JP2005271945A - 袋の開封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 刃物を用いることなく袋3を開封できる開封装置7を提供する。
【解決手段】 開封装置7は、袋3の切り口3Eの近接下方側を挟持する第1グリッパ65と、袋3の切り口3Eの近接上方側を挟持する第2グリッパ66と、この第2グリッパ66を第1グリッパ65に対して相対移動させる移動手段67とを備えている。
袋3における切り口3Eの上下の位置を両グリッパ65,66により挟持した状態から、移動手段67によって第2グリッパ66を水平方向に楕円形の移動軌跡を描くように移動させる。このように第2グリッパ66が移動されることに伴って、切り口3Eの位置から徐々に袋3が引き裂かれて袋3の上方部が開封される。
【選択図】 図7

Description

本発明は袋の開封装置に関し、より詳しくは、例えば人工透析用の原液粉末を封入した袋を開封する場合に好適な開封装置に関する。
従来、例えば透析を行うための原液粉末を溶解する粉体溶解装置は知られている(例えば特許文献1)。そして、この特許文献1の粉体溶解装置においては、原液粉末を封入した袋を開封するための開封装置として次のような構成のものが開示されている。
すなわち、第1の構成の開封装置は、モータによって回転される回転刃を備えて、所定の開封位置に保持した袋に対して上記回転刃を水平方向に移動させることで袋の上部を切断して開封するようにしている。また、第2の構成の開封装置は、切断位置となる所定位置の上方にV字形の切り刃を設けて、この切り刃に対して袋を移動させて袋の上部を開封するようにしている。
特開2003−260130号公報
ところで、上述した従来の開封装置においては、次のような問題点が指摘されていたものである。
つまり、上記回転刃を水平移動させる方式では、袋を切断する際に切断くずや破片が袋の内部に混入したり、あるいは袋の周囲に飛散するという欠点があった。
また、上述した従来の方式では、回転刃あるいは切り刃の切れ味が低下するために、回転刃および切り刃の交換等の作業が必要になる。しかも、回転刃や切り刃の交換作業には、作業者の危険が伴うという欠点があった。
さらに、回転刃や切り刃の刃先に袋の内容物である粉体や液体が付着することがあり、それが原因となって回転刃及び切り刃が錆びやすいという欠点があった。
上述した事情に鑑み、本発明は、側部の上端部付近に切り口を形成した袋を開封する袋の開封装置であつて、
袋の側部における切り口よりも上端部側を挟持する挟持手段と、袋の側部における切り口よりも下端部側を保持する保持手段と、保持手段に対して挟持手段を移動させる移動手段を備え、移動手段により挟持手段を単一平面において移動させることにより、切り口から引き裂いて袋を開封する開封装置を提供するものである。
このような構成によれば、開封装置は刃物を備えていないので、開封中に袋の破片が袋内に混入したり、袋の周辺に飛散することがない。また、危険を伴う刃物の交換作業を行う必要が無い開封装置を提供できる。
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1および図2において、粉体溶解装置1は、袋3を収容した多数のバケット4を順次開封位置Aへ搬送する整列搬送装置5と、開封位置Aで袋3の上方部を開封する開封装置7と、袋3が開封されたバケット4を反転させて、粉体を溶解槽2に投入する反転機構6と、これら整列搬送装置5、開封装置7および反転機構6の作動を制御する制御装置11を備え、透析液を製造するためのA原液粉体あるいはB原液粉体(以下、単に「原液粉体」と称す)を溶解槽2で溶解して所要量のA原液またはB原液(以下、単に「原液」と称す)を作成するようになっている。
原液粉体が封入された袋3は軟質のビニールからなり、図4および図5に示すように、縦長に形成され、開封される上端部3D付近の両方の側辺部3Cに、袋3を開封するための切り口3Eを形成している。この切り口3Eは、図示するような切り欠きの他、切り易く加工したものであっても良く、要は人手により切り開くための加工が成された部分を指すものである。
