JP2011216788A - 基板貼り合わせ装置および基板貼り合わせ方法 - Google Patents

基板貼り合わせ装置および基板貼り合わせ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基板の厚みには個体差があるので、接触位置を特定することが難しい。
【解決手段】第1基板を保持する第1ステージと、第1ステージに対向して配され、第2基板を保持する第2ステージと、第2ステージに保持された第2基板の表面を観察する第1顕微鏡と、第1ステージに保持された第1基板の表面を観察する第2顕微鏡と、第1ステージおよび第2ステージの少なくとも一方を他方に対して移動する移動機構と、第1顕微鏡の焦点面と第2基板の表面とを合致させた位置、および、第2顕微鏡の焦点面と第1基板の表面とを合致させた位置、に基づいて、第1ステージに保持された第1基板の表面と第2ステージに保持された第2基板の表面との間隔を算出する算出部とを備える基板貼り合わせ装置が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板貼り合わせ装置および基板貼り合わせ方法に関する。
半導体装置の実装密度を高める目的で、電子回路が形成された複数の基板を積層した積層型の半導体装置が注目されている。複数の基板を積層する場合に、基板同士を位置合せして貼り合わせる基板貼り合わせ装置がある(例えば、特許文献1を参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2009−231671号公報
基板貼り合わせ装置において、複数の基板を高速に互いの接触位置まで移動して、短時間で基板同士を重ね合わせることが望ましい。しかし、基板の厚みには個体差があるので、接触位置を特定することが難しい。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、第1基板を保持する第1ステージと、第1ステージに対向して配され、第2基板を保持する第2ステージと、第2ステージに保持された第2基板の表面を観察する第1顕微鏡と、第1ステージに保持された第1基板の表面を観察する第2顕微鏡と、第1ステージおよび第2ステージの少なくとも一方を他方に対して移動する移動機構と、第1顕微鏡の焦点面と第2基板の表面とを合致させた位置、および、第2顕微鏡の焦点面と第1基板の表面とを合致させた位置、に基づいて、第1ステージに保持された第1基板の表面と第2ステージに保持された第2基板の表面との間隔を算出する算出部とを備える基板貼り合わせ装置が提供される。
本発明の第2の態様においては、第1顕微鏡の焦点面と、第1ステージに対向している第2ステージに保持された第2基板の表面とを合致させたときの第1ステージと第2ステージの相対的な位置を検出するステップと、第2顕微鏡の焦点面と第1基板の表面とを合致させたときの第1ステージと第2ステージの相対的な位置を検出するステップと、第1顕微鏡の焦点面と第2基板の表面とを合致させた位置、および、第2顕微鏡の焦点面と第1基板の表面とを合致させた位置、に基づいて、第1ステージに保持された第1基板の表面と第2ステージに保持された第2基板の表面との間隔を算出するステップとを備える基板貼り合わせ方法が提供される。
本発明の第3の態様においては、第1顕微鏡の焦点面内で、第1ステージに対向した第2ステージに保持された第2基板の表面を観察するステップと、第2基板の表面を観察するステップにおける第1ステージと第2ステージとの第1の相対位置を検出するステップと、第2顕微鏡の焦点面内で第1基板の表面を観察するステップと、第1基板の表面を観察するステップにおける第1ステージと第2ステージとの第2の相対位置から、第1の相対位置を検出するステップにおいて検出された第1の相対位置に対応する距離分を第1ステージと第2ステージとを近接させることにより、第1基板と第2基板とを貼り合わせるステップとを備える基板貼り合わせ方法が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
基板貼り合わせ装置100の全体構造を模式的に示す平面図である。 ステージ装置140の構造を概略に示す正面図である。 基板アラインメント方法の一実施形態のフローチャートである。 第1顕微鏡342が投影する指標像を第2顕微鏡344により観察することを示す概略図である。 第2顕微鏡344により第1基板122の表面位置を計測することを示す概略図である。 第1顕微鏡342により第2基板123の表面位置を計測することを示す概略図である。 第1基板122と第2基板123とを重ね合わせることを示す概略図である。 バンプ402の間隔を示す概略図である。 第1基板122と第2基板123とを重ね合わせることを示す概略図である。 第1基板122と第2基板123との間隔を算出する他の例を示す。 第1基板122と第2基板123との間隔を算出するさらに他の例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、基板貼り合わせ装置100の全体構造を模式的に示す平面図である。基板貼り合わせ装置100は、筐体102と、常温部104と、高温部106と、基板カセット112、114、116とを備える。常温部104および高温部106は、共通の筐体102の内部に設けられる。
