JP6399757B2 - 目的地に係る運行情報を提供可能な無線アクセスポイント、運行情報通知システム、プログラム及び方法 - Google Patents

目的地に係る運行情報を提供可能な無線アクセスポイント、運行情報通知システム、プログラム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6399757B2
JP6399757B2 JP2014007623A JP2014007623A JP6399757B2 JP 6399757 B2 JP6399757 B2 JP 6399757B2 JP 2014007623 A JP2014007623 A JP 2014007623A JP 2014007623 A JP2014007623 A JP 2014007623A JP 6399757 B2 JP6399757 B2 JP 6399757B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation information
wireless
destination
wireless terminal
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014007623A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015135652A (ja
Inventor
幹 高橋
幹 高橋
諭志 今田
諭志 今田
鈴木 信雄
信雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Iwate Prefectural University
Original Assignee
KDDI Corp
Iwate Prefectural University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp, Iwate Prefectural University filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2014007623A priority Critical patent/JP6399757B2/ja
Publication of JP2015135652A publication Critical patent/JP2015135652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6399757B2 publication Critical patent/JP6399757B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、バスや電車等の乗り込み可能な移動体についての運行情報を通知する技術に関する。
近年、バスや電車等の交通手段に乗車する際、所持したスマートフォン等の無線端末を使用して、所定のサーバから路線の時刻表といった運行情報を取得することができる。例えば、公営バスのウェブページでは、路線上にある各停留所への到着予定時刻とともに、バスの現在位置が表示されるサービスも存在する。
さらに、例えば、特許文献1では、リアルタイムの交通状況を反映した路線バスの各停留所での発着時刻及び目的地への到着時刻を提示可能なナビゲーションシステムが開示されている。このシステムでは、端末装置から経路探索条件を受信したナビゲーションサーバが、経路案内情報を生成し当該端末装置に送信している。
また、特許文献2では、利用者端末が目的地情報を情報提供サービスセンタに送信し、情報提供サービスセンタは、最適な降車停留所を検索して案内情報を生成し当該利用者端末に送信する交通車両利用案内システムが開示されている。このシステムでは、乗車時に利用者端末が降車案内要求を車載案内サーバにBluetooth(登録商標)を用いて送信し、車載案内サーバは、走行距離に基づいて降車案内情報を利用者端末にBluetooth(登録商標)を用いて通知する。
また、特許文献3では、停留所に設置されており乗車予約を受け付ける停留所装置が、受け付けた乗車予約を運行管理装置に通知し、運行管理装置は乗車予約通知を車載装置に転送するバス運行管理システムが開示されている。このシステムでは、車載装置は、乗客の降車予約を受け付け、降車予約及び乗車予約通知に基づいて停留所への停車を判断する。
特開2011−185780号公報 特開2004−171310号公報 特開2011−227550号公報
上述した特許文献1及び2のような従来技術において、バス等の交通手段の運行情報をリアルタイムで取得するためには、乗車する車両の外部に設置されたサーバ等の装置にアクセスしなければならない。従って、例えば車両に乗車してから運行情報を得ようとすると、例えばこの車両に設置されたアクセスポイントを介してWAN(Wide Area Network)側の無線回線を利用しなければならない。さらに、特許文献3のような従来技術では、運行情報を管理する運行管理装置から車両内に設置された車載装置に運行情報を送信しなければならない。
しかしながら、バスや電車等の車両は、外部ネットワークに通信接続できない地域を走行する場合も少なくない。また、通信接続可能な状況下でも、車両内のLAN(Local Area Network)やバックホールにおける通信の混雑状況によって通信速度が遅くなり、運行情報の取得に手間取ることもある。
さらに、乗車する車両の外部の装置にアクセス可能であったとしても、必要な運行情報を取得するためには、例えば、乗車すべき路線系統や乗車停留所(駅)及び降車予定停留所(駅)といった情報をまとめて手動で入力せねばならない。そのため、乗客にある程度の面倒な操作を強いることになってしまう。
そこで、本発明は、車両等の移動体に乗り込んだ際、移動体の外部に設置された装置との通信に頼らずに、目的地に係る運行情報を簡易な操作で取得可能とする無線アクセスポイント、運行情報通知システム、運行情報通知プログラム及び運行情報通知方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、乗り込み可能な移動体に設置されており、無線端末の接続される無線ネットワークに接続可能な無線インタフェースを備えた無線アクセスポイント(APであって、
移動体の運行に係る情報である移動体運行情報を保持する運行情報管理部と、
当該無線端末に受信させることによって当該無線端末の無線通信機能を起動させる起動信号を保持し、無線インタフェース又は当該起動信号用の送信インタフェースを介して当該起動信号を報知する起動信号管理手段と、
当該起動信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末から、無線インタフェースを介し、当該無線端末のユーザの目的地に係る運行情報の取得要求であって当該無線端末の端末識別子と当該無線端末のユーザにおける目的地の情報とを含む取得要求を受信した場合、当該目的地に係る運行情報を生成する運行情報制御手段と
を有し、
運行情報制御手段は、
受信した当該端末識別子と当該目的地の情報とを対応付けて保持し、
当該起動信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末から、起動後に発信された要求信号を受信した際、当該要求信号の受信時刻に基づいて、当該無線端末のユーザが移動体に乗り込んだ乗り込み位置を決定し、
保持された移動体運行情報と、当該目的地の情報と、当該乗り込み位置とに基づいて、当該目的地に係る運行情報を生成し、
当該目的地の情報に対応付けられた端末識別子に係る無線端末宛てに、生成した当該目的地に係る運行情報を送信する
ことを特徴とする無線APが提供される。
本発明によれば、さらに、少なくとも1つの無線端末と、乗り込み可能な移動体に設置されており、当該無線端末の端末インタフェースと接続される無線ネットワークに接続可能な無線インタフェースを備えた無線APとを含む運行情報通知システムであって、
本運行情報通知システムは、当該無線端末の有する端末インタフェース又は端末外部インタフェースに接続されたネットワークを介して当該無線端末と接続可能であって、無線APの有する外部インタフェースに接続されたネットワークを介して無線APと接続可能であるサーバを更に備えており、
当該無線端末は
移動体への乗り込み前にサーバから当該無線端末の無線通信機能を起動させるための起動信号を予め取得して保存する端末起動信号管理部と、
端末インタフェースが停止した状態で受信した信号と保存された起動信号とが一致するか否かを判定し、真の判定を行った際、起動信号を受信したとして端末インタフェースを起動させる受信インタフェースと
を有し、
本APは、
移動体の運行に係る情報である移動体運行情報を保持する運行情報管理部と、
当該起動信号を保持し、無線インタフェース又は当該起動信号用の送信インタフェースを介して当該起動信号を報知する起動信号管理手段と、
当該起動信号を受信して端末インタフェースを起動させられた無線端末から、無線インタフェースを介し、当該無線端末のユーザの目的地に係る運行情報の取得要求を受信した場合、運行情報管理部に保持された移動体運行情報に基づいて、当該目的地に係る運行情報を生成して当該無線端末宛てに送信する運行情報制御手段と
を有することを特徴とする運行情報通知システムが提供される。
また、上記の運行情報通知システムの実施形態において、運行情報管理部は、無線APが設置された移動体に係る運行情報を、サーバから外部インタフェースを介して受信して、保存又は更新することも好ましい。
