JP2011136859A - 繊維系断熱材及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】テトラアルコキシシランとモノアルキルトリアルコキシシランとを、モル比で、テトラアルコキシシラン:モノアルキルトリアルコキシシラン=0.05〜0.35:0.65〜0.95の割合で含むゲル原料と、該ゲル原料中のシラン化合物全量1モルに対し、アルコール類を2〜5モル、水を3〜6モル含む溶媒とを混合し、ゲル原料中のシラン化合物を加水分解してゾルを生成させ、得られたゾルを繊維マットに含浸させてゲル化し、その後養生して湿潤ゲルを担持させた湿潤ゲル担持繊維マットを得て、得られた湿潤ゲル担持繊維マットを常圧及び/又は減圧下で乾燥し、繊維系断熱材を得る。
【選択図】なし
Description
本発明の繊維系断熱材で使用するシリカキセロゲルは、テトラアルコキシシランとモノアルキルトリアルコキシシランとを、モル比で、テトラアルコキシシラン:モノアルキルトリアルコキシシラン=0.05〜0.35:0.65〜0.95の割合で含有するゲル原料の縮合乾燥物を含む。
また、モノアルキルトリアルコキシシランは、加水分解反応により1分子中にシラノール基を3個生成し、その後のゲル化工程において三次元網目状に架橋するので縮合物(湿潤ゲル)のゲル壁の強度あるいは剛性を高めることができる。更には、縮合物(湿潤ゲル)のゲル壁表面を、体積の大きなアルキル基で被覆して、縮合物(湿潤ゲル)中の液体媒体との界面張力を低減することができる。
このため、テトラアルコキシシランとモノアルキルトリアルコキシシランとをモル比で、テトラアルコキシシラン:モノアルキルトリアルコキシシラン=0.05〜0.35:0.65〜0.95の割合で含有するゲル原料の縮合物は、架橋密度が高く、また、そのゲル壁表面は、体積の大きなアルキル基で被覆されているので、縮合物(湿潤ゲル)を乾燥する際における体積収縮を抑制することができる。
次に、本発明の繊維系断熱材の製造方法について説明する。
本発明では、ゲル原料として、テトラアルコキシシランとモノアルキルトリアルコキシシランとを、モル比で、テトラアルコキシシラン:モノアルキルトリアルコキシシラン=0.05〜0.35:0.65〜0.95、好ましくは0.10〜0.30:0.70〜0.90、より好ましくは0.15〜0.25:0.75〜0.85の割合で含有する物を用いる。
Si(OR)4+4H2O →Si(OH)4+4R−OH ・・・(1)
R−Si(OR)3+3H2O →R−Si(OH)3+3R−OH ・・・(2)
湿潤ゲル担持繊維マット生成工程では、前記工程で得られたゾルを繊維マットに含浸させてゲル化し、その後養生して、繊維マットに湿潤ゲルが担持された湿潤ゲル担持繊維マットを得る。
乾燥工程では、前記工程で得られた湿潤ゲル担持繊維マット中の液体媒体を揮散させるために加熱を施す。乾燥温度及び乾燥時間に制限はないが、急激な加熱では、湿潤ゲル中の媒体が突沸して、シリカキセロゲルに大きな亀裂が生じる場合がある。シリカキセロゲルに亀裂が生じると、亀裂が空気の伝導伝熱を生じさせ、断熱性を損なわせたり、粉状となり取扱性が損なわれる場合がある。
・平均空孔径の測定方法:窒素吸着法により表面積測定装置(日本ベル製)にて測定を行った。
・熱伝導率測定:熱板法熱伝導率測定計を用いて、低温側13℃、高温側33℃、平均温度23℃にて測定した。
シラン化合物として、テトラメトキシシランを3.8質量部及びメチルトリメトキシシランを64.6質量部含むゲル原料(モル比で、テトラメトキシシラン:メチルトリメトキシシラン=0.05:0.95)と、水27質量部(シラン化合物全量1モルに対して3モル)と、メタノール48質量部(シラン化合物全量1モルに対して3モル)とを混合し、23℃で24時間反応させてゾルを得た。
