JP2011216362A - 電線収容装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被覆電線の切断、被覆の剥ぎ取り、または端子の圧着を行う電線処理装置1から排出される処理後の電線を収容する電線収容装置10である。電線収容装置10は、電線処理装置1から排出される複数の電線を収容する複数の収容部11を有する収容器13と、収容器13を着脱自在に支持する支持台13Bと、電線処理装置1から排出される電線を回収する位置と他の位置との間で収容部11が移動するように、支持台13Bを駆動する駆動装置と、を備えている。
【選択図】図2
Description
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る電線収容装置10は、電線処理装置1と共に用いられる。本実施形態に係る電線処理装置1は、被覆電線に対して切断、被覆の剥ぎ取り、および端子の圧着を行うものである。ただし、本発明に係る電線処理装置は、被覆電線の切断、被覆の剥ぎ取り、および端子の圧着のうち、少なくとも一つの処理を行うものであればよい。電線処理装置1には、公知の種々の電線処理装置を用いることができる。
図5に示すように、第2実施形態に係る電線収容装置は、本体としての円板40と、円板40を回転させるモータ18とを備えている。なお、本実施形態および後述する各実施形態のモータ18も、前記実施形態と同様、回転位置の制御が可能なモータであり、制御装置10A(図2参照)によって制御される。
図6に示すように、第3実施形態に係る電線収容装置は、電線処理装置1から排出される電線2を回収する収容器55と、作業者が電線2を取り出す収容器162とが別々に構成されたものである。本実施形態では、電線2はいったん収容器55に回収された後、収容器162に移し替えられる。
図7に示すように、第4実施形態に係る電線収容装置は、開閉自在な蓋63を備えた収容器62が、周回状に配置されたものである。本実施形態に係る電線収容装置は、円筒状の回転体60と、回転体60を回転させるモータ18とを備えている。回転体60の外周面60aには、放射状に延びる複数の仕切板64が設けられている。隣り合う仕切板64の間には、収容器62が着脱自在に挿入される部屋65が形成されている。回転体60と仕切板64とは、収容器62を着脱自在に支持する本体67を構成している。
図8に示すように、第5実施形態に係る電線収容装置も、開閉自在な蓋73を備えた収容器72が周回状に配置されたものである。ただし、第4実施形態の蓋63は、外筒66によって開閉されるものであった。これに対し、本実施形態の蓋73は、自重によって開閉するものである。
前述の第4実施形態(図7参照)において、収容器62を支持する本体67は、収容器62と同じような長尺物である必要はない。第5実施形態(図8参照)における本体67についても、同様である。例えば図9に示すように、本体67は、収容器62の長手方向の一端側を支持する円板状の回転体60Aおよび仕切板64Aと、他端側を支持する円板状の回転体60Bおよび仕切板64Bとによって構成されていてもよい。このような本体67であっても、収容器62を着脱自在に支持するとともに、収容器62を安定して旋回させることができる。
第5実施形態(図8参照)等では、蓋は自重によって開閉するように構成されていた。しかし、蓋を開閉するための手段は、特に限定されない。例えば、図10に示すように、収容器90の蓋91を開閉するためのアクチュエータ92を別途設けてもよい。アクチュエータ92の種類は何ら限定されず、例えば、エアシリンダ、モータ等を用いることができる。アクチュエータ92を他の付勢手段と共に用いることとすれば、アクチュエータ92は、蓋91に対して開く方向の力か、あるいは閉じる方向の力のみを付与するものであってもよい。例えば、蓋91に開く方向の付勢力を付与するばね等を設けておけば、アクチュエータ92は、蓋91に閉じる方向の力のみを与えるものであってもよい。あるいは、蓋91に閉じる方向の付勢力を付与するばね等を設け、蓋91に開く方向の力のみを与えるアクチュエータ92を用いることとしてもよい。
図12(a)に示すように、本実施形態は、収容器90の蓋91が一対の板ばね95によって構成されたものである。板ばね95は、収容器90の側壁90a,90bから中央側かつ底部側に延びるように取り付けられている。外部から力が加えられていない状態では、両板ばね95の下端部95a同士が接触し、蓋91が閉じられた状態となる。図12(b)に示すように、上方から電線2が落下してくると、あるいは上方から電線2が押し込まれると、両板ばね95の下端部95aは電線2によって左右に押し広げられる。その結果、蓋91が開いた状態となり、電線2は両板ばね95の間から収容器90内に回収される。
第5実施形態(図8参照)では、収容器72は、底壁と左右の側壁72a,72bと蓋73とを備え、蓋73が閉じられると内部が閉鎖されるものであった。これに対し、図14(a)に示すように、本実施形態は収容器72の一方の側壁72aを省略したものである。本実施形態に係る収容器72は、底壁72cと、側壁72bと、側壁72bに蝶番75を介して取り付けられた蓋73とを備えている。
