JP2009073285A - 自動二輪車のリヤクッション支持部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右一対のリヤクッションを備える自動二輪車のリヤクッション支持部構造において、上下クッション支持部の剛性を効率よく確保する。
【解決手段】スイングアーム11後端の左右エンドピース36には、左右補強フレーム34の後端部に連続的に連なるフレーム結合部38が一体に形成されると共に、左右リヤクッション21の下端部を支持する下クッション支持部39が一体に形成される。また、シートフレーム部18A後端の左右結合部材52には、左右シートレール18間に渡るアッパクロスメンバ56の左右端部に連続的に連なるメンバ結合部57が一体に形成されると共に、左右リヤクッション21の上端部を支持する上クッション支持部51が一体に形成される。
【選択図】図2

Description

この発明は、左右一対のリヤクッションを備える自動二輪車のリヤクッション支持部構造に関する。
従来、上記リヤクッション支持部構造において、リヤクッションの下端部は通常は後輪を支持するスイングアームの後部に支持されるが、この場合、スイングアームの後部に別途下クッション支持部を接合して設けることがある(例えば、特許文献1,2参照。)。
また、上記リヤクッション支持部構造において、リヤクッションの上端部は通常は乗員用シートを支持するシートフレームの後部に支持されるが、この場合、シートフレームの後部に別途上クッション支持部を接合して設けることがある(例えば、特許文献2,3参照。)。
実開平2−8692号公報 実公平6−37033号公報 実公昭63−24076号公報
ところで、上記前者の構成において、スイングアームの上部に別途補強フレームを設けるような場合には、下クッション支持部の剛性確保と共にスイングアームの後部構造の合理化を図れるような構成であることが望ましい。
また、上記後者の構成において、シートフレームが複数の部材を結合してなるような場合には、その結合部及び上クッション支持部の剛性を同時に確保できるような構成であることが望ましい。
そこでこの発明は、左右一対のリヤクッションを備える自動二輪車のリヤクッション支持部構造において、上下クッション支持部の剛性を効率よく確保することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、乗員用シート(例えば実施例のシート24)を支持するシートフレーム(例えば実施例のシートフレーム部18A)と、後輪(例えば実施例の後輪9)を支持するスイングアーム(例えば実施例のスイングアーム11)との間に、左右一対のリヤクッション(例えば実施例のリヤクッション21)を備える自動二輪車(例えば実施例の自動二輪車1)のリヤクッション支持部構造において、前記スイングアームは、前端側が車体メインフレーム(例えば実施例のメインフレーム部7A)に支持される左右アーム(例えば実施例の左右アーム部32)と、該左右アームの後端部に設けられる左右エンドピース(例えば実施例の左右エンドピース36)と、前記左右アームの上方に設けられる左右補強フレーム(例えば実施例の左右補強フレーム34)とを有し、前記左右エンドピースには、前記左右補強フレームの後端部に連続的に連なるフレーム結合部(例えば実施例のフレーム結合部38)が一体に形成されると共に、前記左右リヤクッションの下端部を支持する下クッション支持部(例えば実施例の下クッション支持部39)が一体に形成されることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記左右エンドピースは、それぞれ一体の鋳造成型品とされることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記シートフレームは、前記車体メインフレームから後方へ延びる左右シートレール(例えば実施例の左右シートレール18)と、該左右シートレールの下方において前記車体メインフレームから後上がりに延びて左右シートレールの後部を支持する左右サポートフレーム(例えば実施例の左右サポートフレーム19)と、該左右サポートフレームの後端部を左右シートレールに結合する左右結合部材(例えば実施例の左右連結部材52)とを有し、前記左右結合部材には、前記左右シートレール間に渡るクロスメンバ(例えば実施例のアッパクロスメンバ56)の左右端部に連続的に連なるメンバ結合部(例えば実施例のメンバ結合部57)が一体に形成されると共に、前記左右リヤクッションの上端部を支持する上クッション支持部(例えば実施例の上クッション支持部51)が一体に形成されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記左右結合部材は、それぞれ一体の鋳造成型品とされることを特徴とする。
