JP2002262428A - 電線用部品の角度出し装置及び角度出し方法 - Google Patents

電線用部品の角度出し装置及び角度出し方法

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JP2002262428A JP2001058474A JP2001058474A JP2002262428A JP 2002262428 A JP2002262428 A JP 2002262428A JP 2001058474 A JP2001058474 A JP 2001058474A JP 2001058474 A JP2001058474 A JP 2001058474A JP 2002262428 A JP2002262428 A JP 2002262428A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線に装着する部品を容易に且つ正確に角度
出しする。 【解決手段】 電線用部品の角度出し装置4は、電線を
径方向に進入させるガイド溝58を有するガイドプレー
ト49,50と、ガイドプレートと交差する複数の対向
したガイド部材47,48とを備え、電線の一方に装着
された部品の鍔部を複数のガイド部材の間に挿入するこ
とで、鍔部の向きを規定する。また、ガイド部材47,
48とガイドプレート49,50を電線周方向に規定角
度で回動させる駆動手段46を設けた。さらに、鍔部の
先端部に対向して部品検知センサを設置した。上記電線
の他方に他の部品をセットするための電線セット装置3
に対向して角度出し装置4を配置した。電線の一方に部
品を装着固定した後、部品の鍔部を角度出し装置4のガ
イド部材47,48で所要角度に位置決めし、その状態
で電線を固定し、電線の他方に他の部品を一定角度で位
置決めして固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車等に使
用される比較的大径なシールド電線の端末処理を行うシ
ールド電線加工装置等において、シールド電線に装着し
たシールド接触子等の部品の鍔部の角度出しを行うため
の電線用部品の角度出し装置及び角度出し方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シールド電線の加工は全て手作業
で行っていた。すなわち、所要長さに切断されたシール
ド電線の先端部のシース(外皮)を卓上機で剥いで、導
電金属製の編組を露出させ、編組をはさみ等で所要長さ
に切断する。また、電線の外周側に導電金属製のシール
ド接触子を手で挿入し、編組を目打ち等でシールド接触
子に向けて折返し、導電金属製のシールドパイプを手で
挿入して、シールド接触子とシールドパイプとの間に編
組を挟み込んで接触させた状態で、シールドパイプを加
締機で加締める。さらに電線の先端部の内皮を卓上機で
皮剥きして、心線を露出させる。このようにしてシール
ド電線の両端部を加工し、最後に各端部の心線に端子を
圧着機で圧着接続させる。
【0003】シールド電線の使用の形態としては、シー
ルド接触子の略おむすび型の鍔部を車両ボディ等にボル
ト止めしてアース接続する。シールド電線の端子は電気
自動車のモータやインバータやバッテリ等に接続され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシールド電線の加工手段にあっては、シールド接触
子をシールド電線の両端側にそれぞれ加締固定する前
に、一方のシールド接触子の略おむすび型の鍔部の突出
方向に対して他方のシールド接触子の略おむすび型の鍔
部の突出方向を規定の角度で角度出しする作業を、作業
者がシールド電線を例えば治具台に一々セットする等し
て手作業で行わなければならなかったために、シールド
接触子の角度出しに多くの工数がかかると共に、角度出
しの精度が悪くなりやすく、最悪の場合には車両ボディ
等の相手側にシールド接触子を接続固定できなくなると
いった懸念があった。
【0005】本発明は、上記した点に鑑み、シールド電
線といった電線に、略おむすび型ないし略三角形状等の
鍔部を有するシールド接触子といった部品を作業効率良
く且つ精度良く角度出しして組み付けることのできる電
線用部品の角度出し装置及び角度出し方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の電線用部品の角度出し装置は、電線
を径方向に進入させるガイド溝を有するガイドプレート
と、該ガイドプレートと交差する複数の対向したガイド
部材とを備え、該電線の一方に装着された部品の鍔部が
該複数のガイド部材の間に挿入されることで、該鍔部の
向きが規定されることを特徴とする。上記構成により、
ガイドプレートのガイド溝に電線を径方向に挿入係合さ
せることで、電線が心出しされて径方向に安定に支持さ
れつつ、部品の鍔部が、複数の対向したガイド部材の間
に挿入されて、鍔部の突出方向が正確に規定される。ま
た、電線をガイドプレートのガイド溝に挿入するだけの
