JP2005151706A - 電線ストリップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電線の種類によらず、簡単な操作で、電線の先端に防水ゴムを装着することができるとともに、電線の先端の被覆を除去することのできる小型の電線ストリップ装置を提供する。
【解決手段】 電線ストリップ装置1に、外部から供給され、被覆された電線2の端部に装着する防水ゴム3を保持する防水ゴム保持機構4と、防水ゴム保持機構4に保持された防水ゴム3に電線2を挿通するためのガイドをなし、防水ゴム3に挿通した電線2を把持する電線把持機構5と、電線把持機構5により把持された電線2の所定位置に切込みを入れる切込機構6と、切込機構6を電線2の被覆を除去するために移動させる移動機構7とを備え、切込機構6には、複数の切込刃43と、切込刃43を、退避位置と、切込位置と、ストリップ位置とに移動させる移動手段とをさらに備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 電線ストリップ装置1に、外部から供給され、被覆された電線2の端部に装着する防水ゴム3を保持する防水ゴム保持機構4と、防水ゴム保持機構4に保持された防水ゴム3に電線2を挿通するためのガイドをなし、防水ゴム3に挿通した電線2を把持する電線把持機構5と、電線把持機構5により把持された電線2の所定位置に切込みを入れる切込機構6と、切込機構6を電線2の被覆を除去するために移動させる移動機構7とを備え、切込機構6には、複数の切込刃43と、切込刃43を、退避位置と、切込位置と、ストリップ位置とに移動させる移動手段とをさらに備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、端子圧着装置などで被覆された電線の端部に端子などを取付けるために、電線の被覆を除去する電線ストリップ装置に関するものであり、特に、電線のストリップとともに電線に防水ゴムを装着することのできる電線ストリップ装置に関するものである。
従来より、自動車の電送ケーブル等の被覆された電線の端部の加工処理を行うものとして、端子圧着装置が知られている。これは、電線の端部の切断、ストリップ(被覆の除去)、撚り、半田付け、及び接続端子の圧着等の加工を自動で行うとともに、高精度且つ短時間で行うものである。また、電線の防水対策として使用される防水ゴムは、この端子圧着装置によって電線の端部に挿入加工している。
この端子圧着装置に用いられている電線ストリップ装置としては、2つの電線送りローラに挟持された電線が、電線送りローラの回転により、互いに対向して配置された切込刃の間から所定量突出するように送られ、電線に切込刃が所定量切込み、その後、電線送りローラが逆回転することにより、電線が引っ張られ、電線の先端部の被覆が除去される。
本願出願人は、本願出願時において、以上の技術情報が記載されている文献として、以下のものを知見している。
特開2003−197342号公報
しかしながら、近年、各種機器の電子化が進むにつれて、電磁波などによるノイズ対策の一環として、複数の被覆された電線を束ねた上で、その外側に編んだ導線からなるシールド層を設け、さらにその外側を被覆材により被覆したシールド線が使用されるようになってきている。そして、自動化された端子圧着装置では、このシールド線から延びだす複数の電線に対して、防水ゴムの装着、ストリップ、と言った加工を行うことが困難であった。
また、従来の電線ストリップ装置は、電線をストリップする切込刃が、電線に切込んだ際に電線の芯線に到達した状態となることがあり、その状態でストリップすると、芯線に傷がつき電気的な不具合の原因となったり、また、ストリップの際に電線を移動させるのに大きな力が必要となり、効率の悪いものとなっていた。
さらに、電線の送りにローラを用いた場合、電線の先端に防水ゴムが装着されていると、ローラと防水ゴムとが接触しないように、電線をストリップする位置と、ローラで電線を挟む位置とをある程度離す必要があり、装置が大型化する恐れがある。また、ローラで送る場合、電線の先端を検知するために、複雑な機構が必要となり、コストが上昇する恐れがある。
そこで、本願発明は、上記の実情に鑑み、電線の種類によらず、簡単な操作で、電線の先端に防水ゴムを装着することができるとともに、電線の先端の被覆を除去することのできる小型の電線ストリップ装置を提供することを課題とするものである。
本発明に係る電線ストリップ装置は、「被覆された電線の端部に装着し外部から供給される防水ゴムを保持する防水ゴム保持機構と、該防水ゴム保持機構に保持された防水ゴムに電線を挿通するためのガイドをなすとともに、防水ゴムに所定長さ挿通した電線を把持する電線把持機構と、該電線把持機構により把持された電線の所定位置に切込みを入れる切込機構と、該切込機構と前記電線把持機構とを、電線の被覆を除去するために電線の軸方向に相対移動させる移動機構とを備え、前記切込機構は、電線の被覆に切込みを入れるための、複数の切込刃と、該切込刃を、電線を切込むことのない退避位置と、該退避位置から電線の芯線まで切込む切込位置と、該切込位置から電線外周までの間のストリップ位置とに移動させる移動手段とを備える」構成とするものである。
