JP4619824B2 - リングの払い出し方法及びその装置 - Google Patents

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本発明は、金属製の薄板ドラムから輪切り状に切断された複数の金属リングを一つずつ払い出すリングの払い出し方法及びその装置に関する。
例えば、無段変速機に採用される動力伝達用のベルトにおいては、環状に積層配列された複数のエレメントを一体に結束するために、複数の金属製リング部材を積層してなる積層リングが用いられる。この種の積層リングを構成する金属リングは、矩形状の金属製薄板の両端縁を溶接接合して形成された円筒状のドラムを所定幅で輪切り状に切断することによって形成される。
従来、円筒状のドラムを所定幅毎に切断して前記金属リングを形成する際には、例えば、特許文献1に見られるように、ドラムを該ドラムに対応する形状の回転する切断保持具に保持し、切断保持具を介してドラムを回転させつつ刃具によってドラムの周方向に所定幅毎に切断することが行なわれる。そして、ドラムから輪切り状に形成された複数の金属リングは切断保持具から払い出され、整形処理等の後工程に送られる。
ところで、複数の金属リングを整形処理等の後工程に送るときには、金属リングを一つずつ例えば払い出し搬送路に投入することが行われる。この場合には、切断保持具から複数の金属リングを一度に引き抜いて受け箱等に落下させた後に、手作業によって払い出し搬送路に投入される。或いは、手作業によって切断保持具から金属リングを一つずつ引き抜いて払い出し搬送路に投入される。しかし、このような手作業での払い出し作業においては、極めて手数がかかり、作業効率が悪い不都合があった。
再表02/028580号公報(第1図)
かかる不都合を解消して、本発明は、金属製薄板ドラムから切断形成された複数の製品用金属リングを、手作業によることなく円滑に一つずつ払い出すことができ、作業効率を飛躍的に向上させることができるリングの払い出し方法及びその装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、金属製の薄板により円筒状に形成されたドラムをその内側からドラム保持機構により保持して該ドラムを輪切り状に切断した後に、この切断により形成された複数の金属リングを一つずつ払い出すリングの払い出し方法であって、ドラムから切断形成されて前記ドラム保持機構に保持された複数の金属リングを、上下に分割する筒状のリング引き抜き部材によって外周から圧接挟持し、同一軸線方向に配列した状態を維持して該リング引き抜き部材を前記ドラム保持機構の軸線方向に引き抜くことにより、前記ドラム保持機構による複数の金属リングの保持を解除する保持解除工程と、前記ドラム保持機構による保持が解除された複数の金属リングを、その配列状態を維持して前記リング引き抜き部材により搬送した後、該金属リングの幅寸法に対応する幅寸法を有する螺旋状の送り溝が外周に形成された回転自在の送り出し回転軸を、リング引き抜き部材に保持された金属リングの軸線方向に挿入するようにして、該送り出し回転軸に複数の金属リングを装着し、前記リング引き抜き部材を上下に分割離反させて、リング引き抜き部材による金属リングの圧接挟持を解除するリング装着工程と、前記送り出し回転軸に装着された金属リングを、前記送り出し回転軸を回転させることにより前記送り溝に沿って案内し、各金属リングを該送り出し回転軸の先端から順次一つずつ払い出す払い出し工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記保持解除工程の後に金属リングを同一軸線方向に配列した状態を維持して搬送し、前記リング装着工程により複数の金属リングを送り出し回転軸に保持させ、次いで、前記払い出し工程によって送り出し回転軸を回転させる。これにより、金属リングを螺旋状の送り溝に沿って送り出すので、手作業によることなく確実に金属リングを一つずつ払い出すことができ、作業効率を向上させることができる。
