JP2011224107A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】保温動作中に蓋を開いた状態を検出し、保温時の加熱動作を一時停止する炊飯器を提供する。
【解決手段】制御手段6は、鍋底温度センサー23によって検出された内鍋1の底部の鍋底温度、及び、蓋部温度センサー22によって検出された内蓋8a表面の周辺の蓋部温度を受信し、双方の温度差(鍋底温度−蓋部温度)が所定量(例えば、15℃)以上であるか否かを判定し、温度差が所定量以上である場合、インバーター回路30、胴ヒーター駆動回路31及び蓋ヒーター駆動回路32による加熱手段2の加熱動作を強制的に停止させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、一般家庭等で利用される炊飯器に関し、特に、その保温動作に関するものである。
従来の炊飯器として、待機状態時において、保温を開始させる第二の入力手段からの入力の有無を調べて、その入力がなければ、炊飯を開始させる第一の入力手段からの入力の有無を調べて、ここでまた、炊飯を開始させる第一の入力手段からの入力がなければ、待機状態の処理を続行するものがある。この炊飯器において、使用者が炊飯を開始させる第一の入力手段を操作すると制御手段が炊飯量に応じた加熱プログラムによって加熱手段を駆動し、鍋を加熱し加熱炊飯が実施される。続いて、炊飯又は保温を強制的に終了させて待機状態に戻す第三の入力手段からの入力の有無を調べ、その入力がある場合には、待機状態に入り、入力がない場合には、炊飯が終了しているかどうかを調べる。炊飯が終了していない場合には、炊飯動作を続行する。そして、炊飯終了を検知して、あるいは、保温を開始させる第二の入力手段からの入力があれば、保温状態に入る。制御手段が保温動作のプログラムによって加熱手段を駆動し、鍋を加熱し保温が実施される。続いて、炊飯又は保温を強制的に終了させて待機状態に戻す第三の入力手段からの入力の有無を調べて、その入力がある場合には、待機状態に入り、入力がない場合には、保温動作を続行する(例えば、特許文献1参照)。
特許第3736059号公報(第16頁、第16図)
上記のような保温動作においては、保温経過時間に関わらず第三のキー入力手段を操作することによって、使用者が意図的に保温動作を終了させない限り、保温動作が終了することは有り得ない。したがって、使用者が保温動作の終了操作を実施しない場合、保温動作を延々と続けてしまい、使用者が誤って蓋を開放させた状態等で放置しても保温動作を続けるため、無駄な消費電力を発生するため、省エネにはならないという問題点があった。また、空の鍋の場合、加熱し続けるため、火傷等に対する安全性に欠けてしまうという問題点もあった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、保温動作中に蓋を開いた状態を検出し、保温時の加熱動作を一時停止する炊飯器を提供することである。第2の目的は、保温動作中に蓋を開いた状態を検出し、さらに、所定時間、蓋開放を検出した際に、保温時の加熱動作を一時停止する炊飯器を提供することである。
本発明に係る炊飯器は、本体と、該本体に収容され、被加熱物が投入される内鍋と、該内鍋の開口部を開閉自在に覆う蓋と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記蓋の開閉状態の検出を補助する蓋開閉検出補助手段と、前記加熱手段を駆動制御し、炊飯動作又は保温動作を実施する制御手段と、を備え、該制御手段は、前記保温動作中における前記加熱手段による加熱動作の実施中に、前記蓋開閉検出補助手段による検出情報に基づいて、少なくとも前記蓋の開閉状態を判定し、該蓋が開状態であると判定した場合、前記加熱手段による加熱動作を停止させることを特徴とするものである。
本発明によれば、蓋の開状態を検出した場合、加熱手段の加熱動作を停止させることによって、保温動作時の消費電力を抑制し、省エネを実現することができ、また、空の内鍋を蓋が開状態で放置した場合に、加熱し続けることがなく、火傷等に対する安全性を確保することができる。
本発明の実施の形態1に係る炊飯器の外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の蓋を開けた状態の外観斜視図である。 図1で示される炊飯器の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の基本動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の保温動作(1)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の加熱手段2がON状態において蓋8を開閉した場合の各温度センサーが検出した温度の推移を示すグラフである。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器において蓋8を開状態にしてから一定時間後に加熱手段2をOFF状態にした場合の各温度センサーが検出した温度の推移を示すグラフである。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器において蓋8を開状態にするのと同時に加熱手段2をOFF状態にさせ、一定時間後に蓋8を閉状態にし、さらに一定時間後に加熱手段2をON状態にした場合の各温度センサーが検出した温度の推移を示すグラフである。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の保温動作(1a)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器の保温動作(2)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器の保温動作(2a)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器の保温動作(2b)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る炊飯器の保温動作(3)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る炊飯器の保温動作(3a)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る炊飯器の保温動作(4)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る炊飯器の保温動作(4a)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係る炊飯器の保温動作(5)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係る炊飯器の保温動作(5a)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係る炊飯器の保温動作(6)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係る炊飯器の保温動作(6a)を示すフローチャートである。
実施の形態1.
(炊飯器の構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の外観斜視図であり、図2は、同炊飯器の蓋を開けた状態の外観斜視図であり、そして、図3は、図1で示される炊飯器の断面図である。以下、図1〜図3を参照しながら、本実施の形態に係る炊飯器の構成について説明する。
本実施の形態に係る炊飯器は、調理される被加熱物が投入される着脱自在の内鍋1と、内鍋1を収容して加熱する本体7と、その本体7にヒンジ結合されて、本体7の上面を開閉自在に覆う蓋8とを有する。
本体7は、収容した内鍋1の底部を誘導加熱する加熱コイル27と、この内鍋1の上部を加熱する胴ヒーター28とを備えている。また、本体7は、収容した内鍋1の底部の温度を検出する鍋底温度センサー23と、本体7の後部に備えられ、炊飯器が載置された空間の空気温度を検出する室温センサー25とを備えている。さらに、本体7は、本体7の後部の底面に設置され、本体7外の空気を内部に取り込んで内部の部品等を冷却するためのファン26と、炊飯器全体を制御するための制御手段6(図4において後述)が搭載された基板24とを備えている。
蓋8は、内鍋1の開口部を覆う内蓋8a、及び、その内蓋8aを外側から覆う外蓋8bによって構成されている。また、蓋8は、その内部に内蓋8aを介して、内鍋1をその開口面から加熱する蓋ヒーター29を備えている。また、内蓋8aには、その対向位置の温度(蓋8が閉められている場合は内鍋1内の温度)を検出する蓋部温度センサー22が設置されている。この蓋部温度センサー22は、例えば、赤外線センサーによって構成されるものとすればよい。この赤外線センサーを採用することによって、赤外線センサーはその対向位置の温度を非接触で測定し、蓋8が開状態では略水平方向の空気中の温度を測定するため、蓋8の開閉状態を瞬時に検出でき、後述する保温動作時の加熱動作を俊敏にON/OFF動作させることができ、無駄なエネルギーを投入せずに保温することができる。また、外蓋8bの上面には、炊飯動作状況又は時計等の表示をするためのLCD等の表示手段10、及び、炊飯動作の開始及び設定等の操作をするための操作手段20が設置されている。そして、外蓋8bの前面部には、蓋8を開けるための蓋開ボタン21が設置されている。
なお、蓋部温度センサー22、鍋底温度センサー23、室温センサー25、及びこれらのセンサーから受信した温度に基づいて蓋8の開閉状態を判定する制御手段6の機能は、本発明の「蓋部開閉検出手段」に相当する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の制御ブロック図である。
図4で示されるように、本実施の形態に係る炊飯器において炊飯動作を開始されるための第1の入力手段3、保温動作を開始させるための第2の入力手段4、及び、上記の炊飯動作又は保温動作を強制的に終了させて待機状態にするための第3の入力手段5が、制御手段6に接続されている。これらの入力手段は、操作手段20によって備えられており、使用者によって操作されることによって操作信号を生成し、その操作信号を制御手段6に出力する。また、蓋部温度センサー22、鍋底温度センサー23及び室温センサー25は、制御手段6に接続されており、これらのセンサーは、検出した温度情報を制御手段6に出力する。
