JP6025137B2 - 基板搬送装置、部品実装装置、基板搬送方法、及び基板の製造方法 - Google Patents

基板搬送装置、部品実装装置、基板搬送方法、及び基板の製造方法 Download PDF

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Description

本技術は、例えば部品実装等の処理のために基板を搬送する基板搬送装置、部品実装装置、基板搬送方法、及び基板の製造方法に関する。
従来、基板に電子部品を実装する電子部品実装装置が知られている。例えば特許文献1に記載の電子部品実装装置では、搬送ガイドに沿って基板が搬送される。搬送された基板は基板支持装置により下方から支持される。
特許文献1の基板支持装置は、バックアップピンと、このバックアップピンを立設するバックアップユニットとを備えている。バックアップユニットが上昇するとバックアップピンが基板に当接し、基板が支持される。支持された基板と電子部品供給用テープフィーダとの間をヘッドが移動する。ヘッドには電子部品を吸着可能なノズルユニットが備えられている。ノズルユニットに吸着された電子部品が基板の上面に実装される。
基板が搬送される際には、バックアップユニットが下降され、バックアップピンが基板の下面から離される。なおバックアップピンは、基板のサイズや形状に応じて本数や立設位置を変更したり、異なる品種のものに交換したりしてバックアップユニットに挿し替えられる。
特許第4475211号公報
上記したような電子部品実装装置では、電子部品の実装時間の短縮が求められる。これにより、短時間により多くの基板に電子部品を実装することが可能となる。例えば特許文献1に記載の基板を搬送する搬送ガイドが2つ並列して設けられるとする。この場合、各搬送ガイドにて搬送される2つの基板のそれぞれについてバックアップユニットが設けられる。このような2つ以上の基板に対して電子部品が実装される場合において、電子部品の実装時間の短縮化は重要となる。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、例えば部品実装等の基板への処理にかかる時間を短縮することが可能となる基板搬送装置、部品実装装置、基板搬送方法、及び基板の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る基板搬送装置は、第1のレールと、第2のレールと、第1の昇降ユニットと、第2の昇降ユニットとを具備する。
前記第1のレールは、第1の方向で第1の基板を搬送する。
前記第2のレールは、前記第1の方向に垂直な第2の方向で前記第1のレールと並んで配置され、前記第1の方向で第2の基板を搬送する。
前記第1の昇降ユニットは、前記第1及び前記第2の方向にそれぞれ垂直な第3の方向で移動可能であり前記第1の基板の昇降位置である前記第1のレール上の第1の位置の下方に配置される第1の昇降部を有する。
前記第2の昇降ユニットは、前記第3の方向で移動可能であり前記第2の基板の昇降位置である前記第2のレール上の第2の位置の下方に、前記第1の方向で前記第1の昇降部と並んで配置される第2の昇降部を有する。
この基板搬送装置では、例えば部品実装等の処理のために第1及び第2の基板が第1及び第2の位置にてそれぞれ昇降される。第1の基板の昇降位置である第1の位置の下方には、第1の昇降ユニットの第1の昇降部が配置される。第2の基板の昇降位置である第2の位置の下方には、第2の昇降ユニットの第2の昇降部が配置される。この際、第1及び第2の昇降部が第1の方向で並ぶように配置される。従って第2の方向において第2の位置を第1の位置に近づけることができる。これにより例えば部品実装等の第1及び第2の基板への処理に係る時間を短縮することが可能となる。
前記第1及び前記第2の昇降部は、それぞれ4辺を有する矩形状を有してもよい。この場合、前記第1の昇降ユニットは、前記第1の昇降部が有する4辺のうちの第1の辺が前記第1の方向に沿うように配置されてもよい。また前記第2の昇降ユニットは、前記第2の昇降部が有する4辺のうちの第2の辺が前記第1の方向で前記第1の辺と直線上に並ぶように配置されてもよい。
この基板搬送装置では、第1及び第2の昇降部がそれぞれ矩形状を有する。第1の及び第2の矩形状のそれぞれの1辺(第1及び第2の辺)が第1の方向で直線上に並ぶように、第1及び第2の昇降ユニットが配置される。従って例えば第2の方向において第1及び第2の位置をそれぞれ、第1及び第2の辺が並ぶ位置に十分に近づけることができる。
これにより例えば部品実装等の第1及び第2の基板への処理にかかる時間を短縮することが可能となる。
前記第1及び前記第2の昇降ユニットは、それぞれの配置を変更可能であってもよい。
例えば第1及び第2の基板の大きさに合わせて第1及び第2の位置が適宜設定される。この基板搬送装置では、設定された第1及び第2の位置の下方に、第1及び第2の昇降部をそれぞれ適宜配置することが可能となる。
前記第2の昇降ユニットは、前記第2の昇降部が前記第2の方向で前記第1の昇降部と並ぶように配置を変更可能であってもよい。
例えば搬送される第1及び第2の基板の大きさが大きい場合等に、第1及び第2の昇降部が第2の方向に並ぶように、第1及び第2の昇降ユニットが配置される。このように、第1及び第2の基板の大きさに合わせて、適宜第1及び第2の昇降ユニットの配置を適宜設定することが可能となる。
前記第1の昇降ユニットは、前記第1の辺が前記第2の方向に沿うように配置を変更可能であってもよい。この場合、前記第2の昇降ユニットは、前記第2の辺が前記第2の方向で前記第1の辺と直線上に並ぶように配置を変更可能であってもよい。
前記第1及び前記第2の昇降部は、互いに等しい形状を有してもよい。
本技術の一形態に係る部品実装装置は、基板搬送機構と、供給部と、実装部とを具備する。
前記基板搬送機構は、第1のレールと、第2のレールと、第1の昇降ユニットと、第2の昇降ユニットとを有する。
前記第1のレールは、第1の方向で第1の基板を搬送する。
前記第2のレールは、前記第1の方向に垂直な第2の方向で前記第1のレールと並んで配置され、前記第1の方向で第2の基板を搬送する。
前記第1の昇降ユニットは、前記第1及び前記第2の方向にそれぞれ垂直な第3の方向で移動可能であり前記第1の基板の昇降位置である前記第1のレール上の第1の位置の下方に配置される第1の昇降部を有する。
前記第2の昇降ユニットは、前記第3の方向で移動可能であり前記第2の基板の昇降位置である前記第2のレール上の第2の位置の下方に、前記第1の方向で前記第1の昇降部と並んで配置される第2の昇降部を有する。
前記供給部は、前記第1のレールの前記第2のレールが配置される側の反対側に配置され、前記第1及び前記第2の基板に実装される部品を供給する。
前記実装部は、前記供給部に供給された部品を保持し、前記第1の位置にて前記第1の昇降部により上昇された前記第1の基板と、前記第2の位置にて前記第2の昇降部により上昇された前記第2の基板とに、前記保持された部品をそれぞれ実装する。
本技術の一形態に係る基板搬送方法は、第1のレールにより第1の方向で第1の基板を搬送することを含む。
前記第1の方向に垂直な第2の方向で前記第1のレールと並んで配置される第2のレールにより、前記第1の方向で第2の基板が搬送される。
前記第1及び前記第2の方向にそれぞれ垂直な第3の方向で移動可能である前記第1の昇降部を有する第1の昇降ユニットが、前記第1のレール上の第1の位置の下方に前記第1の昇降部が配置されるように設けられ、前記第1の位置に搬送された前記第1の基板が前記第1の昇降部により昇降される。
前記第3の方向で移動可能である第2の昇降部を有する第2の昇降ユニットが、前記第2のレール上の第2の位置の下方に前記第2の昇降部が前記第1の方向で前記第1の昇降部と並んで配置されるように設けられ、前記第2の位置に搬送された前記第2の基板が前記第2の昇降部により昇降される。
本技術の一形態に係る基板の製造方法は、第1のレールにより第1の方向で第1の基板を搬送することを含む。
前記第1の方向に垂直な第2の方向で前記第1のレールと並んで配置される第2のレールにより、前記第1の方向で第2の基板が搬送される。
前記第1及び前記第2の方向にそれぞれ垂直な第3の方向で移動可能である前記第1の昇降部を有する第1の昇降ユニットが、前記第1のレール上の第1の位置の下方に前記第1の昇降部が配置されるように設けられ、前記第1の位置に搬送された前記第1の基板が前記第1の昇降部により昇降される。
前記第3の方向で移動可能である第2の昇降部を有する第2の昇降ユニットが、前記第2のレール上の第2の位置の下方に前記第2の昇降部が前記第1の方向で前記第1の昇降部と並んで配置されるように設けられ、前記第2の位置に搬送された前記第2の基板が前記第2の昇降部により昇降される。
前記第1のレールの前記第2のレールが配置される側の反対側から、前記第1及び前記第2の基板に実装される部品が供給される。
前記供給された部品が保持され、前記第1の位置にて前記第1の昇降部により上昇された前記第1の基板と、前記第2の位置にて前記第2の昇降部により上昇された前記第2の基板とに、前記保持された部品がそれぞれ実装される。
以上のように、本技術によれば、例えば部品実装等の基板への処理にかかる時間を短縮することが可能となる。
本技術の一実施形態に係る部品実装装置の構成例を示す模式的な正面図である。 図1に示す部品実装装置の構成例を示す模式的な平面図である。 図1に示す部品実装装置の構成例を示す模式的な側面図である。 本実施形態に係る基板搬送機構の構成例を示す模式的な正面図である。 図4に示す基板搬送機構が有する搬送ユニットを模式的に示す斜視図である。 本実施形態に係る第1及び第2のガイドレールによる、第1及び第2の基板の搬送のための構成例を示す模式的な図である。 本実施形態に係る第1のガイドレールのガイド部と、第2のガイドレールのガイド部との移動制御について説明するための図である。 本実施形態に係る第1及び第2の昇降ユニットの構成例を示す模式的な斜視図である。 図8に示す第1及び第2の昇降ユニットの構成例を示す模式的な平面図である。 本実施形態に係る昇降機構の模式的な側面図である。 第1及び第2の基板を保持する保持ピンの構成例を示す模式的な図である。 本実施形態に係る第1及び第2の昇降ユニットのセッティング位置について説明するための図である。 本実施形態に係る第1及び第2の昇降ユニットのセッティング位置について説明するための図である。 本実施形態に係る第1及び第2の昇降ユニットのセッティング位置について説明するための図である。 本実施形態に係る第1及び第2の昇降ユニットのセッティング位置について説明するための図である。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[部品実装装置の構成]
図1は、本技術の一実施形態に係る部品実装装置の構成例を示す模式的な正面図である。図2は、図1に示す部品実装装置100の平面図であり、図3はその側面図である。
部品実装装置100は、フレーム10と、図示しない電子部品を保持しこれを実装対象である回路基板(以下、単に基板という)Wに実装する実装ヘッド20と、テープフィーダ30が装着される装着部40と、基板Wを保持して搬送するための基板搬送機構90とを備える。基板搬送機構90は、搬送ユニット50と、第1及び第2の昇降ユニット71及び72(図4等参照)とを有する。
フレーム10は、底部に設けられたベース11と、ベース11に固定された複数の支柱12とを有する。複数の支柱12の上部には、図中X軸に沿って架け渡された例えば2本のXビーム13が設けられている。
例えば2本のXビーム13の間には、Y軸に沿ってYビーム14が架け渡され、このYビーム14に実装ヘッド20が接続されている。Xビーム13及びYビーム14には、図示しないX軸移動機構及びY軸移動機構が備え付けられ、これらによって実装ヘッド20がX及びY軸に沿って移動可能とされている。X軸移動機構及びY軸移動機構は、典型的にはボールネジ駆動機構により構成されるが、ベルト駆動機構等の他の機構であってもよい。
これら、実装ヘッド20、X軸移動機構及びY軸移動機構により実装部としての実装ユニット25が構成される。図1及び図2等に示すように、本実施形態では、Xビーム13の間に2本のYビーム14が架け渡され、各Yビーム14に実装ヘッド20が1つずつ接続される。このように複数の実装ヘッド20が設けられることで、例えば生産性を向上させることが可能となる。複数の実装ヘッド20は、それぞれ独立してX及びY軸方向で駆動される。なお、実装ヘッド20の数は限定されない。
図2に示すように、装着部40は、部品実装装置100の前部側(図2中下側)に配置されている。図中Y軸方向が部品実装装置100の前後方向となる。装着部40には、X軸方向に沿ってテープフィーダ30が複数配列されて装着されるようになっている。例えば40〜70個のテープフィーダ30がこの装着部40に装着可能である。1つのテープフィーダ30は、例えば100〜10000個程度の電子部品を収容可能となっている。
テープフィーダ30は、Y軸方向に長く形成されており、カセットタイプのフィーダである。テープフィーダ30の詳細は図示しないが、リールを備え、コンデンサ、抵抗、LED、ICパッケージング等の電子部品を収納したキャリアテープがそのリールに巻き付けられている。また、テープフィーダ30は、このキャリアテープをステップ送りで送り出すための機構を備えており、そのステップ送りごとに電子部品が1つずつ供給される。
図2に示すように、テープフィーダ30のカセットの端部の上面には供給窓31が形成され、この供給窓31を介して電子部品が供給される。複数のテープフィーダ30が配列されることによってX軸方向に沿って電子部品の供給領域Sが形成される。供給領域Sは、複数の供給窓31がそれぞれ配置される領域である。供給領域Sは、基板Wの搬送方向に沿って直線状に配列される。
このように本実施形態では、装着部40に装着された複数のテープフィーダ30により、基板Wに実装される複数の電子部品が、所定の領域である供給領域Sに供給される。従って複数のテープフィーダ30は供給部として機能する。しかしながら、これに限定されるわけでない。
搬送ユニット50は、テープフィーダ30が並ぶ供給部にY軸方向で隣接して配置される。図3に示すように、搬送ユニット50は、フレーム10に固定された載置台18の上に配置される。
図2及び図3に示すように、搬送ユニット50は、第1の方向であるX軸方向に沿って延在する第1のガイドレール51と、第1の方向に垂直な第2の方向であるY軸方向で、第1のガイドレール51と並んで配置される第2のガイドレール52とを有する。
第1のガイドレール51により、第1の基板W1がX軸方向に沿って搬送される。第2のガイドレール52により、第2の基板W2がX軸方向に沿って搬送される。このように、本実施形態では、2つのガイドレール51及び52が用いられ、各ガイドレールにより第1及び第2の基板W1及びW2がそれぞれ搬送される。
図2に示すように、テープフィーダ30は、第1のガードレール51の第2のガイドレール52が配置される側の反対側に配置される。また搬送ユニット50のZ軸方向での下方には、第1のガイドレール51により搬送された第1の基板W1を昇降させるための第1の昇降ユニット71が配置される。また第2のガイドレール52により搬送された第2の基板W2を昇降させるための第2の昇降ユニット72が配置される(図4参照)。
本実施形態では、第1のガイドレール51上の所定の位置が第1の基板W1の昇降位置として設定される。この昇降位置にて第1の昇降ユニット71により第1の基板W1が上昇される。上昇された第1の基板W1に対して、実装ヘッド20がアクセスすることで電子部品の実装が行われる。
