持されるものであり、ベース510の開口に対向する円環状のリング体551と、このリング体551内に設けられる平板状の平板部552と、を備えている(図15参照)。リング体551の外周面には、外方へ突出する3つの指掛突起551a、551b、551cが設けられており、この指掛突起551a、551b、551cに遊技者が指を掛けることで、容易に操作枠550の回転操作を行うことができるようになっている。
上述の平板部552には、操作枠550の回転軸方向に貫通するとともに、当該操作枠550の周方向に沿って湾曲する長孔状の案内孔553が一対設けられている。この案内孔553には、ベース510から突出するガイド軸518が挿通可能となっており、操作枠550がベース510に支持された状態で、案内孔553がガイド軸518に案内されて操作枠550が回転自在となっている。
また、平板部552の正面側(枠カバー570側)には、操作枠550の中心位置において正面方向に立設する突起554が設けられており、この突起554の近傍には、正面方向に突出するバネ保持片555が設けられている。
枠カバー570は、操作枠550の前面を覆った際に背面方向へ向けて開口する略半球状の部材である。この枠カバー570は、その背面側において、案内孔553に挿通されたベース510のガイド軸518とネジ止めされるようになっており、これにより、枠カバー570はベース510に固定されることとなる。また、この枠カバー570の背面側には、操作枠550の突起554が相対回転可能に挿入可能な背面穴(図示しておらず)が設けられており、枠カバー570が操作枠550の前面を覆った際には、操作枠550の突起554が背面穴に挿入されることとなる。
以上のようにネジ止めされることにより、操作枠550は、枠カバー570とベース510との間に、回転自在に挟持されるようになっている。
そして、操作ハンドル500が組み立てられた状態においては、ベース510のガイド軸518が操作枠550の案内孔553に挿通されており、ガイド軸518が案内孔553の周方向端部に当接すると、操作枠550のそれ以上の回転が規制される。すなわち、ガイド軸518及び案内孔553は、操作枠550の回転を案内するとともに、回転角度を一定範囲内に規制するストッパとして機能することとなる。
また、図14に示すように、操作枠550の突起554の外周にはコイルスプリング581が巻回されている。
このコイルスプリング581は、一端が案内孔553に挿通されたベース510のガイド軸518の外周面に巻き付けられているとともに、他端がバネ保持片555に掛け止めされており、ガイド軸518を介して操作枠550を反時計回りに回転させるように常時付勢している。すなわち、操作枠550に対して、当該操作枠550の回転軸を中心に反時計回りの回転力を常時作用させている。これにより、操作枠550は、常態において、コイルスプリング581の弾性力により、ガイド軸518が、案内孔553における操作枠550の回転方向と反対方向の端部に当接した初期位置に位置することとなる(図14参照)。
また、操作枠550が初期位置に位置している状態において、時計回りの回転力を当該操作枠550に作用させると、当該操作枠550は、コイルスプリング581の弾性力に抗して時計回りに回転する。そして、操作枠550に対する時計回りの回転力を解除すると、操作枠550はコイルスプリング581の弾性力によって反時計回りに回転し、初期位置に復帰することとなる。
また、この操作ハンドル500においては、コイルスプリング581の巻回量や回転量等を調節することで、操作枠550に対して常時作用させている反時計回りの回転力(付勢力)を調節し、操作枠550の時計回り方向への回転に必要な操作トルクを下記のように設定している。
具体的には、操作ハンドル500の初期位置からの回転に必要な操作トルク(以下、第1操作トルクともいう)、操作ハンドル500の初期位置から左打ち基準位置までの回転に必要な操作トルク(以下、第2操作トルクともいう)、及び、操作ハンドル500の左打ち基準位置から最大回転位置までの回転に必要な操作トルク(以下、第3操作トルクともいう)に関し、第2操作トルクが第1操作トルクよりも大きくかつ当該第1操作トルクの2倍以下程度となるとともに、第3操作トルクが第2操作トルクよりも大きくかつ当該第2操作トルクの2倍以下程度となるように設定されている。
たとえば、上述の操作ハンドル500において、第1操作トルクはおよそ6.8N・mm(N・mmは、操作トルクを示す単位であるニュートンミリメートル。以下、同様。)、第2操作トルクはおよそ13.6N・mm、第3操作トルクはおよそ23.8N・mmとすることができる。なお、第1操作トルクのおよそ6.8N・mmは、操作ハンドル500を初期位置から若干時計回りに回転させた状態から、操作枠550に対する時計回りの回転力を解除したときに、当該操作枠550が初期位置に復帰できる最小値である。
なおここで、左打ち基準位置とは、遊技領域120のうち、発射された遊技球が第2遊技領域122よりも第1遊技領域121へ進入しやすく、当該遊技球が第1始動入賞口150へ入球される可能性が高い所定の領域(いわゆる、ぶっこみ)へ遊技球を打ち込むことが可能な発射強度となる操作ハンドル500の位置である。また、最大回転位置とは、操作枠550の時計回りへの回転が規制されることとなる操作ハンドル500の位置(すなわち、ガイド軸518が、案内孔553における操作枠550の回転方向の端部に当接する位置)である。
