JP2015095613A - 基板の搬送方法及び部品実装装置 - Google Patents

基板の搬送方法及び部品実装装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板の搬送エラーが発生した場合における部品実装装置の稼働率を向上させ、作業者の手間を少なくすることができる基板の搬送方法及び部品実装装置を提供することを目的とする。
【解決手段】一対の搬送ベルト23により基板2の両側部を支持して基板2を搬送する基板搬送機構20を備えた部品実装装置1において、基板搬送機構20により基板2を順方向に搬送している途中で基板2の搬送エラーが発生したことが検出された場合に、基板搬送機構20により基板2を逆方向に所定距離搬送した後、再び、基板搬送機構20により基板2を逆方向に搬送した後、基板搬送機構20により基板2を順方向に搬送する。そして、基板搬送機構20による基板2の逆方向への搬送後の順方向への搬送によっても搬送エラーが解消されない場合に、基板2の搬送を中断するとともに、搬送エラーの発生を報知する。
【選択図】図7

Description

本発明は、一対の搬送ベルトにより基板の両側部を支持して搬送する基板搬送機構による基板の搬送方法及びそのような基板搬送機構を備えた部品実装装置に関するものである。
従来、基板に部品を装着して部品実装基板を製造する部品実装装置では、一対の搬送ベルトにより基板の両側部を支持して搬送する基板搬送機構を備えており、このような基板搬送機構によって基板の搬入、作業位置への位置決め及び搬出を行っている(例えば、特許文献1)。このような部品実装装置の基搬送機構においては搬送ベルトの進行方向に対して基板が傾くなどして基板が搬送ベルトを支持する側方部材に対して当接した場合には、基板がそこに停滞して基板の搬送がなされず、搬送エラーが発生する場合がある。この場合には部品実装装置の生産を停止したうえで搬送エラーの発生を報知するようになっており、作業者はこの報知がなされたことに基づいて基板の搬送姿勢を正し、搬送エラーを解消して基板の搬送が再開可能となるようにしている。
特開2009−54619号公報
しかしながら、上記のように基板が搬送ベルトに対して傾くことが原因で基板の搬送エラーが発生した場合、作業者が基板の搬送姿勢を正すまでは部品実装装置の生産が停止してしまうことから、部品実装装置の稼働率が低下するだけでなく、作業者の手間もかかるという問題点があった。
そこで本発明は、基板の搬送エラーが発生した場合における部品実装装置の稼働率を向上させ、作業者の手間を少なくすることができる基板の搬送方法及び部品実装装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の基板の搬送方法は、一対の搬送ベルトにより基板の両側部を支持して前記基板を搬送する基板搬送機構を備えた部品実装装置における基板の搬送方法であって、前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送している途中で前記基板の搬送エラーが発生したことが検出された場合に、前記基板搬送機構により前記基板を逆方向に所定距離搬送する工程と、前記基板搬送機構により前記基板を逆方向に搬送した後、再び前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送する工程と、前記基板搬送機構による前記基板の逆方向への搬送後の順方向への搬送によっても前記搬送エラーが解消されない場合に、前記基板の搬送を中断するとともに、前記搬送エラーの発生を報知する工程とを含む。
請求項2に記載の基板の搬送方法は、間隔を変更可能な一対の搬送ベルトにより基板の両側部を支持して搬送して前記基板を搬送する基板搬送機構を備えた部品実装装置における基板の搬送方法であって、前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送している途中で前記基板の搬送エラーが発生したことが検出された場合に、前記基板搬送機構により前記基板を逆方向に所定距離搬送する工程と、前記基板搬送機構により前記基板を逆方向に搬送した後、再び前記基板搬送機構により前記基板の順方向に搬送する工程と、前記基板搬送機構による前記基板の逆方向への搬送後の順方向への搬送によっても前記搬送エラーが解消されない場合に、前記一対の搬送ベルトの間隔を変更する工程と、前記一対の搬送ベルトの間隔を変更した後、再び、前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送する工程と、前記一対の搬送ベルトの間隔変更後の前記基板の順方向への搬送によっても前記搬送エラーが解消されない場合に、前記基板搬送機構による前記基板の搬送を中断するとともに、前記搬送エラーの発生を報知する工程とを含む。
