JP2011181867A - 基板収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器本体の取付機構に対する搬送部品の取付作業の作業性を向上させ、取付機構から搬送部品が外れ易くなるおそれを排除し、取付機構や搬送部品に洗浄水等の液体が残存するのを抑制できる基板収納容器を提供する。
【解決手段】 半導体ウェーハ収納用の容器本体1の天井2に取付機構20を設け、取付機構20に搬送部品30であるロボティックフランジ31を着脱自在に装着する基板収納容器であり、取付機構20は、天井2に対設される複数対の支持レール21と、天井2に設けられる複数のガイド片23と、各ガイド片23に形成される干渉係合部24とを備え、ガイド片23と干渉係合部24を組み合わせてその前部を二股部25に形成する。また、搬送部品30は、複数対の支持レール21間に支持される部品本体32を備え、部品本体32に、流体用の流通口36を穿孔するとともに、二股部25に干渉する弾性変形可能な弾性係合片35を内蔵する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体ウェーハ、ガラスウェーハ、マスクガラス等からなる基板を収納、保管、搬送、輸送等する際に使用される基板収納容器に関するものである。
従来の基板収納容器は、図示しないが、複数枚の半導体ウェーハを上下に並べて整列収納するフロントオープンボックスの容器本体と、この容器本体の開口した正面を開閉する蓋体とを備え、容器本体に取付機構が設けられ、この取付機構に搬送用の搬送部品が着脱自在に装着されており、半導体ウェーハの収納、保管、搬送、輸送に使用されている(特許文献1、2参照)。
取付機構は、容器本体の周壁、具体的には容器本体の天井と両側壁とにそれぞれ一体形成されている。この取付機構は、容器本体の周壁に対設されて相対向する一対の支持レールを備え、この一対の支持レールの近傍に搬送部品用の係合部と係合リブとがそれぞれ形成されている。このような取付機構は、一対の支持レールが搬送部品を挟持し、係合部と係合リブとが挟持された搬送部品に係合して固定する。
搬送部品は、容器本体の天井に取付機構を介し着脱自在に装着されて搬送装置に把持されるロボティックフランジと、容器本体の両側壁に取付機構を介しそれぞれ着脱自在に装着されて手動操作される一対のマニュアルハンドルとを備えている。この搬送部品は、半導体ウェーハを満載した重い基板収納容器(半導体ウェーハの満載時には、約7kgの質量)を確実に支持する観点から高剛性を有するポリカーボネート等により成形されている。
搬送部品は、例えば取付機構の一対の支持レールに挟持される板形の基体を備え、この基体に支柱が略垂直に突出形成されており、この支柱の端部に把持用のフランジや把持部が形成されている。搬送部品の基体には、取付機構の係合リブに変形して係合する戻り止め用のフック部が一体形成されている。
特開2000‐306988号公報 特開2008‐34879号公報
従来における基板収納容器は、以上のように搬送部品が高剛性のポリカーボネート等の成形材料により成形され、搬送部品の基体に戻り止め用のフック部が一体形成されているので、フック部に高い弾性力を付与することができない。このため、取付機構の係合リブにフック部を係合する場合には、フック部に大きな外力を加えて無理に変形させ、係合しなければならず、作業性が悪いという問題がある。また、取付機構の係合リブからフック部を取り外す場合にも、フック部に外力を強く加えて無理に変形させなければならず、作業性の向上を図ることができないという問題がある。
また、複数回に亘ってフック部を取り付け取り外しすると、フック部が変形して十分な係合力を維持できず、係合リブからフック部が外れ易くなるおそれがある。また、係合リブとフック部との係合箇所が搬送部品の裏面側となる場合には、操作に支障を来たし、作業性や操作性の低下を招くこととなる。
さらに、基板収納容器の容器本体は、洗浄槽の洗浄水により洗浄して使用されたり、再使用されるが、取付機構の支持レール、係合部、係合リブが袋小路構造に構成されているので、洗浄水が残存し易く、しかも、乾燥用のエアの流通性も悪いので、乾燥に長時間を要することとなる。容器本体に洗浄水が残存すると、水滴跡が残ったり、容器本体を形成する成形材料から揮発性の有機ガスが生じて収納状態の半導体ウェーハに付着し、有機化合物塩を形成して汚染や腐食源になるおそれがある。