また、上述の操作ハンドル500においては、初期位置から左打ち基準位置までの操作ハンドル500の操作角度(回転角度。以下、第1操作角度ともいう)が、初期位置から最大回転位置までの操作ハンドル500の操作角度(以下、第2操作角度ともいう)の半分以下程度となるように設定されている。なお、第1操作角度は概ね45度~60度の範囲とするのが望ましく、第2操作角度は概ね100度~120度の範囲とするのが望ましい。たとえば、上述の操作ハンドル500において、第1操作角度はおよそ45度、第2操作角度はおよそ100度とすることができる。
以上のように、第2操作トルクが第1操作トルクよりも大きくかつ当該第1操作トルクの2倍以下程度となるように設定することで、初期位置から左打ち基準位置までの間における操作トルクが急激に増加せず、遊技者の操作負担を軽減することができる。また、初期位置から左打ち基準位置に至るまでに急激に操作負荷が大きくなる印象を与えてしまうことを防止可能となり、遊技者に操作ハンドル500の操作疲れを感じ難くさせることができる。
また、第3操作トルクが第2操作トルクよりも大きくかつ当該第2操作トルクの2倍以下程度となるように設定することで、左打ち基準位置から最大回転位置までの間における操作トルクが急激に増加せず、初期位置から左打ち基準位置まで操作ハンドル500を回転させたときの操作負荷、及び、左打ち基準位置から最大回転位置まで操作ハンドル500を回転させたときの操作負荷に大きな差が生じないため、遊技者の操作負担を軽減することができる。また、初期位置から最大回転位置に至るまでの間において、最大回転位置に近づけば近づく程急激に操作負荷が大きくなる印象を与えてしまうことを防止可能となり、遊技者に操作ハンドル500の操作疲れを感じ難くさせることができる。
以下、上述の操作ハンドル500の実施例を、比較例と対比しつつ説明する。
実施例における操作ハンドル500は、上述のように、第1操作トルクがおよそ6.8N・mm、第2操作トルクがおよそ13.6N・mm、第3操作トルクがおよそ23.8N・mmとなるように設定した。すなわち、実施例における操作ハンドル500は、第2操作トルクが第1操作トルクよりも大きくかつ当該第1操作トルクの2倍以下程度であるという条件(以下、第1条件ともいう)を満たすとともに、第3操作トルクが第2操作トルクよりも大きくかつ当該第2操作トルクの2倍以下程度であるという条件(以下、第2条件ともいう)を満たしている。
これに対して、比較例における操作ハンドル500は、第1操作トルクがおよそ31N・mm、第2操作トルクがおよそ69N・mm、第3操作トルクがおよそ152N・mmとなるように設定した。すなわち、比較例における操作ハンドル500は、上述の第1条件及び第2条件をいずれも満たしていない。
そして、上述の実施例における操作ハンドル500、及び、比較例における操作ハンドル500を用いて、初期位置から左打ち基準位置までの操作ハンドル500の回転を所定回数(たとえば100回)行ったときの疲労感(以下、前半疲労感ともいう)、及び、左打ち基準位置から最大回転位置までの操作ハンドル500の回転を所定回数(たとえば100回)行ったときの疲労感(以下、後半疲労感ともいう)を、被験者が実際に操作ハンドル500を回転操作する官能試験によって評価した。
図16に示すように、実施例における操作ハンドル500においては、前半疲労感及び後半疲労感はいずれも小さかったものの、比較例における操作ハンドル500においては、前半疲労感及び後半疲労感はいずれも大きく、実施例における操作ハンドル500は比較例における操作ハンドル500に対し、いずれの疲労感についても評価が優れている。
したがって、上記の結果から明らかなように、第2操作トルクが第1操作トルクよりも大きくかつ当該第1操作トルクの2倍以下程度という範囲、及び、第3操作トルクが第2操作トルクよりも大きくかつ当該第2操作トルクの2倍以下程度という範囲は、上述の疲労感の観点から適正であるといえる。
また、上述の操作ハンドル500は、扉枠D(本体枠F2)と下記のような位置関係となるように、扉枠Dに設けられている。なお、以下では、操作枠550のリング体551の外周面に沿って並設されている3つの指掛突起のうち、操作ハンドル500が初期位置にあるときに左側に位置する指掛突起551aを第1指掛突起551a、中央に位置する指掛突起551bを第2指掛突起551b、右側に位置する指掛突起551cを第3指掛突起551cともいう。
具体的には、上述の操作ハンドル500は、枠カバー570の中心位置C(扉枠Dに取り付けられた状態で正面側に最も突出する位置)から扉枠Dの下縁までの距離DA1が約40.0mm、かつ、中心位置Cから本体枠F2の下縁までの距離DA2が約45.0mmであるとともに、中心位置Cから扉枠Dの右縁までの距離DA3が約49.1mm、かつ、中心位置Cから本体枠F2の右縁までの距離DA4が約51.1mmとなる位置に設けられている(図17参照)。
ここで、上述の操作ハンドル500は、中心位置Cからリング体551の外周面までの距離DBが約34.6mm、中心位置Cから第1指掛突起551aの突設端(第1指掛突起551aにおける、リング体551の外周面から最も突設した位置)までの距離DC1が約53.4mm、中心位置Cから第2指掛突起551bの突設端(第2指掛突起551bにおける、リング体551の外周面から最も突設した位置)までの距離DC2が約45.6mm、及び、中心位置Cから第3指掛突起551cの突設端(第3指掛突起551cにおける、リング体551の外周面から最も突設した位置)までの距離DC3が約39.3mmとなるように構成されている(図17参照)。
また、上述の操作ハンドル500が初期位置にあるときには、第1指掛突起551aは中心位置Cの左方やや上側に位置し、第2指掛突起551bは中心位置Cのほぼ直上に位置し、第3指掛突起551cは中心位置Cの右方やや上側に位置するようになっている(図17参照)。
