JP5243397B2 - 実装基板生産装置、部品実装基板搬送装置及び実装基板生産方法 - Google Patents

実装基板生産装置、部品実装基板搬送装置及び実装基板生産方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5243397B2
JP5243397B2 JP2009283355A JP2009283355A JP5243397B2 JP 5243397 B2 JP5243397 B2 JP 5243397B2 JP 2009283355 A JP2009283355 A JP 2009283355A JP 2009283355 A JP2009283355 A JP 2009283355A JP 5243397 B2 JP5243397 B2 JP 5243397B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
rails
substrate
board
mounting board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009283355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011124518A (ja
Inventor
智隆 西本
良治 犬塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009283355A priority Critical patent/JP5243397B2/ja
Publication of JP2011124518A publication Critical patent/JP2011124518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5243397B2 publication Critical patent/JP5243397B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、複数のレールを並列に有する搬送装置を備え、部品が実装された実装基板を生産するための実装基板生産装置、部品実装基板搬送装置及び実装基板生産方法に関する。
基板に部品を実装する部品実装装置などの実装基板生産装置においては、2つのレールを並列に有する搬送レーンを備え、当該レールで基板を支持し、当該基板を搬送する。また、このような実装基板生産装置においては、複数の基板を並行して搬送することができる複数の搬送レーンを並列に備えている実装基板生産装置も知られている。
そして、従来、搬送レーンの2つのレールを移動させて基板を搬送することで、搬送効率を向上させる実装基板生産装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この実装基板生産装置では、並列に配置された複数の基板を1枚ずつ搬入及び搬出するために、搬送レーンを基板の配置されている位置に水平移動させて、当該搬送レーンで当該基板を搬送する。これにより、搬送効率を向上させることができる。
また、レールを上下方向に昇降させることで、基板への部品の実装品質を向上させる実装基板生産装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。この実装基板生産装置では、基板を支持するレールを上下方向に昇降させることで、基板の高さ方向の位置誤差による実装不具合を防止して、実装品質を向上させることができる。
特許第4162741号公報 特開2008−60436号公報
しかしながら、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備える従来の実装基板生産装置では、搬送できる基板の大きさがレールにより制限されるという問題がある。以下に、その理由について説明する。
まず、上記従来の実装基板生産装置では、搬送効率の向上や実装品質の向上を目的にレールを移動させているため、搬送できる基板の大きさに柔軟性を持たせるものではない。
また、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備える従来の実装基板生産装置では、大きなサイズの基板を搬送するために、レールを水平方向に移動させることも考えられる。しかし、以下のように、このような従来の実装基板生産装置では、搬送できる基板の大きさがレールにより制限される。
図11A及び図11Bは、従来の実装基板生産装置が搬送できる基板の大きさが、レールにより制限されることを説明する図である。
図11Aに示すように、実装基板生産装置である部品実装装置1000は、2つのレールである前側レール315a及び後側レール315bを有する搬送レーン315、及び前側レール316a及び後側レール316bを有する搬送レーン316を備えている。そして、基板31は、搬送レーン315により搬送され、基板32は、搬送レーン316により搬送される。
ここで、基板31や基板32よりも大きなサイズの基板を1枚搬送したい場合、図11Bに示すように、部品実装装置1000は、後側レール315b及び前側レール316aを、後側レール316bの方向(同図に示すY軸方向)へ移動させる。これにより、部品実装装置1000は、前側レール315a及び後側レール315bで、大きなサイズの基板33を搬送することができる。
しかし、この部品実装装置1000では、後側レール315bの移動できる位置の制約により、基板33よりも大きなサイズの基板を搬送することができない。つまり、部品実装装置1000では、複数のレールを備えるために、後側レール315bの移動できる範囲が制限され、基板33よりも大きなサイズの基板を搬送することができない。
また、例えば3枚の基板を並行して搬送することができる3つの搬送レーンを備える部品実装装置では、レールの移動できる範囲がさらに限定されるため、基板33よりもさらに小さなサイズの基板しか搬送できない。
このように、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備える従来の部品実装装置などの実装基板生産装置では、搬送できる基板の大きさがレールにより制限されるという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備えながら、搬送できる基板の大きさのレールによる制限を低減することができる実装基板生産装置、部品実装基板搬送装置及び実装基板生産方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る実装基板生産装置は、部品が実装される複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを、基板の搬送方向と直交する前後方向に並列に有する搬送装置を備え、部品が実装された実装基板を生産するための実装基板生産装置であって、前記搬送装置は、前記複数の基板のそれぞれの前端部を支持するための前記レールである複数の前側レールと、前記複数の基板のそれぞれの後端部を支持するための前記レールである複数の後側レールと、前記複数の前側レールのうちの一の前側レールと前記複数の後側レールのうちの一の後側レールとで、前記一の前側レールと前記一の後側レールとの間に配置される他の前側レール及び後側レールである内側レールを跨いで基板を搬送することができるように、前記内側レールを下降させる移動機構とを備える。
