JP2014014989A - 基板搬送装置及び基板搬送装置における異物の検出方法 - Google Patents

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浩二 大川
Yusuke Sueyasu
祐介 末安
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Abstract

【課題】基板端部支持部材に起因する検出センサの誤検出を抑制することができる基板搬送装置及び基板搬送装置における異物の検出方法を提供する。
【解決手段】可動ベース部31aを固定ベース部31bと離反する方向に移動させて待機位置[T]で待機させるとともに、各コンベア支持部材28をそれぞれ第2の位置[P2]に移動させる。この状態から可動ベース部31aの幅寄せ動作を開始するとともに、投光器32aから受光器32bに向けて検査光rを投光して異物の検出動作を実行する。これにより、コンベア支持部材28aが第1の位置[P1]に位置する場合よりも基板端部支持部材29aから離れた位置を検査光rが通過するので、基板端部支持部材29aに反り変形が生じている場合であっても、これをコンベア支持部材28aの移動経路上に存在する異物と誤って検出してしまうという事態を抑制することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、基板の幅方向の両端部を下方から支持して所定の作業位置に搬送する基板搬送装置及び基板搬送装置における異物の検出方法に関する。
部品実装機やスクリーン印刷機のように、基板に対して部品の実装作業を行う部品実装用装置には、基板を搬送するための基板搬送装置が備えられている。この基板搬送装置としては、基板の両端を下方から支持して搬送する一対の搬送コンベア、この一対の搬送コンベアによって所定の位置まで搬送された基板の下方で昇降する昇降部材、この昇降部材に設けられ当該昇降部材の上昇により基板の下面中央部に下方から当接して支持する基板中央部支持部材、及び昇降部材の上方に配置され、基板中央部支持部材が基板に当接するときに上端が基板の両端部に下方から当接して支持する板状の一対の基板端部支持部材を備えたものが知られている(例えば特許文献1)。
一対の搬送コンベアのうち少なくとも一つは基板搬送方向と直交する方向に移動自在な可動コンベア支持部材に取り付けられており、基板サイズに応じて可動コンベア支持部材を他方のコンベア支持部材が配置される方向(「幅寄せ方向」と称する)に移動させることによって両搬送コンベア間の距離を調整するようになっている。なお、コンベア支持部材には搬送コンベアの他に前述の基板端部支持部材も取り付けられている。
昇降部材の上方は可動コンベア支持部材の移動経路となっており、当該移動経路上における昇降部材の上面に異物が付着していると可動コンベア支持部材の移動に支障をきたすおそれがあるため、可動コンベア支持部材の移動経路上における昇降部材の上面に付着する異物を検出するための検出センサが当該可動コンベア支持部材に固定して設けられている。この検出センサとしては、検査光を投光する投光器及び当該検査光を受光する受光器から成るものがあり、幅寄せ方向への動作時に投光器から検査光を基板搬送方向に投光し、当該検査光が遮断されたか否かによって昇降部材の上面に異物が付着しているか否かの判断を行う。
特開2010−188645号公報
前述のように、可動コンベア支持部材の移動経路上における昇降部材の上面に付着する異物を検出する必要上、検出センサは基板端部支持部材よりも幅寄せ方向側(すなわち基板中央部支持部材が配置される側)に取り付ける必要がある。また、基板サイズによっては基板中央部支持部材及び基板端部支持部材による基板支持の際に前記両部材の距離が狭小になる場合があるため、検出センサを基板端部支持部材に極力隣接させて取り付ける必要がある。そのため、基板端部支持部材に反り変形が生じている場合、検査光が当該基板端部支持部材によって遮断されて検査光が受光器に到達できなくなり、基板端部支持部材を昇降部材の上面に付着する異物と誤って検出してしまうという問題が生じていた。