すなわち、操作ハンドル500が初期位置にあるときには、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b及び第3指掛突起551cはいずれも中心位置Cよりも上側に位置しているため、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b及び第3指掛突起551cはいずれも、扉枠Dの下縁及び本体枠F2の下縁よりも下方に突出しないようになっている(図17参照)。
また、上述のように、中心位置Cから第3指掛突起551cの突設端までの距離DC3が約39.3mm、中心位置Cから扉枠Dの右縁までの距離DA3が約49.1mm、かつ、中心位置Cから本体枠F2の右縁までの距離DA4が約51.1mmであるため、操作ハンドル500が初期位置にあるときには、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b及び第3指掛突起551cはいずれも、扉枠Dの右縁及び本体枠F2の右縁よりも右方に突出しないようになっている(図17参照)。
一方、上述の操作ハンドル500が初期位置から第2操作角度(およそ100度)回転し最大回転位置にあるときには、第1指掛突起551aは中心位置Cの上方やや右側に位置し、第2指掛突起551bは中心位置Cの右方やや下側に位置し、第3指掛突起551cは中心位置Cの下方やや右側に位置するようになっている(図18参照)。また、第3指掛突起551cの突設端は、扉枠D(本体枠F2)の下縁よりも上側であって、かつ、扉枠D(本体枠F2)の右縁よりも左側に位置するようになっている(図18参照)。
すなわち、操作ハンドル500が最大回転位置にあるときには、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b及び第3指掛突起551cはいずれも、扉枠D(本体枠F2)の下端よりも上側に位置しているため、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b及び第3指掛突起551cはいずれも、扉枠Dの下縁及び本体枠F2の下縁よりも下方に突出しないようになっている(図18参照)。
また、上述のように、中心位置Cから第2指掛突起551bの突設端までの距離DC2が約45.6mm、中心位置Cから扉枠Dの右縁までの距離DA3が約49.1mm、かつ、中心位置Cから本体枠F2の右縁までの距離DA4が約51.1mmであるため、操作ハンドル500が初期位置にあるときには、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b及び第3指掛突起551cはいずれも、扉枠Dの右縁及び本体枠F2の右縁よりも右方に突出しないようになっている(図18参照)。
さらに、上述のように、操作ハンドル500が初期位置にあるとき及び最大回転位置にあるときのいずれであっても、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b及び第3指掛突起551cはいずれも、扉枠Dの下縁及び本体枠F2の下縁よりも下方に突出せず、かつ、扉枠Dの右縁及び本体枠F2の右縁よりも右方に突出しないようになっている。
これにより、特に図示していないが、操作ハンドル500が初期位置から最大回転位置に至るまでのいずれの回転位置にあるときであっても、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b及び第3指掛突起551cはいずれも、扉枠Dの下縁及び本体枠F2の下縁よりも下方に突出せず、かつ、扉枠Dの右縁及び本体枠F2の右縁よりも右方に突出しないようになっている。
また、上述のように、中心位置Cから第1指掛突起551aの突設端までの距離DC1が約53.4mm、中心位置Cから第2指掛突起551bの突設端までの距離DC2が約45.6mm、中心位置Cから第3指掛突起551cの突設端までの距離DC3が約39.3mmとなっており、リング体551の外周面から最も離れている(リング体551の外周面から最も突出している)のは第1指掛突起551aの突設端である。
また、上述のように、操作ハンドル500が初期位置にあるときには、第1指掛突起551aは中心位置Cの左方やや上側に位置し、操作ハンドル500が最大回転位置にあるときには、第1指掛突起551aは中心位置Cの上方やや右側に位置しているため、上述の最大回転位置における第1指掛突起551aの高さ位置は、上述の初期位置における第1指掛突起551aの高さ位置よりも高くなっている。
すなわち、操作ハンドル500が最大回転位置にあるときの第1指掛突起551の突設端は、操作ハンドル500が初期位置から最大回転位置まで回転する際に突設端が通る回転軌道の最下点には位置しないようになっている。
以上のように、上述の操作ハンドル500は、当該操作ハンドル500が初期位置にあるときに、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b、第3指掛突起551cのいずれもが、扉枠Dの下縁及び本体枠F2の下縁よりも下方に突出せず、かつ、扉枠Dの右縁及び本体枠F2の右縁よりも右方に突出しないとともに、操作ハンドル500が最大回転位置にあるときに、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b、第3指掛突起551cのいずれもが、扉枠Dの下縁及び本体枠F2の下縁よりも下方に突出せず、かつ、扉枠Dの右縁及び本体枠F2の右縁よりも右方に突出しないこととなるように設けられている。
