JP6556611B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、部品実装機に関する。
従来より、部品を吸着ヘッドに吸着させて基板に実装するものが知られている。例えば、特許文献1には、部品を吸着する吸着ヘッドを備えるヘッドユニットと、ヘッドユニットに取り付けられ吸着ヘッドに吸着させた部品を基板に装着する際の押し付け圧力を検知するロードセルと、を備え、ロードセルからの信号に基づいて部品が基板に接触したことを確認する部品実装機が開示されている。
特開2001−210995号公報
しかしながら、上述した部品実装機では、ヘッドユニットにロードセルを搭載するため、ヘッドユニットの重量を増加させたり、大型化を招いたりする。また、実装する部品の種類に応じてヘッドユニットを交換可能な部品実装機においては、ロードセルをヘッドユニット毎に設ける必要があり、コストが増大する。
本発明は、ヘッドユニット側にセンサを設けることなく、部品が基板に接触したことを確認可能とすることを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の部品実装機は、
部品を保持して基板に実装する部品実装機であって、
前記基板を搬送する搬送装置と、
前記基板を固定側クランプ部材と可動側クランプ部材との間に挟んでクランプするクランプ装置と、
前記固定側クランプ部材または前記可動側クランプ部材の振動を検知する振動検知センサと、
前記部品を保持可能で上下動が可能な保持部材を有する実装ヘッドと、
前記搬送装置により搬送された基板がクランプされるよう前記クランプ装置を制御するクランプ制御を実行するクランプ制御実行手段と、
前記基板がクランプされた後、前記保持部材の下降により該保持部材に保持された部品が前記基板に実装されるよう前記実装ヘッドを制御する実装制御を実行する実装制御実行手段と、
前記実装制御が実行されているときに、前記振動検知センサからの信号に基づいて前記保持部材に保持された部品が前記基板に接触したことを判定する判定手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の部品実装機は、搬送装置により搬送された基板を固定側クランプ部材と可動側クランプ部材との間に挟んでクランプするクランプ装置と、部品を保持可能で上下動が可能な保持部材を有する実装ヘッドとを備える。部品実装機は、搬送装置により搬送された基板がクランプされるようクランプ装置を制御するクランプ制御を実行する。また、部品実装機は、基板がクランプされた後、保持部材の下降により保持部材に保持された部品が基板に実装されるよう実装ヘッドを制御する実装制御を実行する。さらに、部品実装機は、固定側クランプ部材または可動側クランプ部材の振動を検知可能な振動検知センサを設け、実装制御が実行されているときに、振動検知センサからの信号に基づいて部品が基板に接触したことを判定する。これにより、実装ヘッド側にロードセルを設けることなく、部品が基板に接触したことを確認することができる。
こうした本発明の部品実装機において、前記実装制御実行手段は、前記判定手段により前記部品が前記基板に接触したと判定された後、該部品が該基板に所定量押し付けられるよう前記実装ヘッドを制御するものとすることもできる。こうすれば、振動検知センサを用いてより適切な押し付け力で部品を基板に実装することができる。
また、本発明の部品実装機において、前記保持部材に保持された部品の上下方向位置を検知する部品位置検知センサを備え、前記判定手段は、前記部品位置検知センサにより検知された部品の上下方向位置が所定範囲内にある状態で前記振動検知センサにより振動が検知されたときに、前記基板に部品が接触したと判定するものとすることもできる。こうすれば、部品の接触の誤判定を抑制することができる。
さらに、本発明の部品実装機において、前記判定手段は、前記クランプ制御が実行されているときに、前記振動検知センサからの信号に基づいて前記基板がクランプされたことを判定し、前記実装制御実行手段は、前記判定手段により前記基板がクランプされたと判定された後、前記実装制御を実行するものとすることもできる。こうすれば、1つの振動検知センサを用いて部品の接触確認とクランプ確認とを行うことができる。
また、本発明の部品実装機において、前記可動側クランプ部材の上下方向位置を検知するクランプ位置検知センサを備え、前記判定手段は、前記振動検知センサにより振動が検知されたときに前記クランプ位置検知センサにより検知される前記可動側クランプ部材の上下方向位置に基づいて前記基板の厚みを判定するものとすることもできる。こうすれば、振動検知センサを用いて基板の厚みも判定することができる。
