JP4777864B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、メインフレームに揺動自在に設けられるパワーユニットを備える自動二輪車の改良に関する。
メインフレームに揺動自在に設けられエンジンと変速機とを一体化したパワーユニットを備える自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
国際公開第2004/071858号(図4)
特許文献1の図4において、車両用フレーム組立体は、ヘッドパイプ20(符号は同公報のものを流用する。以下同じ。)からダウンチューブ21が延設され、このダウンチューブ21から車体の左右に円断面形状を有する左サイドチューブ22と右サイドチューブ23とが延設され、これら左サイドチューブ22の後端部と右サイドチューブ23の後端部の間にクロスパイプ25が掛け渡されている。
左サイドチューブ22の後端部から矩形断面を有する角パイプフレーム24が斜め上方に延設されている。角パイプフレーム24は、左側のシートパイプを兼ねる部材である。
また、右サイドチューブ23の後端部から円形断面を有する右サイドチューブ23が外方に張り出しながら斜め上方に延設され、角パイプフレーム24を起点として設けた右側のシートパイプ26に連結されている。
角パイプフレーム24と右サイドチューブ23との間には、エンジン11と変速機とを一体化させたパワーユニットが揺動自在に設けられている。
つまり、特許文献1の技術では、右サイドチューブ23が、外方に張り出して延設され、パワーユニットの右サイドチューブ23への干渉を避けるようにした。
しかし、右サイドチューブ23は、外方に張り出して延設されているので、車幅が拡大し、車両の小型化を図ることが難しく、特に車両のバンク角に影響を与える位置のため改善したいという課題がある。
本発明は、車幅が拡大することなく車両の小型化を図ることができるフレーム構造を有する自動二輪車を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、左右2本のフレームを有するメインフレームと、このメインフレームに揺動自在に設けられるパワーユニットと、このパワーユニットの後部とメインフレームとの間に設けられるリヤクッションユニットと、を備える自動二輪車において、車両を上からみたときに、左右のフレームのうちのいずれか一方のフレームには、パワーユニットと重なる重複部が設けられるとともに、この重複部には、車両の上方に向かってパワーユニットから逃げるように逃げ部が形成され、パワーユニットは、パワーユニットを冷却する外気を取り入れる外気取入部材を備え、この外気取入部材は、車両を上からみたときに、逃げ部と重なるように設けられ、ピボット部にステップフロアを支持するステップフロア支持フレームが直接溶接されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、左右のフレームは、丸パイプフレームと角パイプフレームとを含み、この角パイプフレームには、リヤクッションユニットが結合されるとともに、逃げ部は、丸パイプフレームに設けられていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、左右のフレームは、車両の後方に向かって斜め上方に向かって延設され、車両を側方からみたときに、シート支持部の近傍で重なるように配置されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、車両を構成する車体フレームは、ヘッドパイプと、このヘッドパイプに取り付け斜め後方に延設した後、略水平後方に延設したダウンフレームと、このダウンフレームの後端部に取り付けたクロスメンバと、このクロスメンバの両端から斜め後方に立ち上げた左右のフレームと、これらの左右のフレームの車両前後方向略中間部に配置されるシートクロスフレームとを備え、角パイプフレームは、クロスメンバからシートクロスフレームに向けて、略直線的に延びるものであって、丸パイプフレームは、上方に屈曲してクロスメンバからシートクロスフレームに向けて延びることで、重複部が、車両を側方から見たときに、車両の上方に向かってパワーユニットから逃げるように形成されることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、パワーユニットは、エンジンのシリンダブロックの下方に配置されるピボット部を中心に揺動自在に支持されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車両を上からみたときに、いずれか一方のフレームとパワーユニットとの間には、重複部が設けられるとともに、この重複部には、車両の上方に向かってパワーユニットから逃げるように逃げ部が形成されている。
一方のフレームには逃げ部が形成されているので、パワーユニットとの重複部がある場合でも、パワーユニットが逃げ部に干渉することを避けることができる。
