JP2008010490A - 電解コンデンサ用電極の製造方法 - Google Patents

電解コンデンサ用電極の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蒸着条件を最適化して静電容量を向上させた場合でも、蒸着源周辺に不具合が発生せず、長期間にわたって安定した稼動を行うことのできる電解コンデンサ用電極の製造方法を提供すること。
【解決手段】アルミニウム箔20周辺の圧力と蒸発源周辺の圧力と相違させた状態で真空蒸着を行う。すなわち、アルミニウム箔20周辺の気圧を上げる一方、蒸発源周辺の気圧をアルミニウム箔20周辺の気圧より下げた状態で真空蒸着を行うことで、アルミニウム箔20に蒸着される蒸着粒子径をコントロールすることができるので、静電容量を向上させながら、安定した稼働が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解コンデンサ用電極の製造方法に関するものである。
近年、電気、電子機器の小形化、軽量化により、アルミニウム電解コンデンサにおいては、更なる小形化の要求が更に強くなっている。一般に、電解コンデンサの素子径は、陽極箔1枚、陰極箔1枚、電解紙2枚の計4枚の総厚さと長さで決定される。従って、電解コンデンサの静電容量が同一であれば、薄いアルミニウム箔を使用した方が素子径を小さくすることができる。また、アルミニウム箔の厚さが同一であれば単位面積当たりの静電容量が大きい方が、アルミニウム箔の長さを短くできる分、素子径を小さくすることができる。
しかしながら、単純にアルミニウム箔を薄手化した場合や、エッチング深さを深くした場合には、アルミニウム箔の強度が低下してしまう。従って、アルミニウム箔に一定の強度を確保しようとすると、アルミニウム箔のさらなる薄手化や、エッチングをさらに深くまで進行させるのは困難である。
そこで、種々のエッチング方法の検討が行われているが、飛躍的に静電容量が向上する方法は開発されていない。
一方、アルミニウムより誘電率の高い元素をアルミニウム箔上にドライプロセスにより被覆することで、静電容量を向上させる陰極箔の製造方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、不活性ガス雰囲気中での真空蒸着法により、アルミニウム箔上にアルミニウム等の微粒子を堆積させることで、表面積を拡大し、静電容量を向上させる手法も提案されている(例えば特許文献2)。
特開昭61−180420号公報 特開平11−317331号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、陰極箔しか適用できず、その効果は不十分である。また、特許文献2に開示の技術では、アルミニウム箔上における蒸着粒子径をコントロールするには、不活性ガスをチャンバ内に導入して気圧を上げた状態で真空蒸着を行う必要があるが、気圧を上げると、図2を参照して以下に説明する問題点がある。なお、図2に示す構成は従来技術ではなく、従来の問題点を説明するために掲げた参考例である。
図2に示すように、アルミニウム箔20に真空蒸着を施す巻取式真空蒸着装置では、巻出軸1のロールから引き出されたアルミニウム箔20を、メインローラ3を経由させて巻取軸2で巻き取る間に基材加熱用ヒータ8で加熱するとともに、蒸発源ルツボ6内の蒸着材料7を加熱、蒸発させて真空蒸着を行う。その際、チャンバ11内は、真空排気口4を介しての真空引きにより真空状態にある。
しかしながら、蒸着材料7の加熱に抵抗加熱方式を採用した場合、アルミニウム箔20上における蒸着粒子径をコントロールすることを目的に、ガス導入ノズル50からガスを導入してチャンバ11内の気圧を上げると、ボート表面や蒸着材料7表面での皮膜生成などが起こり、長期間にわたっての安定した稼動が困難となる。
また、蒸着材料7の加熱に偏向式エレクトロンビーム(EB)ガンを用いた場合、チャンバ11内の気圧を上げると、エレクトロンビームの散乱や蒸着材料7表面での皮膜生成などが起こり、長期間にわたっての安定した稼動が困難となる。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、蒸着条件を最適化して静電容量を向上させた場合でも、蒸着源周辺に不具合が発生せず、長期間にわたって安定した稼動を行うことのできる電解コンデンサ用電極箔の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、蒸発源が配置されたチャンバ内での真空蒸着法によりアルミニウム箔に弁金属の微粒子、弁金属酸化物の微粒子、およびそれらの混合物の微粒子のうちの少なくとも1つを堆積させる電解コンデンサ用電極箔の製造方法において、前記蒸発源周辺の雰囲気と前記アルミニウム箔周辺の雰囲気とを相違させた状態で真空蒸着を行うことを特徴とする。
本発明においては、例えば、前記アルミニウム箔周辺を、前記蒸発源と対向する位置に開口部を備えた蒸着室を設けて前記蒸発源側と区画し、前記蒸発源周辺の雰囲気と前記蒸着室内の雰囲気とを相違させた状態で真空蒸着を行う。
本発明では、蒸発源周辺の雰囲気と蒸着室内の雰囲気とを相違させた状態で真空蒸着を行うことができるので、例えば、アルミニウム箔周辺の圧力と蒸発源周辺の圧力と相違させた状態で真空蒸着を行うことができる。このため、アルミニウム箔上における蒸着粒子径をコントロールすることを目的に、アルミニウム箔周辺の気圧を上げる一方、蒸発源周辺の気圧を下げた状態で真空蒸着を行うことができるので、蒸着材料の加熱に抵抗加熱方式を採用した場合は、ボート表面や蒸着材料表面での皮膜生成などを防止でき、蒸着材料の加熱に偏向式EBガンを用いた場合には、エレクトロンビームの散乱や蒸着材料表面での皮膜生成などを防止できる。それ故、蒸着源周辺に不具合を発生させることなく最適な条件での真空蒸着を長期間にわたって安定した状態で行うことができる。
本発明においては、前記チャンバ内の気圧を0.0133〜0.133Paに調整した後、酸素を含有する不活性ガスを前記蒸着室に導入して当該蒸着室の気圧を0.133〜13.3Paに調整した状態で真空蒸着を行うことが好ましい。チャンバ内に酸素を含有する不活性ガスを導入する際、チャンバ内の気圧が0.0133Pa未満の場合は、蒸着室の圧力を所定の圧力に制御することが困難となり、0.133Paを超える場合は、エレクトロンビームの散乱等が発生するため、チャンバ内の気圧は0.0133〜0.133Paの範囲が好ましい。また、酸素を含有する不活性ガスを導入した蒸着室の気圧が0.133Pa未満または13.3Paを超える場合は、蒸着した電極箔の静電容量が低下するため、真空蒸着を行う際の蒸着室の気圧は0.133〜13.3Paの範囲が好ましい。ここで、蒸着室に導入する酸素を含有する不活性ガス中の酸素の分圧は、不活性ガスの1/10以下が望ましい。
本発明において、前記不活性ガスは、アルゴン、窒素、またはこれらの混合ガスである。
本発明において、真空蒸着中の前記アルミニウム箔の温度を550℃以下にすることが好ましい。
本発明において、前記弁金属としては、アルミニウム、チタン、ニオブ、タンタルなどを用いることができる。但し、前記弁金属としては、アルミニウムおよびチタンのうちの少なくとも一方を用いることが好ましい。このような弁金属を用いれば、電解コンデンサ用電極箔を陽極用として製造する場合、および電解コンデンサ用電極箔を陰極用として製造する場合の何れにも対応することができる。
本発明において、前記アルミニウム箔は、軟質材または表面にエッチングを施した軟質材であることが好ましい。アルミニウム箔が硬質材の場合、蒸着中にアルミニウム箔が軟化し、アルミニウム箔表面にシワが発生したり、蒸着粒子が集まって巨大化や柱状化し静電容量が低下する等の問題が起こりやすいため、軟質材またはエッチング処理が施された軟質材が好ましい。