簡単な動作で部品の角度出しを正確に行うことができ
る。
【0007】また、請求項2記載の電線用部品の角度出
し装置は、請求項1記載の電線用部品の角度出し装置に
おいて、前記ガイド部材が、前記部品の位置を電線長手
方向に変動させ得る長さのガイドシャフトであることを
特徴とする。上記構成により、電線の仕様によって部品
を電線長手方向の各種位置に配置する場合に、部品を電
線と共にガイド部材の長手方向に沿って移動すること
で、部品の位置が変わっても正確に且つ簡単に部品の角
度出しを行うことができる。
【0008】また、請求項3記載の電線用部品の角度出
し装置は、請求項1又は2記載の電線用部品の角度出し
装置において、前記ガイド部材が、前記部品の鍔部のテ
ーパ形状に沿ってテーパ状に配置されたことを特徴とす
る。上記構成により、部品のテーパ形状の鍔部をテーパ
状に配置されたガイド部材に沿ってスムーズに且つガタ
付なく正確に挿入することができる。
【0009】また、請求項4記載の電線用部品の角度出
し装置は、請求項1〜3の何れかに記載の電線用部品の
角度出し装置において、前記ガイド部材と前記ガイドプ
レートとを電線周方向に規定角度で回動させる駆動手段
が設けられたことを特徴とする。上記構成により、ガイ
ド部材とガイドプレートとを電線周方向に所要の角度で
一体的に回動させた状態で、ガイドプレートのガイド溝
に電線を挿入しつつ、複数のガイド部材の間に部品の鍔
部を挿入して、部品の角度を簡単に変更することができ
る。
【0010】また、請求項5記載の電線用部品の角度出
し装置は、請求項1〜4の何れかに記載の電線用部品の
角度出し装置において、前記部品の鍔部の先端部に対向
して部品検知センサが設置されたことを特徴とする。上
記構成により、部品検知センサで部品の鍔部を検知し、
鍔部がガイド部材の奥まで正確に挿入されたか否かを確
認することができる。
【0011】また、請求項6記載の電線用部品の角度出
し装置は、請求項1〜5の何れかに記載の電線用部品の
角度出し装置において、前記電線の他方に他の部品をセ
ットするための電線セット装置に対向して配置されたこ
とを特徴とする。上記構成により、電線の一方の部品の
角度出しを行った状態で、あるいは一方の部品の角度出
しを行った直後に、電線をセット装置にセットし固定す
ることで、一方の部品が正確な角度で保持され、その状
態で電線の他方に他の部品が位置決め固定される。この
ように、電線の一方の部品の角度出しと電線のセットと
を連続した作業で効率良く行うことができる。
【0012】また、請求項7記載の電線用部品の角度出
し装置は、請求項6記載の電線用部品の角度出し装置に
おいて、装置フレームに回動自在なアームを介して装置
主体部が進退自在に配置されたことを特徴とする。上記
構成により、角度出し装置の使用時に装置フレーム側か
ら装置主体部を回動させて引き出し、角度出し装置の未
使用時には装置主体部を装置フレーム側に収納すること
ができる。
【0013】また、請求項8記載の電線用部品の角度出
し方法は、電線の両方にそれぞれ部品を装着する際に、
両部品の鍔部のなす角度を規定するための電線用部品の
角度出し方法であって、電線の一方に部品を装着固定し
た後、該部品の鍔部を角度出し装置のガイド部材で所要
角度に位置決めし、その状態で電線を固定し、該電線の
他方に他の部品を一定角度で位置決めして固定すること
を特徴とする。上記構成により、電線の一方に部品を装
着固定し、その一方の部品の角度を規定した状態で電線
を固定することで、一方の部品の位置が正確に確保さ
れ、その状態で電線の他方に他の部品を一定角度で装着
固定することで、両部品のなす角度が正確に規定され
る。このような簡単な作業で、電線の一方の部品の角度
出しと電線の固定と他方の部品の角度出しとを連続した
作業で効率良く行うことができる。
【0014】また、請求項9記載の電線用部品の角度出
し方法は、請求項8記載の電線用部品の角度出し方法に
おいて、前記部品のテーパ状の鍔部に対応して、前記ガ
イド部材をテーパ状に配置し、該ガイド部材の内側に該
鍔部を押し込んで位置決めすることを特徴とする。上記
構成により、部品のテーパ形状の鍔部をテーパ状に配置
されたガイド部材に沿ってスムーズに且つガタ付なく正
確に挿入することができる。
【0015】また、請求項10記載の電線用部品の角度
出し方法は、請求項8又は9記載の電線用部品の角度出
し方法において、前記ガイド部材と交差するガイドプレ
ートのガイド溝に前記電線を径方向に進入させること
で、前記部品の鍔部の位置決めを行わせることを特徴と
する。上記構成により、ガイドプレートのガイド溝に電
線を径方向に挿入係合させることで、電線が心出しされ
て径方向に安定に支持されつつ、部品の鍔部がガイド部
材の間に挿入されて、鍔部の突出方向が正確に規定され
る。また、電線をガイドプレートのガイド溝に挿入する
だけの簡単な動作で部品の角度出しを正確に行うことが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る電線用