そこで本発明は、基板端部支持部材に起因する検出センサの誤検出を抑制することができる基板搬送装置及び基板搬送装置における異物の検出方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、一対の搬送コンベアによって基板の幅方向の両端部を下方から支持して所定の作業位置に搬送する基板搬送装置であって、前記一対の搬送コンベアを支持する一対のコンベア支持部材と、前記一対のコンベア支持部材をそれぞれ前記一対のコンベア支持部材同士が近接する第1の位置と前記一対のコンベア支持部材同士が離間する第2の位置との間で移動自在に保持する一対のベース部と、前記一対のベース部に対して前記一対の搬送コンベアによる基板の搬送方向と直交する方向に移動自在に設けられ、前記一対のコンベア支持部材をともに前記第1の位置に位置させることによって前記所定の作業位置に搬送された基板を当該基板の幅方向からクランプする一対のクランプ部材と、前記一対のクランプ部材によってクランプされた状態の基板の下面中央部を支持する基板中央部支持部材と、前記一対のコンベア支持部材によって上下方向に移動自在に支持された一対の基板端部支持部材と、前記一対のクランプ支持部材によって基板がクランプされた状態で、前記一対のコンベア支持部材をそれぞれ前記第1の位置から前記第2の位置に移動させることにより、前記一対の搬送コンベアによる基板の搬送支持状態を解除して前記一対の基板端部支持部材を基板の幅方向の両端部の下方に位置させるコンベア支持部材移動機構と、前記一対の搬送コンベアによる基板の搬送を開始する前、前記一対のベース部のうち少なくとも一方を前記基板中央部支持部材から離間する方向に移動させた後、そのベース部を前記基板中央部支持部材に近接する方向である幅寄せ方向に移動させることによって前記一対の搬送コンベアの間隔を基板の幅方向の寸法に応じた間隔となるように調整する間隔調整機構と、前記間隔調整機構によって前記基板中央部支持部材に対して離間及び近接される可動側のベース部に固定して設けられ、前記間隔調整機構によって前記可動側のベース部が前記幅寄せ方向に移動される際、前記可動側のベース部とともに移動する前記基板端部支持部材の側方であって前記基板中央部支持部材が設けられる側の領域に検査光を基板搬送方向に投光し、その検査光の遮光状態を検出することによって前記可動側のベース部の進行方向に存在する異物の検出を行う異物検出センサとを備え、前記可動側のベース部とともに移動するコンベア支持部材は、前記間隔調整機構によって前記可動側のベース部が前記幅寄せ方向に移動される際、前記コンベア支持部材移動機構によって前記第2の位置に位置される。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の基板搬送装置における異物の検出方法であって、可動側のベース部を基板中央部支持部材に近接する方向である幅寄せ方向に移動させる際、前記可動側のベース部とともに移動するコンベア支持部材を第2の位置に位置させ、この状態で前記可動側のベース部を前記幅寄せ方向に移動させながら前記異物検出センサによる異物の検出を行う。
本発明によれば、可動側のベース部とともに移動するコンベア支持部材を、一対のコンベア支持部材同士が離間する第2の位置(すなわち基板端部支持部材と異物検出センサとが離間した位置)に位置させることによって、異物検出センサと基板端部支持部材との間に一定の空間を設けることができるので、この状態で可動側のベース部の幅寄せ方向への移動時に異物検出センサによる異物の検出を行うことによって、基板端部支持部材に反り等の変形が生じている場合であっても当該基板端部支持部材を異物と誤って検出する事態を抑制することができる。