従って第1の基板W1が昇降される昇降位置は、電子部品の実装が行われる実装領域M1に相当する。以後、第1の基板W1の昇降位置のことを昇降位置M1として記載する場合がある。昇降位置M1は、本実施形態に係る第1の位置に相当する。
第2のガイドレール52上の所定の位置が第2の基板W2の昇降位置として設定される。この昇降位置にて第2の昇降ユニット72により第2の基板W2が上昇される。上昇された第2の基板W2に対して、実装ヘッド20がアクセスすることで電子部品の実装が行われる。
従って第2の基板W2が昇降される昇降位置は、電子部品の実装が行われる実装領域M2に相当する。以後、第2の基板W2の昇降位置のことを昇降位置M2として記載する場合がある。昇降位置M2は、本実施形態に係る第2の位置に相当する。
図2に示すように、本実施形態では、搬送ユニット50のY軸方向における右側領域Rの所定の昇降位置にて第1及び第2の基板W1及びW2に電子部品の実装が行われる。右側領域Rでは、実装ヘッド20Rにより電子部品の実装が行われる。
また搬送ユニット50のY軸方向における左側領域Lの所定の昇降位置においても、第1及び第2の基板W1及びW2に電子部品の実装が行われる。左側領域Lでは、実装ヘッド20Lにより電子部品の実装が行われる。
搬送ユニット50と、第1及び第2の昇降ユニット71及び72とを有する基板搬送機構90については、後に詳しく説明する。
2つの実装ヘッド20R及び20Lは互いに略等しい構成を有する。従って実装ヘッド20としてその構成を説明する。実装ヘッド20は、Yビーム14のY軸移動機構に接続されたキャリッジ21と、キャリッジ21から斜め下方に延びるように設けられたターレット22と、ターレット22に周方向に沿って取り付けられた複数の吸着ノズル23とを備える。
吸着ノズル23は、真空吸着の作用によりキャリアテープから電子部品を取り出して保持する。吸着ノズル23は、電子部品を基板W(W1及びW2)に実装するために上下動可能となっている。吸着ノズル23は、例えば12本設けられている。
実装ヘッド20は、上述のようにX及びY軸方向に移動可能とされており、それらの吸着ノズル23は、供給領域Sと実装領域M(M1及びM2)との間で移動し、また、実装領域M内で実装を実行するために実装領域M内で第X及びY軸方向に移動する。
ターレット22は、その斜め方向の軸を回転の中心軸として回転(自転)可能となっている。複数の吸着ノズル23のうち、その吸着ノズル23の長さ方向がZ軸方向に沿って配置されたものが、基板Wに電子部品を実装するために選択された吸着ノズル23である。
ターレット22の回転により任意の1つの吸着ノズル23が選択される。選択された吸着ノズル23がテープフィーダ30の供給窓31にアクセスして電子部品を吸着して保持し、実装領域Mまで移動して下降することにより、電子部品が基板Wに実装される。
実装ヘッド20は、ターレット22を回転させながら、複数の吸着ノズル23に、1工程で連続して複数の電子部品をそれぞれ保持させる。また、複数の吸着ノズル23に吸着された電子部品は、1工程で連続して1つの基板Wに実装される。
図1に示すように、実装ヘッド20には、第1及び第2の基板W1及びW2の位置を検出する基板カメラ17がそれぞれ取り付けられている。基板カメラ17は、実装ヘッド20と一体的に、X軸及びY軸移動機構により移動可能となっている。基板カメラ17は、基板Wの位置を検出する時は、搬送ユニット50の上部に配置され、上部側から基板Wの画像を撮影する。基板カメラ17は、基板Wに設けられた図示しないアライメントマークを認識し、実装ユニット25は、このアライメントマークを基準位置として基板Wに電子部品を実装する。
[基板搬送機構]
本実施形態に係る基板搬送機構について詳しく説明する。図4は、基板搬送機構90の構成例を示す模式的な正面図である。図5は、基板搬送機構90が有する搬送ユニット50を模式的に示す斜視図である。
基板搬送機構90は、搬送ユニット50と、第1及び第2の昇降ユニット71及び72とを含む。本実施形態では、搬送ユニット50の右側領域R及び左側領域Lそれぞれに、第1及び第2の昇降ユニット71及び72が配置される。
図4及び図5に示すように、搬送ユニット50は、X軸方向に沿って敷設される第1及び第2のガイドレール51及び52を有する。第1のガイドレール51は、X軸方向に沿って延びる2つのガイド部53及び54を有する。第1の基板W1は、2つのガイド部53及び54に保持されてX軸方向に搬送される。第2のガイドレール52も、X軸方向に沿って延びる2つのガイド部55及び56を有する。第2の基板W2は、2つのガイド部55及び56に保持されてX軸方向に搬送される。
図6は、第1及び第2のガイドレール51及び52による第1及び第2の基板W1及びW2の搬送のための構成例を示す模式的な図である。本実施形態では、各ガイド部53〜56に沿って図示しない搬送ベルトが設けられる。第1及び第2の基板W1及びW2は、各ガイド部53〜56に保持された状態で、搬送ベルトの駆動によりX軸方向に搬送される。
図5に示すように、第2のガイドレール52の後部側(供給部が配置される側の反対側)には、X軸方向に沿って支持板57が設けられる。支持板57は、図3に示す載置台18に対してZ軸方向に立てて設けられ、立てられた面58がY軸方向に垂直となるように設けられる。
支持板57には、4つのベルト駆動用モータ59が設けられる。図6に示すように各モータ59は、タイミングベルト60を介してプーリ61に接続される。プーリ61の回転軸には、ベルト駆動用軸62が接続されている。ベルト駆動用軸62は、各ガイド部53〜56と垂直な方向(Y軸方向)に沿って設けられる。各ベルト駆動用軸62には複数の図示しないギアが設けられ、それらのギアが回転することによって搬送ベルトが駆動される。
例えば図6に示すベルト駆動用モータ59Aの回転により、左側領域Lでの第1のガイドレール51による第1の基板W1の搬送が制御される。ベルト駆動用モータ59Bの回転により、左側領域Lでの第2のガイドレール52による第2の基板W2の搬送が制御される。
またベルト駆動用モータ59Cの回転により、右側領域Rでの第1のガイドレール51による第1の基板W1の搬送が制御される。ベルト駆動用モータ59Dの回転により、右側領域Rでの第2のガイドレール52による第2の基板W2の搬送が制御される。
本実施形態では、第1のガイドレール51が有する1つのガイド部54と、第2のガイドレールが有する2つのガイド部55及び56が、Y軸方向に沿って移動可能である。第1のガイドレール51のガイド部53は、供給部が配置される側(Y軸方向で第2のガイドレール52が配置される側の反対側)の端に固定される。
図7は、第1のガイドレール51のガイド部54と、第2のガイドレール52のガイド部55及び56との移動制御について説明するための図である。
図7に示すように、搬送ユニット50の後部側にある支持板57に、ガイド部駆動用のモータ63と、クラッチブレーキユニット64とが設けられる。ガイド部駆動用モータ63Aの回転力はプーリ65に伝達される。このプーリ65は、タイミングベルト66を介して最も外側に配置されたプーリ67と接続される。
プーリ67の回転軸68には、ナット69を介して第1のガイドレール51のガイド部54が接続される。従って、ガイド部駆動用モータ63Aの回転により、ガイド部54の移動が制御される。
ガイド部駆動用モータ63Bの回転が伝達されるプーリ110は、タイミングベルト111を介して、図7で見て最も内側に配置されたプーリ112に接続される。これらのプーリ112の回転軸113には、ナット114を介して第2のガイドレール52のガイド部56が接続される。従って、ガイド部駆動用モータ63Bの回転により、ガイド部56の移動が制御される。
