JP2011171515A - 部品実装基板搬送方法、部品実装基板搬送システム及び実装基板生産装置 - Google Patents

部品実装基板搬送方法、部品実装基板搬送システム及び実装基板生産装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011171515A
JP2011171515A JP2010033951A JP2010033951A JP2011171515A JP 2011171515 A JP2011171515 A JP 2011171515A JP 2010033951 A JP2010033951 A JP 2010033951A JP 2010033951 A JP2010033951 A JP 2010033951A JP 2011171515 A JP2011171515 A JP 2011171515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
transport
transport mechanism
stopper
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010033951A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5358479B2 (ja
Inventor
Masanori Ikeda
政典 池田
Sei Furuichi
聖 古市
Masahiro Taniguchi
昌弘 谷口
Yosuke Ozumi
陽介 八朔
Masachika Narita
正力 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010033951A priority Critical patent/JP5358479B2/ja
Publication of JP2011171515A publication Critical patent/JP2011171515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5358479B2 publication Critical patent/JP5358479B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】基板の搬送性を向上することができる部品実装基板搬送方法を提供する。
【解決手段】第一搬送機構221を有する第一搬送装置220と、第二搬送機構231を有する第二搬送装置230とを備える部品実装基板搬送システム11による部品実装基板搬送方法であって、第一搬送機構221によって搬送される基板を停止させる第一ストッパ222で、基板を所定の姿勢で第一搬送装置220上に停止させる第一停止ステップ(S106)と、第一停止ステップ(S106)で基板を停止させた後、第一搬送機構221、又は第一搬送機構221及び第二搬送機構231によって、基板を搬送する第一搬送ステップ(S112)と、第一搬送ステップ(S112)で搬送される基板を停止させる第二ストッパ233で、基板が第一搬送装置220と第二搬送装置230とを跨ぐように、基板を所定の姿勢で停止させる第二停止ステップ(S114)とを含む。
【選択図】図6

Description

本発明は、部品が実装される基板を搬送する複数台の搬送装置を有する部品実装基板搬送システムが、当該基板を搬送する部品実装基板搬送方法、部品実装基板搬送システム及び実装基板生産装置に関する。
部品が実装された実装基板を生産するための実装基板生産システムは、基板に部品を実装するための複数の部品実装装置を備えており、当該複数の部品実装装置は、部品が実装される基板を搬送する搬送装置をそれぞれ有している。つまり、実装基板生産システムは、それぞれの搬送装置が連結された部品実装基板搬送システムを備えており、基板を上流から下流に搬送する。
ここで、実装基板生産システムは、実装基板の生産作業を効率的に行うために、実装基板生産システムでの基板の搬送性を向上させる必要がある。
このため、従来、搬送装置の搬送方向の長さによって設けられていた基板サイズの制限を撤廃し、基板サイズが大きい場合でも、搬送装置を跨いで基板が停止することで、サイズの大きい基板を搬送することができる部品実装基板搬送システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、搬送装置が搬送方向に2基のコンベアを備えており、それぞれのコンベアが独立して作動することで、基板を柔軟に搬送することができる部品実装基板搬送システムも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−50894号公報 特開2004−6938号公報
しかしながら、上記従来の部品実装基板搬送システムによる基板の搬送方法では、搬送装置の連結部分で基板の搬送性が低下する場合があるという問題がある。
つまり、上記従来の部品実装基板搬送システムによる基板の搬送方法では、基板の搬送時に、搬送装置の連結部分で基板の搬送エラーが生じ、基板の搬送性が低下する場合がある。
具体的には、搬送装置の連結部分に段差が生じていたり、隙間が大きく生じていたり、水平方向のずれ(基板搬送方向の中心ラインにずれ)が生じていたりすると、基板が搬送される際に、基板が当該連結部分で引っかかり易く、基板の搬送エラーが生じ易い。また、反っている基板や、厚みが1mm以下で搬送方向の長さが200mm以下のような軽薄短小な基板は、当該連結部分で引っかかり易く、搬送エラーが生じ易い。
また、当該搬送エラーを防止するには、基板を搬送する速度を低速化したり、搬送される基板の姿勢を制御したりする必要があり、これによっても基板の搬送性が低下する。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、基板の搬送性を向上することができる部品実装基板搬送方法、部品実装基板搬送システム及び実装基板生産装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る部品実装基板搬送方法は、部品が実装される基板を搬送する第一搬送機構を有する第一搬送装置と、前記基板を搬送する第二搬送機構を有し前記第一搬送装置に連結された第二搬送装置とを備える部品実装基板搬送システムが、前記基板を搬送する部品実装基板搬送方法であって、前記第一搬送機構によって搬送される前記基板を停止させる第一ストッパで、前記基板を所定の姿勢で前記第一搬送装置上に停止させる第一停止ステップと、前記第一停止ステップで前記基板を停止させた後、前記第一搬送機構、又は前記第一搬送機構及び前記第二搬送機構によって、前記基板を搬送する第一搬送ステップと、前記第一搬送ステップで搬送される前記基板を停止させる第二ストッパで、前記基板が前記第一搬送装置と前記第二搬送装置とを跨ぐように、前記基板を所定の姿勢で停止させる第二停止ステップとを含む。
これによれば、第一ストッパで基板の直進姿勢を矯正してから搬送し、第二ストッパで基板の直進姿勢を矯正しながら2つの搬送装置を跨ぐように基板を停止させる。つまり、2つの搬送装置の連結部分を跨いだ状態で、基板を、直進姿勢を矯正して待機させておく。これにより、搬送装置の連結部分を跨いだ状態から当該基板を搬送する際に、当該連結部分で生じる搬送エラーを低減することができ、基板の搬送性を向上することができる。
また、好ましくは、さらに、前記第二停止ステップで前記基板を停止させた後、前記第二搬送装置上の実装基板の生産作業を行うための作業領域に前記基板を搬送する第二搬送ステップを含み、前記第二搬送ステップでの前記基板を搬送する速度は、前記第一搬送ステップでの前記基板を搬送する速度よりも速い。
