JP2011151157A - パワーモジュール - Google Patents
パワーモジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011151157A JP2011151157A JP2010010554A JP2010010554A JP2011151157A JP 2011151157 A JP2011151157 A JP 2011151157A JP 2010010554 A JP2010010554 A JP 2010010554A JP 2010010554 A JP2010010554 A JP 2010010554A JP 2011151157 A JP2011151157 A JP 2011151157A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead frame
- control circuit
- circuit board
- power module
- main surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/44—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process
- H01L2224/45—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/45001—Core members of the connector
- H01L2224/45099—Material
- H01L2224/451—Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof
- H01L2224/45117—Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof the principal constituent melting at a temperature of greater than or equal to 400°C and less than 950°C
- H01L2224/45124—Aluminium (Al) as principal constituent
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/4805—Shape
- H01L2224/4809—Loop shape
- H01L2224/48091—Arched
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/481—Disposition
- H01L2224/48135—Connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip
- H01L2224/48137—Connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip the bodies being arranged next to each other, e.g. on a common substrate
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/10—Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/11—Device type
- H01L2924/13—Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
- H01L2924/1304—Transistor
- H01L2924/1305—Bipolar Junction Transistor [BJT]
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/10—Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/11—Device type
- H01L2924/13—Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
- H01L2924/1304—Transistor
- H01L2924/1305—Bipolar Junction Transistor [BJT]
- H01L2924/13055—Insulated gate bipolar transistor [IGBT]
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/10—Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/11—Device type
- H01L2924/13—Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
- H01L2924/1304—Transistor
- H01L2924/1306—Field-effect transistor [FET]
- H01L2924/13091—Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor [MOSFET]
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】
