JP2003197342A - 端子圧着装置 - Google Patents

端子圧着装置

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JP2003197342A
JP2003197342A JP2001399697A JP2001399697A JP2003197342A JP 2003197342 A JP2003197342 A JP 2003197342A JP 2001399697 A JP2001399697 A JP 2001399697A JP 2001399697 A JP2001399697 A JP 2001399697A JP 2003197342 A JP2003197342 A JP 2003197342A
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JP
Japan
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waterproof seal
feeder
crimping device
parts feeder
terminal crimping
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JP2001399697A
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English (en)
Inventor
Hiroji Kodera
博治 小寺
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Kodera Electronics Co Ltd
Original Assignee
Kodera Electronics Co Ltd
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水シールの安定供給を図るとともに、汎用
性が向上されるパーツフィーダを備える端子圧着装置を
提供する。 【解決手段】 パーツフィーダ9は、直進フィーダ8に
防水シールの送給を行うものであり、防水シールが貯留
されるホッパー部29と、防水シールを送給する送給部
30と、駆動制御部31とを備えている。送給部30
は、ホッパー部29の排出口29b近傍で防水シールを
誘導する案内板35を備えている。また駆動制御部31
は、案内板35と協働して防水シールを受け止め、回転
に伴って防水シールを送出するブラシ42が接続されて
いる。よって、ホッパー部29内に投入された防水シー
ルは、ホッパー部29内に貯留されるとともに排出口2
9bから排出され、案内板35とブラシ42によって一
旦受け止められる。駆動制御部31がブラシ42を回転
駆動させると、所定量の防水シールが送出され、案内板
35に沿って直進フィーダ8に送給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子圧着装置に関
するものであり、特に、防水シールの安定供給を図ると
ともに、汎用性が向上されるパーツフィーダを備える端
子圧着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の電送ケーブル等の端
末部の加工処理を行うものとして、端子圧着装置が知ら
れている。これは、電送ケーブルの端末部の切断、スト
リップ(被覆材の除去)、撚り、半田付け、及び接続端
子の圧着等の加工を高精度且つ短時間で行うものであ
る。また、電送ケーブルの防水対策として使用される防
水シールは、この端子圧着装置によって挿入加工が行わ
れている。
【0003】そして、端子圧着装置において防水シール
の挿入加工を行う際には、防水シールの移動経路を有し
挿入加工位置まで防水シールを移動させる直進フィーダ
と、防水シールが収容され直進フィーダに防水シールを
送給するパーツフィーダとが具備される。これらは、防
水シールを自動供給するために使用されるものである。
そして、防水シールを好適に移動させる直進フィーダと
して、本出願人が提案した「振動式パーツフィーダ」が
ある(特開平10−310216号)。これは振動機構
を有し、移動経路に所定周期の振動を与えることによっ
て防水シールを移動させるものであり、さらに振動の振
幅を定期的に大きくすることによって途中位置での引っ
掛かりを防止し、防水シールの供給が中断することがな
いようにしたものである。
【0004】また、パーツフィーダは、一般に、振動機
構を有し内面側に螺旋状の整列段部が形成された円形ボ
ウル状のボウル式パーツフィーダが使用されている。こ
れは、振動機構の振動によって内部に収容された防水シ
ールを整列段部に沿って上昇させ、防水シールを順次送
給するものである。そして、直進フィーダはボウル式パ
ーツフィーダの整列段部の延長上に接続されており、整
列段部に沿って上昇した防水シールが直進フィーダの移
動経路に案内されるよう構成されている。
【0005】しかし、ボウル式パーツフィーダは、外周
部に直進フィーダが接続されるため、ボウル式パーツフ
ィーダの直径が大きくなると、他の機器との干渉を避け
るために直進フィーダの移動経路を長くする必要があ
り、端子圧着装置が大型化していた。また、移動経路が
長くなると、防水シールが途中位置に引っ掛かる恐れも
多くなる。
【0006】そこで、パーツフィーダの小型化と防水シ
ールの供給の安定化とを図ったものとして、例えば特許
公報第2909689号「電線端末処理装置」に開示さ
れているように、有底円筒状の回転ドラム体を使用した
ものが提案されている。これは、回転ドラム体の内周面