本発明の電線ストリップ装置によると、防水ゴム保持機構に保持された防水ゴムに、電線把持機構をガイドとして電線を挿通するとともに、電線把持機構に電線を把持させる。そして、切込機構の切込刃を切込位置に移動させて電線に切込みを入れた上で、切込刃をストリップ位置に移動させる。その後、移動機構により切込機構と電線把持機構とが互いに遠ざかる方向に移動させることで、電線の端部の被覆を除去することができる。このように、電線把持機構のガイドに、電線を挿通するだけで、電線の端部に防水ゴムを装着し、電線の端部の被覆を除去(ストリップ)することが容易に可能となる。つまり、電線の挿通を自動あるいは手動で行ってもよく、手動で行うことで、複数本の電線を有したシールド線にも良好に対応することが可能となる。
また、切込刃がストリップ位置、すなわち、電線における芯線の外周と電線の外周との間、つまり、電線の被覆材にのみ切込刃が掛かっている位置において、切込刃を移動機構により移動させることで、切込刃が芯線に食い込んだ状態でストリップするのを回避し、芯線に傷などが付くのを防止することができる。また、切込刃にかかる抵抗が少ないので、移動機構による力が小さくて済む。
さらに、電線を電線把持機構で把持し、電線把持機構と切込機構とを相対的に移動させることで電線の被覆を除去しており、従来のように、ローラにより電線を把持した上でローラを回転させて、電線の被覆を除去するものに比べ、ローラに防水ゴムが接触することはないので、電線把持機構と切込機構とを可及的に近づけることができ、装置を小型化することが可能となる。
本発明に係る電線ストリップ装置は、「前記電線把持機構は、電線を把持するための一対の把持部と、該把持部を、電線を把持することなく互いに所定距離接近させ電線の防水ゴムへの挿通をガイドすることのできるガイド位置と、電線を把持することのできる把持位置と、互いに所定距離離反し防水ゴムを挿通した電線を取り出すことのできる開放位置とに開閉することのできる開閉手段とを備える」構成とすることもできる。
本発明の電線ストリップ装置によると、電線を把持する一対の把持部をガイド位置、すなわち、一対の把持部を電線が把持されない程度の間隔とすることで、電線を防水ゴム内にガイドすることが可能となる。つまり、電線をガイドするための部材を別途設ける必要がなく、装置の構成を簡略化することができる。
本発明に係る電線ストリップ装置は、「前記開閉手段は、前記把持部を前記把持位置と前記開放位置とに開閉可能に支持するリンク機構と、該リンク機構を介して前記把持部を閉方向に付勢する第一付勢手段と、該第一付勢手段の付勢力に抗して前記把持部を前記ガイド位置に停止させる第二付勢手段と、該第二付勢手段の付勢力に抗して前記把持部を前記把持位置に閉駆動するとともに、前記第一付勢手段の付勢力に抗して前記把持部を前記開放位置に開駆動する駆動シリンダとを備える」構成とすることもできる。
ここで、第一、第二付勢手段としては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、バネやゴムなどを例示することができる。また、駆動シリンダとしては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、エアシリンダ、油圧シリンダなどを例示することができ、特に、エアシリンダとすることが好ましい。
本発明の電線ストリップ装置によると、駆動シリンダを第一付勢手段に抗する方向に駆動することで、一対の把持部が開放位置に開駆動し、駆動シリンダの駆動力を停止させて自由に動くようにすると、第一付勢手段により一対の把持部が閉動作する。このとき、第二付勢手段の付勢力により一対の把持部は完全には閉動作せずガイド位置に停止する。そして、駆動シリンダを第一付勢手段の付勢方向に駆動することで第二付勢手段の付勢力に抗して一対の把持部が閉駆動し、把持位置となる。つまり、把持部を開放位置、ガイド位置、把持位置の3つの位置にするのに、単純な駆動シリンダと、第一および第二付勢手段という簡単な構成で行うことができ、装置構成を簡略化することができるとともに、コストを抑えることができる。
本発明に係る電線ストリップ装置は、「前記電線把持機構にガイドされ、防水ゴムに挿通された電線の先端位置を位置決めするとともに、電線の位置決めを検知する位置決検知手段をさらに備える」構成とすることもできる。ここで、位置決めを検知するものとしては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、近接スイッチ、接点式スイッチ、光センサ、などを例示することができる。
本発明の電線ストリップ装置によると、位置決検知手段に電線の先端が当接することで、電線の先端位置を位置決することができるので、電線の位置決めを容易に行うことができる。また、電線の位置決めと同時に位置決めを検知することができるので、その検知信号を基に装置を制御するようにすることができ、例えば、検知すると、電線把持機構が電線を把持し、切込機構により電線を切込み、移動機構により電線をストリップし、電線把持機構が開放して、先端に防水ゴムを装着しストリップされた電線の一連の工程を自動で行うようにすることもできる。