基板カセット112、114、116は、筐体102の外部に、筐体102に対して脱着自在に装着される。基板カセット112、114、116は、基板貼り合わせ装置100において接合される第1基板122および第2基板123を収容する。これにより、複数の第1基板122および第2基板123を一括して基板貼り合わせ装置100に装填する。また、基板貼り合わせ装置100において接合された第1基板122および第2基板123を一括して回収する。
常温部104は、筐体102の内側にそれぞれ配された、プリアライナ126、ステージ装置140、基板ホルダラック128および基板取り外し部130と、一対のロボットアーム132、134とを備える。筐体102の内部は、基板貼り合わせ装置100が設置された環境の室温と略同じ温度が維持されるように温度管理される。
プリアライナ126は、高精度であるが故に狭いステージ装置140の調整範囲に第1基板122または第2基板123の位置が収まるように、個々の第1基板122または第2基板123の位置を仮合わせする。これにより、ステージ装置140における位置決めを確実にすることができる。
基板ホルダラック128は、複数の上基板ホルダ124および複数の下基板ホルダ125を収容して待機させる。上基板ホルダ124および下基板ホルダ125は、それぞれ、第1基板122および第2基板123を、例えば静電吸着により保持する。
ステージ装置140は、貼り合わせの対象である第1基板122と第2基板123における接合すべき電極同士の位置を合わせて、重ね合わせる。ステージ装置140は、第1ステージ141と、第2ステージ142と、制御部148とを含む。また、ステージ装置140を包囲して断熱壁145およびシャッタ146が設けられる。断熱壁145およびシャッタ146に包囲された空間は空調機等に連通して温度管理され、ステージ装置140における位置合わせ精度を維持する。
ステージ装置140において、第2ステージ142は、第2基板123を保持した下基板ホルダ125を保持した状態で移動する。これに対して、第1ステージ141は固定された状態で、上基板ホルダ124および第1基板122を保持する。さらにステージ装置140において、第2ステージ142を上昇させることにより、下基板ホルダ125と上基板ホルダ124との間に第1基板122および第2基板123を挟み、重ね合わせる。
基板取り外し部130は、高温部106の加圧部240から搬出された上基板ホルダ124および下基板ホルダ125に挟まれて貼り合わされた第1基板122および第2基板123(積層基板と記載することがある)を取り出す。基板ホルダから取り出された積層基板は、ロボットアーム134、132および第2ステージ142により基板カセット112、114、116のうちのひとつに戻されて収容される。積層基板を取り出された上基板ホルダ124および下基板ホルダ125は、基板ホルダラック128に戻されて待機する。基板取り外し部130は、基板ホルダラック128の上方に配される。
なお、基板貼り合わせ装置100に装填される第1基板122および第2基板123は、単体のシリコンウエハ、化合物半導体ウェハ、ガラス基板等の他、それらに素子、回路、端子等が形成されたものであってよい。また、装填された第1基板122および第2基板123が、既に複数のウェハを積層して形成された積層基板である場合もある。
一対のロボットアーム132、134のうち、基板カセット112、114、116に近い側に配置されたロボットアーム132は、基板カセット112、114、116、プリアライナ126およびステージ装置140の間で第1基板122および第2基板123を搬送する。一方、基板カセット112、114、116から遠い側に配置されたロボットアーム134は、ステージ装置140、基板ホルダラック128、基板取り外し部130およびエアロック220の間で、第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を搬送する。
ロボットアーム134は、基板ホルダラック128に対して、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125の搬入および搬出も担う。また、ロボットアーム134は、第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124又は下基板ホルダ125を裏返す機能も有する。これにより、第1基板122において回路等が形成された面を第2基板123において回路等が形成された面に対向させて貼り合わせる。
高温部106は、断熱壁108、エアロック220、ロボットアーム230および複数の加圧部240を有する。断熱壁108は、高温部106を包囲して、高温部106の高い内部温度を維持すると共に、高温部106の外部への熱輻射を遮断する。これにより、高温部106の熱が常温部104に及ぼす影響を抑制する。
ロボットアーム230は、加圧部240のいずれかとエアロック220との間で第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を搬送する。エアロック220は、常温部104側と高温部106側とに、交互に開閉するシャッタ222、224を有する。
第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125が常温部104から高温部106に搬入される場合、まず、常温部104側のシャッタ222が開かれ、ロボットアーム134が第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125をエアロック220に搬入する。次に、常温部104側のシャッタ222が閉じられ、高温部106側のシャッタ224が開かれる。
