JP2022150849A - パネル収納容器 - Google Patents

パネル収納容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2022150849A
JP2022150849A JP2021053636A JP2021053636A JP2022150849A JP 2022150849 A JP2022150849 A JP 2022150849A JP 2021053636 A JP2021053636 A JP 2021053636A JP 2021053636 A JP2021053636 A JP 2021053636A JP 2022150849 A JP2022150849 A JP 2022150849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
support
elastic
storage container
supports
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021053636A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7507116B2 (ja
Inventor
晃嗣 金指
Akitsugu Kanezashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP2021053636A priority Critical patent/JP7507116B2/ja
Publication of JP2022150849A publication Critical patent/JP2022150849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7507116B2 publication Critical patent/JP7507116B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】パネルに接触する弾性支持体の交換作業を容易にするパネル収納容器を提供する。【解決手段】複数のパネルを収納可能な容器本体10と、パネルを支持するパネル支持手段のパネル支持体120と、パネル支持体120に設けられ、パネルに接触可能な弾性支持体220と、を備えるパネル収納容器であって、弾性支持体220は、環状体又は管状体の一部が欠損するように形成されているものである。また、弾性支持体220は、パネル支持体120に形成された孔又は溝122に係合されてもよい。さらに、弾性支持体220は、所定の間隔で複数個設けられてもよい。【選択図】図3A

Description

本発明は、パネルを収納するパネル収納容器に関する。
液晶パネル用ガラス基板などのパネルを扱う製造工程では、パネルを製造装置から別工程の製造装置に移送する際や、パネルを一時的に保管する際に、複数のパネルを収納するパネル収納容器が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のパネル収納容器は、パネルを収納する容器本体と、容器本体の開口を閉止する蓋体と、パネルの左右端部を支持するパネル支持体と、パネル支持体に連結されたサイドサポート部と、パネルの中央部を支持する中央サポート部と、を備えている。そして、サイドサポート部及び中央サポート部は、チューブ状の弾性支持体や複数のリング状の弾性支持体を円柱状又は円筒状の軸部材(シャフト)に被覆して、パネルを支持するように構成されている(サイドサポート部を示す図6A~図6C参照)。
ところで、近年、液晶パネルは大型化しており、それに伴って、液晶パネル用キャリアパネルも大型化している。そして、キャリアパネルが大型化してくると、キャリアパネルの重量も、例えば、1枚当たり5kg~8kgと重くなるため、パネルを支持する弾性支持体の劣化も早くなり、弾性支持体の交換作業の頻度が多くなってきている。
特開2019-031297号公報
しかしながら、特許文献1に記載のパネル収納容器において、サイドサポート部のパネル支持体は容器本体の側壁に設けられたサイドサポートで中間付近を支持されており、また、中央サポート部は2本のパネル支持体が連結されているため、弾性支持体の交換作業は、複数部品から構成されるサイドサポート部や中央サポート部を分解してから行わなければならない。