本発明に係る電線ストリップ装置は、「電線から除去された被覆を外部へ排出する被覆かす排出機構をさらに備える」構成とすることもできる。ここで、被覆かす排出機構としては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、落下してきた被覆かすを受け止め、ベルトコンベアなどで外部に排出するもの、バキュームなどの負圧を用いて被覆かすを吸引して外部に排出するものなどを例示することができる。
本発明の電線ストリップ装置によると、電線から除去された被覆かすを装置外へ排出することができるので、装置内に被覆かすがたまって、装置に不具合などが発生するのを防止することができる。また、被覆かす排出機構により、被覆かすを一箇所に集めることもできるので、被覆かすの処理を容易に行うことができる。
本発明に係る電線ストリップ装置は、「防水ゴムを前記防水ゴム保持機構に搬送する搬送手段をさらに備える」構成とすることもできる。ここで、搬送手段としては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、空気の流れを利用した空気搬送、ベルトコンベア、振動コンベア、などを例示することができる。
本発明の電線ストリップ装置によると、防水ゴムの搬送手段を備えているので、防水ゴム保持機構に防水ゴムを容易に搬送することができる。また、防水ゴムのパーツフィーダなどに搬送手段がなくても、電線ストリップ装置に防水ゴムを搬送することができる。
上記のように本発明によると、電線の種類によらず、簡単な操作で、電線の先端に防水ゴムを装着することができるとともに、電線の先端の被覆を除去することのできる小型の電線ストリップ装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態である電線ストリップ装置について、図1から図7に基づき説明する。図1は本発明の実施形態である電線ストリップ装置の全体構成を示す斜視図であり、図2は電線ストリップ装置の正面図、図3は電線ストリップ装置の左側面図であり、図4は電線把持機構を示す斜視図、図5は切込機構および位置決検知手段を示す斜視図であり、図6は電線把持機構の動作を示す説明図、図7は電線の加工に係る一連の動作を示す説明図である。
本実施形態の電線ストリップ装置1は、被覆された電線2の端部に装着する防水ゴム3を保持する防水ゴム保持機構4と、電線2を把持する電線把持機構5と、電線2の所定位置に切込みを入れる切込機構6と、切込機構6を支持し、電線2の軸方向に切込機構6を移動させる移動機構7と、電線2の先端位置を位置決する位置決検知手段8と、電線2の被覆かすを外部に排出する被覆かす排出機構9と、防水ゴム保持機構4に防水ゴム3を外部から搬送する搬送機構10とを備えている。また、図示は省略するが、上記の各機構を制御するための制御手段も備えている。なお、エア配管、電気配線、制御用の電磁弁などは便宜上省略して示してある。
この電線ストリップ装置1には、平板状のベース部材11と、ベース部材11に立設された縦フレーム12と、縦フレーム12の上端部に固定された平板状のテーブル13と、テーブル13には、その後端部(図3中左側端部)から垂下する第一固定フレーム14と、縦フレーム12を挟んで第一固定フレーム14とは反対側に設けられた第二固定フレーム15とを備えており、これらにより各機構を支持するフレームが構成されている。
テーブル13の上面の先端部には、先端から順に第一ブロック16、第二ブロック17、第三ブロック18が、取付けられている。第一ブロック16の前面上部には、段差部19が形成されており、その段差部19に、電線2を挿通する際に作業者の指などが電線把持機構5に挟まれるのを防止する隔離板20が取付けられている。また、第二ブロック17と第三ブロック18との間には、薄板状のストッパ板74が設けられており、ストッパ板74の所定位置には、防水ゴム3の通過を阻止するとともに電線2が通過可能な大きさの貫通孔75が穿設されている(図7(ア)参照)。
防水ゴム保持機構4は、防水ゴム3を保持するための保持孔21が形成された保持部材22と、第二固定フレーム15に取付けられ保持部材22を昇降させる昇降シリンダ23とを備えており、保持部材22の保持孔21は、防水ゴム3の外径よりもやや大きめの内径とされており、第二ブロック17に左右を挟まれるとともに、第一ブロック16と第三ブロック18とで前後を挟まれ、これら第一〜第三ブロック16,17,18によって上下に摺動可能に支持されている。なお、テーブル13には、保持部材22が通過可能な穴が形成されている。