本発明は上記に鑑みなされたもので、容器本体の取付機構に対する搬送部品の取付作業の作業性を向上させ、取付機構から搬送部品が外れ易くなるおそれを排除し、取付機構や搬送部品に洗浄水等の液体が残存するのを抑制できる基板収納容器を提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、基板を収納する容器本体に取付機構を設け、この取付機構に搬送部品を着脱自在に取り付けるようにしたものであって、
取付機構は、容器本体の周壁に設けられる支持レール部と、容器本体の周壁に設けられるガイド片と、このガイド片に形成される干渉係合部とを含み、ガイド片と干渉係合部とを組み合わせてその前部を二股部に形成し、
搬送部品は、取付機構の支持レール部に支持される部品本体を備え、この部品本体に、流体用の流通口を設けるとともに、取付機構のガイド片に案内される弾性係合片を設け、この弾性係合片を取付機構のガイド片と干渉係合部との二股部に干渉させるようにしたことを特徴としている。
なお、取付機構には、容器本体の周壁に設けられ、搬送部品に引っかかるストッパを備えると良い。
また、容器本体を正面の開口したフロントオープンボックスに形成し、取付機構のガイド片を容器本体の前後方向に向けてその側面には干渉係合部を形成するとともに、ガイド片を容器本体の前後方向に交差する方向に傾斜させ、搬送部品の弾性係合片に、取付機構のガイド片に接触して撓む可撓性を付与し、この弾性係合片には、取付機構の干渉係合部に干渉する突部を形成することができる。
また、取付機構の支持レール部を複数にして対向させ、この対向する複数の支持レール部を、容器本体の後方から前方に向かうに従い支持レール部間の距離が短くなるようそれぞれ傾斜させ、取付機構のガイド片を複数の支持レール部間に設けて容器本体の左右方向の中心線に向けて傾斜させ、
搬送部品の部品本体を中空に形成してその内部には弾性係合片を内蔵し、部品本体の両側部に、取付機構の複数の支持レール部に挟み持たれる被挟持板をそれぞれ形成して各被挟持板の側面を支持レール部の傾斜に沿うよう傾斜させ、部品本体の上部にフランジを形成するとともに、このフランジには、弾性係合片を露出させる操作孔を設け、複数の被挟持板とフランジの少なくともいずれかに流体用の流通口を設けることができる。
また、取付機構の支持レール部を複数にして対向させ、この対向する複数の支持レール部を、容器本体の後方から前方に向かうに従い支持レール部間の距離が短くなるようそれぞれ傾斜させ、取付機構のガイド片を複数の支持レール部間に設けて容器本体の上下方向に傾斜させ、
搬送部品の部品本体を略台形の板に形成してその両側面を支持レール部の傾斜に沿うよう傾斜させ、部品本体の裏面には弾性係合片を形成し、部品本体に、弾性係合片を露出させる操作孔を設けることができる。
さらに、部品本体と被挟持板の少なくともいずれか一方の裏面に、容器本体の周壁との間に隙間を区画する凹凸部を形成し、
部品本体に、取付機構のガイド片との接触に伴う弾性係合片の過剰な変形を規制する変形規制部を形成することが可能である。
ここで、特許請求の範囲における基板には、少なくとも単数複数の半導体ウェーハ、ガラスウェーハ、マスクガラス等が含まれる。容器本体は、透明、不透明、半透明等を特に問うものではない。この容器本体の周壁には、少なくとも容器本体の天井、背面壁、側壁等が含まれる。また、取付機構のガイド片と干渉係合部とは、例えば平面略Y字形、λ字形、ν字形、これらに類似する形に組み合わされる。ガイド片は、支持レール部の近傍や周辺に設けることができる。
搬送部品には、少なくとも容器本体の天井に着脱自在に取り付けられて搬送装置に把持されるロボティックフランジ、容器本体の側壁に着脱自在に取り付けられて手動操作されるマニュアルハンドル、容器本体の側壁下部に着脱自在に取り付けられて搬送時に使用されるサイドレール等が含まれる。
搬送部品の部品本体には、弾性係合片を補強リブを介して設け、この補強リブと弾性係合片とを隙間を介して対向させ、補強リブにより弾性係合片の過剰な撓みを規制することができる。部品本体には、単数複数の流通口や弾性係合片を設けることができる。さらに、流体には、少なくとも各種の液体(例えば、洗浄液や純水等)や気体(例えば、エアや不活性ガス等)が含まれる。
本発明によれば、容器本体の周壁の取付機構に搬送部品を取り付ける場合には、取付機構の支持レール部に搬送部品を支持させる。この際、取付機構のガイド片に搬送部品の弾性係合片が接触して案内され、弾性係合片がガイド片と干渉係合部との二股部、すなわち干渉係合部に干渉する。干渉係合部に弾性係合片が干渉すると、弾性係合片が元の状態に復元し、容器本体の取付機構に搬送部品を取り付けることができる。
また、部品本体の流通口は、液体や気体等からなる流体が使用される際、この流体を部品本体の内外に円滑に流通させ、搬送部品の洗浄や乾燥作業の作業性を向上させる。
本発明によれば、容器本体の取付機構に対する搬送部品の取付作業の作業性を向上させ、取付機構から搬送部品が外れ易くなるおそれを排除することができるという効果がある。また、取付機構や搬送部品に洗浄水等の液体が残存するのを抑制することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、ストッパが搬送部品に接触して引っかかるので、容器本体に対する搬送部品の過剰なスライドや位置ずれ、ガタツキ等を有効に防ぐことができる。
また、請求項3記載の発明によれば、取付機構の傾斜したガイド片に搬送部品の弾性係合片を接触させ、この弾性係合片を変形させながら適切に案内することができる。また、弾性係合片が撓んで変形した後、弾性係合片がその反力によりガイド片を通過してガイド片と干渉係合部との二股部に突部を干渉させるので、容器本体の周壁に搬送部品を強固に取り付けることができる。
また、請求項4又は5記載の発明によれば、取付機構の複数の支持レール部が容器本体の前後方向に傾斜するので、容器本体に対する搬送部品の位置ずれやガタツキを簡易な構成で防ぐことができ、所定の箇所に搬送部品を適切にスライドさせることが可能になる。また、搬送部品や被挟持板の側面が支持レールの傾斜に対応して傾斜するので、搬送部品をセットする際の向きを間違えることが少ない。また、フランジや部品本体に、弾性係合片を露出させる操作孔を設けるので、弾性係合片の位置にかかわらず、弾性係合片を容易に操作することができる。
また、請求項6記載の発明によれば、凹凸部が区画する隙間を流体が滞留することなく、滑らかに流通するので、搬送部品に洗浄水等の液体が残存するのを抑制することが可能になる。さらに、変形規制部により、弾性係合片が過剰に変形して損傷したり、弾性係合片が過度に変形して十分な係合力を維持できなくなるおそれを有効に防止することが可能になる。
本発明に係る基板収納容器の実施形態を模式的に示す全体斜視説明図である。 本発明に係る基板収納容器の実施形態における取付機構を模式的に示す平面説明図である。 本発明に係る基板収納容器の実施形態における取付機構と搬送部品とを模式的に示す平面説明図である。 本発明に係る基板収納容器の実施形態における取付機構とロボティックフランジとを斜め後方から模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る基板収納容器の実施形態における取付機構とロボティックフランジとを模式的に示す断面説明図である。 本発明に係る基板収納容器の実施形態におけるロボティックフランジを模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る基板収納容器の実施形態におけるロボティックフランジを裏面側から模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る基板収納容器の実施形態におけるロボティックフランジを模式的に示す断面側面図である。 本発明に係る基板収納容器の実施形態における取付機構のガイド片及び干渉係合部とロボティックフランジの弾性係合片との関係を模式的に示す説明図である。 本発明に係る基板収納容器の第2の実施形態を模式的に示す側面説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明すると、本実施形態における基板収納容器は、図1ないし図9に示すように、半導体ウェーハを収納する容器本体1と、この容器本体1の開口した正面を開閉する着脱自在の蓋体10とを備え、容器本体1の周壁に取付機構20を設け、この取付機構20に搬送用の搬送部品30を着脱自在に装着するようにしている。
半導体ウェーハは、例えばφ300mmのシリコンウェーハからなり、容器本体1内に複数枚が上下に並べて整列収納されたり、専用のハンドリングロボットにより順次取り出される。
容器本体1と蓋体10とは、所定の樹脂を含有する成形材料により複数の部品がそれぞれ射出成形され、この複数の部品の組み合わせで構成される。この成形材料中の所定の樹脂としては、例えば力学的性質や耐熱性等に優れるポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタール、液晶ポリマー、あるいは環状オレフィン樹脂等があげられる。所定の樹脂には、カーボン、カーボン繊維、金属繊維、カーボンナノチューブ、導電性ポリマー、帯電防止剤、又は難燃剤等が必要に応じて選択的に添加される。
容器本体1は、図1や図2に示すように、正面の開口したフロントオープンボックスに成形され、天井2が上下方向にやや傾斜しており、半導体ウェーハの加工装置に付設されたロードポート装置上に位置決め搭載される。この容器本体1は、内部の両側、すなわち、両側壁3の内面に、半導体ウェーハを水平に支持する左右一対の支持片が対設され、この一対の支持片が容器本体1の上下方向に所定の間隔で配列される。
