JP2019033145A - パネル収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストの上昇や重量の増加を抑制できるパネル収納容器を提供する。【解決手段】収納容器のパネル支持部30において、複数のパネルを収納する容器本体と、パネルの左右端部を支持するパネル支持体31と、を備えるパネル収納容器1であって、パネル支持体31には、支持軸32が挿通される取付孔31aが基端側に形成される。支持軸32は、固定部材33により容器本体に設けられた固定壁34(支柱)に固定されているものである。また、固定壁34は、パネル支持体31を嵌合する嵌合溝34aを上下方向に複数有し、また、支持軸32を係合する係合溝34bを上下方向に沿って有する。【選択図】図6

Description

本発明は、パネルを収納するパネル収納容器に関する。
液晶パネル用ガラス基板などのパネルを扱う製造工程では、パネルを製造装置から別工程の製造装置に移送する際や、パネルを一時的に保管する際に、複数のパネルを収納するパネル収納容器が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
近年、液晶パネルは大型化しており、それに伴って、液晶パネル用キャリアパネルも大型化している。キャリアパネルが大型化してくると、キャリアパネルの重量も、例えば、1枚当たり5kg〜8kgと重くなるため、キャリアパネルの左右端部を支持するパネル支持部の強度が必要になってきている。
ところで、液晶パネルに限らず、ICチップなどの電子部品も量産化のため、一枚のパネル上に複数形成する必要があり、パネルが大型化している。このパネル形態の電子部品は、例えば、大型のキャリアパネル(ガラス板、ステンレス板など)上に多数の電子部品を接着・載置する工程、これらの電子部品をエポキシ樹脂などで封止する工程、封止された電子部品をパネル形態でキャリアパネルから剥がす工程、パネル形態の電子部品を個別に切り出す工程などを経て製造されている。
国際公開第2010/134492号
しかしながら、パネル支持部を金属製の一体部品とすると、コストの上昇や重量の増加につながるが、プラスチック樹脂製で一体成形された部品では、強度が不足したり、また、起型のコストが上昇したりすることがある。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、コストの上昇や重量の増加を抑制できるパネル収納容器を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る1つの態様は、複数のパネルを収納する容器本体と、前記パネルの左右端部を支持するパネル支持体と、を備えるパネル収納容器であって、前記パネル支持体は、支持軸が挿通される取付孔が基端側に形成され、前記支持軸は、固定手段により前記容器本体に設けられた固定壁に固定されているものである。
(2)上記(1)の態様において、前記固定壁は、前記パネル支持体を嵌合する嵌合溝を上下方向に複数有してもよい。
(3)上記(1)又は(2)の態様において、前記固定壁は、前記支持軸を係合する係合溝を上下方向に沿って有してもよい。
(4)上記(1)から(3)までのいずれか1つの態様において、前記パネル支持体は、前記パネルを支持可能な面が異なる段差形状で複数面に形成されてもよい。
(5)上記(1)から(4)までのいずれか1つの態様において、前記複数面は、いずれの面で前記パネルを支持しても、前記容器本体の底面から高さが変わらないように形成されてもよい。
(6)上記(1)から(5)までのいずれか1つの態様において、前記パネル支持体は、少なくとも2本の前記支持軸を介して前記固定壁に固定されてもよい。
(7)上記(1)から(6)までのいずれか1つの態様において、前記取付孔は、前記パネル支持体の先端側と基端側とを結ぶ方向をX方向とするとき、X方向の長さが前記支持軸のX方向の長さよりも長くてもよい。
(8)上記(1)から(7)までのいずれか1つの態様において、前記取付孔は、前記パネル支持体の先端側から基端側に向うに従って、前記支持軸の外形よりも幅が狭くなる部分が形成されてもよい。
(9)上記(1)から(8)までのいずれか1つの態様において、前記取付孔は、前記パネル支持体の先端側に、前記支持軸の外形よりも大きい部分が形成されてもよい。
(10)上記(1)から(9)までのいずれか1つの態様において、
前記パネル支持体は、金属材料よりも摩擦性の高い又はクッション性の高い材料で形成されているか、又は、金属材料よりも摩擦性の高い又はクッション性の高い材料で形成されたパネル接触部を有してもよい。
(11)上記(1)から(10)までのいずれか1つの態様において、前記パネル支持体、前記支持軸、前記固定壁、前記固定手段のうち少なくとも1つは、導電性材料で形成されてもよい。
(12)上記(1)から(11)までのいずれか1つの態様において、前記パネル支持体と連結されるサイドサポート部材を備えてよい。
(13)上記(12)の態様において、前記サイドサポート部材は、前後方向に沿って延在し、その一端部が前記容器本体に取り付けられてもよい。
(14)上記(1)から(13)までのいずれか1つの態様において、前記容器本体は、搬送機械に保持される第1被搬送用部品を天面の外側に有してもよい。
(15)上記(1)から(14)までのいずれか1つの態様において、前記容器本体は、搬送機械に保持される第2被搬送用部品を左右側面の外側に有してもよい。
(16)上記(1)から(15)までのいずれか1つの態様において、前記容器本体は、搬送機械又は加工装置の位置決め手段に支持される装置位置決め部を、底面の外側に少なくとも3か所有してもよい。
(17)上記(1)から(16)までのいずれか1つの態様において、前記容器本体は、正面に開口を有するフロントオープンボックスタイプの容器であるとともに、前記開口がシールガスケットを有する蓋体により閉止されることで、気密状態が維持され、前記蓋体は、ロック手段により前記容器本体に対して施錠又は解錠可能でもよい。
(18)上記(1)から(17)までのいずれか1つの態様において、
前記容器本体は、内部に気体を給気する給気部又は内部から気体を排気する排気部を有してもよい。
(19)上記(1)から(18)までのいずれか1つの態様において、前記容器本体は、直方体形状に組み立てられた枠体でもよい。
(20)上記(1)から(19)までのいずれか1つの態様において、前記パネルは、矩形形状でもよい。
本発明によれば、その目的は、コストの上昇や重量の増加を抑制できるパネル収納容器を提供することができる。
本発明に係る第1実施形態のパネル収納容器の分解斜視図である。 容器本体の正面図である。 容器本体の下面図である。 パネル支持部を示す要部平面図である。 パネル支持部を示す要部側面図である。 パネル支持部を示す要部正面図である。 パネル支持体に形成された取付孔を示す要部平面図であり、(a)長孔形状の取付孔、(b)ダルマ形状の取付孔、(c)ホームベース形状の取付孔である。 取付方向を変更したパネル支持体を示す概略正面図であり、(a)パネル位置決め寸法A1の状態、(b)パネル位置決め寸法B1の状態である。 変形例1のパネル支持部を示す要部平面図である。 変形例1のパネル支持体を示す、(a)平面図、(b)側面図、(c)正面図である。 変形例2のパネル支持部を示す概略正面図であり、(a)パネル位置決め寸法Eの状態、(b)パネル位置決め寸法Fの状態、(c)パネル位置決め寸法Gの状態、(d)パネル位置決め寸法Hの状態である。 変形例3のパネル支持部を示す図であり、(a)パネル位置決め寸法A1の状態の概略正面図、(b)パネル位置決め寸法B1の状態の概略正面図、(c)円柱クッション部材を適用したパネル支持体のI−I断面図、(d)円柱クッション部材を適用したパネル支持体のI−I断面図、(e)三角柱クッション部材を適用したパネル支持体のI−I断面図である。 サイドサポート部を示す要部平面図である。 サイドサポート部を示す要部側面図である。 取付方向を変更したサイドサポート部を示す概略側面図であり、(a)パネル位置決め寸法A2の状態、(b)パネル位置決め寸法B2の状態である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態に係るパネル収納容器1について詳細に説明する。
(第1実施形態)
[パネル収納容器の全体構成]
図1は、本発明に係る第1実施形態のパネル収納容器の分解斜視図である。図2は、容器本体の正面図である。図3は、容器本体の下面図である。なお、図1において、X軸に沿って延在するX方向を左右方向とし、Y軸に沿って延在するY方向を前後方向とし、Z軸に沿って延在するZ方向を上下方向とする。
図1から図3に示すように、本実施形態のパネル収納容器1は、複数枚(例えば、6枚、12枚・・・25枚)の矩形形状のパネルPを収納する容器本体20と、容器本体20の正面に形成される開口部21を開閉自在に覆う蓋体40と、を備える。
パネル収納容器1は、電子部品を製造する製造装置(製造工程)に使用されるものであり、例えば、ガラス板、ステンレス板など大型のキャリアパネルPc(図8参照)上に多数の電子部品を形成する工程と、これらの電子部品をエポキシ樹脂などで封止する工程、封止された電子部品(パネル形態)をキャリアパネルPcから剥がす工程、封止パネルPeから電子部品を切り出す工程などの各工程間でパネルPを移送する際に使用される。つまり、パネル収納容器1に収納されるパネルPのサイズには、例えば、キャリアパネルPcのサイズである625mm×615mmと、封止パネルPeのサイズである600mm×600mmとの2種類が存在する。そのため、パネル収納容器1は、各サイズに対応した2種類以上のものが準備されるとよい。
容器本体20は、正面に開口部21を有するフロントオープンボックスタイプの容器であり、パネルPの左右端部を支持するパネル支持部30を有している。具体的には、左右の側壁22a,22bの内面に、後述するパネル支持部30が対設されている。なお、本実施形態の容器本体20は、直方体形状に組み立てられた枠体に、その上面、下面、左側面、右側面及び背面を気密的に覆う壁部材を組付けて構成されるが、容器本体20の構造は、これに限定されない。
パネル収納容器1の内部の清浄性や低湿度を保つようにガス置換を行うために、容器本体20の底板23には、容器本体20内に不活性ガスを給気し、又は、容器本体20内のエアを排気する給排気部50が複数設けられてもよい。本実施形態では、給排気部50は、例えば、開口部21側の2か所が排気部となり、背面(奥側)の2か所が給気部となるが、給気部及び排気部の数量や位置は、図示したものに限らない。あるいは、給排気部50は、蓋体40の側に設けられてもよい。