本実施の形態におけるスクリーン印刷機の部分平面図 本実施の形態におけるスクリーン印刷機が備える印刷実行部の正面図 本実施の形態におけるスクリーン印刷機が備える印刷実行部の部分斜視図 本実施の形態におけるスクリーン印刷機の制御系統を示すブロック図 本実施の形態におけるスクリーン印刷機が実行するスクリーン印刷動作の流れを示すフローチャート (a)(b)(c)本実施の形態におけるスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)(c)本実施の形態におけるスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)本実施の形態におけるスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)本実施の形態におけるスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)本実施の形態におけるスクリーン印刷機が備える印刷実行部の部分正面図 (a)(b)本実施の形態におけるスクリーン印刷機が備える印刷実行部の部分正面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。本発明の基板搬送装置は、部品実装機やスクリーン印刷機のように、基板に対して部品の実装作業を行う部品実装用装置に備えられる。本実施の形態では、スクリーン印刷機を例にして説明する。
図1において、スクリーン印刷機1は、基台2と、基台2上に設けられ作業対象物である基板3の搬送を行う基板搬送路4と、基板搬送路4によって所定の作業位置に搬送された基板3に対してスクリーン印刷を実行する印刷実行部5から成る。以下、基板3の搬送方向をX軸方向とし、X軸方向と直交する水平面内の方向をY軸方向とする。
図1において基板搬送路4は、X軸方向に並んで設けられた3つの搬送コンベア(一対の搬入コンベア11、位置決めコンベア12及び搬出コンベア13)から成り、図示しないアクチュエータ等から成る搬送路駆動機構4a(図4)によって駆動する。搬入コンベア11はスクリーン印刷機1の上流側(紙面左側)から投入された基板3をスクリーン印刷機1の内部に搬入して位置決めコンベア12に受け渡す。位置決めコンベア12は搬入コンベア11から受け渡された基板3を所定の作業位置(図1に示す基板3の位置)まで搬送し、基板3に対するスクリーン印刷が終了した後、基板3を搬出コンベア13に受け渡す。搬出コンベア13は位置決めコンベア12から受け取った基板3をスクリーン印刷機1の下流側(図1の紙面右側)に搬出する。
図1、図2において印刷実行部5は、位置決めコンベア12上の基板3を下方から支持し、且つ両側からクランプした状態でその基板3の水平面内の方向への移動と上下方向(Z軸方向とする)への移動を行う基板移動ユニット20、基板移動ユニット20の上方をY軸方向に延びて設けられた一対の支持レール40、支持レール40によってY軸方向にスライド自在に支持されたプレート状のマスク部材41、マスク部材41の上方をY軸方向に移動自在に設けられたスキージユニット42及びマスク部材41上にペーストP(図2)を供給するシリンジユニット46を備えている。
図2において、基板移動ユニット20は、基台2に対してY軸方向に相対移動するYテーブル21、Yテーブル21に対してX軸方向に相対移動するXテーブル22、Xテーブル22に対してZ軸周りに相対回転するΘテーブル23、Θテーブル23に固定されたベースプレート24、ベースプレート24に対して相対昇降する第1昇降プレート25、第1昇降プレート25に対して相対昇降する第2昇降プレート26、第2昇降プレート26の上面中央部に設けられた基板中央部支持部材27、第2昇降プレート26の上方に設けられて各位置決めコンベア12を支持する一対のコンベア支持部材28、コンベア支持部材28に対して上下方向に移動自在に支持された一対の基板端部支持部材29、各位置決めコンベア12の上方でY軸方向に開閉動作する一対のクランパ30(クランプ部材)、コンベア支持部材28とクランパ30が取り付けられる一対のベース部31、及びベース部31に固定して設けられた異物検出センサ32から成る。
図2、図3において、基板端部支持部材29はX軸方向に延びた板状の部材から成っており、コンベア支持部材28に形成されたスライダ支持部28cに対して上下方向に移動自在に支持されたスライダ28dに取り付けられている。これにより、基板端部支持部材29はコンベア支持部材28に対して上下方向に移動自在に支持された状態となっている。また各コンベア支持部材28は、図示しないアクチュエータ等から成るコンベア支持部材移動機構28eによってY軸方向に移動自在になっている。
