JP2011161914A - シート処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 折られた冊子の背部の剛度にかかわらず、プレス手段による角付けの際の冊子の背部の潰れ量のバラツキを抑えることができるシート処理装置を提供する。
【解決手段】 シートを二つ折りした冊子を保持する保持手段932と、保持手段932により保持される冊子Pの背部に沿って移動中に、冊子Pの背部を押圧して変形させる圧接ローラ9334と、を備え、圧接ローラ9334は、冊子Pの背部に沿って移動する移動範囲内の所定範囲で、冊子の背部に対する押圧力の低減、または押圧力の解除が可能である背部処理装置900を構成した。
【選択図】 図7

Description

本発明は、冊子の背部をプレス成形するプレス手段を有するシート処理装置及び画像形成装置に関する。
従来、例えば20枚以上のシート束を二つ折りに折り畳むと、折り頂部近傍が湾曲することがあった。こうしたシート束により形成された冊子は、折り曲げが不十分なことから、折り畳まれても直ぐに開いてしまって見栄えが良くない外観を呈する。また、このような冊子は平坦な状態で載置することができないことから、多数の冊子を積み重ねることが困難となっていた。こうした現象を抑制するために特許文献1に記載の装置が考えられた。
特許文献1に記載の装置は、冊子を折り曲げた状態で把持するクランピングジョー、クランピングジョーから突出する冊子の背部の突出長さを規制可能な停止板、冊子の背部をプレス成形する圧接ローラ、を備える。こうした装置によれば、冊子の背部の平坦化が実現され、冊子の背部が四角く角付けされる。そうした意味では、前述の見栄えの良くない外観が修正され、また、多数の冊子を積み重ねた際にも冊子の姿勢は安定する。
特開2001−260564号公報
しかしながら、一般に、上述したような従来の装置では、バネによって支持された圧接ローラが冊子の背部に沿って移動するようになっている。一方、冊子の背部の剛度は、折り頂部近傍に画像が形成されるか否か次第であり、画像が形成されている位置では冊子の背部の剛度が大きくなる。折られた冊子の背部の剛度は全長に亙って均一ではないため、圧接ローラが通過する背部の剛度が高い場合には角付け処理が不十分であり、低い場合には背部が潰れ過ぎてしまっていた。
本発明は、上記実情に鑑み、折られた冊子の背部の剛度にかかわらず、プレス手段による角付けの際の冊子の背部の潰れ量のバラツキを抑えることができるシート処理装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のシート処理装置は、シートを二つ折りした冊子を保持する保持手段と、前記保持手段により保持される冊子の背部に沿って移動中に、冊子の背部を押圧して変形させるプレス手段と、を備え、前記プレス手段は、冊子の背部に沿って移動する移動範囲内の所定範囲で、冊子の背部に対する押圧力の低減、または押圧力の解除が可能であることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、プレス手段がガイド手段によって案内されて移動するので、折られた冊子の背部の剛度にかかわらず、プレス手段が冊子の背部に対して一定の潰れ量を与えることができる。
本発明の実施例1に係るシート処理装置が適用可能な複写装置の構成を示す断面図である。 フィニッシャの構成を示す断面図である。 複写装置のブロック図である。 背部処理装置の構成を示す断面図である。 背部処理装置の構成を示す一部拡大断面図である。 背部処理装置の構成を示す一部拡大断面図である。 プレスユニットの構成を示す平面図である。 CPU回路部の制御工程を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る画像形成装置に用いられる背部処理ユニットの構成を示す一部拡大断面図である。 プレスユニットの構成を示す平面図である。 プレスユニットの構成を示す平面図である。 プレスユニットの構成を示す平面図である。 プレスユニットの構成を示す平面図である。 プレスユニットの構成を示す平面図である。 CPU回路部の制御工程を示すフローチャートである。 プレスユニット、プレスユニット支持板、移動ベルトの構成を示す平面図である。 CPU回路部の制御工程を示すフローチャートである。 冊子の背部の乗り上げ端部の大きな潰れ、及び、綴じ針の湾曲を示す斜視図である。
図1は、本発明の実施例1に係るシート処理装置が適用可能な画像形成システムの構成を示す断面図である。図1に示されるように、画像形成システムである複写装置1000は、シート給送部100、イメージリーダ部200、プリンタ部300、フィニッシャ500、及び、背部処理装置900(図4参照)等を備える。この中で、フィニッシャ500、背部処理装置900等は、オプションとして装備することができる。なお、一般的には、シート給送部100、イメージリーダ部200及びプリンタ部300を少なくとも含んでシートに画像を形成する画像形成装置は構成される。
