JP6272711B2 - 電線端末加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電線端末加工装置に関する。
電線端末に所定の端子を接続するため、検尺して切断された被覆電線の端部に皮剥加工を施して芯線を露出させる電線端末加工装置が知られている。近年、この種の電線端末加工装置に、さらにゴム栓が装着された仕様の端末加工電線を製造することが要請されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示される電線端末加工装置は、皮剥ユニットと、ゴム栓送出部、ピックアップ機構、ゴム栓ホルダおよび昇降ユニット等を有するゴム栓供給ユニットと、を備える。
図12及び図13に示すように、上記特許文献1におけるゴム栓供給ユニットのゴム栓送出部501は、パーツフィーダ(図示略)から供給されたゴム栓503を送出する。ピックアップ機構505は、ゴム栓送出部501からゴム栓503を一つずつピックアップする。ゴム栓ホルダ507は、ピックアップ機構505からゴム栓503を受け取る。
ゴム栓送出部501は、図12に示すように、ゴム栓503を一つずつ吐出するゴム栓吐出管509と、このゴム栓吐出管509からゴム栓503を受けるゴム栓供給ドラム511とを備える。ゴム栓供給ドラム511の周面には、ゴム栓503を収容する収容凹部513が形成されている。収容凹部513は、ゴム栓503を受け取る受取姿勢と、この受取姿勢から90°回動して真上に向く受渡し姿勢との間で回動可能に構成される。
ピックアップ機構505は、図12に示すように、ゴム栓503の内周部に嵌入するピン515と、このピン515を進退させるピックアップシリンダ517と、ピックアップシリンダ517を保持するシリンダホルダ519と、シリンダホルダ519を介してピックアップシリンダ517を90°の範囲で往復回動させる回動機構(図示略)とを有している。ゴム栓503は、フォトインタラプタセンサ521によって、ピックアップ機構505のピン515によってピックアップされたか否かが検出される。
上記構成を有する電線端末加工装置のゴム栓供給ユニットでは、送給されたゴム栓503が、ゴム栓供給ドラム511に送給される。その後、初期状態において受取姿勢にあったゴム栓供給ドラム511が回動され、ゴム栓受渡し姿勢に変位する。これにより、ピックアップシリンダ517がピン515を降下させて受渡し姿勢にあるゴム栓503に嵌入する。次いで、ピックアップシリンダ517がピン515を上昇させることによりゴム栓503がピックアップされる。
ピックアップ動作が終了すると、ピン515がピックアップ姿勢から受渡し姿勢に変位し、ピックアップしたゴム栓503をゴム栓ホルダ507に受け渡す態勢に変位する。
図13に示すように、ゴム栓ホルダ507は、エアチャックによって開閉される一対のクランプ対523を有している。クランプ対523は、ゴム栓503を保持する半割状の保持凹部525を有する。ピックアップ機構505は、ピックアップしたゴム栓503をゴム栓ホルダ507に受け渡す。そして、この受渡し動作が完了し、ピックアップ機構505のピン515が退避すると、今度は昇降ユニットのシリンダが、受け取り高さにあるゴム栓ホルダ507をゴム栓挿入高さに降下させる。
ゴム栓ホルダ507がゴム栓挿入高さに降下した状態において、ユニット搭載テーブルを前進させる。このユニット搭載テーブルの前進動作により、皮剥ユニット(図示略)とゴム栓送出部501とは同時に被覆電線527の端末側へ近接する。そのため、互いに開いている皮剥刃が、両者間に被覆電線527を挟む位置まで変位する。ゴム栓挿入動作を終了したゴム栓ホルダ507は、そのクランプ対523を開いてゴム栓503を解放する。その後は、昇降ユニットによって直ちに受け取り高さに復帰する。
皮剥ユニットの皮剥刃が皮剥位置に変位した後は、皮剥ユニットのエアチャックが作動して皮剥刃を閉じ、被覆電線527の被覆部分を裁断する。この裁断動作が終了すると、皮剥刃が閉じたままの状態でユニット搭載テーブルを後方に復動させ、初期位置に復帰する。この復帰動作により、皮剥刃に裁断された切り屑が被覆電線527から引き抜かれる。その後、皮剥刃が開くことにより、各部が一サイクルを終了し、初期状態に復帰する。
特開2001−359216号公報