これによれば、前側レールと後側レールとで、内側レールを跨いで基板を搬送することができるように、内側レールを下降させる。つまり、内側レールが下降することで、内側レールの影響を受けることなく、前側レールと後側レールとで大きなサイズの基板を搬送することができる。このため、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備えながら、搬送できる基板の大きさのレールによる制限を低減することができる。
また、好ましくは、前記内側レールのうち、隣り合う前記前側レール及び前記後側レールであって、前記複数の基板のうちの異なる基板を支持するための前記前側レール及び前記後側レールが、一体に構成されており、前記移動機構は、一体に構成された前記前側レール及び前記後側レールごとに、前記内側レールを下降させる。
これによれば、異なる基板を支持するための隣り合う前側レール及び後側レールが一体に構成されており、移動機構は、一体に構成された前側レール及び後側レールごとに、内側レールを下降させる。このため、移動機構は、前側レールと後側レールとを独立して個別に下降させる必要がなく、簡単な機構により構成することができる。このため、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備えながら、簡単な機構により、搬送できる基板の大きさのレールによる制限を低減することができる。
また、好ましくは、前記搬送装置は、さらに、前記移動機構に、前記内側レールを上下方向に移動させる制御装置を備える。
これによれば、移動機構に内側レールを上下方向に移動させる制御装置を備える。このため、自動的に内側レールを上下方向に移動させることができる。つまり、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備えながら、搬送できる基板の大きさのレールによる制限を、自動的に低減することができる。
また、好ましくは、前記制御装置は、搬送される基板の前記前後方向の長さである基板幅を取得する取得部と、前記複数の前側レール及び前記複数の後側レールの中から、取得された前記基板幅の基板を搬送する前記一の前側レールと前記一の後側レールとを決定することで、前記内側レールを決定する決定部と、決定された前記内側レールの上面部が前記基板の下面部より下方に配置されるように、前記移動機構に前記内側レールを移動させる上下移動部とを備える。
これによれば、搬送する基板の基板幅から内側レールを決定し、内側レールを下降させる。このため、下降する内側レールを容易に決定して下降させることができ、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備えながら、搬送できる基板の大きさのレールによる制限を低減することができる。
また、好ましくは、前記移動機構は、さらに、前記複数の前側レールのうちのいずれかの前側レールと前記複数の後側レールのうちのいずれかの後側レールとで基板を搬送することができるように、前記基板の前記前後方向の長さである基板幅に合わせて、前記基板を搬送する前記前側レール及び前記後側レールのうちの少なくとも1つを、前記前後方向に移動させる。
これによれば、搬送する基板の基板幅に合わせて、基板を搬送する前側レール及び後側レールのうちの少なくとも1つを、前後方向に移動させる。このため、基板のサイズに応じてレールを柔軟に移動させることができ、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備えながら、搬送できる基板の大きさのレールによる制限を低減することができる。
また、好ましくは、前記搬送装置は、さらに、前記移動機構に、前記基板を搬送する前記前側レール及び前記後側レールのうちの少なくとも1つを、前記前後方向に移動させる制御装置を備え、前記制御装置は、搬送される基板の前記基板幅を取得する取得部と、前記複数の前側レール及び前記複数の後側レールの中から、取得された前記基板幅の基板を搬送する前記前側レールと前記後側レールとを決定する決定部と、決定された前記前側レールと前記後側レールとで前記基板を搬送することができるように、前記前側レール及び前記後側レールのうちの少なくとも1つを前記前後方向に移動させる前後移動部とを備える。
これによれば、搬送する基板の基板幅から基板を搬送する前側レール及び後側レールを決定し、当該前側レール及び後側レールのうちの少なくとも1つを、前後方向に移動させる。このため、移動させるレールを容易に決定して移動させることができ、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備えながら、搬送できる基板の大きさのレールによる制限を低減することができる。
なお、本発明は、このような実装基板生産装置として実現することができるだけでなく、実装基板生産装置が備える複数のレールを有する部品実装基板搬送装置としても実現することができる。また、実装基板生産装置が行う処理をステップとする実装基板生産方法として実現することもでき、そのような特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムや集積回路として実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明により、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備える実装基板生産装置において、搬送できる基板の大きさのレールによる制限を低減することができる。
実施の形態1に係る部品実装システムの構成を示す外観図である。 実施の形態1に係る実装基板生産装置である部品実装装置の内部の主要な構成を示す平面図である。 実施の形態1に係る搬送装置の構成を詳細に説明する図である。 実施の形態1に係る制御装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る決定レールデータの一例を示す図である。 実施の形態1に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る制御装置が行う処理を説明する図である。 実施の形態1に係る制御装置が行う処理を説明する図である。 実施の形態2に係る搬送装置の構成を詳細に説明する図である。 実施の形態2に係る制御装置が行う処理を説明する図である。 従来の実装基板生産装置が搬送できる基板の大きさが、レールにより制限されることを説明する図である。 従来の実装基板生産装置が搬送できる基板の大きさが、レールにより制限されることを説明する図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態に係る実装基板生産装置を備える部品実装システムについて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る部品実装システム10の構成を示す外観図である。
部品実装システム10は、上流側の生産設備から下流側の生産設備に基板を搬送し、基板に電子部品などの部品が実装された実装基板を生産するシステムである。同図に示すように、部品実装システム10は、2台の部品実装装置200、印刷装置300、3台の検査装置400、接着剤塗布装置500及びリフロー炉600を備えている。つまり、部品実装システム10は、上流側の印刷装置300から下流側の検査装置400まで基板20を搬送し、実装基板20aを生産する。
ここで、2台の部品実装装置200、印刷装置300、3台の検査装置400、接着剤塗布装置500及びリフロー炉600のそれぞれは、実装基板を生産するための実装基板生産装置である。
印刷装置300は、基板をストックするストッカ(図示せず)から基板20を受け取り、ペースト状のはんだであるソルダーペーストを基板20の表面にスクリーン印刷するスクリーン印刷機である。
接着剤塗布装置500は、基板上に接着剤を塗布する装置である。
部品実装装置200は、部品を基板に実装する装置である。具体的には、複数の部品実装装置200は、上流から下流に向けて基板を送りながら部品を実装していく。つまり、まず上流側の部品実装装置200が基板を受け取り、その基板に対して部品を実装する。そして、その部品が実装された基板が下流側の部品実装装置200に送り出される。このようにして、各部品実装装置200に基板が順次送られ、部品が実装される。
リフロー炉600は、部品が実装された基板20を熱することにより、はんだ等を溶かした後、部品を基板上に固定させる装置である。
検査装置400は、基板上の状態を検査する装置である。具体的には、検査装置400は、印刷装置300によるはんだ付け状態の外観を検査する検査装置400と、部品実装装置200による基板上の部品の装着状態を検査する検査装置400と、リフロー炉600による熱処理後の基板上の状態を検査する検査装置400との3台の装置が備えられている。
また、部品が実装され検査装置400で検査された実装基板20aは、基板をストックするストッカ(図示せず)に送られる。
次に、実装基板生産装置である部品実装装置200の構成について説明する。
図2は、本実施の形態1に係る実装基板生産装置である部品実装装置200の内部の主要な構成を示す平面図である。ここで、基板の搬送方向をX軸方向、水平面内でX軸方向と直交する部品実装装置の前後方向をY軸方向とする。
部品実装装置200は、4つの基板21、基板22、基板23及び基板24に対して部品を実装する2つの実装ユニット210a、210bと、4つの基板を搬送する搬送装置220とを備えている。
2つの実装ユニット210a、210bは、お互いが協調し、基板21、基板22、基板23及び基板24に対して実装作業を行う。
また、実装ユニット210aと実装ユニット210bはそれぞれ同様の構成を有している。つまり、実装ユニット210aは、部品供給部211a、装着ヘッド213a及び部品認識カメラ(図示せず)を備えている。同様に、実装ユニット210bは、部品供給部211b、装着ヘッド213b及び部品認識カメラ(図示せず)を備えている。
ここで、実装ユニット210aの詳細な構成について説明する。なお、実装ユニット210bの詳細な構成の説明については、実装ユニット210aと同様であるため、省略する。
部品供給部211aは、部品テープを収納する複数の部品カセット212aの配列からなる。なお、部品テープとは、例えば、同一部品種の複数の部品がテープ(キャリアテープ)上に並べられたものであり、リール等に巻かれた状態で供給される。また、部品テープに並べられる部品は、例えばチップ等であって、具体的には大きさが0.4mm×0.2mmの0402チップ部品や大きさが1.0mm×0.5mmの1005チップ部品などである。
装着ヘッド213aは、例えば最大10個の吸着ノズルを備えることができ、部品供給部211aから最大10個の部品を吸着して、基板21、基板22、基板23及び基板24に装着することができる。
このような部品実装装置200の実装ユニット210aは、装着ヘッド213aを部品供給部211aに移動させて、部品供給部211aから供給される部品をその装着ヘッド213aに吸着させる。そして、実装ユニット210aは、装着ヘッド213aを例えば基板21に移動させて、吸着している全ての部品を基板21の実装点に順次装着させる。実装ユニット210aは、このような装着ヘッド213aによる吸着、移動、及び装着という動作を繰り返し実行することにより、予め定められた全ての部品を基板21に実装する。同様に、実装ユニット210aは、予め定められた全ての部品を基板22、基板23及び基板24に実装する。
また、実装ユニット210bも、実装ユニット210aと同様に、装着ヘッド213bによる吸着、移動、及び装着という動作を繰り返し実行することにより、予め定められた全ての部品を基板21、基板22、基板23及び基板24に実装する。
そして、実装ユニット210a及び実装ユニット210bはそれぞれ、相手の実装ユニットが部品を装着しているときには、部品供給部から部品を吸着し、逆に、相手の実装ユニットが部品供給部から部品を吸着しているときには、部品を装着するように、基板21、基板22、基板23及び基板24に対する部品の実装を交互に行う。すなわち、部品実装装置200はいわゆる交互打ちの部品実装装置として構成されている。
搬送装置220は、複数の基板を並行して搬送することができる搬送コンベアである。そして、搬送装置220は、部品が実装される複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを、基板の搬送方向と直交する前後方向に並列に有している。つまり、搬送装置220は、複数の基板のそれぞれの前端部を支持するためのレールである複数の前側レールと、複数の基板のそれぞれの後端部を支持するためのレールである複数の後側レールとを備えている。なお、搬送装置220は、特許請求の範囲に記載の「部品実装基板搬送装置」に包含される。
具体的には、搬送装置220は、基板21の前端部を支持する前側レール221a、基板22の前端部を支持する前側レール222a、基板23の前端部を支持する前側レール223a、及び基板24の前端部を支持する前側レール224aを備えている。
また、搬送装置220は、基板21の後端部を支持する後側レール222b、基板22の後端部を支持する後側レール223b、基板23の後端部を支持する後側レール224b、基板24の後端部を支持する後側レール225bを備えている。
そして、前側レール221a、前側レール222a、前側レール223a、前側レール224a、後側レール222b、後側レール223b、後側レール224b及び後側レール225bのそれぞれのレールは、基板の搬送方向であるX軸方向と平行になるように配置されている。
つまり、搬送装置220は、前側レール221aと後側レール222bとで基板21を搬送し、前側レール222aと後側レール223bとで基板22を搬送し、前側レール223aと後側レール224bとで基板23を搬送し、前側レール224aと後側レール225bとで基板24を搬送する。
なお、4つの前側レール221a〜224a、及び4つの後側レール222b〜225bは、搬送する基板それぞれの下面部を支持して、それぞれのレールに沿って、基板を搬送する搬送ベルトあるいは搬送チェーン(図示せず)をそれぞれ備えた金属製のレールであるが、レールの材質及び形状は特に限定されず、樹脂製のレールなど基板を安定して搬送できるものであればどのような材質及び形状であってもよい。
次に、搬送装置220の構成について、詳細に説明する。
図3は、本実施の形態1に係る搬送装置220の構成を詳細に説明する図である。なお、同図は、図2に示された搬送装置220を右側(同図に示すX軸方向のプラス側)から見た図である。また、図3に示すY軸方向は、図2に示されたY軸方向と同方向であり、鉛直方向をZ軸方向とする。
図3に示すように、搬送装置220は、5つのレールユニット221〜225と、制御装置100とを備えている。
レールユニット221は、前側レール221aを備えており、部品実装装置200の前側に固定されている。また、レールユニット225は、後側レール225bを備えており、部品実装装置200の後側に固定されている。
レールユニット222〜224では、隣り合う前側レール及び後側レールであって、複数の基板のうちの異なる基板を支持するための前側レール及び後側レールが、一体に構成されている。
具体的には、レールユニット222は、前側レール222a、後側レール222b及び移動機構231を一体に備えている。また、レールユニット223は、前側レール223a、後側レール223b及び移動機構232を一体に備えている。また、レールユニット224は、前側レール224a、後側レール224b及び移動機構233を一体に備えている。
移動機構231〜233は、制御装置100の指示に従って、前側レール222a〜224a及び後側レール222b〜224bを、上下方向(同図に示すZ軸方向)及び部品実装装置200の前後方向(同図に示すY軸方向)に移動させる。
具体的には、移動機構231は、前側レール222a及び後側レール222bを上下方向及び前後方向に移動させる。また、移動機構232は、前側レール223a及び後側レール223bを上下方向及び前後方向に移動させる。移動機構233は、前側レール224a及び後側レール224bを上下方向及び前後方向に移動させる。
さらに具体的には、移動機構231〜233は、複数の前側レール222a〜224aのうちの一の前側レールと複数の後側レール222b〜224bのうちの一の後側レールとで、当該一の前側レールと一の後側レールとの間に配置される他の前側レール及び後側レールである内側レールを跨いで基板を搬送することができるように、内側レールを下降させる。
ここで、内側レールのうち、隣り合う前側レール及び後側レールであって、複数の基板のうちの異なる基板を支持するための前側レール及び後側レールが、一体に構成されている。このため、移動機構231〜233は、一体に構成された前側レール及び後側レールごとに、内側レールを下降させる。
また移動機構231〜233は、さらに、複数の前側レール222a〜224aのうちのいずれかの前側レールと複数の後側レール222b〜224bのうちのいずれかの後側レールとで基板を搬送することができるように、基板の前後方向の長さである基板幅に合わせて、基板を搬送する前側レール及び後側レールのうちの少なくとも1つを、前後方向に移動させる。
なお、移動機構231〜233は、前側レール222a〜224a及び後側レール222b〜224bを、上下方向及び前後方向に移動させることができれば、どのような機構であってもよいが、例えば、歯車、ウォームギヤ又はカム機構、ボールネジ、台形ネジ、エアシリンダーなどを備えており、当該レールを移動させる。
次に、制御装置100の構成について、詳細に説明する。
図4は、本実施の形態1に係る制御装置100の機能構成を示すブロック図である。
制御装置100は、移動機構231〜233に、前側レール222a〜224a及び後側レール222b〜224bを、上下方向及び前後方向に移動させるための処理を行なうコンピュータである。具体的には、制御装置100は、上下方向の移動については、内側レールに対して行う。なお、この制御装置100は、パーソナルコンピュータ等の汎用のコンピュータシステムがプログラムを実行することによって実現される。
同図に示すように、制御装置100は、演算制御部101、表示部102、入力部103、メモリ部104、プログラム格納部105、通信I/F(インターフェース)部106及びデータベース部107を備えている。
演算制御部101は、CPU(Central Processing Unit)や数値プロセッサ等であり、オペレータからの指示等に従って、プログラム格納部105からメモリ部104に必要なプログラムをロードして実行し、その実行結果に従って、各構成要素102〜107を制御する。
表示部102は、CRT(Cathode−Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等であり、入力部103はキーボードやマウス等であり、これらは、演算制御部101による制御の下で、移動機構231〜233に指示を与える等のために用いられる。
通信I/F部106は、LAN(Local Area Network)アダプタ等であり、制御装置100と移動機構231〜233との通信等に用いられる。メモリ部104は、演算制御部101による作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)等である。
プログラム格納部105は、制御装置100の機能を実現する各種プログラムを記憶しているハードディスク等である。プログラムは、移動機構231〜233に指示を与えるためのプログラムであり、機能的に(演算制御部101によって実行された場合に機能する処理部として)、取得部105a、決定部105b、上下移動部105c及び前後移動部105dを備えている。
取得部105aは、搬送される基板の前後方向の長さである基板幅を取得する。具体的には、取得部105aは、オペレータのデータ入力により、当該基板幅を取得する。
決定部105bは、複数の前側レール及び複数の後側レールの中から、取得部105aが取得した基板幅の基板を搬送する一の前側レールと一の後側レールとを決定する。
そして、決定部105bは、決定した一の前側レールと一の後側レールとから、当該一の前側レールと当該一の後側レールとの間に配置される他の前側レール及び後側レールである内側レールを決定する。
上下移動部105cは、一の前側レールと一の後側レールとで、内側レールを跨いで基板を搬送することができるように、移動機構231〜233に内側レールを下降させる。つまり、上下移動部105cは、決定部105bが決定した内側レールの上面部が基板の下面部より下方に配置されるように、移動機構231〜233に内側レールを移動させる。
前後移動部105dは、決定部105bが決定した一の前側レールと一の後側レールとで基板を搬送することができるように、基板幅に合わせて、一の前側レール及び一の後側レールのうちの少なくとも1つを、前後方向に移動させる。
データベース部107は、この制御装置100による移動機構231〜233への指示等に用いられるデータである決定レールデータ107a等を記憶するハードディスク等である。
図5は、本実施の形態1に係る決定レールデータ107aの一例を示す図である。
決定レールデータ107aは、基板幅に対応する前側レール、後側レール及び内側レールに関する情報の集まりである。この決定レールデータ107aは、「基板幅」、「前側レール」、「後側レール」及び「内側レール」などからなる。
つまり、「基板幅」は、搬送される基板の前後方向の長さである基板幅であり、「前側レール」及び「後側レール」は、「基板幅」の基板を搬送するために用いられる前側レール及び後側レールである。また、「内側レール」は、「前側レール」及び「後側レール」の間に配置される内側レールである。
例えば、基板幅W4の基板を搬送するためには、前側レールA1及び後側レールB4が用いられ、その場合の内側レールは、前側レールA2、前側レールA3、前側レールA4、後側レールB1、後側レールB2、及び後側レールB3である。
決定部105bは、この決定レールデータ107aを参照して、複数の前側レール及び複数の後側レールの中から、取得部105aが取得した基板幅の基板を搬送する一の前側レールと一の後側レールとを決定するとともに、当該一の前側レールと当該一の後側レールとの間に配置される内側レールを決定する。
次に、制御装置100が行う処理について、説明する。
図6は、本実施の形態1に係る制御装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、取得部105aは、搬送される基板に関するデータを取得する(S102)。具体的には、取得部105aは、搬送される基板それぞれの基板幅を取得する。
次に、決定部105bは、複数の前側レール及び複数の後側レールの中から、取得部105aが取得した基板幅の基板を搬送する一の前側レールと一の後側レールとを決定する(S104)。具体的には、決定部105bは、図5に示された決定レールデータ107aを参照して、当該一の前側レールと一の後側レールとを決定する。
また、決定部105bは、内側レールを決定する(S106)。具体的には、決定部105bは、図5に示された決定レールデータ107aを参照して、内側レールを決定する。
そして、上下移動部105cは、決定部105bが決定した内側レールを上下方向に移動させる(S108)。具体的には、上下移動部105cは、内側レールの上面部が基板の下面部より下方に配置され、一の前側レールと一の後側レールとで、内側レールを跨いで基板を搬送することができるように、移動機構231〜233に内側レールを下降させる。
また、前後移動部105dは、決定部105bが決定した一の前側レールと一の後側レールとで基板を搬送することができるように、基板幅に合わせて、一の前側レール及び一の後側レールのうちの少なくとも1つを、前後方向に移動させる(S110)。
以上により、制御装置100が行う処理は、終了する。
次に、制御装置100が行う処理について、さらに詳細に説明する。
図7及び図8は、本実施の形態1に係る制御装置100が行う処理を説明する図である。
まず、図7に示すように、搬送装置220は、基板25及び基板26の2つの種類の基板を並行して搬送する。
この場合、取得部105aは、搬送される基板25及び基板26それぞれの基板幅を取得する(図6のS102)。ここでは、取得部105aは、基板25の基板幅として、基板幅W2と、基板26の基板幅として、基板幅W3とを取得することとする。
次に、決定部105bは、図5に示された決定レールデータ107aを参照して、基板幅W2の基板25と基板幅W3の基板26とを搬送する前側レール及び後側レールを決定する(図6のS104)。
ここで、図5に示された決定レールデータ107aから、決定部105bは、基板幅W2の基板25を搬送する前側レール及び後側レールとして、前側レールA1及び後側レールB3を決定する。なお、図7では、前側レールA1は前側レール221aであり、後側レールB3は後側レール224bである。
また、図5に示された決定レールデータ107aから、決定部105bは、基板幅W3の基板26を搬送する前側レール及び後側レールとして、前側レールA4及び後側レールB4を決定する。なお、図7では、前側レールA4は前側レール224aであり、後側レールB4は後側レール225bである。
そして、決定部105bは、図5に示された決定レールデータ107aを参照して、内側レールを決定する(図6のS106)。
ここで、図5に示された決定レールデータ107aから、決定部105bは、前側レールA2、前側レールA3、後側レールB1及び後側レールB2を、前側レールA1と後側レールB3との間に配置される内側レールとして決定する。なお、図7では、前側レールA2、前側レールA3、後側レールB1及び後側レールB2は、それぞれ前側レール222a、前側レール223a、後側レール222b及び後側レール223bである。
なお、前側レールA4と後側レールB4との間には内側レールは配置されていないので、決定部105bは、内側レールは無しと決定する。
そして、上下移動部105cは、決定部105bが決定した内側レールを、内側レールの上面部が基板の下面部より下方に配置されるように、移動機構231〜233に下降させる(図6のS108)。
具体的には、上下移動部105cは、移動機構231、232に、前側レール222a、前側レール223a、後側レール222b及び後側レール223bを下降させるよう指示を与える。
そして、上下移動部105cからの指示に従い、移動機構231は、内側レールである前側レール222a及び後側レール222bを下降させ、移動機構232は、内側レールである前側レール223a及び後側レール223bを下降させる。
また、前後移動部105dは、搬送する基板の基板幅に合わせて、当該基板を搬送する前側レール及び後側レールのうちの少なくとも1つを、前後方向に移動させる(図6のS110)。
具体的には、前後移動部105dは、基板幅W2の基板25と基板幅W3の基板26とを搬送するために、移動機構233に、前側レール224a及び後側レール224bを前側(同図に示すY軸方向のマイナス方向)に移動させるように、指示を与える。
そして、前後移動部105dからの指示に従い、移動機構233は、前側レール224a及び後側レール224bを、前側に移動させる。
このように、搬送装置220は、レールの数の増加に対しても、並行して搬送する基板の数を柔軟に変更することができる。
また、異なる基板を支持するための隣り合う前側レール及び後側レールが一体に構成されており、移動機構231〜233は、一体に構成された前側レール及び後側レールごとに、内側レールを下降させる。このため、移動機構231〜233は、前側レールと後側レールとを独立して個別に下降させる必要がなく、簡単な機構により構成することができる。
また、図8に示すように、搬送装置220が、基板27の1つの種類の基板を搬送する場合も、制御装置100は、図7に示された処理と同様の処理を行う。
つまり、決定部105bは、基板27を搬送する前側レール及び後側レールとして、前側レール221a及び後側レール225bを決定するとともに、内側レールとして、前側レール222a〜224a、後側レール222b〜224bを決定する。
そして、上下移動部105cは、決定部105bが決定した内側レールである前側レール222a〜224a、後側レール222b〜224bを、移動機構231〜233に下降させる。
このように、搬送装置220は、内側レールの影響を受けることなく、大きな幅の基板27を搬送することができる。また、大きな幅の基板を搬送することができる搬送装置220を、小型化することができるため、コスト低減を図ることができる。
また、この搬送装置220を備える部品実装装置200では、図8に示されたように実装ユニット210aと実装ユニット210bとの中間位置に基板27を配置できれば、装着ヘッド213aと装着ヘッド213bとが交互打ちを行う場合のタクトロスを低減することができる。
以上のようにして、制御装置100は、移動機構231〜233に、いずれかの前側レール又は後側レールを、上下方向又は前後方向に移動させる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、隣り合う前側レール及び後側レールが一体に構成されてレールユニットを構成し、当該前側レール及び後側レールは、レールユニットごとに移動することとした。しかし、本実施の形態2では、前側レールと後側レールとが独立に構成され、独立して移動することとする。
図9は、本実施の形態2に係る搬送装置220の構成を詳細に説明する図である。なお、同図は、図3と同様に、図2に示された搬送装置220を右側(同図に示すX軸方向のプラス側)から見た図である。また、図9に示すY軸方向は、図2に示されたY軸方向と同方向であり、鉛直方向をZ軸方向とする。
図9に示すように、搬送装置220は、制御装置100の他に、前側レール221a、後側レール222b、前側レール222a、後側レール223b、前側レール223a、後側レール224b、前側レール224a及び後側レール225bを、それぞれ独立して備えている。また、搬送装置220は、それぞれのレールに対応して、複数の移動機構234、231b、231a、232b、232a、233b、233a及び235を備えている。
そして、移動機構231bは、制御装置100の指示に従って、後側レール222bを上下方向(同図に示すZ軸方向)及び前後方向(同図に示すY軸方向)に移動させる。同様に、移動機構231a、232b、232a、233b及び233aのそれぞれは、前側レール222a、後側レール223b、前側レール223a、後側レール224b、及び前側レール224aを上下方向及び前後方向に移動させる。また、移動機構234及び移動機構235のそれぞれは、前側レール221a及び後側レール225bを前後方向に移動させる。
なお、前側レール221a、前側レール222a、前側レール223a、前側レール224a、後側レール222b、後側レール223b、後側レール224b及び後側レール225bのそれぞれのレールは、図2に示したレールと同様に、基板の搬送方向であるX軸方向と平行になるように配置されている。
そして、搬送装置220は、前側レール221aと後側レール222bとで基板21を搬送し、前側レール222aと後側レール223bとで基板22を搬送し、前側レール223aと後側レール224bとで基板23を搬送し、前側レール224aと後側レール225bとで基板24を搬送する。
なお、本実施の形態2での複数の移動機構が有する機能は、実施の形態1での移動機構231〜233が有する機能と同様であるため、詳細な説明は省略する。
次に、本実施の形態2に係る制御装置100が行う処理について、説明する。
図10は、本実施の形態2に係る制御装置100が行う処理を説明する図である。
同図に示すように、搬送装置220は、基板28及び基板29の2つの種類の基板を並行して搬送する。この場合、制御装置100は、図7及び図8に示された処理と同様の処理を行う。
つまり、取得部105aは、搬送される基板28及び基板29それぞれの基板幅を取得する。そして、決定部105bは、基板28を搬送する前側レール及び後側レールとして、前側レール221a及び後側レール224bを決定するとともに、基板29を搬送する前側レール及び後側レールとして、前側レール224a及び後側レール225bを決定する。
また、決定部105bは、前側レール221aと後側レール224bとの間に配置される内側レールとして、前側レール222a及び223a、及び後側レール222b及び223bを決定する。
そして、上下移動部105cは、決定部105bが決定した内側レールである前側レール222a、後側レール222b、前側レール223a及び後側レール223bを、それぞれ移動機構231a、231b、232a及び232bに下降させる。
また、前後移動部105dは、基板28の基板幅に合わせて、移動機構233bに、後側レール224bを前側(同図に示すY軸方向のマイナス方向)に移動させる。また、前後移動部105dは、基板29の基板幅に合わせて、移動機構233aに、前側レール224aを後側(同図に示すY軸方向のプラス方向)に移動させる。
このように、搬送装置220は、並行して搬送する基板の幅が様々な値に変更される場合でも、様々な基板の幅に対応することができる。
以上により、本発明に係る実装基板生産装置としての部品実装装置200によれば、前側レールと後側レールとで、内側レールを跨いで基板を搬送することができるように、内側レールを下降させる。つまり、内側レールが下降することで、内側レールの影響を受けることなく、前側レールと後側レールとで大きなサイズの基板を搬送することができる。
また、移動機構に内側レールを上下方向に移動させる制御装置100を備える。このため、自動的に内側レールを上下方向に移動させることができる。つまり、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備えながら、搬送できる基板の大きさのレールによる制限を、自動的に低減することができる。
また、搬送する基板の基板幅から内側レールを決定し、内側レールを下降させる。このため、下降する内側レールを容易に決定して下降させることができる。
また、搬送する基板の基板幅に合わせて、基板を搬送する前側レール及び後側レールのうちの少なくとも1つを、前後方向に移動させる。このため、基板のサイズに応じてレールを柔軟に移動させることができる。
また、搬送する基板の基板幅から基板を搬送する前側レール及び後側レールを決定し、当該前側レール及び後側レールのうちの少なくとも1つを、前後方向に移動させる。このため、移動させるレールを容易に決定して移動させることができる。
これらにより、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備えながら、搬送できる基板の大きさのレールによる制限を低減することができる。
以上、本発明に係る実装基板生産装置について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
つまり、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施の形態では、実装基板生産装置としての部品実装装置200が搬送装置220を備えていることとした。しかし、印刷装置300、検査装置400、接着剤塗布装置500又はリフロー炉600が搬送装置220を備えていることにしてもよい。すなわち、搬送装置220を備える実装基板生産装置は、部品実装装置200でなくともよく、印刷装置300、検査装置400、接着剤塗布装置500又はリフロー炉600などの実装基板を生産するための装置であっても構わない。
また、本実施の形態では、搬送装置220は、4つの基板を並行して搬送することができる4組の前側レール及び後側レールを備えることとしたが、搬送装置220は、2組、3組、又は5組以上の前側レール及び後側レールを備えることにしてもよい。
また、本実施の形態では、搬送装置220は制御装置100を備え、制御装置100が移動機構に、前側レール又は後側レールを移動させることとした。しかし、搬送装置220は制御装置100を備えていなくともよく、オペレータによる手作業で、移動機構を稼動させることで、前側レール又は後側レールを移動させることにしてもよい。
また、本実施の形態では、取得部105aは、オペレータのデータ入力により基板幅を取得することとした。しかし、取得部105aは、搬送される基板のデータを自動的に読み取ることにより、基板幅を取得することにしてもよい。
また、本実施の形態では、制御装置100は、決定レールデータ107aを記憶しており、搬送される基板の幅から、基板を搬送する前側レール及び後側レールと内側レールとを決定することとした。しかし、制御装置100は、搬送される基板の幅ではなく、基板の種類などから、基板を搬送する前側レール及び後側レールと内側レールとを決定することにしてもよい。また、制御装置100は、決定レールデータ107aを記憶していなくともよく、例えば、オペレータによる入力で、当該前側レール、後側レール及び内側レールを決定することにしてもよい。
また、本実施の形態では、制御装置100は、前後移動部105dを備え、前側レール又は後側レールを前後方向(図3に示されたY軸方向)に移動させることとした。しかし、制御装置100は、前後移動部105dを備えておらず、前側レール及び後側レールは、前後方向に移動しないことにしてもよい。
また、本発明は、このような実装基板生産装置として実現することができるだけでなく、実装基板生産装置が備える複数のレールを有する搬送装置220としても実現することができる。また、実装基板生産装置が行う処理をステップとする実装基板生産方法として実現することもでき、そのような特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムや集積回路として実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明は、複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを備えている実装基板生産装置に適用でき、特に、搬送できる基板の大きさのレールによる制限を低減することができる実装基板生産装置等に適用できる。
10 部品実装システム
20〜29、31〜33 基板
100 制御装置
101 演算制御部
102 表示部
103 入力部
104 メモリ部
105 プログラム格納部
105a 取得部
105b 決定部
105c 上下移動部
105d 前後移動部
106 通信I/F部
107 データベース部
107a 決定レールデータ
200、1000 部品実装装置
210a、210b 実装ユニット
211a、211b 部品供給部
212a、212b 部品カセット
213a、213b 装着ヘッド
220 搬送装置
221、222、223、224、225 レールユニット
221a、222a、223a、224a、315a、316a 前側レール
222b、223b、224b、225b、315b、316b 後側レール
231、231a、231b、232、232a、232b、233、233a、233b、234、235 移動機構
300 印刷装置
315、316 搬送レーン
400 検査装置
500 接着剤塗布装置
600 リフロー炉

Claims (9)

  1. 部品が実装される複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを、基板の搬送方向と直交する前後方向に並列に有する搬送装置を備え、部品が実装された実装基板を生産するための実装基板生産装置であって、
    前記搬送装置は、
    前記複数の基板のそれぞれの前端部を支持するための前記レールである複数の前側レールと、
    前記複数の基板のそれぞれの後端部を支持するための前記レールである複数の後側レールと、
    前記複数の前側レールのうちの一の前側レールと前記複数の後側レールのうちの一の後側レールとで、前記一の前側レールと前記一の後側レールとの間に配置される他の前側レール及び後側レールである内側レールを跨いで基板を搬送することができるように、前記内側レールを下降させる移動機構とを備える
    実装基板生産装置。
  2. 前記内側レールのうち、隣り合う前記前側レール及び前記後側レールであって、前記複数の基板のうちの異なる基板を支持するための前記前側レール及び前記後側レールが、一体に構成されており、
    前記移動機構は、一体に構成された前記前側レール及び前記後側レールごとに、前記内側レールを下降させる
    請求項1に記載の実装基板生産装置。
  3. 前記搬送装置は、さらに、
    前記移動機構に、前記内側レールを上下方向に移動させる制御装置を備える
    請求項1又は2に記載の実装基板生産装置。
  4. 前記制御装置は、
    搬送される基板の前記前後方向の長さである基板幅を取得する取得部と、
    前記複数の前側レール及び前記複数の後側レールの中から、取得された前記基板幅の基板を搬送する前記一の前側レールと前記一の後側レールとを決定することで、前記内側レールを決定する決定部と、
    決定された前記内側レールの上面部が前記基板の下面部より下方に配置されるように、前記移動機構に前記内側レールを移動させる上下移動部とを備える
    請求項3に記載の実装基板生産装置。
  5. 前記移動機構は、さらに、前記複数の前側レールのうちのいずれかの前側レールと前記複数の後側レールのうちのいずれかの後側レールとで基板を搬送することができるように、前記基板の前記前後方向の長さである基板幅に合わせて、前記基板を搬送する前記前側レール及び前記後側レールのうちの少なくとも1つを、前記前後方向に移動させる
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の実装基板生産装置。
  6. 前記搬送装置は、さらに、
    前記移動機構に、前記基板を搬送する前記前側レール及び前記後側レールのうちの少なくとも1つを、前記前後方向に移動させる制御装置を備え、
    前記制御装置は、
    搬送される基板の前記基板幅を取得する取得部と、
    前記複数の前側レール及び前記複数の後側レールの中から、取得された前記基板幅の基板を搬送する前記前側レールと前記後側レールとを決定する決定部と、
    決定された前記前側レールと前記後側レールとで前記基板を搬送することができるように、前記前側レール及び前記後側レールのうちの少なくとも1つを前記前後方向に移動させる前後移動部とを備える
    請求項5に記載の実装基板生産装置。
  7. 前記実装基板生産装置は、部品を基板に実装する部品実装装置、ソルダーペーストを基板上に印刷する印刷装置、基板上の状態を検査する検査装置、及び基板上に接着剤を塗布する接着剤塗布装置のうちのいずれかである
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の実装基板生産装置。
  8. 部品が実装される複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを、基板の搬送方向と直交する前後方向に並列に備える部品実装基板搬送装置であって、
