JP2011207371A - 鞍乗り型車両のフレーム構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピボットフレームの後部にシートレールを溶接する構成等で、溶接部の曲げ強度を容易に確保できる鞍乗り型車両のフレーム構造を提供する。
【解決手段】ピボットフレーム14の側面に、シートレール前部15Fの軸Lに沿う長孔71Aを設け、当該長孔71Aの周縁にて、ピボットフレーム14とシートレール前部15Fとを溶接するようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、鞍乗り型車両のフレーム構造に関する。
自動二輪車には、ピボットフレーム後部にシートフレームを溶接したフレーム構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1には、ヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後ろ下がりに延びるメインパイプと、メインパイプの後部に溶接されて後方に延びる左右一対のセンターアッパーパイプと、センターアッパーパイプから下方に延びるセンターパイプと、センターアッパーパイプの後端に前端上部が溶接されて後方に延びるシートレールと、シートレールの前端下部から下方に延びるリヤパイプと、リヤパイプの下部に連結される左右一対のピボットフレームとを有する小型車両のフレーム構造が開示されている。
この小型車両では、ピボットフレームをガセット状にするとともに、シートレールの前端下部から下方に延びるリヤパイプを設け、ピボットフレームの外縁とリヤパイプの周面とを溶接している。
このフレーム構造では、シート荷重が、リヤパイプとセンターアッパーパイプの両方に作用し、センターアッパーパイプとリヤパイプとの間に大きな間隔を設けることによって、シート荷重に対し車体フレームが十分な剛性を有する。従って、リヤパイプとピボットフレームとの溶接部の強度は確保される。
特許第4303544号公報
しかしながら、シートレールとメインフレームとを連結する部材(特許文献1中では、センターアッパーパイプの後部)が無いフレーム構造や、ピボットフレームの後部に、リヤパイプを構成するシートレールとバックステーとの間隔を狭くしたフレーム構造の場合、シート荷重に対する車体フレームの剛性を確保し難くなる。
この場合、ピボットフレームとリヤパイプとの溶接部に作用する曲げ応力が大きくなり、リヤパイプ上前面の溶接部は大きな引っ張り応力を受け、リヤパイプ下後面の溶接部は大きな圧縮応力を受ける。特に、ピボットフレームが左右割りの最中状である場合、リヤパイプを挿通する開口部の上部と下部とに隙間ができ、この隙間部でピボットフレームとリヤパイプとを溶接することが困難である。
このような場合、シート荷重によって溶接部に大きなモーメントを受けると、強度の確保が難しくなる場合がある。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、ピボットフレームの後部にシートレールを溶接する構成等で、溶接部の曲げ強度を容易に確保できる鞍乗り型車両のフレーム構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、後部に後輪(27)を軸支するリヤアーム(28)を揺動自在に支持するピボットフレーム(14)と、当該ピボットフレーム(14)の後部に溶接され、後上方に延びるシートレール(15)とを有する鞍乗り型車両のフレーム構造において、前記ピボットフレーム(14)の側面に、前記シートレール(15)の前部の軸に沿う孔部(71A)を設け、当該孔部(71A)の周縁にて、前記ピボットフレーム(14)と前記シートレール(15)の前部とを溶接することを特徴とする。
この構成によれば、ピボットフレームの側面に、シートレールの前部の軸に沿う孔部を設け、当該孔部の周縁にて、ピボットフレームとシートレールの前部とを溶接するので、ピボットフレームとシートレールとの溶接部が、シートレールの上下中間位置に設けられ、シート荷重による曲げモーメントに強い接合強度を効率よく確保でき、曲げ強度を容易に確保できるようになる。
上記構成において、前記ピボットフレーム(14)は、最中状に合わせられる左右の板部(81A,81B)の開放端縁(W)同士を接合して構成され、前記左右の板部(81A,81B)によって、前記ピボットフレーム(14)の後上方にシートレール挿通開口部(84)を設け、前記孔部(71A)が、前記左右の板部(81A,81B)の両方に設けられるようにしてもよい。
この構成によれば、ピボットフレームを閉断面化することでピボットフレームの剛性を高めつつ、シートレールの左右両方を溶接することで接合強度を高めることができる。
また、上記構成において、前記シートレール(15)の下方に、前記ピボットフレーム(14)の後部に接合され、後上方に延びるとともに、前記シートレール(15)の後部に接合されるバックステー(15)を備え、前記ピボットフレーム(14)の前記シートレール挿通開口部(84)の下方に、バックステー挿通開口部(86)を設け、当該バックステー挿通開口部(86)の側面に、前記バックステー(16)の前部の軸(16L)に沿う下側孔部(71B)を設け、当該下側孔部(71B)の周縁にて、前記ピボットフレーム(14)と前記バックステー(16)の前部とを溶接するようにしてもよい。
この構成によれば、ピボットフレームのバックステー挿通開口部の側面に、バックステーの前部の軸に沿う下側孔部を設け、当該下側孔部の周縁にて、ピボットフレームとバックステーの前部とを溶接するので、シートレールの撓みを抑えるバックステーについても、シートレールと同様の溶接構造とし、シート荷重に対する曲げ強度をより容易に確保し易くできる。