この防水ゴム保持機構4は、昇降シリンダ23により保持部材22が下降位置にあると、保持孔21が外部から防水ゴム3を搬送するための搬送チューブ24の先端に位置し、さらにその前側にある第一ブロック16の対応する位置には、搬送機構10と連通する吸引孔25が形成されている(図3(B)参照)。この吸引孔25の内径は、防水ゴム3の外径よりも小径とされており、防水ゴム3は第一ブロック16内に進入することがなく、搬送チューブ24を介して搬送される防水ゴム3は保持孔21内に停止する。そして、昇降シリンダ23により保持部材22を上昇位置にすることで、保持孔21内の防水ゴム3を後述の作業位置に位置させることができる。なお、図示は省略するが、防水ゴム保持機構4には、保持部材22の上昇端及び下降端を規制するストッパが夫々設けられている。
電線把持機構5は、図4および図6にも示すように、電線2を把持する一対の把持部26と、把持部26を開閉可能に支持するリンク機構27と、リンク機構27を介して把持部26を開閉駆動する駆動シリンダ28、同じく把持部26を閉動作する第一付勢手段29と、第一付勢手段29の付勢力により把持部26が完全に閉動作するのを阻止する第二付勢手段30とを備えている。なお、把持部26には、電線2が潰るのを防ぐ半円弧状の凹溝46が形成されている。
リンク機構27は、把持部26が取付けられ、第三ブロック18の前面側に回動可能に支持された開閉部材31と、開閉部材31とともに回動し、第三ブロック18の後面側に配置された第一リンク部材32と、第一リンク部材32の先端側と駆動シリンダ28のピストンロッド28aの先端に取付けられた固定部材33とを連結する第二リンク部材34とを夫々左右一対備えた構成とされている。そして、このリンク機構27は、固定部材33を上昇させると一対の把持部26が閉動作し、固定部材33を下降させると一対の把持部26が開動作する。
リンク機構27の一方の第二リンク部材34には、後方に突設された係止部材35が設けられており、この係止部材35には、第一付勢手段29の一端側が係止されている。また、第一付勢手段29の他端側は、後述する切込機構6のベース部36の後面に突設された係止部材37に係止されている。この第一付勢手段29により、第二リンク部材34は、上方に付勢されている。つまり、リンク機構27を介して一対の把持部26が閉動作する方向に付勢されている。
リンク機構27の一方の開閉部材31には、内側に突出するストッパ38が固定されており、他方の開閉部材31には、ストッパ38に対応する位置にプランジャ39がその突出量を調整可能に固定されている。プランジャ39の先端には、ストッパ38の先端と当接する球状の当接部材40が設けられており、当接部材40は、プランジャ39内に収容された第二付勢手段30により外方、つまり、ストッパ38側に付勢されている(図6参照)。この当接部材40は、外方から第二付勢手段30の付勢力以上の力を作用させることで、プランジャ39内に収容されるようになっている。
切込機構6は、図2にも示すように、電線把持機構5の後方に配置され、左右方向に延びるベース部36と、ベース部36の下面に取付けられたレール部材41と、レール部材41に摺動可能に支持された一対の摺動部材42と、各摺動部材42に互いに対向するように取付けられた切込刃43と、一対の摺動部材42と螺合し、互いに接近あるいは離反する方向に移動させるねじ部材44と、ベース部36の端部(図2中右側端部)に取付けられ、ねじ部材44を回転駆動するステッピングモータ45とから構成されている。
また、切込機構6には、ベース部36の左側に、ねじ部材44を手動で回転させるためのハンドル47と、図中左側の摺動部材42に設けられた検知ロッド48の先端位置を検知する検知センサ49とを備えている。本例では、レール部材41、摺動部材42、ねじ部材44、ステッピングモータ45が、本発明の移動手段に相当している。
この切込機構6は、ステッピングモータ45によりねじ部材44を回転させることで、一対の摺動部材42を互いに接近させたり、離反させたりすることができ、接近させることで、一対の切込刃43により電線2の被覆に切込みを入れることができる。なお、切込み量は、ステッピングモータ45の回転により制御するとともに、検知ロッド48を検知センサ49により検知することで切込刃43の位置をフィードバックすることで、切込刃43の位置精度を高めている。
移動機構7は、図3にも示すように、縦フレーム12と第一固定フレーム14との間に、上下方向に所定距離隔てて固定された一対のガイドロッド50と、ガイドロッド50に摺動可能に外嵌された被ガイド部材51と、被ガイド部材51に取付けられ、テーブル13に形成された開口部52からテーブル13の上方へ延びだした板状の可動フレーム53と、一対の被ガイド部材51の間に配置され、可動フレーム53に固定された移動シリンダ54とを備え、移動シリンダ54から延びるピストンロッド55の先端が第一固定フレーム14に取付けられている構成とされている。そして、可動フレーム53の上部には、切込機構6のベース部36が取付けられている。
この移動機構7は、移動シリンダ54からピストンロッド55を突出させると可動フレーム53が前進(図2中右方向)し、ピストンロッド55を移動シリンダ54に収容させると可動フレーム53が後退する。すなわち、移動シリンダ54により、可動フレーム53に取付けた切込機構6を前進移動あるいは後退移動させることができる。なお、可動フレーム53からは、縦フレーム12を貫通して前方に延びだすロッド76が固定されており、このロッド76の先端が第二固定フレーム15に取付けられたアジャスタボルト77の先端に当接することで、可動フレーム53の右方向への移動端を規制している。