各ベース部31はX軸方向に延びたフレーム状の部材であり、第2昇降プレート26の上方であってX軸方向からみて基板中央部支持部材27の両側外方に配設されており、各コンベア支持部材28を両コンベア支持部材28が互いにY軸方向に近接する第1の位置[P1](図6(c))と、第1の位置[P1]よりもY軸方向に離間する第2の位置[P2](図6(a)、(b))との間で移動自在に保持している。また、一対のベース部31のうち一方は、図示しないアクチュエータ等から成るベース部移動機構31cによってY軸方向に移動自在となっており、基板中央部支持部材27に対して離間及び近接可能となっている。以下、Y軸方向に移動自在な可動側のベース部を「可動ベース部31a」と称し、Y軸方向への移動を行わないベース部を「固定ベース部31b」と称する。また、可動ベース部31aに保持されるコンベア支持部材を「コンベア支持部材28a」、固定ベース部31bに保持されるコンベア支持部材を「コンベア支持部材28b」とし、コンベア支持部材28aに支持される位置決めコンベア及び基板端部支持部材をそれぞれ「位置決めコンベア12a」、「基板端部支持部材29a」とする。
各クランパ30は各ベース部31の上端に取り付けられており、図示しないアクチュエータ等から成るクランパ駆動機構30a(図4)によって位置決めコンベア12の上方でY軸方向に移動自在となっている。各クランパ30を互いに近接する方向に移動させることによって、位置決めコンベア12によって両端部を下方から支持された状態で所定の作業位置に搬送された基板3を幅方向からクランプ(挟持)する。
図3において、異物検出センサ32は可動ベース部31aの進行方向に存在する異物の検出を行うものであって(詳細は後述する)、投光器32a及び受光器32bから成り、それぞれY軸方向からみて基板端部支持部材29aの両側外方に(すなわち基板端部支持部材29aを間に挟んだ状態で)可動ベース部31aに固定して設けられている。投光器32aは、コンベア支持部材28aが第1の位置[P1]に位置した状態において、X軸方向からみて基板端部支持部材29aの側方であって、基板中央部支持部材27が設けられる側の領域のX軸方向に向けて検査光rを投光する(図10(a))。受光器32bは検査光rの光軸ra(図6(b))上に位置しており、当該光軸ra上に異物が存在しない状態では検査光rを受光する。
なお、基板3のサイズによっては基板中央部支持部材27と基板端部支持部材29aとの距離が狭小になるため(例えばサイズの小さい基板)、このような場合に対応すべく、コンベア支持部材28aが第1の位置[P1]に位置した状態において、異物検出センサ32(投光器32a及び受光器32b)はX軸方向からみて検査光rが基板端部支持部材29aの内側面29bの近傍を通過するよう可動ベース部31aに設けられる(図10(a))。また、投光器32a及び受光器32bは平面視において第2昇降プレート26及び基板中央部支持部材27の外縁よりも外方に位置しており、第2昇降プレート26及び基板中央部支持部材27が上昇してもこれらと投光器32a及び受光器32bが干渉しないようになっている(図3)。
上記のように、本実施の形態において、可動ベース部31aはコンベア支持部材28a、基板端部支持部材29a及び異物検出センサ32と一体となってY軸方向に移動可能となっている。また、コンベア支持部材28a及び基板端部支持部材29aは、可動ベース部31a及び異物検出センサ32と相対的にY軸方向に移動可能となっている。
図1において、マスク部材41は平面視して矩形形状の枠部材41aによって四辺が支持されており、枠部材41aによって囲まれた矩形領域には基板3に備えられた電極3aに対応して設けられた多数のパターン孔(不図示)が形成されている。
