JP4978909B2 - 合成樹脂製容器 - Google Patents

合成樹脂製容器 Download PDF

Info

Publication number
JP4978909B2
JP4978909B2 JP2007021760A JP2007021760A JP4978909B2 JP 4978909 B2 JP4978909 B2 JP 4978909B2 JP 2007021760 A JP2007021760 A JP 2007021760A JP 2007021760 A JP2007021760 A JP 2007021760A JP 4978909 B2 JP4978909 B2 JP 4978909B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoulder
end portion
container
rib
chamfered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007021760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008184220A (ja
Inventor
隆之 小林
富山  茂
宏明 今井
高雄 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2007021760A priority Critical patent/JP4978909B2/ja
Publication of JP2008184220A publication Critical patent/JP2008184220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4978909B2 publication Critical patent/JP4978909B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Description

本発明は、肩部の外観を好ましいものとするデザインとして、比較的深い、放射状の凹凸を肩部に刻設状に設けた、ボトル状の合成樹脂製容器に関するものである。
ポリエチレンテレフタレート樹脂製2軸延伸ブロー成形ボトル等の、合成樹脂製容器にあっては、主としてその優れた透明性による光学効果を利用して、好ましい外観を得る目的で、肩部に比較的深い放射状の凹凸を刻設状に設けて、デザインしたものが知られている。
その代表的なものは、図5に示すように、2軸延伸ブロー成形された、ボトル状の合成樹脂製容器の肩部aに、複数の陥没部cを設けることにより、この陥没部cの間に、等中心角毎に三角突条状の放射リブbを残存形成した構成となっている。
この上記した従来技術にあっては、放射リブbと陥没部cとにより、比較的深い凹凸を形成し、これにより面白味のある外観体裁と、変化のある光学的な装飾効果を得ることができるものとなっている。
しかしながら、上記した従来技術にあっては、容器に押し下げ荷重が作用すると、肩部aの下端部と、放射リブbの稜線部分の下端部の連設部分Aが折れて、座屈してしまう、と云う問題があった。
これは、容器に作用した押し下げ荷重を支える放射リブbに作用する応力が、点状となっている連設部分Aに局部的に集中するからである。
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、肩部に放射リブを設けた合成樹脂製容器において、肩部下端部と放射リブとの連設部分に、押し下げ荷重に伴う応力が集中作用しないようにすることを技術的課題とし、もってこの種の合成樹脂製容器の肩部の座屈強度を向上させることを目的とする。
本発明による透明性を有する合成樹脂製容器は、下端を底部で塞いだ有底円筒形状の胴部の上端に、上方に縮径したテーパー筒状の肩部を介して口筒部を連設し、2軸延伸ブロー成形によりボトル状に成形された容器において、肩部の胴部との連設部分である下端部を除いた部分に、下降傾斜した三角突条状の放射リブを複数設け、この放射リブを等中心角毎に配置したものである。
肩部の各放射リブは、その下端部の突出端部を、角取りして、下方に拡幅する三角形状の角取り端部に成形している。
この角取り端部の下端縁は、肩部下端部と放射リブの下端部との連設部分を形成することになるが、角取り端部が下方に拡幅する三角形状となっているので、放射リブの下端は、角取り端部の三角形状の下端の「辺」の幅で、肩部下端部に連設することになる。
それゆえ、容器の押し下げ荷重が作用した際に、肩部下端部は、各放射リブに発生した応力を、角取り端部の三角形状の「辺」で支えることになり、これにより放射リブに発生した応力が点状の局部に集中して作用することが防止される。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明にあっては、押し下げ荷重により各放射リブに発生した応力は、肩部下端部が、放射リブの下端縁となる角取り端部の三角形状の下端の「辺」で支えるので、放射リブに発生した応力が点状の局部に集中して作用することが防止され、幅を持って支えられることになり、これにより座屈変形の発生が防止されて、肩部の座屈強度の向上が達成される。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は容器の全体正面図、図2はその要部拡大正面図、図3はその要部拡大平面図で、この容器は、ポリエチレンテレフタレート樹脂により、ボトル状に2軸延伸ブロー成形されている。
容器の胴部9は、下端を底部で塞いだ有底円筒形状をしており、その上端部と下端部に設けた補強周溝11の間の中央部分に、減圧吸収のための縦長なパネル壁10が、周方向に沿って等間隔に六つ平行に設けられている。
この胴部9の上端に、上方に縮径したテーパー筒状の肩部4を介して起立連設された口筒部1は、短円筒体の外周面に、上から順に、螺条2、ストップリングそしてネックリング3を設けて構成されている。
口筒部1と胴部9との間に位置した、上方に縮径したテーパー筒形状の肩部4は、胴部9との連設部分である下端部8を除いた部分に、10個の陥没部7を刻設状に陥没設することにより、この陥没部7の間に、等中心角毎に放射状に下降傾斜した三角突条状の放射リブ5を、残存形成し、各放射リブ5の下端部の突出端部を、角取りして、下方に拡幅する三角形状の角取り端部6に成形して構成されている。
放射リブ5の下端部に形成される角取り端部6は、その全体の長さが、放射リブ5の全体の長さの30%以下に、そしてその三角形の下端の「辺」である下端縁の幅が、放射リブ5の全体の長さの20%以下に設定されており、これにより角取り端部6が、容器の外観を損ねない。
下端部8との連設箇所となる角取り端部6の下端縁は、下方に拡幅する三角形の下端の「辺」を形成するので、幅を有することになり、これにより下端部8に対する放射リブ5の下端の連結は、点状ではなく幅をもって達成されることになる。
このように、下端部8に対する放射リブ5の連設部分を、角取り端部6で構成することにより、下端部8に対する放射リブ5の連結は、従来のように点状ではなく、幅を持って達成されることになり、これにより放射リブ5に発生する応力が、点状に局部集中することがなく、分散して作用することになるので、座屈強度が高くなる。
図4に、図1に示した本発明による容器と、図5に示した従来の容器との、座屈強度試験である、押し下げ荷重が作用した際の容器の全高変位量と荷重との関係を示す、測定結果線図を示す。
この座屈強度試験において、両容器は、全高が215mm、胴部9の最大径が68mm、全内容積が531ml、空状態の重さが28gであり、肩部な陥没部の陥没深さは0.8mm、そして肩部のテーパー面の曲率半径は120mmと同じであるが、本発明の容器にあっては、特有の構成部分である角取り端部6を、その下端縁の幅が3mmとなるように構成している。
図4中、特性曲線イは、本発明の容器の測定結果を、特性曲線ロは、従来の容器の測定結果を示しており、測定結果からすると、本発明の容器は、従来の容器と比較して、座屈強度が15.2%向上した。
容器の実施形態例を示す、全体正面図である。 図1に示した容器の、要部拡大正面図である。 図1に示した容器の、要部拡大平面図である。 従来技術との比較を示す、座屈強度試験結果の特性線図である。 従来技術を示す、全体正面図である。
符号の説明
1 ;口筒部
2 ;螺条
3 ;ネックリング
4 ;肩部
5 ;放射リブ
6 ;角取り端部
7 ;陥没部
8 ;下端部
9 ;胴部
10;パネル壁
11;補強周溝
a ;肩部
b ;放射リブ
c ;陥没部
A ;連設部分
イ、ロ ;特性曲線

