JP4044737B2 - 電線用部品の角度出し装置及び角度出し方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気自動車等に使用される比較的大径なシールド電線の端末処理を行うシールド電線加工装置等において、シールド電線に装着したシールド接触子等の部品の鍔部の角度出しを行うための電線用部品の角度出し装置及び角度出し方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シールド電線の加工は全て手作業で行っていた。
すなわち、所要長さに切断されたシールド電線の先端部のシース(外皮)を卓上機で剥いで、導電金属製の編組を露出させ、編組をはさみ等で所要長さに切断する。また、電線の外周側に導電金属製のシールド接触子を手で挿入し、編組を目打ち等でシールド接触子に向けて折返し、導電金属製のシールドパイプを手で挿入して、シールド接触子とシールドパイプとの間に編組を挟み込んで接触させた状態で、シールドパイプを加締機で加締める。さらに電線の先端部の内皮を卓上機で皮剥きして、心線を露出させる。
このようにしてシールド電線の両端部を加工し、最後に各端部の心線に端子を圧着機で圧着接続させる。
【0003】
シールド電線の使用の形態としては、シールド接触子の略おむすび型の鍔部を車両ボディ等にボルト止めしてアース接続する。シールド電線の端子は電気自動車のモータやインバータやバッテリ等に接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のシールド電線の加工手段にあっては、シールド接触子をシールド電線の両端側にそれぞれ加締固定する前に、一方のシールド接触子の略おむすび型の鍔部の突出方向に対して他方のシールド接触子の略おむすび型の鍔部の突出方向を規定の角度で角度出しする作業を、作業者がシールド電線を例えば治具台に一々セットする等して手作業で行わなければならなかったために、シールド接触子の角度出しに多くの工数がかかると共に、角度出しの精度が悪くなりやすく、最悪の場合には車両ボディ等の相手側にシールド接触子を接続固定できなくなるといった懸念があった。
【0005】
本発明は、上記した点に鑑み、シールド電線といった電線に、略おむすび型ないし略三角形状等の鍔部を有するシールド接触子といった部品を作業効率良く且つ精度良く角度出しして組み付けることのできる電線用部品の角度出し装置及び角度出し方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の電線用部品の角度出し装置は、電線を径方向に進入させるガイド溝を有するガイドプレートと、該ガイドプレートと直交し、且つ該電線の一方に装着された部品の鍔部の突出部分に対応して配置された複数の対向したガイド部材とを備えて、該電線の他方に他の部品をセットするための電線セット装置に対向して配置され、該電線セット装置において作業者により該他の部品の鍔部が一定の向きにセットされた状態で、該部品の鍔部の突出部分が該複数のガイド部材の間に挿入されることで、該鍔部の向きが規定されることを特徴とする。
上記構成により、ガイドプレートのガイド溝に電線を径方向に挿入係合させることで、電線が心出しされて径方向に安定に支持されつつ、部品の鍔部が、複数の対向したガイド部材の間に挿入されて、鍔部の突出方向が正確に規定される。また、電線をガイドプレートのガイド溝に挿入するだけの簡単な動作で部品の角度出しを正確に行うことができる。また、電線の一方の部品の角度出しを行った状態で、あるいは一方の部品の角度出しを行った直後に、電線をセット装置にセットし固定することで、一方の部品が正確な角度で保持され、その状態で電線の他方に他の部品が位置決め固定される。このように、電線の一方の部品の角度出しと電線のセットとを連続した作業で効率良く行うことができる。
【0007】
また、請求項2記載の電線用部品の角度出し装置は、請求項1記載の電線用部品の角度出し装置において、前記ガイド部材が、前記部品の位置を電線長手方向に変動させ得る長さのガイドシャフトであることを特徴とする。
上記構成により、電線の仕様によって部品を電線長手方向の各種位置に配置する場合に、部品を電線と共にガイド部材の長手方向に沿って移動することで、部品の位置が変わっても正確に且つ簡単に部品の角度出しを行うことができる。
【0008】
また、請求項3記載の電線用部品の角度出し装置は、請求項1又は2記載の電線用部品の角度出し装置において、前記ガイド部材が、前記部品の鍔部のテーパ形状に沿ってテーパ状に配置されたことを特徴とする。
上記構成により、部品のテーパ形状の鍔部をテーパ状に配置されたガイド部材に沿ってスムーズに且つガタ付なく正確に挿入することができる。
