JP2011194312A - ハニカム構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用する原材料の量をなるべく少なくしつつ、耐クラック性に優れたハニカム構造体を提供する。
【解決手段】複数のセル4を区画形成する多孔質の隔壁5と目封止部8とを有する複数のハニカムセグメント10からなるハニカム構造部11と、外周壁20と、ハニカム構造部11と外周壁20との間の充填部30と、を備え、複数のハニカムセグメント10は、多角柱状の柱状ハニカムセグメント10aを有しており、柱状ハニカムセグメント10aの面積に対する充填部30の総面積の比率が2.55%以下であり、充填部30が占める領域内で、この領域の外周縁に内接する円を描いたときに、上記円のうち、直径が最大となる円の直径Dが1.8mm以下であり、上記領域の外周縁上に位置する2つの点の間の直線距離が最大となる場合における上記2つの点の間の距離Wを上記直径Dで除した値が50以下であるハニカム構造体100。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハニカム構造体に関し、更に詳しくは、使用する原材料の量をなるべく少なくしつつ、急激な温度変化を伴う条件下においてもクラックが発生し難いハニカム構造体に関する。
従来、内燃機関、ボイラー、化学反応機器、及び燃料電池用改質器などの触媒作用を利用する触媒用担体や、排ガス中の粒子状物質、特にディーゼル微粒子の捕集フィルタ(ディーゼルパティキュレートフィルタ:以下、「DPF」ということがある)などに、セラミックスからなるハニカム構造体が用いられている。
このような目的に使用されるハニカム構造体は、一般に、多孔質の隔壁によって区画された流体の流路となる複数のセルを有し、特に、粒子状物質の捕集用のフィルタとして用いられる場合には、端面が市松模様状を呈するように、隣接するセルが互いに反対側の端部において目封止された構造を有する。このような構造を有するハニカム構造体において、被処理流体は流入孔側端面が封止されていないセル、即ち流出孔側端面が封止されているセルに流入し、多孔質の隔壁を通って隣のセル、即ち、流入孔側端面が封止され、流出孔側端面が封止されていないセルから排出される。この際、隔壁がフィルタとなり、例えば、DPFとして使用した場合には、ディーゼルエンジンから排出されるススなどの粒子状物質(パティキュレート・マター:以下「PM」ということがある)が隔壁に捕捉され隔壁上に堆積する。
このようなハニカム構造体としては、ハニカム形状の複数のハニカムセグメントを接合材で接合して構成されるものが知られている。具体的には、ハニカム形状の複数のハニカムセグメントを接合材で接合して構成されるハニカム構造部と、このハニカム構造部の外周面を覆うように形成された外周壁と、上記ハニカム構造部と外周壁の間に形成された空隙を埋めるための充填部と、を備えるものなどを挙げることができる(例えば、特許文献1参照)。そして、上記充填部を設けることによって、ハニカム構造部の外周部分の断面積が極度に小さくなることに起因してセルにススが詰まり、ハニカム構造体に亀裂(クラック)が生じることを防止している。
国際公開第07/23653号パンフレット
しかしながら、特許文献1に記載のハニカム構造体は、急激な温度変化を伴う条件下(例えば、Close Coupled配置(即ち、ハニカム構造体がエンジン近傍に配置され、高温の排ガスに曝され、かつ、温度変化が激しい状態となるような配置)、急加速、急減速など)で使用された場合には、充填部及び外周壁に大きな温度勾配が発生することに起因して外周部にクラックが生じることがあった。そして、外周部にクラックが生じた後に、例えば車両が振動すると、充填部や外周壁の一部が排気系から排出されたり、クラックが大きくなってススの漏れが生じたりするという問題があった。
一方、Close Coupled配置は、近年多く採用されており、Close Coupled配置のような厳しい環境下において使用した場合であっても、使用する原材料の量をなるべく少なくしつつ(即ち、使用する原材料の量を増加させて外周壁を厚くするなどの対策を採れば、クラックの発生を抑制することが可能であるが、使用する原材料の量を過剰に増加させることなく)、ハニカム構造体の外周部においてクラックが発生し難い、即ち、耐クラック性に優れたハニカム構造体の開発が切望されていた。
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、使用する原材料の量をなるべく少なくしつつ、急激な温度変化を伴う条件下においてもクラックが発生し難い、即ち、耐クラック性に優れたハニカム構造体を提供することである。
本発明者らは上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、充填部の断面積、充填部に描かれる内接円のうち直径が最大となる円の直径(最大内接円直径)、及び、充填部の幅と最大内接円直径との比に着目して、これらを調節することによって、上記課題を達成することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、以下に示す、ハニカム構造体が提供される。
