JP5950809B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明は、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアに関する。
エスカレータや動く歩道等に代表される乗客コンベアは、踏板(エスカレータの場合には「踏段」とも呼ぶ)に載せた乗客等を輸送する。乗客コンベアは、建築構造物に設置されたフレームと、このフレームに設けられた2つの乗降床と、無端状に連結されてこれら乗降床間を循環移動する踏板チェーンと、踏板チェーンに取り付けられた踏板と、フレームに取り付けられたレール(案内レール)と、フレームに取り付けられた欄干とから主に構成されている。踏板チェーンは、踏板軸と、対向配置されたリンクプレートと、対向配置されたリンクプレートを連結する回転軸と、回転軸で支持される前ローラとを有する。踏板は、踏板チェーンの踏板軸に回転可能に取り付けられる。レールは、フレームに取り付けられ、踏板を所定の移動経路に沿って案内する。欄干は、踏板の循環移動方向に沿って踏板の両側方に配置されたスカートガードを有する。エスカレータの場合には、2つの乗降床は、フレームの上階及び下階に設けられる。
エスカレータの踏板(踏段)は、乗客が乗るクリートと、各踏段の段差部分を構成するライザーと、レール上を走行するローラ(前ローラと後ローラ)と、クリート及びライザーの側端付近に配置され、ローラを回転可能に支承するブラケット(エスカレータの場合には、特に「三角ブラケット」と呼ばれる。)と、ブラケットに取り付けられた樹脂製のガイドシューとを有する。ガイドシューは、スカートガードの表面に摺接して、踏段の左右方向(循環移動方向に対する横方向)の動きを規制する部品である。一方、動く歩道の踏板は、ライザーを有しておらず、クリート、ローラ、ブラケット及びガイドシューで構成される。
乗客コンベアの踏板としては、アルミダイカスト等によって、クリートとブラケット(エスカレータの踏段については、ライザーも含む。)を一体に成形したものと、ステンレス鋼等を用いてこれらの部材を別々に製作し、ボルト等の結合部材を用いて一体に組み立てたものとが従来知られている。
図1は、アルミダイカストによって製造される従来のエスカレータの踏段の側面図である。エスカレータの踏段2は、クリート11、ライザー12、三角ブラケット13、踏段軸15、軸受23、踏段2に取り付けられる後軸17、後軸17に取り付けられる後ローラ16、ガイドシュー18を備える。踏段2は、踏段軸15に回転可能に取り付けられた軸受23に、ボルト24によって固定される。
図2は、従来のエスカレータの、フレーム内に組み込まれた踏段の正面図である。図2では、踏段2の左右方向(循環移動方向に対する横方向)の一部を示している。図2において、図1と同一の符号は、図1と同一の要素を示している。
図2から明らかなように、踏段2が回転可能に取り付けられる踏段軸15は、踏段チェーン8に取り付けられる。また、踏段チェーン8は、回転軸によって前ローラ14を支持する。前ローラ14の案内レール7a、及び後ローラ16の案内レール7bは、フレーム6に取り付けられる。前ローラ14が案内レール7a上を、後ローラ16が案内レール7b上を、それぞれ回転走行することにより、踏段2は所定の経路を走行する。踏段2に設けられたガイドシュー18は、所定の間隔を隔てて設けられたスカートガード5と摺接することにより、左右方向の移動が規制される。
上記の従来技術において、スカートガード5は、一般的に厚さが1.5mmから3mm程度の薄い鋼板で製作されており、左右方向の外力が加わった際には容易に変形してしまう。よって、スカートガード5には、ガイドシュー18と摺接する部分とその付近との裏側の全域に、補強部材5Aを設ける必要がある。このために、乗客コンベアの製作コストが高くなるという課題がある。
