JP2005158485A - 端子圧着装置 - Google Patents

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博治 小寺
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Abstract

【課題】 端子圧着機構での電線の加工を停止することなく、加工された電線を収容する収容部から、素早く且つ確実に電線を外部に排出し、次の電線を収容することのできる排出装置を備えた端子圧着装置を提供する。
【解決手段】 端子圧着装置に、端子を圧着した電線を所定量収容可能な三つの収容部26と、収容部26に収容した電線の軸方向と略同じ方向の軸周りに略120゜間隔で三つの収容部26を保持する保持部材29と、保持部材29を回転可能に支持する支持部材30と、保持部材30を回転駆動する回転駆動手段31とを備えた排出装置8を具備させ、収容部26を、保持部材30の回転により、電線を収容可能な収容位置と、電線を排出可能な排出位置との間で回転移動させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電線の端部に端子を圧着する端子圧着装置に関するものであり、特に、端子を圧着した電線を蓄えてから外部に排出する排出装置を備えた端子圧着装置に関するものである。
従来より、端子圧着装置として、押圧部材とアンビルとにより端子を圧潰することで、電線の端部に端子を圧着する端子圧着機構、端子を圧着した電線、所謂、端子付電線を端子圧着装置の外部に排出する排出装置、などを備えたものが知られている。この排出装置としては、例えば、加工後の電線を収容する容器と、その容器の底板をヒンジ回転させるエアシリンダとを備えており、エアシリンダにより、容器の底板を開くことで容器内の電線を下方に排出するものが知られている。
本願出願人は、本願出願時において、以上の技術情報が記載されている文献として、以下のものを知見している。
特開2000−252034
しかしながら、従来の排出装置では、容器に蓄えた電線を排出するのに時間がかかり、さらに、電線を排出し終えた容器の底板が元の位置に戻って再び容器に電線が収容可能となるまでの時間もかかっており、それらの時間の間、端子圧着機構から加工した電線が送られてくると、その電線を容器に受けることができず、不具合が発生する恐れがあった。そのため、再び容器に電線が収容可能となるまで、端子圧着機構を停止させなければならず、電線の加工を連続して行うことができず、端子圧着装置の生産効率を高めることができなかった。
また、容器の底板をヒンジ回転させて電線を排出しているので、排出の際に容器内に電線が残ることがあった、そのため底板の回転角度を大きくして電線が確実に排出するようにすると、エアシリンダなどの駆動部のストロークが大きくなり、その分、電線を排出して再び容器に電線が収容可能となる時間が長くなる問題があった。
そこで、本発明は、上記の実状に鑑み、端子圧着機構での電線の加工を停止することなく、加工された電線を収容する収容部から、素早く且つ確実に電線を外部に排出し、次の電線を収容することのできる排出装置を備えた端子圧着装置を提供することを課題とするものである。
本発明に係る端子圧着装置は、「電線の端部に端子を圧着する端子圧着機構と、端子を圧着した電線を外部に排出する排出装置とを少なくとも具備する端子圧着装置において、前記排出装置は、端子を圧着した電線を所定量収容可能な三つの収容部と、該収容部に収容した電線の軸方向と略同じ方向の軸周りに略120゜間隔で三つの前記収容部を保持する保持部材と、該保持部材を回転可能に支持する支持部材と、前記保持部材を回転駆動する回転駆動手段とを備え、前記収容部は、前記保持部材を回転させることで、電線を収容可能な収容位置と、電線を排出可能な排出位置との間を回転移動する」構成とするものである。
本発明の端子圧着装置によると、端子圧着機構において、端子を圧着した電線は、電線の軸方向と略同じ方向の軸周りに略120゜間隔で保持された三つの収容部のうち、収容位置にある収容部に収容される。そして、収容された電線が所定量に達する、或いは、作業者の指示があると、回転駆動手段により収容位置にある収容部が排出位置へと120゜回転移動し電線が外部に排出される。一方、電線を収容した収容部が排出位置に回転する際に、電線を収容していない他の収容部が収容位置に回転移動し、即座に電線が収容可能となる。
このように、本発明の端子圧着装置によると、収容部に収容した電線を素早く排出することができるとともに、空の収容部を電線の収容位置に位置させることができるので、電線の排出のために端子圧着機構を停止させる必要がなく、電線の加工を連続的におこなうことができ、端子圧着装置の生産効率を高めることができる。なお、端子圧着装置には、端子圧着機構と排出装置の他に、例えば、切断機構、電線送り機構、チャック機構、電線癖取装置、端子搬送装置、電線供給装置、など種々の装置を備えていてもよい。
