JP2017214117A - ブロー成形容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】減圧吸収容量を有利に向上できるブロー成形容器を提供する。【解決手段】本発明のブロー成形容器1は、筒状の口部2と、該口部2に連なり、下方に向けて徐々に拡径する肩部3と、該肩部3に、下方へ屈曲する連結屈曲部4を介して連なる胴部5と、該胴部5の下端を閉塞する底部6と、を有するボトル形状をなしており、胴部5に周方向に間隔をあけて配置された複数の減圧吸収パネル8と、複数の減圧吸収パネル8のそれぞれから肩部3に向けて延び、容器内方へ凹む凹溝状をなす複数の縦リブ7と、を有し、複数の減圧吸収パネル8の外周縁8aは、それぞれ、その略全周に亘って、その外側の面から容器内方に屈曲しており、複数の縦リブ7は、それぞれ、連結屈曲部4を突き抜けて肩部3に至っている。【選択図】図1

Description

本発明は、減圧吸収パネルを有するボトル形状のブロー成形容器に関する。
従来、飲料などの内容物を殺菌のために高温状態で容器内に充填する高温充填が行われている。そして、このような高温充填が行われるボトル形状のブロー成形容器においては、高温充填後の冷却時に容器内部に生じる減圧を吸収(軽減)する減圧吸収パネルを容器の胴部や肩部に設けるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。容器内部に生じた減圧を減圧吸収パネルの変形によって吸収することにより、容器に永久変形(塑性変形)が生じて外観が損なわれることを防止できる。
特開2013−95479号公報
このような減圧吸収パネルを有するブロー成形容器においても、さらなる減圧吸収容量(容器内が徐々に減圧していったとき、永久変形が生ずるまでの内容積の減少量)の向上が望まれる。
本発明は、このような問題に鑑み開発されたもので、減圧吸収容量を有利に向上できるブロー成形容器を提供することを目的とする。
本発明のブロー成形容器は、筒状の口部と、該口部に連なり、下方に向けて徐々に拡径する肩部と、該肩部に、下方へ屈曲する連結屈曲部を介して連なる胴部と、該胴部の下端を閉塞する底部と、を有するボトル形状をなしており、前記胴部に周方向に間隔をあけて配置された複数の減圧吸収パネルと、前記複数の減圧吸収パネルのそれぞれから前記肩部に向けて延び、容器内方へ凹む凹溝状をなす複数の縦リブと、を有し、前記複数の減圧吸収パネルの外周縁は、それぞれ、その略全周に亘って、その外側の面から容器内方に屈曲しており、前記複数の縦リブは、それぞれ、前記連結屈曲部を突き抜けて前記肩部に至っていることを特徴とする。
また、本発明のブロー成形容器では、前記複数の縦リブは、前記複数の減圧吸収パネルのそれぞれに対し、前記減圧吸収パネルの周方向中央部から対称となる位置から延びるように、少なくとも2本設けられているのが好ましい。
また、本発明のブロー成形容器では、前記複数の縦リブは、前記複数の減圧吸収パネルのそれぞれに対し、前記減圧吸収パネルの周方向両端部から延びるように、一対設けられているのが好ましい。
また、本発明のブロー成形容器では、前記複数の縦リブは、それぞれ、前記肩部における上側部分まで延びているのも好ましい。
また、本発明のブロー成形容器では、前記複数の減圧吸収パネルは、それぞれ、矩形状をなしているのが好ましい。
また、本発明のブロー成形容器では、前記複数の縦リブの上端は、それぞれ、前記肩部に形成された凸部又は凹部によって取り囲まれているのも好ましい。
また、本発明のブロー成形容器では、前記胴部は、前記複数の減圧吸収パネルが1つずつ形成された相互に同一形状の複数のパネル形成面と、互いに隣り合う2つの前記パネル形成面をそれぞれ相互連結する、相互に同一形状の複数の連結面と、からなる多角柱状をなしており、前記複数の減圧吸収パネルにそれぞれ対応する前記複数の縦リブは、前記複数の減圧吸収パネルの相互間で、同一形状をなしているのが好ましい。
また、本発明のブロー成形容器では、前記胴部は、4つの前記パネル形成面と、4つの前記連結面と、からなる8角柱状をなしているのが好ましい。
本発明によれば、減圧吸収容量を有利に向上できるブロー成形容器を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るブロー成形容器を示す側面図であり、図中、二点鎖線は、ブロー成形容器を45°回転させたときの輪郭を示す。 図1に示すブロー成形容器の平面図である。 図1に示すブロー成形容器の底面図である。 本発明の第2実施形態に係るブロー成形容器を示す側面図であり、図中、二点鎖線は、ブロー成形容器を45°回転させたときの輪郭を示す。 図4に示すブロー成形容器の平面図である。 本発明の第3実施形態に係るブロー成形容器を示す側面図であり、図中、二点鎖線は、ブロー成形容器を45°回転させたときの輪郭を示す。 図6に示すブロー成形容器の平面図である。 本発明の第4実施形態に係るブロー成形容器を示す側面図であり、図中、二点鎖線は、ブロー成形容器を45°回転させたときの輪郭を示す。 比較例のブロー成形容器を示す側面図であり、図中、二点鎖線は、ブロー成形容器を45°回転させたときの輪郭を示す。
以下、図面を参照して、本発明の様々な実施形態に係るブロー成形容器(以下、単に「容器」とも称する)について、詳細に例示説明する。
なお、以下の説明で記載する「上」とは、胴部に対して口部が位置する一端側を意味し、「下」とは、胴部に対して口部が位置する一端側とは反対の他端側、すなわち胴部に対して底部が位置する他端側を意味する。
また、「周方向」とは、口部の中心軸線と垂直な面内で、容器の壁面に沿って、前記中心軸線の周りを周回するときの方向を意味し、「径方向」とは、口部の中心軸線と直交する方向を意味する。さらに、「拡径する」とは、径方向の突出幅が拡大することを意味する。
また、「縦断面」とは、口部の中心軸線を含む断面を意味し、「横断面」とは、前記中心軸線と垂直な断面を意味する。
まず、図1〜図3を参照し、本発明の第1実施形態に係るブロー成形容器1について例示説明する。
容器1は、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂材料により有底筒状に形成されたプリフォーム(容器素材)から中空品を形成する二軸延伸ブロー成形によって形成することができる。また、容器1は、二軸延伸ブロー成形に代えて、合成樹脂材料を加熱熔融させてチューブ状に押し出し、金型で挟み、内部に空気を吹き込んで中空品を成形するEBM成形(Extrusion Blow Moulding/押出ブロー成形法)など、他のブロー成形によって形成してもよい。なお、合成樹脂材料としては、PETの他、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等、種々の材料を用いることができる。また、容器1の層構成は、単層でも積層でもよい。
容器1は、円筒状の口部2と、該口部2に連なり、下方に向けて徐々に拡径する肩部3と、該肩部3に、下方へ屈曲する連結屈曲部4を介して連なる胴部5と、該胴部5の下端を閉塞する底部6と、を有するボトル形状をなしている。なお、口部2の中心軸線Oは、肩部3、胴部5及び底部6のそれぞれの中心軸線と一致している。
また、容器1は、例えばドリンク剤等の飲料を内容物とするのに適した、112mlの容量を有している。ただし、容器1は、より小さい容量であってもよいし、その逆に、例えば280mlや350ml、又はそれ以上の容量を有していてもよい。また、内容物は飲料に限られず、容器1は、食品、化粧料、薬品など、種々の内容物を収容するために用いることができる。なお、内容物は高温充填がなされるものに限られない。
口部2の外周面には、キャップ(不図示)を螺着するためのねじ部2aが設けられている。なお、キャップの構成は特に限定されず、口部2には、ねじ部2aに代えて、打栓によってキャップを装着するための係合突起を設けてもよい。