しかしながら、上記構成を有する従来の電線端末加工装置は、パーツフィーダから供給されたゴム栓503を被覆電線527の端部に挿入するためのゴム栓供給ユニットに、ゴム栓送出部501、ピックアップ機構505、ゴム栓ホルダ507および昇降ユニット等の複雑な機構が多数用いられている。このため、装置が大型化すると共に、製造コストが高くなる。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、簡素な構造で小型化でき、製造コストも安価となる電線端末加工装置を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 被覆電線の端部近傍を挟持して端末加工位置に固定する電線固定機構と、収容したゴム栓の外周部を保持するゴム栓収容部が前記ゴム栓の電線挿通孔と同軸に貫通形成されたゴム栓ホルダと、前記ゴム栓収容部に収容された前記ゴム栓の電線挿通孔が前記電線固定機構に固定された前記被覆電線の軸線上に位置するゴム栓挿入位置と、前記ゴム栓収容部に前記ゴム栓を挿入するためのゴム栓供給位置とに、前記ゴム栓ホルダを往復移動可能に支持するホルダベースとを有し、前記被覆電線に装着される前記ゴム栓を保持するゴム栓ホルダユニットと、前記電線固定機構に固定されて突出する前記被覆電線の被覆部を切除するための一対の皮剥刃と、これら皮剥刃を前記被覆電線と直交する方向に開閉駆動する開閉駆動機構とを有する皮剥ユニットと、前記ゴム栓ホルダユニットと前記皮剥ユニットとが搭載されたユニット搭載テーブルを前記電線固定機構に固定された前記被覆電線の軸線における延長線上に沿って往復移動するテーブル駆動機構と、前記テーブル駆動機構の往復動作によって、前記ゴム栓ホルダユニットのゴム栓挿入動作と前記皮剥ユニットの皮剥動作とを行うように各ユニットを連動制御する制御機構と、を備えることを特徴とする電線端末加工装置。
上記(1)の構成の電線端末加工装置によれば、ゴム栓ホルダユニットは、ゴム栓収容部を有するゴム栓ホルダが、ホルダベースによりゴム栓挿入位置とゴム栓供給位置とに往復移動可能に支持される簡単な構造によって、固定された被覆電線の端部に対し、ゴム栓収容部に供給されたゴム栓を一つずつ位置あわせすることができる。そして、ゴム栓ホルダユニットが被覆電線に接近する方向に移動することで、ゴム栓収容部に収容されたゴム栓が被覆電線の端部に装着される。また、被覆部に皮剥刃で切り込みを入れた状態で、皮剥ユニットが被覆電線から離反する方向に移動することで、皮剥刃に裁断された切り屑が被覆電線の端部から引き抜かれる。即ち、これらゴム栓ホルダユニット及び皮剥ユニットを搭載したユニット搭載テーブルが、テーブル駆動機構により被覆電線の軸線における延長線上に沿って往復移動されることによって、簡素な構造で、しかも、省スペースで被覆電線に対するゴム栓の装着と皮剥きを共に完了させることができる。
(2) 上記(1)の電線端末加工装置であって、前記ゴム栓ホルダユニットには、前記ゴム栓収容部に前記ゴム栓を加圧空気で挿入するためのゴム栓供給ユニットが接続され、前記ゴム栓収容部と前記ゴム栓供給ユニットのゴム栓供給チューブとを連通接続する前記ホルダベースのゴム栓供給用穴には、前記ホルダベースの外部へ通じる排気孔が形成されていることを特徴とする電線端末加工装置。
上記(2)の電線端末加工装置によれば、加圧空気によって、ゴム栓がゴム栓供給ユニットのゴム栓供給チューブを通ってゴム栓ホルダユニットに搬送される。ゴム栓供給チューブから搬送されたゴム栓は、ゴム栓ホルダユニットにおけるホルダベースのゴム栓供給用穴を介してゴム栓ホルダのゴム栓収容部に進入する。ホルダベースのゴム栓供給用穴には、ホルダベースの外部へ通じる排気孔が設けられているので、ゴム栓を搬送するための加圧空気が排気孔からスムースに排出され、ゴム栓は良好な搬送流によってゴム栓収容部に確実に挿入される。
(3) 上記(1)または(2)の電線端末加工装置であって、前記ゴム栓ホルダユニットは、異なるサイズの前記ゴム栓に応じて前記ゴム栓収容部が設けられた複数種の前記ゴム栓ホルダを選択的に使用することができるように、前記ユニット搭載テーブルに対して着脱自在とされることを特徴とする電線端末加工装置。
上記(3)の電線端末加工装置によれば、所望のゴム栓のサイズに応じたゴム栓収容部を有するゴム栓ホルダが、ゴム栓ホルダユニットのホルダベースに対して交換されることで、種々のサイズのゴム栓に対応が可能となる。これにより、装置コストを増大させずに、多品種のゴム栓に容易に対応することができる。