図2において、スキージユニット42は支持レール40の上方を基板移動ユニット20に対してY軸方向に移動自在に設けられたスキージベース43と、スキージベース43に取り付けられて上下方向に延びた2つのスキージ昇降シリンダ44と、各スキージ昇降シリンダ44の下部に取り付けられてY軸方向に対向する一対のスキージ45を備えて成る。各スキージ45はX軸方向に延びた「へら」状の部材であり、スキージ昇降シリンダ44の下方への突没動作によってスキージベース43に対して昇降する。
図2において、シリンジユニット46は、基板移動ユニット20に対して水平面内方向に移動自在に設けられた移動プレート47に、基板3に印刷する半田ペーストや導電性ペースト等のペーストPを下方に吐出するシリンジ48が取り付けられた構成となっている。
次に、図4を用いてスクリーン印刷機1の制御構成について説明する。スクリーン印刷機1に備えられた制御装置50は、記憶部51、機構制御部52、センサ制御部53及び表示処理部54を有し、外部でモニタ等の表示部55と接続されている。記憶部51はスクリーン印刷を実行するためのプログラムデータを記憶しており、機構制御部52、センサ制御部53はこのプログラムデータに基づいて各部材の制御を行う。
機構制御部52は、搬送路駆動機構4a、コンベア支持部材移動機構28e、クランパ駆動機構30a及びベース部移動機構31cの作動制御を行うことによって、それぞれ基板搬送路4、コンベア支持部材28、クランパ30及び可動ベース部31aを駆動する。また機構制御部52は、種々のアクチュエータ等からなる基板移動ユニット駆動機構20aの作動制御を行うことによって、前記以外の基板移動ユニット20を構成する各部材(Yテーブル21、Xテーブル22、θテーブル23、第1昇降プレート25、第2昇降プレート26)を駆動する。
また機構制御部52は、図示しないアクチュエータ等から成るスキージユニット移動機構56、スキージ昇降機構57の作動制御を行うことによって、それぞれスキージユニット42のY軸方向への移動動作、スキージ45の昇降動作を実行する。さらに機構制御部52は、図示しないアクチュエータ等から成るシリンジユニット移動機構58、シリンジ作動機構59の作動制御を行うことによって、それぞれシリンジユニット46の移動、シリンジ48によるペーストPの供給動作を実行する。
センサ制御部53は投光器32aからの検査光rの投光動作を制御するとともに、受光器32bによる検査光rの受光状態(受光の有無)を監視する。表示処理部54は、センサ制御部53から受光器32bが検査光rを受光していない旨の情報を含んだ信号が送信されたときに、表示部55に対して後述する表示処理動作を実行する。
本実施の形態におけるスクリーン印刷機1は以上のように構成され、次に、図5のフローチャートを参照しながら図6〜図9の動作説明図を用いてスクリーン印刷動作を説明する。まず、制御装置50は可動ベース部31aを固定ベース部31bと離反する方向(図6(a)中に示す矢印a)に移動させて待機位置[T]で待機させるとともに、各コンベア支持部材28(28a、28b)をそれぞれ第2の位置[P2]に移動させる。(ST1の第2の位置移動工程)(図6(a))。
次に、制御装置50はコンベア支持部材28aが第1の位置[P1]に移動したときに、これに支持される位置決めコンベア12aが基板3の端部を下方から支持し得るよう可動ベース部31aを基板中央部支持部材27に近接する方向(図6(b)中に示す矢印b)に移動させる(ST2の幅寄せ動作工程)(図6(b))。この可動ベース部31aの矢印b方向への移動(これを「幅寄せ動作」と称する)時においては、当該可動ベース部31aの進行方向(例えば第2昇降プレート26の上面)に異物が存在すると幅寄せ動作に何らかの支障をきたすおそれがあるため、本実施の形態では幅寄せ動作の開始とともに投光器32aから受光器32bに向けて検査光rを投光し、当該検査光rの遮光状態を検出することによって可動ベース部31aの進行方向に存在する異物を検出する動作が併せて行われる(ST3の異物検出工程)。