また、上記構成において、前記ピボットフレーム(14)は、左右一対設けられ、当該左右のピボットフレーム(14)間にクロスパイプ(32)を設け、前記クロスパイプ(32)は、前記シートレール(15)の前部の軸(15L)上で前下方に隣接して設けられるようにしてもよい。
この構成によれば、左右のピボットフレーム間のクロスパイプが、シートレールの前部の軸上で前下方に隣接して設けられるので、シートレールの接合部周辺のピボットフレームの剛性をより高めることができる。
また、上記構成において、前記左右の板部(81A,81B)の前縁(W1)と、前記シートレール挿通開口部(84)と前記バックステー挿通開口部(86)との間の縁(W3)とを溶接する第1の行程と、前記シートレール(15)と前記バックステー(16)とを組み立てた組立体を、前記シートレール挿通開口部(84)と前記バックステー挿通開口部(86)とに挿入する第2の行程と、前記左右の板部(81A,81B)における車幅方向外側の前記孔部(71A)と、前記シートレール(15)とを溶接するとともに、車幅方向外側の前記下側孔部(71B)と、前記バックステー(16)とを溶接する第3の行程と、車幅方向内側の前記孔部(71A)と前記シートレール(15)とを溶接するとともに、車幅方向内側の前記下側孔部(71B)と前記バックステー(16)とを溶接する第4の行程と、前記左右の板部(81A,81B)の上縁(W4)および後縁(W2)を溶接する第5の行程とによって製造されるようにしてもよい。
この構成によれば、シートレールとバックステーとを組んだ状態で、左右のピボットフレームに挿入して溶接する場合に、組立誤差があっても、シートレールとバックステーとをピボットフレームに挿入し易く、かつ、シートレールとバックステーとを良好な溶接品質でピボットフレームに接合することができる。
また、上記構成において、前記シートレール(15)の前部は、パイプ状であり、前記孔部(71A)は、その周長が前記シートレール(15)の前部のパイプの周長以上の長孔であるようにしてもよい。
この構成によれば、ピボットフレームとシートレールの前部とを溶接するための孔部を、その周長がシートレールの前部の周長以上の長孔であるため、溶接長を長く確保でき、接合強度をより確保し易くできる。
また、本発明は、一対の板状部材(81A,81B)の端部を折り曲げて、その端部を溶接することにより中空の箱状部材(14)を設け、その箱状部材(14)に複数のパイプ(15,16)を溶接して成形される鞍乗り型車両のフレーム構造において、前記箱状部材(14)に、前記パイプ(15,16)が挿通される開口(84,86)を設け、前記箱状部材(14)の挿通された前記パイプ(15,16)と重なり合う側面に、前記パイプ(15,16)の軸と沿うような孔部(71)を設け、当該孔部(71)の周縁にて、前記箱状部材(14)と前記パイプ(15,16)とを溶接することを特徴とする。この構成によれば、箱状部材とパイプとの溶接部が、曲げモーメントによって受ける荷重を極力小さくでき、曲げ強度を容易に確保することができる。
また、上記構成において、前記孔部(71)は、前記パイプ(15,16)の軸と側面視で沿うような長孔としてもよい。この構成によれば、溶接長を長くでき、溶接部の強度を高めることができる。
本発明は、ピボットフレームの側面に、シートレールの前部の軸に沿う孔部を設け、当該孔部の周縁にて、ピボットフレームとシートレールの前部とを溶接するので、ピボットフレームの後部にシートレールを溶接する構成で、溶接部の曲げ強度を容易に確保できる。
また、ピボットフレームは、最中状に合わせられる左右の板部の開放端縁同士を接合して構成され、左右の板部によって、ピボットフレームの後上方にシートレール挿通開口部を設け、孔部が、左右の板部の両方に設けられるようにすれば、ピボットフレームを閉断面化することでピボットフレームの剛性を高めつつ、シートレールの左右両方を溶接することで接合強度を高めることができる。
また、ピボットフレームのバックステー挿通開口部の側面に、バックステーの前部の軸に沿う下側孔部を設け、当該下側孔部の周縁にて、ピボットフレームとバックステーの前部とを溶接するようにすれば、シートレールの撓みを抑えるバックステーについても、シートレールと同様の溶接構造とし、シート荷重に対する曲げ強度をより容易に確保し易くできる。
また、ピボットフレームは、左右一対設けられ、当該左右のピボットフレーム間にクロスパイプを設け、クロスパイプは、シートレールの前部の軸)上で前下方に隣接して設けられるようにすれば、シートレールの接合部周辺のピボットフレームの剛性をより高めることができる。
また、左右の板部の前縁と、シートレール挿通開口部とバックステー挿通開口部との間の縁とを溶接する第1の行程と、シートレールとバックステーとを組み立てた組立体を、シートレール挿通開口部とバックステー挿通開口部とに挿入する第2の行程と、左右の板部における車幅方向外側の孔部と、シートレールとを溶接するとともに、車幅方向外側の下側孔部と、バックステーとを溶接する第3の行程と、車幅方向内側の孔部とシートレールとを溶接するとともに、車幅方向内側の下側孔部とバックステーとを溶接する第4の行程と、左右の板部の上縁および後縁を溶接する第5の行程とによって製造されるようにすれば、シートレールとバックステーとを組んだ状態で、左右のピボットフレームに挿入して溶接する場合に、組立誤差があっても、シートレールとバックステーとをピボットフレームに挿入し易く、かつ、シートレールとバックステーとを良好な溶接品質でピボットフレームに接合することができる。
