JPH05190400A - 高容量電解コンデンサ用電極材料およびその製造方法 - Google Patents

高容量電解コンデンサ用電極材料およびその製造方法

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JPH05190400A
JPH05190400A JP3886092A JP3886092A JPH05190400A JP H05190400 A JPH05190400 A JP H05190400A JP 3886092 A JP3886092 A JP 3886092A JP 3886092 A JP3886092 A JP 3886092A JP H05190400 A JPH05190400 A JP H05190400A
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thin film
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vapor deposition
thickness
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JP3886092A
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English (en)
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Tomoyuki Minami
智幸 南
Kazuyoshi Koide
和佳 小出
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Toyo Metallizing Co Ltd
Original Assignee
Toyo Metallizing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基体上にTiあるいはAlからなる金属薄膜
を形成した電解コンデンサ用電極箔において、より薄く
しながら、高い静電容量を得ること、および高温使用時
の静電容量の安定化をはかること。 【構成】 基体上に不活性ガスを吹き込みながら、特殊
構造のカラム状集合体からなるTiあるいはAl金属薄
膜を形成した電解コンデンサ用電極箔。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電解コンデンサ用電極材
料およびその製造法に関する。さらに詳しくは、高容量
電解コンデンサの小型大容量化および静電容量安定化に
寄与する電極材料およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンデンサを小型・高容量化するために
は誘電層の誘電率を上げるか、誘電層の膜厚を薄くする
か、対向電極の表面積を拡大することが必要である。し
かし現行のアルミ電解コンデンサでは、一般にアルミニ
ウム箔にエッチングを施して多数のボアを形成し、表面
積を拡大した後、陽極酸化によりAlの誘電層を
形成し、アルミ電解コンデンサの静電容量を増加させて
いる。しかしエッチングによるアルミニウム箔の表面積
拡大は、アルミニウム箔の強度の低下を伴い、エッチン
グの後のアルミニウム電極材料の厚さを薄くする限界に
近くなっている。
【0003】これに対して特開昭56−29669号公
報では、30度以上、好ましくは80〜85度の入射角
で基体にアルミニウムやタンタルなどの弁金属の蒸気を
入射させて多孔質金属膜を作成し、表面積が拡大した電
解コンデンサ用電極箔を得ることが提案されている。ま
た特開昭59−167009号公報では、アルミ箔など
の基体上に、1×10−4〜1Torrのアルゴンなど
の不活性ガス雰囲気中で、アルミニウム、タンタル、チ
タン、ニオブ、ジルコニウムなどの導電性金属を蒸着し
て被膜厚さ1〜20ミクロンの多孔質金属膜を作成し、
誘電層の表面積を拡大すると共に誘電率を増加させるこ
とが提案されている。また特公平3−37293号公報
ではエッチングにより粗面化されたアルミニウム箔の表
面に、平均粒子径0.02〜1.0ミクロンのチタン微
粒子からなる厚さ0.2〜5.0ミクロンのチタン蒸着
被膜が被覆されてなる電解コンデンサ用陰極材料が提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の技術には未だ以下のような課題があった。 (1)充分な表面積拡大効果を得るためには導電性金属