得られたゾルに、水性塩基触媒として5%濃度のアンモニア水を13.68質量部加えた直後に、密度100kg/m3、目付け600g/m2のガラス繊維ニードリングマットに、ゾルを繊維マット1m2あたり2550g含浸させ、70℃で0.5時間ゲル化した後、70℃で24時間養生して湿潤ゲル担持繊維マットを得た。
得られた湿潤ゲル担持繊維マットを、常圧下にて、80℃で6時間乾燥し、その後150℃で1時間乾燥して、厚さ6mm、密度190kg/m3、シリカキセロゲルの体積分率60%の繊維系断熱材を得た。この繊維系断熱材より採取したシリカキセロゲルの嵩密度は150kg/m3で、平均空孔径は40nmであった。また、この繊維系断熱材の熱伝導率は0.024W/m・Kであった。
シラン化合物として、テトラエトキシシランを36.4質量部及びメチルトリエトキシシランを57.85質量部含むゲル原料(モル比で、テトラエトキシシラン:メチルトリエトキシシラン=0.35:0.65)と、水36質量部(シラン化合物全量1モルに対して4モル)と、エタノール92質量部(シラン化合物全量1モルに対して4モル)とを混合し、酸触媒としてシュウ酸をシラン化合物の全量100質量部に対し0.0009質量部加え、23℃で24時間反応させてゾルを得た。
得られたゾルに、水性塩基触媒として10%濃度のフッ化アンモニウム水溶液を47.1質量部加えた直後に、密度70kg/m3、目付け350g/m2のPAN系カーボン繊維マットに、ゾルを繊維マット1m2あたり4000g含浸させ、80℃で0.5時間ゲル化した後、80℃で6時間養生して湿潤ゲル担持繊維マットを得た。
得られた湿潤ゲル担持繊維マットを、3kPaの減圧下にて、50℃で6時間乾燥し、その後、常圧下にて、180℃で1時間乾燥して、厚さ5.5mm、密度151kg/m3、シリカキセロゲルの体積分率50%の繊維系断熱材を得た。この繊維系断熱材より採取したシリカキセロゲルの嵩密度は170kg/m3で、平均空孔径は33nmであった。また、この繊維系断熱材の熱伝導率は0.024W/m・Kであった。
シラン化合物として、テトラエトキシシランを15.6質量部及びメチルトリメトキシシランを57.8質量部含むゲル原料(モル比で、テトラエトキシシラン:メチルトリメトキシシラン=0.15:0.85)と、水54質量部(シラン化合物全量1モルに対して6モル)と、2−プロパノール90質量部(シラン化合物全量1モルに対して3モル)とを混合し、酸触媒として酢酸をシラン化合物の全量100質量部に対し0.0014質量部加え、23℃で24時間反応させてゾルを得た。
得られたゾルに、水性塩基触媒として5%濃度のアンモニア水を44.04質量部加えた後に、密度100kg/m3、目付け300g/m2のガラス繊維ニードリングマットに、ゾルを繊維マット1m2あたり2300g含浸させ、60℃で0.7時間ゲル化した後、60℃で18時間養生して湿潤ゲル担持繊維マットを得た。
得られた湿潤ゲル担持繊維マットを、2kPaの減圧下にて、40℃で24時間乾燥し、その後、常圧下にて、105℃で3時間乾燥して、厚さ3.2mm、密度184kg/m3、シリカキセロゲルの体積分率95%の繊維系断熱材を得た。この繊維系断熱材より採取したシリカキセロゲルの嵩密度は95kg/m3で、平均空孔径は28nmであった。また、この繊維系断熱材の熱伝導率は0.020W/m・Kであった。
シラン化合物として、テトラエトキシシランを15.6質量部及びメチルトリエトキシシランを75.65質量部含むゲル原料(モル比で、テトラエトキシシラン:メチルトリエトキシシラン=0.15:0.85)と、水31.5質量部(シラン化合物全量1モルに対して3.5モル)と、メタノール80質量部(シラン化合物全量1モルに対して5モル)とを混合し、酸触媒としてシュウ酸をシラン化合物の全量100質量部に対し0.012質量部加え、23℃で24時間反応させてゾルを得た。
