JP2011194474A - ボトル缶の製造方法およびボトル缶 - Google Patents

ボトル缶の製造方法およびボトル缶 Download PDF

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Abstract

【課題】ボトル缶に更なる購買意欲喚起機能を具備させることが可能になるとともに、このようなボトル缶を高精度に形成することができるボトル缶の製造方法およびボトル缶を提供する。
【解決手段】このボトル缶の製造方法およびボトル缶は、胴部を有する有底筒状体Wの開口部に複数回ネックイン加工を施し、胴部と肩部3と、肩部3の缶軸方向上端に連設され、上方へ延在した口金部形成予定部4aとを形成した後に、これら3、4aの連結部分、および肩部3と胴部との連結部分の少なくとも一方に、第1凸部11を形成した後に、第1凸部11を径方向内方へ折り曲げる等しながら、肩部3を缶胴の内側に向けて押圧して、この肩部3に溝部10を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボトル缶の製造方法およびボトル缶に関する。
本願は、2004年10月20日に出願された特願2004−305533号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来から、飲料水等はアルミニウム合金等により形成された缶に充填され販売されているが、近年においては、着脱可能なキャップが螺着されるボトル缶に充填されたものが提供されている。ここで、ボトル缶は一般に、大形の胴部と、胴部上端から上方へ向かうに従い漸次縮径した肩部と、肩部の上端から上方へ延在した小径の口金部とを備え、この口金部に形成された雄ねじ部に前記キャップが螺着される構成とされている。
そして、このボトル缶は、金属板にDI加工を施して有底筒状体を形成した後に、この筒状体の開口部に複数回ネックイン加工を施し、前記胴部と、前記肩部と、この肩部の上端に連設されるとともに、上方へ延びる口金部形成予定部とを形成し、その後、この筒状体に絞り加工、ねじ成形加工、およびカール部形成加工等を施すことにより形成されている。
ところで、この種のボトル缶においては、近年、需要者の購買意欲を喚起する等のために、例えば様々な模様が付される等、優れた意匠性を具備させることが要求されている。このようなボトル缶を得る手段として、従来から例えば印刷やエンボス加工等が採用されている。後者のエンボス加工については、例えば、下記特許文献1および2に示されるような方法が知られている。
まず、特許文献1においては、内周面が前記肩部の傾斜形状と略同形状に形成されるとともに、この内周面に、径方向内方へ突出し、かつその傾斜方向に延びる押圧部が周方向に複数形成された筒状の金型を、有底筒状体の開口部と対向させ、かつ互いが略同軸となるように配した後に、この金型と前記有底筒状体とをこの有底筒状体の軸方向に相対的に接近移動させて、前記金型の内側に前記有底筒状体の開口部を挿入することによって、前記押圧部により前記肩部を缶胴の内側へ向けて押圧し、この肩部にその傾斜方向に延びる溝部を周方向に複数形成する方法が開示されている。
次に、特許文献2には、互いに平行な回転軸線を中心に回転可能に支持された第1回転体および第2回転体を備えさせ、前記第1回転体を有底筒状体の内側に配置するとともに、前記第2回転体を前記有底筒状体の外側に配置した後に、前記第1、第2回転体を互いに接近させ、各回転体の外周部により前記有底筒状体の胴部を挟み込んだ状態で、前記第1、第2回転体をこれらの回転軸線回りに回転させることにより、前記胴部にエンボス加工を施す(凹凸部を形成する)方法が開示されている。
この特許文献2のような製造方法では、前記第1、第2回転体により前記胴部の外周面のみならず内周面をも拘束してエンボス加工を施すので、この胴部に高精度な前記凹凸部を形成することができる。すなわち、前記第1、第2回転体の外周部により前記胴部を挟み込むと、例えば前記第1回転体の外周面にその軸方向に延在する凹部が形成されるとともに、前記第2回転体の外周面に第1回転体と同様にして凸部が形成された構成において、第2回転体の前記凸部が前記胴部を介して第1回転体の前記凹部に嵌入されることになる。つまり、缶胴のメタルが周方向へ流れることが抑制されて、主として径方向内方へ向けて折り曲げられることになる。このため、第2回転体の凸部の外形形状を前記胴部に高精度に転写することができるようになっている。
特開2004−123231号公報 特表2000−515072号公報
しかしながら、前記特許文献1記載の製造方法では、前記溝部を形成するに際し、前記金型の前記押圧部により、前記肩部の外周面を内側に向けて押圧するのみで、肩部の内周面側は無拘束とされていたので、前記溝部を高精度に形成することが困難であるという問題があった。すなわち、肩部の内周面側を無拘束とした状態で、前記金型の前記押圧部により前記肩部の外周面を押圧すると、この肩部においては、周方向および軸方向の双方へ向けたメタル流れが発生することによって、前記押圧部により押圧される部分が缶胴の内側へ向けて変形移動するのみならず、その周辺に位置する部分もこれに引き込まれるようにして変形移動することになり、この溝部を肩部の外周面から急峻に凹ませて形成すること、つまり明瞭に視認できる溝部を形成することが困難であるという問題があった。