容器本体1の底板の前部両側と後部中央とには、基板収納容器、具体的には容器本体1を位置決めする位置決め具がそれぞれ装着される。容器本体1の底板には、センシングや固定に供されるボトムプレートが装着され、このボトムプレートが複数の位置決め具をそれぞれ露出させる。また、容器本体1の両側壁3の外面には、指等を干渉させることのできるマニュアルハンドル4がそれぞれ前後方向に傾けて伸長形成される。
蓋体10は、図1に示すように、容器本体1の開口した正面内に嵌合する横長の筐体と、この筐体の開口した正面を被覆する表面プレート11と、これら筐体と表面プレート11との間に介在される施錠機構13とを備えて構成される。この蓋体10の筐体は、基本的には枠形の周壁を備えた浅底の断面略皿形に形成され、周壁の上下両側部には、施錠機構13用の貫通孔がそれぞれ穿孔されており、各貫通孔が容器本体1の正面内周の係止穴に対向する。
筐体の裏面には、半導体ウェーハを弾発的に保持するフロントリテーナが着脱自在に装着される。このフロントリテーナは、蓋体10の変形を防止する縦長の枠体を備え、この枠体の左右一対の縦桟部には、傾斜しながら内方向に伸びる複数の弾性片が上下に並べて一体形成され、各弾性片には、半導体ウェーハの前部周縁をU字溝又はV溝により保持する小さな保持ブロックが一体形成される。
筐体の裏面周縁部には枠形の嵌合溝が形成され、この嵌合溝には、容器本体1の正面内周に圧接するガスケットが密嵌される。このガスケットは、例えば耐熱性や耐候性等に優れるフッ素ゴム、シリコーンゴム、各種の熱可塑性エラストマー(例えば、オレフィン系、ポリエステル系、ポリスチレン系等)等を成形材料として弾性変形可能な枠形に成形される。
表面プレート11は、筐体の開口した正面に対応するよう横長の平板に形成され、左右両側部には、施錠機構13用の操作口12がそれぞれ穿孔される。また、施錠機構13は、表面プレート11の操作口12を貫通したロードポート装置の操作ピンに回転操作される左右一対の回転プレート14と、各回転プレート14の回転に伴い上下方向にスライドする複数のスライドプレートと、各スライドプレートのスライドに伴い筐体の貫通孔から突出して容器本体1の係止穴に係止する複数の係止爪とを備えて構成され、フロントリテーナの前方に位置する。
取付機構20は、容器本体1の周壁、具体的には容器本体1の天井2や側壁3に一体的に配設されるが、本実施形態では容器本体1の天井2に配設される場合について説明する。この場合の取付機構20は、例えば容器本体1や蓋体10と同様の成形材料により成形される。
取付機構20は、図1ないし図5、図8や図9に示すように、容器本体1の天井2表面の両側部に配設されて相対向する左右一対の支持レール21を複数並べ備え、この複数対の支持レール21間に搬送部品30が着脱自在に支持される。この複数対の支持レール21は、一対の支持レール21と一対の支持レール21とが容器本体1の天井2の表面中央部を介し横一列に配列される。
各一対の支持レール21は、容器本体1の後方(図2の下側)から前方(図2の上側)に向かうに従い支持レール21と支持レール21との間の幅が徐々に狭まるよう傾斜して対設され、各支持レール21が容器本体1の前後方向に直線的に伸びる断面略L字形に屈曲形成される。
複数対の支持レール21のうち、最両側の支持レール21の前部間に位置する容器本体1の天井2には、搬送部品30に係止する断面略L字形のストッパ22が間隔をおいて複数形成され、この複数のストッパ22間に位置する容器本体1の天井2には、容器本体1の前方に伸びる左右一対のガイド片23が間隔をおいて配列形成されており、各ガイド片23の外側面前部には干渉係合部24が一体形成される。
ガイド片23と干渉係合部24とは、前部が二股部25のやや変形した平面略Y字形に組み合わされ、ガイド片23が容器本体1の前後方向に交差する方向、換言すれば、容器本体1の左右方向の中心線、より具体的には、干渉係合部24とは反対の方向に向け徐々に傾斜する。干渉係合部24は、ガイド片23よりも短く形成され、ガイド片23よりも容器本体1の前方に向け屈曲して伸長されており、ガイド片23の先端部から徐々に離隔する。
二股部25は、特に限定されるものではないが、図9に示すように、搬送部品30が係止した後に簡単に挿入方向に抜けてしまうのを防止する観点から、挿入方向に傾斜したり、窪み形成等されることが好ましい。このように二股部25が形成されることで、衝撃に伴う搬送部品30の予期せぬ脱落を防止することができる。