得られたゾルに、水性塩基触媒として20%濃度のモルホリン水溶液を9.13質量部加えた後に、密度90kg/m3、目付け450g/m2のシリカ繊維ニードリングマットに、ゾルを繊維マット1m2あたり4860g含浸させ、70℃で0.5時間ゲル化した後、70℃で24時間養生して湿潤ゲル担持繊維マットを得た。
得られた湿潤ゲル担持繊維マットを、10kPaの減圧下にて、40℃で48時間乾燥し、その後、常圧下にて、200℃で0.5時間乾燥して、厚さ5.5mm、密度210kg/m3、シリカキセロゲルの体積分率80%の繊維系断熱材を得た。この繊維系断熱材より採取したシリカキセロゲルの嵩密度は125kg/m3で、平均空孔径は43nmであった。また、この繊維系断熱材の熱伝導率は0.021W/m・Kであった。
シラン化合物として、テトラエトキシシランを20.8質量部及びn−プロピルトリメトキシシランを65.6質量部含むゲル原料(モル比で、テトラエトキシシラン:n−プロピルトリメトキシシラン=0.20:0.80)と、水36質量部(シラン化合物全量1モルに対して4モル)と、エタノール115質量部(シラン化合物全量1モルに対して5モル)とを混合し、60℃で4時間反応させてゾルを得た。
得られたゾルに、水性塩基触媒として10%濃度の水酸化カリウム水溶液を17.28質量部加えた後に、密度50kg/m3、目付け500g/m2であるPET繊維ニードリングマットに、ゾルを繊維マット1m2あたり3900g含浸させ、70℃で0.5時間ゲル化した後、70℃で6時間養生して湿潤ゲル担持繊維マットを得た。
得られた湿潤ゲル担持繊維マットを、5kPaの減圧下にて、80℃で4時間乾燥し、その後、常圧下にて、180℃で1時間乾燥して厚さ6.1mm、密度180kg/m3、シリカキセロゲルの体積分率70%の繊維系断熱材を得た。この繊維系断熱材より採取したシリカキセロゲルの嵩密度は112kg/m3で、平均空孔径は36nmであった。また、この繊維系断熱材の熱伝導率は0.024W/m・Kであった。
シラン化合物として、テトラメトキシシランを19.0質量部及びメチルトリメトキシシランを51.0質量部含むゲル原料(モル比で、テトラメトキシシラン:メチルトリメトキシシラン=0.25:0.75)と、水36質量部(シラン化合物全量1モルに対して4モル)と、エタノール104質量部(シラン化合物全量1モルに対して4.5モル)とを混合し、60℃で4時間反応させてゾルを得た。
得られたゾルに、水性塩基触媒として25%濃度のアンモニア水を11.2質量部加えた後、密度100kg/m3、目付け600g/m2のガラス繊維ニードリングマットに、ゾルを繊維マット1m2あたり4100g含浸させ、75℃で0.4時間ゲル化した後、75℃で18時間養生して湿潤ゲル担持繊維マットを得た。
得られた湿潤ゲル担持繊維マットを、常圧下にて、60℃で24時間乾燥し、その後160℃で1時間乾燥して、厚さ6.5mm、密度185kg/m3、シリカキセロゲルの体積分率88%の繊維系断熱材を得た。この繊維系断熱材より採取したシリカキセロゲルの嵩密度は107kg/m3で、平均空孔径は39nmであった。また、この繊維系断熱材の熱伝導率は0.018W/m・Kであった。
シラン化合物として、テトラメトキシシランを19.0質量部、メチルトリメトキシシランを34.0質量部、n−プロピルトリメトキシシランを20.5質量部含むゲル原料(モル比で、テトラメトキシシラン:メチルトリメトキシシラン:n−プロピルトリメトキシシラン=0.25:0.50:0.25)と、水36質量部(シラン化合物全量1モルに対して4モル)と、エタノール46質量部(シラン化合物全量1モルに対して2モル)とを混合し、60℃で3時間反応させてゾルを得た。