に防水シールを持ち上げる掻き揚げ羽根片が設けられ、
回転ドラム体を横向き傾斜状に配設し、回転機構によっ
て円周方向へ回転駆動させるものである。回転ドラム体
の開口には直進フィーダの一端部が挿入されており、回
転ドラム体が回転駆動することにより、内部に収容され
た防水シールが掻き揚げ羽根片によって持ち上げられ、
直進フィーダの一端部上に自然落下した防水シールが、
移動経路に沿って直進フィーダの他端部まで送給され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、回転ドラム体を使用したパーツフィーダは、掻き揚
げ羽根片が防水シールを持ち上げて直進フィーダの端部
に自然落下させるため、内部に収容されている防水シー
ルの量が多い場合は、掻き揚げ羽根片が持ち上げること
が可能な最多量が持ち上げられ、直進フィーダの端部に
一斉に自然落下されていた。また、内部の防水シールの
量が減少すると、直進フィーダには少量の防水シールし
か供給されなくなっていた。このように、直進フィーダ
に一定量の防水シールが安定して供給される状態ではな
かった。
【0008】さらに、回転ドラム体内に収容されている
防水シールの量が少なくなり防水シールを補給する場合
は、回転ドラム体を回転機構から一旦取り外して回転ド
ラム体の開口から防水シールを補給し、補給が終了した
後に回転ドラム体を再び元の位置へ戻す必要があった。
このように、防水シールの補給を行う度に回転ドラム体
を取り外す作業は、手間がかかるとともに面倒であっ
た。
【0009】そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、防
水シールの供給量の平滑化を図るとともに、使い勝手が
向上されるパーツフィーダを備える端子圧着装置の提供
を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
端子圧着装置は、防水シールの移動経路を有し、該防水
シールを作業位置まで移動させる直進フィーダと、該直
進フィーダに前記防水シールを送給するパーツフィーダ
とを具備し、電送ケーブルの端末部に、前記防水シール
の挿入加工を行うとともに、接続端子を装着して圧着加
工を行う端子圧着装置において、前記パーツフィーダ
は、上部が拡開し、投入された前記防水シールを貯留す
るとともに、下部排出口から前記防水シールが順次排出
されるホッパー部と、該ホッパー部から排出される前記
防水シールを所定方向へ誘導する案内板と、前記下部排
出口近傍で水平軸線を中心として回転可能に支持され、
前記案内板と協働して前記ホッパー部から排出される前
記防水シールを受け止めるとともに、回転に伴って所定
量の防水シールを送出する回転体と、該回転体を回転駆
動させる駆動部と、該駆動部の制御を行い、前記直進フ
ィーダに前記防水シールを送給させる送給制御手段とを
備えるものである。
【0011】したがって、請求項1の発明の端子圧着装
置によれば、電送ケーブルの防水対策として端末部に防
水シールを挿入する際は、直進フィーダ及びパーツフィ
ーダを使用する。パーツフィーダのホッパー部に防水シ
ールが投入されると、ホッパー部内に防水シールが貯留
されるとともに、ホッパー部の下部排出口から防水シー
ルが順次排出される。このとき、防水シールは、下部排
出口の近傍に設けられた回転体と案内板とによって一旦
受け止められる。そして、送給制御手段によって駆動部
を駆動させ、駆動部が回転体を回転駆動させると、回転
体の回転に伴って所定量の防水シールが送出される。送
出された防水シールは、案内板に沿って直進フィーダに
送給される。駆動部が回転体の回転駆動を続けることに
より、直進フィーダには所定量の防水シールが安定して
送給される。
【0012】そして、直進フィーダに防水シールが送給
されると、直進フィーダは移動経路に沿って防水シール
を作業位置まで移動させる。作業位置まで移動した防水
シールは、電送ケーブルの端末部への挿入加工が行われ
る。そして、防水シールが挿入された電送ケーブルは、
接続端子が装着されて接続端子の圧着加工が行われる。
このように、直進フィーダ及びパーツフィーダを使用す
ることにより、防水シールが安定して供給されるため、
防水シールの挿入加工が安定して行える。
【0013】請求項2の発明にかかる端子圧着装置は、
請求項1に記載の端子圧着装置において、前記パーツフ
ィーダは、前記案内板及び前記回転体の間隔を調整する
間隔調整手段をさらに備えるものである。
【0014】したがって、請求項2の発明の端子圧着装
置によれば、請求項1の発明の作用に加え、防水シール
のサイズが大きい場合は、間隔調整手段によって案内板
と回転体との間隔を広げ、防水シールのサイズが小さい
場合は、間隔調整手段によって案内板と回転体との間隔
を狭くする。すなわち、防水シールのサイズに合わせ
て、案内板と回転体との間隔を調整することが可能にな
る。
【0015】請求項3の発明にかかる端子圧着装置は、
請求項1または請求項2に記載の端子圧着装置におい
て、前記送給制御手段は、前記回転体の回転数を調節可
能に前記駆動部の制御を行うものである。
【0016】したがって、請求項3の発明の端子圧着装
置によれば、請求項1または請求項2の発明の作用に加
え、送給制御手段によって駆動部の制御を行い、回転体
の回転数を上げると防水シールの供給量が増加し、回転
体の回転数を下げると防水シールの供給量が減少する。
回転体の回転数を調節することにより、防水シールの供
給量が調節される。
【0017】請求項4の発明にかかる端子圧着装置は、
請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の端子圧着