続いて、ロボットアーム230が、エアロック220から第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を搬出して、加圧部240のいずれかに装入する。加圧部240は、上基板ホルダ124と下基板ホルダ125に挟まれた状態で加圧部240に搬入された第1基板122及び第2基板123を加熱および加圧する。これにより第1基板122と第2基板123が接合されて、貼り合わされる。なお、加圧部240は、第1基板122及び第2基板123を加熱せずに加圧することで第1基板122及び第2基板123を貼り合わせてもよい。
高温部106から常温部104に第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を搬出する場合は、上記の一連の動作を逆順で実行する。これらの一連の動作により、高温部106の内部雰囲気を常温部104側に漏らすことなく、第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を高温部106に搬入または搬出できる。
このように、基板貼り合わせ装置100内の多くの領域において、上基板ホルダ124が第1基板122を保持した状態で、又は下基板ホルダ125が第2基板123を保持した状態で、ロボットアーム134、230および第2ステージ142により搬送される。第1基板122を保持した上基板ホルダ124又は第2基板123を保持した下基板ホルダ125が搬送される場合、ロボットアーム134、230は、真空吸着、静電吸着等により上基板ホルダ124又は下基板ホルダ125を吸着して保持してよい。また、上基板ホルダ124又は下基板ホルダ125は、静電吸着により第1基板122または第2基板123を吸着して保持する。
図2は、ステージ装置140の構造を概略的に示す。ステージ装置140は、枠体310の内側に配された第1ステージ141と、第2ステージ142と、第1顕微鏡342と、第2顕微鏡344と、干渉計370と、図1に示した制御部148とを備える。
枠体310は、互いに平行で水平な天板312および底板316と、天板312および底板316を結合する複数の支柱314とを備える。天板312、支柱314および底板316は、それぞれ高剛性な材料により形成され、内部機構の動作に係る反力が作用した場合も変形を生じない。なお、基板貼り合わせ装置100に組み込まれた場合は、支柱314相互の間は断熱壁145により封止される。
第1ステージ141は、天板312の下面に固定される。第1ステージ141は、第1基板122を下面に保持する上基板ホルダ124を吸着する。当該吸着方法は、真空吸着であってよく、静電吸着であってもよい。
第2ステージ142は、第1ステージ141に対向して昇降部360に配される。昇降部360は、底板316の上に載置され、底板に対して固定されたガイドレール352に案内されつつX方向に移動するXステージ354と、Xステージ354の上でY方向に移動するYステージ356の上に載置される。よって、制御部148の制御により、第2ステージ142に搭載された部材を、XY平面上の任意の方向に移動でき、Z方向にも移動できる。Z方向の移動距離は変位センサー372により検知できる。変位センサー372が検出したデータが制御部148にフィードバックされる。
第2ステージ142は、真空吸着等により下基板ホルダ125を保持し、下基板ホルダ125は、静電吸着により第2基板123を保持する。昇降部360は、制御部148からの指示に応じて、第2ステージ142をZ方向に昇降する。昇降部360の駆動形式の例として、VCM(ボイスコイルモータ)による駆動、シリンダー及びピストンによる駆動等が挙げられる。第2ステージ142は、更にそれぞれX、Y、Z軸を回転軸として傾斜又は回転する機能を有してよい。第2ステージ142は、粗動微動分離駆動機構を有してよい。
第1顕微鏡342は、天板312の下面に、第1ステージ141に対して所定の間隔をおいて固定される。第1顕微鏡342は、第2ステージ142に保持された第2基板123の表面を観察する。第1顕微鏡342は、指標346を内蔵する。本実施形態において、第1顕微鏡342の焦点面は固定されている。第1顕微鏡342により観察された画像データは、制御部148に送信される。制御部148は、受信した画像データのコントラスト等に基づいて[a1]、第1顕微鏡342の焦点面に観察対象物が位置するように、第2ステージ142の上下位置を制御する。なおコントラストに代えて、TTL方式によって位相差方式により、第1顕微鏡342の焦点面に観察対象物が位置するようにしてもよい。
第2顕微鏡344は、第2ステージ142に固定され、第2ステージ142と共に移動する。第2顕微鏡344は、第1ステージ141に保持された第1基板122の表面を観察する。本実施形態において、第2顕微鏡344の焦点距離は固定されている。第2顕微鏡344にも、更に指標を内蔵してよい。第2顕微鏡344により観察された画像データは、制御部148に送信される。制御部148は、受信した画像データのコントラスト等に基づいて、第2顕微鏡344の焦点面に観察対象物が位置するように、第2ステージ142の上下位置を制御する。