第1主面と第1主面の反対側の面である第2主面とを有し所定の電気回路の配線パターンが形成されたリードフレーム2と、リードフレーム2の第1主面上に搭載されリードフレーム2の配線パターンと接続されるIGBT3と、リードフレーム2の配線パターンと接続され、プリント配線板7と電気部品8とを有してIGBT3を制御する電気回路を形成した制御回路基板9と、リードフレーム2とIGBT3と制御回路基板9とを一体的にトランスファーモールド封止したモールド樹脂14とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、多品種少量生産に適した、低コストで生産性の高いパワーモジュールを得ることを目的とする。
また、リードフレームとパワートランジスタチップと制御回路基板とを一体的にトランスファーモールド封止したため、パワーモジュールの小型化や、信頼性の向上を図ることができる。
図1はこの発明の実施の形態1におけるパワーモジュールの構造を模式的に示した断面図である。なお、図1はパワーモジュールの構造を模式的に示した断面図であるため、各部の位置関係や各種アルミニウムワイヤの配線関係は概略的に示されている。
これらIGBT3等が配置される配線パターンの上方には、リードフレーム2の第1主面と所定の間隔をもって、プリント配線板7と電気部品8とによりIGBT3等を制御する電気回路を形成した制御回路基板9が配置されている。そして、制御回路基板9とリードフレーム2間や、リードフレーム2とIGBT3間等、必要な箇所がワイヤ10により適宜電気的接続されている。なお、本実施の形態1ではワイヤ10としてアルミニウムワイヤ10を使用している。
リードフレーム2の第1主面と反対側の面(以下第2主面とする)には、放熱板として機能する高熱伝導絶縁基板11が配設されている。高熱伝導絶縁基板11は、高熱伝導絶縁層12とヒートシンク13からなり、リードフレーム2の第2主面、高熱伝導絶縁層12、ヒートシンク13の順に配置される。
そして、IGBT3等が搭載されたリードフレーム2と制御回路基板9と高熱伝導絶縁基板11とが、モールド樹脂14により一体的にトランスファーモールド封止されている。この際、リードフレーム2の外部リード部22と、ヒートシンク13の高熱伝導絶縁層12が配置される側と反対の面は、モールド樹脂14から露出するような状態で封止されている。
本実施の形態1のリードフレーム2は、例えば、厚さ0.7mmの銅フレームをプレス打ち抜きし、図2(A)に示すような所望の電気回路の配線パターンが形成されたものであり、内部リード部21、外部リード部22、タイバー部23、枠部24、基板支持部25を備えている。
主回路用内部リード部21Aの第1主面には、IGBT3や、ダイオード4、シャント抵抗5等が搭載されている。アルミニウムワイヤ10によってこれらが適宜接続され、所望のインバータ回路を形成している。
信号用内部リード21Bにはその一部にサーミスタ6が搭載されている。また、信号用内部リード21Bと、IGBT3やシャント抵抗5が、アルミニウムワイヤ10によって接続されている。信号用内部リード21Bは、IGBT3の制御信号や、シャント抵抗5およびサーミスタ6の出力値を伝達するための配線の一部となる。また、信号用内部リード21Bの第1主面上であって封止部Aの近傍には、ほぼ一列に並ぶようにワイヤ接合領域15が設けられている。ワイヤ接合領域15は信号用内部リード21Bと制御回路基板9とをアルミニウムワイヤ10で接続するために使用される。
なお、本実施の形態1では、主回路用内部リード部21Aをパワーモジュール1の例えば図2(A)上側の位置に集中させ、信号用内部リード部21Bを図2(A)下側の位置に集中させる構成としている。
なお、基板支持部25は制御回路基板9を支持できれば、その数や配置位置等は自由に設定でき、本実施の形態1では主回路用内部リード21A側に1箇所、信号用内部リード21B側に2箇所の計3箇所に基板支持部25を配置している。基板支持部25は保持部25Bを介し枠部24Bと繋がっており、上述の通りタイバー部23により変形等しないよう補強されている。
図3に示すように、制御回路基板9は、図示しない配線パターンが形成されたプリント配線板7と、プリント配線板7の配線パターン上に搭載された電気部品8とにより形成されている。電気部品8は図示しないはんだによりプリント配線板7上の配線パターンと接続されている。これにより、所望の出力電流波形を得るためにIGBT3を制御するプリドライブ回路と、電流検出手段としてのシャント抵抗5や温度検出手段としてのサーミスタ6の出力値を検知判定し、この判定結果に応じてIGBT3の通電を制御する保護回路とを形成している。保護回路は、シャント抵抗5やサーミスタ6の出力値を判定し、例えば出力値が異常でないかどうか、また出力値が適切であるかどうか等を判断する。そして、この判断に応じて、出力値が異常である場合にはIGBT3への通電を遮断したり、また出力値が適切でない場合には適切なスイッチング周波数を判断しスイッチング周波数を変更してIGBT3への通電を制御する等の処理を行う。これによりIGBT3を保護することができる。
なお、プリント配線板7としては、例えば1.6mm厚さのプリント配線板を使用することが望ましい。1.6mm厚さのプリント配線板は、多くの電子機器に一般的によく使用され、市場での流通量が多いため、入手が容易で安価であるという利点がある。
これに対して、支持用穴7Aの直径は1.5mmとし、基板挿入部25Aに対し尤度のある設定となっている。また、基板支持部25の幅は3mmに設定され、基板支持部25が支持用穴7Aに入らないよう設定されている。なお、尤度のある設定となっているため、制御回路基板9を搭載したリードフレーム2を後述するモールド金型に配置する際、制御回路基板9の位置をモールド金型に合わせて微調節することができ、配置が容易となる。
このような構成としたため、基板支持部25によりリードフレーム2の第1主面と制御回路基板9との間隔を規制することができ、また基板挿入部25Aによりリードフレーム2と制御回路基板9との水平方向の相対的な位置を規制することができる。
なお、支持用穴7Aの直径や、基板挿入部25Aの幅、基板支持部25の幅は、上記のような寸法に限られるものではなく、制御回路基板9とリードフレーム2の第1主面との間隔を規制でき、制御回路基板9とリードフレーム2との水平方向の相対的な位置を規制できる構成であれば、どのような寸法に設定してもよい。
端子7Bは、制御回路基板9がリードフレーム2上方に配置された際に、プリント配線板7の4つの端部の内、リードフレーム2の主回路用外部リード部22A、信号用外部リード部22Bが配置される側とは異なる2つの端部(図3、4中左右の端部)から突出するように、それぞれ複数個並設されている。端子7Bはプリント配線板7の端部にはんだ付けされることにより固定されており、はんだ接続される接続部7Cと、モールド樹脂14から外部へ露出するリード部7Dとを含んでいる。リード部7Dは外部機器に接続されるとともに、トランスファーモールド時には、後述するモールド金型に挟まれることにより制御回路基板9をモールド金型に固定するために使用される。
図4(A)に示すように、制御回路基板9は信号用内部リード部21Bのワイヤ接合領域15を覆わないような位置に配置されている。そして、プリント配線板7のワイヤ接合領域7Eは、プリント配線板7の端部に沿って信号用内部リード部21Bのワイヤ接合領域15と対応するように、略一列に並ぶように設けられている。
プリント配線板7の端部に設けられたワイヤ接合領域7Eは、信号用内部リード部21Bのワイヤ接合領域15を覆わない位置、かつワイヤ接合領域15と対応する位置に配設されているため、アルミニウムワイヤ10による超音波ワイヤボンディングが容易に実現できる。
高熱伝導絶縁基板11はリードフレーム2の第1主面上のIGBT3等による熱を放熱するための放熱板としての役割を担う。上述の通り、高熱伝導絶縁基板11は、高熱伝導絶縁層12とヒートシンク13とを備えている。リードフレーム2の第2主面側に、高熱伝導絶縁層12を介してヒートシンク13が配置される。
高熱伝導絶縁層12は、熱伝導性の良いシリカ粒子や窒化ホウ素等の絶縁物をエポキシ樹脂やポリイミド樹脂等に混入させたもので、200μm程度の膜厚で形成されている。また、ヒートシンク13は、例えば2mm厚のアルミニウム板等の金属板からなる。
なお、ヒートシンク13として使用する金属板はアルミニウム板に限られるものではなく、例えば銅等の他の金属を用いてもよいことは言うまでもない。また、その厚みも2mmに限られるものではなく、パワーモジュール1として要求される熱抵抗や熱容量によって、2〜10mmの範囲で適宜選択すればよい。さらに、高熱伝導絶縁層12の膜厚についても、200μmに限られるものではなく、パワーモジュール1として要求される熱抵抗や絶縁耐圧によって、100〜300μmの範囲で適宜選択すればよい。
まず、上述の通り、銅フレームをプレスで打ち抜き、所定の電気回路の配線パターンが形成されたリードフレーム2(図2参照)を製造する(図2参照)。
搭載工程は、まず、主回路用内部リード部21Aおよび信号用内部リード部21Bの所定の位置にIGBT3、ダイオード4、シャント抵抗5、およびサーミスタ6を板はんだ(図示せず)とともに設置する。そして、還元雰囲気炉(蟻酸濃度5%,温度270℃)中ではんだ接合する。
これにより、水素雰囲気よりも低温で、高品質のフラックスレスはんだ接合ができるので、IGBT3、ダイオード4、シャント抵抗5、およびサーミスタ6に与える熱的なダメージを軽減できる。
なお、本実施の形態1では、シャント抵抗5およびサーミスタ6とが搭載された場合について説明しているが、シャント抵抗5およびサーミスタ6は必要に応じて搭載すればよい。
超音波ワイヤボンディング工程では、図1、図2等に示すように、例えばIGBT3とダイオード4間、ダイオード4とシャント抵抗5間、IGBT3やシャント抵抗5と信号用内部リード部21B間、ダイオード4やシャント抵抗5と主回路用内部リード部21A間等の必要箇所を、アルミニウムワイヤ10により接続する。なお、本実施の形態1で使用するアルミニウムワイヤ10は、大電流が流れる主回路用内部リード部21Aとの接続部分に合わせて、大電流が流れない信号用内部リード部21Bとの接続部分も、全て直径300μmの太線アルミニウムワイヤ10とする。
なお、本実施の形態1では、プリント配線板7と電気部品8とにより所定の電気回路を形成した制御回路基板9によりIGBT3を制御するため、制御回路基板9とリードフレーム2間の電気的接続のためのワイヤ接合領域7Eを、例えばロジックチップ等を使用する場合に比べて十分に確保できる。従って、接続に使用するアルミニウムワイヤ10を、上記リードフレーム2とIGBT3等の各構成部材間のワイヤボンディング工程で使用したものと同じく、直径300μmの太線アルミニウムワイヤ10とすることができる。
このように、全ての接続部分において、単一のワイヤ径のアルミニウムワイヤ10を使用するため、単一のワイヤ径に合わせた設備のみを備えた超音波ワイヤボンディング装置により超音波ワイヤボンディングを行うことができ、設備投資、設備スペース、設備メンテナンスや段取り換えの費用を抑制することができる。また設備、生産工程における環境負荷を低減することができる。
なお、本実施の形態1では直径300μmの太線アルミニウムワイヤ10を採用しているが、必ずしもこれに限られるものではない。パワーモジュールとして要求される通電容量や、細いアルミニウムワイヤの方が柔軟性が高く引き回しの自由度が高いというアルミニウムワイヤの性質等を考慮し、直径200〜400μm程度の範囲内で適宜選択すればよい。
まず、図5に示すように、高熱伝導絶縁基板11をトランスファーモールド用のモールド金型16内に設置する。モールド金型16は上部金型16Aと下部金型16Bからなり、内部にキャビティ16Cを形成している。高熱伝導絶縁基板11を、下部金型16Bのキャビティ16C内に、ヒートシンク13、高熱伝導絶縁層12の順となるように配置する。この時、高熱伝導絶縁層12は、Bステージと呼ばれる半硬化状態とする。
この時、モールド樹脂14は180℃前後に加熱されて軟化した状態であり、この軟化したモールド樹脂14が10MPa前後の高圧でモールド金型16のキャビティ16C内に充填される。モールド樹脂14は、半硬化状態(Bステージ)の高熱伝導絶縁層12を直接、またはリードフレーム2の内部リード部21を介して間接的に加熱、加圧する。この熱と圧力によって、高熱伝導絶縁層12は一旦軟化し、ヒートシンク13およびリードフレーム2の内部リード部21に密着する。この状態でさらに加熱を続けることにより、モールド樹脂14および高熱伝導絶縁層12の硬化反応が促進され、樹脂封止が完了する。
ここで、図8は図7のI−I断面を示す模式図であり、モールド金型16の形状を説明するためのものである。図8に示すように、上部金型16Aと下部金型16Bは、閉じられた時にプリント配線板7に設けられた端子7Bを挟み込むことができるように、端子7Bの位置に合わせて段差を備えた形状となっている。
このようなモールド金型16により、端子7Bがモールド金型16の上部金型16Aと下部金型16Bに挟み込まれ、制御回路基板9が固定される。従って、モールド樹脂14の流動圧力による制御回路基板9の変移を抑えることができる。このため、例えばアルミニウムワイヤ10の変形による絶縁不良や断線、リードフレーム2に設けられた基板支持部25の変形など、制御回路基板9の変移に伴う不具合を防止することができ、安定した品質を確保することができる。
この効果を顕著にするため、制御回路基板9のプリント配線板7に設けられる端子7Bは、剛性が高く、変形しにくいことが望ましく、具体的には厚さ0.3mm以上、幅0.5mm以上の板状のものを使用することが望ましい。
さらに、電気回路が一般的で安価なプリント配線板7と電気部品8とにより構成されるため、回路の変更が容易である。そして、プリント配線板7の配線パターンと電気部品8を変更すれば、パワーモジュール1の基本的な構成を変更せずに制御機能が異なるパワーモジュール1を生産することができ、多品種の少量生産に容易に対応できる。
例えば、本実施の形態1のパワーモジュール1はプリント配線板7と電気部品8により構成される制御回路基板9を高圧でモールド樹脂14を充填するトランスファーモールドにより直接封止する。高圧によりモールド樹脂14を充填することにより、封止モールド樹脂14内の気泡を極小化させ、モールド樹脂14封止による絶縁信頼性を高めることができるため、モールド樹脂14に直接封止される制御回路基板9の表面に形成される配線パターン間の絶縁距離を縮小することができる。このため、制御回路基板9全体の面積を縮小でき、小型で絶縁信頼性の高いパワーモジュール1を得ることができる。
また、モールド樹脂14は空気と比較して誘電率が高いため、制御回路基板9をモールド樹脂14により封止することにより、制御回路基板9に対する外部からのノイズの影響を低減することができ、ノイズによる誤作動を抑制した信頼性の高いパワーモジュール1を得ることができる。小型化により低コスト化を図ることもできる。
また、制御回路基板9をモールド樹脂14により封止することにより、プリント配線板7とプリント配線板7に搭載される電気部品8との線膨張差が緩和され、プリント配線板7と電気部品8とを接続するはんだに生じる熱応力を抑制することができ、はんだ接続部の信頼性が向上する。このため、耐久性の高いパワーモジュール1を得ることができる。
また、リードフレーム2、制御回路基板9、高熱伝導絶縁基板11を一体的かつ一括でトランスファーモールド封止するため、生産性が高く、パワーモジュール1の低コスト化も実現できる。
さらに、このような配置により、制御回路基板9とシャント抵抗5やサーミスタ6を近接させることができるため、制御回路基板9に形成された保護回路とシャント抵抗5やサーミスタ6との配線距離を短縮することができる。このため、シャント抵抗5やサーミスタ6の出力を迅速にフィードバックし、異常出力時の保護動作の遅れを抑制でき、保護動作遅れを考慮した設計マージンを小さくすることができる。具体的にはIGBT3等のパワートランジスタチップのサイズを小さくすることが可能となり、パワーモジュール1の小型化、低コスト化を図ることができる。
また、サーミスタ6をIGBT3に近接配置すれば、IGBT3の温度上昇を迅速かつ正確に検知することができ、より、サーミスタ6の異常出力時の保護動作遅れを小さくできる。
3 IGBT(パワートランジスタチップ)、5 シャント抵抗(電流検出手段)、
6 サーミスタ(温度検出手段)、7 プリント配線板、7B 端子、8 電気部品、
9 制御回路基板、11 高熱伝導金属基板、14 モールド樹脂、
25 基板支持部。
Claims (6)
- 第1主面と上記第1主面の反対側の面である第2主面とを有し所定の電気回路の配線パターンが形成されたリードフレームと、
上記リードフレームの第1主面上に搭載され上記リードフレームの配線パターンと接続されるパワートランジスタチップと、
上記リードフレームの配線パターンと接続され、プリント配線板と電気部品とを有して上記パワートランジスタチップを制御する電気回路を形成した制御回路基板と、
上記リードフレームと上記パワートランジスタチップと上記制御回路基板とを一体的にトランスファーモールド封止したモールド樹脂と、
を備えたことを特徴とするパワーモジュール。 - 上記制御回路基板は、上記リードフレームの第1主面側に上記第1主面と所定の間隔もって配置されていることを特徴とする請求項1に記載のパワーモジュール。
- 上記リードフレームの第1主面上には、上記リードフレームの配線パターンと接続される電流検出手段または温度検出手段のうち少なくともいずれか一方が搭載され、