得られたゾルに、水性塩基触媒として5%濃度のアンモニア水を7.35質量部加えた後、密度100kg/m3、目付け800g/m2のガラス繊維ニードリングマットに、ゾルを繊維マット1m2あたり4120g含浸させ、50℃で3時間ゲル化した後、80℃で24時間養生して湿潤ゲル担持繊維マットを得た。
得られた湿潤ゲル担持繊維マットを、常圧下にて、200℃で2時間乾燥して厚さ9.0mm、密度185kg/m3、シリカキセロゲルの体積分率92%の繊維系断熱材を得た。この繊維系断熱材より採取したシリカキセロゲルの嵩密度は104kg/m3で、平均空孔径は45nmであった。また、この繊維系断熱材の熱伝導率は0.018W/m・Kであった。
シラン化合物として、テトラメトキシシランを19.0質量部及びメチルトリメトキシシランを51.0質量部含むゲル原料(モル比で、テトラメトキシシラン:メチルトリメトキシシラン=0.25:0.75)と、水36質量部(シラン化合物全量1モルに対して4モル)と、エタノール104質量部(シラン化合物全量1モルに対して4.5モル)とを混合し、60℃で4時間反応させてゾルを得た。
得られたゾルに、水性塩基触媒として25%濃度のアンモニア水を11.2質量部加えた後、目付け600g/m2のガラス繊維ニードリングマットに、ゾルを繊維マット1m2あたり1700g含浸させ、75℃で0.4時間ゲル化した後、75℃で18時間養生して湿潤ゲル担持繊維マットを得た。
得られた湿潤ゲル担持繊維マットを、常圧下にて、60℃で24時間乾燥し、その後160℃で1時間乾燥して、厚さ5.9mm、密度150kg/m3、シリカキセロゲルの体積分率40%の繊維系断熱材を得た。この繊維系断熱材より採取したシリカキセロゲルの嵩密度は107kg/m3で、平均空孔径は36nmであった。また、この繊維系断熱材の熱伝導率は0.029W/m・Kであった。
例8において、目付け600g/m2のガラス繊維ニードリングマットに、ゾルを繊維マット1m2あたり840g含浸させた以外は、例8と同様にして、厚さ5.8mm、密度125kg/m3、シリカキセロゲルの体積分率20%の繊維系断熱材を得た。この繊維系断熱材の熱伝導率は0.031W/m・Kであった。
シラン化合物として、メチルトリメトキシシランを68.0質量部と、水36質量部(シラン化合物全量1モルに対して4モル)と、メタノール64質量部(シラン化合物全量1モルに対して4モル)とを混合し、23℃で24時間反応させてゾルを得た。
得られたゾルに、水性塩基触媒として10%濃度のアンモニア水を20.4質量部加えた後に、密度90kg/m3、目付け450g/m2のシリカ繊維ニードリングマットに、ゾルを繊維マット1m2あたり3130g含浸させ、60℃で0.5時間ゲル化した後、40℃で72時間養生して湿潤ゲル担持繊維マットを得た。
得られた湿潤ゲル担持繊維マットを、3kPaの減圧下にて、50℃で6時間乾燥し、その後、常圧下にて、160℃で1時間乾燥して、厚さ5.0mm、密度211kg/m3、シリカキセロゲルの体積分率80%の繊維系断熱材を得た。この繊維系断熱材より採取したシリカキセロゲルの嵩密度は139kg/m3で、平均空孔径は100nm以上であった。また、この繊維系断熱材の熱伝導率は0.029W/m・Kであった。
シラン化合物として、テトラエトキシシランを41.6質量部、メチルトリエトキシシランを53.4質量部含むゲル原料(モル比で、テトラエトキシシラン:メチルトリエトキシシラン=0.40:0.60)と、水27質量部(シラン化合物全量1モルに対して3モル)と、エタノール138質量部(シラン化合物全量1モルに対して6モル)とを混合し、23℃で24時間反応させてゾルを得た。
