JPWO2015133115A1 - 炊飯器および炊飯器の制御方法 - Google Patents

炊飯器および炊飯器の制御方法 Download PDF

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Abstract

実施の形態に記載された炊飯器は、上面が開口した本体と、本体内に着脱自在に収納される鍋と、本体内に設けられた鍋を加熱する加熱部と、本体を開閉自在に覆う蓋と、蓋の一部に設けられた操作パネルと、操作パネルの一部に設けられた操作部と、ドットマトリクス方式の液晶表示部と、液晶表示部を駆動制御する表示制御部と、を備える。表示制御部は、炊飯の事前準備または炊飯終了後の処置方法の少なくとも一方を液晶表示部に表示するように構成される。この構成によれば、操作部が操作されると、液晶表示部にご飯をより美味しく食べるための方法を表示し、炊飯を開始する前に、ご飯をより美味しく食べるための方法を使用者に認識させることができる。その結果、さらに美味しいご飯を炊くことができる炊飯器を提供することができる。

Description

本開示は電気調理器である炊飯器とその制御方法に関する。
最近のマイコン(Micro computer)制御方式の炊飯器では、液晶表示部を備え、白米、無洗米等の各種炊飯メニュー、現在時刻、タイマー(Timer)炊飯の設定時刻、炊飯完了までの残り時間、調理時完了までの残り時間、保温動作の経過時間などの各種情報が、その動作状態(待機中、設定中、設定後、炊飯中、または、保温動作中など)に応じて適切に表示される。
従来の炊飯器では、時刻、時間等の数字の表示には7セグメント(Segment)の液晶表示部が用いられる一方、その液晶表示部の近傍に予め印刷等により文字を記載し、その文字に対応したマーカ(Marker)を点灯させる表示方法を有するものが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
近年、上記のようなセグメント表示方式の液晶表示部とは別に文字や絵表示の可能なドットマトリクス(Dot matrix)方式の液晶表示部を設け、数字と同時に文字や絵図をも任意の位置に表示することができるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
このように、セグメント表示方式の液晶表示部に加えてドットマトリクス方式の液晶表示部を組み合わせると、現在時刻やタイマー予約時刻、保温経過時間、各種動作状態その他を文字や絵図を組み合わせた豊富な情報量により、分かりやすく使用者に対して提供することができる。
従来、炊飯においては、炊き上がり後に蓋を開き調理物をほぐす(英語で言えば、loose)ことにより、鍋内の余分な蒸気と米粒表面近傍の余分な水分を発散させ、蒸気圧による米粒の萎縮と、水分過剰による米粒同士の絡まりと、米粒の過剰な軟化および白化とを防いで、食味も見栄えも良い炊飯を実施しようとする。
特に、炊飯器においては、鍋は金属等の通気性や吸水性が極めて低い素材で構成されることから、蒸気や水分が発散しにくい構造の為、調理物をほぐす行為は、食味も見栄えも良い炊飯を実施する上で重要かつ欠かせない行為である。そのため、音声で調理物をほぐす時機を案内する炊飯器が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−202499号公報 特開2004−222936号公報 特許第4390722号公報
しかし、特許文献2に記載の従来技術の場合、ドットマトリクス方式の液晶表示部の表示方法自体には何らの特別な発想は付加されておらず、使用者の操作性の向上については格別な考慮がなされていない。
また、ご飯をより美味しく食べるための炊飯の事前準備や炊飯終了後の処置方法については、取扱い説明書等に記載されているが、炊飯器は一般家庭に普及しているものであり、取扱い説明書を見ずに使用される場合が多い。そのため、炊飯の事前準備や炊飯終了後の処置方法については広く認知されていない。
炊飯の事前準備には、お米の計り方、お米の洗い方、炊飯に適した水、お米の選び方と保存方法があるので下記に記載する。
お米のはかり方に関しては、その炊飯器にとって適量のお米でなければ、使用者の好みの硬さのご飯を炊き上げることが困難であるため、一定量が入る計量カップを付属品として同梱させれば、良好な炊飯が可能である。
お米の洗い方において、力を入れて洗うとお米同士が強く接触し割れて、べたつきや焦げの原因になり、ご飯の食感が損なわれてしまう。そのため、お米が割れないように軽くかきまぜるように洗うことにより、より美味しいご飯を炊き上げることができる。
炊飯に適した水に関しては、pHの高いアルカリイオン水を使用すると、べたつきや黄変の原因となり、ご飯の食感が損なわれてしまう。硬度の高いミネラルウォータ(Mineral water)を使用すると、ぱさついたり、硬くなったりする原因になり、ご飯の食感が損なわれてしまう。そのため、pHが中性付近、または、硬度が100以下の水道水や浄水器を使用することにより、より美味しいご飯を炊き上げることができる。
お米の選び方と保存方法に関しては、精米日の古いお米、開封して時間が経過したお米、暖かい場所に保存されたお米は、お米の酸化が進み、においや黄変の原因となり、ご飯の食感が損なわれてしまう。
そのため、精米日の新しいお米を使用する、開封後は早めに食べてしまう、または、冷蔵庫等の冷暗所で保存することにより、酸化の進んでいないお米で、より美味しいご飯を炊き上げることができる。
炊飯終了後の処置方法には、ご飯のほぐし方があるので下記に記載する。
ご飯のほぐし方において、ほぐさずにそのままにしておくと、余分な水分が蒸発せずにべたつきの原因となり、ご飯の食味が損なわれてしまう。
そのため、最初になべ肌に沿って杓文字を入れ、次に底から上下を返す、最後に粒をつぶさないよう切るように混ぜるように、ご飯をほぐすことでより美味しくご飯を食べることができる。
音声で調理物をほぐす時機を案内する従来の炊飯器では、使用者が音声を聞くことができる範囲に居ない、雑音等により炊飯器からの音声がかき消される、または、炊飯器からの音声を聞き逃すなどの理由で、調理物をほぐす時機を逃し、食味も見栄えも良い炊飯を実施することが困難となる場合がある。
本開示は、従来の問題点を解決するために、炊飯の事前準備方法、または、炊飯終了後の処置方法を表示部に表示することにより、使用者により美味しいご飯を提供する炊飯器を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本開示の一態様に係る炊飯器は、上面が開口した本体と、本体内に着脱自在に収納される鍋と、本体内に設けられた鍋を加熱する加熱部と、本体を開閉自在に覆う蓋と、蓋の一部に設けられた操作パネルと、操作パネルの一部に設けられた操作部と、ドットマトリクス方式の液晶表示部と、液晶表示部を駆動制御する表示制御部と、を備える。