本発明に係る電線端末加工装置によれば、簡素な構造で小型化でき、製造コストを安価にできる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係る電線端末加工装置の一部を分解してゴム栓供給ユニットと共に表したスケルトン図である。 図1に示した電線端末加工装置の縦断面図である。 図1に示した電線端末加工装置の要部拡大縦断面図である。 図1に示した電線固定機構における電線チャックの分解斜視図である。 図1に示した電線固定機構における補助チャックの分解斜視図である。 図1に示したゴム栓ホルダユニットを内面側から見た斜視図である。 図6に示したゴム栓ホルダユニットの分解斜視図である。 図1に示した皮剥ユニットの要部分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電線端末加工装置の動作を表すフローチャートの一例である。 図9に続くフローチャートである。 (a)は被覆電線固定工程の手順説明図、(b)はゴム栓位置決め工程の手順説明図、(c)はゴム栓挿入工程の手順説明図、(d)は皮剥工程の手順説明図である。 従来の電線端末加工装置におけるピックアップ機構の要部を示す正面略図である。 従来の電線端末加工装置におけるゴム栓ホルダのクランプ構造を模式的に示す断面略図であり、(a)はゴム栓の受け取り時の状態、(b)はゴム栓の挿入時をそれぞれ示すものである。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施形態に係る電線端末加工装置11は、被覆電線19の端部近傍を挟持して端末加工位置に固定する電線固定機構15と、被覆電線19に装着されるゴム栓59を保持するゴム栓ホルダユニット17と、被覆電線19の被覆部を切除する皮剥ユニット25と、ゴム栓ホルダユニット17と皮剥ユニット25とが搭載されたユニット搭載テーブルを往復移動するテーブル駆動機構27と、各ユニットを連動制御する制御機構201と、に大別して構成される。
電線端末加工装置11は、所定厚の金属板によって形成され、所定の強度を有するベース板29を有する。ベース板29には、電線固定機構15の固定柱31が固定される。固定柱31の上面には、被覆電線19に直交する方向に延在するレール溝33が形成されている。このレール溝33には、図4に示すように、左右一対の電線チャックである左電線チャック35と、右電線チャック37とが、レール溝33に沿って互いに接近離反自在に設けられている。即ち、左電線チャック35のチャック爪35aと右電線チャック37のチャック爪37aとは、不図示のチャック用アクチュエータによって開閉される。
それぞれの左電線チャック35と右電線チャック37とには、左右の片側で一対、合計二対のガイド軸39が固定されている。このガイド軸39には、図5に示すように、一対の補助チャックである左補助チャック41と右補助チャック43とが、それぞれ左電線チャック35と右電線チャック37とに対して接近離反自在に取り付けられている。
固定柱31には、固定柱ブラケット45を介して補助チャック用シリンダ47が固定されている(図2、3参照)。補助チャック用シリンダ47は、加圧空気によって補助シリンダ駆動軸49が、被覆電線19の軸線51に沿う方向に進退する。補助シリンダ駆動軸49の先端には、補助チャックガイド板53が固定されている。補助チャックガイド板53は、上端縁にガイド溝54が形成されており、左補助チャック41及び右補助チャック43の各下端縁に突設されたガイド突起42、44が係合する。即ち、補助チャックガイド板53のガイド溝54は、左補助チャック41のチャック爪41aと、右補助チャック43のチャック爪43aとを相互に接近離反する方向にガイドしている。
左電線チャック35のチャック爪35aと右電線チャック37のチャック爪37aとは、被覆電線19を軸線直交方向から挟み、被覆電線19の軸線51に沿う方向の移動を規制して、被覆電線19を挟持状態で固定する。一方、左補助チャック41のチャック爪41aと右補助チャック43のチャック爪43aとは、左電線チャック35と右電線チャック37とが被覆電線19を挟持固定した状態で、被覆電線19に沿う方向に相対移動自在とされており、被覆電線19をガイドする。即ち、左補助チャック41と右補助チャック43は、被覆電線19の端部にゴム栓59が挿通される際に、被覆電線19が挿入抵抗により曲がらない(座屈しない)ようにガイドする。
従って、電線固定機構15は、被覆電線19の端部近傍を挟持して端末加工位置に固定することができる。