これにより、たとえば、パチンコ機Pを島に設置する作業を行うようなときに、一時的に、パチンコ機Pをホールの床等に置いたり、壁に立て掛けたりするような場合であっても、指掛突起551a、551b、551cが床や壁に接触し操作ハンドル500が破損するような事態を防止することができる。
また、上述の操作ハンドル500は、当該操作ハンドル500が初期位置から最大回転位置に至るまでのいずれの回転位置にあるときであっても、第1指掛突起551a、第2指掛突起551b及び第3指掛突起551cはいずれも、扉枠Dの下縁及び本体枠F2の下縁よりも下方に突出せず、かつ、扉枠Dの右縁及び本体枠F2の右縁よりも右方に突出しないようになっている。
これにより、上述のように、パチンコ機Pをホールの床等に置いたり、壁に立て掛けたりしたときに、操作ハンドル500がいかなる回転位置となっていたとしても、指掛突起551a、551b、551cが床や壁に接触し操作ハンドル500が破損するような事態を防止することができる。
また、リング体551の外周面から最も離れている突設端を備えた第1指掛突起551aの当該突設端は、操作ハンドル500が最大回転位置にあるときにおいて、当該操作ハンドル500が初期位置から最大回転位置まで回転する際に当該突設端が通る回転軌道の最下点には位置しないようになっている。
これにより、操作ハンドル500が最大回転位置にあるときに、指掛突起551a、551b、551cが扉枠Dの下縁及び本体枠F2の下縁よりも下方に突出することを確実に防止することができる。
なお、上述の操作ハンドル500に設ける指掛突起の数は、3個に限定されるものではなく、操作ハンドル500と扉枠D(本体枠F2)とが上述のような関係となっていれば、2個以下であってもよいし、4個以上であってもよい。
また、上述の操作ハンドル500における中心位置Cから各指掛突起までの距離、初期位置や最大回転位置における各指掛突起の位置、中心位置Cから扉枠D(本体枠F2)までの距離等については、上述の値に限定されるものではなく、操作ハンドル500と扉枠D(本体枠F2)とが上述のような関係となっていれば、任意の値とすることができる。
また、上述の操作ハンドル500は、指掛突起551a、551b、551cが扉枠Dの下縁及び本体枠F2の下縁の両方よりも下方に突出せず、また、扉枠Dの右縁及び本体枠F2の右縁の両方よりも右方に突出しないようになっていたが、これに限定されるものではない。
たとえば、少なくとも、扉枠Dの下縁及び本体枠F2の下縁のうち、下側に位置する下縁よりも下方に突出しないようにしてもよい。同様に、少なくとも、扉枠Dの右縁及び本体枠F2の右縁のうち、右側に位置する右縁よりも右方に突出しないようにしてもよい。
このようにした場合であっても、上述と同様の作用効果を奏することとなる。
また、上述の操作ハンドル500は、扉枠Dに設けるのではなく、機枠F1や本体枠F2等、パチンコ機Pのいずれかの箇所に設けるようにしてもよい。そして、機枠F1や本体枠F2に操作ハンドル500を設けた場合には、操作ハンドル500と機枠F1や本体枠F2とが上述のような関係となるように設定することができる。
また、上述の操作ハンドル500は、第1指掛突起551aがリング体551の外周面から最も離れている突設端を備えるのではなく、他の指掛突起(第2指掛突起551bや第3指掛突起551c)がリング体551の外周面から最も離れている突設端を備えるようにしてもよい。そして、この場合にも、当該突設端が、操作ハンドル500が最大回転位置にあるときにおいて、当該操作ハンドル500が初期位置から最大回転位置まで回転する際に当該突設端が通る回転軌道の最下点には位置しないように設定することができる。
(変形例)
扉枠DやガイドレールR(外レールR1、内レールR2)の構造は下記のようにしてもよい。
扉枠Dには、開口部を覆いかつ前後に配置された2枚の透明板4a、4bが設けられている(図19参照)。また、この扉枠Dには、上述の実施の形態と同様の構成部品(上皿600、受皿700、操作ハンドル500等)が設けられている他、扉枠Dの上部には、たとえば、パチンコ機Pのタイトルロゴやモチーフ等を模した立体物等、所定形状の意匠を構成する装飾部610が設けられている(図19参照)。
装飾部610は、扉枠の上部から正面側に張り出した側断面視略台形の庇状部材であり、大別して、装飾部610の正面を構成する正面板611と、装飾部610の上面を構成する天板612と、装飾部610の下面を構成する底板613とから構成されている(図19参照)。
また、底板613は、最も背面側に位置し正面側の端部近傍において下方に向けて凸となるように湾曲した曲面613aと、曲面613aにおける正面側の端部から下方に立設する立設面613bと、立設面613bの下端から正面方向へ向けて次第に低くなるように傾斜する傾斜面613cと、傾斜面613cの正面側の端部において正面板611と連接する水平面613dとから構成されている(図19参照)。この底板613は、曲面613a、立設面613b、傾斜面613c、水平面613dの順に、正面方向へ向けて次第に高さ位置が概ね低くなるように形成されている(図19参照)。
遊技盤110は、正面視略矩形の板状部材であり(図20、図23参照)、上述の如く、遊技盤110の盤面には、外レールR1(外側に位置するガイドレールR、遊技盤110の外周に近い方のガイドレールR)、内レールR2(内側に位置するガイドレールR、遊技盤110の外周から遠い方のガイドレールR)が設けられている。そして、この外レールR1、内レールR2によって略円形状に仕切られた領域が遊技領域120となる。
