JP2011165370A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタハウジング内に進入した異物によって起こる端子間ショートを確実に防止することができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、2つの端子金具2と、端子金具2を収容する端子収容室37a,37bが並設されたコネクタハウジング3と、コネクタハウジング3の第1の外壁31に形成された開口部7からコネクタハウジング3内に挿入され、端子金具2が端子収容室37a,37bから抜け出ることを防止するスペーサ4とを備えている。コネクタハウジング3には第1の外壁31と相対する第2の外壁33に形成された第2の開口部8が設けられている。スペーサ4には第2の外壁33に向かって延び、端子収容室37a,37b同士を隔てた隔壁36に重なる重なり壁44が設けられている。この重なり壁44の先端部44aはスペーサ4がコネクタハウジング3内に挿入された状態で第2の開口部8内に位置付けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタハウジングの端子収容室に収容された端子金具を押さえて、該端子金具が端子収容室から抜け出ることを防止するスペーサを備えたコネクタに関するものである。
自動車には多種多様な電子機器が搭載されている。また、前記自動車には前記電子機器に電力や制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスが配索されている。前記ワイヤハーネスには、複数の電線と、これら電線の端末に取り付けられたコネクタと、が設けられている。前記コネクタは、前記電線の端末に電気接続された端子金具と、この端子金具を収容する端子収容室が設けられたコネクタハウジングと、を備えている。このワイヤハーネスのコネクタは、前記電子機器のコネクタと嵌合して、前記電子機器に電力や制御信号などを伝える。
前記コネクタとして、図5、図6に示すように、電線5の端末にそれぞれ電気接続された2つの端子金具2と、これら端子金具2を収容するコネクタハウジング103と、コネクタハウジング103の外壁に貫通形成された開口部105からコネクタハウジング103内に挿入されて2つの端子金具2を押さえることにより、各端子金具2がコネクタハウジング103から抜け出ることを防止するスペーサ104と、を備えたコネクタ101が知られている(特許文献1を参照。)。
上記コネクタハウジング103には、スペーサ104の係止部106が係止する係止受け部107と、2つの端子金具2をそれぞれ収容する2つの端子収容室109と、が設けられている。2つの端子収容室109は、コネクタハウジング103の複数の外壁と、これら外壁に囲まれた空間を仕切った隔壁110と、により形成されている。また、2つの端子収容室109は、各端子金具2の各端子収容室109への挿入方向と直交する方向に並設されている。また、上記開口部105は、2つの端子収容室109に面した外壁に貫通形成されている。また、前記隔壁110は、コネクタハウジング103内にスペーサ104を収容するために、開口部105寄りの端部が切り取られている。このことから、2つの端子収容室109は、開口部105寄りの部分が互いに連通している。
上記スペーサ104には、2つの端子金具2を押さえる本体部111と、前記係止受け部107に係止する係止部106と、当該スペーサ104をコネクタハウジング103から取り外すための治具200が差し込まれる差込口108と、が設けられている。また、スペーサ104をコネクタハウジング103から取り外す際は、図5に示すように、治具200を差込口108に差し込んで、この治具200を倒すようにしてこじることでスペーサ104を取り外す。
特開2007−115614号公報
上述した従来のコネクタ101は、オートマチックトランスミッション内の潤滑油中で使用されることがあった。オートマチックトランスミッション内の潤滑油中には、ギヤが摩耗することで生じた金属紛等の異物が浮遊しており、この異物が差込口108からコネクタハウジング103内に進入してしまう可能性があるという問題があった。また、前記差込口108は、2つの端子収容室109に跨るように設けられていたことから、前記異物が差込口108からコネクタハウジング103内に進入した場合、この一片の異物が2つの端子金具2の双方に付着して、端子間ショートを起こしてしまうおそれがあるという問題があった。