また、中央サポート部は、先端部のストッパを有さないものや、収納されたパネルの中央部の前端よりも後方に位置するように、少し短く形成されたものが用いられることもあるが、この場合でも、弾性支持体はシャフトに密着して設けられるため、摩擦抵抗が大きくなっている。そのため、パネル収納容器内に中央サポート部を組み付けたままでは、弾性支持体の取外作業や取付作業を容易に行うことができず、交換作業に長時間要することがあり、分解した方が短時間で終わることもあった。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、パネルに接触する弾性支持体の交換作業を容易にするパネル収納容器を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る1つの態様は、複数のパネルを収納可能な容器本体と、前記パネルを支持するパネル支持手段と、前記パネル支持手段に設けられ、前記パネルに接触可能な弾性支持体と、を備えるパネル収納容器であって、前記弾性支持体は、環状体又は管状体の一部が欠損するように形成されているものである。
(2)上記(1)の態様において、前記弾性支持体は、円環状であってもよい。
(3)上記(2)の態様において、前記弾性支持体は、円環状の断面が円形状であってもよい。
(4)上記(1)から(3)までのいずれか1つの態様において、前記弾性支持体は、前記パネル支持手段に形成された溝に係止されてもよい。
(5)上記(1)から(4)までのいずれか1つの態様において、前記弾性支持体は、回り止め機構により回り止めされてもよい。
(6)本発明に係る別の1つの態様は、複数のパネルを収納可能な容器本体と、前記パネルを支持するパネル支持手段と、前記パネル支持手段に設けられ、前記パネルに接触可能な弾性支持体と、を備えるパネル収納容器であって、前記弾性支持体は、前記パネル支持手段に形成された孔又は溝に係合されているものである。
(7)上記(1)から(6)までのいずれか1つの態様において、前記弾性支持体は、所定の間隔で複数個設けられてもよい。
(8)上記(1)から(7)までのいずれか1つの態様において、前記パネル支持手段は、前記パネルの左右端部を支持するサイドサポート部を含んでもよい。
(9)上記(8)の態様において、前記サイドサポート部は、円柱状又は円筒状の軸部材を有してもよい。
(10)上記(1)から(9)までのいずれか1つの態様において、前記パネル支持手段は、前記パネルの中央部を支持する中央サポート部を含んでもよい。
(11)上記(10)の態様において、前記中央サポート部は、円柱状又は円筒状の軸部材を有してもよい。
本発明によれば、パネルに接触する弾性支持体の交換作業を容易にするパネル収納容器を提供することができる。
本発明に係る実施形態のパネル収納容器の容器本体を示す斜視図である。 本発明に係る実施形態のパネル収納容器の容器本体を示す断面図である。 実施例1のパネル支持体及び弾性支持体を示す斜視図である。 実施例1のパネル支持体及び弾性支持体を示す断面図である。 回り止め機構を適用した実施例1のパネル支持体及び弾性支持体を示す断面図である。 実施例2のパネル支持体及び弾性支持体を示す斜視図である。 実施例2のパネル支持体及び弾性支持体を示す断面図である。 回り止め機構を適用した実施例2のパネル支持体及び弾性支持体を示す断面図である。 実施例3のパネル支持体及び弾性支持体を示す斜視図である。 実施例3のパネル支持体及び弾性支持体を示す断面図である。 抜け止め機構を適用した実施例3のパネル支持体及び弾性支持体を示す断面図である。 実施例4のパネル支持体及び弾性支持体を示す斜視図である。 実施例4のパネル支持体及び弾性支持体を示す断面図である。 従来例1のサイドサポート部を示す斜視図である。 従来例2のサイドサポート部を示す斜視図である。 図6A又は図6BのA-A線で切断した状態を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施形態のパネル収納容器1について、添付図面を参照しながら説明する。なお、本明細書の実施形態においては、全体を通じて、同一の部材には同一の符号を付している。
まず、本発明に係る実施形態のパネル収納容器1について説明する。
図1は、本発明に係る実施形態のパネル収納容器1の容器本体10を示すもので、図1Aは斜視図であり、図1Bは断面図である。
パネル収納容器1は、電子部品を加工する加工装置(加工工程)に使用されるものであり、例えば、ガラス板、ステンレス板など大型のキャリアパネル上に多数の電子部品を形成する工程と、これらの電子部品をエポキシ樹脂などで封止する工程、封止された電子部品(パネル形態)をキャリアパネルから剥がす工程、封止パネルから電子部品を切り出す工程などの各工程間でこれらのパネルPを移送する際に使用される。
パネル収納容器1に収納されるパネルPは、例えば、キャリアパネルのサイズである625mm×615mmや封止パネルのサイズである600mm×600mmなどが挙げられる。そのため、パネル収納容器1は、各サイズに対応した2種類以上のものが準備されているとよい。
このパネル収納容器1は、複数枚(例えば、6枚、12枚・・・25枚)の矩形形状のパネルPを収納する容器本体10と、容器本体10の正面に形成される開口11を開閉自在に覆う蓋体(図示なし)と、を備えている。
容器本体10は、正面に開口11を有するフロントオープンボックスタイプの容器であり、正面視における左側壁12及び右側壁13、天板14、底板15及び開口11に対向する背板16から形成されている。
左右の側壁12,13の外面には、搬送機械に保持されるリフトフランジが設けられることがある。また、天板14の上面には、製造工場の天井搬送機構に保持されるロボティックフランジが設けられることがある。さらに、底板15の外面には、加工装置や移送ロボットなどの位置決め手段に支持される複数(例えば、3か所)の位置決め凹部17が設けられている。
なお、容器本体10は、柱状部材を直方体形状に組み立てられた枠体の左右側面、上面、下面及び背面を気密的に覆うように、壁板部材を組み付けて構成されるとよい。また、パネル収納容器1の内部空間の清浄性や低湿度を保つために、容器本体10の底板15に、容器本体10内に不活性ガスなどを給気する給気部、又は、容器本体10内のエアを排気する排気部を設けてもよい。
一方、蓋体は、シールガスケットを介して容器本体10の開口11を気密状態で閉止可能にするもので、容器本体10に蓋体を施錠(固定)又は解錠する施錠機構(ロック手段)を有している。
施錠機構は、鍵穴に挿入される鍵の操作に応じて施錠位置と解錠位置とに没入変位するラッチを含んでおり、ラッチが容器本体10側の係合部に係合されたり、解除されたりすることで、蓋体の施錠及び解錠が行われるようになっている。
このような容器本体10や蓋体は、金属材料や樹脂材料で成形される複数の部品から構成されている。樹脂部品の成形材料に含まれる樹脂としては、例えば、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタール、液晶ポリマー、ポリ塩化ビニルといった熱可塑性樹脂やこれらのアロイなどが挙げられる。なお、これらの樹脂に、導電物質、帯電防止剤、紫外線吸収剤など各種機能を付与する添加剤を添加してもよい。
ここで、このパネル収納容器1は、パネルPの左右端部を支持するサイドサポート部30をパネル支持手段として有しており、さらに、パネルPの中央部を支持する中央サポート部40を付加的に有している。
サイドサポート部30は、パネルPの左右端部を支持するパネル支持体31と、パネル支持体31を固定する支柱32及びサイドサポート33とを有しており、左右の側壁12,13の内面に対設されている。
支柱32は、容器本体10の背面の一部を構成する角柱状のもので、天板14と底板15との間に、左右に2本立設されている。なお、支柱32と後述する支柱42との間や支柱32と枠体との間には、壁板部材が取り付けられ、背板16が形成されている。
サイドサポート33は、平面視で左右方向に長い矩形形状を有するもので、左右の側壁12,13にそれぞれ固定されている。また、サイドサポート33は、上部及び下部からなる半割構造で形成されている。
さらに、サイドサポート33は、第1の段差部が形成された第1の面と、その裏側に、第2の段差部が形成された第2の面と、を有しており、これらの両面でパネルPを支持可能である。
これら第1の段差部及び第2の段差部は、左右の側壁12,13からの位置が異なっており、サイドサポート33の取付方向を選択することで、各段差部間で異なる幅のパネルPを支持可能になっている。また、サイドサポート33は、取付方向を表裏で変更しても、パネルPを支持する高さが変わらないように形成されている。
一方、エンドサポート34は、平面視で前後方向に長い矩形形状を有し、支柱32に固定されている。また、エンドサポート34は、サイドサポート33と同様に、第3の段差部が形成された第3の面と、その裏側に、第4の段差部が形成された第4の面と、を有しており、これらの両面でパネルPを支持可能としている。
これら第3の段差部及び第4の段差部は、支柱32からの位置が異なっており、エンドサポート34の取付方向を選択することで、各段差部間で異なる長さ(奥行き)のパネルPを支持可能としている。また、エンドサポート34は、サイドサポート33と同様に、取付方向を表裏で変更しても、パネルPを支持する高さが変わらないように形成されている。なお、本実施形態のパネル収納容器1は、キャリアパネル及び封止パネルの2種類のパネルPを支持できるように、サイドサポート33及びエンドサポート34の各段差部の寸法が設定されている。
このようなサイドサポート33及びエンドサポート34は、支持するパネルPの滑りを防止するために、金属材料よりも摩擦性が高く、かつ、支持するパネルPの損傷を防止するために、金属材料よりもクッション性が高い導電性の樹脂材料で形成されるとよく、あるいは、パネルPとの接触部のみ樹脂材料とし、他の部分を金属材料で形成してもよい。
パネル支持体31は、円柱又は円筒状の軸部材であり、上述した支柱32、サイドサポート33及びエンドサポート34によって、固定されている。具体的には、パネル支持体31の後端部は、支柱32に形成された係止孔に挿入されて固定され、後端部付近は、エンドサポート34に形成された貫通孔に挿入され、中間部と先端部付近は、サイドサポート33に形成された半割構造の挿通孔に挿入されて固定されている。
また、パネル支持体31は、支柱32、サイドサポート33及びエンドサポート34に固定される被固定部などを除いて、後述する、弾性体で形成された弾性支持体(図示なし)によって被覆されている。そして、パネル支持体31の先端には、パネルPの前方への飛び出しを防止するフロントストッパ35が設けられている。
一方、中央サポート部40は、パネルPの中央部を支持するパネル支持体41と、パネル支持体41を固定する支柱42及びエンドサポート44とを有しており、背板16の内面に設けられている。
パネル支持体41は、パネル支持体31と同様に、円柱又は円筒状の軸部材であり、上述した支柱32及びエンドサポート34と同様に構成された支柱42及びエンドサポート44によって、固定されている。ただし、パネル支持体41は、フロントストッパ35を有しておらず、また、その長さは、パネル支持体31の長さよりも短く形成されている。
また、パネル支持体41は、支柱42、エンドサポート44に固定される被固定部などを除いて、後述する、弾性体で形成された弾性支持体(図示なし)によって被覆されている。
そこで、パネル支持体31,41を被覆する弾性支持体210,220,230,240の構成について、複数の実施例1~4とともに説明する。ただし、中央サポート部40のパネル支持体41は、サイドサポート33で固定されていない点やフロントストッパ35が設けられないことがある点で、サイドサポート部30のパネル支持体31と異なるが、その他は同様の構造であるため、パネル支持体31,41をパネル支持体110,120,130,140と総称することにする。
(実施例1)
図2は、実施例1のパネル支持体110及び弾性支持体210を示すもので、図2Aは斜視図であり、図2Bは断面図であり、図2Cは回り止め機構を適用した断面図である。
実施例1の弾性支持体210は、図2Bに示すように、一部が欠損部211として欠損した管状体(チューブ状)で形成されている。また、弾性支持体210は、パネル支持体110に装着されていない場合でも、断面視でほぼ円形(C字状)を維持するような弾性材料で形成されているとよい。
一方、パネル支持体110は、円柱状又は円筒状の軸部材であり、ステンレス鋼やアルミ合金などで形成されている。そして、このパネル支持体110は、図2Aに示すように、被固定部を除いた全長に渡って連続的に、チューブ状の弾性支持体210が装着されて、表面が被覆されている。ただし、短い弾性支持体210を、複数本断続的(例えば、10mm以上100mm以下の間隔)に装着してもよい。
ところで、弾性支持体210は、パネル支持体110に摩擦力で保持されているため、パネルPを接離する際に、パネル支持体110の軸回りに回転することがある。そこで、図2Cに示すように、弾性支持体210の両端に係止突部212を形成し、パネル支持体110に軸方向に沿った係止溝111を形成し、これらの係止突部212と係止溝111とを係合させることで、回り止め機構として機能させてもよい。ただし、係止突部212は、両端の2か所でなくてもよく、中央の1か所であってもよい。
(実施例2)
図3は、実施例2のパネル支持体120及び弾性支持体220を示すもので、図3Aは斜視図であり、図3Bは断面図であり、図3Cは回り止め機構を適用した断面図である。
つづいて、実施例2の弾性支持体220は、図3Bに示すように、Oリングのような円環状体(リング状)で形成されており、その円環状の断面は円形状であり、そして、一部が欠損部221として欠損している。また、弾性支持体220も、弾性支持体210と同様に、パネル支持体120に装着されていない場合でも、断面視でほぼ円形(C字状)を維持するような弾性材料で形成されているとよい。
一方、パネル支持体120は、円柱状又は円筒状の軸部材であり、ステンレス鋼やアルミ合金などで形成されている。また、パネル支持体120は、図3Aに示すように、外周面に嵌合溝122が軸方向(前後方向)に沿って所定の間隔(例えば、10mm以上100mm以下)で複数形成されており、この嵌合溝122に弾性支持体220が装着されている。