これによれば、基板を搬送装置の連結部分を跨いだ状態から搬送する速度は、当該連結部分を跨いだ状態へ搬送する速度よりも速い。つまり、当該連結部分を跨いだ状態へ基板を搬送するには、搬送エラーを防ぐために低速で搬送し、当該連結部分を跨いだ状態から基板を搬送するには、搬送エラーが生じる恐れがないため、高速で搬送する。このため、搬送エラーを防止しつつ、短時間で搬送することができるため、基板の搬送性を向上することができる。
また、好ましくは、前記第一搬送ステップでは、前記第二搬送装置上の作業領域で実装基板の生産作業が行われている間に、前記基板を搬送し、前記第二停止ステップでは、前記作業領域よりも手前で前記基板を停止させる。
これによれば、作業領域で実装基板を生産するための作業が行われている間に、基板を搬送装置の連結部分を跨いだ状態、かつ作業領域よりも手前で停止させる。つまり、搬送する基板を、他の基板への作業中に、当該連結部分を跨いだ状態まで搬送し待機させておく。これにより、当該基板を、他の基板の作業が終了次第、当該作業領域に搬送することができるため、基板の搬送性を向上することができる。
また、好ましくは、さらに、前記基板を搬送する際の搬送エラーを検出するエラー検出ステップと、前記エラー検出ステップで前記搬送エラーが検出された場合に、前記第一搬送機構及び前記第二搬送機構のうちの少なくとも一方によって、前記基板を搬送方向とは逆方向に移動させる逆搬送ステップと、前記逆搬送ステップで前記基板を移動させた後、前記第一搬送機構及び前記第二搬送機構のうちの少なくとも一方によって、前記搬送方向に前記基板を搬送する第三搬送ステップとを含む。
これによれば、搬送エラーが検出された場合に、基板を、搬送方向と逆方向に搬送して、再度搬送方向に搬送し直す。このため、搬送エラーが生じた場合でも、搬送し直すことにより搬送エラーを解消することができ、基板の搬送性を向上することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る部品実装基板搬送システムは、部品が実装される基板を搬送する部品実装基板搬送システムであって、部品が実装される基板を搬送する第一搬送機構を有する第一搬送装置と、前記第一搬送装置の下流に前記第一搬送装置と連結され、前記基板を搬送する第二搬送機構を有する第二搬送装置と、前記第一搬送機構によって搬送される前記基板を所定の姿勢で前記第一搬送装置上に停止させる第一ストッパと、前記第一ストッパによって停止された後に、前記第一搬送機構、又は前記第一搬送機構及び前記第二搬送機構によって搬送される前記基板を、前記基板が前記第一搬送装置と前記第二搬送装置とを跨ぐように、所定の姿勢で停止させる第二ストッパとを備える。
これによれば、第一ストッパで基板の直進姿勢を矯正してから搬送し、第二ストッパで基板の直進姿勢を矯正しながら2つの搬送装置を跨ぐように基板を停止させる。つまり、2つの搬送装置の連結部分を跨いだ状態で、基板を、直進姿勢を矯正して待機させておく。これにより、搬送装置の連結部分を跨いだ状態から当該基板を搬送する際に、当該連結部分で搬送エラーが生じることがなく、基板の搬送性を向上することができる。
また、好ましくは、前記第二搬送装置は、さらに、前記第二搬送機構の下流に、前記基板を搬送する第三搬送機構を有し、前記第一搬送機構、又は前記第一搬送機構及び前記第二搬送機構は、前記基板が前記第一ストッパによって停止された後に、前記基板を前記第二ストッパまで所定の搬送速度で搬送し、前記第二搬送機構、又は前記第二搬送機構及び前記第三搬送機構は、前記基板が前記第二ストッパによって停止された後に、前記基板を前記所定の搬送速度よりも速い速度で搬送する。
これによれば、基板を搬送装置の連結部分を跨いだ状態から搬送する速度は、当該連結部分を跨いだ状態へ搬送する速度よりも速い。つまり、当該連結部分を跨いだ状態へ基板を搬送するには、搬送エラーを防ぐために低速で搬送し、当該連結部分を跨いだ状態から基板を搬送するには、搬送エラーが生じる恐れがないため、高速で搬送する。このため、搬送エラーを防止しつつ、短時間で搬送することができるため、基板の搬送性を向上することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る実装基板生産装置は、部品が実装された実装基板を生産するための実装基板生産装置であって、部品が実装される基板を搬送する第二搬送機構と、前記第二搬送機構の下流に配置され前記基板を搬送する第三搬送機構とを有する第二搬送装置と、前記第二搬送機構によって搬送される前記基板を、前記基板の一部が前記第二搬送装置上に配置されるように、前記基板を所定の姿勢で停止させる第二ストッパとを備え、前記第二ストッパは、前記第二搬送装置上の実装基板の生産作業を行うための作業領域よりも手前の停止位置に、前記基板を停止させ、前記第二搬送機構は、前記作業領域で他の基板に実装基板の生産作業が行われている間に、前記基板を前記停止位置まで所定の搬送速度で搬送し、前記第二搬送機構、又は前記第二搬送機構及び前記第三搬送機構は、前記基板が前記第二ストッパによって停止された後に、前記基板を前記所定の搬送速度よりも速い速度で搬送する。
これによれば、作業領域で他の基板に実装基板を生産するための作業が行われている間に、上流に配置される他の実装基板生産装置の搬送装置と第二搬送装置との連結部分を跨いだ状態で、作業領域よりも手前に基板が停止される。そして、基板を、当該連結部分を跨いだ状態から搬送する速度は、当該連結部分を跨いだ状態へ搬送する速度よりも速い。つまり、搬送する基板を、他の基板への作業中に、当該連結部分を跨いだ状態まで低速で搬送し待機させておき、当該連結部分を跨いだ状態から基板を搬送するには、搬送エラーが生じる恐れがないため、高速で搬送する。このため、搬送エラーを防止しつつ、他の基板の作業が終了次第、短時間で当該作業領域に搬送することができるため、基板の搬送性を向上することができる。
なお、本発明は、このような部品実装基板搬送方法、部品実装基板搬送システム及び実装基板生産装置として実現することができるだけでなく、複数の実装基板生産装置を備える実装基板生産システムとしても実現することができる。また、部品実装基板搬送方法に含まれる特徴的な処理をコンピュータに実行させるプログラムや集積回路として実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明により、部品が実装される基板を搬送する複数台の搬送装置を有する部品実装基板搬送システムにおいて、基板の搬送性を向上することができる。
本実施の形態に係る実装基板生産システムの構成を示す外観図である。 本実施の形態に係る部品実装装置の内部の主要な構成を示す平面図である。 本実施の形態に係る部品実装基板搬送システムの構成を示す平面図である。 本実施の形態に係る部品実装基板搬送システムの構成を示す正面図である。 本実施の形態に係る制御装置の機能構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る制御装置が行う処理を説明する図である。 本実施の形態に係る制御装置が行う処理を説明する図である。 本実施の形態に係る制御装置が行う処理を説明する図である。 本実施の形態に係る制御装置が行う処理を説明する図である。 本実施の形態に係る制御装置が行う処理を説明する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る実装基板生産システムが備える部品実装基板搬送システムについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る実装基板生産システム10の構成を示す外観図である。