部品の角度出し装置を含むシールド電線加工装置の一実
施形態の概観を示すものである。
【0017】このシールド電線加工装置1は右側から順
に、品番の切替えや自動手動切替え等を行う操作卓2
と、電線セット装置3と、電線セット装置の前面側に配
置された電線用部品の角度出し装置4と、シース切込装
置5と、シース抜取装置6と、編組切断装置7と、編組
折返し装置8と、シールドパイプ挿入装置9と、シール
ドパイプ加締装置10と、皮剥き装置11と、製品取出
装置13と、各装置3〜13に沿ってシールド電線15
を移動させる搬送装置14とを備えている。各装置3〜
13はほぼ等ピッチで並列に配置されている。
【0018】図1で、符号17はシールドパイプ供給用
のホッパを示す。なお、操作卓2は配置しなくてもよ
い。シールドパイプ挿入装置9はシールドパイプの種類
別に二つ並列に配置されている。図2は、シールド電線
15の加工途中の状態を示すものであり、符号19が略
おむすび型の鍔部19aを有するシールド接触子、23
が環状のシールドパイプ、22が皮剥きして折り返した
状態の編組、24が内皮、25が心線である。
【0019】シールド接触子は、環状の小径部19b
と、小径部10bに続く基部側の膨出された中径部19
cと、中径部に続く鍔部19cとで構成されている。鍔
部19cは小径な半円部19dと電線径方向に大きく突
出した主体部(符号19aで代用)とで構成され、主体
部は両側のテーパ状の側端面19eと、側端面19eに
続く円弧状の先端面19fとを有し、且つ主体部の中心
線上に固定用の長孔19gと、位置決め用突起(図示せ
ず)を裏側に切り起こした孔部19hとを並列に有して
いる。
【0020】シールド電線(以下電線という)15は断
面積15mm2 程度の太物を使用可能であり、図1の如く
一本ずつ搬送装置14の右端側の電線セット装置3に手
作業でセットされる。なお、電線セット装置3を電線セ
ット部あるいは電線セット工程と呼称することも可能で
ある(これは他の工程についても同様である)。
【0021】以下に上記シールド電線加工装置1を用い
たシールド電線加工方法を図1及び図3等を用いて順に
説明する。先ず、図3(a) (b) の如く予め所要長さに切
断した電線15の一端側に作業者がシールド接触子19
を外挿し、その鍔部19a(図2)の主体部を下向きに
した状態で、シールド電線15を図1の電線セット装置
3にセットする。この際、シールド接触子19の鍔部1
9aは下向きの状態で例えば孔部19gに電線セット装
置3側の位置決めピン(図示せず)が係合する等して正
確に位置決めされる。なお、この場合のシールド接触子
19の鍔部19aの位置決めは上向きでも横向きでも適
宜設定可能である。
【0022】電線15がセットされると、電線セット装
置3のセンサ18(図4)がそれを感知して、電線搬送
装置14が電線15を把持した状態で一ピッチ左に移動
し、電線15を隣のシース切込装置5に送る。各装置5
〜13への電線15の搬送は同様に電線搬送装置14に
よって一ピッチづつ行われる。
【0023】シース切込装置5で、図3(c) の如くシー
ルド接触子19よりも電線先端側の所要位置において、
電線15の絶縁性のシース(外被)20に環状に切り込
み21が入れられる。次いでシールド電線15はシース
抜取装置6(図1)に送られて、図3(d) の如く外皮2
0が抜き取られ、内側の金属編組22が所要長さに露出
される。次いで編組切断装置7(図1)に送られて、図
3(e) の如く露出した編組22が所要長さに切断され、
絶縁性の内皮24が露出する。
【0024】次いで編組折返し装置8(図1)に送られ
て、図3(f) の如く編組22がシールド接触子19の小
径部19bに向けて折り返されると共に、シールドパイ
プ挿入装置9(図1)で図3(g) の如く電線15の先端
側から導電金属製の環状のシールドパイプ23が挿入さ
れ、電線15の長手方向の所要位置でシールド接触子1
9の小径部19bの外周面とシールドパイプ23の内周
面との間に編組22(図示せず)が挟まれて接触する。
編組22の折返し角度は90°程度ないしは90°〜1
80°の範囲である。次いでシールドパイプ加締装置1
0(図1)に送られて、図3(h) の如くシールドパイプ
23が六角形状に加締められてシールド接触子19に固
定される。シールド接触子19とシールドパイプ23と
の間に編組22が挟み込まれているから、シールド接触
子19とシールドパイプ23は電線15に強固に固定さ
れる。
【0025】次いで皮剥き装置11(図1)に送られ
て、図3(i) の如く電線15の内皮24の先端側が所要
長さに皮剥きされ、心線(導体部)25が露出する。こ
こまでの間でシールド接触子19の一端側の鍔部19a
の向きは常に下向きとなっている。
【0026】最後に製品取出装置13でシールド電線1
5が中間加工品27の状態で加工装置1から下側のパレ
ット(図示せず)に入れられる。製品取出装置13はチ
ャックで電線15を把持して持ち上げ、水平移動させて