[1] 一方の端面から他方の端面まで貫通し流体の流路となる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁と前記一方の端面における所定のセルの開口部及び前記他方の端面における残余のセルの開口部を封止する目封止部とを有する複数のハニカムセグメントからなるハニカム構造部と、前記ハニカム構造部の外周面を覆うように形成された外周壁と、前記ハニカム構造部と前記外周壁との間に形成された空隙を充填する充填部と、を備え、前記複数のハニカムセグメントは、前記セルの延びる方向に垂直な断面において、前記ハニカム構造部の前記外周面を構成しない多角柱状の柱状ハニカムセグメントを有しており、前記セルの延びる方向に垂直な断面における前記柱状ハニカムセグメントの面積に対する前記充填部の総面積の比率が、2.55%以下であり、前記セルの延びる方向に垂直な断面における前記充填部が占める領域内で、前記領域の外周縁に内接する円を描いたときに、前記円のうち、直径が最大となる円の直径Dが、1.8mm以下であり、前記領域の外周縁上に位置する2つの点の間の直線距離が最大となる場合の前記2つの点の間の距離Wを前記直径Dで除した値が50以下であるハニカム構造体。
[2] 前記セルの延びる方向に垂直な断面における前記柱状ハニカムセグメントの面積に対する前記充填部の総面積の比率が、0.5〜2.55%である前記[1]に記載のハニカム構造体。
[3] 前記距離Wを前記直径Dで除した値が5〜50である前記[1]または[2]に記載のハニカム構造体。
本発明のハニカム構造体によれば、セルの延びる方向に垂直な断面における柱状ハニカムセグメントの面積に対する充填部の総面積の比率が、2.55%以下であり、セルの延びる方向に垂直な断面における充填部が占める領域内で、この領域の外周縁に内接する円を描いたときに、上記円のうち、直径が最大となる円の直径Dが、1.8mm以下であり、かつ、セルの延びる方向に垂直な断面における充填部が占める領域において、上記領域の外周縁上に位置する2つの点の間の直線距離が最大となる場合における、上記2つの点の間の距離Wを上記直径Dで除した値が50以下であるため、急激な温度変化によって発生するハニカム構造体の端面における半径方向(ハニカム構造体の中心軸に直交する方向)の変形に起因して発生する充填部への応力が小さくなる。そして、使用する原材料の量をなるべく少なくしつつ、急激な温度変化を伴う条件下においてもクラックが発生し難い、即ち、耐クラック性に優れるという効果を奏する。
本発明のハニカム構造体の一実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明のハニカム構造体の一実施形態の一方の端面を示す平面図である。 本発明のハニカム構造体の一実施形態の一方の端面の一部を拡大して模式的に示す平面図である。 本発明のハニカム構造体の一実施形態の充填部を拡大して模式的に示す平面図である。 S1/S0(%)と直径Dとの関係を示すプロット図である。 S1/S0(%)とD/Wとの関係を示すプロット図である。 スス堆積処理の方法及びスス強制再生試験の測定方法で使用した排ガス浄化装置を模式的に示す断面図である。 スス堆積処理の方法における時間と速度との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良などが加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
[1]ハニカム構造体:
図1は、本発明のハニカム構造体の一実施形態を模式的に示す斜視図であり、図2は、本発明のハニカム構造体の一実施形態の一方の端面を示す平面図である。そして、図3は、本発明のハニカム構造体の一実施形態の一方の端面の一部を拡大して模式的に示す平面図である。図1〜図3に示すように、本実施形態のハニカム構造体100は、一方の端面2から他方の端面3まで貫通し流体の流路となる複数のセル4を区画形成する多孔質の隔壁5と一方の端面2における所定のセル4(4a)の開口部及び他方の端面3における残余のセル4(4b)の開口部を封止する目封止部8とを有する複数のハニカムセグメント10からなるハニカム構造部11と、このハニカム構造部11の外周面を覆うように形成された外周壁20と、ハニカム構造部11と外周壁20との間に形成された空隙を充填する充填部30と、を備えている。
そして、複数のハニカムセグメント10は、セル4の延びる方向に垂直な断面において、ハニカム構造部11の外周面を構成しない多角柱状の柱状ハニカムセグメント10aを有しており、セル4の延びる方向に垂直な断面における柱状ハニカムセグメント10aの面積に対する充填部30の総面積の比率が、2.55%以下である。そして、図4に示すように、セル4の延びる方向に垂直な断面における充填部30が占める領域31内で、この領域31の外周縁に内接する円を描いたときに、上記円のうち、直径が最大となる円32の直径Dが、1.8mm以下である。そして、上記領域31の外周縁上に位置する2つの点33a,33bの間(即ち、1つの充填部30が占める領域31の外周縁上に位置する2つの点33a,33bの間)の直線距離が最大となる場合における、上記2つの点33a,33bの間の距離Wを上記直径Dで除した値が50以下である。図4は、ハニカム構造体100の充填部30を拡大して模式的に示す平面図である。
このようなハニカム構造体100は、セル4の延びる方向に垂直な断面における柱状ハニカムセグメント10aの面積に対する充填部30の総面積の比率が、2.55%以下であり、セル4の延びる方向に垂直な断面における充填部30が占める領域内で、この領域の外周縁に内接する円を描いたときに、上記円のうち、直径が最大となる円の直径Dが、1.8mm以下であり、かつ、セル4の延びる方向に垂直な断面における充填部30が占める領域において、上記領域の外周縁上に位置する2つの点の間の直線距離が最大となる場合における、上記2つの点の間の距離Wを上記直径Dで除した値が50以下であるという所定の条件を満たすことにより、使用する原材料の量をなるべく少なくしつつ、急激な温度変化を伴う条件下においてもクラックが発生し難いものである。即ち、本発明は、無数に存在するパラメータの中から、充填部の総面積の比率、上記直径D、及び、上記距離Wを上記直径Dで除した値の3つのパラメータに着目し、これらの3つのパラメータを所定の範囲とすることによって、使用する原材料の量をなるべく少なくしつつ、急激な温度変化を伴う条件下においてもクラックが発生し難いハニカム構造体を得ることができるということを見出したものである。
