JP6098148B2 - アライメント装置、貼り合わせ装置および位置合わせ方法 - Google Patents

アライメント装置、貼り合わせ装置および位置合わせ方法 Download PDF

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Description

本発明は、アライメント装置、位置合わせ方法、及び、積層半導体装置に関する。
アライメントマークを顕微鏡等によって観察して位置を取得することにより、貼り合わされる一対の基板の位置合わせするアライメント装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
[特許文献1] 特開2009−245963号公報
しかしながら、アライメントマークの位置によって基板と基板とを位置合わせするので、アライメントマークとバンプ等の接続部とが予め定められた位置関係からずれていると、基板上に形成された接続部同士が適切に位置合わせされないといった課題がある。
本発明の第1の態様においては、第1の部材と第2の部材とを互いに位置合わせするアライメント装置であって、前記第1の部材に設けられた構造物の実測の位置である構造物実測位置と、前記1の部材に配された、前記第2の部材との位置合わせに用いられるアライメントマークの実測の位置であるマーク実測位置と、前記構造物の設計上の位置である構造物設計位置とに関係する位置関係情報を取得する取得部と、取得した位置関係情報、及び、前記第1の部材のアライメントマークの位置、前記第2の部材のアライメントマークの位置を用いて、前記第1の部材及び前記第2の部材とを位置合わせする位置合わせ部とを備え、前記位置合わせ部は、前記構造物が前記第2の部材の予め定められた位置に重なるように、前記第1の部材と前記第2の部材との位置合わせするアライメント装置を提供する。
本発明の第2の態様においては、第1の部材と第2の部材とを互いに位置合わせする位置合わせ方法であって、前記第1の部材に設けられた構造物の実測の位置である構造物実測位置と、前記1の部材に配された、前記第2の部材との位置合わせに用いられるアライメントマークの実測の位置であるマーク実測位置と、前記構造物の設計上の位置である構造物設計位置とに関連する位置関係情報を取得する取得段階と、取得した位置関係情報、及び、前記第1の部材のアライメントマークの位置、前記第2の部材のアライメントマークの位置を用いて、前記第1の部材及び前記第2の部材とを位置合わせする位置合わせ段階とを備え、前記位置合わせ段階では、前記構造物が前記第2の部材の予め定められた位置に重なるように、前記第1の部材と前記第2の部材との位置合わせするを提供する。
本発明の第3の態様においては、上述のアライメント装置によって位置合わせされた一対の基板を個片化することによって製造された積層半導体装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
基板貼り合わせ装置10の全体構成図である。 基板貼り合わせ装置10による貼り合わせ基板95の貼り合せ工程を説明する図である。 基板貼り合わせ装置10による貼り合わせ基板95の貼り合せ工程を説明する図である。 基板貼り合わせ装置10による貼り合わせ基板95の貼り合せ工程を説明する図である。 基板貼り合わせ装置10による貼り合わせ基板95の貼り合せ工程を説明する図である。 アライメント装置28の側面図である。 アライメント装置28の制御系を説明するブロック図である。 アライメント装置28による位置合わせ工程のフローチャートである。 アライメント装置28による位置合わせ工程のフローチャートである。 バンプBa同士の位置合わせに必要なバンプ移動量を説明する図である。 本実施形態を適用する基板90をクラスタClに分割した状態を説明する図である。 1個のクラスタCl内でのアライメントマークMとバンプBaの位置ずれを説明する図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、基板貼り合わせ装置10の全体構成図である。基板貼り合わせ装置10は、2枚の基板90、90を貼り合わせて、貼り合わせ基板95を製造する。尚、基板貼り合わせ装置10が、3枚以上の基板90を貼り合わせて、貼り合わせ基板95を製造してもよい。
図1に示すように、基板貼り合わせ装置10は、大気環境部14と、真空環境部16と、制御部18と、複数の基板カセット20とを備える。
大気環境部14は、環境チャンバ12と、基板ホルダラック22と、ロボットアーム24、30、31と、プリアライナ26と、アライメント装置28と、レール32とを有する。環境チャンバ12は、大気環境部14を囲むように形成されている。環境チャンバ12に囲まれた領域は、空気調整機等に連通されて、温度管理される。これにより、基板90と基板90との位置合わせの精度が向上する。