装置において、前記回転体は、中心で支持される回転軸
に、合成樹脂から形成された複数の樹脂毛を放射状に植
設したブラシからなるものである。
【0018】ここで、「合成樹脂」は、例えばプラスチ
ック樹脂から形成されるものであり、防水シールを受け
止めることが可能な強度を備えるとともに、回転に伴っ
て防水シールを送出する際に防水シールを傷つけること
がないように弾力性を有するものが適している。
【0019】したがって、請求項4の発明の端子圧着装
置によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか一つの発
明の作用に加え、回転体は、回転軸に樹脂毛を放射状に
植設したブラシからなるものなので、複数枚の羽根片か
ら構成されるものと比較して、所定量の防水シールが短
い間隔で送出されるため、防水シールを所定量ずつ安定
して送給することが可能になる。また、防水シールを送
出する際に、防水シールが傷つくことはない。
【0020】請求項5の発明にかかる端子圧着装置は、
請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の端子圧着
装置において、前記パーツフィーダは、前記直進フィー
ダの移動経路に前記防水シールを送給する際に、前記移
動経路からこぼれ落ちた前記防水シールを、前記ホッパ
ー部まで運搬する運搬機構をさらに備えるものである。
【0021】したがって、請求項5の発明の端子圧着装
置によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか一つの発
明の作用に加え、直進フィーダに防水シールを送給した
際に、直進フィーダの移動経路から防水シールがこぼれ
落ちると、こぼれ落ちた防水シールは運搬機構によって
ホッパー部まで運搬される。こぼれ落ちた防水シールを
再び直進フィーダに送給することが可能になる。
【0022】請求項6の発明にかかる端子圧着装置は、
請求項5に記載の端子圧着装置において、前記運搬機構
は、前記移動経路の下方で所定箇所の方向へ傾斜して配
設され、前記移動経路からこぼれ落ちた前記防水シール
を受け止めるとともに、前記所定箇所に集合させるガイ
ド部材と、前記所定箇所の下方に配設され、前記防水シ
ールを前記所定箇所の高さから前記ホッパー部の高さま
で空気圧によって圧送する送風ファンと、前記所定箇所
の上方に配設され、前記送風ファンからの送風によって
上昇した前記防水シールを受け止め、前記ホッパー部内
へ落下させる反射板とを有するものである。
【0023】したがって、請求項6の発明の端子圧着装
置によれば、請求項5の発明の作用に加え、直進フィー
ダの移動経路からこぼれ落ちた防水シールは、ガイド部
材によって受け止められ所定箇所へ集められる。所定箇
所へ集められた防水シールは、所定箇所の下部に配設さ
れた送風ファンの空気圧によって圧送され、上方へ上昇
する。そして、上昇した防水シールは、所定箇所の上方
に配設された反射板に受け止められ、ホッパー部内に落
下する。このように、直進フィーダの移動経路からこぼ
れ落ちた防水シールが、ホッパー部まで運搬される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態の端子
圧着装置1について、図1乃至図6に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態である端子圧着装置1の構成
を示す斜視図であり、図2はパーツフィーダの構成を示
す斜視図である。図3(a)は駆動制御部が上方へ移動
する状態を示す説明図であり、図3(b)はブラシが上
方へ移動する状態を示す説明図である。また、図4はパ
ーツフィーダの構成を示す側面図である。図5(a)は
ホッパー部内に防水シールが投入された状態を示す説明
図であり、図5(b)は防水シールが直進フィーダに送
給された状態を示す説明図である。そして、図6は移動
経路からこぼれ落ちた防水シールが、ホッパー部まで戻
る状態を示す説明図である。
【0025】端子圧着装置1は、電線Lの送り込み、防
水シールの挿入、被覆材の除去、接続端子の圧潰、及び
電線Lの切断を一連の動作として行い、一方の端部に防
水シールが挿入されるとともに両端に接続端子が圧着さ
れた所定長さの電線Lを、連続して生成するものであ
る。
【0026】図1に示すように、端子圧着装置1は、電
線Lの先端側に接続端子を圧着させるための第一圧着機
本体2と、電線Lの後端側に接続端子を圧着させるため
の第二圧着機本体3と、電線Lを切断するとともに電線
Lの端部の被覆材を除去する切断機構4と、電線Lの先
端側を第一圧着機本体2に送り込む電線送り機構5と、
切断後の電線Lを保持し電線Lの後端側を第二圧着機本
体3に送り込むチャック機構6と、電線Lの先端側に防
水シールを挿入する挿入機構7と、挿入機構7に防水シ
ールを供給する直進フィーダ8と、直進フィーダ8に防
水シールを送給するパーツフィーダ9とを備えている。
【0027】第一圧着機本体2と第二圧着機本体3とは
基本的な構成が等しいため、ここでは第一圧着機本体2
について説明する。第一圧着機本体2は、長手方向が垂
直に立設する支柱部材10と、支柱部材10の上側に配
設され、動力機構(図示しない)の動作により上下運動
するプレート11と、支柱部材10の下側に位置する基
台12とを備えている。また、支柱部材10は金属で形
成され、断面略コ字状の外観を呈している。
【0028】そして、プレート11には、調節機構(図
示しない)と圧力センサ13とを介して押圧部材14が
取付けられている。押圧部材14は、プレート11の下
端から突出して配設されており、調節機構により下方へ
突出長さを調節できるようになっている。すなわち、押