本実施形態のハニカム構造体100は、セル4の延びる方向に垂直な断面における全体形状が、三角形、四角形、六角形、八角形、円形、これらの形状の組合せ(例えば、一方の端面における全体形状が四角形であり、他方の端面における全体形状が円形である場合など)を挙げることができる。
ハニカム構造体100の全体の大きさは、特に限定されず、所望の大きさとすることができる。具体的には、ハニカム構造体100の直径が80〜300mmであることが好ましく、100〜280mmであることが更に好ましい。また、ハニカム構造体100のセル4の延びる方向の長さ(中心軸方向の長さ)は、100〜350mmであることが好ましく、100〜300mmであることが更に好ましい。
[1−1]ハニカムセグメント:
ハニカムセグメント10の材料としては、セラミックが好ましく、強度及び耐熱性に優れることより、炭化珪素(SiC)、珪素−炭化珪素系複合材料、コージェライト、ムライト、アルミナ、スピネル、炭化珪素−コージェライト系複合材料、リチウムアルミニウムシリケート、チタン酸アルミニウム、鉄−クロム−アルミニウム系合金からなる群から選択される少なくとも1種であることが更に好ましい。これらの中でも、炭化珪素が好ましい。セラミック原料の含有量は、成形原料全体に対して40〜90質量%であることが好ましい。
ハニカムセグメント10(ハニカムセグメント10を構成する隔壁5)は、多孔質であることが好ましい。ハニカムセグメント10の気孔率は30〜70%であることが好ましく、40〜60%であることが更に好ましい。気孔率をこのような範囲とすることにより、強度を維持しながら圧力損失を小さくすることができる。気孔率が30%未満であると、圧力損失が上昇することがある。気孔率が70%を超えると、強度が低下したり、熱伝導率が低下したりすることがある。気孔率は、水銀ポロシメータにより測定した値である。
ハニカムセグメント10は、平均細孔径が5〜30μmであることが好ましく、10〜25μmであることが更に好ましい。平均細孔径をこのような範囲とすることにより、粒子状物質(PM)を効果的に捕集することができる。平均細孔径が5μm未満であると、粒子状物質(PM)により目詰まりを起こしやすくなることがある。平均細孔径が30μmを超えると、粒子状物質(PM)がフィルタに捕集されず通過することがある。平均細孔径は、水銀ポロシメータにより測定した値である。
ハニカムセグメント10の材質が炭化珪素である場合、炭化珪素粒子の平均粒径が5〜40μmであることが好ましい。このような平均粒径とすることにより、フィルタに好適な気孔率、気孔径に制御しやすいという利点がある。平均粒径が5μmより小さいと、気孔径が小さくなり過ぎ、40μmより大きいと気孔率が大きくなり過ぎることがある。気孔径が小さ過ぎると粒子状物質(PM)により目詰まりを起こしやすくなることがあり、気孔率が大き過ぎると圧力損失が上昇することがある。原料の平均粒径は、JIS R 1629に準拠した方法で測定した値である。
ハニカムセグメント10のセル4の形状(ハニカム構造体100のセル4が延びる方向に対して垂直な断面におけるセル4の形状)は、四角形、六角形又は八角形が好ましく、正方形又は長方形が更に好ましい。
隔壁5の厚さは、0.20〜0.50mmであることが好ましく、0.25〜0.45mmであることが更に好ましい。隔壁5の厚さが、0.20mmより薄いと、ハニカム構造体100の強度が低下することがある。隔壁5の厚さが0.50mmより厚いと、排ガスを処理する隔壁5の面積が小さくなり、排ガスを処理する能力が低下することがあり、また、排ガスを処理するときの圧力損失が増大することがある。
ハニカムセグメント10のセル密度は、20〜90セル/cmであることが好ましく、30〜70セル/cmであることが更に好ましい。20セル/cmより小さいと、隔壁の厚さが厚くなりすぎるか、又はセルの幅が大きくなりすぎることがある。90セル/cmより大きいと、隔壁の厚さが薄くなりすぎるか、又はセルの幅が小さくなりすぎることがある。
また、ハニカムセグメント10の個数は、本実施形態のハニカム構造体100のセル4の延びる方向に垂直な断面内において、4〜60個であることが好ましく、9〜40個であることが更に好ましい。ハニカムセグメント10の大きさは、セル4の延びる方向に垂直な断面の面積が9〜25cmであることが好ましく、12〜19cmであることが更に好ましい。9cmより小さいと、ハニカム構造体100に排ガスが流通するときの圧力損失が大きくなることがあり、25cmより大きいと、ハニカムセグメント10が破損するおそれがある。
複数のハニカムセグメント10は、多角柱状の柱状ハニカムセグメント10aを有している。柱状ハニカムセグメント10aとしては、具体的には、四角柱状、六角柱状、八角柱状、三角柱状、円柱状などを挙げることができる。これらの中でも、製造が容易であるという観点から、図2に示すように、四角柱状であることが好ましい。