ところで、例えば、図5に示すように、収容部90を、90゜間隔で保持部材91に保持させた場合、電線の排出位置において、収容部90が横向きとなった状態となり、電線の排出が確実に行われない恐れがある。しかしながら、本発明では、収容部を120゜間隔で保持するようにしており、排出位置において収容部は、斜め下向きとなるので、収容部に収容された電線を確実に排出することができる。
本発明に係る端子圧着装置は、「前記収容部は、少なくとも二つの収容壁部を備え、前記収容部が前記排出位置に位置したときに、下側に位置する前記収容壁部は、略垂下する形態とされている」構成とすることもできる。
本発明の端子圧着装置によると、収容部は少なくとも二つの収容壁部を備え、収容部が排出位置にあるときに、下側に位置する収容壁部が略下向きに垂下する形態としており、これにより、電線を排出する際に下側の収容壁部が、電線の妨げとなることがなく、電線を確実に排出することができる。
上記のように本発明によると、端子圧着機構での電線の加工を停止することなく、加工された電線を収容する収容部から、素早く且つ確実に電線を外部に排出し、次の電線を収容することのできる排出装置を備えた端子圧着装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態である端子圧着装置について、図1から図3に基づいて説明する。図1は本発明の端子圧着装置を示す斜視図であり、図2は端子圧着装置を図1とは反対側から示す斜視図であり、図3は排出装置を単品で示す斜視図である。本実施形態の端子圧着装置1は、電線Lの送り込み、被覆材の除去、端子の圧潰、電線Lの切断、及び電線Lの排出を一連の動作として行い、例えば、両端に端子が圧着された所定長さの電線Lを連続して生成するものである。
この端子圧着装置1は、図1および図2に示すように、電線癖取装置2と、電線Lの先端側に端子を圧着させるための第一圧着機構3と、電線Lの後端側に端子を圧着させるための第二圧着機構4と、電線Lを切断するとともに電線Lの端部の被覆材を除去する切断機構5と、電線Lの先端側を第一圧着機構3に送り込む電線送り機構6と、切断後の電線Lを保持し電線Lの後端側を第二圧着機構4に送り込むチャック機構7と、端子を圧着し終えた電線Lを蓄えた後に電線Lを外部へ排出する排出装置8とを備えている。本例の端子圧着装置1は、加工中の電線Lの向きを変えることなく、直線状に電線Lを送りながら加工することのできるものである。なお、図2は電線癖取装置2を省略して示している。また、第一圧着機構3および第二圧着機構4が、本発明の端子圧着機構に相当している。
第一圧着機構3と第二圧着機構4とは基本的な構成が等しいため、以下、第一圧着機構3について説明し、第二圧着機構4についての詳細な説明は省略する。第一圧着機構3は、電線Lに端子を圧着するアプリケータ9を取付けるフレーム部材10を備えており、このフレーム部材10の側面には、切欠き11が形成され、その切欠き11内にアプリケータ9が取付けられている。詳しくは、切欠き11の上方には後述するアプリケータ9の上側ユニット12が、また、切欠き11の下方には、アプリケータ9の下側ユニット13が夫々取付けられており、第一圧着機構3には、アプリケータ9の上側ユニット12および下側ユニット13を別々に昇降させる図示しない昇降機構が備えられている。
このアプリケータ9は、上側ユニット12と、下側ユニット13とに互いに分離されており、個々に交換可能な状態で取付けられている。上側ユニット12には押圧部材が、下側ユニット13にはアンビルが夫々取付けられており、上側ユニット12及び下側ユニット13を互いに接近する方向に移動させることで、押圧部材とアンビルとの間に位置する端子を圧潰可能としている。なお、下側ユニット13には、端子をアンビル上に搬送する端子搬送機構が備えられている。
また、アプリケータ9の上側ユニット12および下側ユニット13には、それらを特定するための識別情報が書込まれたICチップ(図示しない)が夫々備えられており、端子圧着装置1に備えられた図示しない読書き手段によりICチップの情報を読取ることで、アプリケータ9の上側ユニット12および下側ユニット13に対応した位置設定、電線Lの加工内容、あるいは、端子圧着装置1に取付けられた上側ユニット12や下側ユニット13が正しいものか否か、などを端子圧着装置1において制御することが可能となり、それらの設定などにかかる時間を短縮したり、設定ミスなどを防止することができる。