本発明において、前記電解コンデンサ用電極箔を陽極用として製造するにあたっては、前記真空蒸着を行った前記アルミニウム箔を、液温が30〜70℃、pHが5〜12の処理液中に浸漬して表面に水酸化物層を形成し、次に、前記アルミニウム箔に対して温度が200〜550℃の条件下で熱処理を行い、次に、前記アルミニウム箔に対して陽極酸化を行うことが好ましい。電極箔を陽極用として製造するにあたり、前記真空蒸着を行ったアルミニウム箔に連続した水酸化皮膜層を形成する際、液温が70℃を超えると水和反応の制御が困難となり、液温が30℃未満、pHが5未満、またはpHが12を超える場合、水和皮膜の形成が困難となるため、液温が30〜70℃、pHが5〜12の範囲が好ましく、熱処理温度が200℃未満では乾燥が不十分となり、550℃を超えると箔にシワが発生しやすいため、熱処理温度は200〜550℃の範囲が好ましい。
本発明において、前記電解コンデンサ用電極箔を陰極用として製造するにあたっては、前記真空蒸着を行った前記アルミニウム箔を、液温が20〜90℃のリン酸、亜リン酸、次亜リン酸またはこれらの塩のうちの少なくとも1種を含む処理液に浸漬し、次に、前記アルミニウム箔に対して温度が200〜550℃の条件で熱処理を行うことが好ましい。このように構成すると、前記電解コンデンサ用電極箔を用いて電解コンデンサを構成した場合の特性劣化を防止することができる。電極箔を陰極用として製造するにあたり、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸またはこれらの塩のうち少なくとも1種を含む処理液が、20℃未満では十分な耐候性が得られず、90℃を超えると反応を制御することが困難となるため、処理液の液温は20〜90℃の範囲が好ましく、熱処理温度が200℃未満では乾燥が不十分となり、550℃を超えると箔にシワが発生しやすいため、熱処理温度は200〜550℃の範囲が好ましい。
本発明では、蒸発源周辺の雰囲気と蒸着室内の雰囲気とを相違させた状態で真空蒸着を行うことで、例えば、アルミニウム箔周辺の気圧と蒸発源周辺の気圧とを相違させた状態で真空蒸着を行うことで、アルミニウム箔上における蒸着粒子径をコントロールすることを目的に、アルミニウム箔周辺の気圧を上げる一方、蒸発源周辺の気圧を下げた状態で真空蒸着を行うことができるので、蒸着材料の加熱に抵抗加熱方式を採用した場合にはボート表面や蒸着材料表面での皮膜生成などを防止でき、蒸着材料の加熱に偏向式EBガンを用いた場合にはエレクトロンビームの散乱や蒸着材料表面での皮膜生成などを防止できる。それ故、蒸着源周辺に不具合を発生させることなく最適な条件での真空蒸着を長期間にわたって安定した状態で行うことができる。よって、アルミニウム箔が薄い場合でも単位面積当たりの静電容量が高い電解コンデンサ用電極を提供できるので、電解コンデンサの小形化を図ることができる。また、長期間にわたって安定した稼動を行うことができるので、生産性の向上、コストの低減を図ることができる。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下に説明する図面では、図2に示す参考例との対応が明確になるように、共通する機能を有する部分には同一の符号を付してある。
(巻取式真空蒸着装置の構成)
図1は、本発明を適用した巻取式真空蒸着装置の要部の構成を示す説明図である。図1に示す巻取式真空蒸着装置は、ロールから引き出されたアルミニウム箔20に対して連続的に真空蒸着を行う装置であり、チャンバ11内には、巻出軸1、巻取軸2、メインローラ3、真空排気口4、ガス導入ノズル5、蒸発源ルツボ6、蒸着材料7、基材加熱用ヒータ8などを有している。ここで、アルミニウム箔20としては、化学的若しくは電気化学的なエッチングが施された箔、またはエッチングが施されていない箔の何れをも用いることができる。
巻出軸1は、蒸着前のアルミニウム箔20のロールを保持しており、ロールから引き出されたアルミニウム箔20は、メインローラ3を経由して、巻取軸2で再びロール状に巻き取る。
その際、メインローラ3の下方位置では、アルミニウム箔20に真空蒸着が施される。メインローラ3では、その外周面にアルミニウム箔20が密着した状態で走行する。
メインローラ3には、加熱手段または冷却手段が付加される場合があり、この場合、メインローラ3によって蒸着中のアルミニウム箔20の温度を制御することができる。