複数のハニカムセグメント10は、具体的には、図2に示すように、セル4の延びる方向に垂直な断面において、柱状ハニカムセグメント10aが縦横に隣接して配列されることによって形成される中央部ハニカムセグメントと、この中央部ハニカムセグメントの外周部分に配置され、柱状ハニカムセグメントの一部が外周壁20に沿って欠落された形状の欠落ハニカムセグメント10bからなる外周部ハニカムセグメントと、から構成されている。このように柱状ハニカムセグメント10aは、ハニカム構造部11の外周面を構成するものではなく、即ち、外周壁20に沿って欠落した部分を有するものではない。別言すれば、柱状ハニカムセグメント10aは、杯土が押出成形されたとき形成される形状を維持しているものである。具体的には、杯土が四角柱状を有するように押出成形された場合には、四角柱状のハニカムセグメントのことを柱状ハニカムセグメントという。
ハニカム構造体100(ハニカム構造部11)は、図2に示すように、複数のハニカムセグメント10が、互いの側面同士が対向するように隣接して配置されるとともに、対向する側面同士が接合部40により接合されて構成されている。接合部40は、隣接するハニカムセグメント10の対向する側面の全体に配置されることが好ましい。接合部40の材料は、無機繊維、コロイダルシリカ、粘土、SiC(炭化珪素)粒子などの無機原料に、有機バインダ、発泡樹脂、分散剤などの添加材を加えたものに水を加えて混練したものなどが好ましい。
接合部40の厚さは、0.1〜3.0mmであることが好ましく、0.5〜2.0mmであることが更に好ましい。0.1mmより薄いと、ハニカムセグメント11を接合する力が弱くなることがあり、更に、隣接するハニカムセグメント11同士が接触することがある。3.0mmより厚いと、排ガスが通過する方向(セルの延びる方向)に垂直な断面において、接合部40の面積が大きくなるため、排ガスを流すときに、圧力損失が大きくなることがある。なお、接合部40の厚さが隣接するハニカムセグメント11間の距離になる。
目封止部8の材質(セラミックス原料)は、ハニカム構造体100を構成する隔壁5の材質と同じ材質とすることが好ましい。これにより、焼成時に、目封止部8が隔壁5と強固に結合するようになる。
目封止部8は、所定のセル4(4a)と残余のセル4(4b)とが、ハニカムセグメント10の端面に市松模様が形成されるように、交互に配置されていることが好ましい。
目封止部8の深さは、1.0〜15.0mmであることが好ましく、3.0〜12.0mmであることが更に好ましい。1.0mmより浅いと、目封止部8の強度が低下するおそれがある。一方、15.0mmより深いと、隔壁5の、PMを捕集する面積が小さくなるおそれがある。ここで、目封止部8の深さとは、目封止部8の、セル4の延びる方向における長さを意味する。
[1−2]外周壁:
外周壁20は、上述したように、ハニカム構造部11の外周面を覆うように形成されたものである。このように外周壁20を備えることによって、ハニカム構造体100の外周の凹凸をより少なくすることができる。
外周壁20は、成形時に多孔質基材と一体的に形成させる成形一体壁であることが好ましいが、成形後に、多孔質基材の外周を研削して所定形状とし、セラミックセメントなどで外周壁を形成するセメントコート壁であることも好ましい態様である。成形一体壁の場合、外周壁20の材質は、隔壁5の材質と同じであることが好ましい。また、外周壁20がセメントコート壁の場合、セメントコート壁の材質としては、共素地にガラスなどのフラックス成分を加えた材料などを挙げることができる。
外周壁20の厚さは、0.1〜3.0mmであることが好ましく、0.3〜2.0mmであることが更に好ましい。0.1mmより薄いと、外周コートを行うときにクラックが発生し易くなることがある。3.0mmより厚いと、排ガスを流すときに、圧力損失が大きくなることがある。
[1−3]充填部:
充填部30は、上述したように、ハニカム構造部11と外周壁20との間に形成された空隙を充填するものである。充填部30の材料としては、無機繊維、コロイダルシリカ、粘土、SiC粒子などの無機原料に、有機バインダ、発泡樹脂、分散剤などの添加材を加えたものに水を加えて混練したスラリーなどを挙げることができる。
そして、セル4の延びる方向に垂直な断面における柱状ハニカムセグメント10aの面積に対する充填部30の総面積の比率は、2.55%以下であることが必要であり、0.5〜2.55%であることが好ましい。好ましい範囲(0.5〜2.55%)内であると、充填部形成工程における生産性が良いという利点がある。上記比率が2.55超であると、急激な温度変化(急昇温または急冷却)によってハニカム構造体の半径方向に大きな温度勾配が発生するため、熱膨張の差が大きくなる。そのため、充填部30に剥れが発生する。なお、上記比率は、2.55%以下であれば特に制限はないが、0.5%未満であると、充填部30を形成することが困難になるおそれがある。従って、設計上の観点から、上記比率が0.5%以上であることが好ましい。なお、ハニカム構造体は、外周コートの塗布量を調整すれば、充填部を形成する工程を設けなくても作製することができるが、外周コートの塗布量を調整してハニカム構造体を作製するには手間がかかる。なお、セル4の延びる方向に垂直な断面における柱状ハニカムセグメント10aの面積とは、隔壁5の面積とセル4の開口部の総面積との合計の面積のことである。
そして、セル4の延びる方向に垂直な断面における充填部30が占める領域内で、この領域の外周縁に内接する円を描いたときに、上記円のうち、直径が最大となる円の直径Dは、1.8mm以下であることが必要であり、0.5〜1.8mmであることが好ましい。好ましい範囲(0.5〜1.8mm)内であると、充填部形成工程における生産性が良いという利点がある。上記直径Dが1.8mm超であると、急激な温度変化(急昇温または急冷却)によってハニカム構造体の端面における半径方向に大きな温度勾配が発生するため、熱膨張の差が大きくなる。そのため、充填部30の剥れが発生する。なお、上記直径Dは、1.8mm以下であれば特に制限はないが、0.5mm未満であると、充填部30を形成することが困難になるおそれがある。従って、設計上の観点から、上記直径Dが0.5mm以上であることが好ましい。なお、ハニカム構造体は、外周コートの塗布量を調整すれば、充填部を形成する工程を設けなくても作製することができるが、外周コートの塗布量を調整してハニカム構造体を作製するには手間がかかる。