なお、以上のような問題を解決するための手段として、前記肩部の内側にも金型を挿入配置して、この金型と前記肩部の外周面を押圧する前記金型とで、前記特許文献2記載の製造方法のように、これらの金型の外周部により肩部を挟み込むことが考えられるが、前述のように、胴部とこの胴部の上端から上方へ向かうに従い漸次縮径した肩部と、この肩部の上端から上方へ延在した小径の口金部とを備えるボトル缶の構成においては、肩部の内側に金型を配置することができないので、このような方法は採用することができない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、ボトル缶に更なる購買意欲喚起機能を具備させることが可能になるとともに、このようなボトル缶を高精度に形成することができるボトル缶の製造方法およびボトル缶を提供することを目的とする。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明のボトル缶の製造方法は、大径の胴部と、この胴部の缶軸方向上端部に連設されるとともに、上方へ向かうに従い漸次縮径された肩部と、この肩部の缶軸方向上端部に連設されるとともに、上方へ延在した口金部とが備えられ、前記口金部に形成された雄ねじ部にキャップが螺着される構成とされたボトル缶を製造するボトル缶の製造方法であって、前記胴部を有する有底筒状体の開口部に複数回ネックイン加工を施し、前記胴部と前記肩部と、この肩部の缶軸方向上端部に連設され、上方へ延在した口金部形成予定部とを形成した後に、前記肩部と前記口金部形成予定部との連結部分、および前記肩部と前記胴部との連結部分の少なくとも一方に、その全周に亙って延在する径方向外方へ凸とされた第1凸部を形成し、その後、前記肩部の上端部と下端部とをこの肩部の傾斜方向で結ぶ直線上を、缶胴の内側へ向けて押圧して、前記傾斜方向に延びる溝部を周方向に複数形成し、この際、前記直線上の下端部を、三角形状の金型面によって、この金型面がなす前記三角形状の一つの頂点を前記直線上の下端部における上端に位置させて押圧し、前記直線上において前記第1凸部が位置する部分を、この第1凸部を径方向内方へ向けて折り曲げ、または径方向内方へ向けて押し潰す。
この場合、前記第1凸部を径方向内方へ向けて折り曲げながら、または径方向内方へ向けて押し潰しながら、前記溝部を形成するので、前記第1凸部のうち、折り曲げ等されていない部分が、折り曲げ等されている部分の径方向内方へ向けた変形移動に引き込まれることを防ぐことができる。すなわち、前記第1凸部のうち、前記折り曲げ等されていない部分に、前記引き込まれに対して抗する力を具備させること、いわば径方向外方へ向けた張り出し力を具備させることができる。これにより、肩部の外周面から急峻に凹んで形成されて明瞭に視認できる溝部を備える意匠性に優れたボトル缶を形成することが可能になる。
また、前記溝部を形成する際に、前記第1凸部によって、前記口金部形成予定部および胴部の少なくとも一方のメタルが前記肩部に向けて流れる、あるいは前記溝部に引き込まれることを抑えることが可能になり、深さの深い溝部を形成することができるとともに、口金部形成予定部および胴部の少なくとも一方に、しわが発生することを抑えることができる。
さらに、前記肩部の下端部を前記三角形状の金型面で押圧するので、前記溝部を形成したことによって、胴部にしわが発生することをさらに確実に防ぐことが可能になる。
さらにまた、肩部の前記直線上を押圧して前記溝部を形成するので、肩部の前記傾斜方向に直進する溝部を形成することが可能になる。
以上により、意匠性に優れたボトル缶を形成することが可能になる。
なお、上記に代えて、前記胴部を有する有底筒状体の開口部に複数回ネックイン加工を施し、前記胴部と、前記肩部と、この肩部の缶軸方向上端に連設され、上方へ延在した口金部形成予定部とを形成し、その後、前記肩部の上端部および下端部の少なくとも一方に、缶胴の外側へ凸とされた肉余り部を形成した後に、この肉余り部を押し潰しながら、前記肩部を缶胴の内側へ向けて押圧し、この肩部にその傾斜方向に延びる溝部を形成してもよい。
ここで、前記第1凸部は、前記肩部と前記口金部形成予定部との連結部分に形成されて、前記直線は、前記第1凸部が折り曲げられた部分、または押し潰された部分と、前記金型面がなす前記三角形状の一つの頂点により押圧される部分とを、この肩部の傾斜方向で結ぶ直線としてもよい。
この場合、肩部の前記傾斜方向に直進する溝部を確実に形成することが可能になる。
また、前記肩部および前記口金部形成予定部を形成した後に、前記口金部形成予定部の下端部から前記肩部の上端部にかけた部分を径方向内方へ押圧し、この部分を縮径して、前記肩部と前記口金部形成予定部との連結部分に前記第1凸部を形成し、その後、前記第1凸部を径方向内方へ向けて折り曲げながら、または径方向内方へ向けて押し潰しながら、前記肩部を缶胴の内側へ向けて押圧して、前記溝部を形成してもよい。
この場合、前記第1凸部を径方向内方へ向けて折り曲げながら、または径方向内方へ向けて押し潰しながら、前記溝部を周方向に複数形成するので、口金部の真円度を低下させることなく前記溝部を容易に形成することが可能になる。すなわち、前記ネックイン加工後に前記第1凸部を形成することで、ネックイン加工によって、前記口金部形成予定部の真円度が低下しても、これを矯正することが可能になり、この部分の真円度の低下を抑制することができる。
さらに、前記溝部を形成するに際し、前記第1凸部を缶胴の内側へ折り曲げる、または押し潰すことにより、この折り曲げ等された第1凸部が起点となり、比較的小さい押圧力を前記肩部に負荷することで、前記溝部が前記肩部の傾斜方向における上端から下端に向けて順次延びるように形成されることになる。例えば、前記有底筒状体がDI加工により形成された場合には、この加工によるこの筒状体が有する金属結晶の配向性と相俟って、前記溝部を特に容易かつ高精度に形成することができるとともに、この溝部形成時に前記胴部が座屈することを抑制することができる。
また、前記溝部を形成するに際し、内周面が前記肩部の傾斜形状と略同形状に形成されるとともに、この内周面に、径方向内方へ突出し、かつ略傾斜方向に延びる押圧部が周方向に複数形成された筒状の金型を、前記有底筒状体の開口部と対向させ、かつ互いが略同軸となるように配した後に、この金型と前記有底筒状体とをこの有底筒状体の軸方向に相対的に接近移動させて、前記金型の内側に前記有底筒状体の開口部を挿入することによって、前記押圧部により前記肩部を缶胴の内側へ向けて押圧し、前記溝部を、次式、
L1=h/cosα
a1=2・r・sin(360°/(2・n))
a2=2・sin(360°/(2・n))・(r−h・tanα)
L2=a2・L1/(a1−a2)
θ=2・asin(a2/2・L)
但し、
L1:肩部の傾斜方向における大きさ
a1:溝部の缶軸方向下端における幅
a2:溝部の缶軸方向上端における幅
L2:溝部の周方向両端部を缶軸方向上方へ延長したときの延長線の交点と、肩部の缶軸方向上端との距離