圧部材14は、プレート11と一体となって上下運動す
る。
【0029】基台12は、上面の略全体が平面になって
おり、押圧部材14の下方に対応する部分には、凹状の
アンビル15が形成されている。したがって、基台12
のアンビル15に接続端子が供給された状態で動力機構
を駆動させると、押圧部材14がプレート11とともに
下方に移動し、押圧部材14の先端と基台12に形成さ
れたアンビル15とが噛み合って接続端子を圧潰する。
また、押圧部材14とアンビル15との間で接続端子を
圧潰する際に押圧部材14に加わる圧力は、圧力センサ
13により検出される。
【0030】第一圧着機本体2では、電線Lと接続端子
との結合強度及び接触抵抗の許容基準となる範囲を予め
定め、圧力センサ13が検知する押圧力の変化を分析
し、接続端子の電線端末部への圧着状態により、電線L
と接続端子との間の結合強度及び接触抵抗が許容範囲で
あるか否かを判断している。そして、圧力センサ13が
検知する押圧力の分析結果が圧着不良を示す場合、即ち
検知される圧力が許容範囲間から逸脱する場合には、不
良品として除外される。
【0031】また、第一圧着機本体2は、接続端子を基
台12のアンビル15に順次供給する端子搬送手段(図
示しない)を備えている。端子搬送手段は、一連に繋が
れた接続端子を案内部材に沿って移動させるものであ
り、押圧部材14の動作に連動している。すなわち、端
子搬送手段は、接続端子の圧潰が終了した後、押圧部材
14を初期の位置に戻すという動作に応じて、一連に繋
がれた接続端子を移動させる。
【0032】切断機構4は、電線Lの切断や、電線Lの
端部の被覆材を除去するものであり、上下方向に配設さ
れた二つ刃(上刃・下刃)と、上刃を下刃に対して上下
に移動させる移動手段(図示しない)とを備えている。
つまり、上刃と下刃との間に電線Lを挿入した状態で、
上刃が下刃に当接するように移動手段を動作させること
により電線Lが切断される。また、電線Lの端部が所定
長さ突出するように、上刃と下刃との間に電線Lを挿入
した状態で、上刃と下刃との間隔が電線Lの芯線の大き
さに対応した距離となるように移動手段を移動させ、続
いて、電線送り機構5あるいはチャック機構6により電
線Lを引っ張ることにより、電線Lの端部の被覆材が除
去される。
【0033】電線送り機構5は、電線取込みガイド1
6、ローラ17、及びガイドパイプ18が、円形板19
の上に配設されている。なお、ローラ17は、ローラ駆
動手段(図示しない)により駆動され、回転方向と回転
数を制御することにより電線Lを任意の長さだけ送るこ
とができる。電線取込みガイド16を介して取込まれた
電線Lは、ローラ17により、ガイドパイプ18内に送
り込まれ、更にガイドパイプ18の先端へと導かれる。
【0034】また、電線送り機構5の円形板19は、モ
ーター等を有する回転手段(図示しない)により所定角
度内で回転する。つまり、回転手段により円形板19が
回転すると、ガイドパイプ18の先端位置が変位し、所
定角度の回転によりガイドパイプ18の先端が第一圧着
機本体2のアンビル15に臨む。この状態で、ローラ1
7により電線Lを送り込むと、電線Lの先端がアンビル
15上に載置された接続端子の所定部位に挿入される。
【0035】チャック機構6は、切断機構4の後方側に
配設され、保持手段、移動手段、及び送込手段(いずれ
も図示しない)を備えている。保持手段は、送込手段の
先端に取付けられており、電線Lを挟んだ状態で保持す
るものである。また、移動手段は、保持手段が弧を描く
ように、保持手段及び送込手段を所定範囲内で移動させ
るものであり、保持手段により電線Lが保持された状態
で、電線Lの後端側を切断機構4側から第二圧着機本体
3側に移動させることができる。また、送込手段は、保
持手段を前後方向に移動させるものであり、第二圧着機
本体3のアンビル上に載置された接続端子の所定部位
に、電線Lの後端側を送り込むとともに、接続端子の圧
潰後、接続端子が圧着された電線Lをアンビルから排出
する。
【0036】挿入機構7は、防水シールを狭持するワン
タッチカプラ20と、ワンタッチカプラ20の移動機構
(図示しない)を有しワンタッチカプラ20を防水シー
ルの挿入加工位置で支持する支持アーム21と、支持ア
ーム21が装着される天板22と、天板22を介して支
持アーム21を水平軸線と平行に支持する支柱部材23
とを備えている。また、支持アーム21は、直進フィー
ダ8の移動経路24から防水シールを取上げるキャリー
ピン(図示しない)を備えており、キャリーピンが取上
げた防水シールをワンタッチカプラ20が受け取る。そ
して、防水シールを受け取ったワンタッチカプラ20
は、防水シールを狭持した状態で、移動機構により挿入
加工位置まで移動する。
【0037】直進フィーダ8は、挿入機構7に防水シー
ルを供給するものであり、防水シールが移動する移動経
路24を有するガイド杆25と、振動機構(図示しな
い)とを備えている。振動機構は、ガイド杆25に所定
周期の振動を与えることにより、防水シールを移動経路
24の一方の端部から他方の端部まで移動させるもので
ある。さらに、振動機構は、ガイド杆25に与える振動
の振幅を定期的に大きくすることにより、防水シールが
移動経路24の途中位置に引っ掛かるのを防止して、防
水シールの供給が中断するのを防いでいる。また、ガイ
ド杆25は、パーツフィーダ9から送給される防水シー
ルを受け止めるとともに、移動経路24まで誘導する補
助片26を有している。
【0038】ところで、端子圧着装置1は操作部27を
備えており、作業者は操作部27から電線Lの送り込
み、防水シールの挿入、被覆材の除去、接続端子の圧
着、及び電線Lの切断等の一連の動作を操作することが
