JP2011136836A - エレベーターシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】乗場等に他の利用者がいる場合であっても、遠隔から呼びを登録した登録者が、乗場に到着した後、直ぐにエレベーターを利用することができるエレベーターシステムを提供する。
【解決手段】エレベーターのかご3に、報知装置と操作盤6とを設ける。また、携帯端末1からの携帯端末データを受信するデータ送受信装置8と、データ送受信装置8が受信した携帯端末データに基づいて登録された呼び、及び、操作盤6から登録された呼びに基づいて、かご3及び報知装置を制御する制御装置2とを備える。そして、制御装置2は、携帯端末データに基づいて呼びが登録された場合は、その呼びを登録した登録者がかご3に到着するまでの間、操作盤6から呼びが登録されてもかご3を乗場で戸開待機させ、報知装置から戸開待機中である旨を報知させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、所定の携帯端末を用いることにより、遠隔から呼びを登録することができるエレベーターシステムに関するものである。
エレベーター利用者がかごへの乗車前に呼びを登録することができるエレベーターシステムとして、例えば、下記特許文献1に記載のものがある。
特許文献1に記載のこのエレベーターシステムでは、GPS機能を備えた携帯端末を利用することにより、呼びの自動登録を行っている。即ち、利用者が上記携帯端末を所持してエレベーターの乗場に接近すると、システム側にその接近が検出され、携帯端末に予め登録されている行先階に対応した呼びが自動的に登録される。
特許文献1に記載のエレベーターシステムでは、上記携帯端末の所持者が、エレベーターを利用しない場合であっても、乗場に接近しただけで呼びの登録が行われてしまう。かかる不具合を解消するため、上記携帯端末の所持者が乗場に接近した回数と、実際にエレベーターを利用した回数とを記憶し、呼び登録を行うか否かの判定を行うようにしたものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−280906号公報 特開2008−56377号公報
特許文献1及び2に記載のエレベーターシステムでは、遠隔からの呼び登録が可能であり、利用者は、乗場に到着した後、直ぐにエレベーターを利用することができる。しかし、乗場に他の利用者がいる場合には、遠隔から呼びを登録した登録者がその乗場に到着する前に、他の利用者が戸開待機中のかごに乗車して、そのかごを出発させてしまう恐れがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、乗場等に他の利用者がいる場合であっても、遠隔から呼びを登録した登録者が、乗場に到着した後、直ぐにエレベーターを利用することができるエレベーターシステムを提供することである。
この発明に係るエレベーターシステムは、所定の携帯端末から携帯端末データを送信することにより、エレベーター乗場から離れた場所から呼びを登録することができるエレベーターシステムであって、エレベーターのかごと、かごに設けられた報知装置と、かごに設けられ、かご内で呼びを登録するための操作盤と、携帯端末からの携帯端末データを受信するデータ送受信装置と、データ送受信装置が受信した携帯端末データに基づいて登録された呼び、及び、操作盤から登録された呼びに基づいて、かご及び報知装置を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、携帯端末データに基づいて呼びが登録された場合は、その呼びを登録した登録者がかごに到着するまでの間、操作盤から呼びが登録されてもかごを乗場で戸開待機させ、報知装置から戸開待機中である旨を報知させるものである。
この発明に係るエレベーターシステムであれば、乗場に他の利用者がいる場合であっても、遠隔で呼び登録を行った利用者が、乗場に到着した後、直ぐにエレベーターを利用することができるようになる。
この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムを示す構成図である。 図1の携帯端末の構成を示す図である。 図1のデータ送受信装置の構成を示す図である。 図1の制御装置の構成を示す図である。 図2のデータ作成手段の動作を示すフローチャートである。 図3のデータ処理手段の動作を示すフローチャートである。 図4のエレベーター制御手段の動作を示すフローチャートである。 図4のエレベーター制御手段の動作を示すフローチャートである。 図3のデータ処理手段の動作を示すフローチャートである。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムを示す構成図である。
図1において、1はエレベーターの利用が認められた者が所有する携帯端末である。利用者は、この携帯端末1を使用することにより、エレベーターへの乗車前に、エレベーターの乗場から離れた場所から呼びの登録を行うことができる。この携帯端末1には、液晶等からなる表示器(図示せず)と、GPS衛星を利用して位置情報を取得するGPS機能とが備えられている。また、携帯端末1には、利用者の行先階の情報も予め記憶されている。