パレット内に降下してチャックを解除する機構のもので
ある。なお、端子加締装置(図示せず)は別工程に配置
されている。
【0027】一端側を加工し終えたシールド電線15の
中間加工品27は加工装置1の右端側の角度出し装置4
(図1,図4)に運ばれる。この角度出し装置4におい
て作業者が電線15の一端側の加締済のシールド接触子
19の鍔部19aの角度出しを行い、その状態で電線1
5の他端側をセット装置3にセットし、上記同様にして
電線15の他端側の加工を行う。図4で電線15は水平
に且つ曲りなく真直にセットされる。これにより、両部
品19,19′(図8)の角度が正確に規定される。
【0028】電線15の他端側をセット装置3にセット
した後は、電線15の一端側は自重あるいは作業者の払
い動作で角度出し装置4から外れる。電線15の他端側
にはシールド接触子19の鍔部19aが下向きにセット
されることは言うまでもない。一端側と他端側の各シー
ルド接触子19の鍔部19aの向きは、搬送途中におい
て電線15が常にチャック29又はチャック30で把持
されているから、位置ずれすることはない。
【0029】図4において、符号14は電線搬送装置、
29は搬送装置14の電線チャック、30は、電線セッ
ト装置3の電線チャック、31,32はチャック開閉用
のエア式のチャックシリンダ、18は電線検知センサ、
31は電線ガイド、132はシャフト33を介してセン
サ18を進退させるエアシリンダすなわちセンサ移動手
段をそれぞれ示す。
【0030】センサ18は近接スイッチであり、先端の
樹脂キャップ18aに電線15の先端15aを当接させ
ることで電線15の長さが規定される。センサ18に電
線15の先端15aを当接させることでセンサ18がオ
ンし、例えばその信号がコントローラ(図示せず)に送
られてセット装置3のチャック30が自動で閉じて電線
15を把持し、それにより電線15の先端位置(チャッ
ク30からの突出長さ)が正確に規定される。その状態
で搬送装置14のチャック29が閉じ、セット装置3の
チャック30が開いて電線15が次工程のシース切込装
置5(図1)に送られる。
【0031】図4で、水平なシリンダ132はセンサ1
8の位置を調整するためのものであり、例えば電線15
の一端部と他端部とでは皮剥き長さ等の加工寸法仕様が
異なるため、あるいは電線15の品番によって加工寸法
が異なるために、加工寸法に応じてシリンダ132の進
退動作でセンサ18の位置を規定することができる。
【0032】搬送装置14は、送り方向に伸縮する水平
なエアシリンダ35のロッドに垂直な基板37がスライ
ド自在に連結され、一対のチャック29を有する開閉シ
リンダ31が基板37に固定され、基板37がシリンダ
35側の固定基板38に対してレール39を介してスラ
イド自在に組み付けられて成るものである。
【0033】シリンダ35の圧縮動作でチャック29が
電線送り方向に一ピッチ移動し、次工程の例えばシース
切込装置5(図1)のチャック(図示せず)に電線15
を受け渡し(シース切込装置5の開いたチャックの内側
に電線15が移動し、チャックが閉じ、搬送装置14の
チャック29が開いて電線15を開放し)、その後、シ
リンダ35の伸長動作でチャック29が原位置に復帰す
る。チャック29の進退機構は他の装置(工程)5〜1
3においても同様である。
【0034】図4において、電線用部品の角度出し装置
4は電線セット装置3の前面側に対向して配置されてい
る。図5にも示す如く、角度出し装置4は、装置フレー
ム12(図4)の前面側に固定される枠状部40と、枠
状部40の上端側で水平方向に回動自在に軸55で支持
されたアーム41と、アーム41の先端に固定された装
置主体部42とで構成されている。
【0035】装置主体部42は角度設定用の駆動部43
と部品案内部44とで構成され、駆動部43は回動軸4
5と、回動軸45を回転方向に駆動するエアシリンダ
(駆動手段)46とを備え、部品案内部44は上下各一
対の水平なガイドシャフト(ガイド部材)47,48
と、ガイドシャフト47,48の長手方向の二箇所に直
交して設けられた垂直なガイドプレート49,50とを
備えている。
【0036】前記アーム41の先端側に垂直方向の二枚
の板部51が対向して設けられ、各板部51の上部を貫
通して前記回動軸45が回動自在に支持され(必要に応
じて軸受52としてベアリングを用いる)、外寄りの板
部51を貫通した回動軸45の一端にクランク53が固
定され、クランク53にシリンダ46のロッド46aが
連結され、シリンダ本体46bの下端が例えば板部51
等の下部側に軸54で揺動自在に支持されている。
【0037】内側の板部51を貫通した回動軸45の他
端は垂直なフランジ57(図4)に連結固定され、フラ
ンジ57に各ガイドシャフト47,48が固定されてい
る。図6,図7に示す如く、シールド接触子19の鍔部
19aのテーパ形状に対応して、上側の一対のガイドシ
ャフト47は幅狭なピッチで配置され、下側の一対のガ
イドシャフト48は幅広なピッチで配置されている。
