JP2010064177A - 金属製薄板ドラムの切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドラムを自動的に供給できる金属製薄板ドラムの切断装置を提供する。
【解決手段】ドラム供給手段3と、ドラム保持部材4と、ドラム保持部材4に保持されているドラム2を切断する刃具5とを備え、ドラム2を所定幅毎に周方向に切断する金属製薄板ドラムの切断装置1であって、ドラム供給手段3は、下流側端部が上流側端部より低位置にあり、ドラム2が自重により上流側から下流側に転動して搬送される傾斜搬送路11と、傾斜搬送路11の下流側に設けられた転動制御手段15と、傾斜搬送路11から払い出されるドラム2を載置する載置部材12と、載置部材12に載置されたドラム2をドラム保持部材4により保持される位置に移動させる移動手段13とを備える。ドラム供給手段3は、傾斜搬送路11が上下方向に複数段設けられ、相互に隣接する傾斜搬送路11は、互いに逆方向の傾斜を備えると共に、ドラム2が通過可能な間隔を存して設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属製の薄板により円筒状に形成されたドラムを所定幅毎に周方向に切断して無端帯状の金属リングを形成する金属製薄板ドラムの切断装置に関するものである。
例えば、自動車の無段変速機に採用される動力伝達用のベルトにおいては、環状に重ね合わせて配列された複数のエレメントを一体に結束するために、複数の金属製リング部材を積層してなる積層リングが用いられる。この種の積層リングを構成する前記金属製リング部材として、矩形状の金属製薄板の両端縁を溶接接合して形成された円筒状のドラムを所定幅毎に周方向に輪切り状に切断することによって形成された無端帯状の金属リング(以下、単に「金属リング」と略記することがある)が用いられる。
従来、円筒状のドラムを所定幅毎に周方向に切断して前記金属リングを形成する際に、該ドラムの一端部をクランプして指示する一方、図4(a)に示す回転砥石41を前記ドラムの他端部の外周面に当接し、該砥石41を該ドラムの周方向に移動させることにより切断する装置が知られている。しかし、前記砥石41を用いて前記ドラムを切断する場合には、該砥石41の研削部42が平面であるために、該研削部42の幅に相当する研削代が必要とされ、1つのドラムから得られる金属リングの歩留まりが低くなるという問題がある。
そこで、前記砥石に代えて、前記ドラムの内周面に切刃ロールを当接してせん断することにより、該ドラムを輪切り状に切断する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記ドラムの外周面に、図4(b)に示すように、先端が鋭角状の山形形状となった押切刃具43を当接して片側から押し切ることにより、該ドラムを輪切り上に切断する装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。押切刃具43は、前記山形形状において、稜部44の両側の斜面45,45が研削面となっている。
しかしながら、前記従来のドラムを輪切り状に切断する装置では、1つのドラムの切断処理が終了した後、新たなドラムを手動で供給する必要があるので、ドラム供給を自動化することが望まれる。
特開2001−353612号公報 特開2005−254355号公報
本発明は、上述の事情に鑑み、ドラムを自動的に供給することができる金属製薄板ドラムの切断装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の金属製薄板ドラムの切断装置は、金属製の薄板により円筒状に形成されたドラムを保持すると共に回転自在に備えられたドラム保持部材と、該ドラム保持部材に該ドラムを供給するドラム供給手段と、該ドラム保持部材に保持されている該ドラムの切断位置に当接されて、該ドラムを切断する回転自在の刃具とを備え、該ドラムを所定幅毎に周方向に切断して無端帯状の金属リングを形成する金属製薄板ドラムの切断装置であって、該ドラム供給手段は、下流側端部が上流側端部より低位置にあり、載置された複数の該ドラムが自重により上流側から下流側に転動して搬送される傾斜搬送路と、該傾斜搬送路の下流側に設けられ、該ドラムの転動を制御する転動制御手段と、該傾斜搬送路の下流側端部から所定の間隔を存して設けられ、該傾斜搬送路から払い出される該ドラムを載置する載置部材と、該載置部材に載置された該ドラムを該ドラム保持部材により保持される位置に移動させる移動手段とを備えることを特徴とする。