干渉計370は、それぞれ第1ステージ141及び第2ステージ142に固定されたミラーに光を照射して、ミラーから反射される光の干渉により、第1ステージ141と第2ステージ142との相対位置を検知する。この場合に、干渉計370は、第1ステージ141と第2ステージ142とのX方向の相対位置、Y方向の相対位置、X軸周りの相対的な傾き、Y軸周りの相対的な傾き、Z軸周りの相対的な傾きを検知する。干渉計370は、検出したデータを制御部148にフィードバックする。
制御部148は、第2ステージ142を制御する。制御部148は、干渉計370及び変位センサー372によりフィードバックされるデータに基づいて、第2ステージ142を精密に制御する。制御部148はさらに、上基板ホルダ124を介して第1ステージ141に保持された第1基板122の表面と、下基板ホルダ125を介して第2ステージ142に保持された第2基板123の表面との間の間隔を計算する算出部を有する。
図3は、ステージ装置140を用いる基板アラインメント方法の一実施形態のフローチャートである。このアラインメント方法は、第1基板122等を第1ステージ141等に設置するステップS010と、第2顕微鏡344により指標像380を観察するステップS020と、第1基板122の位置を検出するステップS030と、第2基板123の位置を検出するステップS040と、第1基板122および第2基板123の間隔を算出するステップS050と、第1基板122と第2基板123とを位置合せするステップS060と、第1基板122と第2基板123とを重ね合わせるステップS070とを備える。
ステップS010において、第1基板122及び第2基板123をステージ装置140に設置する。まず、ロボットアーム132により、基板カセット112、114、116のいずれかに収容されている一枚の第1基板122がプリアライナ126に搬入され、外形基準により位置決めされる。ロボットアーム134は、一枚の上基板ホルダ124を第2ステージ142に搭載する。上基板ホルダ124を搭載した第2ステージ142は、ロボットアーム132の近傍まで移動する。ロボットアーム132は、この上基板ホルダ124に第1基板122を搭載する。これにより、上基板ホルダ124が第1基板122を保持する。
第2ステージ142が再びロボットアーム134の側に移動する。ロボットアーム134は、第1基板122を保持した上基板ホルダ124を裏返して、第1ステージ141に近接させる。これにより、第1ステージ141が第1基板122を保持した上基板ホルダ124を真空吸着により保持する。
次に、ロボットアーム134は、下基板ホルダ125を第2ステージ142に搭載する。下基板ホルダ125を搭載した第2ステージ142は、ロボットアーム132の近傍まで移動する。ロボットアーム132は、この下基板ホルダ125に、プリアライナ126において外形基準で位置決めされた第2基板123を搭載する。これにより、下基板ホルダ125は第2基板123を保持する。さらに、第2ステージ142は、下基板ホルダ125を真空吸着により保持する。第2ステージ142は、下基板ホルダ125及び第2基板123を載置して、第1ステージ141の直下に移動する。
図4は、第2顕微鏡344により指標像380を観察するステップS020を示す概略図である。ステップS020において、第1顕微鏡342が投影する指標346の指標像380を第2顕微鏡344により観察する。第2ステージ142を移動することにより、第1顕微鏡342の結像面に第2顕微鏡344の焦点を合わせる。この場合に、制御部148が第2ステージ142をXY方向に平行移動することにより、第2顕微鏡344の視野内に第1顕微鏡342の指標像380に位置させる。さらに、制御部148が第2ステージ142をZ方向に移動することにより、第2顕微鏡344の焦点面を第1顕微鏡342により結像される指標346の結像面に位置させる。これにより、第1顕微鏡342により結像される指標346の指標像380を第2顕微鏡344の焦点面に位置させた場合の第2ステージ142のZ軸の位置ZL0を取得する。
なお、第1顕微鏡342及び第2顕微鏡344の焦点距離が固定である場合には、第1顕微鏡342の結像面のZ軸の位置Fは既知である。よって、当該結像面に焦点を合わせた第2顕微鏡344を搭載した第2ステージ142のZ軸の位置ZL0も既知であるので、ステップS020を省略してもよい。この場合、短期的に安定している場合は、事前にロットの先頭で一度計測を行い、その値を記憶させてもよい。また、大気圧の変動によって第1顕微鏡342及び第2顕微鏡344の焦点距離が変化する虞がある場合には、大気圧の変動に応じて補正を行ってもよい。ここで、第1顕微鏡342で形成された指標像380を第2顕微鏡344により観察しているが、これに代えて、共通の指標として透明板に指標を印刷等したものを用いてもよい。この場合に、第1顕微鏡342および第2顕微鏡344の両方の視野内に当該指標を差し込み、指標上に第1顕微鏡342および第2顕微鏡344の両方の焦点面が来るように第2ステージ142および透明板をZ方向に移動させてもよい。
位置ZL0は、第2ステージ142のZ軸方向の制御規準位置となる。ここで、第1基板122の表面のZ軸の位置をZUWとし、位置Fから位置ZUWまでの距離をfとする。また、第2基板123の表面のZ軸の位置をZLWとし、位置Fから位置ZLWまでの距離をfとする。第1基板122及び第2基板123の厚さは、貼り合わせる基板の個体差、種類等により変わるので、距離f、fは一定ではない。