また、この逃げ部は、車両の上方に向かって設けられているので、車幅が拡大することはない。車幅が拡大することがないため、車両の小型化を図ることができる。
また、パワーユニットは、外気取入部材を備え、この外気取入部材は、逃げ部と重なるように設けられているので、車幅の拡大を招くことがなく、車両の小型化を図ることができる。
また、ステップフロア支持フレームは、他の部品を介在させることなくピボットプレートを含むピボット部に直接溶接されているので、車体フレームの構造を簡素化できる。加えて、車体フレームの部品点数を減らすことができる。併せて、車体フレームの構造を簡素化することによって、車体フレームを溶接する溶接工数を低減することができる。さらに、車体フレームの軽量化を図ることができる。
請求項2に係る発明では、逃げ部は、丸パイプフレームに設けられているので、角パイプフレームに較べると、フレームの曲げ加工を容易に行うことができる。
従って、路面からの力は、リヤクッションを介して剛性の高い方の角パイプフレームにて受けるようにし、丸パイプフレームでは軽量化を行うことができる。併せて、丸パイプフレームでは曲げ加工を容易に行うことができるので、フレームの加工費用を低減することもできる。
請求項3に係る発明では、パワーユニットは、外気取入部材を備え、この外気取入部材は、逃げ部と重なるように設けられているので、車幅の拡大を招くことがなく、車両の小型化を図ることができる。
請求項に係る発明では、左右のフレームは、車両の後方に向かって斜め上方に向かって延設されるとともに、シート支持部の近傍で重なるように配置されているので、シートの取付を容易に行うことができる。
また、シートを左右のフレームに取り付けるために新たな部品を追加する必要はない。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図中、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者からみた方向を示す。なお、図面は符号の向きにみるものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図であり、スクータ型車両としての自動二輪車10は、車体フレーム11の後部にピボット軸12を含むリンク機構14を介して、車体フレーム11にパワーユニット15を揺動自在に取り付けた車両である。
パワーユニット15は、駆動源としてのエンジン16と、このエンジン16の後方に設けられている変速機ケース17と、からなる。変速機ケース17には、エンジン16の駆動力を後輪19に伝達するベルト式無段変速機18が内蔵されている。そして、この変速機ケース17を車体フレーム11の後端部に揺動自在に設けることでエンジン16の動力を後輪19に伝達するようにした。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21に取り付け斜め後方に延設した後、略水平後方に延設したダウンフレーム22と、このダウンフレーム22の後端部に取り付けたクロスメンバ23と、このクロスメンバ23から斜め後方に立ち上げた左右のフレーム24L、24Rとからなる。
ダウンフレーム22と、クロスメンバ23と、左右のフレーム24L、24Rとからメインフレーム25が構成されている。
また、自動二輪車10は、ヘッドパイプ21に操舵自在にフロントフォーク26を取り付け、このフロントフォーク26の下端に前輪28を取り付け、フロントフォーク26の上部に操舵ハンドル29を取り付けたものである。
リヤスイングアームを兼ねるパワーユニット15の後端には、後輪19が取り付けられ、パワーユニット15の後部及びフレーム24Lの間には、リヤクッションユニット31が掛け渡されている。
パワーユニット15とクロスメンバ23の間に介在させたリンク機構14は、クロスメンバ23の近傍に設けた支持軸32と、この支持軸32から後方に延設したリンク部材33と、このリンク部材33の後端部に設けたピボット軸12と、を備える。
変速機ケース17の前部17aには、外の空気を取り入れる開口部35が設けられ、この開口部35には、外気導入管としてのダクト36が接続されている。
変速機ケース17に開口部35を設け、この開口部35にダクト36を接続し、このダクト36を用いて外の空気を変速機ケース17内へ供給することでベルト式無段変速機18を冷却するようにした。
パワーユニット15の前部を構成するエンジン16のシリンダブロック37には、吸気装置38及び排気装置39が接続されている。
吸気装置38は、エアクリーナ41と、このエアクリーナ41に接続した燃料供給装置42と、からなる。
排気装置39は、エンジン16に接続し後方に延ばした排気管43と、この排気管43に接続し後方に延ばした消音器44とからなる。