本発明の切断装置では、金属製の薄板により円筒状に形成されたドラムを前記ドラム保持部材に保持すると共に、該ドラムの切断位置に前記刃具を当接させることにより該ドラムを所定幅毎に周方向に切断して、無端帯状の金属リングを形成する。この間、他の前記ドラムは、前記ドラム供給手段の傾斜搬送路上に載置されて、該傾斜搬送路上に待機せしめられている。
前記傾斜搬送路は、下流側端部が上流側端部より低位置にあるので、該傾斜搬送路上に載置された前記ドラムは、自重により上流側から下流側に転動して搬送されるようになっているが、前記待機中の該ドラムは、前記転動制御手段によりその転動を阻止されている。そして、前記ドラムは、前記転動制御手段が転動阻止を解除することにより、前記傾斜搬送路上を転動して、該傾斜搬送路の下流側端部から前記載置部材上に払い出される。前記載置部材上に払い出された前記ドラムは、前記移動手段により、前記ドラム保持手段により保持される位置に移動される。
従って、本発明の切断装置によれば、前記ドラムを前記ドラム保持手段により保持される位置に自動的に供給することができる。
また、本発明の金属製薄板ドラムの切断装置において、前記ドラム供給手段は、前記傾斜搬送路が上下方向に複数段設けられ、相互に隣接する該傾斜搬送路は、互いに逆方向の傾斜を備えると共に、上段側傾斜搬送路の下流側端部から下段側傾斜搬送路の上流側に落下した前記ドラムが通過可能な間隔を存して設けられていることが好ましい。
前記ドラム供給手段によれば、前記上段側傾斜搬送路に載置された前記ドラムは、該上段側傾斜搬送路を転動して下流側端部から自然落下した後、前記下段側傾斜搬送路の上流側で受け止められる。前記下段側傾斜搬送路は、前記上段側傾斜搬送路とは逆方向に傾斜しているため、前記受け止められたドラムは、該上段側傾斜搬送路を転動する場合とは逆方向に転動して搬送される。この時、相互に隣接する前記傾斜搬送路は、前記ドラムが通過可能な間隔を存して設けられているため、前記下段側傾斜搬送路に受け止められた該ドラムは、前記上段側傾斜搬送路に干渉されることなく上流側から下流側に転動して搬送される。
従って、前記ドラム供給手段は、上下方向に複数段設けられている前記傾斜搬送路の最も上段側傾斜搬送路の上流側から、最も下段側の傾斜搬送路の下流側へ、ドラムを自重により転動させて搬送することができるため、同一床面積において、より多くのドラムを前記ドラム供給手段に載置することができる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本実施形態の金属製薄板ドラムの切断装置の構成を示す説明的断面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図1の装置における金属製薄板ドラムに対する刃具の当接状態を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態の切断装置1は、金属製薄板ドラム2を所定幅毎に周方向に切断するために用いられるものであって、ドラム2を供給するドラム供給手段3と、ドラム2を保持するドラム保持部4と、ドラム2の切断位置の内周面及び外周面に当接されてドラム2を切断する1対のローリングカッター5a,5bと、ローリングカッター5a,5bを駆動するカッター駆動部6と、ドラム2の切断により形成された無端帯状の金属リング7を払い出す払出し手段8とを備えている。本実施形態の切断装置1において、ローリングカッター5a,5bは、図4(b)に示す押切刃具43と同一の形状を備えている。
ドラム供給手段3は、複数のドラム2を転動させて搬送する搬送路11と、搬送路11から供給されるドラム2を載置する載置部材12と、載置部材12に載置されているドラム2をドラム保持部4方向に押し出すサーボシリンダ13とを備えている。
載置部材12は、下段側の傾斜搬送路11aの下流側端部との所定の間隔を存して設けられている。載置部材12は、傾斜搬送路11aの下流側端部から自然落下するドラム2を受け止めて載置するために、内周面がドラム2の外径に一致する半円筒状体とされ、傾斜搬送路11a側が開放されている。