図4および図5に示すように、袋3を収容するバケット4は、長方形の底部4Aと、この底部4Aの長辺から上方へ伸びる長辺壁4B、4Bと、底部4Aの短辺から上方へ伸びる短辺壁4C、4Cを備えて上方が開放された箱型をしており、上端部3Dを上方に向けて直立させた袋3の下半分を収容し、袋3を起立状態に維持するようになっている。
バケット4の短辺壁4C、4Cの間隔は、袋3の上端部3Dの横方向の長さより短く、袋3はバケット4に押し込まれるように収容され、各短辺壁4Cには、同じ高さ位置に相互に対向させて長方形の開口部4Gを形成してあり、これら各開口部4Gの上部には、ピン13を介して保持部材12、12を揺動可能に取り付けている。保持部材12は、断面を概略U字形に形成してあり、保持部材12をバケット4の外方側から内方へ押し込んで開口部4Gに嵌合させることで、各保持部材12がバケット4の内方に突出して、袋3の中央部を圧迫して保持するようになっている。
これにより、バケット4を反転させてもバケット4から袋3が脱落しないようになっている。
バケット4にはさらに、一方の短辺壁4Cの上方で袋3の側辺部3Cを把持する把持機構14を設けている。この把持機構14は、一方の短辺壁4Cの上端に立設した支持部材15と、支持部材15に形成され、側辺部3Cの位置を両長辺壁4B,4Bの中間位置となる、短辺壁4Cの中心位置に規制する支持面15Aと、ねじ16によって支持面15Aに対して進退される押え部材17とを備えており、押え部材17と支持面15Aとによって、両短辺壁4Cの幅よりも外側へ張り出した袋3の側辺部3Cの一方を把持するようになっている。このように把持機構14によって側辺部3Cを把持することで側辺部3Cに形成した切り口3Eが、一方の短辺壁4C中心位置に位置決めされるようになっている。
なお、このような把持機構14を両短辺壁4Cに対応させて設け、上記保持部材12に代わる袋3の脱落防止手段としても良い。
各バケット4を間欠的に搬送する整列搬送装置5は、図2に示すように、互いに平行に隣接させた3台の貯溜コンベヤ21〜23と、各コンベヤ21〜23の始端部側および終端部側に配設され、隣接する各コンベヤ21、22、23間で、バケット4の受け渡しを行う第1受け渡し手段24および第2受け渡し手段25とを備えており、各コンベヤ21、22、23は、バケット4の長辺壁4B、4Bを前後に、各受け渡し手段24、25は短辺壁4C、4Cを前後に向けてバケット4を移動させるようになっている。本実施例では、貯溜コンベヤ21、22をバケット4を同一方向に搬送する複数の第1貯溜コンベヤとし、貯溜コンベヤ23を、これとは逆方向にバケット4を搬送する第2貯溜コンベヤとしている。
図1および図2に示すように、各貯溜コンベヤ21、22、23はそれぞれ、始端部の位置と終端部の位置のスプロケット31、31間に掛け渡され、上方側をバケット4を載置させる搬送面とした一対の無端チェーン27、27からなり、無端チェーン27は、スプロケット32、32により引き出されて、チェーン35を介しモータ34により駆動されるスプロケット33に掛け回されて、図2で示す矢印の方向へバケット4を搬送するようになっている。各無端チェーン27、27には、所定間隔Pごとに対をなす無端チェーン27、27間で位置を合わせた当接部材28が取り付けられており、これら前後する当接部材28間にバケット4を載置させ、各バケット4に後方側から当接部材28を当接させることで、バケット4を一定のピッチPで搬送するようになっている。なお、無端チェーン27に代えてタイミングベルトを用いることも可能である。
上記両受け渡し手段24,25は、上記各コンベヤ21〜23と直交する方向に一列に配置した3台のローラコンベヤユニット26から構成されている。