肩部3は、周方向に間隔をあけて配置された、相互に同一形状の4つの肩部主要面3aと、互いに隣り合う2つの肩部主要面3aをそれぞれ相互連結する、相互に同一形状の4つの肩部連結面3bと、からなる略8角錐状をなしている。
また、4つの肩部主要面3aは、それぞれ、周方向両端縁付近が下方に向けて湾曲する湾曲面状をなしている(ただし、縦リブ7が形成されている部分を除く)。4つの肩部連結面3bは、それぞれ、平面状をなしている。なお、4つの肩部主要面3aは、平面状でもよいし、その他の形状をなしていてもよい。また、4つの肩部連結面3bは、湾曲面状でも、その他の形状をなしていてもよい。
また、肩部3(肩部主要面3a、肩部連結面3b)は、下方に向けて徐々に拡径している限り、その縦断面は直線状でも曲線状(凹曲線又は凸曲線を含む)でもよい。
肩部3の下端には、肩部3から下方へ屈曲する連結屈曲部4が形成されている。連結屈曲部4には、胴部5が連なっている。胴部5は、4つの減圧吸収パネル8が1つずつ形成された相互に同一形状の4つのパネル形成面5aと、互いに隣り合う2つのパネル形成面5aをそれぞれ相互連結する、相互に同一形状の4つの連結面5bと、からなる8角柱状をなしている。また、4つの減圧吸収パネル8にそれぞれ対応する4本の縦リブ7は、4つの減圧吸収パネル8の相互間で、同一形状をなしている。
4つの減圧吸収パネル8は、それぞれ、上下方向に長い長方形状をなしている。なお、減圧吸収パネル8の形状は、長方形状に限られず、正方形など、その他の矩形状であってもよいし、楕円形、3角形状、5角形状などの多角形状、その他涙状等の種々の形状を採用可能である。
4つの減圧吸収パネル8の外周縁8aは、それぞれ、その全周に亘って、その外側の面から容器内方に屈曲している。ただし、4つの減圧吸収パネル8の外周縁8aは、それぞれ、その略全周に亘って、その外側の面から容器内方に屈曲していればよい。
4つの減圧吸収パネル8には、その外周縁8aに沿って、容器内方へ凹むパネル周溝8bが形成されている。パネル周溝8bの内側には、平面状をなすパネル中央面8cが形成されている。パネル中央面8cの中央には、上下方向に延びる直線状をなすと共に容器内方へ凹むパネル凹溝8dが形成されている。ただし、減圧吸収パネル8の外周縁8aの内側の構成は、雰囲気温度の低下時や、内容物の高温充填を行った場合などに生じる容器1内の減圧を吸収(軽減)し、肩部3やその他の部分での陥没変形などの永久変形の発生を抑制できる限り、適宜変更が可能である。なお、容器1は、高温充填が行われる内容液を収容するためのものに限られない。
ここで、容器1は、4つの減圧吸収パネル8のそれぞれから肩部3に向けて延び、容器内方へ凹む凹溝状をなす4つの縦リブ7を有している。また、4つの縦リブ7は、それぞれ、連結屈曲部4を突き抜けて肩部3に至っている。第1実施形態では、4つの縦リブ7は、4つの減圧吸収パネル8のそれぞれに対し、減圧吸収パネル8の周方向中央部から延びるように、1本ずつ設けられている。また、第1実施形態では、4つの縦リブ7は、それぞれ、肩部3における上側部分まで延びている。
胴部5の上部である胴部上部5uと、胴部5の下部である胴部下部5lと、の間の部分である胴部中間部5mは、そのパネル形成面5a部分と連結面5b部分のいずれにおいても、上下方向中央部に向って縮径している。これに対し、胴部上部5uは、そのパネル形成面5a部分(ただし、縦リブ7と減圧吸収パネル8が設けられている部分を除く)と連結面5b部分のいずれにおいても、上下方向に亘って同径(平面状)になっている。
胴部下部5lは、そのパネル形成面5a部分(ただし、横リブ9が設けられている部分と下端近傍を除く)において、上下方向に亘って同径(平面状)になっている。また、胴部下部5lの連結面5b部分は、その上側部分が上下方向に亘って同径(平面状)になっており、その下側部分は下方に向けて徐々に縮径している。
胴部下部5lのパネル形成面5a部分には、径方向に延びる横リブ9が形成されている。横リブ9は、横リブ9の外周縁に沿って形成された、容器内方へ凹む横リブ周溝9aと、横リブ周溝9aの内側に形成された平面状の横リブ中央面9bと、を有している。
以上、説明したように、本実施形態に係るブロー成形容器1は、筒状の口部2と、該口部2に連なり、下方に向けて徐々に拡径する肩部3と、該肩部3に、下方へ屈曲する連結屈曲部4を介して連なる胴部5と、該胴部5の下端を閉塞する底部6と、を有するボトル形状をなしており、胴部5に周方向に間隔をあけて配置された複数の減圧吸収パネル8と、複数の減圧吸収パネル8のそれぞれから肩部3に向けて延び、容器内方へ凹む凹溝状をなす複数の縦リブ7と、を有し、複数の減圧吸収パネル8の外周縁8aは、それぞれ、その略全周に亘って、その外側の面から容器内方に屈曲しており、複数の縦リブ7は、それぞれ、連結屈曲部4を突き抜けて肩部3に至っているという構成になっている。
したがって、本実施形態に係るブロー成形容器1によれば、このように、減圧吸収機能を有する減圧吸収パネル8から肩部3に突き抜ける縦リブ7を設けたことで、肩部3の永久変形を抑え、減圧吸収パネル8から肩部3にかけて一体となるように減圧吸収することができるため、減圧吸収容量を有利に向上することができる。また、本実施形態に係るブロー成形容器1の構成は、このように、減圧吸収パネル8から肩部3に跨る領域を活用できることから、減圧吸収パネル8の面積を確保し難い、例えば200ml以下となるような小容量のものに、特に効果的である。
また、本実施形態に係るブロー成形容器1では、複数の縦リブ7は、複数の減圧吸収パネル8のそれぞれに対して1本ずつ設けられており、複数の縦リブ7は、それぞれ、減圧吸収パネル8の周方向中央部から延びている。
したがって、本実施形態に係るブロー成形容器1によれば、簡単な構成によって、減圧吸収容量を向上することができる。
また、本実施形態に係るブロー成形容器1では、複数の縦リブ7は、それぞれ、肩部3における上側部分まで延びているので、1つの減圧吸収パネル8に対応する縦リブ7が1本の場合でも、減圧吸収パネル8と協働して減圧吸収できる肩部3の面積を有利に確保することができるため、減圧吸収容量を効果的に向上することができる。
また、本実施形態に係るブロー成形容器1では、複数の減圧吸収パネル8は、それぞれ、矩形状をなしているので、減圧吸収パネル8の面積を有利に確保でき、また、減圧吸収パネル8と縦リブ7とが有利に協働できることにより、減圧吸収容量を効果的に向上することができる。
また、本実施形態に係るブロー成形容器1では、胴部5は、複数の減圧吸収パネル8が1つずつ形成された相互に同一形状の複数のパネル形成面5aと、互いに隣り合う2つのパネル形成面5aをそれぞれ相互連結する、相互に同一形状の複数の連結面5bと、からなる多角柱状をなしており、複数の減圧吸収パネル8にそれぞれ対応する複数の縦リブ7は、複数の減圧吸収パネル8の相互間で、同一形状をなしている。
したがって、本実施形態に係るブロー成形容器1によれば、減圧吸収機能を担う部分の面積を有利に確保し、減圧吸収容量を効果的に向上することができる。
また、本実施形態に係るブロー成形容器1では、胴部5は、4つのパネル形成面5aと、4つの連結面5bと、からなる8角柱状をなしているので、特に効果的に減圧吸収容量を向上することができる。
次に、図4〜図5を参照し、本発明の第2実施形態に係るブロー成形容器1Aについて例示説明する。
本実施形態の容器1Aは、前述した第1実施形態の容器1と比較すると、縦リブ7Aの構成が異なる点と、減圧吸収パネル8と横リブ9とが補助リブ10で連結されている点と、で構成が異なっているが、その他の点では同一の構成になっている。
すなわち、容器1Aは、8本の縦リブ7Aを有している。8本の縦リブ7Aは、4つの減圧吸収パネル8のそれぞれに対し、減圧吸収パネル8の周方向両端部から延びるように、一対ずつ設けられている。なお、8本の縦リブ7Aは、4つの減圧吸収パネル8のそれぞれから肩部3に向けて延び、容器内方へ凹む凹溝状をなしている。また、8本の縦リブ7Aは、それぞれ、連結屈曲部4を突き抜けて肩部3に至っている。
また、容器1Aは、4つの減圧吸収パネル8と4本の横リブ9とを相互連結する8本の補助リブ10を有している。8本の補助リブ10は、4つの減圧吸収パネル8のそれぞれに対して2本ずつ設けられている。そして、8本の補助リブ10は、それぞれ、上下方向に延びており、4つの減圧吸収パネル8の周方向両端部近傍のそれぞれと、4つの横リブ9の周方向両端部近傍のそれぞれと、を相互連結している。
このように、減圧吸収機能を有する減圧吸収パネル8と横リブ9を相互連結する補助リブ10を設けたことで、胴部下部5lの永久変形を抑え、減圧吸収パネル8から胴部下部5lにかけて一体となるように減圧吸収することができるため、減圧吸収容量を有利に向上することができる。
以上、説明したように、本実施形態に係るブロー成形容器1Aでは、減圧吸収機能を有する複数の減圧吸収パネル8から肩部3に突き抜ける複数の縦リブ7Aは、複数の減圧吸収パネル8のそれぞれに対し、減圧吸収パネル8の周方向両端部から延びるように、一対ずつ設けられている。
したがって、本実施形態に係るブロー成形容器1Aによれば、第1実施形態の場合と同様に、肩部3の永久変形を抑え、減圧吸収パネル8から肩部3にかけて一体となるように減圧吸収することができるため、減圧吸収容量を有利に向上することができる。
次に、図6〜図7を参照し、本発明の第3実施形態に係るブロー成形容器1Bについて例示説明する。
本実施形態の容器1Bは、前述した第2実施形態の容器1Aと比較すると、8本の縦リブ7Bが、それぞれ、肩部3における上側部分まで延びている点で構成が異なっているが、その他の点では同一の構成になっている。
本実施形態に係るブロー成形容器1Bによれば、第2実施形態の場合と同様に、減圧吸収容量を有利に向上することができる。
次に、図8を参照し、本発明の第4実施形態に係るブロー成形容器1Cについて例示説明する。
本実施形態の容器1Cは、前述した第2実施形態の容器1Aと比較すると、8本の縦リブ7Cの上端が、それぞれ、肩部3に形成された凸部11又は凹部12によって取り囲まれている点で構成が異なっているが、その他の点では同一の構成になっている。なお、図示する場合では、各減圧吸収パネル8の右側に位置する縦リブ7Cの上端が、容器外方に凸となる凸部11によって取り囲まれており、各減圧吸収パネル8の左側に位置する縦リブ7Cの上端が、容器内方に凹む凹部12によって取り囲まれている。
本実施形態に係るブロー成形容器1Cによれば、第2実施形態の場合と同様に、減圧吸収容量を有利に向上することができる。
前述したところは本発明の一実施形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えてもよいことは言うまでもない。例えば、容器の肩部及び胴部の横断面を略8角形状としたが、他の多角形や、円形、楕円等、種々変更が可能である。また、第2〜第4実施形態においては、複数の縦リブは、複数の減圧吸収パネルのそれぞれに対し、減圧吸収パネルの周方向両端部から延びるように、一対ずつ設けられていたが、複数の縦リブを設ける位置は、減圧吸収パネルの周方向両端部に限られず、減圧吸収パネルの周方向中央部から対称となる位置であればよい。また、その本数も、一対ずつに限られず、少なくとも2本ずつ(偶数でも奇数でもよい)設けることができる。
本発明の実施例として、図1〜図3に示した容器(実施例1)、図4〜図5に示した容器(実施例2)、図6〜図7に示した容器(実施例3)、図8に示した容器(実施例4)を製作した。また、比較例として、図9に示す容器を製作した。
図9に示すように、比較例の容器100は、図1〜図3に示した容器1と比較すると、縦リブ7を有していない点と、減圧吸収パネル80が胴部中間部5mに収まるように配置されている点と、減圧吸収パネル80の外周縁80aの内側の構成が異なる点と、胴部上部5uにも横リブ9が形成されている点と、で構成が異なっているが、その他の点では同一の構成になっている。
実施例1〜4及び比較例の容器は、いずれも、PET材料による二軸延伸ブロー成形によって形成し、容量は112mlとした。そして、空の状態の各容器に対し、容器内を減圧していき、容器の壁面に永久変形を生じるまでの減圧吸収容量を測定した。なお、各例において測定した減圧吸収容量は、同一構成の容器を複数製作して測定した値の平均値である。
その結果、比較例では、減圧吸収容量が6.0mlであったのに対し、実施例1では6.5ml、実施例2では7.3ml、実施例3では6.7ml、実施例4では7.0mlであった。
以上の結果から、減圧吸収パネルから肩部に突き抜ける縦リブを設けることで、減圧吸収容量を向上できることが確認された。
1、1A、1B、1C、100 ブロー成形容器
2 口部
2a ねじ部
3 肩部
3a 肩部主要面
3b 肩部連結面
4 連結屈曲部
5 胴部
5a パネル形成面
5b 連結面
5u 胴部上部
5l 胴部下部
5m 胴部中間部
6 底部
7、7A、7B、7C 縦リブ
8、80 減圧吸収パネル
8a、80a 外周縁
8b パネル周溝
8c パネル中央面
8d パネル凹溝
9 横リブ
9a 横リブ周溝
9b 横リブ中央面
10 補助リブ
11 凸部
12 凹部
O 軸線

Claims (8)

  1. 筒状の口部と、該口部に連なり、下方に向けて徐々に拡径する肩部と、該肩部に、下方へ屈曲する連結屈曲部を介して連なる胴部と、該胴部の下端を閉塞する底部と、を有するボトル形状のブロー成形容器であって、
    前記胴部に周方向に間隔をあけて配置された複数の減圧吸収パネルと、
    前記複数の減圧吸収パネルのそれぞれから前記肩部に向けて延び、容器内方へ凹む凹溝状をなす複数の縦リブと、を有し、
    前記複数の減圧吸収パネルの外周縁は、それぞれ、その略全周に亘って、その外側の面から容器内方に屈曲しており、
    前記複数の縦リブは、それぞれ、前記連結屈曲部を突き抜けて前記肩部に至っていることを特徴とするブロー成形容器。
  2. 前記複数の縦リブは、前記複数の減圧吸収パネルのそれぞれに対し、前記減圧吸収パネルの周方向中央部から対称となる位置から延びるように、少なくとも2本設けられている、請求項1に記載のブロー成形容器。
  3. 前記複数の縦リブは、前記複数の減圧吸収パネルのそれぞれに対し、前記減圧吸収パネルの周方向両端部から延びるように、一対設けられている、請求項2に記載のブロー成形容器。
  4. 前記複数の縦リブは、それぞれ、前記肩部における上側部分まで延びている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のブロー成形容器。
  5. 前記複数の減圧吸収パネルは、それぞれ、矩形状をなしている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のブロー成形容器。
  6. 前記複数の縦リブの上端は、それぞれ、前記肩部に形成された凸部又は凹部によって取り囲まれている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のブロー成形容器。
  7. 前記胴部は、前記複数の減圧吸収パネルが1つずつ形成された相互に同一形状の複数のパネル形成面と、互いに隣り合う2つの前記パネル形成面をそれぞれ相互連結する、相互に同一形状の複数の連結面と、からなる多角柱状をなしており、
    前記複数の減圧吸収パネルにそれぞれ対応する前記複数の縦リブは、前記複数の減圧吸収パネルの相互間で、同一形状をなしている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のブロー成形容器。
  8. 前記胴部は、4つの前記パネル形成面と、4つの前記連結面と、からなる8角柱状をなしている、請求項7に記載のブロー成形容器。
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