JP2011148569A - 乗客コンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】踏段の踏面を構成する樹脂部材と金属部材との係合力を高め、経年的な劣化も少ない乗客コンベアを提供する。
【解決手段】踏段の金属板19の凸部を構成するフランジ側面に孔19aを形成し、樹脂部材18の被膜時に、この樹脂部材18の一部が孔19aに入り込むようにすることで、金属板19と樹脂部材18とのかみ合せ部を形成する。これにより、人が乗り込んだ際の荷重がかみ合せ部に直接作用しないようにし、その繰り返し荷重等によるかみ合せ部の損傷・劣化を軽減して、樹脂部材18の長寿命化を図る。
【選択図】図3

Description

本発明は、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアに係り、特に循環移動する踏段の構造に関するものである。
一般に乗客コンベアは、無端状に接続された駆動チェーンに多数の踏段を連結して循環移動するように構成されており、利用客はこの踏段に乗ることで上下階床等へ円滑に移動することができる。従って、利用客は不特定多数の場合が殆どで、履物も多様化していることから、踏段の踏面に乗り込んだ乗客の安全、特にスリップ等には十分配慮した構造が求められている。
従来、踏段の踏面の滑りを防ぐためには、例えば、踏面を覆ったウレタンゴム等の弾性体に溝を削設したり(特許文献1)、踏面頂部に突起を設けたり(特許文献2)して、滑りにくい踏面とすることが考えられていた。また、金属薄板を連続した波形に折り曲げて多数の桟を形成しこれの頂部に、その長手方向と直交するように断続的な凹溝を設けること(特許文献3)も知られている。
実開昭50−147394号公報 実開昭58−117463号公報 特開平1−308388号公報
踏面の滑りにくさは、履物によって異なり、雨水などの水分の有無によっても異なるが、金属表面よりも樹脂部材の方が全般的に滑りを防止する上で効果が高いことが知られている。しかし、一般に踏面は金属部材で形成されていることから、この金属部材の表面に樹脂部材をどのようにして設置するかが課題となる。
この点、前記特許文献1では、平坦又は進行方向に沿って凸部を形成した金属部材の表面に弾性体を接着固定する手法、更には弾性体を金属部材表面にネジ止めする手法がとられているが、前者は接着剤の経年的な劣化等で弾性体と金属部材との間で滑りを生じる恐れがあり、後者は弾性体のネジ止め部分の損傷による破損等が問題となる。
本発明は以上のような従来技術に鑑みてなされたもので、その主な目的とするところは、踏面を構成する樹脂部材と金属部材との係合力を高め、経年的な劣化も少ない乗客コンベアを提供することにある。
本発明の他の目的は、踏面を構成する樹脂部材の着脱・交換等をも容易にして、乗客コンベアとしての一層の安全性向上及び長寿命化に資することにある。
前記主な目的を達成するため、本発明の特徴は、凹凸を有する金属部材表面に樹脂部材を装着して前記踏段の踏面を形成し、前記金属部材表面の凹凸の側面に前記樹脂部材とのかみ合せ部を設けることにある。ここで、「金属部材表面の凹凸の側面」は、人が踏面に乗ったときに靴底が直接触れない部位であることから、樹脂部材とのかみ合せ部に人の荷重が直接かかることを避けることができる。乗客コンベアでは、人の乗り降り・走り込み等が常態化しており、踏面への繰り返し荷重が常に発生するが、その繰り返し荷重に対する樹脂部材の耐久性を向上することができる。
前記他の目的を達成するための、本発明の他の特徴は、金属部材表面の凹凸の側面に設けたかみ合せ部の利点を利用しつつ、樹脂部材を金属部材に着脱可能としたことにあり、そのために適したかみ合せ部の構成等をも提案するが、その詳細は以下述べる実施の形態で説明する。
本発明によれば、踏段表面の金属部材と樹脂部材とのかみ合せ部に人の荷重が直接かかることが無いので、金属部材と樹脂部材との係合力を高め、かつ経年的な劣化も少ない乗客コンベアを実現することができる。
更には、樹脂部材の着脱及び交換も容易となり、乗客コンベアとしての一層の安全性向上及び長寿命化に資することができる。
本発明を適用するエスカレータの一実施例であり、その上端部の側面図である。 図1における踏段の背面図である。 本発明の一実施例に係る踏面の部分断面図である。 本発明の他の実施例に係る踏面の部分断面図である。 本発明の他の実施例に係るかみ合せ部の部分断面図である。 本発明の他の実施例に係るかみ合せ部の部分断面図である。 本発明の他の実施例に係るかみ合せ部の部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図示する実施例に基づいて説明する。
先ず、本発明の第1の実施例について図1〜図3を用いて説明する。
図1において、乗客コンベアの1種であるエスカレータは、下階床(図示省略)から上階床Fにかけて設置され、無端状に接続された駆動チェーン2に連結されて移動する多数の踏段3と、この踏段3と同期移動するハンドレール4の移動体をもって乗客輸送を行う。
これら移動体は、枠体8に収められた制御装置5によりモータ6が回転し、その回転が減速機7により減速され駆動チェーン2を介して駆動車9の回転により駆動され、各々案内レール10及び欄干11に沿って移動する仕組みである。
ここで踏段3は、図2に示すように踏面13及ライザー14を有し、その前輪16及び後輪17が案内レールにガイドされ、チェーン係合部15に駆動チェーン2が係合して循環移動される。
本実施例では、この踏段3の踏面13を図3に示すように構成する。ここでは、踏面13の金属部材は、フランジをたてた金属板19で構成し、この金属板19の表面を滑りにくい樹脂部材18で被膜することで、通常の使用状態での滑りを防止すると共に、雨などの水分により滑りやすい状況にあっても滑り防止効果を維持できるようにしている。
そして、金属板19の凸部を構成するフランジの側面には孔19aを形成し、樹脂部材18の被膜時に、この樹脂部材18の一部が孔19aに入り込むようにすることで、金属板19と樹脂部材18とのかみ合せ部を形成している。このようにすることで、人が乗り込んだ際の荷重がかみ合せ部に直接作用しないようにし、その繰り返し荷重によるかみ合せ部の損傷・劣化を軽減して、樹脂部材18の長寿命化を図っている。
本実施例によれば、樹脂部材18の被膜時に金属板19とのかみ合せ部を形成できるので製造が簡単であり、かつ、樹脂部材18を薄くしたい場合であっても容易に構成することができる。加えて、金属板19のフランジは踏段の進行方向に沿って連続する形状に形成されているので水及び汚れ類の清掃も容易であり、そのフランジの上端部分、即ち乗客の履物が接する部分にはかみ合せのための突起等がないので乗り心地等を損ねることもない。
図4は図3の変形例を示す。本実施例では、金属板19のフランジ側面に突起19bを設けることで、樹脂部材18とのかみ合せ部を形成している。本実施例によれば樹脂部材18とのかみ合い面積を大きくできるので、係合力を高める事ができる反面、樹脂部材18が薄い場合には図3の実施例が優れている。
図5は本発明の他の実施例に係るかみ合せ部の構造、特に樹脂部材18の形状を示す。図3及び図4の実施例ではフランジを有する金属板19に樹脂部材18を被膜することで装着し、踏面を形成したが、本実施例では、図示するような樹脂部材18を別に製作し、前記フランジを有する金属板19に装着するようしている。このため、樹脂部材18の内側には突起18aを設け、この突起18aを図3で示したようなフランジに設けた孔19aに嵌合させることで、かみ合せ部を形成する。尚、図5では、樹脂部材18のみを図示している。
本実施例では、樹脂部材18を別に製作して装着するので、金属板19との着脱が容易であり、樹脂部材18が磨耗した場合には比較的容易に交換することができ、乗客コンベアの保守及び長寿命化が容易となる。また、樹脂部材18として、任意の色・材質・外形形状のものを準備することで、異なる性質又は意匠等への変更も容易に行うことができる利点がある。
図6は本発明の他の実施例に係るかみ合せ部の部分断面図である。本実施例では、金属部材として波板20を用い、この波板20の凹凸を利用してその側面に孔20aを形成し、樹脂部材18の突起部18bと係合(嵌合)させることで、かみ合せ部を形成している。尚、この波板20の凹部及び凸部は、踏段3の進行方向に沿って連続する形状となっている。
本実施例は波板20を用いているので、比較的安価に構成することができ、その凸部を比較的大きく形成する場合に向いている。また、樹脂部材18の突起部18bは波板20の孔20aを貫通して互いに接触しているので、波板20の補強効果もある。そして、本実施例の場合も、図5の実施例と同様、樹脂部材18の着脱・交換も可能である。
図7は図6の他の実施例である。本実施例は、図6と同様に波板20を用いているが、そのかみ合せ部の形状が異なる。図示するように、本実施例における波板20の穴(溝)20cは貫通しておらず、この穴(溝)20cと嵌合する樹脂部材18の突起部18cはその高さを小さなものとしている。これにより、波板20の強度を損なうことなく、かみ合せ部を構成することができる。
以上述べたように、「かみ合せ部」の形状は種々変形することができ、図6及び図7の孔20a及び穴(溝)20cを凸部とし、樹脂部材18側に凹部を設けることでかみ合せ部を形成することも可能であり、この場合も着脱・交換可能等の効果も維持しつつ、樹脂部材と金属部材との係合力を高め、経年的な劣化も少ないものとすることができる。
1…エスカレータ
2…駆動チェーン
3…踏段
4…ハンドレール
5…制御装置
6…モータ
7…減速機
8…枠体
9…駆動車
10…案内レール
11…欄干
12…乗降部床
13…踏面
18…樹脂部材
19…金属板(金属部材)
20…波板(金属部材)