図3に示すように、各ローラコンベヤユニット26は、ベルト46で連結された3連の駆動ローラ43と、ベルト48、プーリー44を介して駆動ローラ43を回転駆動するモータ47を備えており、両受け渡し手段24、25の各々においてバケット4を同一方向へ搬送するよう上記制御装置11により一斉に駆動されるようになっている。これら3台のローラコンベヤユニット26における隣接する各ユニット26間には、フリーローラ45が配置されており、ローラコンベヤユニット26及びフリーローラ45は、エアシリンダ42、42により昇降される昇降枠38に支持され一体的に昇降されるようになっている。なお、ローラ43は共通のモータで駆動することも可能である。
このようなローラコンべヤユニット26を備えて、第1受け渡し手段24は貯溜コンベヤ23から貯溜コンベヤ21の方向へバケット4を搬送し、第2受け渡し手段25は、逆に貯溜コンベヤ21から貯溜コンベヤ23の方向ヘバケット4を搬送するようになっている(図2の矢印参照)。また、第1貯溜コンベヤである貯溜コンベヤ21、22は、第1受け渡し手段24から第2受け渡し手段25の方向へバケット4を搬送するようになっており、第2貯溜コンベヤである貯溜コンベヤ23は第2受け渡し手段25から第1受け渡し手段24の方向へバケット4を搬送するようになっている。
各貯溜コンベヤ21、22、23は、搬送方向上流端では、対をなす無端チェーン27、27の間にローラコンベヤユニット26を位置させてあり、他方、バケット4が送り出される搬送方向の下流端ではスプロケット31により折り返される無端チェーン27の末端の先に、ユニット26を位置させるよう構成している。したがって、搬送方向が同じ貯溜コンベヤ21及び貯溜コンベヤ22と、これらとは搬送方向が逆方向の貯溜コンベヤ23とでは、ローラコンベヤユニット26の幅に対応させて搬送方向の前後に配置位置を異ならせている。これにより、第1受け渡し手段24において最上流に位置するローラコンベヤユニット26は、貯溜コンベヤ23の搬送方向前方に位置し、本実施例ではこの位置を第2貯溜コンベヤの終端部Cとするとともに、残りのユニット26は貯溜コンベヤ21及び貯溜コンベヤ22の対をなす無端チェーン27、27の間に位置し、この位置を各第1貯溜コンベヤの始端部Bとしている。また、第2受け渡し手段25において最下流のユニット26は、貯溜コンベヤ23の対をなす無端チェーン27、27の間に位置し、この位置を第2貯溜コンベヤの始端部Bとするとともに、残りのユニット26は貯溜コンベヤ21及び貯溜コンベヤ22の進行方向前方に位置し、この位置を第1貯溜コンベヤの終端部Cとしている。
この様な配置において、両受け渡し手段24、25のローラコンベヤユニット26は、図1に示すエアシリンダ42の下降状態では、バケット4の搬送高さが各貯溜コンベヤ21、22、23の搬送面よりも若干低く、各貯溜コンベヤ21、22、23の先端から押し出されたバケット4を受け取ることができ、図3に示すエアシリンダ42の上昇状態では、各貯溜コンベヤ21、22、23の搬送面よりも高くなって、共に昇降するフリーローラ45を介して隣接するユニット26間でバケット4を送ることができる。さらに、上昇状態から下降させることで、載置させているバケット4を各貯溜コンベヤ21、22、23の対をなす無端チェーン27、27上に引き渡すことができるようになっている。
これにより、貯溜コンベヤ21もしくは貯溜コンベヤ22上に載置されたバケット4は、無端チェーン27により搬送されて進行方向先端で当接部材28に押し出され、それらの前方である終端部Cに位置する第2受け渡し手段25のローラコンベヤユニット26の駆動ローラ43上に載置される。載置されたバケット4は、各ユニット26を上昇状態として駆動させることで最下流位置のユニット26上まで搬送され、ユニット26を下降状態とすることで貯溜コンベヤ23上となる始端部Bに受け渡されるようになっている。貯溜コンベヤ23上に載置されたバケット4は、無端チェーン27により搬送されて進行方向先端で当接部材28に押し出され、前方位置となる終端部Cである第1受け渡し手段24側のローラコンベヤユニット26の駆動ローラ43上に載置され、再度貯溜コンベヤ21もしくは貯溜コンベヤ22上に受け渡すことができる。