また、本発明は、前記払い出し工程においては、前記送り出し回転軸の回転始動に先立って、該送り出し回転軸の軸線方向に延びる規制部材を該送り出し回転軸の外周に接近又は当接させ、該送り出し回転軸に保持された金属リングの径方向への動きを規制することを特徴とする。
送り出し回転軸の回転によって金属リングを送り溝に沿って送り出すとき、送り出し回転軸の回転速度を比較的大とすることにより、金属リングを迅速に送り出すことができる。しかし、送り出し回転軸の回転速度が大とすると、送り溝に案内される金属リングの振れが激しくなって送り溝から外れるおそれがある。
そこで、本発明においては、前記払い出し工程において前記規制部材を送り出し回転軸の外周に接近又は当接させることによって、金属リングの径方向への動きを規制するので、金属リングが送り溝から外れることを確実に防止することができる。
また、本発明は、金属製の薄板により円筒状に形成されたドラムをその内側からドラム保持機構により保持して該ドラムを輪切り状に切断した後に、この切断により形成された複数の金属リングを一つずつ払い出すリングの払い出し装置であって、ドラムから切断形成され、前記ドラム保持機構による保持を解除された複数の金属リングを同一軸線方向に配列した状態で装着保持する回転自在の送り出し回転軸と、該送り出し回転軸の外周に形成され、前記金属リングの幅寸法に対応する幅寸法に形成された螺旋状の送り溝と、該送り溝に支持された金属リングを該送り溝に沿って案内して前記送り出し回転軸の先端から脱離させるべく該送り出し回転軸を回転駆動する回転駆動手段と、前記送り出し回転軸の軸線方向に延び、且つ、該送り出し回転軸の外周に向かって進退自在に設けられ、該送り出し回転軸の送り溝に対応する螺旋状の溝が外周に形成された規制ローラと、該規制ローラを進退させて送り出し回転軸の外周に当接させる進退駆動手段とを備え、該規制ローラは、送り出し回転軸の外周に当接したとき、該送り出し回転軸の回転時に該送り出し回転軸に保持された金属リングの径方向への動きを規制することを特徴とする。
本発明の払い出し装置は、前記ドラム保持機構に保持されたドラムから切断形成された複数の金属リングをその配列状態を維持して送り出し回転軸に保持するので、ドラム保持機構から送り出し回転軸への複数の金属リングの搬送及び装着を極めて円滑に行うことができる。そして、送り出し回転軸は螺旋状の前記送り溝を備えるので、送り出し回転軸を前記駆動手段によって回転するだけで、送り溝に案内された金属リングを確実に一つずつ送り出し回転軸の先端から離脱させて払い出すことができる。
このように、本発明によれば、払い出し装置を構造簡単に提供して、しかも、金属製薄板ドラムから切断形成された複数の金属リングを、手作業によることなく円滑に一つずつ払い出すことができ、作業効率を飛躍的に向上させることができる。
規制部材としては、具体的には、送り出し回転軸の略全長にわたって延びる棒状の部材を採用してもよく、或いは、送り出し回転軸の軸線に平行して送り出し回転軸の略全長にわたって延びる回転軸に回転自在に設けられたローラを採用してもよい。規制部材としてローラを採用した場合には、送り出し回転軸の外周にローラの外周を当接させ、送り出し回転軸の回転に追従して回転させることができる。しかも、送り出し回転軸の外周にローラの外周を当接させることで、送り溝の開放側をローラにより覆うことができる。これにより、金属リングを送り溝内に確実に規制することができ、金属リングの外れを防止して送り出し回転軸を高速回転させることができる。また、ローラを採用した場合には、該ローラの外周に送り出し回転軸の送り溝に対応する螺旋状の溝を形成することによって、送り出し回転軸の送り溝とローラの螺旋状の溝とで構成される空間に金属リングの一部を収容した状態を維持して金属リングを送り出し方向に確実に案内することができる。