また、弾性支持体220も、弾性支持体210と同様に、パネル支持体120に摩擦力で保持されているため、図3Cに示すように、弾性支持体220の両端に係止突部222を形成し、パネル支持体120に軸方向に沿った係止溝121を形成し、これらの係止突部222と係止溝121とを係合させることで、回り止め機構として機能させてもよい。ただし、係止突部222は、両端の2か所でなくてもよく、中央の1か所であってもよい。
実施例1及び実施例2のような弾性支持体210,220は、欠損部211,221を広げて、上方などからパネル支持体110,120に嵌めることで、装着することができる。
(実施例3)
図4は、実施例3のパネル支持体130及び弾性支持体230を示すもので、図4Aは斜視図であり、図4Bは断面図であり、図4Cは抜け止め機構を適用した断面図である。
つぎに、実施例3の弾性支持体230は、図4Bに示すように、ボルト状のもので、円柱状の接触部231と、接触部231よりも小径の嵌合突部232とで形成されている。なお、弾性支持体230も、弾性材料で形成されているとよい。
一方、パネル支持体130は、円柱状又は円筒状の軸部材であり、ステンレス鋼やアルミ合金などで形成されている。また、パネル支持体130は、図4Aに示すように、嵌合孔131及び座グリ132が軸方向(前後方向)に沿って所定の間隔(例えば、10mm以上100mm以下)で複数形成されており、この嵌合孔131に嵌合突部232が嵌合されて、弾性支持体230が装着されている。
なお、弾性支持体230は、図4Cに示すように、嵌合突部232の先端に係止突部233を設けて、抜け止め機構として機能させてもよい。
(実施例4)
図5は、実施例4のパネル支持体140及び弾性支持体240を示すもので、図5Aは斜視図であり、図5Bは断面図である。
最後に、実施例4の弾性支持体240は、図5Aに示すように、T字状のもので、接触部241と、接触部241の下面から突出するホゾ状の係止突部242とで形成されている。なお、弾性支持体240も、弾性材料で形成されているとよい。
一方、パネル支持体140は、円柱状又は円筒状の軸部材であり、ステンレス鋼やアルミ合金などで形成されている。また、パネル支持体140は、図5Bに示すように、外周面にアリ溝状の係止溝141が軸方向(前後方向)に沿って形成されており、この係止溝141に、ホゾ状の係止突部242が係止されて、被固定部を除いた全長に渡って連続的に、弾性支持体240が装着されている。ただし、短い弾性支持体240を、複数本断続的(例えば、10mm以上100mm以下の間隔)に装着してもよい。
実施例3及び実施例4のような弾性支持体230,240は、嵌合突部232や係止突部242を、上方などからパネル支持体130,140の嵌合孔131又は係止溝141に装着することができる。
以上説明したとおり、本発明に係る実施形態のパネル収納容器1は、複数のパネルPを収納可能な容器本体10と、パネルPを支持するパネル支持手段30,40と、パネル支持手段30,40に設けられ、パネルPに接触可能な弾性支持体210,220と、を備えるパネル収納容器1であって、弾性支持体210,220は、環状体又は管状体の一部が欠損するように形成されているものである。
これにより、弾性支持体210,220の欠損部211,221を広げて、上方などからパネル支持体110,120に装着することができるため、弾性支持体210,220の交換作業を容易することができる。
また、本発明に係る別の実施形態のパネル収納容器1は、複数のパネルPを収納可能な容器本体10と、パネルPを支持するパネル支持手段30,40と、パネル支持手段30,40に設けられ、パネルPに接触可能な弾性支持体230,240と、を備えるパネル収納容器1であって、弾性支持体230,240は、パネル支持手段30,40に形成された孔又は溝に係合されているものである。
これにより、弾性支持体230,240の嵌合突部232や係止突部242を、上方などからパネル支持体130,140に装着することができるため、弾性支持体230,240の交換作業を容易することができる。
実施形態の弾性支持体220は、円環状である。これにより、欠損部211,221が上方を向いていない限り、装着の方向性を許容することができ、交換作業を短縮することができる。
実施形態の弾性支持体220は、円環状の断面が円形状である。これにより、市販されているOリングを利用することができ、汎用性を高めることができる。
実施形態の弾性支持体220は、パネル支持体120に形成された嵌合溝122に嵌合係止されている。これにより、摩擦力を大きくできないOリングのような弾性支持体220であっても、パネル支持体120の軸方向にズレることを防止することができる。
実施形態の弾性支持体210,220は、回り止め機構により回り止めされている。これにより、弾性支持体210,220が、パネル支持体110,120の軸回りに回転することを防止することができる。
実施形態の弾性支持体210,220,230,240は、所定の間隔で複数個設けられている。これにより、弾性支持体210,220,230,240を比較的短い長さで形成することができ、交換作業を容易にすることができる。
実施形態のパネル収納容器1のパネル支持手段は、パネルPの左右端部を支持するサイドサポート部30を含み、さらに、パネルPの中央部を支持する中央サポート部40を含む。これにより、パネルPの撓みが小さくなるように、支持することができる。
実施形態のサイドサポート部30又は中央サポート部40は、円柱状又は円筒状の軸部材(31,41,110,120,130,140)を有している。これにより、サイドサポート部30や中央サポート部40を構成する各種部品の製造を容易にすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
(変形例)
上記実施形態において、実施例1~実施例4のパネル支持体110,120,130,140及び弾性支持体210,220,230,240を、例えば、開口11側と背板16側とで異なる形態となるように複数組み合わせてもよい。
上記実施形態では、パネル支持体31,41(110,120,130,140)は円柱又は円筒状の軸部材であったが、角柱又は角筒状の軸部材であってもよい。また、弾性支持体210,220の環状体又は管状体を、多角形枠の一辺(又はその一部)を欠損部211,221として欠いたものであってもよい。
上記実施形態では、中央サポート部40は、1本のパネル支持体41を有していたが、複数本のパネル支持体41でパネルPの中央部を支持してもよい。
上記実施形態では、パネル収納容器1は、容器本体10の開口11が蓋体で閉止されていたが、パネル収納容器1(パネルP)の用途によっては、蓋体が容器本体10の開口11に装着されず、オープンボックスのまま使用されることもある。
1 パネル収納容器
10 容器本体、11 開口、12 左側壁,13 右側壁、14 天板、15 底板、16 背板、17 位置決め凹部
30 サイドサポート部(パネル支持手段)、31 パネル支持体、32 支柱、33 サイドサポート、34 エンドサポート、35フロントストッパ
40 中央サポート部(パネル支持手段)、41 パネル支持体、42支柱、44 エンドサポート
110 パネル支持体、111 係止溝
210 弾性支持体、211 欠損部、212 係止突部
120 パネル支持体、121 係止溝、122 嵌合溝
220 弾性支持体、221 欠損部、222 係止突部
130 パネル支持体、131 嵌合孔、132 座グリ
230 弾性支持体、231 接触部、232 嵌合突部、233 係止突部
140 パネル支持体、141 係止溝
240 弾性支持体、241 接触部、242 係止突部

Claims (11)

  1. 複数のパネルを収納可能な容器本体と、
    前記パネルを支持するパネル支持手段と、
    前記パネル支持手段に設けられ、前記パネルに接触可能な弾性支持体と、を備えるパネル収納容器であって、
    前記弾性支持体は、環状体又は管状体の一部が欠損するように形成されている、
    ことを特徴とするパネル収納容器。
  2. 前記弾性支持体は、円環状である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパネル収納容器。
  3. 前記弾性支持体は、円環状の断面が円形状である、
    ことを特徴とする請求項2に記載のパネル収納容器。
  4. 前記弾性支持体は、前記パネル支持手段に形成された溝に係止されている、
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  5. 前記弾性支持体は、回り止め機構により回り止めされている、
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  6. 複数のパネルを収納可能な容器本体と、
    前記パネルを支持するパネル支持手段と、
    前記パネル支持手段に設けられ、前記パネルに接触可能な弾性支持体と、を備えるパネル収納容器であって、
    前記弾性支持体は、前記パネル支持手段に形成された孔又は溝に係合されている、
    ことを特徴とするパネル収納容器。
  7. 前記弾性支持体は、所定の間隔で複数個設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  8. 前記パネル支持手段は、前記パネルの左右端部を支持するサイドサポート部を含む、