サーボシリンダ13は、載置部材12の側方に備えられており、シリンダロッド16の先端に備えられた当接部材17を、載置部材12上に載置されたドラム2の端部に当接して、ドラム2をドラム保持部4方向に押し出すようになっている。当接部材17は周縁部に設けられた複数のロッド17aがサーボシリンダ13のフランジ部13aに挿通されることにより、ドラム2の端部に垂直に当接されるように姿勢を維持している。
ドラム保持部4は、サーボシリンダ13により押し出されたドラム2の外周面に圧接される圧接部材18と、ドラム2の外周面に対して圧接部材18を進退させるコレット19とを備えている。尚、ドラム保持部材4は、ドラム2に対するローリングカッター5a,5bの当接状態を示すため、一部を切り欠いて断面として示している。圧接部材18は、サーボシリンダ13と反対側の端部の外周面に、サーボシリンダ13側から反対側に向かって拡径するテーパ面18aを備え、図示しない付勢手段によりドラム2の外周面から離間する方向に付勢されている。一方、コレット19は、内周面にサーボシリンダ13側から反対側に向かって拡径するテーパ面19aを備え、テーパ面19aはテーパ面18aに摺接している。コレット19は、シリンダ20のシリンダロッド20aに取着された係合部材20bに係合され、シリンダ20により前後動自在とされている。
コレット19は、シリンダ20により前進せしめられると、サーボシリンダ13と反対側に移動して、テーパ面19aを介してテーパ面18aを押圧し、圧接部材18をドラム2の外周面に圧接させる。また、コレット19は、シリンダ20により後退せしめられると、サーボシリンダ13の側に移動して、テーパ面19aによるテーパ面18aの押圧を解除する。このとき、圧接部材18は、図示しない付勢手段の付勢力によりドラム2の外周面から離間する方向に移動される。
圧接部材18の外周面にはギヤ21が設けられており、圧接部材18はドラム2の外周面に圧接している状態で、ギヤ21がモータ22の回転軸に取着されたギヤ22aに噛合することにより、モータ22の回転に伴ってドラム2を回転させる。
カッター駆動部6は、ドラム保持部4に保持されたドラム2のサーボシリンダ13と反対側の端部に対面するように設けられ、ネジ軸23を備えるバックプレート24を備えている。ネジ軸23はドラム保持部4と反対側の端部にギヤ23aが取着されており、ギヤ23aはサーボモータ25の回転軸に取着されたギヤ25aに噛合している。サーボモータ25は、正逆両方向に回転可能であり、ネジ軸23はサーボモータ25の回転に伴って正方向または逆方向に回転する。
一方、ネジ軸23のドラム保持部4側の端部は支持プレート26に接続されており、支持プレート26は図示しないボールネジ機構により、ネジ軸23の回転に従って進退自在とされている。支持プレート26は端部近傍に設けられた複数のロッド26aがバックプレート24に挿通されることにより、ドラム2の端部に垂直になるように姿勢を維持している。
支持プレート25のドラム保持部4側の面には、両端部に支持部材27a,27bが立設され、支持部材27a,27bにネジ軸28が枢支されている。ネジ軸28は、支持部材27a側の端部に取着されたギヤ29が、支持部材27aに取着されたサーボモータ30の回転軸に取着されたギヤ30aに噛合している。サーボモータ30は、正逆両方向に回転可能であり、ネジ軸28はサーボモータ30の回転に伴って正方向または逆方向に回転する。
ネジ軸28の支持部材27a側にはボールネジ部31aが取着され、ボールネジ部31aは支持プレート25のドラム保持部4側の面に設けられたガイドレール32に跨設されて、ネジ軸28の回転に伴ってガイドレール32上を移動自在とされている。そして、ボールネジ部31a上に、ドラム2の外周面に当接されるローリングカッター5aを回転自在に支持するカッター保持部材33aが設けられている。
一方、ネジ軸28の支持部材27b側にはボールネジ部31bが取着され、ボールネジ部31bはガイドレール32に跨設されて、ネジ軸28の回転に伴ってガイドレール32上を移動自在とされている。そして、ボールネジ部31b上に、ドラム2の内周面に当接されるローリングカッター5bを回転自在に支持するカッター保持部材33bが設けられている。
また、ネジ軸28は、支持部材27a側のネジ軸28aと、支持部材27b側のネジ軸28bとでネジの向きが逆になっている。この結果、ボールネジ部31a,31bは、ネジ軸28の回転に伴って、互いに近接し、あるいは互いに離間する方向に移動する。