n:溝部の本数(8本以上22本以下)
r:胴部外周面の半径
h:肩部の缶軸方向における大きさ
α:缶軸と肩部の外周面とがなす角度
を満たすように、周方向に複数形成してもよい。
この場合、前記溝部が前述した式を満たして形成されるので、優れた意匠性を有するボトル缶を確実に形成することができる。
すなわち、前記溝部の本数が22本より多いと、前記金型において、隣合う前記押圧部同士の間隔が小さくなり、前記溝部の形成時における前記肩部の変形が前記押圧部により拘束され、溝部を適切な深さおよび長さ(肩部の傾斜方向)で形成できない。また、前記溝部の本数が8本より少ないと、溝形状として成立し得ずボトル缶に意匠性を具備させることができない。
さらに、前記溝部を形成した後に、前記口金部形成予定部のうち、その缶軸方向下端部を除いた部分に絞り加工を施し、この部分を縮径して、この口金部形成予定部の缶軸方向下端部に、径方向外方へ凸とされた第2凸部を形成してもよい。
この場合、前記溝部を形成した後に前記第2凸部を形成するので、前記溝部を形成したことにより、前記口金部形成予定部の真円度が低下した場合でも、これを矯正することが可能になる。
また、前記第1凸部を形成した後に、前記口金部形成予定部のうち、その缶軸方向下端部を除いた部分に絞り加工を施し、この部分を縮径して、この口金部形成予定部の缶軸方向下端部に、径方向外方へ凸とされた第2凸部を形成し、その後、前記溝部を形成してもよい。
この場合、前記溝部を形成する前に前記第2凸部を形成するので、前記溝部の形成時に作用する負荷に対する前記口金部形成予定部の剛性を向上させることが可能になり、前記溝部を形成した際に、前記口金部形成予定部の真円度が低下することを抑制することができる。また、この溝部を形成する際に、前記肩部に作用する押圧力が前記口金部形成予定部に伝達しようとした場合でも、この押圧力を前記第2凸部によりせき止めることが可能になり、前記口金部形成予定部にしわが発生することを抑制することができる。
さらに、缶内圧を0.05MPa以上0.70MPa以下にした状態で、前記溝部を形成してもよい。
この場合、前記溝部を形成する際に、前記胴部が座屈することを抑制することができる。
また、本発明のボトル缶は、大径の胴部と、この胴部の缶軸方向上端部に連設されるとともに、上方へ向かうに従い漸次縮径された肩部と、この肩部の缶軸方向上端部に連設されるとともに、上方へ延在した口金部とが備えられ、前記口金部に形成された雄ねじ部にキャップが螺着される構成とされたボトル缶であって、請求項1から6のいずれかに記載のボトル缶の製造方法により形成され、前記溝部は、前記肩部の傾斜方向の下端部を除いた部分が、缶軸に直交する断面視がV字状とされるとともに、前記傾斜方向の下端部は、径方向外方から見た側面視が三角形状とされて、この三角形状をなす三つの頂点のうち、一つが前記傾斜方向の上端に位置されるとともに前記V字状の底部の前記傾斜方向における下端に位置し、残りの二つがこの肩部の前記傾斜方向における下端の周方向両端に位置されている。
この場合、肩部に形成された溝部が、この肩部の外周面から急峻に凹んで明瞭に視認できるので、意匠性に優れたボトル缶を提供することができる。
ここで、前述したボトル缶の製造方法において、前記有底筒状体の底部を保持する保持装置と、この有底筒状体を各種形状に成形する複数の成形ツールを有するツール保持部とを備え、このツール保持部に設けられた前記各成形ツールによって順次前記有底筒状体に対して加工を施すことによりボトル缶を成形する構成とされた装置を用い、前記成形ツールの一つとして、内周面が前記肩部の傾斜形状と略同形状に形成されるとともに、この内周面に、径方向内方へ突出し、かつ略傾斜方向に延びる押圧部が周方向に複数形成された筒状の金型を備えさせ、この金型を前記有底筒状体の開口部と対向させ、かつ互いが略同軸となるように配した後に、この金型と前記有底筒状体とをこの有底筒状体の軸方向に相対的に接近移動させて、前記金型の内側に前記有底筒状体の開口部を挿入することによって、前記押圧部により前記肩部を押圧して、前記溝部を形成してもよい。
この場合、複数の前記溝部を前記肩部の全周に亙って一度の加工で形成することが可能になり、高効率生産を実現することができるとともに、前記肩部に作用する負荷を全周に亙って均一にすることが可能になるので、前記口金部形成予定部の真円度が低下することを最小限に抑制することができる。
本発明によれば、意匠性に優れたボトル缶を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態として示したボトル缶の製造方法において、各工程毎における有底筒状体の開口部の一部断面側面図である。 図2は、本発明の一実施形態として示したボトル缶の製造方法により形成されたボトル缶を示す側面図である。 図3は、図2に示す溝部の一部拡大断面図である。 図4は、図2に示すボトル缶の一部斜視図である。 図5は、図4に示すボトル缶の各部の寸法を示す図である。 図6は、図1に示すボトル缶の製造方法を実施するためのボトル缶製造装置の側面図である。 図7は、図6に示すボトル缶製造装置のX1−X1線矢視図である。 図8は、図6に示すツール保持部の成形ツールの一つである溝部形成金型の平面図である。 図9は、図8に示す溝部形成金型のX2−X2線矢視断面図である。 図10は、図9に示す溝部形成金型のX3−X3線矢視断面図である。 図11は、本発明の他の実施形態として示したボトル缶の製造方法において、第1工程を経たときの有底筒状体の開口部の一部断面側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施例について説明する。ただし、本発明は以下の各実施例に限定されるものではなく、例えばこれら実施例の構成要素同士を適宜組み合わせてもよい。
まず、図2に従い、形成するボトル缶1について説明する。
ボトル缶1は、例えばアルミニウム若しくはアルミニウム合金等により形成され、大径の胴部2と、胴部2の缶軸方向上端に連設されるとともに、上方へ向かうに従い漸次縮径された肩部3と、肩部3の缶軸方向上端に連設されるとともに、上方へ延在した口金部4とを備え、口金部4に雄ねじ部5が形成され、この雄ねじ部5に図示されないキャップが螺着される構成とされている。