搬送部品30は、ロボティックフランジ31、左右一対のマニュアルハンドル4、左右一対のサイドレール等が適宜選択されるが、本実施形態では、容器本体1の天井2中央部に着脱自在に装着されて天井搬送装置に把持されるロボティックフランジ31について説明する。このロボティックフランジ31は、半導体ウェーハを満載した重い基板収納容器を確実に支持する観点から、容器本体1、蓋体10、取付機構20と同様の成形材料により成形される。
ロボティックフランジ31は、図1、図3ないし図9に示すように、取付機構20の複数対の支持レール21間にスライドして配置される平面略中空枠形の部品本体32を備え、この部品本体32の下端部両側から一対の支持レール21にそれぞれ挟持される左右一対の被挟持板40が水平方向に伸長しており、部品本体32の開口した上端部には、天井搬送装置に把持されるフランジ44が水平に一体形成される。
部品本体32は、前後左右に周壁33を備えてその内部にはフランジ44と一体化して強度を確保する複数の補強リブ34が前後左右に並べて配設され、この複数の補強リブ34のうち、容器本体1の前方側に位置する左右一対の補強リブ34には、前方に伸長して取付機構20のガイド片23や干渉係合部24に干渉する弾性変形可能な弾性係合片35がそれぞれ一体形成される。この部品本体32の周壁33には、部品本体32の内外に流体、すなわち洗浄水やエア(図4の矢印参照)等を流通させる必要数の流通口36が穿孔される。
各補強リブ34は、部品本体32の周壁隅部を跨ぐよう周壁内面間に一体的に架設される平面L字形に形成され、部品本体32の周壁33との間に平面略矩形の空間を区画する。この補強リブ34は、部品本体32の周壁33よりも低く形成されて洗浄水やエアを流通させる隙間37を区画形成し、この隙間37と周壁33の流通口36を経由して洗浄水やエアが部品本体32の内外を流通する。
各弾性係合片35は、可撓性を有する直線的な略板形に形成されて側方の補強リブ34に隙間をおいて対向し、先端下部に、取付機構20のガイド片23に案内されて二股部25の干渉係合部24に干渉する円柱形のロックピン38が一体形成される。弾性係合片35の上部には、上方に膨出する操作用の把持片39が略半円形に一体形成される。
各被挟持板40は、基本的には容器本体1の天井2表面に重なる平坦な板形に形成されてその両側面41が支持レール21の傾斜に沿うようそれぞれ徐々に傾斜し、容器本体1の後方から前方にスライドして支持レール21に着脱自在に係合し、かつストッパ22に嵌合係止して必要以上のスライドが規制される。この被挟持板40は、洗浄水やエアを流通させる平面略トラック形の流通口42が穿孔され、裏面の前部と両側部とには複数の凹凸部43がそれぞれ配列形成されており、この複数の凹凸部43が容器本体1の天井2との間に洗浄水やエアを流通させる複数の隙間を区画形成する。
なお、複数の凹凸部43は、被挟持板40の裏面の他、必要に応じ、部品本体32の周壁33の裏面等にも適宜形成される。
フランジ44は、基本的には四隅部が面取りされた平面矩形に形成され、中央部に螺子止め用の凹部45が形成されており、天井搬送装置にセンシングされたり、位置決めされる。凹部45は、略円錐台形に形成されて複数の補強リブ34の屈曲部付近と一体化し、中心部の厚さ方向に螺子孔46が穿孔されており、この螺子孔46にビス等からなる締結具が上方から螺貫して容器本体1の天井中央部の螺子穴5に螺挿されることにより、ロボティックフランジ31が固定可能になる。
フランジ44には、部品本体32内に連通する複数の流通口47と角孔48とがそれぞれ並べて穿孔され、この複数の角孔48のうち、容器本体1の前方側に位置する左右一対の角孔48から弾性係合片35がそれぞれ視認可能、操作可能に露出する。この露出する弾性係合片35は、取付機構20のガイド片23との接触に伴い、ロボティックフランジ31のスライド方向と直交する方向、すなわち容器本体1の左右方向に撓んで変形するが、角孔48を区画する内側辺49との距離Dが撓み量の範囲内となるよう調整される(図3参照)。
フランジ44の部品本体32の周壁33から張り出す周縁部の前後左右には、位置決め用の複数のV溝50が間隔をおいて配列形成される。また、フランジ44の表面の前方と左右とには、複数の屈曲溝51が間隔をおいて配列形成される。
上記構成において、容器本体1の取付機構20に搬送部品30であるロボティックフランジ31を装着する場合には、容器本体1の天井2後方にロボティックフランジ31を配置し、取付機構20の複数対の支持レール21間にロボティックフランジ31の被挟持板40をそれぞれ挟持させて容器本体1の前方にスライドさせ、各ストッパ22にロボティックフランジ31の被挟持板40前部を係止してロボティックフランジ31の上方への抜けを防止する。