この態様の本発明の部品実装機において、前記クランプ制御実行手段は、前記判定手段により判定された基板の厚みに基づいて前記クランプ制御を実行するものとすることもできる。こうすれば、基板の厚みが変わってもそのクランプを適切に行うことが可能となる。
本発明の一実施形態としての部品実装機10の概略構成図である。 基板搬送装置20およびクランプ装置30の概略構成図である。 基板Sをクランプする様子を示す説明図である。 制御装置70の電気的な接続関係を示す説明図である。 部品実装処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 クランプ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 実装制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての部品実装機10の概略構成図であり、図2は、基板搬送装置20およびクランプ装置30の概略構成図であり、図3は、基板Sをクランプする様子を示す説明図であり、図4は、制御装置70の電気的な接続関係を示す説明図である。なお、図1および図2の左右方向がX軸方向であり、前(手前)後(奥)方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。
部品実装機10は、図1に示すように、部品Pを供給する部品供給装置16と、基板Sを搬送する基板搬送装置20と、基板Sをクランプするクランプ装置30と、部品Pを吸着ノズル51に吸着させて基板S上へ実装するヘッド50と、ヘッド50をXY方向へ移動させるXYロボット40と、実装機全体をコントロールする制御装置70(図4参照)とを備える。部品供給装置16と基板搬送装置20とクランプ装置30は、筐体12の中段部に設けられた支持台14上に設置されている。また、部品実装機10は、これらの他に、ヘッド50に設けられ基板Sに付された基準マークを撮像するためのマークカメラ56や、吸着ノズル51に吸着させた部品Pの吸着姿勢を撮像するためのパーツカメラ58なども備えている。
部品供給装置16は、例えば、部品が所定間隔で収容されたキャリアテープをリールから引き出して、部品供給位置まで送り出すことにより、部品を供給するテープフィーダである。
基板搬送装置20は、図2に示すように、ベルトコンベア24により基板Sを搬送するベルトコンベア装置である。この基板搬送装置20は、Y軸方向に所定の間隔を隔てて配置された一対のサイドフレーム22と、一対のサイドフレーム22の各々に設けられたコンベアベルト24と、コンベアベルト24を周回駆動するベルト駆動装置26(図4参照)とを備える。一対のサイドフレーム22は、各々、X軸方向に並ぶ2本の支持柱21により支持されている。なお、一対のサイドフレーム22のうち一方(図中右側のサイドフレーム22)を支持する2本の支持柱21の下端部は、各々支持台14にY軸方向に沿って設けられたガイドレール27上を移動可能なスライダ28が取り付けられている。基板搬送装置20は、2本の支持柱21を移動させて一対のサイドフレーム22の間隔を調整することにより、異なるサイズの基板Sを搬送できるようになっている。
クランプ装置30は、図2に示すように、基板Sの縁部を2つの部材(基板押さえプレート32,クランパ34)で挟んで保持する基板保持装置である。このクランプ装置30は、一対のサイドフレーム22の上端部に各々設けられた一対の基板押さえプレート32と、一対のクランパ34と、支持プレート35を介して一対のクランパ34を昇降させる昇降装置36とを備える。なお、支持プレート35には、基板Sがクランプされたときに、基板Sの裏面を支持するための複数の支持ピンが設けられる。
クランパ34は、下端面に下方に突出する突出部34aが設けられており、昇降装置36によって支持プレート35が上昇すると、支持プレート35の上面が突出部34aに当接して、押し上げられるようになっている。また、クランパ34には、一対のクランパ34のうちの片側に3つの振動センサ38が等間隔で取り付けられている。
基板Sは、コンベアベルト24に乗せられた状態で、コンベアベルト24を周回駆動することにより搬送される(図3(a)参照)。また、基板Sは、コンベアベルト24上に乗せられている状態で、クランパ34が上昇されると、クランパ34によって押し上げられて基板押さえプレート32に押し付けられる。これにより、基板Sは、クランパ34と基板押さえプレート32との間に挟まれて、クランプされることとなる。
ヘッド50は、図4に示すように、吸着ノズル51を上下(Z軸)方向に移動させるZ軸アクチュエータ52と、吸着ノズル51をZ軸周りに回転させるθ軸アクチュエータ54とを備える。吸着ノズル51の吸引口は、電磁弁60を介して真空ポンプ62およびエア配管64のいずれか一方に選択的に連通するようになっている。吸着ノズル51は、吸引口が真空ポンプ62に連通するよう電磁弁60を駆動することにより、吸引口に負圧を作用させて部品Pを吸着することができ、吸引口がエア配管64に連通するよう電磁弁60を駆動することにより、吸引口に正圧を作用させて部品Pの吸着を解除することができる。
XYロボット40は、図1に示すように、筐体12の上段部に前後(Y軸)方向に沿って設けられた一対のY軸ガイドレール43と、一対のY軸ガイドレール43に架け渡されたY軸スライダ44と、Y軸スライダ44の下面に左右(X軸)方向に沿って設けられたX軸ガイドレール41と、X軸ガイドレール41に沿って移動可能なX軸スライダ42とを備える。ヘッド50は、X軸スライダ42に取り付けられており、XYロボット40によって、XY平面上の任意の位置に移動できるようになっている。なお、X軸スライダ42は、X軸アクチュエータ46(図4参照)によって駆動され、Y軸スライダ44は、Y軸アクチュエータ48(図4参照)によって駆動される。
制御装置70は、図4に示すように、CPU71とROM72とHDD73とRAM74と入出力インタフェース75とを備える。これらは、バス76を介して電気的に接続されている。制御装置70には、クランパ34の昇降位置(クランパ位置)を検知する昇降位置センサ37や、振動センサ38、X軸スライダ42の位置を検知するX軸位置センサ47、Y軸スライダ44の位置を検知するY軸位置センサ49、吸着ノズル51の昇降位置(吸着ノズル51に吸着された部品の昇降位置)を検知するZ軸位置センサ53、マークカメラ56、パーツカメラ58などからの各種信号が入出力インタフェース75を介して入力されている。一方、制御装置70からは、部品供給装置16や、ベルト駆動装置26、昇降装置36、X軸アクチュエータ46、Y軸アクチュエータ48、Z軸アクチュエータ52、θ軸アクチュエータ54、電磁弁60などへの各種制御信号が入出力インタフェース75を介して出力されている。
次に、こうして構成された本実施形態の部品実装機10の動作について説明する。図5は、制御装置70のCPU71により実行される部品実装処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、オペレータからの指示に基づいて実行される。
部品実装処理ルーチンが実行されると、制御装置70のCPU71は、まず、基板Sが機内に搬送されるようベルト駆動装置26を駆動制御する(S100)。そして、搬送された基板Sをクランプするクランプ制御を実行する(S110)。クランプ制御は、図6に例示するクランプ制御ルーチンを実行することにより行われる。ここで、部品実装処理ルーチンの説明を中断し、クランプ制御ルーチンについて説明する。
クランプ制御ルーチンでは、CPU71は、クランパ34が高速で上昇するよう昇降装置36を駆動制御する(S200)。続いて、CPU71は、昇降位置センサ37からのクランパ位置を入力し(S210)、入力したクランパ位置が目標クランプ位置の所定距離手前(例えば数mm手前)に達するまで待つ(S220)。ここで、目標クランプ位置は、クランパ34で基板Sを押し上げてクランプするときのクランパ34の目標位置であり、ロット毎に計測される基板Sのサイズデータ(厚み)に基づいて定められる。このようにするのは、同じ基板Sでも、ロット毎に微妙なサイズの違いがでることがあるためである。CPU71は、クランパ位置が目標クランプ位置の所定距離手前に達したと判定すると、高速から低速に切り替えてクランパ34が上昇するよう昇降装置36を駆動制御する(S230)。そして、CPU71は、振動センサ38からの検知信号(振動波形)を入力し(S240)、入力した振動波形に基づいてクランパ34に振動が生じたか否かを判定する(S250)。上述したように、クランパ34は、基板Sを基板押さえプレート32に押し付けることによりクランプするため、基板Sが基板押さえプレート32に接触するときの衝撃によって、振動が発生する。S250の判定は、こうした振動の発生を検知することで、基板Sがクランプされたか否かを判定する。
CPU71は、クランパ34に振動が生じたと判定すると、基板Sのクランプが完了したと判断して、クランパ34が停止するよう昇降装置36を制御する(S260)。そして、CPU71は、クランパ位置を入力し(S270)、入力したクランパ位置が目標クランプ位置を中心とした上限値および下限値により定まる範囲(許容範囲)内にあるか否かを判定する(S280)。CPU71は、クランパ位置が許容範囲内にあると判定すると、これでクランプ制御ルーチンを終了し、クランパ位置が許容範囲内にないと判定すると、次回以降に用いる目標クランプ位置を修正して(S290)、クランプ制御ルーチンを終了する。ここで、目標クランプ位置は基板Sのサイズデータに基づいて定められるため、基板Sのサイズデータが正確であれば、クランプ後のクランパ位置と目標クランプ位置とはほぼ一致するはずである。しかしながら、基板Sのサイズデータに誤差が含まれると、クランパ位置と目標クランプ位置とが一致せず、誤差の程度によっては、クランプ位置が許容範囲を超える場合がある。本実施形態では、クランプ後のクランパ位置が上限値を上回る場合には、基板Sの実際の厚みがサイズデータに基づく厚みよりも薄いと判断し、目標クランプ位置を上方に修正する。また、クランプ後のクランパ位置が下限値を下回る場合には、基板Sの実際の厚みがサイズデータに基づく厚みよりも厚いと判断し、目標クランプ位置を下方に修正する。以上、クランプ制御ルーチンについて説明した。
図5の部品実装処理ルーチンに戻って、こうしてクランプ制御を実行すると、CPU71は、部品供給装置16から供給された部品Pを吸着ノズル51に吸着させる吸着制御を行う(S120)。ここで、吸着制御は、具体的には、部品供給位置の上方にヘッド50に装着された吸着ノズル51が移動するようXYロボット40(X軸アクチュエータ46およびY軸アクチュエータ48)を駆動制御した後、吸引口が部品Pに当接するまで吸着ノズル51が下降するようZ軸アクチュエータ52を駆動制御し、吸着ノズル51の吸引口に負圧が作用するよう電磁弁60を駆動制御することにより行う。
次に、CPU71は、吸着ノズル51に吸着させた部品Pがパーツカメラ58の上方へ移動するようXYロボット40を駆動制御して、部品Pをパーツカメラ58で撮像する(S130)。そして、CPU71は、撮像された画像(撮像画像)に基づいて吸着ノズル51に対する部品Pの吸着ズレを判定し、吸着ズレを解消する方向に部品Pの目標実装位置(目標xyz位置)を補正し(S140)、目標実装位置に基づいて実装制御を実行して(S150)、部品実装処理ルーチンを終了する。実装制御は、図7に例示する実装制御ルーチンを実行することにより行われる。
実装制御ルーチンが実行されると、CPU71は、吸着ノズル51に吸着させた部品Pが目標xy位置の上方へ移動するようXYロボット40(X軸アクチュエータ46およびY軸アクチュエータ48)を駆動制御し(S300)、吸着ノズル51が高速で下降するようZ軸アクチュエータ52を駆動制御する(S310)。そして、CPU71は、Z軸位置センサ53からz位置(部品Pの昇降位置)を入力し(S320)、入力したz位置が目標z位置の所定距離手前(例えば数mm手前)に達するのを待つ(S330)。
CPU71は、z位置が目標z位置の所定距離手前に達したと判定すると、高速から低速に切り替えて吸着ノズル51が下降するようZ軸アクチュエータ52を駆動制御する(S340)。そして、CPU71は、振動センサ38から検知信号(振動波形)を入力し(S350)、入力した振動波形に基づいてクランパ34に振動が生じたか否かを判定する(S360)。上述したように、基板Sは基板押さえプレート32とクランパ34との間に挟まれた状態でクランプされている。このため、吸着ノズル51の下降により吸着ノズル51に吸着された部品Pが基板Sに接触すると、その衝撃は、クランパ34に伝わってクランパ34を振動させる。S360の判定は、こうした振動の発生を検知することで、部品Pが基板Sに接触したか否かを判定する。CPU71は、クランパ34に振動が生じていない、即ち部品Pが基板Sに接触していないと判定すると、Z軸位置センサ53からz位置を入力し(S370)、入力したz位置が目標z位置が許容範囲内にあるか否かを判定する(S380)。なお、許容範囲とは、吸着ノズル51が、下降速度を高速から低速へ切り替える目標z位置の所定距離手前(例えば数mm手前)にある位置から目標z位置を過ぎて所定距離奥(例えば数mm奥)に進んだ位置までの範囲である。CPU71は、z位置が目標z位置が許容範囲内にあると判定すると、S340に戻って処理を繰り返す。このように、CPU71は、吸着ノズル51が目標z位置の所定距離手前に達すると、部品Pが基板Sに接触したかどうかをセンシングしながら、吸着ノズル51を目標z位置に向かって低速で下降させるのである。そして、CPU71は、目標z位置の所定距離手前から目標z位置に達するまでの間に、部品Pが基板Sに接触したことを検知すると、S390の処理に進んで部品Pを基板Sに実装させる。一方、吸着ノズル51のz位置が目標z位置に達しても、部品Pが基板Sに接触したことを検知しなかった場合、吸着ノズル51のz位置が許容範囲(目標z位置から所定距離過ぎた位置)を外れるまでは、吸着ノズル51をさらに下降させる。そして、CPU71は、部品Pが基板Sに接触したことを検知すると、S390の処理に進む。CPU71は、部品Pが基板Sに接触したことが検知されることなく、S380で吸着ノズル51のz位置が許容範囲を外れたと判定すると、部品Pを基板Sに実装することなく、実装制御ルーチンを終了する。この場合、CPU71は、エラーを出力するものとしてもよい。