また、ガイドシュー18は、乗客が乗るクリート11の直下に設けられているため、スカートガード5との接触による摺動音が乗客に不快感を与えるという課題がある。更に、前述したようにスカートガード5は鋼板で製作されているので、鋼板に比べて軟らかい樹脂等にて製作されるガイドシュー18は、摩耗交換サイクルが短いという課題がある。
また、乗客コンベアのメンテナンス時にはスカートガード5を取り外すが、再びスカートガード5を取り付ける際に取り付け方が悪いと、スカートガード5間の継ぎ目に段差が発生する。このような場合には、その段差にガイドシュー18が衝突して、衝突音や異常摩耗が発生するという課題がある。
このような課題に対して、例えば、特許文献1に記載の技術では、踏段(ステップ)の左右方向の移動の規制をガイドシューとスカートガードとで行うのではなく、後ローラの外側面に摩擦部を設け、案内レールに設けた規制部と摩擦部とを摺接させることにより踏段の左右方向の移動を規制している。しかし、この技術では、踏段の左右方向の移動による力を後ローラで受け止めるため、後ローラが取り付けられるブラケット回りの強度と剛性を上げる必要があり、踏段の材料費が高くなる。
特開2007−230673号公報
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、踏板の左右方向(すなわち、循環移動方向に対する横方向)の移動を規制するガイドシューの摺動音や衝突音を低減することができ、且つ安価で耐久性と快適性に優れた乗客コンベアを提供することである。
本発明による乗客コンベアは、次のような特徴を有する。建築構造物に設置された枠体と、前記枠体に設けられた2つの乗降床と、複数の対向するリンクプレート、対向する前記リンクプレートに設けられた回転軸、前記回転軸に支持されたローラ及び前記回転軸に設けられた踏板軸を有し前記乗降床間を循環移動する踏板チェーンと、前記踏板チェーンの一側方に前記踏板軸を介して取り付けられた踏板と、前記枠体に取り付けられた案内レールとを備える乗客コンベアにおいて、前記案内レールは、前記ローラが回転走行するローラ案内面と、前記ローラ案内面から垂直に突出する規制部とを備え、前記踏板チェーンには、前記踏板軸と重畳する位置であって前記踏板が取り付けられている方向とは反対方向の側面に、前記規制部と対向する摺接面を有するガイドシューが設けられる。
本発明によると、踏板の左右方向(すなわち、循環移動方向に対する横方向)の移動を規制するガイドシューの摺動音や衝突音を低減することができ、且つ安価で耐久性と快適性に優れた乗客コンベアを提供することができる。
従来のエスカレータの踏段の側面図である。 従来のエスカレータの、フレーム内に組み込まれた踏段の正面図である。 本発明の一実施形態によるエスカレータの要部斜視図である。 本実施形態によるエスカレータの、フレーム内に組み込まれた踏段の正面図である。 本実施形態によるエスカレータの一部を示す側面図であり、ガイドシューが取り付けられている踏段チェーンを示す図である。 本実施形態によるエスカレータの一部を示す上面図であり、図5のA視図である。 本実施形態によるエスカレータの一部を示す正面図であり、図5のB視図である。 本実施形態によるエスカレータの、踏段チェーンに取り付けられているガイドシューを示す図である。
本発明による乗客コンベアには、エスカレータと動く歩道が含まれる。また、以下の説明では、エスカレータの踏段(ステップ)と動く歩道の踏板(パレット)のことを「踏板」と総称する。すなわち、以下で述べる「踏板」には、エスカレータの踏段(ステップ)と動く歩道の踏板(パレット)とが含まれる。
乗客コンベアは、建築構造物に設置されたフレーム(枠体)と、フレームに設けられた2つの乗降床と、無端状に連結されてこれら乗降床間を循環移動する踏板チェーンと、踏板チェーンに取り付けられた踏板と、フレームに取り付けられた案内レールと、フレームに取り付けられた欄干とから主に構成される。