フレーム24L、24Rに、上方へ開口する収納ボックス45が設けられ、この収納ボックス45の上方に乗員が跨って座るシート46が設けられ、この収納ボックス45の後方に燃料タンク47が配置され、これらの収納ボックス45と燃料タンク47の上方からシート46が開閉可能に取り付けられている。
51は同乗者用ステップフレーム、52はステップフロア58を支持するステップフロア支持フレーム、53はグラブレール、54はフロントブレーキユニット、55はフロントフェンダ、56はカウル部材、57はリヤフェンダである。
すなわち、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11に揺動自在に設けられエンジン16の駆動力を後輪に伝達するベルト式無段変速機18を内蔵する変速機ケース17と、車体フレーム11の上方に設けられ乗員が跨って座るシート46と、このシート46の下方に設けられ物を収納する収納ボックス45と、収納ボックス45と変速機ケース17の間に設けられ外気を変速機ケース17に導くダクト36とを備えるスクータ型車両である。
図2は本発明に係るエンジンの周囲に配置されるエンジン冷却機構を説明する断面図、図3は本発明に係るエンジンの周囲に配置されるエンジン冷却機構を説明する斜視図である。以下、図2と図3を参照して説明を行う。
エンジン冷却機構60は、エンジン16のシリンダブロック37の周囲にケース部材61を設け、このケース部材61の側方にこのケース部材61に外気を供給するファン62を設け、このファン62の側方に外気取入口63を有する外気取入部材64を設けてなる。
ケース部材61の前端部はエンジン16の前部16fに係合され、ケース部材61の後端部はボルト65を介して変速機ケース17に取り付けられている。
ファン62は、エンジン16のクランクシャフト66に連結されている。エンジン16の回転に伴いファン62が回転し、外気取入口63からケース部材61の内側に外気を取り込むようにした。
外気取入口63を有する外気取入部材64は車両の右側方に設けられ、ケース部材61の下部には、排熱空気を排出する排出口67が設けられている。外気取入口63から外気を取り入れ、外気をこのケース部材61とエンジン16との間に通し、エンジン16により加熱された排熱空気を排出口67から排出することでエンジン16を冷却するようにした。図中、68はケース部材61に外気取入部材64を固定するボルトである。
図4は本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を説明する左側面図、図5は図4の5矢視図である。以下、図4及び図5を参照して説明を行う。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21に取り付け斜め後方に延設した後、略水平後方に延設した1本のダウンフレーム22と、このダウンフレーム22の後端部に左右方向水平に取り付けたクロスメンバ23と、このクロスメンバ23両端部の側面23s、23sから斜め後方に立ち上げた左右のフレーム24L、24Rとを備える。
図中、71はカウル部材を支持するブラケット、72はヘッドパイプ21とダウンフレーム22との間の結合強度を高める補強部材、73は左右のフレーム24L、24Rの間に掛け渡し収納ボックス(図1の符号45)などを支持するたクロスフレーム、74L、74Rはパワーユニット15を支持するピボットプレート、75はシートクロスフレーム、76はリヤクロスフレーム、77はリヤクッションユニット31を取り付けるクッションブラケット、78はリヤフェンダ57を取り付けるブラケットである。
図2に戻って、車両を上からみたときに、左右のフレーム24L、24Rのうちの右側のフレーム24Rには、パワーユニット15と重なる重複部81が設けられ、この重複部81には、車両の上方に向かってパワーユニット15から逃げるように逃げ部82が形成されている。
図4を参照して、逃げ部82とは、重複部81であって、車体フレーム11を側方からみたときに、右側のフレーム24Rが、左側のフレーム24Lよりも上方にある領域をいう。
左右のフレーム24L、24Rは、丸パイプフレーム83と角パイプフレーム84とを含み、逃げ部82は、右側のフレーム24Rを構成する丸パイプフレーム83に設けられている。また、角パイプフレーム84には、リヤクッションユニット31が結合される。
逃げ部82は、丸パイプフレーム83に設けられているので、角パイプフレーム84に較べると、逃げ部82を含めたフレームの加工を容易に行うことができる。従って、路面からの力は、リヤクッション31を介して剛性の高い方の角パイプフレーム84にて受けるようにし、丸パイプフレーム83では軽量化を行うことができる。併せて、丸パイプフレーム83では曲げ加工を容易に行うことができるので、車体フレーム11の加工費用を抑えることができる。
図2を参照して、詳細には、パワーユニット15は、パワーユニット15を冷却する外気を取り入れる外気取入部材64を備える。この外気取入部材64は、車両を上からみたときに、逃げ部82と重なるように設けられている。