CPU71は、クランパ34に振動が生じたと判定すると、部品Pが基板Sに接触したと判断し、そこから吸着ノズル51が所定量下降するようZ軸アクチュエータ52を駆動制御する(S390)。この処理は、Z軸位置センサ53からのカウント値が所定値進むまで吸着ノズル51が下降するようZ軸アクチュエータ52を駆動制御することにより行うことができる。そして、CPU71は、吸着ノズル51の吸引口に正圧が作用するよう電磁弁60を駆動制御して部品Pの吸着を解除することにより、部品Pを基板S上に実装して(S400)、実装制御ルーチンを終了する。
ここで、本実施形態の主要な要素と発明の開示の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。即ち、本実施形態の基板搬送装置20(ベルトコンベア装置)が本発明の搬送装置に相当し、基板押さえ部材32が固定側クランプ部材に相当し、クランパ34が可動側クランプ部材に相当し、クランプ装置30がクランプ装置に相当し、振動センサ38が振動検知センサに相当し、ヘッド50が実装ヘッドに相当し、図6のクランプ制御ルーチンのS200〜S230,S260の処理を実行する制御装置70のCPU71がクランプ制御実行手段に相当し、図7の実装制御ルーチンのS300〜S340,S390,S400の処理を実行する制御装置70のCPU71が実装制御実行手段に相当し、実装制御ルーチンのS350,S360の処理を実行する制御装置70のCPU71が判定手段に相当する。また、Z軸位置センサ53が部品位置検知センサに相当する。また、昇降位置センサ37がクランプ位置検知センサに相当する。また、クランプ制御ルーチンのS240,S250の処理を実行する制御装置70のCPU71も判定手段に相当する。
以上説明した本実施形態の部品実装機10は、基板搬送装置20により搬送された基板Sの縁部を基板押さえプレート32とクランパ34との間に挟んでクランプするクランプ装置30を備えるものにおいて、クランパ34の振動を検知する振動センサ38を設ける。そして、部品実装機10は、実装制御の実行中に、振動センサ38により振動が検知されたか否かによって、部品Pが基板Sに接触したか否かを判定する。これにより、ヘッド50側にロードセルを設けることなく、部品Pが基板Sに接触したことを確認することができる。しかも、部品実装機10は、吸着ノズル51(部品P)のz位置が目標z位置を含む許容範囲内にある状態で、振動センサ38により振動が検知されたか否かを判定するから、振動センサ38に外乱(ノイズ)が入り込んでも、部品Pが基板Sに接触したと誤判定するのを抑制することができる。
また、本実施形態の部品実装機10は、クランプ制御の実行中に、振動センサ38により振動が検知された否かによって、基板Sがクランプされたことを確認(クランプ確認)することもできる。しかも、部品実装機10は、基板Sがクランプされたときのクランパ34の位置(クランパ位置)に基づいて基板Sの厚みを推定することにより、目標クランプ位置を修正するから、ロッド毎に基板Sの厚みが異なる場合でも、クランプ制御をより適切に実行することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、サイドフレーム22と基板押さえプレート32とを別体に形成したが、両者を一体に形成するものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、クランパ位置が目標クランプ位置を中心とした上限値および下限値により定まる範囲内にない場合には、目標クランプ位置を修正するものとしたが、所定の警告を出力するものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、クランプ制御の実行中に、振動センサ38により振動が検知された否かによって、クランプ確認を行うものとしたが、クランプ確認を行わないものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、振動センサ38の数を3つとしたが、いくつであってもよい。また、振動センサ38は、一対のクランパ34のうち片側のみに設けられるものとしたが、両側に設けるものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、振動センサ38をクランパ34に設けるものとしたが、基板押さえプレート32やサイドフレーム22など、基板Sへの衝撃により振動する部材に設けるものであればよい。