請求項3に記載の部品実装装置は、一対の搬送ベルトにより基板の両側部を支持して搬送する基板搬送機構と、前記基板搬送機構による前記基板の搬送制御を行う制御部と、前記基板搬送機構により搬送されている前記基板の搬送エラーが発生したことを検出する搬送エラー検出手段と、前記搬送エラーを作業者に報知する報知部とを備え、前記制御部は、前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送させている途中で前記搬送エラー検出手段により前記基板の搬送エラーが発生したことが検出された場合には、前記基板搬送機構により前記基板を逆方向に所定距離搬送させてから再び前記基板を順方向に搬送させ、この搬送によっても前記搬送エラーが解消されない場合には、前記基板搬送機構による前記基板の搬送を中断させるとともに、前記報知部に前記搬送エラーの発生を報知させる。
請求項4に記載の部品実装装置は、間隔を変更可能な一対の搬送ベルトにより基板の両側部を支持して搬送する基板搬送機構と、前記基板搬送機構による前記基板の搬送制御及び前記一対の搬送ベルトの間隔変更制御を行う制御部と、前記基板搬送機構により搬送されている前記基板の搬送エラーが発生したことを検出する搬送エラー検出手段と、前記搬送エラーを作業者に報知する報知部とを備え、前記制御部は、前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送させている途中で前記搬送エラー検出手段により前記基板の搬送エラーが発生したことが検出された場合には、前記基板搬送機構により前記基板を逆方向に所定距離搬送させてから再び前記基板を順方向に搬送させ、この搬送によっても前記搬送エラーが解消されない場合には、前記一対の搬送ベルトの間隔を変更した後、再び前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送させ、この搬送によっても前記搬送エラーが解消されない場合には、前記基板搬送機構による前記基板の搬送を中断させるとともに、前記報知部に前記搬送エラーの発生を報知させる。
本発明によれば、基板の搬送エラーが発生した場合における部品実装装置の稼働効率を向上させ、作業者の手間を少なくすることができる。
本発明の第1実施形態における部品実装装置の斜視図 本発明の第1実施形態における部品実装装置が備える基板搬送機構の斜視図 本発明の第1実施形態における部品実装装置の制御系統を示すブロック図 (a)(b)(c)本発明の第1実施形態における基板搬送機構の平面図 本発明の第1実施形態における基板搬送機構に基板の搬送エラーが発生した状態を示す図 本発明の第1実施形態における搬送エラーからの自動復旧の流れを示すフローチャート (a)(b)(c)本発明の第1実施形態における基板搬送機構が行う搬送エラーからの自動復旧時における基板の搬送手順の説明図 本発明の第2実施形態における搬送エラーからの自動復旧の流れを示すフローチャート (a)(b)(c)本発明の第2実施形態における基板搬送機構が行う搬送エラーからの自動復旧時における基板の搬送手順の説明図
(第1実施形態)
図1に示す部品実装装置1は、基板2に部品3を装着する動作を繰り返し実行する装置であり、基台11上に基板搬送路12、複数のパーツフィーダ13aから成る部品供給部13、ヘッド移動機構14及び装着ヘッド15を備えて成る。ここでは説明の便宜上、基板搬送路12による基板2の搬送方向(図1中に示す矢印A1)をX軸方向(作業者OPから見た左右方向)とし、X軸方向と直交する水平面内方向(作業者OPから見た前後方向)をY軸方向とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
図1において、基板搬送路12は基板2の搬送方向(X軸方向)に並んで設けられた3つの基板搬送機構20から成る。これら基板搬送機構20は、上流工程側から送られてきた基板2を受け取って搬入する基板2の搬入用の基板搬送機構20(搬入用基板搬送機構20a)、搬入用基板搬送機構20aから基板2を受け取って所定の作業位置に位置決めする位置決め用の基板搬送機構20(位置決め用基板搬送機構20b)及び位置決め用基板搬送機構20bから基板2を受け取って下流工程側に送り出す搬出用の基板搬送機構20(搬出用基板搬送機構20c)から成る。
図2において、各基板搬送機構20は、XZ面内をX軸方向に延びてY軸方向に対向設置された一対の側方部材21、各側方部材21の内面側に設けられた前後の2つのプーリ(駆動プーリ22a及び従動プーリ22b)及びこれら駆動プーリ22aと従動プーリ22bに架け渡された搬送ベルト23から成る。各搬送ベルト23は側方部材21に取り付けられた搬送駆動モータ24によって駆動プーリ22aが回転駆動されることで進行し、2つの搬送駆動モータ24によって2つの駆動プーリ22aが同方向に同期回転されることで、一対の搬送ベルト23が基板2の両側部(Y軸方向に対向する両側部)を下方から支持してX軸方向に搬送する。
図2において、一対の側方部材21のうちの一方は基台11に対して固定された固定側方部材21aとなっており、他方は固定側方部材21aに対して(すなわち基台11に対して)可動な可動側方部材21bとなっている。
図2において、一対の側方部材21にはY軸方向に延びた2つのボール螺子25が連結されている。これらボール螺子25の一方はベルト間隔変更モータ26によって直接回転駆動されるようになっており、他方のボール螺子25は伝動ベルト27を介して駆動されるようになっている。ベルト間隔変更モータ26が駆動されると2つのボール螺子25が同期して同方向に回転し、これにより可動側方部材21bが固定側方部材21aに対してY軸方向に移動し(図2中に示す矢印B)、2つの側方部材21の間の間隔(Y軸方向の間隔)が変更される。
図2において、3つの基板搬送機構20はそれぞれ、基板2の搬入側(基板2の流れの上流側)の端部に搬入側センサS1を備えるとともに、基板2の搬出側(基板2の流れの下流側)の端部に搬出側センサS2を備えている。搬入側センサS1及び搬出側センサS2はそれぞれ、検査光MをY軸方向投光する投光器と、その検査光Mを受光する受光器との組合せから成り、投光器と受光器は固定側方部材21a及び可動側方部材21bの対向する位置にそれぞれ取り付けられている。搬入側センサS1及び搬出側センサS2では、搬送途中の基板2の先端(先頭端)が検査光Mに差し掛かると、それまで検査光Mの非受光状態であった受光器が検査光Mの受光状態に切り替わり、基板2の後端(後尾端)が検査光Mに差し掛かると、それまで検査光Mの受光状態であった受光器が検査光Mの非受光状態に切り替わる。このため搬入側センサS1及び搬出側センサS2ではそれぞれ、基板の2の先端と後端を区別して検出することができる。
図1において、部品供給部13を構成する各パーツフィーダ13aは、例えばテープフィーダから成る。各パーツフィーダ13aは、基板搬送路12に近い側の端部に設けられた部品供給口13pに部品3を連続的に供給する。
図1において、ヘッド移動機構14は、基台11に固定されて基台11の上方をY軸方向に延びたY軸テーブル14aと、X軸方向に延びてY軸テーブル14a上を移動自在なX軸テーブル14bと、X軸テーブル14b上を移動自在な移動テーブル14cを備えて成る。
図1において、装着ヘッド15はヘッド移動機構14の移動テーブル14cに取り付けられており、下方に延びた複数の吸着ノズル15aを備えている。各吸着ノズル15aは、ノズル駆動機構15Aによって装着ヘッド15に対するZ方向への移動(昇降)動作及びZ軸回りの回転移転動作がなされる。また、各吸着ノズル15a内には、吸着機構15Bの動作によって真空圧が供給される。
図1において、装着ヘッド15には撮像視野を下方に向けた基板カメラ31が設けられており、基台11上の位置決め用基板搬送機構20bと部品供給部13の間の領域には、撮像視野を上方に向けた部品カメラ32が設けられている。
図3において、基板搬送路12を構成する3つの基板搬送機構20(搬入用基板搬送機構20a、位置決め用基板搬送機構20b及び搬出用基板搬送機構20c)それぞれが備える搬送駆動モータ24による基板2の搬送及び位置決め動作制御、ベルト間隔変更モータ26による各基板搬送機構20のベルト間隔の変更動作制御、部品供給部13を構成する各パーツフィーダ13aによる部品3の供給動作制御、ヘッド移動機構14による装着ヘッド15の移動動作制御、ノズル駆動機構15Aによる各吸着ノズル15aの昇降及び回動動作制御、吸着機構15Bによる各吸着ノズル15aの部品3の吸着動作制御は部品実装装置1が備える制御部40によってなされる。また、基板カメラ31による撮像動作制御と部品カメラ32による撮像動作制御は制御部40によってなされる。
図3において、各基板搬送機構20が備える搬入側センサS1及び搬出側センサS2からの基板2の先端又は後端の検出情報は制御部40に入力され、制御部40の位置把握部40aはこれら検出情報に基づいて、各基板搬送機構20の搬送ベルト23上における基板2の位置を把握する。また、基板カメラ31の撮像動作によって得られた画像データと部品カメラ32による撮像動作によって得られた画像データは制御部40に入力され、制御部40の画像認識部40bはこれら画像データに基づいた画像認識を行う。制御部40にはタッチパネル等の入出力装置41が接続されており、作業者OPはこの入出力装置41を通じて制御部40に指令入力を行い、或いは制御部40から種々の情報の提供を受けることができる。制御部40には作業中の作業者OPから見える位置に設けられたシグナルタワー等の報知部42が接続されており、作業者OPは制御部40から作動制御がなされる報知部42の報知動作(シグナルタワーでは点滅動作等)によって、後述する基板2の搬送エラーの発生に気づくことができる。
部品実装装置1が行う基板2への部品3の装着作業では、制御部40は先ず、部品実装装置1の上流側に設置された他の部品実装用装置から送られてきた基板2を搬入用基板搬送機構20a及び位置決め用基板搬送機構20bによって搬入して所定の作業位置に位置決めする。そして、制御部40は、ヘッド移動機構14により装着ヘッド15を水平面内で移動させて、基板2の上方に基板カメラ31を位置させ、基板2に設けられた位置認識マーク2m(図1及び図2)を撮像して画像認識を行い、基板2の正規の作業位置からの位置ずれを検出する。
制御部40は、基板2の位置ずれを検出したら、ヘッド移動機構14の作動制御を行って装着ヘッド15を部品供給部13の上方に移動させ、各パーツフィーダ13aに部品3の供給動作を行わせるとともに、ノズル駆動機構15Aと吸着機構15Bの作動制御を行い、吸着ノズル15aに部品3を吸着(ピックアップ)する。そして、吸着ノズル15aにより吸着した部品3が部品カメラ32の上方を通過するように装着ヘッド15を移動させ、部品カメラ32による部品3の撮像とこれにより得られた画像データの画像認識を行って、吸着ノズル15aに対する部品3の位置ずれ(吸着ずれ)を求める。
制御部40は、吸着ノズル15aに対する部品3の位置ずれを求めたら、部品3が基板2の上方に位置するように装着ヘッド15を移動させる。そして、吸着ノズル15aを下降させて部品3の真空吸着を解除し、その部品3を基板2に装着する。この部品3の装着時には、制御部40は、既に求めている基板2の位置ずれと部品3の吸着ずれが修正されるように、基板2に対する吸着ノズル15aの位置補正(回転補正を含む)を行う。制御部40は、基板2に装着すべき全ての部品3の装着が終了したら、位置決め用基板搬送機構20bと搬出用基板搬送機構20cを作動させて、部品3の装着を終えた基板2(部品実装基板)を部品実装装置1の外部に搬出する。