2はエレベーターのかご3の走行や戸開閉制御等、エレベーター全体の運行を制御するエレベーター制御装置である。この制御装置2は、ビルに据え付けられており、例えば、エレベーターの機械室や昇降路等に配置されている。また、かご3には、アナウンス装置4や、表示装置5、操作盤6が設けられている。制御装置2は、アナウンス装置4や表示装置5、操作盤6等のかご内機器と、かご3に設けられた中継装置7を介して信号の送受信を行う。
なお、アナウンス装置4はかご3内の利用者に対して音声案内を行う機能を、表示装置5は文字情報等を表示する機能を有している。アナウンス装置4及び表示装置5は、かご3内に情報を報知するための報知装置を構成する。また、操作盤6には、行先ボタンや戸開閉ボタンが備えられている。エレベーターの利用者は、この操作盤6を操作することにより、かご3内で呼びを登録したり戸開閉動作させたりすることができる。
8は制御装置2に接続されたデータ送受信装置である。データ送受信装置8は、携帯端末1から呼び登録を行うために備えられたものであり、携帯端末1及び制御装置2間のデータ送受信機能を司る。なお、データ送受信装置8も制御装置2と同様にビルに据え付けられており、例えば、エレベーターの機械室等に配置されている。
以下に、図2乃至図4も参照し、本エレベーターシステムの具体的な構成について説明する。図2は図1の携帯端末の構成を示す図、図3は図1のデータ送受信装置の構成を示す図、図4は図1の制御装置の構成を示す図である。
携帯端末1は、図2にその詳細が示されているように、位置データ受信手段9、呼び登録手段10、データ作成手段11、携帯端末データ送信手段12、待機状態データ受信手段13、携帯端末表示手段14により、その要部が構成される。
位置データ受信手段9は、携帯端末1のGPS機能を構成するものである。この位置データ受信手段9は、GPS衛星からの電波を受信することによって携帯端末1の現在の位置データを取得し、取得した位置データをデータ作成手段11に対して出力する。
呼び登録手段10は、携帯端末1の所有者(エレベーター利用者)が入力した呼び登録を受け付ける機能を有している。この呼び登録手段10は、呼び登録を行うための所定の登録操作が携帯端末1に対して行われたことを検出すると、呼び登録データをデータ作成手段11に対して出力する。上記呼び登録データには、利用者の乗車階を表す乗場呼びの情報と、利用者の行先階を表す行先呼びの情報とが含まれている。即ち、携帯端末1の所有者は、エレベーター乗場から離れた場所で上記登録操作を行うことにより、遠隔から呼びを登録することができる。なお、以下においては、携帯端末1に対して登録操作を行った人のことを登録者ともいう。
なお、呼び登録手段10には、既に登録してある呼びをキャンセルするための機能も備えられている。この呼びのキャンセル機能は、例えば、呼び登録を行う上記登録操作と同様の操作によって実現される。
データ作成手段11は、携帯端末1の中心処理を行うものである。
具体的に、データ作成手段11は、呼び登録手段10から呼び登録データが入力されると、携帯端末データの作成を行う。なお、携帯端末データは、携帯端末1からデータ送受信装置8に対して送信するためのデータである。この携帯端末データには、携帯端末1を特定するための携帯端末IDと、上記呼び登録データと、上記位置データとが含まれる。即ち、データ作成手段11は、呼び登録手段10から呼び登録データが入力されると、その時に位置データ受信手段9から入力された位置データと、携帯端末1に特有の携帯端末IDとを取得して、携帯端末データを作成する。そして、データ作成手段11は、携帯端末データの作成が完成すると、その作成した携帯端末データを携帯端末データ送信手段12に対して出力する。
携帯端末データ送信手段12は、データ送受信装置8に対して携帯端末データを送信する機能を有している。携帯端末データ送信手段12は、データ作成手段11から携帯端末データが入力されると、その入力された携帯端末データをデータ送受信装置8に対して無線送信する。
待機状態データ受信手段13は、データ送受信装置8から送信されてくる待機状態データを受信する機能を有している。待機状態データ受信手段13は、データ送受信装置8から待機状態データを受信すると、その受信した待機状態データをデータ作成手段11に対して出力する。なお、待機状態データは、データ送受信装置8から携帯端末1に対して送信されてくるデータのことである。待機状態データの具体的な内容については後述する。
上記データ作成手段11は、待機状態データ受信手段13から待機状態データが入力されると、入力された待機状態データに基づき、携帯端末表示データの作成を行う。なお、携帯端末表示データは、携帯端末1の表示器に表示を行わせるためのデータである。携帯端末表示データの具体的な内容については後述する。そして、データ作成手段11は、携帯端末表示データの作成が完成すると、その作成した携帯端末表示データを携帯端末表示手段14に対して出力する。
携帯端末表示手段14は、携帯端末1の表示器の表示を制御する機能を有している。携帯端末表示手段14は、データ作成手段11から携帯端末表示データが入力されると、その入力された携帯端末表示データの内容に応じたメッセージ等を表示器に表示させる。