可能である。また、作業内容等に応じて、一連の動作に
おける種々の設定を変更することが可能である。
【0039】次に、パーツフィーダ9の構成について具
体的に説明する。パーツフィーダ9は、直進フィーダ8
に防水シールを順次送給するものであり、図2に示すよ
うに、略直方体形状に形成されたパーツフィーダ本体2
8と、パーツフィーダ本体28の前面上部に配設され防
水シールを貯留するホッパー部29と、パーツフィーダ
本体28の前面中央部に設けられ防水シールの送給を行
う送給部30と、パーツフィーダ本体2の背面に設置さ
れる駆動制御部31とを備えている。
【0040】ホッパー部29は、上部が拡開した漏斗状
に形成されており、上面に防水シールを投入するための
投入口32を備えている。投入口32から投入された防
水シールは、ホッパー部29内に貯留されるとともに、
ホッパー部29下部の排出口29bから順次排出され
る。また、投入口32には、防水シールを投入する際に
防水シールが飛散するのを防止するガード部材33が設
けられている。
【0041】送給部30は、パーツフィーダ本体28の
前面中央部に設けられた送給口34と、ホッパー部29
の排出口29bの近傍で、パーツフィーダ本体28の内
壁に傾斜して配設される案内板35とを備えている。排
出口29bから排出される防水シールは、案内板35に
沿って誘導される。そして、パーツフィーダ9の使用時
には、直進フィーダ8のガイド杆25の一方の端部が、
送給口34に挿入される。
【0042】また、送給部30は、送給口34の前方
で、移動経路24からこぼれ落ちた防水シールを受け止
める部品受部38を備えている。部品受部38は、受け
止めた防水シールがパーツフィーダ本体28内に戻るよ
うに、送給口34方向へ傾斜して配設されている。さら
に、パーツフィーダ本体28の内部には、移動経路24
からこぼれ落ちた防水シール、及び部品受部38によっ
てパーツフィーダ本体28内に戻された防水シールを、
パーツフィーダ本体2の内下部39(本発明の所定箇所
に相当)に集合させるガイド部材40が、傾斜して配設
されている。また、内下部39には、複数の通気孔41
が穿設されている(詳細は後述する)。
【0043】駆動制御部31は、内部にモーター(図示
しない)と、モーターの駆動を制御する制御部(図示し
ない)とを備えており、プラスチック樹脂毛から形成さ
れたブラシ42が、パーツフィーダ本体28内の排出口
29b近傍で、回転軸43を介してモーターに接続され
ている。したがって作業者は、端子圧着装置1の操作部
27から制御部の制御を行い、モーターに接続されたブ
ラシ42を回転駆動させることが可能である。
【0044】また、駆動制御部31は、図3に示すよう
に、調節孔44を有する支持板45を調節螺子46で螺
設することによって設置されている。したがって、調節
螺子46を一旦緩めて駆動制御部31を上方へ移動さ
せ、再び調節螺子46を締めることにより、駆動制御部
31の位置を変更することが可能である(図3(a)参
照)。また、駆動制御部31が上方へ移動すると、駆動
制御部31のモーターに接続されたブラシ42も上方へ
移動する。これにより、案内板35とブラシ42との間
隔hを、防水シールのサイズに合わせて調整することが
可能になる(図3(b)参照)。ここで、調節孔44、
支持板45、及び調節螺子46が本発明の間隔調整手段
に相当する。
【0045】また、図4に示すように、パーツフィーダ
本体28が設置されている載置台47の下面には、収容
ケース48が設けられ、収容ケース48内には、パーツ
フィーダ本体28内へ圧縮空気を送り、空気圧によって
防水シールを圧送するための送風ファン49が収容され
ている。そして、送風ファン49は、圧縮空気が吐出さ
れる送風ダクト50を備えており、送風ダクト50が載
置台47を介してパーツフィーダ本体28の内下部39
の真下になるように配設されている。したがって、載置
台47には、前述した内下部39の通気孔41に連通し
た通気孔(図示しない)が穿設されており、送風ダクト
50から吐出された圧縮空気は、載置台47の通気孔と
内下部39の通気孔41とを通過して、パーツフィーダ
本体28内へ送られる。
【0046】そして、パーツフィーダ本体28の上面に
は、複数の通気孔51が穿設されており、送風ダクト5
0から吐出され、パーツフィーダ本体28内に送られた
圧縮空気は、パーツフィーダ本体28内を上昇し、通気
孔51からパーツフィーダ本体28の外部へ放出され
る。また、パーツフィーダ本体28の上面には、圧縮空
気によって圧送された防水シールがパーツフィーダ本体
28の上面に衝突した際、ホッパー部29内に落下する
ように傾斜面28a(本発明の反射板に相当)が形成さ
れている。さらに、パーツフィーダ本体28の背面の外
板には、透明なアクリル樹脂板が使用されており、ホッ
パー部29内の防水シールの貯留量、およびパーツフィ
ーダ本体28内の状態を視覚的に確認できるようになっ
ている。なお、パーツフィーダ本体28の他部材は、耐
久性とコストとを考慮して、ステンレス等の金属を使用
して製造されている。
【0047】また、パーツフィーダ本体28の内部に
は、投入された防水シールのサイズに合わせて排出口2
9bの大きさを調整する経路部材52が配設されてい
る。これは、前述した駆動制御部31のように、パーツ
フィーダ本体28の背面側内壁に、調節孔及び調節螺子
によって角度及び位置が調整可能に設置されている。こ
れにより、投入された防水シールがホッパー部29内ま
たは排出口29bで詰まり、防水シールの排出が中断す
るのを防止することが可能になる。したがって、パーツ
フィーダ9は、駆動制御部31の位置と経路部材52の