【0009】
また、請求項4記載の電線用部品の角度出し装置は、請求項1〜3の何れかに記載の電線用部品の角度出し装置において、前記ガイド部材と前記ガイドプレートとを電線周方向に規定角度で回動させる駆動手段が設けられ、該駆動手段が、該ガイド部材に続く回動軸のクランクを駆動するシリンダであることを特徴とする。
上記構成により、ガイド部材とガイドプレートとを電線周方向に所要の角度で一体的に回動させた状態で、ガイドプレートのガイド溝に電線を挿入しつつ、複数のガイド部材の間に部品の鍔部を挿入して、部品の角度を簡単に変更することができる。
【0010】
また、請求項5記載の電線用部品の角度出し装置は、請求項1〜4の何れかに記載の電線用部品の角度出し装置において、前記部品の鍔部の先端部に対向して部品検知センサが設置されたことを特徴とする。
上記構成により、部品検知センサで部品の鍔部を検知し、鍔部がガイド部材の奥まで正確に挿入されたか否かを確認することができる。
【0012】
また、請求項6記載の電線用部品の角度出し装置は、請求項4記載の電線用部品の角度出し装置において、装置フレームに回動自在なアームを介して、前記ガイド部材と前記ガイドプレートと前記駆動手段とを含む装置主体部が該装置フレームに対して進退自在に配置されたことを特徴とする。
上記構成により、角度出し装置の使用時に装置フレーム側から装置主体部を回動させて引き出し、角度出し装置の未使用時には装置主体部を装置フレーム側に収納することができる。
【0013】
また、請求項7記載の電線用部品の角度出し方法は、電線の両方の外周側にそれぞれ部品を挿通させて装着する際に、両部品の鍔部のなす角度を規定するための電線用部品の角度出し方法であって、電線の一方に部品を装着固定した後、該部品の鍔部を角度出し装置のガイド部材で所要角度に位置決めし、その状態で電線を電線セット装置の電線チャックで固定すると共に、該電線の他方の外周側に他の部品を挿通させて該電線セット装置で一定角度に位置決めすることを特徴とする。
上記構成により、電線の一方に部品を装着固定し、その一方の部品の角度を規定した状態で電線を固定することで、一方の部品の位置が正確に確保され、その状態で電線の他方に他の部品を一定角度で装着固定することで、両部品のなす角度が正確に規定される。このような簡単な作業で、電線の一方の部品の角度出しと電線の固定と他方の部品の角度出しとを連続した作業で効率良く行うことができる。
【0014】
また、請求項8記載の電線用部品の角度出し方法は、請求項7記載の電線用部品の角度出し方法において、前記部品のテーパ状の鍔部に対応して、前記ガイド部材をテーパ状に配置し、該ガイド部材の内側に該鍔部を押し込んで位置決めすることを特徴とする。
上記構成により、部品のテーパ形状の鍔部をテーパ状に配置されたガイド部材に沿ってスムーズに且つガタ付なく正確に挿入することができる。
【0015】
また、請求項9記載の電線用部品の角度出し方法は、請求項7又は8記載の電線用部品の角度出し方法において、前記ガイド部材と直交するガイドプレートのガイド溝に前記電線を径方向に進入させることで、前記部品の鍔部の位置決めを行わせることを特徴とする。
上記構成により、ガイドプレートのガイド溝に電線を径方向に挿入係合させることで、電線が心出しされて径方向に安定に支持されつつ、部品の鍔部がガイド部材の間に挿入されて、鍔部の突出方向が正確に規定される。また、電線をガイドプレートのガイド溝に挿入するだけの簡単な動作で部品の角度出しを正確に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る電線用部品の角度出し装置を含むシールド電線加工装置の一実施形態の概観を示すものである。
【0017】
このシールド電線加工装置1は右側から順に、品番の切替えや自動手動切替え等を行う操作卓2と、電線セット装置3と、電線セット装置の前面側に配置された電線用部品の角度出し装置4と、シース切込装置5と、シース抜取装置6と、編組切断装置7と、編組折返し装置8と、シールドパイプ挿入装置9と、シールドパイプ加締装置10と、皮剥き装置11と、製品取出装置13と、各装置3〜13に沿ってシールド電線15を移動させる搬送装置14とを備えている。各装置3〜13はほぼ等ピッチで並列に配置されている。
【0018】
図1で、符号17はシールドパイプ供給用のホッパを示す。なお、操作卓2は配置しなくてもよい。シールドパイプ挿入装置9はシールドパイプの種類別に二つ並列に配置されている。