基板カセット20は、基板貼り合わせ装置10において貼り合わされる基板90及び貼り合わせ基板95を収容する。基板貼り合わせ装置10によって貼り合わされる基板90は、単体のシリコンウエハ等の半導体基板、化合物半導体ウエハ、ガラス基板等の他、それらに素子、回路、端子等が形成されていてもよい。
基板ホルダラック22は、重ね合わせ基板92及び貼り合わせ基板95を上下方向から保持する複数対の基板ホルダ94を収容する。尚、重ね合わせ基板92とは、貼り合わされる前の重ね合わされた一対の基板90のことである。基板ホルダ94は、基板90を静電吸着により保持する。尚、基板ホルダ94は基板90を真空吸着により保持してもよい。基板ホルダラック22は、真空環境部16から搬送された貼り合わせ基板95を基板ホルダ94から分離する。
ロボットアーム24は、基板カセット20に装填されている基板90と、基板ホルダラック22に装填されている基板ホルダ94をプリアライナ26に搬送する。ロボットアーム24は、プリアライナ26上で基板90を保持した基板ホルダ94を、後述するアライメント装置28の移動ステージ38へと搬送する。ロボットアーム24は、連続して搬送する2組の基板90及び基板ホルダ94のうち、一方を裏返して、移動ステージ38へと搬送する。ロボットアーム24は、基板ホルダラック22によって基板ホルダ94から分離された貼り合わせ基板95を基板カセット20の何れかに搬送する。
プリアライナ26は、アライメント装置28に基板90を装填する場合に、高精度であるがゆえに、狭いアライメント装置28の調整範囲にそれぞれの基板90が装填されるように、個々の基板90の基板ホルダ94に対する位置を仮合わせする。これにより、アライメント装置28における基板90の位置決めが、迅速且つ正確にできる。
アライメント装置28は、ロボットアーム24とロボットアーム30との間に配置されている。アライメント装置28は、一対の基板90を位置合わせする。アライメント装置28は、枠体34と、固定ステージ36と、移動ステージ38とを有する。移動ステージ38は、水平面及び鉛直方向に移動する。これにより、移動ステージ38は、ロボットアーム24によって裏返されて搬送された基板90及び基板ホルダ94を固定ステージ36へと受け渡す。また、移動ステージ38は、ロボットアーム24から裏返されることなく搬送された基板90及び基板ホルダ94を移動させて、固定ステージ36の基板90と位置合わせする。その他のアライメント装置28の詳細は後述する。
ロボットアーム30は、移動ステージ38によって位置合わせされた一対の基板90を含む基板ホルダ94を真空吸着して、真空環境部16へと搬送する。ロボットアーム30は、貼り合わせ基板95を真空環境部16からロボットアーム31へと搬送する。ロボットアーム31は貼り合わせ基板95をレール32に沿って基板ホルダラック22へと搬送する。
真空環境部16は、基板貼り合わせ装置10の貼り合わせ工程において、高温且つ真空状態に設定される。真空環境部16は、ロードロック室48と、一対のアクセスドア50及びゲートバルブ52と、ロボットアーム54と、3個の収容室55と、3個の加熱加圧装置56と、ロボットアーム58と、冷却室60とを備える。尚、加熱加圧装置56の個数は、3個に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
ロードロック室48は、大気環境部14と真空環境部16とを連結する。ロードロック室48は、真空状態及び大気圧に設定できる。ロードロック室48の大気環境部14側及び真空環境部16側には、一対の基板ホルダ94に保持された重ね合わせ基板92及び貼り合わせ基板95を搬送可能に開口が形成されている。
アクセスドア50は、ロードロック室48の大気環境部14側の開口を開閉する。ゲートバルブ52は、ロードロック室48の真空環境部16側の開口を開閉する。ロボットアーム54は、ロボットアーム30によりロードロック室48に搬入された重ね合わせ基板92を何れかの加熱加圧装置56へと搬入する。
収容室55はゲートバルブ57を有し、ゲートバルブ57を介してロボットチャンバ53と連結されている。収容室55は、重ね合わせ基板92及び貼り合わせ基板95を搬入及び搬出するために、ゲートバルブ57を開閉する。
3個の加熱加圧装置56は、ロボットアーム54を中心として放射状に配置されている。加熱加圧装置56は、重ね合わせ基板92を挟みつつ加熱及び加圧して貼り合わせる。加熱加圧装置56は、ロードロック室48から搬入された重ね合わせ基板92を貼り合わせることができる。また、加熱加圧装置56は貼り合わせ基板95を冷却することもできる。
ロボットアーム58は、ロボットチャンバ53の中心に回動可能に配置されている。これにより、ロボットアーム58は、貼り合わせ基板95を加熱加圧装置56から冷却室60へと搬送する。また、ロボットアーム58は、貼り合わせ基板95を冷却室60からロードロック室48へと搬送する。
