JP2014083240A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間にて炊飯するモードにおいて、米飯の粘りを増加させ、食味の良い米飯を炊き上げることができる炊飯器を提供する。
【解決手段】炊飯器100は、通常モードよりも短時間で炊飯を終了させる短時間炊飯モードを有し、短時間炊飯モードでは、炊飯終了後においても蒸らし工程を行うように加熱コイル3を制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、被加熱物(米や水等)を収容した内鍋を加熱し、調理を行なう炊飯器に関するものである。
従来、時間を短縮して炊飯する早炊きモードを備える炊飯器があった(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、「前記炊飯スイッチが押された際に、早炊き炊飯工程が選択されていないときは前記通常炊飯選択手段により選択された通常炊飯工程を実行し、早炊き炊飯工程が選択されているときはその早炊き炊飯工程を実行する加熱制御手段」を備えた炊飯器が記載されている。
特開平11−28154号公報(第3、4頁、第4図)
特許文献1に記載されているような炊飯器において、通常モードよりも短時間にて炊飯する短時間炊飯モード(早炊きモード)では、温度と湿度を高温に保ち、米の周囲の水分を米内部まで吸収して糊化を完成させるとともに、米粒同士の水分を均一化することにより食感を向上する蒸らし工程を短時間化している。これによって、米粒間に水分が多く残っていたり、少なすぎたりする炊きあがりとなり、粘りが小さく、食味が悪い米飯となってしまうことが多かった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、短時間にて炊飯するモードにおいて、米飯の粘りを増加させ、食味の良い米飯を炊き上げることができる炊飯器を提供することを目的としている。
本発明に係る炊飯器は、被加熱物を収容する内鍋と、上部が開口され、前記内鍋が着脱自在に収容される容器カバーと、前記容器カバーが設置される本体と、前記本体に取り付けられ、前記本体の上部開口を開閉自在に覆う外蓋と、前記容器カバーの外壁部に設けられ、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を制御して炊飯動作を行う制御部と、を有し、前記制御部は、通常モードよりも短時間で炊飯を終了させる短時間炊飯モードを有しており、前記短時間炊飯モードでは、炊飯終了後においても蒸らし工程を行うように前記加熱手段を制御するものである。
本発明の炊飯器によれば、短時間炊飯モードにおいて炊飯終了後であっても蒸らし工程を行うように加熱手段を制御するので、ユーザが実際に食べるタイミングまでに米の周囲に水分が付着している米の内部まで吸収して糊化を進行させるとともに、米粒同士の水分を均一化することにより粘りを増加し、食感を向上することができる。
本発明の実施の形態1に係る炊飯器の構成の一例を概略的に示す側面断面模式図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の制御構成を概略的に示す制御ブロック図である。 蒸らし時間と芯残りの関係について実施した試験結果を示すグラフである。 蒸らし時間と食感の関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の短時間炊飯モードにおける炊飯制御を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器の構成の一例を概略的に示す側面断面模式図である。
以下、本発明に係る炊飯器の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の構成の一例を概略的に示す側面断面模式図である。図2は、炊飯器100の制御構成を概略的に示す制御ブロック図である。図1及び図2に基づいて、炊飯器100の構成及び動作について説明する。この炊飯器100は、被加熱物(米や水等)を入れた内鍋5を加熱コイル3で加熱することで被加熱物を加熱調理するものである。
炊飯器100は、上部が開口され、容器カバー2が内装固着された本体1と、内鍋5が着脱自在に収容される容器カバー2と、容器カバー2の外壁部に設けられ、内鍋5を外面から電磁誘導加熱する加熱コイル3と、上面に開口部を有し、容器カバー2に収納され、加熱コイル3からの誘導電流により発熱する磁性体の金属を含む有底円筒形状の内鍋5と、本体1の上部開口を開閉可能に覆い係止材11で内蓋7が連結された外蓋9と、外蓋9の内側(内鍋5の開口部を覆う側)に着脱自在に取り付けられて、内鍋5の開口部を密閉可能な内蓋7と、を有している。炊飯器100は、内鍋5や内蓋7を加熱するためのヒータ(図示せず)を有している。
また、炊飯器100は、容器カバー2の底中央部に形成した孔部に貫通するように設けられた温度センサ4と、温度センサ4を下方から支持する圧縮バネ4aと、容器カバー2の上方フランジ部に設けられ、容器カバー2に収容された内鍋5を支持する支持部材6と、内蓋7の周縁部(内蓋7の外周部の内鍋5側の面)に設けられ、内蓋7と内鍋5のフランジ部との間をシールして密着性を得るシール材である蓋パッキン8と、を有している。支持部材6は、たとえば上方に向かって凸状に形成された凸部として形成するとよい。そして、この支持部材6を、たとえば容器カバー2の上部フランジ部の3カ所に設け、内鍋5を支持するとよい。
さらに、炊飯器100は、内鍋5と連通して外蓋9に着脱自在に設けられたカートリッジ12と、炊飯の開始、取り消し、予約などを実行するためのボタン等を備えるとともに、炊飯のメニュー、時間や状態などの各種情報を表示するための操作/表示部13と、各部及び各装置を駆動制御して炊飯動作を行う制御部20(図2参照)と、を有している。また、炊飯器100は、本体1に外蓋9を開閉自在に取り付けるヒンジ10が設けられている。このヒンジ10には、蓋開放検知手段15が設けられ、外蓋9が開放されることを検出するようになっている。なお、図1では、制御部20を図示していない。
温度センサ4は、たとえばサーミスタからなり、内鍋5の温度を検出するものである。温度センサ4で検出された温度情報は、制御部20に送られる。蓋開放検知手段15は、外蓋9が本体1に対して所定の角度以上に開放されたときに、外蓋9の開放状態を検出するものである。この蓋開放検知手段15は、例えば、機械的な接点スイッチからなるマイクロスイッチ等で構成するとよい。蓋開放検知手段15で検出された外蓋9の開放状態情報は、制御部20に送られる。
カートリッジ12は、内蓋7に形成されている穴(蒸気口)を介して流入してきたおねば成分を含む蒸気を、おねば成分と蒸気に分離し、分離した蒸気を外部に導くものである。また、カートリッジ12が外蓋9に装着された状態において、内蓋7とカートリッジ12とはパッキンで密閉にシールされるようになっている。さらに、カートリッジ12の蒸気導入口には開閉弁12aが設けられている。この開閉弁12aは、内鍋5内の蒸気の圧力によって上下するものである。
制御部20は、制御基板に実装されたマイクロコンピューターを含む制御回路14等で構成され、炊飯器100を構成する各部の駆動制御を行うものである。制御部20には、操作/表示部13、温度センサ4、蓋開放検知手段15、インバータ部21が接続されている。そして、制御部20は、操作/表示部13、温度センサ4、蓋開放検知手段15から伝達される情報に基づいて、インバータ部21(図2参照)を介して加熱コイル3を制御する。インバータ部21には電源が接続されている。このインバータ部21は、制御部20からの信号によって加熱コイル3へ高周波電流を供給し、入力電力を調整するようになっている。
つまり、制御部20は、操作/表示部13に対して操作が行われると予め制御回路14に内蔵されたプログラムが実行され、加熱コイル3を炊飯プログラムの進行に合わせて動作、停止させて炊飯を実施する。なお、制御部20には、炊飯プログラムの進行に合わせて温度センサ4の検知情報が入力されるようになっている。また、操作/表示部13が一体的に構成されている場合を例に示しているが、操作部と表示部とを分けてそれぞれ別個に備えるようにしてもよい。さらに、操作/表示部13が、本発明の「報知手段」、「表示手段」、「操作手段」に相当する。
なお、蓋パッキン8は、外蓋9が閉状態にあるとき、内鍋5と密接するような略環状のゴムなどの弾性体で構成されている。また、図示は省略しているが、本体1の前壁上部(図1の紙面右側上部)には、外蓋9のフック部(図示省略)に係合可能なフック部が設けられている。
ここで、炊飯器100の動作を簡単に説明する。
炊飯器100を使用するユーザは、所定量の米を内鍋5内に入れた後、米量に応じた水を内鍋5に入れ、内鍋5を容器カバー2に載置し、外蓋9を閉める。そうすると、内蓋7の蓋パッキン8が内鍋5のフランジ部に圧接されて内鍋5が密閉にシールされる。この状態で、ユーザは、操作/表示部13から例えば白米/ふつうモードなどの炊飯モードを選択、表示させ、炊飯開始スイッチをオンする。こうすることで、炊飯器100は、動作を開始する。制御部20に搭載されるマイコン等には複数種類の炊飯モードが記憶され、制御部20は、指定されたモードにて電力や温度等が異なる調理を実行する。
次に、図3〜図5を用いて炊飯器100の短時間炊飯モードにおける炊飯制御について詳細に説明する。図3は、蒸らし時間と芯残りの関係について実施した試験結果を示すグラフである。図4は、蒸らし時間と食感の関係を示すグラフである。図5は、炊飯器100の短時間炊飯モードにおける炊飯制御を示すフローチャートである。図3では、横軸が蒸らし時間を、縦軸が芯残りを、それぞれ示している。図4では、横軸が蒸らし時間を、縦軸が食感(硬さ・粘り)を、それぞれ示している。
炊飯器100は、通常モードよりも短時間に炊飯し、炊飯終了を報知した後にも内鍋5内を高温に保つ蒸らし工程を延長できるものである。以下の説明において、この工程を「延長蒸らし工程」と称する場合がある。
通常の炊飯器では、炊飯終了を報知した後には保温工程に移行し、釜内の温度が保温設定温度(60〜75℃程度)に低下するまで、蓋や釜肌への結露防止のための加熱のみを実施し、主に放熱させるようにしている。これに対し、炊飯器100では、炊飯終了を報知した後でも放熱させず、釜(内鍋5)内を高温に保つよう加熱コイル3及び図示省略のヒータの少なくとも1つに通電し、蒸らし効果を継続させるようにしている。
炊飯において、短時間で加熱を終了するような炊飯モードの場合、米周囲の遊離水が十分にあり、米を煮る状態となっている炊飯工程により吸水や糊化が進行するものの、米の糊化が完成せず、遊離する水がなくなっても、米の周囲に水分が付着している状態となっている。その後、温度と湿度を高温に保つ蒸らし工程によって、米の周囲の水分を米内部まで吸収して糊化を完成させ、さらに、米粒同士の水分を均一化することにより食感を向上する。米粒間に水分が多く残っていたり、少なすぎたりすれば、粘りが感じられず、食味が悪い炊き上がりとなる。
短時間で加熱を終了する短時間炊飯モードでは、蒸らし時間がない、もしくは短いため、米の糊化が不十分となり、硬く、粘りがない状態になりやすい。図3から、芯残りがある状態であっても、蒸らし工程における蒸らし時間を延長することにより糊化が進み、芯残りが減少するということがわかる。また、図4から、硬さは蒸らし時間に伴い減少、粘りは蒸らし時間に伴い増加するということが分かる。つまり、図3及び図4から、蒸らし工程における蒸らし時間を延長することは、食味を向上するのに効果的であるということが理解できる。なお、蒸らしは、釜内を80℃以上、望ましくは90℃以上に保つものである。
一般に、60℃から75℃の保温温度を保持することにより、炊き上がりの米飯の食味は徐々に低下することが知られている。短時間で炊飯し、糊化不十分にて炊飯を終了するモードの場合、食味低下は著しく、そのまま温度を低下させ保温工程に移行することにより、芯残りが目立つ硬くパラパラした米飯となってしまう。そして、一旦温度を下げてしまえば、再度温度を上昇させても、糊化進行や硬さ減少、粘り増加の効果はなく、もしくは小さくなる。そのため、炊飯後温度を下げずに蒸らし工程に移行することが食味向上に最も有効である。
ただし、湿度が低下した状態で高温保持するよう加熱コイルやヒータに通電すれば、米粒間の水分が減少し、食味の低下につながる。そこで、ユーザが蓋を開けた場合や、炊飯終了後所定時間(例えば30分)経過した場合には、延長継続した蒸らし工程を終了し、65℃から75℃の低温で保持する保温工程に移行し、水分の蒸発を防止するとよい。ここでは、延長蒸らし工程の終了タイミングを蓋の開放や時間で指定した場合を一例として挙げているが、釜内の湿度が検知できるセンサ(湿度センサ)を搭載し、釜内の湿度が例えば80%未満となったら延長蒸らし工程を終了するというようにしてもよい。
図5に基づいて、炊飯器100の短時間炊飯モードにおける炊飯制御フローについて説明する。
ユーザによって操作/表示部13から短時間炊飯モードが選択され、炊飯開始スイッチがオンされると、炊飯器100は、炊飯を開始する(ステップS1)。具体的には、制御部20が、マイコン(制御回路14)に記憶された電力や温度を読み出し、それに基づいて調理を実行する。そして、炊飯が終了すると、制御部20は、炊飯完了を報知する(ステップS2)。
その後、制御部20は、蓋開放検知手段15からの情報により外蓋9が開放されたか否かを判定する(ステップS3)。外蓋9が開放されたと判定した場合には(ステップS3;Y)、制御部20は、保温工程に移行する(ステップS5)。