上述の部品実装装置1において、制御部40は、3つの基板搬送機構20によって基板2を搬送するにおいて、各基板搬送機構20に設けられた搬入側センサS1からの情報によって、基板2の先端が搬入側センサS1の検査光Mを横切る位置に到達した状態(図4(a))を検出し、搬出側センサS2からの情報によって、基板2の先端が搬出側センサS2の検査光Mを横切る位置に到達した状態(図4(b))を検出し、搬出側センサS2からの情報によって、基板2の後端が搬出側センサS2の検査光Mを横切る位置に到達した状態(図4(c))を検出する。そして、各基板搬送機構20による基板2の搬送動作において、基板2が搬送ベルト23の進行方向に対して傾くことなどして基板2の一隅が固定側方部材21a又は可動側方部材21bに当接してしまった場合には、その基板搬送機構20は基板2の搬送動作を行っているにも拘らず基板2が搬送されない「搬送エラー」が発生した状態となる。図5は、基板2の先端側の一隅2Gが可動側方部材21bに当接して搬送エラーが発生した状態を示している。
制御部40は、上記搬送エラーが発生したことを、基板2の先端を搬入側センサS1により検出した後、時間計測部40c(図3)により計測される所定の基準時間内に搬出側センサS2によって基板2の先端を検出しなかったことをもって把握する。すなわち本実施の形態において、搬入側センサS1、搬出側センサS2及び制御部40の時間計測部40cは、基板搬送機構20により搬送されている基板2の搬送エラーが発生したことを検出する搬送エラー検出手段となっている。そして、上記「基準時間」は、基板搬送機構20により基板2が搬送エラーの発生なく搬送された場合において、基板2の先端が搬入側センサS1によって検出された後、その基板2の先端が搬出側センサS2によって検出されるのにかかる時間に基づいて設定される。
上記構成の部品実装装置1において、制御部40は、搬入側センサS1、搬出側センサS2及び時間計測部40cから成る搬送エラー検出手段によって搬送エラーが発生ことを検知した場合には、図6のフローチャートに示す制御を行うことによって、搬送エラーからの自動復旧を試みるようになっているので、以下にその説明を行う。
制御部40は、各基板搬送機構20による基板2の搬送制御において、搬入側センサS1により基板2の搬入を検出した後、前述の基準時間内に搬出側センサS2により基板2の先端が搬出側センサS2の検査光Mを横切る位置に到達しなかったこと等に基づいて前述の基板2の搬送エラーが発生した状態(図7(a))を検出したら(図6に示すステップST1)、搬送駆動モータ24の作動制御を行い、基板2の順方向への搬送を停止した後(ステップST2)、基板2を逆方向に所定の小距離だけ搬送する(ステップST3。図7(b)中に示す矢印A2)。そして、その後、再び基板2の順方向への搬送を行い(ステップST4。図7(c)中に示す矢印A1)、その順方向への搬送開始から前述の基準時間内に基板2が所定の位置(ここでは基板2の先端が搬出側センサS2の検査光Mを横切る位置とする)に到達したか否かによって、搬送エラーが解消されたか否かを判定する(ステップST5)。
上記ステップST3及びステップST4の動作によって、基板2の搬送姿勢が搬送ベルト23の進行方向と平行になるように修正されていれば搬送エラーは解消されて基準時間内に基板2は所定の位置を通過し、基板2の搬送姿勢が修正されず、搬送エラーが解消されなかった場合には基準時間が経過しても基板2は所定の位置を通過しないことになる。制御部40は、上記判定の結果、基板2の搬送エラーが解消されていた場合には基板2の順方向への搬送を継続しつつステップST1に戻り、基板2の搬送エラーが解消されていなかった場合には、その基板搬送機構20による基板2の搬送動作の停止を含む部品実装装置1の生産動作を停止させるとともに、前述の報知部42に搬送エラーの発生を報知させる(ステップST6)。作業者OPは、ステップST6によって搬送エラーが発生したことに気づいたら、手作業によって、基板2の搬送姿勢を修正する処置を行い、入出力装置41から、基板搬送機構20による基板2の搬送再開を含む部品実装装置1の生産再開の指令を行う。