外レールR1は、遊技球の直径よりも大きい幅を有する長尺の金属製薄板状部材であり、遊技盤110の盤面に設置されるレールベース620のベース面621上に沿って取り付けられる(支持される)ようになっている(図20参照)。
ここで、レールベース620は、正面視略C字型の板状部材であって、遊技盤110の盤面に設置された際に右下方に向けて開口し、かつ遊技領域120(遊技盤110)の略中央部分を中心とする円弧状(すなわち、左方に向けて凸となる円弧状)となるように切り欠かれたものである。そして、この切り欠きにより形成された切り欠き面がベース面621となる(図20参照)。
また、レールベース620を遊技盤110の盤面に設置すると、上述のベース面621は、遊技領域120の左下部(第1遊技領域121の左下部)に位置しアウト口190から左方に離れた始端位置P1から、遊技盤11の左端部P2及び上端部P3を経て、遊技領域120の右上部(第2遊技領域122の右上部)に位置する終端位置P4まで至るようになっている(図20、図23参照)。
また、特に図示していないが、ベース面621の終端位置P4近傍における短手方向の略中央の位置(レールベース620を遊技盤110の盤面に設置した際に、ベース面621における遊技盤110側に位置する円弧状長辺L1(以下、後方長辺L1ともいう)から正面側に位置する円弧状長辺L2(以下、前方長辺L2ともいう)までの長さの略半分の位置(以下、中央位置ともいう))には、横長長方形スリット状の終端案内嵌合孔622が設けられている。
さらに、ベース面621における始端位置P1から終端位置P4までの間には、後方長辺L1に沿って、ベース面621から突出する案内突起623が複数設けられている(図20参照)。
また、特に図示していないが、上述のベース面621に設けられている案内突起623の数は、始端位置P1から左端部P2までの範囲H1(以下、第1の範囲H1ともいう)においては、左端部P2から上端部P3までの範囲H2(以下、第2の範囲H2ともいう)以上であり、かつ、上端部P3から終端位置P4までの範囲H3(以下、第3の範囲H3ともいう)以上となっている。具体的には、第1の範囲H1には、たとえば3個の案内突起623を設け、第2の範囲H2には、たとえば2個の案内突起623を設け、第3の範囲H3には、たとえば1個の案内突起623を設けることができる。
また、特に図示していないが、上述のベース面621における左端部P2及び上端部P3には、案内突起623が設けられておらず、ベース面621に設けられた各案内突起623の配置間隔は不均等となっている。
そして、上述のベース面621に取り付けられる外レールR1は、ベース面621とほぼ同一の大きさとなっている。具体的には、外レールR1の長手方向の長さは、ベース面621の始端位置P1から終端位置P4までの長さとほぼ同一となっており、外レールR1の短手方向の長さ(外レールR1の幅)は、ベース面621の前方長辺L2から後方長辺L1までの長さ(ベース面621の奥行方向の幅)とほぼ同一となっている(図121参照)。したがって、外レールR1をベース面621に取り付けると、この外レールR1も、始端位置P1から、左端部P2及び上端部P3を経て、終端位置P4まで至ることとなる(図20、図23参照)。
また、外レールR1には、当該外レールR1をベース面621上に沿って取り付ける際に上述の終端案内嵌合孔622と対応する位置に、当該終端案内嵌合孔622に嵌合可能な終端案内突起632が設けられており、また、上述の案内突起623と対応する位置に、当該案内突起623を嵌合可能な案内嵌合孔633が設けられている(図20、図21参照)。
すなわち、この外レールR1に設けられている案内嵌合孔633の数は、上述の案内突起623と同様に、第1の範囲H1においては、第2の範囲H2以上であり、かつ、第3の範囲H3以上となっている。
また、上述の案内突起623と同様に、外レールR1の左端部P2及び上端部P3には、案内嵌合孔633が設けられておらず、外レール13aに設けられた各案内嵌合孔633の配置間隔は不均等となっている。
そして、終端案内突起632を終端案内嵌合孔622に嵌め合わせるとともに、各案内突起623を対応する案内嵌合孔633に嵌め合わせることにより(図22参照)、外レールR1をベース面621に取り付けることができる。すなわち、ベース面621に設けられた終端案内嵌合孔622及び案内突起623、並びに、外レールR1に設けられた終端案内突起632及び案内嵌合孔633は、外レールR1をベース面621に取り付ける際の取り付け位置を案内するためのものであり、これらの構成により、外レールR1をベース面621の適切な位置に容易に取り付けることができる。
内レールR2は、外レールR1とほぼ同一の幅を有する長尺の合成樹脂製薄板状部材であり、外レールR1と遊技球の直径よりも大きな隙間を隔てて対峙するように遊技盤110の盤面に立設され(図23参照)、アウト口190のやや左側(始端位置P1よりも右側)の位置から、遊技領域120の左上部(第1遊技領域121の左上部)であって上端部P3よりも左下方となる位置にかけて、左方に凸となる円弧状に配置されている(図23参照)。
そして、外レールR1と内レールR2とで挟まれた空間部分の前面が透明板4bの背面と対向することにより、発射装置により発射された遊技球が通過可能な左部誘導通路640が形成されている(図23参照)。
この左部誘導通路640は、遊技領域120の下部に位置する通路入口641と、遊技領域120の上部に位置する通路出口642とを備えており、発射装置により発射された遊技球は、通路入口641、左部誘導通路640内及び通路出口642を経て、遊技領域120に到達可能となっている。
