JP2011218913A - センターコンソールボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】センターコンソールボックス内の電装部品の水濡れを確実に防止することができて電装部品の故障を防止することができるセンターコンソールボックスを提供する。
【解決手段】長手方向に複数の分割センターコンソールボックス11,12に分割され、隣り合う分割センターコンソールボックス11,12の分割端部11B,12B同士が連結されているセンターコンソールボックスであって、隣り合う分割センターコンソールボックス11,12の分割端部11B,12B間から流下する水Wを受け入れるとともに下方に排出する樋30を内蔵している。
【選択図】図4

Description

本発明は、
長手方向に複数の分割センターコンソールボックスに分割され、
隣り合う前記分割センターコンソールボックスの分割端部同士が連結されているセンターコンソールボックスに関する。
特許文献1に、重機など運転席が風雨に晒され易い車両のセンターコンソールボックス内の電装部品の防水構造が開示されている。この技術では、電装部品をフロア面から離間して配置し、溜まった水に長時間電装部品が浸からないように工夫されている。しかしながら、自動車用のセンターコンソールボックス内の電装部品は、重機用の電装部品と異なり風雨に晒されることがないために、従来、防水処理されていなかった。
特許第4114579号公報
センターコンソールボックスは車両室内のインストルメントパネルの中央付近から運転席と助手席との間を通り、車両フロア上を車両後方側に延びている。このような車両前後方向に長いセンターコンソールボックスにおいては全体を一部品で構成すると成形型に費用がかかり、車両に組付ける際の作業もし難くなる。そこで、センターコンソールボックスを長手方向に複数の分割センターコンソールボックスに分割して隣り合う分割センターコンソールボックスの分割端部同士を連結している。
このセンターコンソールボックス内にはアイドリングストップ用のコントローラーやエアバッグのコントローラー等の電装部品が配置されることが多い。また、センターコンソールボックス上にはカップホルダーなどの飲料の容器の収納部などが設けられることが多く、飲料容器を出し入れする際や走行の振動等により、飲料がセンターコンソールボックス上にこぼれることが生じやすい。
そして、飲料がセンターコンソールボックス上にこぼれると、複数の分割センターコンソールボックスの分割端部同士の間から飲料がセンターコンソールボックス内に浸入して電装部品を濡らす虞がある。このような状況は電装部品にとって故障の原因となる。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、センターコンソールボックス内の電装部品の水濡れを確実に防止することができて電装部品の故障を防止することができるセンターコンソールボックスを提供する点にある。
本発明の特徴は、
長手方向に複数の分割センターコンソールボックスに分割され、
隣り合う前記分割センターコンソールボックスの分割端部同士が連結されているセンターコンソールボックスであって、
前記隣り合う分割センターコンソールボックスの分割端部間から流下する水を受け入れて下方に排出する樋を内蔵している点にある。(請求項1)
飲料等の水がセンターコンソールボックス上にこぼれて、隣り合う分割センターコンソールボックスの分割端部間から流下した場合、その流下する水を樋が受け入れて下方に排出する。従って、センターコンソールボックス内の電装部品の水濡れを防止することができて電装部品の故障を防止することができる。(請求項1)
本発明において、
前記隣り合う分割センターコンソールボックスの分割端部に、互いに係合する係合爪と係合孔が振り分け配設され、
前記係合孔の下方に前記樋が配置され、
前記係合孔から前記樋に滴下して跳ね返る水を受け止めて樋外への前記水の飛散を防止する縦壁部が前記樋に形成され、
前記縦壁部の高さ寸法は前記樋の他の縦壁部の高さ寸法よりも高く設定されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
隣り合う分割センターコンソールボックスの分割端部に互いに係合する係合爪と係合孔が振り分け配設されているから、係合爪と係合孔を係合させることで、複数の分割センターコンソールボックスの分割端部に浮きや隙間が生じないようにすることができる。