表示制御部は、炊飯の事前準備または炊飯終了後の処置方法の少なくとも一方を液晶表示部に表示するように構成される。
本態様によれば、操作部が操作されると、液晶表示部にご飯をより美味しく食べるための方法を表示し、炊飯を開始する前に、ご飯をより美味しく食べるための方法を使用者に認識させることができる。その結果、さらに美味しいご飯を炊くことができる炊飯器を提供することができる。
図1は、本開示の実施の形態1に係る炊飯器の一部切欠き側面図である。 図2は、実施の形態1に係る炊飯器の液晶表示部を中心とする操作パネル部分を示す図である。 図3は、実施の形態1に係る炊飯器のドットマトリクス方式の液晶パネル搭載時の制御回路構成を示す図である。 図4は、実施の形態1におけるガイド画面の第1階層の表示を示す図である。 図5は、実施の形態1におけるガイド画面の第2階層の表示を示す図である。 図6は、実施の形態1におけるガイド画面の第3階層の表示を示す図である。 図7は、実施の形態1におけるガイド画面の第4階層の表示を示す図である。 図8は、本開示の実施の形態2、3の炊飯器の構成を示すブロック図である。 図9は、実施の形態2の炊飯器の平面図であり蓋部を上方から見た図である。 図10は、実施の形態2の蓋部に形成された入力部106と表示部108とを示す図である。 図11Aは、待機状態における表示部108の表示内容を示す図である。 図11Bは、お米選択状態における表示部108の表示内容を示す図である。 図11Cは、お米選択状態における表示部108の表示内容を示す図である。 図11Dは、炊き方選択状態における表示部108の表示内容を示す図である。 図11Eは、炊き方選択状態における表示部108の表示内容を示す図である。 図11Fは、炊き方選択状態における表示部108の表示内容を示す図である。 図11Gは、炊き方選択状態における表示部108の表示内容を示す図である。 図11Hは、炊飯開始待ち状態における表示部108の表示内容を示す図である。 図12Aは、炊飯動作時の表示部108の表示内容を示す図である。 図12Bは、炊飯動作終了時の表示部108の表示内容を示す図である。 図12Cは、炊飯動作終了後の表示部108の表示内容を示す図である。 図12Dは、炊飯動作終了時の表示部108の表示内容を示す図である。 図12Eは、保温動作時の表示部108の表示内容を示す図である。 図13は、本開示の実施の形態4〜6に係る炊飯器の構成を示すブロック図である。 図14は、本開示の実施の形態7に係る圧力式炊飯器201の正面図である。 図15は、図14に示す圧力式炊飯器201を縦方向で切断した断面図である。 図16は、図15に示す圧力弁開閉機構部分を拡大した拡大断面図である。 図17は、図14に示す圧力式炊飯器201に収容される制御装置のブロック図である。 図18は、本開示の実施の形態7に係る炊飯器における粘り玄米炊飯コースの動作タイムチャートである。 図19は、本開示の実施の形態8に係る炊飯器における動作タイムチャートである。 図20は、本開示の実施の形態9に係る炊飯器における動作タイムチャートである。 図21は、本開示の実施の形態7に係る炊飯器における標準玄米炊飯コースの動作タイムチャートである。
本開示の第1の態様に係る炊飯器は、上面が開口した本体と、本体内に着脱自在に収納される鍋と、本体内に設けられた鍋を加熱する加熱部と、本体を開閉自在に覆う蓋と、蓋の一部に設けられた操作パネルと、操作パネルの一部に設けられた操作部と、ドットマトリクス方式の液晶表示部と、液晶表示部を駆動制御する表示制御部と、を備える。
表示制御部は、炊飯の事前準備または炊飯終了後の処置方法の少なくとも一方を液晶表示部に表示するように構成される。
本態様によれば、操作部が操作されると、液晶表示部にご飯をより美味しく食べるための方法を表示し、炊飯を開始する前に、ご飯をより美味しく食べるための方法を使用者に認識させることができる。その結果、さらに美味しいご飯を炊くことができる炊飯器を提供することができる。
本開示の第2の態様に係る炊飯器は、第1の態様において、表示制御部が、炊飯の事前準備の表示として、お米の計り方、お米の洗い方、炊飯に適した水、および、お米の保存方法のうちの少なくとも一つを液晶表示部に表示させるように構成される。本態様によれば、使用者に、炊飯を開始する前の本開示の炊飯器に適合した準備を案内することができる。
本開示の第3の態様に係る炊飯器は、第1の態様において、表示制御部が、炊飯終了後の処置方法の表示として、ご飯のほぐし方を液晶表示部に表示させるように構成される。本態様によれば、使用者はより美味しいご飯を食べることができる。
本開示の第4の態様に係る炊飯器は、第1〜3のいずれか1つの態様において、表示制御部が、液晶表示部に、炊飯の事前準備または炊飯終了後の処置方法を表示させた後、所定時間経過時に待機中状態を表示させるように構成される。本態様によれば、使用者は、処置終了後に所望の炊飯、調理または保温、に容易に移行することができる。
本開示の第5の態様に係る炊飯器は、鍋を加熱する加熱部と、加熱部の加熱状態を制御する駆動部と、加熱部および駆動部に電力を供給する電源回路と、鍋の加熱状態の各種設定条件を入力するための入力部と、入力部からの設定条件が入力されて、当該設定条件に応じて駆動部を制御する制御部と、制御部からの信号が入力され、入力部の設定条件または駆動部の制御状態を表示する表示部と、を備える。
制御部は、駆動部の制御状態に応じて、炊飯動作終了時に調理物をほぐすように使用者を促す案内を前記表示部に表示するよう構成される。
本態様によれば、調理物をほぐす時機を的確に案内することにより、食味も見栄えも良い炊飯を行うことができる。
本開示の第6の態様に係る炊飯器は、第5の態様において、入力部からの設定条件が調理物をほぐすように促す案内が不要な場合には、制御部が、調理物をほぐすように使用者を促す案内の表示を抑制するように構成される。
本態様によれば、調理物をほぐす時機を的確に案内することにより、食味も見栄えも良い炊飯を行うことができる。
本開示の第7の態様に係る炊飯器は、第5または第6の態様において、蓋部の開放および蓋部の蓋部のうちの少なくとも一方を検出する蓋状態検出部をさらに備える。制御部は、炊飯動作の終了後に蓋状態検出部の検出結果に応じて、調理物がほぐされたと判断し、調理物をほぐすように使用者を促す案内の表示を消すように構成される。
本態様によれば、調理物をほぐす時機を的確に案内することにより、食味も見栄えも良い炊飯を行うことができる。
本開示の第8の態様に係る炊飯器は、第7の態様において、制御部が、蓋状態検出部により、蓋部の開放を所定時間連続して検出した後、調理物がほぐされたと判断し、調理物をほぐすように使用者を促す案内の表示を消すように構成される。
本態様によれば、調理物をほぐす時機を的確に案内することにより、食味も見栄えも良い炊飯を行うことができる。