また、シートレールの前部は、パイプ状であり、孔部は、その周長がシートレールの前部のパイプの周長以上の長孔であるようにすれば、溶接長を長く確保でき、接合強度をより確保し易くできる。
また、一対の板状部材の端部を折り曲げて、その端部を溶接することにより中空の箱状部材を設け、その箱状部材に複数のパイプを溶接して成形される鞍乗り型車両のフレーム構造で、箱状部材に、パイプが挿通される開口を設け、箱状部材の挿通されたパイプと重なり合う側面に、パイプの軸と沿うような孔部を設け、当該孔部の周縁にて、箱状部材とパイプとを溶接したため、箱状部材とパイプとの溶接部が、曲げモーメントによって受ける荷重を極力小さくでき、曲げ強度を容易に確保することができる。
この場合、孔部は、パイプの軸と側面視で沿うような長孔とすれば、溶接長を長くでき、溶接部の強度を高めることができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の車体フレームを側方から見た図である。 右側のピボットフレームの斜視図である。 右側のピボットフレームの側面図である。 右側のピボットフレームの背面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
この自動二輪車1の車体フレーム2は、複数種の金属部品を溶接等により一体に結合してなり、ヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から後下方に延出する左右一対のメインフレーム12と、メインフレーム12から下方に延びてエンジン23の前端部を支持する左右一対のダウンフレーム(「クレードルフレーム」とも言う)13と、メインフレーム12の後端部に連結される左右一対のピボットフレーム14と、ピボットフレーム14後部に連結されて後上方に延びる左右一対のシートレール15と、ピボットフレーム14とシートレール15との間を架橋するバックステー16とを備えている。
この車体フレーム2のピボットフレーム14以外のフレーム(ヘッドパイプ11、メインフレーム12、ダウンフレーム13、シートレール15、バックステー16)は、鋼材等の金属材料からなる金属パイプで形成されており、ピボットフレーム14は、金属材料からなる板状部材で形成されている。なお、図1中、符号3は、車体フレーム2を覆う車体カウルであり、符号4は、車体を地面に対して垂直姿勢で駐車するためのセンタースタンドであり、符号5は、車体を左側に傾動させた姿勢で駐車するためのサイドスタンドである。
図2は、自動二輪車1の車体フレーム2を側方から見た図である。なお、図中、符号L1は、ヘッドパイプ11の軸線である。
ヘッドパイプ11は、車両前部の車幅方向中心で後上がりに傾斜して配置され、左右一対のフロントフォーク20(図1参照)を左右に操舵自在に支持する。図1に示すように、これらフロントフォーク20の下部には、前輪21が回転自在に支持され、これらフロントフォーク20の上部には、操舵用のハンドル22が支持される。すなわち、ヘッドパイプ11は、自動二輪車1の操舵系を構成する操舵装置を支持している。
左右一対のメインフレーム12は、ヘッドパイプ11の下部左右から側面視で後下方に傾斜して延びるとともに、車幅方向外側に拡がって後方へ延び、その後端が左右のピボットフレーム14の前上部に連結される。
左右のメインフレーム12は、内燃機関であるエンジン23、エアクリーナ24及び収納ボックス25等を支持するフレームである。図1に示すように、エアクリーナ24は、左右のメインフレーム12の前部上方にて、ヘッドパイプ11の軸線L1と平行に後上がりに傾斜した姿勢で支持され、後上方に開口するエアクリーナ下側ケース24Aと、エアクリーナ下側ケース24Aの開放面を覆うエアクリーナ上側カバー24Bとを備え、エアクリーナ上側カバー24Bに外気導入用のダクト24Dを設けている。
また、収納ボックス25は、図1に示すように、エアクリーナ24後方であって、左右のメインフレーム12の後部上方に支持され、この収納ボックス25の上方開口を開閉自在に覆うリッド部材26を回動自在に支持している。
エンジン23は、左右のメインフレーム12の下方、左右のダウンフレーム13の後方かつピボットフレーム14の前方に支持され、これによって、車体フレーム2の前後中央下部に懸架される。
図2に示すように、左右のピボットフレーム14は、左右のメインフレーム12の後部(メインフレーム後部)12R(図2参照)との連結部分から下方に延在し、その上下中間部である支持部14Aにピボット軸31が貫通して支持される。このピボット軸31は、車幅方向に平行に配置され、このピボット軸31を介して、後部に後輪27(図1参照)を軸支するリヤアーム(「スイングアーム」とも言う)28(図1参照)が上下に揺動自在に支持される。また、左右のピボットフレーム14には、ピボット軸31の上下に車幅方向に延びるクロスパイプ32,33が設けられる。
上側のクロスパイプ32には、車幅方向中央に設けられた上側クッション支持部を介して単一のリヤクッション35(図1参照)の上端部が回動自在に連結される。このリヤクッション35の下端部は、リンク機構36(図1参照)を介してリヤアーム28に連結される。
また、下側のクロスパイプ33には、このクロスパイプ33から前方に延びてエンジン23の後下部を支持するエンジンハンガ33Aが設けられるとともに、クロスパイプ33から後方に延びてリンク機構36を支持するリンク支持部33Bが設けられる。