フィニッシャ500は、プリンタ部300から画像形成されたシートを取り込むシート取込処理、取り込んだ複数のシートを整合して1つの冊子として束ねる束処理、束ねたシート束の後端側をステイプルするステイプル処理(綴じ処理)、を実行する機能を有する。また、フィニッシャ500は、シート束の端部側で表面から裏面に渡って穿孔を施す穴開け処理、ソート処理、ノンソート処理、中綴じ製本処理等、を実行する機能を有する。
図2は、フィニッシャ500の構成を示す断面図である。この図2を参照し、シートの流れと共にフィニッシャ500の構成を説明していく。図2に示されるように、フィニッシャ500は、プリンタ部300から搬送されたシートを内部に取り込むための搬送パス520を備える。搬送パス520には、入口ローラ対501から入口内部ローラ対508まで、複数の搬送ローラ対が設けられる。搬送ローラ対502及び搬送ローラ対503の間には穴開け処理部であるパンチユニット530が設けられる。パンチユニット530は必要に応じて駆動し、搬送されるシートの後端部に穴開け(穿孔)処理を行う。パンチユニット530よりもシート搬送方向の下流側には、搬送パス520の終端に設けられたフラッパ513が配置される。このフラッパ513が動作すると、シート搬送方向の下流に繋がれた上搬送パス521及び下搬送パス522の間でシートの経路が切り替えられる。上搬送パス521の中を通過したシートは、上排出ローラ509によってスタックトレイ701へ排出される。
一方、下搬送パス522の経路には、搬送ローラ対510、511、512が設けられる。下搬送パス522の中を通過したシートは、処理トレイ550へ排出される。処理トレイ550に排出されるシートは、順次整合処理されながら束状に収容され、操作部1(図3参照)から設定に基づいて、仕分け処理及びステイプル処理される。シートは、その後、束排出ローラ対551によりスタックトレイ700、スタックトレイ701へ選択的に排出される。
なお、前述したステイプル処理はステイプラ560により行われる。ステイプラ560はシート幅方向に移動可能であり、シートの任意の位置にステイプルすることができる。この一方で、スタックトレイ700、701は上下方向に移動可能に構成される。上側のスタックトレイ701は上搬送パス521及び処理トレイ550からのシートを受け取り、下側のスタックトレイ700は、処理トレイ550からのシートを受け取ることができる。このようにして、スタックトレイ700、701には大量のシートを積載することができ、積載されたシートはその後端を上下方向に伸びる後端ガイド710に規制されて整列される。
次に、中綴じ製本部800の構成を説明する。下搬送パス522の途中には切替フラッパ514が配置される。この切替フラッパ514によって図2中のフィニッシャ500の右下方向に切り替えられたシートは、サドル排出パス523を通過して、中綴じ製本部800へ送られる。シートは、サドル入口ローラ対801に受け渡され、サイズに応じてソレノイドによって動作するフラッパ802により搬入口が選択されて、中綴じ製本部800の収納ガイド803の内部に搬送される。搬入されたシートは、滑りローラ804によりシートの先端が可動式のシート位置決め部材805に接する位置まで搬送される。サドル入口ローラ対801と滑りローラ804はモータM1により駆動される。
収納ガイド803の途中位置には、収納ガイド803を挟んで対向して配置されるステイプラ820が設けられている。ステイプラ820は、針を突き出すドライバー820aと突き出された針を折り曲げるアンビル820bとに分割されている。なお、前述のシート位置決め部材805は、シートが搬送されるとシート搬送方向の中央部がステイプラ820の綴じ位置になる位置で停止するように駆動が制御される。シート位置決め部材805は、モータM2の駆動を受けて移動自在であり、シートサイズ等に応じて位置を変える。
ステイプラ820の下流側には、折りローラ対810a、810bが設けられる。折りローラ対810a、810bの対向位置には、突き出し部材830が設けられる。この突き出し部材830は、収納ガイド803から退避した位置をホームポジションとしていて、モータM3の駆動により収納されたシート束に向けて突き出すと、シート束を折りローラ対810a、810bのニップに押し込みながら折り畳むものである。突き出し部材830はその後、再びホームポジションに戻る。なお、折りローラ対810a、810b間には、シート束に折り目付けをするのに充分な圧F1が不図示のバネにより掛けられている。折り目付けされたシート束は、第1折搬送ローラ対811a、811b、第2折搬送ローラ対812a、812bを介して、背部処理装置900(図1参照)に排出される。第1折搬送ローラ対811a、811b及び第2折搬送ローラ対812a、812bにも、折り目付けされたシート束を搬送及び停止させるのに充分な圧F2、F3が掛けられている。