さらに、本発明による運行情報通知システムの他の実施形態として、無線端末は、
移動体に乗り込んだ際、無線APの運行情報管理部から、目的地から移動体に乗り込んだ乗り込み位置へ向かって移動する移動体に係る時刻表情報を含む運行情報を取得し保持する端末運行情報管理部と、
目的地から乗り込み位置へ向かう予定の帰還時刻に係る情報を入力させ、移動体から降り出た後に帰還時刻に近づいたと判定した際、帰還時刻に近づいた旨を通知する帰還時刻通知手段とを更に有することも好ましい。
また、更なる他の実施形態として、運行情報制御手段の受信する当該目的地に係る運行情報の取得要求は、当該無線端末の端末識別子と当該無線端末のユーザにおける目的地の情報とを含み、
運行情報制御手段は、受信した当該端末識別子と当該目的地の情報とを対応付けて保持し、保持された移動体運行情報及び当該目的地の情報に基づいて、当該目的地に係る運行情報を生成し、当該目的地の情報に対応付けられた端末識別子に係る無線端末宛てに、生成した当該目的地に係る運行情報を送信することも好ましい。
さらに、この実施形態において、本運行情報通知システムは、移動体の現在位置情報を取得し保持する現在位置管理部を更に有しており、
起動信号管理手段の保持する当該起動信号は、無線通信機能を起動させた当該無線端末に受信されることによって当該無線端末から当該目的地に係る運行情報の取得要求を発信させ、
運行情報制御手段は、少なくとも当該現在位置情報に基づき当該起動信号の報知を決定して、起動信号管理手段に当該起動信号を報知させ、当該目的地に係るユーザの無線端末から当該目的地に係る運行情報の取得要求を受信し、保持された移動体運行情報と、当該現在位置情報と、当該目的地の情報とに基づいて移動体が当該無線端末のユーザの目的地に近づいたと判断した際、当該目的地の情報に対応付けられた端末識別子に係る無線端末宛てに、当該目的地に近づいた旨の運行情報を送信することも好ましい。
本発明によれば、さらに、乗り込み可能な移動体に設置されており、無線端末の接続される無線ネットワークに接続可能な無線インタフェースを備えた無線APに搭載されたコンピュータを機能させる運行情報通知プログラムであって、
無線APは、移動体の運行に係る情報である移動体運行情報を保持する運行情報管理部を有しており、本運行情報通知プログラムは、
当該移動体運行情報の通知対象である無線端末に受信させることによって当該無線端末の無線通信機能を起動させる起動信号を保持し、無線インタフェース又は当該起動信号用の送信インタフェースを介して当該起動信号を報知する起動信号管理手段と、
当該起動信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末から、無線インタフェースを介し、当該無線端末のユーザの目的地に係る運行情報の取得要求であって当該無線端末の端末識別子と当該無線端末のユーザにおける目的地の情報とを含む取得要求を受信した場合、当該目的地に係る運行情報を生成する運行情報制御手段と
してコンピュータを機能させ
運行情報制御手段は、
受信した当該端末識別子と当該目的地の情報とを対応付けて保持し、
当該起動信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末から、起動後に発信された要求信号を受信した際、当該要求信号の受信時刻に基づいて、当該無線端末のユーザが移動体に乗り込んだ乗り込み位置を決定し、
保持された移動体運行情報と、当該目的地の情報と、当該乗り込み位置とに基づいて、当該目的地に係る運行情報を生成し、
当該目的地の情報に対応付けられた端末識別子に係る無線端末宛てに、生成した当該目的地に係る運行情報を送信する
ことを特徴とする運行情報通知プログラムが提供される。
本発明によれば、さらにまた、乗り込み可能な移動体に設置されており、無線端末の接続される無線ネットワークに接続可能な無線インタフェースを備えた無線APにおける運行情報通知方法であって、
無線APは、移動体の運行に係る情報である移動体運行情報を保持する運行情報管理部を有しており、本運行情報通知方法は、
当該移動体運行情報の通知対象である無線端末に受信させることによって当該無線端末の無線通信機能を起動させる起動信号を保持し、無線インタフェース又は当該起動信号用の送信インタフェースを介して当該起動信号を報知する第1のステップと、
当該起動信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末から、無線インタフェースを介し、当該無線端末のユーザの目的地に係る運行情報の取得要求であって当該無線端末の端末識別子と当該無線端末のユーザにおける目的地の情報とを含む取得要求を受信した場合、当該目的地に係る運行情報を生成する第2のステップと
を有し
上記の第2のステップでは、
受信した当該端末識別子と当該目的地の情報とを対応付けて保持し、
当該起動信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末から、起動後に発信された要求信号を受信した際、当該要求信号の受信時刻に基づいて、当該無線端末のユーザが移動体に乗り込んだ乗り込み位置を決定し、
保持された移動体運行情報と、当該目的地の情報と、当該乗り込み位置とに基づいて、当該目的地に係る運行情報を生成し、
当該目的地の情報に対応付けられた端末識別子に係る無線端末宛てに、生成した当該目的地に係る運行情報を送信する
ことを特徴とする運行情報通知方法が提供される。
本発明の無線アクセスポイント、運行情報通知システム、運行情報通知プログラム及び運行情報通知方法によれば、車両等の移動体に乗り込んだ際、移動体の外部に設置された装置との通信に頼らずに、目的地に係る運行情報を簡易な操作で取得することができる。
図1は、本発明による運行情報通知システムの一実施形態を概略的に示す構成図である。 無線AP及び無線端末の一実施形態を示す機能構成図である。 無線APから発信されるウェイクアップ信号の一実施形態を説明するための概略図である。 本発明の運行情報通知方法における前半部分の一実施形態を示すシーケンス図である。 無線端末においてウェイクアップ信号を登録する際の表示・操作画面の一実施形態を説明するための概略図である。 本発明の運行情報通知方法における後半部分の一実施形態を示すシーケンス図である。 無線端末において目的地の情報を入力する際の表示・操作画面の一実施形態を説明するための概略図である。 本発明の運行情報通知方法の後半部分における他の実施形態を示すシーケンス図である。 無線端末において帰還時刻を入力する際の表示・操作画面の一実施形態を説明するための概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明による運行情報通知システムの一実施形態を概略的に示す構成図である。
図1に示された運行情報通知システムは、乗り込み可能な移動体としてのバスの内部に設置された無線アクセスポイント(AP)1と、バスに乗り込む一人又は複数のユーザの各々が所持する無線端末2と、無線AP1がインターネット6を介して通信接続可能である運行情報管理サーバ3とを含む。
無線AP1は、例えばモバイルルータであり、Wi−Fi(登録商標)といった無線LAN(Local Area Network)である無線ネットワーク5を介して、乗車したユーザの所持する無線端末2と通信接続可能となっている。さらに、無線AP1は、アクセスネットワークを介してインターネット6と接続可能であり、無線端末2とインターネット6との間の通信の中継を行うこともできる。ここで、このアクセスネットワークは、例えば、Wi−Fi(登録商標)等の無線LAN、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)、又は3G(3rd Generation)といった無線通信事業者ネットワークであり、ゲートウェイを介してインターネット6に接続される。
無線端末2は、スマートフォン、タブレット型コンピュータ又はノート型コンピュータといった、ユーザが携帯してバスに乗車可能なユーザインタフェース装置である。無線端末2は、車内の無線ネットワーク5に接続可能な端末インタフェースであるTM−LANインタフェース201(図2)と、無線AP1を介さない別のアクセスネットワークに接続可能な端末外部インタフェースであるTM−WANインタフェース204(図2)とを備えている。無線端末2は、TM−WANインタフェース204を用い、インターネット6を介して運行情報管理サーバ3と通信することもできる。
さらに、無線端末2は、所定の起動信号であるウェイクアップ(Wake-up)信号を受信することによって、TM−LANインタフェース201を起動させるウェイクアップ機能を備えている。本実施形態においては、バスへの乗車前では、TM−LANインタフェース201を用いた無線通信機能は使用されておらず、TM−LANインタフェース201は停止しているものとする。これにより、省電力化が実現され、特に、無線端末2のように電池駆動の無線通信機器の場合、電池持続時間が向上する効果が見込まれる。
無線AP1は、無線AP1の設置されたバスの運行に係る情報であるバス運行情報を、例えば運行情報管理サーバ3から予め取得し保持している。バス運行情報は、例えば、当該バスの路線系統図の情報、停留所の発着時刻を含む運行時間情報、及び停留所間の料金(運賃)情報を含むものとすることができる。
無線AP1は、さらに、
(a)無線端末2に受信させることによって無線端末2のTM−LANインタフェース201を起動させるウェイクアップ信号を報知し、