図5は、第1基板122の位置を検出するステップS030を示す概略図である。ステップS030において、第2顕微鏡344により第1基板122の表面位置を検出する。制御部148により、第2ステージ142を移動して、第2顕微鏡344の焦点を第1基板122の表面に合わせる。図5に示すように、第2ステージ142が位置ZL1に来たときに、第2顕微鏡344の焦点が第1基板122の表面に合ったとする。制御部148は、このときの第2ステージ142の位置ZL1と位置ZL0との差から距離fを算出する。
この場合に、第2顕微鏡344は、第1基板122の表面に設けられたアライメント用マークを観察して、その位置情報を制御部148に送信する。制御部148は、受信したデータに基づいて、第1ステージ141に保持された第1基板122の位置、向き等を算出して、記憶する。
図6は、第2基板123の位置を検出するステップS040を示す概略図である。ステップS040において、第1顕微鏡342により第2基板123の表面位置を検出する。制御部148により、第2ステージ142を移動して、第1顕微鏡342の焦点を第2基板123の表面に合わせる。図6に示すように、第2ステージ142が位置ZL2に来たときに、第1顕微鏡342の焦点が第2基板123の表面に合ったとする。制御部148は、このときの第2ステージ142の位置ZL2と位置ZL0との差から距離fを算出する。
この場合に、第1顕微鏡342により、第2基板123の表面に設けられたアライメント用マークを観察して、その位置情報を制御部148に送信する。制御部148は、受信したデータに基づいて、第2ステージ142に保持された第2基板123の位置、向き等を算出して、記憶する。
さらに、ステップS050において、制御部148は、上記f及びfに基づいて、第1基板122の表面と第2基板123の表面との間隔を算出する。この場合に、図4に示す状態における、第1基板122の表面と第2基板123の表面との間隔は距離fと距離fとの和(f+f)により求まる。このときの第2ステージ142の位置ZL0は既知であるから、第2ステージ142の任意の位置に対する、そのときの第1基板122の表面と第2基板123の表面との間隔を知ることができる。例えば、ステップS040における第2ステージ142の位置を維持するとした場合に、第2ステージ142は位置ZL0から距離fだけ上昇しているので、このときの第1基板122の表面と第2基板123の表面の間の間隔は、(f+f)−f、すなわち、fとなる。
ステップS060において、制御部148は、算出して記憶した第1基板122及び第2基板123の位置情報に基づいて、第2ステージ142を移動して、第1基板122と第2基板123における接合すべき電極同士の位置が合うように第1基板122と第2基板123とを位置決めする。この場合に、第1基板122及び第2基板123のアラインメントマークの複数の組の位置ずれが統計的に小さくなるように、いわゆるグローバルアラインメントにより位置決めをしてもよい。上記の移動は、X−Y軸面内で平行移動、Z軸の回転移動、およびX軸又はY軸の傾斜移動を含む。
図7は、第1基板122と第2基板123とを重ね合わせるステップS070を示す概略図である。ステップS070において、第2ステージ142を上記ステップS060で求めた間隔fの距離だけ上昇させて、第1基板122と第2基板123を重ね合わせる。これにより、制御部148は、第1基板122の表面と第2基板123の表面との間の間隔を正確に算出できるので、第2ステージ142を正確に制御して、重ね合わせをすることができる。
第1基板122と第2基板123との接触時の衝撃を緩和して、衝撃による基板の破損を防ぐ目的で、制御部148は、算出された第1基板122の表面と第2基板123の表面との間隔よりも所定距離手前まで高速に第2ステージ142を上昇させ、当該所定距離から低速に第2ステージ142を上昇させて、第1基板122と第2基板123を当接させる。例えば、第1基板122と第2基板123が接触する位置の2mm手前まで高速に第2ステージ142を上昇させて、残り2mmの距離を低速で上昇させる。このような制御により、基板を重ね合わせる時間を短縮しつつ、接触時の基板の破損を防ぐことができる。第2ステージ142の上昇速度の制御は、高速段階と低速段階からなる2段階制御でよく、高速から低速まで徐々に減速する方法を用いてもよい。
上述の基板位置検出方法によれば、正確に第1基板122及び第2基板123の表面の位置を検出できるので、第1基板122及び第2基板123の厚さに関わらず正確に第1基板122の表面と第2基板123の表面との距離を算出できる。よって、その距離に合わせて、高速且つ安全に基板を重ね合わせることができる。さらに、第1基板122及び第2基板123の厚さ自体を直接的に計測しなくてよいので、当該計測に用いられる装置そのための時間等を省くことができる。
図8は、バンプ402の間隔を示す概念図である。図8に示すように、第1基板122及び第2基板123には、対応する電極を接合することを目的とするバンプ402が形成されている場合がある。このようなバンプ402には、設計上、一定の高さを有するので、第1基板122及び第2基板123を重ね合わせる場合に、バンプ402の高さも考慮することが好ましい。