位置決検知手段8は、図3(B)に示すように、電線2の先端と当接する当接部56と、当接部56から後方へ延びだすロッド57と、ロッド57を摺動可能に保持する筒部材58と、筒部材58の先端と当接部56との間に配置され、当接部56を前方(図中右方向)に付勢する付勢手段59と、筒部材58の後端からさらに後方へ延びだしたロッド57に固定されたストッパ60と、筒部材58に取付けられ、当接部56の後退位置を規制するとともに、ロッド57の後端部を検知する検知センサ61とを備えた構成とされている。なお、位置決検知手段8は、筒部材58を介して移動機構7の可動フレーム53に固定されている。
この位置決検知手段8は、ロッド57に固定されたストッパ60が、筒部材58の後端部に当接することで、当接部56の前方への前進位置を規制し、ストッパ60が検知センサ61に当接することで、当接部56の後方への後退位置を規制している。そして、検知センサ61は、当接部56が後退位置に後退させることで、後退するロッド57の後端部を検知するものである。なお、通常においては、当接部56は、付勢手段59の付勢力により前進位置に位置させられている。
被覆かす排出機構9は、テーブル13の後部上面に取付ステー62を介して固定されるエゼクタ本体63と、第三ブロック18の上面にすり鉢状に開口する吸引口64と、第三ブロック18内を通り、吸引口64とエゼクタ本体63の吸引側68とを連通させるチューブ65とを備えて構成とされている。エゼクタ本体63の軸直角方向に形成された圧縮空気導入側66からエゼクタ本体63内に圧縮空気を送ると、圧縮空気はエゼクタ本体63の排出側67に流され、その流速によりエゼクタ本体63の吸引側68に負圧が発生し、チューブ65を介して、第三ブロック18の吸引口64から空気などが吸い込まれる。この吸引口64は、切込機構6の切込刃43の下方近傍に臨むように配置されており、切込機構6により、ストリップされた電線2の被覆かすが吸引口64に吸い込まれるようになっている。
搬送機構10は、被覆かす排出機構9と同様の構成であり、テーブル13の上面に取付ステー69を介して固定されるエゼクタ本体70と、第一ブロック16に形成された吸引孔25とエゼクタ本体70の吸引側71とを連通させるチューブ72とから構成されている。エゼクタ本体70の軸直角方向に形成された図示しない圧縮空気導入側から圧縮空気を導入すると、圧縮空気は排出側73へと流され、吸引側71に負圧が発生し、その負圧により、搬送チューブ24内に防水ゴム保持機構4側に向かって流れる空気の流れを発生させ、その流れに防水ゴム3を乗せて防水ゴム保持機構4に搬送するものである。
ここで、電線ストリップ装置1に防水ゴム3を供給するためのパーツフィーダについて、図8および図9を基に説明する。図8はパーツフィーダの全体構成を示す斜視図であり、図9はパーツフィーダの回転体の軸方向から示す図である。このパーツフィーダは、方向性のある防水ゴムを確実に一定の方向に向けて取り出すことのできるものである。
図示すように、パーツフィーダ80は、基台部81の所定角度傾斜した上面に取り付けられるベース82と、ベース82の上面に設けられ防水ゴム3を所定方向にのみ収容可能な複数の収容凹部83が形成された円盤状の回転体84と、回転体84の外周を取り囲む円筒状のカバー85と、基台部81上面の裏側に設けられ回転体84を回転駆動させる図示しない回転駆動手段と、回転体84の上面に設けられ収容凹部83に収容されなかった防水ゴム3を排除する二つの排除手段86と、回転体84を挟んで対向するように設けられた第一センサ87及び第二センサ88と、回転体84の外周左側(図面上)に収容凹部83に収容された防水ゴム3を取り出す取出装置89とを備えている。
回転体84の上面には、その外周に沿って、複数の収容凹部83が、防水ゴム3の先端側が回転体84の中心を向くように放射状に形成されており、この収容凹部83は、回転体84の上面側が開口した凹形状をなし、その深さは防水ゴム3全体が収容凹部83に略埋没する深さとしている。また、平面視において、収容凹部83の形状は防水ゴム3の外形形状よりも若干大きくした形状となっている。
回転体84の収容凹部83には、図示しないスリットが設けられている。このスリットを介して第二センサ88のセンシングが行われるようになっている。また、回転体84には、収容凹部83と回転体84の中心軸とを結ぶ線上で、収容凹部83の内周側に所定距離離間した位置に、位置決め孔90が、回転体84を貫通するように穿設されており、この位置決め孔90を介して第一センサ87のセンシングが行われるようになっており、上記の第二センサ88のセンシングと合わせて、収容凹部83に防水ゴム3が収容されているか否かを検出するようになっている。