得られたゾルに、水性塩基触媒として5%濃度のアンモニア水を57.0質量部加えた後、密度50kg/m3、目付け500g/m2のPET繊維ブランケットに、ゾルをPET繊維ブランケット1m2あたり3750g含浸させ、60℃で0.4時間ゲル化した後、60℃で24時間養生して湿潤ゲル担持繊維マットを得た。
得られた湿潤ゲル担持繊維マットを、3kPaの減圧下にて、50℃で6時間乾燥し、その後、常圧下にて、160℃で1時間乾燥して厚さ6.0mm、密度190kg/m3、シリカキセロゲルの体積分率70%の繊維系断熱材を得た。この繊維系断熱材より採取したシリカキセロゲルの嵩密度は205kg/m3で、平均空孔径は75nmであった。また、この繊維系断熱材の熱伝導率は0.032W/m・Kであった。
シラン化合物として、テトラエトキシシランを36.4質量部及びメチルトリエトキシシランを57.85質量部含むゲル原料(モル比で、テトラエトキシシラン:メチルトリエトキシシラン=0.35:0.65)と、水63質量部(シラン化合物全量1モルに対して7モル)と、エタノール138質量部(シラン化合物全量1モルに対して6モル)とを混合し、酸触媒としてシュウ酸をシラン化合物の全量100質量部に対し0.0015質量部加え、23℃で24時間反応させてゾルを得た。
得られたゾルに、水性塩基触媒として20%濃度のモルホリン水溶液を14.14質量部加えた後、密度100kg/m3、目付け600g/m2のガラス繊維ニードリングマットに、ゾルを繊維マット1m2あたり6200g含浸させ、70℃で0.5時間ゲル化した後、70℃で6時間養生して湿潤ゲル担持繊維マットを得た。
得られた湿潤ゲル担持繊維マットを、常圧下にて、60℃で24時間乾燥し、その後160℃で1時間乾燥して、厚さ3.0mm、密度206kg/m3、シリカキセロゲルの体積分率40%の繊維系断熱材を得た。この繊維系断熱材より採取したシリカキセロゲルの嵩密度は266kg/m3で、平均空孔径は100nm以上であった。また、この繊維系断熱材の熱伝導率は0.035W/m・Kであった。
シラン化合物として、テトラエトキシシランを36.4質量部及びメチルトリエトキシシランを57.85質量部含むゲル原料(モル比で、テトラエトキシシラン:メチルトリエトキシシラン=0.35:0.65)と、水36質量部(シラン化合物全量1モルに対して4モル)と、エタノール195.5質量部(シラン化合物全量1モルに対して8.5モル)とを混合し、酸触媒として酢酸をシラン化合物の全量100質量部に対し0.0015質量部加え、23℃で24時間反応させてゾルを得た。
得られたゾルに、水性塩基触媒として20%濃度のモルホリン水溶液を14.14質量部加えた後、密度70kg/m3、目付け350g/m2のPAN系カーボン繊維ニードリングマットに、ゾルを繊維マット1m2あたり8600g含浸させ、70℃で0.5時間ゲル化した後、70℃で6時間養生して湿潤ゲル担持繊維マットを得た。
得られた湿潤ゲル担持繊維マットを、常圧下にて、60℃で24時間乾燥し、その後160℃で1時間乾燥して、厚さ4.5mm、密度283kg/m3、シリカキセロゲルの体積分率50%の繊維系断熱材を得た。この繊維系断熱材より採取したシリカキセロゲルの嵩密度は365kg/m3で、平均空孔径は100nm以上であった。また、この繊維系断熱材の熱伝導率は0.036W/m・Kであった。
Claims (16)