また、上述の如く、左部誘導通路640を形成する外レールR1及び内レールR2は、左方に向けて凸となる円弧状となっているため、遊技球は、自身に発生する遠心力によって外レールR1の表面643(内レールR2と対峙する面)に接触した状態で、左部誘導通路640内を移動しやすくなっている(図22参照)。特に、少なくとも遊技領域120に到達可能な発射強度で発射された遊技球については、外レールR1の表面643に接触した状態を維持しながら左部誘導通路640内を移動する。
ここで、左部誘導通路640を遊技球が通過する際、外レールR1における、遊技球の接点からベース面621の後方長辺L1と対峙する端辺LS1までの範囲は遊技球が接触することはない。そして、上述の案内嵌合孔633はいずれも、この範囲内において後方長辺L1に沿って設けられている(図22参照)。すなわち、上述の案内嵌合孔633は、外レールR1における遊技球が接触しない範囲に設けられるようになっている。
また、特に図示していないが、外レールR1は、左部誘導通路640を通過する遊技球が正面側(透明板4a、4b側)へ移動し難くなるような傾き(遊技球が遊技盤110側へ移動し易くなるような傾き)に調整されている。すなわち、外レールR1は、遊技球が外レールR1の表面643及び遊技盤110の盤面に接触した状態で左部誘導通路640内を移動しやすいように構成されている。
また、遊技領域120の上部には、外レールR1の表面643と遊技球の直径よりも大きな隙間を隔てて対峙する天面651を備えた飾り部材650が、遊技盤110の盤面から立設されている(図23参照)。そして、外レールR1の表面643と飾り部材650の天面651とで挟まれた空間部分の前面が透明板4bの背面と対向することにより、遊技球が通過可能な上部誘導通路660が形成されている(図23参照)。
この上部誘導通路660は、第1遊技領域121の上部に位置する通路入口661と、第2遊技領域122の上部に位置する通路出口662とを備えており、所定以上の発射強度で発射された遊技球は、左部誘導通路640、通路入口661、上部誘導通路660内及び通路出口662を経て、第2遊技領域122に到達可能となっている。すなわち、上部誘導通路660は、所定以上の発射強度で発射された遊技球を、第2遊技領域122に案内するものである。
また、遊技球は、自身に発生する遠心力によって外レールR1の表面643に接触した状態で、上部誘導通路660内を移動しやすくなっている。特に少なくとも第2遊技領域122に到達可能な発射強度で発射された遊技球については、外レールR1の表面643に接触した状態を維持しながら上部誘導通路660内を移動する。
ここで、上述の装飾部610と上部誘導通路660(外レールR1の表面643、飾り部材650の天面651)との位置関係については、下記のように設定されている。
具体的には、上部誘導通路660を構成する外レールR1の表面643における最上端を通り、遊技盤110の盤面に対して直交する仮想線を第1基準線SL1とし、この第1基準線SL1と直交し上下方向に延びる仮想鉛直線ILのいずれかが、装飾部610の底板613(下面)における最後端と交わる位置を第1基準位置SP1とし、上述の仮想鉛直線ILのいずれかが、装飾部610の底板613(下面)における最下端と交わる位置を第2基準位置SP2とする。
そして、第1基準位置SP1は第1基準線SL1よりも下方に位置し、かつ第1基準線SL1から第1基準位置SP1までの距離D1が遊技球の直径以下であり、第2基準位置SP2は第1基準線SL1よりも下方に位置し、かつ第1基準線SL1からの距離D2が遊技球の直径以上であるように設定されている(図19参照)。
遊技球の直径は11mmであることから、たとえば、第1基準線SL1から第1基準位置SP1までの距離D1は4mmとすることができ、第1基準線SL1から第2基準位置SP2までの距離D2は40mmとすることができる。なお、これら各距離D1、D2は上述の値に限定されるものではなく、上述の関係を満たしていれば任意に設定することができる。
また、飾り部材650の天面651における、上述の外レールR1の表面643の最上端の直下に対応する位置を通り、遊技盤110の盤面に対して直交する仮想線を第2基準線SL2とし、この第2基準線SL2と直交し上下方向に延びる仮想鉛直線のいずれかが、装飾部610の底板613(下面)における最後端と交わる位置を第3基準位置SP3とし、上述の仮想鉛直線のいずれかが、装飾部610の底板613(下面)における最下端と交わる位置を第4基準位置SP4とする。なおここでは、上述の第1基準位置SP1と第3基準位置SP3とは同一の位置となり、上述の第2基準位置SP2と第4基準位置SP4とは同一の位置となる。
そして、第3基準位置SP3(第1基準位置SP1)は第2基準線SL2よりも上方に位置し、かつ第2基準線SL2から第3基準位置SP3までの距離D3が遊技球の半径以上であり、第4基準位置SP4(第2基準位置SP2)は第2基準線SL2よりも下方に位置し、かつ第2基準線SL2から第4基準位置SP4までの距離D4が遊技球の直径以上であるように設定されている(図19参照)。
遊技球の直径は11mmであることから、たとえば、第2基準線SL2から第3基準位置SP3(第1基準位置SP1)までの距離D3は14mmとすることができ、第2基準線SL2から第4基準位置SP4(第2基準位置SP2)までの距離D4は22mmとすることができる。なお、これら各距離D3、D4は上述の値に限定されるものではなく、上述の関係を満たしていれば任意に設定することができる。