従来、パワーユニット15に備える外気取入部材64との干渉を避けるため、メインフレーム25の一部は外方に張り出すように延設されているので、車幅の拡大を招いていた。
この点、本発明では、外気取入部材64は、逃げ部82と重なるように設けられているので、車幅の拡大を避けることができ、車両の小型化を図ることができる。
図1に戻って、左右のフレーム24L、24Rは、車両の後方に向かって斜め上方に向かって延設され、車両を側方からみたときに、シートクロスフレーム75とリヤクロスフレーム76とが含まれるシート支持部85の近傍で重なるように配置されている。
左右のフレーム24L、24Rは、車両の後方に向かって斜め上方に向かって延設されるとともに、シート46を支持するシート支持部85の近傍で重なるように配置されているので、新たな部品を追加することなく、シート46の取付を容易に行うことができる。
図6は図4の6部拡大図であり、クロスメンバ23の左端部にプレート状に形成されピボット穴87を有する左のピボットプレート74Lが溶接により取り付けられ、この左のピボットプレート74Lの外方にステップフロア支持フレーム52、同乗者用ステップフレーム91及びスタンド(図1の符号52)用ブラケット92が各々溶接により取り付けられている。なお、ステップフロア支持フレーム52は、ステップフロア(図1の符号58)を支持する部材である。ピボット穴87には支持軸(図1の符号32)が取り付けられる。
図7は図5の7−7線断面図であり、クロスメンバ23の右端部にプレート状に形成されピボット穴87を有する右のピボットプレート74Rが溶接により取り付けられ、この右のピボットプレート74Rの外方にステップフロア支持フレーム52及び同乗者用ステップフレーム91が各々溶接により取り付けられている。
ピボット穴87には支持軸(図1の符号32)が取り付けられる。
図5に戻って、スクータ型車両20のフレーム構造は、メインフレーム25と、このメインフレーム25に設けられ、パワーユニット(図1の符号15)を揺動自在に連結するピボット部86と、このピボット部86を構成するピボットプレート74L、74Rに設けられ、ステップフロア(図1の符号58)を支持するステップフロア支持フレーム52、52と、を備える。
上述したように、クロスメンバ23は、ピボット部86に直接溶接されている。また、ステップフロア支持フレーム91、91は、ピボット部86に直接溶接されている。
本実施例において、車体フレーム11の材質は炭素鋼であるが、アルミニウム合金にすることは差し支えない。
溶接は、各々のワークの境界に溶加材を溶融・付加させてワーク同士を接合するすみ肉溶接である。溶接法は、アーク溶接法によって行われるが、この他、ガス溶接法、レーザ溶接法などの方法を利用することは差し支えない。
以上に述べた自動二輪車のフレーム構造の作用を次に述べる。
図2に戻って、一方のフレームとしての右フレーム24Rには逃げ部82が形成されているので、この右フレーム24Rとパワーユニット15とが重複する重複部81がある場合でも、パワーユニット15の逃げ部82への干渉を避けることができる。
また、この逃げ部82は、車両の上方に向かって設けられているので、車幅が拡大することはない。車幅が拡大することがないため、車両の小型化を図ることができる。
図8はメインフレームとパワーユニットの間の位置関係を説明する作用図である。
重複部81には、車両の上方に向かってパワーユニット15から逃げるように逃げ部82が形成されている。メインフレーム25に逃げ部82を形成したので、パワーユニット15が上下に大きく揺動しても、パワーユニット15がメインフレーム25へ干渉することを回避することができ、後輪19のクッションストロークを大きくとることができる。パワーユニット15が揺動したときに、外気取入部材64がメインフレーム25に干渉する虞はない。
図中、エアクリーナ41の一部がフレーム24L、24Rに重なっているが、エアクリーナ41は、左側のフレーム24Lと右側のフレーム24Rの間に配置されているため、エアクリーナ41とフレーム24L、24Rとが干渉することはない。
図5に戻って、ステップフロア(図1の符号58)を支持するステップフロア支持フレーム52、52は、他の部品を介在させることなくピボットプレート74L、74Rを含むピボット部86、86に直接溶接されているので、車体フレーム11の構造を簡素化できる。加えて、車体フレーム11の部品点数を減らすことができる。併せて、車体フレーム11の構造を簡素化することによって、車体フレーム11を溶接する溶接工数を低減することができる。さらに、車体フレーム11の軽量化を図ることができる。
図1と図2とを参照して、一方の側に角パイプフレーム84に較べて加工が容易な丸パイプフレーム83が、外気取入部材64が配置される側に配置されることで、パワーユニット15との干渉を容易に回避させることができる。
また、他方の側に角パイプフレーム84が配置されることで、リヤクッションユニット31が接続される左側のフレーム24Lに十分な強度をもたせることができる。
尚、本発明に係るフレーム構造は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。
また、請求項1では、左右のフレームを丸パイプフレームのみで構成しても良いし、角パイプフレームのみで構成しても良い。
本発明は、スクータ型自動二輪車に好適である。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 本発明に係るエンジンの周囲に配置されるエンジン冷却機構を説明する断面図である。 本発明に係るエンジンの周囲に配置されるエンジン冷却機構を説明する斜視図である。 本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を説明する左側面図である。 図4の5矢視図である。 図4の6部拡大図である。 図5の7−7線断面図である。 メインフレームとパワーユニットの間の位置関係を説明する作用図である。
符号の説明
10…自動二輪車、15…パワーユニット、24L…左のフレーム、24R…右のフレーム、25…メインフレーム、31…リヤクッションユニット、64…外気取入部材、81…重複部、82…逃げ部、83…丸パイプフレーム、84…角パイプフレーム。

Claims (5)

  1. 左右2本のフレーム(24L、24R)を有するメインフレーム(25)と、このメインフレーム(25)設けたピボット部(86)と、このピボット部(86)に下方へ揺動自在に設けられるパワーユニット(15)と、このパワーユニット(15)の後部と前記メインフレーム(25)との間に設けられるリヤクッションユニット(31)と、を備える自動二輪車において、
    車両を上からみたときに、前記左右のフレーム(24L、24R)のうちのいずれか一方のフレームには、前記パワーユニット(15)と重なる重複部(81)が設けられ、この重複部(81)には、車両の上方に向かって前記パワーユニット(15)から逃げるように逃げ部(82)が形成され、
    前記パワーユニット(15)は、前記パワーユニット(15)を冷却する外気を取り入れる外気取入部材(64)を備え、この外気取入部材(64)は、車両を上からみたときに、前記逃げ部(82)と重なるように設けられ、
    前記ピボット部(86、86)にステップフロア(58)を支持するステップフロア支持フレーム(52、52)が直接溶接されていることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記左右のフレーム(24L、24R)は、丸パイプフレーム(83)と角パイプフレーム(84)とを含み、この角パイプフレーム(84)には、前記リヤクッションユニット(31)が結合されるとともに、前記逃げ部(82)は、前記丸パイプフレーム(83)に設けられていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車
  3. 前記左右のフレーム(24L、24R)は、車両の後方に向かって斜め上方に向かって延設され、車両を側方からみたときに、シート支持部(85)の近傍で重なるように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項記載の自動二輪車。
  4. 前記車両を構成する車体フレーム(11)は、ヘッドパイプ(21)と、このヘッドパイプ(21)に取り付け斜め後方に延設した後、略水平後方に延設したダウンフレーム(22)と、このダウンフレーム(22)の後端部に取り付けたクロスメンバ(23)と、このクロスメンバ(23)の両端から斜め後方に立ち上げた左右のフレーム(24L、24R)と、これらの左右のフレーム(24L、24R)の車両前後方向略中間部に配置されるシートクロスフレーム(75)とを備え、
    前記角パイプフレーム(84)は、前記クロスメンバ(23)から前記シートクロスフレーム(75)に向けて、略直線的に延びるものであって、
    前記丸パイプフレーム(83)は、上方に屈曲して前記クロスメンバ(23)から前記シートクロスフレーム(75)に向けて延びることで、前記重複部(81)が、車両を側方から見たときに、車両の上方に向かって前記パワーユニット(15)から逃げるように形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車。
  5. 前記パワーユニット(15)は、エンジン(16)のシリンダブロック(37)の下方に配置される前記ピボット部(86)を中心に揺動自在に支持されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の自動二輪車。
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