次に、切断機構5は、第一圧着機構3と第二圧着機構4との間に配置され、電線Lの切断や、電線Lの端部の被覆材を除去するものであり、電線Lの被覆材を除去するために上下方向に配置された一対の切込刃14と、図示は省略するが、電線Lを切断するために上下方向に配置された一対の切断刃とを備えている。それら、切込刃14および切断刃は、夫々独立して開閉することができ、ステッピングモータ15を有した開閉手段16により、開閉駆動するようになっている。
一方、電線送り機構6は、図1に示すように、電線取込みガイド17、電線の長さを測長するエンコーダ18、所定距離離間して配置される一対のローラ19、及びガイドパイプ20等から構成されている。なお、一対のローラ19は、互いに接近および離反するように移動可能とされ、また、ローラ19がローラ駆動手段(図示しない)により回転駆動され、回転方向及び回転数を制御することにより、電線Lを任意の長さ送るとともに、エンコーダ18によるフィードバック制御を可能にしている。また、ガイドパイプ20は、図示しないガイドパイプ駆動手段により、そのパイプの先端をアプリケータ9や切断機構5の近傍に位置させて、端子の圧着、切断や、被覆材の除去の際に電線Lが振れたりするのを防止するものである。
また、チャック機構7は、図2に示すように、第一,第二圧着機構3,4および切断機構5を挟んで、電線送り機構6とは反対側に配置されている。このチャック機構7は、上下方向に対向配置された一対の把持部21と、一対の把持部21を開閉するチャック開閉機構22と、把持部21とともにチャック開閉機構22を電線の送り方向に移動するチャック移動手段(図示しない)と、電線Lを載置し電線Lの送りを補助するコンベア23とから構成されている。このチャック機構7の把持部21は、V字形状をしており、特に、下側の把持部21により、電線Lを受けるとともに、把持部21を閉動作することで、電線Lが把持部21の中心に移動し、電線Lの軸心を保つことができる。このチャック機構7は、切断機構5で切断された電線Lを把持するとともに、電線Lの後端部の加工の際に電線Lをその軸方向に移動させるものであり、その際に電線Lがスムーズに移動できるように、電線Lの移動に同調して電線Lを載置したコンベア23が作動するようになっている。
さらに、排出装置8は、チャック機構7の側方に配置され、チャック機構7から電線Lを受け取る受取機構24と、受取機構24を移動させて電線Lをチャック機構7から移動させる移動機構25と、移動機構25により移動した電線Lを収納する収容部26を備えた回転収容装置27とから構成されている。この排出装置8は、加工された電線Lを所定量ごとに外部に排出するものである。
この排出装置8における回転収容装置27は、図3(A)に示すように、端子を圧着した電線Lを収容するための収容部26を形成する三つの収容壁部28と、収容壁部28を収容する電線Lの軸方向と略同じ方向の軸周りに略120゜間隔で保持する保持部材29と、保持部材29を回転可能に支持する支持部材30と、支持部材30を回転駆動する回転駆動手段31とから構成されている。回転駆動手段31は、保持部材29とともに回転する従動プーリ32と、支持部材30の下方に設けられた駆動プーリ33と、従動プーリ32と駆動プーリ33とに巻き掛けられたベルト34と、駆動プーリ33を回転駆動するステッピングモータなどのモータ35とを備えており、モータ35を回転させることで、ベルト34を介して保持部材29が回転するようになっている。
収容壁部28は、保持部材29の軸心から放射状に延び、且つ、その軸周りに略120゜間隔で保持部材29に備えられており、二つの収容壁部28とその間に位置する保持部材29の外周面とにより収容部26が形成されている。図3(B)に示すように、収容部26が上方に開放する位置が電線Lを収容する収容位置であり、その位置から図中反時計回りに120゜回転した位置が排出位置である。排出位置にある収容部26は、その収容部26を構成する収容壁部28のうち下側に位置する収容壁部28が、略垂直に垂下する状態となっている。
排出位置の下方には、収容部26から排出された電線Lを受ける斜めのスロープ板36が配置されており、そのスロープ板36の下流には、電線Lを収納するトレイ37が交換可能に備えられている(図2参照)。なお、図2中符号38は、受取機構24を移動させる移動機構25の駆動手段である。
この端子圧着装置1には、アプリケータ9に望むように端子ガイド機構39が配置されている。この端子ガイド機構39は、端子をガイドするガイドローラ40と、搬送される端子の振れを抑制する一対の振れ止板41と、端子の有無を検知する端子有無センサ(図示しない)と、これらガイドローラ40、振れ止板41および端子有無センサを支持するフレーム部材42とから構成されている。この端子ガイド機構39は、端子圧着装置1のテーブル43の下側に収容された図示しない端子リールに巻かれた端子を、アプリケータ9に安定して案内するとともに、端子の有無を検知するものである。