また、左右のピボットフレーム14には、車幅方向外側にステップホルダ37が取り付けられる(図1参照)。このステップホルダ37は、ピボットフレーム14よりも後方に延出し、このステップホルダ37の前部に、運転者が足を置くメインステップ38が取り付けられ、ステップホルダ37の後部に、同乗者が足を置くピリオンステップ39が取り付けられる。
これらピボットフレーム14の後上部には、シートレール15とバックステー16とが上下に間隔を空け、かつ、互いに平行に連結される(図2参照)。
図2に示すように、シートレール15は、ピボットフレーム14に溶接され、ピボットフレーム14から後上方へ直線状に延びるシートレール前部15Fと、シートレール前部15Fから後上方へ延びるシートレール後部15Rとを有している。
バックステー16は、シートレール15の下方でピボットフレーム14に溶接され、ピボットフレーム14から後上方へ直線状に延びるバックステー前部16Fと、バックステー前部16Fから後上方へ直線状に延びた後に上方へ屈曲してシートレール後部15Rに溶接されるバックステー後部16Rとを有している。このバックステー16のバックステー前部16Fは、シートレール前部15Fと平行となる傾斜で後上方に直線状に延びている。
このようにして、左右のシートレール15とバックステー16とで自動二輪車1のリヤフレーム17が構成される。このリヤフレーム17では、シートレール15とピボットフレーム14との間をバックステー16が架橋するので、バックステー16によりシートレール15の撓みを抑えることができ、フレーム剛性を高めることができる。
そして、シートレール15は、図1に示すように、乗員用シート41を支持するとともに、乗員用シート41下方に燃料タンク42を支持する。また、シートレール15は、乗員用シート41後方ではリヤフェンダ43や後方灯火類44等を支持する。
この乗員用シート41は、運転者用シートと同乗者用シートとを一体にした前後に長いシートに形成され、この乗員用シート41の前方に収納ボックス25が隣接して配置される。
この自動二輪車1は、車体フレーム2の前後中央下部にエンジン23を配設し、このエンジン23の上方に大容量の収納ボックス25を配設し、この収納ボックス25の後方に燃料タンク42を配設するため、比較的重量を有する部品(エンジン23、燃料が貯留された燃料タンク42、収納物が積載された収納ボックス25)を車両前後中央に寄せて配置でき、マスの集中化を図ることができる。
図1及び図2に示すように、左右のダウンフレーム13は、メインフレーム12の前部(「メインフレーム前部」と言う)12Fから下方に直線状に延び後、後方に屈曲してピボットフレーム14に連結される。
図2に示すように、車体フレーム2の前下部であるヘッドパイプ11下部からダウンフレーム13に至る部分には、単一のガセットプレート46が設けられている。
このガセットプレート46は、ヘッドパイプ11から左右一対のダウンフレーム13に渡って延在する略U字形状の金属板状部品であり、ヘッドパイプ11とメインフレーム12との連結部を下方から覆う第1覆い部46Aと、第1覆い部46Aから連続してメインフレーム12とダウンフレーム13との連結部を前下方から覆う左右の第2覆い部46Bと、第2覆い部46Bから下方に延在してダウンフレーム13の中間位置まで延びる左右の第3覆い部46Cとを一体に備える。
これら第1〜第3覆い部46A〜46Cは、その周縁がヘッドパイプ11、メインフレーム12及びダウンフレーム13に連続溶接で接合される。これによって、この単一のガセットプレート46によってヘッドパイプ11、メインフレーム12及びダウンフレーム13の各連結部を補強でき、車体フレーム2の剛性を高めることができる。
エンジン23は、図1に示すように、クランクケース51の前上部から前上がりに傾斜するシリンダ部52を有する並列2気筒の4サイクルエンジンである。
このエンジン23は、クランクケース51の前部がダウンフレーム13にエンジンハンガ(不図示)を介して支持され、クランクケース51の上部がメインフレーム12にエンジンハンガ47Bを介して支持され、クランクケース51の後部がピボットフレーム14間のクロスパイプ33にエンジンハンガ33A(図2参照)を介して支持される。
シリンダ部52は、クランクケース51の前上部に連結されるシリンダブロック52Aと、シリンダブロック52Aの上部に連結されるシリンダヘッド52Bと、シリンダヘッド52Bの上部を覆うシリンダヘッドカバー52Cとを備えている。
このエンジン23のクランクケース51の左側後部には、エンジン出力軸51Aが設けられる。このエンジン出力軸51Aと後輪27とは、ドライブチェーン(「チェーン」と言う)55を介して動力伝達可能に連結され、このチェーン55を介してエンジン23の動力が後輪27に伝達される。
エンジン23のシリンダ部52背面には、スロットルボディ30を介してエアクリーナ24が接続される。これによって、スロットルボディ30やエアクリーナ24からなるエンジン吸気系が、エンジン23の前上方に集約して配設される。
また、シリンダ部52前面には、排気管56が接続され、この排気管56は、シリンダ部52から下方に延びた後に後方に屈曲してエンジン23の左側方を通って後方へ延び、エンジン23と後輪27との間を車幅方向反対側(右側)へ延びてマフラー57に接続される。この排気管56とマフラー57とによってエンジン排気系が構成される。
この排気管56の途中には、触媒コンバータ58が設けられる。この触媒コンバータ58は、排気管56の入口近傍(シリンダ部52近傍)であって、エンジン23の左下方に設けられ、これによって、触媒コンバータ58にシリンダ部52から排出された直後の高温の排気ガスを流すとともに、触媒コンバータ58とマフラー57とを左右に振り分け配置することができる。