また、底板23の外面には、搬送機械(ロボット)又は加工装置の位置決め手段に支持される装置位置決め部24が少なくとも3か所に設けられる。
容器本体20の天板25の上面の中央部には、製造工場の天井搬送機構に保持される搬送用のロボティックフランジ26(第1被搬送用部品)が設けられ、左右の側壁22a,22bの外面には、搬送機械に保持される搬送用のリフトフランジ27(第2被搬送用部品)が前後方向に沿って突出して形成されている。さらに、容器本体20の天板25の上面の左右端部には、作業員がパネル収納容器1を搬送できるようにハンドル29(第3被搬送用部品)が4か所に設けられている。
一方、蓋体40は、シールガスケット(図示せず)を介して容器本体20の開口部21を気密状態で閉止するもので、蓋本体41と、容器本体20の開口部21を閉止する蓋体40を施錠又は解錠する施錠機構42(ロック手段)と、を有している。施錠機構42は、鍵穴43に挿入される鍵(図示せず)の操作に応じて施錠位置と解錠位置とに変位するラッチ(図示せず)を含み、ラッチが容器本体20側の係合部(図示せず)に係合されたり、係合解除されたりすることで、蓋体40の施錠及び解錠が行われる。
容器本体20や蓋体40は、金属材料や樹脂材料で成形される複数の部品の組み合わせで構成される。樹脂部品の成形材料に含まれる樹脂としては、例えば、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタール、液晶ポリマー、ポリメタクリル酸メチルなどのアクリル樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体といった熱可塑性樹脂やこれらのアロイなどがあげられる。
これらの樹脂には、カーボン繊維、カーボンパウダー、カーボンナノチューブ、導電性ポリマーなどからなる導電物質やアニオン、カチオン、非イオン系などの各種帯電防止剤が必要に応じて添加される。また、ベンゾトリアゾール系、サリシレート系、シアノアクリレート系、オキザリックアシッドアニリド系、ヒンダードアミン系の紫外線吸収剤が添加されたり、剛性を向上させるガラス繊維や炭素繊維なども選択的に添加されたりする。
そして、容器本体20は、軽量化を優先すれば、左右の側壁22a,22b、底板23及び天板25の材料がアルミニウムであることが望ましく、なお、強度を優先すれば、左右の側壁22a,22b、底板23及び天板25の材料がステレンスであることが望ましい。
図3に示される容器本体20の背面壁28は、全体が容器本体20の内部を目視することができるような透明な樹脂材料で形成されるが、これに限らず、背面壁28の一部(例えば、中央部)が透明な樹脂材料で形成されてもよい。なお、この透明な樹脂材料は、アクリル樹脂、ポリカーボネート又はシクロオレフィンポリマーであることが望ましい。
[パネル支持部]
つぎに、パネル支持部30について、図4から図8を参照しつつ説明する。図4は、パネル支持部30を示す要部平面図である。図5は、パネル支持部30を示す要部側面図である。図6は、パネル支持部30を示す要部正面図である。図7は、パネル支持体31に形成された、(a)長孔形状の取付孔31a、(b)ダルマ形状の取付孔31a、(c)ホームベース形状の取付孔31a、をそれぞれ示す要部平面図である。図8は、取付方向を変更したパネル支持体31を示す概略正面図であり、(a)パネル位置決め寸法A1の状態、(b)パネル位置決め寸法B1の状態である。
図4から図8に示すように、パネル支持部30は、パネルPの左右端部を支持するパネル支持体31と、パネル支持体31の基端側に形成される取付孔31aに挿通される支持軸32と、容器本体20の側壁22a,22bの内面側に立設され、複数の固定部材33を介して支持軸32が固定される固定壁34(以後、単に「支柱34」という。)と、を備える。
なお、本実施形態のパネル支持部30では、6枚のパネル支持体31と、4本の支持軸32と、12個の固定部材33と、4本の支柱34と、をそれぞれ左右に備えているが、これらの数量は、収納するパネルPの枚数や重量に応じて適宜変更することができる。例えば、2本の支持軸32でパネル支持体31を取り付け固定してもよく、2個の固定部材33で1本の支持軸32を1本の支柱34に取り付け固定してもよい。
[パネル支持体]
パネル支持体31は、平面視で前後方向に長い矩形形状を有し、パネルPの左右端部をそれぞれ1枚のパネル支持体31で支持する。パネル支持体31を形成する材料は、帯電防止のために導電性を有する樹脂材料又は金属材料であることが望ましい。また、パネル支持体31は、支持するパネルPの滑りを防止するために金属材料よりも摩擦性が高く、かつ、支持するパネルPの損傷を防止するために金属材料よりもクッション性が高い導電性の樹脂材料で形成されるが、パネルPとの接触部のみ樹脂材料で形成してもよい。
また、パネル支持体31の基端側には、上下方向に貫通する取付孔31aが前後方向に所定の間隔をあけて複数形成され、さらに、パネル支持体31のパネルPを支持する面には、パネルPを位置決めするための位置決め用の段差部31b,31cが形成される(図6参照)。なお、取付孔31a及び段差部31b,31cの形状については、後述する。