請求項1,2に記載した発明によれば、左右エンドピースにそれぞれ左右補強フレームの後端部に連続的に連なるフレーム結合部を一体に形成することで、左右エンドピースと左右補強フレームとの結合剛性を効率よく高め、もってスイングアーム全体の剛性を効率よく高めることができる。
そして、左右エンドピースにそれぞれ下クッション支持部を一体に形成することで、下クッション支持部の剛性を効率よく高めることができる。また、下クッション支持部を別途エンドピースに溶接結合するような場合と比べて、部品点数削減及び溶接結合廃止による生産性の向上、軽量化並びに精度向上を図ることができる。
請求項3,4に記載した発明によれば、左右シートレール及びサポートフレームの結合部をそれぞれ一体の左右結合部材で構成し、かつ該左右結合部材間をクロスメンバで結合することで、シートフレームの各構成部材の結合部の剛性を効率よく高めることができる。特に、左右結合部材にクロスメンバの左右端部に連続的に連なるメンバ結合部を一体に形成することで、左右結合部材とクロスメンバの左右端部との結合剛性も効率よく高めることができる。
そして、前記左右結合部材にそれぞれ上クッション支持部を一体に形成することで、上クッション支持部の剛性を効率よく高めることができる。また、上クッション支持部を別途シートフレームに溶接結合するような場合と比べて、部品点数削減及び溶接構造廃止による生産性の向上、軽量化並びに精度向上を図ることができる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示すように、自動二輪車(鞍乗り型車両)1の前輪2を下端部に軸支する左右フロントフォーク3の上部は、ステアリングステム4を介して車体フレーム5前端のヘッドパイプ6に操舵可能に枢支される。ヘッドパイプ6からは左右メインフレーム7が斜め下後方に延び、これらの後端部(下端部)にはそれぞれ左右ピボット部8が一体に設けられる。左右ピボット部8には、後輪9を後端部に軸支するスイングアーム11の前端部が上下揺動可能に枢支される。前記ヘッドパイプ6、左右メインフレーム7、及び左右ピボット部8を主に、車体フレーム5のメインフレーム部7Aが構成される。
車体フレーム5の内側には、自動二輪車1の原動機であるエンジン12が搭載される。エンジン12は、例えばクランク軸を車幅方向(左右方向)に沿わせた並列四気筒エンジンであり、そのクランクケース13上にシリンダ14を立設してなる。クランクケース13の後方には変速機を収容する変速機ケース13aが連なる。エンジン12の出力は、前記変速機を経た後、クランクケース13の後部左側から例えばチェーンドライブ式の伝動機構を介して後輪9に伝達される。なお、図中符号Dは前記伝動機構のドライブチェーンを示す。
シリンダ14の後部には各気筒に対応するスロットルボディ15が接続され、シリンダ14の前部には各気筒に対応する排気管16が接続される。各排気管16は適宜屈曲しつつクランクケース13下に取り回され、これらが車体後部両側にそれぞれ配置された左右サイレンサ17の前端部に接続される。
車体フレーム5は、複数種の鋼材を溶接等により一体に結合してなる。左右メインフレーム7の中間部には略水平な左右シートレール18の前端部がそれぞれ結合され、左右メインフレーム7の後部(下部)には後上がりに傾斜する左右サポートフレーム19の前端部がそれぞれ結合される。左右シートレール18の後端部と左右サポートフレーム19の後端部とは、それぞれ互いに結合される。前記左右シートレール18及びサポートフレーム19を主に、車体フレーム5のシートフレーム部18Aが構成される。左右シートレール18及びサポートフレーム19の結合部(シートフレーム部18Aの左右後端部)とスイングアーム11の左右後端部との間には、それぞれ左右リヤクッションユニット(以下、単にリヤクッションという)21が配設される。
車体上部前側には、ヘッドパイプ6及びステアリングステム4等の周囲を覆うフロントカウル22が配置され、車体上部の前後中間部には、左右メインフレーム7及び左右シートレール18の前部に支持される燃料タンク23が配置され、車体上部後側には、左右シートレール18の後部に支持される運転者用のシート24及びこれに連なるリヤカウル24aが配置される。
左右フロントフォーク3の上端部(又はステアリングステム4)には、前輪操舵用のハンドル25が取り付けられ、左右ピボット部8の後方には、左右ステップブラケット26aを介して運転者用の左右ステップ26がそれぞれ支持される。
自動二輪車1に跨った運転者は、シート24上に着座し、左右ステップ26に左右の足を載せ、ハンドル25の左右グリップ部25aに左右の手をかけた乗車姿勢をとる。
ここで、自動二輪車1の車体後部には、スイングアーム11及び左右リヤクッション21を主とするリヤサスペンション21Aが構成される。