また、制御手段6には、加熱コイル27を駆動するためのインバーター回路30、胴ヒーター28を駆動するための胴ヒーター駆動回路31、及び、蓋ヒーター29を駆動するための蓋ヒーター駆動回路32が接続されている。インバーター回路30は、制御手段6から受信した制御信号に基づいて、加熱コイル27に駆動信号を出力して内鍋1の底部を誘導加熱させる。胴ヒーター駆動回路31は、制御手段6から受信した制御信号に基づいて、胴ヒーター28に駆動信号を出力して内鍋1の上部を加熱させる。そして、蓋ヒーター駆動回路32は、制御手段6から受信した制御信号に基づいて、蓋ヒーター29に駆動信号を出力して内鍋1をその開口面から加熱させる。以下、加熱コイル27、胴ヒーター28及び蓋ヒーター29を総じて示す場合、単に加熱手段2と示すものとする。
また、制御手段6には、表示手段10及び報知手段13が接続されている。制御手段6は、表示手段10に炊飯動作及び時計等の表示をさせ、報知手段13に炊飯動作完了時等にブザーの鳴動等によって報知させる。
(炊飯器の基本動作)
図5は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の基本動作を示すフローチャートである。以下、図5を参照しながら、本実施の形態に係る炊飯器の基本動作について説明する。
(S101)
制御手段6は、炊飯動作を開始させるための第1の入力手段3、及び、保温動作を開始させるための第2の入力手段4における操作が実施されていない場合、炊飯器を待機状態とする。ここで、待機状態とは、炊飯器の電源が投入されている状態で、かつ、炊飯動作及び保温動作が実施されていない状態を示す。
(S102)
制御手段6は、使用者によって保温動作を開始させるための第2の入力手段4に対する操作が実施されたか否かを判定する。その判定の結果、第2の入力手段4に対する操作が実施されていない場合、ステップS103へ進む。一方、その操作が実施された場合、ステップS107へ進む。
(S103)
制御手段6は、使用者によって炊飯動作を開始させるための第1の入力手段3に対する操作が実施されたか否かを判定する。その判定の結果、第1の入力手段3に対する操作が実施された場合、ステップS104へ進む。一方、その操作が実施されていない場合、ステップS101へ戻る。
(S104)
制御手段6は、インバーター回路30、胴ヒーター駆動回路31及び蓋ヒーター駆動回路32の少なくともいずれかに制御信号を出力して、それぞれの回路に対応する加熱手段2による内鍋1への加熱動作を実施させ、炊飯動作を開始する。
(S105)
制御手段6は、炊飯動作を強制的に終了させて待機状態にするための第3の入力手段5に対する操作が実施されたか否かを判定する。その判定の結果、第3の入力手段5に対する操作が実施されていない場合、ステップS106へ進む。一方、その操作が実施された場合、制御手段6は、インバーター回路30、胴ヒーター駆動回路31及び蓋ヒーター駆動回路32による加熱手段2の加熱動作を停止させて、炊飯動作を終了させ、ステップS101へ戻る。
(S106)
制御手段6は、炊飯動作が終了したか否かを判定する。その判定の結果、炊飯動作が終了した場合、ステップS107へ進む。一方、炊飯動作が終了していない場合、ステップS105へ戻る。
(S107)
制御手段6は、インバーター回路30、胴ヒーター駆動回路31及び蓋ヒーター駆動回路32の少なくともいずれかに制御信号を出力して、それぞれの回路に対応する加熱手段2による内鍋1への保温用の加熱動作を実施させ、保温動作を開始する。
(S108)
制御手段6は、保温動作を強制的に終了させて待機状態にするための第3の入力手段5に対する操作が実施されたか否かを判定する。その判定の結果、第3の入力手段5に対する操作が実施されていない場合、ステップS107へ戻り、保温動作を継続させる。一方、その操作が実施された場合、制御手段6は、インバーター回路30、胴ヒーター駆動回路31及び蓋ヒーター駆動回路32による加熱手段2の加熱動作を停止させて、保温動作を終了させ、ステップS101へ戻る。
(炊飯器の保温動作)
図6は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の保温動作(1)を示すフローチャートであり、図7は、同炊飯器の加熱手段2がON状態において蓋8を開閉した場合の各温度センサーが検出した温度の推移を示すグラフであり、図8は、同炊飯器において蓋8を開状態にしてから一定時間後に加熱手段2をOFF状態にした場合の各温度センサーが検出した温度の推移を示すグラフであり、そして、図9は、同炊飯器において蓋8を開状態にするのと同時に加熱手段2をOFF状態にさせ、一定時間後に蓋8を閉状態にし、さらに一定時間後に加熱手段2をON状態にした場合の各温度センサーが検出した温度の推移を示すグラフである。以下、図6〜図9を参照しながら、本実施の形態に係る炊飯器において、図5で示されるステップS107において開始された保温動作の詳細について説明する。
(S201)
制御手段6は、保温動作を開始した場合、インバーター回路30、胴ヒーター駆動回路31及び蓋ヒーター駆動回路32の少なくともいずれかに制御信号を出力して、それぞれの回路に対応する加熱手段2による内鍋1への保温用の加熱動作を実施させる。
(S202)
制御手段6は、鍋底温度センサー23によって検出された内鍋1の底部の温度(以下、「鍋底温度」という)、及び、蓋部温度センサー22によって検出された内蓋8a表面の周辺の温度(以下、「蓋部温度」という)を受信し、双方の温度差(鍋底温度−蓋部温度)が所定量(例えば、15℃)以上であるか否かを判定する。
ここで、図7で示されるように、蓋8を開状態にすると、蓋部温度センサー22の検出部は外気に晒されるため、蓋部温度は急激に低下する。そして、再び、蓋8を閉状態にすると、蓋部温度は、内鍋1内の温度と平衡になるように推移し、鍋底温度に近づくことになる。そこで、鍋底温度と蓋部温度との温度差が所定量(例えば、15℃)以上である場合、蓋8が開状態であると判断する(後述のステップS203)ものとする。
制御手段6による上記の判定の結果、温度差が所定量以上である場合、制御手段6は、蓋8が開状態であると判断し、ステップS203へ進む。一方、温度差が所定量未満である場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断して、継続して上記の温度差が所定量(例えば、15℃)以上であるか否かを判定する。
なお、制御手段6によって継続して上記の判定処理を実施する場合、常時、実施するものとしてもよく、あるいは、所定時間ごとに実施するものとしてもよい。
(S203)
制御手段6は、蓋8が開状態であると判断する。
(S204)
制御手段6は、インバーター回路30、胴ヒーター駆動回路31及び蓋ヒーター駆動回路32による加熱手段2の加熱動作を強制的に停止させる。
なお、加熱手段2の加熱動作を停止するのは、加熱コイル27、胴ヒーター28及び蓋ヒーター29のうちいずれかの加熱動作を停止するものとしてもよく、あるいは、すべての加熱手段2の加熱動作を停止するものとしてもよい。
(S205)
制御手段6は、例えば、加熱手段2の加熱動作が停止した直後に、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度を受信して、この蓋部温度をT1とする。その所定時間(例えば、10秒)後に、制御手段6は、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度を受信して、この蓋部温度をT2とする。そして、制御手段6は、蓋部温度T2と蓋部温度T1との温度差(蓋部温度T2−蓋部温度T1)が所定量(例えば、1℃)以上であるか否かを判定する。
ここで、図8で示されるように、蓋8が開状態のままで、加熱手段2の加熱動作が停止すると、鍋底温度及び蓋部温度共に室温に近づくように低下するが、このうち蓋部温度についてその傾向が顕著であり、室温と平衡になる時間も早い。また、図9で示されるように、蓋8が閉状態になると、内鍋1及び内鍋1内の被加熱物に蓄熱された熱と平衡になるように蓋部温度が上昇するため、鍋底温度と蓋部温度との温度差は縮まる。そこで、ステップS204において、加熱手段2の加熱動作が停止した直後に蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度T1と、その所定時間(ここでは10秒)後に検出された蓋部温度T2との温度差(蓋部温度T2−蓋部温度T1)が所定量(ここでは1℃)以上である場合、蓋8は閉状態になったものと判断するものとする。
制御手段6による上記の判定の結果、温度差が所定量以上である場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS201へ戻る。一方、温度差が所定量未満である場合、制御手段6は、蓋8が開状態のままであると判断し、加熱手段2の加熱動作を停止させたまま、再び、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度を受信して、この蓋部温度をT2として上記と同様の判定を実施する。
なお、上記の動作のように、制御手段6は、蓋部温度T2と蓋部温度T1との温度差が所定量以上であるか否かを判定しているが、これに限定されるものではなく、蓋部温度T1及び蓋部温度T2の高低を比較判定するものとしてもよい。すなわち、制御手段6は、蓋部温度T2が蓋部温度T1よりも高いと判定した場合、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS201へ戻るものとし、一方、蓋部温度T2が蓋部温度T1以下であると判定した場合、蓋8が開状態であると判断し、加熱手段2の加熱動作を停止させたまま、再び、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度を受信して、この蓋部温度をT2として上記の同様の判定を実施するものとすればよい。
(実施の形態1の効果)
従来の炊飯器のように、蓋8が開状態である場合に、保温動作を実施していると、炊飯器外に放出される熱エネルギーが大きく、また、その状態で設定保温温度に維持しようとすると、内鍋1への入力が大きくなり、無駄なエネルギーを消費してしまうが、上記の構成及び動作によって、蓋8の開状態を検出した場合、加熱手段2の加熱動作を停止させることによって、保温動作時の消費電力を抑制し、省エネを実現することができる。
また、空の内鍋1を蓋8が開状態で放置した場合に、加熱し続けることがなく、火傷等に対する安全性を確保することができる。
特に、上記の効果は、蓋8の上面に表示手段10が設けられており、蓋8の開状態を表示手段10に表示させる場合等、使用者がその表示を確認しにくい場合、特に効力を有する。
また、蓋8の開閉を検知するマグネット及びリードスイッチ等の専用の検出手段を用いる必要がないので、蓋開閉検出手段として少ない部品で構成することができる。
また、上記のステップS202における処理のように、加熱手段2が加熱動作を実施している場合の蓋開閉検出手段として、外気に晒されている蓋部温度センサー22、及び、加熱手段2によって入熱されている鍋底温度センサー23を用いることによって、蓋8の開閉検出を容易に実施することができる。