搬送ガイド813は、折りローラ対810a、810bと第1折搬送ローラ対811a、811bの間を繋ぐガイドである。搬送ガイド814は第1折搬送ローラ対811a、811bと第2折搬送ローラ対812a、812bの間を繋ぐ搬送ガイドである。なお、折りローラ対810a、810b、第1折搬送ローラ対811a、811b、第2折搬送ローラ対812a、812bは、同一のモータM4(不図示)により等速回転する。
ステイプル処理終了後に、シート束のステイプル位置が折りローラ対810a、810bのニップ位置に調節され、シート位置決め部材805がステイプル処理時の位置から所定距離降下すると、ステイプラ820で綴じたシート束の折り畳み動作が実行される。こうしてステイプル処理を施した位置でシート束を折り畳むことが出来る。
整合板対815は、折りローラ対810a、810bの外周面を挟んで収納ガイド803に突出した面を持ち、収納ガイド803に収納されたシートを整合する機能を有する。整合板対815は、モータM5の駆動を受けて、シートに対し挟み込み方向に移動することで、シートの幅方向の位置決めを行うものである。
そして、第2折搬送ローラ対812a、812bの下流には、折束排出トレイと空間的に重なって折り目プレスユニット860が設けられている。この折り目プレスユニット860は、プレスローラ対861を支持したプレスホルダ862を有し、プレスローラ対861が折り目をニップした状態で、プレスホルダ862を折り目方向に移動させることで、折り目を強化するものである。
図3は、複写装置1000のブロック図である。図3に示されるように、複写装置1000の内部のCPU回路部150は、CPU(不図示)を有し、ROM151に格納された制御プログラム及び操作部1の設定に従って各制御部を制御する。すなわち、CPU回路部150は、操作部1、シート給送制御部101、イメージリーダ制御部201、画像信号制御部202、プリンタ制御部301、フィニッシャ制御部505、背部処理装置制御部901、外部I/F203を制御する。
そして、シート給送制御部101はシート給送部100を、イメージリーダ制御部201はイメージリーダ部200を、プリンタ制御部301はプリンタ部300を制御する。また、フィニッシャ制御部505はフィニッシャ500、中綴じ製本部800を制御する。また、背部処理装置制御部901は背部処理装置900の制御を行う。
操作部1は、画像形成に関する各種機能を設定するための複数のキー、設定状態を表示するための表示部等を有する。操作部1は、ユーザによる各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部150に出力すると共に、CPU回路部150からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
RAM152は、制御データを一時的に保持するための領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられる。外部I/F203は、複写装置1000と外部のコンピュータ204とのインタフェースであり、コンピュータ204からのプリントデータをビットマップ画像に展開し、画像データとして画像信号制御部202へ出力する。また、イメージリーダ制御部201から画像信号制御部202へは、イメージセンサ(不図示)で読み取ったシートの画像が出力される。プリンタ制御部301は、画像信号制御部202からの画像データを露光制御部(不図示)へ出力する。
図4は、背部処理装置900の構成を示す概略断面図である。図4に示されるように、中綴じ製本部800の有する第2折搬送ローラ対812a、812bにより排出されたシート束である冊子は膨らみを束押さえ871により抑えられた状態で受け取りユニット910の上に排出される。受け取りユニット910及び搬送ベルト対920により搬送された冊子は背部処理ユニット930により背部を潰されたのち、排出ベルト対940に受け渡された後、トレイ950上に積載される。
図5は、背部処理装置900が有する背部処理ユニット930の構成を示す一部拡大断面図である。また、図5(a)は、移動部932aが下降する直前の背部処理ユニット930の工程を示す一部拡大断面図であり、図5(b)は、ストッパ片931が上昇する直前の背部処理ユニット930の工程を示す一部拡大断面図である。図6は、背部処理ユニット930の構成を示す一部拡大断面図である。また、図6(a)は、移動部932aが上昇する直前の背部処理ユニット930の工程を示す一部拡大断面図であり、図6(b)は、移動部932aが上昇を終了した直後の背部処理ユニット930の工程を示す一部拡大断面図である。図5に示されるように、背部処理装置900は、図4を参照して前述した搬送ベルト対920を含んで良いが、主に、移動ユニット933、保持手段932、ストッパ片931、移動ユニット支持板934、プレスユニット支持板935を備える。
