JP5841515B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、特別入賞口を開放する所定回数のラウンド遊技で構成される当り遊技が行なわれる遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、遊技盤の盤面に画成した遊技領域に位置する枠状装飾部材の開口部を介して複数の図柄を変動表示する液晶式やドラム式等の図柄表示装置を後方から臨ませると共に、該遊技盤における枠状装飾部材の下方位置に、パチンコ球(遊技球)の入賞により図柄表示装置での図柄変動を開始させる始動入賞装置や大当り時等に開放する特別入賞装置を配設するよう構成されたものが多数提案されている。このようなパチンコ機では、前記遊技領域に打ち出されたパチンコ球が前記始動入賞装置の始動入賞口に入賞することにより、前記図柄表示装置で図柄変動に伴うリーチ演出等の各種の遊技演出がなされ、該図柄表示装置に図柄が所定の組み合わせで停止することにより所謂大当りが発生し、遊技盤に設けられた特別入賞装置の常には閉成している特別入賞口が開放して多数の賞球を獲得し得るよう構成されている。
前記パチンコ機では、図柄変動演出で導出されて最終的に停止表示された図柄の組み合わせが大当りである場合に行なわれる大当り遊技は、特別入賞装置の特別入賞口を開放する複数回のラウンド遊技にて構成されている。そして、大当り遊技におけるラウンド遊技の回数(ラウンド回数)に格差を持たせた複数種類の大当り遊技を設けたものがあり、このようなパチンコ機では、大当り遊技におけるラウンド回数をラウンド表示ランプで表示して遊技者に報知している(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−21228号公報
このようなパチンコ機では、パチンコ機に許容されるラウンド回数から適宜の回数をパチンコ機の機種毎に設定することで、機種毎の遊技性の差別化を図り、遊技者の趣向に合わせて遊技するパチンコ機を選択できるようにしている。しかしながら、パチンコ機の仕様を変更するたびに、個々のパチンコ機に設定されたラウンド回数を表示可能なラウンド表示ランプが夫々設けられることから、パチンコ機毎に対応してラウンド表示ランプを用意する必要があった。また、近時では、1つのパチンコ機が遊技店に設置される期間が短くなる傾向にあり、パチンコ機毎にラウンド表示ランプを準備するのに充分な開発時間を確保することが困難になりつつあった。
すなわち本発明は、従来の技術に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、部品の共通化を図って生産性を向上し得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
遊技球が流下する遊技領域(20a)が前面に形成された遊技盤(20)と、遊技盤(20)に設けられ、遊技球が入賞可能な始動入賞手段(26,28)と、始動入賞手段(26,28)への遊技球の入賞を契機として当りか否かを判定する当り判定手段と、遊技球が入賞可能な特別入賞口(31)を開閉手段(30a)で開閉する特別入賞手段(30)とを備え、前記当り判定手段が当りの判定結果の場合に、前記開閉手段(30a)が特別入賞口(31)を開放するラウンド遊技を所定回数実行する当り遊技が行なわれるよう構成された遊技機において、
前記遊技盤(20)の遊技領域(20a)外に配設されると共に複数の発光部(71a)から構成され、複数の発光部(71a)の点灯パターンにより複数種類のラウンド回数を特定するラウンド回数特定部(73)と、
前記遊技盤(20)の遊技領域(20a)外において、前記ラウンド回数特定部(73)の発光部(71a)による発光位置から離間した位置に配設されたラウンド回数識別部(100)とを備え、
前記ラウンド回数識別部(100)は
前記ラウンド回数特定部(73)で特定される点灯パターン毎に設けられ、該点灯パターンの種類を識別可能に表示した点灯パターン表示部(101)と
前記点灯パターン表示部(101)毎に対をなすよう設けられ、対をなす点灯パターン表示部(101)で表示された点灯パターンに対応したラウンド回数を識別可能に表示したラウンド回数表示部(105)とを有し、
前記点灯パターン表示部(101)は、前記ラウンド回数特定部(73)を構成する複数の発光部(71a)と同数の識別表示部(102)を、当該ラウンド回数特定部(73)を縮小した形態で当該複数の発光部(71a)の配置形態に倣うよう配置することで構成されると共に、地色と異なる色彩の識別表示部(102)により対応した配置位置の発光部(71a)の点灯状態を表示すると共に、地色と同じ色彩の識別表示部(102)により対応した配置位置の発光部(71a)の消灯状態を表示することで、当該点灯パターン表示部(101)に対応した前記ラウンド回数特定部(73)の点灯パターンを識別可能に表示するよう形成され、
をなす前記点灯パターン表示部(101)およびラウンド回数表示部(105)を、遊技機に許容されて前記ラウンド回数特定部(73)で特定されるラウンド回数の種類分設けるよう構成されたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、ラウンド回数特定部およびラウンド回数識別部を、仕様が異なる遊技機において共通部品として使用することができる。また、仕様が異なる遊技機毎に専用のラウンド回数特定部およびラウンド回数識別部を製造する必要はなく、生産性を向上し得る。また、部品の共通化によってコストも低減することができる。
また、複数の発光部の発光態様と点灯パターン表示部との対応関係を容易に把握することができる。
請求項2に記載の発明では、
複数の発光部(71a)を備えると共に当該複数の発光部(71a)の点灯パターンにより制御装置で決定された異なる遊技情報を表示する遊技情報表示手段(70)を備え、当該遊技情報表示手段(70)が備える発光部(71a)の一部により前記ラウンド回数特定部(73)が形成され、
前記遊技情報表示手段(70)の前記ラウンド回数特定部を前記遊技盤の前面側から認識可能な形態で区切る仕切部が設けられて、当該ラウンド回数特定部(73)に対応した仕切部(91)と前記ラウンド回数識別部(100)とを指示線(93)で繋いで表示するよう構成されたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、ラウンド回数特定部とラウンド回数識別部に表示された点灯パターン表示部および回数表示部との関連を視覚的に容易に把握し得る。
請求項3に記載の発明では、
前記ラウンド回数識別部(100)において対をなす前記点灯パターン表示部(101)およびラウンド回数表示部(105)は、仕様が異なる遊技機において設定することが許容されているラウンド回数の種類分設けられていることを要旨とする
本発明に係る遊技機によれば、部品の共通化を図って生産性を向上することができる。