さらに、雄ねじ部5の缶軸方向下端に径方向外方へ凸とされた膨出部6が連設されている。この膨出部6は、下方に向かうに従い漸次拡径された拡径部と、径方向外方へ曲面状に凸とされた頂部と、下方に向かうに従い漸次縮径された縮径部とがこの順に、その上端から下方に向かって順次連設された構成とされている。そして、前記縮径部の缶軸方向下端に、下方に延びる小径部8が連設され、この小径部8の下端に、膨出部6よりも小さく径方向外方へ凸とされた第2凸部7が連設されている。
ここで、口金部4の缶軸方向上端部は、径方向外方へ折り曲げられたカール部9とされている。以上により、口金部4は、カール部9と、雄ねじ部5と、膨出部6と、小径部8と、第2凸部7とがこの順に、缶軸方向上端から下端に向けて連設された構成とされている。そして、口金部4は、第2凸部7を介して肩部3と滑らかに連結された構成とされている。
ここで、第2凸部7の缶軸方向下端に連設された肩部3には、その傾斜方向に延びる溝部10が周方向に複数形成されている。本実施形態の溝部10は、図3に示すように、肩部3の傾斜方向に延在するとともに、この傾斜方向の上端から下端に向かうに従い漸次幅(周方向における大きさ)が広くされて、前記傾斜方向に延在している。
また、溝部10の、前記傾斜方向の上端部10dおよび下端部10eを除いた部分は、径方向内方に凸となる曲面状に形成された底部10b、およびこの底部10bの周方向両端から各々径方向外方へ向けて延びる2つの側壁部10a、10aにより構成されている。これにより、肩部3の傾斜方向の上端部10dおよび下端部10eを除いた部分は、缶軸に直交する断面視がV字状とされている。そして、前記複数の溝部10同士は、径方向外方に凸となるように曲面状に形成された頂部10cを介して周方向で連結されている。
溝部10の前記上端部10dは、その上端に向かうに従い漸次、後述する深さEが浅くなる傾斜形状とされ、同様に下端部10eは、その下端に向かうに従い漸次深さEが浅くなる傾斜形状とされている。言い換えると、溝部10の前記上端部10dは、その上端から下方に向かうに従い漸次径方向内方へ向けた変位量が大きくされ、溝部10の前記下端部10eは、その下端から上方に向かうに従い漸次径方向内方へ向けた変位量が大きくされている。
また、溝部10の前記下端部10eは、図2および図4に示すように、径方向外方から見た側面視が三角形状とされて、この三角形状をなす三つの頂点10f、10g、10hのうち、一つ10fが前記傾斜方向の上端に位置されるとともに前記V字状の底部10bの前記傾斜方向における下端に位置され、二つ10g、10hがこの肩部3の前記傾斜方向における下端の周方向両端に位置されている。
このように構成された溝部10は、図4に示す大きさが次式、
L1=h/cosα
a1=2・r・sin(360°/(2・n))
a2=2・sin(360°/(2・n))・(r−h・tanα)
L2=a2・L1/(a1−a2)
θ=2・asin(a2/2・L)
但し、
L1:肩部3の傾斜方向における大きさ
a1:溝部10の缶軸方向下端における幅
a2:溝部10の缶軸方向上端における幅
L2:溝部の周方向両端部(頂部10c)を缶軸方向上方へ延長したときの延長線の交点Kと、肩部3の缶軸方向上端との距離
n:溝部10の本数(8本以上22本以下)
r:胴部2の外周面における半径
h:肩部3の缶軸方向における大きさ
α:缶軸と肩部3の外周面とがなす角度
を満たして形成される。
ここで、溝部10の本数を異ならせたときに、以上の関係式に基づいて、L1、a1、a2、L2、θを算出した結果を図5に示す。なお、図3に示す、溝部10の深さE、つまり肩部3の傾斜方向と直交する方向における頂部10cと底部10bとの外表面同士の距離Eは0.1mm以上4.0mm以下とされ、頂部10cの外表面における曲率半径は0.13mm以上0.80mm以下とされ、底部10bの外表面における曲率半径は0.13mm以上0.80mm以下とされている。また、溝部10の側壁部10a、底部10b、および頂部10cの肉厚はともに、0.1mm以上0.25mm以下とされている。
また、前記交点Kから肩部3の上端までの缶軸方向における距離Hが約38.6mm、肩部3の缶軸方向における大きさhが約22.75mm、缶軸と肩部3の外周面とがなす角度αが約28°、溝部10の本数が14本とされたボトル缶1において、前記交点Kから缶軸方向下方に43mm離れた位置の溝部10における、周方向で隣合う側壁部10a、10aの外周面同士がなす角度θ1(図3参照)は161°で、前記交点Kから缶軸方向下方に50mm離れた位置の溝部10における前記角度θ1は166°で、前記交点Kから缶軸方向下方に53mm離れた位置の溝部10における前記角度θ1は165°で、前記交点Kから缶軸方向下方に55mm離れた位置の溝部10における前記角度θ1は166°であることが確認された。
さらに、このボトル缶1において、前記交点Kから缶軸方向下方に43mm離れた位置の溝部10における、周方向で隣合う側壁部10a、10aの内周面同士がなす角度θ2(図3参照)は140°で、前記交点Kから缶軸方向下方に50mm、53mm、55mm離れた各位置の溝部10における前記角度θ2はそれぞれ144°であることが確認された。
また、前記交点Kから肩部3の缶軸方向上端までの缶軸方向における距離Hが約38.6mm、肩部3の缶軸方向における大きさhが約22.75mm、缶軸と肩部3の外周面とがなす角度αが約28°、溝部10の本数が16本とされたボトル缶1において、前記交点Kから缶軸方向下方に43.2mm離れた位置の溝部10における、前記角度θ1は159°で、前記交点Kから缶軸方向下方に50.2mm、53.2mm、55.2mm離れた各位置の溝部10における前記角度θ1はそれぞれ162°であることが確認された。
さらに、このボトル缶1において、前記交点Kから缶軸方向下方に43.2mm離れた位置の溝部10における前記角度θ2は141°で、前記交点Kから缶軸方向下方に50.2mm、53.2mm離れた各位置の溝部10における前記角度θ2はそれぞれ144°で、前記交点Kから缶軸方向下方に55.2mm離れた位置の溝部10における前記角度θ2は143°であることが確認された。