第5実施形態(図8参照)は、蓋73を有する収容器72が本体67に着脱自在に支持されたものであった。これに対し本実施形態は、図15に示すように、収容器72は本体67に着脱自在に支持されるが、蓋73が本体67に設けられているものである。
前述の実施形態において、蓋の役割は、収容器または収容室が下向きになったときに電線2の落下を防止することである。ただし、電線2の落下を防止する別の手段を設けることによって、蓋を省略することも可能である。すなわち、蓋は必ずしも必要ではない。図16に示すように、本実施形態では、収容器100の内部に、ラビリンス構造が形成されている。
図17に示すように、本実施形態は、収容器110が本体67の最上部と異なる位置で電線2を回収するものである。
図18に示すように、本実施形態は、左右方向に並べられた収容器130が左右方向に移動することによって、回収位置と非回収位置とが切り換えられるものである。本実施形態に係る電線収容装置は、前後方向に並ぶ一対のレール131を備えている。各レール131は、左右方向に延びている。各収容器130の一端および他端は、レール131にスライド自在に支持されている。本実施形態では、収容器130を支持する本体は、レール131によって構成されている。収容器130はレール131に着脱自在に支持されている。
図19に示すように、収容器140内に複数の仕切板148を設けてもよい。これにより、収容器140の内部が複数のスペースに仕切られる。例えば、これらのスペースに1組の電線2を順に配置していくことにより、1組の電線2をワイヤハーネス生産時の組み合わせの順番に並べておくことができる。これにより、ワイヤハーネスWの生産が容易になる。
図20に示すように、本実施形態は、複数の収容器152が上下方向および左右方向に配置されたものである。
図21に示すように、本実施形態は、長手方向と直交する方向に配列された複数の収容器160が、一体的に結合されているものである。収容器160は下方に行くほど幅が狭くなるような形状に形成され、底部が湾曲した横断面形状を有している。言い換えると、収容器160は、横断面において角部が存在しないような形状に形成されている。これにより、作業者は、収容器160に収容されている電線を容易に取り出すことができる。
図22に示すように、本実施形態は、上側が開口した略直方体形状の収容器本体170に、電線を取り出しやすくするための補助板171を追加したものである。補助板171は、底部が湾曲した横断面形状を有している。そのため、収容器本体170と補助板171とにより、底部が湾曲した横断面形状を有する収容器172が構成される。補助板171の長手方向の長さは、収容器本体170の長手方向の長さと略等しくてもよいが、図22に示すように、収容器本体170の長手方向の長さよりも短くてもよい。本実施形態によれば、収容器本体170は単独で自立することができる。また、補助板171が配置された部分から電線を取り出すこととすれば、収容器172から電線を容易に取り出すことができる。
図23に示すように、本実施形態は、収容器180に収容された電線2が取り出しやすいように、電線2を上方に持ち上げる補助台182を設けたものである。
図24に示すように、本実施形態は、収容器190から電線を取り出しやすいように、電線2を上方に持ち上げる紐状部材191を設けたものである。
図25に示すように、本実施形態は、収容器200から電線2を取り出しやすいように、収容器200の長手方向の一端側を開放可能に構成したものである。
図26に示すように、本実施形態は、収容器210から電線2を取り出しやすいように、収容器210の一部が下端部を境として折り曲げ可能に構成されたものである。
図27に示すように、本実施形態は、収容器220から電線を取り出しやすいように、収容器220の一部が取り外し可能に構成されたものである。
図28に示すように、本実施形態は、収容器230の内部に、複数の電線を保持する保持具としてクリップ231を設けたものである。
図29に示すように、本実施形態は、収容器240が長手方向に伸縮自在に構成されたものである。
図30に示すように、本実施形態は、収容器250が折り畳み可能に構成されたものである。
図31に示すように、本実施形態は、収容器260が3段階に折り畳み可能に構成されたものである。
図32に示すように、本実施形態は、収容器270に電線を回収する際に電線が収容器270の外にこぼれないように、電線をガイドするガイド部材271が設けられたものである。
図34に示すように、本実施形態は、略半円筒状の上側部材281および下側部材282によって収容器280が構成されたものである。上側部材281は、下側部材282に対して展開可能に形成されている。したがって、上側部材281は蓋として機能する。
図35に示すように、本実施形態は、電線を回収する収容器293が収容器前方部290と収容器後方部291とによって構成されているものである。
図37に示すように、本実施形態は、長手方向と直交する方向から収容器301を出し入れする開口302が本体に形成されているものである。
図38に示すように、本実施形態は、複数の電線を保持するクリップ311を本体に対して着脱自在に構成したものである。
2 電線
10 電線収容装置
11 収容部(保持収容体)
13 収容器
13B 支持台(本体)
15 回転板(本体)
18 モータ(駆動装置)
21 アーム(本体)
311 クリップ(保持収容体、保持具)
Claims (20)
- 被覆電線の切断、被覆の剥ぎ取り、または端子の圧着を行う電線処理装置から排出される処理後の電線を収容する電線収容装置であって、
それぞれ前記電線処理装置から排出される複数の電線を保持または収容する複数の保持収容体と、
前記保持収容体を着脱自在に支持する本体と、
前記保持収容体が前記電線処理装置から排出される前記電線を回収する位置と他の位置との間で移動するように、前記本体を駆動する駆動装置と、
を備えた電線収容装置。 - 前記駆動装置は、前記本体を回転させるように構成され、
前記保持収容体は、開口が形成された収容器によって構成され、
前記保持収容体は、前記電線を回収する際に前記開口が上を向くような姿勢で前記本体に着脱自在に支持されている、請求項1に記載の電線収容装置。 - 前記保持収容体は、上方が開いた状態と閉じた状態とに状態変更可能な収容器によって構成されている、請求項1または2に記載の電線収容装置。
- 前記保持収容体は、開閉自在な蓋が設けられた収容器によって構成されている、請求項3に記載の電線収容装置。
- 前記本体には、開閉自在な蓋が設けられた複数の部屋が形成され、
前記保持収容体は、前記部屋に挿入された収容器によって構成されている、請求項1または2に記載の電線収容装置。 - 前記保持収容体は、前記開口が前記本体の回転中心と反対の側を向くような姿勢で前記本体に支持され、
前記保持収容体の内部には、前記開口を通じて回収した電線を前記本体の回転に伴って奥側に移動させ、前記開口が下方を向いたときに前記電線を前記開口から落ちないように保持するラビリンス構造が形成されている、請求項2に記載の電線収容装置。 - 前記保持収容体は、底部が湾曲した横断面形状を有する収容器によって構成されている、請求項1〜6のいずれか一つに記載の電線収容装置。
- 前記保持収容体は、底部に長手方向と交差する方向に延びるスリットが形成された収容器によって構成されている、請求項1〜7のいずれか一つに記載の電線収容装置。
- 前記保持収容体は、長手方向の少なくとも一端側が開放可能な収容器によって構成されている、請求項1〜8のいずれか一つに記載の電線収容装置。
- 前記保持収容体は、長手方向の少なくとも一端側が開放された収容器によって構成されている、請求項1〜8のいずれか一つに記載の電線収容装置。
- 前記保持収容体は、内部に電線を保持する複数の保持具が設けられた収容器によって構成されている、請求項1〜10のいずれか一つに記載の電線収容装置。
- 前記保持収容体は、長手方向に伸縮可能な収容器によって構成されている、請求項1〜11のいずれか一つに記載の電線収容装置。
- 前記保持収容体は、長手方向の少なくとも一箇所で折り畳み可能な収容器によって構成されている、請求項1〜11のいずれか一つに記載の電線収容装置。
- 前記保持収容体は、長手方向に延びる互いに対向する第1および第2の側壁を有する収容器によって構成され、
前記収容器には、前記両側壁の間に紐状部材または帯状部材が架け渡され、
前記紐状部材または帯状部材は、少なくとも一端側が引っ張られることによって弛んだ状態から張った状態に変更可能なように、前記第1の側壁または前記第2の側壁に摺動可能に取り付けられている、請求項1〜13のいずれか一つに記載の電線収容装置。 - 前記本体は、前記保持収容体が前記電線を回収する際に前記保持収容体の側方から上方に延びるように位置するガイド部材を備えている、請求項1〜14のいずれか一つに記載の電線収容装置。
- 前記保持収容体は、長手方向の少なくとも一部に沿って延びる仕切板によって仕切られた複数の収容部を有する収容器によって構成されている、請求項1または2に記載の電線収容装置。
- 前記保持収容体は、長手方向の少なくとも一箇所で取り外し可能な複数の収容器形成部品からなる収容器によって構成されている、請求項1〜16のいずれか一つに記載の電線収容装置。
- 前記複数の保持収容体の少なくとも一部は、底部が湾曲した横断面形状を有する複数の収容器を備え、
前記複数の収容器は、長手方向と直交する方向に並び且つ互いに結合されている、請求項1または2に記載の電線収容装置。 - 前記本体には、前記複数の収容器を長手方向と直交する方向から出し入れする開口が形成されている、請求項18に記載の電線収容装置。
- 前記保持収容体は、複数の電線を保持する保持具によって構成されている、請求項1に記載の電線収容装置。
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