なお、本願の出願人は、上述した異物の付着による端子間ショートを防止するコネクタとして、図7、図8に示すコネクタを特許出願している(特願2005−308250)。このコネクタ201は、2つの端子金具2と、コネクタハウジング203と、コネクタハウジング203の外壁に貫通形成された開口部205からコネクタハウジング203内に挿入されるスペーサ204と、を備えている。
上記コネクタハウジング203には、スペーサ204の係止部106が係止する係止受け部107と、互いに並設された2つの端子収容室209と、が設けられている。2つの端子収容室209は、コネクタハウジング203の複数の外壁と、これら外壁に囲まれた空間を仕切った隔壁210と、により形成されている。上記開口部205は、2つの端子収容室209に面した外壁に貫通形成されている。また、前記隔壁210には、コネクタハウジング203内にスペーサ204を収容するために、開口部205寄りの縁から凹に切り欠かれた切り欠き210aが設けられている。このことから、2つの端子収容室209は、開口部205寄りの部分が互いに連通している。
上記スペーサ204には、2つの端子金具2を押さえる本体部211と、前記係止受け部107に係止する係止部106と、当該スペーサ204をコネクタハウジング203から取り外すための治具が差し込まれる差込口208と、前記隔壁210のうち前記切り欠き210aの両側に位置する部分210bが進入する凹溝212と、が設けられている。
また、前記差込口208は、2つの端子収容室209に跨ることなく設けられ、一方の端子収容室209のみに連通している。また、差込口208と他方の端子収容室209との間は、隔壁210の切り欠き210aの両側に位置する部分210bと、本体部211と、によって塞がれている。
このようなコネクタ201は、上述したように、差込口208と他方の端子収容室209との間が前記部分210bと本体部211とにより塞がれているので、差込口208からコネクタハウジング203内に進入した金属紛等の異物が、一方の端子収容室209に収容された一方の端子金具2と他方の端子収容室209に収容された他方の端子金具2との双方に亘って付着することを防止することができ、端子間ショートを防止することができる。
そこで、本発明は、異物付着による端子間ショートの防止の更なる効果向上に鑑みたコネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載された発明は、複数の端子金具と、これら端子金具をそれぞれ収容する複数の端子収容室が並設されたコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの複数の外壁のうち前記複数の端子収容室に面した第1の外壁に貫通形成された開口部から前記コネクタハウジング内に挿入されて前記各端子金具を押さえることにより当該各端子金具が前記各端子収容室から抜け出ることを防止するスペーサと、を備えたコネクタにおいて、前記コネクタハウジングには、前記第1の外壁と相対する第2の外壁に貫通形成された第2の開口部が設けられ、前記スペーサには、前記第2の外壁に向かって延びるとともに互いに隣り合う前記端子収容室同士を隔てた隔壁に重なる重なり壁が設けられ、かつ、前記スペーサが前記コネクタハウジング内に挿入された状態で前記重なり壁の先端部が前記第2の開口部内に位置付けられていることを特徴とするコネクタである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記複数の端子収容室のうち前記重なり壁が通される端子収容室の幅が、前記重なり壁が通されない端子収容室の幅よりも、前記重なり壁の厚み分、大きく形成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、前記コネクタハウジングには、前記第1の外壁と相対する第2の外壁に貫通形成された第2の開口部が設けられ、前記スペーサには、前記第2の外壁に向かって延びるとともに互いに隣り合う前記端子収容室同士を隔てた隔壁に重なる重なり壁が設けられ、かつ、前記スペーサが前記コネクタハウジング内に挿入された状態で前記重なり壁の先端部が前記第2の開口部内に位置付けられているので、互いに隣り合う端子収容室間には、第2の外壁から第1の外壁側に向かって立設した隔壁と、スペーサの第1の外壁側から第2の外壁に向かって延びた重なり壁と、が互い違いの向きで配置されることになり、そのために、コネクタハウジング内に進入した金属紛等の異物が、互いに隣り合う端子収容室同士の一方から他方に移動するには、隔壁の表面上と重なり壁の表面上とをジグザグに進まねばならず、前記異物が一方の端子収容室から他方の端子収容室に辿り着く可能性自体がほとんどない。また、前記異物は、隔壁の表面上及び重なり壁の表面上を移動する際に、第2の開口部からコネクタハウジング外に放出されるので、前記異物が一方の端子収容室から他方の端子収容室に辿り着く可能性自体がほとんどない。よって、一片の異物が互いに隣り合う端子金具の双方に付着することを確実に防止できる。したがって、コネクタハウジング内に進入した異物によって起こる端子間ショートを確実に防止することができるコネクタを提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記複数の端子収容室のうち前記重なり壁が通される端子収容室の幅が、前記重なり壁が通されない端子収容室の幅よりも、前記重なり壁の厚み分、大きく形成されているので、各端子収容室に余分なスペースが生じることを防止でき、コネクタハウジングの肥大化を抑えることができる。
本発明の一実施の形態に係るコネクタを示す斜視図である。 図1中のA−A線に沿った断面図である。 図1に示されたコネクタの分解図である。 図3に示されたコネクタハウジングの裏側を示す斜視図である。 従来のコネクタを示す斜視図である。 図5に示されたコネクタの分解図である。 従来の他のコネクタを示す分解図である。 図7に示されたコネクタの断面図である。
以下、本発明の一実施の形態に係るコネクタを図1〜図4を参照しながら説明する。本発明のコネクタ1は、自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成する。また、本実施形態のコネクタ1は、自動車のオートマチックトランスミッション内の潤滑油中で使用される。
上記コネクタ1は、図1〜図3に示すように、前記ワイヤハーネスを構成する電線5の端末にそれぞれ電気接続された2つの端子金具2と、これら端子金具2をそれぞれ収容する2つの端子収容室37a,37bが並設された合成樹脂製のコネクタハウジング3と、コネクタハウジング3の2つの端子収容室37a,37bに面した外壁31に貫通形成された開口部7からコネクタハウジング3内に挿入されて2つの端子金具2を押さえることにより、各端子金具2が各端子収容室37a,37bから抜け出ることを防止する合成樹脂製のスペーサ4と、を備えている。
上記端子金具2は、図3に示すように、金属板にプレス加工等が施されて得られるものである。この端子金具2には、相手側コネクタ(不図示)の雄型の端子金具と電気接続される雌型の電気接続部20と、電線5の端末に電気接続される電線接続部23と、が設けられている。前記電気接続部20には、前記雄型の端子金具が収容される筒状の筒部21と、筒部21内に挿入された前記雄型の端子金具を筒部21の内表面に付勢するばね部22と、が設けられている。前記電線接続部23には、筒部21に連なった底壁24と、底壁24の幅方向の両端部それぞれから立設した一対の導体かしめ片25と、底壁24の幅方向の両端部それぞれから立設した一対の被覆部かしめ片26と、が設けられている。前記一対の導体かしめ片25は、電線5の導体即ち芯線5aを圧着して該芯線5aと電気接続される。前記一対の被覆部かしめ片26は、電線5の芯線5aを覆った被覆部5bを圧着して被覆部5bと機械的に接続される。
上記コネクタハウジング3は、図3、図4に示すように、複数の外壁30,31,32,33,34,35により箱状に形成されている。また、外壁31と外壁33とは、コネクタハウジング3の高さ方向、即ち矢印Y方向、に沿って互いに相対する位置に配置されている。外壁32と外壁34とは、コネクタハウジング3の幅方向、即ち矢印X方向、に沿って互いに相対する位置に配置されている。外壁30と外壁35とは、コネクタハウジング3の長手方向、即ち矢印Z方向、に沿って互いに相対する位置に配置されている。
このコネクタ1は、コネクタハウジング3の長手方向、即ち矢印Z方向、に沿って相手側コネクタと嵌合される。また、外壁35には、相手側コネクタの雄型の端子金具が挿入される貫通穴35aが設けられている。また、外壁30には、端子金具2が挿入される挿入穴が設けられている。
また、外壁34の外表面には、相手側コネクタに係止するロックアーム6が設けられている。ロックアーム6には、両持ち板状に形成されたアーム部61と、アーム部61の外表面から突出したロック部62と、が設けられている。
また、外壁31には、上述したように、スペーサ4が挿入される平面視が略四角形の開口部7が貫通形成されている。即ち、外壁31は、特許請求の範囲に記載した「第1の外壁」に相当する。また、コネクタハウジング3の内部でかつ開口部7の四隅それぞれには、スペーサ4の後述の係止部42が係止する係止受け部38が設けられている。
また、外壁31と相対する外壁33には、図2、図4に示すように、第2の開口部8が貫通形成されている。即ち、外壁33は、特許請求の範囲に記載した「第2の外壁」に相当する。また、前記第2の開口部8は、スペーサ4の後述の重なり壁44の先端部44aを収容する。
上記2つの端子収容室37a,37bは、コネクタハウジング3の外壁30,31,32,33,34,35と、これら外壁30,31,32,33,34,35に囲まれた空間を仕切った隔壁36と、により形成されている。また、2つの端子収容室37a,37bは、各端子金具2の各端子収容室37a,37bへの挿入方向、即ち矢印Z方向、と直交する矢印X方向に沿って並ぶ向きに設けられている。即ち矢印X方向に沿って並設されている。
上記隔壁36は、外壁33の内表面から外壁31側、即ち開口部7側、に板状に立設している。また、隔壁36の開口部7寄りの縁は、外壁31の外表面と面一に形成されている。さらに、隔壁36の開口部7に面した部分には、コネクタハウジング3内にスペーサ4を収容するために、開口部7寄りの縁から凹に切り欠かれた切り欠き36aが設けられている。このことから、2つの端子収容室37a,37bは、スペーサ4が取り付けられていない状態で、開口部7寄りの部分が互いに連通している。
上記スペーサ4は、開口部7から、各端子金具2の各端子収容室37a,37bへの挿入方向、即ち矢印Z方向、と直交する矢印Y方向に沿って、コネクタハウジング3内、即ち2つの端子収容室37a,37b内、に挿入され、2つの端子金具2を押さえることにより、各端子金具2が各端子収容室37a,37bから抜け出ることを防止する部品である。このスペーサ4には、図1〜図3に示すように、2つの端子金具2に当接する本体部41と、本体部41の矢印X方向の両端部それぞれから立設した一対の係止部42と、当該スペーサ4をコネクタハウジング3から取り外す際に用いる治具(図5を参照。)が差し込まれる差込口45と、本体部41の矢印X方向の中央部から板状に立設した重なり壁44と、が設けられている。
上記本体部41は、平面形状が開口部7と同形状の略板状に形成されている。また、本体部41の矢印Z方向の両端部には、前記隔壁36のうち前記切り欠き36aの両側に位置する部分36bがそれぞれ進入する一対の凹溝46が設けられている。一対の凹溝46は、本体部41の矢印Z方向の両縁からそれぞれ凹に形成されている。
上記一対の係止部42は、矢印Z方向の両端部43が、前記係止受け部38と係止可能な波状に形成されている。また、各係止部42には、本体部41から離れた側の縁から本体部41に向かって延びたスリット42aが設けられている。これら一対の係止部42が設けられたスペーサ4は、開口部7からコネクタハウジング3内に圧入され、一対の係止部42が4つの係止受け部38に係止することによりコネクタハウジング3に固定される。
上記差込口45は、図1に示すように、本体部41の外表面と本体部41の縁との双方に開口した孔である。また、この差込口45は、2つの端子収容室37a,37bに跨ることなく、設けられ、一方の端子収容室37bのみに連通している。また、差込口45と他方の端子収容室37aとの間は、隔壁36の前記部分36bと、スペーサ4の本体部41と、スペーサ4の重なり壁44と、によって塞がれている。また、スペーサ4をコネクタハウジング3から取り外す際は、前記治具を差込口45に差し込んで、この治具を倒すようにしてこじることで取り外す(図5を参照。)。
上記重なり壁44は、図2に示すように、スペーサ4がコネクタハウジング3に挿入された状態で、端子収容室37a,37b同士を隔てた隔壁36に重なる。また、重なり壁44の本体部41から離れた先端部44aは、スペーサ4がコネクタハウジング3に挿入された状態で、外壁33に設けられた前記第2の開口部8内に位置付けられる。また、本実施形態では、先端部44aは、スペーサ4がコネクタハウジング3に挿入された状態で、第2の開口部8内に位置付けられるとともに外壁33の外表面と同一面に位置付けられる。
また、本発明では、2つの端子収容室37a,37bのうち重なり壁44が通される端子収容室37aの幅が、重なり壁44が通されない端子収容室37bの幅よりも、重なり壁44の厚み分、大きく形成されている。即ち、図2に示すように、端子収容室37bの外壁32の内表面から隔壁36の表面までの幅をmとし、重なり壁44の厚みをnとすると、端子収容室37aの外壁34の内表面から隔壁36の表面までの幅は、m+nに形成されている。また、図2中の二点鎖線Sは、コネクタハウジング3の幅方向、即ち矢印X方向、の中心を通る仮想線である。図2に示すように、隔壁36は、二点鎖線Sからずれた位置に配置されている。2つの端子収容室37a,37bの幅がこのように形成されていることにより、各端子収容室37a,37bに余分なスペースが生じることを防止でき、コネクタハウジング3の肥大化を抑えることができる。
上述した構成のコネクタ1を組み立てる際は、まず、端子金具2を電線5の端末に取り付け、この端子金具2を、各端子収容室37a,37b内に挿入する。そして、スペーサ4を開口部7からコネクタハウジング3内に圧入してコネクタハウジング3に取り付ける。こうしてコネクタ1が組み立てられる。
また、コネクタ1を分解する際は、前述したように、治具を差込口45に差し込み、この治具を倒すようにしてこじることでスペーサ4をコネクタハウジング3から取り外し、その後、端子金具2を各端子収容室37a,37bから引き抜いてコネクタ1を分解する。また、スペーサ4を取り外すことにより、端子金具2が各端子収容室37a,37bから容易に抜けるようになる。
本発明のコネクタ1によれば、互いに隣り合う端子収容室37a,37b間には、外壁33から外壁31側に向かって立設した隔壁36と、スペーサ4の外壁31側から外壁33に向かって延びた重なり壁44と、が互い違いの向きで配置されるので、差込口45や、開口部7とスペーサ4の間の隙間などからコネクタハウジング3内に進入した金属紛等の異物が、互いに隣り合う端子収容室37a,37b同士の一方から他方に移動するには、隔壁36の表面上と重なり壁44の表面上とをジグザグに進まねばならず、前記異物が一方の端子収容室37a,37bから他方の端子収容室37a,37bに辿り着く可能性自体がほとんどない。また、前記異物は、隔壁36の表面上及び重なり壁44の表面上を移動する際に、第2の開口部8からコネクタハウジング3外に放出されるので、前記異物が一方の端子収容室37a,37bから他方の端子収容室37a,37bに辿り着く可能性自体がほとんどない。よって、一片の異物が互いに隣り合う端子金具2の双方に付着することを確実に防止できる。したがって、コネクタ1は、コネクタハウジング3内に進入した異物によって起こる端子間ショートを確実に防止することができる。
また、上述した実施形態では、端子金具2を2つ備えたコネクタ1を例に挙げて説明したが、本発明のコネクタは、端子金具を3つ以上備えた構成であっても良い。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 コネクタ
2 端子金具
3 コネクタハウジング
4 スペーサ
7 開口部
8 第2の開口部
31 第1の外壁
33 第2の外壁
36 隔壁
37a,37b 端子収容室
44 重なり壁
44a 先端部

Claims (2)

  1. 複数の端子金具と、これら端子金具をそれぞれ収容する複数の端子収容室が並設されたコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの複数の外壁のうち前記複数の端子収容室に面した第1の外壁に貫通形成された開口部から前記コネクタハウジング内に挿入されて前記各端子金具を押さえることにより当該各端子金具が前記各端子収容室から抜け出ることを防止するスペーサと、を備えたコネクタにおいて、
    前記コネクタハウジングには、前記第1の外壁と相対する第2の外壁に貫通形成された第2の開口部が設けられ、
    前記スペーサには、前記第2の外壁に向かって延びるとともに互いに隣り合う前記端子収容室同士を隔てた隔壁に重なる重なり壁が設けられ、かつ、
    前記スペーサが前記コネクタハウジング内に挿入された状態で前記重なり壁の先端部が前記第2の開口部内に位置付けられている
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記複数の端子収容室のうち前記重なり壁が通される端子収容室の幅が、前記重なり壁が通されない端子収容室の幅よりも、前記重なり壁の厚み分、大きく形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
JP2010023912A 2010-02-05 2010-02-05 コネクタ Active JP5506439B2 (ja)

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