【0038】図5で枠状部40は上下各一対のフック5
6で装置フレーム12(図4)に固定される。アーム4
1は略L字状に形成され、その短辺部が軸55で支持さ
れ、角度出し装置4の使用時に作業者がL字状の把手を
持ってアームを一体に回動させて装置フレーム12側か
ら装置主体部42を容易に引き出すことができる。未使
用時には装置主体部42を装置フレーム12側に収納で
きるから、スペースをとらない。
【0039】各ガイドプレート49,50は下端から上
向きに切欠された電線案内用のガイド溝58を有してい
る。ガイドシャフト47,48を水平に長く延長させ、
且つガイドプレート49,50をガイドシャフト47,
48の長手方向に二枚離間させたのは、電線15の種類
に応じてシールド接触子19の取付位置が異なる(例え
ば電気自動車のモータの接続極U・V・Wによって異な
る)ことに対応したものである。中間のガイドプレート
49によって各ガイドシャフト47,48の曲りが防止
され、各ガイドシャフト間の寸法が正確に規定されてい
る。各ガイドプレート49,50は上側の水平なカバー
プレート59に固定されている。
【0040】なお、ガイドプレート49,50の面にシ
ールド接触子19の鍔部19aを密着させて位置決めし
たり、それによってシールド接触子19の電線長手方向
の位置を規定したりすることも可能である。但しこれは
電線加工装置1を用いたシールド接触子19の位置決め
方法とは直接関係はない。
【0041】各ガイドシャフト47,48はガイドプレ
ート49,50と一体にシリンダ46の伸縮操作で矢印
Rの如く少なくとも二種類の規定角度に回動自在であ
る。例えば図6〜図7の如くシールド接触子19の鍔部
19aを上向きの状態で、作業者が電線15をガイドプ
レート50のガイド溝58に上向きに進入させること
で、各ガイドシャフト47,48の内側面に沿ってシー
ルド接触子19の鍔部19aの側端面19eが摺接して
正確に位置決め(角度出し)される。この場合、同一の
電線15のもう一方のシールド接触子19′(図8参
照)の鍔部19a′は図4の電線セット装置3で下向き
にセットされるから、両シールド接触子19,19′の
各鍔部19a,19a′のなす角度は180°に規定さ
れる。
【0042】また、図8(a) のようにシリンダ46(図
5)の圧縮状態で、シールド接触子19の鍔部19aが
水平方向を向くように部品案内部44(図5)を設置し
(ガイドプレート50のガイド溝58を水平に位置さ
せ、左右各一対のガイドシャフト47,48を水平方向
に裾広がり位置させる)、図8(b) のようにシリンダ4
6の伸長状態で、シールド接触子19の鍔部19aが斜
め上方を向くようにすることも可能である。この場合、
図8(a) の状態で両側のシールド接触子19,19′の
各鍔部19a,19a′のなす角度θ1 は90°に規定
され、図8(b) の状態で両側のシールド接触子19,1
9′の各鍔部19a,19a′のなす角度θ2 は一例と
して185°に規定される。
【0043】シールド接触子19の電線長手方向の位
置、すなわち両側のシールド接触子19,19′の間の
距離Lは各ガイドプレート49,50の位置に対応して
例えば520mm・545mm・570mmというように規定
される。
【0044】図7において上側のガイドシャフト47ま
でシールド接触子19の鍔部19aが確実に押し込まれ
たことを確認するために、ガイドプレート40に光電セ
ンサ(部品検知センサ)60を設けておき、光電センサ
60の光をシールド接触子19の鍔部19aの先端部で
遮断するようにし、遮断しない場合にシールド接触子1
9のセット不良でブザー等の警報を出すようにしたり、
電線セット装置3を作動させないようにすることも可能
である。光電センサ60を用いることで、ガイドシャフ
ト長手方向へのシールド接触子19の位置変動に確実に
対応できる。
【0045】以下に電線加工装置1(図1)の部品角度
出し工程以外の他の工程を簡単に説明する。一方のシー
ルド接触子19の角度出しを行った後、同じ電線の未だ
加工していない他方の端末を電線セット装置3にセット
する。他方のシールド接触子19′の鍔部19a′は下
向きにセットされる。電線15のセットが完了した時点
で、電線15は搬送装置14(図1)でシース切込装置
5に送られる。
【0046】シース切込装置5において、カッタローラ
(図示せず)が電線15に押し付けられ、この状態でサ
ーボモータが回転し、カッタローラが電線15の周りを
公転する。これにより外皮20(図3)に環状の切込2
1が入れられる。
【0047】次いで電線15は搬送装置14(図1)で
シース抜取装置6に送られる。シース抜取装置6におい
て、一対の開閉部材が閉じることで一対の刃部が外皮2
0の先端部に食い込み、その状態で開閉部材や刃部が後
退することで、外皮20が切込部21から抜き取られ、
編組22(図3)が露出する。編組22を露出した電線
15は搬送装置14で隣の編組切断装置7に送られる。
【0048】編組切断装置7において、電線15の先端
部(編組22の露出部分)がダイス内に挿通され、編組
開き爪が編組22を繰り返し内皮24に押し付けて外向
きにテーパ状に拡径させ、編組22と内皮24との間に
環状のパンチが挿入され、パンチの外周とダイスの内周
との間で編組が挟まれて瞬間的に剪断される。この編組
切断は編組22の先端部の余分な長さの部分を排除し、
外皮20からの編組22の突出長を規定するために行わ
れる。
【0049】編組22を切断された電線15は搬送装置
14で編組折返し装置8に送られる。図9〜図10に編
組折返し装置8の一形態を示す如く、電線15は中間部
をチャック138で把持されると共に、その前側を接触
子押え136で支持され、且つ先端部を開きパイプ13
5で支持される。接触子押え136は左右一対のチャッ
ク(電線15を把持せずに支持するのみ)で構成され、
上側の倒立した開閉シリンダ139で開閉されると共
に、水平なエアシリンダ140でガイドシャフト141
に沿って電線長手方向に進退自在である。接触子押え1
36は電線心出し(位置決め)部材としても作用する。
左右一対の接触子押え136に、シールド接触子19の
鍔部19aを下向きに位置決めさせるためのピン61が
突設されている。
【0050】開き爪134を水平なシリンダ148で左
右に開いた状態で垂直なシリンダ153の伸長動作で上
昇させ、一対の開き爪134の間に電線15の編組22
を位置させ、左右から開き爪134で編組22を内皮2
4に押し付けてラッパ状に開かせ、開きパイプ135を
開閉シリンダ143で閉じつつ開きパイプ135の内周
部で内皮24の外周を掴むように支持し(把持せずに若
干の隙間を存して軽く支持する)編組22に向けて前進
させ、先端の傾斜面で編組22をさらに外側に開かせ
る。
【0051】一対の接触子押え136を閉じて電線15
を支持すると同時に、一対のピン61がシールド接触子
19の鍔部19aを下向きに位置決めさせる。シールド
接触子19は水平なシリンダ140の伸長動作で後方の
接触子押え136で鍔部19aの後端面を押されて外皮
20の先端位置まで移動する。その状態で水平なシリン
ダ146の伸長動作で折返し部材137が開きパイプ1
35に沿って前進し、編組22を直角ないしそれ以上の
角度で接触子19の小径部19bの外周側に折り返す。
この際、開き爪134は水平なシリンダ148の伸長動
作で外側に開き、垂直なシリンダ153の圧縮動作で下
降して回避する。開き爪134はフレーム側の水平なシ
リンダ156の伸縮動作で電線長手方向に位置を切り換
え可能である。
【0052】編組22を折り返された電線15は搬送装
置14で隣のシールドパイプ挿入装置9に送られる。シ
ールドパイプ挿入装置9において、シールド接触子19
に向けて電線15の先端からシールドパイプ23(図
3)が外挿され、電線15の折り返された編組22を接
触子19の小径部19bに密着固定させる。
【0053】シールドパイプ23を挿入した電線15は
搬送装置14でパイプ加締装置10に送られる。パイプ
加締装置10において、シールドパイプ23がシールド
接触子19の小径部19b及び編組22と共に略六角形
に加締められて強固に固定され、編組22がシールド接
触子19とシールドパイプ23とに強く接触する。
【0054】シールドパイプ23の加締が終わった電線
15は搬送装置14で先端皮剥き装置11に送られる。
皮剥き装置11において、一対のカッタ(図示せず)が
電線15の内皮24に切り込みを入れつつ回動して内皮
24を周方向に切断し、カッタで切断された内皮24を
引っ掛けた状態でサーボモータ(図示せず)の駆動で電
線先端側に移動させて皮剥きする。
【0055】上記した各工程で電線の一端末側を加工し
た後、他端末側を加工することは言うまでもない。図9
〜図10の編組折返し装置8において、シールド接触子
19の鍔部19aが下向きに正確に規定され、その状態
で次のシールドパイプ挿入装置9においてシールドパイ
プ23が挿入されてシールド接触子19がほぼ不動に位
置決めされる。なお、シールドパイプ挿入装置9におい
て、編組折返し装置8と同様な手段(位置決めピン6
1)を用いてシールド接触子19の鍔部19aの向きを
正確に規定することも可能である。編組折返し装置8以
前の工程においては必ずしもシールド接触子19の鍔部
19a向きを正確に規制する必要はない。
【0056】なお、上記図5〜図10で説明した構成は
電線用部品の角度出し方法としても有効である。また、
上記電線用部品の角度出し装置4(図5〜図7)におい
ては、ガイド部材として上下ないし左右各一対のガイド
シャフト47,48を用いた構成を示したが、ガイドシ
ャフトに限らず、テーパ状に傾斜した一対のガイド板や
ガイド壁(図示せず)を用いることも可能である。
【0057】上下各一対のガイドシャフト47,48を
裾広がりに配置したことで、あるいはテーパ状のガイド
板やガイド壁(図示せず)を用いることで、左右一対
(計二本)のガイドシャフト(47又は48)を用いた
場合に較べて、シールド接触子19のテーパ状の鍔部1
9aの向き(角度)が一層正確に規定される。
【0058】また、シールド接触子19の位置が一種類
の場合は、光電センサ60(図7)に代えて他の近接セ
ンサやタッチセンサ等を用いることも可能である。ま
た、駆動手段としてエアシリンダ46(図5)に代えて
ロータリアクチュエータ等を用いることも可能である。
【0059】また、電線15の一端側ではなく、電線1
5の長手方向中間部(この場合も電線15の一方を意味
するものとする)に一方のシールド接触子19を配設す
ることも可能である。また、シールド接触子19以外の
電線用部品に上記構成の角度出し装置4や角度出し方法
を適用することも可能である。部品(19)の鍔部(1
9a)の形状は略おむすび型(テーパ状)に限らず、例
えば矩形状であっても、ガイドシャフト47,48に代
わるガイド板やガイド壁(図示せず)をテーパ状に配置
することで、正確に位置出しが可能である。また、電線
はシールド電線15に限らず、通常の絶縁被覆電線に部
品を装着固定する場合にも上記構成の角度出し装置4を
適用可能である。
【0060】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、ガイドプレートのガイド溝に電線を径方向に挿入係
合させることで、電線が心出しされて径方向に安定に支
持されつつ、部品の鍔部が、複数の対向したガイド部材
の間に挿入されて、鍔部の突出方向が正確に規定され、
これにより、電線の他方に装着される他の部品や他の部
品の鍔部に対して一方の部品の鍔部が精度良く角度出し
される。また、上記の如く電線をガイドプレートのガイ
ド溝に挿入するだけの簡単な動作で部品の角度出しを正
確に行えるから、角度出し作業の効率がアップし、電線
の加工工数が低減される。
【0061】また、請求項2記載の発明によれば、電線
の仕様によって部品を電線長手方向の各種位置に配置す
る場合に、部品を電線と共にガイド部材の長手方向に沿
って移動できるから、部品の位置が変わっても正確に且
つ簡単に部品の角度出しを行うことができる。
【0062】また、請求項3記載の発明によれば、部品
のテーパ形状の鍔部をテーパ状に配置されたガイド部材
に沿ってスムーズに且つガタ付なく正確に挿入すること
ができるから、部品の角度出し精度及び作業性が一層向
上する。
【0063】また、請求項4記載の発明によれば、ガイ
ド部材とガイドプレートとを電線周方向に所要の角度で
一体的に回動させた状態で、ガイドプレートのガイド溝
に電線を挿入しつつ、複数のガイド部材の間に部品の鍔
部を挿入することで、部品の角度を簡単に変更すること
ができ、電線の仕様違いに簡単に且つ正確に対応するこ
とができる。
【0064】また、請求項5記載の発明によれば、部品
検知センサで部品の鍔部を検知することで、鍔部がガイ
ド部材の奥まで正確に挿入されたか否かが確認されるか
ら、鍔部をガイド部材の奥まですなわち正規の位置まで
押し込むことで、部品の角度出しがばらつきなく正確に
行われる。
【0065】また、請求項6記載の発明によれば、電線
の一方の部品の角度出しを行った状態で、あるいは一方
の部品の角度出しを行った直後に、電線をセット装置に
セットし固定することで、一方の部品が正確な角度で保
持され、その状態で電線の他方に他の部品が位置決め固
定されるから、簡単な作業で、両部品のなす角度が精度
良く規定される。このように、電線の一方の部品の角度
出しと電線のセットとを連続した作業で効率良く行うこ
とができるから、すなわち電線を部品の角度出しのため
に一々他の場所に移動させたりする必要がないから、作
業工数が低減され、電線の加工が効率良く行われる。
【0066】また、請求項7記載の発明によれば、角度
出し装置の使用時に装置フレーム側から装置主体部を回
動させて引き出し、角度出し装置の未使用時には装置主
体部を装置フレーム側に収納することができるから、作
業者の邪魔にならず、且つ角度出し装置を含む電線加工
装置全体の構成が小型化・省スペース化される。
【0067】また、請求項8記載の発明によれば、電線
の一方に部品を装着固定し、その一方の部品の角度を規
定した状態で電線を固定することで、一方の部品の位置
が正確に確保され、その状態で電線の他方に他の部品を
一定角度で装着固定することで、両部品のなす角度が正
確に規定される。また、このような簡単な作業で、電線
の一方の部品の角度出しと電線の固定と他方の部品の角
度出しとを連続した作業で効率良く行うことができるか
ら、電線を部品の角度出しのために一々他の場所に移動
させたりする必要がなく、それにより作業工数が低減さ
れ、電線の加工が効率良く行われる。
【0068】また、請求項9記載の発明によれば、部品
のテーパ形状の鍔部をテーパ状に配置されたガイド部材
に沿ってスムーズに且つガタ付なく正確に挿入すること
ができるから、部品の角度出し精度及び作業性が一層向
上する。
【0069】また、請求項10記載の発明によれば、ガ
イドプレートのガイド溝に電線を径方向に挿入係合させ
ることで、電線が心出しされて径方向に安定に支持され