またガイド部駆動用モータ63Bの回転は、もう1つのプーリ115に伝達される。このプーリ115は、タイミングベルト116を介して、クラッチブレーキユニット64が設けられた回転軸のプーリ117と接続される。プーリ117の回転は、タイミングベルト118を介して、図7で見て中間に配置されたプーリ119に伝導される。これらのプーリ119の回転軸120には、ナット121を介して第2のガイドレール52のガイド部55が接続される。従って、ガイド部駆動用モータ63Bの回転により、ガイド部55の移動も制御可能である。なお図7で見た外側、内側、中間という位置関係は、実際には図5に示すように、Z軸方向に並ぶ位置関係である。
ガイド部駆動用モータ63A及び63B及びクラッチブレーキユニット64をそれぞれ適宜駆動させることで、第2のガイドレール52の2つのガイド部55及び56を、単独あるいは共に可動することが可能となる。
このように本実施形態では、第2のガイドレール52の後部側に配置された支持板57に、ベルト駆動用モータ59等を含む搬送駆動機構が設けられる。また支持板57に、ガイド部駆動用モータ63等を含むガイド部駆動機構が設けられる。
ガイド部54〜56の移動が適宜制御されることで、第1及び第2のガイドレール51及び52のそれぞれのガイド部の間隔を調整することができる。これにより搬送される第1及び第2の基板W1及びW2のサイズに合わせた基板搬送処理が可能となる。
本実施形態では、50mm×50mm(X軸方向×Y軸方向)のサイズから350mm×250mmのサイズまでの第1及び第2の基板W1及びW2をともに搬送することが可能である。また第1ガイドレール51のみを使用して、ガイド部53及び54の間隔を大きくすることで、360mm×450mm等のY軸方向に大きなサイズを有する基板を搬送することも可能である。なお搬送ユニット50全体のサイズやガイド部の間隔を適宜設定することで、搬送可能な基板のサイズも適宜選択可能である。また、第1及び第2の基板W1及びW2を搬送するための基板駆動構成や、ガイド部53〜56を搬送するためのガイド部駆動構成は上記したものに限定されず、種々の構成が採用されてよい。
図8は、本実施形態に係る第1及び第2の昇降ユニット71及び72の構成例を示す模式的な斜視図である。図9は、その平面図である。本実施形態では、第1及び第2の昇降ユニット71及び72として、略等しい構成を有するものがそれぞれ用いられる。従って第1の昇降ユニット71を代表して、その構成等を説明する。
第1の昇降ユニット71は、第1のガイドレール51上の昇降位置M1である第1の位置の下方に配置され、昇降位置M1に搬送された第1の基板W1を保持する。そして第1の基板W1を昇降させる。例えば第1の基板W1に電子部品が実装される場合には、第1の基板W1を上昇させる。電子部品が実装された第1の基板W1を搬送する場合は、第1の基板W1を下降させる。
第2の昇降ユニット72は、第2のガイドレール52上の昇降位置M2である第2の位置の下方に配置され、昇降位置M2に搬送された第2の基板W2を保持する。そして第2の基板W2を昇降させる。なお第1及び第2の基板W1及びW2が昇降される昇降方向は、第1の方向であるX軸方向と、第2の方向であるY軸方向とにそれぞれに垂直な第3の方向、すなわちZ軸方向である。
図8及び図9に示すように、第1の昇降ユニット71は、矩形状を有するベース部73と、ベース部73の四隅に配置された支柱部74と、ベース部73の中央に配置された昇降機構75と、支柱部74及び昇降機構75に支持される昇降部としての昇降板76を有する。
第1の昇降ユニット71が有する昇降板76は、第1の昇降板に相当する。第2の昇降ユニット72が有する昇降板76は第2の昇降板に相当する。第1の昇降板は、第1の基板W1の昇降位置M1の下方に配置される。第2の昇降板は、第2の基板W2の昇降位置M2の下方に配置される。なお第1及び第2の昇降板76は、互いに等しい形状を有する。昇降板76は、部品実装等の基板に対する処理が行われるワークテーブルとして用いられる。なお図を分かりやすくするために昇降板76は一点鎖線で図示されている。
本実施形態では、昇降板76は4辺を有する矩形状を有しており、ベース部73と略同様の形状となっている。本実施形態に係る昇降板76のサイズは、長手方向で約250mmであり、短手方向で約190mmである。なお昇降板76の形状及びサイズは限定されない。
支柱部74には、昇降板76を支持して昇降板76の昇降方向をガイドするガイド部77が設けられる。ガイド部77は、Z軸方向に移動可能なように設けられる。このガイド部77により、昇降板76の移動方向がZ軸方向に規制される。ガイド部77としては、例えばリニアシャフト等の一般的な技術が採用されてよい。
図10は、本実施形態に係る昇降機構75の模式的な側面図である。この図は、昇降機構75の構成を概念的に図示したものである。
昇降機構75は、ベース部73に長手方向に沿って敷設されたレール78と、当該レール78に沿って移動可能な可動支持部79とを有する。またベース部73の水平方向(X軸方向及びY軸方向を含む平面方向)で、レール78に沿った長手方向にてボールネジ80が配置される。
上記した可動支持部79は、ボールネジ80に水平方向に移動可能なように接続される。ボールネジ80は、回転軸が水平方向となるモータ81とカップリング82を介して接続される。モータ81の回転力がボールネジ80に伝導し、これにより可動支持部79が移動する。
可動支持部79には、カム部83が接続される。カム部83は板状であり、その面方向がZ軸方向に沿って立つように配置される。カム部83は、ベース部73の短手方向に対向するように、ボールネジ80を間に挟んで2つ配置される。カム部83は、可動支持部79に固定されている。従って可動支持部79が移動する際には、可動支持部79とともに水平方向に移動する。
カム部83には、カム孔84が形成されている。カム孔84は、Z軸方向の上方から下方にかけて斜めに形成される。ベース部73に対するカム孔84の傾斜角度は例えば約30度であるが、これに限定されない。本実施形態では、1つのカム部83に2つのカム孔84に2つ形成される。しかしながらカム孔84の数や孔の幅や長さ等も限定されない。
4つのカム孔84には、それぞれ昇降部材85が係合される。昇降部材85は、カム孔84に係合されるカムフォロア86と、昇降板76を支持する支持部87とを有する。支持部87の頂部には、孔89が形成されており、この孔に昇降板76の凸部122が嵌められる。これにより支持部87により昇降板76が支持される。なお支柱部74に設けられたガイド部77の頂部にも孔123が設けられ、この孔123に昇降板76の凸部124が嵌められる。
カムフォロア86は、カム孔84内を移動可能なように、カム孔84に係合される。従って、モータ81の回転により可動支持部79が水平方向に移動すると、カム孔84の下側の傾斜面125に沿って、カムフォロア86がカム孔84内を移動することになる。なお昇降板76はガイド部77に支持されているので、カム孔84内を移動するカムフォロア86、及びカムフォロア86を有する昇降部材85もZ軸方向に沿って移動する。
例えばカム孔84が下側に傾斜する向き(図10で見て左向き)に可動支持部79が移動すると、傾斜面125によりカムフォロア86が下方から押圧される。これによりカムフォロア86がZ軸方向に移動し、昇降板76もZ軸方向に上昇する。
カム孔84が上側に傾斜する向き(図10で見て右向き)に可動支持部79が移動すると、カムフォロア86が傾斜面125に沿ってZ軸方向に下降する。従って昇降板76は、Z軸方向に下降する。このように本実施形態では、第3の方向であるZ軸方向で昇降板76が移動可能である。
図11は、第1及び第2の基板W1及びW2を保持する保持ピンの構成例を示す模式的な図である。本実施形態では、昇降板76の上面126の所定の位置に複数の孔127が形成されている。この孔127に凸部128を有する保持ブロック129が載置される。昇降板76の孔127に保持ブロック129の凸部128が嵌め込まれる。また例えば保持ブロック129の内部に磁石等を設け、鉄等の磁性体よりなる昇降板76に、磁力により保持ブロック129が固定されてもよい。その他昇降板76への保持ブロック129の固定方法は任意である。
図11(B)に示すように、保持ブロック129の上面130には、挿入孔131が複数形成されている。この挿入孔131に所定の数の保持ピン132が挿入される。この保持ピン132の上端133により第1及び第2の基板W1及びW2がそれぞれ保持される。そして昇降板76の昇降動作に合わせて第1及び第2の基板W1及びW2が昇降される。
昇降板76に形成される孔127の位置や数、昇降板76に載置される保持ブロック129の大きさや数、保持ブロック129の挿入孔131の位置や数、挿入孔131に挿入される保持ピン132の挿入位置や数は、適宜設定されてよい。
例えば第1及び第2の基板W1及びW2のそれぞれの昇降位置M1及びM2の下に、保持ブロック129が載置され、そこに挿入された保持ピン132により基板が保持される。第1及び第2の基板W1及びW2のサイズが大きい場合には、基板の四隅もしくは対角線上にある2つの隅に保持ブロック129が設置され、複数の箇所にて基板が保持されてもよい。
本実施形態では、第1及び第2の昇降ユニット71及び72が、搬送ユニット50とは別個のユニットとして存在可能である。すなわち図3に示す載置台18に第1及び第2の昇降ユニット71及び72が組み付けられることはない。従って、搬送ユニット50と第1及び第2の昇降ユニット71及び72との位置関係が常に固定することはない。本実施形態では、搬送ユニット50に対して、所定の位置や所定の向きにて、第1及び第2の昇降ユニット71及び72を適宜セッティングすることが可能となる。
例えば第1及び第2の昇降ユニット71及び72として、ボールネジ等がZ軸方向に沿って立てられた構造を考察する。例えばZ軸方向に立てられたボールネジをモータ等により回転させる。ボールネジには昇降板76が接続されており、ボールネジの回転により昇降板76がZ軸方向に移動する。
このような構成を採用した場合、第1及び第2の昇降ユニット71及び72のZ軸方向のサイズが大きくなってしまう可能性が大きい。実装処理等の基板への処理が行われる際には、基板の保持の安定性が求められる。従って載置台18からの基板の移動距離は小さい方がよい。その結果、載置台18に貫通孔を設けてそこにボールネジ等を挿入する構成が用いられる。そうすると第1及び第2の昇降ユニット71及び72は載置台18に組み付けられることになり、搬送ユニット50に対する第1及び第2の昇降ユニット71及び72の位置が固定されてしまう。
上記したように本実施形態では、モータ81の回転軸やそれに接続されるボールネジ80の方向が水平方向に設定される。そして可動支持部79の水平方向の移動によりカム部83及び昇降部材85を介して昇降板76が移動される。
このような構成により、第1及び第2の昇降ユニット71及び72のZ軸方向のサイズを小さくすることが可能となる。例えば第1及び第2の昇降ユニット71及び72のZ軸方向のサイズを約90mm程度にすることが可能となる。この結果、第1及び第2の昇降ユニット71及び72を独立したユニットとして実現することが可能となった。
なお、第1及び第2の昇降ユニット71及び72の構成が、図8〜図10に示すような、ボールネジ等が水平方向に配置される構成に限定されるわけではない。搬送ユニット50と別個のユニットとして第1及び第2の昇降ユニット71及び72を実現できるのであればどのような構成が採用されてもよい。
部品実装装置100は、図示しない制御システムを有する。制御システムはメインコントローラ(あるいはホストコンピュータ)を有している。メインコントローラには、装着部40、テープフィーダ30、基板カメラ17、搬送ユニット50、第1及び第2の昇降ユニット71及び72、実装ユニット25、入力部及び表示部がそれぞれ電気的に接続されている。
実装ユニット25の、各移動機構及び実装ヘッド20には、これらに搭載された図示しないモータ、また、これらのモータをそれぞれ駆動するドライバが設けられている。メインコントローラはこれらのドライバに制御信号を出力することにより、ドライバがその制御信号に従って各移動機構及び実装ヘッド20を駆動する。
入力部は、例えばオペレータが、実装処理に必要な情報をメインコントローラに入力するために、オペレータにより操作される機器である。
実装処理に必要な情報とは、例えば、これから実装対象となる基板に関する情報、及び、装着部40に装着しようとする、あるいは、装着された各テープフィーダ30をそれぞれ識別する識別情報(テープフィーダID)等である。このテープフィーダの識別情報には、後述する部品情報及びテープ情報等が対応付けられている。
基板に関する情報は、つまり基板製品に関する情報である。この情報には、この実装対象となる基板の種類(基板の形状等)の情報、この基板に必要な部品の種類及び個数等の情報が含まれる。
装着部40には、例えば合計58個の、テープフィーダ30の図示しない接続部が配列されている。接続部ごとにテープフィーダ30がそれぞれ接続されることにより装着部40に装着可能となっている。接続部にテープフィーダ30が接続されると、メインコントローラは、装着部40のうちどの位置の(何番目の)接続部にテープフィーダ30が接続されたかを電気的に認識することが可能となっている。
表示部は、例えばオペレータにより入力部を介して入力された情報、その入力の操作に必要な情報、その他必要な情報を表示する機器である。
メインコントローラは、例えばCPU、RAM及びROM等のコンピュータの機能を有し、制御ユニットとして機能する。メインコントローラは、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のPLD(Programmable Logic Device)、その他ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のデバイスにより実現されてもよい。
[部品実装装置の動作(基板の製造方法)]
本実施形態に係る部品実装装置の動作を説明する。以下では、基板搬送機構90による基板搬送方法、及び電子部品が実装された基板の製造方法についても説明する。なおここでは、50mm×50mmのサイズを有する第1及び第2の基板W1及びW2に電子部品が実装される場合を例にして説明する。
図12〜図15は、部品実装装置100の動作を説明するための模式的な平面図であり、主に第1及び第2の昇降ユニット71及び72のセッティング位置について説明するための図である。なおこれらの図では、図を分かりやすくするために、第1及び第2の昇降ユニット71及び72の図示を簡略化している。すなわちそれぞれの昇降板76と支柱部74が図示されている。
図12に示すように、第1及び第2の昇降ユニット71及び72がセッティングされる。第1の昇降ユニット71は、第1の昇降板76が第1の基板W1の昇降位置M1の下方に配置されるようにセッティングされる。第2の昇降ユニット72は、第2の昇降板76が第2の基板W2の昇降位置M2の下方に配置されるようにセッティングされる。また、第2の昇降ユニット72は、第2の昇降板76がX軸方向で第1の昇降板76と並んで配置されるようにセッティングされる。
図12に示すように、本実施形態では、第1の昇降板76が有する4辺のうちの第1の辺150がX軸方向に沿うように配置される。ここでは短辺である第1の辺150が、第1のガイドレール51のガイド部53に沿うように配置される。当該第1の辺150に対向するもう1つ短辺151がY軸方向で第2のガイドレール52側に位置するように、第1昇降ユニット71がセッティングされる。