例えば、第1基板122のバンプ402の高さa、第2基板123のバンプ402の高さbに対し、ステップS030およびステップS040において、第1基板122及び第2基板123におけるバンプ402のない部位の表面位置を検出して、ステップS050において、第1基板122の表面と第2基板123の表面との間隔を算出して、その間隔から更に高さa及び高さbを引くことにより、バンプ402の間隔Hを算出する。ステップS070において、間隔Hに基づいて第2ステージ142の上昇速度を制御すれば、図9に示すように、高速且つ安全に基板を重ね合わせることができる。
なお、図3に示す基板アラインメント方法において、第2顕微鏡344の内部に指標を設けた場合に、ステップS020において、第2顕微鏡344が投影する指標像を第1顕微鏡342により観察してもよい。即ち、第2ステージ142を移動することにより、第2顕微鏡344の結像面に第1顕微鏡342の焦点を合わせる。この位置において、第1顕微鏡342から第2顕微鏡344が内蔵する指標の指標像を観察することができる。
また、図3に示す基板アラインメント方法において、ステップS030とステップS040との前後順序を入れ替えてもよい。即ち、まず、第2基板123の表面位置を検出してから、第1基板122の表面位置を検出してもよい。
この場合に、第1基板122の表面と第2基板123の表面とのいずれを先に検出するかは、第2ステージ142の上昇量が小さい方を先にすることが好ましい。これにより、その後に第2ステージ142を下げる動作を省略することができ、第2ステージ142を上げる動作から下げる動作に切り替えることに伴う機械のあそびによる位置検出誤差を防ぐことができる。いずれの検出が第2ステージ142の上昇量が小さいかは、第1顕微鏡342の焦点距離、第2顕微鏡344の焦点距離、第1基板122に予想される厚み、第2基板123に予想される厚み等に依存する。特に、第2ステージ142の上昇量は、第1顕微鏡342の焦点距離と第2基板123に予想される厚みとの差、および、第2顕微鏡344の焦点距離と第1基板122に予想される厚みとの差に依存する。よってこれらが予測できる場合には上記二つの差のうち大きいほうに対応する方を先に検出することが好ましい。
なお、上記実施形態において、第1顕微鏡342の焦点距離および第2顕微鏡344の焦点距離はいずれも固定されている。これに代えて、第1顕微鏡342の焦点距離および第2顕微鏡344の焦点距離の一方または両方が可変であってもよく、その場合には、ステップS020からステップS040まで焦点距離を変えないようにすればよい。
また、ステップS050において、距離fと距離fとの和(f+f)を算出して、それに基づいて第1基板122と第2基板123との間隔を算出しているが、これに限られない。例えばステップS040における第2ステージ142の位置を維持するとした場合に、このときの第1基板122の表面と第2基板123の表面との間隔を直接的に、ステップS030で検出した距離fとなる。この場合には和(f+f)を算出しなくても、制御部148は、第2ステージ142をこの状態から距離f分上昇させて、第1基板122と第2基板123とを重ね合わせることができる。
図10は、第1基板122と第2基板123との間隔を算出する他の例を示す。図10において、第1ステージ141には、高さの基準となる基準板390が設けられる。ここで高さとは第1ステージ141と第2ステージ142とが対向する方向、すなわち、図中の上下方向をいう。
図10に示す例において図3のステップS020に代えて、まず、基準板390から第1顕微鏡342の焦点面までの高さ方向の距離d0をゲージ等により観測して調整しておく。次に、制御部148は第2ステージ142を移動させて第2顕微鏡344の焦点面を基準板390に合わせる。これにより、第2顕微鏡344の焦点面を基準板390に合わせた場合の第2ステージ142のZ軸の位置ZL0を取得する。以下、図3のステップS030以降の処理を実行する。ここで、基準板390から第1顕微鏡342の焦点面までの距離d0が既知であるので、図4の位置Fに対する第1顕微鏡342および第2顕微鏡344の間隔に代えて、当該距離d0を用いることにより、ステップS050にて第1基板122の表面と第2基板123の表面との間隔を算出することができる。
図11は、第1基板122と第2基板123との間隔を算出するさらに他の例を示す。図11において、第1ステージ141には、高さの基準となる基準板390が設けられる。第2ステージ142にも、高さの基準となる基準板392が設けられる。ここで高さとは第1ステージ141と第2ステージ142とが対向する方向、すなわち、図中の上下方向をいう。さらに図11に示す例において、第1ステージ141は上基板ホルダ124を介して、厚さが既知の基準基板410を保持するとともに、第2ステージ142は下基板ホルダ125を介して、厚さが既知の基準基板412を保持する。
図11に示す例において図3のステップS020に代えて、まず、基準板390から基準基板410の表面までの高さ方向の距離d1、および、基準板392から基準基板412の表面までの高さ方向の距離d2をゲージ等により観測して調整しておく。次に、図3のステップS020からS070までの処理を実行し、基準基板410、412を重ね合わせる。そのときの第2ステージ142の移動量に基づいて、基準基板410、412を用いた場合における、第2顕微鏡344が第1ステージ141上の基準基板410の表面を観察したときの、基準基板410の表面と基準基板412の表面との距離d3を算出する。