膜の厚みを1〜20ミクロンと大きくする必要があり、
繰り返し蒸着層を形成するなど、生産性の点で問題があ
った。またアルミニウム以外の導電性金属は高融点材料
であるために、上記のような厚い膜を形成しようとする
と、蒸着時に基体が熱ダメージを受け、シワが多発する
とか、切断するなどの問題があった。 (2)エッチングされて凹凸を有する基体に蒸着する場
合には、エッチング基体の破断強さ、引裂き強さが劣
り、蒸着時にしばしば破断する問題に遭遇する。 (3)導電性金属を不活性ガス中で蒸着する方法では真
空層内の圧力を高くしたほうが同じ膜厚でも大きな表面
積すなわち大きな静電容量がえられるが、一方、真空層
内の圧力を高くすると膜付着速度が減少していく問題が
ある。特に大型生産機においては、真空層内の圧力上昇
に伴う膜付着速度の減少は著しく、大幅な生産性の低下
をきたす。 (4)アルミ電解コンデンサは0.1〜500,000
マイクロファラッドの広範囲な静電容量範囲で使用され
るが、1,000マイクロファラッド以上の高静電容量
範囲で使用される場合、従来知られた技術では、電解コ
ンデンサ箔の厚さをより厚くする必要があり、電解液含
浸後の高温貯蔵時の静電容量変化率が大きい欠点があっ
た。
【0005】本発明は上記のごとき従来技術の諸欠点に
鑑み創案されたもので、その目的とするところは、より
薄い基体を使用し、極めて薄い特殊構造の金属蒸着層で
静電容量の増加に著しく効果が大きく、かつ製造時の生
産性に優れること、すなわち金属蒸着層が超微細構造の
カラム構造からなり、かつカラム構造の均一性およびカ
ラム間隙の電解液含浸性に優れ、電気特性の安定性した
高容量電解コンデンサ用電極材料およびその製造法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、第1に、基体と該基体の少なくとも片面に極めて薄
い金属薄膜が形成されてなる電解コンデンサの電極材料
であって、該金属薄膜がTiあるいはAlからなる特殊
構造のカラム状、即ちカラム個数が5×10〜1×1
12個数/cm、カラム間隙が50〜5000オン
グストローム、カラム層の厚さが300〜5000オン
グストローム、より好ましくは300〜2000オング
ストローム、表面拡大率が50〜1000倍の独立した
カラム状をなしていることを特徴とする高容量電解コン
デンサ用電極材料によって達成することができる。
【0007】本発明の目的は、第2に、該基体に、Ti
あるいはAlからなる金属薄膜を形成させるに際し、1
個以上の吹出口をもつガス流入口から、少なくとも0.
03リットル/分以上の不活性ガス、窒素ガスあるいは
/および窒素ガスを含む不活性ガスを流入しながら、T
iあるいはAlをカラム状に蒸着させることを特徴とす
る高容量電解コンデンサ用電極材料の製造法によって達
成することができる。
【0008】本発明の電極箔を構成する基体としては、
アルミニウム箔のほか、アルミニウム合金箔やアルミニ
ウム以外の金属箔、プラスチックフィルムなどから広範
囲に選ぶことができるが、漏れ電流が小さい点や機械的
強度、耐熱性が高い点から、アルミニウム箔、アルミニ
ウム合金箔またはプラスチックフィルムの採用が好まし
い。これら基体としての金属箔やプラスチックフィルム
は、電解コンデンサの小型化、電気特性の安定化をはか
るためにより薄く、実質的には平滑な基体がより好まし
い。また、前記金属箔の厚さは機械的強度と占有体積と
の関係から6〜100ミクロンの範囲が好ましく、10
〜40ミクロンの範囲がより好ましい。
【0009】前記基体としてプラスチックフィルムを用
いる場合それを構成する樹脂の具体例には、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレー
トなどのポリエステル類、ポリプロピレンなどのポリオ
レフィン類、ポリフェニレンスルフィド類、ポリエーテ
ルエーテルケトンなどのポリエーテル類、芳香族ポリア
ミド類、ポリカーボネートなどが挙げられるが、電気特
性や価格の点でポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレン、ポリフェニレンスルフィドが好ましい。これら
のプラスチックフィルムは機械的強度や安定性の点で二
軸延伸されてフィルム化されていることが好ましい。該
プラスチックフィルムの厚さは機械的強度と占有体積の
関係から0.5〜50ミクロンの範囲が好ましく、1.
5〜15ミクロンの範囲がより好ましく、より薄膜化す
ることができる。
【0010】前記基体の表面は実質的に平滑であること
が好ましく、エッチングなどによる大きな凹凸やボアな
どがない方が好ましい。具体的には平均表面粗さが50
〜5000オングストロームであることが好ましい。5
0オングストローム未満の場合には、滑り性が劣り、加
工作業性に問題が発生する。5000オングストローム
を越える場合には、表面に形成されるカラム構造の金属
層が不均一になり、長期耐熱テストで静電容量の変化率
が大きくなるなど電気特性の欠点を生じる。
【0011】本発明における金属薄膜は、Tiあるいは
Alが選ばれるが、Tiがより好ましい。Tiは静電容
量の向上に効果が現れるとか、耐熱長期安定性試験で静
電容量が安定しているなどの効果が生じる利点がある。
【0012】本発明の金属薄膜の特徴は、カラム個数が
5×10〜1×1012個数/cm、カラム間隙が
50〜5000オングストローム、カラム層の厚さが3
00〜5000オングストローム、好ましくは300〜
2000オングストロームのカラムの集合体からなり、
その結果、表面拡大率が50〜1000倍に表面積が拡
大していることである。より静電容量を向上するには表
面拡大率が大きい方が好ましく、微細なカラムが多数個
形成されており、その厚さも厚い方が良い。そのため、
カラム個数が5×10未満では静電容量の向上が不足
であり、厚さが300オングストローム未満では表面拡
大率が小さく、静電容量の向上が不足になる。一方、カ
ラム間隙は電解液の含浸性に影響し、濡れ性の劣る電解
液では静電容量が向上し難く、高温貯蔵時に静電容量が
変化する欠点がある。そのため、カラム個数が1×10
12個数/cm以上では、カラム間隙が小さくなり過
ぎ、カラム間隙は50〜5000オングストロームが好
ましい。カラムの集合体の厚さが5000オングストロ
ーム以上では、蒸着の生産性が劣り、コスト高になる。
従来から使用されているエッチングアルミ箔は、理論値
では表面拡大率が60〜300倍と計算されているが、
通常は表面拡大率が30〜100倍にとどまっており、
本発明の表面拡大率は50〜1000倍とより大きく、
静電容量のより大きな電解コンデンサが得られる特徴が
ある。
【0013】本発明において、プラスチックフィルムな
どの非導電性基体を使用する場合には、それに先だって
該金属薄膜が形成される面を金属化しておくことが誘電
損失を小さくできる点で好ましい。さらに、該金属化に
先立ち易接着化処理などの前処理が行われても良い。
【0014】本発明におけるカラム構造を図1に、比較
として従来から使用されているエッチング箔の構造を図
2に示している。エッチング箔は平滑な表面に凹状のボ
ア(ピット)が形成されているが、不均一であり、表面
拡大率を高めるためには深くする必要がある。またピッ
トの径は0.1〜1.5ミクロン(1000〜1500
0オングストローム)、ピットの個数は5×10〜3
×10個数/cmであり、表面拡大率をコントロー
ルする技術に限界があった。一方、図1は本発明のカラ
ム構造およびその集合体を模式的に示したものであり、
金属薄膜の厚さ方向に成長した柱状の粒子の集合体であ
る。表面拡大率を高めるためには、カラム構造と共に、
カラム間隙が重要であり、静電容量を向上させるには各
カラムがそれぞれ分離した構造を持つことが好ましい
が、もちろんこれらの構造に限定されるものではない。
電解液の含浸性から、該カラムが該基体表面に対して垂
直の場合、傾斜している場合、カラムの形状が根元が細
い場合、表面側で先細に形成されている場合など静電容
量に大小が生じたり、耐熱試験時の静電容量の変化率に
差が生じたりするが、限定されるものではない。
【0015】本発明におけるカラム個数は薄膜表面の走
査型電子顕微鏡写真から、膜厚さおよびカラム間隙は、
試料を超薄切片に切り出し、透過型電子顕微鏡にて金属
薄膜すなわちカラムの集合体の断面を観察して測定され
る。表面拡大率は気体吸着によるBET法などによる表
面積の測定から求めることができる。
【0016】本発明において、該基体に該金属薄膜を形
成する製造法としては、抵抗加熱真空蒸着、誘導加熱真
空蒸着、電子ビーム加熟真空蒸着、レーザー加熱真空蒸
着、スパッタリング、イオンプレーティングなどの真空
蒸着法が採用されるが、該基体を、予熱あるいは加熱ロ
ールで常温から350度(℃)の温度範囲に加熱した
り、放電処理をしたりした後、該金属薄膜を、1個以上
の吹出口をもつガス流入口から、少なくとも0.03リ
ットル/分以上の不活性ガス、窒素ガスあるいは不活性
ガスを含む窒素ガスを流入しながら、蒸着させる方法が
用いられる。カラム間隙を含むカラム構造の集合体を形
成し、表面拡大率を大幅に向上させるためには、高真空
系に積極的に不活性ガス、窒素ガスあるいは不活性ガス
を含む窒素ガスを吹き込み、より好ましくは、多数孔の
吹出口から蒸気ガスに直接不活性ガス、窒素ガスあるい
は不活性ガスを含む窒素ガスを吹き込むことによって達
成できる。静止系のガス置換では表面拡大率が向上しな
く、不均一である。そのため、ガス流量は少なくとも
0.03リットル/分以上の不活性ガス、窒素ガスある
いは不活性ガスを含む窒素ガスを流入することが必要で
ある。流量が多くなればなるほどカラム形状が大きくな
り、カラム間隙が大きくなるが、真空チャンバーの大き
さ、吹出口の数などにより適宜流量を決定できる。
【0017】さらに、本発明では該基体を、予熱あるい
は加熱ロールで加熱するとか、コロナ放電処理、イオン
ボンバード処理、プラズマ放電処理などの表面処理をし
て、基体と金属薄膜との密着性を向上する以外に、カラ
ム個数およびカラム間隙を制御でき、特に電解液の含浸
性を改良でき、耐熱試験時の静電容量の変化率を随時抑
制できる。基体としてプラスチックフィルムを使用する
場合には、耐熱性の限界から、温度の上限は制限され
る。本発明におけるTiのような高融点金属を蒸発させ
るためには、電子ビーム加熱法を採用することが好まし
い。これらの蒸発源と基体の間に高周波電力を放射する
などしてイオンプレーティングを行うことは適宜許され
る。
【0018】該不活性ガスとしては、ヘリウム、ネオ
ン、アルゴン、クリプトン、キセノンなどの希ガスを採
用することができるが、アルゴンが好ましい。本発明で
は窒素ガスあるいは不活性ガスを含む窒素ガスも使用さ
れるが、窒素ガスに混入される不活性ガスとしてはヘリ
ウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノンなどの
希ガスを採用することができる。中でもアルゴンの採用
が取扱い易さと安価な点で好ましい。また窒素ガスと不
活性ガスを別々の吹出口から導入することは、金属薄膜
のカラム構造を制御したり、静電容量を増加させる効果
があるので好ましい。また、不活性ガスに少量の酸素を
添加することは、薄膜の微細構造を細かくして、静電容
量を増加させる効果があるので好ましい。
【0019】真空蒸着法による本発明の金属薄膜の形成
を図3にしたがって説明する。図3は長尺基体巻出し巻
取り走行系を備えた本発明に使用される連続式真空蒸着
装置(両面型)の好適例を模式的に示したものである。
真空槽16内に巻出し軸2、巻取り軸3、円筒状の冷却
ドラム4,5から成る長尺基体走行系が設置されてい
る。該基体走行系に所定の長尺基体1を設置する。真空
槽16は巻出し軸2、巻取り軸3が収められた上室17
と、蒸発源6,7が収められた下室18とに、隔離8,
8′およびマスクで分離されており、排気口19および
20よりそれぞれ真空排気される。マスクは蒸発源6,
7からの蒸気の基体への到達量を調整する。下室18内
を5×10−5Torr以下に排気した後、バルブ9,
10を開き、ノズル11および/あるいは12を通して
ドラム面4,5に不活性ガスを吹き出し、下室18内圧
力を2×10−4〜1×10−2Torrの範囲の所定
の圧力に調整する。蒸発源6,7は例えば電子ビーム加
熱器13,14で加熱される。基体1を走行させつつ蒸
発源を溶融蒸発させて、ドラム4面上の基体上に所定の
厚さの金属薄膜を付着させる。同様の操作でドラム面5
上の基体の裏側の面にも金属薄膜を付着させる。
【0020】本発明は特に静電容量の極めて高いアルミ
ニウム電解コンデンサすなわち陽極用アルミニウム箔と
陰極用アルミニウム箔とセパレータおよび含浸電解液か
らなるコンデンサ素子の内、特に高静電容量陰極用アル
ミニウム箔として好ましく使用される。さらに、表面を
陽極酸化し、高静電容量陽極用アルミニウム箔としても
好ましく使用される。
【0021】本発明において使用される電解液として
は、電解コンデンサに通常使用される有機極性溶媒であ
ればいずれも使用できる。好ましい溶媒としては、アミ
ド類、ラクトン類、グリコール類、硫黄化合物類、ケト
ン類、エーテル類が使用できる。本発明に使用される電
解液の溶質としては電解コンデンサに使用される溶質で
あればいずれも使用できる。好ましくは芳香族カルボン
酸または不飽和ジカルボン酸のアンモニウム塩、第1〜
第3アミン塩、第4級アンモニウム塩を例示することが
できる。また、伝導性を高めるために水分を添加するこ
とができる。
【0022】
【特性の測定方法、評価法】
(1)静電容量の測定方法 基体の両面に金属薄膜が形成された試料を切り出し、2
0mm×20mmの開口部を持つホルダー2枚で試料を
挟み込み固定する。該ホルダーに固定された試料を用意
し、10%ホウ酸アンモニウム水溶液の電解液中で平行
になるように固定する。2枚の試料を電極として、LC
Rメーター(安藤電気(株)製AG−4311)にて1
20Hzのときの静電容量を測定した。測定された値の
2分の1を単位体積当たりの静電容量とした。 (2)金属薄膜の厚さ、カラム個数、カラム間隙 試料を超薄切片に切り出し、金属薄膜の表面および断面
を透過型電子顕微鏡(日本電子(株)製JEM−120
0EX)40万倍あるいは電界放射型電子顕微鏡(日立
製作所(株)製S−800)5万倍にて観察し、10本
の基線を縦、横にひき、少なくとも各10か所以上の部
位を測定し平均化した。 (3)表面拡大率の測定 試料を超薄切片に切り出し、ガス吸着法によるBET法
で測定した。 (4)平均表面粗さ(中心線平均粗さ:Ra(μm測定
をオングストロームに換算) 触針表面粗さ計による測定値を示す(カットオフ値0.
25mm、測定長4mm。但し、JIS−B−0601
による)。
【0023】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されない。 実施例1、2 図3の長尺ウエブ走行系を備えた両面連続型電子ビーム
加熱法真空蒸着装置に厚さ22ミクロンの長尺アルミニ
ウム箔基体を装着した。アルミニウム箔は両面ともにボ
アはなく平面平滑(平均表面粗さ400オングストロー
ム)であり、アルゴンプラズマ処理工程を経て、蒸着ド
ラムに挿入される。電子ビーム加熱器に純度99.9%
のチタンインゴットを充填した後、真空槽内を排気口よ
り真空排気して、隔離、マスク、および蒸着ドラムでし
きられた下槽内圧力を6×10−5Torr以下にし
た。次に電子ビーム加熱器上部にサーキュラー状に設置
された多孔ノズルを通じてチタン蒸気に向けてアルゴン
ガスを0.7リットル/分の速度で流入したところ、下
槽内圧力は8×10−4Torrになった。アルミニウ
ム箔ベースを走行させながら、EBガン出力を調整し、
チタンインゴットを溶融蒸発させて平面平滑なアルミニ
ウム箔上に、蒸着速度3.0m/分でそれぞれ厚さ0.
1および0.2ミクロンのチタンからなるカラム状構造
の蒸着膜を形成した。チタン金属膜を形成する際、蒸着
ドラムは−20度に調整した。さらに、裏面に同じ操作
で、表裏面とも同じ厚さのチタン金属カラム状蒸着膜を
形成した。
【0024】かくして得られた電解コンデンサ用電極箔
は蒸着時に熱ダメージによる変形はまったくなく平坦性
は良好であった。蒸着金属薄膜はカラム構造の集合体か
らなり、チタン薄膜の厚さはそれぞれ約1050、22
00オングストローム、カラム数約120×10個数
/cm、160×10個数/cm、平均カラム間
隙はそれぞれ約500オングストローム、表面拡大率は
それぞれ約200倍、290倍であった。該電解コンデ
ンサ用電極箔を10%硼酸アンモニウム水溶液を電解液
として静電容量を測定したところ、それぞれ340マイ
クロファラッド/cm、520マイクロファラッド/
cmと大きな値が得られた。蒸着をしていない平滑な
アルミニウム箔のみの場合、静電容量は4マイクロファ
ラッド/cmであった。
【0025】上記のカラム状チタン薄膜の厚さ約105
0オングストロームの両面蒸着膜構造体を陰極箔として
使用し、陽極酸化被膜の形成された90μmの陽極箔と
ともにセパレータを介して巻回してコンデンサ素子を製
作した。このコンデンサ素子に、水分1重量%、γ−ブ
チロラクトン74重量%、o−フタル酸テトラエチルア
ンモニウム塩25重量%からなる駆動用電解液を含浸さ
せ、定格25V・3300μFの電解コンデンサを製作
した。静電容量の発現性を調べるために、電解コンデン
サの静電容量を測定したところ、3400μFであっ
た。この電解コンデンサの耐久性を調べたところ、11
0度、5000時間後の静電容量変化率は±10%以内
であった。
【0026】実施例3 実施例1と同じく、図3の長尺ウエブ走行系を備えた両
面連続型電子ビーム加熱法真空蒸着装置に厚さ40ミク
ロンの長尺アルミニウム箔ベースを装着した。アルミニ
ウム箔は両面ともにボアはなく平面平滑(平均表面粗さ
400オングストローム)であり、アルゴンプラズマ処
理工程を経て、蒸着ドラムに挿入される。電子ビーム加
熱器に99.9%のアルミニウムインゴットを充填した
後、真空槽内を排気口より真空排気して隔離、マスク、
および蒸着ドラムでしきられた下槽内圧力を5×10
−5Torr以下にした。次に電子ビーム加熱器上部に
サーキュラー状に設置された多孔ノズルを通じてアルミ
ニウム蒸気に向けて窒素ガスを0.5リットル/分の速
度で流入したところ、下槽内圧力は7×10−4Tor
rになった。アルミニウム箔ベースを走行させながら、
EBガン出力を調整し、アルミニウムインゴットを溶融
蒸発させて平面平滑なアルミニウム箔上に、蒸着速度
3.0m/分で厚さ0.3ミクロンのアルミニウムのカ
ラム状蒸着膜を形成した。アルミニウムのカラム状蒸着
膜を形成する際、蒸着ドラムは−20度に調整し、さら
に裏面に同じ操作で、表裏面とも同じ厚さの蒸着膜を形
成した。
【0027】かくして得られた電解コンデンサ用電極箔
は蒸着時に熱ダメージによる変形はまったくなく平坦性
は良好であった。蒸着金属薄膜はカラム構造の集合体か
らなり、アルミニウム薄膜の厚さは約2800オングス
トローム、カラム数は80×10個数/cm、平均
カラム間隙は約300オングストローム、表面拡大率は
約120倍であった。該電解コンデンサ用電極箔を10
%硼酸アルミニウム水溶液を電解液として静電容量を測