また第2の昇降板76が有する4辺のうちの第2の辺160が、X軸方向で上記した第1の昇降板76の第1の辺150と直線上に並ぶように配置される。ここでは短辺である第2の辺160が、第1の辺150と直線上に並ぶように配置される。第2の辺160と対向するもう1つの短辺161が、Y軸方向で第2のガイドレール52側に位置するように、第2の昇降ユニット72がセッティングされる。
この結果、本実施形態では、第1の昇降ユニット71と、第2の昇降ユニット72とが、Y軸方向における同じ位置にて、X軸方向に沿って直線状に並ぶように配置される。第1及び第2の辺150及び160が、第1のガイドレール51のガイド部53に沿って配置されるので、第1及び第2の昇降ユニット71及び72は、テープフィーダ30が並ぶ供給部にY軸方向で隣接して配置されることになる。
第1及び第2の昇降ユニット71及び72のセッティングは典型的にはユーザにより手動で行われる。しかしながら第1及び第2の昇降ユニット71及び72を自動的にセッティングする機構が設けられ、当該機構によりセッティング工程が実行されてもよい。
メインコントローラからの制御により、第1のガイドレール51上の昇降位置M1に第1の基板W1が搬送される。本実施形態では、搬送ユニット50の右側領域Rと左側領域Lとにそれぞれ昇降位置M1が設けられる。例えば2つの昇降位置M1に同じタイミングで第1の基板W1がそれぞれ搬送されてもよい。または異なるタイミングで2つの昇降位置M1に第1の基板W1が順序搬送されてもよい。
第2のガイドレール52上の2つの昇降位置M2に第2の基板W2がそれぞれ搬送される。2つの昇降位置M2への搬送のタイミングは適宜設定されてよい。また第1の基板W1の搬送と、第2の基板W2の搬送との相互のタイミングについても適宜設定可能である。
上記したように、搬送ユニット50の右側領域Rに搬送される第1及び第2の基板W1及びW2については、1つの実装ヘッド20Rにより部品が実装される。また搬送ユニット50の左側領域Lに搬送される第1及び第2の基板W1及びW2については、もう1つの実装ヘッド20Lにより部品が実装される。すなわち2つの基板に対して1つの実装ヘッドが用いられるので、適宜搬送タイミングをずらすことで処理時間を短縮させることも可能である。
メインコントローラからの制御により、第1及び第2の昇降ユニット71及び72の昇降動作が制御される。これにより第1及び第2の昇降板76が、所定のタイミングで昇降される。それぞれの昇降位置M1及びM2に合わせて、第1及び第2の昇降板76の所定の位置に保持ブロック129及び保持ピン132が設けられている。第1及び第2の基板W1及びW2は、保持ピン132により保持される。そして第1及び第2の昇降板76の昇降動作に合わせて、第1及び第2の基板W1及びW2がZ軸方向で昇降される。
第1の昇降板76により上昇された第1の基板W1と、第2の昇降板76により上昇された第2の基板W2とは、図1に示す基板カメラ17により撮影される。基板カメラ17により撮影された画像により、第1及び第2の基板W1及びW2に設けられたアライメントマークが認識される。実装ユニット25は、このアライメントマークを基準位置として、テープフィーダ30から取り出した電子部品を第1及び第2の基板W1及びW2に実装する。
例えば基板カメラ17やその他のデバイス等が用いられて、第1及び第2の基板W1及びW2への部品実装が適正に行われたかが判定される。第1及び第2の基板W1及びW2への部品実装が完了したと判定さると、第1及び第2の昇降ユニット71及び72が制御されて、第1及び第2の昇降板76が下降される。
これにより第1及び第2の基板W1及びW2が、各昇降位置M1及びM2にて下降される。下降された第1及び第2の基板W1及びW2は、第1及び第2のガイドレール51及び52により、部品実装装置100の外部に排出される。これにより電子部品が実装された基板が製造される。
以上、本実施形態に係る部品実装装置100では、基板搬送機構90により、部品実装処理のために第1及び第2の基板W1及びW2がそれぞれの昇降位置M1及びM2にて昇降される。第1の基板W1の昇降位置M1の下方には、第1の昇降ユニット71の第1の昇降板76が配置される。第2の基板W2の昇降位置M2の下方には、第2の昇降ユニット72の第2の昇降板76が配置される。
この際、第1及び第2の昇降板76がX軸方向で並ぶように配置される。従ってY軸方向において第2の基板W2の昇降位置M2を第1の基板W1の昇降位置M1に近づけることができる。これにより第1及び第2の基板W1及びW2への部品実装に係る時間を短縮することが可能となる。
例えば図13に示すように、50mm×50mmのサイズの第1及び第2の基板W1及びW2への部品実装において、第1の昇降ユニット71及び第2の昇降ユニット72がY軸方向で並ぶように配置されるとする。この場合、第2の昇降ユニット72と、テープフィーダ30が並ぶ供給部との間に、第1の昇降ユニット71が存在することになる。従って、第2の昇降ユニット72は、第1の昇降ユニット71の短手方向のサイズ分は、少なくとも供給部から離されて配置される。
そうすると、第2の基板W2の昇降位置M2も、第2の昇降板76を配置可能な領域まで供給部から離されてしまう。この結果、図12及び図13に示すように、第1及び第2の昇降板76がX軸方向に並んで配置されるよりも、第2の基板W2の昇降位置M2が供給部から遠くなってしまう。この結果、第2の基板W2の昇降位置M2への実装ヘッド20のアクセス時間が長くなってしまい、第1及び第2の基板W1及びW2への部品実装処理に多くの時間が費やされてしまう。
一方、本実施形態では、第1及び第2の昇降板76がX軸方向で並ぶように配置される。また第1の昇降板76の第1の辺150と、第2の昇降板76の第2の辺160とが、第1のガイドレール51のガイド部53に沿って、直線上に配置される。これにより、Y軸方向において第2の基板W2の昇降位置M2を、第1の基板W1の昇降位置M1に十分に近づけることができる。これにより第2の基板W2へのアクセス時間を短縮することができる。この結果、第1及び第2の基板W1及びW2への部品実装処理にかかる時間を短縮することが可能となり、スループットを向上させることができる。
また本実施形態では、第1及び第2の昇降ユニット71及び72が、搬送ユニット50から独立したユニットとして実現されている。従って第1の及び第2の昇降ユニット71及び72は、それぞれの配置を変更可能である。例えば第1及び第2の基板W1及びW2の大きさに合わせて、第1の基板W1の昇降位置M1及び第2の基板W2の昇降位置M2が適宜設定される。この設定された各昇降位置M1及びM2の下方に、第1及び第2の昇降板76を適宜配置することが可能となる。そのことを説明する。
図14は、第1及び第2の昇降ユニット71及び72の配置例を示す模式的な図である。この例では、350mm×250mmのサイズの第1及び第2の基板W1及びW2に対して部品実装処理が行われるとする。
ガイド部駆動用モータ63とクラッチブレーキユニット64とが制御されて、第1のガードレール51のガイド部54と、第2のガイドレール52のガイド部55及び56が移動される。これにより第1及び第2のガイドレール51及び52の、ガイド部同士の間隔が第1及び第2の基板W1及びW2のサイズに合わせて制御される(それぞれの間隔は約250mmとされる)。
図14に示すように、搬送ユニット50の右側領域R及び左側領域LをY軸方向にそれぞれ2分割するように、第1の基板W1の昇降位置M1と第2の基板W2の昇降位置M2とが設定される。
第1の基板W1の昇降位置M1の下方には、第1の昇降板76の第1の辺150がY軸方向に沿うように、第1の昇降ユニット71がそれぞれセッティングされる。従って第1の昇降板76の長手方向及び短手方向が、X軸方向及びY軸方向にそれぞれ沿うように、第1の昇降ユニット71がそれぞれ配置される。