実装基板生産システム10は、上流側の実装基板生産装置から下流側の実装基板生産装置に基板を搬送し、基板に電子部品などの部品が実装された実装基板を生産するシステムである。同図に示すように、実装基板生産システム10は、実装基板生産装置として、2台の部品実装装置200、印刷装置300、3台の検査装置400、接着剤塗布装置500及びリフロー炉600を備えている。
つまり、実装基板生産システム10は、上流側の印刷装置300から下流側の検査装置400まで、それぞれの実装基板生産装置が備える搬送装置によって基板20を搬送し、実装基板20aを生産する。また、実装基板生産システム10は、制御装置100を備えている。
制御装置100は、本発明に係る部品実装基板搬送方法を実行する装置である。つまり、制御装置100は、基板の搬送性を向上することができるように、複数の実装基板生産装置が有する搬送装置を備える部品実装基板搬送システムを制御する。なお、部品実装基板搬送システムの詳細については、後述する。
部品実装装置200は、部品を基板に実装する装置である。具体的には、複数の部品実装装置200は、上流から下流に向けて基板を送り、当該基板に部品を実装していく。つまり、まず上流側の部品実装装置200が基板を受け取り、その基板に対して部品を実装する。そして、その部品が実装された基板が下流側の部品実装装置200に送り出される。このようにして、各部品実装装置200に基板が順次送られ、部品が実装される。
印刷装置300は、基板をストックするストッカ(図示せず)から基板20を受け取り、ペースト状のはんだであるソルダーペーストを基板20の表面にスクリーン印刷するスクリーン印刷機である。
接着剤塗布装置500は、基板上に接着剤を塗布する装置である。
リフロー炉600は、部品が実装された基板20を熱することにより、はんだ等を溶かした後、部品を基板上に固定させる装置である。
検査装置400は、基板上の状態を検査する装置である。具体的には、検査装置400は、印刷装置300によるはんだ付け状態の外観を検査する検査装置400と、部品実装装置200による基板上の部品の装着状態を検査する検査装置400と、リフロー炉600による熱処理後の基板上の状態を検査する検査装置400との3台の装置が備えられている。
また、部品が実装され検査装置400で検査された実装基板20aは、基板をストックするストッカ(図示せず)に送られる。
次に、部品実装装置200の構成について説明する。
図2は、本実施の形態に係る部品実装装置200の内部の主要な構成を示す平面図である。ここで、基板の搬送方向をX軸方向、水平面内でX軸方向と直交する方向をY軸方向とする。
部品実装装置200は、基板20に対して部品を実装する2つの実装ユニット210a、210bと、基板20を搬送する搬送装置215とを備えている。
2つの実装ユニット210a、210bは、お互いが協調し、基板20に対して実装作業を行う。
また、実装ユニット210aと実装ユニット210bはそれぞれ同様の構成を有している。つまり、実装ユニット210aは、部品を供給する部品供給部211aと、部品供給部211aから部品を吸着して、基板20に装着する装着ヘッド213aとを備えている。同様に、実装ユニット210bは、部品供給部211bと装着ヘッド213bとを備えている。
このように、部品実装装置200は、基板20上に部品が実装された実装基板20aを生産するための作業領域として、実装ユニット210aと実装ユニット210bによって、基板20に部品を実装する。
搬送装置215は、部品が実装される基板を搬送する搬送装置である。搬送装置215の構成の詳細は、後述する。
なお、2台の部品実装装置200の他に、実装基板生産システム10が備える実装基板生産装置である、印刷装置300、3台の検査装置400、接着剤塗布装置500及びリフロー炉600も、それぞれ搬送装置を備えている。
次に、複数の実装基板生産装置が有する搬送装置を備える部品実装基板搬送システムの構成について、説明する。
図3及び図4は、本実施の形態に係る部品実装基板搬送システム11の構成を示す図である。
具体的には、図3は、部品実装基板搬送システム11を上方から見た平面図であり、図4は、部品実装基板搬送システム11を側方(図3に示されたY軸方向正面側)から見た正面図である。なお、これらの図では、図2と同様に、基板の搬送方向をX軸方向、水平面内でX軸方向と直交する方向をY軸方向とし、鉛直方向をZ軸方向とする。
部品実装基板搬送システム11は、実装基板生産システム10における複数の実装基板生産装置が有する搬送装置を備え、部品が実装される基板を搬送する。具体的には、これらの図に示すように、部品実装基板搬送システム11は、第一搬送装置220と第二搬送装置230とを備えている。
ここで、第一搬送装置220及び第二搬送装置230は、実装基板生産装置である2台の部品実装装置200、印刷装置300、3台の検査装置400、接着剤塗布装置500及びリフロー炉600が備える搬送装置のうち、連結された2台の搬送装置であれば、どの搬送装置であってもよい。ここでは、説明の便宜のため、第一搬送装置220及び第二搬送装置230は、2台の部品実装装置200が備える搬送装置215であることとする。
第一搬送装置220は、第一搬送機構221、第一ストッパ222、第一ガイド部材223a及び223b、減速センサ224、及び第一到着センサ225を備えている。
第一搬送機構221は、部品が実装される基板(例えば、同図では基板21)を搬送するコンベアである。具体的には、第一搬送機構221は、搬送する基板の下面部のY軸方向両端部を支持して、基板を搬送する搬送ベルト又は搬送チェーンを有する金属製のレールを備えている。なお、第一搬送機構221の材質及び形状は特に限定されず、樹脂製など、基板を安定して搬送できるものであればどのような材質及び形状であってもよい。
第一ストッパ222は、第一搬送機構221によって搬送される基板(例えば、同図では基板21)を、所定の姿勢で第一搬送装置220上に停止させるための部材である。ここで、所定の姿勢とは、基板の向きが搬送方向に対して平行になる直進姿勢であることをいう。具体的には、制御装置100の指示に従って、第一搬送機構221によって基板を第一ストッパ222に押し付けながら搬送方向に移動させることで、基板を直進姿勢で停止させる。
また、図4に示すように、第一ストッパ222は昇降可能に構成されており、制御装置100の指示に従って、基板を停止させる際には第一ストッパ222は上昇し、基板を搬送する際には第一ストッパ222は下降して退避する。
なお、第一ストッパ222の昇降機構(図示せず)は、第一ストッパ222を上下方向に昇降させることができれば、どのような機構であってもよいが、例えば、歯車、ウォームギヤ又はカム機構、ボールネジ、台形ネジ、エアシリンダーなどを備えており、第一ストッパ222を昇降させる。
また、ここでは、第一ストッパ222は、基板が搬送される搬送路の中央に配置された金属製の板状部材である。しかし、第一ストッパ222の材質及び形状は特に限定されず、基板を所定の姿勢で停止させることができるのであれば、樹脂製の部材など、どのような材質及び形状であってもよい。
第一ガイド部材223a及び223bは、基板が搬送される際に、搬送される基板の左右方向をガイドする金属製の板状部材である。なお、第一ガイド部材223a及び223bの材質及び形状は特に限定されず、搬送される基板の左右方向をガイドすることができるのであれば、樹脂製の部材など、どのような材質及び形状であってもよい。また、図4では、第一ガイド部材223a及び223bは、省略して記載されている。