[支柱]
支柱34は、容器本体20の側壁22a,22bの内面側に前後方向に所定の間隔をあけて複数立設される(図4参照)。支柱34を形成する材料は、帯電防止のために導電性を有する樹脂材料又は金属材料であることが望ましい。さらに、本実施形態の支柱34は、軽量化を重視するために、アルミニウムで形成されることがより望ましい。なお、本実施形態の支柱34は、側壁22a,22bと別部材で形成されるが、支柱34を側壁22a,22bと一体に形成して、固定壁として形成してもよい。
支柱34には、パネル支持体31の基端部を嵌合支持する嵌合溝34aが前後方向に沿って形成される。嵌合溝34aは、支柱34の内側面において、上下方向に所定の間隔をあけて複数形成されており、前後方向に並ぶ複数の支柱34の同じ高さの嵌合溝34aにパネル支持体31の基端部を嵌合させることで、パネル支持体31が支柱34に仮固定される。なお、支柱34の嵌合溝34aに嵌合するパネル支持体31の基端部には、嵌合溝34aに嵌合する際に押し潰されることで、嵌合ガタを除去するガタ取り用の突起(図10の突起31z参照)を設けることが好ましい。
さらに、支柱34の内側面には、支持軸32と係合する係合溝34bが上下方向に沿って形成されている(図5参照)。このような係合溝34bによれば、支柱34に支持軸32を固定する際、支柱34に対する支持軸32の前後方向の取付位置を位置決めできるだけでなく、固定後における支持軸32の前後方向のずれを規制することができる。
[支持軸]
支持軸32は、支柱34の嵌合溝34aで仮固定されたパネル支持体31の取付孔31aに挿通された状態で、複数の固定部材33を介して支柱34に固定されることにより、パネル支持体31を強固に固定する。本実施形態の支持軸32は、円柱状、楕円柱状であるが、角柱状であってもよい。
支持軸32を形成する材料は、帯電防止のために導電性を有する樹脂材料又は金属材料であることが望ましい。さらに、本実施形態の支持軸32は、ステレンスやアルミニウムで形成されることがより望ましい。なお、本実施形態の固定部材33は、支柱34との間で支持軸32を挟持する状態で、左右一対のネジ33aを介して支柱34に固定されることにより、支持軸32を支柱34に固定するが、固定部材33の固定構造は、これに限定されない。
[取付孔の形状]
図7(a)から(c)に示すように、パネル支持体31に形成される取付孔31aは、パネル支持体31の先端側と基端側とを結ぶ方向をX方向とするとき、X方向の長さL1が支持軸32のY方向の長さL2よりも長い形状を有する。例えば、図7(a)に示す取付孔31aは、X方向に長い長孔形状であり、支持軸32を挿通する際、支持軸32のX方向の位置ずれを許容することにより、組立性を向上させる。また、取付孔31aに支持軸32を挿通した後、支持軸32を取付孔31aのパネル支持体31の基端側の端部に押し当てることにより、支持軸32が取付孔31aの端部に3点で接触し、パネル支持体31のX方向及びY方向の位置が決まる。
図7(b)に示す取付孔31aは、パネル支持体31の先端側に、支持軸32の外形よりも大きい部分が形成されている。具体的に説明すると、図7(b)に示す取付孔31aは、パネル支持体31の先端側のY方向の長さL3が、図7(a)に示す長孔形状の取付孔31aのY方向の長さL4よりも長いダルマ形状を有する。このような取付孔31aによれば、支持軸32を挿通する際、支持軸32のX方向及びY方向の位置ずれを許容することにより、組立性を向上させる。また、取付孔31aに支持軸32を挿通した後、支持軸32を取付孔31aのパネル支持体31の基端側の端部に押し当てることにより、支持軸32が取付孔31aの端部に3点で接触し、パネル支持体31のX方向及びY方向の位置が決まる。
図7(c)に示す取付孔31aは、パネル支持体31の先端側から基端側に向うに従って、支持軸32の外形よりもY方向の幅が狭くなる部分を有する。具体的に説明すると、図7(c)に示す取付孔31aは、パネル支持体31の基端側が頂点となるように配置された三角形状又はホームベース形状であり、支持軸32を挿通する際、支持軸32のX方向及びY方向の位置ずれを許容することにより、組立性を向上させる。また、取付孔31aに支持軸32を挿通した後、支持軸32を取付孔31aのパネル支持体31の基端側の端部に押し当てることにより、支持軸32が取付孔31aの端部に2点で接触し、パネル支持体31のX方向及びY方向の位置が決まる。なお、取付孔31aの頂部の角度は、60°〜120°が好ましい。
[段差形状]
図8に示すように、パネル支持体31は、取付方向の選択に基づいて異なる面でパネルPを支持可能であり、パネルPを支持可能な複数の面が異なる段差形状を有する。具体的に説明すると、本実施形態のパネル支持体31は、パネルPを支持可能な面として、第1の面S1と、その裏側の面である第2の面S2と、を有し、第1の面S1に第1の段差部31bが形成され、第2の面S2に第2の段差部31cが形成されている。第1の段差部31bは、第2の段差部31cよりもパネル支持体31の基端側に形成されており、図8の(a)に示すように、第1の面S1がパネルPの支持面となるようにパネル支持体31を取り付けた場合は、左右のパネル支持体31で左右端部が支持されるパネルPの位置決め寸法がA1となり、図8の(b)に示すように、第2の面S2がパネルPの支持面となるようにパネル支持体31を取り付けた場合は、左右のパネル支持体31で左右端部が支持されるパネルPの位置決め寸法がA1よりも短いB1となる。