このように第1実施形態における部品実装装置1では、基板搬送機構20により基板2を順方向に搬送している途中で基板2の搬送エラーが発生したことが検出された場合には、基板2を逆方向に所定距離搬送してから再び順方向に搬送することによって基板2の搬送姿勢の修正作業を実行し、この修正作業によってもなお搬送エラーが解消されない場合にはじめて基板2の搬送の中断を含む部品実装装置1による生産を停止するとともに、搬送エラーの発生を報知するようになっている。すなわち、基板2の搬送エラーが発生してもすぐに基板2の搬送を中断(部品実装装置1の生産を停止)するのではなく、その前に搬送エラーからの自動復旧が試みられるようになっている。このため、基板2の搬送エラーが発生した場合における部品実装装置1の稼働効率を向上させ、作業者の手間を少なくすることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態における部品実装装置1の装置構成は前述の第1実施形態における部品実装装置1のものと同じであるが、制御部40による基板搬送機構20の制御内容が異なる。
第2実施形態における部品実装装置1では、制御部40は、各基板搬送機構20による基板2の搬送制御において、前述の第1実施形態におけるステップST1〜ステップST5と同じ工程を実行する(図8)。そして、ステップST5の判定の結果、基板2の搬送エラーが解消されていた場合にはステップST1に戻るが、基板2の搬送エラーが解消されていなかった場合には、第1実施形態の場合のように搬送エラーの発生を報知させず、基板搬送機構20による基板2の搬送を停止した後(図8に示すステップST7。図9(a))、ベルト間隔変更モータ26の作動制御を行って、一対の搬送ベルト23の間隔(ベルト間隔)を基板2の幅寸法(Y軸方向の寸法)を狭めるように変更する(ステップST8。図9(b)中に示す矢印B1)。そして、その後、基板2の順方向への搬送を行い(ステップST9。図7(c))、それから基準時間内に基板2が前述の所定の位置(基板2の先端が搬出側センサS2の検査光Mを横切る位置)に到達したか否かによって、搬送エラーが解消されたか否かを判定する(ステップST10)。なお、上記ステップST8では、一対の搬送ベルト23の間隔を基板2の幅寸法と同程度にまで狭めた後、元の間隔に戻すようにしてもよい(図9(c)中に示す矢印B2)。
上記ステップST8の動作によって、基板2の搬送姿勢が搬送ベルト23の進行方向と平行になるように修正されていれば搬送エラーは解消されて基準時間内に基板2は所定の位置を通過し、基板2の搬送姿勢が修正されず、搬送エラーが解消されなかった場合には基準時間が経過しても基板2は所定の位置を通過しないことになる。制御部40は、上記判定の結果、基板2の搬送エラーが解消されていた場合には基板2の順方向への搬送を継続しつつステップST1に戻り、基板2の搬送エラーが解消されていなかった場合には、その基板搬送機構20による基板2の搬送動作の停止を含む部品実装装置1の生産動作を停止させるとともに、前述の報知部42に搬送エラーの発生を報知させる(ステップS11)。作業者OPは、ステップST6によって搬送エラーが発生したことに気づいたら、手作業によって、基板2の搬送姿勢を修正する処置を行い、入出力装置41から、基板搬送機構20による基板2の搬送再開を含む部品実装装置1の生産再開の指令を行う。
このように第2実施形態における部品実装装置1では、基板搬送機構20により基板2を順方向に搬送している途中で基板2の搬送エラーが発生したことが検出された場合には、基板2を逆方向に所定距離搬送してから再び順方向に搬送すること及びその後更に一対の搬送ベルト23の間隔を変更してから再び順方向に搬送することによって基板2の搬送姿勢の修正作業を実行し、この修正作業によってもなお搬送エラーが解消されない場合にはじめて基板2の搬送を中断して搬送エラーの発生を報知するようになっている。このため第1実施形態の場合よりも更に基板2の搬送エラーが発生した場合における部品実装装置1の稼働効率を向上させ、作業者OPの手間を少なくすることができる。
基板の搬送エラーが発生した場合における部品実装装置の稼働率を向上させ、作業者の手間を少なくすることができる基板の搬送方法及び部品実装装置を提供する。
1 部品実装装置
2 基板
20 基板搬送機構
23 搬送ベルト
40 制御部
40c 時間計測部(搬送エラー検出手段)
42 報知部
S1 搬入側センサ(搬送エラー検出手段)
S2 搬出側センサ(搬送エラー検出手段)

Claims (4)

  1. 一対の搬送ベルトにより基板の両側部を支持して前記基板を搬送する基板搬送機構を備えた部品実装装置における基板の搬送方法であって、