この中で、まず、保持手段932は冊子Pを保持するものである。詳しくは、保持手段932は、シートを二つ折りしたシート束である冊子Pを保持するものである。保持手段932は移動部932a及び静止部932bを備える。静止部932bの表面位置は搬送ベルト対920のニップと略同一高さに設定され、搬送ベルト対920を通過した冊子Pは静止部932bの上に誘導される。また、移動部932aは、上下方向に移動可能に構成され、これが上下方向に移動することで、移動部932a及び静止部932bの間の距離が調節可能となっている。こうした構成により、冊子Pが静止部932bの上に誘導されると、移動部932aが下降して、冊子Pの位置が保持されるようになっている。
ストッパ片931は、搬送される冊子Pがシート搬送方向に進行するのを受け止める部材である。図5(a)に示されるように、ストッパ片931は静止部932b上に下降して冊子Pの進行を止めることが可能に動作する。この状態のときに、冊子Pは保持手段932に進入してストッパ片931に突き当たる。こうした構成により、冊子Pの背部の位置が保持手段932の静止部932b上で位置決めされる。
移動ユニット933は、スライド軸937、スライド軸受T、スライド部9331、軸9331a、ローラ9332を備える。移動ユニット933は、シート搬送方向と直交するシート幅方向に移動するユニットである。スライド軸937は、シート搬送方向と直交するシート幅方向に延びる。このスライド軸937に対してスライド軸受Tが設けられ、スライド軸受Tにはスライド部9331が設けられる。また、スライド部9331には、上下方向に延びる軸9331aが固定される。軸9331aにはローラ9332が回転自在に取付けられる。ローラ9332に対向する位置を通ってシート搬送方向と直交するシート幅方向に延びる移動ユニット支持板934が配置される。そして、スライド部9331及びスライド軸受Tがスライド軸937に沿ってスライド軸937方向に移動可能となっている。移動ユニット933は、プレスユニット9333を備える。
プレスユニット9333は、ローラ支持部材9333a、軸9333b、軸9333c、プレス手段である圧接ローラ9334、ローラ9335を備える。ローラ支持部材9333aのシート搬送方向の上流側には軸9333bが上下方向に延びる。また、ローラ支持部材9333aのシート搬送方向の下流側には軸9333cが上下方向に延びる。軸9333bには圧接ローラ9334が回転自在に取付けられる。また、軸9333cにはローラ9335が回転自在に取付けられる。そして、ローラ9335に対向する位置を通ってシート搬送方向と直交するシート幅方向に延びるプレスユニット支持板935が配置される。
そして、ローラ支持部材9333aがシート搬送方向と直交するシート幅方向に移動すると、ローラ9335がプレスユニット支持板935に沿って移動すると共に、圧接ローラ9334が冊子Pの背部に沿って移動するようになっている。こうした圧接ローラ9334は、保持手段932により保持される冊子Pの背部に沿って移動中に、冊子Pの背部を押圧して冊子Pの背部をプレス成形(変形)するようになっている。また、圧接ローラ9334は、圧接片9334a及び位置決め回転体9334bを備える。圧接片9334aは冊子Pの背部を押圧し、位置決め回転体9334bは静止部932bに当接する。
前述の移動ユニット933及びプレスユニット9333の動作により、保持手段932及びストッパ片931で位置決めされた冊子Pの背部に対して背部処理装置900は冊子Pの後処理をすることができる。
この背部処理ユニット930の動作及び冊子Pの搬送動作を述べると以下のようになる。最初に、背部処理ユニット930は、画像形成装置から排出されたシートの複数枚で形成される冊子Pに対してステイプルにより綴じ針で綴じて折り曲げるシート製本装置であるフィニッシャ500から冊子Pを受け取る。すなわち、図5(a)に示されるように、冊子Pが保持手段932の静止部932bの上に誘導されると、冊子Pがストッパ片931に当接して位置決めされる。そして、保持手段932の移動部932aが不図示のモータの駆動により矢印Vに示される方向に向かって下降し始める。図5(b)に示されるように、保持手段の移動部932a及び静止部932bが冊子Pを挟持すると、不図示のモータの駆動によりストッパ片931が矢印Wに示される方向に向かって上昇し始める。図6(a)に示されるように、ストッパ片931が上昇した後に、移動ユニット933及びプレスユニット9333の動作によって圧接ローラ9334の圧接片9334aが冊子Pの背部に対してプレスを開始する。このときに、移動ユニット933によって冊子Pの背部の角付けが行われる。角付けが終了すると再び不図示のモータの駆動により移動部932aが矢印Xに示される方向に向かって上昇し始める。これにより、冊子Pに対する保持手段932の保持が解除される。図6(b)に示されるように、移動部932aが上昇し終えたら背部処理ユニット930の駆動は停止される。
図7は、プレスユニット9333の構成を示す平面図である。図7に示されるように、プレスユニット9333は、シート搬送方向Qと直交するシート幅方向Rに移動可能となっている。プレスユニット9333は、圧接ローラ9334及びローラ9335を備える。圧接ローラ9334の圧接片9334a(図5、図6参照)は冊子Pの背部に当接し、ローラ9335はガイド手段であるプレスユニット支持板935に当接する。また、プレスユニット9333は、2つの揺動軸9336を備え、この揺動軸9336を中心に揺動可能となっている。このようなプレスユニット9333の支持構成により、冊子Pの背部の剛度が均一でなくてもプレスユニット支持板935に支持された圧接片9334aによって冊子Pの背部に一定の潰し量を与えることができる。
また、圧接ローラ9334がホームポジションから移動して冊子Pの背部の一端部に乗り上げる際、その衝撃により背部の端部が大きく潰れてしまうといった問題が生じる。この大きな潰れは、圧接ローラが冊子の他端部から降り下がる箇所では発生しにくい。したがって、冊子の背部の両端部は、潰れ具合が不均等であり、製本された成果物の品位は低下してしまう。
この問題を解決するため、ガイド手段であるプレスユニット支持板935は、退避手段である凹部H及び押出手段である凸部Gを有し、圧接ローラ9334の移動を案内する。この退避手段及び押出手段は、プレス手段の位置を移動させる機能を有する。圧接ローラ9334の冊子Pの背部に対する押圧力は、ローラ9335を凹部Hの中で移動する場合よりも、ローラ9335を凸部Gの表面で移動する場合の方が大きい。このように圧接ローラ9334は、冊子Pの背部に沿って移動する移動範囲内の所定範囲で冊子Pの背部に対する押圧力を低減、または、押圧の解除が可能である。押圧力が弱まるのは、プレスユニット支持板935に形成される凹部Hにローラ9335が入ることで、矢印Cの方向(押圧方向と逆方向)に圧接ローラ9334が退避することによる。この凹部Hの深さが圧接ローラ9334の退避量(矢印Cの方向)を決定する。押圧力が強まるのは、プレスユニット支持板935に形成される凸部Gの表面にローラ9335が配置されることで、矢印Cとは逆方向(押圧方向)に圧接ローラ9334が押し出されることによる。この凸部Gの高さが圧接ローラ9334の押出量(矢印Cの逆方向)を決定する。つまり、プレスユニット支持板935は、冊子Pの背部から所定距離離れてローラ9335を案内し、圧接ローラ9334の移動範囲内の所定範囲では、冊子Pの背部からさらに離れてローラ9335を案内する。
また、プレスユニット9333は、凸部Gを通過して凹部Hに入るとき、及び、凹部Hを通過して凸部Gに出るときに、何れかの揺動軸9336を中心に揺動する。その揺動範囲は、ローラ9335を介してプレスユニット支持板935により規制されている。
前述の圧接ローラ9334が移動する移動範囲の所定範囲は、圧接ローラ9334が冊子Pの背部の押圧を開始する際の冊子Pの背部の一端部である。また、前述の圧接ローラ9334が移動する移動範囲の所定範囲は、冊子Pがステイプルによって綴じ針で綴じられて冊子Pの背部に綴じ針が表れている場合には、綴じ針の範囲j0である。なお、この冊子Pの背部に綴じ針が表れている場合には、圧接ローラ9334が移動する移動範囲の所定範囲は、綴じ針を含む線上である。このように、冊子の背部にステイプラによる綴じ針が表れる場合には、冊子の背部で圧接ローラ9334が綴じ針部分を通過すると、綴じ針の湾曲が発生してしまい、製本された成果物の品位は損なわれる。これに対して、冊子の背部の厚み方向に綴じ針の針先方向が揃うように針綴じされても、冊子の状態によっては僅かでも綴じ針の針先方向がずれてしまうと綴じ針の湾曲が発生してしまう。
冊子Pの折り頂部が静止部932bの側面の位置に揃うように配置される場合を想定する。圧接ローラ9334が冊子Pの背部の両端部及びステイプルの綴じ針を通過する場合に、圧接ローラ9334が静止部932bのラインよりも矢印Cの方向に退避するのでなく、静止部932bのラインを矢印Cの方向に超えない範囲で退避するのが良い。そうすれば、綴じ針の大きな潰れ及び湾曲が防止されつつ妥当な角付け具合が維持される。例えば、一枚当たり64g/mのシート25枚で構成される冊子Pの場合に、通常では、冊子Pの折りの頂点から矢印Cと逆方向に1.5mmの深さで圧接ローラ9334を入り込ませる。これに対して、冊子Pの背部の両端部及び綴じ針の通過時では、矢印Cと逆方向に0.5mmの深さで圧接ローラ9334を入り込ませるといった具合である。もちろん、この値にあくまでも一例であって本発明の趣旨から他の数値であっても良い。
図8は、CPU回路部150の制御工程を示すフローチャートである。図8に示されるように、CPU回路部150は、受け取りユニット910に冊子Pを受け入れさせる(S1)。CPU回路部150は、受け取りユニット910及び搬送ベルト対920に冊子Pを搬送させる(S2)。CPU回路部150は、図示しないセンサによって冊子Pがストッパ片931に当接したことを検知して、保持手段932の移動部932aに駆動を準備させる(S3)。CPU回路部150は、保持手段932の移動部932aを下降させて冊子Pを保持させる(S4)。CPU回路部150は、ストッパ片931を退避させる(S5)。CPU回路部150は、プレスユニット9333を駆動して冊子Pの背部処理させる(S6)。CPU回路部150は、保持手段932の移動部932aを退避させて冊子Pの保持を解除させる(S7)。CPU回路部150は、排出ベルト対940を駆動して冊子Pを搬送する(S8)。CPU回路部150は、冊子Pをトレイ950に排出させる(S9)。
図9は、本発明の実施例2に係る画像形成装置に用いられる背部処理ユニット1930の構成を示す一部拡大断面図である。図10は、図10(a)及び図10(b)を有し、プレスユニット19333の構成を示す平面図である。実施例2の背部処理装置の構成のうち実施例1の背部処理装置900と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。実施例2においても、実施例1と同様の画像形成装置に適用することができるため、画像形成装置の説明は省略する。実施例2の背部処理ユニット1930が実施例1の背部処理ユニット930と異なる点は、以下の点である。すなわち、図9及び図10に示されるように、実施例2の背部処理装置は、ガイド手段であるプレスユニット支持板1936を冊子Pの背部と平行方向に移動させる移動手段を備える点である。この移動手段としては、移動ベルト939、プーリ9310(図10参照)及び支持板軸938等が含まれる。これにより、凹部H1〜H4及び凸部Gは、移動ベルト939の駆動に基づいたプレスユニット支持板1936の移動に伴って冊子Pの背部と平行方向に移動する。
プレスユニット支持板1936は、凹部H1〜H4及び凸部Gを有し、圧接ローラ9334の移動を案内する。圧接ローラ9334は、冊子Pの背部に沿って移動する場合に、凹部H1〜H4の中を移動しつつ冊子Pの背部に対するプレス力を弱め、凸部Gの表面を移動しつつ冊子Pの背部に対するプレス力を強める。
図10(a)に示されるように、プレスユニット19333は、圧接ローラ9334及びローラ9335を備える。また、プレスユニット19333は、揺動軸9336を有し、揺動軸9336を中心に揺動可能となっている。この揺動はローラ9335を介してプレスユニット支持板1936により規制されており、プレスユニット支持板1936には凹部H1〜H4及び各凹部H1〜H4の中心に基準となる凹部中心h1〜凹部中心h4がある。凹部H1〜H4は圧接ローラ9334が矢印Cの方向へ退避を行うためのものである。
プレスユニット19333は、シート搬送方向Qと直交するシート幅方向Rに延びる支持板軸938を備える。プレスユニット支持板1936は、支持板軸938に沿って移動することができるようになっている。プレスユニット支持板1936には移動ベルト939(図9参照)が固定される。ステッピングモータMは移動ベルト939を、プーリ9310を介して回転させ、プレスユニット支持板1936を支持板軸938に沿ってスライド移動させることができる。このスライド移動によってプレスユニット19333の退避する位置の変更を行う。
また、プレスユニット19333は圧接ローラ9334の中心軸を基準とし、プレスユニット支持板1936は凹部H1の凹部中心h1を基準としてそれぞれ第1ホームポジションHP1を出発点とする。プレスユニット19333とプレスユニット支持板1936はステッピングモータM(退避ユニットの駆動に対しては不図示)によって駆動し、その回転数によって各々の位置を認識する。
凹部H1に対して凹部H2、凹部H3、凹部H4はそれぞれ所定の位置にあり、凹部H2と凹部H3の間隔は冊子Pのステイプル針部j1とステイプル針部j2との間隔に等しい。このため凹部H1の位置を認識することで凹部H2、凹部H3、凹部H4の位置も認識することができる。
図11、図12、図13、図14は、プレスユニット19333の構成を示す平面図である。図15は、CPU回路部150の制御工程を示すフローチャートである。前述した図10と共に、これらの図を用いて、背部処理装置の動作を説明する。
CPU回路部150は、初めに、図10(a)に示されるように、プレスユニット19333及びプレスユニット支持板1936を共に第1ホームポジションHP1に待機させ(ステップ1、以下、「ステップ」は単に「S」と記載する。図15のS1)、複写装置のRAM152から冊子Pのサイズ情報を受け取る(図15のS2)。CPU回路部150は、プレスユニット支持板1936を第2ホームポジションHP2の方に向けて移動する(図15のS3)。図10(b)に示されるように、CPU回路部150は、プレスユニット支持板1936が冊子Pの背部の一端部に凹部H1の凹部中心h1が到達したか否かを判断する(図15のS4)。YESであれば、その箇所でプレスユニット支持板1936を停止させる(図15のS5)。NOであれば、CPU回路部150の制御はS3に戻る。