また、上記のステップS205における処理のように、加熱手段2が加熱動作を停止している場合の蓋開検出手段として、外気に晒されている蓋部温度センサー22を用いることによって、蓋部温度は室温に近い温度に早く変化するため、蓋8の開閉検出を容易に実施することができる。
なお、図10で示される保温動作(1a)のように、加熱手段2が加熱動作を停止している状態における蓋8の開閉検出動作として、以下のようなステップS205aのような処理を実施するものとしてもよい。ここで、図10で示されるステップS201〜ステップS204における処理は、図6で示されるステップS201〜ステップS204における処理と同様である。
(S205a)
制御手段6は、加熱手段2の加熱動作が停止した後に、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度、及び、室温センサー25によって検出された室温を受信し、双方の温度差(蓋部温度−室温)が所定量(例えば、1℃)以下であるか否か判定する。その判定の結果、温度差が所定量以下でない場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS201へ戻る。一方、温度差が所定量以下である場合、制御手段6は、蓋8が開状態のままであると判断し、加熱手段2の加熱動作を停止させたまま、再び、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度、及び、室温センサー25によって検出された室温を受信して、上記と同様の判定を実施する。
以上の動作によっても、上記と同様の効果を得ることができると共に、ステップS205aにおける処理のように、加熱手段2が加熱動作を停止している場合の蓋開閉検出手段として、外気に晒されている蓋部温度センサー22を用いることによって、蓋部温度は室温センサー25によって検出される室温に近い温度に早く変化するため、蓋8の開閉検出を容易に実施することができる。
また、図6のステップS205においては、制御手段6が、蓋部温度T1と蓋部温度T2との温度差が所定量以上であるか否かを判定するものとしているが、これに限定されるものではなく、ステップS202と同様に、鍋底温度と蓋部温度との温度差(鍋底温度−蓋部温度)が所定量以上であるか否かを判定するものとしてもよい。このとき、その判定の結果、温度差が所定量未満である場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS201へ戻り、一方、温度差が所定量以上である場合、蓋8が開状態のままであると判断し、加熱手段2の加熱動作を停止させたまま、再び、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度、及び、鍋底温度センサー23によって検出された鍋底温度を受信して、上記と同様の判定を実施するものとしてもよい。これによって、加熱手段2が加熱動作を停止している場合の蓋開閉検出手段として、外気に晒されている蓋部温度センサー22、及び、それまでに蓄熱されていた鍋底温度を用いることによって、蓋8の開閉検出を容易に実施することができる。
また、図6及び図10におけるステップS202及びステップS205、並びに、図10におけるステップS205aにおいてはいずれも各温度センサーによって検出された温度の差を判定対象としているが、これに限定されるものではなく、例えば、少なくともいずれかのステップにおいて、蓋部温度センサー22によって検出される蓋部温度の絶対温度を所定値と比較することによって、蓋8の開閉検出を実施するものとしてもよい。
そして、蓋開閉検知の構造を簡略化するために、既設の各温度センサーを用いる場合を説明したが、各温度センサーとは別に、マグネット及びリードスイッチ等による蓋開閉検出手段を新たに設置して蓋8の開閉検出を実施するものとしてもよい。
実施の形態2.
本実施の形態に係る炊飯器について、実施の形態1に係る炊飯器の動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る炊飯器の構成は、図1〜図4で示される実施の形態1に係る炊飯器の構成と同様である。
(炊飯器の保温動作)
図11は、本発明の実施の形態2に係る炊飯器の保温動作(2)を示すフローチャートである。以下、図11を参照しながら、本実施の形態に係る炊飯器において、図5で示されるステップS107において開始された保温動作の詳細について説明する。ここで、図11で示されるステップS201、S202、S204及びS205は、図6で示されるステップS201、S202、S204及びS205と同様である。
(S203a)
制御手段6は、蓋8が開状態であると判断し、この開状態後の経過時間(以下、「蓋開経過時間」という)の計測を開始し、ステップS206へ進む。
(S206)
制御手段6は、鍋底温度センサー23によって検出された鍋底温度、及び、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度を受信し、双方の温度差(鍋底温度−蓋部温度)が所定量(例えば、15℃)以上であるか否かを判定する。その判定の結果、温度差が所定量以上である場合、制御手段6は、蓋8が開状態のままであると判断し、ステップS207へ進む。一方、温度差が所定量未満である場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS202へ戻る。
(S207)
制御手段6は、蓋開経過時間が、所定時間(例えば、蓋8を開状態にしてご飯をよそう程度の短時間である10分)を経過したか否かを判定する。その判定の結果、所定時間を経過した場合、ステップS204へ進む。一方、所定時間を経過していない場合、ステップS206へ戻る。
(実施の形態2の効果)
以上の構成及び動作によって、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、蓋8の開状態を検出した後に、加熱手段2の加熱動作停止まで所定時間を設けることによって、蓋8の開状態の検出動作の信頼性を向上させることができる。
なお、図12で示される保温動作(2a)のように、加熱手段2が加熱動作を実施している場合に蓋8の開状態を検出した後の蓋8の開閉検出動作として、以下のステップS206aのような処理を実施するものとしてもよい。ここで、図12で示されるステップS201、S202、S203a、S204、S205及びS207は、図11で示されるステップS201、S202、S203a、S204、S205及びS207と同様である。
(S206a)
制御手段6は、蓋開経過時間の計測を開始した後に、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度、及び、室温センサー25によって検出された室温を受信し、双方の温度差(蓋部温度−室温)が所定量(例えば、10℃)以下であるか否か判定する。その判定の結果、温度差が所定量以下である場合、制御手段6は、蓋8が開状態のままであると判断し、ステップS207へ進む。一方、温度差が所定量以下でない場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS202へ戻る。
以上の動作によって、蓋開閉検出手段として、外気に晒されている蓋部温度センサー22を用いることによって、蓋部温度は室温センサー25によって検出される室温に近い温度に早く変化するため、蓋8の開閉検出を容易に実施することができる。
また、図13で示される保温動作(2b)のように、加熱手段2が加熱動作を停止している状態における蓋8の開閉検出動作として、図11におけるステップS205の処理を、実施の形態1における図10で示されるステップS205aの処理に置き換えるものとしてもよい。これによって、加熱手段2が加熱動作を停止している場合の蓋開閉検出手段として、外気に晒されている蓋部温度センサー22を用いることによって、蓋部温度は室温センサー25によって検出される室温に近い温度に早く変化するため、蓋8の開閉検出を容易に実施することができる。
また、図11のステップS205においては、制御手段6が、蓋部温度T1と蓋部温度T2との温度差が所定量以上であるか否かを判定するものとしているが、これに限定されるものではなく、ステップS202と同様に、鍋底温度と蓋部温度との温度差(鍋底温度−蓋部温度)が所定量以上であるか否かを判定するものとしてもよい。このとき、その判定の結果、温度差が所定量未満である場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS201へ戻り、一方、温度差が所定量以上である場合、蓋8が開状態のままであると判断し、加熱手段2の加熱動作を停止させたまま、再び、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度、及び、鍋底温度センサー23によって検出された鍋底温度を受信して、上記と同様の判定を実施するものとしてもよい。これによって、加熱手段2が加熱動作を停止している場合の蓋開閉検出手段として、外気に晒されている蓋部温度センサー22、及び、それまでに蓄熱されていた鍋底温度を用いることによって、蓋8の開閉検出を容易に実施することができる。
また、図11のステップS206においては、制御手段6が、鍋底温度と蓋部温度との温度差(鍋底温度−蓋部温度)が所定量以上であるか否かを判定するものとしているが、これに限定されるものではなく、ステップS205と同様に、蓋部温度T1と蓋部温度T2との温度差が所定量以上であるか否かを判定するものとしてもよい。このとき、その判定の結果、温度差が所定量以上である場合、制御手段6は、蓋8が開状態であると判断し、ステップS204へ進み、一方、温度差が所定量未満である場合、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS202へ戻るものとすればよい。これによって、蓋開閉検出手段として、外気に晒されている蓋部温度センサー22を用いることによって、蓋部温度は室温に近い温度に早く変化するため、蓋8の開閉検出を容易に実施することができる。
また、図11〜図13におけるステップS202、ステップS205及びステップS206、図12におけるステップS206a、並びに、図13におけるステップS205aにおいてはいずれも各温度センサーによって検出された温度の差を判定対象としているが、これに限定されるものではなく、例えば、少なくともいずれかのステップにおいて、蓋部温度センサー22によって検出される蓋部温度の絶対温度を所定値と比較することによって、蓋8の開閉検出を実施するものとしてもよい。
そして、蓋開閉検知の構造を簡略化するために、既設の各温度センサーを用いる場合を説明したが、各温度センサーとは別に、マグネット及びリードスイッチ等による蓋開閉検出手段を新たに設置して蓋8の開閉検出を実施するものとしてもよい。
実施の形態3.
本実施の形態に係る炊飯器について、実施の形態1に係る炊飯器の動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る炊飯器の構成は、図1〜図4で示される実施の形態1に係る炊飯器の構成と同様である。
(炊飯器の保温動作)
図14は、本発明の実施の形態3に係る炊飯器の保温動作(3)を示すフローチャートである。以下、図14を参照しながら、本実施の形態に係る炊飯器において、図5で示されるステップS107において開始された保温動作の詳細について説明する。ここで、図14で示されるステップS201〜ステップS203は、図6で示されるステップS201〜ステップS203と同様である。
(S204a)
制御手段6は、インバーター回路30、胴ヒーター駆動回路31及び蓋ヒーター駆動回路32による加熱手段2の加熱動作を強制的に停止させ、加熱動作の停止後からの経過時間(以下、「加熱停止経過時間」という)の計測を開始し、ステップS205bへ進む。
なお、加熱手段2の加熱動作を停止するのは、加熱コイル27、胴ヒーター28及び蓋ヒーター29のうちいずれかの加熱動作を停止するものとしてもよく、あるいは、すべての加熱手段2の加熱動作を停止するものとしてもよい。
(S205b)
制御手段6は、例えば、加熱手段2の加熱動作が停止した直後に、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度を受信して、この蓋部温度をT1とする。その所定時間(例えば、10秒)後に、制御手段6は、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度を受信して、この蓋部温度をT2とする。そして、制御手段6は、蓋部温度T2と蓋部温度T1との温度差(蓋部温度T2−蓋部温度T1)が所定量(例えば、1℃)以上であるか否かを判定する。その判定の結果、温度差が所定量未満である場合、制御手段6は、蓋8が開状態のままであると判断し、ステップS208へ進む。一方、温度差が所定量以上である場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS201へ戻る。
なお、上記の動作のように、制御手段6は、蓋部温度T2と蓋部温度T1との温度差が所定量以上であるか否かを判定しているが、これに限定されるものではなく、蓋部温度T1及び蓋部温度T2の高低を比較判定するものとしてもよい。すなわち、制御手段6は、蓋部温度T2が蓋部温度T1以下であると判定した場合、蓋8が開状態のままであると判断し、ステップS208へ進み、一方、蓋部温度T2が蓋部温度T1よりも高いと判定した場合、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS201へ戻るものとすればよい。
(S208)
制御手段6は、加熱手段2の加熱動作を停止させたまま、加熱停止経過時間が、所定時間(例えば、120分)を経過したか否かを判定する。その判定の結果、所定時間を経過した場合、ステップS209へ進む。一方、所定時間を経過していない場合、ステップS205bへ戻る。
(S209)
制御手段6は、保温動作を終了し、炊飯器の電源をOFFする。
(実施の形態3の効果)
以上の構成及び動作によって、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態のように、保温動作中に蓋8が開状態になっていることを検出し、加熱手段2の加熱動作を停止させた状態で所定時間、蓋開閉検出動作を実施し、その所定時間、開状態が継続している場合、使用者の意図で蓋8を開放しているものとみなし、炊飯器の電源をOFFとすることによって、無駄な消費電力を抑制することができる。
また、ご飯を食べ切った後放置している場合等、使用者が意図せずに蓋8を開放している場合においても、所定時間後に電源をOFFすることによって、空の内鍋1を加熱し続けることがなく、冷えていると勘違いして、誤って内鍋1を触ってしまった場合等のように火傷等に対する安全性を確保することができる。
なお、図15で示される保温動作(3a)のように、ステップS208において、制御手段6が、加熱停止経過時間が所定時間を経過したと判定した場合、下記のステップS210の処理を実施するものとしてもよい。
(S210)
制御手段6は、ブザー等の報知手段13を鳴動させ、使用者に対して保温工程が終了したことを報知させ、ステップS209へ進む。
保温動作中に蓋8が開状態になっていることを検出し、加熱手段2の加熱動作を停止させた状態で所定時間、蓋開閉検出動作を実施し、その所定時間、開状態が継続している場合、使用者の意図によって蓋8が開放されているのか、意図せず放置しているのか判断できないため、上記のステップS210の処理を実施することによって、使用者に蓋8が開放されていることを報知し、保温動作を継続させるか、そのまま、電源をOFFとするかの選択する機会を与えることができる。
また、図14及び図15のステップS205bにおいては、制御手段6が、蓋部温度T1と蓋部温度T2との温度差が所定量以上であるか否かを判定するものとしているが、これに限定されるものではなく、蓋部温度と、室温センサー25によって検出された室温との温度差(蓋部温度−室温)が所定量(例えば、1℃)以下であるか否かを判定するものとしてもよい。このとき、その判定の結果、温度差が所定量以下である場合、制御手段6は、蓋8が開状態のままであると判断し、ステップS208へ進み、一方、温度差が所定量未満である場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS201へ戻るものとすればよい。これによって、加熱手段2が加熱動作を停止している場合の蓋開閉検出手段として、外気に晒されている蓋部温度センサー22を用いることによって、蓋部温度は室温センサー25によって検出される室温に近い温度に早く変化するため、蓋8の開閉検出を容易に実施することができる。
また、図14及び図15のステップS205bにおいては、制御手段6が、蓋部温度T1と蓋部温度T2との温度差が所定量以上であるか否かを判定するものとしているが、これに限定されるものではなく、ステップS202と同様に、鍋底温度と蓋部温度との温度差(鍋底温度−蓋部温度)が所定量以上であるか否かを判定するものとしてもよい。このとき、その判定の結果、温度差が所定量以上である場合、蓋8が開状態のままであると判断し、ステップS208へ進み、一方、温度差が所定量未満である場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS201へ戻るものとすればよい。これによって、加熱手段2が加熱動作を停止している場合の蓋開閉検出手段として、外気に晒されている蓋部温度センサー22、及び、それまでに蓄熱されていた鍋底温度を用いることによって、蓋8の開閉検出を容易に実施することができる。
また、図14及び図15におけるステップS202及びステップS205bにおいてはいずれも各温度センサーによって検出された温度の差を判定対象としているが、これに限定されるものではなく、例えば、少なくともいずれかのステップにおいて、蓋部温度センサー22によって検出される蓋部温度の絶対温度を所定値と比較することによって、蓋8の開閉検出を実施するものとしてもよい。
また、図14及び図15で示される本実施の形態における保温動作において、実施の形態2における保温動作におけるように、蓋8が開状態であることを検出してから、加熱手段2の加熱動作を停止するまでに所定時間を設ける動作を適用してもよい。
そして、蓋開閉検知の構造を簡略化するために、既設の各温度センサーを用いる場合を説明したが、各温度センサーとは別に、マグネット及びリードスイッチ等による蓋開閉検出手段を新たに設置して蓋8の開閉検出を実施するものとしてもよい。
実施の形態4.
