JP2019033145A - パネル収納容器 - Google Patents
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Abstract
Description
(2)上記(1)の態様において、前記固定壁は、前記パネル支持体を嵌合する嵌合溝を上下方向に複数有してもよい。
(3)上記(1)又は(2)の態様において、前記固定壁は、前記支持軸を係合する係合溝を上下方向に沿って有してもよい。
(4)上記(1)から(3)までのいずれか1つの態様において、前記パネル支持体は、前記パネルを支持可能な面が異なる段差形状で複数面に形成されてもよい。
(5)上記(1)から(4)までのいずれか1つの態様において、前記複数面は、いずれの面で前記パネルを支持しても、前記容器本体の底面から高さが変わらないように形成されてもよい。
(6)上記(1)から(5)までのいずれか1つの態様において、前記パネル支持体は、少なくとも2本の前記支持軸を介して前記固定壁に固定されてもよい。
(7)上記(1)から(6)までのいずれか1つの態様において、前記取付孔は、前記パネル支持体の先端側と基端側とを結ぶ方向をX方向とするとき、X方向の長さが前記支持軸のX方向の長さよりも長くてもよい。
(8)上記(1)から(7)までのいずれか1つの態様において、前記取付孔は、前記パネル支持体の先端側から基端側に向うに従って、前記支持軸の外形よりも幅が狭くなる部分が形成されてもよい。
(9)上記(1)から(8)までのいずれか1つの態様において、前記取付孔は、前記パネル支持体の先端側に、前記支持軸の外形よりも大きい部分が形成されてもよい。
(10)上記(1)から(9)までのいずれか1つの態様において、
前記パネル支持体は、金属材料よりも摩擦性の高い又はクッション性の高い材料で形成されているか、又は、金属材料よりも摩擦性の高い又はクッション性の高い材料で形成されたパネル接触部を有してもよい。
(11)上記(1)から(10)までのいずれか1つの態様において、前記パネル支持体、前記支持軸、前記固定壁、前記固定手段のうち少なくとも1つは、導電性材料で形成されてもよい。
(12)上記(1)から(11)までのいずれか1つの態様において、前記パネル支持体と連結されるサイドサポート部材を備えてよい。
(13)上記(12)の態様において、前記サイドサポート部材は、前後方向に沿って延在し、その一端部が前記容器本体に取り付けられてもよい。
(14)上記(1)から(13)までのいずれか1つの態様において、前記容器本体は、搬送機械に保持される第1被搬送用部品を天面の外側に有してもよい。
(15)上記(1)から(14)までのいずれか1つの態様において、前記容器本体は、搬送機械に保持される第2被搬送用部品を左右側面の外側に有してもよい。
(16)上記(1)から(15)までのいずれか1つの態様において、前記容器本体は、搬送機械又は加工装置の位置決め手段に支持される装置位置決め部を、底面の外側に少なくとも3か所有してもよい。
(17)上記(1)から(16)までのいずれか1つの態様において、前記容器本体は、正面に開口を有するフロントオープンボックスタイプの容器であるとともに、前記開口がシールガスケットを有する蓋体により閉止されることで、気密状態が維持され、前記蓋体は、ロック手段により前記容器本体に対して施錠又は解錠可能でもよい。
(18)上記(1)から(17)までのいずれか1つの態様において、
前記容器本体は、内部に気体を給気する給気部又は内部から気体を排気する排気部を有してもよい。
(19)上記(1)から(18)までのいずれか1つの態様において、前記容器本体は、直方体形状に組み立てられた枠体でもよい。
(20)上記(1)から(19)までのいずれか1つの態様において、前記パネルは、矩形形状でもよい。
[パネル収納容器の全体構成]
図1は、本発明に係る第1実施形態のパネル収納容器の分解斜視図である。図2は、容器本体の正面図である。図3は、容器本体の下面図である。なお、図1において、X軸に沿って延在するX方向を左右方向とし、Y軸に沿って延在するY方向を前後方向とし、Z軸に沿って延在するZ方向を上下方向とする。
つぎに、パネル支持部30について、図4から図8を参照しつつ説明する。図4は、パネル支持部30を示す要部平面図である。図5は、パネル支持部30を示す要部側面図である。図6は、パネル支持部30を示す要部正面図である。図7は、パネル支持体31に形成された、(a)長孔形状の取付孔31a、(b)ダルマ形状の取付孔31a、(c)ホームベース形状の取付孔31a、をそれぞれ示す要部平面図である。図8は、取付方向を変更したパネル支持体31を示す概略正面図であり、(a)パネル位置決め寸法A1の状態、(b)パネル位置決め寸法B1の状態である。
パネル支持体31は、平面視で前後方向に長い矩形形状を有し、パネルPの左右端部をそれぞれ1枚のパネル支持体31で支持する。パネル支持体31を形成する材料は、帯電防止のために導電性を有する樹脂材料又は金属材料であることが望ましい。また、パネル支持体31は、支持するパネルPの滑りを防止するために金属材料よりも摩擦性が高く、かつ、支持するパネルPの損傷を防止するために金属材料よりもクッション性が高い導電性の樹脂材料で形成されるが、パネルPとの接触部のみ樹脂材料で形成してもよい。
支柱34は、容器本体20の側壁22a,22bの内面側に前後方向に所定の間隔をあけて複数立設される(図4参照)。支柱34を形成する材料は、帯電防止のために導電性を有する樹脂材料又は金属材料であることが望ましい。さらに、本実施形態の支柱34は、軽量化を重視するために、アルミニウムで形成されることがより望ましい。なお、本実施形態の支柱34は、側壁22a,22bと別部材で形成されるが、支柱34を側壁22a,22bと一体に形成して、固定壁として形成してもよい。
支持軸32は、支柱34の嵌合溝34aで仮固定されたパネル支持体31の取付孔31aに挿通された状態で、複数の固定部材33を介して支柱34に固定されることにより、パネル支持体31を強固に固定する。本実施形態の支持軸32は、円柱状、楕円柱状であるが、角柱状であってもよい。
図7(a)から(c)に示すように、パネル支持体31に形成される取付孔31aは、パネル支持体31の先端側と基端側とを結ぶ方向をX方向とするとき、X方向の長さL1が支持軸32のY方向の長さL2よりも長い形状を有する。例えば、図7(a)に示す取付孔31aは、X方向に長い長孔形状であり、支持軸32を挿通する際、支持軸32のX方向の位置ずれを許容することにより、組立性を向上させる。また、取付孔31aに支持軸32を挿通した後、支持軸32を取付孔31aのパネル支持体31の基端側の端部に押し当てることにより、支持軸32が取付孔31aの端部に3点で接触し、パネル支持体31のX方向及びY方向の位置が決まる。
図8に示すように、パネル支持体31は、取付方向の選択に基づいて異なる面でパネルPを支持可能であり、パネルPを支持可能な複数の面が異なる段差形状を有する。具体的に説明すると、本実施形態のパネル支持体31は、パネルPを支持可能な面として、第1の面S1と、その裏側の面である第2の面S2と、を有し、第1の面S1に第1の段差部31bが形成され、第2の面S2に第2の段差部31cが形成されている。第1の段差部31bは、第2の段差部31cよりもパネル支持体31の基端側に形成されており、図8の(a)に示すように、第1の面S1がパネルPの支持面となるようにパネル支持体31を取り付けた場合は、左右のパネル支持体31で左右端部が支持されるパネルPの位置決め寸法がA1となり、図8の(b)に示すように、第2の面S2がパネルPの支持面となるようにパネル支持体31を取り付けた場合は、左右のパネル支持体31で左右端部が支持されるパネルPの位置決め寸法がA1よりも短いB1となる。
つぎに、本発明に係る変形例について、図9から図12を参照しつつ説明する。ただし、本実施形態と相違する構成のみを説明し、本実施形態と共通の構成については、本実施形態と同じ符号を用いることにより、本実施形態の説明を援用する。
上記第1実施形態では、パネル収納容器1は、容器本体20に設けられるパネル支持部30を備えて構成されるが、第2実施形態では、パネル収納容器1は、パネル支持部30に加えて、容器本体20に取り付けられるサイドサポート部70を備えて構成される。
第2実施形態のパネル支持部30は、パネル支持体31A、支持軸32、固定部材33及び支柱34を備え、第2実施形態の支持軸32、固定部材33及び支柱34が上記第1実施形態の支持軸32、固定部材33及び支柱34と同様であるため、説明を省略する。
サイドサポート部70は、図13及び図14に示すように、容器本体20の前後方向に沿いつつ容器本体20の側壁22a,22b付近に設けられる一対のサイドサポート部材71と、前後方向に沿う一対のサイドサポート部材71の前端部に設けられるストッパ部材72と、一対のサイドサポート部材71に対応して背面壁28の内面の左右方向に離れた位置に立設される一対の支柱73と、サイドサポート部材71の後端部を支柱73に固定する一対のサポート支持部材74と、を備える。なお、中央サポート部70は、ストッパ部材72を備えなくてもよい。
20 容器本体
21 開口部、22a,22b 側壁、23 底板、24 装置位置決め部、25 天板、26 ロボティックフランジ(第1被搬送用部品)、27 リフトフランジ(第2被搬送用部品)、28 背面壁、29 ハンドル(第3被搬送用部品)
30,30B,30C,30D パネル支持部
31,31A,31B,31C,31D パネル支持体、31a 取付孔、31b,31c,31m,31n,31o,31p 段差部、31g 貫通孔、31h,31i クッション部材(パネル接触部)、31z 突起
32 支持軸、33 固定部材(固定手段)
34 支柱(固定壁)、34a 嵌合溝、34b 係合溝
40 蓋体
41 蓋本体、42 施錠機構(ロック手段)、43 鍵穴
50 給排気部(給気部、排気部)
70 サイドサポート部
71 サイドサポート部材
72 ストッパ部材
73 支柱
74 サポート支持部材
Claims (20)
- 複数のパネルを収納する容器本体と、
前記パネルの左右端部を支持するパネル支持体と、を備えるパネル収納容器であって、