本開示の第9の態様に係る炊飯器は、第8の態様において、制御部が、所定時間について、入力部からの入力による変更を可能とするように構成される。本態様によれば、調理物をほぐす時機を的確に案内することにより、食味も見栄えも良い炊飯を行うことができる。
本開示の第10の態様に係る炊飯器の制御方法は、本体と、本体内に着脱自在に収納される鍋と、本体内に設けられた鍋を加熱する加熱部と、表示部と、を備えた炊飯器の制御方法であって、調理物を鍋にいれて調理を行う際に、調理に好適な情報を表示部に表示するステップを含む。
本態様によれば、調理物をほぐす時機を的確に案内することにより、食味も見栄えも良い炊飯を行うことができる。
本開示の第11の態様に係る炊飯器の制御方法は、第10の態様において、調理終了後の好ましい処理方法として、調理物をほぐすように使用者を促す案内を表示部に表示するステップを含む。本態様によれば、調理物をほぐす時機を的確に案内することにより、食味も見栄えも良い炊飯を行うことができる。
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本開示の技術的思想を具体的に実現するため例示であって、本開示を以下に示す実施の形態に限定することを意図するものではなく、請求の範囲に含まれるその他の実施の形態にも適用し得るものである。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1に係る炊飯器の一部切欠き側面図である。図1において、本体70は有底筒状の鍋収納部70aを有し、鍋71を着脱自在に収納する。底誘導加熱コイルの加熱部72は、鍋加熱部を構成するもので、鍋収納部70aの底部に設け、鍋71を誘導加熱して炊飯・保温を行う。
底センサ(Sensor)73は、鍋71の温度を検出し、完成制御ユニット(Unit)74へ信号を送る。完成制御ユニット74は底センサ73の信号により、底誘導加熱コイルの加熱部72の通電量を制御し、鍋71の加熱量を可変することで鍋71の温度を炊飯・保温時に適温に制御するように構成される。
本体70の上部は、本体70の後部のヒンジ(Hinge)79に設けたヒンジ軸80にて軸支した開閉自在な蓋75により覆われる。蓋75の先端には蓋係合部82が設けられ、本体70の前方のフックボタン(Hook button)83と閉蓋時に係合して、蓋を閉成する。
フックボタン83を押すと蓋係合部82とフックとの係合が外れ、蓋のヒンジ79に設けたヒンジバネ81の力によって蓋75が開くように構成される。そして、蓋75の上部には図2に示すような操作パネル76が設けられる。
図2は、本開示の実施の形態における炊飯器の液晶表示部を中心とする操作パネル76を拡大して示す平面図である。操作パネル76には、図2に示すように、十分に広く大きな表示面積をもつ液晶表示部84が設けられる。液晶表示部84は、ドットマトリクス方式の液晶パネル86により構成される。
操作パネル76の周囲には、「決定/機能」ボタン85a、「下向きカーソル」ボタン85b、「上向きカーソル」ボタン85c、「取消/切」ボタン85d、「予約」ボタン85e、「炊飯」ボタン85f、「お米」ボタン85g、「炊き方」ボタン85h、スチーム保温/再加熱スイッチ85i等の各種操作スイッチが配設される。
操作パネル76の裏面には、マイコン基板87(図示せず)が設けられる。
マイコン基板87上には、例えば図3に示すように、電気回路部品としてマイコン制御ユニット88およびEEPROM90、マイコン制御ユニット88用のバックアップ(Back up)電源91などが設けられ、合成樹脂製の液晶ホルダ(Holder)を介してドットマトリクス方式の液晶パネル86が設置される。
マイコン基板87上のマイコン制御ユニット88には、各操作スイッチである「決定/機能」ボタン85a〜スチーム保温/再加熱スイッチ85iを介して入力された使用者の指示内容を判断する所望の認識部が設けられる。
該認識部で認識された使用者の指示内容に応じた液晶パネル86の表示画面上への必要な表示、また同指示内容に応じた所望の炊飯、調理または保温機能、所望のお米選択に対応して選択可能な炊き方、その炊き方に対応した所定の加熱パターンを設定して、その炊飯制御部または保温加熱制御部を適切に作動させて、所望の炊飯、調理または保温を行う。
従って、使用者は、上記各操作スイッチである「決定/機能」ボタン85a〜スチーム保温/再加熱スイッチ85iを使って炊飯、調理または保温、タイマー予約モード、白米または無洗米等のお米選択、ふつう、かため、やわらか等の炊き方、時刻設定の選択設定内容を入力する。
それに対応した機能内容が、マイコン制御ユニット88内の認識部を介して、炊飯、調理および保温加熱パターン等設定部に自動的に設定入力され、対応する炊飯、調理または保温加熱制御が所望の制御パターンで適切に行われる。
図4〜図7は、本開示の実施の形態におけるガイド画面の表示を示す図である。表示を変えるには図2に示す各操作スイッチを操作する。図2のような待機中状態において、「決定/機能」ボタン85aを操作すると図4に示す「現在時刻合わせ」、「かんたんガイド」、「各種設定」、「お手入れ機能」を選択可能な第1階層の表示となる。
「下向きカーソル」ボタン85bまたは「上向きカーソル」ボタン85cを操作することによって、「かんたんガイド」を選択した状態で、「決定/機能」ボタン85aを操作すると、図5に示す、「電気代再表示」、「銘柄特徴表示」、「おいしいご飯のコツ」、「こんなときは」を選択可能な第2階層の表示となる。
「下向きカーソル」ボタン85bまたは「上向きカーソル」ボタン85cを操作することによって、「おいしいご飯のコツ」を選択した状態で、「決定/機能」ボタン85aを操作すると、図6に示す、「お米の計り方」、「お米の洗い方」、「炊飯に適した水」、「ごはんのほぐし方」、「お米の選び方と保存」を選択可能な第3階層の表示となる。
「下向きカーソル」ボタン85bまたは「上向きカーソル」ボタン85cを操作することによって、図6に示す上記項目のいずれかを選択し、「決定/機能」ボタン85aを操作すると、例えば、図7に示すような各項目に対応した美味しいご飯を炊くための情報を表示する。
このような構成により、使用者が取扱い説明書を確認することなく、本実施の形態に係る炊飯器に適合した美味しいご飯を食べるための情報を使用者に認識させることができる。
本実施の形態においては、表示部として、液晶表示部84を用いたが、有機EL型の表示部を用いてもよいし、無機EL型の表示部を用いてもよい。さらには、多少、粗さは目立つが、LEDを複数並べたLED表示部としてもよい。
本実施の形態では、好適な炊飯を実施するための情報を、使用者の要望に応じて、図2に示す操作パネル76を使用者が操作して液晶表示部84に表示させたが、以下の方式でもよい。
すなわち、図2に示す操作パネル76のいずれかのスイッチを所定時間長押ししたり、所定時間内に所定回数スイッチを押したり、複数のスイッチを同時に押したりするなどにより、マイコン制御ユニット88は、自動モードに設定されたことを認識する。