また、データ送受信装置8は、図3にその詳細が示されているように、携帯端末データ受信手段15、データ処理手段16、エレベーター制御データ送信手段17、他者利用通知受信手段18、待機状態データ送信手段19により、その要部が構成されている。
携帯端末データ受信手段15は、携帯端末1から送信されてくる携帯端末データを受信する機能を有している。携帯端末データ受信手段15は、携帯端末1から携帯端末データを受信すると、その受信した携帯端末データをデータ処理手段16に対して出力する。
データ処理手段16は、データ送受信装置8の中心処理を行うものである。
具体的に、データ処理手段16は、携帯端末データ受信手段15から携帯端末データが入力されると、データ送受信装置8の内部のデータベース20に、入力された携帯端末データの各内容を登録する。また、データ処理手段16は、入力された携帯端末データに基づいて、登録者が呼びの登録を要求しているのか、或いは登録済みの呼びのキャンセルを要求しているのかを判定し、その判定結果に応じて、エレベーター制御データと待機状態データとの作成を行う。なお、エレベーター制御データは、データ送受信装置8から制御装置2に対して送信するためのデータである。
入力された携帯端末データが呼びの登録を要求するものである場合、データ処理手段16は、エレベーター制御データの作成のみを行う。かかる場合、エレベーター制御データには、携帯端末データに含まれていた携帯端末ID及び呼び登録データの他、登録者が乗場に到着するまでの時間をかご3内に表示及び音声案内させるためのインフォメーション表示データとアナウンス報知データとが含まれる。
一方、入力された携帯端末データが登録済みの呼びをキャンセルするためのものである場合、データ処理手段16は、エレベーター制御データと待機状態データとの双方の作成を行う。かかる場合、エレベーター制御データには、携帯端末データに含まれていた携帯端末IDの他、既に登録されている呼びをキャンセルするための呼び解除データが含まれる。また、待機状態データには、データ送受信装置8が呼びのキャンセルを受け付けたことを表すキャンセルデータが含まれる。
そして、データ処理手段16は、エレベーター制御データの作成が完成すると、その作成したエレベーター制御データをエレベーター制御データ送信手段17に対して出力する。
エレベーター制御データ送信手段17は、エレベーターの制御装置2に対してエレベーター制御データを送信する機能を有している。エレベーター制御データ送信手段17は、データ処理手段16からエレベーター制御データが入力されると、その入力されたエレベーター制御データを制御装置2に対して送信する。
また、上記データ処理手段16は、待機状態データの作成が完成すると、その作成した待機状態データを待機状態データ送信手段19に対して出力する。
待機状態データ送信手段19は、携帯端末1に対して待機状態データを送信する機能を有している。待機状態データ送信手段19は、データ処理手段16から待機状態データが入力されると、その入力された待機状態データを携帯端末1に対して無線送信する。
なお、待機状態データにキャンセルデータが含まれる場合、待機状態データ送信手段19から送信された待機状態データが携帯端末1の待機状態データ受信手段13で受信されると、データ作成手段11は、キャンセル表示データを含む携帯端末表示データを作成する。そして、携帯端末表示手段14は、キャンセル表示データを含む携帯端末表示データが入力されることにより、携帯端末1から以前に登録した呼びがキャンセルされた旨を表示器に表示させる。
他者利用通知受信手段18は、エレベーターの制御装置2から送信されてくる他者利用通知を受信する機能を有している。他者利用通知、及び、他者利用通知に関する動作については後述する。
エレベーターの制御装置2は、携帯端末1から登録される呼びやかご3(操作盤6)から登録される呼びにエレベーターを応答させ、かご3や報知装置を適切に制御する機能を有している。このエレベーターの制御装置2は、図4にその詳細が示されているように、エレベーター制御データ受信手段21、エレベーター制御手段22、インフォメーション表示手段23、かご内アナウンス報知手段24、ボタン情報受信手段25、他者利用通知送信手段26により、その要部が構成されている。
エレベーター制御データ受信手段21は、データ送受信装置8から送信されてくるエレベーター制御データを受信する機能を有している。エレベーター制御データ受信手段21は、データ送受信装置8からエレベーター制御データを受信すると、その受信したエレベーター制御データをエレベーター制御手段22に対して出力する。
エレベーター制御手段22は、制御装置2の中心処理を行うものである。
エレベーター制御手段22は、エレベーター制御データ受信手段21からエレベーター制御データが入力されると、入力されたエレベーター制御データに基づく処理を行う。例えば、入力されたエレベーター制御データが呼び登録を要求するものである場合、エレベーター制御手段22は、その呼びを登録し、かご3をその呼びに応答させるための制御を行う。
具体的に、エレベーター制御手段22は、エレベーター制御データが入力されると、その入力されたエレベーター制御データに含まれる携帯端末IDと呼び登録データとを、制御装置2の内部のデータベース27に登録し、その呼びにかご3を応答させる。即ち、エレベーター制御手段22は、かご3をエレベーターの乗場(例えば、主階床)に停止させて戸開動作を行い、その呼びを登録した登録者がかご3に到着するまでの間、その乗場においてかご3を戸開保持させる。なお、このかご3の戸開待機状態は、かご3内において他の利用者が操作盤6から呼びを登録した場合であっても継続される。
また、エレベーター制御手段22は、上記の通り、かご3が乗場で戸開待機している間は他の利用者が呼び登録を行ってもかご3を出発させないため、かご3が戸開待機中である旨を報知装置から報知させる。具体的に、エレベーター制御手段22は、登録者が乗場に到着するまでの予測時間をかご3内に報知するため、エレベーター制御データに含まれるインフォメーション表示データからインフォメーションデータを、アナウンス報知データからアナウンスデータを作成する。なお、インフォメーションデータは、エレベーター制御手段22からインフォメーション表示手段23に対して送信するためのデータである。かかる場合、インフォメーションデータには、呼びの登録者が乗場に到着する予測時間を表すデータ(呼び登録者到着予測時間データ)が含まれる。
そして、エレベーター制御手段22は、インフォメーションデータの作成が完成すると、その作成したインフォメーションデータをインフォメーション表示手段23に対して出力する。
インフォメーション表示手段23は、表示装置5の表示を制御する機能を有している。インフォメーション表示手段23は、エレベーター制御手段22からインフォメーションデータが入力されると、その入力されたインフォメーションデータの内容に応じたメッセージ等を表示装置5に表示させる。例えば、インフォメーションデータに呼び登録者到着予測時間データが含まれる場合、インフォメーション表示手段23は、登録者が乗場に到着するまでの予測時間(或いは、それに対応する情報)を表示装置5に表示させる。
また、上記アナウンスデータは、エレベーター制御手段22からかご内アナウンス報知手段24に対して送信するためのデータである。かご内報知を行う場合、アナウンスデータには、呼びの登録者が乗場に到着する予測時間を表すデータが含まれる。そして、エレベーター制御手段22は、アナウンスデータの作成が完成すると、その作成したアナウンスデータをかご内アナウンス報知手段24に対して出力する。
かご内アナウンス報知手段24は、アナウンス装置4を制御する機能を有している。かご内アナウンス報知手段24は、エレベーター制御手段22からアナウンスデータが入力されると、その入力されたアナウンスデータの内容に応じた音声案内をアナウンス装置4から行わせる。例えば、アナウンスデータに呼び登録者到着予測時間データが含まれる場合、かご内アナウンス報知手段24は、登録者が乗場に到着するまでの予測時間(或いは、それに対応する情報)をアナウンス装置4からアナウンスさせる。
一方、エレベーター制御手段22に入力されたエレベーター制御データが登録済みの呼びをキャンセルするためのものである場合、エレベーター制御手段22は、その呼びをキャンセルするための制御を行う。具体的に、エレベーター制御手段22は、エレベーター制御データが入力されると、乗場で戸開待機させているかご3の待機状態を解除し、かご3を戸閉及び走行可能な状態にする。
また、エレベーター制御手段22は、登録者が乗場に到着する予測時間の報知行為を終了させるため、上記予測時間の報知を終了させるための指令(呼び登録者到着予測時間報知終了指令)を含むインフォメーションデータとアナウンスデータとを作成し、インフォメーション表示手段23とかご内アナウンス報知手段24に対して出力する。なお、インフォメーションデータに呼び登録者到着予測時間報知終了指令が含まれる場合、インフォメーション表示手段23は、表示装置5から行っていた上記予測時間の表示を終了させる。同様に、アナウンスデータに呼び登録者到着予測時間報知終了指令が含まれる場合、かご内アナウンス報知手段24は、アナウンス装置4から行っていた上記予測時間のアナウンスを終了させる。
ボタン情報受信手段25は、操作盤6に対して行われたボタン操作の情報を受信する機能を有している。即ち、エレベーター利用者がかご3内で行先ボタンや戸開ボタン、戸閉ボタンを押すと、その情報はボタン情報受信手段25によって受信され、ボタン情報受信手段25からエレベーター制御手段22に対し、ボタン操作データが出力される。
なお、本エレベーターシステムにおいては、上述の通り、利用者が携帯端末1から携帯端末データを送信して呼び登録を行うと、エレベーターのかご3は乗場において戸開待機状態となる。登録者以外の人がこのかご3を利用する場合は、基本的に、登録者がかご3に乗車するまで待たなければならない。しかし、他の利用者が急いでいる場合等に備え、本エレベーターシステムには、登録者の到着を待たずにかご3を戸閉させて出発させるための機能、即ち、登録者以外の利用者が上記戸開待機状態を解除するための特殊な仕組みが用意されている。
戸開待機状態を強制的に解除するための解除操作は事前に定義されており、例えば、戸開ボタンと戸閉ボタンを同時に押すことや、行先ボタンを長押しすること等、操作盤6に対する所定の操作等によって行われる。かかる場合、上記解除操作を示す信号は、上記ボタン情報受信手段25によって受信され、戸開待機状態が強制的に解除されたことを表す解除信号(ボタン操作データ)が、エレベーター制御手段22に対して入力される。