基材加熱用ヒータ8は、巻出軸1とメインローラ3との間に配置されており、巻出軸1からメインローラ3に向かう蒸着前のアルミニウム箔20を加熱する。真空排気口4には排気ポンプ(図示せず)が接続されており、チャンバ11内の気体を排気する。
メインローラ3の下方位置には、蒸発源ルツボ6内に蒸着材料7が導入されており、蒸発源ルツボ6が加熱されることにより蒸着材料7が蒸発し、その蒸発流がアルミニウム箔20に向かうことにより真空蒸着が行われる。
ここで、真空排気口4からメインローラ3に向かう左右2枚の仕切り板41は、メインローラ3の外周面に沿ってメインローラ3の斜め下方位置まで延びている。
さらに、本形態では、2枚の仕切り板41の各々の下端部には、隔壁9が取り付けられており、これらの隔壁9は、メインローラ3に沿って走行するアルミニウム箔20に対して所定の隙間を隔てた位置にある。また、隔壁9の先端部分同士は、メインローラ3の下方位置で互いに所定の距離を隔てて対峙している。このため、チャンバ11内には、メインローラ3に沿って走行するアルミニウム箔20の周辺を蒸発源ルツボ6の周辺と隔離する蒸着室90が形成され、この蒸着室90には蒸発源ルツボ6と対向する位置に開口部91を備えている。
メインローラ3に沿って走行するアルミニウム箔20の下方位置には、蒸発源ルツボ6からアルミニウム箔20に向かう蒸発流のアルミニウム箔20に対する入射角度を制御するマスクが配置される場合があるが、本形態では、メインローラ3の下方位置に配置された隔壁9をマスクとして機能させることもできる。
また、本形態では、蒸着室90内にガスを導入するガス導入ノズル5が配置される。
(電解コンデンサ用電極箔の製造方法)
本形態において、図1を参照して説明した巻取式真空蒸着装置を用いて電解コンデンサ用電極箔を製造するにあたっては、まず、真空排気口4を介してチャンバ11を真空引きしながらガス導入ノズルから不活性ガスを導入して、チャンバ11内の気圧を0.0133〜0.133Paに調整する。その際、チャンバ11を真空引きした後、ガス導入ノズル5から不活性ガスを導入してチャンバ11内の気圧を0.0133〜0.133Paに調整してもよい。その際に用いる不活性ガスは、例えば、アルゴン、窒素、またはこれらの混合ガスである。何れの場合でも、まず、チャンバ11内における蒸発源ルツボ6周辺の雰囲気と、蒸着室90内の雰囲気とを同一にする。
次に、ガス導入ノズル5から酸素を含有する不活性ガスを蒸着室90に導入して蒸着室90の気圧を0.133Pa〜13.3Paに調整した状態で真空蒸着を行う。その際、アルミニウム箔20の温度については550℃以下にすることが好ましい。蒸着材料7としては、アルミニウム、チタン、ニオブ、タンタルなどの弁金属が用いられる。このような弁金属としては、アルミニウムまたはチタンが用いられることが好ましく、本形態では、蒸着材料7としてアルミニウムを用いる。また、ここで用いる不活性ガスは、例えば、アルゴン、窒素、またはこれらの混合ガスである。
このようにして真空蒸着を行う際、アルミニウム箔20は蒸着室90内に位置し、アルミニウム箔20周辺は、蒸発源ルツボ6の周辺と分離されている。また、真空蒸着中、ガス導入ノズル5からは、酸素を含有する不活性ガスが蒸着室90に導入される。このため、蒸着室90内の圧力は、開口部91でのコンダクタンスにより蒸発源ルツボ6周辺の圧力よりも高い。従って、アルミニウム箔20周辺では蒸着粒子の大きさをコントロールすることができるので、微細な凹凸を形成することができ、アルミニウム箔20の表面積が拡張される。
このような方法で真空蒸着が施されたアルミニウム箔20は、巻取軸2でロール状に巻き取られる。かかるアルミニウム箔20によって陽極用の電解コンデンサ用電極を製造する場合には、真空蒸着を行ったアルミニウム箔20を、液温が30〜70℃、pHが5〜12の処理液中に浸漬して表面に水酸化物層を形成し、次に、アルミニウム箔20に対して温度が200〜550℃の条件下で熱処理を行い、次に、アルミニウム箔20に対して陽極酸化を行う。
これに対して、真空蒸着が施されたアルミニウム箔20によって陰極用の電解コンデンサ用電極を製造する場合には、真空蒸着を行ったアルミニウム箔20を、液温が20〜90℃のリン酸およびリン酸塩のうちの少なくとも一方を含む処理液に浸漬し、次に、アルミニウム箔20に対して温度が200〜550℃の条件で熱処理を行う。