一方、外蓋9が開放されていないと判定した場合には(ステップS3;N)、制御部20は、炊飯終了後からの経過時間tが予め設定してある時間Tよりも長いか否かを判定する(ステップS4)。そして、経過時間t≧設定時間Tであると判定した場合には(ステップS4;Y)、制御部20は、外蓋9が開放された場合と同様に保温工程に移行する(ステップS5)。
外蓋9が開放されておらず、炊飯終了後、所定時間(設定時間T)を超えていないと判定した場合には(ステップS4;N)、制御部20は、内鍋5内を80℃以上の高温に保つ蒸らし工程を延長、つまり蒸らし延長工程に移行する(ステップS6)。延長した蒸らし工程中には、制御部20は、操作/表示部13に食感変化中であることを表示し、炊飯が終了していることを示すと同時に、内鍋5内の米飯の食感の状態がわかるようにするとよい。こうすることで、ユーザが好みのタイミングで外蓋9を開けられることが可能になり、ユーザの好みの食感で米飯を炊き上げることができる。
また、炊飯器100は、炊飯前にユーザが操作/表示部13から仕上がりの食感(例えば、硬さや粘り等)が指定されてあると、炊き上がりの報知(ステップS2)とは別に、指定食感への到達を報知する。つまり、炊飯器100は、ユーザから被加熱物の食感が指定されると、その指定に対応して延長蒸らし工程の時間を設定し、炊き上がりの報知とは無関係に、延長蒸らし工程の時間が経過したときに指定食感に到達したことを報知する。なお、設定した延長蒸らし工程の時間が経過したら指定食感に到達したことを判断できるため、設定した延長蒸らし工程の時間が経過したことを報知すればよい。
これにより、短時間で炊飯が終了していたとしても、ユーザに時間の余裕が有れば、指定食感となるまで待って外蓋9を開けるという選択も可能となり、短時間、かつ、美味しさを両立した炊き上がりが実現できる。なお、操作/表示部13には、指定食感までの予想時間や、指定食感と現在の食感との差を表示するようにしてもよい。
例えば、炊飯器100が、蒸気口を圧力を付加するための錘でふさぐことにより圧力を付加し、圧力を開放するときには、ソレノイド等の機構で錘を蒸気口からずらすことで蒸気を放出して圧力を開放するような圧力付加手段と圧力開放手段を備えている場合には、以下の点に留意するとよい。蒸らし工程を延長する場合は、圧力がかかっている状態で外蓋9を開けようとすると、外蓋9が勢いよく開いてユーザの体に当たってしまったり、急激な圧力変化により内容物が飛び散りやけどしたりする可能性が想定される。そのため、炊飯完了の報知の前には圧力を開放し、炊飯完了報知以降にはユーザが外蓋9を開けても安全であるようにしておくことに留意が必要である。なお、制御部20に圧力開放手段としての機能を併せ持たせてもよい。
上述のように構成された炊飯器100は、以下のような効果を奏する。
炊飯器100は、通常モードよりも短時間に炊飯する短時間炊飯モードにおいて、炊飯終了を報知した後にも内鍋5内を高温に保つ蒸らし工程を延長可能にしたので、ユーザが実際に食べるタイミングまでに米の周囲に水分が付着している米の内部まで吸収して糊化を進行させるとともに、米粒同士の水分を均一化することにより粘りを増加し、食感を向上することができる。これにより、炊飯器100によれば、短時間にて炊飯するモードにおいても、食味の良い米飯を炊き上げることが可能になる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る炊飯器100Aの構成の一例を概略的に示す側面断面模式図である。図6に基づいて、炊飯器100Aの構成及び動作について説明する。この炊飯器100Aは、実施の形態1に係る炊飯器100と同様に、被加熱物(米や水等)を入れた内鍋5を加熱コイル3で加熱することで被加熱物を加熱調理するものである。なお、この実施の形態2では上述した実施の形態1との相違点を中心に説明するものとし、実施の形態1と同一の箇所については説明を割愛するものとする。また、図6では、炊飯器100Aの蒸気口周辺を模式的に示している。
実施の形態2では蒸気口蓋61を備えるようにした点で、実施の形態1と相違している。図6に示すように、蒸気口蓋61は、内蓋7とカートリッジ12との間に設けられている。そして、炊飯器100Aでは、延長蒸らし工程において、蒸気口蓋61を閉じることにより釜内の湿度低下を防ぎ、蒸らしの効果を向上するようにしている。蒸気口蓋61の開閉については、制御部20が制御するようになっている。