ここで、端末加工位置とは、被覆電線19が電線固定機構15によって挟持固定される位置を言う。端末加工位置に固定された被覆電線19は、先端の端末が、後述のゴム栓ホルダ23に当接される。なお、手動によって電線端末加工が行われる場合、作業者は、被覆電線19の先端をゴム栓ホルダ23に当接してセットした状態で、電線チャックを閉じて被覆電線19を固定する。
被覆電線19は、導体55(図11(d)参照)の外周に難燃性樹脂、軟質ポリ塩化ビニル樹脂等からなる被覆部57が形成されている。被覆部57(図11参照)は、所定の厚みを有して導体55に被覆され、絶縁性の確保は元より、擦れや傷つき等の外的な要因に対して所定の強度を有して導体55を保護している。なお、導体55は、単線、撚り線の何れであってもよい。
被覆電線19の外周には、図7に示す円環状のゴム栓59が挿入される。ゴム栓59は、例えば被覆電線19がコネクタハウジングの電線導出孔から導出される構造の場合、被覆電線19と電線導出孔との間を気密・水密にシールする止水栓である。
ゴム栓59は、円筒状に設けられた大径部59aと、この大径部59aの一端部から円筒状に延設されるとともに、大径部59aと同軸上に設けられた小径部59bと、を有している。また、大径部59aの外径は、小径部59bの外径よりも大きく設けられている。このゴム栓59は、大径部59a及び小径部59bの中心軸上に設けられた電線挿通孔61内に被覆電線19を位置付ける。また、大径部59aの外周面には、コネクタハウジングの電線導出孔に密着するリップ部が全周に亘って設けられている。小径部59bは、図示しない接続端子の加締め片により被覆電線19に圧着固定される。
更に、ベース板29には、テーブル駆動機構27が設けられる。テーブル駆動機構27は、ベース板29に固定されるテーブル用シリンダ63を有する。テーブル用シリンダ63は、加圧空気によってテーブル用シリンダ駆動軸65を進退させる。テーブル用シリンダ駆動軸65には、ユニット搭載テーブル67が固定される。
ユニット搭載テーブル67には、ベース板29に対して垂直な可動壁部69と、テーブル用シリンダ駆動軸65に沿う方向に延在するガイド板部71とが形成される。ガイド板部71は、ベース板29側にリニアガイドによって摺動自在に支持される。
従って、テーブル駆動機構27は、電線固定機構15に固定された被覆電線19の軸線51における延長線上に沿ってユニット搭載テーブル67を往復移動することができる。
ユニット搭載テーブル67は、可動壁部69に、ゴム栓ホルダユニット17と、皮剥ユニット25とが搭載される。また、ユニット搭載テーブル67には、被覆電線19から除去された(皮剥きされた)被覆部57を吸引する被覆部吸引チューブ73が、接続されている。
図6に示すように、本実施形態に係るゴム栓ホルダユニット17は、ホルダベース21と、ブッシュ75(図3参照)と、ゴム栓ホルダ23と、ゴム栓ガイド77と、ガイドカバー79と、を有する。
図7に示すように、ホルダベース21には、直線状のスライド溝81が形成される。スライド溝81は、被覆電線19の軸線51と直交する水平方向へゴム栓ホルダ23をスライド自在にガイドする。ホルダベース21には、ゴム栓供給用穴83と、電線挿入用穴85とが、ゴム栓ホルダ23のスライド方向に離間して設けられている。ゴム栓供給用穴83には雌ねじが形成され、この雌ねじにはゴム栓供給チューブ87の接続部となるブッシュ75が螺着される。ブッシュ75には、ゴム栓供給チューブ87を介して後述のゴム栓供給ユニット13が接続される。
ホルダベース21は、ゴム栓ホルダ23をゴム栓供給位置とゴム栓挿入位置とにガイドする。ゴム栓供給位置とは、ゴム栓ホルダ23の後述するゴム栓収容部89にゴム栓59を挿入して供給するための位置(図11(a)参照)を言う。ゴム栓挿入位置とは、ゴム栓収容部89に収容されたゴム栓59の電線挿通孔61が、被覆電線19の軸線51上となる位置(図11(b)参照)を言う。
ゴム栓ホルダ23には、収容したゴム栓59の外周部を保持するゴム栓収容部89が、ゴム栓59の電線挿通孔61と同軸に貫通形成される。これにより、ゴム栓ホルダユニット17は、ゴム栓収容部89にゴム栓59を収容して保持する。
本実施形態において、ゴム栓収容部89は、ゴム栓ホルダ23に穿設した段付穴91と、この段付穴91の大径側に装着される円環状のゴム栓ガイド77と、からなる。段付穴91は、大径側の内径がゴム栓ガイド77の外径と略同一に形成され、小径側の内径がゴム栓59の大径部59aの外径と略同一に形成されている。POM(ポリオキシメチレン樹脂)製のゴム栓ガイド77は、内径がゴム栓59の小径部59bの外径と略同一に形成され、内方に小径部59bをがたつきなく保持可能としている。