図2は、シールド電線15の加工途中の状態を示すものであり、符号19が略おむすび型の鍔部19aを有するシールド接触子、23が環状のシールドパイプ、22が皮剥きして折り返した状態の編組、24が内皮、25が心線である。
【0019】
シールド接触子は、環状の小径部19bと、小径部19bに続く基部側の膨出された中径部19cと、中径部19cに続く鍔部19aとで構成されている。鍔部19aは小径な半円部19dと電線径方向に大きく突出した主体部(符号19aで代用)とで構成され、主体部は両側のテーパ状の側端面19eと、側端面19eに続く円弧状の先端面19fとを有し、且つ主体部の中心線上に固定用の長孔19gと、位置決め用突起(図示せず)を裏側に切り起こした孔部19hとを並列に有している。
【0020】
シールド電線(以下電線という)15は断面積15mm2 程度の太物を使用可能であり、図1の如く一本ずつ搬送装置14の右端側の電線セット装置3に手作業でセットされる。なお、電線セット装置3を電線セット部あるいは電線セット工程と呼称することも可能である(これは他の工程についても同様である)。
【0021】
以下に上記シールド電線加工装置1を用いたシールド電線加工方法を図1及び図3等を用いて順に説明する。
先ず、図3(a) (b) の如く予め所要長さに切断した電線15の一端側に作業者がシールド接触子19を外挿し、その鍔部19a(図2)の主体部を下向きにした状態で、シールド電線15を図1の電線セット装置3にセットする。この際、シールド接触子19の鍔部19aは下向きの状態で例えば孔部19gに電線セット装置3側の位置決めピン(図示せず)が係合する等して正確に位置決めされる。なお、この場合のシールド接触子19の鍔部19aの位置決めは上向きでも横向きでも適宜設定可能である。
【0022】
電線15がセットされると、電線セット装置3のセンサ18(図4)がそれを感知して、電線搬送装置14が電線15を把持した状態で一ピッチ左に移動し、電線15を隣のシース切込装置5に送る。各装置5〜13への電線15の搬送は同様に電線搬送装置14によって一ピッチづつ行われる。
【0023】
シース切込装置5で、図3(c) の如くシールド接触子19よりも電線先端側の所要位置において、電線15の絶縁性のシース(外被)20に環状に切り込み21が入れられる。次いでシールド電線15はシース抜取装置6(図1)に送られて、図3(d) の如く外皮20が抜き取られ、内側の金属編組22が所要長さに露出される。次いで編組切断装置7(図1)に送られて、図3(e) の如く露出した編組22が所要長さに切断され、絶縁性の内皮24が露出する。
【0024】
次いで編組折返し装置8(図1)に送られて、図3(f) の如く編組22がシールド接触子19の小径部19bに向けて折り返されると共に、シールドパイプ挿入装置9(図1)で図3(g) の如く電線15の先端側から導電金属製の環状のシールドパイプ23が挿入され、電線15の長手方向の所要位置でシールド接触子19の小径部19bの外周面とシールドパイプ23の内周面との間に編組22(図示せず)が挟まれて接触する。編組22の折返し角度は90°程度ないしは90°〜180°の範囲である。次いでシールドパイプ加締装置10(図1)に送られて、図3(h) の如くシールドパイプ23が六角形状に加締められてシールド接触子19に固定される。シールド接触子19とシールドパイプ23との間に編組22が挟み込まれているから、シールド接触子19とシールドパイプ23は電線15に強固に固定される。
【0025】
次いで皮剥き装置11(図1)に送られて、図3(i) の如く電線15の内皮24の先端側が所要長さに皮剥きされ、心線(導体部)25が露出する。ここまでの間でシールド接触子19の一端側の鍔部19aの向きは常に下向きとなっている。
【0026】
最後に製品取出装置13でシールド電線15が中間加工品27の状態で加工装置1から下側のパレット(図示せず)に入れられる。製品取出装置13はチャックで電線15を把持して持ち上げ、水平移動させてパレット内に降下してチャックを解除する機構のものである。なお、端子加締装置(図示せず)は別工程に配置されている。
【0027】
一端側を加工し終えたシールド電線15の中間加工品27は加工装置1の右端側の角度出し装置4(図1,図4)に運ばれる。この角度出し装置4において作業者が電線15の一端側の加締済のシールド接触子19の鍔部19aの角度出しを行い、その状態で電線15の他端側をセット装置3にセットし、上記同様にして電線15の他端側の加工を行う。図4で電線15は水平に且つ曲りなく真直にセットされる。これにより、両部品19,19′(図8)の角度が正確に規定される。
【0028】