減速センサ224は、搬送される基板の速度を減速させるためのセンサである。つまり、減速センサ224が基板を検出した場合に、制御装置100の指示に従って、第一搬送機構221によって搬送される基板の搬送速度を減速させて、当該基板を停止させる。
第一到着センサ225は、基板が停止位置に到着したことを検出するためのセンサである。つまり、第一到着センサ225が基板を検出すれば、制御装置100により、基板が第一ストッパ222による停止位置に到着したと判断される。
第二搬送装置230は、第一搬送装置220の下流に、第一搬送装置220と連結されて配置されている。第二搬送装置230は、第二搬送機構231、第三搬送機構232、第二ストッパ233、第二ガイド部材234a及び234b、搬入センサ235、及び第二到着センサ236を備えている。
第二搬送機構231は、部品が実装される基板(例えば、同図では基板21)を搬送するコンベアである。第二搬送機構231の構成は、第一搬送機構221をX軸方向に短くした以外は第一搬送機構221と同様の構成を有しているため、詳細な説明は省略する。
具体的には、第二搬送機構231は、制御装置100の指示に従って、第一搬送機構221とともに、基板が第一ストッパ222によって停止された後に、当該基板を第二ストッパ233まで所定の搬送速度で搬送する。さらに具体的には、第二搬送機構231は、第二搬送装置230上の実装基板の生産作業を行うための作業領域で他の基板(例えば、同図では基板22)に実装基板を生産するための作業が行われている間に、基板21を、当該作業領域よりも手前に配置された第二ストッパ233まで所定の搬送速度で搬送する。なお、ここでの実装基板を生産するための作業は、実装作業である。
第二ストッパ233は、第二搬送装置230上の作業領域よりも手前に配置され、当該作業領域よりも手前の停止位置に基板を停止させる部材である。具体的には、第二ストッパ233は、第一ストッパ222によって停止された後に、第一搬送機構221及び第二搬送機構231によって搬送される基板を、当該基板が第一搬送装置220と第二搬送装置230とを跨ぐように、所定の姿勢で停止させる。
つまり、第一ストッパ222の場合と同様に、制御装置100の指示に従って、第一搬送機構221及び第二搬送機構231によって基板を第二ストッパ233に押し付けながら搬送方向に移動させることで、基板を、基板の向きが搬送方向に対して平行になる直進姿勢で停止させる。
また、図4に示すように、第二ストッパ233は、第一ストッパ222と同様に、昇降可能に構成されており、制御装置100の指示に従って、基板を停止させる際には第二ストッパ233は上昇し、基板を搬送する際には第二ストッパ233は下降して退避する。なお、第二ストッパ233の昇降機構(図示せず)は、第一ストッパ222の昇降機構と同様であるため、詳細な説明は省略する。
また、ここでは、第二ストッパ233は、基板が搬送される搬送路の中央に配置された金属製の板状部材である。しかし、第二ストッパ233の材質及び形状は特に限定されず、基板を所定の姿勢で停止させることができるものであれば、樹脂製の部材など、どのような材質及び形状であってもよい。
第三搬送機構232は、第二搬送機構231の下流に配置されており、部品が実装される基板(例えば、同図では基板21及び基板22)を搬送するコンベアである。第三搬送機構232の構成は、第一搬送機構221をX軸方向に短くした以外は第一搬送機構221と同様の構成を有しているため、詳細な説明は省略する。
第三搬送機構232は、制御装置100の指示に従って、実装作業が終了した基板22を搬送した後に、基板21を実装作業を行う作業領域まで搬送する。具体的には、第三搬送機構232は、第二搬送機構231とともに、基板21が第二ストッパ233によって停止された後に、基板21を上記所定の搬送速度よりも速い速度で搬送する。
つまり、基板が第二ストッパ233によって停止された状態から第二搬送機構231及び第三搬送機構232が基板を搬送する速度は、基板が第一ストッパ222によって停止された状態から第一搬送機構221及び第二搬送機構231が基板を搬送する速度よりも速い。
第二ガイド部材234a及び234bは、基板が搬送される際に、搬送される基板の左右方向をガイドする金属製の板状部材である。なお、第二ガイド部材234a及び234bの材質及び形状は特に限定されず、搬送される基板の左右方向をガイドすることができるのであれば、樹脂製の部材など、どのような材質及び形状であってもよい。また、図4では、第二ガイド部材234a及び234bは、省略して記載されている。
搬入センサ235は、第二搬送装置230上の作業領域に搬入される基板を検出するセンサである。つまり、搬入センサ235が基板を検出した場合に、制御装置100により、当該作業領域に基板が搬入されたと判断される。
第二到着センサ236は、基板が第二搬送装置230上の作業領域に到着したことを検出するためのセンサである。つまり、第二到着センサ236が基板を検出すれば、制御装置100により、基板が当該作業領域に到着したと判断される。
なお、搬入センサ235が基板を検出してから第二搬送機構231及び第三搬送機構232が基板を搬送する速度は、基板が第一ストッパ222によって停止された状態から第一搬送機構221及び第二搬送機構231が基板を搬送する速度よりも速くてもよい。この場合には、基板21が作業領域に搬入されたことにより基板21が第三搬送機構232に乗り入れているため、第三搬送機構232への乗り入れ時の基板ひっかかり等の恐れが低減されて、より安定して基板21を搬送することができる。
次に、制御装置100の構成について、詳細に説明する。
図5は、本実施の形態に係る制御装置100の機能構成を示すブロック図である。
制御装置100は、部品実装基板搬送システム11を制御するコンピュータである。なお、この制御装置100は、パーソナルコンピュータ等の汎用のコンピュータシステムがプログラムを実行することによって実現される。
同図に示すように、制御装置100は、演算制御部101、表示部102、入力部103、メモリ部104、プログラム格納部105、及び通信I/F(インターフェース)部106を備えている。
演算制御部101は、CPU(Central Processing Unit)や数値プロセッサ等であり、オペレータからの指示等に従って、プログラム格納部105からメモリ部104に必要なプログラムをロードして実行し、その実行結果に従って、各構成要素102〜106を制御する。
表示部102は、CRT(Cathode−Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等であり、入力部103はキーボードやマウス等であり、これらは、演算制御部101による制御の下で、部品実装基板搬送システム11に指示を与える等のために用いられる。
通信I/F部106は、LAN(Local Area Network)アダプタ等であり、制御装置100と部品実装基板搬送システム11との通信等に用いられる。メモリ部104は、演算制御部101による作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)等である。
プログラム格納部105は、制御装置100の機能を実現する各種プログラムを記憶しているハードディスク等である。プログラムは、部品実装基板搬送システム11に指示を与えるためのプログラムであり、機能的に(演算制御部101によって実行された場合に機能する処理部として)、ストッパ制御部105a、搬送機構制御部105b及びエラー検出部105cを備えている。