すなわち、リヤサスペンション21Aは、先端側(後端側)に後輪9を軸支するスイングアーム11の基端部(前端部)を車体フレーム5の左右ピボット部8に上下揺動可能に取り付け、該スイングアーム11の左右後端部とシートフレーム部18Aの左右後端部との間にそれぞれ左右リヤクッション21を取り付け、スイングアーム11の揺動により後輪9が上下動すると共に左右リヤクッション21が伸縮して路面からの反力を吸収、減衰する。スイングアーム11のピボット軸(揺動軸)27及び後輪車軸(リヤアクスル)28は、それぞれ車幅方向と平行に設けられる。
図2,3に示すように、スイングアーム11は、アルミニウム合金製の各種部品を溶接等により一体に結合してなる。スイングアーム11は、その前端部において左右に延在するピボットパイプ31と、該ピボットパイプ31の後方において前後に延在する左右アーム部32と、ピボットパイプ31と後輪9前端との間において左右アーム部32の前部間を連結するクロスメンバ33と、左右アーム部32の上方において該左右アーム部32の前後端部間に跨る左右補強フレーム34とを主になる。
ピボットパイプ31は断面丸形のパイプ状とされ、その内部にピボット軸27を挿通すると共に該ピボット軸27に回転可能に支持される。ピボットパイプ31の左右端部後側には、左右アーム部32の前端部が一体に溶接結合される。
左右アーム部32は、ピボットパイプ31からやや後下がりに延びるアーム本体35と、該アーム本体35の後端部に一体に溶接結合されるエンドピース36とを主になる。アーム本体35は断面角形の中空状とされ、例えば複数種のアルミ部品を一体に溶接結合してなる(又は一体のアルミ押し出し材からなる)。アーム本体35の前端部はピボットパイプ31の左右端部外周に整合するべく側面視円弧状にカットされ、該前端部がピボットパイプ31の左右端部外周に後方から突き当たり一体に溶接結合される。
アーム本体35の後端部は、その上側が前側に位置するように側面視で傾斜した直線状にカットされ、該後端部においてエンドピース36が一体に溶接結合される。エンドピース36は例えば鋳造成型品(又は鍛造成型品)であり、アーム本体35の後端部と連続的に連なるように設けられるピース本体37と、該ピース本体37の上方に突出するフレーム結合部38と、該フレーム結合部38の上方にさらに突出する下クッション支持部39とを一体に形成してなる。
ピース本体37の前端部はアーム本体35の後端部に沿って傾斜し、これらが互いに突き当たり一体に溶接結合される。すなわち、アーム本体35後端の傾斜面35aはピース本体37前端との接合面(合わせ面)となる。なお、エンドピース36は、ピース本体37の前端部をアーム本体35の後端部内に所定量差し込んだ状態で溶接結合される。
ピース本体37は、後輪車軸28を挿通支持するべく該後輪車軸28用の挿通孔37aを有する。挿通孔37aは、後輪車軸28を前後に移動可能とするべく前後に長い楕円状に形成され、前記ドライブチェーンDの張り(遊び)を調整可能とする。ピース本体37の車幅方向外側には、前記ドライブチェーンDの張り調整用のチェーンアジャスタ37bが設けられる。
フレーム結合部38には、前記補強フレーム34の後端部が一体に溶接結合される。
ここで、左右補強フレーム34は、左右アーム部32の上方でこれらよりも後下がりに傾斜して配されるもので、例えば断面角形のアルミ押し出し材からなり、その後端部がフレーム結合部38に前方から突き当たり一体に溶接結合される。左右補強フレーム34の前端部は車幅方向内側に向けて湾曲し、その先端が車幅方向略中央において中間部材41に突き当たり一体に溶接結合される。すなわち、左右補強フレーム34の前端部間は前記中間部材41を介して一体に連結される。左右補強フレーム34の前後中間部と左右アーム部32の前後中間部との間は中間連結部材42を介して連結される。なお、前記中間部材41及び左右補強フレーム34には、後輪9上部前側を覆うリヤインナフェンダ43が支持される。
またここで、ピボットパイプ31とクロスメンバ33との間には、ピボットパイプ31の後端縁及び左右アーム部32の前部の車幅方向内側に跨るガセット44が設けられる。ガセット44の左右両側からは左右支持脚45が斜め上後方かつ車幅方向内側に向けて延出し、該左右支持脚45の先端部が前記中間部材41を下方から支持する。ガセット44、左右支持脚45、及び中間部材41は、例えば鋳造成型品として一体に形成される。
フレーム結合部38は、ピース本体37上において斜め上前方に向けて側面視三角形状をなして突出するもので、アーム本体35後端の傾斜面35aと連続的に連なる前辺部38aと、補強フレーム34の上面と連続的に連なる上辺部38bと、アーム本体35の上面と連続的に連なる(ピース本体37の上面と重なる)下辺部38cとを形成する。フレーム結合部38の前辺部38aには補強フレーム34の後端が溶接結合され、もって補強フレーム34とフレーム結合部38とが連続的に連なるように設けられる。