電線15の他端側をセット装置3にセットした後は、電線15の一端側は自重あるいは作業者の払い動作で角度出し装置4から外れる。電線15の他端側にはシールド接触子19の鍔部19aが下向きにセットされることは言うまでもない。一端側と他端側の各シールド接触子19の鍔部19aの向きは、搬送途中において電線15が常にチャック29又はチャック30で把持されているから、位置ずれすることはない。
【0029】
図4において、符号14は電線搬送装置、29は搬送装置14の電線チャック、30は、電線セット装置3の電線チャック、31,32はチャック開閉用のエア式のチャックシリンダ、18は電線検知センサ、31は電線ガイド、132はシャフト33を介してセンサ18を進退させるエアシリンダすなわちセンサ移動手段をそれぞれ示す。
【0030】
センサ18は近接スイッチであり、先端の樹脂キャップ18aに電線15の先端15aを当接させることで電線15の長さが規定される。センサ18に電線15の先端15aを当接させることでセンサ18がオンし、例えばその信号がコントローラ(図示せず)に送られてセット装置3のチャック30が自動で閉じて電線15を把持し、それにより電線15の先端位置(チャック30からの突出長さ)が正確に規定される。その状態で搬送装置14のチャック29が閉じ、セット装置3のチャック30が開いて電線15が次工程のシース切込装置5(図1)に送られる。
【0031】
図4で、水平なシリンダ132はセンサ18の位置を調整するためのものであり、例えば電線15の一端部と他端部とでは皮剥き長さ等の加工寸法仕様が異なるため、あるいは電線15の品番によって加工寸法が異なるために、加工寸法に応じてシリンダ132の進退動作でセンサ18の位置を規定することができる。
【0032】
搬送装置14は、送り方向に伸縮する水平なエアシリンダ35のロッドに垂直な基板37がスライド自在に連結され、一対のチャック29を有する開閉シリンダ31が基板37に固定され、基板37がシリンダ35側の固定基板38に対してレール39を介してスライド自在に組み付けられて成るものである。
【0033】
シリンダ35の圧縮動作でチャック29が電線送り方向に一ピッチ移動し、次工程の例えばシース切込装置5(図1)のチャック(図示せず)に電線15を受け渡し(シース切込装置5の開いたチャックの内側に電線15が移動し、チャックが閉じ、搬送装置14のチャック29が開いて電線15を開放し)、その後、シリンダ35の伸長動作でチャック29が原位置に復帰する。チャック29の進退機構は他の装置(工程)5〜13においても同様である。
【0034】
図4において、電線用部品の角度出し装置4は電線セット装置3の前面側に対向して配置されている。図5にも示す如く、角度出し装置4は、装置フレーム12(図4)の前面側に固定される枠状部40と、枠状部40の上端側で水平方向に回動自在に軸55で支持されたアーム41と、アーム41の先端に固定された装置主体部42とで構成されている。
【0035】
装置主体部42は角度設定用の駆動部43と部品案内部44とで構成され、駆動部43は回動軸45と、回動軸45を回転方向に駆動するエアシリンダ(駆動手段)46とを備え、部品案内部44は上下各一対の水平なガイドシャフト(ガイド部材)47,48と、ガイドシャフト47,48の長手方向の二箇所に直交して設けられた垂直なガイドプレート49,50とを備えている。
【0036】
前記アーム41の先端側に垂直方向の二枚の板部51が対向して設けられ、各板部51の上部を貫通して前記回動軸45が回動自在に支持され(必要に応じて軸受52としてベアリングを用いる)、外寄りの板部51を貫通した回動軸45の一端にクランク53が固定され、クランク53にシリンダ46のロッド46aが連結され、シリンダ本体46bの下端が例えば板部51等の下部側に軸54で揺動自在に支持されている。
【0037】
内側の板部51を貫通した回動軸45の他端は垂直なフランジ57(図4)に連結固定され、フランジ57に各ガイドシャフト47,48が固定されている。図6,図7に示す如く、シールド接触子19の鍔部19aのテーパ形状に対応して、上側の一対のガイドシャフト47は幅狭なピッチで配置され、下側の一対のガイドシャフト48は幅広なピッチで配置されている。
【0038】
図5で枠状部40は上下各一対のフック56で装置フレーム12(図4)に固定される。アーム41は略L字状に形成され、その短辺部が軸55で支持され、角度出し装置4の使用時に作業者がL字状の把手を持ってアームを一体に回動させて装置フレーム12側から装置主体部42を容易に引き出すことができる。未使用時には装置主体部42を装置フレーム12側に収納できるから、スペースをとらない。
【0039】
各ガイドプレート49,50は下端から上向きに切欠された電線案内用のガイド溝58を有している。ガイドシャフト47,48を水平に長く延長させ、且つガイドプレート49,50をガイドシャフト47,48の長手方向に二枚離間させたのは、電線15の種類に応じてシールド接触子19の取付位置が異なる(例えば電気自動車のモータの接続極U・V・Wによって異なる)ことに対応したものである。中間のガイドプレート49によって各ガイドシャフト47,48の曲りが防止され、各ガイドシャフト間の寸法が正確に規定されている。各ガイドプレート49,50は上側の水平なカバープレート59に固定されている。
【0040】
なお、ガイドプレート49,50の面にシールド接触子19の鍔部19aを密着させて位置決めしたり、それによってシールド接触子19の電線長手方向の位置を規定したりすることも可能である。但しこれは電線加工装置1を用いたシールド接触子19の位置決め方法とは直接関係はない。
【0041】
各ガイドシャフト47,48はガイドプレート49,50と一体にシリンダ46の伸縮操作で矢印Rの如く少なくとも二種類の規定角度に回動自在である。例えば図6〜図7の如くシールド接触子19の鍔部19aを上向きの状態で、作業者が電線15をガイドプレート50のガイド溝58に上向きに進入させることで、各ガイドシャフト47,48の内側面に沿ってシールド接触子19の鍔部19aの側端面19eが摺接して正確に位置決め(角度出し)される。この場合、同一の電線15のもう一方のシールド接触子19′(図8参照)の鍔部19a′は図4の電線セット装置3で下向きにセットされるから、両シールド接触子19,19′の各鍔部19a,19a′のなす角度は180°に規定される。
【0042】
また、図8(a) のようにシリンダ46(図5)の圧縮状態で、シールド接触子19の鍔部19aが水平方向を向くように部品案内部44(図5)を設置し(ガイドプレート50のガイド溝58を水平に位置させ、左右各一対のガイドシャフト47,48を水平方向に裾広がり位置させる)、図8(b) のようにシリンダ46の伸長状態で、シールド接触子19の鍔部19aが斜め上方を向くようにすることも可能である。この場合、図8(a) の状態で両側のシールド接触子19,19′の各鍔部19a,19a′のなす角度θ1 は90°に規定され、図8(b) の状態で両側のシールド接触子19,19′の各鍔部19a,19a′のなす角度θ2 は一例として185°に規定される。
【0043】
シールド接触子19の電線長手方向の位置、すなわち両側のシールド接触子19,19′の間の距離Lは各ガイドプレート49,50の位置に対応して例えば520mm・545mm・570mmというように規定される。
【0044】
図7において上側のガイドシャフト47までシールド接触子19の鍔部19aが確実に押し込まれたことを確認するために、ガイドプレート40に光電センサ(部品検知センサ)60を設けておき、光電センサ60の光をシールド接触子19の鍔部19aの先端部で遮断するようにし、遮断しない場合にシールド接触子19のセット不良でブザー等の警報を出すようにしたり、電線セット装置3を作動させないようにすることも可能である。光電センサ60を用いることで、ガイドシャフト長手方向へのシールド接触子19の位置変動に確実に対応できる。
【0045】
以下に電線加工装置1(図1)の部品角度出し工程以外の他の工程を簡単に説明する。
一方のシールド接触子19の角度出しを行った後、同じ電線の未だ加工していない他方の端末を電線セット装置3にセットする。他方のシールド接触子19′の鍔部19a′は下向きにセットされる。電線15のセットが完了した時点で、電線15は搬送装置14(図1)でシース切込装置5に送られる。
【0046】
シース切込装置5において、カッタローラ(図示せず)が電線15に押し付けられ、この状態でサーボモータが回転し、カッタローラが電線15の周りを公転する。これにより外皮20(図3)に環状の切込21が入れられる。
【0047】
次いで電線15は搬送装置14(図1)でシース抜取装置6に送られる。シース抜取装置6において、一対の開閉部材が閉じることで一対の刃部が外皮20の先端部に食い込み、その状態で開閉部材や刃部が後退することで、外皮20が切込部21から抜き取られ、編組22(図3)が露出する。
編組22を露出した電線15は搬送装置14で隣の編組切断装置7に送られる。
【0048】
編組切断装置7において、電線15の先端部(編組22の露出部分)がダイス内に挿通され、編組開き爪が編組22を繰り返し内皮24に押し付けて外向きにテーパ状に拡径させ、編組22と内皮24との間に環状のパンチが挿入され、パンチの外周とダイスの内周との間で編組が挟まれて瞬間的に剪断される。この編組切断は編組22の先端部の余分な長さの部分を排除し、外皮20からの編組22の突出長を規定するために行われる。