この際、取付機構20の複数対の支持レール21が容器本体1の前後方向に傾斜しているので、容器本体1に対するロボティックフランジ31の位置ずれやガタツキを簡易な構成で防止することができる。したがって、所定の箇所にロボティックフランジ31を適切にスライドさせることができる。また、ロボティックフランジ31の被挟持板40の側面41も支持レール21の傾斜に対応して傾いているので、ロボティックフランジ31をセットする際の向きを間違えることがない。
ロボティックフランジ31が前方にスライドすると図9に示すように、取付機構20の傾斜した一対のガイド片23にロボティックフランジ31の弾性係合片35がそれぞれ摺接して案内され、一対の弾性係合片35が相互に異なる方向、具体的には容器本体1の左右方向内側にそれぞれ撓んで変形した後、各弾性係合片35がガイド片23の前部を乗り越えてガイド片23と干渉係合部24との分岐した二股部25、すなわち外側の干渉係合部24にロックピン38を干渉させる。
この際、容器本体1の内側に弾性係合片35が過剰に大きく撓んで変形しようとすると、近接する補強リブ34に接触してその変形が規制される(図7参照)ので、弾性係合片35の過剰な変形に伴う損傷を有効に防止することができる。こうして各二股部25の干渉係合部24にロックピン38が干渉して係合すると、撓んだ各弾性係合片35が元の状態に復元し、容器本体1の取付機構20にロボティックフランジ31を強固に装着することができる。
次に、容器本体1の取付機構20に装着したロボティックフランジ31を取り外す場合には、ロボティックフランジ31の角孔48に上方から指を挿入して各弾性係合片35の把持片39を角孔48の内側辺49方向に押圧操作し、各弾性係合片35を容器本体1の左右方向内側に撓ませて変形させ、干渉係合部24とロックピン38との干渉を解除する。
干渉係合部24とロックピン38との干渉を解除したら、ロボティックフランジ31を容器本体1の後方にスライドさせ、複数対の支持レール21とロボティックフランジ31の被挟持板40との挟持関係を解除すれば、容器本体1の取付機構20からロボティックフランジ31を取り外すことができる。
上記構成によれば、弾性係合片35の把持片39を角孔48の内側辺49方向に操作し、弾性係合片35を容器本体1の左右方向内側に撓ませて変形させるだけで良いので、弾性係合片35に大きな外力を加えて無理に変形させる必要が全くない。したがって、取付機構20に対するロボティックフランジ31の取り外し作業の作業性を著しく向上させることができる。
また、弾性係合片35の撓み量が小さいので、複数回に亘って弾性係合片35を取り付け取り外しても、弾性係合片35が変形して外れ易くなるおそれを有効に排除することができる。また、角孔48に指を挿入して弾性係合片35の把持片39を操作し、弾性係合片35を撓ませるので、操作に支障を来たすことが実に少なく、作業性や操作性の低下を招くことがない。
また、ロボティックフランジ31の部品本体32、一対の被挟持板40、フランジ44に複数の流通口36、42、47がそれぞれ穿孔されるとともに、各被挟持板40に複数の凹凸部43が形成されているので、例え基板収納容器の容器本体1が洗浄水により洗浄されても、洗浄水が残存したり、乾燥用のエアの流通性が低下することが非常に少ない。したがって、容器本体1を短時間で乾燥させることが可能になる。
さらに、容器本体1に洗浄水が残存することが非常に少ないので、水滴跡が残ったり、容器本体1の成形材料から揮発性の有機ガスが生じて半導体ウェーハに付着するのを抑制防止することができる。さらにまた、有機化合物塩の生成で汚染や腐食源になるおそれを排除することが可能になる。
次に、図10は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、容器本体1の両側壁3の外面に取付機構20とサイドレール52とをそれぞれ上下に離して配設し、各取付機構20に搬送部品30としてマニュアルハンドル4を着脱自在に装着するようにしている。
各取付機構20は、容器本体1の側壁3表面に配設されて相互に対向する上下一対の支持レール21を備え、この一対の支持レール21間に搬送部品30が着脱自在に支持される。この一対の支持レール21は、容器本体1の後方から前方に向かうに従い支持レール21と支持レール21との間の幅が徐々に狭まるよう傾斜して対設され、各支持レール21が容器本体1の前後方向に直線的に伸びる断面略L字形に屈曲形成される。
一対の支持レール21間に位置する容器本体1の側壁3表面には、容器本体1の前方に伸びるガイド片23が間隔をおいて配列形成され、ガイド片23の外側面前部には干渉係合部24が一体形成される。ガイド片23と干渉係合部24とは、前部が二股部25のやや変形した平面略Y字形に組み合わされ、ガイド片23が容器本体1の前後方向に交差する方向、換言すれば、干渉係合部24とは反対の上下方向に向け徐々に傾斜する。
なお、容器本体1の各側壁3には、必要に応じ、マニュアルハンドル4の前部に係止する断面略L字形の複数のストッパ22が間隔をおいて適宜形成される。
マニュアルハンドル4は、取付機構20の一対の支持レール21間に容器本体1の後方(図10の右側)から前方にスライドして配置される平面略台形の部品本体53を備え、この部品本体53の裏面後部に弾性変形可能な弾性係合片35が補強リブ34を介して一体形成されており、この弾性係合片35が前方に伸長して取付機構20のガイド片23や干渉係合部24に干渉する。
部品本体53は、例えば容器本体1の側壁3に対向する断面略ハット形の板に形成されてその両側面54が支持レール21の傾斜に沿うよう徐々に傾斜し、前部には、洗浄水やエアを流通させる流通口36が穿孔されており、後部には、弾性係合片35を視認可能、操作可能に露出させる角孔48が穿孔される。この部品本体53の表面の前後部には支柱部55がそれぞれ配設され、この一対の支柱部55間には握持用のグリップ56が架設される。
部品本体53の裏面の両側部等には複数の凹凸部43がそれぞれ選択的に配列形成され、この複数の凹凸部43が容器本体1の側壁3との間に洗浄水やエアを流通させる複数の隙間を区画形成する。また、弾性係合片35は、可撓性を有する直線的な略板形に形成されて補強リブ34に隙間をおいて対向し、先端下部に、取付機構20のガイド片23に案内されて干渉係合部24に干渉する円柱形のロックピン38が一体形成される。弾性係合片35の上部には、膨出する操作用の把持片39が選択的に形成される。
なお、補強リブ34は、必要に応じ、部品本体53の裏面後部に略井字形、略I字形、略H字形、略L字形、略T字形等に一体形成され、少なくとも一部が弾性係合片35の側面に隙間を介して対向する。
上記構成において、容器本体1の取付機構20に搬送部品30であるマニュアルハンドル4を装着する場合には、容器本体1の側壁3後方にマニュアルハンドル4を配置し、取付機構20の一対の支持レール21間にマニュアルハンドル4の部品本体53を挟持させて容器本体1の前方にスライドさせ、マニュアルハンドル4の脱落を防止する。
この際、取付機構20の一対の支持レール21が傾斜しているので、所定の箇所にマニュアルハンドル4を適切にスライドさせることができる。また、部品本体53の両側面54も支持レール21の傾斜に対応して傾いているので、マニュアルハンドル4をセットする際の向きを間違えることがない。
マニュアルハンドル4が前方にスライドすると、取付機構20の傾斜した一対のガイド片23にマニュアルハンドル4の弾性係合片35が摺接して案内され、弾性係合片35が容器本体1の上下方向に撓んで変形した後、弾性係合片35がガイド片23の前部を乗り越えてガイド片23と干渉係合部24との二股部25、すなわち干渉係合部24にロックピン38を干渉させる。
この際、弾性係合片35が過剰に撓んで変形しようとすると、近接する補強リブ34に接触してその変形が規制されるので、弾性係合片35の過剰な変形に伴う損傷を有効に防止することができる。二股部25の干渉係合部24にロックピン38が干渉すると、撓んだ弾性係合片35が元の状態に復元し、容器本体1の取付機構20にマニュアルハンドル4を強固に装着することができる。
次に、容器本体1の取付機構20に装着したマニュアルハンドル4を取り外す場合には、マニュアルハンドル4の角孔48に指を挿入して弾性係合片35を操作し、弾性係合片35を容器本体1の上下方向に撓ませて変形させ、干渉係合部24とロックピン38との干渉を解除する。
干渉係合部24とロックピン38との干渉を解除したら、マニュアルハンドル4を容器本体1の後方にスライドさせ、一対の支持レール21とマニュアルハンドル4との挟持関係を解除すれば、容器本体1の取付機構20からマニュアルハンドル4を取り外すことができる。その他の部分については、上記実施形態と略同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、取付機構20や搬送部品30の構成の多様化を図ることができるのは明らかである。