    ことを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  9. 前記サイドサポート部は、円柱状又は円筒状の軸部材を有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のパネル収納容器。
  10. 前記パネル支持手段は、前記パネルの中央部を支持する中央サポート部を含む、
    ことを特徴とする請求項1から9までのいずれか1項に記載のパネル収納容器。
  11. 前記中央サポート部は、円柱状又は円筒状の軸部材を有する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のパネル収納容器。
JP2021053636A 2021-03-26 2021-03-26 パネル収納容器 Active JP7507116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021053636A JP7507116B2 (ja) 2021-03-26 2021-03-26 パネル収納容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021053636A JP7507116B2 (ja) 2021-03-26 2021-03-26 パネル収納容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022150849A true JP2022150849A (ja) 2022-10-07
JP7507116B2 JP7507116B2 (ja) 2024-06-27

Family

ID=83465072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021053636A Active JP7507116B2 (ja) 2021-03-26 2021-03-26 パネル収納容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7507116B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3645747B2 (ja) 1999-06-24 2005-05-11 大日本スクリーン製造株式会社 基板整列装置
JP2013154052A (ja) 2012-01-31 2013-08-15 Terumo Corp 瘤治療デバイス組立体及び瘤治療方法
KR20200100200A (ko) 2018-01-12 2020-08-25 신에츠 폴리머 가부시키가이샤 패널 수납 용기
JP7350299B2 (ja) 2019-09-05 2023-09-26 株式会社Tok 回転支持装置及び美容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP7507116B2 (ja) 2024-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7263673B2 (ja) パネル収納容器
JP4540529B2 (ja) 収納容器
JP5871276B2 (ja) 基板収納容器
JP2022150849A (ja) パネル収納容器
JP2011103391A (ja) 基板収納容器、及び支持部材
JP6041699B2 (ja) 基板収納容器
JP5435577B2 (ja) 基板収納容器
JP2011138863A (ja) 基板収納容器
JP4459015B2 (ja) 基板収納容器
JP2007234992A (ja) 薄板保持容器
WO2024111256A1 (ja) パネル収納容器
JP2011077166A (ja) 基板収納容器
JP2012164720A (ja) 輸送箱
CN217970454U (zh) 面板收纳容器
JP5960078B2 (ja) 基板収納容器
JP2024038598A (ja) 基板収納容器
WO2019097862A1 (ja) 基板収納容器
JP2017143217A (ja) 基板収納容器
KR20230138901A (ko) 패널 수납 용기
JP2017037893A (ja) 基板収納容器
JP2017103418A (ja) 基板収納容器
JP2020080357A (ja) 薄板収納容器
TWM644872U (zh) 面板收納容器
KR20230164652A (ko) 패널 수납 용기
JP2006056573A (ja) ウェハー搬送容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7507116

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150