以下、実施例に基づいて、本発明をより具体的に説明する。
(実施例1)
チャンバ11内を0.0013Paまで真空引きした後、アルゴンガスを気圧0.13Paになるように導入し、蒸着室90内にアルゴンガスに対する酸素分圧が1/12になるよう調整した酸素を含んだアルゴンガスをガス導入ノズル5より導入し、蒸着室の気圧が0.66Paになるよう調整した。
この状態にて、厚さ30μmの軟質アルミニウム箔20を、基材加熱用ヒータ8で予備加熱を行った後、メインローラ3上のアルミニウム箔20の温度を400℃にコントロールしながら、蒸着層の厚さが20μmになるようにアルミニウム微粒子を蒸着した。次に片面が蒸着されたアルミニウム箔を非蒸着面が蒸着されるように引き出して、前記条件でアルミニウム微粒子を蒸着し、両面に蒸着層を形成した。
この試料を、pH7、50℃の純水中に3分浸漬した後、300℃にて5分間熱処理を行い、所定の方法にて20Vの陽極酸化を施し、陽極箔Aとした。
(実施例2)
チャンバ11内を0.0013Paまで真空引きした後、窒素ガスを気圧0.13Paになるように導入し、蒸着室90内に窒素ガスに対する酸素分圧が1/20になるよう調整した酸素を含んだ窒素ガスをガス導入ノズル5より導入し蒸着室の気圧が0.18Paになるよう調整した。
この状態にて、厚さ20μmの軟質アルミニウム箔20を、基材加熱用ヒータ8で予備加熱を行った後、メインローラ3上のアルミニウム箔20の温度を400℃にコントロールしながら、蒸着層の厚さが2μmになるようアルミニウム微粒子を蒸着した。次に片面が蒸着されたアルミニウム箔を非蒸着面が蒸着されるように引き出して、前記条件でアルミニウム微粒子を蒸着し、両面に蒸着層を形成した。
この試料を、リン酸アンモニウムを含む溶液80℃中に5分浸漬した後、200℃にて5分間熱処理を行い、陰極箔Bとした。
(実施例3)
チャンバ11内を0.0013Paまで真空引きした後、窒素ガスを気圧0.13Paになるように導入し、蒸着室90内に窒素ガスに対する酸素分圧が1/30になるよう調整した酸素を含んだ窒素ガスをガス導入ノズル5より導入し蒸着室の気圧が0.18Paになるよう調整した。
この状態にて、厚さ20μmの軟質アルミニウム箔20を、基材加熱用ヒータ8で予備加熱を行った後、メインローラ3上のアルミニウム箔20の温度を400℃にコントロールしながら、蒸着層の厚さが0.5μmになるようチタン微粒子を蒸着した。次に片面が蒸着されたアルミニウム箔を非蒸着面が蒸着されるように引き出して、前記条件でチタン微粒子を蒸着し、両面に蒸着層を形成して陰極箔Cとした。
(従来例1)
陽極箔の従来例として、110μm厚みのアルミニウム箔に所定のエッチングを施した後、pH7、50℃の純水中に3分浸漬し、次に300℃にて5分間熱処理をした。この試料を、所定の方法にて20Vの陽極酸化を施し、陽極箔Dとした。
(比較例1)
チャンバ11内を0.0013Paまで真空引きした後、アルゴンガスを気圧0.13Paになるように導入し、蒸着室90内にアルゴンガスのみをガス導入ノズル5より導入して0.66Paになるよう調整した。
この状態にて、厚さ30μmのアルミニウム箔20を基材加熱用ヒータで予備加熱を行って軟質材とし、メインローラ3上のアルミニウム箔20の温度を400℃にコントロールしながら、蒸着層の厚さが20μmになるようにアルミニウム微粒子を蒸着した。次に片面が蒸着されたアルミニウム箔を非蒸着面が蒸着されるように引き出して、前記条件でアルミニウム微粒子を蒸着し、両面に蒸着層を形成した。
この試料を、pH7、50℃の純水中に3分浸漬した後、300℃にて5分間熱処理をし、所定の方法にて20Vの陽極酸化を施し、陽極箔Eとした。
(比較例2)
チャンバ11内を0.0013Paまで真空引きした後、アルゴンガスを気圧0.13Paになるように導入し、蒸着室90内にアルゴンガスに対する酸素分圧が1/12になるよう調整した酸素を含んだアルゴンガスをガス導入ノズル5より導入し、蒸着室の気圧が0.10Paになるよう調整した。