第2の基板W2の昇降位置M2の下方には、第2の昇降板76の第2の辺160がY軸方向に沿うように、第2の昇降ユニット72がそれぞれセッティングされる。従って第2の昇降板76の長手方向及び短手方向が、X軸方向及びY軸方向にそれぞれ沿うように、第2の昇降ユニット72がそれぞれ配置される。
図示していないが、第1及び第2の昇降板76の上には、各昇降板76の4隅等に複数の保持ブロックが載置される。そして複数の箇所にて第1及び第2の基板W1及びW2が保持される。あるいは面積の大きな保持ブロックにより第1及び第2の基板W1及びW2の略中央が保持されてもよい。
このように本実施形態では、第2の昇降ユニット72は、第2の昇降板76がY軸方向で第1の昇降板76と並ぶように配置を変更可能である。これにより350mm×250mmの大きなサイズを有する第1及び第2の基板W1及びW2をそれぞれの昇降位置M1及びM2にて昇降させることが可能となる。すなわち本実施形態では、第1及び第2の基板W1及びW2の大きさに合わせて、適宜第1及び第2の昇降ユニット71及び72の配置を適宜設定することが可能となる。
また図14に示すように、第1の昇降板76の第1の辺150と第2の昇降板76の第2の辺160とが、Y軸方向で直線上に並ぶように、第1に及び第2の昇降ユニット71及び72がそれぞれ配置される。
これにより例えば図12に示すような、第1及び第2の昇降板76がX軸方向に並ぶ配置から、図14に示すような第1及び第2の昇降板76がY軸方向に並ぶ配置への変更を、略90度の回転動作のみで簡単に実行することが可能となる。また各第1及び第2の昇降ユニット71及び72の配置関係が分かりやすいものとなり、第1及び第2の昇降ユニット71及び72の位置決めが容易となる。
ここで第1及び第2の昇降板76がX軸方向に並ぶ配置と、Y軸方向に並ぶ配置との切り替えについての、1つの基準例を説明する。図15は、その説明のための模式的な平面図である。
例えば搬送される第1の基板W1のY軸方向の大きさtを基準として、第1及び第2の昇降板76が並ぶ方向の切り替えが行われてもよい。図15には、搬送される第1の基板W1のY軸方向の大きさtが、第1の昇降板76の短手方向の大きさと略等しい場合(約190mm)が図示されている。また図15では、第1及び第2の昇降板76がY軸方向に並ぶ配置となっている。
ここで第1及び第2の昇降板76がX軸方向に並ぶように第1及び第2の昇降ユニット71及び72が配置されたとする。そのように配置されたとしても、第1の基板W1を搬送させるためのスペースが必要なので、第2の基板W2の昇降位置M2を図15に示す位置から供給部側に近づけることはできない。
従って、搬送される第1の基板W1のY軸方向の大きさtが、第1の昇降板76の短手方向よりも小さい場合、第1及び第2の昇降板76がX軸方向で並ぶように配置される。これにより第2の基板W2の昇降位置M2を、第1の昇降板76の短手方向の大きさよりも、供給部側に近づけることができる。
一方、搬送される第1の基板W1のY軸方向の大きさtが、第1の昇降板76の短手方向よりも大きい場合、第1及び第2の昇降板76がY軸方向で並ぶように配置される。これによりサイズの大きい第1及び第2の基板W1及びW2を搬送することが可能となる。なお、第1の基板W1のY軸方向の大きさが、第1の昇降板76の短手方向と同じ場合は、どちらの配置が採用されてもよい。
上記したような基準をもとに、第1及び第2の昇降板76が並んで配置される方向が切り替えられてもよい。なおこの基準は1つの例であり、例えば昇降板76の形状や大きさ、昇降板76に載置される保持ブロックの大きさや数等をもとに、適宜配置方向の変更が行われてよい。
近年、例えば携帯電話機、スマートフォン又はPDA(Personal Digital Assistants)等の小型化が進んでいる。これらの機器に用いられる基板の小型化も進んでいる。小型化された基板に電子部品を実装する場合、大型の基板への実装処理よりも、処理時間の短縮が求められる。すなわち小型の基板ほど短時間での量産が求められている。このような観点から見ても、上記で説明した実施形態に係る部品実装装置及び基板搬送機構は有用である。
<変形例>
本技術に係る実施形態は、上記で説明した実施形態に限定されず種々変形される。
上記では、第1及び第2の昇降ユニットとして、同様の構成を有するものが用いられた。しかしながら、第1のガイドレールで搬送する第1の基板及び第2のガイドレールで搬送する第2の基板のそれぞれのサイズに合わせて、互いに異なる構成を有するものが用いられてもよい。例えば第1の昇降板のサイズが第2の昇降板のサイズよりも大きいような構成が採用されてもよい。
昇降板の形状も4辺を有する形状に限られない。昇降板の形状が、多角形状、円形状、楕円形状等であってもよい。
上記では、第1の昇降板の第1の辺と第2の昇降板の第2の辺とが直線上に並ぶように、第1及び第2の昇降ユニットがセッティングされた。しかしながらこのような配置に限定されるわけではない。例えば図12に示すような配置において、第2の昇降板76の第2の辺160が、Y軸方向において第1の辺150よりも後部側に配置されてもよい。すなわち第2の基板W2の昇降位置M2を第1の基板の昇降位置M1に近づけることが可能であるならば、第1及び第2の辺150及び160が直線上に配置されなくてもよい。
上記では図12に示すように、第1の昇降板76の右端に第1の基板W1の昇降位置M1が設定され、第2の昇降板76の左端に第2の基板W2の昇降位置M2が設定された。すなわち第1及び第2の昇降板76が互いに隣接する位置に沿って各昇降位置M1及びM2が設定された。昇降位置をM1及びM2を近づけることにより、実装ヘッド20の移動距離が短くなり処理時間を短縮することが可能となる。しかしながら各昇降位置M1及びM2として設定される位置は限定されない。
搬送ユニット50としては、ベルトタイプのコンベヤに限られず、ローラタイプ、第1及び第2の基板W1及びW2をそれぞれ支持する支持機構がガイドレールに沿ってスライドして移動するタイプ、あるいは非接触式等、何でもよい。第1及び第2のガイドレール51及び52が、それぞれX軸方向に沿って敷設された2つのガイド部を有することにより、搬送される第1及び第2の基板W1及びW2のY軸方向のずれが規制されながら搬送される。
上記で説明した基板搬送機構が、本実施形態に係る基板搬送装置として用いられてもよい。そのような本実施形態に係る基板搬送装置が、上記した部品実装や、その他の処理である基板の検査、基板に半田等を印刷するスクリーン印刷等において用いられてもよい。このような場合でも、基板への検査処理やスクリーン印刷処理にかかる時間を短縮することが可能となる。また基板への処理は、電子部品の実装、基板の検査、スクリーン印刷に限定されない。その他の処理においても、本実施形態に係る基板搬送装置が適宜用いられてよい。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)第1の方向で第1の基板を搬送する第1のレールと、
前記第1の方向に垂直な第2の方向で前記第1のレールと並んで配置され、前記第1の方向で第2の基板を搬送する第2のレールと、
前記第1及び前記第2の方向にそれぞれ垂直な第3の方向で移動可能であり前記第1の基板の昇降位置である前記第1のレール上の第1の位置の下方に配置される第1の昇降部を有する第1の昇降ユニットと、
前記第3の方向で移動可能であり前記第2の基板の昇降位置である前記第2のレール上の第2の位置の下方に、前記第1の方向で前記第1の昇降部と並んで配置される第2の昇降部を有する第2の昇降ユニットと
を具備する基板搬送装置。
(2)前記(1)に記載の基板搬送装置であって、
前記第1及び前記第2の昇降部は、それぞれ4辺を有する矩形状を有し、