ゴム栓ホルダ23には、スライド駆動板93が垂設されている。スライド駆動板93は、ゴム栓ホルダ23をスライド自在に保持したホルダベース21のスライド溝81の切欠き部84から下方へ垂下する。スライド駆動板93の下端には係合溝95が形成され、係合溝95はユニット搭載テーブル67に搭載されたスライダ用アクチュエータ(図示略)の駆動部材に係合する。このスライダ用アクチュエータの駆動によって、ゴム栓ホルダ23は、ゴム栓供給位置とゴム栓挿入位置との間を往復移動される。
そして、ゴム栓ホルダ23は、スライド駆動板93が切欠き部84の一側面84aに当接することでゴム栓供給位置に位置決めされ、スライド駆動板93が切欠き部84の他側面84bに当接することでゴム栓挿入位置に位置決めされる。
ゴム栓ホルダ23は、ゴム栓供給位置において、ゴム栓収容部89が、ホルダベース21のゴム栓供給用穴83及びブッシュ75に一致する。このゴム栓供給位置において、ゴム栓収容部89を挟んでブッシュ75の反対側には、ゴム栓収容部89内におけるゴム栓59の有無を検出するゴム栓センサ(図示せず)が設けられている。
このゴム栓供給位置において、ゴム栓ホルダ23は、ホルダベース21の電線挿入用穴85にスライダ表面97が配置される。つまり、電線挿入用穴85は、スライダ表面97によって塞がれた状態となる。そこで、このスライダ表面97に、電線セット状態の被覆電線19の先端が当接される。そして、ゴム栓ホルダ23がゴム栓挿入位置にスライドされると、電線挿入用穴85には、ゴム栓収容部89が配置される。
本実施形態に係る電線端末加工装置11において、ゴム栓ホルダユニット17は、異なるサイズのゴム栓59に応じてゴム栓収容部89が設けられた複数種のゴム栓ホルダ23を選択的に使用することができるように、ユニット搭載テーブル67に対して着脱自在とされている。
図6に示すように、スライド溝81にゴム栓ホルダ23がスライド自在に配置されたホルダベース21には、ガイドカバー79が固定される。ガイドカバー79は、ゴム栓ホルダ23がスライド溝81から脱落するのを規制する。同時にガイドカバー79は、可動壁部69に固定されることで、ゴム栓ホルダユニット17の全体をユニット搭載テーブル67に固定する。
図1に示すように、ゴム栓ホルダユニット17のブッシュ75は、ゴム栓供給チューブ87を介してゴム栓供給ユニット13に接続されている。ゴム栓供給ユニット13は、整列配置した複数のゴム栓59を加圧空気によってゴム栓ホルダユニット17へ供給する。即ち、ゴム栓供給ユニット13からブッシュ75までの間のゴム栓供給チューブ87には、複数のゴム栓59が同軸で整列配置された状態となる。この状態で、最もゴム栓ホルダ23側から順に1つずつゴム栓59が加圧空気によってゴム栓収容部89へ供給(切り出し)されて行くことになる。
図7に示すように、ゴム栓収容部89とゴム栓供給チューブ87とを連通接続するホルダベース21のゴム栓供給用穴83には、ホルダベース21の外部へ通じる排気孔99が形成されている。この排気孔99が、ゴム栓収容部89内をゴム栓ホルダ23及びホルダベース21の外部へ通じさせている。
本実施形態に係る皮剥ユニット25は、左カッター取付板103及び右カッター取付板105と、一対の皮剥刃である左皮剥刃107及び右皮剥刃109と、開閉駆動機構101と、を有する。
図8に示すように、一対の左カッター取付板103及び右カッター取付板105には、それぞれ左皮剥刃107と右皮剥刃109とが、ビス111によって着脱自在に固定される。左皮剥刃107及び右皮剥刃109は、電線固定機構15に固定されて突出する被覆電線19の被覆部57を切除する。
左皮剥刃107と右皮剥刃109とは、一対のV状の刃113が、被覆電線19を挟む方向から移動することで、被覆電線19の外周方向の複数個所に切り込みを入れることができる。そして、切り込みを入れた状態で、電線固定機構15に固定されている被覆電線19に対して皮剥ユニット25が被覆電線19から離反する方向に移動される。この移動は、ユニット搭載テーブル67によって行われる。これにより、被覆電線19は、切り込みを入れた部分よりも先端側の被覆部57が除去される。被覆部57が除去された被覆電線19は、導体55が露出される(図11(d)参照)。このようにして被覆電線19の皮剥きが行われる。