制御装置50は検査光rの遮光状態が検出されない間(すなわち受光器32bが検査光rを受光している間)、幅寄せ動作を継続させるとともに可動ベース部31aを所定の位置(基板サイズに応じた位置)まで移動させたか否かを判断し(ST4の第1の判断工程)、移動させていない場合は検査(検査光rの投光)を行いながら幅寄せ動作を継続させる。可動ベース部31aを所定の位置まで移動させたならば、制御装置50は異物検出センサ32による異物の検出動作を終了するとともに、各コンベア支持部材28を第2の位置[P2]から第1の位置[P1]に移動させ(コンベア支持部材28aを図6(c)中に示す矢印c方向に、コンベア支持部材28bを矢印d方向に移動させる)、各位置決めコンベア12によって基板3を支持可能な状態とする(ST5の第1の位置移動工程)(図6(c)。そして、制御装置50は搬入コンベア11から基板3を位置決めコンベア12に受け取り、所定の作業位置まで基板3を搬送する(ST6の基板搬送工程)(図6(c))。
上記構成において、ベース部移動機構31cは、一対の位置決めコンベア12による基板3の搬送を開始する前、可動ベース部31aを基板中央部支持部材27から離間する方向に移動させた後、可動ベース部31aを基板中央部支持部材27に近接する方向である幅寄せ方向に移動させることによって一対の位置決めコンベア12の間隔を基板3の幅方向の寸法に応じた間隔となるように調整する間隔調整機構となっている。また第1の位置[P1]は、基板3の幅方向の寸法に応じて可動ベース部31aを所定の位置まで移動させた状態において、各位置決めコンベア12によって基板3の幅方向の両端部を下方から支持して搬送する基板搬送位置となっている。
基板3を所定の作業位置まで搬送したならば、制御装置50は基板3の位置決め動作を実行する(ST7の基板位置決め工程)。まず、制御装置50は各クランパ30を互いに近接する方向(図7(a)に示す矢印e、f方向)に移動させることによって基板3を幅方向からクランプする(図7(a))。クランプ後、制御装置50は第2昇降プレート26を第1昇降プレート25に対して上昇させて(図7(b)中に示す矢印g1)、第2昇降プレート26の上面を各基板端部支持部材29の下端に当接させる(図7(b))。
そして、制御装置50は更に第2昇降プレート26を上昇(図7(c)中に示す矢印g2)させて各基板端部支持部材29を押し上げ、基板中央部支持部材27を基板3の下面中央部に当接させるとともに、各基板端部支持部材29の上端を基板3の下面両側部に当接させる(図7(c))。これにより、基板3は基板中央部支持部材27、各基板端部支持部材29によってそれぞれ中央部の下面、両側部の下面を支持され、更に各クランパ30により側面をクランプされた状態となる。
次いで、制御装置50は各コンベア支持部材28をそれぞれ第1の位置[P1]から第2の位置[P2]に移動させることによって(コンベア支持部材28aを図8(a)中に示す矢印h方向に、コンベア支持部材28bを矢印i方向に移動させる)、各位置決めコンベア12を基板3の両端部の下方から退避させるとともに、各基板端部支持部材29をそれぞれ基板3の両端部の下方に位置させる(図8(a))。
すなわちコンベア支持部材移動機構28eは、一対のクランパ30によって基板3がクランプされた状態で、一対のコンベア支持部材28をそれぞれ第1の位置[P1]から第2の位置[P2]に移動させることにより一対の位置決めコンベア12による基板3の搬送支持状態を解除して一対の基板端部支持部材29を基板3の幅方向の両端部の下方に位置させる。また第2の位置[P2]は、基板3の幅方向の寸法に応じて可動ベース部31aを所定の位置まで移動させた状態において、各位置決めコンベア12が基板3の両端部の下方から退避した位置であるとともに、基板3の両端部を各基板端部支持部材29によって下方から支持する基板端部支持位置となっている。
各基板端部支持部材29を基板3の幅方向の両端部の下方に位置させた後、制御装置50は第2昇降プレート26を上昇させて(図8(b)に示す矢印j)、基板3の上面がクランパ30の上面と同じ高さになるまで押し上げる(図8(b))。次いで、制御装置50は第1昇降プレート25を上昇(図9(a)に示す矢印k)させることによって、基板3の上面をマスク部材41の下面に下方から接触させる(図9(a))。これにより基板3の位置決め動作は完了し、次に、制御装置50は位置決め後の基板3に対するペーストPの印刷動作を実行する(ST8の印刷作業実行工程)。