エレベーター制御手段22では、ボタン情報受信手段25から解除信号が入力されること等によって、登録者がかご3に到着する前に上記解除操作が行われたことを検出すると、登録された呼びに応答して戸開待機していたかご3が他の利用者に利用されてしまうことを通知するための他者利用通知を作成する。なお、他者利用通知には、呼び登録を行った携帯端末1の携帯端末IDが含まれる。そして、エレベーター制御手段22は、他者利用通知の作成が完了すると、その作成した他者利用通知を他者利用通知送信手段26に対して出力する。
他者利用通知送信手段26は、データ送受信装置8に対して他者利用通知を送信する機能を有している。他者利用通知送信手段26は、エレベーター制御手段22から他者利用通知が入力されると、その入力された他者利用通知をデータ送受信装置8に対して出力する。
なお、他者利用通知送信手段26から送信された他者利用通知がデータ送受信装置8の他者利用通知受信手段18によって受信されると、データ処理手段16は、他者利用通知に含まれる携帯端末IDに対応する呼び(即ち、登録者のための呼び)を再登録するための処理と、上記携帯端末IDを有する携帯端末1に対して、戸開待機していたかご3が他の利用者に利用されてしまうために呼びを再登録する旨を通知するための処理とを行う。
具体的に、データ処理手段16は、入力された他者利用通知に基づき、エレベーター制御データの作成を再度行い、作成したエレベーター制御データをエレベーター制御データ送信手段17に対して出力する。また、データ処理手段16は、他者利用通知に含まれる携帯端末IDに対応の携帯端末1に対して送信するための待機状態データを作成し、作成した待機状態データを待機状態データ送信手段19に対して出力する。なお、この時の待機状態データには、戸開待機していたかご3が他の利用者に利用されたこと、即ち呼びの再登録が行われたことを表すデータ(他者利用)が含まれる。
待機状態データに他者利用が含まれる場合、待機状態データ送信手段19から送信された待機状態データが携帯端末1の待機状態データ受信手段13で受信されると、データ作成手段11は、他者利用表示データを含む携帯端末表示データを作成する。そして、携帯端末表示手段14は、他者利用表示データを含む携帯端末表示データが入力されることにより、乗場で戸開待機していたかご3が他の利用者に利用されてしまったために呼びの再登録が行われた旨を表示器に表示させる。
なお、下記表1は、各装置間、或いは装置の内部で利用される上記各種データの内容を示している。
Figure 2011136836
次に、図5乃至図9も参照し、上記構成を有するエレベーターシステムの動作について具体的に説明する。図5は図2のデータ作成手段の動作を示すフローチャート、図6及び図9は図3のデータ処理手段の動作を示すフローチャート、図7及び図8は図4のエレベーター制御手段の動作を示すフローチャートである。
携帯端末1の所有者が携帯端末1に対して所定の登録操作を行うと、その登録操作が呼び登録手段10によって検出され、呼び登録手段10からデータ作成手段11に対して呼び登録データが入力される。また、携帯端末1では、常時GPS衛星からの電波を受信しており、位置データ受信手段9からデータ作成手段11に対する位置データの出力が所定の周期で行われている。
データ作成手段11では、呼び登録手段10から呼び登録データが入力されると、その時に位置データ受信手段9から入力された位置データを使用して、携帯端末データの作成を行う(S101乃至S103)。即ち、S101において呼び登録手段10から入力された呼び登録データ、S102において位置データ受信手段9から入力された位置データ、所定の携帯端末IDを携帯端末データにセットし、その携帯端末データを携帯端末データ送信手段12に対して出力する(S104)。かかる処理により、携帯端末1からデータ送受信装置8に対して携帯端末データが送信される。
S104の処理によって携帯端末1から送信された携帯端末データは、データ送受信装置8の携帯端末データ受信手段15によって受信される。データ送受信装置8のデータ処理手段16では、携帯端末データ受信手段15から携帯端末データが入力されると(S201)、先ず、入力された携帯端末データの内容、即ち、携帯端末データに含まれる携帯端末ID、呼び登録データ、位置データをデータベース20に登録する(S202)。
データベース20に携帯端末データの内容を登録した後、データ処理手段16では、入力された携帯端末データが呼び登録を要求するものか、或いは、登録済みの呼びをキャンセルするためのものかの判定を行う。具体的に、データ処理手段16は、入力された携帯端末データに含まれている位置データと、予め登録されているエレベーターの設置場所の位置データとに基づき、S101において登録操作を行った登録者とエレベーターとの距離を演算する。そして、データ処理手段16は、その演算した結果(エレベーターとの距離)が、呼び登録実施範囲内か(S203)、呼び登録対象範囲外か(S204)を判断する。
なお、呼び登録実施範囲とは、実際にエレベーターに対して呼びを登録する距離の範囲のことである。即ち、登録者の位置(携帯端末1の位置)がこの呼び登録実施範囲内に入っていれば、エレベーターに対する呼び登録を行って、かご3を乗場(例えば、主階床)で戸開待機させる。
また、呼び登録対象範囲とは、遠隔呼び登録を実施させる距離の範囲のことである。即ち、登録者の位置(携帯端末1の位置)が呼び登録対象範囲外であれば、呼び登録を行わない。また、登録者(携帯端末1)が呼び登録対象範囲の外に出ると、既に登録されている呼びがある場合、その呼びはキャンセルされる。なお、登録者がエレベーターのかご3に到着した際も、呼び登録対象範囲の外に出たと判断される。
S203において、エレベーターとの距離が呼び登録実施範囲内であると判定されると、データ処理手段16は、入力された携帯端末データに基づき、呼び登録を行うための処理を開始する。具体的に、データ処理手段16は、先ず、携帯端末データに含まれる位置データから上記登録者が乗場に到着する予測時間を計算する(S205)。
上記予測時間の計算においては、例えば、所定のルート情報を用いて位置データからエレベーターまでの距離D[m]を算出し、更に、予め設定されている登録者の歩行速度V[m/sec]を用いて、予測時間T=V/D[sec]を求める。なお、上記歩行速度Vは、固定値であっても、過去の履歴から適宜更新される値であっても良い。また、上記予測時間の計算を簡略化するため、V=1[m/sec]等の単純な固定値を用いても良い。更に、予測時間については、10秒単位にして簡略化を図っても良い。
登録者が乗場に到着する予測時間を算出した後、データ処理手段16は、S201で受信した携帯端末データとS205で算出した予測時間とを用いて、エレベーター制御データの作成を行う(S206)。即ち、エレベーター制御データに、携帯端末ID、呼び登録データ、インフォメーション表示データ、アナウンス報知データをセットし、そのエレベーター制御データをエレベーター制御データ送信手段17に対して出力する(S207)。なお、この時のインフォメーション表示データとアナウンス報知データとには、呼び登録者到着予測時間が含まれている。かかる処理により、データ送受信装置8から制御装置2に対してエレベーター制御データが送信される。
一方、S204においてエレベーターとの距離が呼び登録対象範囲外であると判定されると、データ処理手段16は、入力された携帯端末データに基づいて、呼びをキャンセルするための処理を行う。具体的に、データ処理手段16は、S201で受信した携帯端末データを用いて、エレベーター制御データの作成を行う(S208)。即ち、エレベーター制御データに、携帯端末ID及び呼び解除データをセットし、そのエレベーター制御データをエレベーター制御データ送信手段17に対して出力する(S209)。かかる処理により、データ送受信装置8から制御装置2に対してエレベーター制御データが送信される。
また、データ処理手段16は、S204において呼び登録対象範囲外である旨が判定されると、待機状態データの作成も行う(S210)。即ち、待機状態データにキャンセルをセットし、その待機状態データを待機状態データ送信手段19に対して出力する(S211)。かかる処理により、データ送受信装置8から、携帯端末データを送信してきた携帯端末1に対して、待機状態データが送信される。
S207及びS209(並びに、後述のS505)の各処理によってデータ送受信装置8から送信されたエレベーター制御データは、制御装置2のエレベーター制御データ受信手段21によって受信される。制御装置2のエレベーター制御手段22では、エレベーター制御データ受信手段21からエレベーター制御データが入力されると(S301)、先ず、そのエレベーター制御データに呼び登録データが含まれているか否かを判断する(S302)。
S207の処理によってデータ送受信装置8からエレベーター制御データが送信されてきた場合、S302において呼び登録データありの判定がなされる。かかる場合、エレベーター制御手段22は呼びの登録処理を行い、先ず、エレベーター制御データの内容の一部、即ち、携帯端末IDと呼び登録データとをデータベース27に登録する(S303)。
また、エレベーター制御手段22は、登録した呼びにかご3を応答させるための制御も行う。具体的に、エレベーター制御手段22は、かご3を所定の乗場(例えば、主階床)まで走行させ、その乗場においてかご3を戸開待機させる(S304)。この戸開待機は、遠隔から呼び登録を行った登録者がかご3に乗車するのを待つためである。このため、エレベーター制御手段22は、他の利用者がこのかご3に乗車して操作盤6から行先呼びの登録を行っても、戸開待機状態が解除されるまではかご3の戸開を継続させる。
また、エレベーター制御手段22は、登録者が到着する予測時間の報知を表示装置5及びアナウンス装置4から行うため、呼び登録者到着予測時間データを含むインフォメーションデータをインフォメーション表示手段23に、同様に、呼び登録者到着予測時間データを含むアナウンスデータをかご内アナウンス報知手段24に対して出力する(S305、S306)。この時、上記予測時間だけでなく、戸閉ボタンが機能しない理由等をかご3内に報知させても良い。