自動モードに設定されると、マイコン制御ユニット88は、炊飯動作に入る前の段階において、好適とされる情報を液晶表示部84に表示させたり、炊飯動作後に好適とされる情報を液晶表示部84に表示させたりすることができる。さらに利便性を向上させるために、炊飯前の好適な情報は、炊飯動作が開始した時点で非表示とすることもできる。
使用者が所定の回数炊飯動作を行うことにより、表示される情報が当たり前になってしまった場合、自動モードを設定したときと同様に、操作パネル76の各種スイッチを長押しするなどの動作により、自動モードを解除して、上述の所定の情報の自動表示を停止させることができる。
本実施の形態では、調理物として米などの穀物類について説明したが、穀物類以外を調理物としてもよい。
液晶表示部84に表示させる情報としては、米の炊き方を例にとると、通常の炊飯や、お粥などの炊き方があるが、炊き方などによっても、表示させる内容を変更することもできる。このように、複数の情報は、図3に示すEPROM90に炊き方のモードなどに紐付けて、記憶させておくこともできる。
(実施の形態2)
図8は、本開示の実施の形態2に係る炊飯器の構成を示すブロック図である。図9は、本実施の形態に係る炊飯器の平面図であり、蓋部111を上方から見た図である。図10は、本実施の形態における蓋部111に形成された入力部106と表示部108とを示す図である。
図8に示すように、本実施の形態に係る炊飯器は、収納した鍋101を取り囲むよう加熱部103が配設される。加熱部103は鍋101の底面、上面、および、側面をそれぞれ加熱するよう複数の加熱部により構成される。
本実施の形態における加熱部103は複数の誘導加熱コイルが鍋101の周りに設けられて、鍋101の各部分を所望の温度に加熱する構成である。実施の形態1の炊飯器においては、商用交流電源102からの電力が加熱部103と電源回路105に供給される。電源回路105において所望の電圧に変換された駆動電源は、加熱部103を駆動制御する駆動部104とマイコンで構成される制御部110に供給される。
制御部110において処理された信号は、ファンモータ(Fan motor)107、および、表示部108に対して出力される。ファンモータ107は炊飯器における電気・電子回路を冷却するために設けられる。表示部108は入力部106により設定される条件や炊飯器の状態を文字、記号等で表示する。
本実施の形態における表示部108は液晶表示素子で構成される。表示内容(文字、記号)を記憶する記憶部と、この記憶部の表示内容をそのときの炊飯器の状態に応じて液晶表示素子に表示させるための表示制御部は、制御部110において構成される。
本実施の形態では、表示部108として、液晶表示素子を用いたが、有機EL表示素子や無機EL表示素子、LED表示素子などにも変更可能である。基本的に、ドットマトリクス表示型の表示素子が好ましい。
図9の炊飯器の平面図に示すように、本実施の形態の蓋部111における上面の正面側に入力部106と表示部108が集中して配置される。本実施の形態の蓋部111には鍋101内の蒸気圧を調整する蒸気蓋112が設けられる。本実施の形態における入力部106は複数の押しボタンスイッチにより構成され、表示部108における隣り合う3辺に近接して配置される。
本実施の形態における入力部106の具体例としては、図10に示すように、「炊飯」ボタン106a、「取消/切」ボタン106b、「スチーム保温・再加熱」ボタン106c、「決定・機能」ボタン106d、「予約」ボタン106e、「下向きの黒三角」ボタン106f、「上向きの黒三角」ボタン106g、「お米」ボタン106h、および、「炊き方」ボタン106iの9個の押しボタンスイッチである。
本実施の形態において、入力部106と表示部108が配設された蓋部111の上面は、実質的に平面に形成される。本実施の形態においては、表示部108入力部106を蓋部111に設けたが、本体に設けてもよい。
表示部108は、図9に示すように、入力部106の各押しボタンスイッチが操作されたときに、その設定すべき内容や、設定された内容を表示する。図9に示した表示部108の表示状態は、全ての表示内容が表示窓である表示部108に表示された状態である。本実施の形態においては、表示部108において表示される内容は、後述するように、使用者が必要とする内容のみが表示されるよう設定される。
本実施の形態における表示部108においては、メニューの中に、「銀シャリふつう」、「銀シャリかため」「銀シャリやわらか」、「銀シャリしゃっきり」、「銀シャリもちもち」、「エコ炊飯」、「高速」、「少量」、「炊込み」、「カレー用」、「かまどおこげ」、および、「おかゆ」のうちのいずれかのコースを選択するよう構成される。なお、「銀シャリ」は白米のご飯を意味する。
本実施の形態に係る炊飯器により処理できるお米の種類としては、白米、無洗米、玄米、雑穀米、および、発芽米・分搗き米である。本実施の形態においては、これらのお米が選択され、選択されたお米に最適な状態で炊飯動作が行われる。
本実施の形態においては、炊飯器内部にスチーム発生機構が設けられ、炊飯および保温の各動作において所定温度のスチームを発生させられるよう構成される。
本実施の形態においては、炊飯器内部に圧力弁開閉機構が設けられ、炊飯動作において鍋101内に1気圧を超える圧力を発生させられるよう構成される。
上記のように入力部106を用いて設定された条件は、マイコンである制御部110において処理され、表示部108、報知部(図示せず)、および、ファンモータ107に対して駆動信号が出力される。ファンモータ107は炊飯器における電気・電子回路を冷却するために設けられる。
以下、本実施の形態における炊飯動作設定時の処理について具体的に説明する。
図11Aから図11Hは本実施の形態における入力部106の押しボタンスイッチである「下向きの黒三角」ボタン106f、「上向きの黒三角」ボタン106g、「お米」ボタン106h、「炊き方」ボタン106iを使用者が押圧する度に表示部108に順次表示される表示内容を示す図である。
図11Aは、待機状態における表示部108の表示内容を示す図である。
図11Bおよび図11Cは、お米選択状態における表示部108の表示内容を示す図である。
図11D、図11E、図11F、および、図11Gは、炊き方選択状態における表示部108の表示内容を示す図である。
図11Hは、炊飯開始待ち状態における表示部108の表示内容を示す図である。
待機状態、炊き方選択状態、または、炊飯開始待ち状態において、「お米」ボタン106hが押圧されると、選択中のお米の種類に応じて図11Bまたは図11Cに示す内容が表示される。このとき、「お米」項目において選択中のお米の種類が白黒反転表示される。
「下向きの黒三角」ボタン106f、「上向きの黒三角」ボタン106g、「お米」ボタン106h、のいずれかを押圧すると、選択中のお米が変更され、お米の種類に応じて図11Bまたは図11Cに示す内容が表示される。このとき、「お米」項目において選択中のお米の種類が白黒反転表示される。