開閉駆動機構101は、左皮剥刃107と右皮剥刃109を被覆電線19と直交する方向に開閉駆動する。開閉駆動機構101は、図3に示すように、カッタースライドレール115と、開閉駆動アクチュエータ117と、を有する。開閉駆動アクチュエータ117は、ガイド板部71に固定されている。開閉駆動アクチュエータ117は、カッタースライドレール115を介して、左カッター取付板103と右カッター取付板105とをスライド駆動可能に支持している。開閉駆動アクチュエータ117による左カッター取付板103及び右カッター取付板105のスライド駆動は、加圧空気、リニアモータ、或いはソレノイド等による種々の駆動機構を用いることができる。
本実施形態に係る制御機構201は、テーブル駆動機構27の往復動作によって、ゴム栓ホルダユニット17のゴム栓挿入動作と皮剥ユニット25の皮剥動作とを行うように各ユニットを連動制御する。各ユニットとは、より具体的に、チャック用アクチュエータ(図示略)、補助チャック用シリンダ47、テーブル用シリンダ63、スライダ用アクチュエータ(図示略)等である。制御機構201は、例えばCPU、記憶手段を備えたコンピュータ、インターフェース、センサを備える。また制御機構201は、コンピュータの制御によって作動される制御機器(例えば、エアシリンダやソレノイド)、入力手段としての各種スイッチ(例えば、フットスイッチ)等を備える。なお、制御機構201は、コンピュータの代わりにプログラマブルシーケンサーが用いられてもよい。
制御機構201は、入力手段やセンサからの入力信号を受けて作動を開始し、所定の入力条件に応じた処理を実行する。これにより、エアシリンダやソレノイド等の制御機器を介して、上記のチャック用アクチュエータ、補助チャック用シリンダ47、テーブル用シリンダ63、スライダ用アクチュエータ等が、所定のタイミングで、所定動作を行うように制御される。
次に、上記の構成を有する電線端末加工装置11の作用を説明する。
図9及び図10は電線端末加工装置11の動作を表すフローチャートの一例であり、図11(a)は被覆電線固定工程の手順説明図、(b)はゴム栓位置決め工程の手順説明図、(c)はゴム栓挿入工程の手順説明図、(d)は皮剥工程の手順説明図である。
本実施形態に係る電線端末加工装置11では、運転開始スイッチがオンされて、運転が開始される(S1)。
ユニット搭載テーブル67に設けた図示しないゴム栓センサによって、ゴム栓供給位置におけるゴム栓ホルダ23のゴム栓収容部89内のゴム栓59の有無が検出される(S2)。
作業者により被覆電線19の先端がスライダ表面97に当接された電線セット状態とされ、フットスイッチがオンされると(S3)、被覆電線19は、左電線チャック35及び右電線チャック37が閉じた電線固定機構15によって挟持固定され(S4)、軸線51方向への移動が規制される。この際、図11(a)に示すように、左補助チャック41及び右補助チャック43は被覆電線19を軽く挟む(ガイドする)。
この被覆電線19の先端の前方において、図11(b)に示すように、ゴム栓ホルダユニット17のゴム栓ホルダ23が、被覆電線19の軸線51と直交する水平方向に沿ってゴム栓挿入位置へ移動される(S5)。
ゴム栓挿入位置へ移動されたゴム栓ホルダ23のゴム栓収容部89に収容されているゴム栓59は、電線挿通孔61が被覆電線19の先端に対向配置される。
図11(c)に示すように、ゴム栓ホルダユニット17及び皮剥ユニット25が搭載されたユニット搭載テーブル67は、テーブル駆動機構27によって、被覆電線19に接近する方向に移動されてゴム栓位置決め移動する(S6)。この際、ユニット搭載テーブル67に押圧付勢された左補助チャック41及び右補助チャック43は、被覆電線19をガイドしながら後退する(S7)。これにより、防水栓挿通時の被覆電線19の座屈が防止される。
そして、ゴム栓ホルダユニット17のゴム栓ホルダ23に保持されているゴム栓59の電線挿通孔61に、被覆電線19が先端から挿入される。ゴム栓59は、ユニット搭載テーブル67が所定の距離移動されることで、所定の位置まで挿入される。
次に、ユニット搭載テーブル67は、皮剥ユニット25の左皮剥刃107及び右皮剥刃109が、ストリップ長位置となるように、被覆電線19の軸線51における延長線上に沿ってストリップ長位置決め移動される(S8)。
皮剥ユニット25は、ストリップ長位置決め位置への移動が完了すると、図11(d)に示すように、開閉駆動機構101によって左皮剥刃107及び右皮剥刃109がストリップ位置に移動して被覆電線19に切り込みを入れる。
左皮剥刃107及び右皮剥刃109が被覆電線19に切り込まれた状態で、皮剥ユニット25がテーブル駆動機構27によって被覆電線19から離れる方向(ストリップ位置側)へ移動される(S9)。
この移動により、被覆電線19に切り込まれた左皮剥刃107及び右皮剥刃109が、被覆電線19の被覆部57の切り屑を導体55から剥ぎ取る。これにより、被覆電線19に対するゴム栓59の装着と皮剥きとが完了する。この際、ゴム栓59は、被覆電線19に挿入された位置のまま残る。
その後、開閉駆動機構101によって左皮剥刃107及び右皮剥刃109がストリップ刃待機位置に移動すると共に、左電線チャック35及び右電線チャック37が開かれる(S11)。
そして、補助チャック用シリンダ47が駆動されることで、左補助チャック41及び右補助チャック43が前進されて初期位置となる(S12)。
ゴム栓ホルダ23は、初期のゴム栓供給位置へとスライド移動される(S13)。
ユニット搭載テーブル67は、電線固定機構15から離反する方向へ後退することで、初期位置であるストリップ待機位置へと戻される(S14)。なお、ストリップ待機位置とは、左皮剥刃107及び右皮剥刃109が被覆電線19の軸線51における延長線上の待機位置を言う。
このように、本実施形態に係る電線端末加工装置11によれば、ゴム栓ホルダユニット17は、ゴム栓収容部89を有するゴム栓ホルダ23が、ホルダベース21によりゴム栓挿入位置とゴム栓供給位置とに往復移動可能に支持される簡単な構造によって、電線固定機構15に固定された被覆電線19の端部に対し、ゴム栓収容部89に供給されたゴム栓59を一つずつ位置あわせすることができる。そして、ゴム栓ホルダユニット17が、被覆電線19に接近する方向に移動することで、ゴム栓収容部89に収容されたゴム栓59が被覆電線19の端部に装着される。また、被覆部57に左皮剥刃107及び右皮剥刃109で切り込みを入れた状態で、皮剥ユニット25が被覆電線19から離反する方向に移動することで、左皮剥刃107及び右皮剥刃109に裁断された切り屑が被覆電線19の端部から引き抜かれる。即ち、これらゴム栓ホルダユニット17及び皮剥ユニット25を搭載したユニット搭載テーブル67が、テーブル駆動機構27により被覆電線19の軸線51における延長線上に沿って往復移動されることによって、簡素な構造で、しかも、省スペースで被覆電線19に対するゴム栓59の装着と皮剥きを共に完了させることができる。
また、本実施形態の電線端末加工装置11では、加圧空気によって、ゴム栓59がゴム栓供給ユニット13のゴム栓供給チューブ87を通ってゴム栓ホルダユニット17に搬送される。ゴム栓供給チューブ87から搬送されたゴム栓59は、ゴム栓ホルダユニット17におけるホルダベース21のゴム栓供給用穴83を介してゴム栓ホルダ23のゴム栓収容部89に進入する。ホルダベース21のゴム栓供給用穴83には、ホルダベース21の外部へ通じる排気孔99が設けられているので、ゴム栓59を搬送するための加圧空気が排気孔99からスムースに排出され、ゴム栓59は良好な搬送流によってゴム栓収容部89に確実に挿入される。
また、本実施形態の電線端末加工装置11では、所望のゴム栓59のサイズに応じたゴム栓収容部89を有するゴム栓ホルダ23が、ゴム栓ホルダユニット17のホルダベース21に対して交換されることで、種々のサイズのゴム栓59に対応が可能となる。これにより、装置コストを増大させずに、多品種のゴム栓59に容易に対応することができる。
従って、本実施形態に係る電線端末加工装置11によれば、簡素な構造で小型化でき、製造コストを安価にできる。
ここで、上述した本発明に係る電線端末加工装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下に簡潔に纏めて列記する。
[1] 被覆電線19の端部近傍を挟持して端末加工位置に固定する電線固定機構15と、
収容したゴム栓59の外周部を保持するゴム栓収容部89が前記ゴム栓59の電線挿通孔61と同軸に貫通形成されたゴム栓ホルダ23と、前記ゴム栓収容部89に収容された前記ゴム栓59の電線挿通孔61が前記電線固定機構15に固定された前記被覆電線19の軸線51上に位置するゴム栓挿入位置と、前記ゴム栓収容部89に前記ゴム栓59を挿入するためのゴム栓供給位置とに、前記ゴム栓ホルダ23を往復移動可能に支持するホルダベース21とを有し、前記被覆電線19に装着される前記ゴム栓59を保持するゴム栓ホルダユニット17と、
前記電線固定機構15に固定されて突出する前記被覆電線19の被覆部57を切除するための一対の皮剥刃(左皮剥刃107及び右皮剥刃109)と、これら皮剥刃(左皮剥刃107及び右皮剥刃109)を前記被覆電線19と直交する方向に開閉駆動する開閉駆動機構101とを有する皮剥ユニット25と、
前記ゴム栓ホルダユニット17と前記皮剥ユニット25とが搭載されたユニット搭載テーブル67を前記電線固定機構15に固定された前記被覆電線19の軸線51における延長線上に沿って往復移動するテーブル駆動機構27と、
前記テーブル駆動機構27の往復動作によって、前記ゴム栓ホルダユニット17のゴム栓挿入動作と前記皮剥ユニット25の皮剥動作とを行うように各ユニットを連動制御する制御機構201と、
を備えることを特徴とする電線端末加工装置11。
[2] 上記[1]に記載の電線端末加工装置11であって、
前記ゴム栓ホルダユニット17には、前記ゴム栓収容部89に前記ゴム栓59を加圧空気で挿入するためのゴム栓供給ユニット13が接続され、
前記ゴム栓収容部89と前記ゴム栓供給ユニット13のゴム栓供給チューブ87とを連通接続する前記ホルダベース21のゴム栓供給用穴83には、前記ホルダベース21の外部へ通じる排気孔99が形成されていることを特徴とする電線端末加工装置11。
[3] 上記[1]または[2]に記載の電線端末加工装置11であって、
前記ゴム栓ホルダユニット17は、異なるサイズの前記ゴム栓59に応じて前記ゴム栓収容部89が設けられた複数種の前記ゴム栓ホルダ23を選択的に使用することができるように、前記ユニット搭載テーブル67に対して着脱自在とされることを特徴とする電線端末加工装置11。
なお、本発明に係る電線端末加工装置11は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11…電線端末加工装置
13…ゴム栓供給ユニット
15…電線固定機構
17…ゴム栓ホルダユニット
19…被覆電線
21…ホルダベース
23…ゴム栓ホルダ
25…皮剥ユニット
27…テーブル駆動機構
51…軸線
57…被覆部
59…ゴム栓
61…電線挿通孔
67…ユニット搭載テーブル
89…ゴム栓収容部
99…排気孔
101…開閉駆動機構
107…左皮剥刃(皮剥刃)
109…右皮剥刃(皮剥刃)
201…制御機構

Claims (3)

  1. 被覆電線の端部近傍を挟持して端末加工位置に固定する電線固定機構と、
    収容したゴム栓の外周部を保持するゴム栓収容部が前記ゴム栓の電線挿通孔と同軸に貫通形成されたゴム栓ホルダと、前記ゴム栓収容部に収容された前記ゴム栓の電線挿通孔が前記電線固定機構に固定された前記被覆電線の軸線上に位置するゴム栓挿入位置と、前記ゴム栓収容部に前記ゴム栓を挿入するためのゴム栓供給位置とに、前記ゴム栓ホルダを往復移動可能に支持するホルダベースとを有し、前記被覆電線に装着される前記ゴム栓を保持するゴム栓ホルダユニットと、
    前記電線固定機構に固定されて突出する前記被覆電線の被覆部を切除するための一対の皮剥刃と、これら皮剥刃を前記被覆電線と直交する方向に開閉駆動する開閉駆動機構とを有する皮剥ユニットと、
    前記ゴム栓ホルダユニットと前記皮剥ユニットとが搭載されたユニット搭載テーブルを前記電線固定機構に固定された前記被覆電線の軸線における延長線上に沿って往復移動するテーブル駆動機構と、
    前記テーブル駆動機構の往復動作によって、前記ゴム栓ホルダユニットのゴム栓挿入動作と前記皮剥ユニットの皮剥動作とを行うように各ユニットを連動制御する制御機構と、
    を備えることを特徴とする電線端末加工装置。
  2. 請求項1記載の電線端末加工装置であって、
    前記ゴム栓ホルダユニットには、前記ゴム栓収容部に前記ゴム栓を加圧空気で挿入するためのゴム栓供給ユニットが接続され、
    前記ゴム栓収容部と前記ゴム栓供給ユニットのゴム栓供給チューブとを連通接続する前記ホルダベースのゴム栓供給用穴には、前記ホルダベースの外部へ通じる排気孔が形成されていることを特徴とする電線端末加工装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の電線端末加工装置であって、
    前記ゴム栓ホルダユニットは、異なるサイズの前記ゴム栓に応じて前記ゴム栓収容部が設けられた複数種の前記ゴム栓ホルダを選択的に使用することができるように、前記ユニット搭載テーブルに対して着脱自在とされることを特徴とする電線端末加工装置。
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