また、このエンジン23は、水冷式のエンジンであり、エンジン冷却水を冷却するラジエータ59を、シリンダ部52の前上方にて車体フレーム2(ダウンフレーム13)に支持している(図1参照)。
ところで、この自動二輪車1では、ピボットフレーム14の後部に、リヤパイプであるシートレール15とバックステー16とを連結するレイアウトで、かつ、シートレール15とバックステー16との間隔を狭くしている(図2参照)。
このフレームレイアウトの場合、乗員用シート41側からの荷重であるシート荷重が、各々のリヤパイプ(シートレール15、バックステー16)上側に引っ張り荷重として作用し、各々のリヤパイプ(シートレール15、バックステー16)下側に圧縮荷重として作用する。このため、リヤパイプとピボットフレーム14との連結部に大きな曲げモーメントを受けるおそれがある。
そこで、本構成では、ピボットフレーム14の側面に、各リヤパイプ(シートレール15、バックステー16)の軸に沿う孔部である長孔71(図2参照)を設け、各長孔71の周縁(内周縁)をリヤパイプに各々溶接するようにしている。
図3は、ピボットフレーム14の斜視図であり、図4は側面図であり、図5は背面図である。ここで、左右のピボットフレーム14は、左右対称形状であり、図3〜図5は、右側のピボットフレーム14を示している。
図3〜図5に示すように、ピボットフレーム14は、2枚のプレス成形された板材(板状部材)である表側ピボットフレーム半体81Aと裏側ピボットフレーム半体81Bとを最中状に合わせ、各半体81A,81Bの開放端縁である外周縁W同士を溶接して一体に結合した縦長の中空部品(中空の箱状部材)である。
この表側ピボットフレーム半体81Aの外形は、裏側ピボットフレーム半体81Bの外形よりも若干大きく形成され、大きい側の表側ピボットフレーム半体81Aの内側に裏側ピボットフレーム半体81Bが嵌り、互いを容易に位置合わせ可能である。また、表側ピボットフレーム半体81Aの外形が、裏側ピボットフレーム半体81Bの外形よりも大きいので、図5に示すように、これらの外周縁Wの溶接箇所(図5中、符号Yで示す)を、車幅方向外側に露出しないようにすることができる。
このピボットフレーム14は、ピボット軸31を支持する支持部14Aと、支持部14Aから下方に延びる下方延出部14Bと、支持部14Aから上方に延びる上方延出部14Cとを一体に備えている。
支持部14Aには、ピボット軸31挿入用のカラー31A(図3参照)を挿通する貫通孔75が設けられ、下方延出部14Bには、下側のクロスパイプ33が貫通する貫通孔76が設けられ、上方延出部14Cには、上側のクロスパイプ32が貫通する貫通孔77が設けられる。
このように、ピボットフレーム14を挟むように上下に間隔を空けてクロスパイプ32,33用の貫通孔76,77を設けるので、クロスパイプ32,33を上下に離してピボットフレーム14間に架橋させることができ、左右のピボットフレーム14のフレーム剛性を効率よく高めることができる。
上方延出部14Cの前上部には、メインフレーム12が挿通されるメインフレーム挿通開口部となる前側筒部82が一体に設けられる。この前側筒部82は、クロスパイプ32から前方に延びる筒形状を有し、前方からメインフレーム後部12Rが挿入され、このメインフレーム後部12Rの外周面と前側筒部82の外縁とが連続溶接されることによって、前側筒部82とメインフレーム12とが接合される。
図4に示すように、クロスパイプ32は、その軸77Lが前側筒部82の軸線82L上を通る位置に設けられる。このため、このクロスパイプ32によって前側筒部82全体の剛性を効率よく高めることが可能であり、メインフレーム12接合部の剛性を効率よく高めることができる。なお、前側筒部82の軸線82Lは、メインフレーム後部12Rの軸線12Lと一致する。
また、この前側筒部82には、車幅方向外側で前方に突出する前方突出部82Aが設けられ、この前方突出部82Aの外縁がメインフレーム12に溶接されることによって、溶接長が長く確保され、接合強度を高めることができる。
一方、図3〜図5に示すように、上方延出部14Cの後上部には、シートレール15が挿通されるシートレール挿通開口部となる後側第1筒部84と、この後側第1筒部84より下方にてバックステー16が挿通されるバックステー挿通開口部となる後側第2筒部86とが一体に設けられる。
後側第1筒部84は、クロスパイプ32から後上方に延びる筒形状を有し、この後側第1筒部84の後上方からシートレール前部15Fが挿入される。
また、後側第2筒部86は、クロスパイプ32及び後側第1筒部84の下方で、後側第1筒部84と平行に後上方に延びる筒形状を有し、この後側第2筒部86の後上方からバックステー前部16Fが挿入される。
つまり、図4に示すように、後側第1筒部84の軸線84Lは、シートレール前部15Fの軸線15Lと一致し、後側第2筒部86の軸線86Lは、バックステー前部16Fの軸線16Lと一致するように形成されている。
後側第1筒部84及び後側第2筒部86には、左右一対の長孔71が設けられ、各長孔71の内周縁を連続溶接することによって、後側第1筒部84とシートレール前部15Fとが接合されるとともに、後側第2筒部86とバックステー前部16Fとが接合される。
図4に示すように、後側第1筒部84の軸線84Lと、後側第2筒部86の軸線86Lとは平行に形成される。このため、シートレール前部15Fとバックステー前部16Fとを平行にした状態、つまり、シートレール15とバックステー16とを組んだ状態で、シートレール15とバックステー16を各筒部84,86に組み付けることが可能である。