次に、第1ステージ141が上基板ホルダ124を介して第1基板122を保持するとともに、第2ステージ142が下基板ホルダ125を介して第2基板123を保持する。さらに図10の場合と同様に、第1顕微鏡342の焦点面を基準板392に合わせた場合の第2ステージ142の高さと、第1顕微鏡342の焦点面を第2基板123の表面に合わせた場合の第2ステージ142との高さの差d4を算出する。同様に、第2顕微鏡344の焦点面を基準板390に合わせた場合の第2ステージ142の高さと、第2顕微鏡344の焦点面を第1基板122の表面に合わせた場合の第2ステージ142との高さの差d5を算出する。これにより、第2顕微鏡344の焦点面を第1基板122の表面に合わせた第2ステージ142の高さ位置において、第1基板122の表面と第2基板123の表面との間隔は、(d4−d1)+(d5−d2)+d3により算出される。
さらに、図1から図11に示す形態において第1基板122の表面の傾きおよび第2基板123の表面の傾きをさらに考慮してもよい。この場合に、例えば、第2顕微鏡344で第1基板123の複数のアライメント用マーク、例えば3個のアラインメント用マークを観察したときの第2ステージ142の位置(XLi,YLi,ZLi)(i=1,2,3・・・)を取得する。さらにθx,θy,Zcをパラメータとして下記Sを最小化する。下記Sを最小化したときのZcを図5におけるZL1として用いればよい。
=Σ(ZLi−(YLiθx−XLiθy+Zc))
同様に、第1顕微鏡342で第2基板124の複数のアライメント用マーク、例えば3個のアラインメント用マークを観察したときの第2ステージ142の位置(XUi,YUi,ZUi)(i=1,2,3・・・)を取得する。さらにθx,θy,Zcをパラメータとして下記Sを最小化する。下記Sを最小化したときのZcを図5におけるZL2として用いればよい。
=Σ(ZUi−(−YUiθx+XUiθy−Zc))
なお、上述のステージ装置140は、基板貼り合わせ装置100に限らず、他の用途にも使用し得る。また、ステージ装置140において、重ね合わせた第1基板122および第2基板123を加圧および加熱してこれらを接合することにより、加圧部240を省略した基板貼り合わせ装置100を形成することもできる。また、上記実施形態において、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を用いたが、これらの一方または両方を用いずに、第1基板122および第2基板123の一方または両方を直接第1ステージ141等に保持させてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 基板貼り合わせ装置、102 筐体、104 常温部、106 高温部、108 断熱壁、112 基板カセット、114 基板カセット、116 基板カセット、122 第1基板、123 第2基板、124 上基板ホルダ、125 下基板ホルダ、126 プリアライナ、128 基板ホルダラック、130 基板取り外し部、132 ロボットアーム、134 ロボットアーム、140 ステージ装置、141 第1ステージ、142 第2ステージ、145 断熱壁、146 シャッタ、148 制御部、220 エアロック、222 シャッタ、224 シャッタ、230 ロボットアーム、240 加圧部、310 枠体、312 天板、314 支柱、316 底板、342 第1顕微鏡、344 第2顕微鏡、346 指標、352 ガイドレール、354 Xステージ、356 Yステージ、360 昇降部、370 干渉計、372 変位センサー、380 指標像、390 基準板、392 基準板、402 バンプ、410 基準基板、412 基準基板

Claims (16)

  1. 第1基板を保持する第1ステージと、
    前記第1ステージに対向して配され、第2基板を保持する第2ステージと、
    前記第2ステージに保持された前記第2基板の表面を観察する第1顕微鏡と、
    前記第1ステージに保持された前記第1基板の表面を観察する第2顕微鏡と、
    前記第1ステージおよび前記第2ステージの少なくとも一方を他方に対して移動する移動機構と、
    前記第1顕微鏡の焦点面と前記第2基板の表面とを合致させた位置、および、前記第2顕微鏡の焦点面と前記第1基板の表面とを合致させた位置、に基づいて、前記第1ステージに保持された前記第1基板の表面と前記第2ステージに保持された前記第2基板の表面との間隔を算出する算出部と
    を備える基板貼り合わせ装置。
  2. 前記移動機構は、前記第1顕微鏡の焦点面と前記第2顕微鏡の焦点面とを合致させた位置まで前記第1ステージおよび前記第2ステージの前記一方を移動し、
    前記算出部は、前記第1顕微鏡の焦点面と前記第2顕微鏡の焦点面とを合致させたときの前記第1ステージと前記第2ステージとの距離をさらに用いて、前記第1基板の表面と前記第2基板の表面との間隔を算出する請求項1に記載の基板貼り合わせ装置。
  3. 前記第1顕微鏡および前記第2顕微鏡は、共通の指標を観察することにより、前記第1顕微鏡の焦点面と前記第2顕微鏡の焦点面とを合致させる請求項2に記載の基板貼り合わせ装置。
  4. 前記第1顕微鏡および前記第2顕微鏡は、前記第1顕微鏡および前記第2顕微鏡の一方から投影した指標を他方で観察することにより、前記第1顕微鏡の焦点面と前記第2顕微鏡の焦点面とを合致させる請求項2に記載の基板貼り合わせ装置。
  5. 前記第1ステージおよび前記第2ステージのいずれか一方は、対向する方向の高さの基準となる基準板を有し、
