JP2011165841A - コンデンサ用電極箔及びコンデンサ - Google Patents
コンデンサ用電極箔及びコンデンサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011165841A JP2011165841A JP2010026178A JP2010026178A JP2011165841A JP 2011165841 A JP2011165841 A JP 2011165841A JP 2010026178 A JP2010026178 A JP 2010026178A JP 2010026178 A JP2010026178 A JP 2010026178A JP 2011165841 A JP2011165841 A JP 2011165841A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- roughened layer
- foil
- vapor deposition
- roughened
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
【解決手段】この目的を達成するため本発明のコンデンサ用電極箔7は、弁作用金属箔からなる基材8と、基材8の第一の面に蒸着によって形成された弁作用金属よりなる第一の粗膜化層9と、基材8の第二の面に蒸着によって形成された弁作用金属よりなる第二の粗膜化層10とを備える。第一と第二の粗膜化層9、10のそれぞれの空孔径の最頻値が0.10μmより大きく0.20μm以下である。第一の粗膜化層9の厚みは第二の粗膜化層10の厚みより大きい。これにより本発明は、第一、第二の粗膜化層9、10のいずれを先に形成しても、輻射熱による影響を抑制し、電極箔7のダメージを低減することができ、安定して大容量のコンデンサ6を得ることができる。
【選択図】図3
Description
本実施例では、電極箔およびこの電極箔を用いたコンデンサについて説明する。
図9に示す本実施例のコンデンサ33は、図3、図4に示す電極箔7を、陽極箔および陰極箔として用いた巻回型電解コンデンサである。このコンデンサ33は、陰極材料として電解液を用いている。またこのコンデンサ33は、耐電圧100V以上の中・高圧用である。
6 コンデンサ
7 電極箔
8 基材
8A 第一の面
8B 第二の面
9 第一の粗膜化層
10 第二の粗膜化層
11 第一の誘電体層
12 第二の誘電体層
13 第一の固体電解質層
14 第二の固体電解質層
15 第一の陰極層
16 第二の陰極層
17 陽極電極部
18 陰極電極部
19 陽極端子
20 陰極端子
21 外装体
22 レジスト部
23 微粒子
24 巻き出しローラ
25 巻き取りローラ
26 反転部
27 遮蔽板
28A 開口部
28B 開口部
29 蒸着ボート
30 一次蒸着部
31 二次蒸着部
32 仕切板
33 コンデンサ
34 陽極箔
35 陰極箔
36 セパレータ
37 コンデンサ素子
38 ケース
39 封止部
40 陽極端子
41 陰極端子
Claims (4)
- 第一の面と、この第一の面と対向する第二の面とを有する弁作用金属箔からなる基材と、
前記基材の前記第一の面に蒸着によって形成された弁作用金属よりなる第一の粗膜化層と、
前記基材の前記第二の面に蒸着によって形成された弁作用金属よりなる第二の粗膜化層と、
を備え、
前記第一の粗膜化層と前記第二の粗膜化層の空孔径の最頻値が0.10μmより大きく0.20μm以下であり、
前記第一の粗膜化層の厚みは前記第二の粗膜化層の厚みより大きい、コンデンサ用電極箔。 - 両面に誘電体層が形成された陽極箔と、
前記誘電体層上に形成された固体電解質層と、
この固体電解質層上に配置された陰極層と、を備えたコンデンサ素子と、
前記陽極箔および前記陰極層をそれぞれ外部へ引き出す陽極端子および陰極端子と、
これらの陽極端子および陰極端子の一部を露出させるように前記コンデンサ素子を覆う外装体とを備え、
前記陽極箔は、
第一の面と、この第一の面と対向する第二の面とを有する弁作用金属箔からなる基材と、
前記基材の前記第一の面に蒸着によって形成された弁作用金属よりなる第一の粗膜化層と、
前記基材の前記第二の面に蒸着によって形成された弁作用金属よりなる第二の粗膜化層と、
を備え、
前記第一の粗膜化層と前記第二の粗膜化層の空孔径の最頻値が0.10μmより大きく0.20μm以下であり、
前記第一の粗膜化層の厚みは前記第二の粗膜化層の厚みより大きく、
前記誘電体層は、前記第一の粗膜化層および第二の粗膜化層上に形成されている、コンデンサ。 - 両面に誘電体層が形成された陽極箔と、陰極箔とを、セパレータを介して対向させ、巻回したコンデンサ素子と、
このコンデンサ素子に含浸させている陰極材料と、
前記コンデンサ素子を収容するケースと、
このケースを封止する封止部と、
前記陽極箔および陰極箔をそれぞれ前記ケースの外部へ引き出す陽極端子及び陰極端子とを備えたコンデンサであって、
前記陽極箔は、
第一の面と、この第一の面と対向する第二の面とを有する弁作用金属箔からなる基材と、
前記基材の前記第一の面に蒸着によって形成された弁作用金属よりなる第一の粗膜化層と、
前記基材の前記第二の面に蒸着によって形成された弁作用金属よりなる第二の粗膜化層と、
を備え、
前記第一の粗膜化層と前記第二の粗膜化層の空孔径の最頻値が0.10μmより大きく0.20μm以下であり、
前記第一の粗膜化層の厚みは前記第二の粗膜化層の厚みより大きく、
前記誘電体層は、前記第一の粗膜化層および前記第二の粗膜化層上に形成されている、コンデンサ。 - 両面に誘電体層が形成された陽極箔と、陰極箔とを、セパレータを介して対向させ、巻回したコンデンサ素子と、
このコンデンサ素子に含浸させている陰極材料と、
前記コンデンサ素子を収容するケースと、
このケースを封止する封止部と、
前記陽極箔および陰極箔をそれぞれ前記ケースの外部へ引き出す陽極端子及び陰極端子とを備えたコンデンサであって、
前記陰極箔は、
第一の面と、この第一の面と対向する第二の面とを有する弁作用金属箔からなる基材と、
前記基材の前記第一の面に蒸着によって形成された弁作用金属よりなる第一の粗膜化層と、
前記基材の前記第二の面に蒸着によって形成された弁作用金属よりなる第二の粗膜化層と、
を備え、
前記第一の粗膜化層と前記第二の粗膜化層の空孔径の最頻値が0.10μmより大きく0.20μm以下であり、
前記第一の粗膜化層の厚みは前記第二の粗膜化層の厚みより大きい、コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010026178A JP5423454B2 (ja) | 2010-02-09 | 2010-02-09 | コンデンサ用電極箔及びコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010026178A JP5423454B2 (ja) | 2010-02-09 | 2010-02-09 | コンデンサ用電極箔及びコンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011165841A true JP2011165841A (ja) | 2011-08-25 |
JP5423454B2 JP5423454B2 (ja) | 2014-02-19 |
Family
ID=44596182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010026178A Expired - Fee Related JP5423454B2 (ja) | 2010-02-09 | 2010-02-09 | コンデンサ用電極箔及びコンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5423454B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013159853A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-19 | Panasonic Corp | 電子デバイス用電極箔とその製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1989001230A1 (en) * | 1987-07-30 | 1989-02-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electrolytic capacitor and production method thereof |
JPH03263312A (ja) * | 1990-03-13 | 1991-11-22 | Kobe Steel Ltd | 電解コンデンサ用電極材料の製造装置 |
JPH05190400A (ja) * | 1992-01-08 | 1993-07-30 | Toyo Metaraijingu Kk | 高容量電解コンデンサ用電極材料およびその製造方法 |
JP2008047755A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | バルブ金属複合電極箔の製造方法 |
-
2010
- 2010-02-09 JP JP2010026178A patent/JP5423454B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1989001230A1 (en) * | 1987-07-30 | 1989-02-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electrolytic capacitor and production method thereof |
JPH03263312A (ja) * | 1990-03-13 | 1991-11-22 | Kobe Steel Ltd | 電解コンデンサ用電極材料の製造装置 |
JPH05190400A (ja) * | 1992-01-08 | 1993-07-30 | Toyo Metaraijingu Kk | 高容量電解コンデンサ用電極材料およびその製造方法 |
JP2008047755A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | バルブ金属複合電極箔の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013159853A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-19 | Panasonic Corp | 電子デバイス用電極箔とその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5423454B2 (ja) | 2014-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW459256B (en) | Solid electrolytic capacitor and method of fabricating the same | |
KR101120872B1 (ko) | 전극박 및 그 제조 방법과 전해 컨덴서 | |
JP5522048B2 (ja) | コンデンサ用電極箔及びその製造方法とその電極箔を用いた固体電解コンデンサ | |
JP5429436B2 (ja) | コンデンサ | |
JP2012043960A (ja) | 電解コンデンサの製造方法および電解コンデンサ | |
US8208242B2 (en) | Electrode foil and capacitor using the same | |
JP5293743B2 (ja) | コンデンサ用電極箔とそれを用いた電解コンデンサ | |
JP2008288295A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JP5423454B2 (ja) | コンデンサ用電極箔及びコンデンサ | |
JP2008258222A (ja) | 電解コンデンサ | |
JP5423683B2 (ja) | コンデンサ用電極箔とこれを用いた電解コンデンサ | |
WO2011114680A1 (ja) | 電極箔およびそれを用いたコンデンサ | |
JP5104008B2 (ja) | 電解コンデンサ | |
JP5440290B2 (ja) | 電極箔およびコンデンサ | |
JP2007012797A (ja) | 積層型固体電解コンデンサ | |
JP5573362B2 (ja) | 電極箔とこの電極箔を用いたコンデンサおよび電極箔の製造方法 | |
JP2011211028A (ja) | 電極箔およびコンデンサ | |
JP2012129333A (ja) | 電極箔およびこれを用いた電解コンデンサ | |
JP2011222689A (ja) | 電解キャパシタ及びその製造方法 | |
JP2011096872A (ja) | 電極箔とその製造方法およびこの電極箔を用いたコンデンサ | |
JP2012129332A (ja) | 電極箔およびこれを用いた電解コンデンサ | |
WO2023139117A1 (en) | Metallized substrate electrode and electrolytic capacitor comprising the electrode | |
JP2013159853A (ja) | 電子デバイス用電極箔とその製造方法 | |
JP2003243262A (ja) | 固体電解コンデンサおよびその製造方法 | |
JP2007180386A (ja) | 固体電解コンデンサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130125 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20130213 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131011 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131029 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131111 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5423454 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |