JP7425686B2 - データ管理プログラム、データ管理方法、データ管理装置及び表面実装機 - Google Patents

データ管理プログラム、データ管理方法、データ管理装置及び表面実装機 Download PDF

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Description

本明細書で開示する技術は、データ管理プログラム、データ管理方法、データ管理装置及び表面実装機に関する。
一般に工場の生産ラインを構成している装置は、生産する製品に応じたデータに基づいて動作する(例えば、特許文献1参照)。具体的には、特許文献1には、生産予定の第1の製品の情報、及び、第1の製品を生産するための第1のラインの構成と設備群の情報(データに相当)に基づいて各設備が動作することが記載されている。
基板に部品を実装する生産ラインは、基板に回路パターンを印刷するスクリーン印刷装置、基板に部品を実装する表面実装機、部品が実装された基板を加熱して半田付けするリフロー装置などの複数の装置で構成されている。例えば表面実装機は、基板に部品を実装するとき、基板の種類毎の基板データや部品の種類毎の部品データを用いて基板に部品を実装する。あるいは、スクリーン印刷装置は基板の種類ごとの基板データを用いて印圧や基板の搬送速度を制御する。
特開2018-18416号公報
例えば表面実装機の場合、上述した基板データや部品データが適切でないと実装不良が発生する虞がある。しかしながら、基板データや部品データは大量にあるため、表面実装機のオペレータは実装不良が発生する虞が高いデータを把握することが容易ではなかった。このため、オペレータは安心してデータを生産に投入できないことがあった。
本明細書では、実装不良が発生する虞が高いデータを把握することを容易にする技術を開示する。
(1)本明細書で開示するデータ管理プログラムは、基板に部品を実装する生産ラインを構成する装置で用いられるデータを管理するデータ管理プログラムであって、前記データは、前記基板の種類毎のデータである基板データ、及び、前記部品の種類毎のデータである部品データの少なくとも一方であり、当該データ管理プログラムは、各前記データを当該データの使用回数に基づいてランク付けするランク付け処理と、前記データを表示装置に表示する第1の表示処理であって、前記データのランクを識別可能に表示する第1の表示処理と、をコンピュータに実行させる。
本願発明者は、基板に部品を実装する生産ラインを構成する装置(以下、当該装置という)で用いられるデータは使用回数が多いほど実装不良が発生する虞が低い傾向があることを見出した。逆に言うと、使用回数が少ないデータほど実装不良が発生する虞が高い傾向があることを見出した。
上記のデータ管理プログラムによると、データの使用回数に基づいて各データをランク付けし、データを表示するとき、そのデータのランクを識別可能に表示する。このため、当該装置のオペレータは各データのランクを参照することにより、実装不良が発生する虞が高いデータを把握することが容易になる。実装不良が発生する虞が高いデータを把握することが容易になれば、オペレータは実装不良が発生する虞が高いデータの内容を事前に確認し、必要があればデータを修正することにより、実装不良が発生する虞を低減できる。
(2)前記第1の表示処理において、前記データをランク順に並べて表示する処理、及び、前記データをランク毎に異なる色で表示する処理の少なくとも一方を実行してもよい。
上記のデータ管理プログラムによると、データをランク順に並べて表示する、あるいは、データをランク毎に異なる色で表示するので、オペレータは実装不良が発生する虞が高いデータを把握することがより容易になる。
(3)各前記データは改定番号毎に使用回数が記録されており、当該データ管理プログラムは、前記ランク付け処理において、前記データ毎に前記改定番号毎の使用回数の平均値に基づいてランク付けしてもよい。
本願発明者は、実装不良が発生する虞が高いデータであるか否かはデータの修正頻度によってもある程度把握できることを見出した。上記のデータ管理プログラムによると、データ毎に改定番号毎の使用回数の平均値に基づいてランク付けするので、ランク付けに修正頻度を反映できる。これによりランクをより適切に設定できる。
(4)各前記データは改定番号を含み、前記ランク付け処理において、前記データ毎に古い前記改定番号の使用回数よりも新しい前記改定番号の使用回数の重み付けを重くしてランク付けしてもよい。
本願発明者は、修正頻度が高いデータであっても必ずしも実装不良が発生する虞が高いとはいえない場合があることも見出した。
上記のデータ管理プログラムによると、改定番号当たりの使用回数を用いてランク付けするので、ランク付けに修正頻度を反映できる。そして、上記のデータ管理プログラムによると、古い改定番号の使用回数よりも新しい改定番号の使用回数の重み付けを重くしてランク付けするので、ランク付けに修正頻度を反映させつつより適切にランク付けできる。
(5)前記部品の種類毎にランク付けの基準が設定されていてもよい。
一般に単純な形状の部品の部品データは複雑な形状の部品の部品データに比べて同じ使用回数であっても実装不良が発生する虞は低い。この場合、例えば複雑な形状の部品に合わせてランク付けの基準を設定すると、単純な形状の部品の場合に、単純な形状の部品の基準であれは実装不良が発生する虞が低いランクにランク付けされる使用回数であっても実装不良が発生する虞が高いランクにランク付けされる可能性がある。その場合、オペレータはデータの内容を確認しなくてよいにもかかわらず確認することになり、オペレータの負担が増える。
上記のデータ管理プログラムによると、部品の種類毎にランク付けの基準が設定されているので、部品の種類毎に適切にランク付けできる。このためオペレータの負担を軽減できる。
(6)前記基板の寸法、素材及び搬送方法のうち少なくとも何れか一つ毎にランク付けの基準が設定されていてもよい。
基板寸法が大きいほど基板データの精度が実装不良の発生に大きく影響する。このため、例えば寸法の大きい基板に合わせて基準を設定すると、寸法が小さい基板の場合に、寸法が小さい基板の基準であれば実装不良が発生する虞が低いランクにランク付けされる使用回数であっても実装不良が発生する虞が高いランクにランク付けされる可能性がある。その場合、オペレータはデータの内容を確認しなくてよいにもかかわらず確認することになり、オペレータの負担が増える。また、基板の搬送方法には複数の搬送方法がある。同じ基板データであっても搬送方法が異なると実装不良が発生する虞が異なることがある。
上記のデータ管理プログラムによると、基板の寸法及び搬送方法の少なくとも一方毎にランク付けの基準が設定されているので、基板の寸法毎あるいは搬送方法毎に適切にランク付けできる。
(7)前記基板を搬送する基板搬送ライン毎に前記データのランク付けの基準が設定されていてもよい。
同じ基板データや部品データを用いても基板搬送ラインが異なると実装不良が発生する虞が異なることもある。その場合、ある基板搬送ラインに合わせてランク付けの基準を設定すると、別の基板搬送ラインでは実装不良が発生する虞が低いにもかかわらず実装不良が発生する虞が高いランクにランク付けされる可能性がある。その場合、オペレータはデータの内容を確認しなくてよいにもかかわらず確認することになり、オペレータの負担が増える。
上記のデータ管理プログラムによると、基板搬送ライン毎にランク付けの基準が設定されているので、基板搬送ライン毎に適切にランク付けできる。このためオペレータの負担を軽減できる。
(8)前記基板データを新規作成する第1の作成処理を更に前記コンピュータに実行させ、前記第1の作成処理は、前記基板データの作成対象の前記基板と寸法が類似する他の種類の前記基板の前記基板データを抽出する第1の抽出処理と、前記抽出処理で抽出した前記基板データを候補データとして表示装置に表示する第2の表示処理であって、前記ランクを識別可能に表示する第2の表示処理と、表示した前記候補データのうち選択された前記候補データを、新規作成する前記基板データにコピーする第1のコピー処理と、を実行してもよい。
上記のデータ管理プログラムによると、オペレータは基板データを新規作成するとき、候補データの中から実装不良が発生する虞が低いランクにランク付けされている候補データを選択することにより、実装不良が発生する虞が低い基板データを作成することが容易になる。これにより、新規作成した部品データの修正作業を低減できる。
(9)前記部品データを新規作成する第2の作成処理を更に前記コンピュータに実行させ、前記第2の作成処理は、前記部品データの作成対象の前記部品と寸法が類似する他の種類の前記部品の前記部品データを抽出する第2の抽出処理と、前記第2の抽出処理で抽出した前記部品データを候補データとして表示装置に表示する第3の表示処理であって、前記ランクを識別可能に表示する第3の表示処理と、表示した前記候補データのうち選択された前記候補データを、新規作成する前記部品データにコピーする第2のコピー処理と、を実行してもよい。
上記のデータ管理プログラムによると、オペレータは部品データを新規作成するとき、候補データの中から実装不良が発生する虞が低いランクにランク付けされている候補データを選択することにより、実装不良が発生する虞が低い部品データを作成することが容易になる。
(10)前記候補データをランク順に並べて表示してもよい。
上記のデータ管理プログラムによると、オペレータは候補データの中から実装不良が発生する虞が低い部品データを選択することが容易になる。
(11)本明細書で開示するデータ管理方法は、基板に部品を実装する生産ラインを構成する装置で用いられるデータを管理するデータ管理方法であって、前記データは、前記基板の種類毎のデータである基板データ、及び、前記部品の種類毎のデータである部品データの少なくとも一方であり、当該データ管理方法は、各前記データを当該データの使用回数に基づいてランク付けするランク付けステップと、前記データを表示装置に表示する第1の表示ステップであって、前記データのランクを識別可能に表示する第1の表示ステップと、を含む。
上記のデータ管理方法によると、実装不良が発生する虞が高いデータを把握することが容易になる。
(12)本明細書で開示するデータ管理装置は、基板に部品を実装する生産ラインを構成する装置で用いられるデータを管理するデータ管理装置であって、前記データは、前記基板の種類毎のデータである基板データ、及び、前記部品の種類毎のデータである部品データの少なくとも一方であり、当該データ管理装置は、各前記データを当該データの使用回数に基づいてランク付けするランク付け処理と、前記データを表示装置に表示する第1の表示処理であって、前記データのランクを識別可能に表示する第1の表示処理と、を実行する。
上記のデータ管理装置によると、実装不良が発生する虞が高いデータを把握することが容易になる。
(13)本明細書で開示する表面実装機は、基板に部品を実装する表面実装機であって、当該表面実装機はデータを用いて前記基板に前記部品を実装するものであり、前記データは前記基板の種類毎のデータである基板データ、及び、前記部品の種類毎のデータである部品データの少なくとも一方であり、各前記データは当該データの使用回数に基づいてランク付けされており、当該表面実装機は、実装不良を低減するための保険動作及びティーチング動作の少なくとも一方を実行する頻度を前記データのランクに応じて切り替える。
実装不良が発生する虞が高いデータを用いて生産する場合は、実装不良が低減されるように慎重に生産したいという要望がある。実装不良が発生する虞が高いデータを用いる場合は実装不良を低減するための保険動作及びティーチング動作の少なくとも一方を実行する頻度を高くすることにより、実装不良が低減されるように慎重に生産できる。このため、実装不良が発生する虞が高いデータであっても自動で安定生産できる可能性が高くなる。
本明細書によって開示される発明は、装置、方法、これらの装置または方法の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現できる。
実施形態1に係る基板製造設備の模式図 表面実装機の上面図 表面実装機の側面図 表面実装機の電気的構成を示すブロック図 生産履歴管理サーバの電気的構成を示すブロック図 データサーバに記憶されているテーブルの模式図 基板及び部品の斜視図 データ管理プログラムの構成を示すブロック図 データの使用回数、及び、使用回数を加重平均した平均値のグラフ メニュー画面の模式図 基板データ表示画面の模式図 基板データ表示画面の模式図 部品データ表示画面の模式図 部品データ表示画面の模式図 部品データ作成画面及び類似部品候補画面の模式図
<実施形態1>
実施形態1を図1から図13によって説明する。以降の説明では図2に示す左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、図3に示す上下方向をZ軸方向という。また、以降の説明では図2に示す右側を上流側、左側を下流側という。また、以降の説明では同一の構成要素には一部を除いて図面の符号を省略している場合がある。
(1)基板製造設備
図1を参照して、実施形態1に係る基板製造設備1について説明する。基板製造設備1は基板に部品を実装する生産ライン2、生産履歴管理サーバ3(コンピュータ、データ管理装置の一例)及びデータサーバ4を備えており、これらが通信ネットワーク5を介して通信可能に接続されている。
(1-1)生産ライン
生産ライン2はローダー10、スクリーン印刷機11、印刷検査機12、ディスペンサ13、複数台の表面実装機14、実装後外観検査機15、リフロー装置16、硬化後外観検査装置17及びアンローダー18を備えており、これらが複数のコンベア19を介して直列に接続されている。1つの生産ライン2は基板を搬送する基板搬送ラインを複数備えることも可能であるが、生産ライン2が備える基板搬送ラインの数は1つである。
スクリーン印刷機11、印刷検査機12、ディスペンサ13、表面実装機14、実装後外観検査機15、リフロー装置16及び硬化後外観検査装置17は、基板に部品を実装する生産ラインを構成する装置の一例である。以降の説明では当該装置として表面実装機14を例に説明する。
(1-2)表面実装機
図2を参照して、表面実装機14の全体構成について説明する。表面実装機14はスクリーン印刷機11によって回路が印刷された基板Pに電子部品などの部品Eを実装する装置である。表面実装機14は基台21、搬送コンベア22、図示しないバックアップ装置、4つのテープ部品供給装置24、ヘッドユニット25、ヘッド移動部26、2つの部品撮像カメラ27、基板撮像カメラ28などを備えている。表面実装機14は後述する制御部40(図4参照)や操作部42(図4参照)なども備えている。
基台21は平面視長方形である。図2において二点鎖線で示す矩形枠Aは基板Pに部品Eを実装するときの作業位置(以下、作業位置Aという)を示している。
搬送コンベア22は基板PをX軸方向の上流側から作業位置Aに搬入し、作業位置Aで部品Eが実装された基板Pを下流側に搬出する。搬送コンベア22はX軸方向に循環駆動する一対のコンベアベルト22A及び22B、それらのコンベアベルトを駆動するコンベア駆動モータ54(図4参照)などを備えている。後側のコンベアベルト22Aは前後方向に移動可能であり、基板Pの幅に応じて2つのコンベアベルト22Aと22Bとの間隔を調整できる。
図示しないバックアップ装置は作業位置Aの下方に配されている。バックアップ装置は複数のバックアップピンを備えている。作業位置Aに基板Pが搬送されるとバックアップ装置が上昇し、複数のバックアップピンによって基板Pが下から支持される。
テープ部品供給装置24は搬送コンベア22のY軸方向の両側においてX軸方向に並んで2箇所ずつ、計4箇所に配されている。これらのテープ部品供給装置24には複数のフィーダ29がX軸方向に横並び状に整列して取り付けられている。各フィーダ29は所謂テープフィーダであり、複数の部品Eが収容された部品テープが巻回されたリール、及び、リールから部品テープを引き出す電動式のテープ送出装置等を備えており、搬送コンベア22側の端部に設けられた部品供給位置から部品Eを一つずつ供給する。
ここでは部品供給装置としてテープ部品供給装置24を例に説明するが、部品供給装置は部品Eが載置されているトレイを供給する所謂トレイフィーダであってもよいし、半導体ウェハを供給するものであってもよい。
ヘッドユニット25は複数の実装ヘッド30を備えている。ヘッドユニット25の構成については後述する。ここでは複数の実装ヘッド30が一列に配列されているインライン型のヘッドユニット25を例に説明するが、ヘッドユニット25は例えば複数の実装ヘッド30が円周上に配列された所謂ロータリーヘッドであってもよい。
ヘッド移動部26はヘッドユニット25を所定の可動範囲内でX軸方向及びY軸方向に移動させるものである。ヘッド移動部26はヘッドユニット25をX軸方向に往復移動可能に支持しているビーム31、ビーム31をY軸方向に往復移動可能に支持している一対のY軸ガイドレール32、ヘッドユニット25をX軸方向に往復移動させるX軸サーボモータ50、ビーム31をY方向に往復移動させるY軸サーボモータ51などを備えている。
2つの部品撮像カメラ27はそれぞれX軸方向に並んだ2つのテープ部品供給装置24の間に設けられている。部品撮像カメラ27は撮像面が上を向く姿勢で設けられており、実装ヘッド30に吸着されている部品Eを下から撮像する。部品撮像カメラ27によって撮像された画像データは部品Eの吸着の有無の判定、実装ヘッド30に対する部品Eの位置や回転角度の判定、部品形状の良否判定などに用いられる。
基板撮像カメラ28はヘッドユニット25に設けられている。基板撮像カメラ28は撮像面が下を向く姿勢で設けられており、作業位置Aに搬送された基板Pに付されているフィデューシャルマークを上から撮像する。撮像した画像は基板Pの位置や角度の認識に用いられる。また、基板撮像カメラ28は基板Pに部品Eを装着する動作が行われた後に部品Eの装着位置を撮像する。撮像した画像は部品Eの位置ずれや角度ずれの検出、基板Pに部品Eが装着されたか否かの判定などに用いられる。
図3を参照して、ヘッドユニット25について説明する。ヘッドユニット25は一列に配列されている複数の実装ヘッド30、各実装ヘッド30を個別に昇降させるZ軸サーボモータ52(図4参照)、複数の実装ヘッド30を軸周りに一斉に回転させるR軸サーボモータ53(図4参照)などを有している。
実装ヘッド30は部品Eを吸着及び解放するものであり、ノズルシャフト30Aと、ノズルシャフト30Aの下端部に着脱可能に取り付けられている吸着ノズル30Bとを有している。吸着ノズル30Bにはノズルシャフト30Aを介して図示しない空気供給装置から負圧及び正圧が供給される。吸着ノズル30Bは負圧が供給されることによって部品Eを吸着し、正圧が供給されることによってその部品Eを解放する。
図4を参照して、表面実装機14の電気的構成について説明する。表面実装機14は制御部40及び操作部42を備えている。制御部40は演算処理部43、モータ制御部44、記憶部45、画像処理部46、外部入出力部47、フィーダ通信部48、通信部49などを備えている。
演算処理部43はCPU、RAMなどを備えており、記憶部45に記憶されている制御プログラムを実行することによって表面実装機14の各部を制御する。
モータ制御部44は演算処理部43の制御の下でX軸サーボモータ50、Y軸サーボモータ51、Z軸サーボモータ52、R軸サーボモータ53、コンベア駆動モータ54などの各モータの運転、停止及び回転速度を制御する。
記憶部45は電源をオフにしてもデータが消えない書き換え可能な記憶媒体(ハードディスク等)を有する記憶装置であり、各種のプログラムやデータが記憶されている。各種のデータには生産が予定されている基板Pの種類(基板名)、各種類の基板Pを生産する順序、生産する枚数、各基板Pの基板データ、各基板Pに実装する部品Eの種類(部品名)、各部品Eを実装する順序、各部品Eの装着位置、装着角度、各部品Eの部品データなどが含まれる。
画像処理部46は部品撮像カメラ27や基板撮像カメラ28から送信された画像データを受信して演算処理部43のRAMに記憶させる。
外部入出力部47はいわゆるインターフェースであり、表面実装機14の本体に設けられている各種センサ類55(基板Pの位置を検出するセンサを含む)から出力される検出信号が取り込まれるように構成されている。また、外部入出力部47は演算処理部43から出力される制御信号に基づいて各種アクチュエータ類56(図示しない空気供給装置、バックアップ装置を含む)に対する動作制御を行うように構成されている。
フィーダ通信部48はフィーダ29に接続されており、フィーダ29を統括して制御する。
通信部49は通信ネットワーク5に接続されている他の機器と通信するための回路である。
操作部42は液晶ディスプレイなどの表示装置とタッチパネルや各種の操作ボタンなどの入力装置とを備えている。作業者は操作部42を操作して表面実装機14に対する各種の設定や動作の指示などを行うことができる。
(1-3)生産履歴管理サーバ
図5を参照して、生産履歴管理サーバ3の電気的構成について説明する。生産履歴管理サーバ3は所謂パーソナルコンピュータであり、CPU60、RAM61、記憶部62、操作部63、表示部64(表示装置の一例)及び通信部65を備えている。
CPU60は記憶部62に記憶されているプログラムを実行して生産履歴管理サーバ3の各部を制御する。RAM61はCPU60が各種のプログラムを実行するときの主記憶装置として用いられる。記憶部62はハードディスク等を有する記憶装置であり、各種のデータやプログラムが記憶されている。各種のプログラムには後述するデータ管理プログラム80(図8参照)も含まれる。操作部63はキーボードやマウスなどで構成されている。表示部64は液晶ディスプレイやディスプレイ駆動回路などで構成されている。通信部65は通信ネットワーク5に接続されている他の機器と通信するための回路である。
(1-4)データサーバに記憶されているテーブル
図6を参照して、データサーバ4に記憶されているテーブルについて説明する。データサーバ4には基板データテーブル71、基板データ使用回数テーブル72、部品データテーブル73及び部品データ使用回数テーブル74が記憶されている。
基板データテーブル71は基板データが登録されるテーブルである。基板データテーブル71はデータ項目として基板名(基板Pの種類)、種別、ランク、基板Pの寸法X(図7参照)、寸法Y(図7参照)、厚さZ(図7参照)、固定開始タイマー、コンベア空転タイマー、コンベアモータ速度、改定番号などを有している。改定番号はリビジョン番号と称されることもある。
ランクはその基板データが原因で実装不良が発生する虞の高低を示すものである。基板データが原因で発生する実装不良とは、基板Pに装着された部品Eの位置ずれ、角度ずれなどである。ランクは後述するデータ管理プログラム80によって付与される。ランクにはA、B、C(標準)、Dの4ランクがあり、実装不良が発生する虞はA、B、C、Dの順で高くなる。すなわち、実装不良が発生する虞はAが最も低く、Dが最も高い。
固定開始タイマーは作業位置Aに基板Pを位置決めしてからバックアップ装置の上昇を開始するまでの時間である。コンベア空転タイマーはコンベアを空転させる時間である。例えば基板Pが反っていて基板Pの位置をセンサで正しく検出できない場合や、センサによって検知される部分が切り欠かれている特殊な形状の基板Pの場合、制御部40はコンベア駆動モータ54を所定時間回転させることにより、基板Pが作業位置Aまで搬送されたと見做す。コンベア空転タイマーにはその所定時間が設定される。コンベアモータ速度は基板Pを搬送する速度である。
改定番号は基板データの改定番号である。
上述した基板データのデータ項目のうち基板Pの寸法X、寸法Y、厚さZ、固定開始タイマー、コンベア空転タイマー及びコンベアモータ速度は表面実装機14の動作に直接関係するデータ項目である。これらのデータ項目の値が不適切であると実装不良が発生する虞が高くなる。
基板データ使用回数テーブル72は基板データの使用回数が改定番号毎に記録されるテーブルである。基板データ使用回数テーブル72はデータ項目として基板名、改定番号及び使用回数を有している。
部品データテーブル73は部品データが登録されるテーブルである。部品データテーブル73はデータ項目として部品名(部品の種類)、種別、ランク、部品Eの寸法X(図7参照)、寸法Y(図7参照)、厚さZ(図7参照)、使用ノズル、吸着タイマー、吸着スピード、吸着動作(2段階動作)、装着タイマー、装着スピード、装着動作(2段階動作)、改定番号などを有している。
ランクはその部品データが原因で実装不良が発生する虞の高低を示すものである。部品データが原因で発生する実装不良とは、基板Pに装着された部品Eの位置ずれ、角度ずれ、基板Pに部品Eが装着されていないなどである。部品データのランクもA、B、C(標準)、Dの4ランクである。
使用ノズルは部品Eの吸着に用いる吸着ノズル30Bの種類である。吸着タイマーは実装ヘッド30が部品Eを吸着する高さまで下降してから上昇を開始するまでの時間である。吸着スピードは部品Eを吸着した後に実装ヘッド30を上昇させるスピードである。吸着動作(2段階動作)は吸着スピードを2段階で変更するか否かである。2段階動作を行う場合は、実装ヘッド30を上昇させるとき、最初は遅い速度で上昇させ、途中から速度を速くする。
装着タイマーは実装ヘッド30が基板Pに部品Eを装着する高さまで下降してから上昇を開始するまでの時間である。装着スピードは部品Eを装着するときに実装ヘッド30を下降させるスピードである。装着動作(2段階動作)は装着スピードを2段階で変更するか否かである。2段階動作を行う場合は、部品Eを装着するとき、最初は実装ヘッド30を速い速度で下降させ、途中から速度を遅くする。
改定番号は部品データの改定番号である。
上述した部品データのデータ項目のうち部品Eの寸法X、寸法Y、厚さZ、使用ノズル、吸着タイマー、吸着スピード、吸着動作(2段階動作)、装着タイマー、装着スピード及び装着動作(2段階動作)は表面実装機14の動作に直接関係するデータ項目である。これらのデータ項目の値が不適切であると実装不良が発生する虞が高くなる。
部品データ使用回数テーブル74は部品データの使用回数が改定番号毎に記録されるテーブルである。部品データ使用回数テーブル74はデータ項目として部品名、改定番号及び使用回数を有している。
データサーバ4には上述した各テーブルの他、基板名毎にその基板Pに実装される部品Eの部品名が対応付けられているテーブルも記憶されている。
なお、基板データ使用回数テーブル72及び部品データ使用回数テーブル74はデータサーバ4ではなく生産履歴管理サーバ3に記憶されてもよい。
また、上述した各テーブルのデータ項目は一例であり、各テーブルのデータ項目はこれらに限定されるものではない。
(2)データを用いた基板の生産
図1を参照して、データを用いた基板Pの生産について説明する。表面実装機14によって基板Pを生産するとき、生産する基板Pの基板データ及びその基板Pに実装する部品Eの部品データがデータサーバ4から表面実装機14に送信される。表面実装機14はデータサーバ4から受信した基板データ及び部品データを用いて基板Pに部品Eを実装する。
生産の途中で実装不良が発生した場合、オペレータによってその原因が調査される。例えば実装不良の原因が基板データであった場合、オペレータはデータサーバ4に登録されている基板データを生産履歴管理サーバ3から通信ネットワーク5経由で修正する。オペレータが修正したデータ項目が表面実装機14の動作に直接関係するデータ項目である場合は改定番号が自動で繰り上げられる。なお、改定番号の繰り上げはオペレータが手動で行ってもよい。修正された基板データは表面実装機14に送信される。表面実装機14は修正された基板データを用いて生産を再開する。部品データについても同様である。なお、オペレータはデータサーバ4に登録されている基板データを表面実装機14の操作部42から修正することもできる。
(3)データ管理プログラム
図8を参照して、生産履歴管理サーバ3で実行されるデータ管理プログラム80について説明する。データ管理プログラム80は基板データ及び部品データを管理するためのプログラムであり、データの使用回数の記録、データのランク付け、データの表示/修正、データの新規作成などの機能を有している。図8に示すように、データ管理プログラム80はランク付けプログラム81と編集プログラム82とに分かれている。ランク付けプログラム81はデータの使用回数の記録及びデータのランク付けを行うプログラムである。編集プログラム82はデータの表示/修正及びデータの新規作成を行うプログラムである。
ここではデータ管理プログラム80が2つのプログラムに分かれている場合を例に説明するが、データ管理プログラム80は1つのプログラムとして実装されてもよい。また、ここではランク付けプログラム81及び編集プログラム82が1つのコンピュータ(生産履歴管理サーバ3)で実行される場合を例に説明するが、これらは異なるコンピュータで実行されてもよい。例えば編集プログラム82は表面実装機14の制御部40によって実行されてもよい。
(3-1)ランク付けプログラム
ランク付けプログラム81は基板Pの生産が終了したときに起動される。なお、ランク付けプログラム81が起動されるタイミングはこれに限られるものではない。例えば、ランク付けプログラム81は所定の時間間隔で起動されてもよいし、予め設定されている時刻に達すると起動されてもよい。
(3-1-1)データの使用回数の記録
図1を参照して、ランク付けプログラム81によるデータの使用回数の記録について説明する。表面実装機14の制御部40は、基板Pの生産中に、基板名毎且つ改定番号毎に基板Pの生産枚数をカウントする。同様に、制御部40は部品名毎且つ改定番号毎に部品Eの実装回数をカウントする。実装回数は部品ショット数と言い換えることもできる。
ランク付けプログラム81は、起動されると表面実装機14に基板名毎且つ改定番号毎の生産枚数の送信を要求する。表面実装機14の制御部40は、それら(基板名毎且つ改定番号毎の生産枚数)の送信を要求されると、それらを生産履歴管理サーバ3に送信する。ランク付けプログラム81はそれらを受信すると基板名毎且つ改定番号毎に生産枚数を基板データ使用回数テーブル72の使用回数に加算する。これにより基板データの使用回数が更新される。表面実装機14の制御部40はそれらを生産履歴管理サーバ3に送信すると生産枚数のカウントを0にリセットする。部品データについても同様であるので説明は省略する。
(3-1-2)データのランク付け
ランク付けプログラム81は、基板データの使用回数や部品データの使用回数を更新すると、使用回数を更新した基板データや部品データのランク付けを行う(ランク付け処理、ランク付けステップの一例)。基板データのランク付けと部品データのランク付けとは実質的に同じであるのでここでは部品データを例に説明する。
先ず、ランク付けについて概略的に説明する。表面実装機14で用いられる部品データは使用回数が多いほど実装不良が発生する虞が低い傾向がある。このため、ランク付けプログラム81は使用回数に基づいて部品データをランク付けする。ただし、部品データの総使用回数(改定番号毎の使用回数の合計値)が多くても修正頻度が高いときは部品データのチューニングが完了しておらず、実装不良が発生する虞が高い。ここで修正頻度が高いとは、連続する複数の改定番号の使用回数がそれぞれ小さいことをいう。部品データのチューニングが完了していない場合は部品データの修正と修正した部品データを用いた実装とが繰り返されるので、一つの改定番号当たりの使用回数が小さくなる。このため、連続する複数の改定番号の使用回数がそれぞれ小さい場合は修正頻度が高いといえる。上述したように修正頻度が高いときは実装不良が発生する虞が高いため、ランク付けプログラム81は使用回数だけでなく修正頻度も考慮してランク付けする。
以前は修正頻度が高い部品データであっても、現在は実装不良が発生する虞が低い場合もある。例えば修正頻度が高かったのは古い改定番号のときであり、最新の改定番号になってからは古い改訂番号と同じ部品データであっても修正頻度が低いこともある。その場合は最新の改定番号の使用回数が多くなる。すなわち、古い改訂番号のときの修正頻度が高くても最新の改定番号の使用回数が多ければ部品データのチューニングはほぼ完了しており、実装不良が発生する虞は低いといえる。このため、ランク付けプログラム81は古い改定番号よりも最新の改定番号の使用回数を重視してランク付けする。
図9を参照して、ランク付けについて具体的に説明する。図9において横軸は改定番号、棒グラフは改定番号毎の使用回数、折れ線グラフは改定番号毎にその改定番号の使用回数と1つ前及び2つ前の改定番号の使用回数とを加重平均した使用回数である。左側の縦軸は使用回数の目盛り、右側の縦軸は加重平均した使用回数の目盛りである。
ランク付けプログラム81は基板データ使用回数テーブル72から最新の改定番号を含む直近の3つの改定番号の使用回数を読み出し、以下の式1によって使用回数を加重平均する。
加重平均した使用回数=0.5×n0+0.3×n1+0.2×n ・・・ 式1
式1においてn0は最新の改定番号の使用回数、n1は1つ前の改定番号の使用回数、n2は2つ前の改定番号の使用回数である。n0の重みは0.5、n1の重みは0.3、n2の重みは0.2であるので、式1では新しい改定番号の使用回数ほど重み付けが重くなっている。上述した重み付けは一例である。改定番号毎の重み付けは適宜に決定できる。
ランク付けプログラム81は、加重平均した使用回数をランク付けの基準と比較することによってランク付けする。具体的には、加重平均した使用回数がランクAの基準以上であればランクA、ランクAの基準未満でありランクBの基準以上であればランクBとする。ただし、ランク付けプログラム81は、新規作成した部品データのように総使用回数が少ない部品データについてはサンプリング数が少ないのでランク付けしない。総使用回数が増加し、例えば総使用回数がランクCの基準以上になってから部品データはランク付けされる。
修正頻度が高い場合は1つの改定番号当たりの使用回数が小さくなるため、基板データの総使用回数が多くてもn0、n1、n2がそれぞれ小さい値となり、加重平均した使用回数も小さくなる。このため、加重平均した使用回数を用いると、総使用回数が多くても修正頻度が高い部品データは実装不良が発生する虞が高いランク(例えばDランク)にランク付けされる。すなわち、修正頻度を考慮してランク付けされる。
部品データのチューニングが完了した場合は1つ前の改定番号や2つ前の改定番号の使用回数が少なくても最新の改定番号の使用回数が多くなる。この場合、使用回数を単純平均すると1つ前や2つ前の改定番号の使用回数に影響されて平均値が小さくなり、実装不良が発生する虞が低いにもかかわらず実装不良が発生する虞が高いランクにランク付けされる可能性がある。これに対し、最新の改定番号ほど重み付けを重くすると、古い改定番号よりも最新の改定番号の使用回数の方がランクに大きく反映される。すなわち、古い改定番号よりも最新の改定番号の使用回数を重視してランク付けされる。このため、修正頻度を考慮しつつ適切にランク付けできる。
(3-2)編集プログラム
編集プログラム82はオペレータによって任意のタイミングで起動される。図10に示すように、編集プログラム82を起動するとメニュー画面91が表示される。メニュー画面91にはデータの表示/編集、基板データの新規作成、部品データの新規作成などのメニューが表示される。
(3-2-1)データの表示/編集
オペレータがメニュー画面91でデータの表示/編集を選択すると、図11Aに示す基板データ表示画面92が表示される(第1の表示処理、第1の表示ステップの一例)。基板データ表示画面92には基板データが表形式で一覧表示される。基板データにはランクも含まれているので、基板データ表示画面92には各基板データのランクも表示される。このためオペレータは各基板データのランクを識別可能である。このため、オペレータは実装不良が発生する虞が高い基板データ(例えばランクDの基板データ)を把握することが容易になる。
基板データ表示画面92にはランク昇順/降順ボタン92A、部品データ表示ボタン92Bなどが設けられている。図11Bに示すように、ランク昇順/降順ボタン92Aを押下すると基板データがランクの昇順又は降順にソートされる。更に、基板データがランク毎に異なる背景色(表示色の一例)で表示される。このためオペレータは実装不良が発生する虞が高い基板データを把握することがより容易になる。
なお、ランク順にソートするボタンと背景色をランク毎に異ならせるボタンとを独立して設けてもよい。また、ランク毎に背景色を異ならせるのではなく、文字色を異ならせてもよい。あるいは、1つの基板データ全体の背景色を異ならせるのではなく、ランクの背景色だけを異ならせてもよい。
オペレータは基板データ表示画面92で基板データの各データ項目の値を修正することもできる。編集プログラム82は、オペレータが修正したデータ項目が表面実装機14の動作に直接関係するデータ項目である場合は改定番号を自動で繰り上げる。なお、データサーバ4に記憶されている基板データや部品データを表面実装機14の操作部42から修正する場合は、表面実装機14で動作するプログラムが改定番号を自動で繰り上げるものとする。改定番号を自動で繰り上げる処理はデータサーバ4が行ってもよい。
オペレータが基板データ表示画面92でいずれかの基板Pを選択して部品データ表示ボタン92Bを押下すると、図12Aに示す部品データ表示画面93が表示される。部品データ表示画面93には選択した基板Pに実装される部品Eの部品データが表形式で一覧表示される。部品データにはランクも含まれているので、部品データ表示画面93には各部品データのランクも表示される。このためオペレータは各部品データのランクを識別可能である。
部品データ表示画面93にはランク昇順/降順ボタン93Aなどが設けられている。図12Bに示すように、ランク昇順/降順ボタン93Aを押下すると部品データがランクの昇順又は降順にソートされる。更に、部品データがランク毎に異なる背景色(表示色の一例)で表示される。このためオペレータは実装不良が発生する虞が高い部品データを把握することがより容易になる。部品データ表示画面93はその他の点において基板データ表示画面92と同様であるので説明は省略する。
(3-2-2)基板データの新規作成、部品データの新規作成
基板データを新規作成する手順と部品データを新規作成する手順とは実質的に同じであるので、ここでは部品データを例に説明する。
オペレータがメニュー画面91で部品データの新規作成を選択すると、図13に示す部品データ作成画面94が表示される。部品データの新規作成では、オペレータは先ず部品名、種別、寸法X、Y、Zを入力する。他のデータ項目についてはオペレータが手入力することもできるし、類似する他の部品Eの部品データをコピー(インポート)することもできる。
以下の表1を参照して、類似について説明する。表1に示すように、編集プログラム82には類似の基準となる交差が設定されている。
Figure 0007425686000001
表1に示す例では寸法Xの交差として±30%、寸法Yの交差として±20%、厚さの交差として±10%が設定されている。編集プログラム82は、ある部品Eaの寸法X、Y、Zに対する別の部品Ebの寸法X、Y、Zの差が全て交差以内であれば、部品Ebは部品Eaに類似していると判断する。編集プログラム82は、類似している部品Eが複数ある場合は寸法の差の合計値が小さいほどより類似していると判断する。上述した交差は一例である。交差は適宜に決定できる。
類似する他の部品Eの部品データをコピーする場合は、オペレータは部品データ作成画面94に表示される図示しない候補表示ボタンを押下する。オペレータが候補表示ボタンを押下すると、編集プログラム82は入力された種別の部品データのうち入力された寸法との差が交差以内である部品データを部品データテーブル73から抽出し(第1の抽出処理の一例、基板データの場合は第2の抽出処理の一例)、類似部品候補画面95に候補データとして一覧表示する(第2の表示処理の一例、基板データの場合は第3の表示処理の一例)。部品データにはランクも含まれているので、類似部品候補画面95には各候補データのランクも表示される。このためオペレータは各候補データのランクを識別可能である。候補データは上からランクA、B、C、Dの順でソートされて表示される。同一ランク内ではより類似している部品E(寸法の差の合計値が小さい部品E)の候補データほど上に表示される。また、候補データはランクの背景がそのランクに応じた色で表示される。
オペレータが類似部品候補画面95でいずれかの候補データを選択すると、選択した候補データの各データ項目(種別、寸法X、Y、Zを除く)の値が、新規作成する部品データにコピーされる(第1のコピー処理の一例、基板データの場合は第2のコピー処理の一例)。
オペレータは類似部品候補画面95で候補データのランクを識別できるので、ランクの高い候補データ(例えばランクAの候補データ)を選択することにより、新規作成した部品データが原因で実装不良が発生する虞を低減できる。これにより、新規作成した部品データの修正作業を低減できる。
(4)保険動作及びティーチング動作
表面実装機14の制御部40は、基板Pへの部品Eの実装中に、以下に説明する保険動作及びティーチング動作を実行する頻度をデータのランクに応じて切り替える。
保険動作は実装不良を低減するために保険として実行される動作であり、具体的には例えば基板再位置決めである。基板再位置決めは基板Pを一旦上流側に搬送した後に下流側に再搬送して基板Pの位置を決め直す動作である。なお、基板Pを作業位置Aに位置決めするストッパを備えている表面実装機14の場合は基板Pを精度良く位置決めできるので必ずしも基板再位置決めを行わなくてもよい。
ティーチング動作は実装不良を低減するために表面実装機14に対してティーチングを行う動作であり、具体的には例えば吸着位置ティーチング及び吸着高さティーチングである。吸着位置ティーチングは、部品Eを吸着している実装ヘッド30を部品撮像カメラ27によって下から撮像して実装ヘッド30に対する部品EのXY方向の位置を認識し、必要であれば部品Eを吸着するときの実装ヘッド30のXY方向の位置を調整する動作である。
吸着高さティーチングはテープ部品供給装置24によって供給された部品Eを吸着するときの実装ヘッド30の高さを調整する動作である。具体的には、ヘッドユニット25には実装ヘッド30に吸着されている部品Eを水平方向から撮像するカメラ(基板撮像カメラ28や部品撮像カメラ27とは別のカメラ)が設けられている。吸着高さティーチングでは、制御部40は実装ヘッド30に吸着されている部品Eを当該カメラによって水平方向から撮像して部品Eの寸法Zを検出し、必要であれば実装ヘッド30を下降させる高さを、検出した寸法Zに応じて調整する。寸法Zを検出する方法はカメラを用いる方法に限定されるものではなく、適宜の方法で検出できる。
以下の表2を参照して、保険動作及びティーチング動作を実行する頻度の切り替えについて説明する。表2において「サンプリング中」は、新規作成したデータのように総使用回数が少ないことによって未だランク付けされていないデータを示している。
Figure 0007425686000002
先ず、基板データについて説明する。制御部40は、ランクA、B、Cについては、最初に基板Pを作業位置Aに位置決めした後はその基板Pへの部品Eの実装中に基板再位置決めを行わない。これに対し、制御部40は、サンプリング中及びランクDについては、最初に基板Pを作業位置Aに位置決めした後、その基板Pへの部品Eの実装中に基板再位置決めを行う。
次に、部品データについて説明する。制御部40は、ランクA、Bについては複数の基板Pへの部品Eの実装中に吸着位置ティーチング及び吸着高さティーチングを設定されている頻度で行う。これに対し、制御部40は、サンプリング中及びランクCについてはランクA,Bの1.5倍の頻度で行い、ランクDについてはランクA、Bの2倍の頻度で行う。なお、表2に示す頻度は一例である。頻度は適宜に決定可能である。また、吸着位置ティーチングを行う頻度と吸着高さティーチングを行う頻度とは異なっていてもよい。