位置及び角度とを調整することにより、サイズが異なる
各種部品に対応することが可能になる。
【0048】次に、本実施形態の端子圧着装置1の使用
方法について説明する。特に、パーツフィーダ9の使用
方法については、図5及び図6に基づいて説明する。端
子圧着装置1において、作業者はパーツフィーダ9の投
入口32から防水シールAを投入する。
【0049】そして、ホッパー部29内に防水シールA
が投入されると、防水シールAはホッパー部29内に貯
留されるとともに排出口29bから順次排出され、案内
板35とブラシ42との協働により一旦受け止められる
(図5(a)参照)。このとき、投入される防水シール
Aのサイズに合わせて、案内板35とブラシ42との間
隔を、あらかじめ調整しておく。そして、駆動制御部3
1を駆動させ、ブラシ42が回転駆動を開始すると、案
内板35とブラシ42とによって受け止められていた防
水シールAは、ブラシ42の回転に伴って一定量が順次
送給される(図5(b)参照)。
【0050】送給された防水シールAは、直進フィーダ
8の補助片26によって受け止められ、直進フィーダ8
の移動経路24まで誘導される。そして、移動経路24
まで誘導された防水シールAは、直進フィーダ8に備え
られた振動機構の振動によって移動経路24の他方の端
部まで移動する。また、直進フィーダ8に送給する量を
増やしたい場合は、操作部27から制御部を操作してブ
ラシ42の回転数を上げる。ブラシ42の回転が速くな
ると、防水シールAの送給量が増加する。また、送給す
る量を減らしたい場合は、操作部27から制御部を操作
してブラシ42の回転数を下げる。ブラシ42の回転が
遅くなり、防水シールAの送給量が減少する。
【0051】また、図6に示すように、直進フィーダ8
に防水シールAを送給した際に、移動経路24から防水
シールAがこぼれ落ちると、パーツフィーダ本体28内
に配設されたガイド部材40によって、パーツフィーダ
本体28の内下部39に集められる。そして、内下部3
9に集められた防水シールAは、内下部39の下方に配
設された送風ダクト50から吐出される圧縮空気Bの空
気圧により、上方へ圧送される。圧送された防水シール
Aは、パーツフィーダ本体28の傾斜面28aに衝突
し、ホッパー部29内に落下する。このとき、防水シー
ルAを圧送した圧縮空気Bは、パーツフィーダ本体28
の上面に穿設された通気孔51から、外部へ放出され
る。これにより、こぼれ落ちた防水シールAは、再び直
進フィーダ8に送給することが可能になる。
【0052】そして、直進フィーダ8の移動経路24の
他方の端部まで移動した防水シールAは、挿入機構7の
キャリーピンによって順次取上げられる。キャリーピン
が取上げた防水シールAは、ワンタッチカプラ20に受
け取られ、防水シールAを受け取ったワンタッチカプラ
20は、移動機構(図示しない)により防水シールAを
狭持した状態で挿入加工位置まで移動する。
【0053】一方、電線送り機構5では、電線取込みガ
イド16を介して電線Lが供給されると、ローラ駆動手
段(図示しない)によってローラ17を回転させて電線
Lを送る。このとき、電線Lが送られる方向を進行方向
とする。そして、電線Lはガイドパイプ18によって案
内され、ワンタッチカプラ20によって狭持されている
防水シールAの所定部位に挿入される。電線Lが所定長
さ分送られると、ワンタッチカプラ20が防水シールA
を離し、防水シールAは電線Lの所定位置に装着され
る。
【0054】続いて、防水シールAが挿入された電線L
の先端は、ローラ駆動手段によって切断機構4の上刃と
下刃の間に送り込まれる。そして、電線Lの端部側が切
断機構4の刃を所定長さだけ越えた時点でローラ17の
回転を一旦停止するとともに、移動手段(図示しない)
により上刃が下刃側に移動し、上刃と下刃との間隙が所
定長さとなる。なお、この所定長さは予め作業者により
設定された値であり、電線Lの芯線の大きさに相当す
る。その後、ローラ駆動手段によってローラ17が逆回
転し、電線Lは進行方向と逆方向に移動する。これによ
り、電線Lの先端の被覆材が除去される。
【0055】電線Lの先端の被覆材が除去された後、回
転手段(図示しない)の動作により円形板19が反時計
方向に所定角度回転する。これにより、電線送り機構5
の円形板19上に配設されたガイドパイプ18の先端
が、第一圧着機本体2のアンビル15側を向く。そし
て、アンビル15には、接続端子が端子搬送手段(図示
しない)によって供給されているため、ローラ駆動手段
よってローラ17を回転(正回転)させると、電線Lの
先端が接続端子の所定部位に挿入される。
【0056】接続端子に電線Lが挿入された後、接続端
子の圧潰動作が行われる。つまり、動力機構(図示しな
い)が駆動し、押圧部材14がプレート11とともに下
方に移動し、押圧部材14の先端と基台14に形成され
たアンビル15とが噛み合って、接続端子を圧潰する。
【0057】続いて、回転手段(図示しない)の動作に
より、円形板19が時計方向に所定角度回転する。これ
により、ガイドパイプ18が元の位置に戻り、ガイドパ
イプ18の先端は切断機構4側(進行方向)を向く。こ
の状態で、ローラ駆動手段によってローラ17が回転
し、電線Lが所定長さ分送られる。この所定長さとは、
必要な電線Lの長さであり、作業者によって設定された
値である。電線Lが所定長さ分送られた後、切断機構4
の移動手段により、上刃が下刃側に当接し、上刃と下刃
との間で電線Lを切断する。
【0058】その後、チャック機構6の保持手段(図示
しない)が動作し、電線Lを挟んだ状態で保持する。そ
して、送込手段(図示しない)により電線Lの後端側を
所定距離だけ進行方向と逆方向へ移動させるとともに、