(b)ウェイクアップ信号を受信してTM−LANインタフェース201を起動させられた無線端末2から、バスに乗り込んだ無線端末2のユーザの「目的地に係る運行情報」の取得要求を受信した場合、保持されたバス運行情報に基づいて「目的地に係る運行情報」を生成して無線端末2宛てに送信する。
これにより、無線端末2のユーザがバスに乗り込んだ際、自動的に無線AP1との無線通信を行う機能が起動するので、「目的地に係る運行情報」を取得するのに当該機能を立ち上げる操作が不要となる。さらに、バスに設置された無線AP1との通信だけで、即ちバスの外部に設置された装置との外部ネットワークを介した通信に頼らずに「目的地に係る運行情報」を取得することが可能となるのである。
ここで、「目的地に係る運行情報」は、例えば、無線端末2のユーザが降車する予定である停留所までの所要時間若しくは到着時刻、及び当該ユーザが乗車した停留所から降車予定の停留所までの料金を含むものとすることができる。また、目的地である降車予定の停留所が近づいた旨の降車案内とすることもできる。
さらに、無線AP1は、
(c)ウェイクアップ信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末2から、起動後又は起動直後に発信された要求信号(例えば無線端末2から送信された無線AP1宛の通信接続要求)を受信した際、当該要求信号の受信時刻に基づいて、無線端末2のユーザがバスに乗り込んだ乗り込み位置(乗車停留所)を決定してもよい。
これにより、無線AP1は、目的地の情報、即ち降車予定の停留所の情報さえ入手できれば、所要時間や料金といった「目的地に係る運行情報」を生成することができる。その結果、バスに乗車したユーザは、例えば、乗車後に自動的に立ち上がった無線端末2の入力画面に降車予定停留所を入力するだけという簡易な操作で、所要時間や料金等の情報を適宜取得することが可能となるのである。
無線AP1は、さらにまた、
(d)バスの現在位置情報を取得して保持し、
(e)バス運行情報と、現在位置情報と、無線端末2から受信した目的地の情報(降車予定の停留所の情報)とに基づいてバスが無線端末2のユーザの降車予定停留所に近づいたと判断した際、無線端末2宛てに、降車予定停留所に近づいた旨の運行情報を送信してもよい。
これにより、無線AP1は、目的地の情報、即ち降車予定の停留所の情報さえ入手できれば、「目的地に係る運行情報」として降車予定停留所に近づいた旨の降車案内を生成することができる。その結果、バスに乗車したユーザは、例えば、乗車後に自動的に立ち上がった無線端末2の入力画面に降車予定停留所を入力するだけという簡易な操作で、降車案内サービスを適切なタイミングで享受することが可能となるのである。
ここで、バスの現在位置情報は、図1に示すように、バスに設置された測位装置4から例えば現時点でのバスの緯度・経度といった現在位置信号を、有線又は無線によって無線AP1が受信することによって取得してもよい。測位装置4は、GPS(Global Positioning System)衛星からの測位電波を捕捉し、3つ以上の衛星までの距離を計測してバスの現在位置(緯度・経度)を算出する。尚、GPSによる測位手段は、後に図2に測位部103として示すように、無線AP1に内蔵されていてもよい。
また、無線AP1の設置された移動体は、当然に本実施形態のバスに限定されるものではない。移動体として、例えば、電車等の鉄道車両、モノレール、ロープウェイ、船舶、航空機といった、ユーザが乗り込み可能な種々の交通手段が採用可能である。
図2は、無線AP1及び無線端末2の一実施形態を示す機能構成図である。
図2によれば、無線AP1は、AP−WAN(Wide Area Network)インタフェース101と、AP−LANインタフェース102と、測位部103と、プロセッサ・メモリとを備えている。プロセッサ・メモリは、無線AP1に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって、その機能を実現させる。
さらに、プロセッサ・メモリは、機能構成部として、運行情報管理部111と、運行情報制御部112と、WP(Wake-Up)信号管理部113と、現在位置管理部114と、通信制御部115とを有する。
AP−WANインタフェース101は、アクセスネットワーク及びインターネット6を介して運行情報管理サーバ3と接続可能な無線インタフェースである。また、AP−LANインタフェース102は、バス内に存在する無線端末2の接続される無線ネットワーク5に接続可能な無線インタフェースである。
AP−LANインタフェース102は、さらに、無線端末2の無線通信機能を起動させるための起動信号であるウェイクアップ信号を送信することができる。尚、ウェイクアップ信号を送信するための送信用インタフェースとして、AP−WPインタフェース102aが、AP−LANインタフェース102の内部に又は個別に設けられていてもよい。測位部103は、GPS衛星からの測位電波を捕捉し、3つ以上の衛星までの距離を計測してバスの現在位置(緯度・経度)を算出する。尚、このような測位手段は、本実施形態において測位部103として無線AP1に内蔵されているが、図1に示す測位装置4のように無線AP1とは別個にバスに設置されていてもよい。
運行情報管理部111は、無線AP1の設置されたバスの運行に係る情報であるバス運行情報を保持し管理する。運行情報管理部111は、このバス運行情報を、運行情報管理サーバ3からAP−WANインタフェース101を介して取得し、保存又は更新する。例えば、無線AP1の搭載されたバスにとって新規な又は改正された時刻表や料金体系が、新たなバス運行情報として運行情報管理サーバ3からダウンロードされる。
WP信号管理部113は、ウェイクアップ信号を保持し、AP−LANインタフェース102(又はAP−WPインタフェース102a)を介してウェイクアップ信号を報知させる。ここで、ウェイクアップ信号は、後に図3を用いて説明されるように所定のフレーム長の連続したパターンとすることができるが、このフレーム長パターンは、運行情報管理サーバ3からバス運行情報とともにダウンロードされてもよい。WP信号管理部113は、このウェイクアップ信号を定期的に報知させてもよく、後述する目的地接近・報知判定部112cによる指示に基づいて報知させてもよい。さらに、現在位置管理部114は、測位部103からバスの現在位置情報を取得し保持する。
運行情報制御部112は、乗車位置決定部112aと、目的地情報管理部112bと、目的地接近・報知判定部112cと、運行情報生成部112dとを有する。
乗車位置決定部112aは、ウェイクアップ信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末2から、起動直後に発信された要求信号(例えば接続要求信号)を受信した際、この要求信号の受信時刻に基づいて、無線端末2のユーザがバスに乗り込んだ停留所である乗車停留所を決定する。この際、路線図情報を含むバス運行情報と、後述する現在位置管理部114に管理された現在位置情報とに基づき、当該受信時刻の直前に停車した停留所を乗車停留所に決定することも好ましい。
目的地情報管理部112bは、無線端末2から受信した「目的地に係る運行情報」の取得要求に含まれる
(a)無線端末2の端末識別子(端末ID)と、
(b)無線端末2のユーザにおける目的地の情報と
を対応付けて保存し管理する。具体的には、端末ID毎に目的地としての降車予定の停留所を対応付けた目的地情報テーブルを作成し保存・管理する。ここで、端末IDは、例えば無線端末2のMAC(Media Access Control)アドレスとすることができる。
目的地接近・報知判定部112cは、少なくとも現在位置管理部114に保持された現在位置情報に基づきウェイクアップ信号の報知を決定して、WP信号管理部113にウェイクアップ信号を報知させる。例えば、現在位置情報と運行情報管理部111に保持されたバス運行情報とに基づき、路線上に存在する停留所を通過した、又は当該停留所に接近若しくは到着したと判断した時点を契機として、ウェイクアップ信号を報知させてもよい。
運行情報生成部112dは、バスに乗り込んだ無線端末2のユーザの「目的地に係る運行情報」の取得要求を受信した場合、運行情報管理部111に保持されたバス運行情報に基づいて「目的地に係る運行情報」を生成して無線端末2宛てに送信させる。具体的に、運行情報生成部112dは、
(a)運行情報管理部111に保持されたバス運行情報(路線図情報)と、
(b)目的地情報管理部112bに保持された及び目的地(降車予定停留所)の情報と、
(c)乗車位置決定部112aで決定された乗り込み位置(乗車停留所)の情報と
に基づいて「目的地に係る運行情報」を生成する。運行情報生成部112dは、次いで、目的地情報テーブルにおいて(b)目的地の情報に対応付けられた端末IDに係る無線端末2宛てに、生成した「目的地に係る運行情報」を、AP−LANインタフェース102を介して送信させる。
ここで、「目的地に係る運行情報」として、例えば乗車停留所から降車予定停留所までの料金や所要時間若しくは到着時刻、さらには降車予定停留所に近づいた旨の降車案内を生成し通知することができる。尚、降車案内を生成する場合には、上記(a)〜(c)の情報に加え、
(d)現在位置管理部114に保持された現在位置情報
にも基づいて降車予定停留所に近づいたか否かを判断し、近づいたと判断した際に降車案内を生成して無線端末2宛てに送信する。
通信制御部115は、無線端末2のインターネット6を介した通信を中継処理し制御する。具体的に、通信制御部115は、無線端末2のインターネット6への通信接続の際の中継手段として機能する。
同じく図2によれば、無線端末2は、TM−LANインタフェース201と、TM−WPインタフェース202と、タッチパネル・ディスプレイ203と、TM−WANインタフェース204と、プロセッサ・メモリとを備えている。プロセッサ・メモリは、無線端末2に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって、その機能を実現させる。
さらに、プロセッサ・メモリは、機能構成部として、WP信号管理部211と、通信制御部212と、端末運行情報管理部213と、帰還時刻通知部214とを有する。
TM−LANインタフェース201は、バス車内の無線ネットワーク5に接続可能な無線インタフェースであり、自身を駆動させる電力を外部から受け取る電力供給部201aを有している。また、TM−WPインタフェース202は、所定のウェイクアップ信号を受信することによってTM−LANインタフェース201を起動させる受信インタフェースであり、受信した信号が所定のフレーム長の組合せパターンであるウェイクアップ信号であるか否かを判定する信号長判定部202aを有する。
WP信号管理部211は、ウェイクアップ信号としての所定のフレーム長パターンを、運行情報管理サーバ3から予め、例えばバスの乗車前に取得し、保存・管理する。
ここで、TM−LANインタフェース201は、不使用時又は使用終了時等に停止させられ、具体的には電力供給部201aでの電力供給をOFFにされている。このようにTM−LANインタフェース201が停止した状態において、TM−WPインタフェース202の信号長判定部202aは、受信した信号とWP信号管理部211に保存されたウェイクアップ信号とが一致するか否かを判定する。信号長判定部202aは、ここで真の判定を行った際、電力供給部201aでの電力供給をONにし、TM−LANインタフェース201を起動させる。
尚、TM−LANインタフェース201の停止は、例えば、無通信監視タイマによって実行されてもよい。無通信監視タイマは、例えば、TM−LANインタフェース201を介したインターネット6へのアクセスのためのデータが送受信されているか否かをモニタリングし、そのようなデータのやり取りの無い状態が一定時間以上続いた場合、TM−LANインタフェース201を停止させる。また、ユーザによる所定の操作、例えばタッチパネル・ディスプレイ203に表示された無線LAN通信停止アイコンに対するタッチ操作、によってTM−LANインタフェース201を停止させてもよい。
さらに、変更態様として、TM−LANインタフェース201において検波部のみが常時起動していて、ウェイクアップ信号を受信可能なように設定されていてもよい。この場合、TM−WPインタフェース202の信号長判定部202aの機能をTM−LANインタフェース201内に装備し、ウェイクアップ信号を受信したと判定した際、TM−LANインタフェース201の受信信号処理部や送信部への電力供給をONとすることも好ましい。
このように、無線端末2において、ウェイクアップ対象であるTM−LANインタフェース201とは別にウェイクアップ受信機能を設けることもでき、TM−LANインタフェース201の一部(検波機能)を用いてウェイクアップ信号を受信することも可能である。ここで、前者の場合、
(a)TM−WPインタフェース202及びWP信号管理部211を含むモジュールを、TM−LANインタフェース201を備えた無線端末2に装着する又は組み込むことも好ましい。一方、後者の場合、
(b)検波部100aと、検波部100aとは独立した電力供給部を有する受信信号処理部及び送信部とをワンチップ化したモジュールを、無線端末2に実装することも好ましい。
さらに、変更態様として、端末向けのプラットフォームであるAndroidにおいてversion 4.3から実装されたScanning always available機能を用いたアプリケーションを無線端末2に搭載し、無線端末2の無線通信機能の起動を制御することも可能である。この場合、ウェイクアップ信号受信用のTM−WPインタフェース202は不要となる。Scanning always available機能下では、無線端末2のTM−WPインタフェース202の機能をOFF状態に設定しても、外部からの信号におけるRSSI(Received Signal Strength Indication)等をモニタリングすることができる。ここで、無線端末2は、無線AP1から発信される所定の信号をもってTM−LANインタフェース201を起動させることを可能にするアプリケーションを利用し、モニタリングによって当該信号を受信した際、TM−WPインタフェース202の機能をON状態に変更することが可能となる。
一方、TM−LANインタフェース201が起動している状態においても、TM−WPインタフェース202の信号長判定部202aは、受信した信号とWP信号管理部211に保存されたウェイクアップ信号とが一致するか否かを判定することも好ましい。ここで、信号長判定部202aは、真の判定を行った際、「目的地に係る運行情報」の取得要求を無線AP1宛てに送信させる指示を、後述する通信制御部212へ出力する。
TM−WANインタフェース204は、アクセスネットワークを介してインターネット6と通信接続可能な無線インタフェースであり、例えば、運行情報管理サーバ3から所定のウェイクアップ信号の情報を予め受信可能とする。
通信制御部212は、TM−LANインタフェース201及びTM−WANインタフェース204を介した信号の送受信を制御する。また、タッチパネル・ディスプレイ203に例えば運行情報管理サーバ3から取得したウェブページ(Web page)を表示させる出力処理を行い、ユーザによるタッチパネル・ディスプレイ203に対する入力操作を受け付けて入力処理を行う。通信制御部212は、さらに、信号長判定部202aから「目的地に係る運行情報」の取得要求を発信させる指示を受け取った際、TM−LANインタフェース201に当該取得要求を無線AP1宛てに送信させる。
端末運行情報管理部213は、バスに乗り込んだ際に、同系統の帰りのバスについての時刻表情報を含む運行情報である帰りの運行情報を、無線AP1の運行情報管理部111から取得し保持する。具体的には、通信制御部212が送信させた帰りの運行情報の取得要求に応答して無線AP1が生成し送信した帰りの運行情報を取得する。
帰還時刻通知部214は、ユーザがタッチパネル・ディスプレイ203を介して入力した、降車予定停留所から乗車停留所方面へ向かう帰りの予定時刻である帰還時刻の情報を受け取る。次いで、ユーザがバスから降車した後、当該帰還時刻に近づいたと判定した際、帰還時刻に近づいた旨を通知する。この通知は、例えば、タッチパネル・ディスプレイ203での表示、(図示していないスピーカからの)通知音若しくは通知音声、又は(図示していないバイブレータによる)振動等によって行われてもよい。
図3は、無線AP1から発信されるウェイクアップ信号の一実施形態を説明するための概略図である。
図3(A)によれば、無線AP1のAP−LANインタフェース102(又はAP−WPインタフェース102a)(図2)から発信されるウェイクアップ信号は、所定のn個(n≧1)の第1フレーム〜第nフレームから構成されている。ここで、nは自然数であり、例えば10〜20の間の値とすることができる。第1〜第nフレームのフレーム長はそれぞれ、L1,L2,・・・,Lであり、各フレーム長は、例えば数十〜数百μs(マイクロ秒)とすることができる。
このように、ウェイクアップ信号を構成する一連のフレームのフレーム長は、順列L1,L2,・・・,Lをなす。図3(B)に示す実施例のウェイクアップ信号は、L1=10(bytes)、L2=3(bytes)、L3=18(bytes)及びL4=12(bytes)である第1〜第4フレームから構成されている。無線端末2の信号長判定部202aは、例えば、この第1〜第4フレームをこの順で5回繰り返し受信した際、所定のウェイクアップ信号を受信したと判定する。
従って、例えば、第2フレームと第3フレームとの間に、他の無線端末から発信された8bytesのフレーム長を有するフレームが干渉して割り込んだ場合、信号長判定部202aは、所定のウェイクアップ信号を受信していないと判定する。即ち、フレーム長が10→3→18→12のように変化せず、第2フレーム長(3bytes)の直後に8bytesのフレーム長を検出した段階で、予め保存されたウェイクアップ信号とは異なる信号であると判断する。
以上に説明したウェイクアップ信号は、例えば、バスの運営会社毎に、さらには各運営会社におけるバスの路線エリア毎にユニークなフレーム長の組合せを有していることも好ましい。この場合、無線端末2は、ユーザが利用する予定のバス会社(の路線エリア)に対応付けられたウェイクアップ信号を予め取得しておくので、乗車すべき運営会社のバスに乗車して初めてウェイクアップ信号によって無線通信機能を起動させられる。これにより、無線端末2のユーザは、予定した正しいバスに乗車したことを確認することができ、その上で適切な運行情報の通知サービスを容易な操作で享受することができる。また、ユーザが、乗車したバスに対応するウェイクアップ信号を予め取得しておらず、運行情報通知サービスの提供を希望しない場合には、バスに乗車しても無線端末2の無線通信機能は起動しない。その結果、無線端末2の不要な電力消費を抑制可能となる。