本発明による乗客コンベアは、建築構造物に設置された枠体と、枠体に設けられた2つの乗降床と、複数の対向するリンクプレート、対向するリンクプレートに設けられた回転軸、回転軸に支持されたローラ及び前記回転軸に設けられた踏板軸を有し乗降床間を循環移動する踏板チェーンと、踏板チェーンの一側方に前記踏板軸を介して取り付けられた踏板と、枠体に取り付けられた案内レールとを備える。案内レールは、ローラが回転走行するローラ案内面と、ローラ案内面から垂直に突出する規制部とを備える。踏板チェーンには、前記踏板軸と重畳する位置であって踏板が取り付けられている方向とは反対方向の側面に、規制部と対向する摺接面を有するガイドシューが設けられる。
以下、本発明による乗客コンベアの実施形態について説明する。乗客コンベアにはエスカレータと動く歩道とが含まれるが、以下の実施形態では、エスカレータを例に挙げて説明する。動く歩道は、踏段の形状が異なる点以外はエスカレータと同様の構造であるので、以下の実施形態での説明を適用できる。このため、以下では、乗客コンベアの踏板のことを「踏段」と呼び、踏板チェーンのことを「踏段チェーン」と、踏板軸のことを「踏段軸」と呼ぶ。
図3は、本発明の一実施形態によるエスカレータの要部斜視図である。図3に示すように、本実施形態のエスカレータは、建屋の各階床の床面に設置された乗降床1と、無端状に連結された踏段チェーンに取り付けられ、下階の乗降床1と上階の乗降床1との間を循環移動する複数の踏段2と、踏段2の循環移動方向に沿って踏段2の両側方に配置された欄干3と、欄干3の外周に沿って踏段2と同一方向に循環移動する移動手摺り4と、欄干3の下部に配置されたスカートガード5とを備える。
図4は、本実施形態によるエスカレータの、フレーム内に組み込まれた踏段の正面図であり、ガイドシュー18Aの取付け位置を示す図である。図4では、踏段2の左右方向(循環移動方向に対する横方向)の一部を示している。図4において、図3と同一の符号は図3と同一の要素を示しており、これらの要素については説明を省略する。
左右一対の欄干3(図4では示さず)及びスカートガード5は、フレーム6に取り付けられる。フレーム6は、下階の床面と上階の床面との間に架け渡されて、エスカレータ全体を支持する。フレーム6の所定の部分には、踏段2を案内するための左右一対の案内レール7aと左右一対の案内レール7bが取り付けられている。踏段2は、左右一対の踏段チェーン8の間に取り付けられる。すなわち、踏段2は、それぞれの踏段チェーン8の一側方に踏段軸15を介して取り付けられる。
案内レール7aは、前ローラ14を案内し、案内レール7bは、後ローラ16を案内する。踏段チェーン8は、詳細は後述するが、回転軸(図4では示さず。後述するように回転軸の一部分が踏段軸15の内部に位置する)と前ローラ14とを備え、回転軸で前ローラ14を支持する。前ローラ14が案内レール7a上を、後ローラ16が案内レール7b上を、それぞれ回転走行することにより、踏段2は所定の経路を走行する。踏段チェーン8には、踏段軸15が連結され、踏段軸15には、踏段2が回転可能に取り付けられている。後ローラ16は、後軸17によって、踏段2に取り付けられる。
なお、以下の説明では、回転軸に沿う方向(踏段軸15に沿う方向と同じ方向)において、踏段2から遠ざかる方向を「外方向」と称する。回転軸に沿う方向は、踏段2の左右方向、すなわち踏段2の循環移動方向に対する横方向と同じ方向でもある。例えば、図4では左方向が外方向であり、後述する図6、7Aでは右方向が外方向である。
案内レール7a、7bは、延伸方向(踏段2の循環移動方向)に垂直な断面がL字形である。案内レール7aは、前ローラ14が回転走行するローラ案内面26と、ローラ案内面26から垂直に突出する規制部21とを有する。規制部21は、ローラ案内面26の外方向の位置に設けられ、L字形の案内レール7aを形成する。規制部21は、踏段2が左右方向(循環移動方向に対する横方向)に移動するのを規制する部分であり、前ローラ14の外方向に位置する。
