JP5892895B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器に関する。
従来、「人体センサが予め設定した所定時間以上人体の接近を検出時には、操作摘みの操作に係わらず天面操作部からの入力操作に基づいて熱源への通電を開始する様に構成して成る」加熱調理器があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−71550号公報([要約]、図3)
ところで、従来の加熱調理器には、被加熱物の温度が設定温度に到達するまで予熱を行い、予熱終了後に設定温度を保持するように一定時間加熱を継続する予熱保温を行うものがある。
しかしながら、従来の加熱調理器の予熱保温は、予め設定された時間で終了あるいは温度低下する。このため、予熱保温を開始してからしばらく使用者が調理を行わない場合には、予熱保温の電力が無駄になってしまうという課題があった。また、予熱保温の時間が短いと、使用者が調理物を投入している(例えば、餃子を並べるなど、ある程度時間がかかる作業を行っている)最中に、予熱保温が終了しうる。そうすると、使用者は、予熱や通常加熱の再設定を行わなければならず、操作が面倒であるという課題が生じるため、予熱保温の時間を予め短く設定しておくと操作性の低下につながってしまう。
上記特許文献1に記載の加熱調理器は、人体センサが検出した使用者の有無に基づいて使用者の操作回数を変えることができるが、保温時の加熱制御については考慮されていなかった。
本発明は、上述のような課題を背景としてなされたものであり、使用者の操作性を低下させることなく、保温中の無駄な消費電力を抑えることができる加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を制御する制御手段と、人感センサと、前記被加熱物の温度を検出する温度検出手段とを備え、前記制御手段は、前記温度検出手段の検出温度が目標温度になるように前記加熱手段を制御する予熱モードと、前記温度検出手段の検出温度が前記目標温度に維持されるように前記加熱手段を制御する保温モードを有し、前記予熱モード中には、少なくとも前記人感センサから出力される情報に基づいて、使用者が存在するか否かを判定する使用者判定処理を禁止し、前記保温モード中に、少なくとも前記人感センサから出力される情報に基づいて、使用者が存在するか否かを判定する使用者判定処理を行い、前記使用者判定処理において使用者が存在しないと判定した場合には、前記目標温度を下げて前記保温モードを継続する、あるいは前記保温モードを終了するものである。
本発明によれば、制御手段は、保温モード中に使用者判定処理において使用者が存在しないと判定した場合には、目標温度を下げて保温モードを継続する、あるいは保温モードを終了する。このため、保温を開始してからしばらく調理が開始されない場合に、加熱調理器の消費電力を抑えることができる。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の制御手段の制御内容を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の外観斜視図である。
図2は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の縦断面図である。
図1,図2で示される本実施の形態に係る加熱調理器100において、本体1の上面には、トッププレート2が設置されており、そのトッププレート2上には、鍋等の被加熱物41を載置するための位置を示す左加熱口3、右加熱口4及び中央加熱口5が形成されている。
本体1の前部上面には、各種設定値及び異常情報等を表示する液晶パネル等の液晶表示部6、火力設定内容等をLED等で表示する火力表示部7、並びに、火力や加熱調理モード等の調理条件に関する操作入力を受け付ける上面操作部8が設置されている。上面操作部8には、加熱調理モードの一つである予熱モードを設定するための予熱ボタン8aが配置されている。
本体1の後部上面には、本体1の後面に設置された吸気口(図示せず)から、グリル庫121(後述)に取り込まれた空気、及び、調理物から発生する煙を外部に排出するため排気口9が設置されている。
本体1の右前面部には、左加熱口3における加熱動作のON/OFF操作及び火力調整操作をするための左加熱口操作スイッチ11a、右加熱口4における加熱動作のON/OFF操作及び火力調整操作をするための右加熱口操作スイッチ11b、並びに、中央加熱口5における加熱動作のON/OFF操作及び火力調整操作をするための中央加熱口操作スイッチ11cを有する前面操作部11が設けられている。