【0049】
編組22を切断された電線15は搬送装置14で編組折返し装置8に送られる。図9〜図10に編組折返し装置8の一形態を示す如く、電線15は中間部をチャック138で把持されると共に、その前側を接触子押え136で支持され、且つ先端部を開きパイプ135で支持される。接触子押え136は左右一対のチャック(電線15を把持せずに支持するのみ)で構成され、上側の倒立した開閉シリンダ139で開閉されると共に、水平なエアシリンダ140でガイドシャフト141に沿って電線長手方向に進退自在である。接触子押え136は電線心出し(位置決め)部材としても作用する。左右一対の接触子押え136に、シールド接触子19の鍔部19aを下向きに位置決めさせるためのピン61が突設されている。
【0050】
開き爪134を水平なシリンダ148で左右に開いた状態で垂直なシリンダ153の伸長動作で上昇させ、一対の開き爪134の間に電線15の編組22を位置させ、左右から開き爪134で編組22を内皮24に押し付けてラッパ状に開かせ、開きパイプ135を開閉シリンダ143で閉じつつ開きパイプ135の内周部で内皮24の外周を掴むように支持し(把持せずに若干の隙間を存して軽く支持する)編組22に向けて前進させ、先端の傾斜面で編組22をさらに外側に開かせる。
【0051】
一対の接触子押え136を閉じて電線15を支持すると同時に、一対のピン61がシールド接触子19の鍔部19aを下向きに位置決めさせる。シールド接触子19は水平なシリンダ140の伸長動作で後方の接触子押え136で鍔部19aの後端面を押されて外皮20の先端位置まで移動する。その状態で水平なシリンダ146の伸長動作で折返し部材137が開きパイプ135に沿って前進し、編組22を直角ないしそれ以上の角度で接触子19の小径部19bの外周側に折り返す。この際、開き爪134は水平なシリンダ148の伸長動作で外側に開き、垂直なシリンダ153の圧縮動作で下降して回避する。開き爪134はフレーム側の水平なシリンダ156の伸縮動作で電線長手方向に位置を切り換え可能である。
【0052】
編組22を折り返された電線15は搬送装置14で隣のシールドパイプ挿入装置9に送られる。シールドパイプ挿入装置9において、シールド接触子19に向けて電線15の先端からシールドパイプ23(図3)が外挿され、電線15の折り返された編組22を接触子19の小径部19bに密着固定させる。
【0053】
シールドパイプ23を挿入した電線15は搬送装置14でパイプ加締装置10に送られる。パイプ加締装置10において、シールドパイプ23がシールド接触子19の小径部19b及び編組22と共に略六角形に加締められて強固に固定され、編組22がシールド接触子19とシールドパイプ23とに強く接触する。
【0054】
シールドパイプ23の加締が終わった電線15は搬送装置14で先端皮剥き装置11に送られる。皮剥き装置11において、一対のカッタ(図示せず)が電線15の内皮24に切り込みを入れつつ回動して内皮24を周方向に切断し、カッタで切断された内皮24を引っ掛けた状態でサーボモータ(図示せず)の駆動で電線先端側に移動させて皮剥きする。
【0055】
上記した各工程で電線の一端末側を加工した後、他端末側を加工することは言うまでもない。図9〜図10の編組折返し装置8において、シールド接触子19の鍔部19aが下向きに正確に規定され、その状態で次のシールドパイプ挿入装置9においてシールドパイプ23が挿入されてシールド接触子19がほぼ不動に位置決めされる。なお、シールドパイプ挿入装置9において、編組折返し装置8と同様な手段(位置決めピン61)を用いてシールド接触子19の鍔部19aの向きを正確に規定することも可能である。編組折返し装置8以前の工程においては必ずしもシールド接触子19の鍔部19a向きを正確に規制する必要はない。
【0056】
なお、上記図5〜図10で説明した構成は電線用部品の角度出し方法としても有効である。
また、上記電線用部品の角度出し装置4(図5〜図7)においては、ガイド部材として上下ないし左右各一対のガイドシャフト47,48を用いた構成を示したが、ガイドシャフトに限らず、テーパ状に傾斜した一対のガイド板やガイド壁(図示せず)を用いることも可能である。
【0057】
上下各一対のガイドシャフト47,48を裾広がりに配置したことで、あるいはテーパ状のガイド板やガイド壁(図示せず)を用いることで、左右一対(計二本)のガイドシャフト(47又は48)を用いた場合に較べて、シールド接触子19のテーパ状の鍔部19aの向き(角度)が一層正確に規定される。
【0058】