カバー85の内周面には、回転体84の上面と対向するようにブラシ状の排除手段86が取付けられており、二つの排除手段86は、回転体84の回転に伴なって、その回転方向(図9中半時計周りの方向)の下流側へ移動する際に、回転体84上面に載置された収容されなかった防水ゴム3が排除手段86と当接し、防水ゴム3が下流側へ移動するのを阻止すると共に、排除することができる。
取出装置89は、回転体84の回転方向における排除手段86のさらに下流側に取付けられており、上記の排出機構9および搬送機構10と同様の構造とされており、圧縮空気導入側91からの圧縮空気が排出側92へと流されることで、吸引側93に負圧が発生し、その負圧により収容凹部83内の防水ゴム3を吸引し、排出側92に接続された搬送チューブ24内に防水ゴム3を取出すものである。
パーツフィーダ80は、図示しない制御手段を備えており、この制御手段は、第一センサ87及び第二センサ88の検出結果を基に、収容凹部83に防水ゴム3が収容されているか否かを判断し、その判断結果を、制御手段に設けた記憶部に各収容凹部83ごとに夫々記憶する。また、制御手段は、その記憶部に記憶された内容を基に、回転駆動手段の回転・停止の制御、及び、取出装置89への圧縮空気を送るバルブ(図示しない)の開閉制御をおこない、収容凹部83に収容された防水ゴム3の取り出しを制御するものである。
このパーツフィーダ80は、カバー85の上部開口から防水ゴム3を回転体84の上面に投入すると、回転体84の回転駆動手段による図中反時計回りの回転運動により、回転体84上の防水ゴム3は、転動すると共に、遠心力により回転体84の外周側へと寄せられる。また、回転体84は所定角度傾斜しており、これにより、防水ゴム3は回転体84の下側へと寄せられ、詳しくは、図9に示すように、防水ゴム3は回転体84の中心から下方右側に寄せられる。
回転体84の下方右側に寄せられた複数の防水ゴム3は、夫々不規則に転動し、防水ゴム3の方向が収容凹部83の収容方向と一致すると、収容凹部83に収容される。そして、防水ゴム3を収容した収容凹部83は、回転体84の回転に伴って、回転方向下流側へと移動する。このとき、収容凹部83に収容されなかった防水ゴム3は、その回転方向下流側に設けられた二つの排除手段86により、回転体84の下方へと排除される。
そして、収容凹部83に収容された防水ゴム3が、第一センサ87及び第二センサ88により検知され、その検知した収容凹部83が、取出装置89の位置に回転移動すると、回転駆動手段の回転が停止すると共に、取出装置89へ圧縮空気を導入するバルブが開き、吸込側93に負圧が発生し、収容凹部83内の防水ゴム3が吸引され、取出装置89内部を通り、搬送チューブ24を介して電線ストリップ装置1へと送られる。
次に、本例の電線ストリップ装置1の動作について、図6および図7を基に詳しく説明する。まず、図6(ア)に示すように防水ゴム保持機構4の保持部材22が下降位置に位置しているとともに、電線把持機構5は、駆動シリンダ28の駆動力が解除され、第一付勢手段29の上向きの付勢力により、リンク機構27を介して一対の把持部26を取付けた開閉部材31が閉動作しており、その開閉部材31に、対向配置されたストッパ38と、プランジャ39とが互いに接近し、ストッパ38の先端と、プランジャ39先端の当接部材40とが当接した状態となっている。詳しくは、当接部材40をストッパ38の方向へ付勢する第二付勢手段30の付勢力が、第一付勢手段29の付勢力による一対の把持部26を閉じようとする力よりも大きく設定されており、プランジャ39の当接部材40は動くことがなく、把持部26が若干開いた状態となっている。この状態をガイド位置と称する。また、切込機構6の切込刃43は、電線2を切込むことのない退避位置にある。
そして、搬送機構10に、圧縮空気が供給されると、エゼクタ本体70の吸込側71には負圧が発生し、チューブ72を介して防水ゴム保持機構4の保持孔21に作用し、搬送チューブ24を介してパーツフィーダ80から所定方向に向けられた防水ゴム3が、保持孔21内へと搬送される。保持孔21に防水ゴム3が搬送されると、防水ゴム保持機構4の昇降シリンダ23に圧縮空気が送られ、保持孔21に防水ゴム3を保持した状態で、保持部材22が上昇し、保持孔21の軸心と一対の把持部26の凹溝46により形成される空間の軸心とが略同軸状になるように位置する。このとき、凹溝46により形成された空間は防水ゴム3が侵入不可能な大きさとされており、防水ゴム3が把持部26のある方向へ抜けることはない。また、保持孔21の把持部26とは反対側には、ストッパ板74の貫通孔75が略同軸状に望んでおり、この貫通孔75の大きさも防水ゴム3が通過不可能な大きさとされているので、防水ゴム3は把持部26とは反対側にも抜けることはない。
次に、図7(ア)にも示すように、把持部26の間に電線2を挿入する。一対の把持部26は、若干開いた状態のガイド位置にあり、電線2を把持することはなく、一対の把持部26は電線2を防水ゴム3へと導くガイドとなる。そして、電線2は、把持部26にガイドされ防水ゴム3を貫通し、さらにその先端が位置検知手段8の当接部56の前面に当接し、その後方に配置された付勢手段59の付勢力に抗してさらに電線2を挿入すると、当接部56から後方へ延びだしたロッド57の後端に固定されたストッパ60が検知センサ61に当接し、電線2のそれ以上の挿入が規制される。それと同時に検知センサ61ロッド57の後端部を検知し、図示しない制御手段により、電線把持機構5の駆動シリンダ28を第二付勢手段30の付勢力に抗して一対の把持部26が閉じる方向に駆動させ、把持位置となり、電線2を把持部26により把持させる(図6(ウ)参照)。
その後、切込機構6のステッピングモータ45が回転駆動し、対向配置された切込刃43が退避位置から互いに接近し、切込位置である電線2の芯線まで切込まれる(図7(ウ))。そして、ステッピングモータ45が逆回転し、切込刃43が電線2から離れない程度まで開くストリップ位置に移動する(図7(エ))。続いて、移動機構7の移動シリンダ54が、そのピストンロッド55を収容する方向に作動させることで、切込機構6を取付けた移動機構7の可動フレーム53が電線2から遠ざかる方向(図2中左方向)に後退し、電線2の先端から所定長さの被覆が除去される。
電線2の先端の被覆が除去(ストリップ)されると、電線把持機構5の駆動シリンダ28が圧縮空気により一対の把持部26を開く方向に駆動し把持部26を開放位置にする。そして、電線2の先端に防水ゴム3が挿通されると共に、電線2の先端の被覆を除去された電線2が取出されると、防水ゴム保持機構4の昇降シリンダ23の駆動により、保持部材22が下降位置に位置する。
その後、移動機構7の移動シリンダ54により、切込機構6が初期位置に復帰するとともに、切込機構6のステッピングモータ45が切込刃43を開く方向に回転駆動させられ、切込刃43が退避位置に移動させられる。このとき、切込刃43と当接部56との間で付勢手段59の付勢力により保持されていた電線2の被覆かすが、その保持を開放され落下する。その際、排出機構9では、圧縮空気により負圧が発生させられており、切込刃43の下方に配置された吸込口64内に被覆かすが吸い込まれ、電線ストリップ装置1の外部へ排出される。そして、電線把持機構5の駆動シリンダ28の駆動力が解除されると、第一付勢手段29の付勢力により、一対の把持部26が閉動作し、図6(ア)に示す状態に復帰する。なお、上記の動作順序については、特に限定するものではない。
このように、本実施形態の電線ストリップ装置1によると、電線把持機構5の一対の把持部26にガイドされるので、電線2を把持部26の間に挿通するだけで、電線2の端部に防水ゴム3を装着し、電線2の端部の被覆を除去(ストリップ)することが容易に可能となり、電線2の挿通を手動で行うことができるので、複数本の電線2を有したシールド線にも良好に対応することが可能となる。
また、本実施形態の電線ストリップ装置1によると、切込機構6の切込刃43を切込位置から若干後退したストリップ位置、すなわち、電線2における芯線の外周と電線2の外周との間の位置において、ストリップしており、切込刃43が芯線に食い込んだ状態でストリップするのを回避し、芯線に傷などが付くのを防止することができる。また、切込刃43にかかる抵抗が少ないので、移動機構7による力が小さくて済む。
さらに、本実施形態の電線ストリップ装置1によると、電線把持機構5における把持部26を開閉動作させることで、電線2を把持するようにしており、従来のようにローラを用いて把持する場合に比べ、電線2を把持する位置と、切込機構6とを可及的に近づけることが可能となり、装置全体を小型化することができる。また、一対の把持部46を電線2が把持されない程度の間隔とすることで、電線2を防水ゴム3内にガイドすることが可能とり、電線2をガイドするための部材を別途設ける必要がなく、装置の構成を簡略化することができる。
また、本実施形態の電線ストリップ装置1によると、位置決検知手段8に電線2の先端が当接することで、電線2の先端位置を位置決することができるので、電線2の位置決めを容易に行うことができる。また、電線2の位置決めと同時に位置決めを検知することができるので、その検知信号を基に装置を制御するようにすることで、電線2に対する一連の工程を自動で行うようにすることもできる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、上記の電線ストリップ装置1では、切込機構6を移動機構7に支持させて、切込機構6を電線把持機構5から遠ざかる方向に移動させることで、電線2の被覆をストリップするものを示したが、これに限定するものではなく、切込機構を固定フレームに支持させ、電線把持機構を移動機構により切込機構から遠ざかる方向に移動させることで、電線をストリップしてもよく、また、切込機構および電線把持機構の両方を移動機構により移動させて電線をストリップするようにしてもよい。なお、本例のように電線把持機構を位置固定とすることで、電線把持機構と作業者との位置関係が固定され、ストリップ中に電線が曲がったりするのを防止することができる。
また、上記の電線ストリップ装置1では、電線2の挿入を作業者による手動で行うものを示したが、これに限定するものではなく、機械により自動的に電線を挿入するようにしてもよい。