前面操作部11の近傍には、人感センサ31が設置されている。人感センサ31は、加熱調理器100の前方あるいはその近傍における使用者の存在の有無を検出するものである。人感センサ31は、加熱調理器100の電源がON状態になると、常に、あるいは所定タイミングで、使用者の存在の有無により変化する物理量を検知し、その物理量に応じた信号を出力する。本実施の形態1の人感センサ31は、その検出方向軸が例えば略水平面と平行であり、加熱調理器100の前の使用者が立っている状態、及び、しゃがみ込んでいる状態のいずれも検出することができ、また使用者の移動を検出することができる。
本実施の形態1では、人感センサ31が熱起電力型温度センサである場合を例に説明する。本実施の形態1の人感センサ31は、使用者から放射される赤外線を検出し、検出した赤外線量に応じた信号を、制御手段13(図3参照)に出力する。人感センサ31の検出方向に使用者が存在する場合には、人感センサ31が検出する赤外線量は相対的に多く、使用者が存在しない場合には、人感センサ31が検出する赤外線量は相対的に少ないため、制御手段13は、人感センサ31から出力される赤外線量と所定の閾値とを比較することによって、使用者の存在の有無を判断することができる。なお、本実施の形態1では、人感センサ31が赤外線の検出量に関する情報を出力し、制御手段13が、人感センサ31から出力された赤外線の検出量に基づいて使用者の存在の有無を判定するものとして説明するが、この制御手段13による使用者の存在の有無の判定処理を、人感センサ31に設けた制御回路等により実現してもよい。
なお、人感センサ31は1つに限られず、互いに異なる方向を検出する人感センサ(図示せず)をさらに設置してもよい。このようにすれば、人体の検出精度を向上させることができる。また、人感センサ31は、本体1の前面の前面操作部11の近傍に設置されるものとしているが、これに限定されるものではなく、加熱調理器100の前やその近傍に使用者が存在することを検出可能であれば、任意の場所に人感センサ31を設置することができる。
また、人感センサ31は、上記の熱起電力型温度センサに限らず、例えば、発光素子と受光素子とを有するフォトセンサからなり、発光素子からの光が検出物(人)に当たり、反射した光を受光素子で受けて検出するものでも良い。その他として、例えば、超音波方式、カメラ画像方式、温度検出方式など任意の検出方式を用いることができる。
本体1の左下側内部には、グリル部12が設置されている。グリル部12は、少なくとも、このグリル部12の内部に通じ、本体1の前面部の左側に開閉可能に設置されたグリル扉120、そのグリル扉120から通じるグリル部12の内部の調理空間であるグリル庫121、そのグリル庫121の底部に載置された載置皿122、その載置皿122の上に置かれ、上側に魚等の調理物21を載置するための載置網123、グリル庫121内の上壁面に設置された庫内照明装置124によって構成されている。グリル扉120には、グリル庫121内の様子を確認するためのグリル窓120a、及び、このグリル扉120を開閉するために使用者が手を掛けるための取っ手120bが設置されている。図2に示す庫内照明装置124がグリル庫121を照射した状態において、使用者は、グリル扉120に設置されたグリル窓120aをのぞき込むことによって、グリル庫121内の状態を確認することができる。
また、グリル庫121と排気口9とを連通させ、吸気口(図示せず)から取り込まれた空気を調理物21から発生する煙と共に、グリル庫121から排気口9を介して外部に排気するための排気ダクト9aが、グリル庫121の後方に形成されている。
図3は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の制御ブロック図である。
図3に示されるように、上面操作部8、前面操作部11、人感センサ31、接触式温度センサ51a、及び赤外線温度センサ51bが、本体1内部に設置された制御手段13に接続されている。また、制御手段13には、ヒーター駆動回路14、インバーター回路15、液晶表示部6、火力表示部7、庫内照明装置124、及びスピーカー61がそれぞれ接続されている。制御手段13の内部には、加熱調理器100の制御に関わる経過時間を計時するタイマー13aが設けられている。
上面操作部8及び前面操作部11は、使用者からの操作を受け付けると、その操作に応じた情報を操作信号として制御手段13に出力する。
人感センサ31は、赤外線を検出し、検出した赤外線量に応じた信号を制御手段13に出力する。
接触式温度センサ51a及び赤外線温度センサ51bは、本体1内部に設けられ、トッププレート2に載置された被加熱物41の温度を検出し、検出結果に基づく信号を制御手段13に出力する。接触式温度センサ51aは、例えばサーミスタ等の接触式の温度センサである。本実施の形態1では、接触式温度センサ51a、赤外線温度センサ51bが、本発明の温度検出手段に相当する。なお、温度検出手段として、接触式の温度センサと非接触式の温度センサのいずれか一方のみを設けてもよい。また、温度検出手段は、トッププレート2に載置された被加熱物41の温度を検出可能な任意の場所に設置することができる。
ヒーター駆動回路14は、グリル庫121に設置されたヒーター14aに接続されており、制御手段13から出力された信号に基づいてヒーター14aに通電させる。ヒーター14aの通電により、グリル庫121の載置網123の上に置かれる調理物21(図1)が加熱される。
インバーター回路15は、本体1内部に設けられ、左加熱口3の下部に設置された左加熱コイル16a、右加熱口4の下部に設置された右加熱コイル16b、及び、中央加熱口5の下部に設置された中央加熱コイル16cに接続されている。なお、左加熱コイル16a、右加熱コイル16b、及び中央加熱コイル16cを加熱コイル16と総称することがある。インバーター回路15は、制御手段13から出力された信号に基づいて各コイルに個別に高周波電流を供給し、各加熱口に置かれた被加熱物41(図2)を誘導加熱する。
なお、加熱コイル16が、本発明における「加熱手段」に相当する。
液晶表示部6は、制御手段13から出力された表示制御信号に基づいて、各種設定値及び異常情報等の情報を表示する。火力表示部7は、制御手段13から出力された表示制御信号に基づいて、左加熱コイル16a、右加熱コイル16b及び中央加熱コイル16cの火力設定の内容、又は、グリル庫121内に設置されたヒーター14aの火力設定等の内容等の情報を表示する。
庫内照明装置124は、制御手段13から出力された点灯指令に基づいて点灯、消灯する。
スピーカー61は、本体1内部に設けられ、制御手段13から出力された制御信号に従い、加熱調理器100の動作状態に関する情報や誘導音声(ガイド音声)を出力するものである。この音声は、予め設定されている音量又は使用者により設定された音量でスピーカー61から出力される。なお、スピーカー61から出力される音量は、複数段階に設定できるようになっている。
制御手段13は、上面操作部8、前面操作部11、人感センサ31、接触式温度センサ51a、赤外線温度センサ51bから出力される情報に基づいて、インバーター回路15を駆動し、各加熱コイル16による加熱制御を行うほか、ヒーター駆動回路14、液晶表示部6、火力表示部7、庫内照明装置124、スピーカー61を制御する。制御手段13は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンやCPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成することもできる。
ここで、制御手段13による加熱制御には、主に「温度制御」と「火力制御」の2種類がある。「温度制御」とは、接触式温度センサ51a及び赤外線温度センサ51bにより検出される被加熱物41の温度が、上面操作部8又は前面操作部11により設定された目標温度になるようにインバーター回路15を制御することをいう。「火力制御」とは、上面操作部8又は前面操作部11に設定された火力が得られるようにインバーター回路15を制御することをいう。
以下では、制御手段13による温度制御の一例として、接触式温度センサ51a及び赤外線温度センサ51bの検出温度に基づいて、被加熱物41の温度が予め設定された予熱温度となるように加熱制御し、その後被加熱物41の温度を所定温度に保つ予熱保温モードを説明する。
図4は、本実施の形態1に係る加熱調理器100の制御手段13の制御内容を示すフローチャートである。
以下、図4を用いて制御手段13の制御内容を説明する。
(ステップS10)
制御手段13は、加熱調理器100の電源がONの状態で、上面操作部8から予熱ボタン8aに対応する操作信号が出力されたかどうかを判定することにより、使用者により予熱ボタン8aが操作されて予熱モードの開始指示がなされたかどうか判断する。
制御手段13は、予熱ボタン8aが操作されたと判定した場合は(ステップS10でYes)、ステップS20に進む。
一方、制御手段13は、予熱ボタン8aが操作されなかったと判定した場合には(ステップS10でNo)、ステップS10の処理を繰り返す。
(ステップS20)
制御手段13は、予熱モードでの制御を開始する。具体的には、制御手段13は、インバーター回路15を制御して、接触式温度センサ51a及び赤外線温度センサ51bにより検出される被加熱物41の温度が、この被加熱物41の目標温度である予熱温度になるように加熱コイル16を駆動する。
なお、予熱モードの目標温度である予熱温度は、予め加熱調理器100に設定されていてもよいし、予熱ボタン8aの操作時に使用者に決定させてもよい。
(ステップS30)
制御手段13は、接触式温度センサ51a及び赤外線温度センサ51bにより検出される被加熱物41の温度が、目標温度である予熱温度に達すると、予熱モードを終了する。そして、制御手段13は、液晶表示部6とスピーカー61の少なくともいずれかを制御して、被加熱物41の予熱が終了したことを使用者に報知する。そして、ステップS40へ進む。
(ステップS40)
制御手段13は、予熱保温モードでの制御を開始する。具体的には、制御手段13は、インバーター回路15を制御して、接触式温度センサ51a及び赤外線温度センサ51bにより検出される被加熱物41の温度が、予熱温度に維持されるように加熱コイル16を駆動する。そして、ステップS50に進む。
予熱保温モードを開始すると、制御手段13のタイマー13aは、予熱保温モードの開始時から計時を開始する。
なお、予熱保温モードが、本発明における「保温モード」に相当する。
(ステップS50、ステップS51)
制御手段13は、使用者により上面操作部8又は前面操作部11に通常火力設定の操作がされたかどうかを判定する。なお、「通常火力設定」とは、例えば火力の増減の設定や予熱モード以外の調理モードの設定など、予熱が終了したことを認識した使用者が次の調理工程を実行するために行う設定を表している。
制御手段13は、使用者により上面操作部8又は前面操作部11に通常火力設定の操作がされなかったと判定した場合には(ステップS50でYes)、ステップS60に進む。
一方、制御手段13は、使用者により通常火力設定の操作がされたと判定した場合には(ステップS50でNo)、ステップS51に進み、通常火力設定時に設定された火力で通常加熱が行われるようにインバーター回路15を制御する。すなわち、通常火力設定がなされた場合には、制御手段13は、予熱保温モードを終了して通常火力設定での設定内容に基づいて、インバーター回路15を制御する(ステップS51)。
(ステップS60)
制御手段13は、接触式温度センサ51a及び赤外線温度センサ51bの検出温度が所定の閾値以上低下したかどうかを判定する。
制御手段13は、接触式温度センサ51a及び赤外線温度センサ51bの検出温度が所定の閾値以上は低下していないと判定した場合には(ステップS60でYes)、ステップS70に進む。
一方、制御手段13は、接触式温度センサ51a及び赤外線温度センサ51bの検出温度が所定の閾値以上低下したと判定した場合には(ステップS60でNo)、ステップS50に戻る。
このステップS60で接触式温度センサ51a及び赤外線温度センサ51bの検出温度が低下したか否かを判定するのは、使用者の存在の有無を判定するためである。すなわち、予熱保温モード中には、接触式温度センサ51a及び赤外線温度センサ51bにより検出される被加熱物41の温度が所定温度に維持されるように、制御手段13が火力を制御しているところ、接触式温度センサ51a及び赤外線温度センサ51bの検出温度が所定の閾値以上低下した場合には(ステップS60でNo)、使用者が当該加熱口に載置された被加熱物41に食材等を投入したことにより被加熱物41の温度が低下した、すなわち調理作業中の使用者が存在していると判断することができる。この場合には、予熱保温モードをそのまま継続すべくステップS50へ戻る。
(ステップS70)
制御手段13は、使用者の存在を示す信号が人感センサ31から出力されたかどうかを判定する。
制御手段13は、使用者が存在しないことを示す信号が人感センサ31から出力されたと判定した場合には(ステップS70でYes)、ステップS80へ進む。
制御手段13は、使用者の存在を示す信号が人感センサ31から出力されたと判定した場合には(ステップS70でNo)、ステップS50に戻る。