ペーストPの印刷動作について説明する。まず、制御装置50はシリンジユニット46をマスク部材41の上方に移動させ、シリンジ48からマスク部材41の上面にペーストPを供給する(図9(a))。ペーストPの供給後、制御装置50は一方のスキージ45を下降させてその下縁をマスク部材41の上面に当接させ、この状態でスキージユニット42をY軸方向に移動(図9(b)に示す矢印l)させることによってスキージ45をマスク部材41上で摺動させ、ペーストPをマスク部材41のパターン孔内に充填させる(図9(b))。
マスク部材41のパターン孔内にペーストPを充填させたならば、制御装置50は第1昇降プレート25を下降させてマスク部材41から基板3を分離させ、これにより基板3上にペーストPが印刷される。ペーストPの印刷後、制御装置50は各クランパ30を離反方向に移動させて基板3のクランプ状態を解除するとともに、各コンベア支持部材28を第2の位置[P2]から第1の位置[P1]に移動させる。そして、制御装置50は第2昇降プレート26を下降させて基板3を位置決めコンベア12上に載置し、位置決めコンベア12によって基板3を下流側に搬送して搬出コンベア13に受け渡すことによって印刷実行部5から基板3を搬出する(ST9の基板搬出工程)。
基板3の搬出後、制御装置50は他にスクリーン印刷を行う同品種の基板3があるか否かの判断を行い(ST10の第2の判断工程)、他にスクリーン印刷を行うべき同品種の基板3がある場合には、(ST6)に戻って次の基板3の搬送を行い、以後(ST7)〜(ST10)の動作を行う。一方、他にスクリーン印刷を行うべき同品種の基板3がない場合には、制御装置50はスクリーン印刷を終了する。
一方、(ST2)の幅寄せ動作の実行中に可動ベース部31aの移動経路上に何らかの異物が存在する等の理由で遮光状態が検出された場合(すなわち受光器32bが検査光rを受光しなくなった場合)、制御装置50は幅寄せ動作を中断させるとともに、表示処理部54を介して幅寄せ動作時にトラブルが発生した旨を表示部55に表示し、オペレータに対する報知を行う(ST11の報知工程)。なお、報知の態様としては警告音を鳴らすものでもよい。
以上説明したように、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1の基板搬送装置としての基板移動ユニット20は、一対の位置決めコンベア12(搬送コンベア)、一対のコンベア支持部材28、一対のベース部31、一対のクランパ30(クランプ部材)、基板中央部支持部材27、一対の基板端部支持部材29、コンベア支持部材移動機構28e、ベース部移動機構31c(間隔調整機構)、及び異物検出センサ32を備えたものとなっている。そして、可動ベース部31aとともに移動するコンベア支持部材28aは、ベース部移動機構31cによって可動ベース部31aが幅寄せ方向に移動される際、コンベア支持部材移動機構28eによって第2の位置[P2]に位置される。
また、この基板搬送装置における異物の検出方法は、可動ベース部31aを基板中央部支持部材27に近接する方向である幅寄せ方向に移動させる際、可動ベース部31aとともに移動するコンベア支持部材28aを第2の位置[P2]に位置させ、この状態で可動ベース部31aを幅寄せ方向に移動させながら異物検出センサ32による異物の検出を行うようになっている。
このように、本実施の形態では可動ベース部31aの幅寄せ動作時に投光器32aから投光された検査光rの遮光状態を検出することによって、可動ベース部31aの移動経路上に存在する異物の検出を行うが、この異物の検出動作時においては、図10(a)に示すように、コンベア支持部材28aが第1の位置[P1]に位置した状態では、X軸方向からみて基板端部支持部材29aの内側面29bと検査光rの光軸raとの距離はS1であるが、コンベア支持部材28aを第2の位置[P2]に移動させることによって(図10(b))、基板端部支持部材29aの内側面29bと検査光rの光軸raとの距離をさらにT分長くしたS2とすることができる。