本実施形態では、ガイドシュー18Aは、踏段チェーン8の外方向の側面に取り付けられる。すなわち、ガイドシュー18Aは、踏段チェーン8の、踏板2が取り付けられている方向とは反対方向の側面に取り付けられる。また、ガイドシュー18Aは、踏段チェーン8と規制部21との間で案内レール7aの規制部21と対向するように、規制部21から予め定めた所定の間隔だけ隔てて位置する。ガイドシュー18Aの規制部21と対向する面を、摺接面18aと呼ぶ。摺接面18aは、ガイドシュー18Aの最も外方向の面である。踏段2が循環移動に伴って蛇行した場合には、ガイドシュー18Aの摺接面18aが規制部21と摺接することにより、踏段2の左右方向の移動を規制する。
ガイドシュー18Aは、従来用いられているガイドシューと同様に、低摩擦の材料で形成することができる。ガイドシュー18Aに用いる材料の例としては、ポリアセタール樹脂やポリテトラフルオロエチレン樹脂等を挙げることができる。
案内レール7aは、複数のL字形の部材を延伸方向に接続して形成する。一対の案内レール7aは、工場内で芯出し調整後にそれぞれの案内レール7aの接続の継ぎ目を段差が生じないようにグラインダー等により平滑に仕上げる。更に、案内レール7aは、保守時に現地で取り外すことがなく、平滑な継ぎ目は半永久的に維持される。このため、ガイドシュー18Aが案内レール7aの規制部21に摺接しても、継ぎ目の段差に衝突して衝突音を発生することはない。図2に示したような従来の乗客コンベアでは、メンテナンス時にスカートガード5を取り外すので、スカートガード5間の継ぎ目に段差が発生し、この段差にガイドシュー18が衝突して衝突音や異常摩耗が発生する場合がある。本実施形態の乗客コンベアでは、このような衝突音や異常摩耗の発生を防止することができる。
更に、踏段チェーン8には摩耗を防ぎ潤滑をよくするために定期的に油が供給されるが、この油はガイドシュー18Aの摺接面18aにも伝わる。このため、摺接面18aと規制部21との摩擦係数が低減し、摺接音や摩耗進行を抑制することができる。
図5、6、7A及び7Bを用いて、ガイドシュー18Aの具体的な取付け方法を説明する。図5は、本実施形態によるエスカレータの一部を示す側面図であり、ガイドシューが取り付けられている踏段チェーンを示す図である。図6は、本実施形態によるエスカレータの一部を示す上面図であり、図5のA視図である。図7Aは、本実施形態によるエスカレータの一部を示す正面図であり、図5のB視図である。図7Bは、本実施形態によるエスカレータの、踏段チェーンに取り付けられているガイドシューを示す図である。図5から図7Bは、本実施形態によるエスカレータの踏段2が、傾斜部に連なった状態を示している。図5から図7Bにおいて、図3、4と同一の符号は図3、4と同一の要素を示している。
図5、6に示すように、踏段チェーン8は、無端状に連結された複数の対向するリンクプレート8Aと、複数の回転軸9と、複数の前ローラ14とを備え、上階及び下階の乗降床間を循環移動する。リンクプレート8Aは、板状部材であり、前ローラ14の両側方に設けられ、前ローラ14を挟んで対向する。回転軸9は、リンクプレート8Aの循環移動方向の両端部に設けられ、対向する2つのリンクプレート8Aを連結するとともに、循環移動方向に隣接するリンクプレート8A同士を連結する。前ローラ14は、各々の回転軸9に支持される。
1つの踏段2に対して、1つの踏段軸15を設ける(図6を参照)。踏段軸15を設ける方法について説明する。回転軸9のうち、踏段2の循環移動方向において踏段2内で最前の位置にある回転軸9Aは、踏段2に向かって延出する。回転軸9Aのこの延出した部分を、内部が空洞の踏段軸15で覆う(図7Aを参照)。従って、踏段軸15は、リンクプレート8Aの循環移動方向の3〜5枚毎に、回転軸9Aに設けられる。図5、6の例では、踏段軸15は、リンクプレート8Aの循環移動方向の3枚毎の回転軸9Aに設けられている。踏段軸15は、中空パイプ等により製作することができる。