本実施の形態に係る炊飯器について、実施の形態1に係る炊飯器の動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る炊飯器の構成は、図1〜図4で示される実施の形態1に係る炊飯器の構成と同様である。
(炊飯器の保温動作)
図16は、本発明の実施の形態4に係る炊飯器の保温動作(4)を示すフローチャートである。以下、図16を参照しながら、本実施の形態に係る炊飯器において、図5で示されるステップS107において開始された保温動作の詳細について説明する。ここで、図16で示されるステップS201〜ステップS203は、図6で示されるステップS201〜ステップS203と同様である。また、図16で示されるステップS209は、実施の形態3における図14で示されるステップS209と同様である。
(S204b)
制御手段6は、インバーター回路30、胴ヒーター駆動回路31及び蓋ヒーター駆動回路32による加熱手段2の加熱動作を強制的に停止させ、加熱動作の停止後からの経過時間(以下、この時間についても「加熱停止経過時間」という)の計測を開始し、ステップS205cへ進む。
なお、加熱手段2の加熱動作を停止するのは、加熱コイル27、胴ヒーター28及び蓋ヒーター29のうちいずれかの加熱動作を停止するものとしてもよく、あるいは、すべての加熱手段2の加熱動作を停止するものとしてもよい。
(S205c)
制御手段6は、加熱手段2の加熱動作が停止した後に、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度、及び、室温センサー25によって検出された室温を受信し、この蓋部温度と室温とが略同一となったか否かを判定する。その判定の結果、蓋部温度と室温とが略同一である場合、制御手段6は、蓋8が開状態のままであると判断し、ステップS208aへ進む。一方、蓋部温度と室温とが略同一でない場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS201へ戻る。したがって、蓋部温度と室温とが略同一になるまで、ステップS201における加熱手段2による加熱動作の実施、ステップS202における蓋8の開閉検出動作の実施、ステップS204bにおける加熱手段2による加熱動作の停止が繰り返されることになる。ここで、上記の繰り返し動作に係るステップS201における加熱手段2による加熱動作は、内鍋1の底部を誘導加熱する加熱コイル27のみによって加熱動作を実施、あるいは、加熱コイル27及び内鍋1の上部を加熱する胴ヒーター28のみによって加熱動作を実施するとよい。このように蓋ヒーター29によって加熱動作を実施しないことによって、蓋部温度が室温に早く近づくので、蓋8の開放状態を精度よく検出できるからである。
(S208a)
制御手段6は、加熱手段2の加熱動作を停止させたまま、加熱停止経過時間が、所定時間(例えば、60分)を経過したか否かを判定する。その判定の結果、所定時間を経過した場合、ステップS209へ進む。一方、所定時間を経過していない場合、ステップS205cへ戻る。
(実施の形態4の効果)
以上の構成及び動作によって、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態のように、保温動作中に蓋8が開状態になっていることを検出し、加熱手段2の加熱動作を停止させた状態で所定時間、蓋開閉検出動作を実施し、その所定時間、蓋部温度と室温とが略同一の状態が継続している場合、使用者の意図で蓋8を開放しているものとみなし、炊飯器の電源をOFFとすることによって、無駄な消費電力を抑制することができる。
また、ご飯を食べ切った後放置している場合等、使用者が意図せずに蓋8を開放している場合においても、所定時間後に電源をOFFすることによって、空の内鍋1を加熱し続けることがなく、冷えていると勘違いして、誤って内鍋1を触ってしまった場合等のように火傷等に対する安全性を確保することができる。
なお、図17で示される保温動作(4a)のように、ステップS208aにおいて、制御手段6が、加熱停止経過時間が所定時間を経過したと判定した場合、実施の形態3における図15で示されるステップS210の処理を実施するものとしてもよい。保温動作中に蓋8が開状態になっていることを検出し、加熱手段2の加熱動作を停止させた状態で所定時間、蓋開閉検出動作を実施し、その所定時間、開状態が継続している場合、使用者の意図によって蓋8が開放されているのか、意図せず放置しているのか判断できないため、上記のステップS210の処理を実施することによって、使用者に蓋8が開放されていることを報知し、保温動作を継続させるか、そのまま、電源をOFFとするかの選択する機会を与えることができる。
また、図16及び図17におけるステップS202においてはいずれも各温度センサーによって検出された温度の差を判定対象としているが、これに限定されるものではなく、例えば、少なくともいずれかのステップにおいて、蓋部温度センサー22によって検出される蓋部温度の絶対温度を所定値と比較することによって、蓋8の開閉検出を実施するものとしてもよい。
また、図16及び図17で示される本実施の形態における保温動作において、実施の形態2における保温動作におけるように、蓋8が開状態であることを検出してから、加熱手段2の加熱動作を停止するまでに所定時間を設ける動作を適用してもよい。
そして、蓋開閉検知の構造を簡略化するために、既設の各温度センサーを用いる場合を説明したが、各温度センサーとは別に、マグネット及びリードスイッチ等による蓋開閉検出手段を新たに設置して蓋8の開閉検出を実施するものとしてもよい。
実施の形態5.
本実施の形態に係る炊飯器について、実施の形態1に係る炊飯器の動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る炊飯器の構成は、図1〜図4で示される実施の形態1に係る炊飯器の構成と同様である。
(炊飯器の保温動作)
図18は、本発明の実施の形態5に係る炊飯器の保温動作(5)を示すフローチャートである。以下、図18を参照しながら、本実施の形態に係る炊飯器において、図5で示されるステップS107において開始された保温動作の詳細について説明する。ここで、図18で示されるステップS201〜ステップS203は、図6で示されるステップS201〜ステップS203と同様である。また、図18で示されるステップS209は、実施の形態3における図14で示されるステップS209と同様である。
(S204c)
制御手段6は、インバーター回路30、胴ヒーター駆動回路31及び蓋ヒーター駆動回路32による加熱手段2の加熱動作を強制的に停止させ、加熱動作の停止後からの経過時間(以下、この時間についても「加熱停止経過時間」という)の計測を開始し、ステップS205dへ進む。
なお、加熱手段2の加熱動作を停止するのは、加熱コイル27、胴ヒーター28及び蓋ヒーター29のうちいずれかの加熱動作を停止するものとしてもよく、あるいは、すべての加熱手段2の加熱動作を停止するものとしてもよい。
(S205d)
制御手段6は、例えば、加熱手段2の加熱動作が停止した後に、鍋底温度センサー23によって検出された鍋底温度を受信して、この鍋底温度をT1aとする。その所定時間(例えば、10秒)後に、制御手段6は、鍋底温度センサー23によって検出された鍋底温度を受信して、この鍋底温度をT2aとする。そして、制御手段6は、鍋底温度T2aと鍋底温度T1aとの温度差(鍋底温度T2a−鍋底温度T1a)が所定量(例えば、1℃)以上であるか否かを判定する。
ここで、図8で示されるように、蓋8が開状態のままで、加熱手段2の加熱動作が停止すると、鍋底温度及び蓋部温度共に室温に近づくように低下する。そこで、ステップS204cにおいて、加熱手段2の加熱動作が停止した直後に鍋底温度センサー23によって検出された鍋底温度T1aと、その所定時間(ここでは10秒)後に検出された鍋底温度T2aとの温度差(鍋底温度T2a−鍋底温度T1a)が所定量(ここでは1℃)以上である場合、蓋8は閉状態になったものと判断するものとする。
制御手段6による上記の判定の結果、温度差が所定量以上である場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS201へ戻る。一方、温度差が所定量未満である場合、制御手段6は、蓋8が開状態のままであると判断し、ステップS211へ進む。
なお、上記の動作のように、制御手段6は、鍋底温度T2aと鍋底温度T1aとの温度差が所定量以上であるか否かを判定しているが、これに限定されるものではなく、鍋底温度T1a及び鍋底温度T2aの高低を比較判定するものとしてもよい。すなわち、制御手段6は、鍋底温度T2aが鍋底温度T1aよりも高いと判定した場合、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS201へ戻るものとし、一方、鍋底温度T2aが鍋底温度T1a以下であると判定した場合、蓋8が開状態であると判断し、ステップS211へ進むものとすればよい。
(S211)
制御手段6は、鍋底温度センサー23によって検出された鍋底温度を受信し、この鍋底温度が所定温度(例えば、35℃)以下であるか否かを判定する。その判定の結果、鍋底温度が所定温度以下である場合、制御手段6は、蓋8が開状態のままであると判断し、ステップS208bへ進む。一方、鍋底温度が所定温度以下でない場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS205dへ戻る。
(S208b)
制御手段6は、加熱手段2の加熱動作を停止させたまま、加熱停止経過時間が、所定時間(例えば、60分)を経過したか否かを判定する。その判定の結果、所定時間を経過した場合、ステップS209へ進む。一方、所定時間を経過していない場合、ステップS205dへ戻る。
(実施の形態5の効果)
従来の炊飯器のように、蓋8が開状態である場合に、保温動作を実施していると、炊飯器外に放出される熱エネルギーが大きく、また、その状態で設定保温温度に維持しようとすると、内鍋1への入力が大きくなり、無駄なエネルギーを消費してしまうが、上記の構成及び動作によって、蓋8の開状態を検出した場合、加熱手段2の加熱動作を停止させることによって、保温動作時の消費電力を抑制し、省エネを実現することができる。
また、空の内鍋1を蓋8が開状態で放置した場合に、加熱し続けることがなく、火傷等に対する安全性を確保することができる。
特に、上記の効果は、蓋8の上面に表示手段10が設けられており、蓋8の開状態を表示手段10に表示させる場合等、使用者がその表示を確認しにくい場合、特に効力を有する。
また、蓋8の開閉を検知するマグネット及びリードスイッチ等の専用の検出手段を用いる必要がないので、蓋開閉検出手段として少ない部品で構成することができる。
また、上記のステップS202における処理のように、加熱手段2が加熱動作を実施している場合の蓋開閉検出手段として、外気に晒されている蓋部温度センサー22、及び、加熱手段2によって入熱されている鍋底温度センサー23を用いることによって、蓋8の開閉検出を容易に実施することができる。
また、加熱手段2が加熱動作を停止している場合の蓋開閉検出手段として、鍋底温度センサー23の出力を用いることによって、ご飯等の被加熱物が投入された内鍋1の温度を確実に把握することができ、誤動作によって電源をOFFしてしまう恐れがない。
また、本実施の形態のように、保温動作中に蓋8が開状態になっていることを検出し、加熱手段2の加熱動作を停止させた状態で所定時間、鍋底温度によって蓋開閉検出動作を実施し、その所定時間、開状態が継続している場合、使用者の意図で蓋8を開放しているものとみなし、炊飯器の電源をOFFとすることによって、無駄な消費電力を抑制することができる。
また、ご飯を食べ切った後放置している場合等、使用者が意図せずに蓋8を開放している場合においても、所定時間後に電源をOFFすることによって、空の内鍋1を加熱し続けることがなく、冷えていると勘違いして、誤って内鍋1を触ってしまった場合等のように火傷等に対する安全性を確保することができる。
なお、図19で示される保温動作(5a)のように、ステップS208bにおいて、制御手段6が、加熱停止経過時間が所定時間を経過したと判定した場合、実施の形態3における図15で示されるステップS210の処理を実施するものとしてもよい。保温動作中に蓋8が開状態になっていることを検出し、加熱手段2の加熱動作を停止させた状態で所定時間、蓋開閉検出動作を実施し、その所定時間、開状態が継続している場合、使用者の意図によって蓋8が開放されているのか、意図せず放置しているのか判断できないため、上記のステップS210の処理を実施することによって、使用者に蓋8が開放されていることを報知し、保温動作を継続させるか、そのまま、電源をOFFとするかの選択する機会を与えることができる。
また、図18及び図19におけるステップS202においてはいずれも各温度センサーによって検出された温度の差を判定対象としているが、これに限定されるものではなく、例えば、少なくともいずれかのステップにおいて、蓋部温度センサー22によって検出される蓋部温度の絶対温度を所定値と比較することによって、蓋8の開閉検出を実施するものとしてもよい。
また、図18及び図19で示される本実施の形態における保温動作において、実施の形態2における保温動作におけるように、蓋8が開状態であることを検出してから、加熱手段2の加熱動作を停止するまでに所定時間を設ける動作を適用してもよい。
そして、蓋開閉検知の構造を簡略化するために、既設の各温度センサーを用いる場合を説明したが、各温度センサーとは別に、マグネット及びリードスイッチ等による蓋開閉検出手段を新たに設置して蓋8の開閉検出を実施するものとしてもよい。
実施の形態6.
本実施の形態に係る炊飯器について、実施の形態1に係る炊飯器の動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る炊飯器の構成は、図1〜図4で示される実施の形態1に係る炊飯器の構成と同様である。
(炊飯器の保温動作)
図20は、本発明の実施の形態6に係る炊飯器の保温動作(6)を示すフローチャートである。以下、図20を参照しながら、本実施の形態に係る炊飯器において、図5で示されるステップS107において開始された保温動作の詳細について説明する。ここで、図20で示されるステップS201〜ステップS203は、図6で示されるステップS201〜ステップS203と同様である。また、図20で示されるステップS209は、実施の形態3における図14で示されるステップS209と同様である。
(S204d)
制御手段6は、インバーター回路30、胴ヒーター駆動回路31及び蓋ヒーター駆動回路32による加熱手段2の加熱動作を強制的に停止させ、加熱動作の停止後からの経過時間(以下、この時間についても「加熱停止経過時間」という)の計測を開始する。また、制御手段6は、表示手段10に対して、加熱手段2が加熱動作を停止した旨の表示(以下、「加熱OFF表示」という)をさせ、ステップS205eへ進む。
(S205e)
制御手段6は、加熱手段2の加熱動作が停止した後に、蓋部温度センサー22によって検出された蓋部温度、及び、室温センサー25によって検出された室温を受信し、この蓋部温度と室温とが略同一となったか否かを判定する。その判定の結果、蓋部温度と室温とが略同一である場合、制御手段6は、蓋8が開状態のままであると判断し、ステップS208cへ進む。一方、蓋部温度と室温とが略同一でない場合、制御手段6は、蓋8が閉状態であると判断し、ステップS212へ進む。このステップS212の処理の後、後述するようにステップS201へ戻るので、蓋部温度と室温とが略同一になるまで、ステップS201における加熱手段2による加熱動作の実施、ステップS202における蓋8の開閉検出動作の実施、ステップS204dにおける加熱手段2による加熱動作の停止が繰り返されることになる。ここで、上記の繰り返し動作に係るステップS201における加熱手段2による加熱動作は、内鍋1の底部を誘導加熱する加熱コイル27のみによって加熱動作を実施、あるいは、加熱コイル27及び内鍋1の上部を加熱する胴ヒーター28のみによって加熱動作を実施するとよい。このように蓋ヒーター29によって加熱動作を実施しないことによって、蓋部温度が室温に早く近づくので、蓋8の開放状態を精度よく検出できるからである。
(S208c)
制御手段6は、加熱手段2の加熱動作を停止させたまま、加熱停止経過時間が、所定時間(例えば、60分)を経過したか否かを判定する。その判定の結果、所定時間を経過した場合、ステップS209へ進む。一方、所定時間を経過していない場合、ステップS205eへ戻る。
(S212)
制御手段6は、表示手段10に加熱OFF表示をリセット(表示OFF)させ、ステップS201へ戻る。
(実施の形態6の効果)
従来の炊飯器のように、蓋8が開状態である場合に、保温動作を実施していると、炊飯器外に放出される熱エネルギーが大きく、また、その状態で設定保温温度に維持しようとすると、内鍋1への入力が大きくなり、無駄なエネルギーを消費してしまうが、上記の構成及び動作によって、蓋8の開状態を検出した場合、加熱手段2の加熱動作を停止させることによって、保温動作時の消費電力を抑制し、省エネを実現することができる。
また、空の内鍋1を蓋8が開状態で放置した場合に、加熱し続けることがなく、火傷等に対する安全性を確保することができる。
また、LCD等の表示手段10に保温動作中であるが加熱OFF表示をさせることで、使用者に誤った認識を与えることがなく、使用者は安心して使用することができる。
また、蓋8の開閉を検知するマグネット及びリードスイッチ等の専用の検出手段を用いる必要がないので、蓋開閉検出手段として少ない部品で構成することができる。
また、上記のステップS202における処理のように、加熱手段2が加熱動作を実施している場合の蓋開閉検出手段として、外気に晒されている蓋部温度センサー22、及び、加熱手段2によって入熱されている鍋底温度センサー23を用いることによって、蓋8の開閉検出を容易に実施することができる。
また、保温動作中に蓋8が開状態になっていることを検出し、加熱手段2の加熱動作を停止させた状態で所定時間、蓋開閉検出動作を実施し、その所定時間、蓋部温度と室温とが略同一の状態が継続している場合、使用者の意図で蓋8を開放しているものとみなし、炊飯器の電源をOFFとすることによって、無駄な消費電力を抑制することができる。
また、ご飯を食べ切った後放置している場合等、使用者が意図せずに蓋8を開放している場合においても、所定時間後に電源をOFFすることによって、空の内鍋1を加熱し続けることがなく、冷えていると勘違いして、誤って内鍋1を触ってしまった場合等のように火傷等に対する安全性を確保することができる。
なお、図21で示される保温動作(6a)のように、ステップS208cにおいて、制御手段6が、加熱停止経過時間が所定時間を経過したと判定した場合、実施の形態3における図15で示されるステップS210の処理を実施するものとしてもよい。保温動作中に蓋8が開状態になっていることを検出し、加熱手段2の加熱動作を停止させた状態で所定時間、蓋開閉検出動作を実施し、その所定時間、開状態が継続している場合、使用者の意図によって蓋8が開放されているのか、意図せず放置しているのか判断できないため、上記のステップS210の処理を実施することによって、使用者に蓋8が開放されていることを報知し、保温動作を継続させるか、そのまま、電源をOFFとするかの選択する機会を与えることができる。
また、図20及び図21におけるステップS202においてはいずれも各温度センサーによって検出された温度の差を判定対象としているが、これに限定されるものではなく、例えば、少なくともいずれかのステップにおいて、蓋部温度センサー22によって検出される蓋部温度の絶対温度を所定値と比較することによって、蓋8の開閉検出を実施するものとしてもよい。
また、図20及び図21で示される本実施の形態における保温動作において、実施の形態2における保温動作におけるように、蓋8が開状態であることを検出してから、加熱手段2の加熱動作を停止するまでに所定時間を設ける動作を適用してもよい。
また、図20及び図21で示される本実施の形態における保温動作のステップS204d及びステップS212における加熱OFF表示及びその表示リセット動作は、実施の形態1〜実施の形態5に係る炊飯器における保温動作に適用するものとしてもよい。これによって、LCD等の表示手段10に保温動作中であるが加熱OFF表示をさせることで、使用者に誤った認識を与えることがなく、使用者は安心して使用することができる。
そして、蓋開閉検知の構造を簡略化するために、既設の各温度センサーを用いる場合を説明したが、各温度センサーとは別に、マグネット及びリードスイッチ等による蓋開閉検出手段を新たに設置して蓋8の開閉検出を実施するものとしてもよい。
本発明の活用例として、炊飯器の他、少なくとも加熱手段及び温度センサーから構成される調理家電への展開が可能である。
1 内鍋、2 加熱手段、3 第1の入力手段、4 第2の入力手段、5 第3の入力手段、6 制御手段、7 本体、8 蓋、8a 内蓋、8b 外蓋、10 表示手段、20 操作手段、21 蓋開ボタン、22 蓋部温度センサー、23 鍋底温度センサー、24 基板、25 室温センサー、26 ファン、27 加熱コイル、28 胴ヒーター、29 蓋ヒーター、30 インバーター回路、31 胴ヒーター駆動回路、32 蓋ヒーター駆動回路。

Claims (23)

  1. 本体と、
    該本体に収容され、被加熱物が投入される内鍋と、
    該内鍋の開口部を開閉自在に覆う蓋と、
    前記内鍋を加熱する加熱手段と、
    前記蓋の開閉状態の検出する蓋開閉検出手段と、
    前記加熱手段を駆動制御し、炊飯動作又は保温動作を実施する制御手段と、
    を備え、
    該制御手段は、前記保温動作中における前記加熱手段による加熱動作の実施中に、前記蓋開閉検出手段による検出情報に基づいて、少なくとも前記蓋の開閉状態を判定(以下、「第1の開閉判定」という)し、該蓋が開状態であると判定した場合、前記加熱手段による加熱動作を停止させる
    ことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記蓋開閉検出手段は、前記内鍋の下部に設置され、前記内鍋の底部の温度を検出する鍋底温度検出手段と、前記蓋に設置され、その対向位置の温度を検出する蓋部温度検出手段とを有し、前記鍋底温度検出手段及び前記蓋部温度検出手段によって検出された温度に基づいて、前記蓋の開閉状態を検出し、
    該蓋部温度検出手段は、前記蓋が閉状態の場合、前記内鍋内の温度を検出し、
    前記制御手段は、前記保温動作中において、前記鍋底温度検出手段によって検出された前記内鍋の底部の温度(以下、「鍋底温度」という)、及び、前記蓋部温度検出手段によって検出された前記対向位置の温度(以下、「蓋部温度」という)に基づいて、前記第1の開閉判定を実施する
    ことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  3. 前記蓋開閉検出手段は、前記蓋に設置され、その対向位置の温度を検出する蓋部温度検出手段を有し、前記蓋部温度検出手段によって検出された温度に基づいて、前記蓋の開閉状態を検出し、
    該蓋部温度検出手段は、前記蓋が閉状態の場合、前記内鍋内の温度を検出し、
    前記制御手段は、前記保温動作中において、前記蓋部温度検出手段によって検出された前記対向位置の温度(以下、「蓋部温度」という)に基づいて、前記第1の開閉判定を実施する
    ことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  4. 前記制御手段は、前記保温動作中において、前記蓋が開状態であると判定した後、さらに、前記蓋開閉検出手段における検出情報に基づいて、前記蓋の開閉状態を判定(以下、「第2の開閉判定」という)し、該蓋が所定時間開状態となっていると判定した場合、前記加熱手段による加熱動作を停止させる
    ことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  5. 前記蓋開閉検出手段は、前記内鍋の下部に設置され、前記内鍋の底部の温度を検出する鍋底温度検出手段と、前記蓋に設置され、その対向位置の温度を検出する蓋部温度検出手段とを有し、前記鍋底温度検出手段及び前記蓋部温度検出手段によって検出された温度に基づいて、前記蓋の開閉状態を検出し、
    該蓋部温度検出手段は、前記蓋が閉状態の場合、前記内鍋内の温度を検出し、
    前記制御手段は、前記保温動作中において、前記鍋底温度検出手段によって検出された前記内鍋の底部の温度(以下、「鍋底温度」という)、及び、前記蓋部温度検出手段によって検出された前記対向位置の温度(以下、「蓋部温度」という)に基づいて、前記第2の開閉判定を実施する
    ことを特徴とする請求項4記載の炊飯器。
  6. 前記蓋開閉検出手段は、前記蓋に設置され、その対向位置の温度を検出する蓋部温度検出手段と、前記本体が設置された空間の空気温度を検出する室温検出手段とを有し、前記蓋部温度検出手段及び前記室温検出手段によって検出された温度に基づいて、前記蓋の開閉状態を検出し、
    該蓋部温度検出手段は、前記蓋が閉状態の場合、前記内鍋内の温度を検出し、
    前記制御手段は、前記保温動作中において、前記蓋部温度検出手段によって検出された前記対向位置の温度(以下、「蓋部温度」という)、及び、前記室温検出手段によって検出された前記空気温度(以下、「室温」という)に基づいて、前記第2の開閉判定を実施する
    ことを特徴とする請求項4記載の炊飯器。
  7. 前記蓋開閉検出手段は、前記蓋に設置され、その対向位置の温度を検出する蓋部温度検出手段と有し、前記蓋部温度検出手段によって検出された温度に基づいて、前記蓋の開閉状態を検出し、
    該蓋部温度検出手段は、前記蓋が閉状態の場合、前記内鍋内の温度を検出し、
    前記制御手段は、前記保温動作中において、前記蓋部温度検出手段によって検出された前記対向位置の温度(以下、「蓋部温度」という)に基づいて、前記第2の開閉判定を実施する
    ことを特徴とする請求項4記載の炊飯器。