次に、本実施形態の切断装置1の作動について説明する。
切断装置1では、まず、ドラム供給手段3により供給されたドラム2が載置部材12上に載置されると、サーボシリンダ13が駆動されてシリンダロッド16の先端に設けられた当接部材17がドラム2の方向に前進し、ドラム2の一方の端部に当接する。サーボシリンダ13は、さらにシリンダロッド16を前進させて、当接部材17を介してドラム2をドラム保持部材4の方向に押し出し、ドラム2の他方の端部がローリングカッター5a,5bにより切断される所定の位置までドラム2を移動させた後、停止する。このとき、圧接部材18は、ドラム2と干渉しない位置に待避している。
次に、ドラム2が前記所定の位置まで移動されたならば、シリンダ20が駆動されて、コレット19を前進させる。このようにすると、コレット19のテーパ面19aが圧接部材18のテーパ面18aを押圧するので、圧接部材18がドラム2の外周面に圧接され、ドラム2が圧接部材18により保持される。
このとき、ローリングカッター5a,5bは、ドラム2に当接しない間隔を存して離間されており、さらにドラム2の外方(図1ではドラム2の右側)に待避している。
そこで、次に、サーボモータ25が駆動され、支持プレート26をドラム2の方向に移動させることにより、カッター支持部材33a,33bに支持されたローリングカッター5a,5bをドラム2方向に移動させる。サーボモータ25は、ローリングカッター5a,5bが、ドラム2の端部から金属リング7の幅に相当する間隔を存する所定の切断位置に達したならば、停止される。
次に、サーボモータ30が駆動される。このとき、ネジ軸28は、支持部材27a側のネジ軸28aと、支持部材27b側のネジ軸28bとでネジの方向が逆になっているので、ボールネジ部31aが支持部材27aから離間する方向に移動すれば、ボールネジ部31bも支持部材27bから離間する方向に移動する。この結果、ボールネジ部31a,31b上に設けられたカッター支持部材33a,33bに支持されたローリングカッター5a,5bが互いに近接する方向に移動され、ローリングカッター5aがドラム2の外周面に当接されると共に、ローリングカッター5bがドラム2の内周面に当接される。
またこのとき、モータ22が駆動されることにより、圧接部材18に保持されているドラム2が回転駆動される。そこで、ドラム2に当接されているローリングカッター5a,5bはドラム2と連れ回りしながら、ボールネジ部31a,31bにより、図3に示すようにさらに近接せしめられる。
このようにすると、ドラム2の肉は、山形形状となっているローリングカッター5a,5bの両側の軸方向に逃げるため、ローリングカッター5a,5bの間が肉薄となる。そして、ローリングカッター5a,5bの間隙が0.1mm程度以下になるとドラム2が自然に破断し、金属リング7が得られる。得られた金属リング7は、払出し手段8に保持された後、払出される。
次に、シリンダ20が駆動されて、コレット19が後退せしめられると、圧接部材18が図示しない付勢手段の付勢力により、ドラム2から離間する方向に移動し、圧接部材18によるドラム2の保持が解除される。すると、サーボシリンダ13により、ドラム2が先に切断された金属リング7の幅に相当する長さだけ、ドラム保持部材4の方向に押し出され、ドラム2の端部がローリングカッター5a,5bにより切断される所定の位置まで移動される。そして、前述と全く同一の手順により、ドラム2が圧接部材18により保持され、ドラム2の端部がローリングカッター5a,5bにより切断される。
前述の手順は、ドラム2の軸方向の長さが金属リング7の幅より短くなるまで繰り返され、1つのドラム2の切断処理が終了する。1つのドラム2の切断処理が終了したならば、再びストッパ15のピン15aが出没され、新たなドラム2が供給されて、前述の手順が繰り返される。
次に、ドラム供給手段3について詳細に説明する。
搬送路11は、図2に示すように、下流側端部が上流側端部より低位置にある傾斜搬送路11a,11bを上下方向に2段に備えており、傾斜搬送路11a,11bは、互いに逆方向の傾斜を備えると共に、上段側傾斜搬送路11bの下流側端部から下段側傾斜搬送路11aの上流側に落下した前記ドラムが通過可能な間隔を存して設けられている。下段側の傾斜搬送路11aの上流側端部には、反転部材14が上段側の傾斜搬送路11bの下流側端部との間にドラム2の外径に相当する距離を存して立設されている。一方、下段側の傾斜搬送路11aの下流側端部にはストッパ15が設けられており、ストッパ15は、出没自在のピン15aを突出させることによりドラム2の転動を阻止するようになっている。