下クッション支持部39は、フレーム結合部38の上辺部38bの前部上において上方に向けて側面視三角形状をなして突出するもので、前後方向と直交する断面視では上方に開放するコ字状をなし、その内側にリヤクッション21の下連結部49bを配置すると共にこれらを車幅方向で貫通する連結軸(例えば段付きボルト)39を取り付けることで、リヤクッション21の下連結部49bが下クッション支持部39に揺動可能に支持される。
図2を参照し、リヤクッション21は、その上部が前側に位置するように傾斜して配されるもので、ロッド式のダンパー46と、該ダンパー46の周囲を巻回するように配されるコイルスプリング47と、ダンパー46の上下にそれぞれ配されてコイルスプリング47の上下端を支持する上下スプリングシート48a,48bと、ダンパー46の上下端部にそれぞれ設けられる上下連結部49a,49bとを有してなる。
上連結部49aはシートフレーム部18A後端の上クッション支持部51に支持され、下連結部49bはスイングアーム11後端の下クッション支持部39に支持される。これら上下連結部49a,49bを近接離反させるようにコイルスプリング47及びダンパー46が伸縮することで、後輪9を上下動させるエネルギーがコイルスプリング47により吸収されると共にダンパー46により減衰される。なお、リヤクッション21の上部後側には、ダンパー46内の作動油や圧縮ガス等を封入する円筒状のサブタンク46aが略平行に設けられる。
図2,4に示すように、シートフレーム部18Aの後端部すなわち左右シートレール18及びサポートフレーム19の結合部は、これらとは別個の左右結合部材52として構成される。
左右結合部材52は例えば鋳造成型品(又は鍛造成型品)であり、丸形鋼管からなるシートレール18の後端部に連続的に連なる円柱状の上連結部53と、同じく丸形鋼管からなるサポートパイプの後端部に連続的に連なる円柱状の下連結部54と、これら側面視V字状に合流する各連結部53,54の後端側から後方に延出する後連結部55とを一体に形成してなる。
後連結部55には、リヤカウル24a及び灯火器類を支持する不図示の支持フレームがボルト締結等により結合される。すなわち、自動二輪車1は一人乗り用の車両であり、後連結部55に結合する前記支持フレームは必要最小限の剛性を有していればよいが、自動二輪車1が二人乗り用の車両(シート24の後方に後部同乗者用のシートを有する車両)であれば、前記支持フレームを後部同乗者の着座に耐え得る剛性を有するものとすればよい。このとき、前記支持フレームは、左右結合部材52に一体に形成したり、左右シートレール18を結合部材52の後方まで延出して構成するようにしてもよい。
図4を参照し、左右結合部材52は、これらに渡るアッパクロスメンバ56を介して一体に連結される。上下連結部53,54同士の合流部分の車幅方向内側には、アッパクロスメンバ56の左右端部に連続的に連なるメンバ結合部57が一体に形成され、該メンバ結合部57にアッパクロスメンバ56の左右端部が一体に溶接結合される。
左右結合部材52の下連結部54の車幅方向外側には、リヤクッション21の上連結部49aを支持する前記上クッション支持部51が設けられる。上クッション支持部51には車幅方向に沿う連結軸51が一体に突設され、該連結軸51をリヤクッション21の上連結部49aに挿通すると共に、該連結軸51に車幅方向外側から上連結部49aの抜け止め用のボルトを螺着し締め込むことで、上連結部49aが上クッション支持部51に揺動可能に支持される。
以上説明したように、上記実施例におけるリヤクッション支持部構造は、乗員用シート24を支持するシートフレーム部18Aと、後輪9を支持するスイングアーム11との間に、左右一対のリヤクッション21を備える自動二輪車1に適用するものであって、前記スイングアーム11は、前端側がメインフレーム部7Aに支持される左右アーム部32と、該左右アーム部32の後端部に設けられる左右エンドピース36と、前記左右アーム部32の上方に設けられる左右補強フレーム34とを有し、前記左右エンドピース36には、前記左右補強フレーム34の後端部に連続的に連なるフレーム結合部38が一体に形成されると共に、前記左右リヤクッション21の下端部を支持する下クッション支持部39が一体に形成されるものである。
この構成によれば、左右エンドピース36にそれぞれ左右補強フレーム34の後端部に連続的に連なるフレーム結合部38を一体に形成することで、左右エンドピース36と左右補強フレーム34との結合剛性を効率よく高め、もってスイングアーム11全体の剛性を効率よく高めることができる。