(5)実施形態の効果
実施形態1に係るデータ管理プログラム80によると、データ(基板データ及び部品データ)の使用回数に基づいて各データをランク付けし、データを表示するとき、そのデータのランクを識別可能に表示する。このため、オペレータは各データのランクを参照することにより、実装不良が発生する虞が高いデータを把握することが容易になる。実装不良が発生する虞が高いデータを把握することが容易になれば、オペレータは実装不良が発生する虞が高いデータの内容を事前に確認し、必要があればデータを修正することにより、実装不良が発生する虞を低減できる。
データ管理プログラム80によると、データをランク順に並べて表示するあるいはデータをランク毎に異なる色で表示するので、オペレータは実装不良が発生する虞が高いデータを把握することがより容易になる。
データ管理プログラム80によると、データ毎に改定番号毎の使用回数の平均値に基づいてランク付けするので、ランク付けに修正頻度を反映できる。これにより、ランクをより適切に設定できる。
データ管理プログラム80によると、古い改定番号の使用回数よりも新しい改定番号の使用回数の重み付けを重くしてランク付けするので、ランク付けに修正頻度を反映させつつより適切にランク付けできる。
データ管理プログラム80によると、オペレータは基板データを新規作成するとき、候補データの中から実装不良が発生する虞が低いランクにランク付けされている候補データを選択することにより、実装不良が発生する虞が低い基板データを作成することが容易になる。これにより、新規作成した部品データの修正作業を低減できる。
データ管理プログラム80によると、オペレータは部品データを新規作成するとき、候補データの中から実装不良が発生する虞が低いランクにランク付けされている候補データを選択することにより、実装不良が発生する虞が低い部品データを作成することが容易になる。
データ管理プログラム80によると、候補データをランク順及び寸法が類似する順に並べて表示するので、オペレータは候補データの中から実装不良が発生する虞が低い部品データを選択することが容易になる。
実施形態1に係る表面実装機14によると、実装不良が発生する虞が高いデータを用いる場合は保険動作及びティーチング動作を実行する頻度を高くすることにより、実装不良が低減されるように慎重に生産できる。このため、自動で安定生産できる可能性が高くなる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1では基板データ及び部品データの両方をランク付けする場合を例に説明したが、ランク付けはいずれか一方のみであってもよい。
(2)上記実施形態1ではデータの修正頻度も考慮してランク付けする場合を例に説明したが、修正頻度を考慮しなくてもよい。具体的には、単純にデータの総使用回数からランク付けを行ってもよい。
(3)上記実施形態1では古い改定番号よりも最新の改定番号の使用回数を重視してランク付けする場合を例に説明したが、最新の改定番号の使用回数を重視しないでランク付けしてもよい。具体的には、直近の3つの改定番号の使用回数を単純に平均してもよい。
(4)部品データをランク付けする基準を部品Eの種類毎に設定してもよい。具体的には、部品Eには直方体のような単純な形状の種類の部品Eと、SOP(Small Outline Package)やQFP(Quad Flat Package)などのような複雑な形状の種類の部品Eとがある。一般に単純な形状の部品Eの部品データは複雑な形状の部品Eの部品データに比べて同じ使用回数であっても実装不良が発生する虞は低い。このため、例えば複雑な形状の部品Eに合わせて基準を設定すると、単純な形状の部品Eの場合に、単純な形状の部品Eの基準であれば実装不良が発生する虞が低いランクにランク付けされる使用回数であっても実装不良が発生する虞が高いランクにランク付けされる可能性がある。部品データをランク付けする基準を部品Eの種類毎に設定すると、部品Eの種類毎に適切にランク付けできる。
(5)基板データをランク付けする基準を基板Pの寸法毎に設定してもよい。基板データをランク付けする基準を基板Pの寸法毎に設定すると、基板Pの寸法毎に適切にランク付けできる。なお、基板データをランク付けする基準を基板Pの寸法毎且つ種別ごとに設定してもよい。
基板データをランク付けする基準を基板Pの搬送方法毎に設定してもよい。具体的には、表面実装機14は基板Pの端をセンサで検出して作業位置Aに停止させる。しかしながら、基板Pが反っていてセンサで検出できない場合や、センサによって検知される部分が切り欠かれている特殊な形状の基板Pの場合もある。その場合、表面実装機14は基板Pの反りや基板Pの形状を考慮して特殊な停止のさせ方をする。あるいは、基板Pを一つだけ作業位置Aに搬送して部品Eを実装する場合と、同じ種類の基板Pを複数まとめて作業位置Aに搬送して部品Eを実装する場合とがある。同じ基板データであっても搬送方法(1枚単位で搬送、複数まとめて搬送)が異なると実装不良が発生する虞が異なる。基板データをランク付けする基準を基板Pの搬送方法毎に設定すると、基板Pの搬送方法毎に適切にランク付けできる。
基板データをランク付けする基準を基板Pの素材毎に設定してもよい。基板Pの素材としては合成樹脂、セラミック、ガラスエポキシなどが例示される。基板Pの素材はこれらに限定されるものではなく、他の素材であってもよい。
(6)例えば生産ライン2は2つの基板搬送ライン(基板搬送ラインA、基板搬送ラインB)を備えてもよい。その場合、基板搬送ラインAと基板搬送ラインBとで機械的な精度に差がある場合がある。この場合、同じ基板データや部品データを用いても実装不良が発生する虞が基板搬送ラインによって異なることがある。このため、基板搬送ライン毎にランク付けの基準を設定してもよい。あるいは、複数の生産ライン2がある場合は、生産ライン2毎にランク付けの基準を設定してもよい。
(7)上記実施形態1では実装不良を低減するための動作として保険動作及びティーチング動作の両方を行うが、これらのうち一方だけを実行してもよい。
(8)上記実施形態1では基板データや部品データが表面実装機14で用いられる場合を例に説明したが、これらのデータは生産ライン2を構成している他の装置(実装後外観検査機15など)で使用されてもよい。そして、基板データ使用回数テーブル72や部品データ使用回数テーブル74には他の装置で使用した回数が記録されてもよい。
(9)上記実施形態1では基板Pに部品Eを実装する生産ライン2を構成する装置として表面実装機14を例に説明したが、生産ライン2を構成する装置は基板データや部品データを用いて動作する装置であればこれに限られない。例えば、生産ライン2を構成する装置は、スクリーン印刷機11、印刷検査機12、ディスペンサ13、実装後外観検査機15、リフロー装置16、硬化後外観検査装置17などであってもよい。
3:生産履歴管理サーバ(コンピュータ、データ管理装置の一例)、14:表面実装機、64:表示部(表示装置の一例)、80:データ管理プログラム、E:部品、P:基板

Claims (13)

  1. 基板に部品を実装する生産ラインを構成する装置で用いられるデータを管理するデータ管理プログラムであって、
    前記データは、前記基板の種類毎のデータである基板データ、及び、前記部品の種類毎のデータである部品データの少なくとも一方であり、
    前記基板データが1枚の前記基板の生産に用いられることを前記基板データの1回の使用と定義し、前記部品データが1個の前記部品の実装に用いられることを前記部品データの1回の使用と定義した場合に、
    当該データ管理プログラムは、
    前記基板の種類毎に前記基板データを使用回数ランク付けする処理、及び、前記部品の種類毎に前記部品データを使用回数でランク付けする処理の少なくとも一方を実行するランク付け処理と、
    前記基板データ及び前記部品データの少なくとも一方を表示装置に表示する第1の表示処理であって、前記ランク付け処理でランク付けしたランクを識別可能に表示する第1の表示処理と、
    をコンピュータに実行させる、データ管理プログラム。
  2. 請求項1に記載のデータ管理プログラムであって、
    前記第1の表示処理において、前記データをランク順に並べて表示する処理、及び、前記データをランク毎に異なる色で表示する処理の少なくとも一方を実行する、データ管理プログラム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のデータ管理プログラムであって、
    各前記データは改定番号毎に使用回数が記録されており、
    当該データ管理プログラムは、前記ランク付け処理において、前記データ毎に前記改定番号毎の使用回数の平均値に基づいてランク付けする、データ管理プログラム。
  4. 請求項3に記載のデータ管理プログラムであって、
    前記ランク付け処理において、古い前記改定番号の使用回数よりも新しい前記改定番号の使用回数の重み付けを重くしてランク付けする、データ管理プログラム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のデータ管理プログラムであって、
    前記部品の種類毎にランク付けの基準が設定されている、データ管理プログラム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のデータ管理プログラムであって、
    前記基板の寸法、素材及び搬送方法のうち少なくとも何れか一つ毎にランク付けの基準が設定されている、データ管理プログラム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のデータ管理プログラムであって、
    前記基板を搬送する基板搬送ライン毎に前記データのランク付けの基準が設定されている、データ管理プログラム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のデータ管理プログラムであって、
    前記基板データを新規作成する第1の作成処理を更に前記コンピュータに実行させ、
    前記第1の作成処理は、
    前記基板データの作成対象の前記基板と寸法が類似する他の種類の前記基板の前記基板データを抽出する第1の抽出処理と、
    前記抽出処理で抽出した前記基板データを候補データとして表示装置に表示する第2の表示処理であって、前記ランクを識別可能に表示する第2の表示処理と、
    表示した前記候補データのうち選択された前記候補データを、新規作成する前記基板データにコピーする第1のコピー処理と、
    を実行する、データ管理プログラム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のデータ管理プログラムであって、
    前記部品データを新規作成する第2の作成処理を更に前記コンピュータに実行させ、
    前記第2の作成処理は、
    前記部品データの作成対象の前記部品と寸法が類似する他の種類の前記部品の前記部品データを抽出する第2の抽出処理と、
    前記第2の抽出処理で抽出した前記部品データを候補データとして表示装置に表示する第3の表示処理であって、前記ランクを識別可能に表示する第3の表示処理と、
    表示した前記候補データのうち選択された前記候補データを、新規作成する前記部品データにコピーする第2のコピー処理と、
    を実行する、データ管理プログラム。
  10. 請求項8又は請求項9に記載のデータ管理プログラムであって、
    前記候補データをランク順に並べて表示する、データ管理プログラム。
  11. 基板に部品を実装する生産ラインを構成する装置で用いられるデータを管理するデータ管理方法であって、
    前記データは、前記基板の種類毎のデータである基板データ、及び、前記部品の種類毎のデータである部品データの少なくとも一方であり、
    前記基板データが1枚の前記基板の生産に用いられることを前記基板データの1回の使用と定義し、前記部品データが1個の前記部品の実装に用いられることを前記部品データの1回の使用と定義した場合に、
    当該データ管理方法は、
    前記基板の種類毎に前記基板データを使用回数ランク付けする処理、及び、前記部品の種類毎に前記部品データを使用回数でランク付けする処理の少なくとも一方を実行するランク付けステップと、
    前記基板データ及び前記部品データの少なくとも一方を表示装置に表示する第1の表示処理であって、前記ランク付けステップでランク付けしたランクを識別可能に表示する第1の表示ステップと、
    を含む、データ管理方法。
  12. 基板に部品を実装する生産ラインを構成する装置で用いられるデータを管理するデータ管理装置であって、
    前記データは、前記基板の種類毎のデータである基板データ、及び、前記部品の種類毎のデータである部品データの少なくとも一方であり、
    前記基板データが1枚の前記基板の生産に用いられることを前記基板データの1回の使用と定義し、前記部品データが1個の前記部品の実装に用いられることを前記部品データの1回の使用と定義した場合に、
    当該データ管理装置は、
    前記基板の種類毎に前記基板データを使用回数ランク付けする処理、及び、前記部品の種類毎に前記部品データを使用回数でランク付けする処理の少なくとも一方を実行するランク付け処理と、
    前記基板データ及び前記部品データの少なくとも一方を表示装置に表示する第1の表示処理であって、前記ランク付け処理でランク付けしたランクを識別可能に表示する第1の表示処理と、
    を実行する、データ管理装置。
  13. 基板に部品を実装する表面実装機であって、
    当該表面実装機はデータを用いて前記基板に前記部品を実装するものであり、
    前記データは前記基板の種類毎のデータである基板データ、及び、前記部品の種類毎のデータである部品データの少なくとも一方であり、
    前記基板データが1枚の前記基板の生産に用いられることを前記基板データの1回の使用と定義し、前記部品データが1個の前記部品の実装に用いられることを前記部品データの1回の使用と定義した場合に、
    前記基板データは前記基板の種類毎に使用回数ランク付けされており、前記部品データは前記部品の種類毎に使用回数でランク付けされており、
    当該表面実装機は、実装不良を低減するための保険動作及びティーチング動作の少なくとも一方を実行する頻度を、前記基板データ及び前記部品データの少なくとも一方のランクに応じて切り替える、表面実装機。
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