前記パネル支持体は、支持軸が挿通される取付孔が基端側に形成され、
前記支持軸は、固定手段により前記容器本体に設けられた固定壁に固定されている
ことを特徴とするパネル収納容器。 - 前記固定壁は、前記パネル支持体を嵌合する嵌合溝を上下方向に複数有する
ことを特徴とする請求項1に記載のパネル収納容器。 - 前記固定壁は、前記支持軸を係合する係合溝を上下方向に沿って有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル収納容器。 - 前記パネル支持体は、前記パネルを支持可能な面が異なる段差形状で複数面に形成されている
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。 - 前記複数面は、いずれの面で前記パネルを支持しても、前記容器本体の底面から高さが変わらないように形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載のパネル収納容器。 - 前記パネル支持体は、少なくとも2本の前記支持軸を介して前記固定壁に固定されている
ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。 - 前記取付孔は、前記パネル支持体の先端側と基端側とを結ぶ方向をX方向とするとき、X方向の長さが前記支持軸のX方向の長さよりも長い
ことを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。 - 前記取付孔は、前記パネル支持体の先端側から基端側に向うに従って、前記支持軸の外形よりも幅が狭くなる部分が形成されている
ことを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。 - 前記取付孔は、前記パネル支持体の先端側に、前記支持軸の外形よりも大きい部分が形成されている
ことを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。 - 前記パネル支持体は、金属材料よりも摩擦性の高い又はクッション性の高い材料で形成されているか、又は、金属材料よりも摩擦性の高い又はクッション性の高い材料で形成されたパネル接触部を有する
ことを特徴とする請求項1から9までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。 - 前記パネル支持体、前記支持軸、前記固定壁、前記固定手段のうち少なくとも1つは、導電性材料で形成されている
ことを特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。 - 前記パネル支持体と連結されるサイドサポート部材を備える
ことを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。 - 前記サイドサポート部材は、前後方向に沿って延在し、その一端部が前記容器本体に取り付けられる
ことを特徴とする請求項12に記載のパネル収納容器。 - 前記容器本体は、搬送機械に保持される第1被搬送用部品を天面の外側に有する
ことを特徴とする請求項1から13までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。 - 前記容器本体は、搬送機械に保持される第2被搬送用部品を左右側面の外側に有する
ことを特徴とする請求項1から14までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。 - 前記容器本体は、搬送機械又は加工装置の位置決め手段に支持される装置位置決め部を、底面の外側に少なくとも3か所有する
ことを特徴とする請求項1から15までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。 - 前記容器本体は、正面に開口を有するフロントオープンボックスタイプの容器であるとともに、前記開口がシールガスケットを有する蓋体により閉止されることで、気密状態が維持され、
前記蓋体は、ロック手段により前記容器本体に対して施錠又は解錠可能である
ことを特徴とする請求項1から16までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。 - 前記容器本体は、内部に気体を給気する給気部又は内部から気体を排気する排気部を有する
ことを特徴とする請求項17に記載のパネル収納容器。 - 前記容器本体は、直方体形状に組み立てられた枠体である
ことを特徴とする請求項1から18までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。 - 前記パネルは、矩形形状である
ことを特徴とする請求項1から19までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
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