前記第1の昇降ユニットは、前記第1の昇降部が有する4辺のうちの第1の辺が前記第1の方向に沿うように配置され、
前記第2の昇降ユニットは、前記第2の昇降部が有する4辺のうちの第2の辺が前記第1の方向で前記第1の辺と直線上に並ぶように配置される
基板搬送装置。
(3)前記(1)又は(2)に記載の基板搬送装置であって、
前記第1及び前記第2の昇降ユニットは、それぞれの配置を変更可能である
基板搬送装置。
(4)前記(1)から(3)のうちいずれか1つに記載の基板搬送装置であって、
前記第2の昇降ユニットは、前記第2の昇降部が前記第2の方向で前記第1の昇降部と並ぶように配置を変更可能である
基板搬送装置。
(5)前記(2)から(4)のうちいずれか1つに記載の基板搬送装置であって、
前記第1の昇降ユニットは、前記第1の辺が前記第2の方向に沿うように配置を変更可能であり、
前記第2の昇降ユニットは、前記第2の辺が前記第2の方向で前記第1の辺と直線上に並ぶように配置を変更可能である
基板搬送装置。
(6)前記(1)から(5)のうちいずれか1つに記載の基板搬送装置であって、
前記第1及び前記第2の昇降部は、互いに等しい形状を有する
基板搬送装置。
W1…第1の基板
W2…第2の基板
M1、M2…昇降位置
50…搬送ユニット
51…第1のガイドレール
52…第2のガイドレール
71…第1の昇降ユニット
72…第2の昇降ユニット
76…昇降板(第1及び第2)
90…基板搬送機構
100…部品実装装置
150…第1の昇降板の第1の辺
160…第2の昇降板の第2の辺

Claims (7)

  1. 第1の方向に沿って第1の基板を搬送する第1のレールと、
    前記第1の方向に垂直な第2の方向で前記第1のレールと並んで配置され、前記第1の方向に沿って第2の基板を搬送する第2のレールと、
    前記第1及び前記第2の方向にそれぞれ垂直な第3の方向で移動可能であり、前記第1の基板の昇降位置である前記第1のレール上の第1の位置の下方に配置され前記第1の基板を昇降させる第1の昇降部を有する第1の昇降ユニットと、
    前記第3の方向で移動可能であり前記第2の基板の昇降位置である前記第2のレール上の第2の位置の下方に前記第1の方向で前記第1の昇降部と並んで配置され前記第2の基板を昇降させる第2の昇降部を有する第2の昇降ユニットと
    を具備し、
    前記第2の昇降部は、前記第3の方向において前記第1の昇降部と同じ位置となる場合に、前記第1の方向から見て少なくとも一部が前記第1の昇降部と重なるように配置される
    基板搬送装置。
  2. 請求項1に記載の基板搬送装置であって、
    前記第1及び前記第2の昇降部は、それぞれ4辺を有する矩形状を有し、
    前記第1の昇降ユニットは、前記第1の昇降部が有する4辺のうちの第1の辺が前記第1の方向に沿うように配置され、
    前記第2の昇降ユニットは、前記第2の昇降部が有する4辺のうちの第2の辺が前記第1の方向で前記第1の辺と直線上に並ぶように配置される
    基板搬送装置。
  3. 請求項2に記載の基板搬送装置であって、
    前記第1の昇降ユニットは、前記第1の辺が前記第2の方向に沿うように配置を変更可能であり、
    前記第2の昇降ユニットは、前記第2の辺が前記第2の方向で前記第1の辺と直線上に並ぶように配置を変更可能である
    基板搬送装置。
  4. 請求項1に記載の基板搬送装置であって、
    前記第1及び前記第2の昇降部は、互いに等しい形状を有する
    基板搬送装置。
  5. 第1の方向に沿って第1の基板を搬送する第1のレールと、
    前記第1の方向に垂直な第2の方向で前記第1のレールと並んで配置され、前記第1の方向に沿って第2の基板を搬送する第2のレールと、
    前記第1及び前記第2の方向にそれぞれ垂直な第3の方向で移動可能であり、前記第1の基板の昇降位置である前記第1のレール上の第1の位置の下方に配置され前記第1の基板を昇降させる第1の昇降部を有する第1の昇降ユニットと、
    前記第3の方向で移動可能であり前記第2の基板の昇降位置である前記第2のレール上の第2の位置の下方に前記第1の方向で前記第1の昇降部と並んで配置され前記第2の基板を昇降させる第2の昇降部を有する第2の昇降ユニットと
    を有し、
    前記第2の昇降部は、前記第3の方向において前記第1の昇降部と同じ位置となる場合に、前記第1の方向から見て少なくとも一部が前記第1の昇降部と重なるように配置される基板搬送機構と、
    前記第1のレールの前記第2のレールが配置される側の反対側に配置され、前記第1及び前記第2の基板に実装される部品を供給する供給部と、
    前記供給部に供給された部品を保持し、前記第1の位置にて前記第1の昇降部により上昇された前記第1の基板と、前記第2の位置にて前記第2の昇降部により上昇された前記第2の基板とに、前記保持された部品をそれぞれ実装する実装部と
    を具備する部品実装装置。
  6. 第1のレールにより第1の方向に沿って第1の基板を搬送し、
    前記第1の方向に垂直な第2の方向で前記第1のレールと並んで配置される第2のレールにより、前記第1の方向に沿って第2の基板を搬送し、
    前記第1及び前記第2の方向にそれぞれ垂直な第3の方向で移動可能である前記第1の昇降部を有する第1の昇降ユニットを、前記第1のレール上の第1の位置の下方に前記第1の昇降部が配置されるように設け、前記第1の位置に搬送された前記第1の基板を前記第1の昇降部により昇降させ、
    前記第3の方向で移動可能である第2の昇降部を有する第2の昇降ユニットを、前記第2のレール上の第2の位置の下方に前記第2の昇降部が前記第1の方向で前記第1の昇降部と並んで配置されるように設け、前記第2の位置に搬送された前記第2の基板を前記第2の昇降部により昇降させ、
    前記第2の昇降ユニットを前記第2の位置の下方に設ける工程は、前記第2の昇降部が前記第3の方向において前記第1の昇降部と同じ位置となる場合に、前記第1の方向から見て前記第2の昇降部の少なくとも一部が前記第1の昇降部と重なるように、前記第2の昇降ユニットを設ける
    基板搬送方法。
  7. 第1のレールにより第1の方向に沿って第1の基板を搬送し、
    前記第1の方向に垂直な第2の方向で前記第1のレールと並んで配置される第2のレールにより、前記第1の方向に沿って第2の基板を搬送し、
    前記第1及び前記第2の方向にそれぞれ垂直な第3の方向で移動可能である前記第1の昇降部を有する第1の昇降ユニットを、前記第1のレール上の第1の位置の下方に前記第1の昇降部が配置されるように設け、前記第1の位置に搬送された前記第1の基板を前記第1の昇降部により昇降させ、
    前記第3の方向で移動可能である第2の昇降部を有する第2の昇降ユニットを、前記第2のレール上の第2の位置の下方に前記第2の昇降部が前記第1の方向で前記第1の昇降部と並んで配置されるように設け、前記第2の位置に搬送された前記第2の基板を前記第2の昇降部により昇降させ、
    前記第1のレールの前記第2のレールが配置される側の反対側から、前記第1及び前記第2の基板に実装される部品を供給し、
    前記供給された部品を保持し、前記第1の位置にて前記第1の昇降部により上昇された前記第1の基板と、前記第2の位置にて前記第2の昇降部により上昇された前記第2の基板とに、前記保持された部品をそれぞれ実装し、
    前記第2の昇降ユニットを前記第2の位置の下方に設ける工程は、前記第2の昇降部が前記第3の方向において前記第1の昇降部と同じ位置となる場合に、前記第1の方向から見て前記第2の昇降部の少なくとも一部が前記第1の昇降部と重なるように、前記第2の昇降ユニットを設ける
    基板の製造方法。
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