つつ、部品の鍔部がガイド部材の間に挿入されて、鍔部
の突出方向が正確に規定され、これにより、電線の他方
に装着される他の部品や他の部品の鍔部に対して一方の
部品の鍔部が精度良く角度出しされる。また、電線をガ
イドプレートのガイド溝に挿入するだけの簡単な動作で
部品の角度出しを正確に行えるから、角度出し作業の効
率がアップし、電線の加工工数が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電線用部品の角度出し装置を含む電線
加工装置を示す概観斜視図である。
【図2】電線の端末部の加工途中の状態を示す斜視図で
ある。
【図3】(a) 〜(i) は電線の加工状態を工程順に示す説
明図である。
【図4】電線用部品の角度出し装置と電線セット装置を
示す側面図である。
【図5】電線用部品の角度出し装置の一実施形態を示す
斜視図である。
【図6】電線用部品をガイド部材で角度出しする方法を
示す分解斜視図である。
【図7】同じく電線用部品の角度出しを行った状態を示
す正面図である。
【図8】(a) 〜(b) は電線の種類毎の部品の取付角度の
違い示す斜視図である。
【図9】電線加工途中における電線用部品の角度出し方
法の一形態を示す側面図である。
【図10】同じく電線加工途中における電線用部品の角
度出し方法を示す正面図である。
【符号の説明】
1 シールド電線加工装置 3 電線セット装置 4 電線用部品の角度出し装置 12 装置フレーム 15 シールド電線(電線) 19,19′ シールド接触子(部品) 19a,19a′ 鍔部 41 アーム 42 装置主体部 46 シリンダ(駆動手段) 47,48 ガイドシャフト(ガイド部材) 49,50 ガイドプレート 58 ガイド溝 60 光電センサ(部品検知センサ)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線を径方向に進入させるガイド溝を有
    するガイドプレートと、該ガイドプレートと交差する複
    数の対向したガイド部材とを備え、該電線の一方に装着
    された部品の鍔部が該複数のガイド部材の間に挿入され
    ることで、該鍔部の向きが規定されることを特徴とする
    電線用部品の角度出し装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材が、前記部品の位置を電
    線長手方向に変動させ得る長さのガイドシャフトである
    ことを特徴とする請求項1記載の電線用部品の角度出し
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材が、前記部品の鍔部のテ
    ーパ形状に沿ってテーパ状に配置されたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の電線用部品の角度出し装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材と前記ガイドプレートと
    を電線周方向に規定角度で回動させる駆動手段が設けら
    れたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電
    線用部品の角度出し装置。
  5. 【請求項5】 前記部品の鍔部の先端部に対向して部品
    検知センサが設置されたことを特徴とする請求項1〜4
    の何れかに記載の電線用部品の角度出し装置。
  6. 【請求項6】 前記電線の他方に他の部品をセットする
    ための電線セット装置に対向して配置されたことを特徴
    とする請求項1〜5の何れかに記載の電線用部品の角度
    出し装置。
  7. 【請求項7】 装置フレームに回動自在なアームを介し
    て装置主体部が進退自在に配置されたことを特徴とする
    請求項6記載の電線用部品の角度出し装置。
  8. 【請求項8】 電線の両方にそれぞれ部品を装着する際
    に、両部品の鍔部のなす角度を規定するための電線用部
    品の角度出し方法であって、電線の一方に部品を装着固
    定した後、該部品の鍔部を角度出し装置のガイド部材で
    所要角度に位置決めし、その状態で電線を固定し、該電
    線の他方に他の部品を一定角度で位置決めして固定する
    ことを特徴とする電線用部品の角度出し方法。
  9. 【請求項9】 前記部品のテーパ状の鍔部に対応して、
    前記ガイド部材をテーパ状に配置し、該ガイド部材の内
    側に該鍔部を押し込んで位置決めすることを特徴とする
    請求項8記載の電線用部品の角度出し方法。
  10. 【請求項10】 前記ガイド部材と交差するガイドプレ
    ートのガイド溝に前記電線を径方向に進入させること
    で、前記部品の鍔部の位置決めを行わせることを特徴と
    する請求項8又は9記載の電線用部品の角度出し方法。
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