一方、S209の処理によってデータ送受信装置8からエレベーター制御データが送信されてきた場合は、S302において呼び登録データなしの判定がなされる。かかる場合、エレベーター制御データには、呼び解除データが含まれる(S307)。エレベーター制御データに呼び解除データがある場合、エレベーター制御手段22は、S304において設定した戸開待機状態を解除する(S308)。かかる処理により、エレベーターでは、かご3が登録者を待つことなく動作することが可能となる。
また、エレベーター制御手段22は、表示装置5及びアナウンス装置4において行われていた予測時間の報知を停止させるため、呼び登録者到着予測時間報知終了指令を含むインフォメーションデータをインフォメーション表示手段23に、同様に、呼び登録者到着予測時間報知終了指令を含むアナウンスデータをかご内アナウンス報知手段24に対して出力する(S309、S310)。
なお、登録者がかご3に乗車した場合も、上記S307乃至S310と同様の処理が行われる。
一方、制御装置2では、エレベーター制御手段22によって、ボタン情報受信手段25からボタン操作データが入力されたか否かが常時判定されている(S401)。エレベーター制御手段22は、ボタン情報受信手段25からボタン操作データが入力されると、入力されたボタン操作データに基づき、操作盤6に対して行われた操作が、かご3の待機状態を解除するための所定の解除操作であるか否かを判定する(S402)。
操作盤6に対する操作が上記解除操作である場合、エレベーター制御手段22は、S304において設定した戸開待機状態を強制的に解除する(S403)。また、エレベーター制御手段22は、解除操作が行われた呼び登録データに対応する携帯端末IDをデータベース27から検索し(S404)、特定した携帯端末IDに基づいて他者利用通知を作成する(S405)。即ち、エレベーター制御手段22は、S404の検索によって特定した携帯端末IDを他者利用通知にセットし、その他者利用通知を他者利用通知送信手段26に対して出力する(S406)。かかる処理により、制御装置2からデータ送受信装置8に対して他者利用通知が送信される。
また、S402において解除操作である旨が判定されると、エレベーター制御手段22は、表示装置5及びアナウンス装置4において行われていた予測時間の報知を停止させるため、呼び登録者到着予測時間報知終了指令を含むインフォメーションデータをインフォメーション表示手段23に、同様に、呼び登録者到着予測時間報知終了指令を含むアナウンスデータをかご内アナウンス報知手段24に対して出力する(S407、S408)。
S406の処理によって制御装置2から送信された他者利用通知は、データ送受信装置8の他者利用通知受信手段18によって受信される。データ送受信装置8のデータ処理手段16では、他者利用通知受信手段18から他者利用通知が入力されると(S501)、他者利用通知に含まれる携帯端末IDに対応する呼び登録データと位置データとを、データベース20から検索する(S502)。そして、データ処理手段16は、S502の検索によって特定した呼び登録データ及び位置データを用いて、この登録者が乗場に到着する予測時間を再度計算し(S503)、エレベーター制御データの作成を行う(S504)。
即ち、エレベーター制御データに、携帯端末ID、呼び登録データ、インフォメーション表示データ、アナウンス報知データをセットし、そのエレベーター制御データをエレベーター制御データ送信手段17に対して出力する(S505)。なお、この時のインフォメーション表示データとアナウンス報知データとには、S503において算出した呼び登録者到着予測時間が含まれている。かかる処理により、データ送受信装置8から制御装置2に対してエレベーター制御データが送信される。
また、データ処理手段16は、呼びの再登録を行ったことを登録者に報告するため、待機状態データの作成を行う(S506)。即ち、待機状態データに他者利用をセットし、その待機状態データを待機状態データ送信手段19に対して出力する(S507)。かかる処理により、データ送受信装置8から、呼び登録が解除された登録者の携帯端末1に対して、待機状態データが送信される。
S211及びS507の各処理によってデータ送受信装置8から送信された待機状態データは、携帯端末1の待機状態データ受信手段13によって受信される。データ作成手段11では、待機状態データ受信手段13から待機状態データが入力されると(S105のYes)、先ず、その待機状態データに他者利用が含まれているか否かを判定する(S106)。
S507の処理によってデータ送受信装置8から待機状態データが送信されてきた場合、S106において他者利用通知が他者利用である旨が判定される。かかる場合、データ作成手段11は、待機中のかご3が他の利用者によって利用されてしまったために呼びの再登録を行った旨を携帯端末1の表示器に表示させるため、携帯端末表示データに他者利用表示データをセットし、その携帯端末表示データを携帯端末表示手段14に対して出力する(S107、S108)。
一方、S211の処理によってデータ送受信装置8から待機状態データが送信されてきた場合、S106において他者利用通知が他者利用ではない旨が判定される。かかる場合、データ作成手段11は、登録されていた呼びがキャンセルされた旨を携帯端末1の表示器に表示させるため、携帯端末表示データにキャンセル表示データをセットし、その携帯端末表示データを携帯端末表示手段14に対して出力する(S109、S110)。