本実施例においては、各貯溜コンベヤ21〜23の始端部Bを無端チェーン27とローラコンベヤユニット26がオーバラップする位置とし、他方、各貯溜コンベヤ21〜23の終端部Cを無端チェーン27から外れた隣接位置であるユニット26上に設定している。しかしながら、上記各貯溜コンベヤ21〜23の終端部Cの位置まで無端チェーン27の搬送経路を伸ばして、それらの間にユニット26を位置させるよう構成することも可能で、つまりは、本発明における始端部、終端部は、第1、第2貯溜コンベヤ上にあるか否かを問わず、実際に、第1、第2受け渡し手段により受け渡し動作が行われる位置を表している。
この様な整列搬送装置5の構成によればバケット4を循環させて搬送することが可能となる。なお、各貯溜コンベヤ21、22、23にはガイド部材36もしくは37が備えられ、バケット4の搬送を案内するようになっている。また、第1受け渡し手段24にはガイド部材39が、第2受け渡し手段25にも図示はしないが同様のガイド部材が備えられ、それぞれバケット4の搬送を案内するようになっている。
搬送整列装置5によるバケット4の搬送経路の途中には、バケット4に収容された袋3を開封させる開封位置Aが設定されており、本実施例では貯溜コンベヤ22の終端部Cの位置、つまり、第2受け渡し手段25において中央に位置するローラコンベヤユニット26の位置を開封位置Aとして設定し、その側方に溶解槽2へ粉体を落下させるホッパ8を配置している。開封位置Aには反転機構6が設けられており、後述する開封装置7により開封位置Aに位置されたバケット4内の袋3を開封した後、バケット4ごと袋3を反転させホッパ8に粉体を投入するようになっている。
反転機構6は図6に示すように、バケット4の底部4Aと一方の長辺壁4Bを支持するフォーク部材54と、フォーク部材54を回動軸61に取り付ける取り付け部材57と、取り付け部材57に設けられてピストンロッド63Aを上下に進退させるエアシリンダ63と、エアシリンダ63のピストンロッド63Aの先端に取り付けられ、下降状態でバケット4の長辺壁4Bの上端縁を押さえてバケット4を保持する保持部材56から構成されている。
フォーク部材54にはバケット4の底部4Aを支持する棒状に形成された2本の支持部54Aと、長辺壁4Bを支持するとともにローラコンベヤユニット26によるバケット4の搬送を案内するガイド部材54Bが備えられ、支持部54Aの載置面にはバケット4の移動を容易にするボール54Cが配置されている。支持部54Aは図2に示すように、ローラコンベヤユニット26が備える3本の駆動ローラ43と干渉せず、これらの間に入り込むことができる形状としてあり、駆動ローラ43間に位置した状態では、バケット4の支持高さが貯溜コンベヤ22の搬送面の高さとほぼ等しく、駆動ローラ43の搬送高さよりも若干高くなっている。これにより、貯溜コンベヤ22から押し出されるバケット4を支持できるとともに、第2受け渡し手段25の作動により送られるバケット4を、ローラコンベヤユニット26を下降状態とすることで支持することができるようになっている。なお、開封位置Aのローラコンベヤユニット26とその下流側のフリーローラ45の間には、エアシリンダ53で昇降されるストッパプレート53Aが配置されており、第2受け渡し手段25の作動により開封位置Aにバケット4を搬入させる際に、ストッパプレート53Aを駆動ローラ43よりも高く上昇させて、バケット4の前進を阻止して開封位置Aに位置決めするようになっている。
開封装置7は、図1に示すように、粉体溶解装置1において溶解槽2へ粉体を落下させるホッパ8の上方に配置されており、開封位置Aに位置されたバケット4の把持機構14を構成する支持部材15を挟持して、バケット4を位置決めする第1グリッパ65と、バケット4に収容した袋3の側部である側辺部3Cを切り口3Eよりも上端部3D側で挟持する第2グリッパ66と、第1グリッパ65に挟持されたバケット4の把持機構14に対して第2グリッパ66を移動させる移動手段67を備え、これらはエアシリンダ72に連結された可動フレーム71に支持され、レール68に案内されて開封位置Aの上方に向けて進退可能となっている。