また、本発明の払い出し装置において、前記送り出し回転軸の外径は、前記金属リングの内径より1〜3mm小径に形成されていることが好ましい。送り出し回転軸は、その外周に金属リングを装着するために、送り出し回転軸の外径は金属リングの内径より小径に形成されている。このとき、送り出し回転軸の外径と金属リングの内径との差が3mmより大きいと、送り出し回転軸と金属リングとの間隙が比較的大きく形成され、送り出し回転軸を回転させたとき金属リングの振れが大きくなって、隣り合う金属リング同士に衝突や接触が生じて送り溝による円滑な案内が阻害されるおそれがある。また、送り出し回転軸の外径と金属リングの内径との差が1mmより小さいと、送り出し回転軸への金属リングの装着が困難となる。そこで、本発明においては、前記送り出し回転軸の外径を前記金属リングの内径より1〜3mm小径に形成することにより、送り出し回転軸への金属リングの装着が容易に行えると共に、送り出し回転軸の回転に伴う金属リングの振れを小として送り溝に沿った金属リングの払い出し方向への案内を確実に行うことができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態のリングの払い出し装置を示す説明図、図2は本実施形態のリングの払い出し装置の作動を示す説明図、図3は図2の一部を拡大断面視した説明図、図4は本実施形態におけるリングの払い出し方法を示す説明図、図5は他の実施形態のリングの払い出し装置における要部の断面説明図である。
図1に示すように、本実施形態のリングの払い出し装置1は、複数の金属リングWを同一軸線方向に配列した状態で装着保持する円柱状の送り出し回転軸2を備えている。該送り出し回転軸2は、その基端部が機台3に立設された支持フレーム4に軸受け部材5を介して回転自在に支持され、その先端部が払い出し搬送路6の上方に臨んでいる。送り出し回転軸2は、前記軸受け部材5に連結されたギヤボックス7を介してモータ8(回転駆動手段)により回転駆動されるようになっている。払い出し搬送路6はコンベヤによって構成されており、金属リングWを整形処理等の後工程に送るものである。
前記送り出し回転軸2の外周には、螺旋状の送り溝9が形成されている。該送り溝9は、金属リングWの幅寸法よりも僅かに大きい幅に形成されており、金属リングWの厚みより大きな深さ寸法に形成されている。更に、送り出し回転軸2の外径は金属リングWの内径より1〜3mm小径に形成されている。
また、送りだし回転軸2の上方には、送り出し回転軸2に保持された金属リングWが送り溝9内に収められた状態で円滑に送り出されるように、金属リングWの径方向の動きを規制して送り出し途中で金属リングWが送り溝9から外れるのを防止する規制手段10が設けられている。
規制手段10は、規制ローラ11(規制部材)と、該規制ローラ11を昇降させる昇降シリンダ12(進退駆動手段)とを備えている。規制ローラ11は、送り出し回転軸2の回転軸線に平行の回転軸13に回転自在に保持され、該回転軸13は側面視コ字形のブラケット14に支持されている。
昇降シリンダ12は、前記支持フレーム4の上端部であってモータ8よりも上方位置に支持され、ピストンロッド15の先端には規制ローラ11を支持する前記ブラケット14が連結されている。これにより、規制ローラ11は昇降シリンダ12によるピストンロッド15の伸縮によって昇降され、規制ローラ11が下降したとき規制ローラ11は送り出し回転軸2に当接する。
規制ローラ11が送り出し回転軸2に当接することにより、送り溝9の開放側が規制ローラ11により覆われ、金属リングWの送り溝9からの外れが防止できる。しかも、規制ローラ11は回転自在であることにより、送り出し回転軸2に当接して送り出し回転軸2に追従して回転し、送り出し回転軸2の回転を阻害することがない。なお、規制ローラ11は、送り出し回転軸2に当接しなくても、金属リングWの送り溝9からの外れが防止できる位置に接近させておいてもよい。その場合の送り出し回転軸2の外周と規制ローラ11の外周との距離は、例えば、金属リングWの厚み寸法より僅かに小とすることが好ましい。
以上の構成による払い出し装置1の作動を説明すれば、図1に示すように、複数の金属リングWを送り出し回転軸2に装着する。これにより、各金属リングWは送り出し回転軸2の外周の送り溝9に一つずつ掛止された状態で保持される。次いで、図2に示すように、昇降シリンダ12の駆動により規制ローラ11が下降して送り出し回転軸2に当接する。この状態でモータ8によって送り出し回転軸2が回転されると、螺旋状の送り溝9によって各金属リングWが送り出し回転軸2の先端に向かって送られ、送り出し回転軸2の先端から前記払い出し搬送路6に向かって一つずつ落下する。これによって、金属リングWを確実に一つずつ払い出すことができる。しかも、送り出し回転軸2に規制ローラ11が当接していることにより、送り出し回転軸2を高速に回転させても、金属リングWは規制ローラ11によって規制されて送り溝9から外れることはなく、送り溝9に沿って確実に送り出される。
次に、本実施形態の払い出し装置1を採用した金属リングの払い出し方法を説明すれば、先ず、図4(a)に示すように、ドラム切断装置のドラム保持機構16に保持された金属製の薄板ドラムから複数の金属リングWが切断形成される。該ドラムは、図示しないが、矩形状の金属製の薄板を円筒状に曲げ両端縁を溶接して形成されたものである。各金属リングWは、ドラム保持機構16に保持された該ドラムを回転させつつ円盤状の切刃17を所定幅毎に押し当てることによって輪切り状に切断されて形成される。
ドラム保持機構16に保持された状態でドラムから切断された複数の金属リングWは、次いで、図4(b)に示すように、上下に分割する筒状のリング引き抜き部材18によって外周から圧接挟持され、ドラム保持機構16から軸線方向に引き抜かれて保持が解除される(保持解除工程)。
続いて、図4(c)に示すように、リング引き抜き部材18に保持された金属リングWの軸線方向に送り出し回転軸2を挿入するようにして、送り出し回転軸2に金属リングWを装着し、リング引き抜き部材18を上下に分割離反させて、リング引き抜き部材18による金属リングWの圧接挟持を解除する(リング装着工程)。このとき、規制手段10は、昇降シリンダ12により規制ローラ11を上昇位置に維持させ、規制ローラ11とリング引き抜き部材18との干渉を防止する。
そして、前述した通り、図2及び図3に示すように、規制手段10が昇降シリンダ12により規制ローラ11を下降させて該規制ローラ11を送り出し回転軸2に当接させ、次いで、送り出し回転軸2を回転させる。これによって、螺旋状の送り溝9が各金属リングWを送り出し、送り出し回転軸2の先端から金属リングWが一つずつ払い出し搬送路6上に払い出される(払い出し工程)。
以上のように、本実施形態の払い出し装置1を採用することによって、ドラムから切断された複数の金属リングWを手作業によることなく確実に一つずつ払い出すことができるので、作業効率を飛躍的に向上させることができる。
なお、本実施形態においては、本発明における規制部材として規制ローラ11を採用したものを示したが、更に、図5に示すように、規制ローラ11の外周に、送り出し回転軸2の送り溝9に対応する螺旋状の溝19を形成してもよい。こうすることによって、送り出し回転軸2の送り溝9と規制ローラ11の螺旋状の溝19とで構成される空間内に金属リングWの一部が収容された状態を確実に維持することができる。そして、送り出し回転軸2の回転に伴って金属リングWが振れて送り溝9から外れようとしても、規制ローラ11の螺旋状の溝19が金属リングWを規制して外れを防止すると同時に金属リングWを送り出し方向に案内するので、金属リングWの外れを確実に防止しつつ確実に払い出し搬送路6上に払い出すことができる。しかも、送り出し回転軸2の送り溝9と規制ローラ11の螺旋状の溝19とで構成される空間は金属リングWを収容するだけの大きさがあればよいので、図5に示すように、送り出し回転軸2の送り溝9を金属リングWの厚み寸法より浅くすることができ、前述したリング装着工程において送り出し回転軸2に金属リングWを装着する際に、金属リングWと送り溝9の両側壁との干渉が防止でき、金属リングWの装着が極めて容易となる。
また、本実施形態においては、規制部材として規制ローラ11を採用したものを示したが、図示しないが、規制ローラ11に替えて、送り出し回転軸2の軸線方向に延びる棒状体を採用してもよい。この場合には、送り出し回転軸2の外周に該棒状体を当接させずに、送り出し回転軸2の外周から金属リングWの厚み寸法より僅かに小さな距離を存して接近させておくことが好ましい。
また、本実施形態においては、送り出し回転軸2を高速回転させて金属リングWの迅速な払い出しを行うために前記規制手段10を設けた例を示したが、送り出し回転軸2を低速で回転させる場合には金属リングWの振れが小さく送り溝9からの外れもないので、前記規制手段10を設けなくてもよい。
本発明の一実施形態のリングの払い出し装置を示す説明図。 本実施形態のリングの払い出し装置の作動を示す説明図。 図2の一部を拡大断面視した説明図。 本実施形態におけるリングの払い出し方法を示す説明図。 他の実施形態のリングの払い出し装置における要部の断面説明図。
符号の説明
W…金属リング、1…払い出し装置、2…送り出し回転軸、8…モータ(回転駆動手段)、9…送り溝、12…昇降シリンダ(進退駆動手段)、11…規制ローラ(規制部材)、16…ドラム保持機構、18…リング引き抜き部材

Claims (4)

  1. 金属製の薄板により円筒状に形成されたドラムをその内側からドラム保持機構により保持して該ドラムを輪切り状に切断した後に、この切断により形成された複数の金属リングを一つずつ払い出すリングの払い出し方法であって、
    ドラムから切断形成されて前記ドラム保持機構に保持された複数の金属リングを、上下に分割する筒状のリング引き抜き部材によって外周から圧接挟持し、同一軸線方向に配列した状態を維持して該リング引き抜き部材を前記ドラム保持機構の軸線方向に引き抜くことにより、前記ドラム保持機構による複数の金属リングの保持を解除する保持解除工程と、
    前記ドラム保持機構による保持が解除された複数の金属リングを、その配列状態を維持して前記リング引き抜き部材により搬送した後、該金属リングの幅寸法に対応する幅寸法を有する螺旋状の送り溝が外周に形成された回転自在の送り出し回転軸を、リング引き抜き部材に保持された金属リングの軸線方向に挿入するようにして、該送り出し回転軸に複数の金属リングを装着し、前記リング引き抜き部材を上下に分割離反させて、リング引き抜き部材による金属リングの圧接挟持を解除するリング装着工程と、
    前記送り出し回転軸に装着された金属リングを、前記送り出し回転軸を回転させることにより前記送り溝に沿って案内し、各金属リングを該送り出し回転軸の先端から順次一つずつ払い出す払い出し工程とを備えることを特徴とするリングの払い出し方法。
  2. 前記払い出し工程においては、前記送り出し回転軸の回転始動に先立って、該送り出し回転軸の軸線方向に延びる規制部材を該送り出し回転軸の外周に接近又は当接させ、該送り出し回転軸に保持された金属リングの径方向への動きを規制することを特徴とする請求項1記載のリングの払い出し方法。
  3. 金属製の薄板により円筒状に形成されたドラムをその内側からドラム保持機構により保持して該ドラムを輪切り状に切断した後に、この切断により形成された複数の金属リングを一つずつ払い出すリングの払い出し装置であって、
    ドラムから切断形成され、前記ドラム保持機構による保持を解除された複数の金属リングを同一軸線方向に配列した状態で装着保持する回転自在の送り出し回転軸と、
    該送り出し回転軸の外周に形成され、前記金属リングの幅寸法に対応する幅寸法に形成された螺旋状の送り溝と、
    該送り溝に支持された金属リングを該送り溝に沿って案内して前記送り出し回転軸の先端から脱離させるべく該送り出し回転軸を回転駆動する回転駆動手段と
    前記送り出し回転軸の軸線方向に延び、且つ、該送り出し回転軸の外周に向かって進退自在に設けられ、該送り出し回転軸の送り溝に対応する螺旋状の溝が外周に形成された規制ローラと、
    該規制ローラを進退させて送り出し回転軸の外周に当接させる進退駆動手段とを備え、
    該規制ローラは、送り出し回転軸の外周に当接したとき、該送り出し回転軸の回転時に該送り出し回転軸に保持された金属リングの径方向への動きを規制することを特徴とするリングの払い出し装置。
  4. 前記送り出し回転軸の外径は、前記金属リングの内径より1〜3mm小径に形成されていることを特徴とする請求項3記載のリングの払い出し装置。
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