ストッパ制御部105aは、第一ストッパ222及び第二ストッパ233の昇降機構を制御し、第一ストッパ222及び第二ストッパ233をそれぞれ昇降させる。つまり、ストッパ制御部105aは、基板を停止させる際には第一ストッパ222又は第二ストッパ233を上昇させ、基板を搬送する際には第一ストッパ222又は第二ストッパ233を下降させ、搬送路から退避させる。
搬送機構制御部105bは、第一搬送機構221、第二搬送機構231及び第三搬送機構232を制御し、基板を搬送する。
具体的には、搬送機構制御部105bは、減速センサ224が基板を検出した場合に、第一搬送機構221が当該基板を搬送する速度を減速させる。そして、搬送機構制御部105bは、第一搬送機構221によって搬送される基板を停止させる第一ストッパ222で、基板を所定の姿勢で第一搬送装置220上に停止させる。つまり、搬送機構制御部105bは、第一搬送機構221によって基板を第一ストッパ222に押し付けながら搬送方向に所定時間(例えば、0.2〜0.5秒間)移動させることで、当該基板を直進姿勢で停止させる。なお、第一到着センサ225が基板を検出すれば、搬送機構制御部105bは、基板が第一ストッパ222による停止位置に到着したと判断する。
また、搬送機構制御部105bは、第一ストッパ222で基板を停止させた後、第二搬送装置230上の作業領域で実装基板を生産するための作業が行われている間に、第一搬送機構221及び第二搬送機構231に、当該基板を搬送させる。
そして、搬送機構制御部105bは、第二ストッパ233で、第二搬送装置230上の作業領域よりも手前であり、かつ当該基板が第一搬送装置220と第二搬送装置230とを跨ぐように、当該基板を所定の姿勢で停止させる。つまり、搬送機構制御部105bは、第一搬送機構221及び第二搬送機構231によって基板を第二ストッパ233に押し付けながら搬送方向に所定時間(例えば、0.2〜0.5秒間)移動させることで、基板を直進姿勢で停止させる。
また、搬送機構制御部105bは、第二ストッパ233で基板を停止させた後、第二搬送機構231及び第三搬送機構232に、第二搬送装置230上の実装基板の生産作業を行うための作業領域に当該基板を搬送させる。ここで、搬送機構制御部105bは、基板が第二ストッパ233によって停止された状態から第二搬送機構231及び第三搬送機構232が基板を搬送する速度が、基板が第一ストッパ222によって停止された状態から第一搬送機構221及び第二搬送機構231が基板を搬送する速度よりも速くなるように、それぞれの搬送機構を制御する。
そして、搬送機構制御部105bは、搬入センサ235が基板を検出した場合に、当該作業領域に基板が搬入されたと判断する。そして、搬送機構制御部105bは、第二到着センサ236が基板を検出すれば、基板が当該作業領域に到着したと判断する。
また、搬送機構制御部105bは、エラー検出部105cが搬送エラーを検出した場合に、第一搬送機構221及び第二搬送機構231のうちの少なくとも一方によって、基板を搬送方向とは逆方向に移動させる。そして、搬送機構制御部105bは、基板を当該逆方向に移動させた後、第一搬送機構221及び第二搬送機構231のうちの少なくとも一方によって、搬送方向に基板を搬送する。ここでは、搬送機構制御部105bは、第一搬送機構221及び第二搬送機構231の両方で、基板を当該逆方向に移動させて、搬送方向に搬送する。
エラー検出部105cは、基板を搬送する際の搬送エラーを検出する。例えば、エラー検出部105cは、減速センサ224、第一到着センサ225、搬入センサ235、及び第二到着センサ236によって基板を検出することで、基板の搬送エラーを検出する。
次に、制御装置100が行う処理について、説明する。
図6は、本実施の形態に係る制御装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
図7〜図11は、本実施の形態に係る制御装置100が行う処理を説明する図である。
図6に示すように、まず、ストッパ制御部105aは、第一ストッパ222を上昇させる(S102)。具体的には、ストッパ制御部105aは、部品実装装置200によって第一搬送装置220上の作業領域で行われている実装作業が終了するまでに、第一ストッパ222を上昇させる。
そして、第一搬送装置220上での実装作業が終了すると、搬送機構制御部105bは、第一搬送機構221に、実装作業が終了した基板を搬送させる(S104)。
そして、搬送機構制御部105bは、第一搬送機構221によって基板を第一ストッパ222に押し付けながら搬送方向に所定時間(例えば、0.2〜0.5秒間)移動させることで、当該基板を直進姿勢で停止させる(S106)。
具体的には、図7に示すように、ストッパ制御部105aは、第一ストッパ222を上昇させる。そして、搬送機構制御部105bは、減速センサ224が基板21を検出した場合に、第一搬送機構221が基板21を搬送する速度を減速させる。そして、搬送機構制御部105bは、第一ストッパ222によって、基板21を直進姿勢で停止させる。そして、第一到着センサ225が基板21を検出すれば、搬送機構制御部105bは、基板21が第一ストッパ222による停止位置に到着したと判断する。なお、第二搬送装置230上の作業領域では、基板22への実装作業が行われている。
図6に戻り、ストッパ制御部105aは、第一ストッパ222を下降させ、搬送路から退避させる(S108)。
そして、ストッパ制御部105aは、第二ストッパ233を上昇させる(S110)。
そして、搬送機構制御部105bは、第一搬送機構221及び第二搬送機構231に、低速で基板を搬送させる(S112)。ここで、基板を搬送する速度は、搬送装置の連結部分で基板の搬送エラーが生じない速度であれば特に限定されないが、例えば、1秒間に50〜60mmである。
そして、搬送機構制御部105bは、第一搬送機構221及び第二搬送機構231によって基板を第二ストッパ233に押し付けながら搬送方向に所定時間(例えば、0.2〜0.5秒間)移動させることで、基板を直進姿勢で停止させる(S114)。
具体的には、図8に示すように、ストッパ制御部105aは、第一ストッパ222を下降させ、第二ストッパ233を上昇させる。そして、搬送機構制御部105bは、第一搬送機構221及び第二搬送機構231に、基板21を低速で搬送させる。そして、搬送機構制御部105bは、第二ストッパ233によって、基板21を停止させる。
なお、搬送機構制御部105bは、第二搬送装置230上の作業領域よりも手前であり、かつ基板21が第一搬送装置220と第二搬送装置230とを跨ぐように、基板21を停止させる。ここで、第二搬送装置230上の作業領域では、基板22への実装作業が継続して行われている。
図6に戻り、ストッパ制御部105aは、第二ストッパ233を下降させ、搬送路から退避させる(S116)。
そして、搬送機構制御部105bは、第二搬送機構231及び第三搬送機構232に、第二搬送装置230上の作業領域まで、基板を高速で搬送させる(S118)。ここで、基板を搬送する速度は、第一搬送機構221及び第二搬送機構231が第一ストッパ222によって停止された基板を搬送する速度よりも速い速度であり、例えば、1秒間に300mm以上の速度である。
具体的には、図9に示すように、搬送機構制御部105bが、第二搬送装置230上の作業領域での実装作業が終了した基板22を第三搬送機構232に搬送させた後に、ストッパ制御部105aは、第二ストッパ233を下降させ、搬送路から退避させる。