図5は、S1/S0(%)と直径Dとの関係を示すプロット図であり、図5によれば、上記比率(S1/S0)が2.55を超えるとともに直径Dが1.8mmを超える場合には、充填部30に剥れが発生することが分かる。
セル4の延びる方向に垂直な断面における充填部30が占める領域において、上記領域の外周縁上に位置する2つの点の間の直線距離が最大となる場合における、上記2つの点の間の距離Wを上記直径Dで除した値が50以下であることが必要であり、5〜50であることが好ましい。好ましい範囲(5〜50)内であると、充填部形成工程における生産性が良いという利点がある。上記距離Wを上記直径Dで除した値が50超であると、充填部30の厚みが相対的に薄いことになるため、ハニカム構造体100の半径方向の温度勾配が小さい場合であっても充填部30の強度が不足してクラックが発生する。なお、上記距離Wを上記直径Dで除した値が5以下であると、形状が突起状に近くなり、充填部30を形成したハニカムセグメント接合体の外周の研削を行う際にチッピングなどが発生して充填部30が破損しやすくなることがある。そのため、充填部30を形成することが困難になる。従って、設計上の観点から、上記距離Wを上記直径Dで除した値が5以上であることが好ましい。
図6は、S1/S0(%)とD/Wとの関係を示すプロット図であり、図6によれば、上記比率(S1/S0)が2.55以下であっても、距離Wを上記直径Dで除した値が50を超えると、クラックが発生することが分かる。
[1−4]触媒:
本発明のハニカム構造体は、隔壁に触媒を担持していてもよい。触媒を担持することによって、排ガス中に含まれるCO,HC,NOを浄化することができる。
触媒としては、三元触媒、酸化触媒、NO選択還元用SCR触媒、NO吸蔵触媒などを挙げることができる。酸化触媒には、貴金属が含有され、この貴金属としては、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、及びパラジウム(Pd)からなる群より選択される一種以上が好ましい。貴金属の合計量は、ハニカム構造体100の単位体積(1リットル)当り、10〜100gであることが好ましい。
三元触媒とは、主に炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NO)を浄化する触媒のことをいう。例えば、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)を含む触媒を挙げることができる。この三元触媒により、炭化水素は水と二酸化炭素に、一酸化炭素は二酸化炭素に、窒素酸化物は窒素に、それぞれ酸化または還元によって浄化される。
NO選択還元用SCR触媒としては、金属置換ゼオライト、バナジウム、チタニア、酸化タングステン、銀、及びアルミナからなる群より選択される少なくとも1種を含有するものを挙げることができる。また、NO吸蔵触媒としては、アルカリ金属、及び/又はアルカリ土類金属などを挙げることができる。アルカリ金属としては、K、Na、Liなどを挙げることができる。アルカリ土類金属としては、Caなどを挙げることができる。K、Na、Li、及びCaの合計量は、ハニカム構造体100の単位体積(1リットル)当り、30〜300gであることが好ましい。
[2]ハニカム構造体の製造方法:
本発明のハニカム構造体の一実施形態は、例えば、以下のようにして作製することができる。
[2−1]ハニカムセグメントの作製:
まず、セラミック原料にバインダ、界面活性剤、造孔材、水などを添加して成形原料とする。セラミック原料としては、炭化珪素、珪素−炭化珪素系複合材料、コージェライト、ムライト、アルミナ、スピネル、炭化珪素−コージェライト系複合材料、リチウムアルミニウムシリケート、チタン酸アルミニウム、鉄−クロム−アルミニウム系合金からなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。これらの中でも、炭化珪素又は珪素−炭化珪素系複合材料が好ましい。珪素−炭化珪素系複合材料とする場合、炭化珪素粉末及び金属珪素粉末を混合したものをセラミック原料とする。セラミック原料の含有量は、成形原料全体に対して40〜90質量%であることが好ましい。
バインダとしては、メチルセルロース、ヒドロキシプロポキシルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコールなどを挙げることができる。これらの中でも、メチルセルロースとヒドロキシプロポキシルセルロースとを併用することが好ましい。バインダの含有量は、成形原料全体に対して2〜20質量%であることが好ましい。
水の含有量は、成形原料全体に対して7〜45質量%であることが好ましい。
界面活性剤としては、エチレングリコール、デキストリン、脂肪酸石鹸、ポリアルコールなどを用いることができる。これらは、一種単独で使用してもよいし、二種以上を組み合わせて使用してもよい。界面活性剤の含有量は、成形原料全体に対して5質量%以下であることが好ましい。
造孔材としては、焼成後に気孔となるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、澱粉、発泡樹脂、吸水性樹脂、シリカゲルなどを挙げることができる。造孔材の含有量は、成形原料全体に対して15質量%以下であることが好ましい。
次に、成形原料を混練して坏土を形成する。成形原料を混練して坏土を形成する方法としては特に制限はなく、例えば、ニーダー、真空土練機などを用いる方法を挙げることができる。
次に、坏土を押出成形してハニカム成形体を複数個形成する。押出成形に際しては、所望のハニカムセグメント形状、セル形状、隔壁厚さ、セル密度などを有する口金を用いることが好ましい。口金の材質としては、摩耗し難い超硬合金が好ましい。ハニカム成形体は、流体の流路となる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁と最外周に位置する外周壁とを有するものである。
ハニカム成形体の隔壁厚さ、セル密度、外周部の厚さなどは、乾燥、焼成における収縮を考慮し、作製しようとする本発明のハニカム構造体の構造に合わせて適宜決定することができる。
得られたハニカム成形体について、焼成前に乾燥を行うことが好ましい。乾燥の方法は特に限定されず、例えば、マイクロ波加熱乾燥、高周波誘電加熱乾燥などの電磁波加熱方式と、熱風乾燥、過熱水蒸気乾燥などの外部加熱方式とを挙げることができる。これらの中でも、成形体全体を迅速かつ均一に、クラックが生じないように乾燥することができる点で、電磁波加熱方式で一定量の水分を乾燥させた後、残りの水分を外部加熱方式により乾燥させることが好ましい。乾燥の条件として、電磁波加熱方式にて、乾燥前の水分量に対して、30〜90質量%の水分を除いた後、外部加熱方式にて、3質量%以下の水分にすることが好ましい。電磁波加熱方式としては、誘電加熱乾燥が好ましく、外部加熱方式としては、熱風乾燥が好ましい。
次に、ハニカム成形体のセルの延びる方向における長さが、所望の長さではない場合は、両端面(両端部)を切断して所望の長さとすることが好ましい。切断方法は特に限定されないが、丸鋸切断機などを用いる方法を挙げることができる。
次に、ハニカム成形体を焼成して、ハニカム焼成体を作製することが好ましい。焼成の前に、バインダなどを除去するため、仮焼成を行うことが好ましい。仮焼成は大気雰囲気において、400〜500℃で、0.5〜20時間行うことが好ましい。仮焼成及び焼成の方法は特に限定されず、電気炉、ガス炉などを用いて焼成することができる。焼成条件は、窒素、アルゴンなどの不活性雰囲気において、1300〜1500℃で、1〜20時間加熱することが好ましい。
次に、得られたハニカム焼成体の、流体の入口側の端面における所定のセルの開口部と、流体の出口側の端面における残余のセルの開口部に目封止部を形成し、ハニカムセグメントを作製する。目封止部を形成する方法は、特に限定されないが、例えば、以下の方法を挙げることができる。ハニカム焼成体の一方の端面にシートを貼り付けた後、当該シートの目封止部を形成しようとするセルに対応した位置に穴を開ける。そして、目封止部の構成材料をスラリー化した目封止用スラリーに、ハニカム焼成体の当該シートを貼り付けた端面に浸漬し、シートに開けた孔を通じて、目封止部を形成しようとするセルの開口部内に目封止用スラリーを充填する。
そして、ハニカム焼成体の他方の端面については、一方の端面において目封止を施さなかったセルについて、上記一方の端面に目封止部を形成した方法と同様の方法で目封止部を形成する(目封止用スラリーを充填する)。目封止用スラリーは、ハニカム成形体のセラミック原料にメチルセルロースなどのバインダと造孔材を加えて、混合したものを使用することが好ましい。目封止部を形成した後に、上記焼成条件と同様の条件で焼成を行うことが好ましい。また、目封止部の形成は、ハニカム成形体を焼成する前に行ってもよい。
[2−2]ハニカム構造体の作製:
所定数のハニカムセグメントを接合材で接合し、乾燥させて、複数個のハニカムセグメントが、互いの側面同士が対向するように隣接して配置されると共に、対向する側面同士が接合部により接合されたハニカム構造体を形成する。接合部は、対向する側面全体に配設されることが好ましい。接合部は、ハニカムセグメントが熱膨張、熱収縮したときに、体積変化分を緩衝する(吸収する)役割を果たすとともに、各ハニカムセグメントを接合する役割を果たす。
接合材をハニカムセグメントの側面に塗布する方法は、特に限定されず、刷毛塗りなどの方法を用いることができる。
接合材としては、無機繊維、コロイダルシリカ、粘土、SiC粒子などの無機原料に、有機バインダ、発泡樹脂、分散剤などの添加材を加えたものに水を加えて混練したスラリーなどを挙げることができる。
複数のハニカムセグメントを接合材で接合し、乾燥させてハニカムセグメント接合体(ハニカム構造部)を得る。次に、充填部となる部分(外周の加工後に削り残しが出る部分)に充填材を塗布した後、乾燥させる。その後、所定形状のハニカム構造体を製作するために必要な充填部の厚みよりも大きな厚みを有する充填材による層を形成する。次に、ハニカムセグメント接合体の外周部分を、所定の切削線に沿って切削して、切削加工されたハニカムセグメント接合体を得る。なお、充填材による層(充填層)の形成は、外周加工を行った後に行ってもよい。この場合には充填層の形状をハニカム構造体の所定の形状にあわせて形成する。具体的には、所定形状になるまで充填材を少量ずつ複数回塗り分ける方法が挙げられる。切削加工されたハニカムセグメント接合体の外周面に、外周コート処理を行って外周壁を形成する。外周コート処理の方法としては、外周コート材をハニカムセグメント接合体の外周面に塗布して、乾燥させる方法を挙げることができる。外周コート材としては、無機繊維、コロイダルシリカ、粘土、SiC粒子、有機バインダ、発泡樹脂、分散剤、水などを混合したもの等を用いることができる。また、外周コート材を塗布する方法は、特に限定されず、ハニカムセグメント接合体をろくろ上で回転させながらゴムへらなどでコーティングする方法等を挙げることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