以上のように、第2基準位置SP2は第1基準線SL1よりも下方であって、第1基準線SL1からの距離D2を遊技球の直径以上としたことで、扉枠Dに設ける装飾部610を大型化することができる。さらに、第1基準位置SP1は第1基準線SL1よりも下方であって、第1基準線SL1からの距離D1を遊技球の直径以下としたことで、上述のように装飾部610を大型化しつつも、たとえば、最大の発射強度で遊技球が打ち出される等、遊技球が外レールR1の表面643に沿って上部誘導通路660内を移動する場合に、当該移動する遊技球の視認性を確保することができる。
また、第4基準位置SP4(第2基準位置SP2)は第2基準線SL2よりも下方であって、第2基準線SL2からの距離D4を遊技球の直径以上としたことで、扉枠Dに設ける装飾部610を大型化することができる。さらに、第3基準位置SP3(第1基準位置SP1)は第2基準線SL2よりも上方であって、第2基準線SL2からの距離D3を遊技球の半径以上としたことで、上述のように装飾部610を大型化しつつも、たとえば、最大の発射強度よりも弱い強度で遊技球が打ち出される等、遊技球が飾り部材650の天面651に沿って上部誘導通路660内を移動する場合に、当該移動する遊技球の視認性を確保することができる。
特に、時短発動回数への到達や、時短遊技状態を設定する旨が定められた特別図柄(ハズレ図柄、小当たり図柄、時短図柄等)の決定により時短遊技状態へ移行するように設定されていることで、従来よりも時短遊技状態への移行機会が多いパチンコ機では、第2遊技領域122へ向けて遊技球を打ち出す機会が多くなる。これにより、上部誘導通路660内を遊技球が通過する機会も多くなるため、上述のように構成することは極めて効果的である。
なお、上述の第1基準線SL1との位置関係、及び、上述の第2基準線SLとの位置関係については両方とも満たすように設定してもよいし、いずれか一方のみを満たすように設定してもよい。
また、上部誘導通路660の内面のうち、下側(内側)に位置する内面は、飾り部材650の天面651により構成されていたが、これに限定されるものではなく、遊技盤110から立設する仕切り部材の天面等により構成してもよい。
また、以上のように、外レールR1(ベース面621)に設けられる案内嵌合孔633(案内突起623)の数を、第1の範囲H1においては、第2の範囲H2以上であり、かつ、第3の範囲H3以上としたことで、外レールR1のうち、発射された遊技球から受ける衝撃が大きい(すなわち、発射装置から近い)始端位置P1側については、レールベース620のベース面621に確実に取り付けることができ、外レールR1が取り付け位置からずれる、振動する等により、遊技球を発射強度通りの位置まで案内できず、設計値通りに出玉を発生させることができないといった事態を防止することができる。
特に、上述のような従来よりも時短遊技状態への移行機会が多いパチンコ機では、第2遊技領域122へ向けて遊技球を打ち出す機会が多くなる。これにより、第2遊技領域122へ遊技球が到達可能な発射強度(たとえば、最も強い発射強度等)で遊技球を打ち出す期間が長くなり、上述の始端位置P1側において遊技球から受ける衝撃の影響も大きくなるため、上述のように構成することは極めて効果的である。
また、外レールR1のうち、発射された遊技球から受ける衝撃が小さい(すなわち、発射装置から遠い)終端位置P4側については、案内嵌合孔633の数が相対的に少ないことから、レールベース620のベース面621への取り付けや外レールR1の加工が容易となる。
さらに、外レールR1(ベース面621)の左端部P2においては、発射された遊技球に基づく左方向への衝撃力が最も大きくなり、また、外レールR1(ベース面621)の上端部P3においては、発射された遊技球に基づく上方向への衝撃力が最も大きくなるところ、これらの位置には案内嵌合孔633(案内突起623)を設けないようにしたことから、上述の外レールR1のずれや振動をより効率的に防止することができる。
また、上述のような従来よりも時短遊技状態への移行機会が多く設けられているパチンコ機では、必然的に長時間に亘ってパチンコ機が稼働し、外レールR1の不具合や劣化等が生じやすくなり、当該外レールR1の修理や交換を行う機会が増えることとなるが、上述のように構成したことで、外レールR1の修理や交換等の作業時は、作業者の習熟度によることなく、遊技球の誘導に影響を及ぼさないような適切な外レールR1の取り付けが容易となる。
なお、上述の案内嵌合孔633(案内突起623)は、外レールR1(ベース面621)の始端位置P1から終端位置P4までの範囲に亘って設けるところ、外レールR1において、発射された遊技球からの衝撃を受けやすく負荷のかかりやすい範囲は、遊技仕様によって異なるものであることから、案内嵌合孔633(案内突起623)を、始端位置P1から終端位置P4までの均等に配置するのは望ましくなく、遊技仕様ごとの配置とするのが望ましい。そのため、外レールR1(ベース面621)に設けられる案内嵌合孔633(案内突起623)の数や配置については、下記のように種々の態様としてもよい。
たとえば、外レールR1(ベース面621)に設けられる案内嵌合孔633(案内突起623)の数については、上述の内容に限定されるものではない。
たとえば、外レールR1(ベース面621)に設けられる案内嵌合孔633(案内突起623)の数は、第1の範囲H1の方が第2の範囲H2よりも多く、かつ、第2の範囲H2の方が第3の範囲H3よりも多くなるようにしてもよい。
また、外レールR1(ベース面621)に設けられる案内嵌合孔633(案内突起623)の数は、第1の範囲H1においては第2の範囲H2以上であり、かつ、第2の範囲H2においては第3の範囲H3以上であるようにしてもよい。
また、外レールR1(ベース面621)に設けられる案内嵌合孔633(案内突起623)の数は、第1の範囲H1においては第3の範囲H3以上であり、かつ、第2の範囲H2においては第3の範囲H3以上であるようにしてもよい。
また、第3の範囲H3には、案内嵌合孔633(案内突起623)を設けないようにしてもよい。すなわち、第3の範囲H3の案内嵌合孔633(案内突起623)の数は0としてもよい。
また、外レールR1(ベース面621)において、始端位置P1から左端部P2までの範囲を第4の範囲H4とし、左端部P2から終端位置P4までの範囲を第5の範囲H5とし、外レールR1(ベース面621)に設けられる案内嵌合孔633(案内突起623)の数は、第4の範囲H4の方が第5の範囲H5よりも多くなるようにしてもよい。たとえば、第4の範囲H4における案内嵌合孔633(案内突起623)の数を3個、第5の範囲H4における案内嵌合孔633(案内突起623)の数を2個としてもよい。
また、外レールR1(ベース面621)において、始端位置P1から上端部P3までの範囲を第6の範囲H6とし、上端部P3から終端位置P4までの範囲を第7の範囲H7とし、外レールR1(ベース面621)に設けられる案内嵌合孔633(案内突起623)の数は、第6の範囲H6の方が第7の範囲H7よりも多くなるようにしてもよい。たとえば、第6の範囲H6における案内嵌合孔633(案内突起623)の数を5個、第5の範囲H4における案内嵌合孔633(案内突起623)の数を0個としてもよい。
また、外レールR1(ベース面621)において、始端位置P1から終端位置P4までの中間の位置を中間位置PCとするとともに、始端位置P1から中間位置PCまでの範囲を第8の範囲H8とし、中間位置PCから終端位置P4までの範囲を第9の範囲H9とし、外レールR1(ベース面621)に設けられる案内嵌合孔633(案内突起623)の数は、第8の範囲H8の方が第9の範囲H9よりも多くなるようにしてもよい。たとえば、第8の範囲H8における案内嵌合孔633(案内突起623)の数を4個、第9の範囲H9における案内嵌合孔633(案内突起623)の数を1個としてもよい。
以上のようにした場合であっても、上述と同様の作用効果を奏することとなる。
また、外レールR1に案内嵌合孔633が設けられ、レールベース620のベース面621に案内突起623が設けられていたが、これに限定されるものではなく、外レールR1に案内突起623を設け、レールベース620のベース面621に案内嵌合孔633を設けてもよい。同様に、外レールR1に終端案内嵌合孔622を設け、レールベース620のベース面621に終端案内突起632を設けてもよい。
また、外レールR1をレールベース620のベース面621に案内して取り付けるための構成は、案内突起623及び案内嵌合孔633に限定されるものではなく、取り付けピン及び当該取り付けピンを挿入可能な挿入孔としてもよいし、案内突起及び当該案内突起を係止可能な切り欠きとしてもよい。
また、レールベース620は、遊技盤110と別体となっていたが、これに限定されるものではなく、遊技盤110と一体成型され、遊技盤110の盤面から立設されるようにしてもよい。
なお、上述の実施の形態における上方位置PUは、本発明の第1の位置に相当する。また、上述の実施の形態における基部下端面50Cに当接する位置は、本発明の第2の位置に相当する。また、上述の実施の形態における第3上可動板23Cや第4上可動板23Dは、本発明の第1の部材に相当する。また、上述の実施の形態における第1下可動板63Aや第3下可動板36Cは、本発明の第2の部材に相当する。また、上述の実施の形態における基部下端面緩衝部材50Dは、本発明の阻止部材に相当する。また、上述の実施の形態におけるパチンコ機Pは、本発明の遊技機に相当する。
P パチンコ機
1A 上部演出役物装置
1B 下部演出役物装置
10 ベース部
10R 右ベース部
10L 左ベース部
11 ガイド溝
17A 右端面緩衝部材
17B 右内奥面緩衝部材
20 上可動体
30 上可動体昇降機構
50 基部
50C 基部下端面
50D 基部下端面緩衝部材
50R 右基部
50L 左基部
60 下可動体

Claims (2)

  1. 第1の位置から第2の位置まで移動可能な第1の部材と、
    前記第2の位置において、前記第1の部材と対向可能な第2の部材と、を備え、
    前記第1の部材及び前記第2の部材は、前記第2の位置において、前記第1の部材が前記第2の位置に到達したときに前記第2の部材の方向に発生し得るブレ幅以上離間していることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2の位置には、前記第1の部材及び前記第2の部材が近接することを阻止する阻止部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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"[CR RAVE]パチンコは最後まで何があるかわからない[じゃんじゃんの型破り弾球録#48][パチンコ][スロット]", YOUTUBE[ONLINE][VIDEO], JPN6023002394, 8 September 2019 (2019-09-08), ISSN: 0004973759 *

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