冷却室60は、冷却機能を有する。これにより、冷却室60は、ロボットアーム58によって接合された貼り合わせ基板95を冷却する。冷却室60は、ゲートバルブ57を介してロボットチャンバ53と連結されている。制御部18は、基板貼り合わせ装置10の全体の動作を制御する。
図2から図5は、基板貼り合わせ装置10による貼り合わせ基板95の貼り合せ工程を説明する図である。貼り合わせ工程では、まず、ロボットアーム24が、基板ホルダ94を基板ホルダラック22からプリアライナ26へと搬送する。ロボットアーム24は、基板90を基板カセット20の何れかからプリアライナ26の基板ホルダ94上に搬送する。プリアライナ26は、基板ホルダ94に対する基板90の位置を仮合わせする。この後、基板ホルダ94が、基板90を保持する。
次に、図2に示すように、ロボットアーム24は、基板90及び基板ホルダ94を裏返して、プリアライナ26から移動ステージ38へ搬送する。移動ステージ38は、基板90及び基板ホルダ94を固定ステージ36へと受け渡す。同様に、ロボットアーム24は、基板ホルダ94、基板90の順でプリアライナ26に搬送する。これにより、基板ホルダ94が、基板90を保持する。この後、図3に示すように、ロボットアーム24は、裏返すことなく、基板90及び基板ホルダ94を移動ステージ38へと搬送する。
次に、移動ステージ38は、基板90及び基板ホルダ94を保持しつつ、基板90及び基板ホルダ94を保持する固定ステージ36の下方へと移動する。これにより、移動ステージ38の基板90と、固定ステージ36の基板90とが互いに位置合わせされる。
次に、図4に示すように、移動ステージ38が、上方へと移動して、移動ステージ38の基板90の上面と固定ステージ36の基板90の下面とが合わされる。この後、ロボットアーム30が、移動ステージ38上の重ね合わせ基板92を基板ホルダ94で挟んだ状態で、ロードロック室48へと搬送する。ロボットアーム54は、重ね合わせ基板92をロードロック室48から加熱加圧装置56へと搬入する。
次に、加熱加圧装置56は、重ね合わせ基板92を結合温度まで加熱した後、結合温度を維持しつつ、重ね合わせ基板92を上下方向から加圧する。これにより、重ね合わせ基板92の一対の基板90が、貼り合わされて貼り合わせ基板95となる。この後、貼り合わせ基板95を、一定の温度まで冷却した後、ロボットアーム58が、貼り合わせ基板95を冷却室60へと搬入する。冷却室60は貼り合わせ基板95を更に冷却する。ロボットアーム58は、冷却された貼り合わせ基板95を基板ホルダ94とともに、冷却室60からロードロック室48へと搬送する。
次に、ロボットアーム30が、貼り合わせ基板95をロードロック室48から搬出して、ロボットアーム31へ受け渡す。ロボットアーム31は、基板ホルダラック22へと貼り合わせ基板95を搬送する。図5に示すように、貼り合わせ基板95が、基板ホルダラック22によって、基板ホルダ94から分離される。この後、ロボットアーム24が、貼り合わせ基板95を基板カセット20の何れかに搬出する。これにより、基板貼り合わせ装置10による貼り合わせ工程が終了して、貼り合わせ基板95が完成する。この後、図5に示す点線に沿って、貼り合わせ基板95が個片化されて積層半導体装置96が完成する。
図6は、アライメント装置28の側面図である。図6に矢印で示すXYZをアライメント装置28のXYZ方向とする。
アライメント装置28は、上述した枠体34、固定ステージ36、及び、移動ステージ38に加えて、観察部の一例である上顕微鏡70と、観察部の一例である下顕微鏡72とを有する。
枠体34は、固定ステージ36及び移動ステージ38を囲むように形成されている。枠体34は、天板74と、底板75と、側壁76とを有する。天板74及び底板75は、互いが平行となるように水平に配置されている。側壁76は、天板74及び底板75を結合する。側壁76の基板カセット20側の面と、側壁76の真空環境部16側の面は、基板90、重ね合わせ基板92及び貼り合わせ基板95を搬入及び搬出可能に、開口されている。
固定ステージ36は、天板74の下面に固定されている。固定ステージ36は、移動ステージ38よりも高い位置に設けられている。固定ステージ36の下面は、基板90を保持した状態でロボットアーム24により裏返されて移動ステージ38により載置された基板ホルダ94を真空吸着する。尚、固定ステージ36の下面は基板ホルダ94を静電吸着してもよい。
移動ステージ38は、底板75の上面に載置されている。移動ステージ38は、ガイドレール78と、Xステージ80と、Yステージ82と、昇降部84と、微動ステージ85と、吸着部86とを有する。
ガイドレール78は、底板75に固定されている。ガイドレール78は、X方向に延びる。Xステージ80は、底板75上に配置されている。Xステージ80は、ガイドレール78に案内されつつX方向に移動する。Yステージ82は、Xステージ80上に配置されている。Yステージ82は、Xステージ80上のガイドレールに沿ってY方向に移動する。昇降部84は、Yステージ82の上面に固定されている。昇降部84は、吸着部86を上下に昇降させる。微動ステージ85は、吸着部86をXY方向に移動させるとともに、吸着部86を鉛直軸の周りで回転させる。尚、微動ステージ85のXY方向の移動は、Xステージ80及びYステージ82の移動に比べて、微小ピッチでありかつ可動範囲も小さい。