待機状態、お米選択状態、または、炊飯開始待ち状態において、「お米」ボタン106hが押圧されると、選択中の炊き方に応じて図11D、図11E、図11F、図11Gのいずれかに示す内容が表示される。このとき、「炊き方」項目において選択中の炊き方が白黒反転表示される。
「下向きの黒三角」ボタン106f、「上向きの黒三角」ボタン106g、「お米」ボタン106h、のいずれかを押圧すると、選択中の炊き方が変更され、炊き方に応じて図11D、図11E、図11F、図11Gのいずれかに示す内容が表示される。このとき、「炊き方」項目において選択中の炊き方の種類が白黒反転表示される。
待機状態、お米選択状態、または、炊き方選択状態において、「決定・機能」ボタン106dを押圧すると、図11Hに示す内容が表示される。
以上のように条件設定を行った後、「炊飯」ボタン106aの押しボタンスイッチが押圧されると炊飯動作が開始する。
以下、本実施の形態における炊飯および保温の各動作の処理について具体的に説明する。
図12Aから図12Eは、本実施の形態における炊飯および保温の各動作時の表示部108に順次表示される表示内容を示す図である。
図12Aは、炊飯動作時における表示部108の表示内容を示す図である。
炊飯動作時では、選択されたお米と炊き方に応じた残り時間が表示部108に表示される。
図12Aに示す表示部108には、「スチーム」が表示される。これは、本実施の形態に係る炊飯器内にはスチーム発生機構が設けられ、このスチーム発生機構は水を貯めるための容器を有する。この容器内の水がスチーム動作において使用されるため、選択中の炊き方におけるその水の使用の有無を使用者に報知する。
図12Aに示す表示部108には、「圧力」が表示される。本実施の形態は、圧力弁開閉機構を備えることにより、鍋101内に1気圧を超える圧力を発生させる機能を有する。加圧中の蓋の開放は高温の内容物が噴き出す危険が伴うため、加圧の有無を使用者に報知する。
炊飯動作が終了すると、図12Bに示す内容が表示される。このとき、炊飯したお米と炊き方の表示と併せて「ご飯をほぐして下さい」と案内表示することにより、使用者に調理物をほぐす時機を報知する。
図12B、図12Cに示す表示部108には、「スチーム投入なし」が表示される。本実施の形態にはスチーム発生機構が設けられ、このスチーム発生機構は水を貯めるための容器を有する。この容器内の水がスチーム動作において使用されるため、その水の有無を使用者に報知する。
炊飯動作が終了した後、所定時間T11が経過すると、図12Eに示す内容が表示される。実施の形態1に係る炊飯器においては、所定時間T11は6分とする。このとき、保温経過時間が表示部108に表示される。使用者を混乱させないように「ご飯をほぐして下さい」の表示を消す。
以上のように、本実施の形態によれば、調理物をほぐす時機を的確に案内することにより、食味も見栄えも良い炊飯を行うことができる。
(実施の形態3)
以下、本開示の実施の形態3に係る炊飯器について説明する。本実施の形態は、前述の実施の形態2に係る炊飯器と実質的に同じ構成を有するが、炊飯動作終了後の表示部108に表示される表示内容が異なる。実施の形態3に係る炊飯器における表示内容は使用者の使用状態を考慮した動作を行うよう構成される。
実施の形態2においては、「すし」、「おかゆ」等のほぐす必要がない炊き方に対しても調理物をほぐすように使用者を促す案内を行ってしまう。その結果、使用者の誤操作を招き、食味と見栄えとを損なう可能性がある。本実施の形態においては、選択された炊き方に応じて調理物をほぐすように使用者を促す案内を表示するよう構成される。
本実施の形態においては、炊飯動作が終了すると、選択された炊き方が「すし」、「おかゆ」のいずれかの場合、図12Dに示す通り、炊飯したお米と炊き方の表示を行うが、「ご飯をほぐして下さい」の表示は行わない。
以上のように、本実施の形態によれば、使用者の誤操作を招かないように構成されるため、使用者に食味も見栄えも良い炊飯を行うことができる。
(実施の形態4)
以下、本開示の実施の形態4に係る炊飯器について説明する。図13は本実施の形態に係る炊飯器の構成を示すブロック図である。
本実施の形態における蓋状態検出部109は、蓋部111の開放および閉鎖を検出するために設けられ、蓋部の開放および閉鎖を電気信号として制御部110に送信する。蓋状態検出部109の構成は、機械的スイッチによる接点の開閉により検出する構成の他、蓋部温度センサによる温度上昇、下降により検出する構成でも良い。
図13に示す通り、本実施の形態は、実施の形態2および/または実施の形態3の構成に対して、蓋状態検出部109の有無が異なる以外に、炊飯動作終了後の処理と、炊飯動作終了後の表示部108に表示される表示内容が異なる。
本実施の形態における処理と表示内容は、使用者の使用状態を考慮した動作を行うよう構成される。
実施の形態2または実施の形態3において、使用者が調理物をほぐした後も案内表示を続けると、使用者を混乱させて誤操作を招き、食味と見栄えとを損なう可能性がある。従って、本実施の形態においては、使用者が調理物をほぐしたことを検出し、不要な案内を止めるように構成される。
本実施の形態に係る炊飯器においては、炊飯動作が終了し、図12Bに示す内容を表示した後、蓋状態検出部109により蓋部111の開放を検出すると、蓋部111の開放により使用者が調理物をほぐしたことを判断し、図12Cに示すように、「ご飯をほぐして下さい」の表示を消す。
以上のように、本実施の形態によれば、使用者の誤操作を招かないように構成されるため、使用者に食味も見栄えも良い炊飯を提供することができる。
(実施の形態5)
以下、本開示の実施の形態5に係る炊飯器について説明する。本実施の形態は、前述の実施の形態4に係る炊飯器と実質的に同じ構成を有するが、炊飯動作終了後の処理が異なる。本実施の形態では、使用者の使用状態を考慮した動作を行うよう構成される。
調理物をほぐす前に、使用者が誤って蓋を開けると、「ご飯をほぐして下さい」の表示を見逃して、調理物をほぐす時機を逃してしまう可能性がある。従って、本実施の形態は、調理物をほぐすように使用者を促す案内の表示を使用者が見逃さないように構成される。
すなわち、本実施の形態では、炊飯動作が終了し、図12Bに示す内容を表示した後、蓋状態検出部109により蓋部111の開放を所定時間T12の間、連続して検出するまで、「ご飯をほぐして下さい」の表示を維持する。所定時間T12は、実施の形態2の説明で前述した炊飯動作が終了した後の時間である所定時間T11以下が望ましい。
蓋部111の開放を所定時間T12の間、連続して検出すると、蓋部111の開放により使用者が調理物をほぐしたことを判断し、図12Cに示すように、「ご飯をほぐして下さい」の表示を消す。
以上のように、本実施の形態によれば、調理物をほぐす時機を逃さぬよう構成されるため、使用者に食味も見栄えも良い炊飯を提供することができる。
(実施の形態6)
以下、本開示の実施の形態6に係る炊飯器について説明する。本実施の形態は、前述の実施の形態5に係る炊飯器と実質的に同じ構成を有するが、設定条件と処理とが異なる。本実施の形態では、使用者の使用状態を考慮した動作を行うよう構成される。
実施の形態5においては、使用者が調理物をほぐす作業を素早く済ませ、所定時間T12が経過する前に蓋部が閉鎖されると、「ご飯をほぐして下さい」の表示が維持される。これでは、使用者を混乱させて誤操作を招き、食味と見栄えとを損なう可能性がある。
従って、実施の形態6に係る炊飯器においては、使用者が調理物をほぐす作業に要する時間を考慮するよう構成される。
本実施の形態においては、入力部106により入力可能な設定条件として、所定時間T12に使用者が調理物をほぐす作業に要する時間に応じた任意の値を設定することを可能とする。
以上のように、本実施の形態によれば、使用者の誤操作を招かないように構成されるため、使用者に食味も見栄えも良い炊飯を提供することができる。
(実施の形態7)
以下、本開示の実施の形態7に係る圧力式炊飯器について説明する。図14は、本実施の形態に係る圧力炊飯器の正面図である。図15は、図14の圧力炊飯器を縦方向で切断した場合の断面図である。図16は、図15の圧力弁開閉機構を拡大した拡大図である。
本実施の形態に係る圧力式炊飯器201は、被炊飯物を収容する鍋210と、鍋210を加熱する加熱部を有する本体202と、本体202の開口部210aを塞ぐ蓋体211と、蓋体211に装着されて鍋210内の内圧を調整する圧力弁213と、圧力弁213を制御する圧力弁開閉機構219と、を備える。
圧力式炊飯器201はさらに、標準玄米炊飯コースと粘り玄米炊飯コースとを含む複数の炊飯メニューから特定の炊飯メニューを選択可能な操作部205と、加熱部(底部ヒータ(Heater)233、側面ヒータ234)と圧力弁開閉機構219とを制御して、吸水工程と昇温工程と沸騰維持工程とを含む炊飯工程を実行する制御部225と、を備える。
図14および図15に示すように、本体202は、有底箱状の外装ケース203と、外装ケース203に収容され、その中に鍋210が収容される内ケース204とからなる。外装ケース203と内ケース204との間に形成された隙間に、制御回路基盤等(図示省略)が配設される。
内ケース204には、その底部204aおよび側部204bに加熱部(底部ヒータ233、側面ヒータ234)が設けられ、底部204aに鍋底温度を検出するサーミスタ(Thermistor)等からなる鍋底温度センサ231が設けられる。加熱部には、環状に巻装した電磁誘導コイルが使用される。
図15に示すように、鍋210は、水および米からなる所定量の被炊飯物が投入される比較的深底の容器からなり、アルミニウムとステンレスのクラッド材(Clad material)で形成される。
蓋体211は、鍋210の開口部を閉蓋する内蓋212と、本体202の開口部全体を閉蓋する外蓋215等とで構成される。蓋体211は、一端が本体202の一端に枢支され、他端が本体の他端係止機構により係止される。内蓋212上部には、圧力弁213と圧力弁213を開放させる圧力弁開閉機構219とが設けられる。
図16に示すように、圧力弁213は、所定径の圧力弁213が形成された弁座213aと、圧力弁213を塞ぐように弁座213a上に載置される金属製のボール214と、ボール214の移動を規制し、ボール214を弁座213aに保持するカバー213bとで構成される。
圧力弁開閉機構219は、電磁コイルが巻回されたシリンダ(Cylinder)220と、シリンダ220内を電磁コイルの励磁により摺動してボール214を移動されるブランジャ(Plunger)221と、ブランジャ221の先端に装着されたバネおよび作動棹222とで構成される。
圧力弁開閉機構219は制御部225により制御される。すなわち、制御部225からの指令に基づいて電磁コイルが励磁されると、ブランジャ221がシリンダ220から飛出してボール214に衝突し、ボール214を横方向に押し出す。この押し出しにより、ボール214は圧力弁213上から移動し、圧力弁213を強制的に開放させる。
この開放状態において、電磁コイルへの励磁が停止すると、ブランジャ221がシリンダ220内にばね力により引き戻され、この引っ込みにより、ブランジャ221がボール214を横方向に押す力がなくなり、ボール214は圧力弁213上に戻り、圧力弁213がボール214により閉塞される。
外蓋215には、内蓋212と外蓋215との間の空間と大気と連通する貯留タンク224が設けられる。内蓋212には、鍋210内の圧力が所定圧力以上の異常圧力に上昇したときに、鍋210内の蒸気を、貯留タンク224を介して外部に逃すための安全弁が設けられる。内蓋212には、蒸気センサ232(図16参照)が取り付けられる。
図15に示すように、貯留タンク224は、圧力弁213を介して放出される蒸気などを吐出させる吐出筒224aと、ご飯のうまみ成分である「おねば」を一時貯留する空室224bと、蒸気を外部へ放出する蒸気放出口224cとを有し、空室224bの底部には、貯留された「おねば」を鍋210内へ戻すための戻し弁V2が設けられる。
この「おねば」は、圧力弁213から蒸気が噴出する際に、この蒸気と一緒に鍋210内から圧力弁213を通して導出され、貯留タンク224の空室224bに一時貯留される。空室224bに貯留された「おねば」は、所定量になると戻し弁V2が開いて鍋210内へ戻される。貯留タンク224は、貯留タンク224の吐出筒224aが外蓋215の窪み部224dに設けた装着孔215aへ圧入固定される。
本体202の前面壁には、各種の炊飯コースが表示され、表示されたコースから所定のコース等を設定する複数個の操作ボタン等を備えた操作部205が設けられる。
図14に示すように、操作部205には、各種の炊飯選択コースおよび時刻などが表示される表示パネル205bと、表示パネル205bの左右および下方に複数個の操作ボタンが配設される。
図17は、本実施の形態における制御部225の周囲のブロック図である。図17において、制御部225は、各回路の制御を司るマイコンである。制御部225は、コースキー、スタートキー、予約キー等からなる入力部300と、表示パネル205bと、圧力弁開閉機構219と、鍋底温度センサ231と、蒸気温度センサ232と、底部ヒータ233と、側面ヒータ234と、蓋ヒータ235とが接続される。
制御部225は、例えばフラッシュメモリ(Flush memory)のような記憶素子(図示せず)に格納された制御プログラムに基づいて動作する。
ここで、制御部225に格納した玄米炊飯シーケンス(Sequence)について説明する。より美味しい玄米ご飯を炊くための基本的な炊飯方法は下記の通りである。
玄米は白米に比べ、表面が種皮で覆われるため、内部に熱が伝わりにくく、吸水しにくいという特徴があるため、吸水工程の温度を高く、時間を長く設定する。
昇温工程では、高い電力で速く昇温すると、内部まで熱が十分に伝わらないので、電力を低めに設定する。沸騰維持工程では、電力が高いと水が早く無くなるため、工程時間が短くなり、内部まで熱が伝わない。そのために加熱不足となり、硬いご飯が出来上がるので、電力を低く設定し、沸騰維持工程を長く維持するようにする。
上記構成において、玄米を用いて炊飯する場合の動作を、図18を参照しながら説明する。特に、粘り玄米炊飯コースの炊飯動作について、図21に示す標準玄米炊飯コースと比較して説明する。
炊飯を開始すると、まず、吸水工程が実行される。吸水工程は圧力弁213を閉状態にして、底部ヒータ233への給電を開始し、所定温度θ1で所定時間T21のあいだ行われる。所定温度θ1は例えば70℃、所定時間T21は例えば45分である。
所定時間T21の経過後に吸水工程を終了し、昇温工程に移行する。昇温工程では、圧力弁213を閉状態にして、底部ヒータ233で加熱する。この状態においては、鍋210内の圧力は弁孔331を介してボール214を押し上げ得る圧力に上昇するまで昇圧される。
蒸気温度センサ232により検出される蒸気温度Kが設定基準である所定温度θ2に到達すると、被炊飯物が沸騰したと判断され、次の沸騰維持工程へ移行する。所定温度θ2は例えば75℃である。なお、図18において、蒸気温度Kの変化を示す点線は、昇音工程と沸騰維持工程とにまたがる一部分にのみ記載される。蒸気温度Kは、沸騰検出のためにのみ用いられるからである。図19から図21についても同様である。
吸水工程終了から所定温度θ2に到達するまでの時間は、カウンタ(図示せず)により計時される。計時時間Tfは炊飯量に対応しており、炊飯量が少ないときは短く、多いときは長くなる。計時時間Tfの長さにより炊飯量の判定が行われる。
このときの鍋内の圧力は、圧力弁213により制御され、大気圧以上の所定圧力、例えば約1.2気圧となる。ここまでは、標準玄米炊飯コースと粘り玄米炊飯コースは同一シーケンスである。
標準玄米炊飯コースでは、沸騰維持工程では、圧力弁開閉機構219により圧力弁213の開閉制御が行われる。この制御により、圧力弁213が炊飯コース毎に設定された所定時間単位で数回開放されて、鍋210内の圧力が1.2気圧から大気圧近傍まで低下する。
より詳しくは、沸騰維持工程へ移行すると、鍋210内の圧力は大気圧以上の約1.2気圧となり、炊飯物はこの圧力に対応する飽和温度で沸騰する。この状態で、圧力弁開閉機構219を作動させて金属製のボール214を移動させると、弁孔331が開放される。弁孔331の強制的開放により、鍋210内の圧力が大気圧近傍まで一気に低下する。
このように、鍋210の圧力を所定沸騰圧力(約1.2気圧)から一気に大気圧近傍まで低下させると、鍋210内は激しい突沸状態となる。この突沸状態において、鍋210内に泡が発生し、この泡によって米が攪拌される。粘り玄米炊飯コースは圧力弁開閉機構219を閉状態にして加圧する。
圧力式の炊飯器は、沸騰中に昇圧させることにより、鍋内の沸点を高くし、高温での炊飯を可能とする。発明者の経験では、加圧をさせる時間を長くする程、米のでん粉のα化(糊化)が促進され、また高温により少し煮崩れを起こすため、やわらかく、粘りがあり、甘みの感じやすいご飯が出来る。
玄米は、表面が種皮で覆われるため、圧力をかける時間を長くしても、玄米は煮崩れすることなく、バランスのよいご飯に炊き上げることができる。
粘り玄米炊飯コースの沸騰維持工程の電力量Whsを、標準玄米炊飯コースの沸騰維持工程の電力量Whbより大きく設定することにより、または、粘り玄米炊飯コースの沸騰維持工程での圧力弁213の閉成時間を、標準玄米炊飯コースの沸騰維持工程での圧力弁213の閉成時間より大きく設定することにより、米に多くの熱量を供給することができ、その結果、粘りのある玄米ご飯を炊くことができる。
沸騰維持工程では、炊飯量判定の結果に基づいて電力が決定される。その電力で加熱が行われ、所定温度θ3、例えば118℃が検出されると、その所定の温度θ3が所定時間T23、例えば6分間維持される。沸騰維持工程において所定時間T22を経過すると、沸騰維持工程が終了し、蒸らし工程に移行する。
蒸らし工程において、一定時間の間に複数回の炊飯量に応じた加熱(追い炊き)を行う。蒸らし工程が所定時間T24、例えば9分経過すると、炊飯が終了する。
以上の炊飯工程により、炊飯量に関係なく、粘りの異なるご飯が得られる。これにより、加水量を変更しなくても、玄米における炊き分け性能を向上させ、お客様の好みにあったご飯を提供することが可能になる。
ここで、「炊き分け」とは、同じお米を、使用者の要望に応じて、粘りの多いご飯と粘りの少ないご飯とのどちらかに炊き上げることを意味し、「炊き分け性能」とはその性能を意味する。近年、玄米ご飯を好む人が多くなり、白米と同様に、玄米も炊きわけしたいという要望が増えている。
なお、本実施の形態におけるT21、T22、T23、T24、θ1、θ2、θ3の値は一例であり、状況に応じて数値を設定することができる。
鍋210を加熱する加熱部として誘導加熱方式を用いた炊飯器は、特に高い電力(高火力)での炊飯ができるとともに、熱応答性が良いために細かな制御が可能である。そのため、本実施の形態を誘導加熱方式の炊飯器に適用すれば、より美味しい玄米ご飯を炊くことができる。ヒータ式およびガス炊飯器等においても、火力と熱応答性に劣るため誘導加熱式より効果は劣るが、支障なく適用可能である。
(実施の形態8)
次に、本開示の実施の形態8について説明する。本体の構成は実施の形態7と同じであるため、その説明は省略する。
以下、実施の形態8の動作について図19を参照して説明する。炊飯工程は実施の形態1と同じであるため、沸騰維持工程以外の説明は省略する。
沸騰維持工程に移行すると、粘り玄米炊飯コースの沸騰維持工程の電力Wsを、標準玄米炊飯コースの沸騰維持工程の電力Wbより低く設定し、沸騰維持工程の時間を長く設定することにより、電力量が多くなり、加圧をする時間も長くなり、粘りのある玄米ご飯を炊くことができる。
(実施の形態9)
次に、本開示の実施の形態9について説明する。本体の構成は実施の形態7と同じであるため、その説明は省略する。
次に実施の形態9の動作について図20を参照して説明する。炊飯工程の構成は実施の形態の形態7と同じであるため、沸騰維持工程以外の説明は省略する。
沸騰維持工程に移行すると、粘り玄米炊飯コースの沸騰維持工程における通電率Pを、標準玄米炊飯コースの沸騰維持工程における通電率P1を低く設定する。ここで、通電率は、単位時間当たりの通電時間と非通電時間の比を示す値である。これにより、沸騰維持工程の時間が長くなり、加圧をする時間も長くなって、粘りのある玄米ご飯を炊くことができる。
本開示の実施の形態7,8,9に係る圧力式炊飯器は、被炊飯物を収容する鍋と、鍋を加熱する加熱部を有する本体と、本体の開口部を塞ぐ蓋体と、蓋体に装着されて鍋内の内圧を調整する圧力弁と、圧力弁を制御する圧力弁開閉機構と、を備える。