この状態にて、厚さ30μmの軟質アルミニウム箔20を、基材加熱用ヒータで予備加熱を行った後、メインローラ3上のアルミニウム箔20の温度を400℃にコントロールしながら、蒸着層の厚さが20μmになるようにアルミニウム微粒子を蒸着した。次に片面が蒸着されたアルミニウム箔を非蒸着面が蒸着されるように引き出して、前記条件でアルミニウム微粒子を蒸着し、両面に蒸着層を形成した。
この試料を、pH7、50℃の純水中に3分浸漬した後、300℃にて5分間熱処理をし、所定の方法にて20Vの陽極酸化を施し、陽極箔Fとした。
(比較例3)
チャンバ11内を0.0013Paまで真空引きした後、アルゴンガスを気圧0.13Paになるように導入し、蒸着室90内にアルゴンガスに対する酸素分圧が1/12になるよう調整した酸素を含んだアルゴンガスをガス導入ノズル5より導入して0.66Paになるよう調整した。
この状態にて、厚さ30μmの硬質アルミニウム箔20を、基材加熱用ヒータで予備加熱を行った後、メインローラ3上のアルミニウム箔20の温度を400℃にコントロールしながら、蒸着層の厚さが20μmになるようにアルミニウム微粒子を蒸着した。次に片面が蒸着されたアルミニウム箔を非蒸着面が蒸着されるように引き出して、前記条件でアルミニウム微粒子を蒸着し、両面に蒸着層を形成した。
この試料を、pH7、50℃の純水中に3分浸漬した後、300℃にて5分間熱処理をし、所定の方法にて20Vの陽極酸化を施し、陽極箔Gとした。
(従来例2)
陰極箔の従来例として、厚さ50μmのアルミニウム箔に所定のエッチングを施した後、リン酸アンモニウムを含む溶液80℃中に5分浸漬し、次に、200℃にて5分間熱処理を行い、陰極箔Hとした。
(実施例1、2、3の評価結果)
上記の各試料A、B、C、D、E、F、Gの各々について厚さおよび静電容量を測定し、その結果を表1に示す。
Figure 2008010490
表1から分かるように、本発明の実施例1に係る陽極箔Aは、従来例1に係る陽極箔Dに比較して、厚さが薄く、かつ、静電容量が高い。また、本発明の実施例2、3に係る陰極箔B、Cは、従来例2に係る陰極箔Hに比較して、厚さが薄く、かつ、静電容量が高い。
そして、実施例1の陽極箔Aと蒸着室への導入ガスが酸素を含まない比較例1の陽極箔Eとを比較すると、実施例1の静電容量が高いことが分かる。
また、蒸着室の気圧を0.10Paと実施例1より低くした比較例2の陽極箔Fは、実施例1の陽極箔Aより静電容量が低下することが分かった。さらに検討した結果、酸素を含む不活性ガスを導入した蒸着室の気圧は、0.133〜13.3Paが好ましいことが分かった。
さらに、予備加熱によって軟質材としなかった比較例3の陽極箔Gは、蒸着後の電極箔にシワが発生している箇所があり、蒸着前のアルミニウム箔は軟質材とすることが好ましい。なお、アルミニウム箔は、エッチング処理した軟質材であってもよい。
(実施例4)
図1の真空蒸着装置にてチャンバ11内を0.0013Paまで真空引きした後、窒素ガスを気圧0.13Paになるように導入し、蒸着室90内に窒素ガスに対する酸素分圧が1/20になるよう調整した酸素を含んだ窒素ガスを0.66Paになるよう調整した。この状態にて、厚さ30μmの軟質アルミニウム箔20を、基材加熱用ヒータ8で予備加熱を行った後、蒸着層の厚さが20μmになるようにアルミニウム微粒子を連続蒸着した。
(従来例3)
図2の真空蒸着装置にてチャンバ11内を0.0013Paまで真空引きした後、窒素ガスに対する酸素分圧が1/20になるよう調整した酸素を含んだ窒素ガスを0.66Paになるよう調整した。この状態にて、厚さ30μmの軟質アルミニウム箔20を、基材加熱用ヒータ8で予備加熱を行った後、蒸着層の厚さが20μmになるよう、アルミニウム微粒子を連続蒸着した。
(実施例4の評価結果)
実施例4と従来例3を巻き戻し、未化成静電容量が500μF/cm2以上である長さを調査し表2の結果を得た。
Figure 2008010490