すなわち、異物の検出動作時には、コンベア支持部材28aが第1の位置[P1]に位置する場合よりも基板端部支持部材29aから離れた位置を検査光rが通過するので、図11(a)、(b)に示すように、基板端部支持部材29Aに反り変形が生じている場合であっても、検査光rの光軸ra上に当該基板端部支持部材29Aが侵入し、基板端部支持部材29Aをコンベア支持部材28aの移動経路上に存在する異物と誤って検出してしまうという事態を抑制することができる。
本発明によれば、基板端部支持部材に反り等の変形が生じている場合であっても当該基板端部支持部材を異物と誤って検出する事態を抑制することができ、基板に対して部品の実装作業を行う部品実装の分野において有用である。
3 基板
12 位置決めコンベア
27 基板中央部支持部材
28 コンベア支持部材
28e コンベア支持部材移動機構
29 基板端部支持部材
30 クランパ
31 ベース部
31c ベース部移動機構
[P1] 第1の位置
[P2] 第2の位置
32 異物検出センサ

Claims (2)

  1. 一対の搬送コンベアによって基板の幅方向の両端部を下方から支持して所定の作業位置に搬送する基板搬送装置であって、
    前記一対の搬送コンベアを支持する一対のコンベア支持部材と、
    前記一対のコンベア支持部材をそれぞれ前記一対のコンベア支持部材同士が近接する第1の位置と前記一対のコンベア支持部材同士が離間する第2の位置との間で移動自在に保持する一対のベース部と、
    前記一対のベース部に対して前記一対の搬送コンベアによる基板の搬送方向と直交する方向に移動自在に設けられ、前記一対のコンベア支持部材をともに前記第1の位置に位置させることによって前記所定の作業位置に搬送された基板を当該基板の幅方向からクランプする一対のクランプ部材と、
    前記一対のクランプ部材によってクランプされた状態の基板の下面中央部を支持する基板中央部支持部材と、
    前記一対のコンベア支持部材によって上下方向に移動自在に支持された一対の基板端部支持部材と、
    前記一対のクランプ支持部材によって基板がクランプされた状態で、前記一対のコンベア支持部材をそれぞれ前記第1の位置から前記第2の位置に移動させることにより、前記一対の搬送コンベアによる基板の搬送支持状態を解除して前記一対の基板端部支持部材を基板の幅方向の両端部の下方に位置させるコンベア支持部材移動機構と、
    前記一対の搬送コンベアによる基板の搬送を開始する前、前記一対のベース部のうち少なくとも一方を前記基板中央部支持部材から離間する方向に移動させた後、そのベース部を前記基板中央部支持部材に近接する方向である幅寄せ方向に移動させることによって前記一対の搬送コンベアの間隔を基板の幅方向の寸法に応じた間隔となるように調整する間隔調整機構と、
    前記間隔調整機構によって前記基板中央部支持部材に対して離間及び近接される可動側のベース部に固定して設けられ、前記間隔調整機構によって前記可動側のベース部が前記幅寄せ方向に移動される際、前記可動側のベース部とともに移動する前記基板端部支持部材の側方であって前記基板中央部支持部材が設けられる側の領域に検査光を基板搬送方向に投光し、その検査光の遮光状態を検出することによって前記可動側のベース部の進行方向に存在する異物の検出を行う異物検出センサとを備え、
    前記可動側のベース部とともに移動するコンベア支持部材は、前記間隔調整機構によって前記可動側のベース部が前記幅寄せ方向に移動される際、前記コンベア支持部材移動機構によって前記第2の位置に位置されることを特徴とする基板搬送装置。
  2. 請求項1に記載の基板搬送装置における異物の検出方法であって、
    可動側のベース部を基板中央部支持部材に近接する方向である幅寄せ方向に移動させる際、前記可動側のベース部とともに移動するコンベア支持部材を第2の位置に位置させ、この状態で前記可動側のベース部を前記幅寄せ方向に移動させながら前記異物検出センサによる異物の検出を行うことを特徴とする基板搬送装置における異物の検出方法。
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