上記制御回路基板は、上記リードフレームに搭載された上記電流検出手段または温度検出手段からの出力を検知し判定するとともに、上記出力値の判定結果に応じて上記パワートランジスタチップの通電を制御する保護回路を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のパワーモジュール。 - 上記制御回路基板の一対の端部に上記モールド樹脂から突出して設けられ、上記制御回路基板を外部機器と電気的に接続するとともに、トランスファーモールド封止する際にモールド金型に固定される端子を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のパワーモジュール。
- 上記制御回路基板は、上記リードフレームの第1主面に該面と略垂直に設けられた基板支持部により支持されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のパワーモジュール。
- 上記リードフレームの第2主面上に、高熱伝導金属基板が配設されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のパワーモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010010554A JP5200037B2 (ja) | 2010-01-21 | 2010-01-21 | パワーモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010010554A JP5200037B2 (ja) | 2010-01-21 | 2010-01-21 | パワーモジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011151157A true JP2011151157A (ja) | 2011-08-04 |
JP5200037B2 JP5200037B2 (ja) | 2013-05-15 |
Family
ID=44537888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010010554A Expired - Fee Related JP5200037B2 (ja) | 2010-01-21 | 2010-01-21 | パワーモジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5200037B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013175609A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
CN103545265A (zh) * | 2012-07-13 | 2014-01-29 | 三菱电机株式会社 | 半导体装置及其制造方法 |
JP2014049516A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Mitsubishi Electric Corp | シャント抵抗器の冷却構造及びそれを用いたインバータ装置 |
JP2014116366A (ja) * | 2012-12-06 | 2014-06-26 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
JP2014241672A (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-25 | サンケン電気株式会社 | 半導体装置及びその制御方法 |
KR101477359B1 (ko) * | 2012-12-27 | 2014-12-29 | 삼성전기주식회사 | 전력 반도체 모듈 |
CN105144373A (zh) * | 2013-03-15 | 2015-12-09 | 三菱电机株式会社 | 半导体装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001085613A (ja) * | 1999-09-13 | 2001-03-30 | Hitachi Ltd | トランスファモールド型パワーモジュール |
JP2009123953A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Omron Corp | トランスファーモールド型パワーモジュール |
JP2011044452A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Denso Corp | 電子装置およびその製造方法 |
-
2010
- 2010-01-21 JP JP2010010554A patent/JP5200037B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001085613A (ja) * | 1999-09-13 | 2001-03-30 | Hitachi Ltd | トランスファモールド型パワーモジュール |
JP2009123953A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Omron Corp | トランスファーモールド型パワーモジュール |
JP2011044452A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Denso Corp | 電子装置およびその製造方法 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013175609A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
CN103545265A (zh) * | 2012-07-13 | 2014-01-29 | 三菱电机株式会社 | 半导体装置及其制造方法 |
JP2014022444A (ja) * | 2012-07-13 | 2014-02-03 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
JP2014049516A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Mitsubishi Electric Corp | シャント抵抗器の冷却構造及びそれを用いたインバータ装置 |
JP2014116366A (ja) * | 2012-12-06 | 2014-06-26 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
KR101477359B1 (ko) * | 2012-12-27 | 2014-12-29 | 삼성전기주식회사 | 전력 반도체 모듈 |
CN105144373A (zh) * | 2013-03-15 | 2015-12-09 | 三菱电机株式会社 | 半导体装置 |
JPWO2014141346A1 (ja) * | 2013-03-15 | 2017-02-16 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置 |
JP2014241672A (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-25 | サンケン電気株式会社 | 半導体装置及びその制御方法 |
US9742389B2 (en) | 2013-06-11 | 2017-08-22 | Sanken Electric Co., Ltd. | Semiconductor device and control method thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5200037B2 (ja) | 2013-05-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5200037B2 (ja) | パワーモジュール | |
JP4567773B2 (ja) | 電力用半導体装置 | |
JP5383621B2 (ja) | パワー半導体装置 | |
US20100134979A1 (en) | Power semiconductor apparatus | |
US8017438B2 (en) | Semiconductor module with at least two substrates | |
CN107078127B (zh) | 电力用半导体装置及其制造方法 | |
CN101335263A (zh) | 半导体模块和半导体模块的制造方法 | |
KR101354894B1 (ko) | 반도체 패키지, 그 제조방법 및 이를 포함하는 반도체 패키지 모듈 | |
JP4385324B2 (ja) | 半導体モジュールおよびその製造方法 | |
CN106847781A (zh) | 功率模块封装及其制造方法 | |
JP2011023654A (ja) | パワーモジュール | |
JPH11204724A (ja) | パワーモジュール | |
KR20100087040A (ko) | 소스 드라이버, 소스 드라이버의 제조 방법, 및 액정 모듈 | |
JP5101467B2 (ja) | 電力用半導体モジュール | |
JP2009206406A (ja) | パワー半導体装置 | |
WO2020254143A1 (en) | Half-bridge power assembly | |
CN103779282A (zh) | 一种便于安装的功率半导体模块 | |
JP6391430B2 (ja) | 電子制御装置およびその製造方法 | |
JP5195282B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2010050288A (ja) | 樹脂封止型半導体装置およびその製造方法 | |
JP5542853B2 (ja) | 半導体装置および半導体装置の製造方法 | |
JP2013157398A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2012209444A (ja) | 半導体装置の製造方法および半導体装置 | |
US20070013039A1 (en) | Package substrate and semiconductor package using the same | |
JP2009224529A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120821 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120823 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121015 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130118 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130208 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5200037 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |