JPS5937564B2 - 電子部品の端面電極形成方法 - Google Patents

電子部品の端面電極形成方法

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JPS5937564B2
JPS5937564B2 JP7005176A JP7005176A JPS5937564B2 JP S5937564 B2 JPS5937564 B2 JP S5937564B2 JP 7005176 A JP7005176 A JP 7005176A JP 7005176 A JP7005176 A JP 7005176A JP S5937564 B2 JPS5937564 B2 JP S5937564B2
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JP
Japan
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electronic component
conductive layer
electrode
forming
face electrode
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JP7005176A
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種次郎 池田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子部品、特に金属化フィルムコンデンサの端
面電極形成方法に関するもので、その目的とするところ
はフィルム厚みが5μ以下で且つ端面を揃えたコンデン
サ素子にもコンデンサ特性を低下させる事なく、端面電
極を実用的に形成する新規な方法を提供しようとするも
のである。
一般に金属化フィルムコンデンサは、薄膜蒸着電極各層
の導電化、リード端子との接続、素子の成形等を主な目
的として公選の方法のメタリコン(金属溶剤)によって
端面電極を形成している。
しかし、メタリコンは作業環境が悪く、材料歩留りが低
く、さらに基板表面が平滑であると密着が悪い等の基本
的な問題点を有している。
それは、メタリコンが金属線材或いは粉末をアーク又は
ガス炎によって溶かし空気等によって勢い良く吹きつけ
て、基板に金属微粒子を付着させる方法である事と、付
着粒子径の大きさが最小でも5〜20μある事と付着形
態が機械的付着である事に起因している。
従って、コンデンサの端面電極形成においても、メタリ
コン法によるときは上記問題点を有しているのは勿論、
端面電極層を厚くする事が必要であシ、電極膜厚のバラ
ツキが大きく、素子寸法が不揃いにな択被覆金属がモロ
イため後加工で脱落が発生し特性不良となる等の難点が
あり1さらに付着しなかった金属は酸化されておシ再利
用不能であるため材料ロスが太きい等の問題点を有して
いた。
又、最近電子部品の小形イに軽量子−低価格化が要望さ
れるようになシ、フィルムコンデンサもフィルムを薄く
シ、端面を断裁やスリッタ仕上げによってきれいに揃え
、端面電極材料を少なくする加工法が要求されている。
つまシ、静電容量CはC=εS/、(εは誘電率、Sは
対抗電極の面積、tは誘電体の厚み)で表わされるよう
に、同−静電容量を得るにtを薄くすると、Sも小さく
てよく小型化される。
例えば、10μのフィルムを使用したコンデンサは素子
体積が約8分の1である。
又、断裁やスリッタ仕上げしたコンデンサ寸法が揃い易
く、作業性が向上し、コストが安くなる。
しかし、フィルム厚が5μ以下で断裁等により端面を揃
えたコンデンサ素子にメタリコンによって端面電極を形
成する事は出来なかった。
それは、メタリコン粒子が最小で5〜20μであるため
5μ以下のフィルムを使用した際のマージン部の空間隔
が5〜6μ以下となシ、マージン部に充分にメタリコン
粒子が入り込まないために電気接触と金属付着が充分得
られない事と単に巻回して形成サレルコンデンサ素子端
面に一般に生じるようなフィルム端のズレによる凹凸が
端面を揃えることでなくなシ、付着強度が極端に悪くな
る事によると考えられる。
又金属粒子が小さい事から真空中での加工法が考えられ
るが、蒸着では付着強度が得られず、特性も不満足でア
シ、スパッタリングも実用化されていない。
スパッタリングは一般に10 1〜10’torr程度
のアルゴン’(A r )ガス中でグロー放電を起こし
Arガスイオンがターゲット金属表面に衝突し、素子面
の金属原子が外部にたたき出される際の金属原子とその
持っているエネルギーを利用して基波に金属を付着させ
る方法であり、ターゲットから放出された2次電子が電
界で加速されて基板に衝撃を与えられるため基板の温度
上昇が太きいという特徴を持っている。
基板の温度上昇を避けるために基板冷却構造を備えても
基板 。
であるコンデンサ素子の熱伝導が悪いため冷却効果がほ
とんど得られない。
又、基板の温度上昇を抑えるための他の方法として、グ
ロー放電を極力弱くし、パワーを下げると、付着速度が
非常に低下し理論的には端面電極を形成する事が出来る
も 。
のの実用的ではない。
つまD多量のコンデンサ素子に低価格で端面電極を形成
する事はスパッタリングでは不可能であシ、実用化され
なかったのである。
近来、マグネトロン型の電極を有するスパッタ ・リン
グ装置が開発されて実用化されている。
この装置では、磁界が強いと電子が陽極手前で引返し再
び陰極方向に引戻される性質を利用してプラズマを収束
され、基板がターゲットから放出された2次電子に衝撃
されないため、基板温度上昇は抑えられる。
特にターゲットが平板型のマグネトロン型スハッタリン
グ装置では電子はホールドリフトとして良く知られてい
るサイクロイド運動を行ない、この電子の運動がイオン
化を促進するため高能率でスパッタリングされ、金属の
付着速度が速くなる。
本発明はこのマグネトロン型の電極構造を有すルスハッ
タリング装置を利用するもので、このスパッタリング装
置を「低温スパッタリング装置」、この装置を利用した
スパッタリングを「低温スパッタリング」と称弘従来か
らの「スパッタリング」と区別する。
尚、通例のスパッタリングのみを用いた方法としては、
以下に示すものがある。
真空ペルジャー内に下部に互いに極性の異なる1対の磁
石を有し、かつ高周波電源と整合装置を介して連結され
たターゲットホルダー上にsCuのターゲットを置き、
コンデンサの端面をターゲットと対向させ、かつ自転可
能になるように回転導入機に連結させて、コンデンサ素
子をセットし真空ポンプによってペルジャー内を2X1
0 ’torrにした後、Arガスを5 X 10−
3torrに入れ、高周波電源2KWで素子を自転させ
る事にょ多素子の両端面にCuを3μずつ低温スパッタ
リングによって析出させた後、高周波電源を切り、常圧
に戻しコンデンサを取出す。
尚磁界は永久磁石によった。
第1図、(端面ずれが0.5m/rrlの時のメタリコ
ンと、低温スパッタリングによって端面電極を形成した
コンデンサのtanδとフィルム厚との関係を示すグラ
フ)、第2図(フィルム厚が3.5μの時のメタリコン
と低温スパッタリングによって端面電極を形成したコン
デンサのtanδと端面ずれの大きさとの関係を示すグ
ラフ〕に示すように、メタリコンと本発明方法とを比較
するとフィルム層が薄くなる程、又端面がそろってくる
程、低温スパッタリングによるコンデンサ端面電極の形
成方法が優れている事が明らかである。
しかし、上記に示す方法では、端面電極は平面に形成さ
れるため、ズレは生じないものの尚十分な強度を必要と
する場合があった。
以下にこの要望を満足させるものとして、本発明の一実
施例を示す。
X空ペルジャー内にターゲットの側上部に互いに極性の
異なる1対の磁石を有し、かつ直流電源と連結されたタ
ーゲットホルダー上にCuのターゲットを置き、高周波
電源と整合装置を介して連結されたターゲットと対向し
、かつ回転可能なサブストホルダーにコンデンサの端面
がターゲットと直角になるように、コンデンサ素子をセ
ットし、真空ポンプによってペルジャー内を2X10
’torrにした後、Arガスを3 X 10−3t
orrに入し、高周波電源によって、0.5w/CIn
2のパワーテ素子を2分間エツチングし、高周波電源を
切シ直流電源2KWで素子を自転さ−せる事によ多素子
両端面にCuを3μずつ、低温スパッタリングによって
析出させた後直流電源を切り、常圧に戻し、コンデンサ
を取出す。
尚磁界は永久磁石によった。フィルムの端面のずれがな
い素子にコーティングした結果、第3図のグラフに示す
ように、エツチングの有無はコンデンサ特性(tanδ
)に影響を及ぼしている。
これはフィルムとAtとのエツチング速度が違い、特に
AI!、が遅いため、第4図口に示すようにA7層が大
きく露出し、Cuとの接触がスムーズに行なわれる為と
考えられる。
上記のように、低温スパッタによるコンデンサの端面電
極形成方法は優れておち、低温スパッタを、コンデンサ
端面電極形成に適用させるという点で、本発明は特徴を
有している。
なお、端面電極金属はCuに限るものではない。
又、低温スパッタリングによって、電子部品の端面電極
を形成するに当って、端面電極には、■特性が満足され
る、■リード付加工が容易である、■半田にすい取られ
る事がない、■機械的強度が充分である。
■耐環境性が良い、■低価格である等の項目が要求され
る、この条件を満足させるため、本発明では以下に示す
実施例を採用することもある。
即ち、スパッタリングによる電極層に加えて機械的強度
を高める導電層を設けて端面電極を構成した。
第5図は他実施例によって完成したコンデンサであ仄
1は素子、2は電極層、3は導電層、4は端面電極、5
はリード線、6は外装である。
以下実施例を示す。
実施例 1 低温スパッタリングによシミ子部品素子1に電極性2と
して3μのCuを設けた後、低温−・ンダ、即ち素子端
面を半田槽に浸ける事によって導電層3を051m/r
r]形成して端面電極4とした。
この端面電極は、積層型コンデンサの電極各層を固着す
るに充分な強度を有し、リード付は半田メッキしたリー
ド線5と、導電層3の半田を再溶融する事で簡単に出来
る利点を有し、さらに溶接によってリード付される。
実施汐II2 低桶スパッタリングによシミ極層として3μのA、?を
設けた後、導電性塗料を塗布して0.05m/ITIの
導電層を形成して端面電極とする。
この端面電極はリード付として半田を用いてもA、Pが
半田中にすい取られる事がない。
導電性塗料はカーボン系を用いれば安価である。
実施例 3 低温スパッタリングによシミ極層として3μのSnを設
けたl、Snのメタリコンによシ導電層を0.2 m/
m形成して端面電極とする。
この端面電極は、従来メタリコンによって端面電極を形
成していた電子部品、例えばコンデンサの生産ラインの
変更なく容易に半田付や溶接によシリード線が引出せ機
械的強度も充分である。
実施例 4 (、lスパッタリングによシミ極層として3μのAtを
設けた後、低温スパッタリングの真空を破らず、Cuを
さらに3μ低温スパツタリングによシ析出させ導電層を
形成し、端面電極とする。
この実施例においてCuは、Arガスのリークを止め1
O−5torrの真空にした後蒸着によって析出させて
も良い結果が得られる。
上記端面電極は、さらに半田を被覆しても良いが、その
ままでも半田付けによってリード線が引出せる。
以上に示した実施例は、それぞれ金属の組合わせや厚み
、導電層の形成方法を限定するものでない事は言うまで
もないが、いずれも電極層だけでは得られない作業性の
向上や強度の向上、特性の安定化等に多大の効果が認め
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はコンデンサ特性とフィルム厚及び端面
ずれの大きさとの関係を示すグラフ、第3図はエツチン
グの有無によるコンデンサ特性とフィルム厚との関係を
示すグラフ。 第4図イ、口はエツチングの前後の端面を示す模式図、
第5図は本発明方法の1実施例で完成した電子部品の端
面断面図。 1・・・・・・電子部品、2・・・・・・電極層、3・
・・・・・導電層、4・・・・・・端面電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電子部品の端面にマグネトロン型に電極構造を有す
    る低温スピツタリング装置により、電子部品の耐熱温度
    以下で、逆スパツタを施して端面をエツチングした後、
    電子部品の耐熱温度以下で金属化被膜を施し、端面電極
    とすることを特徴とする電子部品の端面電極形成方法。 2 端面電極として、金属化被膜から成る電極層と、導
    電層から成る端面電極とした特許請求の範囲第1項記載
    の電子部品の端面電極形成方法。 3 導電層として、電子部品の劣化温度以下の融点を有
    する低融点金属で形成した導電層とした特許請求の範囲
    第2項記載の電子部品の端面電極形成方法。 4 導電層として、導電性塗料を塗布した導電層とした
    特許請求の範囲第2項記載の電子部品の端面電極形成方
    法。 5 導電層として、メタリコンによフ形成した導電層と
    した特許請求の範囲第2項記載の電子部品の端面電極形
    成方法。 6 導電層として、真空メッキ加工によ多形成した導電
    層とした特許請求の範囲第2項記載の電子部品の端面電
    極形成方法。
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JPS6288913U (ja) * 1985-11-25 1987-06-06
JPS62157522A (ja) * 1985-12-28 1987-07-13 Yamauchi Rubber Ind Co Ltd 磁気式エンコ−ダ
JPS6379521U (ja) * 1986-11-14 1988-05-26

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