図7Aに示すように、回転軸9Aの踏段2に向かって延出した部分の外周面には、予め定めた位置に貫通穴25が設けられ、踏段軸15にも、予め定めた位置に貫通穴25が設けられる。踏段軸15に回転軸9Aを嵌め込み、それぞれの貫通穴25の位置を合わせて貫通穴25に割りピン19等を挿入して、踏段軸15と回転軸9Aとを連結する。踏段軸15には、踏段2が回転可能に取り付けられる。踏段2は、案内レール7a、7bに沿って移動する。
図7Aに示すように、踏段軸15が設けられる回転軸9Aは、踏段チェーン8から踏段2が取り付けられている方向とは反対方向(外方向)にも延出する。回転軸9Aのこの延出した部分に、ガイドシュー18Aを設ける。ガイドシュー18Aは、回転軸9Aに嵌め込まれ、止め輪10等により着脱可能に固定される。
ガイドシュー18Aの最も外方向の面であり規制部21と対向する面は、摺接面18aである。ガイドシュー18Aの摺接面18aの外方向には、予め定めた所定の間隔を隔てて案内レール7aの規制部21が位置する。踏段軸15に固定された踏段2が循環移動に伴って蛇行した場合には、ガイドシュー18Aの摺接面18aが規制部21と摺接することにより、踏段2の左右方向の移動を規制する。また、ガイドシュー18Aは、踏段軸15と重畳する位置に設けられているので、重畳していない位置に設けられている場合と比べて確実に踏板2の左右方向の移動を規制することができる。
ここで、踏段軸15は、踏段2の幅方向の一方側に位置する踏段チェーン8と他方側に位置する踏板チェーン8とに共通の軸であるため、踏段2の幅方向の両側の三角ブラケット13で踏段軸15にかかる踏板2の左右方向の移動を規制する力を負担できるため、幅方向の一方側と他方側とで別々の軸で支持される後ローラ16にガイドシューを設ける場合に比べて、踏板2の左右方向の移動を規制する力による三角ブラケット13への負担を低減できる。
なお、ガイドシュー18Aの摺接面18aは、回転軸9Aの踏段チェーン8から外方向(踏段2が取り付けられている方向とは反対方向)に延出した部分の端面よりも、外方向に位置する。すなわち、ガイドシュー18Aの摺接面18aは、回転軸9Aの外方向の端面よりも外方向に出っ張って、規制部21の近くに位置する。このため、経年的に摺接面18aが摩耗しても、回転軸9Aの先端が規制部21と接触しないようになっている。回転軸9Aに沿う方向における摺接面18aと回転軸9Aの外方向の端面との距離は、ガイドシュー18Aの材料や予め定めた摩耗代などに応じて定めることができる。
本実施形態では、ガイドシュー18Aを外方向から回転軸9Aに嵌めることで、ガイドシュー18Aの取付け位置を容易に決めることができる。このため、ガイドシュー18Aの取付けにかかる作業時間を短縮することができる。また、ガイドシュー18Aを取り付けるための特別な部材を必要としないので、材料費及び加工費を軽減できる。
本実施形態のガイドシュー18Aには、摺接面18aとは反対側の面、すなわち前ローラ14と対向する面に、複数の凸部20(図7A、7B中の斜線部)を設ける。図7A、7Bでは、ガイドシュー18Aは、2つの凸部20を備えている。凸部20が踏段チェーン8のリンクプレート8Aを挟み込むことによって、ガイドシュー18Aは、リンクプレート8Aの外周面と係合する。
ガイドシュー18Aが複数の凸部20でリンクプレート8Aを挟み込むことにより、ガイドシュー18Aの摺接面18aが規制部21と摺接した際に、これらの接触抵抗によってガイドシュー18Aが回転することを抑止できる。このため、ガイドシュー18Aのリンクプレート8A、回転軸9、及び止め輪10との接触面が経年的に摩損するのを防止することができ、本実施形態のガイドシュー18Aは耐久性に優れる。