まず、セラミックス原料として、SiC粉、金属Si粉を80:20の質量割合で混合し、これに、成形助材としてメチルセルロース及びヒドロキシプロポキシメチルセルロース、造孔材として澱粉と吸水性樹脂、界面活性剤及び水を添加して混練し、真空土練機により四角柱状の坏土を作製した。
次に、所定の金型を用いて坏土を押出成形し、セル形状が四角形で、全体形状が四角柱形のハニカム成形体を得た。そして、ハニカム成形体をマイクロ波乾燥機で乾燥し、更に熱風乾燥機で完全に乾燥させた後、ハニカム成形体の両端面を切断し、所定の寸法に整えた。次に、ハニカム成形体の両端面にマスクを貼り付けた。その後、上記マスクの、ハニカム成形体の一方の端面における所定のセルの開口部に対応する部分、及び、他方の端面における残余のセルの開口部に対応する部分に孔を開けた。次に、一方の端部をSiC原料を含有する目封止スラリーに浸漬した後、他方の端部を目封止スラリーに浸漬した。このようにして、一方の端面における所定のセルの開口部及び他方の端面における残余のセルの開口部に、いわゆる市松模様状に交互に目封止スラリーを充填した。その後、熱風乾燥機で乾燥し、更に、1410〜1440℃で、15時間、焼成することによって、一方の端面における所定のセルの開口部及び他方の端面における残余のセルの開口部に、いわゆる市松模様状に交互に目封止部が配設されたハニカム焼成体(ハニカムセグメント)を得た。
得られたハニカムセグメントは、セルの延びる方向に直交する断面の、端部の幅が36.0mmであった。また、ハニカムセグメントのセルの延びる方向に直交する断面の面積(セグメント面積)は、1296mmであった。また、ハニカムセグメントのセルの延びる方向における長さは152.4mmであった。また、ハニカムセグメントの、隔壁の厚さは0.3mmであり、セル密度は46.5セル/cmであった。
次に、所定数のハニカムセグメントを接合材で接合し、乾燥させて、複数個のハニカムセグメントが互いの側面同士が対向するように隣接して配置されるとともに、対向する側面同士が接合部により接合されたハニカムセグメント接合体を形成した。その後、充填部となる部分(外周の加工後に削り残しが出る部分)に充填材を塗布、乾燥させて、2.0mmの厚みを有する充填材による層を形成した。充填材にはSiC粒子、コロイダルシリカを混合したものを用いた。
その後、ハニカムセグメント接合体の外周を粗加工、研削して円筒状の所望の形状を得た。その際、充填部の面積S1を、S1/S0が0.30%、最大内接円直径が0.28mmになるように、外周加工旋盤におけるハニカムセグメント接合体の把持位置を調整した。外周加工後、ハニカムセグメント接合体において外周コート処理を行い、ハニカムセグメント接合体の最外周に外周部を配設して、図1に示すような、直径143.8mmのハニカム構造体を得た。なお、外周コート処理に使用した外周コート材としては、SiC粒子、及び、コロイダルシリカを混合したものを用いた。
次に、平均粒子径が100μmであるγAlと平均粒子径が100μmであるCeOとの混合物粒子(比表面積50m/g)をボールミルにて湿式解砕し、細孔を有する平均粒子径5μmの解砕粒子を得た。得られた解砕粒子を、Pt及びRhを含む溶液に浸漬して解砕粒子の細孔内にPt及びRhを担持させた。そして、Pt及びRhを担持させた解砕粒子に、酢酸及び水を加えてコート用スラリーを得た。得られたコート用スラリーに、得られたハニカム焼成体の一方の端部側を浸漬させた。その後、他方の端部側からコート用スラリーを吸引することによって、ハニカム焼成体の隔壁に触媒を担持させて触媒層を形成した。その後、乾燥させ、600℃で2時間焼成して、ハニカム触媒体を得た。
得られたハニカム構造体は、直径が144mmであり、長さが152mmであり、S1/S0が0.30%であり、内接円の直径が0.28mmであり、W/D比が31であった。
得られたハニカム構造体について、以下の方法で「スス強制再生試験」を行った。結果を表1に示す。
表1中、「長さ」は、ハニカム構造体の中心軸方向の長さを示し、「S1/S0(%)」は、セルの延びる方向に垂直な断面における前記柱状ハニカムセグメントの面積に対する前記充填部の総面積の比率を示し、「最大内接円の直径(mm)」は、セルの延びる方向に垂直な断面における前記充填部が占める領域内で、前記領域の外周縁に内接する円を描いたときに、前記円のうち、直径が最大となる円の直径を示し、「W/D比」は、セルの延びる方向に垂直な断面における前記充填部が占める領域において、前記領域の外周縁上に位置する2つの点の間の直線距離が最大となる場合における、前記2つの点の間の距離Wを前記直径Dで除した値を示す。
[スス堆積処理の方法]
「スス強制再生試験」を行う前に、得られたハニカム構造体についてスス堆積処理を行う。スス堆積処理では、まず、図7に示すような排ガス浄化装置1を作製する。この排ガス浄化装置1は、本実施例で得られたハニカム構造体100と、ハニカム形状の酸化触媒担持体50と、ハニカム構造体100及び酸化触媒担持体50を収納する缶体51とを、ハニカム構造体100及び酸化触媒担持体50の外周面を覆うクッション材52と、を備えている。そして、缶体51は、排ガスが流入する流入口55と排ガスが流出する流出口56が形成されている。なお、図7は、スス堆積処理の方法及びスス強制再生試験の測定方法で使用した排ガス浄化装置1を模式的に示す断面図である。
ハニカム構造体100及び酸化触媒担持体50は、酸化触媒担持体50が缶体51の流入口55に近い位置に配置され、ハニカム構造体100が缶体51の流出口56に近い位置に配置されるとともに、これらは直列に配置されている。即ち、缶体51の流入口55から流入した排ガスは、酸化触媒担持体50内を通過した後、ハニカム構造体100内を通過して、缶体51の流出口57から排出される。ここで、酸化触媒担持体50は、一方の端面12から他方の端面13まで貫通し流体の流路となる複数のセル14を区画形成する多孔質の隔壁15と、この隔壁15に担持された三元触媒と、を有している。そして、酸化触媒担持体50の上記セル14の一方の端面12側の開口部から流入した排ガスGは、隔壁15に担持された三元触媒によって排ガスGに含まれるCO,HC,NOが浄化されて、他方の端面13側の開口部から排出されることになる。
次に、直列4気筒2000ccのディーゼルエンジンを使用し、一定のトルク負荷(60N・m)を与えつつ、各経過時間において図8に示す速度になるようにエンジン回転数を調整して1200秒間エンジンを運転させた。その後、上記運転によってハニカム構造体内に堆積したススの総量を測定し、堆積したススの総量が10g/Lに到達するまで試験を繰り返す。図8は、スス堆積処理の方法における時間とエンジン速度との関係を示すグラフである。
[スス強制再生試験の測定方法]
上記[スス堆積処理の方法]において得られる、ススが堆積したハニカム構造体が配置された排ガス浄化装置1を用いて、エンジン回転数1800rpm、エンジントルク90Nmに保った状態で、ポストインジェクションを行った。その後、ハニカム構造体の一方の端面側及び他方の端面側の間における圧力損失が低下し始めた時点でポストインジェクションを終了させる。ポストインジェクション終了後、エンジンをアイドル状態に切り替えて、ハニカム構造体内のススを急速に燃焼させることによってハニカム構造体を再生する。そして、上述したスス堆積処理を行った後のスス強制再生試験の一連の流れを計50回繰り返して行う。50回繰り返した後、ハニカム構造体の塗布層及び充填層部分(充填部)におけるクラック及び剥れの発生の有無を目視にて確認する。塗布層及び充填部に破損が無い場合を合格「A」とし、塗布層及び充填部の欠落がある場合には「剥れ」とし、塗布層及び充填部にクラックがある場合には「クラック」とする。なお、表1中、比較例1では充填部を形成していないため計測不能であり「−」と示す。
Figure 2011194312
(実施例2〜16、比較例1〜9)
表1に示す、直径、長さ、S1/S0(%)、最大内接円の直径(mm)、及び、W/D比を満たすようにしたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜16、比較例1〜9のハニカム構造体を作製した。その後、実施例1の場合と同様にして、上記方法で「スス強制再生試験」を評価した。結果を表1に示す。
表1から明らかなように、実施例1〜16のハニカム構造体は、比較例1〜9のハニカム構造体に比べて、使用する原材料の量をなるべく少なくしつつ、急激な温度変化を伴う条件下においてもクラックが発生し難いことが確認できた。
本発明のハニカム構造体は、内燃機関などから排出される排ガス中の微粒子を捕集するためのフィルタとして用いることができる。
1:排ガス浄化装置、2,12:一方の端面、3,13:他方の端面、4,14:セル、4a:所定のセル、4b:残余のセル、5,15:隔壁、8:目封止部、10:ハニカムセグメント、10a:柱状ハニカムセグメント、10b:欠落ハニカムセグメント、11:ハニカム構造部、20:外周壁、30:充填部、31:充填部が占める領域、32:直径が最大となる円、33a,33b:点、40:接合部、50:酸化触媒担持体、51:缶体、52:クッション材、55:流入口、56:流出口、100:ハニカム構造体、D:直径、G:排ガス、W:距離。

Claims (3)

  1. 一方の端面から他方の端面まで貫通し流体の流路となる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁と前記一方の端面における所定のセルの開口部及び前記他方の端面における残余のセルの開口部を封止する目封止部とを有する複数のハニカムセグメントからなるハニカム構造部と、
    前記ハニカム構造部の外周面を覆うように形成された外周壁と、
    前記ハニカム構造部と前記外周壁との間に形成された空隙を充填する充填部と、
    を備え、
    前記複数のハニカムセグメントは、前記セルの延びる方向に垂直な断面において、前記ハニカム構造部の前記外周面を構成しない多角柱状の柱状ハニカムセグメントを有しており、
    前記セルの延びる方向に垂直な断面における前記柱状ハニカムセグメントの面積に対する前記充填部の総面積の比率が、2.55%以下であり、
    前記セルの延びる方向に垂直な断面における前記充填部が占める領域内で、前記領域の外周縁に内接する円を描いたときに、前記円のうち、直径が最大となる円の直径Dが、1.8mm以下であり、
    前記領域の外周縁上に位置する2つの点の間の直線距離が最大となる場合の前記2つの点の間の距離Wを前記直径Dで除した値が50以下であるハニカム構造体。
  2. 前記セルの延びる方向に垂直な断面における前記柱状ハニカムセグメントの面積に対する前記充填部の総面積の比率が、0.5〜2.55%である請求項1に記載のハニカム構造体。
  3. 前記距離Wを前記直径Dで除した値が5〜50である請求項1または2に記載のハニカム構造体。
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