本発明の実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例のパチンコ機を、中枠に対して前枠を開放した状態で示す概略斜視図であって、前枠の透視保護板や遊技盤における案内レールの内側に配設される各種遊技部品を省略して示す。 実施例に係る遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤の板状基材から第2レール部を分離した状態を示す分解斜視図である。 実施例に係る第2レール部の分解斜視図であって、遊技情報表示部材の配設箇所を拡大して示す。 実施例に係る遊技盤の正面図であって、第2レール部における遊技情報表示部材の配設箇所を拡大して示す。 図6におけるA−A線断面図である。 実施例に係る遊技情報表示部材を示す正面図である。 実施例に係る遊技情報表示部材と、表示識別シートと、ラウンド回数識別シートとの関係を概略で示す正面図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、遊技機としては、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技が行われるパチンコ機を例にして説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機10について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、各種遊技部品が設置された遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられている。また、前記中枠12の前面側には、ガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板(図示せず)で前後に開口する窓口13aを覆うよう構成された装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられて、前記遊技盤20を透視保護するよう構成されている。また、実施例では、前記前枠13における窓口13aの下方位置に、パチンコ球を貯留する受け皿が配設されており、前枠13の開閉に合わせて球受け皿14,15も一体的に開閉するようになっている。実施例の前枠13には、上球受け皿14および下球受け皿15が上下の位置関係で組み付けられている。なお、前記球受け皿14,15は、前枠13とは個別に中枠12に組み付けるようにしてもよい。
また、前枠13には、窓口13aの外周を囲繞するようランプ装置(発光手段)が配設されると共に、中枠12の下部位置に、音声や効果音を出力可能なスピーカ(音出力手段)が配設されている。すなわち、前記ランプ装置に設けられたLED等の発光体(図示せず)を点灯・点滅したり、前記スピーカから適宜の音声を出力することで、図柄表示装置17での図柄変動演出に合わせて発光演出や音声演出を行い得るよう構成されている。すなわち、前記前枠13に配設された前記ランプ装置や中枠12に配設されたスピーカも演出実行手段として機能している。
また、前記パチンコ機10には、前面右下部位置に遊技者が回動操作可能な操作ハンドル16が設けられている。前記操作ハンドル16は、左回転方向に付勢された操作レバー16aを備えており、該操作レバー16aを右回転するよう遊技者が回動操作することで、前記中枠12に設けられた打球発射装置(図示せず)が作動され、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20の遊技領域20aに向けて1球ずつ発射されるようになっている。ここで、前記操作レバー16aの回動量に応じて前記打球発射装置によるパチンコ球の打球力が強弱変化するよう構成されており、遊技者が操作レバー16aの回動量を調節することで、前記遊技領域20aへのパチンコ球の発射位置を任意に変更し得るようになっている。なお、実施例では、前記前枠13の右下方位置に前記操作ハンドル16を配設してあるが、中枠12に操作ハンドル16を設けることもできる。
(遊技盤20について)
前記遊技盤20は、図3、図4に示すように、ベニヤ材や合成樹脂材により略矩形状に形成されて各種遊技部品が設置された板状基材21と、該板状基材21の前面に配設されてパチンコ球が流下する遊技領域20aを画成する領域画成部40とから基本的に構成されて、前記中枠12に配設された打球発射装置の作動によりパチンコ球を遊技領域20aに打ち出して遊技が行われるようになっている。前記遊技盤20には、前記遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な各種入賞口が設けられると共に、該入賞口へのパチンコ球の入賞を契機として遊技演出を実行する演出実行手段等の各種遊技部品が配設されている。そして、ルーター加工等の孔空け加工により前記遊技盤20の適宜位置に前後に貫通する複数の装着口(図示せず)が開設されており、各装着口に対して各種の遊技盤20設置部品(具体的には枠状装飾体25、始動入賞装置26,28、特別入賞装置30等)が取り付けられると共に、遊技領域20aの最下部位置には、該遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口22が開設されている。
ここで、図3に遊技盤20の盤面構成の一例を示す。図3に示すように、前記遊技領域20aの略中央に、前後に開口する表示窓口25aが形成された枠状装飾体25が配設され、該枠状装飾体25の表示窓口25aを介して図柄表示装置17の表示面が遊技盤20の前面側に臨むよう構成されている。前記図柄表示装置17は、そして、前記遊技盤20における枠状装飾体25の周囲(下方や側方)に、遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞口27,29を備えた始動入賞装置26,28や特別入賞口31を備えた特別入賞装置30が設けられている。前記遊技盤20には、前記枠状装飾体25の下方位置に、常に上方に開口する第1始動入賞口27を有する第1始動入賞装置26が配設されると共に、該第1始動入賞装置26の右側方位置に、特別入賞口31を有する特別入賞装置30が取り付けられ、該特別入賞装置30の上方位置に、遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な第2始動入賞口29を有する第2始動入賞装置28が配設されている。すなわち、実施例の遊技盤20の遊技領域20aは、打ち出されたパチンコ球を前記枠状装飾体25の左側部を流下させる第1球流下経路と、打ち出されたパチンコ球を枠状装飾体25の右側部を流下させる第2球流下経路とが区分して設けられ、該第1球流下経路に前記第1始動入賞装置26が配設されると共に、該第2球流下経路に前記第2始動入賞装置28および特別入賞装置30が配設されている。また、前記遊技盤20における第2始動入賞装置28の上方位置には、遊技領域20a(第2球流下経路)を流下するパチンコ球が通過可能なゲート部材33が配設されている。
(第1始動入賞装置26および第2始動入賞装置28について)
前記第1始動入賞装置26は、図3に示すように、遊技領域20a(第1球流下経路)に第1始動入賞口27が常に上方に開口するよう設けられており、遊技盤20の遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な常時開放型の入賞装置とされている。一方、前記第2始動入賞装置28は、前記遊技領域20a(第2球流下経路)に開口する第2始動入賞口29と、該第2始動入賞口29を開閉する開閉部材28aとを備えており、駆動手段としての図示しないソレノイドの駆動に伴って開閉部材28aを作動することで、第2始動入賞口29が開閉するよう構成される。また、前記第1および第2始動入賞装置26,28は、対応する始動入賞口27,29に入賞したパチンコ球を検出する図示しない始動入賞球検出センサを備えており、パチンコ機10の裏側に配設された図示しない制御装置に配線接続されている。制御装置に対して始動入賞球検出センサからパチンコ球を検出した検出信号が入力されるのに伴い、該制御装置が所定数(例えば3個)の賞球を払い出させるよう図示しない球払出装置を制御するよう設定されている。また、始動入賞球検出センサから制御装置への入賞検出信号の入力に伴って、各種入賞情報(特図当り判定用乱数等の各種乱数情報)を制御装置が取得し、この取得した入賞情報に基づいて特図当り抽選(大当り判定や小当り判定)を実行するようになっている。そして、この特図当り抽選の結果に基づいて前記図柄表示装置17において図柄変動演出が実行されると共に、後述する特図表示部74,75において特図変動表示が実行されるようになっている。そして、当り判定の判定結果が肯定(大当りや小当り)であった場合に、図柄表示装置17や特図表示部74,75に所定の当り表示が確定停止表示されて、遊技者に有利な当り遊技(大当り遊技や小当り遊技)が付与されるよう構成されている。
(特別入賞装置30について)
前記特別入賞装置30は、図3に示すように、遊技領域20aに開口する特別入賞口31を開閉自在に閉成する開閉部材30aを備えており、駆動手段としての図示しない第2ソレノイドの駆動に伴って開閉部材30aが作動することで特別入賞口31が開閉するよう構成されている。また、前記特別入賞装置30は、前記特別入賞口31に入賞したパチンコ球を検出する図示しない特別入賞球検出センサを備えており,該特別入賞球検出センサから制御装置への入賞検出信号の入力に伴って所定数の賞球が払い出されるようになっている。