さらに、後側第1筒部84の軸線84Lは、クロスパイプ32の軸77L上を通るように形成されている(図4参照)。このため、クロスパイプ32によって後側第1筒部84の全体の強度を補強し易くなり、ピボットフレーム14とシートレール15Fとの接合部の剛性を効率よく高めることができる。
なお、本構成では、このクロスパイプ32が、後側第1筒部84と前側筒部82との間で、その軸77Lが後側第1筒部84の軸線84L上、かつ、前側筒部82の軸線82L上に設けられるので、後側第1筒部84と前側筒部82との両方の強度を効率よく高めることができる。
次に長孔71について詳述する。以下、後側第1筒部84の長孔71と、後側第2筒部86の長孔71とを区別して説明する際には、前者を長孔71Aと言い、後者を長孔71Bと言う。
図3に示すように、長孔71Aは、後側第1筒部84の車幅方向外側と車幅方向内側とに形成される左右一対の孔部であり、側面視で同形状かつ同一位置に形成される。これら長孔71Aは、図4に示すように、後側第1筒部84に挿入されたシートレール前部15Fと側面視で重なる位置であって、シートレール前部15Fの軸15Lに沿って前後方向に延びる貫通孔に形成される。
これら長孔71Aは、その周縁の長さ(つまり、周長)が、当該長孔71Aによって溶接されるパイプであるシートレール前部15Fの周長よりも長い孔に形成されている。この場合、長孔71A一個当たりの周長が、長孔71Aの溶接長に略一致することから、単一の長孔71Aだけで、シートレール前部15Fの外周一周を連続溶接する場合の溶接長以上の溶接長を確保することができ、左右の長孔71Aによって、2倍以上の溶接長を確保することが可能になる。
より具体的には、シートレール前部15Fの周長が約90mmの場合には、長孔71Aの長軸J1を40mm、短軸J2を10mmに設定することによって、一つの長孔71Aで、この長孔71Aの周長とほぼ同等の溶接長(約100mm)を確保することができる。また、短軸J2を10mm程度以上確保することによって、長孔71A内に十分な溶接作業スペースを確保することができる。
長孔71Bは、後側第1筒部84の長孔71Aよりも下方に位置する下側孔部であり、図3に示すように、後側第2筒部86の車幅方向外側と内側とに形成され、かつ、側面視で同形状かつ同一位置に形成される。
これら長孔71Bは、図4に示すように、後側第2筒部86に挿入されたバックステー前部16Fと側面視で重なる位置であって、バックステー前部16Fの軸16Lに沿って前後方向に延びる貫通孔に形成される。
この長孔71Bは、その周縁の長さ(つまり、周長)が、当該長孔71Bによって溶接されるパイプであるバックステー前部16Fの周長よりも長い孔形状に形成されている。これによって、バックステー前部16Fの外周一周を連続溶接する場合に比して、2倍以上の溶接長を確保することが可能になる。
本構成では、シートレール前部15Fとバックステー前部16Fとを同径パイプとし、長孔71A,71Bを同一形状に形成しており、これら長孔71A,71Bの長軸J1及び短軸J2は同一長さとなっている。
また、ピボットフレーム14の支持部14Aには、ピボット軸31を通る水平軸線31Lに対して上下の位置にステップホルダ締結部88,89が設けられ、このステップホルダ締結部88,89には、ステップホルダ37(図1参照)が締結部材(締結ボルト)を介して固定される。
続いて、このピボットフレーム14の溶接部位について説明する。
このピボットフレーム14は、表側ピボットフレーム半体81Aと裏側ピボットフレーム半体81Bとを最中状に合わせて溶接するため、ピボットフレーム14の溶接部位は外周縁Wである。
この外周縁Wは、ピボットフレーム14の前縁に相当する前縁部W1と、ピボットフレーム14の後縁に相当する後縁部W2と、ピボットフレーム14の後上縁に相当する後上縁部W3と、ピボットフレーム14の上縁に相当する上縁部W4とで構成される。
より具体的には、前縁部W1は、前側筒部82の下端からピボットフレーム14下端までの外周縁Wに相当し、後縁部W2は、ピボットフレーム14下端から後側第2筒部86の下端までの外周縁Wに相当し、後上縁部W3は、後側第1筒部84の下端から後側第2筒部86の上端までの外周縁Wに相当し、上縁部W4は、後側第1筒部84の前端から前側筒部82の上端までの外周縁Wに相当している。
なお、このピボットフレーム14の最下端位置である前縁部W1と後縁部W2との境には、上下方向に貫通して水抜き孔として機能する貫通孔90が設けられている。このため、この貫通孔90によって、ピボットフレーム14内の水抜きが可能である。
次いで、このピボットフレーム14の溶接手順について説明する。
ピボットフレーム14を溶接する場合、まず、ピボットフレーム14の前縁部W1と、後側第1筒部84と後側第2筒部86との間であるピボットフレーム14の後上縁部W3とを溶接する(第1の行程)。
また、左右のシートレール15とバックステー16とを組んでリヤフレーム17を構成するリヤフレーム組立体を予め製作しておき、第1の行程の後、このリヤフレーム組立体のシートレール前部15Fとバックステー前部16Fとを、ピボットフレーム14の後側第1筒部84と後側第2筒部86とに各々挿入した状態にセットする(第2の行程)。
次に、後側第1筒部84の車幅方向外側に設けた長孔71Aと、シートレール前部15Fとを溶接するとともに、後側第2筒部86の車幅方向外側に設けた長孔71Bとバックステー前部16Fとを溶接する(第3の行程)。
続いて、後側第1筒部84の車幅方向内側に設けた長孔71Aと、シートレール前部15Fとを溶接するとともに、後側第2筒部86の車幅方向内側に設けた長孔71Bとバックステー前部16Fとを溶接した後(第4の行程)、ピボットフレーム14の上縁部W4と後縁部W2とを溶接する(第5の行程)。
この第1〜第5の行程を順に行うことによって、ピボットフレーム14の外周縁Wの全ての溶接と、ピボットフレーム14へのシートレール15とバックステー16との接合とが行われる。
この溶接手順によれば、ピボットフレーム14の前縁部W1と後上縁部W3を接合し、上縁部W4と後縁部W2とは接合しない状態で、リヤフレーム組立体としてサブアッセンブリー化されたシートレール15とバックステー16とを、ピボットフレーム14に挿入するので、組立誤差があっても、シートレール15とバックステー16とをピボットフレーム14に挿入し易くなる。
また、シートレール15とバックステー16とをピボットフレーム14に接合した後に、ピボットフレーム14の上縁部W4と後縁部W2とを接合するので、シートレール15とバックステー16とを良好な溶接品質でピボットフレームに接合することが可能になる。
以上説明したように、本実施の形態では、図4に示すように、ピボットフレーム14の側面に、シートレール前部15Fの軸15Lに沿う長孔71Aを設け、当該長孔71Aの周縁にて、ピボットフレーム14とシートレール前部15Fとを溶接するようにしたので、ピボットフレーム14とシートレール前部15Fとを側面同士で接合することができ、溶接長を長く確保し易くなる。
この場合、ピボットフレーム14とシートレール前部15Fとの溶接部が、シートレール前部15Fの上下中間位置で軸15Lに沿って延びるので、シートレール前部15Fの上下方向への曲げモーメントに強い接合強度を確保し易くなる。
この自動二輪車1では、シート荷重がシートレール前部15Fの上側では引っ張り荷重として作用し、下側では圧縮荷重として作用するため、シートレール前部15Fの上下方向への曲げモーメントとして作用する。本構成では、この曲げモーメントに強い接合強度を効率よく確保できるので、シート荷重に対する曲げ強度を容易に確保することが可能である。
また、本構成では、ピボットフレーム14は、最中状に合わせられる左右の板部である表側ピボットフレーム半体81Aと裏側ピボットフレーム半体81Bとの外周縁W同士を接合して構成され、これら左右のピボットフレーム半体81A,81Bによって、ピボットフレーム14の後上方にシートレール挿通開口部となる後側第1筒部84を設け、長孔71Aが、左右のピボットフレーム半体81A,81Bの両方に設けられるので、ピボットフレーム14を閉断面化することでピボットフレーム14の剛性を高めつつ、シートレール15の左右両方を溶接することで接合強度を高めることができる。
また、シートレール15の下方に、ピボットフレーム14の後部とシートレール15の後部とに両端が接合されるバックステー16を備え、ピボットフレーム14の後側第1筒部84の下方に、バックステー挿通開口部となる後側第2筒部86を設け、後側第2筒部86の側面に、バックステー前部16Fの軸16Lに沿う下側孔部である長孔71Bを設け、この長孔71Bの周縁にて、ピボットフレーム14とバックステー前部16Fとを溶接するので、シートレール15の撓みを抑えるバックステー16についても、シートレール15と同様の溶接構造とし、シート荷重に対する曲げ強度をより容易に確保することが可能である。
また、本構成では、左右のピボットフレーム14間に設けられるクロスパイプ32が、シートレール前部15Fの軸15L上で前下方に隣接して設けられるので、シートレール15の接合部周辺のピボットフレーム14の剛性をより高めることができる。
また、本構成では、このピボットフレーム14の溶接を、上記第1〜第5の行程順で行うので、シートレール15とバックステー16とを組んだ状態で、左右のピボットフレーム14に挿入して溶接する場合に、組立誤差があっても、シートレール15とバックステー16とをピボットフレーム14に挿入し易くなり、かつ、シートレール15とバックステー16とを良好な溶接品質でピボットフレームに接合することができる。
また、本構成では、シートレール前部15F及びバックステー前部16Fがパイプ状であり、長孔71A,71Bの周長が、シートレール前部15F及びバックステー前部16Fの周長以上となる長孔に形成されるので、溶接長を長く確保でき、接合強度をより確保し易くなる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、ピボットフレーム14の後部にシートレール15とバックステー16とを溶接したフレーム構造に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、ピボットフレーム14の後部にシートレール15を溶接したフレーム構造に本発明を広く適用可能である。
また、本発明は、ピボット部の連結部分以外にも可能であり、つまり、一対の板状部材の端部を折り曲げて、その端部を溶接することにより中空の箱状部材を設け、その箱状部材に複数のパイプを溶接して成形されるフレーム構造に適用することができる。この場合、箱状部材の側面に、パイプの軸と沿うような孔部を設け、当該孔部の周縁にて、箱状部材とパイプとを溶接することによって、箱状部材とパイプとの溶接部が、曲げモーメントによって受ける荷重を極力小さくでき、曲げ強度を容易に確保することができる。
また、上記孔部を、上記パイプの軸と側面視で沿うような長孔にすることによって、溶接長を長くでき、溶接部の強度を高めることができる。
また、上記実施形態では、図1に示す自動二輪車1のフレーム構造に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、鞍乗り型車両のフレーム構造に本発明を広く適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 車体フレーム
14 ピボットフレーム
15 シートレール
15F シートレール前部
15R シートレール後部
16 バックステー
16F バックステー前部
27 後輪
28 リヤアーム
32,33 クロスパイプ
71 長孔
71A 長孔(孔部)
71B 長孔(下側孔部)
81A 表側ピボットフレーム半体
81A 表側ピボットフレーム半体
82 前側筒部
82A 前方突出部
84 後側第1筒部(シートレール挿通開口部)
86 後側第2筒部(バックステー挿通開口部)
W 外周縁(開放端縁)
W1 前縁部
W2 後縁部
W3 後上縁部
W4 上縁部

Claims (8)

  1. 後部に後輪(27)を軸支するリヤアーム(28)を揺動自在に支持するピボットフレーム(14)と、当該ピボットフレーム(14)の後部に溶接され、後上方に延びるシートレール(15)とを有する鞍乗り型車両のフレーム構造において、
    前記ピボットフレーム(14)の側面に、前記シートレール(15)の前部の軸に沿う孔部(71A)を設け、当該孔部(71A)の周縁にて、前記ピボットフレーム(14)と前記シートレール(15)の前部とを溶接することを特徴とする鞍乗り型車両のフレーム構造。
  2. 前記ピボットフレーム(14)は、最中状に合わせられる左右の板部(81A,81B)の開放端縁(W)同士を接合して構成され、前記左右の板部(81A,81B)によって、前記ピボットフレーム(14)の後上方にシートレール挿通開口部(84)を設け、
    前記孔部(71A)が、前記左右の板部(81A,81B)の両方に設けられることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のフレーム構造。
  3. 前記シートレール(15)の下方に、前記ピボットフレーム(14)の後部に接合され、後上方に延びるとともに、前記シートレール(15)の後部に接合されるバックステー(15)を備え、
    前記ピボットフレーム(14)の前記シートレール挿通開口部(84)の下方に、バックステー挿通開口部(86)を設け、当該バックステー挿通開口部(86)の側面に、前記バックステー(16)の前部の軸(16L)に沿う下側孔部(71B)を設け、当該下側孔部(71B)の周縁にて、前記ピボットフレーム(14)と前記バックステー(16)の前部とを溶接することを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両のフレーム構造。
  4. 前記ピボットフレーム(14)は、左右一対設けられ、
    当該左右のピボットフレーム(14)間にクロスパイプ(32)を設け、
    前記クロスパイプ(32)は、前記シートレール(15)の前部の軸(15L)上で前下方に隣接して設けられることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両のフレーム構造。
  5. 前記左右の板部(81A,81B)の前縁(W1)と、前記シートレール挿通開口部(84)と前記バックステー挿通開口部(86)との間の縁(W3)とを溶接する第1の行程と、
    前記シートレール(15)と前記バックステー(16)とを組み立てた組立体を、前記シートレール挿通開口部(84)と前記バックステー挿通開口部(86)とに挿入する第2の行程と、
    前記左右の板部(81A,81B)における車幅方向外側の前記孔部(71A)と、前記シートレール(15)とを溶接するとともに、車幅方向外側の前記下側孔部(71B)と、前記バックステー(16)とを溶接する第3の行程と、
    車幅方向内側の前記孔部(71A)と前記シートレール(15)とを溶接するとともに、車幅方向内側の前記下側孔部(71B)と前記バックステー(16)とを溶接する第4の行程と、
    前記左右の板部(81A,81B)の上縁(W4)および後縁(W2)を溶接する第5の行程とによって製造されることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両のフレーム構造。
  6. 前記シートレール(15)の前部は、パイプ状であり、
    前記孔部(71A)は、その周長が前記シートレール(15)の前部のパイプの周長以上の長孔であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の鞍乗り型車両のフレーム構造。
  7. 一対の板状部材(81A,81B)の端部を折り曲げて、その端部を溶接することにより中空の箱状部材(14)を設け、その箱状部材(14)に複数のパイプ(15,16)を溶接して成形される鞍乗り型車両のフレーム構造において、
    前記箱状部材(14)に、前記パイプ(15,16)が挿通される開口(84,86)を設け、前記箱状部材(14)の挿通された前記パイプ(15,16)と重なり合う側面に、前記パイプ(15,16)の軸と沿うような孔部(71)を設け、当該孔部(71)の周縁にて、前記箱状部材(14)と前記パイプ(15,16)とを溶接することを特徴とする鞍乗り型車両のフレーム構造。
  8. 前記孔部(71)は、前記パイプ(15,16)の軸と側面視で沿うような長孔としたことを特徴とする請求項7に記載の鞍乗り型車両のフレーム構造。
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