図1、図7に示すように、可動フレーム71には下部に支持具73が垂下して設けられており、この支持具73にブラケット74Aを介して第1グリッパ65が支持されている。この第1グリッパ65は、各々が90度ずつ回動して180度に開放されるアーム75、75を備えており、側方に向けてアーム75、75を開放するようになっている。この第1グリッパ65は、アーム75を開放させた状態でエアシリンダ72により前進されることで、開封位置Aに位置するバケット4の把持機構14に対向して位置され、アーム75を閉鎖させることで把持機構14の支持部材15を把持するようになっている。袋3はバケット4に収容され把持機構14により、側辺部3Cを切り口3Eより下方の袋3の下端部側で保持されており、第1グリッパ65が把持機構14を挟持することで、バケット4が位置決めされ、把持機構14に保持された袋3の側辺部3Cについても位置が固定される。
このように本実施例では、把持機構14が切り口3Eよりも下端部側で袋3の側部を保持する保持手段を実質的に構成している。
第2グリッパ66は水平方向に開閉動されるアーム93、93を備えており、開放状態のアーム93、93間に袋3の側辺部3Cを位置させた状態から、袋3の上端部3Dの長手方向に直交する方向ヘアーム93、93を閉鎖させて把持するようになっている。
第2グリッパ66を移動させる移動手段67は、可動フレーム71に支持されて第2グリッパ66を直進移動させる直進手段を構成するロッドレスシリンダ77と、このロッドレスシリンダ77の可動部77Aに取り付けられて第2グリッパ66を方向転換させる方転手段を構成するエアモータ78と、エアモータ78の回転量を規制するためのローラ92およびカム部材95を備えており、下方に向けたエアモータ78の回転軸78Aに、ブラケット91を介することで回転中心から偏心させて第2グリッパ66と上記ローラ92を設けている。これらロッドレスシリンダ77とエアモータ78により、第2グリッパ66は水平面からなる単一平面において移動されるようになっている。
ロッドレスシリンダ77は開封位置Aに位置するバケット4の長辺壁4Bとほぼ平行となるように、水平方向へ可動部77Aを移動させるようになっており、これによりエアモータ78および袋3の側辺部3Cを挟持する第2グリッパ66は、袋3の上端部3Dの長手方向に沿って移動することができる。エアモータ78は、エアを供給することで270度正逆に回転軸78Aを回転させるもので、エアモータ78を作動させることでロッドレスシリンダ77による直進移動中に、これと同じ単一平面において第2グリッパ66を回転軸78Aを中心に回転移動させて方向転換させることができる。
第2グリッパ66とともにエアモータ78の回転軸78Aに設けられたローラ92は、ブラケット91に回転自在に立設され、エアモータ78を作動させることで第2グリッパ66とともに回転移動される。一方、カム部材95は、支持具73にブラケット74Bを介して固定されており、ローラ92がエアモータ78により回転移動される間に当接可能な位置にカム面95Aを配置しており、このカム面95Aは第2グリッパ66の回転移動の規制が必要な範囲にわたって延長されている。第2グリッパ66がカム面95Aの範囲内にある場合に、エアモータ78にエアを供給して第2グリッパ66を回転移動させると、ローラ92がカム面95Aに当接してそれ以上の回転を規制されるようになっている。
図7に示すように、開封位置Aに前進させた第1グリッパ65に対し、袋3を挟んで反対側に位置させて折返し部材を構成するピン96を設けている。このピン96は支持具73に固定したブラケット74Cに立設してあり、開封位置Aに位置するバケット4に収容された袋3の把持機構14に保持された側辺部3Cと対向する、これとは反対側の側辺部3Cの近傍に配置されている。このピン96の位置は袋3の上端部3Dの長手方向への延長線上であって、上端部3Dの側方に位置しその長さは、袋3の素材を重ね合わせたシール部として構成される上端部3Dの上下幅より長くなっている。