また、シールド接触子19の位置が一種類の場合は、光電センサ60(図7)に代えて他の近接センサやタッチセンサ等を用いることも可能である。また、駆動手段としてエアシリンダ46(図5)に代えてロータリアクチュエータ等を用いることも可能である。
【0059】
また、電線15の一端側ではなく、電線15の長手方向中間部(この場合も電線15の一方を意味するものとする)に一方のシールド接触子19を配設することも可能である。また、シールド接触子19以外の電線用部品に上記構成の角度出し装置4や角度出し方法を適用することも可能である。部品(19)の鍔部(19a)の形状は略おむすび型(テーパ状)に限らず、例えば矩形状であっても、ガイドシャフト47,48に代わるガイド板やガイド壁(図示せず)をテーパ状に配置することで、正確に位置出しが可能である。また、電線はシールド電線15に限らず、通常の絶縁被覆電線に部品を装着固定する場合にも上記構成の角度出し装置4を適用可能である。
【0060】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、ガイドプレートのガイド溝に電線を径方向に挿入係合させることで、電線が心出しされて径方向に安定に支持されつつ、部品の鍔部が、複数の対向したガイド部材の間に挿入されて、鍔部の突出方向が正確に規定され、これにより、電線の他方に装着される他の部品や他の部品の鍔部に対して一方の部品の鍔部が精度良く角度出しされる。また、上記の如く電線をガイドプレートのガイド溝に挿入するだけの簡単な動作で部品の角度出しを正確に行えるから、角度出し作業の効率がアップし、電線の加工工数が低減される。また、電線の一方の部品の角度出しを行った状態で、あるいは一方の部品の角度出しを行った直後に、電線をセット装置にセットし固定することで、一方の部品が正確な角度で保持され、その状態で電線の他方に他の部品が位置決め固定されるから、簡単な作業で、両部品のなす角度が精度良く規定される。このように、電線の一方の部品の角度出しと電線のセットとを連続した作業で効率良く行うことができるから、すなわち電線を部品の角度出しのために一々他の場所に移動させたりする必要がないから、作業工数が低減され、電線の加工が効率良く行われる。
【0061】
また、請求項2記載の発明によれば、電線の仕様によって部品を電線長手方向の各種位置に配置する場合に、部品を電線と共にガイド部材の長手方向に沿って移動できるから、部品の位置が変わっても正確に且つ簡単に部品の角度出しを行うことができる。
【0062】
また、請求項3記載の発明によれば、部品のテーパ形状の鍔部をテーパ状に配置されたガイド部材に沿ってスムーズに且つガタ付なく正確に挿入することができるから、部品の角度出し精度及び作業性が一層向上する。
【0063】
また、請求項4記載の発明によれば、ガイド部材とガイドプレートとを電線周方向に所要の角度で一体的に回動させた状態で、ガイドプレートのガイド溝に電線を挿入しつつ、複数のガイド部材の間に部品の鍔部を挿入することで、部品の角度を簡単に変更することができ、電線の仕様違いに簡単に且つ正確に対応することができる。
【0064】
また、請求項5記載の発明によれば、部品検知センサで部品の鍔部を検知することで、鍔部がガイド部材の奥まで正確に挿入されたか否かが確認されるから、鍔部をガイド部材の奥まですなわち正規の位置まで押し込むことで、部品の角度出しがばらつきなく正確に行われる。
【0066】
また、請求項6記載の発明によれば、角度出し装置の使用時に装置フレーム側から装置主体部を回動させて引き出し、角度出し装置の未使用時には装置主体部を装置フレーム側に収納することができるから、作業者の邪魔にならず、且つ角度出し装置を含む電線加工装置全体の構成が小型化・省スペース化される。
【0067】
また、請求項7記載の発明によれば、電線の一方に部品を装着固定し、その一方の部品の角度を規定した状態で電線を固定することで、一方の部品の位置が正確に確保され、その状態で電線の他方に他の部品を一定角度で装着固定することで、両部品のなす角度が正確に規定される。また、このような簡単な作業で、電線の一方の部品の角度出しと電線の固定と他方の部品の角度出しとを連続した作業で効率良く行うことができるから、電線を部品の角度出しのために一々他の場所に移動させたりする必要がなく、それにより作業工数が低減され、電線の加工が効率良く行われる。
【0068】
また、請求項8記載の発明によれば、部品のテーパ形状の鍔部をテーパ状に配置されたガイド部材に沿ってスムーズに且つガタ付なく正確に挿入することができるから、部品の角度出し精度及び作業性が一層向上する。
【0069】