ここで、大当り遊技は、後述する特図表示部74,75に特図変動表示の結果として所定の大当り図柄が停止表示された後に開始されるよう設定されており、当選した大当り図柄の種類に応じて設定された所定回数のラウンド遊技を実行することで、大当り遊技が終了するようになっている。ラウンド遊技では、ラウンド遊技毎に定められた所定の開閉パターンで特別入賞装置30の開閉部材30aが開閉動作することで、前記特別入賞口31にパチンコ球が入賞し得るようになっている。なお、現状のパチンコ機10では、1回の大当り遊技につき、最大で16回のラウンド遊技を実行することが可能とされており、当選した大当り図柄の種類に応じたラウンド遊技の回数(以下ラウンド回数という)が、1回〜16回の範囲でパチンコ機10毎に任意に設定される。ここで、1回のラウンド遊技は、特別入賞口31に規定個数(例えば10個)のパチンコ球が入賞するか、あるいは各ラウンド遊技の開始から規定時間(ラウンド時間)が経過することで終了するよう設定される。
また、小当り遊技は、特図表示部74,75に特図変動表示の結果として所定の小当り図柄が停止表示された後に開始されるよう設定されており、当選した小当り図柄の種類に応じて設定された所定の開閉パターンで特別入賞装置30の開閉部材30aが開閉動作することで、前記特別入賞口31にパチンコ球が入賞し得るようになっている。なお、小当り遊技は、特別入賞口31に規定個数(例えば10個)のパチンコ球が入賞するか、あるいは所定の開閉パターンで特別入賞装置30の開閉部材30aが開閉動作することで終了するよう設定される。
また、前記ゲート部材33には、該ゲート部材33を通過したパチンコ球を検出するゲートセンサが配設されており、該ゲートセンサがパチンコ機10の裏側に配設された制御装置に配線接続されている。ゲートセンサから制御装置への検出信号の入力に伴って、各種入賞情報(普図当り判定用乱数等)を制御装置が取得し、この取得した入賞情報に基づいて後述する普図当り抽選(普図当り判定)が行われるよう構成されている。そして、この普図当り抽選の結果、普図当りの場合に前記始動入賞装置26,28のソレノイドが駆動制御されて開閉部材が開閉動作するようになっている。すなわち、実施例の制御装置は、ゲートセンサによるパチンコ球の検出に基づいて、前記第2始動入賞口29の開閉部材を開放するか否かを決定する普図当り判定手段として機能している。
(領域画成部40について)
前記遊技盤20の板状基材21に配設される領域画成部40は、図3〜図6に示すように、左方へ凹む円弧状に形成されて遊技領域20aの左側部を画成する第1レール部41と、右方へ凹む円弧状に形成されて遊技領域20aの右側部を画成する第2レール部45とから構成されて、該第1レール部41および第2レール部45により略円形状の遊技領域20aが画成されるよう構成されている。ここで、前記第1レール部41は、異なる曲率の円弧状に形成された外レール部材42と内レール部材43とから構成されており、外レール部材42および内レール部材43の間にパチンコ球が通過可能な発射通路41aを画成するよう構成されている。前記発射通路41aは、遊技盤20の下端部側で下方に開口すると共に、前記遊技領域20aの内側左上方で開口するよう形成され、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が発射通路41aの下方開口端に通入して、該発射通路41aを通過したパチンコ球が遊技領域20a内の左上方位置に打ち出されるようになっている。以下の説明において、前記第1レール部41(外レール部材42および内レール部材43)において遊技領域20aを画成する部位を領域画成面と指称する場合がある。
実施例の外レール部材42は、帯状の金属薄板を円弧状に湾曲させて形成されており、遊技盤20の左下端部近傍から右上端部近傍に亘って延在するようになっている。また、実施例の内レール部材43は、円弧状に湾曲した帯状の樹脂部材により形成されて、遊技盤20の左下端部近傍から左上端部近傍に亘って延在している。なお、実施例では、前記内レール部材43の下端部に前記アウト口22が一体的に形成されている。また、前記遊技盤20には、前記第1レール部41より遊技領域20aの左側外方位置(遊技盤20の左側上下隅部)に、遊技盤20の盤面(前面)を装飾する盤面飾り部材44が配設されている。
前記第2レール部45は、図4、図5に示すように、前記遊技盤20に配設される本体部材46と、該本体部材46に着脱可能に配設されるガイド部材57とを備えており、該本体部材46およびガイド部材57に形成された湾曲面61〜63により前記遊技領域20aが画成されるようになっている。ここで、第2レール部45の湾曲面61〜63は、右方に円弧状に凹んだ曲面状に形成されており、該湾曲面61〜63の上端部に第1レール部41(具体的には外レール部材42)の右上端部が接続すると共に、湾曲面61〜63の下端部に第1レール部41(具体的には内レール部材43)の右下端部が接続するよう構成されている。すなわち、前記第2レール部45の湾曲面61〜63が、遊技盤20の盤面に略円形状の遊技領域20aを画成する領域画成面として機能している。また、前記第2レール部45の本体部材46は、前記遊技盤20において遊技領域20aの右側外方位置を略全面的に覆うよう形成されており、該本体部材46が遊技盤20の盤面を装飾する盤面飾り部材として機能するようになっている。なお、本体部材46は、前記遊技盤20からの第1レール部41(外レール部材42および内レール部材43)の突出高さと同じ高さで突出するよう構成されている。
前記第2レール部45には、図5、図6に示すように、制御装置で決定された各種の遊技情報を表示可能な遊技情報表示部材70が配設されており、該遊技情報表示部材70が前記前枠13の窓口13aを介してパチンコ機10の前面に臨むよう構成されている。すなわち、前記第2レール部45は、遊技情報表示部材70を設置する設置部材としての役割を果たしている。ここで、前記遊技情報表示部材70は、前記第2レール部45の本体部材46における上下方向の中央より下方位置(すなわち遊技盤20における非遊技領域の下部位置)に形成された第1設置部50に配設されると共に、該第1設置部50より上方位置に、前記ガイド部材57が着脱可能に取り付けられる第2設置部55が設けられている。すなわち、前記第1設置部50および第2設置部55は、前記第2レール部45の本体部材46に上下に隣接して設けられており、遊技情報表示部材70の上方にガイド部材57が隣接位置するよう構成されている。ここで、前記遊技情報表示部材70は、平板状に形成された配線基板71の表面に複数の発光部としてのLED71aが実装されている。また、前記第2レール部45の本体部材46には、前記第1設置部50の下方に、パチンコ機10の製造メーカ名や機種名、管理番号等の管理情報が表示された証紙65を貼付する証紙貼付領域48が設けられている。
ここで、前記第1設置部50は、前方へ開口するよう凹設された設置凹部51と、該設置凹部51を覆蓋する保護カバー52とから構成され、該設置凹部51と保護カバー52との間の空間に、前記遊技情報表示部材70が設置されている。前記設置凹部51には、該設置凹部51を形成する下面部に係止片51aが形成されると共に、当該設置凹部51内の上部位置に弾性変形可能な係止フック51bが形成されており、前記遊技情報表示部材70における配線基板71の下端部を係止片51aの後方側に差し込んで係止すると共に、当該配線基板71の上端部を係止フック51bに係止することにより、当該設置凹部51内に配線基板71(遊技情報表示部材70)が着脱可能に取り付けられるようになっている。なお、前記遊技盤20および第2レール部45(具体的には設置凹部51)には、前記配線基板71に設けられたコネクタの対応位置に、前後に開口する挿入口20b,51cが夫々開設されており、設置凹部51に接続した配線が挿入口20b,51cを介して遊技盤20の後方へ導出されて前記制御装置に接続されるようになっている。
また、前記保護カバー52には、図5に示すように、左後端部に外方へ突出する係止片52aが形成されると共に、弾性変形可能な係止フック52bが右端部から後方へ延在するよう形成されており、該保護カバー52の係止片52aを設置凹部51の左内側面に対応して形成した係止孔(図示せず)に挿入して係止させると共に、当該保護カバー52の係止フック52bを設置凹部51の右内側面に対応して形成した係止孔51dに係止させることで、当該設置凹部51に対して保護カバー52が取り付けられるようになっている。ここで、前記保護カバー52は、前記設置凹部51の前方開口の開口形状に整合する外形に形成されて、該設置凹部51の前方開口に嵌合するよう構成されており、該保護カバー52を設置凹部51に取り付けた状態で、当該保護カバー52の前面が本体部材46の前面と同一面上に位置するようになっている。
また、前記第2設置部55は、図5に示すように、前記設置凹部51(第1設置部50)の上部位置に、前方および遊技領域20a側に開口する凹状に形成されており、前記ガイド部材57が第2設置部55の開口を介して遊技領域20aに露出するよう構成されている。すなわち、本体部材46に配設されたガイド部材57により前記遊技領域20aの一部が画成されるようになっている。ここで、前記第2設置部55には、前方へ突出する位置決め突部55aと、前端部にネジ孔が形成されたネジ止めボス55bとが形成されており、該位置決め突部55aをガイド部材57の図示しない位置決め孔に挿入して位置決めした状態で、該ガイド部材57に形成された通孔57aを介して挿通したネジをネジ止めボス55bに螺挿することで、本体部材46の所定位置にガイド部材57が位置決め固定されるようになっている。
(第2レール部45の湾曲面61〜63について)
前記第2レール部45には、図3、図4、図6に示すように、前記遊技領域20aを画成する領域画成面として、曲面形状の異なる複数の湾曲面61〜63が形成されている。具体的に、前記第2レール部45の湾曲面61〜63は、その曲面形状から、前記遊技情報表示部材70の配設位置側から下方に延在する第1湾曲面61と、該第1湾曲面61の上端部に連接する第2湾曲面62と、該第2湾曲面62の上端部から第1レール部41の右上端部(外レール部材42の右上端部)の間を延在する第3湾曲面63とに大きく区分することができる。そして、前記第1湾曲面61および第3湾曲面63が前記本体部材46に設けられ、前記第2湾曲面62が前記ガイド部材57に設けられている。
ここで、図6に示すように、前記第2レール部45(本体部材46)における第1湾曲面61は、前記第1レール部41における領域画成面の下端部(内レール部材43の下端部)に段差なく連続するよう形成されると共に、該内レール部材43の曲率と略同じ曲率で湾曲するよう形成されている。そして、前記第2レール部45(ガイド部材57)における第2湾曲面62は、前記第1湾曲面61の上端部から当該第1湾曲面61の曲面に倣って仮想的に延長させた延長線Lよりも、遊技領域20aの外側へ湾曲するよう形成されている。具体的には、前記第1湾曲面61の上端部に対する接線よりも、前記第2湾曲面62の下端部に対する接線の方が水平線に対して緩やかな傾斜角度で右側に上方傾斜するよう形成されると共に、第2湾曲面62の下端部から上端部に向かうにつれて、水平線に対する第2湾曲面62の接線の傾斜角度が漸増するよう構成されている。すなわち、前記第2湾曲面62上のパチンコ球は、該第2湾曲面62の曲面に沿って第1湾曲面61側へ誘導されるよう構成されている。
前記第3湾曲面63の上端部は、図3に示すように、前記第1レール部41における領域画成面の上端部(外レール部材42の上端部)より下方に位置するよう構成されて、該湾曲面61〜63と外レール部材42との間に段差が形成されるようになっている。そして、前記第2レール部45において湾曲面61〜63と外レール部材42との間の段差位置に、ゴム等の弾性を有する球当て部材49(図4参照)が外レール部材42の端部に臨むよう取り付けられており、前記打球発射装置により発射されて第1レール部41(外レール部材42)に沿って転動するパチンコ球が当接して減勢させ得るようになっている。すなわち、前記第2レール部45(本体部材46)における第3湾曲面63は、第2レール部45(本体部材46)における球当て部材49の配設設位置から前記第2湾曲面62の外側端(右上端部)まで延在すると共に、右方に凸となる円弧状に湾曲するよう形成されている。これにより、前記遊技領域20aに打ち出されて前記第2レール部45まで移動したパチンコ球は、第1〜第3湾曲面61〜63により遊技領域20a内で滞留することなく流下するよう誘導される。
(遊技情報表示部材70について)
前記遊技情報表示部材70は、図5,図6、図8に示すように、前記第2レール部45の設置凹部51に着脱可能に取り付けられる配線基板71に複数の発光部としてのLED71aが実装されており、前記制御装置が決定した各種の遊技情報を、複数のLED71aの点灯・消灯・点滅のパターン(以下、単に点灯パターンという)により表示するよう構成されている。ここで、前記配線基板71には、左から右に向けて上方傾斜する配列でLED71aが複数列をなすよう実装されており、所定個数のLED71aを組み合わせて制御装置で決定される遊技情報を表示する各表示部(具体的には、後述するラウンド回数特定部73、特図表示部74,75、特図保留表示部77,78、普図表示部79、普図保留表示部80、状態報知部81、小当り表示部76、右打ち表示部82)が形成されるようになっている。以下、遊技情報表示部材70に設けられた各表示部について説明する。なお、各表示部を構成するLED71aは、対象の遊技情報を特定可能な個数以上のLED71aから構成される。
(ラウンド回数特定部73について)
前記ラウンド回数特定部73は、大当り遊技のラウンド回数を特定可能に表示する表示部であって、前記配線基板71における左上部に配列された複数個のLED71aにより構成されている。実施例では、左から右に向けて上方傾斜するよう直線的に配列された7個のLED71aによりラウンド回数特定部73を構成するよう構成されており、該ラウンド回数特定部73を構成する各LED71aの点灯パターンから大当り遊技のラウンド回数を特定し得るようになっている。ここで、現状のパチンコ機10に対しては、1回の大当り遊技における最大のラウンド回数が16回に定められていることから、ラウンド回数特定部73のLED71aが16通りの異なった点灯パターンで点灯することでラウンド回数を特定するようになっている。また、前記ラウンド回数特定部73は、特図表示部74,75が大当り図柄を表す点灯パターンで点灯した後に行われる大当り遊技において点灯し、大当り遊技の終了に伴い消灯するようになっており、該ラウンド回数特定部73が点灯することで、ラウンド回数を報知すると共に大当り遊技中であることを報知している。
(特図表示部74,75について)
前記特図表示部74,75(特図表示手段)は、前記第1始動入賞口27および第2始動入賞口29への入賞を契機として行われる特図当り抽選(大当り判定や小当り判定)の結果を示す報知用の特別図柄(以下、特図という)を特定可能に表示する表示部であって、前記配線基板71に設けられた複数個のLED71aにより構成されている。ここで、前記特図表示部74,75は、前記第1始動入賞口27への入賞を契機として変動表示を開始する第1特図表示部74と、第2始動入賞口29への入賞を契機として変動表示を開始する第2特図表示部75とからなり、各特図表示部74,75の何れも複数個(実施例では8個ずつ)のLED71aにより構成されている。すなわち、前記第1始動入賞口27へのパチンコ球の入賞を契機として、第1特図表示部74のLED71aが順次点灯・消灯する特図変動表示が行われ、最終的に確定的に点灯したLED71aの点灯位置(点灯パターン)により複数種類の特図を表示するようになっている。同様に、第2始動入賞口29へのパチンコ球の入賞を契機として、第2特図表示部75のLED71aが点灯・消灯する変動表示が行われて、最終的に点灯したLED71aの点灯位置(点灯パターン)により特図を表示するよう構成されている。
ここで、前記第1特図表示部74は、図8に示すように、前記ラウンド回数特定部73の直下方に直線的に配列された8個のLED71aから構成され、前記第2特図表示部75は、第1特図表示部74の直下方に直線的に配列された5個のLED71aと、該5個のLED71aの直下方に直線的に配列された3個のLED71aとから構成されている。すなわち、実施例の遊技情報表示部材70では、第1特図表示部74および第2特図表示部75の夫々において、点灯・消灯により256通りの特図を表示し得るようになっている。なお、第1特図表示部74および第2特図表示部75は、対応する特図表示部74,75において次の特図変動表示が行われるまで、点灯パターンを維持するよう設定されている。
具体的に、各特図表示部74,75で表示される特図として、大当り判定の当選を認識可能な大当り図柄としての特図と、小当り判定の当選を認識可能な小当り図柄としての特図と、はずれを認識し得るはずれ図柄としての特図とが設定されている。すなわち、特図当り抽選(大当り判定や小当り判定)の結果に応じて1つの特図が制御装置により決定され、この決定された特図に対応した点灯パターンで特図表示部74,75のLED71aが点灯することで、特図の種類が特定されるようになっている。すなわち、前記第1特図表示部74または第2特図表示部75の何れかにおいて、大当り図柄を表す点灯パターンでLED71aが点灯することで大当り判定の当選が報知されて引き続いて遊技者に大当り遊技が付与されると共に、小当り図柄を表す点灯パターンでLED71aが点灯することで小当り判定の当選が報知されて引き続いて遊技者に小当り遊技が付与されるようになっている。
(小当り表示部76について)
前記小当り表示部76は、前記第1始動入賞口27および第2始動入賞口29への入賞を契機として行われる特図当り抽選(大当り判定や小当り判定)の結果、小当り判定の当選した小当り遊技の実行中を特定可能に表示する表示部であって、前記配線基板71に設けられたLED71aにより構成されている。前記小当り表示部76は、図8に示すように、前記ラウンド回数特定部73の上端側に直線的に隣接して配設された1個のLED71aから構成されている。ここで、小当り表示部76は、特図表示部74,75が小当り図柄を表す点灯パターンで点灯した後に行われる小当り遊技において点灯し、小当り遊技の終了に伴い消灯するようになっており、該小当り表示部76が点灯することで小当り遊技中であることを報知している。
(特図保留表示部77,78について)
前記特図保留表示部77,78は、前記第1始動入賞口27および第2始動入賞口29にパチンコ球が入賞した際に取得される入賞情報(各種乱数情報)を、機内部の記憶手段に特図始動保留情報(始動保留球)として記憶する場合に、当該特図始動保留情報の保留数を特定可能に表示する表示部であって、前記配線基板71に設けられた複数個のLED71aにより構成されている。ここで、前記特図保留表示部77,78は、前記第1始動入賞口27にパチンコ球が入賞した際に取得されて記憶手段に記憶された第1特図始動保留情報を表示する第1特図保留表示部77と、前記第2始動入賞口29にパチンコ球が入賞した際に取得されて記憶手段に記憶された第2特図始動保留情報を表示する第2特図保留表示部78とからなり、各特図保留表示部77,78の何れも複数個(実施例では2個ずつ)のLED71aにより構成されている。すなわち、前記第1特図保留表示部77および第2特図保留表示部78を構成するLED71aの点灯パターンによって、保留されている第1特図変動表示および第2特図変動表示の回数(図柄変動演出の回数)が報知されるようになっている。
ここで、前記第1特図保留表示部77で表示される第1特図始動保留情報の保留数は、第1始動入賞口27へパチンコ球が入賞することで1加算されると共に、第1特図変動表示(図柄変動演出)が行われる毎に1減算される。同様に、前記第2特図保留表示部78で表示される第2特図始動保留情報の保留数は、第2始動入賞口29へパチンコ球が入賞することで1加算されると共に、第2特図変動表示(図柄変動演出)が行われる毎に1減算される。なお、第1および第2特図始動保留情報の保留数には所定の上限数(実施例では「4」)が設定されており、該上限数まで第1および第2特図始動保留情報の保留数が夫々加算されるよう設定されている。そして、前記第1特図保留表示部77および第2特図保留表示部78の夫々は、2個のLED71aを点灯・点滅することにより4通りの保留数を表示するよう構成されている。例えば、各特図始動保留記憶数が「1」〜「2」の場合には対応した特図保留表示部77,78のLED71aが順に点灯し、各特図始動保留記憶数が「3」〜「4」の場合には対応の特図保留表示部77,78が順に点滅することで、保留情報の保留数を遊技者が把握し得るようになっている。
また、図8に示すように、前記第1特図保留表示部77は、前記第1特図表示部74の上端側の直下方に直線的に配列された2個のLED71aから構成され、前記第2特図保留表示部78は、第2特図表示部75の直下方に直線的に配列された2個のLED71aから構成されている。すなわち、遊技情報表示部材70は、前記第1特図表示部74に隣接して第1特図保留表示部77が配置されると共に、前記第2特図表示部75に隣接して第2特図保留表示部78が配置されており、各特図表示部74,75と特図保留表示部77,78との対応関係を容易に理解し得るよう構成されている。
(普図表示部79について)
前記普図表示部79(普図表示手段)は、前記ゲート部材33をパチンコ球が通過するのを契機として行われる普図当り抽選(普図当り判定)の結果を示す報知用の普通図柄(以下、普図という)を特定可能に表示する表示部であって、前記配線基板71に設けられた複数個のLED71aにより構成されている。すなわち、前記ゲート部材33へのパチンコ球の通過を契機として、普図表示部79のLED71aが順次点灯・消灯する普図変動表示が行われ、最終的に確定的に点灯したLED71aの点灯位置(点灯パターン)により複数種類の普図を表示するようになっている。ここで、前記普図表示部79は、前記第1特図保留表示部77の直下方に直線的に配列された2個のLED71aから構成されており、点灯・消灯により4通りの普図を表示可能に構成されている。なお、普図表示部79は、次の普図変動表示が行われるまで、点灯パターンを維持するよう設定されている。
具体的に、各普図表示部79で表示される普図として、普図当り判定の当選を認識可能な普図当り図柄としての普図と、はずれを認識し得るはずれ図柄としての普図とが設定されている。すなわち、普図当り抽選(普図当り判定)の結果に応じて1つの普図が制御装置により決定され、この決定された普図に対応した点灯パターンで普図表示部79のLED71aが点灯することで、普図の種類が特定されるようになっている。すなわち、前記普図表示部79において、普図当り図柄を表す点灯パターンでLED71aが点灯することで普図当り判定の当選が報知されて、前記第2始動入賞口29の開閉部材30aが開放する普図当り遊技が付与されるようになっている。
(普図保留表示部80について)
前記普図保留表示部80は、前記ゲート部材33をパチンコ球が通過した際に取得される入賞情報(各種乱数情報)を、機内部の記憶手段に普図始動保留情報(始動保留球)として記憶する場合に、当該普図始動保留情報の保留数を特定可能に表示する表示部であって、前記配線基板71に設けられた複数個(実施例では2個)のLED71aにより構成されている。すなわち、前記普図保留表示部80を構成するLED71aの点灯パターンによって、保留されている普図変動表示の回数が報知されるようになっている。
ここで、前記普図保留表示部80で表示される普図始動保留情報の保留数は、ゲート部材33をパチンコ球が通過することで1加算されると共に、普図変動表示が行われる毎に1減算される。なお、び普図始動保留情報の保留数には所定の上限数(実施例では「4」)が設定されており、該上限数まで普図始動保留情報の保留数が夫々加算されるよう設定されている。そして、前記普図保留表示部80は、2個のLED71aを点灯・点滅することにより4通りの保留数を表示するよう構成されている。例えば、普図始動保留記憶数が「1」〜「2」の場合には普図保留表示部80のLED71aが順に点灯し、各普図始動保留記憶数が「3」〜「4」の場合には普図保留表示部80が順に点滅することで、保留情報の保留数を遊技者が把握し得るようになっている。ここで、前記普図保留表示部80は、前記普図表示部79の直下方の右側に直線的に配列された2個のLED71aから構成されている。すなわち、前記普図表示部79に隣接して普図保留表示部80が配置されており、各特図表示部74,75と普図保留表示部80との対応関係を容易に理解し得るよう構成されている。
(状態報知部81について)
前記状態報知部81は、パチンコ機10において遊技が行われる複数種類の遊技状態が設定されている場合に、当該遊技状態を特定可能に表示する表示部であって、前記配線基板71に設けられた複数個(実施例では2個)のLED71aにより構成されている。ここで、パチンコ機10に対しては、遊技が行われる遊技状態として確変状態および変短状態を設定し得ることから、状態報知部81のLED71aが異なった点灯パターンで点灯することで遊技状態としての確変状態および変短状態を特定するようになっている。ここで、実施例の状態報知部81は、前記普図表示部79の上端側に直線的に隣接する2個のLED71aから構成されており、一方のLED71aの点灯で確変状態であることを報知すると共に、他方のLED71aの点灯で変短状態であることを報知するよう設定されている。ここで、パチンコ機10は、当選した大当り図柄の種類に応じて大当り遊技の終了後の遊技状態が定まるよう設定され、大当りの当選を契機に遊技状態を変更可能になっている。また、前記状態報知部81は、特図表示部74,75が大当り図柄を表す点灯パターンで点灯したと同時またはその後の大当り遊技において当選した大当り図柄に対応する遊技状態を点灯するよう設定される。また、状態報知部81は、特図表示部74,75において次の特図変動表示が行われるまで、点灯パターンを維持するよう設定されている。
ここで、前記確変状態は、前記特別入賞口31へのパチンコ球の入賞契機が、当該確変状態が付与されていない状態に較べて高くなる状態である。具体的には、確変状態では、大当り判定の当選確率を低確率から高確率に変動することにより特別入賞口31へのパチンコ球の入賞契機を増加するよう設定される。また、変短状態は、開閉部材30aにより開閉される前記第2始動入賞口29へのパチンコ球の入賞契機が、当該変短状態が付与されていない状態と較べて高くなる入賞率向上状態である。具体的には、変短状態では、(1)普図変動表示の変動時間の短縮、(2)普図当り確率を低確率から高確率に変動、(3)普図当り1回についての第2始動入賞口29を開放する開閉部材30aの開放時間を増やすこと、により第2始動入賞口29へのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。なお、変短状態では、上記(1)〜(3)を単独または複数を組み合わせることができる。
(右打ち表示部82について)
前記右打ち表示部82は、前記第2球流下経路へパチンコ球を打ち出して遊技を実行する右打ち遊技状態であることを特定可能に表示する表示部であって、前記配線基板71に設けられたLED71aにより構成されている。前記右打ち遊技状態は、前記第2球流下経路へパチンコ球を打ち出して遊技を行うことが予定された状態であり、例えば前述のように第2球流下経路に前記ゲート部材33が配置されたパチンコ機10において変短状態が付与された状態や、第2球流下経路に特別入賞装置30が配置されたパチンコ機10において大当り遊技または小当り遊技が付与された状態等が右打ち遊技状態に該当する。すなわち、右打ち遊技状態では、第2球流下経路へパチンコ球を打ち出して遊技を行うことで、第1球流下経路へパチンコ球を打ち出して遊技を行う場合と比べて、遊技者により多くの特典が付与される状態である。この右打ち表示部82は、前記小当り表示部76の上部に隣接して配置された1個のLED71aから構成されており、当該右打ち表示部82のLED71aを点灯することで右打ち遊技状態であることを報知するようになっている。また、前記右打ち表示部82は、前記第1特図表示部74または第2特図表示部75に特図が確定停止されて右打ち遊技状態に移行した後に点灯し、右打ち遊技状態が終了するのに伴い消灯するようになっている。
(賞球残数表示部83について)
また、前記配線基板71には、図8に示すように、右上部位置に賞球の払い出し残数を表示する賞球残数表示部83が設けられている。前記賞球残数表示部83は、7セグメントLED71a等のように賞球の払い出し残数を数値で表示可能な表示手段が採用されている。実施例の賞球残数表示部83は、横並びに3つの7セグメントLEDを配置して3桁の数値を表示し得るよう構成されている。
(表示識別シート90について)
前記遊技情報表示部材70を被覆保護する前記保護カバー52には、図9に示すように、該遊技情報表示部材70に設けられた各表示部を識別可能に区別する表示識別シート90が設けられている。前記表示識別シート90は、片方の面に接着剤等が付与された紙やプラスチックフィルムから形成されたシール状部材であって、前記保護カバー52の前面に貼付されている。また、前記表示識別シート90は、光を透過し得るよう構成されており、前記遊技情報表示部材70に設けられた各表示部のLED71aを点灯した光が遊技盤20(第2レール部45)の前面側に透過して、各表示部の点灯パターンを視認し得るようになっている。
また、前記表示識別シート90には、図9に示すように、遊技情報表示部材70に設けられた各表示部を区切る仕切部91が設けられている。実施例の仕切部91は、遊技盤20(第2レール部45)の前面側から認識可能な形態で各表示部73〜82を個別に囲むよう印刷等により表示された囲み線であり、遊技情報表示部材70に設けられた各表示部73〜82を区別して認識し得るようになっている。また、前記表示識別シート90には、前記仕切部91で区切られた表示部73〜82に対応した機能表示(図示せず)が併記されている。実施例の機能表示は、遊技盤20(第2レール部45)の前面側から認識可能な形態で印刷等により表示される。また、各仕切部91および機能表示は対応付けて表示され、該機能表示を確認することで、仕切部91に対応した表示部73〜82で表示される遊技情報の内容を遊技者が把握し得るようになっている。なお、機能表示の表示としては、各表示部73〜82の機能を端的に把握可能な簡略的な表示とすることが好適である。
(ラウンド回数識別シート100について)
また、前記第2レール部45(本体部材46)には、図9に示すように、前記証紙貼付領域48の側方に隣接して、前記ラウンド回数特定部73の点灯パターンにより特定されるラウンド回数を判別可能な識別情報を表示したラウンド回数識別シート100(ラウンド回数識別)が設けられている。なお、実施例の前記ラウンド回数識別シート100は、片方の面に接着剤等が付与された紙やプラスチックフィルムからなるシール状部材であって、前記第2レール部45(本体部材46)の表面に貼付するようになっている。前記ラウンド回数識別シート100には、前記ラウンド回数特定部73で特定される点灯パターンの種類毎に設けられた点灯パターン表示部101と、該点灯パターン表示部101毎に対応して設けられた回数表示部105(ラウンド回数表示部)とが設けられており、ラウンド回数特定部73に表示される点灯パターンの種類を点灯パターン表示部101で識別可能に表示すると共に、該点灯パターン表示部101に表示された点灯パターンに対応するラウンド回数を回数表示部105で識別可能に表示するようになっている。
前記点灯パターン表示部101は、前記表示識別シート90に表示されたラウンド回数特定部73に対応する仕切部91を縮小した囲み線で表示されると共に、該囲み線の内側を、ラウンド回数特定部73を構成するLED71a毎に区切るように表示されている。すなわち、前記点灯パターン表示部101は、前記ラウンド回数特定部73を構成する複数(実施例では7個)のLED71aと同数の識別表示部102から構成されており、各識別表示部102において対応した配置のLED71aの点灯および消灯を表示することで、ラウンド回数特定部73の点灯パターンを識別し得るようになっている。一例としては、ラウンド回数識別シート100の地色と異なる色彩で着色表示した識別表示部102により、ラウンド回数特定部73の対応した配置のLED71aの点灯状態を表示し、ラウンド回数識別シート100の地色と同じ色彩で表示された識別表示部102により、ラウンド回数特定部73の対応した配置のLED71aの消灯状態を表示することができる。なお、LED71aの点灯および消灯を区別して識別可能な表示形態であれば、その他の表示形態を採用可能であることは言うまでもない。
また、前記点灯パターン表示部101は、前記ラウンド回数特定部73におけるLED71aの配置形態に倣うよう前記識別表示部102が配置されている。すなわち、ラウンド回数特定部73を構成するLED71aと同様に、前記識別表示部102がからに向けて上方傾斜するよう配置されており、該ラウンド回数特定部73の点灯パターンと、点灯パターン表示部101の表示とを容易に比較対照し得るよう構成されている。
前記回数表示部105は、図9に示すように、点灯パターン表示部101毎に対になるよう設けられており、対応する点灯パターン表示部101のラウンド回数を識別可能に表示するよう形成されている。すなわち、大当り遊技に際してラウンド回数特定部73のLED71aが点灯した際に、該ラウンド回数特定部73の点灯パターンと同じ点灯状態を示す点灯パターン表示部101に対応した回数表示部105を確認することで、当該大当り遊技におけるラウンド回数を正確に把握し得るようになっている。一例としては、対応する点灯パターン表示部101で特定されるラウンド回数を数値で表示する「1」、「2」等の数値表示と、当該数値表示がラウンド回数を指すことを明示する「R」等のラウンド表示とを組み合わせて表示することで、対応した点灯パターン表示部101で特定されるラウンド回数を明確に表示することができる。なお、点灯パターンで表されるラウンド回数を識別可能な表示形態であれば、その他の表示形態を採用可能であることは言うまでもない。
また、図9に示すように、前記ラウンド回数識別シート100には、パチンコ機10に許容されて前記ラウンド回数特定部73により特定され得るラウンド回数の種類の数分だけ、対になる点灯パターン表示部101および回数表示部105が設けられている。具体的に、前述のようにパチンコ機10では、1回の大当り遊技につき最大で16回のラウンド遊技の実行が許容されていることから、対になる点灯パターン表示部101および回数表示部105が前記ラウンド回数識別シート100に16組表示されている。すなわち、パチンコ機10に実際に採用されたラウンド回数に関わらず、パチンコ機10に許容されるラウンド回数分の点灯パターン表示部101および回数表示部105がラウンド回数識別シート100に表示されている。
また、図9に示すように、前記ラウンド回数識別シート100は、前記第2レール部45において証紙貼付領域48の左側部から上部まで至る範囲に設けられており、該ラウンド回数識別シート100の一部が前記表示識別シート90の左側方に隣接するようになっている。そして、ラウンド回数識別シート100において表示識別シート90に隣接する領域に、少なくとも一対の点灯パターン表示部101および回数表示部105が設けられており、該点灯パターン表示部101および回数表示部105がラウンド回数特定部73に隣接するよう構成されている。実施例では、1組の点灯パターン表示部101および回数表示部105がラウンド回数特定部73に隣接して設けられている。また、前記表示識別シート90には、前記ラウンド回数特定部73に対応した仕切部91とラウンド回数識別シート100とを繋ぐ指示線93が印刷等により表示されており、ラウンド回数特定部73とラウンド回数識別シート100に表示された点灯パターン表示部101および回数表示部105との関連を視覚的に容易に把握し得るよう構成されている。
(実施例の作用)
次に、実施例に係るパチンコ機10の作用について説明する。
前記操作ハンドル16を遊技者が回転操作すると、打球発射装置から発射されたパチンコ球が前記遊技盤20(第1レール部41)に設けられた発射通路41aを介して遊技領域20a内に打ち出されて、遊技釘等に接触して流下方向を変更しながら遊技領域20a内を流下する。そして、前記遊技領域20aを流下するパチンコ球が前記第1始動入賞装置26の第1始動入賞口27や第2始動入賞装置28の第2始動入賞口29に入賞すると、制御装置が特図当り抽選を実行し、その結果に基づいて前記図柄表示装置17での図柄変動演出が開始されると共に、入賞した始動入賞口27,29に応じた第1特図表示部74または第2特図表示部75において特図変動表示が実行されるようになっている。そして、当り判定の判定結果が肯定(大当りや小当り)であった場合に、図柄表示装置17や特図表示部74,75に所定の当り表示が確定停止表示されて、遊技者に有利な当り遊技(大当り遊技や小当り遊技)が付与される。
ここで、前記第1始動入賞口27や第2始動入賞口29へのパチンコ球の入賞や、ゲート部材33のパチンコ球の通過に伴って制御装置が決定する各種遊技情報(特図、特図始動保留情報の保留数、普図、普図始動保留情報の保留数、大当り遊技に当選した際のラウンド回数、大当り遊技後の確変や変短の有無、小当りの発生、右打ち遊技状態への移行)を表示する遊技情報表示部材70を、1箇所に纏めて配置したことで、これらの遊技情報を遊技者が容易に確認することができる。また、前記遊技情報表示部材70には、パチンコ機10毎に設定され得る遊技情報を網羅して表示するようよう構成されているから、遊技情報の確認作業を容易に行うことができる。このように、パチンコ機10毎に設定され得る遊技情報を表示する各表示部を遊技情報表示部材70に設けることで、該遊技情報表示部材70を、仕様が異なるパチンコ機10において共通部品として使用することができる。従って、パチンコ機10毎に遊技情報表示部材70に設ける表示部を変更する必要がないから、仕様が異なるパチンコ機10毎に専用の遊技情報表示部材70を製造する必要はなく、生産性を向上し得ると共に、部品の共通化によってコストの低減も図り得る利点がある。
また、前記遊技情報表示部材70に隣接して配設したラウンド回数識別シート100に、ラウンド回数特定部73で特定される点灯パターン毎に点灯パターン表示部101を設けて、該点灯パターン表示部101においてラウンド回数特定部73の点灯パターンの種類を識別可能に表示するよう構成すると共に、当該点灯パターン表示部1015毎に回数表示部105を設けて、各点灯パターン表示部101に対応したラウンド回数を識別可能に表示するようにしたことで、当選した大当り遊技におけるラウンド回数を正確に把握することができる。また、対になる点灯パターン表示部101および回数表示部105を、パチンコ機10に採用可能なラウンド回数の種類分(すなわち16種類)だけ設けることで、ラウンド回数特定部73およびラウンド回数識別シート100を、仕様が異なるパチンコ機10において共通部品として使用することができる。従って、パチンコ機10毎にラウンド回数特定部73の点灯パターンやラウンド回数識別シート100の表示内容を変更する必要がないから、仕様が異なるパチンコ機10毎に専用のラウンド回数特定部73やラウンド回数識別シート100を製造する必要はなく、生産性を向上し得ると共に、部品の共通化によってコストの低減も図り得る利点がある。
更に、ラウンド回数識別シート100の一部をラウンド回数特定部73に対応した表示識別シート90に隣接して設けたことにより、ラウンド回数特定部73の点灯パターンとラウンド回数識別シート100の表示内容とを関連付けて把握することができ、ラウンド回数特定部73の点灯パターンがどのラウンド回数に対応しているかを容易に確認することができる。しかも、前記ラウンド回数識別シート100に表示された点灯パターン表示部101における識別表示部102の配置を、前記ラウンド回数特定部73におけるLED71aの配置に対応付けたことで、ラウンド回数特定部73の点灯パターンを点灯パターン表示部101の表示と容易に比較することができ、ラウンド回数を短時間で理解することが可能となる。
また、実施例では、前記第2レール部45における遊技情報表示部材70の上部にあたる第1湾曲面61の上端に、外側方に延在する第2湾曲面62が連接するよう形成してある。これにより、遊技盤20の大きさ自体を変更することなく遊技領域20aを拡大することができ、遊技盤20に対して遊技部品や遊技釘等を配設する自由度を向上し得る。また、第1湾曲面61の上端に連接する第2湾曲面62を、第2湾曲面62の下端部から上端部に向かうにつれて水平線に対する接線の傾斜角度が漸増するよう上方傾斜させてあるから、遊技領域20a内にパチンコ球が滞留することはなく、速やかにパチンコ球を流下させることができる。
また、前記第2湾曲面62は、第1湾曲面61や第3湾曲面63と比べて、水平線に対する接線の傾斜角度が緩やかであることから、遊技領域20aを流下するパチンコ球が接触した際に作用する負荷が大きくなる傾向にある。ここで、前記第2湾曲面62は、前記第1湾曲面61や第3湾曲面63が形成された第2レール部45の本体部材46に対して着脱可能なガイド部材57に形成するようにしたから、長時間遊技に供されて第2湾曲面62が損傷等した場合であっても、ガイド部材57を交換するだけで簡単に原状回復することができる。また、前記ガイド部材57は、前記本体部材46に形成した第2設置部55に対して遊技盤20の前面側から着脱し得るよう構成されているから、該ガイド部材57の交換作業を極めて簡単に行うことができる。
また、第2レール部45に第2湾曲面62を形成して遊技領域20aにおける第2球流下経路を拡張することで、実施例のように、遊技領域20aにおける第2球流下経路にゲート部材33や特別入賞装置30を配設して、右打ち遊技状態において第2球流下経路へ向けてパチンコ球を打ち出した際に、パチンコ球を流下可能な経路を多彩にすることができる。すなわち、パチンコ球の動きが単調となるのを防いで遊技の興趣を向上し得る。また、第2球流下経路を拡張する際に、第1球流下経路を縮小する必要がないから、第1球流下経路へ向けてパチンコ球を打ち出す通常の遊技方法である所謂左打ちにおいても、パチンコ球が流下可能な経路が制限されることはなく、遊技の興趣を損なうことはない。
(変更例)
なお、遊技機の構成としては、前述した実施例に示したものに限らず、種々の変更が可能である。
(1) 実施例では、遊技情報表示手段に対して遊技情報を表示する複数の表示部を設けるようにしたが、該表示部として少なくともラウンド回数特定部を設けるようにすれば、大当り遊技のラウンド回数の変更に対して容易に対応することができる。
(2) また、遊技情報表示手段における発光部の配置は、実施例に示したものに限られるものではなく、任意の配置とすることができる。
(3) 実施例では、遊技情報表示手段を第2レール部の下部位置に配置するようにしたが、これに限らず、遊技盤の遊技領域の外側に位置するよう配設すれば、遊技盤の遊技領域の内側に配設される各種遊技盤設置部品の配置位置に関わらず、遊技情報表示手段を共通化することができる。
(4) 実施例では、ラウンド回数識別部(ラウンド回数識別シート)に対して、ラウンド回数特定部の点灯パターンで特定されるラウンド回数を判別可能な識別情報(点灯パターン表示部およびラウンド回数表示部)を、遊技機に許容されるラウンド回数の種類分(すなわち16種類)設けるようにしたが、複数種類のラウンド回数に対応するように、ラウンド回数識別部に対してラウンド回数を判別可能な識別情報(点灯パターン表示部およびラウンド回数表示部)を表示するようにしてもよい。この場合には、ラウンド回数識別部に表示されたラウンド回数を採用した遊技機に対して、遊技情報表示手段を共通して用いることができる。
(5) 実施例では、第2レール部の本体部材を単一の部材で形成したが、該本体部材を複数の部材に分割して形成してもよい。
(6) 実施例では、第2湾曲面を形成したガイド部材を本体部材とは別部材として形成して、本体部材に対してガイド部材を着脱し得るよう構成したが、該本体部材とガイド部材とを単一の部材で形成するようにしてもよい。
(7) 実施例では、遊技領域を画成する第2レール部が盤面飾り部材(遊技情報表示手段の設置部材)として機能するよう構成したが、必ずしも盤面飾り部材としての機能を備える必要はない。すなわち、帯状の金属薄板等により遊技領域を画成するレール部と、遊技領域の外側を装飾する盤面飾り部材とを別々に設けるようにしてもよい。このとき、実施例における第2レール部に設けた第2湾曲面と同じ曲面でレール部を形成すれば、実施例と同じ作用効果を期待し得る。
20 遊技盤
20a 遊技領域
26 第1始動入賞装置(始動入賞手段)
28 第2始動入賞装置(始動入賞手段)
28a 開閉部材(開閉手段)
30 特別入賞装置(特別入賞手段)
30a 開閉部材(開閉手段)
31 特別入賞口
71a LED(発光部)
73 ラウンド回数特定部
91 仕切部
93 指示線
100 ラウンド回数識別シート(ラウンド回数識別部)
101 点灯パターン表示部
102 識別表示部
105 回数表示部(ラウンド回数表示部)

Claims (3)

  1. 遊技球が流下する遊技領域が前面に形成された遊技盤と、遊技盤に設けられ、遊技球が入賞可能な始動入賞手段と、始動入賞手段への遊技球の入賞を契機として当りか否かを判定する当り判定手段と、遊技球が入賞可能な特別入賞口を開閉手段で開閉する特別入賞手段とを備え、前記当り判定手段が当りの判定結果の場合に、前記開閉手段が特別入賞口を開放するラウンド遊技を所定回数実行する当り遊技が行なわれるよう構成された遊技機において、
    前記遊技盤の遊技領域外に配設されると共に複数の発光部から構成され、複数の発光部の点灯パターンにより複数種類のラウンド回数を特定するラウンド回数特定部と、
    前記遊技盤の遊技領域外において、前記ラウンド回数特定部の発光部による発光位置から離間した位置に配設されたラウンド回数識別部とを備え、
    前記ラウンド回数識別部は
    前記ラウンド回数特定部で特定される点灯パターン毎に設けられ、該点灯パターンの種類を識別可能に表示した点灯パターン表示部と
    前記点灯パターン表示部毎に対をなすよう設けられ、対をなす点灯パターン表示部で表示された点灯パターンに対応したラウンド回数を識別可能に表示したラウンド回数表示部とを有し、
    前記点灯パターン表示部は、前記ラウンド回数特定部を構成する複数の発光部と同数の識別表示部を、当該ラウンド回数特定部を縮小した形態で当該複数の発光部の配置形態に倣うよう配置することで構成されると共に、地色と異なる色彩の識別表示部により対応した配置位置の発光部の点灯状態を表示すると共に、地色と同じ色彩の識別表示部により対応した配置位置の発光部の消灯状態を表示することで、当該点灯パターン表示部に対応した前記ラウンド回数特定部の点灯パターンを識別可能に表示するよう形成され、
    をなす前記点灯パターン表示部およびラウンド回数表示部を、遊技機に許容されて前記ラウンド回数特定部で特定されるラウンド回数の種類分設けるよう構成され
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 複数の発光部を備えると共に当該複数の発光部の点灯パターンにより制御装置で決定された異なる遊技情報を表示する遊技情報表示手段を備え、当該遊技情報表示手段が備える発光部の一部により前記ラウンド回数特定部が形成され、
    前記遊技情報表示手段の前記ラウンド回数特定部を前記遊技盤の前面側から認識可能な形態で区切る仕切部が設けられて、当該ラウンド回数特定部に対応した仕切部と前記ラウンド回数識別部とを指示線で繋いで表示するよう構成された請求項1記載の遊技機。
  3. 前記ラウンド回数識別部において対をなす前記点灯パターン表示部およびラウンド回数表示部は、仕様が異なる遊技機において設定することが許容されているラウンド回数の種類分設けられている請求項1または2記載の遊技機。
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