以上の構成に係る開封装置7および反転機構6の動作について説明する。予めバケット4に収容された袋3は、バケット4の備える把持機構14により、一方の側辺部3Cが切り口3Eより袋3の下端部側で保持されている。
開封位置Aに開封すべき袋3を収容したバケット4が、開封装置7に向かって第1グリッパ65が配置された側に把持機構14を位置させた所定の状態で位置されると、可動フレーム71が前進して開放状態の第1グリッパ65がバケット4の把持機構14に対向し、また、袋3を挟んだ対向位置には、側辺部3Cの近傍に折返し用のピン96が配置される。
この状態でロッドレスシリンダ77の可動部77Aは、第1グリッパ65が位置している側の袋3の上端部3Dの延長線上に、開放状態の第2グリッパ66を位置させる原点位置(図8に示すP1の位置)にあり、エアモータ78は第2グリッパ66のアーム93、93の開閉方向が、エアシリンダ72の進退方向と同じになるよう第2グリッパ66を向けた原点状態となっている。また、この時のローラ92の位置は、エアモータ78を上方から見てロッドレスシリンダ77の可動部77Aの方向を12時とした場合の4時の位置に位置している。
以上の状態から、第1グリッパ65を閉鎖させてバケット4の把持機構14を挟持することで袋3の側辺部3Cの位置を固定し、ロッドレスシリンダ77を作動させて第2グリッパ66を第1グリッパ65の把持位置の上方(図8に示すP2の位置)に位置させて、第2グリッパ66を作動させ袋3の側辺部3Cを切り口3Eよりも上端部3D側で挟持する。
側辺部3Cを挟持したら、エアモータ78を図8における配置において反時計回りに作動させて、第2グリッパ66を回転方向へ移動させる。これにより第2グリッパ66は、回転軸78Aを中心に捻るように回動されて90度方向転換され、把持した袋3の側辺部3Cは切り口3Eから引き裂かれる。この際、第2グリッパ66が90度回転すると、ローラ92が当初の4時の位置から1時の位置に移動し、カム部材95のカム面95Aに当接してそれ以上の回転が規制される。エアモータ78による回転動作が停止されると、エアモータ78に供給されたエアを大気に開放し現在の回転位置を固定した状態で、再びロッドレスシリンダ77を作動させて、第2グリッパ66を袋3の上端部3Dの長手方向に沿って、挟持した側辺部3Cとは逆側の側辺部3Cの方向へ直進移動させる。
カム面95Aの表面をローラ92が転がり、その末端に達したら、これを検知してロッドレスシリンダ77による水平方向の移動を停止させ、第2グリッパ66を折返し位置(図8に示すP3の位置)に位置させる。
この折返し位置では、袋3の側辺部3Cを把持しているアーム93、93は、袋3の上端部3Dの延長線上に配置したピン96の位置に達しその側方に位置している。また、引き裂かれた袋3の上端部3Dは、ほぼ半分程度が開封された状態となっている。
折返し位置で第2グリッパ66が停止されると、再度エアモータ78にエアが供給され残りの180度分を反時計回りに回転して、第2グリッパ66は回転軸78Aを中心に捻るように回転移動されて方向転換される。また、ローラ92は1時の位置から7時の位置まで移動する。この回転動作により、袋3の側辺部3Cを挟持したアーム93、93はピン96の周囲を回ってピン96を中心とする点対称となる位置に至る。この動作により挟持している袋3の側辺部3Cは、これに連なる上端部3Dの上端片がピン96を取り巻いた状態となる。
その後、エアモータ78に供給されたエアを大気に開放し、再びロッドレスシリンダ77を作動させて、可動部77Aを原点位置(図8に示すP1の位置)へ直進移動させる。この動作により第2グリッパ66が、挟持している袋3の側辺部3Cに続く切り離された上端片をピン96で折り返し、ピン96に引掛けた状態で引張って上端部3Dの残りの半分が引き裂かれて袋3が完全に開封される。
袋3が開封されると、エアモータ78に再度エアが供給されて先程とは逆方向の時計回りに回転されて原点状態に復帰され、さらに、エアシリンダ72により可動フレーム71が後退して、開封装置7は開封位置Aの上方から退避される。この退避位置において、第2グリッパ66を開放させ千切り取った袋3の上端部3Dの上端片を、ホッパ8の側方に配置した図示しない廃棄箱に落下させる。
開封装置7が開封位置Aの上方から退避したら、反転機構6のエアシリンダ63が作動され、保持部材56が下降してバケット4を保持する。バケット4が保持されると回動軸61が回転し、フォーク部材54と一体にバケット4および袋3が反転され、開封された袋3の開口からホッパ8を介して溶解槽2へ粉体が投入される。この際、回動軸61を一度に180度回転させるのではなく、約120度回転させた位置で一旦回転を停止させ、傾斜状態にて粉体を落下させてから開口を真下に向けるよう動作させる。これにより、粉体が解れて落下しやすくなる。袋3の開口を真下に向けた状態で粉体が全て落下するに十分な時間が経過したら、回動軸61を逆回転させてバケット4を起立状態に戻す。
未開封の袋3を収容したバケット4を、順次開封位置Aに供給させる整列搬送装置5の動作について、図9を用いて説明する。
図9(a)に示すように、開封位置Aおよび隣接する貯溜コンベヤ23の始端部Bを除いた各スペースに、それぞれ未開封の袋3を収容したバケット4を載置させる。これにより、(ア)から(テ)の合計で19個のバケット4を準備することができる。この状態から、第2受け渡し手段25を作動させて、貯溜コンベヤ21の終端部Cから開封位置Aに1番目の(ア)のバケット4を供給する(図9(b)の状態)。その後、開封位置Aで粉体の投入動作が終了した(ア)のバケット4は、第2受け渡し手段25の作動により、開封位置Aから空スペースとなっている貯溜コンベヤ23の始端部Bへ送られる(図9(c)の状態)。これで、貯溜コンベヤ21の終端部Cに位置していた(ア)のバケット4が、貯溜コンベヤ23の始端部Bへ受け渡されたことになる。
次に、貯溜コンベヤ21を作動させて、2〜7番目の(イ)〜(キ)のバケット4を一斉に移動させ、空スペースとなっている終端部Cに新たに(イ)のバケット4を供給する(図9(d)の状態)。これにより、貯溜コンベヤ21の始端部Bは空スペースとなるので、第1受け渡し手段24を作動させて、貯溜コンベヤ22の始端部Bに位置していた8番目の(ク)のバケット4を移動させ、また、貯留コンベヤ23の終端部Cの9番目の(ケ)のバケット4を貯溜コンベヤ22の始端部Bに移動させるとともに、同時に第2受け渡し手段25を作動させて、貯溜コンベヤ21の終端部Cに位置している(イ)のバケット4を開封位置Aに供給する(図9(e)の状態)。
開封位置Aに位置された(イ)のバケット4について粉体の投入動作を行っている間に、貯溜コンベヤ23を作動させて10〜14番目の(コ)〜(セ)及び空の袋3を収容した(ア)のバケット4を一斉に移動させ、空スペースとなっている終端部Cに(コ)のバケット4を供給し、また、これにより空スペースとなった始端部Bには、第2受け渡し手段25を作動させることで投入動作の終了した(イ)のバケット4を搬送する(図9(f)の状態)。
以後、貯溜コンベヤ21を作動させて空スペースとなっている終端部Cに新たなバケット4を供給し、貯溜コンベヤ21に生じた始端部Bの空スペースに、第1受け渡し手段24の作動によって貯溜コンベヤ23の終端部Cから新たなバケット4を供給し、貯溜コンベヤ23を作動させて空スペースとなっている終端部Cに新たなバケット4を供給し、第2受け渡し手段25により貯溜コンベヤ21の終端部Cから貯溜コンベヤ23の始端部Bへバケット4を供給して、図9の(c)から(f)の動作を繰り返すことで、1〜14番目の(ア)〜(セ)までのバケット4を貯溜コンベヤ21、第2受け渡し手段25、貯溜コンベヤ23、第1受け渡し手段24からなる経路を循環的に搬送させる。