また、端子圧着装置1には、図1に示すように、電線送り機構6の前方(電線Lの上流側)に、電線癖取装置2が配置されている。この電線癖取装置2は、所定間隔に配置された複数のローラと、電線Lの有無を検知する電線有無センサ(図示しない)とを備えており、複数のローラ間に電線Lを通すことで、電線Lの曲げ癖を直し、電線Lを真直ぐにするとともに、電線Lの有無を検知することのできるものである。
なお、図1および図2中符号44は、制御手段を備えた操作部であり、この操作部44において、所定の情報を入力することで、制御手段により端子圧着装置1が制御される。また、符号45は、第一,第二圧着機構3,4を個別に操作できる副操作部である。
次に、本実施形態の端子圧着装置1の動作の一例を図面に基づいて説明する。はじめに、操作部44から、所望とする製品、つまり、端子付電線Lの情報を入力し、加工に必要にアプリケータ9を取付ける。このとき、アプリケータ9の上側ユニット12および下側ユニット13に夫々設けられたICチップの識別情報を読み取ることで、上側ユニット12および下側ユニット13が間違えていないかを自動的に検出する。そして、上側ユニット12および下側ユニット13に間違いがなければ、端子圧着装置1が可動可能となる。
まず、電線Lは、電線送り機構6のローラ19が回転することで、電線Lの先端が切断機構5へと送られ、電線Lの先端が切込刃14から所定量、すなわち、電線Lの被覆材の除去長さ分突出した位置で停止する。このとき、ガイドパイプ20も、切断機構5近傍まで前進する。そして、ステッピングモータ15の駆動により一対の切込刃14が電線Lの芯線まで切込んだ後に、電線Lから離れない程度に若干後退する。これにより、芯線に傷が付くのを防ぐとともに、小さい力で引抜くことができる。その後、電線送り機構6のローラ19が逆回転し、電線L先端の被覆材が除去されるとともに、電線Lの先端は、第一圧着機構3におけるアプリケータ9の押圧部材とアンビルとの間まで後退する。また、ガイドパイプ20もあわせて後退する。
次に、第一圧着機構3において、上側ユニット12が下降し、その後、下側ユニット13が上昇することで、上側ユニット12の押圧部材と下側ユニット13のアンビルとで端子が圧潰され電線Lの先端に端子が圧着される。そして、電線Lの先端に端子が圧着されると、上側ユニット12および下側ユニット13が夫々上昇および下降し、電線Lを開放して互いに遠ざかる。
続いて、電線送り機構6のローラ19が回転し電線Lが所定長さ送られる。なお、電線Lの長さは、エンコーダ18により測長されており、所定長さに達するとローラ19の回転が停止する。すると、チャック機構7のチャック開閉機構22が作動し電線Lの後端を一対の把持部21により把持し、切断機構5の切断刃が閉駆動して、電線Lが所定長さに切断される。なお、電線Lの先端側は、チャック機構7のコンベア23に載置される。
電線Lが切断されると、チャック開閉機構22は、電線Lを把持したまま、電線Lの後端が切断機構5の切込刃14から所定量となるように電線の送り方向と逆方向に移動する。そして、切込刃14により切込まれた後、チャック開閉機構22が電線の送り方向に移動すると、電線Lの後端の被覆材が除去されるとともに、電線Lの後端は、第二圧着機構4におけるアプリケータ9の押圧部材とアンビルとの間まで移動する。
第二圧着機構4でも、第一圧着機構3と同様の動作がおこなわれ、電線Lの後端に端子が圧着される。両端に端子が圧着された電線Lは、チャック開閉機構22から排出機構5の受取機構24へと受け渡され、電線Lを受け取った受取機構24は、駆動手段38により回転収容装置27の上方に移動すると、電線Lを放し、電線Lは、回転収容装置27の収容部26に収容される。なお、アプリケータ9では、端子が圧潰されると、下側ユニット13における端子搬送機構により次の端子がアンビル上に搬送される。
上記の一連の動作により両端に端子を圧着した電線Lが形成され、この一連の動作が所定回数繰り返される。そして、端子付電線Lの加工が終了したとき、あるいは、収容部26に所定量の電線Lが収容されると、排出装置8における回転式収容装置27のモータ35が作動し、収容部26を図3(B)中反時計周りに120゜回転させる。すると、収容部26内に収容されていた電線Lは、収容部26の下方へと排出される。このとき、収容部26を形成する収容壁部28の下側の収容壁部28は、略垂直方向に垂下した状態となるので、電線Lの排出の妨げになることがなく、電線Lは下方に確実に排出される。そして、収容部26から排出された電線Lは、スロープ板26に導かれて、トレイ37内に収納される。
ところで、電線Lを収容した収容部26が、収容位置から排出位置に回転移動するのに伴って、図3(B)中収容位置の右側に位置する空の収容部26が、収容位置に回転移動してくるので、収容位置には、常に収容部26が位置しており、端子を圧着した電線Lが連続して送られてきても、電線Lを確実に収容することができる。
このように、本実施形態の端子圧着装置1によると、収容部26に収容した電線Lを素早く排出することができるとともに、空の収容部26を電線Lの収容位置に位置させることができるので、電線Lの排出のために端子圧着装置1の第一,第二圧着機構3,4などを停止させる必要がなく、電線Lの加工を連続的におこなうことができ、端子圧着装置1の生産効率を高めることができる。
また、収容部26が排出位置にあるときは、その収容部26を構成する収容壁部28のうち、下側に位置する収容壁部28が略垂直方向に垂下する形態としており、これにより、電線Lを排出する際に下側の収容壁部28が、電線Lの妨げとなることがなく、電線Lを確実に排出することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施形態の端子圧着装置1は、排出装置8を端子圧着装置1の本体に直接取付けるものを示したが、これに限定するものではなく、例えば、図4に示す排出装置46のように、端子圧着装置1の本体とは別体となったものでもよい。この排出装置46は、端子圧着装置1により加工された電線Lの長さが長いものの時に用いるもので、電線Lを載置するとともに、電線Lを後方へ搬送するコンベア47と、コンベア47の側方斜め下側に配置され、コンベア47と略同じ長さの収容部48を備えた回転収容装置49と、さらにその下側に設けられたトレイ50とから構成されている。
この排出装置46においても、収容部48が周方向に略120゜間隔で三つ設けられており、これら収容部48を回転駆動するために、収容部48を保持する保持部材(図示しない)とともに回転する従動プーリ51と、コンベア47の下方に設けられた図示しない駆動手段により回転駆動する駆動プーリ52と、従動プーリ51と駆動プーリ52とに巻き掛けられたベルト53とを備えている。そして、駆動手段により収容部48が収容位置と排出位置とに回転移動するようになっている。なお、この排出装置46は、端子圧着装置1と連動して作動するようになっている。このように、この排出装置46においても、端子を圧着した電線Lを良好に収容し、且つ、排出することができる。とくに、長さの長い電線Lに用いるのに好適であり、上記の実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態の端子圧着装置1では、三つの収容部26が、Y字状になるように配置した形態としているが、これに限定するものではなく、図4に示すように、上方が開いた断面コ字形状の収容部48としてもよい。この場合でも、収容部48が排出位置に位置するときに下側に位置する収容壁部が略垂直方向に垂下する形態とするのが望ましく、それにより、電線Lの排出を確実に行うことができる。
本発明の端子圧着装置を示す斜視図である。 端子圧着装置を図1とは反対側から示す斜視図である。 排出装置を単品で示す斜視図である。 他の形態の排出装置を示す斜視図である。 周方向に収容部を90゜間隔で備えた場合を示す説明図である。
符号の説明
1 端子圧着装置
3 第一圧着機構
4 第二圧着機構
8 排出装置
26 収納部
27 回転収容装置
28 収容壁部
29 保持部材
30 支持部材
31 回転駆動手段
32 従動プーリ
33 駆動プーリ
34 ベルト
35 モータ
46 排出装置
47 コンベア
48 収容部
49 回転収容装置
51 従動プーリ
52 駆動プーリ
53 ベルト

Claims (2)

  1. 電線の端部に端子を圧着する端子圧着機構と、
    端子を圧着した電線を外部に排出する排出装置と
    を少なくとも具備する端子圧着装置において、
    前記排出装置は、
    端子を圧着した電線を所定量収容可能な三つの収容部と、
    該収容部に収容した電線の軸方向と略同じ方向の軸周りに略120゜間隔で三つの前記収容部を保持する保持部材と、
    該保持部材を回転可能に支持する支持部材と、
    前記保持部材を回転駆動する回転駆動手段とを備え、
    前記収容部は、前記保持部材を回転させることで、電線を収容可能な収容位置と、電線を排出可能な排出位置との間を回転移動することを特徴とする端子圧着装置。
  2. 前記収容部は、少なくとも二つの収容壁部を備え、
    前記収容部が前記排出位置に位置したときに、下側に位置する前記収容壁部は、略垂下する形態とされていることを特徴とする請求項1に記載の端子圧着装置。
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