この構造によれば、隣り合う分割センターコンソールボックスの分割端部間から流下した水が係合孔から流下するが、本発明の上記構成によれば、前記係合孔の下方に前記樋が配置されているから、流下する水を樋が受け入れて下方に排出することができる。
また、前記係合孔から前記樋に滴下して跳ね返る水を受け止めて樋外への前記水の飛散を防止する縦壁部が前記樋に形成され、前記縦壁部の高さ寸法は前記樋の他の縦壁部の高さ寸法よりも高く設定されているから、センターコンソールボックス内の電装部品の水濡れを確実に防止することができて電装部品の故障を防止することができる。(請求項2)
本発明において、
前記隣り合う分割センターコンソールボックスのうち一方の分割センターコンソールボックスの分割端部の外周部に周方向に沿う嵌合溝が形成され、
他方の分割センターコンソールボックスの分割端部に前記嵌合溝に嵌合する嵌合凸部が形成され、
前記嵌合溝に浸入し前記嵌合溝から溢れ出た水を受け入れて前記樋に前記水を案内する排水溝が前記一方の分割センターコンソールボックスの分割端部に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記隣り合う分割センターコンソールボックスのうち一方の分割センターコンソールボックスの分割端部の外周部に周方向に沿う嵌合溝が形成され、他方の分割センターコンソールボックスの分割端部に前記嵌合溝に嵌合する嵌合凸部が形成されているから、前記嵌合溝に嵌合凸部を嵌合することで、複数の分割センターコンソールボックスの分割端部に浮きや隙間が生じないようにすることができる。
また、前記嵌合溝に浸入し前記嵌合溝から溢れ出た水を受け入れて前記樋に水を案内する排水溝が前記一方の分割センターコンソールボックスの分割端部に形成されているから、センターコンソールボックス内の電装部品の水濡れを確実に防止することができて電装部品の故障を防止することができる。さらに、嵌合溝と排水溝により、浸入した水の勢いを減少させる為の複数段階の堰き止め構造が構成される。その結果、浸入した水の滴下時の飛散を極力防ぐ事ができて、水を電装部品からスムーズに回避させて下方に排出する事ができる。(請求項3)
本発明において、
前記排水溝は前記嵌合溝に沿うように形成され、
前記嵌合溝と排水溝の間の第1溝壁の高さ寸法が、前記第1溝壁に対向する前記嵌合溝の第2溝壁の高さ寸法よりも低く設定され、
前記水が前記嵌合溝から前記第1溝壁を乗り越えて前記排水溝に流下すると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記水が前記嵌合溝から前記第1溝壁を乗り越えて前記排水溝に流下するから、例えば、嵌合溝に排水口を形成した構造に比べると、嵌合溝の構造を簡素化することができ、嵌合溝での水の詰まりを防止することができて、嵌合溝から円滑に排水することができる。(請求項4)
本発明において、
前記第1溝壁に対向する前記排水溝の第3溝壁の高さ寸法が前記第1溝壁の高さ寸法よりも短く設定され、
前記水が前記排水溝から前記第3溝壁を乗り越えて前記樋に流下すると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
前記水が前記排水溝から前記第3溝壁を乗り越えて前記樋に流下するから、例えば、排水溝に排水口を形成した構造に比べると、排水溝の構造を簡素化することができ、排水溝での水の詰まりを防止することができて、排水溝から樋に円滑に排水することができる。(請求項5)
本発明において、
前記分割センターコンソールボックスは、電装部品と、前記電装部品を覆うコンソールブラケットとを内蔵し、
前記隣り合う分割センターコンソールボックスの分割端部の下方に前記コンソールブラケットが配置され、
前記コンソールブラケットに前記樋が形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項6)
前記コンソールブラケットに前記樋が形成されているから、専用の部材で樋を形成した場合に比べると、部品点数を少なくすることができて構造を簡素化することができる。また、樋がビードの役割りを果たし、コンソールブラケットの端部の強度を向上させることができる。(請求項6)
本発明において、
前記コンソールブラケットは下側開放の断面コの字状に形成され、
前記樋は前記コンソールブラケットの周方向に沿って形成されて、前記水を幅方向の両端部から流下させると、次の作用を奏することができる。(請求項7)