そして、14番目の(セ)のバケット4が貯溜コンベヤ23の始端部Bに送られた状態(図9(g)の状態)となると、(ア)〜(セ)までのバケット4に収容されている袋3は全て空となっているので、次は貯溜コンベヤ22を作動させて15〜19番目の(ソ)〜(テ)および(キ)のバケット4を一斉に移動させ、空スペースとなっている終端部Cすなわち開封位置Aに(ソ)のバケット4を供給する(図9(h)の状態)。以後は、第1受け渡し手段24の作動により、貯溜コンベヤ23の終端部Cから貯溜コンベヤ22の始端部Bの空スペースヘ(ク)〜(シ)のバケット4を順次供給することで、(タ)〜(テ)のバケット4を順次開封位置Aに供給する。19番目の(テ)のバケット4についての粉体の投入動作が終了したら、第2受け渡し手段25を作動させて(テ)のバケット4を貯溜コンベヤ23の始端部Bに搬送して(図9(i)の状態)一連の動作を終了する。
以上において説明したように、整列搬送装置5に整列状態で載置させたバケット4を、循環させるように送ることで開封位置Aに順次袋3を供給することができる。なお、本実施例においては、貯溜コンベヤ22の終端部Cを開封位置Aとしたが、以上の説明で明らかなように、貯溜コンベヤ22の始端部Bや貯溜コンベヤ21、23のいずれかの始端部B、終端部Cにも、貯溜コンベヤ22の終端部Cと同様にバケット4を順番に位置させることが可能であり、必要に応じていずれかの位置に開封位置Aを変更して設定することも可能である。
本発明の一実施例を示す正面断面図。 図1に示した整列搬送装置5とその周辺部分を示した平面図。 図2の整列搬送装置5の右側面図。 袋3を収容したバケット4の正面図。 図4の右側面図。 図1の要部の拡大図。 図1に示した開封装置7の正面図。 図7に示した開封装置7の動作説明図。 整列搬送装置5によるバケット4の搬送状態を示す配置図。
符号の説明
3…袋 3E…切り口
4…バケット 7…開封装置
14…把持機構(保持手段) 65…第1グリッパ
66…第2グリッパ (挟持手段) 67…移動手段
77…ロッドレスシリンダ(直進手段) 78…エアモータ(方転手段)
96…折返しピン(折返し部材)

Claims (4)

  1. 側部の上端部付近に切り口を形成した袋を開封する袋の開封装置であって、
    袋の側部における切り口よりも上端部側を挟持する挟持手段と、袋の側部における切り口よりも下端部側を保持する保持手段と、保持手段に対して挟持手段を移動させる移動手段を備え、移動手段により挟持手段を単一平面において移動させることにより、切り口から引き裂いて袋を開封することを特徴とする袋の開封装置。
  2. 移動手段は、挟持手段を直進移動させる直進手段および方向転換させる方転手段を備え、側部を挟持した挟持手段を方向転換させることで切り口から袋を引き裂き、その後、上端部の長手方向に沿って直進移動させて袋を開封することを特徴とする請求項1に記載の袋の開封装置。
  3. 挟持手段が挟持する側部とは異なる側部の近傍に折返し部材を設け、移動手段は移動させた挟持手段を折返し部材で折り返し、切り離された上端片を折返し部材に引掛けた状態で、さらに挟持手段を移動させて袋を開封することを特徴とする請求項1、2に記載の袋の開封装置。
  4. 袋はバケットに収容されて起立状態に維持されており、該バケットに切り口よりも下端部側を保持する保持手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし3に記載の袋の開封装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007167113A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Nikkiso Co Ltd 透析用剤収納容器
JP2016152038A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 富士電機株式会社 袋容器開封装置
CN110671609A (zh) * 2019-10-25 2020-01-10 大连康仑医疗设备有限公司 集中供液系统自动加粉装置

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