図11(a)に示されるように、プレスユニット支持板1936の移動が終了すると、CPU回路部150は移動ユニット1933(図9参照)をホームポジションHP2へ向かって移動させ始める(図15のS6)。そして、CPU回路部150は、プレスユニット19333を冊子Pの背部の一端部に到達するように制御する。図11(b)に示されるように、CPU回路部150は、プレスユニット19333が凹部H1を通過するように制御する。CPU回路部150は、プレスユニット19333が凹部H1を通過したか否かを判断する(図15のS7)。YESであれば、再びプレスユニット支持板1936がプレスユニット19333と同速度でホームポジションHP2に向けて移動するように制御する(図15のS8)。NOであれば、CPU回路部150の制御はS6に戻る。
CPU回路部150は、図12(a)に示されるように、凹部H2の凹部中心h2が冊子Pのステイプル針部j1に到達したか否かを判断し(図15のS9)、YESであれば、プレスユニット支持板1936を停止させる(図15のS10)。NOであれば、CPU回路部150の制御はS8に戻る。
図12(b)に示されるように、CPU回路部150は、プレスユニット19333が凹部H3を通過するように制御する。CPU回路部150は、プレスユニット19333が凹部H3を通過したか否かを判断する(図15のS11)。YESであれば、図13(a)及び図13(b)に示されるように、CPU回路部150は、プレスユニット支持板1936がプレスユニット19333と同速度で第2ホームポジションHP2に向けて移動するように制御する(図15のS12)。NOであれば、CPU回路部150の制御はS10に戻る。
CPU回路部150は、プレスユニット19333及びプレスユニット支持板1936を同じ速度でホームポジションHP2に移動した結果、プレスユニット支持板1936が第2ホームポジションHP2に到達したか否かを判断する(図15のS13)。YESであれば、CPU回路部150は、プレスユニット支持板1936を停止させる(図15のS14)。NOであれば、CPU回路部150の制御はS12に戻る。
図14(a)に示されるように、CPU回路部150は、プレスユニット支持板1936を第2ホームポジションHP2で停止させる(図15のS14)。そして、CPU回路部150は、移動ユニット1933(図9参照)が第2ホームポジションHP2に到達したと判断して移動ユニット1933の駆動を停止させる(図15のS15)。
なお、プレスユニット19333がプレスユニット支持板1936の支持面に乗り上げる際は、図14(b)に示すとおりプレスユニット支持板1936の斜面Sによってローラ9335がすくい上げられる。
この構成により冊子Pのサイズによって端部の位置が変わっても、それに応じて圧接ローラ9334の退避を行う位置を変えることが可能である。
図16は、プレスユニット19333がホームポジションHPに戻る往復動作の場合におけるプレスユニット19333の構成を示す平面図である。図17は、CPU回路部150の制御工程を示すフローチャートである。以下に、プレスユニット19333が第1ホームポジションHP1に戻る往復動作に関して説明する。
図17に示されるように、CPU回路部150は、移動ユニット1933及びプレスユニット支持板1936を第2ホームポジションHP2に待機させる(S21)。CPU回路部150は、プレスユニット支持板1936を第1ホームポジションHP1に向かって移動させる(S22)。CPU回路部150は、冊子Pの乗り上げ端部にプレスユニット支持板1936の凹部H4の凹部中心h4が到達したか否かを判断する(S23)。YESの場合には、CPU回路部150は、プレスユニット支持板1936を停止させる(S24)。NOの場合には、CPU回路部150の制御はS22に戻る。
プレスユニット支持板1936が停止する(S24)、CPU回路部150は、移動ユニット1933を第1ホームポジションHP1に向かって移動させる(S25)。CPU回路部150は、プレスユニット19333が凹部H4を超えたか否かを判断する(S26)。YESであれば、CPU回路部150は、プレスユニット支持板1936を第1ホームポジションHP1に移動させる(S27)。NOであれば、CPU回路部150の制御はS25に戻る。
プレスユニット支持板1936が第1ホームポジションHP1の方へと移動すると(S27)、CPU回路部150は、ステイプル針部j2に凹部中心h3が到達したか否かを判断する(S28)。YESの場合には、CPU回路部150は、プレスユニット支持板1936の移動を停止させる(S29)。NOの場合には、CPU回路部150の制御はS27に戻る。
プレスユニット支持板1936の移動が停止すると(S29)、CPU回路部150は、プレスユニット19333が凹部H2を超えたか否かを判断する(S30)。YESの場合には、図16に示されるように、CPU回路部150は、プレスユニット支持板1936を第1ホームポジションHP1に向かって移動させる(S31)。このときに、プレスユニット支持板1936は移動ユニット1933と同じ速度で移動し、そして、プレスユニット19333は冊子Pの降り下げ端部を通過していく。NOの場合には、CPU回路部150の制御はS31に戻る。