表2から分かるように、チャンバ内と蒸着されるアルミニウム箔周辺の雰囲気が異なる実施例4は、長期間にわたり安定した高い静電容量を有する電極箔を製造できるが、チャンバ内と蒸着されるアルミニウム箔周辺の雰囲気が同じ従来例3は、エレクトロンビームの散乱や蒸着材料7表面での皮膜生成により、長期間にわたって高い静電容量を有する電極箔を製造することができない。
なお、本発明は実施例に限定されるものではなく、チャンバ内の蒸着源を2箇所として1回の巻取でアルミニウム箔の両面に蒸着を行ってもよく、さらに、前記に記載した様々な製造条件を適宜組み合わせて製造することができることはいうまでもない。
本発明を適用した巻取式真空蒸着装置の要部の構成を示す説明図である。 従来の巻取式真空蒸着装置の要部の構成を示す説明図である。
符号の説明
1:巻出軸
2:巻取軸
3:メインローラ
4:真空排気口
5:ガス導入ノズル
6:蒸発源ルツボ
7:蒸着材料
8:基材加熱用ヒータ
9:隔壁
11:チャンバ
20:アルミニウム箔
41:仕切り板
50:ガス導入ノズル
90:蒸着室
91:開口部

Claims (9)

  1. 蒸発源が配置されたチャンバ内での真空蒸着法によりアルミニウム箔に弁金属の微粒子、弁金属酸化物の微粒子、およびそれらの混合物の微粒子のうちの少なくとも1つを堆積させる電解コンデンサ用電極箔の製造方法において、
    前記蒸発源周辺の雰囲気と前記アルミニウム箔周辺の雰囲気とを相違させた状態で真空蒸着を行うことを特徴とする電解コンデンサ用電極箔の製造方法。
  2. 前記アルミニウム箔周辺を、前記蒸発源と対向する位置に開口部を備えた蒸着室により前記蒸発源側と区画し、前記蒸発源周辺の雰囲気と前記蒸着室内の雰囲気とを相違させた状態で真空蒸着を行うことを特徴とする請求項1に記載の電解コンデンサ用電極箔の製造方法。
  3. 前記チャンバ内の気圧を0.0133〜0.133Paに調整した後、
    酸素を含有する不活性ガスを前記蒸着室に導入して該蒸着室の気圧を0.133Pa〜13.3Paに調整した状態で真空蒸着を行うことを特徴とする請求項2に記載の電解コンデンサ用電極箔の製造方法。
  4. 前記不活性ガスは、アルゴン、窒素、またはこれらの混合ガスであることを特徴とする請求項3に記載の電解コンデンサ用電極箔の製造方法。
  5. 真空蒸着中の前記アルミニウム箔の温度を550℃以下にすることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の電解コンデンサ用電極箔の製造方法。
  6. 前記弁金属は、アルミニウムおよびチタンのうちの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電解コンデンサ用電極箔の製造方法。
  7. 前記アルミニウム箔が、軟質材または表面にエッチングを施した軟質材であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の電解コンデンサ用電極箔の製造方法。
  8. 前記電解コンデンサ用電極箔を陽極用として製造するにあたって、
    前記真空蒸着を行った前記アルミニウム箔を、液温が30〜70℃、pHが5〜12の処理液中に浸漬して表面に水酸化物層を形成し、
    次に、前記アルミニウム箔に対して温度が200〜550℃の条件下で熱処理を行い、
    次に、前記アルミニウム箔に対して陽極酸化を行うことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の電解コンデンサ用電極箔の製造方法。
  9. 前記電解コンデンサ用電極箔を陰極用として製造するにあたって、
    前記真空蒸着を行った前記アルミニウム箔を、液温が20〜90℃のリン酸、亜リン酸、次亜リン酸またはこれらの塩のうちの少なくとも1種を含む処理液に浸漬し、
    次に、前記アルミニウム箔に対して温度が200〜550℃の条件で熱処理を行うことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の電解コンデンサ用電極箔の製造方法。
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