水を樋で下方に円滑に排水することができる。(請求項7)
本発明によれば、
センターコンソールボックス内の電装部品の水濡れを確実に防止することができて電装部品の故障を防止することができるセンターコンソールボックスを提供することができた。
インストルメントパネルとセンターコンソールボックスの斜視図 フロアパネルへのセンターコンソールボックスの取り付け方法を示す斜視図 センターコンソールボックスの分割部を示す斜視図 図3のA−A断面図 コンソールブラケット(前側コンソールブラケット)の斜視図 図4のX部の拡大断面図 図4のB−B断面図 (a)はコンソールボックスフロントの分割端部の平面図(b)はコンソールボックスフロントの分割端部の側面図(c)はコンソールボックスフロントの分割端部の縦断面図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に車両室内の前方側に設けられたインストルメントパネル1を示してある。符号2はクラスタパネル、3はグローブボックス、4は操作パネル、5はエアコンからの空気を吹き出す空気吹き出し口、6は助手席用エアーバッグである。このインストルメントパネル1の中央下端から車両のフロアパネル7の面上をセンターコンソールボックス10が車両後方側Rrに延びている。センターコンソールボックス10内にはエアバッグ用のコントローラーなどの電装部品22(図4参照)が配置されている。
[連結体8の構造]
前記センターコンソールボックス10の前端部(後述のコンソールボックスフロント11の前端部11M)は、インストルメントパネル1の左右中央部から後ろ下方に延びる連結体8の後端部に連結している。この連結体8はインストルメントパネル1の左右中央部から後ろ下方に延びる左右一対の側壁8Sを備え、左右一対の側壁8Sは、後ろ下方側ほど互いの間隔が狭くなるように傾斜するとともに、側壁8Sの高さ方向で頂部側ほど互いの間隔が狭くなるように傾斜している。また、左右一対の側壁8Sの頂部間であって、インストルメントパネル本体9側の左右一対の側壁8Sの頂部間に、エアコンの操作パネルとしてのヒーターコントロールパネル13が配置されている。
[センターコンソールボックス10の構造]
センターコンソールボックス10は車両前後方向に長く延びた部品であることから、製造、搬入などの便宜上、長手方向に複数に分割して形成したものを車体組付け時に組み合わせて大型のセンターコンソールボックス10に形成してある。
本実施形態では、車両前方側Frのコンソールボックスフロント11(分割センターコンソールボックスに相当)と車両後方側Rrのコンソールボックスリア12(分割センターコンソールボックスに相当)とに長手方向に2分割し、隣り合うコンソールボックスフロント11とコンソールボックスリア12の分割端部11B,12B同士を連結している。
[コンソールボックスフロント11の構造]
コンソールボックスフロント11は、連結体8の左右一対の側壁8Sに各別に滑らかに接続する左右一対の側壁11Sと、左右一対の側壁11Sの後端部同士を連結する後壁11Kと、左右一対の側壁11Sの上端部と後壁11Kの上端部を覆うU字状の縁取り材16と、後壁11Kの下半部から車両後方側Rrに膨出し、下側開放の断面コの字状に形成された連結部17とを備えている(図3参照)。この連結部17の後端部がコンソールボックスフロント11の分割端部11Bに構成されている。
コンソールボックスフロント11の左右一対の側壁11S間にはシフトレバー挿通孔40や前席用のカップホルダーなどが配置されている。
[コンソールボックスリア12の構造]
図1〜図3に示すように、コンソールボックスリア12は、側面視台形状の左右一対の側壁12Sと、左右一対の側壁12の前下がりに傾斜した前端部同士を連結する前壁12Mと、左右一対の側壁12Sの上端部同士を連結する上壁12Jと、左右一対の側壁12Sの後ろ下がりに傾斜した後端部同士を連結する後壁12Kと、前壁12Mの下半部から車両前方側Frに膨出し、下側開放の断面コの字状に形成された連結部18とを備えている。この連結部18の前端部がコンソールボックスリア12の分割端部12Bに構成されている。コンソールボックスリア12の左右一対の側壁12Sの間隔はコンソールボックスフロント11の左右一対の側壁11Sの間隔よりも短く設定されている。
また、コンソールボックスリア12の上壁12Jに後席乗員用のカップホルダー19が形成され、前壁12Mにパーキングブレーキの挿通孔20が形成されている。図2,図4に示す様に、コンソールボックスリア12はエアバッグ用のコントローラーなどの電装部品22と、この電装部品22を覆う前側コンソールブラケット23とを内蔵している。コンソールボックスリア12の後端部は後ろ側コンソールブラケット24を介してフロアパネル7に固定されている(図2参照)。
[前側コンソールブラケット23の構造]
図5に示すように、前側コンソールブラケット23は下側開放の断面コの字状に形成されている。前側コンソールブラケット23の上壁23Jはほぼ水平に設定され、左右一対の側壁23Sの下端縁が前上がりに傾斜して、両側壁23Sの高さ寸法が車両前方側Frほど短く設定されている。また、左右一対の側壁23Sの後端部が下方に脚状に突出し、この後端部から第1フランジ23F1が幅方向外方側に張り出している。そして、第1フランジ23F1にボルト挿通孔Sが形成され、第1フランジ23F1がフロアパネル7にボルトBで取り付け固定されている。
前側コンソールブラケット23の上壁23Jには平面視でT字状の幅広のビード23Vが上方に膨出形成されている。上壁23Jの前端部の幅方向中央部からは第2フランジ23F2が立ち上がり、この第2フランジ23F2にハーネス挿通用長孔Hが形成されている。また、左右一対の側壁23Sの後端部と上壁23Jの後端部から第3フランジ23F3が立ち上がり、側壁23Sの長手方向中間部から第4フランジ23F4が幅方向外方側に張り出している。
前側コンソールブラケット23の右側の側壁23Sの前端部は、左側の側壁23Sの前端部よりも下方に長く延びて、右側の側壁23Sの下端縁が左側の側壁23Sの下端縁よりも下方に位置している。これは、電装部品から延びるハーネスを延長した側壁23Sの内側に配置して規制することにより、流れ落ちる水がハーネスの上にかからないようにするためである。
前側コンソールブラケット23はコンソールボックスフロント11の分割端部11Bとコンソールボックスリア12の分割端部12Bの下方に配置されている。前側コンソールブラケット23の構造については後でさらに詳しく説明する。
[後ろ側コンソールブラケット24の構造]
図2に示すように、後ろ側コンソールブラケット24は断面ハット形状に形成され、左右一対の側壁24Sの下端部から幅方向外方側に張り出す取り付けフランジ24Fにボルト挿通孔Sが形成されて、前記取り付けフランジ24Fがフロアパネル7にボルトで取り付け固定されている。
また、左右一対の側壁24Sにクリップ挿通孔Cが形成され、コンソールボックスリア12の左右一対の側壁12Sに形成されたクリップ挿通孔Cと、後ろ側コンソールブラケット24の左右一対の側壁24Sのクリップ挿通孔Cとにクリップ50が幅方向外方側から挿通されて、コンソールボックスリア12の左右一対の側壁12Sが、後ろ側コンソールブラケット24の左右一対の側壁24Sにクリップ50で各別に固定されている。
[コンソールボックスフロント11とコンソールボックスリア12の連結構造]
図7,図8(a)〜図8(c)に示すように、コンソールボックスフロント11の分割端部11Bとコンソールボックスリア12の分割端部12Bに第1係合爪26と第1係合孔27が振り分け配設されている。
詳しくは、コンソールボックスフロント11の分割端部11Bに形成された車両後方側に突出する左右一対の突出部45に角孔状の第1係合孔27がそれぞれ形成され、コンソールボックスリア12の分割端部12Bに左右一対の第1係合爪26が形成されて、左右一対の第1係合爪26が左右一対の第1係合孔27に上方から各別に係合している。第1係合爪26にはクリップ25が外嵌している。
また、前記左右一対の突出部45に、第1係合孔27の幅方向外側に位置する角孔状の第2係合孔37がそれぞれ形成され、コンソールボックスリア12の分割端部12Bに左右一対の第2係合爪36が形成されて、左右一対の第2係合爪36が左右一対の第2係合孔37に上方から各別に係合している。
さらに、図4,図5,図8(a)〜図8(c)に示すように、コンソールボックスフロント11の分割端部11Bの外周部に周方向に沿う断面台形状の嵌合溝28が形成され、コンソールボックスリア12の分割端部12Bに前記嵌合溝28に嵌合する断面台形状の嵌合凸部29が形成されて、前記嵌合凸部29が嵌合溝28に嵌合している。
これにより、コンソールボックスフロント11とコンソールボックスリア12の合わせ目に浮きや隙間が生じにくくなっている。コンソールボックスリア12の分割端部12Bの内面には嵌合凸部29の後方に位置する補強リブLが突設されている。
前記カップホルダー19に飲料容器を出し入れする際、誤って飲料をセンターコンソールボックス10の上にこぼしてしまうことがある。このセンターコンソールボックス10は電装部品22を内蔵しているため、コンソールボックスフロント11の分割端部11Bとコンソールボックスリア12の分割端部12Bの突き合わせ部に水(飲料)がこぼれると、両分割端部11B,12B間の隙間をつたい、前側コンソールブラケット23の下方に位置する電装部品22のコネクタが被水する虞がある。
また、コンソールボックスフロント11の分割端部11Bの第1係合孔27などからも水がセンターコンソールボックス10内に浸入して電装部品22のコネクタが被水する虞がある。そこで、本発明においては以下のようにセンターコンソールボックス10のレイアウト及び形状を工夫し、部品点数を増やすことなく電装部品22の被水を防止できる構造としてある。
[センターコンソールボックス10の排水構造]
図4〜図8に示すように、センターコンソールボックス10は、コンソールボックスフロント11の分割端部11Bとコンソールボックスリア12の分割端部12Bとの間から流下する水Wを受け入れて下方に排出する樋30を内蔵している。
詳述すると、前記嵌合溝28に浸入して嵌合溝28から溢れ出た水Wを受け入れる排水溝39がコンソールボックスフロント11の分割端部11Bに形成されている。図8(a)〜図8(c)に示すように、排水溝39は嵌合溝28に沿うようにコンソールボックスフロント11の幅方向に沿って形成されている。平面視で排水溝39は左右一対の第1係合孔27間に位置するとともに(図8(a)参照)、左右一対の第1係合孔27よりも上方に位置し(図8(b)参照)、前記左右一対の第1係合孔27に接続している。排水溝39を流れる水Wは第1係合孔27に流れ込む(図7参照)。
前述のように、前記嵌合溝28は、コンソールボックスフロント11の分割端部11Bの外周部に周方向に沿って形成され、幅方向両端部が下方に向かっている。従って、嵌合溝28に浸入した水Wは嵌合溝28の幅方向両端部からも下方に流下する。嵌合溝28の幅方向両端部から流下した水Wは前記樋30に流下する。
また、前記嵌合溝28と排水溝39の間の第1溝壁32の高さ寸法は、第1溝壁32に対向する嵌合溝28の第2溝壁33の高さ寸法よりも低く設定され、水Wが嵌合溝28から第1溝壁32を乗り越えて排水溝39に流下するよう構成されている。
さらに、第1溝壁32に対向する排水溝39の第3溝壁43の高さ寸法が第1溝壁32の高さ寸法よりも短く設定され、水Wが排水溝39から第3溝壁43を乗り越えて樋30に流下するよう構成されている。前記樋30は嵌合溝28と排水溝39と前記第1係合孔27の下方に配置され、排水溝39から溢れ出た水Wと前記第1係合孔27から流下する水Wと嵌合溝28の幅方向両端部から流下した水Wとを受け入れて下方に排出する。
上記の構成によれば、嵌合溝28と排水溝39により、浸入した水Wの勢いを減少させる為の複数段階(2段階)の堰き止め構造が構成される。その結果、浸入した水Wの滴下時の飛散を極力防ぐ事ができて、水Wを電装部品22からスムーズに回避させて排出させる事ができる。
図5に示すように、前記樋30は前側コンソールブラケット23の前端部に全周にわたって形成されており、前側コンソールブラケット23の上壁23Jの前端部に形成された幅方向に沿う横樋部31と、横樋部31の右端部から下方に向かう右側縦樋部32Rと、横樋部31の左端部から下方に向かう左側縦樋部32Lとから成り、水Wを幅方向の両端部から流下させる。
また、前記第1係合孔27から樋30に滴下して跳ね返る水Wを受け止めて樋30外への水Wの飛散を防止する縦壁部31Tが前記樋30に形成されている。この縦壁部31Tは、前記横樋部31の車両前方側Frの壁部のうち、前記第1係合孔27の下方に位置する壁部部分を上方に突出させて構成されている。縦壁部31Tの高さ寸法は樋30の他の縦壁部31Aの高さ寸法よりも高く設定されている。これにより、センターコンソールボックス10内の電装部品22の水濡れを確実に防止することができて電装部品22の故障を防止することができる。
樋30の幅方向の両端部から流下した水Wはフロアパネル7に形成された排水孔(図示せず)から車外に流下排出される。前側コンソールブラケット23の左右一対の側壁23Sのうち左側の側壁23Sは車両前方側Frほど高さ寸法が短くなっているので、左側縦樋部32Lは右側縦樋部32Rよりも短くなって、左側縦樋部32Lの下端部が右側縦樋部32Rの下端部よりも上方に位置している。
[水Wの排出]
コンソールボックスフロント11の分割端部11Bとコンソールボックスリア12の分割端部12Bとの間から流下した水Wは次のようにして排出される。
(1) 図6に示すように、前記水Wは一旦嵌合溝28に溜まり、一定の量を超えると前記第1溝壁32を乗り越える。嵌合溝28の幅方向両端部から流下した水Wは前記樋30に流下する。
(2) そして水Wは排水溝39に溜まって横方向に流れる。
(3) 横方向に流れた水Wは排水溝39に接続する前記第1係合孔27から前側コンソールブラケット23の樋30の横樋部31に流下する。
(4) 第1係合孔27から排出しきれなかった水Wは排水溝39の第3溝壁43を乗り越えて樋30の横樋部31に流下する。
(5) 前記横樋部31に流下した水Wは横樋部31を幅方向両端部側に向かって流れ、左側縦樋部32Lと右側縦樋部32Rを流れて下方に排出される。
7 フロアパネル
10 センターコンソールボックス
11 コンソールボックスフロント(分割センターコンソールボックス)
12 コンソールボックスリア(分割センターコンソールボックス)
11B 分割端部(コンソールボックスフロントの分割端部)
12B 分割端部(コンソールボックスリアの分割端部)
26 係合爪
27 係合孔
28 嵌合溝
29 嵌合凸部
30 樋
31A 他の縦壁部
31T 縦壁部
32 第1溝壁
33 第2溝壁
39 排水溝
43 第3溝壁
W 水

Claims (7)

  1. 長手方向に複数の分割センターコンソールボックスに分割され、
    隣り合う前記分割センターコンソールボックスの分割端部同士が連結されているセンターコンソールボックスであって、
    前記隣り合う分割センターコンソールボックスの分割端部間から流下する水を受け入れて下方に排出する樋を内蔵しているセンターコンソールボックス。
  2. 前記隣り合う分割センターコンソールボックスの分割端部に、互いに係合する係合爪と係合孔が振り分け配設され、
    前記係合孔の下方に前記樋が配置され、
    前記係合孔から前記樋に滴下して跳ね返る水を受け止めて樋外への前記水の飛散を防止する縦壁部が前記樋に形成され、
    前記縦壁部の高さ寸法は前記樋の他の縦壁部の高さ寸法よりも高く設定されている請求項1記載のセンターコンソールボックス。
  3. 前記隣り合う分割センターコンソールボックスのうち一方の分割センターコンソールボックスの分割端部の外周部に周方向に沿う嵌合溝が形成され、
    他方の分割センターコンソールボックスの分割端部に前記嵌合溝に嵌合する嵌合凸部が形成され、
    前記嵌合溝に浸入し前記嵌合溝から溢れ出た水を受け入れて前記樋に前記水を案内する排水溝が前記一方の分割センターコンソールボックスの分割端部に形成されている請求項1又は2記載のセンターコンソールボックス。
  4. 前記排水溝は前記嵌合溝に沿うように形成され、
    前記嵌合溝と排水溝の間の第1溝壁の高さ寸法が、前記第1溝壁に対向する前記嵌合溝の第2溝壁の高さ寸法よりも低く設定され、
    前記水が前記嵌合溝から前記第1溝壁を乗り越えて前記排水溝に流下する請求項3記載のセンターコンソールボックス。
  5. 前記第1溝壁に対向する前記排水溝の第3溝壁の高さ寸法が前記第1溝壁の高さ寸法よりも短く設定され、
    前記水が前記排水溝から前記第3溝壁を乗り越えて前記樋に流下する請求項4記載のセンターコンソールボックス。
  6. 前記分割センターコンソールボックスは、電装部品と、前記電装部品を覆うコンソールブラケットとを内蔵し、
    前記隣り合う分割センターコンソールボックスの分割端部の下方に前記コンソールブラケットが配置され、
    前記コンソールブラケットに前記樋が形成されている請求項1〜5のいずれか一つに記載のセンターコンソールボックス。
  7. 前記コンソールブラケットは下側開放の断面コの字状に形成され、
    前記樋は前記コンソールブラケットの周方向に沿って形成されて、前記水を幅方向の両端部から流下させる請求項6に記載のセンターコンソールボックス。
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