プレスユニット支持板1936が第1ホームポジションHP1に向かって移動すると(S31)、CPU回路部150は、プレスユニット支持板1936及び移動ユニット1933が第1ホームポジションHP1に到達したか否かを判断する(S32)。YESの場合には、CPU回路部150は、プレスユニット支持板1936及び移動ユニット1933を第1ホームポジションHP1に到達したところでそれぞれ停止させる(S33)。NOの場合には、CPU回路部150の制御はS31に戻る。
前述したプレスユニット19333の往復動作に基づいて、冊子Pの両端部は圧接ローラ9334の圧接片9334aにより等しく潰される。移動ユニット1933の移動が終了すると、実施例1と同様に保持手段932の保持が解除され、冊子Pは搬送ベルト対920及び排出ベルト対940の搬送によりトレイ950上へと排出される。
以上のように、実施例1及び2の背部処理装置によれば、圧接ローラ9334が冊子Pの背部に乗り上げる乗り上げ端部の大きな潰れ、及び、綴じ針の湾曲が抑制される。なお、冊子Pの背部の乗り上げ端部の大きな潰れ、及び、綴じ針の湾曲とは、図18に示される現象である。
また、実施例2の背部処理装置によれば、冊子Pの背部の長さが長い場合であっても、長いガイド手段は必要なく、短いガイド手段であるプレスユニット支持板935、1936で長い冊子Pの背部の全体がプレス成形される。また、冊子Pの背部では両端部の形状は同一に形成され、製本された成果物の品位は向上する。
以上のように、本発明によれば、プレス手段がガイド手段によって案内されて移動するので、折られた冊子の背部の剛度にかかわらず、プレス手段による角付けの際の冊子の背部の潰れ量のバラツキを抑えることができる。
なお、実施例1及び2において、ガイド部に凹凸を設けて冊子の背部に対する圧接ローラの押圧力を変化させる構成について説明したが、これに限らない。例えば、カムを駆動するモータ、ソレノイドをプレス手段に搭載し、カムによって圧接ローラの押圧力を所定のタイミングで変化させるようにしてもよい。
900 背部処理装置
932 保持手段
935 プレスユニット支持板(ガイド手段)
9334 圧接ローラ(プレス手段)

Claims (8)

  1. シートを二つ折りした冊子を保持する保持手段と、
    前記保持手段により保持される冊子の背部に沿って移動中に、冊子の背部を押圧して変形させるプレス手段と、を備え、
    前記プレス手段は、冊子の背部に沿って移動する移動範囲内の所定範囲で、冊子の背部に対する押圧力の低減、または押圧力の解除が可能であることを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記所定範囲は、前記プレス手段が冊子の背部の押圧を開始する際の冊子の背部の一端部であることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記所定範囲は、冊子がステイプルによって綴じ針で綴じられて冊子の背部に綴じ針が表れている場合には、前記綴じ針を含む範囲であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート処理装置。
  4. さらに、冊子の背部から所定距離離れて冊子の背部に沿う方向に前記プレス手段を案内すると共に、前記所定範囲で、冊子の背部からさらに離れて前記プレス手段を案内するガイド手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  5. 前記ガイド手段は、凹部及び凸部を有し、
    前記プレス手段が前記凹部の表面を移動する場合の冊子の背部に対する押圧力は、前記プレス手段が前記凸部の表面を移動する場合の冊子の背部に対する押圧力より小さいことを特徴とする請求項4に記載のシート処理装置。
  6. 前記ガイド手段を冊子の背部と平行方向に移動させる移動手段を備え、
    前記凹部及び前記凸部は、前記移動手段の駆動に基づいた前記ガイド手段の移動に伴って冊子の背部と平行方向に移動することを特徴とする請求項5に記載のシート処理装置。
  7. シートの複数枚で形成される冊子に対してステイプルにより綴じ針で綴じて折り曲げるシート製本装置から処理される冊子を受け取ることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  8. シートに画像を形成する画像形成装置と、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のシート処理装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
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