さらに、上記の電線ストリップ装置1では、防水ゴム3の搬送機構10を備えたものを示したが、これに限定するものではなく、パーツフィーダ80の取出装置89あるいは、搬送機構10のみを用いて、パーツフィーダ80から防水ゴム3を防水ゴム保持機構4に搬送するようにしてもよく、これにより、パーツフィーダと組み合わせた場合の、装置構成を簡略化することができる。
1 電線ストリップ装置
2 電線
3 防水ゴム
4 防水ゴム保持機構
5 電線把持機構
6 切込機構
7 移動機構
8 位置決検知手段
9 排出機構
10 搬送機構
26 把持部
27 リンク機構
28 駆動シリンダ
29 第一付勢手段
30 第二付勢手段
43 切込刃
2 電線
3 防水ゴム
4 防水ゴム保持機構
5 電線把持機構
6 切込機構
7 移動機構
8 位置決検知手段
9 排出機構
10 搬送機構
26 把持部
27 リンク機構
28 駆動シリンダ
29 第一付勢手段
30 第二付勢手段
43 切込刃
Claims (6)
- 被覆された電線の端部に装着し外部から供給される防水ゴムを保持する防水ゴム保持機構と、
該防水ゴム保持機構に保持された防水ゴムに電線を挿通するためのガイドをなすとともに、防水ゴムに所定長さ挿通した電線を把持する電線把持機構と、
該電線把持機構により把持された電線の所定位置に切込みを入れる切込機構と、
該切込機構と前記電線把持機構とを、電線の被覆を除去するために電線の軸方向に相対移動させる移動機構とを備え、
前記切込機構は、
電線の被覆に切込みを入れるための、複数の切込刃と、
該切込刃を、電線を切込むことのない退避位置と、該退避位置から電線の芯線まで切込む切込位置と、該切込位置から電線外周までの間のストリップ位置とに移動させる移動手段とを備えることを特徴とする電線ストリップ装置。 - 前記電線把持機構は、
電線を把持するための一対の把持部と、
該把持部を、電線を把持することなく互いに所定距離接近させ電線の防水ゴムへの挿通をガイドすることのできるガイド位置と、電線を把持することのできる把持位置と、互いに所定距離離反し防水ゴムを挿通した電線を取り出すことのできる開放位置とに開閉することのできる開閉手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電線ストリップ装置。 - 前記開閉手段は、
前記把持部を前記把持位置と前記開放位置とに開閉可能に支持するリンク機構と、
該リンク機構を介して前記把持部を閉方向に付勢する第一付勢手段と、
該第一付勢手段の付勢力に抗して前記把持部を前記ガイド位置に停止させる第二付勢手段と、
該第二付勢手段の付勢力に抗して前記把持部を前記把持位置に閉駆動するとともに、前記第一付勢手段の付勢力に抗して前記把持部を前記開放位置に開駆動する駆動シリンダとを備えることを特徴とする請求項2に記載の電線ストリップ装置。 - 前記電線把持機構にガイドされ、防水ゴムに挿通された電線の先端位置を位置決めするとともに、電線の位置決めを検知する位置決検知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか一つに記載の電線ストリップ装置。
- 電線から除去された被覆を外部へ排出する被覆かす排出機構をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4までの何れか一つに記載の電線ストリップ装置。
- 防水ゴムを前記防水ゴム保持機構に搬送する搬送手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項5までの何れか一つに記載の電線ストリップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003386341A JP2005151706A (ja) | 2003-11-17 | 2003-11-17 | 電線ストリップ装置 |
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JP2003386341A JP2005151706A (ja) | 2003-11-17 | 2003-11-17 | 電線ストリップ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005151706A true JP2005151706A (ja) | 2005-06-09 |
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ID=34694051
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2005151706A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2003
- 2003-11-17 JP JP2003386341A patent/JP2005151706A/ja active Pending
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