所定距離戻した状態で、切断機構4の移動手段により上
刃と下刃との間隔を、電線Lの芯線の大きさに相当する
距離とする。この状態で、送込手段により電線Lを進行
方向に引っ張ると、電線Lの後端側の被覆材が除去され
る。
【0059】さらに、チャック機構6は、移動手段(図
示しない)により、保持手段及び送込手段を、切断機構
4側から第二圧着機本体3側へ移動させる。そして、保
持手段及び送込手段が第二圧着機本体3側まで移動する
と、送込手段により電線Lの後端側を第二圧着機本体3
のアンビルに送り込む。第二圧着機本体3においても、
第一圧着機本体2と同様、アンビルには圧潰動作毎に、
接続端子が順次供給されるため、送込手段により送り込
まれた電線Lは、接続端子の所定部位に挿入される。
【0060】電線Lの後端側が接続端子に送り込まれた
後、第二圧着機本体3により接続端子の圧潰動作が行わ
れる。つまり、第一圧着機本体2と同様、動力機構が駆
動し、押圧部材がプレートとともに下方に移動し、押圧
部材の先端と基台に形成されたアンビルとが噛み合っ
て、接続端子を圧潰する。これにより、電線Lの先端側
に防水シールAが挿入されるとともに、両端に接続端子
が圧潰された電線Lが生成される。なお、このように生
成された電線Lは図示しない排出機構へ送られる。
【0061】このように、上記一実施形態では、ホッパ
ー部29内に貯留された防水シールAが、排出口29b
の近傍に設けられた案内板35とブラシ42とで受け止
められ、駆動制御部31を操作してブラシ42を回転駆
動させることにより、所定量の防水シールが順次送給さ
れる。また、防水シールAを送給した際に直進フィーダ
8の移動経路24からこぼれ落ちた防水シールAは、送
風ダクト50から吐出される圧縮空気Bの空気圧によっ
て上方へ圧送され、再びホッパー部29内に戻される。
防水シールAを安定して送給し続けることができる。
【0062】そして、パーツフィーダ9から送給される
防水シールAは、直進フィーダ8によって作業位置まで
移動し、挿入機構7によって電線Lの先端側に防水シー
ルAの挿入加工が行われる。これにより、電線Lの送り
込み、防水シールの挿入、被覆材の除去、接続端子の圧
潰、及び電線Lの切断等の一連の動作を、中断すること
なく安定して続けることが可能である。
【0063】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定され
るものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可
能である。
【0064】すなわち、上記一実施形態では、電線Lの
先端側に防水シールAの挿入加工を行うものとして挿入
機構7、直進フィーダ8、及びパーツフィーダ9を示し
たが、これらをもう一式追加して設置し、電線Lの後端
側にも防水シールAの挿入加工が行えるようにしてもよ
い。
【0065】また、上記一実施形態では、こぼれ落ちた
防水シールAを送風ダクト50から吐出される圧縮空気
Bの空気圧によって圧送し、ホッパー部29内に運搬す
るものを示したが、これに限定するものではなく、ベル
トコンベヤー式の装置を使用して運搬するようにしても
よい。さらに、これを駆動制御部31に接続し、モータ
ーで同時に駆動させるようにすれば、構成を簡単にして
コストを低減することができる。
【0066】さらに、上記一実施形態では、ホッパー部
29の排出口29bから排出される防水シールAを誘導
するものとして、パーツフィーダ本体28の内壁に傾斜
して配設される案内板35を示したが、これに限定する
ものではなく、パーツフィーダ本体28の内壁を利用す
るようにしてもよい。また、パーツフィーダ本体28の
内壁を傾斜状に形成したものでもよい。
【0067】そして、上記一実施形態では、案内板35
とブラシ42との間隔を調整するものとして、駆動制御
部31の位置を変更する調節孔44、支持板45、及び
調節螺子46を示したが、これに限定するものではな
く、案内板35に調節孔44、支持板45、及び調設螺
子46を設け、案内板35の位置を変更して案内板35
とブラシ42との間隔を調節するようにしてもよい。
【0068】また、案内板35とブラシ42との間隔を
調整するものとして、駆動制御部31のモーターに接続
されたブラシ42を取外せるようにし、径の長さが異な
るブラシ42を取り付けるようにしてもよい。ブラシ4
2の径の長さが変わることにより、案内板35とブラシ
42との間隔が調節される。
【0069】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の端子圧
着装置は、パーツフィーダがホッパー部内に防水シール
を貯留し、ホッパー部の排出口近傍に設けられた回転体
を駆動部で回転駆動させることによって防水シールが所
定量ずつ送出されるので、直進フィーダには安定して防
水シールを送給することができ、送給量の平滑化を図る
ことが可能となる。これにより、防水シールの挿入加工
を安定して行うことが可能になる。また、防水シールを
補給する場合においても、ホッパー部の上部から防水シ
ールを投入するだけなので、使い勝手が向上されるとと
もに、補給作業が容易になるため、作業者の負担を軽減
することができる。
【0070】請求項2の発明の端子圧着装置は、請求項
1の発明の効果に加え、パーツフィーダの案内板と回転
体との間隔が調整できるので、サイズが異なる部品に対
応することができ、汎用性が向上される。
【0071】請求項3の発明の端子圧着装置は、請求項
1または請求項2の発明の効果に加え、パーツフィーダ
は、防水シールの送給量が調節できるので、防水シール
の種類及び作業内容等に合わせて、送給量を変更するこ
とができ、作業効率が向上される。
【0072】請求項4の発明の端子圧着装置は、請求項
1乃至請求項3のいずれか一つの発明の効果に加え、パ
ーツフィーダの回転体は合成樹脂から形成された樹脂毛
から形成されるものなので、防水シールを傷つけること
がなく、安価で製造することが可能である。
【0073】請求項5の発明の端子圧着装置は、請求項
1乃至請求項4のいずれか一つの発明の効果に加え、こ
ぼれ落ちた防水シールはホッパー部まで運搬されるの
で、こぼれ落ちた防水シールがパーツフィーダ内に貯留
されるのを防止するとともに、防水シールを無駄なく使
用することができる。
【0074】請求項6の発明の端子圧着装置は、請求項
1乃至請求項5のいずれか一つの発明の効果に加え、こ
ぼれ落ちた防水シールは空気圧によって圧送されるの
で、防水シールに汚れや傷が付くのを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である端子圧着装置の構成
を示す斜視図である。
【図2】端子圧着装置におけるパーツフィーダの構成を
示す斜視図である。
【図3】パーツフィーダの(a)駆動制御部が上方へ移
動する状態を示す説明図、(b)ブラシが上方へ移動す
る状態を示す説明図である。
【図4】パーツフィーダの構成を示す側面図である。
【図5】パーツフィーダの(a)ホッパー部内に防水シ
ールが投入された状態を示す説明図であり、(b)防水
シールが直進フィーダに送給された状態を示す説明図で
ある。
【図6】移動経路からこぼれ落ちた防水シールが、ホッ
パー部まで戻る状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 端子圧着装置 8 直進フィーダ 9 パーツフィーダ 24 移動経路 28a 傾斜面(反射板) 29 ホッパー部 29b 下部排出口 31 駆動制御部(駆動部、送給制御手段) 35 案内板 40 ガイド部材 42 ブラシ(回転体) 44 調節孔(間隔調整手段) 45 支持板(間隔調整手段) 46 調節螺子(間隔調整手段) 49 送風ファン A 防水シール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水シールの移動経路を有し、該防水シ
    ールを作業位置まで移動させる直進フィーダと、 該直進フィーダに前記防水シールを送給するパーツフィ
    ーダとを具備し、電送ケーブルの端末部に、前記防水シ
    ールの挿入加工を行うとともに、接続端子を装着して圧
    着加工を行う端子圧着装置において、 前記パーツフィーダは、 上部が拡開し、投入された前記防水シールを貯留すると
    ともに、下部排出口から前記防水シールが順次排出され
    るホッパー部と、 該ホッパー部から排出される前記防水シールを所定方向
    へ誘導する案内板と、 前記下部排出口近傍で水平軸線を中心として回転可能に
    支持され、前記案内板と協働して前記ホッパー部から排
    出される前記防水シールを受け止めるとともに、回転に
    伴って所定量の防水シールを送出する回転体と、 該回転体を回転駆動させる駆動部と、 該駆動部の制御を行い、前記直進フィーダに前記防水シ
    ールを送給させる送給制御手段とを備えることを特徴と
    する端子圧着装置。
  2. 【請求項2】 前記パーツフィーダは、 前記案内板及び前記回転体の間隔を調整する間隔調整手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の端
    子圧着装置。
  3. 【請求項3】 前記送給制御手段は、 前記回転体の回転数を調節可能に前記駆動部の制御を行
    うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端
    子圧着装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体は、 中心で支持される回転軸に、合成樹脂から形成された複
    数の樹脂毛を放射状に植設したブラシからなることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の
    端子圧着装置。
  5. 【請求項5】 前記パーツフィーダは、 前記直進フィーダの移動経路に前記防水シールを送給す
    る際に、前記移動経路からこぼれ落ちた前記防水シール
    を、前記ホッパー部まで運搬する運搬機構をさらに備え
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一
    つに記載の端子圧着装置。
  6. 【請求項6】 前記運搬機構は、 前記移動経路の下方で所定箇所の方向へ傾斜して配設さ
    れ、前記移動経路からこぼれ落ちた前記防水シールを受
    け止めるとともに、前記所定箇所に集合させるガイド部
    材と、 前記所定箇所の下方に配設され、前記防水シールを前記
    所定箇所の高さから前記ホッパー部の高さまで空気圧に
    よって圧送する送風ファンと、 前記所定箇所の上方に配設され、前記送風ファンからの
    送風によって上昇した前記防水シールを受け止め、前記
    ホッパー部内へ落下させる反射板とを有することを特徴
    とする請求項5に記載の端子圧着装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104393466A (zh) * 2014-10-21 2015-03-04 广东中德电缆有限公司 端子压接机的自动上料装置
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