(ステップS80)
制御手段13は、他の加熱手段の使用の有無を判定する。ここで、他の加熱手段とは、左加熱口3、右加熱口4、中央加熱口5に対応する加熱手段のうち、上述の予熱保温モードの実行中でない加熱手段を指す。ステップS80では、他の加熱手段に対応する上面操作部8又は前面操作部11に対して火力設定等の操作が行われたか否かにより、他の加熱手段の使用の有無を判定する。
制御手段13は、他の加熱手段を使用するための上面操作部8又は前面操作部11の操作がされず、他の加熱手段の使用なしと判定した場合には(ステップS80でYes)、ステップS90へ進む。
制御手段13は、他の加熱手段を使用するための上面操作部8又は前面操作部11の操作がされ、他の加熱手段の使用ありと判定した場合には(ステップS80でNo)、ステップS50へ進む。
このようにステップS80で他の加熱手段の使用の有無を判定するのは、使用者の存在の有無を判定するためである。すなわち、ステップS70では人感センサ31からの出力に基づいて使用者の有無を判断しているが、加熱調理器100の近くに使用者が存在する場合であっても、人感センサ31が使用者の存在によって変化する物理量を検出できない場合がある。具体的には、人感センサ31の視野角の死角に使用者が存在する場合、又は使用者が静止状態の場合などである。そこで、他の加熱手段の使用の有無を判定することにより、より確実に使用者の存在の有無を判定することができる。
(ステップS90)
制御手段13は、タイマー13aの計時時間が第1時間を経過したかどうかを判定する。
制御手段13は、タイマー13aの計時時間が第1時間を経過したと判定すると(ステップS90でYes)、ステップS100へ進む。
制御手段13は、タイマー13aの計時時間が第1時間を経過していないと判定すると(ステップS90でNo)、ステップS50に戻る。
(ステップS100)
制御手段13は、予熱保温モードの目標温度を予熱温度(予熱保温モード開始時の目標温度)よりも下げ、その下げた温度を目標温度として、インバーター回路15を制御する。そして、目標温度を予熱温度よりも低下させてから所定時間(この時間を「第2時間」と称することがある。)が経過すると、制御手段13は、当該加熱口における加熱を停止して予熱保温モードを終了する。なお、予熱保温モードを終了するまでの間に、目標温度を下げる回数を1回ではなく複数回として、段階的に目標温度を下げてもよい。
このように、制御手段13は、予熱保温モード実行中には、ステップS50、S60、S70、及びS80においてそれぞれ使用者の存在の有無を判定する使用者判定処理を実行する。そして、使用者判定処理を構成するいずれのステップにおいても使用者の存在を検出しなかった場合には、予熱保温モードの開始から第1時間が経過すると、予熱保温モードを終了あるいは目標温度を低下させて予熱保温モードを継続する。このようにすることで、予熱保温モードを開始してすぐに使用者が調理作業を始めない場合には、予熱保温モードの実行に要する消費電力を低下させることができる。また、予熱保温モードの実行中に使用者が存在する場合には、予熱保温モードをそのまま継続する。このため、例えば食材を被加熱物41の中に投入するなどのある程度時間がかかる作業を使用者が行っている場合でも、その途中に予熱保温モードが終了することはなく、使用者は操作入力をやり直す必要がないので使い勝手がよい。
また、ステップS100において、予熱保温モードを終了するまでの間(第2時間が経過するまでの間)にも、制御手段13は、ステップS50、S60、S70、及びS80に示した使用者判定処理を行う。そして、制御手段13は、使用者の存在を検出すると、予熱保温モードの目標温度を、予熱保温モードの開始時の目標温度である予熱温度に戻すように、インバーター回路15を制御する。このようにすることで、例えば一時的に不在であった使用者が調理作業を継続すべく加熱調理器100の近くに戻ってきたときに、被加熱物41の温度を使用者が望む温度まで上昇させることができる。したがって、使用者は、予熱の再設定等の特別な操作を行うことなく、調理作業を続けることができる。
なお、制御手段13は、ステップS100の処理を行わず、ステップS90の処理の後、予熱保温モードを終了してもよい。
(実施の形態1の効果)
以上のように、本実施の形態1に係る加熱調理器100は、予熱保温モード中に、制御手段13が、人感センサ31から出力される情報に基づいて、使用者が存在するか否かを判定する使用者判定処理を行う。