また、本実施形態のガイドシュー18Aは、摺接面18aの外周部に面取り22が設けられている。面取り22により、ガイドシュー18Aの摺接面18aが案内レール7aの規制部21の接続の継ぎ目等に接触した場合でも、ガイドシュー18Aに加わる外力を緩和することができる。面取り22によりガイドシュー18Aの耐久性を高めることができる。面取り22の形状は、曲面状でも直線状でもよい。
なお、以上の実施形態では、エスカレータを例にとって本発明による乗客コンベアを説明したが、本発明による乗客コンベアは、動く歩道にも適用することができる。本発明による乗客コンベアを動く歩道に適用する場合は、踏段2の形状が異なる点以外はエスカレータの場合と同様なので、以上の実施形態での説明を適用できる。このため、動く歩道についての実施形態及び図面は省略する。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1…乗降床、2…踏段、3…欄干、4…移動手摺り、5…スカートガード、5A…補強部材、6…フレーム、7a…案内レール、7b…案内レール、8…踏段チェーン、8A…リンクプレート、9…回転軸、9A…踏段軸が設けられる回転軸、10…止め輪、11…クリート、12…ライザー、13…三角ブラケット、14…前ローラ、15…踏段軸、16…後ローラ、17…後軸、18…ガイドシュー、18A…ガイドシュー、18a…摺接面、19…割りピン、20…ガイドシューの凸部、21…規制部、22…面取り、23…軸受、24…ボルト、25…貫通穴、26…ローラ案内面。

Claims (6)

  1. 建築構造物に設置された枠体と、前記枠体に設けられた2つの乗降床と、複数の対向するリンクプレート、対向する前記リンクプレートに設けられた回転軸、前記回転軸に支持されたローラ及び前記回転軸に設けられた踏板軸を有し前記乗降床間を循環移動する踏板チェーンと、前記踏板チェーンの一側方に前記踏板軸を介して取り付けられた踏板と、前記枠体に取り付けられた案内レールとを備える乗客コンベアにおいて、
    前記案内レールは、前記ローラが回転走行するローラ案内面と、前記ローラ案内面から垂直に突出する規制部とを備え、
    前記踏板チェーンには、前記踏板軸と重畳する位置であって前記踏板が取り付けられている方向とは反対方向の側面に、前記規制部と対向する摺接面を有するガイドシューが設けられており、
    前記ガイドシューは、前記摺接面とは反対側の面に複数の凸部を備え、前記凸部により前記踏板チェーンの前記リンクプレートと係合することを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1において、
    前記回転軸は、前記踏板チェーンから前記踏板が取り付けられている方向とは反対方向に延出した部分を有し、
    前記ガイドシューは、前記回転軸の延出した前記部分に設けられている乗客コンベア。
  3. 請求項2において、
    前記ガイドシューの前記摺接面は、前記回転軸の延出した前記部分の端面よりも、前記踏板が取り付けられている方向とは反対方向に位置する乗客コンベア。
  4. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記踏板軸は、前記踏板の幅方向の一方側に位置する前記踏板チェーンと他方側に位置する前記踏板チェーンとに共通の軸である乗客コンベア。
  5. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記踏板チェーンには、油が供給される乗客コンベア。
  6. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記ガイドシューは、前記摺接面の外周部に面取りが設けられている乗客コンベア。
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