  8. 前記制御手段は、前記保温動作中において、前記加熱手段による加熱動作を停止させた後、前記蓋開閉検出手段における検出情報に基づいて、前記蓋の開閉状態を判定(以下、「第3の開閉判定」という)し、該蓋が閉状態であると判定した場合、前記加熱手段による加熱手段を実施させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項4記載の炊飯器。
  9. 前記制御手段は、
    前記保温動作中において、前記加熱手段による加熱動作を停止させた後からの経過時間の計測を開始し、
    前記第3の開閉判定において、前記蓋が開状態であると判定した場合、前記経過時間が所定時間を経過したか否かを判定し、その判定の結果、前記所定時間を経過したと判定した場合、炊飯器の電源をOFFにし、前記所定時間を経過していないと判定した場合、前記第3の開閉判定を再実施する
    ことを特徴とする請求項8記載の炊飯器。
  10. 報知手段を備え、
    前記制御手段は、前記第3の開閉判定において、前記経過時間が前記所定時間を経過したと判定した場合、前記報知手段に保温工程が終了した旨の報知をさせた後、炊飯器の電源をOFFする
    ことを特徴とする請求項9記載の炊飯器。
  11. 前記蓋開閉検出手段は、前記蓋に設置され、その対向位置の温度を検出する蓋部温度検出手段を有し、前記蓋部温度検出手段によって検出された温度に基づいて、前記蓋の開閉状態を検出し、
    該蓋部温度検出手段は、前記蓋が閉状態の場合、前記内鍋内の温度を検出し、
    前記制御手段は、前記保温動作中において、前記蓋部温度検出手段によって検出された前記対向位置の温度(以下、「蓋部温度」という)に基づいて、前記第3の開閉判定を実施する
    ことを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかに記載の炊飯器。
  12. 前記蓋開閉検出手段は、前記蓋に設置され、その対向位置の温度を検出する蓋部温度検出手段と、前記本体が設置された空間の空気温度を検出する室温検出手段とを有し、前記蓋部温度検出手段及び前記室温検出手段によって検出された温度に基づいて、前記蓋の開閉状態を検出し、
    該蓋部温度検出手段は、前記蓋が閉状態の場合、前記内鍋内の温度を検出し、
    前記制御手段は、前記保温動作中において、前記蓋部温度検出手段によって検出された前記対向位置の温度(以下、「蓋部温度」という)、及び、前記室温検出手段によって検出された前記空気温度(以下、「室温」という)に基づいて、前記第3の開閉判定を実施する
    ことを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかに記載の炊飯器。
  13. 前記蓋開閉検出手段は、前記内鍋の下部に設置され、前記内鍋の底部の温度を検出する鍋底温度検出手段と、前記蓋に設置され、その対向位置の温度を検出する蓋部温度検出手段とを有し、前記鍋底温度検出手段及び前記蓋部温度検出手段によって検出された温度に基づいて、前記蓋の開閉状態を検出し、
    該蓋部温度検出手段は、前記蓋が閉状態の場合、前記内鍋内の温度を検出し、
    前記制御手段は、前記保温動作中において、前記鍋底温度検出手段によって検出された前記内鍋の底部の温度(以下、「鍋底温度」という)、及び、前記蓋部温度検出手段によって検出された前記対向位置の温度(以下、「蓋部温度」という)に基づいて、前記第3の開閉判定を実施する
    ことを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかに記載の炊飯器。
  14. 前記蓋開閉検出手段は、前記内鍋の下部に設置され、前記内鍋の底部の温度を検出する鍋底温度検出手段を有し、前記鍋底温度検出手段によって検出された温度に基づいて、前記蓋の開閉状態を検出し、
    前記制御手段は、前記保温動作中において、前記鍋底温度検出手段によって検出された前記内鍋の底部の温度(以下、「鍋底温度」という)に基づいて、前記第3の開閉判定を実施する
    ことを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかに記載の炊飯器。
  15. 前記制御手段は、前記開閉判定において、前記鍋底温度と前記蓋部温度との温度差が所定量以上であるか否かを判定し、その判定の結果、前記所定量以上であると判定した場合、前記蓋は開状態であると判断し、前記所定量以上でないと判定した場合、前記蓋は閉状態であると判断する
    ことを特徴とする請求項2、請求項5又は請求項13記載の炊飯器。
  16. 前記制御手段は、前記開閉判定の開始時に、前記蓋部温度検出手段によって検出された前記蓋部温度(以下、「第1の蓋部温度」という)、及び、その所定時間後に、前記蓋部温度検出手段によって検出された前記蓋部温度(以下、「第2の蓋部温度」という)について、該第2の蓋部温度と前記第1の蓋部温度との温度差が所定量以上であるか否かを判定し、その判定の結果、前記所定量以上であると判定した場合、前記蓋は閉状態であると判断し、前記所定量以上でないと判定した場合、前記蓋は開状態であると判定する
    ことを特徴とする請求項7又は請求項11記載の炊飯器。
  17. 前記制御手段は、前記開閉判定において、前記蓋部温度と前記室温との温度差が所定量以下であるか否かを判定し、その判定の結果、前記所定量以下であると判定した場合、前記蓋は開状態であると判断し、前記所定量以下でないと判定した場合、前記蓋は閉状態であると判断する
    ことを特徴とする請求項6又は請求項12記載の炊飯器。
  18. 前記制御手段は、前記開閉判定において、前記蓋部温度が所定値以下であるか否かを判定し、その判定の結果、前記所定値以下であると判定した場合は、前記蓋は開状態であると判定し、前記所定値以下でないと判定した場合、前記蓋は閉状態であると判断する
    ことを特徴とする請求項3、請求項7又は請求項11記載の炊飯器。
  19. 前記制御手段は、前記第3の開閉判定において、前記蓋部温度及び前記室温が略同一であるか否かを判定し、その判定の結果、略同一であると判定した場合、前記蓋は開状態であると判断し、略同一でないと判定した場合、前記蓋は閉状態であると判断する
    ことを特徴とする請求項12記載の炊飯器。
  20. 前記制御手段は、
    前記第3の開閉判定の開始時に、前記鍋底温度検出手段によって検出された前記鍋底温度(以下、「第1の鍋底温度」という)、及び、その所定時間後に、前記鍋底温度検出手段によって検出された前記鍋底温度(以下、「第2の鍋底温度」という)について、該第2の鍋底温度と前記第1の鍋底温度との温度差が所定量以上であるか否かを判定し、
    前記所定量以上でないと判定した場合、さらに、前記鍋底温度検出手段によって検出された前記鍋底温度が所定温度以下であるか否かを判定し、その判定の結果、前記所定温度以下であると判定した場合、前記蓋は開状態であると判断し、前記所定温度以下でないと判定した場合、前記第3の開閉判定を再実施し、
    前記所定量以上であると判定した場合、前記蓋は閉状態であると判断する
    ことを特徴とする請求項14記載の炊飯器。
  21. 前記炊飯動作の状況等を表示する表示手段を備え、
    前記制御手段は、前記保温動作において、前記加熱手段の加熱動作を停止させている場合、前記表示手段に前記加熱手段の加熱動作が停止している旨の表示をさせる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項20のいずれかに記載の炊飯器。
  22. 前記蓋部温度検出手段は、赤外線センサーである
    ことを特徴とする請求項2、請求項3、請求項5〜請求項7、請求項11〜請求項13、並びに、請求項16〜請求項19のいずれかに記載の炊飯器。
  23. 前記炊飯動作を実施させるための第1の入力手段と、
    前記保温動作を実施させるための第2の入力手段と、
    前記炊飯動作又は前記保温動作を強制的に終了させるための第3の入力手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1の入力手段が操作された場合、前記炊飯動作を実施し、
    前記第2の入力手段が操作された場合、前記保温動作を実施し、
    前記第3の入力手段が操作された場合で、かつ、前記炊飯動作又は前記保温動作が実施されている場合、その動作を終了させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項22のいずれかに記載の炊飯器。
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