そして、制御手段13は、使用者判定処理において使用者が存在しないと判定した場合には、目標温度を下げて予熱保温モードを継続する、あるいは予熱保温モードを終了する。このため、予熱保温モードを開始してからしばらく使用者が不在で調理作業が開始されない場合には、予熱保温モードの実行に要する電力を低減させることができ、省エネルギー効果を得ることができる。
そして、制御手段13は、使用者判定処理において使用者が存在すると判定した場合には、そのときの目標温度を維持するように予熱保温モードを実行する。このため、例えば使用者が食材等を被加熱物41に投入するなどの調理作業をしている最中に、予熱保温モードが終了して被加熱物41の温度が低下するようなことはない。したがって、使用者は予熱や通常加熱の再設定を行う必要もなく、無駄な操作を低減でき、使い勝手がよい。
また、本実施の形態1に係る加熱調理器100は、予熱保温モードの使用者判定処理において、人感センサ31にて使用者の存在の有無を判定するのに加え、予熱保温モードを実行中の加熱口に対応する上面操作部8又は前面操作部11に操作入力が行われたか否かにより、使用者の存在の有無を判定している。人感センサ31によって使用者の存在を検出できない場合であっても、予熱保温モードを実行中の加熱口に対応する上面操作部8又は前面操作部11への操作入力によって使用者の存在を検出することができるので、実際には使用者が存在するにもかかわらず使用者が存在しないと判定してしまう誤判定の発生確率を低下させることができる。したがって、例えば使用者が調理物を被加熱物41に投入するなどの調理作業をしている最中に予熱保温モードが終了することもなく、使用者は予熱や通常加熱の再設定を行う必要もないため、加熱調理器100の操作性を向上させることができる。
また、本実施の形態1に係る加熱調理器100は、予熱保温モードの使用者判定処理において、人感センサ31にて使用者の存在の有無を判定するのに加え、接触式温度センサ51a及び赤外線温度センサ51bの検出温度が目標温度よりも低下したか否かにより使用者の存在の有無を判定している。人感センサ31によって使用者の存在を検出できない場合であっても、被加熱物41の温度によって使用者の存在を検出することができるので、実際には使用者が存在するにもかかわらず使用者が存在しないと誤判定する確率を低下させることができる。したがって、例えば使用者が調理物を被加熱物41に投入するなどの調理作業をしている最中に予熱保温モードが終了することもなく、使用者は予熱や通常加熱の再設定を行う必要もないため、加熱調理器100の操作性を向上させることができる。
また、本実施の形態1に係る加熱調理器100は、保温モードの使用者判定処理において、人感センサ31にて使用者の存在の有無を判定するのに加え、上面操作部8又は前面操作部11に、加熱コイル16のうち、保温モード中である加熱コイル16以外の加熱コイル16を使用する操作入力がされたか否かにより、使用者の存在の有無を判定している。人感センサ31によって使用者の存在を検出できない場合であっても、予熱保温モードを実行中の加熱口とは別の加熱口に対する操作入力によって使用者の存在を検出することができるので、実際には使用者が存在するにもかかわらず使用者が存在しないと判定する誤判定の発生確率を低下させることができる。したがって、例えば使用者が調理物を被加熱物41に投入するなどの調理作業をしている最中に予熱保温モードが終了することもなく、使用者は予熱や通常加熱の再設定を行う必要もないため、加熱調理器100の操作性を向上させることができる。
なお、予熱保温モードの開始後、人感センサ31あるいは他の加熱手段への操作入力に基づいて使用者が存在していることを検出したにもかかわらず、所定時間、予熱保温モードを実行中の加熱口に対応する上面操作部8や前面操作部11に操作入力が行われない場合には、使用者が予熱保温モード中であることを忘れている可能性がある。したがって、このような場合には、スピーカー61による音声出力や液晶表示部6の表示により、使用者に予熱保温モード中であることを報知するようにしてもよい。
このようにすることで、使用者が、予熱保温モード中であることを忘れていた場合であっても、予熱保温モード中であることを認識することができる。
また、本実施の形態1では、使用者の存在を検出するために、制御手段13がステップS50、ステップS60、ステップS70、及びステップS80の全ての判定を行う例について説明したが、ステップS70の処理を少なくとも行うようにすれば、他のステップS50、ステップS60、ステップS80の処理を行うかどうかは適宜選択してよい。
また、ステップS50、ステップS60、ステップS70、ステップS80の処理を行う順序については本実施の形態1で説明した順序に限定されず、順序を適宜入れ替えてもよい。
また、本実施の形態1では、誘導加熱調理器の例について説明したが、これに限定されず、ガス調理器や電気ヒーターで加熱する調理器等にも適用可能である。
1 本体、2 トッププレート、3 左加熱口、4 右加熱口、5 中央加熱口、6 液晶表示部、7 火力表示部、8 上面操作部、8a 予熱ボタン、9 排気口、9a 排気ダクト、11 前面操作部、11a 左加熱口操作スイッチ、11b 右加熱口操作スイッチ、11c 中央加熱口操作スイッチ、12 グリル部、13 制御手段、13a タイマー、14 ヒーター駆動回路、14a ヒーター、15 インバーター回路、16 加熱コイル、16a 左加熱コイル、16b 右加熱コイル、16c 中央加熱コイル、21 調理物、31 人感センサ、41 被加熱物、51a 接触式温度センサ、51b 赤外線温度センサ、61 スピーカー、100 加熱調理器、120 グリル扉、120a グリル窓、120b 取っ手、121 グリル庫、122 載置皿、123 載置網、124 庫内照明装置。

Claims (6)

  1. 被加熱物を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を制御する制御手段と、
    人感センサと、
    前記被加熱物の温度を検出する温度検出手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記温度検出手段の検出温度が目標温度になるように前記加熱手段を制御する予熱モードと、前記温度検出手段の検出温度が前記目標温度に維持されるように前記加熱手段を制御する保温モードを有し、
    前記予熱モード中には、少なくとも前記人感センサから出力される情報に基づいて、使用者が存在するか否かを判定する使用者判定処理を禁止し、
    前記保温モード中に、少なくとも前記人感センサから出力される情報に基づいて、使用者が存在するか否かを判定する使用者判定処理を行い、
    前記使用者判定処理において使用者が存在しないと判定した場合には、前記目標温度を下げて前記保温モードを継続する、あるいは前記保温モードを終了する
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 調理条件の操作入力を受け付ける操作部を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記使用者判定処理は、
    前記保温モードで制御されている前記加熱手段に対応した前記操作部に操作入力が行われたか否かを判定し、該操作部に操作入力が行われた場合は、使用者が存在すると判断する処理を含む
    ことを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  4. 複数の前記加熱手段を備え、
    前記使用者判定処理は、
    前記複数の加熱手段のうち、前記保温モードで制御されている加熱手段以外の加熱手段に対応した前記操作部に操作入力が行われたか否かを判定し、該操作部に操作入力が行われた場合は、使用者が存在すると判断する処理を含む
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記使用者判定処理は、
    前記温度検出手段の検出温度が前記目標温度よりも所定の閾値以上低下したか否かを判定し、所定の閾値以上低下した場合は、使用者が存在すると判断する処理を含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記使用者判定処理において前記人感センサから出力される情報に基づいて使用者が存在すると判定した場合であって、所定時間内に前記保温モードで制御されている前記加熱手段に対応した前記操作部に操作入力が行われない場合に、前記保温モード中であることを使用者に報知する報知手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2〜請求項4及び請求項2に従属する請求項5のいずれか一項に記載の加熱調理器。
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