なお、図6では、外蓋9の下面の一部に蒸気口蓋61を設けている状態を例に示しているが、蒸気口蓋61は、カートリッジ12や内蓋7よりも内部にあってもよく、蒸気の釜外への流出を防ぎ、釜内の湿度を保つことができる位置に設置されていればよい。また、蒸気口蓋61を閉じることにより、釜内の内部圧力が上昇しないよう、圧力弁を別途設けてもよい。さらに、前述のような圧力付加手段及び圧力開放手段を備える場合には、蒸気口蓋61を圧力付加のための錘にて代用してもよい。この場合、蒸気口をふさぐことにより内部圧力が上がり過ぎないよう、センサにて内部圧力を検出し、蒸気口の開閉を制御するとよい。
以上のように、炊飯器100Aによれば、実施の形態1に係る炊飯器100と同様の効果を奏するとともに、蒸らしの効果がより向上することになる。
1 本体、2 容器カバー、3 加熱コイル(加熱手段)、4 温度センサ、4a 圧縮バネ、5 内鍋、6 支持部材、7 内蓋、8 蓋パッキン、9 外蓋、10 ヒンジ、11 係止材、12 カートリッジ、12a 開閉弁、13 操作/表示部、14 制御回路、15 蓋開放検知手段、20 制御部、21 インバータ部、61 蒸気口蓋、100 炊飯器、100A 炊飯器。

Claims (7)

  1. 被加熱物を収容する内鍋と、
    上部が開口され、前記内鍋が着脱自在に収容される容器カバーと、
    前記容器カバーが設置される本体と、
    前記本体に取り付けられ、前記本体の上部開口を開閉自在に覆う外蓋と、
    前記容器カバーの外壁部に設けられ、前記内鍋を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を制御して炊飯動作を行う制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    通常モードよりも短時間で炊飯を終了させる短時間炊飯モードを有しており、
    前記短時間炊飯モードでは、炊飯終了後においても蒸らし工程を行うように前記加熱手段を制御する
    ことを特徴とする炊飯器。
  2. 炊飯終了を報知する報知手段と、
    前記被加熱物の食感の指定を受け付ける操作手段と、を備え、
    前記制御部は、
    前記操作手段を介して前記被加熱物の食感が指定されると、その指定に対応して前記蒸らし工程の時間を設定し、
    前記蒸らし工程の時間が経過すると、炊飯終了の報知とは別に、前記蒸らし工程の時間が経過したことを前記報知手段により報知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 各種情報を表示する表示手段を備え、
    前記制御部は、
    炊飯終了後の前記蒸らし工程であることを前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の炊飯器。
  4. 前記内鍋内の蒸気を逃す蒸気口をふさぐ蒸気口蓋を備え、
    前記制御部は、
    炊飯終了後の前記蒸らし工程において前記蒸気口蓋を閉じるように制御する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の炊飯器。
  5. 前記制御部は、
    炊飯終了後の経過時間と予め設定されている設定時間とを比較し、
    前記経過時間が前記設定時間よりも長いと判定したとき、前記内鍋内の温度を60〜80℃に保持するように前記加熱手段を制御する保温工程に移行する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の炊飯器。
  6. 前記外蓋の開放状態を検知する蓋開放検知手段を備え、
    前記制御部は、
    炊飯終了後の予め設定されている設定時間が経過する前に前記蓋開放検知手段によって前記外蓋の開放が検知されたとき、前記内鍋内の温度を60〜80℃に保持するように前記加熱手段を制御する保温工程に移行する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の炊飯器。
  7. 前記内鍋に圧力をかける圧力付加手段を備え、
    前記制御部は、
    炊飯終了前に、前記内鍋にかかった圧力を開放する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の炊飯器。
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