吸着部86の上面は、基板90を保持した基板ホルダ94を真空吸着する。吸着部86に吸着された基板90に配されたバンプBaは、固定ステージ36に吸着された基板90に配されたバンプBaと電気的に接合される。バンプBaは、構造物の一例であって、接続部の一例である。尚、吸着部86の上面は、基板ホルダ94を静電吸着してもよい。また、吸着部86は、ロボットアーム24によって裏返され、固定ステージ36に受け渡す基板90及び基板ホルダ94をピンによって浮かせつつ保持する。吸着部86は、昇降部84の上面に固定されている。吸着部86は、Xステージ80、Yステージ82及び昇降部84によって、XYZ方向に移動される。これにより、吸着部86によって吸着された基板90が、固定ステージ36に吸着された基板90と位置合わせされた後、重ね合わされた状態で仮接合される。基板90と基板90は、接着剤によって仮接合してもよく、プラズマによって仮接合してもよい。尚、基板90と基板90は、単に重ね合わせただけでもよい。
上顕微鏡70は、天板74に固定されている。上顕微鏡70は、固定ステージ36と間隔をあけて配置されている。上顕微鏡70は、移動ステージ38の吸着部86に吸着された基板90に形成されたアライメントマークMを観察して撮像する。吸着部86に吸着された基板90に配されたアライメントマークMは、基板90の位置を算出して、固定ステージ36の基板90と貼り合わせにおける位置合わせに用いられる。アライメントマークMは、上顕微鏡70によって観察できる基板90の上面に形成されている。上顕微鏡70は、撮像したアライメントマークMの画像を出力する。
下顕微鏡72は、Yステージ82上に固定されている。下顕微鏡72は、昇降部84と間隔をあけて配置されている。従って、下顕微鏡72は、昇降部84及び吸着部86とともに、XY方向に移動する。下顕微鏡72は、固定ステージ36に吸着された基板90に形成されたアライメントマークMを観察して撮像する。アライメントマークMは、下顕微鏡72によって観察できる基板90の下面に形成されている。下顕微鏡72は、撮像したアライメントマークMの画像を出力する。
図7は、アライメント装置28の制御系を説明するブロック図である。図7に示すように、アライメント装置28は、制御部100と、格納部102とを更に備える。尚、制御部100は、制御部18が兼ねてもよい。制御部100の一例は、コンピュータである。制御部100は、取得部110と、位置関係算出部112と、位置合わせ部114とを有する。制御部100は、格納部102に格納された位置合わせプログラムを読み込むことによって、取得部110、位置関係算出部112、及び、位置合わせ部114として機能する。
取得部110は、上顕微鏡70及び下顕微鏡72と情報を送受信可能に接続されている。取得部110は、同じ数のアライメントマークMを上顕微鏡70及び下顕微鏡72に観察させて、アライメントマークMの画像を生成させる。取得部110は、アライメントマークMの画像を上顕微鏡70及び下顕微鏡72から取得する。アライメントマークMの画像は、アライメントマークMの実測の位置であるマーク実測位置に関係する位置関係情報の一例である。
また、取得部110は、バンプBaを基板90に形成するバンプ製造装置120及びバンプBa等のパターンを露光する露光装置122等の外部機器と情報を送受信可能に接続されている。取得部110は、バンプ製造装置120または露光装置122等の外部機器からアライメントマークMに対するバンプBaのバンプ実測相対位置及びバンプ設計位置を取得する。バンプ実測相対位置の一例は、実際に観察された実測によるアライメントマークMに対するバンプBaの相対位置である。バンプ設計位置の一例は、設計上の理想的な基板90上のバンプBaの位置である。バンプ実測相対位置及びバンプ設計位置は、各基板90毎に取得してもよく、同じ製造工程に最初の基板90だけを取得してもよく、同じ製造工程の最初の複数枚の基板について取得してもよい。取得部110は、基板90と関連付けられたバンプ実測相対位置及びバンプ設計位置を取得する。取得部110は、取得したアライメントマークMの画像、及び、バンプBaのバンプ実測相対位置及びバンプ設計位置を位置関係算出部112に出力する。バンプ実測相対位置は、バンプの実測の位置であるバンプ実測位置と関連する位置関係情報の一例である。