そして、左右エンドピース36にそれぞれ下クッション支持部39を一体に形成することで、下クッション支持部39の剛性を効率よく高めることができる。また、下クッション支持部39を別途エンドピース36に溶接結合するような場合と比べて、部品点数削減及び溶接結合廃止による生産性の向上、軽量化並びに精度向上を図ることができる。
また、上記リヤクッション支持部構造は、前記シートフレーム部18Aは、前記メインフレーム部7Aから後方へ延びる左右シートレール18と、該左右シートレール18の下方において前記メインフレーム部7Aから後上がりに延びて左右シートレール18の後部を支持する左右サポートフレーム19と、該左右サポートフレーム19の後端部を左右シートレール18に結合する左右結合部材52とを有し、前記左右結合部材52には、前記左右シートレール18間に渡るアッパクロスメンバ56の左右端部に連続的に連なるメンバ結合部57が一体に形成されると共に、前記左右リヤクッション21の上端部を支持する上クッション支持部51が一体に形成されるものである。
この構成によれば、左右シートレール18及びサポートフレーム19の結合部をそれぞれ一体の左右結合部材52で構成し、かつ該左右結合部材52間をアッパクロスメンバ56で結合することで、シートフレーム部18Aの各構成部材の結合部の剛性を効率よく高めることができる。特に、左右結合部材52にアッパクロスメンバ56の左右端部に連続的に連なるメンバ結合部57を一体に形成することで、左右結合部材52とアッパクロスメンバ56の左右端部との結合剛性も効率よく高めることができる。
そして、前記左右結合部材52にそれぞれ上クッション支持部51を一体に形成することで、上クッション支持部51の剛性を効率よく高めることができる。また、上クッション支持部51を別途シートフレーム部18Aに溶接結合するような場合と比べて、部品点数削減及び溶接構造廃止による生産性の向上、軽量化並びに精度向上を図ることができる。
この発明の実施例における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車のリヤサスペンション周りの左側面図である。 上記自動二輪車のスイングアームの斜視図である。 上記自動二輪車のシートフレームの斜視図である。
符号の説明
1 自動二輪車
7A メインフレーム部(車体メインフレーム)
9 後輪
11 スイングアーム
18A シートフレーム部(シートフレーム)
18 左右シートレール
19 左右サポートフレーム
21 リヤクッション
24 シート(乗員用シート)
32 左右アーム部(左右アーム)
34 左右補強フレーム
36 エンドピース
38 フレーム結合部
39 下クッション支持部
51 上クッション支持部
52 左右結合部材
56 アッパクロスメンバ(クロスメンバ)
57 メンバ結合部

Claims (4)

  1. 乗員用シートを支持するシートフレームと、後輪を支持するスイングアームとの間に、左右一対のリヤクッションを備える自動二輪車のリヤクッション支持部構造において、
    前記スイングアームは、前端側が車体メインフレームに支持される左右アームと、該左右アームの後端部に設けられる左右エンドピースと、前記左右アームの上方に設けられる左右補強フレームとを有し、
    前記左右エンドピースには、前記左右補強フレームの後端部に連続的に連なるフレーム結合部が一体に形成されると共に、前記左右リヤクッションの下端部を支持する下クッション支持部が一体に形成されることを特徴とする自動二輪車のリヤクッション支持部構造。
  2. 前記左右エンドピースは、それぞれ一体の鋳造成型品とされることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のリヤクッション支持部構造。
  3. 前記シートフレームは、前記車体メインフレームから後方へ延びる左右シートレールと、該左右シートレールの下方において前記車体メインフレームから後上がりに延びて左右シートレールの後部を支持する左右サポートフレームと、該左右サポートフレームの後端部を左右シートレールに結合する左右結合部材とを有し、
    前記左右結合部材には、前記左右シートレール間に渡るクロスメンバの左右端部に連続的に連なるメンバ結合部が一体に形成されると共に、前記左右リヤクッションの上端部を支持する上クッション支持部が一体に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車のリヤクッション支持部構造。
  4. 前記左右結合部材は、それぞれ一体の鋳造成型品とされることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車のリヤクッション支持部構造。
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