本実施形態のパネル位置決め寸法A1は、キャリアパネルPcを位置決めするためのものであり、キャリアパネルPcの左右幅(例えば、615mm)に所定のクリアランス(例えば、片側2mmから3mm)を加えて設定される。また、本実施形態のパネル位置決め寸法B1は、封止パネルPeを位置決めするためのものであり、封止パネルPeの左右幅(例えば、600mm)に所定のクリアランス(例えば、片側2mmから3mm)を加えて設定される。このようなパネル支持体31によれば、取付方向の選択に基づいて2種類のパネル位置決め寸法A1,B1を実現できるので、パネルPに応じて2種類のパネル支持体31を製造する場合に比べ製造コストを抑制できる。
このとき、本実施形態のパネル支持体31は、取付方向を変更しても、パネルPを支持する高さが変わらないように形成されている。具体的に説明すると、図8に示すように、第1の面S1における段差部31bの上段面(基端側上端面)から下段面(パネル支持面)までの上下方向の寸法C1と、第2の面S2における段差部31cの上段面(基端側上端面)から下段面(パネル支持面)までの上下方向の寸法D1と、が一致するように形成されている。このようなパネル支持体31によれば、ロボットによるパネルPの挿入高さを変更することなく、サイズの異なるパネルPの収納又は取り出しを行うことができる。
このように、本実施形態のパネル収納容器1では、パネル支持部30は、パネルPの左右端部を支持するパネル支持体31と、パネル支持体31の基端側に形成される取付孔31aに挿通される支持軸32と、容器本体20の側壁22の内面側に立設され、複数の固定部材33を介して支持軸32が固定される支柱34と、を備えて構成されるので、パネル支持体31、支持軸32及び支柱34の材質選定により、大型パネルの収納に対応しつつ、コストの上昇や重量の増加を抑制できる。
また、パネル支持体31は、取付方向の選択に基づいて異なる面でパネルPを支持可能であり、パネルPを支持可能な第1の面S1及び第2の面S2などの複数の面が異なる段差形状を有するので、1つのパネル支持体31で複数種類のパネル位置決め寸法A1,B1を実現することができる。
[変形例]
つぎに、本発明に係る変形例について、図9から図12を参照しつつ説明する。ただし、本実施形態と相違する構成のみを説明し、本実施形態と共通の構成については、本実施形態と同じ符号を用いることにより、本実施形態の説明を援用する。
図9は、変形例1のパネル支持部30Bを示す要部平面図である。図10は、変形例1のパネル支持体31Bを示す、(a)平面図、(b)側面図、(c)正面図である。
図9及び図10に示すように、変形例1のパネル支持部30Bは、パネル支持体31Bが、本実施形態のパネル支持体31のように前後方向に長い板形状ではなく、前後方向の寸法に比べて左右方向の寸法が長い短冊形状である。変形例1のパネル支持体31Bは、前後方向に所定の間隔をあけて複数並設され、パネルPの左右端部をそれぞれ複数のパネル支持体31Bで支持する。
このようなパネル支持体31Bによれば、実施形態のパネル支持体31に比べて軽量化を図ることができる。なお、図10に示すように、支柱34の嵌合溝34aに嵌合するパネル支持体31Bの基端部には、嵌合溝34aに嵌合する際に押し潰されることで、嵌合ガタを除去するガタ取り用の突起31zが複数形成されている。
図11は、変形例2のパネル支持部30Cを示す概略正面図であり、(a)パネル位置決め寸法Eの状態、(b)パネル位置決め寸法Fの状態、(c)パネル位置決め寸法Gの状態、(d)パネル位置決め寸法Hの状態である。
図11に示すように、変形例2のパネル支持部30Cでは、パネル支持体31Cが、取付方向を4方向に変えて取り付けることができ、パネルPを支持可能な4つの面S1からS4にそれぞれ異なる段差形状(段差部31m、31n、31o、31p)を有している。このようなパネル支持体31Cによれば、1つのパネル支持体31Cで4種類のパネル位置決め寸法EからHを実現することができる。
図12は、変形例3のパネル支持部30Dを示す図であり、(a)パネル位置決め寸法A1の状態の概略正面図、(b)パネル位置決め寸法B1の状態の概略正面図、(c)円柱クッション部材31hを適用したパネル支持体31DのI−I断面図、(d)円柱クッション部材31hを適用したパネル支持体31DのI−I断面図、(e)三角柱クッション部材31iを適用したパネル支持体31DのI−I断面図である。
図12に示すように、変形例3のパネル支持部30Dは、パネル支持体31Dが、金属材料で形成されており、パネルPを支持する面に、金属材料よりも、摩擦性が高く、かつ、クッション性が高い材料で形成されたクッション部材31h,31i(パネル接触部)が装着されている。
具体的に説明すると、パネル支持体31Dのパネル支持面には、左右方向に沿うクッション装着溝31d,31e,31fが形成され、このクッション装着溝31d,31e,31fに対し、上端がパネル支持面から突出する状態でクッション部材31h,31iが装着される。