また、上述した実施形態では、実装制御の実行中に振動センサ38により振動が検知された後、吸着ノズル51(部品P)を所定量下降させるものとしたが、振動センサ38により振動が検知されたことをもって部品Pが基板Sに実装されたと判定するものとしてもよい。
本発明は、部品実装機の製造産業などに利用可能である。
10 部品実装機、12 筐体、14 支持台、16 部品供給装置、20 基板搬送装置、21 支持柱、22 サイドフレーム、24 コンベアベルト、26 ベルト駆動装置、27 ガイドレール、28 スライダ、30 クランプ装置、32 基板押さえプレート、34 クランパ、34a 突出部、35 支持プレート、36 昇降装置、37 昇降位置センサ、38 振動センサ、40 XYロボット、41 X軸ガイドレール、42 X軸スライダ、43 Y軸ガイドレール、44 Y軸スライダ、46 X軸アクチュエータ、47 X軸位置センサ、48 Y軸アクチュエータ、49 Y軸位置センサ、50 ヘッド、51 吸着ノズル、52 Z軸アクチュエータ、53 Z軸位置センサ、54 θ軸アクチュエータ、56 マークカメラ、58 パーツカメラ、60 電磁弁、62 真空ポンプ、64 エア配管、70 制御装置、71 CPU、72 ROM、73 HDD、74 RAM、75 入出力インタフェース、76 バス、P 部品、S 基板。

Claims (6)

  1. 部品を保持して基板に実装する部品実装機であって、
    前記基板を搬送する搬送装置と、
    前記基板を固定側クランプ部材と可動側クランプ部材との間に挟んでクランプするクランプ装置と、
    前記固定側クランプ部材または前記可動側クランプ部材の振動を検知する振動検知センサと、
    前記部品を保持可能で上下動が可能な保持部材を有する実装ヘッドと、
    前記搬送装置により搬送された基板がクランプされるよう前記クランプ装置を制御するクランプ制御を実行するクランプ制御実行手段と、
    前記基板がクランプされた後、前記保持部材の下降により該保持部材に保持された部品が前記基板に実装されるよう前記実装ヘッドを制御する実装制御を実行する実装制御実行手段と、
    前記実装制御が実行されているときに、前記振動検知センサからの信号に基づいて前記保持部材に保持された部品が前記基板に接触したことを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする部品実装機。
  2. 請求項1記載の部品実装機であって、
    前記実装制御実行手段は、前記判定手段により前記部品が前記基板に接触したと判定された後、該部品が該基板に所定量押し付けられるよう前記実装ヘッドを制御する
    ことを特徴とする部品実装機。
  3. 請求項1または2記載の部品実装機であって、
    前記保持部材に保持された部品の上下方向位置を検知する部品位置検知センサを備え、
    前記判定手段は、前記部品位置検知センサにより検知された部品の上下方向位置が所定範囲内にある状態で前記振動検知センサにより振動が検知されたときに、前記基板に部品が接触したと判定する
    ことを特徴とする部品実装機。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の部品実装機であって、
    前記判定手段は、前記クランプ制御が実行されているときに、前記振動検知センサからの信号に基づいて前記基板がクランプされたことを判定し、
    前記実装制御実行手段は、前記判定手段により前記基板がクランプされたと判定された後、前記実装制御を実行する
    ことを特徴とする部品実装機。
  5. 請求項1ないし4いずれか1項に記載の部品実装機であって、
    前記可動側クランプ部材の上下方向位置を検知するクランプ位置検知センサを備え、
    前記判定手段は、前記振動検知センサにより振動が検知されたときに前記クランプ位置検知センサにより検知される前記可動側クランプ部材の上下方向位置に基づいて前記基板の厚みを判定する
    ことを特徴とする部品実装機。
  6. 請求項5記載の部品実装機であって、
    前記クランプ制御実行手段は、前記判定手段により判定された基板の厚みに基づいて前記クランプ制御を実行する
    ことを特徴とする部品実装機。
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