さらに、実施の形態7,8,9に係る圧力式炊飯器は標準玄米炊飯コースと粘り玄米炊飯コースとを含む複数の炊飯メニューから特定の炊飯メニューを選択可能な操作部と、加熱部と圧力弁開閉機構とを制御して、吸水工程と昇温工程と沸騰維持工程とを含む炊飯工程を実行する制御部と、を備える。
制御部は、操作部において、粘り玄米炊飯コースが選択されたときに、粘り玄米炊飯コースの沸騰維持工程での電力量Whsを、標準玄米炊飯コースの沸騰維持工程での電力量Whbより大きく設定し、粘り玄米炊飯コースの沸騰維持工程での圧力弁の閉成時間tvを、標準玄米炊飯コースの沸騰維持工程での圧力弁の閉成時間より大きく設定し、炊飯工程を実行する。
また、制御部は、粘り玄米炊飯コースの沸騰維持工程での電力Wsを、標準玄米炊飯コースの沸騰維持工程での電力Wbより小さく設定し、粘り玄米炊飯コースの沸騰維持工程の工程時間を、標準玄米炊飯コースの沸騰維持工程の工程時間より大きく設定して、炊飯工程を実行する。
さらに、制御部は、粘り玄米炊飯コースの沸騰維持工程における通電率Pを、標準玄米炊飯コースの沸騰維持工程における通電率P1より小さく設定し、炊飯工程を実行する。
以上のように、本開示の一態様に係る炊飯器は、ドットマトリクス方式の液晶表示部を有効に利用することにより、使用者の操作性を向上させるとともに、さらに美味しいご飯を炊くことが可能になる。そのため、本開示は、家庭用または業務用の炊飯器に適用可能である。
70 本体
70a 鍋収納部
71 鍋
72 加熱部
73 底センサ
74 完成制御ユニット
75 蓋
76 操作パネル
79 ヒンジ
80 ヒンジ軸
81 ヒンジバネ
82 蓋係合部
83 フックボタン
84 液晶表示部
85a 「決定/機能」ボタン
85b 「下向きカーソル」ボタン
85c 「上向きカーソル」ボタン
85d 「取消/切」ボタン
85e 「予約」ボタン
85f 「炊飯」ボタン
85g 「お米」ボタン
85h 「炊き方」ボタン
85i スチーム保温/再加熱スイッチ
86 液晶パネル
87 マイコン基板
88 マイコン制御ユニット
90 EEPROM
91 バックアップ電源
101 鍋
102 商用交流電源
103 加熱部
104 駆動部
105 電源回路
106 入力部
106a 「炊飯」ボタン
106b 「取消/切」ボタン
106c 「スチーム保温・再加熱」ボタン
106d 「決定・機能」ボタン
106e 「予約」ボタン
106f 「下向きの黒三角」ボタン
106g 「上向きの黒三角」ボタン
106h 「お米」ボタン
106i 「炊き方」ボタン
107 ファンモータ
108 表示部
109 蓋状態検出部
110 制御部
111 蓋部
201 圧力式炊飯器
202 本体
203 外装ケース
204 内ケース
205 操作部
210 鍋
211 蓋体
212 内蓋
213 圧力弁
215 外蓋
219 圧力弁開閉機構
225 制御部
231 鍋底温度センサ
232 蒸気温度センサ
233 底部ヒータ
234 側面ヒータ
235 蓋ヒータ
300 入力部

Claims (11)

  1. 上面が開口した本体と、
    前記本体内に着脱自在に収納される鍋と、
    前記本体内に設けられた前記鍋を加熱する加熱部と、
    前記本体を開閉自在に覆う蓋と、
    前記蓋の一部に設けられた操作パネルと、
    前記操作パネルの一部に設けられた操作部と、
    ドットマトリクス方式の液晶表示部と、
    前記液晶表示部を制御する表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、炊飯の事前準備または炊飯終了後の処置方法の少なくとも一方を前記液晶表示部に表示させるように構成された炊飯器。
  2. 前記表示制御部は、前記炊飯の事前準備の表示として、お米の計り方、お米の洗い方、炊飯に適した水、および、お米の保存方法のうちの少なくとも一つを前記液晶表示部に表示させるように構成された請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記表示制御部は、前記炊飯終了後の処置方法の表示として、ご飯のほぐし方を前記液晶表示部に表示させるように構成された請求項1に記載の炊飯器。
  4. 前記表示制御部は、前記液晶表示部に、前記炊飯の事前準備または前記炊飯終了後の処置方法を表示させた後、所定時間経過時に待機中状態を表示させるように構成された請求項1に記載の炊飯器。
  5. 鍋を加熱する加熱部と、
    前記加熱部の加熱状態を制御する駆動部と、
    前記加熱部および前記駆動部に電力を供給する電源回路と、
    前記鍋の加熱状態の各種設定条件を入力するための入力部と、
    前記入力部からの設定条件が入力されて、当該設定条件に応じて前記駆動部を制御する制御部と、
    前記制御部からの信号が入力され、前記入力部の設定条件または前記駆動部の制御状態を表示する表示部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記駆動部の制御状態に応じて、炊飯動作終了時に調理物をほぐすように使用者を促す案内を前記表示部に表示するよう構成された炊飯器。
  6. 前記入力部からの設定条件が前記調理物をほぐすように促す案内が不要な場合には、前記制御部は、前記調理物をほぐすように使用者を促す案内の表示を行わないように構成された請求項5に記載の炊飯器。
  7. 蓋部の開放および前記蓋部のうちの少なくとも一方を検出する蓋状態検出部をさらに備え、
    前記制御部は、炊飯動作の終了後に前記蓋状態検出部の検出結果に応じて、前記調理物がほぐされたと判断し、前記調理物をほぐすように使用者を促す案内の表示を消すように構成された請求項5に記載の炊飯器。
  8. 前記制御部は、前記蓋状態検出部により、前記蓋部の開放を所定時間連続して検出した後、前記調理物がほぐされたと判断し、前記調理物をほぐすように使用者を促す案内の表示を消すように構成された請求項7に記載の炊飯器。
  9. 前記制御部は、前記所定時間について、前記入力部からの入力による変更を可能とするように構成された請求項5に記載の炊飯器。
  10. 本体と、
    前記本体内に着脱自在に収納される鍋と、
    前記本体内に設けられた前記鍋を加熱する加熱部と、
    表示部と、
    を備えた炊飯器の制御方法であって、
    調理物を前記鍋にいれて調理を行う際に、調理に好適な情報を前記表示部に表示するステップを含む炊飯器の制御方法。
  11. 調理終了後の好ましい処理方法として、調理物をほぐすように使用者を促す案内を表示部に表示するステップを含む請求項10に記載の炊飯器の制御方法。
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