Claims (6)

  1. 無端状に接続された駆動チェーンに連結され、乗降床間を循環移動する多数の踏段を備えた乗客コンベアにおいて、凹凸を有する金属部材表面に樹脂部材を装着して前記踏段の踏面を形成し、前記金属部材表面の凹凸の側面に前記樹脂部材とのかみ合せ部を設けることを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1において、前記金属部材表面の凹凸は、前記踏段の進行方向に沿って凹部及び凸部が連続する構造とすることを特徴とする乗客コンベア。
  3. 請求項1において、前記金属部材表面の凸部をフランジ状の突出形状とし、前記かみ合せ部は、前記突出形状の側面に設けた孔又は突出部材に前記樹脂部材を被膜して形成することを特徴とする乗客コンベア。
  4. 請求項1において、前記金属部材表面の凸部をフランジ状の突出形状とし、当該突出形状の側面に設けた孔と、当該孔に嵌合するように前記樹脂部材に設けられた突起部とで前記かみ合せ部を構成することを特徴とする乗客コンベア。
  5. 請求項1において、前記金属部材表面の凹凸を波板で構成し、当該波板の凸部側面に設けた孔又は溝と、当該孔又は溝に嵌合するように前記樹脂部材に設けられた突起部とで前記かみ合せ部を構成することを特徴とする乗客コンベア。
  6. 請求項4又は5において、前記樹脂部材は、前記金属部材表面との前記嵌合を利用して、前記金属部材と着脱又は交換可能とすることを特徴とする乗客コンベア。
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