位置関係算出部112は、上顕微鏡70及び下顕微鏡72が撮像したアライメントマークMの画像を取得部110から取得する。位置関係算出部112は、取得したアライメントマークMの画像からアライメントマークMのマーク実測位置を算出する。マーク実測位置とは、固定ステージ36及び移動ステージ38の基準点からの位置である。基準点の一例は、固定ステージ36及び移動ステージ38の中心である。位置関係算出部112は、基準点からの位置と、上顕微鏡70及び下顕微鏡72の視野の中心に対するアライメントマークMの位置からマーク実測位置を算出する。位置関係算出部112は、格納部102からアライメントマークMのマーク設計位置を取得する。位置関係算出部112は、アライメントマークMをマーク設計位置の近傍に移動させるために必要な移動ステージ38による基板90の移動量であるマーク移動量を、マーク実測位置及びマーク設計位置から算出する。ここで、製造工程上の誤差及び基板90の撓み等の要因によって、全てのアライメントマークMを正確にマーク設計位置に移動させることはできない。従って、位置関係算出部112は、移動後の全てのアライメントマークMの位置とマーク設計位置との相違が、小さくなるようにマーク移動量を算出する。
位置関係算出部112は、アライメントマークMに対する実測されたバンプBaの位置であるバンプ実測相対位置及びバンプ設計位置を取得部110から取得する。位置関係算出部112は、算出したアライメントマークMの実測位置と、取得したバンプBaのバンプ実測相対位置から、基準点に対するバンプBaの実測の位置であるバンプ実測位置を算出する。
位置関係算出部112は、バンプBaをバンプ設計位置の近傍に移動させるために必要な移動ステージ38による基板90の移動量であるバンプ移動量を、バンプ実測位置及びバンプ設計位置から算出する。上述の要因によって、全てのバンプBaを設計位置に正確に移動させることはできない。従って、位置関係算出部112は、移動後の全てのバンプBaの位置であるバンプ移動位置とバンプ設計位置との相違が、小さくなるようにバンプ移動量を算出する。
位置関係算出部112は、マーク移動量及びバンプ移動量から移動量を算出して位置合わせ部114に出力する。移動量は、バンプBa同士を位置合わせするのに必要な移動ステージ38の移動量である。換言すれば、移動量は、固定ステージ36の基板90のバンプBaと移動ステージ38の基板90のバンプBaとの相対位置関係の一例である。
位置合わせ部114は、位置関係算出部112から取得した移動量を取得する。位置合わせ部114は、取得した移動量に基づいて、移動ステージ38を移動させて、バンプBa同士を位置合わせする。
格納部102は、アライメントマークMのマーク設計位置を格納する。また、格納部102は、制御部100を機能させる位置合わせプログラムを格納する。
図8は、アライメント装置28による位置合わせ工程のフローチャートである。図9は、アライメントマークM同士の位置合わせに必要なマーク移動量を説明する図である。図10は、バンプBa同士の位置合わせに必要なバンプ移動量を説明する図である。
図8に示すように、位置合わせ工程では、取得部110は、バンプ実測相対位置及びバンプ設計位置をバンプ製造装置120または露光装置122等の外部機器から取得して、位置関係算出部112へと出力する(S10)。取得部110は、アライメントマークMの画像を上顕微鏡70及び下顕微鏡72から取得して、位置関係算出部112へと出力する(S12)。
位置関係算出部112は、取得したアライメントマークMの画像から、アライメントマークMのマーク実測位置を算出する(S14)。位置関係算出部112は、アライメントマークMのマーク設計位置を格納部102から取得する(S16)。
位置関係算出部112は、バンプ実測相対位置、バンプ設計位置、マーク実測位置、及び、マーク設計位置から移動量を算出する(S18)。
移動量の算出では、まず、位置関係算出部112は、マーク移動量を算出する。図9に示すように、本実施形態では、3個のアライメントマークMのマーク移動量を算出する例について説明する。ここでは、まず、移動ステージ38の基板90のマーク移動量を算出する方法を説明する。移動ステージ38の基板90の3個のアライメントマークMのマーク設計位置、マーク実測位置の座標をそれぞれ(XMdan、YMdan)、(XMdbn、YMdbn)とする。また、実測位置の3個のアライメントマークMをマーク移動量だけ移動させた後の位置であるマーク移動位置の座標を(XMdcn、YMdcn)とする。ただし、n=1、2、3である。マーク移動量を(SMdx、SMdy、θMd)とする。尚、SMdxは、移動ステージ38のX方向の移動量である。SMdyは、移動ステージ38のY方向の移動量である。θMdは、鉛直軸の周りの移動ステージ38の回転角度である。
マーク実測位置及びマーク移動位置の関係が、移動ステージ38がXYθに移動できることに対応して、マーク移動量を用いて次式で表される。
Figure 0006098148
さらに、式(2)の残差平方和を最少とするマーク移動量(SMdx、SMdy、θMd)を算出する。
Figure 0006098148
以上により、位置関係算出部112は、式(1)、式(2)を用いて、全てのマーク設計位置に対する全てのマーク移動位置の差が統計的に最少になるマーク移動量(SMdx、SMdy、θMd)を算出する。
次に、移動量の算出では、位置関係算出部112は、移動ステージ38の基板90のバンプ移動量を算出する。図10に示すように、本実施形態では、3個のバンプBaのマーク移動量を算出する例について説明する。移動ステージ38の基板90の3個のバンプBaのバンプ設計位置、バンプ実測位置の座標をそれぞれ(XBdan、YBdan)、(XBdbn、YBdbn)とする。また、バンプ実測位置の3個のバンプBaをバンプ移動量だけ移動させた後の位置であるバンプ移動位置の座標を(XBdcn、YBdcn)とする。ただし、n=1、2、3である。バンプ移動量を(SBdx、SBdy、θBd)とする。尚、SBdxは、移動ステージ38のX方向の移動量である。SBdyは、移動ステージ38のY方向の移動量である。θBdは、鉛直軸の周りの移動ステージ38の回転角度である。
位置関係算出部112は、下記の式(3)、式(4)を用いて、全てのバンプ設計位置に対する全てのバンプ移動位置の差が統計的に最少になるバンプ移動量(SBdx、SBdy、θBd)を算出する。
Figure 0006098148
Figure 0006098148
位置関係算出部112は、固定ステージ36の基板90のアライメントマークMのマーク設計位置、マーク実測位置、マーク移動位置の座標をそれぞれ(XMuan、YMuan)、(XMubn、YMdbn)、(XMucn、YMucn)として、式(1)及び式(2)を用いて同様にマーク移動量(SMux、SMuy、θMu)を算出する。
位置関係算出部112は、固定ステージ36の基板90のバンプBaのバンプ設計位置、バンプ実測位置、バンプ移動位置の座標をそれぞれ(XBuan、YBuan)、(XBubn、YBdbn)、(XBucn、YBucn)として、式(1)及び式(2)を用いて同様にバンプ移動量(SBux、SBuy、θBu)を算出する。
位置関係算出部112は、それぞれ算出した2個のマーク移動量及び2個のバンプ移動量を式(5)に代入して、移動量(Sx、Sy、θ)を算出して、位置合わせ部114に出力する。
Figure 0006098148
位置合わせ部114は、位置関係算出部112から取得した移動量に合わせて、移動ステージ38を移動させる(S20)。これにより、固定ステージ36の基板90のバンプBaと移動ステージ38の基板90のバンプBaとが、位置合わせされる。この後、位置合わせ部114は、移動ステージ38を上昇させることにより、バンプBa同士を接触させる。
上述したように、アライメント装置28では、位置関係算出部112は、アライメントマークMとバンプBaとの位置関係情報である実測相対位置から、バンプ同士を位置合わせするのに必要な移動量を算出している。これにより、アライメント装置28は、バンプBaがアライメントマークMを基準とすることなく配されていても、正確にバンプ同士を位置合わせできる。
次に、上述した実施形態の一部を変更したアライメント装置28について説明する。本実施形態によるアライメント装置28では、バンプBaのバンプ実測位置の一部を仮想的に算出する。
図11は、本実施形態を適用する基板90をクラスタClに分割した状態を説明する図である。図12は、1個のクラスタCl内でのアライメントマークMとバンプBaの位置ずれを説明する図である。
図11に示すように、本実施形態のアライメント装置28では、位置関係算出部112が、最初の組の基板90を仮想的な複数のクラスタClに分割する。ここでは、分割されたクラスタClの数を4個とする。各クラスタClには、3個のアライメントマークMa1からMa3、・・、Md3からMd3が形成されている。取得部110は、クラスタClごとに複数のアライメントマークMを上顕微鏡70及び下顕微鏡72に観察させて撮像させる。位置関係算出部112は、例えば、取得部110からクラスタClaのアライメントマークMaの画像を取得すると、アライメントマークMa1からMa3のマーク実測位置を算出する。図12に示すように、位置関係算出部112は、アライメントマークMa1からMa3のマーク実測位置からクラスタ中心MCを算出する。
次に、位置関係算出部112は、取得部110を介して、外部機器からバンプBaのバンプ実測相対位置を取得する。位置関係算出部112は、アライメントマークMのマーク実測位置及びバンプ実測相対位置から実測されたバンプBaのクラスタ内での位置であるバンプ実測位置を算出する。バンプ設計位置及びバンプ実測位置をそれぞれ(XB2an、YB2an)、(XB2bn、YB2bn)とする。ただし、n=1、2・・である。位置関係算出部112は、クラスタ毎にバンプ設計位置とバンプ実測位置との誤差であるクラスタ誤差を算出する。クラスタ誤差を(SDx、SDy、θD)とする。SDx及びSDyは、クラスタ誤差のXY成分である。θDは、クラスタClの中心を通る鉛直軸の周りのクラスタ誤差の角度成分である。