    前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送している途中で前記基板の搬送エラーが発生したことが検出された場合に、前記基板搬送機構により前記基板を逆方向に所定距離搬送する工程と、
    前記基板搬送機構により前記基板を逆方向に搬送した後、再び前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送する工程と、
    前記基板搬送機構による前記基板の逆方向への搬送後の順方向への搬送によっても前記搬送エラーが解消されない場合に、前記基板の搬送を中断するとともに、前記搬送エラーの発生を報知する工程とを含むことを特徴とする基板の搬送方法。
  2. 間隔を変更可能な一対の搬送ベルトにより基板の両側部を支持して搬送して前記基板を搬送する基板搬送機構を備えた部品実装装置における基板の搬送方法であって、
    前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送している途中で前記基板の搬送エラーが発生したことが検出された場合に、前記基板搬送機構により前記基板を逆方向に所定距離搬送する工程と、
    前記基板搬送機構により前記基板を逆方向に搬送した後、再び前記基板搬送機構により前記基板の順方向に搬送する工程と、
    前記基板搬送機構による前記基板の逆方向への搬送後の順方向への搬送によっても前記搬送エラーが解消されない場合に、前記一対の搬送ベルトの間隔を変更する工程と、
    前記一対の搬送ベルトの間隔を変更した後、再び、前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送する工程と、
    前記一対の搬送ベルトの間隔変更後の前記基板の順方向への搬送によっても前記搬送エラーが解消されない場合に、前記基板搬送機構による前記基板の搬送を中断するとともに、前記搬送エラーの発生を報知する工程とを含むことを特徴とする基板の搬送方法。
  3. 一対の搬送ベルトにより基板の両側部を支持して搬送する基板搬送機構と、
    前記基板搬送機構による前記基板の搬送制御を行う制御部と、
    前記基板搬送機構により搬送されている前記基板の搬送エラーが発生したことを検出する搬送エラー検出手段と、
    前記搬送エラーを作業者に報知する報知部とを備え、
    前記制御部は、前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送させている途中で前記搬送エラー検出手段により前記基板の搬送エラーが発生したことが検出された場合には、前記基板搬送機構により前記基板を逆方向に所定距離搬送させてから再び前記基板を順方向に搬送させ、この搬送によっても前記搬送エラーが解消されない場合には、前記基板搬送機構による前記基板の搬送を中断させるとともに、前記報知部に前記搬送エラーの発生を報知させることを特徴とする部品実装装置。
  4. 間隔を変更可能な一対の搬送ベルトにより基板の両側部を支持して搬送する基板搬送機構と、
    前記基板搬送機構による前記基板の搬送制御及び前記一対の搬送ベルトの間隔変更制御を行う制御部と、
    前記基板搬送機構により搬送されている前記基板の搬送エラーが発生したことを検出する搬送エラー検出手段と、
    前記搬送エラーを作業者に報知する報知部とを備え、
    前記制御部は、前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送させている途中で前記搬送エラー検出手段により前記基板の搬送エラーが発生したことが検出された場合には、前記基板搬送機構により前記基板を逆方向に所定距離搬送させてから再び前記基板を順方向に搬送させ、この搬送によっても前記搬送エラーが解消されない場合には、前記一対の搬送ベルトの間隔を変更した後、再び前記基板搬送機構により前記基板を順方向に搬送させ、この搬送によっても前記搬送エラーが解消されない場合には、前記基板搬送機構による前記基板の搬送を中断させるとともに、前記報知部に前記搬送エラーの発生を報知させることを特徴とする部品実装装置。
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