    前記移動機構は、前記第1顕微鏡および前記第2顕微鏡のうち前記基準板に対向して配されている一方の焦点面を前記基準板上に合致させた位置まで、前記第1ステージおよび前記第2ステージのいずれか一方を移動し、
    前記算出部は、前記第1顕微鏡および前記第2顕微鏡のうちの前記一方の焦点面を前記基準板上に合致させたときの前記第1ステージと前記第2ステージとの距離をさらに用いて、前記第1基板の表面と前記第2基板の表面との間隔を算出する請求項1に記載の基板貼り合わせ装置。
  6. 前記算出部は、算出に先立って、前記第1顕微鏡および前記第2顕微鏡のうちの他方の焦点面と前記基準板と前記対向する方向の距離を取得する請求項5に記載の基板貼り合わせ装置。
  7. 前記算出部は、前記第1顕微鏡で観察した前記第2基板の表面の傾きおよび前記第2顕微鏡で観察した前記第1基板の表面の傾きをさらに用いて、前記第1基板の表面と前記第2基板の表面との間隔を算出する請求項1から6のいずれかに記載の基板貼り合わせ装置。
  8. 前記算出部は、前記第1基板の表面および前記第2基板の表面の少なくとも一方に配されたバンプの高さをさらに用いて、前記第1基板の表面と前記第2基板の表面との間隔を算出する請求項1から7のいずれかに記載の基板貼り合わせ装置。
  9. 前記移動機構は、前記算出部により算出された前記間隔に基づいて前記第1ステージおよび前記第2ステージを互いに近接させて前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせる請求項1から8のいずれかに記載の基板貼り合わせ装置。
  10. 前記移動機構は、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせる場合に、前記算出部により算出された前記第1基板の表面と前記第2基板の表面との間隔よりも所定距離手前において前記第1ステージおよび前記第2ステージを互いに近接させる速度を減速する請求項9に記載の基板貼り合わせ装置。
  11. 前記第1ステージおよび前記第2ステージの少なくとも一方は、複数の基板が積層されて形成された前記第1基板または前記第2基板を保持する請求項1から10のいずれかに記載の基板貼り合わせ装置。
  12. 前記第1顕微鏡は前記第1ステージに相対的に固定されると共に、前記第2顕微鏡は前記第2ステージに相対的に固定される請求項1から11のいずれかに記載の基板貼り合わせ装置。
  13. 第1顕微鏡の焦点面と、第1基板を保持した第1ステージに対向している第2ステージに保持された第2基板の表面とを合致させたときの前記第1ステージと前記第2ステージの相対的な位置を検出するステップと、
    第2顕微鏡の焦点面と前記第1基板の表面とを合致させたときの前記第1ステージと前記第2ステージの相対的な位置を検出するステップと、
    前記第1顕微鏡の焦点面と前記第2基板の表面とを合致させた位置、および、前記第2顕微鏡の焦点面と前記第1基板の表面とを合致させた位置、に基づいて、前記第1ステージに保持された前記第1基板の表面と前記第2ステージに保持された前記第2基板の表面との間隔を算出するステップと
    を備える基板貼り合わせ方法。
  14. 前記算出するステップにより算出された前記間隔に基づいて前記第1ステージおよび前記第2ステージを互いに近接させて前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせるステップをさらに備える請求項13に記載の基板貼り合わせ方法。
  15. 前記第1ステージに第1の基準の厚みを有する第1基準板を保持して、前記第2顕微鏡の焦点面と前記第1基準板の表面とを合致させたときの前記第1ステージと前記第2ステージの相対的な位置を検出するステップと、
    前記第2ステージに第2の基準の厚みを有する第2基準板を保持して、前記第1顕微鏡の焦点面と前記第2基準板の表面とを合致させたときの前記第1ステージと前記第2ステージの相対的な位置を検出するステップと
    をさらに備え、
    前記間隔を算出するステップにおいて、前記第2顕微鏡の焦点面と前記第1基準板の表面とを合致させたときの前記第1ステージと前記第2ステージの相対的な位置、および、前記第1顕微鏡の焦点面と前記第2基準板の表面とを合致させたときの前記第1ステージと前記第2ステージの相対的な位置、にさらに基づいて前記間隔を算出する請求項13または14に記載の基板貼り合わせ方法。
  16. 第1顕微鏡の焦点面内で、第1基板を保持した第1ステージに対向した第2ステージに保持された第2基板の表面を観察するステップと、
    前記第2基板の表面を観察するステップにおける前記第1ステージと前記第2ステージとの第1の相対位置を検出するステップと、
    第2顕微鏡の焦点面内で前記第1基板の表面を観察するステップと、
    前記第1基板の表面を観察するステップにおける前記第1ステージと前記第2ステージとの第2の相対位置から、前記第1の相対位置を検出するステップにおいて検出された前記第1の相対位置に対応する距離分を前記第1ステージと前記第2ステージとを近接させることにより、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせるステップと
    を備える基板貼り合わせ方法。
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