例えば、図12(c)は、断面半円状のクッション装着溝31dに円柱クッション部材31hを装着した例を示し、図12(d)は、アリミゾ状のクッション装着溝31eに円柱クッション部材31hを装着した例を示し、図12(e)は、アリミゾ状のクッション装着溝31fに三角柱クッション部材31iを装着した例を示している。このようなパネル支持体31Dによれば、金属材料により強度を高めつつ、クッション部材31h,31iによりパネルPの滑りや損傷を防止できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、パネル収納容器1は、容器本体20に設けられるパネル支持部30を備えて構成されるが、第2実施形態では、パネル収納容器1は、パネル支持部30に加えて、容器本体20に取り付けられるサイドサポート部70を備えて構成される。
以下、第2実施形態のパネル収納容器1について、図13〜図15を参照しつつ説明する。なお、第2実施形態では、上記第1実施形態と同様の点については、説明を省略し、上記第1実施形態と主に異なる点について説明する。
図13は、サイドサポート部を示す要部平面図である。図14は、サイドサポート部を示す要部側面図である。図15は、取付方向を変更したサイドサポート部を示す概略側面図であり、(a)パネル位置決め寸法A2の状態、(b)パネル位置決め寸法B2の状態である。
[パネル支持部]
第2実施形態のパネル支持部30は、パネル支持体31A、支持軸32、固定部材33及び支柱34を備え、第2実施形態の支持軸32、固定部材33及び支柱34が上記第1実施形態の支持軸32、固定部材33及び支柱34と同様であるため、説明を省略する。
一方、第2実施形態のパネル支持体31Aは、第1実施形態のパネル支持体31と異なり、前後方向の寸法に比べて左右方向の寸法が長い短冊形状であり、前後方向に所定の間隔をあけて複数並設されている。また、それぞれのパネル支持体31Aの先端側には、サイドサポート部70が貫通できるように、前後方向に貫通する貫通孔31gが形成されている。
[サイドサポート部]
サイドサポート部70は、図13及び図14に示すように、容器本体20の前後方向に沿いつつ容器本体20の側壁22a,22b付近に設けられる一対のサイドサポート部材71と、前後方向に沿う一対のサイドサポート部材71の前端部に設けられるストッパ部材72と、一対のサイドサポート部材71に対応して背面壁28の内面の左右方向に離れた位置に立設される一対の支柱73と、サイドサポート部材71の後端部を支柱73に固定する一対のサポート支持部材74と、を備える。なお、中央サポート部70は、ストッパ部材72を備えなくてもよい。
サイドサポート部材71は、前後方向に沿うステレンスなどからなる金属製の円柱部材であり、その外周側には、支持するパネルPに接触する円筒状のパネル接触部71tを備える。また、サイドサポート部材71の前後両端部は、後述する抜け止めピン72b及び73cが挿入されるピン挿入孔を備えるが、図示は省略する。
パネル接触部71tは、支持するパネルPの滑りを防止するために金属材料よりも摩擦性が高く、かつ、支持するパネルPの損傷を防止するために金属材料よりもクッション性が高い導電性の樹脂材料で形成されるとよい。
一対のサイドサポート部材71は、それぞれ側壁部22a及び側壁部22bに取り付けられた複数のパネル支持体31Aと連結されるように設けられている。
詳細には、パネル支持体31Aの先端側には、前後方向に貫通する貫通孔31gが形成され、この貫通孔31gには、嵌合するようにサイドサポート部材71の円柱部材が挿通されている。なお、この場合、サイドサポート部材71の円柱部材の貫通孔31gから露出する部分は、少なくとも、パネル接触部71tによって被覆されている。
あるいは、パネル支持体31Aの先端側のパネル支持面には、前後方向に沿う凹溝が設けられ、この凹溝には、上端がパネル支持面から突出する状態又はパネル支持面と同一面とする状態でサイドサポート部材71が装着されてもよい。
ストッパ部材72は、樹脂材料で形成されており、パネルPの前後方向の位置決めをするものである。また、ストッパ部材72は、サイドサポート部材71の前端部が挿入されるサポート挿入孔72aと、サポート挿入孔72aに挿入されたサイドサポート部材71を抜け止めする抜け止めピン72bが挿入されるピン挿入孔72cと、パネルPの前後方向の位置決めを行う位置決め部72gと、を備える。
支柱73は、背面壁28の内面の左右方向に離れた位置に立設される。なお、支柱73は、背面壁28と別部材で形成されるが、支柱73を背面壁28と一体に形成してもよい。
支柱73には、サイドサポート部材71の後端部を嵌合支持する丸穴状の嵌合凹部73aと、サポート支持部材74の一部を嵌合支持する嵌合溝73bと、嵌合されたサイドサポート部材71及びサポート支持部材74を抜け止めする抜け止めピン73cが挿入されるピン挿入孔73dと、が形成されている。
支柱73を形成する材料は、帯電防止のために導電性を有する樹脂材料又は金属材料が選択されるとよい。なお、本実施形態の支柱73は、サイドサポート部材71の支持強度を優先し、金属材料で形成される。
サポート支持部材74は、樹脂材料で形成されており、サイドサポート部材71の後端部が挿入されるサポート挿入孔74aと、支柱73の嵌合溝73bに嵌合してサポート支持部材74の上下位置を規定する嵌合部74bと、支柱73の左右側面に当接してサポート支持部材74の左右位置を規定する左右一対の当接部74cと、前述した抜け止めピン73cを挿入するためのピン挿入孔74dと、パネルPの前後方向の位置決めをする第1位置決め部74f及び第2位置決め部74gと、を備える。
サポート支持部材74の後端部を支柱73に固定する場合は、まず、支柱73の嵌合溝73bにサポート支持部材74の嵌合部74bを嵌入させた後、サポート支持部材74の後端部をサポート支持部材74のサポート挿入孔74aを介して支柱73の嵌合凹部73aに嵌合させる。この状態で、サポート支持部材74のピン挿入孔74dに抜け止めピン73cを挿入すると、抜け止めピン73cが、支柱73のピン挿入孔73d及びサイドサポート部材71のピン挿通孔を貫通することにより、サイドサポート部材71及びサポート支持部材74が支柱73から抜け止めされる。
ここで、図15に示すように、サポート支持部材74は、支柱73に対して上下反転して取り付けることが可能である。そして、図15(a)に示す取付状態では、第1位置決め部74fが有効となり、図15(b)に示す取付状態では、第2位置決め部74gが有効となる。第1位置決め部74fと第2位置決め部74gは、前後方向の位置が相違しており、図15(a)に示す取付状態では、第1位置決め部74fとストッパ部材72の位置決め部72gとの間で規定されるパネルPの前後方向の位置決め寸法がA2となり、図15(b)に示す取付状態では、第2位置決め部74gとストッパ部材72の位置決め部72gとの間で規定されるパネルPの前後方向の位置決め寸法がB2となる。
また、サポート支持部材74は、取付方向を変更しても、中央サポート部材71を支持する高さが変わらないように形成されている。具体的に説明すると、第1位置決め部74fの上下方向の寸法C2と、第2位置決め部74gの上下方向の寸法D2と、が一致するように形成されている。このようなサポート支持部材74によれば、ロボットによるパネルPの挿入高さを変更することなく、また、ロボットによるパネルPの挿入量を変更することなく、サイズの異なるパネルPの収納又は取り出しを行うことができる。
また、サイドサポート部材71は、上述のように、パネル支持体31Aと共にパネルPに接触する場合に、サイドサポート部材71と連結されるパネル支持体31Aは、複数ではなく、1つ設けられてもよい。
なお、サイドサポート部材71は、パネルPに接触しないように構成されてもよい。この場合、1つのサイドサポート部材71は、複数のパネル支持体31Aを連結しているため、その後端部がサポート支持部材74を介して支柱73に取り付けられなくてもよい。
このように、第2実施形態のパネル収納容器1によれば、パネル支持体31Aと連結されるサイドサポート部材71を備えることにより、複数のパネル支持体31Aの間隔を維持するとともに、パネル支持体31Aの振動を抑制することができる。
以上、具体的な実施形態に基づき、本発明のパネル収納容器について説明してきたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲には、本発明の目的が達成される範囲での様々な変形や改良などが含まれるものであり、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、上記実施形態では、内部のエアを不活性ガスに置換するために、上面、下面、左側面、右側面及び背面が壁部材によって気密的に覆われていたが、気密性が求められない場合は、直方体形状に組み立てられた枠体とし、周囲を覆う壁部材を省略してもよい。
また、上記実施形態では、キャリアパネルPc又は封止パネルPeの寸法差が比較的小さなパネルPを収納したが、625mm×615mm又は300mm×300mmなど寸法差が大きいパネルPを収納してもよい。
1 パネル収納容器
20 容器本体
21 開口部、22a,22b 側壁、23 底板、24 装置位置決め部、25 天板、26 ロボティックフランジ(第1被搬送用部品)、27 リフトフランジ(第2被搬送用部品)、28 背面壁、29 ハンドル(第3被搬送用部品)
30,30B,30C,30D パネル支持部
31,31A,31B,31C,31D パネル支持体、31a 取付孔、31b,31c,31m,31n,31o,31p 段差部、31g 貫通孔、31h,31i クッション部材(パネル接触部)、31z 突起
32 支持軸、33 固定部材(固定手段)
34 支柱(固定壁)、34a 嵌合溝、34b 係合溝
40 蓋体
41 蓋本体、42 施錠機構(ロック手段)、43 鍵穴
50 給排気部(給気部、排気部)
70 サイドサポート部
71 サイドサポート部材
72 ストッパ部材
73 支柱
74 サポート支持部材

Claims (20)

  1. 複数のパネルを収納する容器本体と、
    前記パネルの左右端部を支持するパネル支持体と、を備えるパネル収納容器であって、
    前記パネル支持体は、支持軸が挿通される取付孔が基端側に形成され、
    前記支持軸は、固定手段により前記容器本体に設けられた固定壁に固定されている