また、請求項9記載の発明によれば、ガイドプレートのガイド溝に電線を径方向に挿入係合させることで、電線が心出しされて径方向に安定に支持されつつ、部品の鍔部がガイド部材の間に挿入されて、鍔部の突出方向が正確に規定され、これにより、電線の他方に装着される他の部品や他の部品の鍔部に対して一方の部品の鍔部が精度良く角度出しされる。また、電線をガイドプレートのガイド溝に挿入するだけの簡単な動作で部品の角度出しを正確に行えるから、角度出し作業の効率がアップし、電線の加工工数が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電線用部品の角度出し装置を含む電線加工装置を示す概観斜視図である。
【図2】電線の端末部の加工途中の状態を示す斜視図である。
【図3】 (a) 〜(i) は電線の加工状態を工程順に示す説明図である。
【図4】電線用部品の角度出し装置と電線セット装置を示す側面図である。
【図5】電線用部品の角度出し装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図6】電線用部品をガイド部材で角度出しする方法を示す分解斜視図である。
【図7】同じく電線用部品の角度出しを行った状態を示す正面図である。
【図8】 (a) 〜(b) は電線の種類毎の部品の取付角度の違い示す斜視図である。
【図9】電線加工途中における電線用部品の角度出し方法の一形態を示す側面図である。
【図10】同じく電線加工途中における電線用部品の角度出し方法を示す正面図である。
【符号の説明】
1 シールド電線加工装置
3 電線セット装置
4 電線用部品の角度出し装置
12 装置フレーム
15 シールド電線(電線)
19,19′ シールド接触子(部品)
19a,19a′ 鍔部
41 アーム
42 装置主体部
46 シリンダ(駆動手段)
47,48 ガイドシャフト(ガイド部材)
49,50 ガイドプレート
58 ガイド溝
60 光電センサ(部品検知センサ)
Claims (9)
- 電線を径方向に進入させるガイド溝を有するガイドプレートと、該ガイドプレートと直交し、且つ該電線の一方に装着された部品の鍔部の突出部分に対応して配置された複数の対向したガイド部材とを備えて、該電線の他方に他の部品をセットするための電線セット装置に対向して配置され、該電線セット装置において作業者により該他の部品の鍔部が一定の向きにセットされた状態で、該部品の鍔部の突出部分が該複数のガイド部材の間に挿入されることで、該鍔部の向きが規定されることを特徴とする電線用部品の角度出し装置。
- 前記ガイド部材が、前記部品の位置を電線長手方向に変動させ得る長さのガイドシャフトであることを特徴とする請求項1記載の電線用部品の角度出し装置。
- 前記ガイド部材が、前記部品の鍔部のテーパ形状に沿ってテーパ状に配置されたことを特徴とする請求項1又は2記載の電線用部品の角度出し装置。
- 前記ガイド部材と前記ガイドプレートとを電線周方向に規定角度で回動させる駆動手段が設けられ、該駆動手段が、該ガイド部材に続く回動軸のクランクを駆動するシリンダであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電線用部品の角度出し装置。
- 前記部品の鍔部の先端部に対向して部品検知センサが設置されたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電線用部品の角度出し装置。
- 装置フレームに回動自在なアームを介して、前記ガイド部材と前記ガイドプレートと前記駆動手段とを含む装置主体部が該装置フレームに対して進退自在に配置されたことを特徴とする請求項4記載の電線用部品の角度出し装置。
- 電線の両方の外周側にそれぞれ部品を挿通させて装着する際に、両部品の鍔部のなす角度を規定するための電線用部品の角度出し方法であって、電線の一方に部品を装着固定した後、該部品の鍔部を角度出し装置のガイド部材で所要角度に位置決めし、その状態で電線を電線セット装置の電線チャックで固定すると共に、該電線の他方の外周側に他の部品を挿通させて該電線セット装置で一定角度に位置決めすることを特徴とする電線用部品の角度出し方法。
- 前記部品のテーパ状の鍔部に対応して、前記ガイド部材をテーパ状に配置し、該ガイド部材の内側に該鍔部を押し込んで位置決めすることを特徴とする請求項7記載の電線用部品の角度出し方法。
- 前記ガイド部材と直交するガイドプレートのガイド溝に前記電線を径方向に進入させることで、前記部品の鍔部の位置決めを行わせることを特徴とする請求項7又は8記載の電線用部品の角度出し方法。
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