以上により、溝部10の前記角度θ1およびθ2は、肩部3の傾斜方向における全長に亙って略一定に保たれていることが確認された。
次に、以上のように構成されたボトル缶1を製造するための製造装置について説明する。図6において、ボトル缶製造装置20は、有底筒状体Wを保持するワーク保持部30と、この有底筒状体Wに各種成形加工を施す成形ツール42を保持するツール保持部40と、両保持部30、40を駆動する駆動部22とを備えている。これらの保持部30、40は、有底筒状体Wを保持するワーク保持側と、成形ツール42を保持するツール保持側とが対向して配置されている。なお、有底筒状体Wは、金属板にDI加工が施されることにより形成される。
ワーク保持部30は、図7に示すように、支持軸21に支持された円盤31の、ツール保持部40と対向する表面に、有底筒状体Wを保持する複数の保持装置32が環状に配列された構成とされている。この円盤31が駆動部22によって間欠的に回転されることにより、供給部33から有底筒状体Wが保持装置32に供給されるとともに、成形されたボトル缶1が排出部34から順次排出されるようになっている。ここで、保持装置32は、有底筒状体Wの底部から胴部の缶軸方向下部にかけた部分を把持して、有底筒状体Wを保持するようになっている。なお、図7では、円盤31の全周に設けられた複数の保持装置32の一部を図示し、残りの保持装置32の図示を省略している。
ツール保持部40は、支持軸21に支持された円盤41の、ワーク保持部30と対向する表面に、複数の各種成形ツール42が環状に配列され、駆動部22によって円盤41が支持軸21の軸方向に進退する構成とされている。ツール保持部40には、有底筒状体Wの開口部を縮径(ネックイン加工)するための複数の絞り金型や、肩部3に溝部10を形成するための後述する溝部形成金型50、口金部4に雄ねじ部5を形成するためのねじ形成用ツール、開口端にカール部9を形成するためのカール部形成用ツール等の、各加工段階に応じた加工を行うための成形ツール42が複数備えられており、これらの成形ツール42が工程順に円盤41上に環状に配置されている。
これら各成形ツール42は、ツール保持部40が図6の左方に前進した際に、ワーク保持部30に保持された各有底筒状体Wに対して各別に加工を施すようになっている。
支持軸21の軸線を回転中心とするワーク保持部30(円盤31)の間欠的な回転停止位置は、開口部をツール保持部40側に向けた各有底筒状体Wの缶軸が各成形ツール42の中心軸にそれぞれ一致するように設定される。そして、駆動部22による円盤31の間欠的回転によって、各有底筒状体Wは次工程用の各成形ツール42に対向する位置に回転移動されて、次の段階の加工が施される構成とされている。
すなわち、ツール保持部40が前進してワーク保持部30とツール保持部40とが互いに接近したときに、各成形ツール42が各工程に応じた加工を有底筒状体Wに施し、両保持部30、40が互いに離間したときに各有底筒状体Wに次工程の成形ツール42が対向するようにワーク保持部30が回転移動されるようになっている。このように、両保持部30、40が接近して加工を行い、離間および回転するという動作が繰り返されることにより、有底筒状体Wに肩部3、口金部4、溝部10等が形成されてボトル缶1が形成されるようになっている。
ここで、前記溝部形成金型50は、図8および図9に示すように、円筒状に形成され、その内周面が、この金型50の一方の端面51から他方の端面52側に向かってこの金型50の中心軸と略平行に延在する内周部53と、この金型50の他方の端面52に開口し、前記一方の端面51側から前記他方の端面52に向かうに従い漸次拡径されたテーパ部54とにより構成されている。
そして、前記内周部53の前記一方の端面51の反対側と、前記テーパ部54の前記他方の端面52の反対側とが、互いに同軸となるように連結されている。なお、前記テーパ部54の前記他方の端面52の反対側、および前記内周部53の前記一方の端面51の反対側における各内径は略同等とされている。
ここで、テーパ部54は、肩部3の傾斜形状と略同形状とされるとともに、このテーパ部54の表面に、図8および図10に示すように、径方向内方へ突出し、かつ傾斜方向に延びる押圧部55が周方向に所定の間隔を空けて複数形成されている。
押圧部55は、図8および図10に示すように、溝部形成金型50の軸線に直交する断面視が略三角形状とされて、そのうちの一辺がテーパ部54の周面を構成するとともに、残りの二辺が前記周面からこの金型50の径方向内方へ向けて立上がる立上がり壁面55d、55dとされて、これらの壁面55d、55dの交差部が押圧部55の突出頂部55aとされている。
そして、周方向で隣合う押圧部55同士の間が、凹部56とされている。また、押圧部55の、前記金型50の前記他方の端面52側の端面(金型面、以下、先端面55bという)は、前記金型50のテーパ部54の周面から、前記一方の端面51側へ傾斜して立上がるような構成とされている。換言すれば、押圧部55の先端面55bは、その先端(金型50の前記他方の端面52側)に向かうに従い漸次その突出高さが低くなっている。また、この先端面55bは、溝部形成金型50の軸線方向から見た平面視が三角形状とされ、この三角形状をなす三つの頂点のうち、二つが溝部形成金型50の前記他方の端面52側の開口面に位置されている。
さらに、押圧部55の、前記金型50の前記一方の端面51側の端面(以下、後端面55cという)は、金型50のテーパ部54の周面から、前記他方の端面52側へ傾斜して立上がるような構成とされている。換言すれば、押圧部55の後端面55cは、その後端(金型50の前記一方の端面51側)に向かうに従い漸次その突出高さが低くなっている。また、この後端面55cは、溝部形成金型50の軸線方向から見た平面視が三角形状とされ、この三角形状をなす三つの頂点のうち、二つが溝部形成金型50の前記一方の端面51側の開口面に位置されている。
さらにまた、押圧部55の、テーパ部54の周面からの突出高さは、前記先端面55b側から前記後端面55c側へ向かうに従い漸次低くされている。また、押圧部55を構成する2つの立上がり壁面55dがなす角度、およびテーパ部54の周方向で隣合う押圧部55、55において、互いに対向する前記立上がり壁55dのなす角度は、前記金型50の前記一方の端面51から前記他方の端面52に向かうに従い漸次大きくされている。
このような構成において、溝部形成金型50の一方の端面51がツール保持部40(円盤41)表面に保持され、前記他方の端面52と有底筒状体Wの開口部とが対向し、前述のようにツール保持部40を前進移動することにより、テーパ部54のある前記他方の端面52側から有底筒状体Wの開口部が挿入され、押圧部55の突出頂部55aのみならず先端面55bおよび後端面55cを含めた押圧部55の全体により肩部3が缶胴の内側に向けて押圧されて、溝部10が形成されるようになっている。
以上のように構成されたボトル缶製造装置20により、図2および図3に示すボトル缶1を製造する方法について説明する。
まず、有底筒状体Wは、図7に示すように、供給部33により保持装置32に供給されて保持装置32に保持され、その後、円盤31の間欠的回転によって、ツール保持部40に備えられた一つの成形ツール42に対向配置される。
そして、円盤31の間欠的回転とツール保持部40の進退とが繰り返されることにより、有底筒状体Wの開口部に複数回(例えば20回)のネックイン加工が施され、この開口部が徐々に縮径されることにより、胴部2と肩部3と、この肩部3の缶軸方向上端に連設され、上方へ延在した口金部形成予定部4aとを形成する。
その後、図7に示す位置Aにおいて、口金部形成予定部4aの下端部から肩部3の上端部にかけた部分を径方向内方へ押圧し、この部分を縮径して、肩部3と口金部形成予定部4aとの連結部分に、その全周に亙って延在する径方向外方へ凸とされた第1凸部11(図1A参照)を形成する。つまり、肩部3の上端部に缶胴の外側(径方向外方)へ凸とされた肉余り部としての第1凸部11を形成する。なお、前記肉余り部とは、肩部3の中で他よりもメタルが比較的多く集まっている部分のことをいい、例えば肉厚が肩部3の平均肉厚よりも厚い部分をいう。
また、図1Aに示す第1凸部11は、口金部形成予定部4aおよび肩部3の双方に対して径方向外方へ膨出している。
次に、円盤31をさらに回転移動することにより、この有底筒状体Wを溝部形成金型50の配設位置としての図7に示す位置Bに位置させる。そして、この有底筒状体Wの内圧を0.05MPa以上0.70MPa以下にした状態で、ツール保持部40を前進移動させ、溝部形成金型50の内側に前記他方の端面52側から口金部形成予定部4aを挿入させる。この際、テーパ部54に形成された押圧部55の後端面55cにより、前記全周に亙って延在する第1凸部11を、その周方向に所定の間隔をあけた複数個所で、径方向内方へ向けて折り曲げながら、または径方向内方へ向けて押し潰しながら、肩部3を缶胴の内側へ向けて押圧して、肩部3にその傾斜方向に延びる溝部10を周方向に複数形成する(図1B参照)。
この際、押圧部55の先端面55bにより溝部10の前記下端部10eが形成され、また押圧部55の後端面55cにより溝部10の前記上端部10dが形成され、また押圧部55の立上がり壁面55dにより溝部10の側壁面10aが形成され、また押圧部55の突出頂部55aにより溝部10の底部10bが形成される。
すなわち、第1凸部11を、押圧部55の後端面55c、および突出頂部55aの前記一方の端面51側の端部により径方向内方へ向けて折り曲げながら、または径方向内方へ向けて押し潰しながら、平面視三角形状とされた前記先端面55bによって、肩部3の下端部を、その上端に前記三角形状をなす一つの頂点(先端面55bと突出頂部55aとの交差稜線部)を位置させた状態で、缶胴の内側へ向けて押圧するとともに、この下端部を除いた部分の肩部3のうち、第1凸部11を折り曲げた部分、または押し潰した部分と、前記先端面55bの前記一つの頂点により押圧される部分とを、この肩部3の傾斜方向で結ぶ直線上を、突出頂部55aにより、缶胴の内側へ向けて折り曲げるようにして押圧し、溝部10を形成する。
この際、突出頂部55aにより肩部3の前記直線上を折り曲げつつ、立上がり壁面55dにより、この折り曲げられた部分に周方向で隣接する部分を、この折り曲げられた部分の、周方向における幅を広げるように、缶胴の内側へ向けて押圧する。
そしてさらに、円盤31を所定角度回転移動した後に、ツール保持部40を前進移動させ、この有底筒状体Wの口金部形成予定部4aのうち、その缶軸方向下端部を除いた部分に絞り加工を施し、この部分を縮径して、この口金部形成予定部4aの缶軸方向下端部に、肩部3に滑らかに連結する径方向外方へ凸とされた第2凸部7を形成する(図1C参照)。次に、前述と同様に、円盤31を回転移動させるとともに、ツール保持部40を前進移動させ、口金部形成予定部4aのうち、第2凸部7の缶軸方向上端から上方に延びる所定長さ部分を除いた部分(以下、「拡径部」という)を拡径し、前記小径部8と膨出部6の前記縮径部とを形成する(図1D参照)。
さらに、前述と同様に前記回転および前進移動させることにより、前記拡径部の缶軸方向下端部を除いた部分を縮径して、この拡径部の下端部を膨出部6に形成する。その後、円盤31の前記間欠的回転等が前述のように繰り返されることにより、有底筒状体Wにねじ成形加工、トリミング加工、カール部形成加工等が順次施され、図2に示すボトル缶1が形成される。そして、このボトル缶1は、図7に示す排出部34によってボトル缶製造装置20から排出され、次工程へ搬送される。
以上説明したように本実施形態によるボトル缶の製造方法によれば、第1凸部11を径方向内方へ向けて折り曲げながら、または径方向内方へ向けて押し潰しながら、肩部3を缶胴の内側へ向けて押圧して溝部10を形成するので、第1凸部11のうち、押圧部55の前記後端面55cによって、折り曲げ等されていない部分(頂部10c)が、折り曲げ等されている部分(側壁面10aおよび底部10b)の径方向内方へ向けた変形移動に引き込まれることを防ぐことができる。
すなわち、第1凸部11のうち、前記折り曲げ等されていない部分(頂部10c)に、前記引き込まれに対して抗する力を具備させること、いわば径方向外方へ向けた張り出し力を具備させることができる。これにより、肩部3の外周面から急峻に凹んで形成されて明瞭に視認できる溝部10を備える意匠性に優れたボトル缶1を形成することが可能になる。
また、第1凸部11を径方向内方へ向けて折り曲げながら、または押し潰しながら、肩部3に溝部10を形成するので、口金部4の真円度を低下させることなく前記溝部10を容易に形成することが可能になる。すなわち、ネックイン加工後に第1凸部11を形成することで、ネックイン加工によって、口金部形成予定部4aの真円度が低下しても、これを矯正することが可能になり、この部分4aの真円度の低下を抑制することができる。
また、溝部10を形成するに際し、第1凸部11を缶胴の内側へ向けて折り曲げる、または押し潰すことにより、この折り曲げ等された第1凸部11が起点となり、比較的小さい押圧力を肩部3に負荷することで、溝部10が肩部3の傾斜方向における上端から下端に向けて順次延びるように形成されることになる。つまり、有底筒状体WがDI加工により形成されたことによる、この筒状体Wの金属結晶の配向性と相俟って、溝部10を容易かつ高精度に形成することができるとともに、溝部10の形成時に胴部2が座屈することを抑制することができる。
また、溝部10を形成する際に、第1凸部11によって、口金部形成予定部4aのメタルが肩部3へ向けて流れる、あるいは溝部10に引き込まれることを抑制することが可能になり、深さの深い溝部10を形成することができるとともに、口金部形成予定部4aおよび胴部2の少なくとも一方に、しわが発生することを抑えることができる。
さらに、肩部3の前記直線上を押圧することにより、溝部10を形成するので、肩部3の前記傾斜方向に直進する溝部10を形成することが可能になる。
以上により、意匠性に優れたボトル缶1を形成することが可能になる。
さらにまた、溝部10の前記下端部10eは、その下端に向かうに従い漸次幅が大きくされているので、溝部10の形成時において、胴部2のメタルの肩部3へ向けた流れを確実にせき止めることが可能になるとともに、その下端に向かうに従い漸次深さが浅くされている、言い換えると径方向内方へ向けた変位量が小さくされているので、溝部10の形成時に、胴部2の缶軸方向上端に缶軸方向に延びるしわが入ることを抑制することができる。この作用効果は、溝部10の前記上端部10dについても同様の作用効果を有する。特に、本実施形態では、金型50の前記押圧部55における前記先端面55bおよび前記後端面55cが前記三角形状とされているので、このような作用効果を確実に奏することができる。
また、本実施形態では、溝部10が8本以上22本以下とされるとともに、前記式を満たすように形成されているので、前記金型50において、隣合う前記押圧部55同士の間隔を適正な大きさにすることが可能になり、第1凸部11を押し潰しながら溝部10を形成したことによる第1凸部11の前記折り曲げ変形が、前記押圧部55により拘束されることを最小限に抑制することができる。従って、この折り曲げ変形挙動を肩部3における缶軸方向下方に向けてその略全域に亙って伝播させることが可能になり、前記頂部10cを急峻に立上がらせて形成することができて、意匠性に優れるボトル缶1を確実に形成することができる。
また、溝部10を形成した後に第2凸部7を形成するので、溝部10を形成したことにより、口金部形成予定部4aの真円度が低下した場合でも、これを矯正することが可能になる。
さらに、溝部形成金型50を用いて溝部10を形成するので、複数の溝部10を肩部3の全周に亙って一度の加工で形成することが可能になり、高効率生産を実現することができるとともに、肩部3に作用する負荷を全周に亙って均一にすることが可能になるので、口金部形成予定部4aの真円度が低下することを最小限に抑制することができる。
さらにまた、缶内圧を0.05MPa以上0.70MPa以下にした状態で、溝部10を形成するので、この溝部10の形成時に胴部2が座屈することを確実に抑制することができる。
ここで、形成する溝部10において、前記n、a1、a2、L2、およびθが異なる10種類のボトル缶を形成し、これらのボトル缶の意匠性、すなわち溝部10の側壁部10aおよび頂部10cが急峻に立上がり、溝部10が明瞭に視認できるか否かを確認した。結果を図5に示す。この結果、溝部10の本数nが8本以上22本以下の場合に、意匠性に優れたボトル缶を形成できることが確認できた。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、前記実施形態では、溝部10を形成した後に、第2凸部7を形成したが、第2凸部7を形成した後に、第1凸部11を押し潰しながら溝部10を形成してもよい。この場合、溝部10の形成時に作用する負荷に対する口金部形成予定部4aの剛性を向上させることが可能になり、溝部10を形成した際に、口金部形成予定部4aの真円度が低下することを抑制することができる。また、この溝部10を形成する際に、肩部3に作用する押圧力が口金部形成予定部4aに伝達しようとした場合でも、この押圧力を第2凸部7によりせき止めることが可能になり、口金部形成予定部4aにしわが発生することを抑制することができる。
また、肩部3の下端部にのみ第1凸部11を形成し、肩部3の上端部に第1凸部11を形成しないで、溝部10を形成するに際して肩部3の下端部に形成された第1凸部11を径方向内方へ向けて折り曲げる、または押し潰すようにしてもよい。つまり、肩部3の上端部および下端部の少なくとも一方において、缶胴の外側へ凸とされた第1凸部(肉余り部)11を形成した後に、肩部3の上端部と下端部とをこの肩部3の傾斜方向で結ぶ直線上を、缶胴の内側へ向けて押圧して、前記傾斜方向に延びる溝部10を周方向に複数形成し、この際、前記直線上の下端部を、三角形状の前記先端面55b(金型面)によって、この前記先端面55bがなす前記三角形状の一つの頂点(突出頂部55aとの交差稜線部)を、前記直線上の下端部における上端に位置させて押圧し、前記直線上において第1凸部11が位置する部分を、この第1凸部11を径方向内方へ向けて折り曲げ、または径方向内方へ向けて押し潰すようにすれば、前記実施形態に限られるものではない。
さらに、前記実施形態では、図1Aに示すように、第1凸部11を、口金部形成予定部4aおよび肩部3の双方に対して径方向外方へ膨出させたが、これに代えて、図11に示すように、肩部3と口金部形成予定部4aとの連結部分61aを径方向内方へ向けて凹ませることにより、肩部3の缶軸方向上端部を、前記連結部分61aに対して径方向外方へ膨出させて、この肩部3の缶軸方向上端部を第1凸部61としてもよい。そして、この第1凸部61を前記実施形態と同様にして、径方向内方へ向けて折り曲げながら、または押し潰しながら溝部10を形成するようにしてもよい。
本発明は、ボトル缶に更なる購買喚起機能を具備させることが可能になるとともに、このようなボトル缶を高精度に形成することができる。
1 ボトル缶
2 胴部
3 肩部
4 口金部
4a 口金部形成予定部
5 雄ねじ部
7 第2凸部
10 溝部
11 第1凸部
50 金型
55 押圧部
55b 先端面(金型面)
W 有底筒状体

Claims (8)

  1. 大径の胴部と、この胴部の缶軸方向上端部に連設されるとともに、上方へ向かうに従い漸次縮径された肩部と、この肩部の缶軸方向上端部に連設されるとともに、上方へ延在した口金部とが備えられ、前記口金部に形成された雄ねじ部にキャップが螺着される構成とされたボトル缶を製造するボトル缶の製造方法であって、
    前記胴部を有する有底筒状体の開口部に複数回ネックイン加工を施し、前記胴部と前記肩部と、この肩部の缶軸方向上端部に連設され、上方へ延在した口金部形成予定部とを形成した後に、前記肩部と前記口金部形成予定部との連結部分、および前記肩部と前記胴部との連結部分の少なくとも一方に、その全周に亙って延在する径方向外方へ凸とされた第1凸部を形成し、
    その後、前記肩部の上端部と下端部とをこの肩部の傾斜方向で結ぶ直線上を、缶胴の内側へ向けて押圧して、前記傾斜方向に延びる溝部を周方向に複数形成し、
    この際、前記直線上の下端部を、三角形状の金型面によって、この金型面がなす前記三角形状の一つの頂点を前記直線上の下端部における上端に位置させて押圧し、
    前記直線上において前記第1凸部が位置する部分を、この第1凸部を径方向内方へ向けて折り曲げ、または径方向内方へ向けて押し潰すことを特徴とするボトル缶の製造方法。
  2. 前記第1凸部は、前記肩部と前記口金部形成予定部との連結部分に形成されて、前記直線は、前記第1凸部が折り曲げられた部分、または押し潰された部分と、前記金型面がなす前記三角形状の一つの頂点により押圧される部分とを、この肩部の傾斜方向で結ぶ直線とされている請求項1記載のボトル缶の製造方法。
  3. 前記肩部および前記口金部形成予定部を形成した後に、
    前記口金部形成予定部の下端部から前記肩部の上端部にかけた部分を径方向内方へ押圧し、この部分を縮径して、前記肩部と前記口金部形成予定部との連結部分に前記第1凸部を形成し、
    その後、前記第1凸部を径方向内方へ向けて折り曲げながら、または径方向内方へ向けて押し潰しながら、前記肩部を缶胴の内側へ向けて押圧して、前記溝部を形成する請求項1記載のボトル缶の製造方法。
  4. 前記溝部を形成するに際し、内周面が前記肩部の傾斜形状と略同形状に形成されるとともに、この内周面に、径方向内方へ突出し、かつ略傾斜方向に延びる押圧部が周方向に複数形成された筒状の金型を、前記有底筒状体の開口部と対向させ、かつ互いが略同軸となるように配した後に、この金型と前記有底筒状体とをこの有底筒状体の軸方向に相対的に接近移動させて、前記金型の内側に前記有底筒状体の開口部を挿入することによって、前記押圧部により前記肩部を缶胴の内側へ向けて押圧し、前記溝部を、次式、
    L1=h/cosα
    a1=2・r・sin(360°/(2・n))
    a2=2・sin(360°/(2・n))・(r−h・tanα)
    L2=a2・L1/(a1−a2)
    θ=2・asin(a2/2・L)
    但し、
    L1:肩部の傾斜方向における大きさ
    a1:溝部の缶軸方向下端における幅
    a2:溝部の缶軸方向上端における幅
    L2:溝部の周方向両端部を缶軸方向上方へ延長したときの延長線の交点と、肩部の缶軸方向上端との距離
    n:溝部の本数(8本以上22本以下)
    r:胴部外周面の半径
    h:肩部の缶軸方向における大きさ
    α:缶軸と肩部の外周面とがなす角度
    を満たすように、周方向に複数形成する請求項1記載のボトル缶の製造方法。
  5. 前記溝部を形成した後に、前記口金部形成予定部のうち、その缶軸方向下端部を除いた部分に絞り加工を施し、この部分を縮径して、この口金部形成予定部の缶軸方向下端部に、径方向外方へ凸とされた第2凸部を形成する請求項1記載のボトル缶の製造方法。
  6. 前記第1凸部を形成した後に、前記口金部形成予定部のうち、その缶軸方向下端部を除いた部分に絞り加工を施し、この部分を縮径して、この口金部形成予定部の缶軸方向下端部に、径方向外方へ凸とされた第2凸部を形成し、その後、前記溝部を形成する請求項1記載のボトル缶の製造方法。
  7. 缶内圧を0.05MPa以上0.70MPa以下にした状態で、前記溝部を形成する請求項1記載のボトル缶の製造方法。
  8. 大径の胴部と、この胴部の缶軸方向上端部に連設されるとともに、上方へ向かうに従い漸次縮径された肩部と、この肩部の缶軸方向上端部に連設されるとともに、上方へ延在した口金部とが備えられ、前記口金部に形成された雄ねじ部にキャップが螺着される構成とされたボトル缶であって、
    請求項1記載のボトル缶の製造方法により形成され、
    前記溝部は、前記肩部の傾斜方向の下端部を除いた部分が、缶軸に直交する断面視がV字状とされるとともに、前記傾斜方向の下端部は、径方向外方から見た側面視が三角形状とされて、この三角形状をなす三つの頂点のうち、一つが前記傾斜方向の上端に位置されるとともに前記V字状の底部の前記傾斜方向における下端に位置し、残りの二つがこの肩部の前記傾斜方向における下端の周方向両端に位置されていることを特徴とするボトル缶。
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