なお、上記実施形態における容器本体1の両側壁3下部に取付機構20をそれぞれ配設し、各取付機構20に搬送部品30としてサイドレール52を着脱自在に装着しても良い。また、複数対の支持レール21の間に位置する容器本体1の天井2表面に左右一対の嵌合溝を前後方向に切り欠き形成し、部品本体32の周壁33下端部に、天井2の各嵌合溝に嵌合する嵌合片を形成しても良い。また、上記実施形態では取付機構20の支持レール21を断面略L字形に形成したが、支持レール21を断面略J字形や略T字形に屈曲形成しても良い。
また、取付機構20の支持レール21の数を1本にしたり、3本や4本等に適宜増加しても良い。また、容器本体1の天井2や側壁3に断面略L字形、略J字形、略T字形の溝を形成し、この溝を支持レール部とすることも可能である。これに対応させて搬送部品30の部品本体32、53や被挟持板40に凸部を突出形成し、この凸部を支持レール部に着脱自在に嵌合させることも可能である。また、搬送部品30のロックピン38が外れる方向に対して取付機構20のガイド片23を逆テーパ形に形成することもできる。さらに、搬送部品30の部品本体32、53は、枠形や板形の他、リング形等に形成することができる。
1 容器本体
2 天井(周壁)
3 側壁(周壁)
4 マニュアルハンドル(搬送部品)
10 蓋体
20 取付機構
21 支持レール(支持レール部)
22 ストッパ
23 ガイド片
24 干渉係合部
25 二股部
30 搬送部品
31 ロボティックフランジ(搬送部品)
32 部品本体
33 周壁
34 補強リブ(変形規制部)
35 弾性係合片
36 流通口
37 隙間
38 ロックピン(突部)
39 把持片
40 被挟持板
41 側面
42 流通口
43 凹凸部
44 フランジ
47 流通口
48 角孔(操作孔)
49 内側辺
52 サイドレール(搬送部品)
53 部品本体
54 側面

Claims (6)

  1. 基板を収納する容器本体に取付機構を設け、この取付機構に搬送部品を着脱自在に取り付けるようにした基板収納容器であって、
    取付機構は、容器本体の周壁に設けられる支持レール部と、容器本体の周壁に設けられるガイド片と、このガイド片に形成される干渉係合部とを含み、ガイド片と干渉係合部とを組み合わせてその前部を二股部に形成し、
    搬送部品は、取付機構の支持レール部に支持される部品本体を備え、この部品本体に、流体用の流通口を設けるとともに、取付機構のガイド片に案内される弾性係合片を設け、この弾性係合片を取付機構のガイド片と干渉係合部との二股部に干渉させるようにしたことを特徴とする基板収納容器。
  2. 取付機構は、容器本体の周壁に設けられ、搬送部品に引っかかるストッパを含んでなる請求項1記載の基板収納容器。
  3. 容器本体を正面の開口したフロントオープンボックスに形成し、取付機構のガイド片を容器本体の前後方向に向けてその側面には干渉係合部を形成するとともに、ガイド片を容器本体の前後方向に交差する方向に傾斜させ、搬送部品の弾性係合片に、取付機構のガイド片に接触して撓む可撓性を付与し、この弾性係合片には、取付機構の干渉係合部に干渉する突部を形成した請求項1又は2記載の基板収納容器。
  4. 取付機構の支持レール部を複数にして対向させ、この対向する複数の支持レール部を、容器本体の後方から前方に向かうに従い支持レール部間の距離が短くなるようそれぞれ傾斜させ、取付機構のガイド片を複数の支持レール部間に設けて容器本体の左右方向の中心線に向けて傾斜させ、
    搬送部品の部品本体を中空に形成してその内部には弾性係合片を内蔵し、部品本体の両側部に、取付機構の複数の支持レール部に挟み持たれる被挟持板をそれぞれ形成して各被挟持板の側面を支持レール部の傾斜に沿うよう傾斜させ、部品本体の上部にフランジを形成するとともに、このフランジには、弾性係合片を露出させる操作孔を設け、複数の被挟持板とフランジの少なくともいずれかに流体用の流通口を設けた請求項3記載の基板収納容器。
  5. 取付機構の支持レール部を複数にして対向させ、この対向する複数の支持レール部を、容器本体の後方から前方に向かうに従い支持レール部間の距離が短くなるようそれぞれ傾斜させ、取付機構のガイド片を複数の支持レール部間に設けて容器本体の上下方向に傾斜させ、
    搬送部品の部品本体を略台形の板に形成してその両側面を支持レール部の傾斜に沿うよう傾斜させ、部品本体の裏面には弾性係合片を形成し、部品本体に、弾性係合片を露出させる操作孔を設けた請求項3記載の基板収納容器。
  6. 部品本体と被挟持板の少なくともいずれか一方の裏面に、容器本体の周壁との間に隙間を区画する凹凸部を形成し、
    部品本体に、取付機構のガイド片との接触に伴う弾性係合片の過剰な変形を規制する変形規制部を形成した請求項4又は5記載の基板収納容器。
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