尚、ウェイクアップ信号は、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN、又はBluetooth(登録商標)等における信号であってもよく、または、独自の信号方式における信号であってもよい。
また、ウェイクアップ信号は、上述した形態に限定されるものではない。例えば、最初に、フレーム長Lのフレームが受信されるのを待つL待ち状態をとり、次いで、受信した信号の中でフレームLの信号を検知した際、フレームLの信号が受信されるのを待つL待ち状態をとることも好ましい。言い換えると、フレーム長の順列L1,L2,・・・,Lにおける1つのフレーム長のフレームを受信した際、この順列におけるその次にあるフレーム長のフレームの受信を待つ処理を、順列の最初のフレーム長L1から順次実施することも好ましい。この場合、この順列における最後のフレーム長Lを待った上で、この最後のフレーム長Lの信号を受信した場合に、受信された一連のフレーム信号がウェイクアップ信号である、と判定する。
いずれにしても、TM−WPインタフェース202の信号長判定部202aにおいてフレーム長に係る信号処理のみを実施すれば、ウェイクアップ信号の判定が可能となる。その結果、ウェイクアップ判定時の消費電力も大幅に抑制可能となる。
図4は、本発明の運行情報通知方法における前半部分の一実施形態を示すシーケンス図である。
(S401,S402)無線AP1は、無縁AP1の搭載されたバスについてのバス運行情報を運行情報管理サーバ3から取得する。ここで、バス運行情報は、例えば路線系統図情報、運行時刻表情報、料金(運賃)情報等を含んでいてもよい。
(S403)無線AP1の運行情報管理部111は、取得したバス運行情報を登録する。ここで、バス運行情報の変更、例えば運賃体系や時刻表の改正が発生した際、運行情報管理サーバ3は、変更・改正された運行情報を無線AP1に通知し、運行情報管理部111は、受信した変更・改正された運行情報をもってバス運行情報を更新することも好ましい。
ここで、無線端末2のユーザは、乗車予定のバスについての運行情報を取得するための準備を行う。この以下に説明する準備は、例えばユーザの自宅で実施されてもよく、乗車停留所でバスの到着を待っている時間に実施されてもよい。
(S411,S412)無線端末2は、運行情報を取得可能とする運行情報通知アプリケーションのダウンロード要求を運行情報管理サーバ3宛てに送信する。ここで、運行情報管理サーバ3はバス運営会社によって管理されており、そのアクセス先(URL)は、バス運営会社のウェブサイトや停留所に設置された案内表示に公開されているとする。
(S413)無線端末2は、運行情報管理サーバ3から運行情報通知アプリケーションをダウンロードする。ここで、運行情報管理サーバ3は、当該アプリケーションとともに、バス運営会社に固有なフレーム長の組合せパターンを有するウェイクアップ信号の情報を無線端末2宛てに送信する。
(S414)無線端末2は、受信したウェイクアップ信号(フレーム長パターン)の情報をWP信号管理部211に登録する。尚、運行情報通知サービスを利用する意思のないユーザの無線端末2は、ウェイクアップ信号の登録を行わないことも可能である。この場合、無線端末2の無線通信機能はバス内で自動に起動することはない。
図5は、無線端末2においてウェイクアップ信号を登録する際の表示・操作画面の一実施形態を説明するための概略図である。
図5(A)に、ステップS413(図4)でダウンロードした運行情報通知アプリケーションを起動させた際の表示画面例を示す。バスの運行情報の通知を受けたい場合に「OK」ボタン(アイコン)を押す(タップする)ように促す内容が表示される。ここで、「OK」ボタンが押された場合、図5(B)に示すように情報取得中の旨を表示し、その間に、当該アプリケーションとともに取得したウェイクアップ信号を登録する処理を行う。この登録が完了した際、図5(C)に示すように登録が完了した旨の通知画面が表示される。
次いで、無線端末2のユーザは、乗車を予定していたバスに乗り込む。この際、無線端末2の無線通信機能は使用されておらず、TM−LANインタフェース201は停止状態にあるとする。
図4に戻って、
(S421)無線AP1のAP−LANインタフェース102は、定期的に又は停車した停留所を出発するタイミングで、ウェイクアップ信号を報知する。ここで、バスに乗り込んできたユーザの無線端末2のTM−WPインタフェース202がウェイクアップ信号を受信する。
(S422)TM−WPインタフェース202は、受信した信号が登録されたウェイクアップ信号と一致するか否か、具体的には登録された所定のフレーム長の連続パターンをなしているか否かを判定し、受信した信号がウェイクアップ信号であると判定した際、TM−LANインタフェース201に対して起動指示を出力する。
(S423)TMーLANインタフェース201が起動する。
(S424)無線端末2と無線AP1との間で接続要求及び接続応答のやり取りが行われて接続・認証処理が完了し、両者の間に通信接続が確立する。
(S425)無線端末2は、接続・認証処理の完了を契機としてウェブブラウザ(Web browser)を起動させる。
(S426)一方、無線AP1の乗車位置決定部112aは、バス運行情報及び現在位置情報に基づいて、ステップS424における接続要求信号又は接続・認証処理に係る特定のリクエスト信号を受信した時刻の直前に停車した停留所を乗車停留所に決定する。
図6は、本発明の運行情報通知方法における後半部分の一実施形態を示すシーケンス図である。
ここで、無線端末2は、乗車したバスに設置された無線AP1との間で通信接続を確立しており、さらにウェブブラウザを起動させている。
(S501,S502)無線端末2は、TM−LANインタフェース201を介して無線AP1宛てに運行情報取得要求、例えば路線図及び時刻表情報の取得要求、を送信する。
(S503)無線AP1の運行情報生成部112dは、無線端末2から受信した運行情報取得要求に応じた運行情報を生成する。ここで、この運行情報は、
(a)決定された乗車停留所の情報
(b)バスの現在位置の情報
を含むように生成される。
(S504)無線AP1は、生成した運行情報を無線端末2宛てに応答として送信する。
(S505)無線端末2は、受信した運行情報をウェブページとしてタッチパネル・ディスプレイ203に表示し、バスに乗車したユーザに対して目的地の情報、例えば降車予定の停留所の情報や博物館等の訪問先の情報、を入力させる。
(S506)無線端末2は、TM−LANインタフェース201を介して無線AP1宛てに、入力された目的地(例えば降車予定停留所)の情報と無線端末2のMACアドレスとを含む「目的地に係る運行情報」の取得要求を送信する。
(S507)無線AP1の目的地情報管理部112bは、受信した
(a)無線端末2のMACアドレスと、
(b)目的地(例えば降車予定停留所)の情報と
を対応付けた目的地情報テーブルを作成し、クライアント利用情報として登録し管理する。
(S508)無線AP1の運行情報生成部112dは、登録された目的地の情報に基づいて、例えば降車予定停留所までの所要時間若しくは到着時刻や料金を含む「目的地に係る運行情報」を生成する。
(S509)無線AP1は、生成した「目的地に係る運行情報」を、使用した目的地の情報に対応付けられたMACアドレスを有する無線端末2宛てに応答として送信する。
(S510)無線端末2は、受信した「目的地に係る運行情報」をウェブページとしてタッチパネル・ディスプレイ203に表示し、例えば降車予定停留所までの所要時間や料金をユーザに通知する。
(S511)無線端末2は、TM−LANインタフェース201を介して無線AP1宛てに、降車予定停留所に近づいたらその旨を通知する降車案内サービスの要求を送信する。尚、降車案内サービスについては、後に図8を用いて説明する。
図7は、無線端末2において目的地の情報を入力する際の表示・操作画面の一実施形態を説明するための概略図である。
図7(A)に、ステップS501(図6)で運行情報取得要求を送信させるための入力画面例を示す。図7(A)では、降車予定の停留所の入力を促す内容が表示され、「次へ」ボタンが押された場合、運行情報取得要求が無線AP1宛てに送信される。尚、この入力画面表示は省略されてもよい。この場合、無線端末2は、ウェイクアップ信号を受信して無線通信機能を立ち上げ、ウェブブラウザを起動させた際、自動的に運行情報取得要求を送信する。このように、無線端末2のユーザは、何ら又はほとんど操作を行うことなく、所望の運行情報を請求する手続きを行うことができるのである。
図7(B)に、ステップS505(図6)で表示された運行情報を示す画面例を示す。図7(B)では、(a)乗車停留所情報と(b)バスの現在位置情報とを含む運行情報に基づいて、乗車した停留所及び路線上でのバスの現在位置が表示され、さらに、降車予定停留所を選択可能な路線情報が表示される。ここで、降車予定停留所(同図では停留所D)が選択されて「次へ」ボタンが押されると、ステップS506(図6)における「目的地に係る運行情報」の取得要求が送信される。
このように、無線端末2のユーザは、バスに乗り込んだ直後に自動的に表示されたウェブページに、例えば降車予定停留所をタップ操作によって選択するという簡易な操作を実行するだけで、降車予定の停留所についての情報を適宜入手することが可能となる。また、これにより、例えば混み合っていたり運行による揺れの大きかったりする車内においても、容易に且つ安全に運行情報通知サービスを受けることが可能となるのである。
さらに、一般に、乗客にとって、車内に掲示された路線図を見ただけではどの系統のバスに乗っているのか、また、現時点で路線上のどの位置を走行しているのかが把握できない場合も少なくない。しかしながら、無線端末2のユーザは、このような状況下でも複雑な情報を入力することなく容易に、降車予定停留所についての情報を入手することができるのである。
図7(C)に、ステップS510(図6)で表示された「目的地に係る運行情報」を示す画面例を示す。図7(C)では、降車予定停留所までの料金や降車予定停留所への到着時刻が表示される。また、降車予定停留所に近づいたらその旨を通知する降車案内サービスを受けるか否かを選択させる「はい」及び「いいえ」ボタンが表示される。ここで、「はい」ボタンが押されると、ステップS511(図6)における降車案内サービス要求が送信される。尚、これらの「はい」及び「いいえ」ボタンの表示が省略されてもよい。この場合、自動的に降車案内サービス要求が無線AP1宛てに送信される。
図6に戻って、以下、無線端末2が、乗車したバスの無線AP1を介してインターネット6上に存在する所望のサーバに接続しようとする場合を説明する。ここで、無線AP1の通信制御部115は、AP−LANインタフェース102を介して、
(a)現在接続されている無線端末2の現接続数と、
(b)接続可能な無線端末数である接続上限数と
を管理しているものとする。通信制御部115は、さらに、AP−WANインタフェース101を介したバックホールの通信の通信品質を計測し、計測した通信品質に応じて、接続上限数を更新するものとする。例えば、通信品質が良いほど接続上限数をより大きな値に設定してもよい。
(S521,S522)無線端末2は、TM−LANインタフェース201を介して無線AP1宛てにインターネット接続要求を送信する。
(S523)無線AP1の通信制御部115は、インターネット接続要求を受信した際、接続上限数に対する現接続数に応じて、要求発信元の無線端末2に対する接続の可否を判断する。例えば、現接続数が現状での接続上限数以下であれば、接続は可であると判断する。
(S524,S525)接続が不可であると判断された場合、無線AP1は、無線端末2宛てに応答として接続不可通知を送信する。
一般に、バスや電車等の車両は、WANに通信接続できない地域又はWAN側の通信状況の劣悪な地域を走行する場合も少なくない。この場合、無線端末2は、上記のステップS524及びS525でのように、インターネット6への接続を拒否されてしまう。しかしながら、本発明の運行情報通知方法によれば、無線端末2は、このような状況下でも無線AP1との通信を実施するだけで、「目的地に係る運行情報」を適宜取得することができるのである。
図8は、本発明の運行情報通知方法の後半部分における他の実施形態を示すシーケンス図である。
ここで、無線端末2は、乗車したバスに設置された無線AP1との間で通信接続を確立しており、さらにウェブブラウザを起動させているものとする。さらに、上記のステップS505及びS506によって、ユーザにより入力された目的地(例えば降車予定停留所)の情報を無線AP1宛てに既に送信済みとする。
(S601,S602)無線端末2は、TM−LANインタフェース201を介して無線AP1宛てに帰りの運行情報の取得要求、例えば降車予定停留所から乗車停留所方面へ向かって移動する同系統の帰りのバスについての時刻表情報を含む運行情報の取得要求を無線AP1宛てに送信する。
(S603)無線AP1の運行情報生成部112dは、無線端末2から受信した帰りの運行情報取得要求に応じた帰りの運行情報を生成する。
(S604)無線AP1は、応答として生成した帰りの運行情報を無線端末2宛てに送信する。
(S605)無線端末2の帰還時刻通知部214は、受信した帰りの運行情報をウェブページとしてタッチパネル・ディスプレイ203に表示し、バスに乗車したユーザに対して、降車予定停留所から乗車停留所方面へ向かう帰りの時刻である帰還時刻を入力させ、保存する。ここで、ユーザは、帰りのバスが降車予定停留所を発車する発車時刻を帰還時刻として入力することも好ましい。
この後、無線端末2のユーザは、降車予定停留所で降車して目的地に到着する。
(S620)無線端末2の帰還時刻通知部214は、保存した帰りの時刻情報における帰還時刻が近づいたと判断した際、帰りの時刻に近づいた旨を画面表示、通知音若しくは通知音声、又は振動等によって通知する。ここで、帰還時刻通知部214は、帰還時刻(帰りのバスの発車時刻)の所定時間前、例えば30分前になった段階で、帰りの時刻が近づいたと判断することも好ましい。
図9は、無線端末2において帰還時刻を入力する際の表示・操作画面の一実施形態を説明するための概略図である。
図9(A)に、ステップS601(図8)で帰りの運行情報取得要求を送信させるための入力画面例を示す。図9(A)では、帰還時刻の登録を促す内容が表示され、「登録」ボタンが押された場合、帰りの運行情報取得要求が無線AP1宛てに送信される。
図9(B)に、ステップS605(図8)で表示された帰りの運行情報を示す画面例を示す。図9(B)では、帰りのバスにおける降車予定停留所(同図では停留所D)での時刻表が表示され、時刻表に示された各便の発車時刻が選択可能となっている。尚、ユーザの乗車停留所及び降車予定停留所や使用するバスの路線系統についての情報は、予め無線AP1が保持し管理しているので、この画面で改めて入力する必要はない。ここで、帰還時刻として1つの発車時刻(同図では17:30)が選択されると、図9(C)に示すような確認画面とともに「はい」及び「いいえ」ボタンが表示される。ここで、「はい」ボタンが押されると、ステップS605(図8)に示すように、帰還時刻通知部214は入力された帰還時刻を保存し管理する。
図9(D)に、ユーザが降車予定停留所で降車して目的地に到着した後に、登録した帰還時刻が近づいたことを通知する画面例を示す。通知内容が画面上にポップアップ表示されるとともに、通知音若しくは通知音声や振動によって帰還時刻が近づいたことを通知してもよい。また、これから乗車する予定のバスの運行時刻表を閲覧するためのリンクが表示されていることも好ましい。
次に、図8に戻って、バスに乗車したユーザの無線端末2が降車案内サービスを受ける実施形態を説明する。ここで、無線端末2は、乗車したバスに設置された無線AP1との間で通信接続を確立しており、また、ウェブブラウザを起動させているものとする。さらに、上記のステップS505及びS506によってユーザによって入力された目的地(例えば降車予定停留所)の情報を無線AP1宛てに既に送信済みとする。
以下、無線端末2が無線AP1宛てに降車案内サービスの要求を送信するステップS511(図6)の続きとして、降車案内サービスを受ける実施形態を説明する。
(S611)無線AP1の現在位置管理部114は、測位部103で測定される無線AP1(バス)の現在位置情報、例えば緯度・経度情報を定期的に又は所定のタイミングで取得する。
(S612)現在位置管理部114は、目的地接近・報知判定部112cに現在位置情報を出力する。
(S613)目的地接近・報知判定部112cは、入力された現在位置情報と運行情報管理部111に保持されたバス運行情報とに基づき、路線上に存在する停留所を通過したと判断した時点、又は当該停留所に接近若しくは到着したと判断した時点を契機として、ウェイクアップ信号の報知を決定する。
(S614)無線AP1のAP−LANインタフェース102は、ウェイクアップ信号を報知する。尚、このウェイクアップ信号は、ステップS421(図4)で無線端末2の無線通信機能を起動させるために報知されるウェイクアップ信号とは区別可能なように異なるフレーム長パターンを有する信号としてもよいが、機能構成を簡便にするために、ステップS421(図4)のウェイクアップ信号と同一のものとしてもよい。
(S615)無線端末2の通信制御部212は、TM−LANインタフェース201が起動している状態でウェイクアップ信号を受信したことを受けて、「目的地に係る運行情報」、即ち降車予定停留所に係る運行情報(降車案内)の取得要求を決定する。
(S616)無線端末2は、TM−LANインタフェース201を介して無線AP1宛てに、降車予定停留所に係る運行情報(降車案内)の取得要求を送信する。
ここで、ステップS616での取得要求は、降車予定停留所の情報を含んでいてもよい。この情報が、ステップS506(図6)で送信された降車予定停留所の情報とは異なる降車予定停留所を指し示している場合、後から送信された本ステップでの降車予定停留所の情報が更新情報として採用される。一方、ステップS616での取得要求に降車予定停留所の情報が含まれていない場合、ステップS506(図6)での降車予定停留所の情報が採用される。
(S617)無線AP1の運行情報生成部112dは、受信した又は登録した降車予定停留所の情報に基づいて、いずれの無線端末2が次の停留所で降車する予定であるか、即ち次の停留所を降車予定停留所と指定しているかを判断する。この際、目的地情報管理部112bがステップS507(図6)で生成した目的地情報テーブルを利用して、次の停留所を降車予定停留所としているMACアドレスに係る無線端末2を特定する。
(S618)無線AP1は、次の停留所で降車予定である無線端末2宛てに、降車予定停留所に係る運行情報(降車案内)を応答として送信する。
(S619)無線端末2は、受信した降車案内をタッチパネル・ディスプレイ203に表示し、まもなく降車予定の停留所に到着する旨をユーザに通知する。尚、この通知は、画面表示を介する形態に限定されるものではなく、例えば通知音若しくは通知音声、又は振動等を介して行われてもよい。
このように、無線端末2のユーザは、バスに乗り込んだ直後に自動的に表示されたウェブページに、例えば降車予定停留所をタップ操作によって選択するという簡易な操作を実行するだけで、降車予定停留所が近づいている旨の降車案内の通知サービスを享受することができる。
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、バス、電車等の移動体に乗り込んだ際、移動体外部に設置された装置との通信に頼らず、移動体に設置された無線APとの通信によって、降車する予定の目的地に係る運行情報を取得する。従って、ユーザは、外部のネットワークを通じて検索する手間をかけることなく運行情報を入手することができる。また、移動体がWANの通信エリア外を移動している場合でも、ユーザは確実に所望の運行情報を取得することが可能となる。
さらに、ユーザが移動体に乗り込むだけで無線端末APからのウェイクアップ信号によって無線端末2の無線通信機能が起動するので、例えば降車予定地といった目的地の情報を入力するという簡易な操作だけで、目的地に係る運行情報が取得可能となる。さらに、移動体内において自動的に無線LANの通信が選択されることになるので、無線端末2におけるデータの送受信を、無線APを介して実施するように誘導して、オフロードの効果を得ることも可能となる。
以上に述べた本発明の種々の実施形態において、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 無線アクセスポイント(AP)
101 AP−WANインタフェース
102 AP−LANインタフェース
102a AP−WPインタフェース
103 測位部
111 運行情報管理部
112 運行情報制御部
112a 乗車位置決定部
112b 目的地情報管理部
112c 目的地接近・報知判定部
112d 運行情報生成部
113 WP信号管理部
114 現在位置管理部
115 通信制御部
2 無線端末
201 TM−LANインタフェース
202 TM−WPインタフェース
203 タッチパネル・ディスプレイ
204 TM−WANインタフェース
211 WP信号管理部
212 通信制御部
213 端末運行情報管理部
214 帰還時刻通知部
3 運行情報管理サーバ
4 測位装置
5 無線ネットワーク
6 インターネット

Claims (8)

  1. 乗り込み可能な移動体に設置されており、無線端末の接続される無線ネットワークに接続可能な無線インタフェースを備えた無線アクセスポイントであって、
    前記移動体の運行に係る情報である移動体運行情報を保持する運行情報管理部と、
    当該無線端末に受信させることによって当該無線端末の無線通信機能を起動させる起動信号を保持し、前記無線インタフェース又は当該起動信号用の送信インタフェースを介して当該起動信号を報知する起動信号管理手段と、
    当該起動信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末から、前記無線インタフェースを介し、当該無線端末のユーザの目的地に係る運行情報の取得要求であって当該無線端末の端末識別子と当該無線端末のユーザにおける目的地の情報とを含む取得要求を受信した場合、当該目的地に係る運行情報を生成する運行情報制御手段と
    を有し、
    前記運行情報制御手段は、
    受信した当該端末識別子と当該目的地の情報とを対応付けて保持し、
    当該起動信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末から、起動後に発信された要求信号を受信した際、当該要求信号の受信時刻に基づいて、当該無線端末のユーザが前記移動体に乗り込んだ乗り込み位置を決定し、
    保持された移動体運行情報と、当該目的地の情報と、当該乗り込み位置とに基づいて、当該目的地に係る運行情報を生成し、
    当該目的地の情報に対応付けられた端末識別子に係る無線端末宛てに、生成した当該目的地に係る運行情報を送信する
    ことを特徴とする無線アクセスポイント。
  2. 少なくとも1つの無線端末と、乗り込み可能な移動体に設置されており、当該無線端末の端末インタフェースと接続される無線ネットワークに接続可能な無線インタフェースを備えた無線アクセスポイントとを含む運行情報通知システムであって、
    前記運行情報通知システムは、当該無線端末の有する前記端末インタフェース又は端末外部インタフェースに接続されたネットワークを介して当該無線端末と接続可能であって、前記無線アクセスポイントの有する外部インタフェースに接続されたネットワークを介して前記無線アクセスポイントと接続可能であるサーバを更に備えており、
    当該無線端末は
    前記移動体への乗り込み前に前記サーバから当該無線端末の無線通信機能を起動させるための起動信号を予め取得して保存する端末起動信号管理部と、
    前記端末インタフェースが停止した状態で受信した信号と保存された起動信号とが一致するか否かを判定し、真の判定を行った際、起動信号を受信したとして前記端末インタフェースを起動させる受信インタフェースと
    を有し、
    前記無線アクセスポイントは、
    前記移動体の運行に係る情報である移動体運行情報を保持する運行情報管理部と、
    当該起動信号を保持し、前記無線インタフェース又は当該起動信号用の送信インタフェースを介して当該起動信号を報知する起動信号管理手段と、
    当該起動信号を受信して前記端末インタフェースを起動させられた無線端末から、前記無線インタフェースを介し、当該無線端末のユーザの目的地に係る運行情報の取得要求を受信した場合、前記運行情報管理部に保持された移動体運行情報に基づいて、当該目的地に係る運行情報を生成して当該無線端末宛てに送信する運行情報制御手段と
    を有することを特徴とする運行情報通知システム。
  3. 前記運行情報管理部は、前記無線アクセスポイントが設置された前記移動体に係る運行情報を、前記サーバから前記外部インタフェースを介して受信して、保存又は更新することを特徴とする請求項に記載の運行情報通知システム。
  4. 当該無線端末は、
    前記移動体に乗り込んだ際、前記無線アクセスポイントの前記運行情報管理部から、当該目的地から該移動体に乗り込んだ乗り込み位置へ向かって移動する移動体に係る時刻表情報を含む運行情報を取得し保持する端末運行情報管理部と、
    当該目的地から当該乗り込み位置へ向かう予定の帰還時刻に係る情報を入力させ、前記移動体から降り出た後に当該帰還時刻に近づいたと判定した際、当該帰還時刻に近づいた旨を通知する帰還時刻通知手段と
    を更に有することを特徴とする請求項又はに記載の運行情報通知システム。
  5. 前記運行情報制御手段の受信する当該目的地に係る運行情報の取得要求は、当該無線端末の端末識別子と当該無線端末のユーザにおける目的地の情報とを含み、
    前記運行情報制御手段は、
    受信した当該端末識別子と当該目的地の情報とを対応付けて保持し、
    保持された移動体運行情報及び当該目的地の情報に基づいて、当該目的地に係る運行情報を生成し、
    当該目的地の情報に対応付けられた端末識別子に係る無線端末宛てに、生成した当該目的地に係る運行情報を送信する
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の運行情報通知システム。
  6. 前記移動体の現在位置情報を取得し保持する現在位置管理部を更に有しており、
    前記起動信号管理手段の保持する当該起動信号は、無線通信機能を起動させた当該無線端末に受信されることによって当該無線端末から当該目的地に係る運行情報の取得要求を発信させ、
    前記運行情報制御手段は、
    少なくとも当該現在位置情報に基づき当該起動信号の報知を決定して、前記起動信号管理手段に当該起動信号を報知させ、当該目的地に係るユーザの無線端末から当該目的地に係る運行情報の取得要求を受信し、
    保持された移動体運行情報と、当該現在位置情報と、当該目的地の情報とに基づいて前記移動体が当該無線端末のユーザの目的地に近づいたと判断した際、当該目的地の情報に対応付けられた端末識別子に係る無線端末宛てに、当該目的地に近づいた旨の運行情報を送信する
    ことを特徴とする請求項5に記載の運行情報通知システム。
  7. 乗り込み可能な移動体に設置されており、無線端末の接続される無線ネットワークに接続可能な無線インタフェースを備えた無線アクセスポイントに搭載されたコンピュータを機能させる運行情報通知プログラムであって、
    前記無線アクセスポイントは、前記移動体の運行に係る情報である移動体運行情報を保持する運行情報管理部を有しており、
    前記運行情報通知プログラムは、
    当該移動体運行情報の通知対象である無線端末に受信させることによって当該無線端末の無線通信機能を起動させる起動信号を保持し、前記無線インタフェース又は当該起動信号用の送信インタフェースを介して当該起動信号を報知する起動信号管理手段と、
    当該起動信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末から、前記無線インタフェースを介し、当該無線端末のユーザの目的地に係る運行情報の取得要求であって当該無線端末の端末識別子と当該無線端末のユーザにおける目的地の情報とを含む取得要求を受信した場合、当該目的地に係る運行情報を生成する運行情報制御手段と
    してコンピュータを機能させ
    前記運行情報制御手段は、
    受信した当該端末識別子と当該目的地の情報とを対応付けて保持し、
    当該起動信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末から、起動後に発信された要求信号を受信した際、当該要求信号の受信時刻に基づいて、当該無線端末のユーザが前記移動体に乗り込んだ乗り込み位置を決定し、
    保持された移動体運行情報と、当該目的地の情報と、当該乗り込み位置とに基づいて、当該目的地に係る運行情報を生成し、
    当該目的地の情報に対応付けられた端末識別子に係る無線端末宛てに、生成した当該目的地に係る運行情報を送信する
    とを特徴とする運行情報通知プログラム。
  8. 乗り込み可能な移動体に設置されており、無線端末の接続される無線ネットワークに接続可能な無線インタフェースを備えた無線アクセスポイントにおける運行情報通知方法であって、
    前記無線アクセスポイントは、前記移動体の運行に係る情報である移動体運行情報を保持する運行情報管理部を有しており、
    前記運行情報通知方法は、
    当該移動体運行情報の通知対象である無線端末に受信させることによって当該無線端末の無線通信機能を起動させる起動信号を保持し、前記無線インタフェース又は当該起動信号用の送信インタフェースを介して当該起動信号を報知する第1のステップと、
    当該起動信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末から、前記無線インタフェースを介し、当該無線端末のユーザの目的地に係る運行情報の取得要求であって当該無線端末の端末識別子と当該無線端末のユーザにおける目的地の情報とを含む取得要求を受信した場合、当該目的地に係る運行情報を生成する第2のステップと
    を有し
    前記第2のステップでは、
    受信した当該端末識別子と当該目的地の情報とを対応付けて保持し、
    当該起動信号を受信して無線通信機能を起動させられた無線端末から、起動後に発信された要求信号を受信した際、当該要求信号の受信時刻に基づいて、当該無線端末のユーザが前記移動体に乗り込んだ乗り込み位置を決定し、
    保持された移動体運行情報と、当該目的地の情報と、当該乗り込み位置とに基づいて、当該目的地に係る運行情報を生成し、
    当該目的地の情報に対応付けられた端末識別子に係る無線端末宛てに、生成した当該目的地に係る運行情報を送信する
    とを特徴とする運行情報通知方法。
JP2014007623A 2014-01-20 2014-01-20 目的地に係る運行情報を提供可能な無線アクセスポイント、運行情報通知システム、プログラム及び方法 Active JP6399757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014007623A JP6399757B2 (ja) 2014-01-20 2014-01-20 目的地に係る運行情報を提供可能な無線アクセスポイント、運行情報通知システム、プログラム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014007623A JP6399757B2 (ja) 2014-01-20 2014-01-20 目的地に係る運行情報を提供可能な無線アクセスポイント、運行情報通知システム、プログラム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015135652A JP2015135652A (ja) 2015-07-27
JP6399757B2 true JP6399757B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=53767415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014007623A Active JP6399757B2 (ja) 2014-01-20 2014-01-20 目的地に係る運行情報を提供可能な無線アクセスポイント、運行情報通知システム、プログラム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6399757B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018142891A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 沖電気工業株式会社 インターネット接続処理方法
CN110933123A (zh) * 2018-09-20 2020-03-27 中兴通讯股份有限公司 一种实现车辆联网的方法、设备及装置
CN110450821A (zh) * 2019-08-19 2019-11-15 武汉虹信通信技术有限责任公司 一种列车位置信息实时获取方法及装置
JP7468093B2 (ja) 2020-04-06 2024-04-16 日産自動車株式会社 車載通信システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003242215A (ja) * 2002-02-15 2003-08-29 Hitachi Kokusai Electric Inc 移動体内情報提供システム
JP4588346B2 (ja) * 2004-03-31 2010-12-01 京セラ株式会社 運行管理システム
JP2008117154A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Fujitsu Ltd 電子乗車券及び自動改札機
JP2012015879A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Panasonic Corp 無線自動検針システムおよび方法
JP2012254121A (ja) * 2011-06-07 2012-12-27 Olympus Corp 無線通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015135652A (ja) 2015-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6399757B2 (ja) 目的地に係る運行情報を提供可能な無線アクセスポイント、運行情報通知システム、プログラム及び方法
JP2014215162A (ja) スケジュール管理システム
JP2016161479A (ja) ナビゲーションシステム及びナビゲーション方法
US20110213551A1 (en) On-board device, route guidance system, method for controlling communication of on-board device, and computer program therefor
JP5018540B2 (ja) 交通機関情報取得システム
JP2012056576A (ja) 案内装置、案内方法、コンピュータプログラム
JP2017134687A (ja) 移動体乗降支援システム及び移動体乗降支援用プログラム
JP2002274381A (ja) 列車利用支援方法およびシステム、ならびに列車利用支援用プログラム
JP2008238894A (ja) ナビゲーションシステム及び方法、携帯情報端末
KR102282909B1 (ko) 버스 하차벨 원격 시스템
JP2009107583A (ja) 案内装置、案内方法、コンピュータプログラム
JP2014066605A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、情報処理プログラムを格納した記録媒体および情報提供装置、情報提供方法、情報提供プログラム、情報提供プログラムを格納した記録媒体
KR100779313B1 (ko) Uwb 휴대통신단말을 이용한 대중교통 승객 목적지알림시스템 및 그 알림방법
WO2013035492A1 (ja) 通信システム、移動体搭載装置、端末装置、およびセンタサーバ
WO2006087905A1 (ja) 携帯端末装置及び到着通知方法
JP2004198130A (ja) 情報提供システム及び情報提供用コンピュータのプログラム
JP2015037201A (ja) 制御装置、制御システム及びプログラム
KR20080085931A (ko) 대중 교통 수단에서의 목적지 정보 개인 안내 시스템 및 그목적지 정보 개인 안내 방법
KR100600828B1 (ko) 목적지 알림 정보 수신 장치
JP7102180B2 (ja) 駅務装置、プログラム及び駅務システム
KR102186783B1 (ko) 내비게이션 장치, 그 방법 및 컴퓨터 프로그램이 기록된 기록매체
KR20100033259A (ko) 도착시간 알림 서비스를 제공하는 이동통신단말기 및 그의 동작방법
JP2020184684A (ja) 車載装置、到着報知システムおよび到着報知方法
JP5206180B2 (ja) 経路探索システム
KR20160041204A (ko) 버스 정보 제공 서비스 방법 및 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6399757

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350