切断装置1におけるドラム供給手段3は、まず、傾斜搬送路11上に、傾斜搬送路11bの上流側から複数のドラム2が載置される。傾斜搬送路11b上のドラム2は、自重により上流側から下流側へと転動して搬送される。前記転動により傾斜搬送路11bの下流側端部から自然落下したドラム2は、反転部材14により移動方向を反転されて、傾斜搬送路11aに受け止められて載置される。このとき、最も下流側のドラム2は、ストッパ15によりその転動が阻止される。
次に、ストッパ15のピン15aを没入させることにより、傾斜搬送路11a上のドラム2のうち、最も下流側にある1個を転動させ、載置部材12上に自然落下させて載置する。このとき、サーボシリンダ13のシリンダロッド16の先端に設けられた当接部材17は、サーボシリンダ13のフランジ13aに当接される位置に待避しているので、載置部材12上に自然落下するドラム2は当接部材17に衝突することなく、載置部材12上に載置される。また、最も下流側のドラム2が転動すると、傾斜搬送路11a,11b上の他のドラム2も続いて転動するが、ピン15は最初の1個のドラム2が通過すると直ちに突出するので、残りのドラム2の載置部材12上への自然落下は阻止される。従って、本実施形態の切断装置1では、ドラム供給手段3により、ドラム2を自動的に供給することができる。
本実施形態の切断装置1では、下段側の傾斜搬送路11aの上流側端部に反転部材14が立設されているが、反転部材14を設けずに、上段側の傾斜搬送路11bから自然落下したドラム2が、下段側の傾斜搬送路11aに受け止められた後、その傾斜により自然に移動方向が反転するようにしてもよい。
また、本実施形態の切断装置1では、搬送路11は、傾斜搬送路11a,11bを2段に備えているが、3段以上に備えていてもよい。
また、本実施形態の切断装置1において、ストッパ15は、傾斜搬送路11aの下流側端部に出没自在のピン15aを備えているが、ドラム2の転動を阻止することができるものであれば他の部材であってもよく、その位置も制限されるものではない。
本発明の金属製薄板ドラムの切断装置の構成を示す説明的断面図。 図1のII−II線断面図。 図1の装置における金属製薄板ドラムに対する刃具の当接状態を示す説明図。 刃具の形状を示す説明図。
符号の説明
1…切断装置、2…ドラム、3…ドラム供給手段、4…ドラム保持部材、5a,5b…ローリングカッター(刃具)、7…金属リング、11…傾斜搬送路、12…載置部材、13…サーボシリンダ(移動手段)、15…ストッパ(転動制御手段)。

Claims (2)

  1. 金属製の薄板により円筒状に形成されたドラムを保持すると共に回転自在に備えられたドラム保持部材と、該ドラム保持部材に該ドラムを供給するドラム供給手段と、該ドラム保持部材に保持されている該ドラムの切断位置に当接されて、該ドラムを切断する回転自在の刃具とを備え、該ドラムを所定幅毎に周方向に切断して無端帯状の金属リングを形成する金属製薄板ドラムの切断装置であって、
    該ドラム供給手段は、下流側端部が上流側端部より低位置にあり、載置された複数の該ドラムが自重により上流側から下流側に転動して搬送される傾斜搬送路と、
    該傾斜搬送路の下流側に設けられ、該ドラムの転動を制御する転動制御手段と、
    該傾斜搬送路の下流側端部から所定の間隔を存して設けられ、該傾斜搬送路から払い出される該ドラムを載置する載置部材と、
    該載置部材に載置された該ドラムを該ドラム保持部材により保持される位置に移動させる移動手段とを備えることを特徴とする金属製薄板ドラムの切断装置。
  2. 前記ドラム供給手段は、前記傾斜搬送路が上下方向に複数段設けられ、相互に隣接する該傾斜搬送路は、互いに逆方向の傾斜を備えると共に、上段側傾斜搬送路の下流側端部から下段側傾斜搬送路の上流側に落下した前記ドラムが通過可能な間隔を存して設けられていることを特徴とする請求項1記載の金属製薄板ドラムの切断装置。
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