    ことを特徴とするパネル収納容器。
  2. 前記固定壁は、前記パネル支持体を嵌合する嵌合溝を上下方向に複数有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のパネル収納容器。
  3. 前記固定壁は、前記支持軸を係合する係合溝を上下方向に沿って有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル収納容器。
  4. 前記パネル支持体は、前記パネルを支持可能な面が異なる段差形状で複数面に形成されている
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  5. 前記複数面は、いずれの面で前記パネルを支持しても、前記容器本体の底面から高さが変わらないように形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のパネル収納容器。
  6. 前記パネル支持体は、少なくとも2本の前記支持軸を介して前記固定壁に固定されている
    ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  7. 前記取付孔は、前記パネル支持体の先端側と基端側とを結ぶ方向をX方向とするとき、X方向の長さが前記支持軸のX方向の長さよりも長い
    ことを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  8. 前記取付孔は、前記パネル支持体の先端側から基端側に向うに従って、前記支持軸の外形よりも幅が狭くなる部分が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  9. 前記取付孔は、前記パネル支持体の先端側に、前記支持軸の外形よりも大きい部分が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  10. 前記パネル支持体は、金属材料よりも摩擦性の高い又はクッション性の高い材料で形成されているか、又は、金属材料よりも摩擦性の高い又はクッション性の高い材料で形成されたパネル接触部を有する
    ことを特徴とする請求項1から9までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  11. 前記パネル支持体、前記支持軸、前記固定壁、前記固定手段のうち少なくとも1つは、導電性材料で形成されている
    ことを特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  12. 前記パネル支持体と連結されるサイドサポート部材を備える
    ことを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  13. 前記サイドサポート部材は、前後方向に沿って延在し、その一端部が前記容器本体に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項12に記載のパネル収納容器。
  14. 前記容器本体は、搬送機械に保持される第1被搬送用部品を天面の外側に有する
    ことを特徴とする請求項1から13までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  15. 前記容器本体は、搬送機械に保持される第2被搬送用部品を左右側面の外側に有する
    ことを特徴とする請求項1から14までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  16. 前記容器本体は、搬送機械又は加工装置の位置決め手段に支持される装置位置決め部を、底面の外側に少なくとも3か所有する
    ことを特徴とする請求項1から15までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  17. 前記容器本体は、正面に開口を有するフロントオープンボックスタイプの容器であるとともに、前記開口がシールガスケットを有する蓋体により閉止されることで、気密状態が維持され、
    前記蓋体は、ロック手段により前記容器本体に対して施錠又は解錠可能である
    ことを特徴とする請求項1から16までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  18. 前記容器本体は、内部に気体を給気する給気部又は内部から気体を排気する排気部を有する
    ことを特徴とする請求項17に記載のパネル収納容器。
  19. 前記容器本体は、直方体形状に組み立てられた枠体である
    ことを特徴とする請求項1から18までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  20. 前記パネルは、矩形形状である
    ことを特徴とする請求項1から19までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
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