定したところ、140マイクロファラッド/cmと大
きな値が得られた。
【0028】実施例4 実施例1と同じく、図3の長尺ウエブ走行系を備えた両
面連続型電子ビーム加熱法真空蒸着装置に厚さ30ミク
ロンの長尺スズ箔基体を装着した。スズ箔は両面ともに
ボアはなく平面平滑(平均表面粗さ300オングストロ
ーム)であり、アルゴンプラズマ処理工程を経て、蒸着
ドラムに挿入される。電子ビーム加熱器に99.9%の
チタンインゴットを充填した後、真空槽内を排気口より
真空排気して隔離、マスク、および蒸着ドラムでしきら
れた下槽内圧力を5×10−5Torr以下にした。次
に電子ビーム加熱器上部にサーキュラー状に設置された
多孔ノズルを通じてアルミニウム蒸気に向けて窒素ガス
を20体積%含むアルゴンガスを0.7リットル/分の
速度で流入したところ、下槽内圧力は9×10−4To
rrになった。スズ箔ベースを走行させながら、EBガ
ン出力を調整し、チタンインゴットを溶融蒸発させて平
面平滑なスズ箔上に、蒸着速度3.0m/分で厚さ0.
2ミクロンのチタンのカラム状蒸着膜を形成した。チタ
ンのカラム状蒸着膜を形成する際、蒸着ドラムは15度
に調整し、さらに裏面に同じ操作で、表裏面とも同じ厚
さの蒸着膜を形成した。
【0029】かくして得られた電解コンデンサ用電極箔
は蒸着時に熱ダメージによる変形はまったくなく平坦性
は良好であった。蒸着金属薄膜はカラム構造の集合体か
らなり、チタン薄膜の厚さは約1900オングストロー
ム、カラム数180×10個数/cm、平均カラム
間隙は約400オングストローム、表面拡大率は約24
0倍であった。該電解コンデンサ用電極箔を10%硼酸
アンモニウム水溶液を電解液として静電容量を測定した
ところ、280マイクロファラッド/cmと大きな値
が得られた。
【0030】比較例1 実施例1と同じく、図3の長尺ウエブ走行系を備えた両
面連続型電子ビーム加熱法真空蒸着装置に厚さ22ミク
ロンの長尺アルミニウム箔ベースを装着した。アルミニ
ウム箔は両面ともにボアはなく平面平滑(平均表面粗さ
400オングストローム)であり、アルゴンプラズマ処
理工程を経て、蒸着ドラムに挿入される。電子ビーム加
熱器にチタンのインゴットを充填した後、真空槽内を排
気口より真空排気して、隔離、マスク、および蒸着ドラ
ムでしきられた下槽内圧力を5×10−5Torr以下
にした。次に電子ビーム加熱器上部にサーキュラー状に
設置された多孔ノズルを通じてチタン合金の蒸気に向け
て窒素ガスを0.02リットル/分の速度で流入したと
ころ、下槽内圧力は8×10−4Torrになった。ア
ルミニウム箔ベースを走行させながら、EBガン出力を
調整し、チタンのインゴットを溶融蒸発させて平面平滑
な箔上に、蒸着速度0.3m/分でそれぞれ厚さ0.6
ミクロン(6000オングストローム)、1.0ミクロ
ン(10000オングストローム)のチタン多孔質蒸着
膜を形成しようとした。しかし、後者は熱負けで切断
し、前者から得られた電解コンデンサ用電極箔は、蒸着
時に熱による膨脹で著しい変形が発生し、巻き回してコ
ンデンサ形状へ部材化することが困難であった。
【0031】比較例2 実施例1と同じく、図3の長尺ウエブ走行系を備えた両
面連続型電子ビーム加熱法真空蒸着装置に厚さ22ミク
ロンの長尺アルミニウム箔ベースを装着した。アルミニ
ウム箔は両面ともにボアはなく平面平滑(平均表面粗さ
400オングストローム)であり、アルゴンプラズマ処
理工程を経て、蒸着ドラムに挿入される。電子ビーム加
熱器にチタンのインゴットを充填した後、真空槽内を排
気口より真空排気して、隔壁、マスク、および蒸着ドラ
ムでしきられた下槽内圧力を5×10−5Torr以下
にした。不活性ガスを流入しなく、アルミニウム箔ベー
スを走行させながら、EBガン出力を調整し、チタンの
インゴットを溶融蒸発させて平面平滑な箔上に、蒸着速
度3.0m/分でそれぞれ厚さ0.1ミクロンのチタン
蒸着膜を形成した。
【0032】かくして得られた電解コンデンサ用電極箔
は蒸着時に熱ダメージによる変形はほとんどなく平坦性
は良好であった。しかし、蒸着金属薄膜はカラム構造を
形成していなく、カラム数5×10個数/cm
下、カラム間隙はほとんど観察されず、表面拡大率は約
5倍以下であった。該電解コンデンサ用電極箔を10%
硼酸アンモニウム水溶液を電解液として静電容量を測定
したところ、14マイクロファラッド/cmと小さな
値しか得られなかった。
【発明の効果】本発明による電極材料は、従来の湿式法
によるエッチング箔に比べて乾式法で形成でき、極薄膜
で表面積を拡大できるので、生産性が良好で、公害問題
がなく、安価で、しかも基体をより薄くできる利点があ
り、単位体積当たりの静電容量を増大することができ、
その結果、高静電容量電解コンデンサの小形化、高性能
化、低価格化に極めて有効なものとなしうる。さらに、
微細で均一なカラム構造、含浸性の良いカラム間隙を形
成できるので、静電容量などの電気特性が安定した電解
コンデンサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電極箔の模式図の一例を示す図であ
る。
【図2】従来のエッチング電極箔の模式図の一例を示す
図である。
【図3】本発明の電解コンデンサ用電極箔を製造するた
めの真空蒸着装置の一例である。
【符号の説明】
a 基体 b カラム構造の蒸着金属薄膜 c 基体平滑面 d エッチングによるボア e Al箔基体 1 長尺基体 2 巻出し軸 3 巻取り軸 4,5 冷却ドラム 6,7 蒸発源 8,8′ 隔離 9,10 バルブ 11,12 ノズル 13,14 電子ビーム 16 真空槽 17 上室 18 下室 19,20 排気口 21,22 予熱器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と該基体の少なくとも片面に金属薄
    膜が形成されてなる電解コンデンサ用電極材料であっ
    て、該金属薄膜がTiあるいはAlからなり、かつカラ
    ム個数が5×10〜1×1012個数/cm、カラ
    ム間隙が50〜5000オングストローム、カラム層の
    厚さが300〜5000オングストローム、表面拡大率
    が50〜1000倍のカラム状をなしていることを特徴
    とする高容量電解コンデンサ用電極材料。
  2. 【請求項2】 該基体に、TiあるいはAlからなる該
    金属薄膜を形成させるに際し、1個以上の吹出口をもつ
    ガス流入口から、少なくとも0.03リットル/分以上
    の不活性ガス、窒素ガスあるいは/および窒素ガスを含
    む不活性ガスを流入しながら、蒸着させることを特徴と
    する請求項1記載の高容量電解コンデンサ用電極材料の
    製造法。
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