バンプ実測位置からクラスタ誤差だけ修正したバンプの位置をバンプ修正位置(XB2cn、YB2cn)とする。バンプ実測位置(XB2bn、YB2bn)とバンプ修正位置(XB2cn、YB2cn)との関係は、次の式(6)で表すことができる。
Figure 0006098148
さらに、式(7)の残差平方和を最少とするクラスタ誤差(SB2x、SB2y、θB2)を算出する。
Figure 0006098148
以上より、位置関係算出部112は、下記の式(6)、式(7)を用いて、クラスタCl内の全てのバンプ設計位置に対する全てのバンプ修正位置の差が統計的に最少になるクラスタ誤差(SB2x、SB2y、θB2)を算出する。
位置関係算出部112は、他のクラスタのクラスタ誤差を同様に算出する。位置関係算出部112は、2組目以降の基板90において、1組目のアライメントマークMと設計位置が同じアライメントマークMのマーク実測位置を算出した後、クラスタ誤差、バンプ実測相対位置、及び、マーク実測位置から、各クラスタCl内のバンプBaの仮想のバンプ実測位置を算出する。これにより、位置関係算出部112は、バンプのバンプ実測位置の算出に必要な時間を低減できる。この後、位置関係算出部112は、仮想のバンプのバンプ実測位置を上述したバンプ実測位置として適用して、バンプ同士を位置合わせするのに必要な移動量を上述の方法によって算出する。
尚、位置関係算出部112は、いずれかのクラスタClのバンプ実測位置と、1組目の同じクラスタClのバンプ実測位置との誤差であるバンプ位置誤差が、予め定められたバンプ位置閾値未満の場合、仮想のバンプ実測位置を算出するようにしてもよい。これにより、位置関係算出部112は、1組目の基板90のバンプ実測位置と、相関関係のあるバンプ実測位置の基板90のみに仮想のバンプ実測位置を算出することになり、バンプの実測位置の算出時間を短縮しつつ、位置合わせの精度を維持できる。
また、位置関係算出部112は、1組目と2組目以降のいずれかの基板90のアライメントマークMのマーク実測位置に相関関係がある場合、アライメントマークMの実測位置の算出を減らしてもよい。例えば、位置関係算出部112は、1組目と2組目以降のいずれかの基板90のアライメントマークMのマーク実測位置との間のマーク位置誤差がマーク位置閾値未満の場合、1組目と2組目の基板90のアライメントマークMのマーク実測位置に相対関係があると判定する。
更に、位置関係算出部112は、マーク実測位置に相対関係があると判定すると、2組目以降の基板90において、算出するアライメントマークMのマーク実測位置の個数を、最初の組の個数よりも減らす。この場合、上顕微鏡70及び下顕微鏡72は、最初の組で観察したアライメントマークMに対応するアライメントマークMを2組目以降の基板90において観察する。位置関係算出部112は、2組目以降の基板90では、観察したアライメントマークMから残りのアライメントマークMの仮想のマーク実測位置を算出する。これにより、位置関係算出部112は、アライメントマークMを実測する時間を低減することができるので、移動量を算出する時間を低減できる。
上述の実施形態では、取得部110が、バンプ実測相対位置を位置関係情報として取得する例を示したが、バンプを配する工程において、基準としたバンプ基準マークに関する情報をバンプ実測位置に関連する位置関係情報として取得してもよい。バンプ基準マークに関する情報の一例は、アライメントマークMに対する実測されたバンプ基準マークの相対位置の情報である。位置関係算出部112は、バンプ基準マークからバンプ実測相対位置またはバンプ実測位置を算出する。
上述の実施形態では、バンプが形成されている半導体基板同士を位置合わせする例を示したが、他の2つの部材を位置合わせするアライメント装置に上述の実施形態の技術を適用してもよい。例えば、ナノインプリントにおいて、原版と基板とを互いに位置合わせするアライメント装置に上述の技術を適用してもよい。ナノインプリントのアライメント装置は、原版に設けられた構造物の実測の位置である構造物実測位置と、原版に配された、基板との位置合わせに用いられるアライメントマークの実測の位置であるマーク実測位置とに関係する位置関係情報を取得する取得部と、取得した位置関係情報、及び、原版のアライメントマークの位置、基板のアライメントマークの位置を用いて、原版及び基板とを位置合わせする位置合わせ部とを備える。ナノインプリントのアライメント装置では、位置合わせ部は、構造物が基板の予め定められた位置に重なるように、原版と基板とを位置合わせする。この場合、構造物を構造物基準マークとして機能させてもよく、また、構造物とは別に構造物基準マークを設けてもよい。尚、構造物の設計上の位置である構造物設計位置と、構造物の実測位置との位置ずれに基づいて位置合わせしてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 基板貼り合わせ装置、 12 環境チャンバ、 14 大気環境部、 16 真空環境部、 18 制御部、 20 基板カセット、 22 基板ホルダラック、 24 ロボットアーム、 26 プリアライナ、 28 アライメント装置、 30 ロボットアーム、 31 ロボットアーム、 32 レール、 34 枠体、 36 固定ステージ、 38 移動ステージ、 48 ロードロック室、 50 アクセスドア、 52 ゲートバルブ、 53 ロボットチャンバ、 54 ロボットアーム、 55 収容室、 56 加熱加圧装置、 57 ゲートバルブ、 58 ロボットアーム、 60 冷却室、 70 上顕微鏡、 72 下顕微鏡、 74 天板、 75 底板、 76 側壁、 78 ガイドレール、 80 Xステージ、 82 Yステージ、 84 昇降部、 85 微動ステージ、 86 吸着部、 90 基板、 92 重ね合わせ基板、 94 基板ホルダ、 95 貼り合わせ基板、 96 積層半導体装置、 100 制御部、 102 格納部、 110 取得部、 112 位置関係算出部、 114 位置合わせ部、 120 バンプ製造装置、 122 露光装置

Claims (12)

  1. 第1の部材の位置情報を用いて、前記第1の部材及び第2の部材互いに位置合わせするアライメント装置であって、
    前記位置情報は、
    前記第1の部材のアライメントマークのマーク位置と、
    前記第1の部材に設けられた構造物の位置である構造物位置と前記マーク位置との相対位置と、
    前記構造物の設計上の位置である構造物設計位置と前記構造物位置とのずれ量と
    を含むアライメント装置。
  2. 前記第1の部材は、第1の半導体基板であり、前記第2の部材は、第2の半導体基板であり、前記構造物は、前記第1の半導体基板に設けられ、前記第2の半導体基板と電気的に接続される接続部である請求項1に記載のアライメント装置。
  3. 前記位置情報から前記第1の部材の前記構造物と、前記第2の部材の構造物との相対位置関係を算出して出力する位置関係算出部と、
    前記相対位置関係に基づいて、前記第1の部材と前記第2の部材とを位置合わせする請求項に記載のアライメント装置。
  4. 前記位置関係算出部は、前記第1の部材において、前記アライメントマークの設計上の位置であるマーク設計位置と前記マーク位置との相違が小さくなるマーク移動量と、前記構造物設計位置と前記構造物位置との相違が小さくなる構造物移動量とをそれぞれ算出し、前記マーク移動量および前記構造物移動量に基づいて、前記第1の部材の前記構造物が前記第2の部材の前記構造物に予め定められた位置で重なり合うように前記第1の部材と前記第2の部材との位置合わせを行う請求項に記載のアライメント装置。
  5. 前記位置関係算出部は、前記第2の部材において前記マーク移動量と前記構造物移動量とを算出し、前記第1の部材および前記第2の部材のそれぞれの前記マーク移動量および前記構造物移動量に基づいて、前記第1の部材および前記第2の部材の少なくとも一方の移動量を算出する請求項に記載のアライメント装置。
  6. 前記アライメントマークを観察して画像を出力する観察部を備える請求項3から5のいずれか一項に記載のアライメント装置。
  7. 前記第1の部材と前記第2の部材の複数の組の位置合わせする場合において、
    前記位置関係算出部は、前記第1の部材を複数のクラスタに分割して、クラスタごとに前記構造物設計位置に対する前記構造物位置の誤差を算出して、他の組の部材の前記マーク位置、前記位置情報及び前記誤差から仮想の構造物実測位置を算出する請求項に記載のアライメント装置。
  8. 前記位置関係算出部は、前記部材の最初の組で算出した前記マーク位置の個数より、前記部材の後の組で算出する前記マーク位置の個数を減らす請求項に記載のアライメント装置。
  9. 前記観察部は、前記部材の最初の組で前記マーク位置の算出に用いた前記アライメントマークに対応するアライメントマークを前記部材の後の組で観察する請求項に記載のアライメント装置。
  10. 前記第1の部材及び前記第2の部材を互いに位置合わせする位置合わせ部を備え、
    前記位置合わせ部は、前記ずれ量を補正量として用いる請求項に記載のアライメント装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のアライメント装置を備え、前記アライメント装置で位置合わせされた前記第1の部材および前記第2の部材を互いに貼り合わせる貼り合わせ装置。
  12. 第1の部材の位置情報を用いて、前記第1の部材及び第2の部材互いに位置合わせする位置合わせ方法であって、
    前記位置情報は、
    前記第1の部材のアライメントマークのマーク位置と、
    前記第1の部材に設けられた構造物の位置である構造物位置と前記マーク位置との相対位置と、
    前記構造物の設計上の位置である構造物設計位置と前記構造物位置とのずれ量
    を含む位置合わせ方法。
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