そして、搬送機構制御部105bは、第二搬送機構231及び第三搬送機構232に、第二搬送装置230上の作業領域まで、基板21を高速で搬送させる。ここで、搬送機構制御部105bは、搬入センサ235が基板21を検出した場合に、当該作業領域に基板21が搬入されたと判断し、第二到着センサ236が基板21を検出すれば、基板21が当該作業領域に到着したと判断する。
また、基板21が第一搬送装置220から第二搬送装置230に搬送されれば、ストッパ制御部105aが第一ストッパ222を上昇させ、搬送機構制御部105bが、第一搬送機構221に次の基板23を搬送させる。
図6に戻り、搬送機構制御部105bは、エラー検出部105cが基板の搬送エラーを検出したか否かを判断する(S120)。
具体的には、図10に示すように、ストッパ制御部105aが第二ストッパ233を下降させ、搬送機構制御部105bが第二搬送機構231に基板21を搬送させた後、一定の時間が経過しても搬入センサ235が基板21を検出しなかった場合、エラー検出部105cは、基板21の搬送エラーを検出する。
図6に戻り、搬送機構制御部105bが、エラー検出部105cが搬送エラーを検出したと判断した場合は(S120でYES)、第一搬送機構221及び第二搬送機構231に、基板を搬送方向とは逆方向に移動させる(S122)。
そして、搬送機構制御部105bは、基板を再度搬送することができるか否かを判断する(S124)。搬送機構制御部105bは、基板を再度搬送することができないと判断した場合は(S124でNO)、第一搬送機構221及び第二搬送機構231に、再度基板を搬送方向とは逆方向に移動させる(S122)。
搬送機構制御部105bが、基板を再度搬送することができると判断した場合は(S124でYES)、ストッパ制御部105aが、第二ストッパ233を上昇させ(S110)、搬送機構制御部105bは、第一搬送機構221及び第二搬送機構231に、再度基板を搬送させる(S112)。
具体的には、図11に示すように、搬送機構制御部105bが、エラー検出部105cが搬送エラーを検出したと判断した場合は、第一搬送機構221及び第二搬送機構231に、基板21を搬送方向とは逆方向に移動させる。
そして、減速センサ224及び第一到着センサ225がともに基板21を検出した場合、搬送機構制御部105bは、基板21を再度搬送することができると判断する。つまり、搬送機構制御部105bは、減速センサ224及び第一到着センサ225がともに基板21を検出するまで、第一搬送機構221及び第二搬送機構231に、基板21を搬送方向とは逆方向に移動させる。
そして、搬送機構制御部105bが、基板21を再度搬送することができると判断した場合は、ストッパ制御部105aが第二ストッパ233を上昇させ、搬送機構制御部105bは、第一搬送機構221及び第二搬送機構231に、再度基板21を搬送させる。
図6に戻り、搬送機構制御部105bが、エラー検出部105cが搬送エラーを検出しなかったと判断した場合は(S120でNO)、制御装置100が行う処理は終了する。そして、第二搬送装置230上の作業領域で、基板21への実装作業が開始される。
以上のように、本実施の形態に係る部品実装基板搬送システム11によれば、第一ストッパ222で基板の直進姿勢を矯正してから搬送し、第二ストッパ233で基板の直進姿勢を矯正しながら2つの搬送装置を跨ぐように基板を停止させる。つまり、2つの搬送装置の連結部分を跨いだ状態で、基板を、直進姿勢を矯正して待機させておく。これにより、搬送装置の連結部分を跨いだ状態から当該基板を搬送する際に、当該連結部分で生じる搬送エラーを低減することができる。
また、基板を搬送装置の連結部分を跨いだ状態から搬送する速度は、当該連結部分を跨いだ状態へ搬送する速度よりも速い。つまり、当該連結部分を跨いだ状態へ基板を搬送するには、搬送エラーを防ぐために低速で搬送し、当該連結部分を跨いだ状態から基板を搬送するには、搬送エラーが生じる恐れがないため、高速で搬送する。このため、搬送エラーを防止しつつ、短時間で搬送することができる。
また、作業領域で実装基板を生産するための作業が行われている間に、基板を搬送装置の連結部分を跨いだ状態、かつ作業領域よりも手前で停止させる。つまり、搬送する基板を、他の基板への作業中に、当該連結部分を跨いだ状態まで搬送し待機させておく。これにより、当該基板を、他の基板の作業が終了次第、当該作業領域に搬送することができる。
また、搬送エラーが検出された場合に、基板を、搬送方向と逆方向に搬送して、再度搬送方向に搬送し直す。このため、搬送エラーが生じた場合でも、搬送し直すことにより搬送エラーを解消することができる。
以上により、基板の搬送性を向上することができる。
また、搬送装置の連結部分に隙間や段差が生じないようにするには、搬送装置を熱変化や剛性が高い材質で高精度で加工する必要があったが、本実施の形態に係る部品実装基板搬送システム11によれば、搬送装置の加工に高い精度が要求されることがなく、搬送装置をアルミニウムなどの安価な材料を用いて加工することができる。
以上、本発明に係る部品実装基板搬送システム11について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
つまり、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施の形態では、基板が第一ストッパ222によって停止された後に、第一搬送機構221と第二搬送機構231とが、当該基板を第二ストッパ233まで搬送することとした。しかし、基板が第一ストッパ222によって停止された後に、第一搬送機構221のみによって、当該基板を、第二ストッパ233まで搬送することとしてもよい。この場合、第二搬送機構231は、自ら駆動する駆動機構を備えていなくともよい。
また、本実施の形態では、基板が第二ストッパ233によって停止された後に、第二搬送機構231と第三搬送機構232とが、当該基板を搬送することとした。しかし、基板が第二ストッパ233によって停止された後に、第二搬送機構231のみによって、当該基板を搬送することとしてもよい。
また、本実施の形態では、第一ストッパ222及び第二ストッパ233は、基板が搬送される搬送路の中央に、それぞれ独立して配置された部材であることとした。しかし、第一ストッパ222及び第二ストッパ233は、当該搬送路の両端(図3に示すY軸方向両端)に配置された一対の部材であってもよい。また、第一ストッパ222及び第二ストッパ233は、独立して形成されているのではなく、一体に形成されていてもよい。
また、本実施の形態では、搬送機構制御部105bは、第二ストッパ233から第二搬送装置230上の作業領域まで基板を搬送させる際に搬送エラーを検出したと判断した場合、基板21を搬送方向とは逆方向に移動させている。しかし、搬送機構制御部105bが搬送エラーを検出したと判断するタイミングは限定されず、搬送機構制御部105bは、エラー検出部105cが搬送エラーを検出すれば、常に基板21を搬送方向とは逆方向に移動させることにしてもよい。
また、本実施の形態では、それぞれの実装基板生産装置は1つの搬送装置を備えており、部品実装基板搬送システム11は、1つの基板を順次搬送していくこととした。しかし、実装基板生産装置は複数の搬送装置を並列に備えており、部品実装基板搬送システム11は、複数の基板を並行して搬送していくことにしてもよい。
また、本発明は、このような部品実装基板搬送システム11、実装基板生産装置及び実装基板生産システム10として実現することができるだけでなく、制御装置100が行う処理をステップとする部品実装基板搬送方法として実現することもでき、そのような特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムや集積回路として実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明は、部品が実装される基板を搬送する複数台の搬送装置を有する部品実装基板搬送システムに適用でき、特に、基板の搬送性を向上することができる部品実装基板搬送システム等に適用できる。
10 実装基板生産システム
11 部品実装基板搬送システム
20〜23 基板
20a 実装基板
100 制御装置
101 演算制御部
102 表示部
103 入力部
104 メモリ部
105 プログラム格納部
105a ストッパ制御部
105b 搬送機構制御部
105c エラー検出部
106 通信I/F部
200 部品実装装置
210a、210b 実装ユニット
211a、211b 部品供給部
213a、213b 装着ヘッド
215 搬送装置
220 第一搬送装置
221 第一搬送機構
222 第一ストッパ
223a、223b 第一ガイド部材
224 減速センサ
225 第一到着センサ
230 第二搬送装置
231 第二搬送機構
232 第三搬送機構
233 第二ストッパ
234a、234b 第二ガイド部材
235 搬入センサ
236 第二到着センサ
300 印刷装置
400 検査装置
500 接着剤塗布装置
600 リフロー炉

Claims (8)

  1. 部品が実装される基板を搬送する第一搬送機構を有する第一搬送装置と、前記基板を搬送する第二搬送機構を有し前記第一搬送装置に連結された第二搬送装置とを備える部品実装基板搬送システムが、前記基板を搬送する部品実装基板搬送方法であって、
    前記第一搬送機構によって搬送される前記基板を停止させる第一ストッパで、前記基板を所定の姿勢で前記第一搬送装置上に停止させる第一停止ステップと、
    前記第一停止ステップで前記基板を停止させた後、前記第一搬送機構、又は前記第一搬送機構及び前記第二搬送機構によって、前記基板を搬送する第一搬送ステップと、
    前記第一搬送ステップで搬送される前記基板を停止させる第二ストッパで、前記基板が前記第一搬送装置と前記第二搬送装置とを跨ぐように、前記基板を所定の姿勢で停止させる第二停止ステップと
    を含む部品実装基板搬送方法。
  2. さらに、
    前記第二停止ステップで前記基板を停止させた後、前記第二搬送装置上の実装基板の生産作業を行うための作業領域に前記基板を搬送する第二搬送ステップを含み、
    前記第二搬送ステップでの前記基板を搬送する速度は、前記第一搬送ステップでの前記基板を搬送する速度よりも速い
    請求項1に記載の部品実装基板搬送方法。
  3. 前記第一搬送ステップでは、前記第二搬送装置上の作業領域で実装基板の生産作業が行われている間に、前記基板を搬送し、
    前記第二停止ステップでは、前記作業領域よりも手前で前記基板を停止させる
    請求項1又は2に記載の部品実装基板搬送方法。
  4. さらに、
    前記基板を搬送する際の搬送エラーを検出するエラー検出ステップと、
    前記エラー検出ステップで前記搬送エラーが検出された場合に、前記第一搬送機構及び前記第二搬送機構のうちの少なくとも一方によって、前記基板を搬送方向とは逆方向に移動させる逆搬送ステップと、
    前記逆搬送ステップで前記基板を移動させた後、前記第一搬送機構及び前記第二搬送機構のうちの少なくとも一方によって、前記搬送方向に前記基板を搬送する第三搬送ステップとを含む
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の部品実装基板搬送方法。
  5. 部品が実装される基板を搬送する部品実装基板搬送システムであって、
    部品が実装される基板を搬送する第一搬送機構を有する第一搬送装置と、
    前記第一搬送装置の下流に前記第一搬送装置と連結され、前記基板を搬送する第二搬送機構を有する第二搬送装置と、
    前記第一搬送機構によって搬送される前記基板を所定の姿勢で前記第一搬送装置上に停止させる第一ストッパと、
    前記第一ストッパによって停止された後に、前記第一搬送機構、又は前記第一搬送機構及び前記第二搬送機構によって搬送される前記基板を、前記基板が前記第一搬送装置と前記第二搬送装置とを跨ぐように、所定の姿勢で停止させる第二ストッパと
    を備える部品実装基板搬送システム。
  6. 前記第二搬送装置は、さらに、前記第二搬送機構の下流に、前記基板を搬送する第三搬送機構を有し、
    前記第一搬送機構、又は前記第一搬送機構及び前記第二搬送機構は、前記基板が前記第一ストッパによって停止された後に、前記基板を前記第二ストッパまで所定の搬送速度で搬送し、
    前記第二搬送機構、又は前記第二搬送機構及び前記第三搬送機構は、前記基板が前記第二ストッパによって停止された後に、前記基板を前記所定の搬送速度よりも速い速度で搬送する
    請求項5に記載の部品実装基板搬送システム。
  7. 部品が実装された実装基板を生産するための実装基板生産装置であって、
    部品が実装される基板を搬送する第二搬送機構と、前記第二搬送機構の下流に配置され前記基板を搬送する第三搬送機構とを有する第二搬送装置と、
    前記第二搬送機構によって搬送される前記基板を、前記基板の一部が前記第二搬送装置上に配置されるように、前記基板を所定の姿勢で停止させる第二ストッパとを備え、
    前記第二ストッパは、前記第二搬送装置上の実装基板の生産作業を行うための作業領域よりも手前の停止位置に、前記基板を停止させ、
    前記第二搬送機構は、前記作業領域で他の基板に実装基板の生産作業が行われている間に、前記基板を前記停止位置まで所定の搬送速度で搬送し、
    前記第二搬送機構、又は前記第二搬送機構及び前記第三搬送機構は、前記基板が前記第二ストッパによって停止された後に、前記基板を前記所定の搬送速度よりも速い速度で搬送する
    実装基板生産装置。
  8. 部品が実装される基板を搬送する第一搬送機構を有する第一搬送装置と、前記基板を搬送する第二搬送機構を有し前記第一搬送装置に連結された第二搬送装置とを備える部品実装基板搬送システムが、前記基板を搬送するためのプログラムであって、
    前記第一搬送機構によって搬送される前記基板を停止させる第一ストッパで、前記基板を所定の姿勢で前記第一搬送装置上に停止させる第一停止ステップと、
    前記第一停止ステップで前記基板を停止させた後、前記第一搬送機構、又は前記第一搬送機構及び前記第二搬送機構によって、前記基板を搬送する第一搬送ステップと、
    前記第一搬送ステップで搬送される前記基板を停止させる第二ストッパで、前記基板が前記第一搬送装置と前記第二搬送装置とを跨ぐように、前記基板を所定の姿勢で停止させる第二停止ステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
JP2010033951A 2010-02-18 2010-02-18 部品実装基板搬送方法及び部品実装基板搬送システム Active JP5358479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010033951A JP5358479B2 (ja) 2010-02-18 2010-02-18 部品実装基板搬送方法及び部品実装基板搬送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010033951A JP5358479B2 (ja) 2010-02-18 2010-02-18 部品実装基板搬送方法及び部品実装基板搬送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011171515A true JP2011171515A (ja) 2011-09-01
JP5358479B2 JP5358479B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=44685317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010033951A Active JP5358479B2 (ja) 2010-02-18 2010-02-18 部品実装基板搬送方法及び部品実装基板搬送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5358479B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015095613A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 基板の搬送方法及び部品実装装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62230514A (ja) * 1986-03-27 1987-10-09 Honda Motor Co Ltd コンベア制御装置
JP2000118678A (ja) * 1998-10-13 2000-04-25 Yamaha Motor Co Ltd 基板搬送用コンベア
JP2002050894A (ja) * 2000-08-01 2002-02-15 Yamaha Motor Co Ltd 部品実装システムにおける基板搬送方法及び基板搬送装置
JP2008066621A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Juki Corp 電子部品実装装置
JP2009054619A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Panasonic Corp 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP2009302282A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Panasonic Corp 電子部品実装用装置および電子部品実装用装置における基板搬送方法
JP2010087136A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Panasonic Corp 部品実装ライン及び作業機間の基板搬送方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62230514A (ja) * 1986-03-27 1987-10-09 Honda Motor Co Ltd コンベア制御装置
JP2000118678A (ja) * 1998-10-13 2000-04-25 Yamaha Motor Co Ltd 基板搬送用コンベア
JP2002050894A (ja) * 2000-08-01 2002-02-15 Yamaha Motor Co Ltd 部品実装システムにおける基板搬送方法及び基板搬送装置
JP2008066621A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Juki Corp 電子部品実装装置
JP2009054619A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Panasonic Corp 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP2009302282A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Panasonic Corp 電子部品実装用装置および電子部品実装用装置における基板搬送方法
JP2010087136A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Panasonic Corp 部品実装ライン及び作業機間の基板搬送方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015095613A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 基板の搬送方法及び部品実装装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5358479B2 (ja) 2013-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4834801B2 (ja) 部品実装方法及び部品実装装置
JP6126694B2 (ja) 基板搬送装置
US8646174B2 (en) Device and method for mounting electronic components
CN110510405B (zh) 一种物料传输方法、传输装置、传输系统及可读存储介质
JP5751583B2 (ja) 基板搬送装置、電子部品実装機、基板搬送方法、電子部品実装方法
JP5358479B2 (ja) 部品実装基板搬送方法及び部品実装基板搬送システム
JP6043871B2 (ja) 基板の搬送装置、表面実装機、及び基板の搬送方法
JP4827573B2 (ja) 基板の位置決め方法、基板の位置決め装置、プラズマディスプレイ用背面板の製造装置。
EP2897449B1 (en) Work system for substrate and workbench-quantity-determining program
JP5243397B2 (ja) 実装基板生産装置、部品実装基板搬送装置及び実装基板生産方法
JP2015095613A (ja) 基板の搬送方法及び部品実装装置
JP2014014989A (ja) 基板搬送装置及び基板搬送装置における異物の検出方法
JP4907493B2 (ja) 実装条件決定方法および実装条件決定装置
JP6277424B2 (ja) 部品実装装置および部品実装方法
JP5375879B2 (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装装置における基板搬送方法
WO2014024275A1 (ja) 対基板作業システム
JP5615025B2 (ja) 基板生産装置および基板作業装置
JP6084241B2 (ja) 電子部品実装機器の基板搬送システム
JP6371198B2 (ja) 設定装置、実装関連処理装置及び設定方法
JP2017028167A (ja) 部品実装機
WO2023139644A1 (ja) 作業機システム
JP2008192785A (ja) 部品実装機
JP2020004789A (ja) 部品実装装置
JP2019006510A (ja) 搬送装置
JP2009253038A (ja) 基板高度測定システムおよび電子部品実装機および基板高度測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5358479

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150