- テトラアルコキシシランとモノアルキルトリアルコキシシランとを、モル比で、テトラアルコキシシラン:モノアルキルトリアルコキシシラン=0.05〜0.35:0.65〜0.95の割合で含有するゲル原料の縮合乾燥物を含み、嵩密度が90〜200kg/m3、平均空孔径が20〜65nmであるシリカキセロゲルが、繊維マットに担持された繊維系断熱材。
- 前記シリカキセロゲルが、前記無機繊維マットに体積分率で50〜95%の割合で担持されている、請求項1に記載の繊維系断熱材。
- 前記繊維マットが、ガラス繊維、カーボン繊維、シリカ繊維、シリカ‐アルミナ繊維及びバサルト繊維の中から選択される少なくとも1種で構成されている請求項1又は2に記載の繊維系断熱材。
- 前記繊維マットが、グラスウール、チョップドストランドマット、長繊維マット、不織布、メルトブロウン及びこれらをニードリングしたマットから選択される少なくとも1種である、請求項1〜3のいずれかに記載の繊維系断熱材。
- テトラアルコキシシランとモノアルキルトリアルコキシシランとを、モル比で、テトラアルコキシシラン:モノアルキルトリアルコキシシラン=0.05〜0.35:0.65〜0.95の割合で含有するゲル原料と、アルコール類と、水とを、前記ゲル原料中のシラン化合物全量1モルに対し、前記アルコール類を2〜5モル及び前記水を3〜6モルの割合で混合し、前記ゲル原料中のシラン化合物を加水分解してゾルを生成させ、得られたゾルを繊維マットに含浸させてゲル化し、その後養生して湿潤ゲルを担持させた湿潤ゲル担持繊維マットを得て、得られた湿潤ゲル担持繊維マットを常圧及び/又は減圧下で乾燥することを特徴とする繊維系断熱材の製造方法。
- 前記ゲル原料中のシラン化合物を、20〜60℃の温度下で、2〜48時間加水分解して前記ゾルを生成させる請求項5に記載の繊維系断熱材の製造方法。
- 前記ゲル原料中のシラン化合物を50〜60℃の温度下で、2〜8時間加水分解して前記ゾルを生成させる請求項6に記載の繊維系断熱材の製造方法。
- 酸触媒を、前記ゲル原料中のシラン化合物の全量100質量部に対し、0.001〜0.1質量部添加して、前記シラン化合物の加水分解を行う請求項5〜7のいずれか1項に記載の繊維系断熱材の製造方法。
- 水性塩基触媒を添加したゾルを繊維マットに含浸させ、50〜90℃の温度下で前記ゲル化を行う請求項5〜8のいずれかに記載の繊維系断熱材の製造方法。
- 前記水性塩基触媒を、前記ゲル原料中のシラン化合物全量100質量部に対し、0.5〜5質量部添加する請求項9に記載の断熱材の製造方法。
- 前記水性塩基触媒としてアンモニアを用いる請求項9又は10に記載の繊維系断熱材の製造方法。
- 前記養生を50〜90℃の温度下で行い前記湿潤ゲル担持繊維マットを得る請求項5〜11のいずれかに記載の繊維系断熱材の製造方法。
- 前記ゾルのゲル化及びその後の養生を合計で4〜75時間行い前記湿潤ゲル担持繊維マットを得る請求項5〜12のいずれかに記載の繊維系断熱材の製造方法。
- 前記湿潤ゲル担持繊維マットの乾燥を、圧力1〜10kPaの減圧下にて、温度40〜80℃で、3〜48時間乾燥した後、常圧下にて、温度105〜200℃で、0.5〜3.0時間乾燥する請求項5〜13のいずれかに記載の繊維系断熱材の製造方法。
- 前記繊維マットとして、ガラス繊維、カーボン繊維、シリカ繊維、シリカ‐アルミナ繊維、及びバサルト繊維の中から選択される少なくとも1種で構成されているものを用いる請求項5〜14のいずれかにに記載の繊維系断熱材の製造方法。
- 前記繊維マットとして、グラスウール、チョップドストランドマット、長繊維マット、不織布、メルトブロウン及びこれらをニードリングしたマットから選択される少なくとも1種を用いる請求項5〜15のいずれかにに記載の繊維系断熱材の製造方法。
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