Claims (1)

  1. 下端を底部で塞いだ有底円筒形状の胴部の上端に、上方に縮径したテーパー筒状の肩部を介して口筒部を連設し、2軸延伸ブロー成形によりボトル状に成形された透明性を有する合成樹脂製容器において、前記肩部の胴部との連設部分である下端部を除いた部分に、下降傾斜した三角突条状の放射リブを複数設け、該放射リブを等中心角毎に配置し、前記各放射リブの下端部の突出端部を、角取りして、下方に拡幅する三角形状の角取り端部に成形した合成樹脂製容器。
JP2007021760A 2007-01-31 2007-01-31 合成樹脂製容器 Active JP4978909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007021760A JP4978909B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 合成樹脂製容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007021760A JP4978909B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 合成樹脂製容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008184220A JP2008184220A (ja) 2008-08-14
JP4978909B2 true JP4978909B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=39727500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007021760A Active JP4978909B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 合成樹脂製容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4978909B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6537770B2 (ja) * 2013-11-22 2019-07-03 ザ コカ・コーラ カンパニーThe Coca‐Cola Company プラスチックボトル
JP6759540B2 (ja) * 2015-08-07 2020-09-23 東洋製罐株式会社 ボトル

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2833481B2 (ja) * 1994-07-20 1998-12-09 東洋製罐株式会社 耐座屈性プラスチックボトル
JP3933846B2 (ja) * 2000-05-31 2007-06-20 株式会社吉野工業所 加熱充填ボトル
WO2006043347A1 (ja) * 2004-10-20 2006-04-27 Universal Can Corporation ボトル缶の製造方法およびボトル缶
JP4683275B2 (ja) * 2005-05-10 2011-05-18 サントリーホールディングス株式会社 樹脂製収納容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008184220A (ja) 2008-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6375025B1 (en) Hot-fillable grip container
AU693721B2 (en) Bottle body made of synthetic resin
US8950611B2 (en) Container comprising a bottom equipped with a deformable membrane
US8881922B2 (en) Hot fill container having improved crush resistance
JPS6128736Y2 (ja)
EP3638593B1 (en) Container having a bottom base provided with notches
ITRM20080695A1 (it) Processo di progettazione iniezione e soffiaggio per bottiglie ultraleggere swerve neck
WO2016174831A1 (ja) 合成樹脂製容器
JP7068910B2 (ja) ボトル
JP5970905B2 (ja) プラスチックボトル
JP4993286B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP2019011116A (ja) 合成樹脂製容器
JP4978909B2 (ja) 合成樹脂製容器
KR20050070007A (ko) 손잡이가 달린 합성수지제 보틀
JP5631183B2 (ja) プリフォーム
US8646636B2 (en) Synthetic resin container
JP2011251711A (ja) 合成樹脂製容器
JP2008007147A (ja) 合成樹脂製の耐圧ボトル
JP6647759B2 (ja) 合成樹脂製ブロー成形ボトル
US11254463B1 (en) Non-round plastic container with structural features
JP2013006630A (ja) 耐圧用ボトル
JP2007269359A (ja) 合成樹脂製丸型ボトル
JP2017214117A (ja) ブロー成形容器
TWI658969B (zh) Synthetic resin container
JP2007119009A (ja) 合成樹脂製ボトル型容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120409

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4978909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150