この発明の実施の形態1によれば、乗場等に他の利用者がいる場合であっても、携帯端末1を利用して遠隔から呼びを登録した登録者が、乗場に到着した後、直ぐにエレベーターを利用することができるようになる。
即ち、エレベーターの利用者が携帯端末1を用いて遠隔から呼び登録を行った場合は、この登録者が乗場に到着してかご3に乗車するまで、かご3は乗場において戸開待機状態を継続している。このため、登録者が到着する前に他の利用者がこのかご3を利用しようとしても、戸閉動作や走行等が開始されることはなく、登録者が乗場に到着した際にかご3が乗場で待機していないといった状況を防止することができる。
また、所定の解除操作が行われた場合でも、呼びの再登録が行われ、その旨が携帯端末1に表示される。このため、登録者は、乗場に到着する前にその変更を知ることができ、スムーズな対応が可能となる。
なお、登録者がかご3に到着したことの検出は、種々の方法によって実現できる。例えば、データ送受信装置8の機能を利用する場合には、呼び登録を行った携帯端末1について、呼びの登録後、データ送受信装置8によって周期的に携帯端末1から位置データを取得し、エレベーターとの距離を算出するようにしても良い。かかる場合、エレベーター制御手段22は、例えば、エレベーターとの距離が所定値以下の場合に、登録者がかご3に到着したことを判断して、S307乃至S310に示す処理を実施する。
また、携帯端末1から位置データを受信可能な受信装置をかご3内に別途設置し、登録者がかご3に到着したことの検出を行っても良い。
1 携帯端末
2 制御装置
3 かご
4 アナウンス装置
5 表示装置
6 操作盤
7 中継装置
8 データ送受信装置
9 位置データ受信手段
10 呼び登録手段
11 データ作成手段
12 携帯端末データ送信手段
13 待機状態データ受信手段
14 携帯端末表示手段
15 携帯端末データ受信手段
16 データ処理手段
17 エレベーター制御データ送信手段
18 他者利用通知受信手段
19 待機状態データ送信手段
20、27 データベース
21 エレベーター制御データ受信手段
22 エレベーター制御手段
23 インフォメーション表示手段
24 かご内アナウンス報知手段
25 ボタン情報受信手段
26 他者利用通知送信手段

Claims (6)

  1. 所定の携帯端末から携帯端末データを送信することにより、エレベーター乗場から離れた場所から呼びを登録することができるエレベーターシステムであって、
    エレベーターのかごと、
    前記かごに設けられた報知装置と、
    前記かごに設けられ、前記かご内で呼びを登録するための操作盤と、
    前記携帯端末からの携帯端末データを受信するデータ送受信装置と、
    前記データ送受信装置が受信した携帯端末データに基づいて登録された呼び、及び、前記操作盤から登録された呼びに基づいて、前記かご及び前記報知装置を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、携帯端末データに基づいて呼びが登録された場合は、その呼びを登録した登録者が前記かごに到着するまでの間、前記操作盤から呼びが登録されても前記かごを前記乗場で戸開待機させ、前記報知装置から戸開待機中である旨を報知させることを特徴とするエレベーターシステム。
  2. 前記制御装置は、前記かごの戸開待機状態を解除するための所定の解除操作を検出すると、前記登録者が前記かごに到着する前であっても、前記かごの戸開待機状態を強制的に解除することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターシステム。
  3. 前記制御装置は、前記解除操作を検出して前記かごの戸開待機状態を強制的に解除した場合は、前記登録者のための呼びを再登録することを特徴とする請求項2に記載のエレベーターシステム。
  4. 前記制御装置は、前記解除操作を検出して前記かごの戸開待機状態を強制的に解除した場合は、前記携帯端末の表示器に呼びを再登録した旨を表示させるための待機状態データを、前記データ送受信装置から前記携帯端末に対して送信させることを特徴とする請求項3に記載のエレベーターシステム。
  5. 前記携帯端末は、位置データを含む携帯端末データを送信し、
    前記制御装置は、携帯端末データに基づいて呼びが登録された場合は、携帯端末データの位置データに基づき、その呼びを登録した登録者が所定の範囲から出たと判断されると、前記かごの戸開待機状態を強制的に解除する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターシステム。
  6. 前記携帯端末は、位置データを含む携帯端末データを送信し、
    前記制御装置は、携帯端末データに基づいて呼びが登録された場合は、携帯端末データの位置データに基づき、その呼びを登録した登録者が前記かごに到着したと判断されると、前記かごの戸開待機状態を強制的に解除する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターシステム。
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