    前記複数の基板のそれぞれの前端部を支持するための前記レールである複数の前側レールと、
    前記複数の基板のそれぞれの後端部を支持するための前記レールである複数の後側レールと、
    前記複数の前側レールのうちの一の前側レールと前記複数の後側レールのうちの一の後側レールとで、前記一の前側レールと前記一の後側レールとの間に配置される他の前側レール及び後側レールである内側レールを跨いで基板を搬送することができるように、前記内側レールを下降させる移動機構と
    を備える部品実装基板搬送装置。
  9. 部品が実装される複数の基板を並行して搬送することができる複数のレールを、基板の搬送方向と直交する前後方向に並列に有する搬送装置を備える実装基板生産装置が、部品が実装された実装基板を生産するための実装基板生産方法であって、
    前記搬送装置は、
    前記複数の基板のそれぞれの前端部を支持するための前記レールである複数の前側レールと、
    前記複数の基板のそれぞれの後端部を支持するための前記レールである複数の後側レールとを備え、
    前記実装基板生産方法は、
    コンピュータが、前記複数の前側レールのうちの一の前側レールと前記複数の後側レールのうちの一の後側レールとで、前記一の前側レールと前記一の後側レールとの間に配置される他の前側レール及び後側レールである内側レールを跨いで基板を搬送することができるように、前記内側レールを下降させる下降ステップを含む
    実装基板生産方法。
JP2009283355A 2009-12-14 2009-12-14 実装基板生産装置、部品実装基板搬送装置及び実装基板生産方法 Active JP5243397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009283355A JP5243397B2 (ja) 2009-12-14 2009-12-14 実装基板生産装置、部品実装基板搬送装置及び実装基板生産方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009283355A JP5243397B2 (ja) 2009-12-14 2009-12-14 実装基板生産装置、部品実装基板搬送装置及び実装基板生産方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011124518A JP2011124518A (ja) 2011-06-23
JP5243397B2 true JP5243397B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=44288083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009283355A Active JP5243397B2 (ja) 2009-12-14 2009-12-14 実装基板生産装置、部品実装基板搬送装置及び実装基板生産方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5243397B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5798835B2 (ja) * 2011-08-09 2015-10-21 ヤマハ発動機株式会社 電子部品装着装置及び電子部品装着方法
JP6025137B2 (ja) * 2012-01-31 2016-11-16 Jukiオートメーションシステムズ株式会社 基板搬送装置、部品実装装置、基板搬送方法、及び基板の製造方法
JP6932601B2 (ja) * 2017-09-27 2021-09-08 パナソニックスマートファクトリーソリューションズ株式会社 搬送装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003078287A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品実装機の基板搬送方法及びその基板搬送装置
JP4304640B2 (ja) * 2008-05-09 2009-07-29 富士機械製造株式会社 電子部品実装装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011124518A (ja) 2011-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4767995B2 (ja) 部品実装方法、部品実装機、実装条件決定方法、実装条件決定装置およびプログラム
JP4834801B2 (ja) 部品実装方法及び部品実装装置
KR20110005689A (ko) 전자부품 탑재 장치
JP2006339238A (ja) 基板搬送装置、外観検査装置、電子機器の製造方法及び電子機器の外観検査方法
JP5243397B2 (ja) 実装基板生産装置、部品実装基板搬送装置及び実装基板生産方法
JP2007281227A (ja) 実装機における部品供給装置の配置設定方法
JP4917071B2 (ja) ヘッド配置決定方法およびプログラム
WO2004103054A1 (ja) バックアップ装置における支持部位置決定方法およびその装置
EP2897449B1 (en) Work system for substrate and workbench-quantity-determining program
JP4175057B2 (ja) 電子部品実装システム
JP5762239B2 (ja) 基板処理システム、基板供給順序決定方法、プログラム、記録媒体
JP2007110003A (ja) 表面実装機および実装方法
JP4907493B2 (ja) 実装条件決定方法および実装条件決定装置
JP7186519B2 (ja) バックアップ装置における一時保管領域位置決定方法および一時保管領域位置決定装置
JP5304919B2 (ja) 電子部品実装ラインおよび電子部品実装方法
JP5615025B2 (ja) 基板生産装置および基板作業装置
JP7319448B2 (ja) 部品実装機
JP5358479B2 (ja) 部品実装基板搬送方法及び部品実装基板搬送システム
JP7441144B2 (ja) 部品実装システムおよび部品実装システムのグループ決定方法
JP2006100333A (ja) 部品実装方法および部品実装装置
US20200029479A1 (en) Board work machine
JP7425686B2 (ja) データ管理プログラム、データ管理方法、データ管理装置及び表面実装機
JP6535698B2 (ja) 対基板作業方法、作業手順最適化プログラム
JP7062531B2 (ja) 部品実装装置
JP4263303B2 (ja) 電子部品搭載方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130404

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150