JP2012015879A - 無線自動検針システムおよび方法 - Google Patents

無線自動検針システムおよび方法 Download PDF

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潤一 斎藤
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Abstract

【課題】先に子機が設置された後に親機が設置されると、同期信号を検出するまで子機は連続受信状態を保持し、検出した同期信号を送信した親機の通信システムに参入するという方法では子機は連続受信状態にあるため、子機の消費電力が大きくなる。
【解決手段】起動信号送信手段が起動信号を送信する際は、子機の間欠受信動作周期時間を送信制限時間以下の時間スロットに分割し、起動信号も前記時間スロットに基づいて分割し、一つの時間スロットで前記分割した起動信号を送信した後は少なくとも一つ以上の時間スロットを空けた後に起動信号を送信する。
【選択図】図7

Description

本発明は、同期信号を送信する親機と前記同期信号を受信し親機と時間同期を取る1つないし複数の子機から構成される無線自動検針システムであって、子機が先に設置され、後から親機が設置された場合であっても、子機が親機の同期信号を検出して通信システムに参入できる無線自動検針システムに関するものである。
同期信号を送信する親機からなる通信システムは、無線LANや固定無線アクセス(FWA:Fixed Wireless Access)事業者が提供する無線ネットワークシステム等で用いられている。一般に通信システムはインフラに相当する親機が設置された後に、子機が設置される場合がほとんどである。そして子機が前記通信システムに参入し、親機とIDの付与や交換する方法として例えば特許文献1や特許文献2がある。
特許文献1によれば、子機は複数の親機から送信される前記同期信号を受信し最適な通信品質状態にある親機に対して無線通信システムへの参入要求を送信し親機との間でネゴシエーションを行い親機からIPアドレスの付与を受けて通信システムに参入する、というものである。
また特許文献2によれば、子機は親機からの同期信号を一定時間内に受信しなかったと判断したときに、無線通信部に供給されている電力を遮断することにより親機の存在を確認できなくなったときには無線通信を中止して省電力化を図る、というものである。
また公衆の移動通信システムなどにおいては親機からの同期信号を受信できなくなった場合にはどれかの親機からの同期信号を検出するまで子機は連続受信状態を保持し、前記検出した同期信号を送信した親機の通信システムに参入するという方法が取られている場合がある。
特開2007−181231号公報 特開2009−135708号公報
しかしながら、特許文献1には、親機が先に設置されていることを前提にしており、先に子機を設置し、その後親機を設置した場合についての記述はなく、先に設置された子機が後から設置された親機の通信システムへ参入するのに課題があった。
また同期信号を検出するまで子機は連続受信状態を保持し、前記検出した同期信号を送信した親機の通信システムに参入するという方法では子機は連続受信状態にあるため、子機の消費電力が大きくなるという課題があった。
また特許文献2には、親機の同期信号を受信できなくなったときには無線通信を中止することが記載されているが、前記親無線機の同期信号が復活した場合や別の親無線機が設置された場合にどのように親無線機の通信システムに参入するのかという記述はなく前記親機の無線システムへの参入に課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、簡単な構成、方法により先に子機が設置された後に親機が設置された場合であっても前記親機の無線自動検針システムに即座に参入することができ、かつ子機が前記無線自動検針システムに参入するまでの間の消費電力を低減できる無線自動検針システムおよび方法を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の無線自動検針システムは、無線信号の送信時間に時間制限が決められた親機と子機とからなるもので、親機は、親機の存在を知らせる同期信号を生成する同期生成手段と、前記同期生成手段を起動して同期信号を定期的に送信するタイミングを制御するスロット制御手段と、前記同期信号の長さに比べ1桁以上時間的に長くかつ親機の存在を知らせる信号である起動信号を送信する起動信号送信手段とで構成され、起動信号送信手段が起動信号を送信する際は、子機の間欠受信動作周期時間を送信制限時間以下の時間スロットに分割し、起動信号も前記時間スロットに基づいて分割し、一つの時間スロットで前記分割した起動信号を送信した後は少なくとも一つ以上の時間スロットを空けて前記起動信号を送信するものである。
そして、無線信号の送信時間に時間制限が決められた無線自動検針システムの場合でも、省電力化のために間欠受信状態にある子機に親機の存在を知らせることができ、子機は前記親機の通信システムに参入することができる。また親機は、起動信号の送信間に子機または他の無線システムからの無線信号を受信することができるため、応答性のよい無線自動検針システムを構築することができる。
本発明の無線自動検針システムおよび方法を用いることにより、子機が先に設置され、後から親機が設置された場合であっても子機の消費電力を増大させることなく前記子機は前記親機が設置されるとすぐに前記親機の無線自動検針システムに参入することができる。
本発明の実施の形態における無線自動検針システムの構成図 本発明の実施の形態における同期信号送受信のシーケンス図 本発明の実施の形態におけるスロット構成を示す図 本発明の実施の形態における端末発呼信及びポーリング信号フォーマットを示す図 本発明の実施の形態における無線機の構成図 本発明の実施の形態における無線機の構成図 本発明の実施の形態における起動信号送受信のシーケンス図 本発明の実施の形態における起動信号フォーマットを示す図 本発明の実施の形態における起動信号送信のシーケンス図 本発明の実施の形態における無線自動検針システムの動作フロー図 本発明の実施の形態における無線自動検針システムの動作フロー図
第1の発明は、無線信号の送信時間に時間制限が決められた親機と子機とからなる自動検針システムにおいて、親機は、親機の存在を知らせる同期信号を生成する同期生成手段と、前記同期生成手段を起動して同期信号を定期的に送信するタイミングを制御するスロット制御手段と、前記同期信号の長さに比べ1桁以上時間的に長くかつ親機の存在を知らせる信号である起動信号を送信する起動信号送信手段とで構成され、起動信号送信手段が起動信号を送信する際は、子機の間欠受信動作周期時間を送信制限時間以下の時間スロットに分割し、起動信号も前記時間スロットに基づいて分割し、一時間スロットで前記分割
した起動信号の送信した後は少なくとも1つ以上の時間スロットを空けて前記起動信号を送信する無線自動検針システムである。
そして、無線信号の送信時間に時間制限が決められた無線自動検針システムの場合でも、省電力化のために間欠受信状態にある子機に親機の存在を知らせることができ、子機は前記親機の通信システムに参入することができる。また親機は、起動信号の送信間に子機または他の無線システムからの無線信号を受信することができるため、応答性のよい無線自動検針システムを構築することができる。
第2の発明は、1つ以上の時間スロットは休止時間以上である無線自動検針システムである。
そして、無線信号の送信後に次の無線信号を送信する際は、休止時間経過後に次の無線信号を送信することと決められた場合であっても、子機は前記親機が設置されると前記無線自動検針システムに参入することができる。
第3の発明は、親機は子機の間欠受信動作周期時間を記憶したセンターサーバに接続された無線自動検針システムである。
そして、起動信号送信手段は前記センターサーバから前記子機の間欠受信動作周期時間を取得することができるため、設置現場で親機に子機の間欠受信動作周期時間を設定する必要がないため、作業者の設置手間がかからず効率的に設置作業を行うことができる。また親機につながるセンターサーバからの指示で起動信号を送信させることができ、容易に子機をシステムに参入させることもできる。
第4の発明は、起動信号は、プリアンブル信号と起動信号であることを示す識別信号を含むブロックを単位ブロックとし前記単位ブロックを複数回繰り返す構成とした無線自動検針システムである。
そして、起動信号の補足において、雑音や起動信号以外の信号であるか起動信号であるかの識別を短時間で行うことができ、子機の省電力化に寄与することができる。
第5の発明は、識別信号は、分割された起動信号の全送信終了を報知するための分割時間情報が含まれる構成とした無線自動検針システムである。
そして、子機は連続受信モードに移行して分割した全ての起動信号を受信する必要がないため省電力化を図ることができる。
第6の発明は、同期信号の長さに比べ1桁以上時間的に長くかつ親機の存在を知らせる信号である起動信号を送信する起動信号送信ステップと、前記起動信号送信ステップを実行後親機の存在を知らせる同期信号を生成する同期信号生成手段を起動して同期信号を定期的に送信する同期信号送信ステップとからなり、起動信号送信ステップにおいて起動信号を送信する際は、子機の間欠受信動作周期時間を送信制限時間以下の時間スロットに分割し、起動信号も前記時間スロットに基づいて分割し、一時間スロットで前記分割した起動信号の送信した後は少なくとも1つ以上の時間スロットを空けて前記起動信号を送信する無線自動検針方法である。
そして、子機が先に設置され省電力化のために間欠受信状態にあり、後から親機が設置された場合であっても子機に親機の存在を知らせることができ、子機は前記親機の無線自動検針システムに参入することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
最初に親機がすでに設置され子機が親機の無線自動検針システムに参入あるいは参入済みの動作について説明する。
図1は本発明の無線自動検針システムの一例である。同図において、101は親機、102〜104は親機101に属する子機、201は親機101に属する中継機、202〜204は中継機201に属する子機、301は中継機201に属する中継機、302〜304は中継機301に属する子機、401は中継機301に属する中継機である。
親機101、中継機201、301、401は同期信号を定期的に送信し、親機101、中継機201、301、401のそれぞれに属する各子機は前記同期信号を受信することにより各無線機は親機101、中継機201、301、401の時計に同期を取ることができる。そして各子機は属する親機101、中継機201、301、401が送信するタイミングで間欠受信を行い、属する親機101、中継機201、301、401が受信するタイミングで端末発呼通信を行うことができる。
以下、図1及び図2を参照しながら本発明の無線自動検針システムの動作について説明する。図2(A)は親機101が定期的に送信する同期信号の様子を示す図である。親機101は図2(A)に示すように時間T1秒ごとに同期信号Pと同期信号Qを交互に送信する。
同期信号Pは2×T1秒毎のタイミングで即座に送信される。一方、同期信号Qは同期信号Pの送信タイミングからT1秒後のタイミングを基点にランダムな時間T3秒(ただし、T3秒<T2秒<T1秒とする)待って送信される。例えばT1は4秒、T2は100m秒、T3は10m秒×n、nは0〜9の間の整数でランダムに選ばれる。また同期信号P及び2の送信時間は10ms以下に設定されている。
子機102〜104及び中継機201は図2(A)に示す同期信号を受信する。最初子機102〜104及び中継機201はどのタイミングで同期信号が送信されるか分からないためT1秒以上の時間にわたり受信動作を継続する。T1秒以上の時間、受信動作を継続すれば必ず同期信号Pあるいは同期信号Qを受信することができる。また、T1秒以上の時間、受信動作を継続すれば親機101からの同期信号を受信する以外に、中継機201、301、401からの同期信号を受信する場合も考えられる。複数の同期信号を受信した場合は、同期信号レベルが所定レベル以上であって、中継段数の最も少ない無線機の同期信号に時計を合わせる。例えば、中継機401⇒中継機301⇒中継機201⇒親機101の順番で中継段数が少なくなっていく。親機101は中継段数0でありもっとも中継段数が少ない。
同期信号Qを受信した場合にはランダムな時間T3秒の遅延がある。同期信号Qを受信して親機101の同期信号Pの送信タイミングに同期を取る子機102〜104にとってランダムな時間T3がいくつなのか分からないとT1ごとの同期信号Pあるいは同期信号Qの送信タイミングの基点が分からない。そこで同期信号Qを送信する親機101は同期信号Qの信号フォーマットの中にランダムな遅延時間T3がいくつであるかという情報を挿入して同期信号Qを送信する。そして同期信号Qを受信する子機102〜104は同期信号Qの信号フォーマット中に含まれるランダムな遅延時間T3の情報を用いてT3秒を補正してT1秒のタイミングの基点を算出することができる。上記動作により子機102
〜104は親機101の同期送信タイミングT1秒に同期することができる。そして同期信号Pが送信されるタイミングで間欠受信動作を行い、同期信号Pを受信する。
図2(B)に親機101が送信する同期信号と子機102〜104が前記同期信号を受信するタイミングの動作を示す。図2(B−1)示すように親機101は同期信号Pと同期信号Qを交互に送信する。子機102〜104及び中継機201は図2(B−2)に示すように同期信号Pのタイミングの整数倍の周期で間欠受信している。そして同期信号Pを検出した場合は次の間欠受信タイミングで同期信号Pの検出動作を行う。もし同期信号Pが検出できなかった時は、次の同期信号Qのタイミングで起き上がり同期信号Qを受信し、同期を取り直す。
ここで、図1に示すシステムが親機101の近傍に複数あった場合を考える。各システムは同期しておらず、各システムから送信される同期信号は非同期状態にある。同期信号送信間隔T1は4秒、同期送信時間は10m秒とすると同期送信のデューティ比は1/400であり、各システムから送信される同期信号同士が非同期であってもぶつかる確率は低い。しかしながら各システムの同期送信間隔T1には若干の時計誤差があるため時間経過とともに徐々に各システムから送信される同期信号のタイミングがずれていき、いつか同期信号送信のタイミングが一致してしまうことが考えられる。
一度タイミングが一致すると時計誤差でタイミングがずれていくまで長時間にわたり同期信号Pが衝突状態になる。しかしながら同期信号Qはランダムな遅延時間T3で送信されるため例え各システムの同期送信タイミングが一致してしまった場合でも同期信号Qが衝突する確率は低くなる。そして同期信号Qが連続して衝突する確率はさらに低くなる。すなわち、たとえ各システムの同期送信タイミングが一致してしまい、同期信号Pが衝突して検出できない状態が続いた場合でも、同期信号Qは衝突しないため各親機101に属する子機102〜104及び中継機201は親機101の同期信号Qを検出して親機101の時計に同期させることができる。
図2(C)は同期信号の信号フォーマットと同期信号受信方法を説明する図である。図2(C)の(1)は同期信号の信号フォーマット、図2(C)の(2)は同期信号受信方法である。図2(C−1の同期信号フォーマットは図2(A)に示すT1秒毎に送信される同期信号P及び2の信号フォーマットである。図2(C−2)に示す受信方法は図2(B−1)のタイミングで同期信号Pあるいは同期信号Qを受信する時の受信方法である。
同期信号の信号フォーマットは ゛1010・・・・・゛の繰り返しからなる冗長ビットと、同期信号Pあるいは同期信号Qから構成されている。なお同期信号Pあるいは同期信号Qの信号フォーマットは図に記載していないが、゛1010・・・・・゛の繰り返しからなるビット同期信号と、データの先頭を見つけるためのフレーム同期信号と、時計同期を取るための制御信号とから成り立っている。冗長ビット長はT4秒である。
子機102〜104及び中継機201が親機101の同期信号Pを検出して時計同期を取ったとしても次の同期信号Pを受信するまでの間に親機101に内蔵されている時計と子機102〜104及び中継機201がそれぞれ内蔵している時計との間で若干時計誤差が生じる。
一般に無線機に内蔵される時計の基準発振源として水晶振動子を用いて発生させた水晶発振信号が用いられる。前記水晶振動子で発振させた発振周波数誤差は温度変化等を考慮すると最大±100ppmである。さらに同期信号を送信する無線機の発振周波数誤差が最大±100ppmであり、前記同期信号を受信する無線機の発振周波数誤差も最大±100ppmであるとすると、同期信号送信側と同期信号受信側の相対発振周波数誤差は最
大±200ppmである。
例えばT1=4秒、同期信号Pは2×T1=8秒ごとに送信され、子機102〜104及び中継機201は8×T1=32秒ごとに前記同期信号Pを受信したとすると32秒間における親機101と子機102〜104及び中継機201との間の最大時計誤差は32秒×±200ppm=±6.4m秒である。そこで±6.4m秒の最大時計誤差が発生したとしても同期信号Pを確実に受信できるように子機102〜104及び中継機201は同期信号Pの送信タイミングより6.4m秒早めに送受信手段12の電源をONしタイムアウト時間T6を設定する。そしてT5秒間隔でT6秒間、間欠受信動作を繰り返す。
最大時計誤差をXとした場合、Xは子機102〜104及び中継機201が同期信号Pを受信する受信周期によって変わってくる。前記受信周期は2×T1×N(Nは任意の整数)であり、最大時計誤差±XはX=2×T1×N×200ppmで計算される。従って同期信号Pを受信する前記受信周期を考慮し、子機102〜104及び中継機201は同期信号Pの送信タイミングより前記計算式で計算される最大時計誤差Xだけ早めに送受信手段12の電源をONするように設定し、タイムアウト時間をT6に設定する。そしてT5秒間隔でT6秒間、間欠受信動作を繰り返す。T5<T4に設定されている。
T6は最大時計誤差±Xを考慮して2×X<T6に設定される。子機102〜104及び中継機201はT6秒の間に必ず長さT4の冗長ビットを検出し同期信号Pを受信できる。そして子機102〜104及び中継機201はT4の冗長ビットを検出するとタイムアウト時間T6をキャンセルし受信を継続する。同期信号Pは10m秒程度であり、消費電流を考慮し最大時計誤差±Xは一般に同期信号Pの長さ10m秒より小さく設定される。よってT6のタイムアウト時間も同期信号Pの長さ10m秒のせいぜい2倍までである。
次に、同期信号Pが受信できなくて同期信号Qを受信する場合について考える。同期信号Qの冗長ビットもT4の長さである。そして子機102〜104及び中継機201は、同期信号P受信の場合と同様に、最大時計誤差±Xを吸収するため子機102〜104及び中継機201は同期信号Pの送信タイミングより最大時計誤差Xだけ早めに送受信手段12の電源をONしタイムアウト時間T7を設定する。そしてT5秒間隔でT7秒間、間欠受信動作を繰り返す。T5<T4に設定されている。T7は最大時計誤差±X+ランダム遅延時間の最大値T2を考慮して(2×X+T2)<T7に設定される。子機102〜104及び中継機201はT7秒の間に必ず長さT4の冗長ビットを検出し同期信号Qを受信できる。本例ではT2は最大90m秒であり、Xは10m秒程度であるのでT7は110m秒より少し大きな値に設定される。
なお図2(C)に示す同期信号送信タイミングと同期信号受信タイミングは、同期信号送信側である親機101と同期信号受信側である子機102〜104及び中継機201との間の相対時計誤差が零の場合であり、前記相対誤差が零でない場合は同期信号送信タイミングが同期信号受信タイミングに対して最大時計誤差±Xの間で前後にずれる。
以上述べたようにT6は同期信号Pを受信する場合のタイムアウト時間、T7は同期信号Qを受信する場合のタイムアウト時間である。
以上説明したように子機102〜104及び中継機201は時計誤差±Xより少し長めのT6秒の間、T5秒毎に間欠受信をすれば同期信号P同士の衝突がない限り同期信号Pを確実に検出できるため、同期信号P受信のために起きている時間を短くでき電力の消費を抑えることができる。
そして、ある期間同期信号Pが衝突して検出できなかったときのみ最大時計誤差±X+ランダム遅延時間の最大値T2より少し長めのT7秒の間、T5秒毎に間欠受信することになるが、同期信号Qを受信に行く回数は同期信号Pを受信に行く回数に比べ非常に小さい。さらに同期信号Qを受信する場合もT5秒毎の間欠受信を行うため全体の電力消費に与える同期信号Qの受信の影響は微々たるものである。
以上説明したように、親機101の近傍に複数の非同期なシステムが存在し、たまたま同期信号送信タイミングが一致してしまった場合であっても、同期信号Qの存在により親機101に属する子機102〜104及び中継機201は親機101と時計同期を取ることができる。そして通常は一定の周期T2で送信される同期信号Pにより時計同期を取るように構成されているため電力消費を抑えることができる。すなわち妨害に強いことと電力消費を抑えることの両立を図ることができる。
次に中継機201は親機101に時計同期を取るとともに、親機101と同様の方法で同期信号を送信する。図3は親機101と中継機201、301、401の同期信号送信の関係を示す図である。
各無線機は上位用スロットと下位用スロットの2種類のスロットを有している。親機101は上位がないので下位用スロットのみである。上位用スロットは上位の無線機との通信のためのスロット、下位用スロットは下位の無線機との通信のためのスロットである。親機101の下位用スロットで通信を行う無線機は子機102〜104及び中継機201である。親機101の下位用スロットの位置に子機102〜104及び中継機201の上位用スロットが同期している。以下同様に図3(A)に示す関係になっている。
上位用(あるいは下位用)スロットの構成を図3(B)に示す。スロット長は例えば2秒である。そしてスロットはさらに同期スロット、子機発呼スロット、ポーリングスロットの3つのスロットから構成されている。例えば同期スロットは100m秒、子機発呼スロットは900m秒、ポーリングスロットは1000m秒である。同期信号P及び同期信号Qは下位用スロットの中の同期スロットから送信され、上位用スロットの中の同期スロットで受信される。同期信号Pは前記同期スロットの先頭で送信され、同期信号Qは同期スロット100m秒の中でランダムなタイミングで送信される。
同期信号P及び同期信号Qが送信されるタイミングを図3(A)に示す。例えば、親機101が同期信号Pを送信し、中継機201が送信された同期信号Pを受信すると時計同期を親機101に合わせスロットのタイミングを補正する。そして中継機201は次の下位用スロットで同期信号Pを送信する。同期信号Pと同期信号Qは下位用スロットを用いて交互に送信される。以下同様の動作で下位の中継機は上位の中継機からの同期信号を受信し時計同期を取ってスロットのタイミングを補正し、下位に対して同期信号を送信する。
子機に発呼が生じデータを上位の無線機に送りたい場合は、子機発呼スロットの先頭で子機発呼信号の送信を開始する。上位の親機101あるいは中継機201、301、401は下位の無線機からの子機発呼信号を受信できるように下位用スロットの中の子機発呼スロットの先頭の子機発呼信号が送信されるタイミングで間欠受信を行い、子機発呼信号がないと判断した場合には即座に受信を中止する。中継機201、301、401で下位の無線機より子機発呼信号を受信した場合には上位の親機101あるいは上位の中継機に対して次の上位用スロットの中の子機発呼スロットの先頭で前記受信した子機発呼信号を上位に送信する。このようにして例えば子機401で発生した子機発呼信号は中継機301に送られ、さらに中継機301は前記子機発呼信号を中継機201を介して親機101に送ることができることとなる。
親機101からのポーリング信号を子機301に送りたい場合について説明する。親機101は下位用スロットの中のポーリングスロットの先頭でポーリング信号の送信を開始する。子機102〜104及び中継機201は親機101からのポーリング信号を受信できるように上位用スロットの中のポーリングスロットの先頭のポーリング信号が送信されるタイミングで間欠受信を行い、ポーリング信号がないと判断した場合には即座に受信を中止する。ポーリング信号を受信した中継機201は下位用スロットの中のポーリングスロットの先頭でポーリング信号の送信を開始する。以下同様の動作で中継機301を介して子機301にポーリング信号が送られる。
図4(A)は子機発呼信号あるいはポーリング信号フォーマット図である。図4(B)は図4(A)の信号フォーマットの中の繰り返しヘッダーの構成要素を示す図である。
子機発呼信号あるいはポーリング信号は繰り返しヘッダーに続いてビット同期信号、フレーム同期信号、データという構成である。前記データの中には制御信号や送信元や送信先を示す識別符号(以下IDと呼ぶ)なども含まれる。
図4(B)に示すように繰り返しヘッダーはビット同期信号、フレーム同期信号、簡易IDを構成要素とし、前記構成要素を複数回繰り返し伝送する構成である。簡易IDはIDを簡略化し短縮したものである。例えばIDは48ビット、簡易IDはIDの下位1バイトを取った8ビットである。
子機102〜104、202〜204、302〜304にとって同期信号Pの受信は同期信号Pが送信される複数回に1回ごとの受信である。同期信号Pの受信は時計同期のためであるのでそれほど頻繁に受信を行う必要はない。例えば同期信号P送信周期8秒として100回同期信号Pが送信されるごとに同期信号Pの受信を行った場合、800秒毎の受信となる。それに対してポーリング信号の受信はリアルタイム性を考慮した場合間欠受信動作周期をできるだけ短くしたい。すなわち上位用スロット毎のタイミングである4秒周期で間欠受信動作を行う。子機102〜104、202〜204、302〜304は電池で駆動される場合が考えられ電力消費を抑えることが重要である。そこで、4秒周期の間欠受信においてキャリア検出動作を行いキャリアがないときには即座に受信を中断したい。しかしながら親機101や上位の中継機との間で時計誤差があるとキャリア検出動作を行ったタイミングがポーリング信号の送信タイミングとずれている場合があり、その場合キャリア検出できないこととなり、通信が失敗する。それを回避するのが繰り返しヘッダーの役目である。
繰り返しヘッダーの長さは同期信号受信により時計同期を行う周期800秒の間の最大時計誤差Xより長く設定される。そして時計誤差がない状態においては繰り返しヘッダーの真ん中でキャリア検出するように受信タイミングが設定されている。このように設定することにより最大時計誤差±Xが発生しても繰り返しヘッダーのどこかでキャリア検出を行い、簡易IDにより概略的に受信すべき信号かどうかを判断できる。
中継機201、301、401及び親機101は一般にAC電源であり、消費電力を気にする必要はないが、子機102〜104、202〜204、302〜304と同様に繰り返しヘッダーのところでキャリア検出するように構成している。
次に、先に子機が設置されていて、後から親機あるいは中継機が設置された場合について図7を参照しながら説明する。具体例として図1において子機302が設置されているが中継機301が未設置の場合について考える。図7(A)は子機302の動作を説明するシーケンス図、図7(B)は中継機301の動作を説明するシーケンス図である。
子機302は親機101及び中継機201が送信する同期信号を受信することができない場所に設置されている。子機302は同期信号を受信できないため親機101や中継機201の時計とは独立に子機302に内蔵された時計を用いて、間欠受信動作周期T10で間欠受信動作を行っている。図7(A)においてX1が間欠受信動作周期T10で行う間欠受信を示している。間欠受信動作周期T10は消費電力を低減するために少なくとも同期信号の信号長に比べ1桁以上長い時間に設定されている。例えば同期信号長が10m秒程度であるのに対し、間欠受信動作周期T10は4秒に設定されている。またT10は同期信号送信間隔T1と同じにしても良いし、T1の整数倍であっても良い。
上記状態において中継機301が設置された場合について説明する。中継機301が設置され中継機301の電源がONし動作を開始すると中継機301は最初に起動信号を送信する。図7(B)において、中継機301は、子機302の間欠受信動作時間T10を送信制限時間以下の時間スロットに分割した時間管理を行っている。ここでは、送信制限時間を1秒、休止時間1秒とし、時間スロットS1〜時間スロットS4の繰り返しの4つに分割し、一つの時間スロットはT10/4(=1秒)としている。また起動信号X6も分割した時間スロットに合わせX6−1からX6―4の4つに分割している。X5は中継機301の電源がONしたタイミングを示し、ここを基点に時間スロットS1〜S4が繰り返しカウントされ、各時間スロットで分割された起動信号X6−1〜X6−4が送信される。この際起動信号の送信後は一つ以上の時間スロットを空けるため、起動信号X6−1は時間スロットS1、起動信号X6−2は時間スロットS3、起動信号X6−3は次の時間スロットである時間スロットS2、起起動信号X6−4も次の時間スロットである時間スロットS4で送信するようにする。
起動信号長X6−1〜X6−4の合計信号長T11(=T10×4)は、T11>T10に設定される。そのため、子機302は間欠受信動作のタイミングで必ず前記起動信号X6−1〜X6−4のいずれかを受信することができる。X2は子機302が起動信号X6−4を受信したことを示している。子機302は起動信号X6−4の受信を終了しても受信を継続して起動信号X6−4に続いて中継機301より送信される同期信号X7の補足を行う。そして同期信号X7を補足すると子機302は参入要求信号X3を中継機301に送信する。中継機301は子機302からの参入要求信号X3を受信X8すると子機302に対して参入許可やIDの割り当て等の応答信号X9を送信する。子機302は応答信号X9を受信X4することにより中継機301につながる形で図1のシステムに参入することができる。
よって、無線信号の送信時間に時間制限が決められた場合や、無線信号の送信後に次の無線信号を送信するまでの休止時間が決められた無線自動検針システムの場合でも、省電力化のために間欠受信状態にある子機302に中継機301の存在を知らせることができ、子機302は中継機301の無線自動検針システムに参入することができる。さらに中継機301は、起動信号X6−1〜X6−4の送信間に他の子機または他の無線システムからの無線信号を受信することができるため、応答性のよい通信システムを構築することができる。
なお、ここでは一つの時間スロットを空けた後に次の起動信号を送信するとして説明したが、必要に応じて二つ以上の時間スロットを空けた場合でも同様に実施することができる。1秒の休止時間が必要な場合は、本説明での一つの時間スロットは1秒のため一つの時間スロットを空ければ休止時間を満足できる。また2秒の休止時間が必要な場合は、二つ以上の時間スロットを空けて同様に休止時間を満足することができる。
なお、参入要求信号X3の送信は図3における子機発呼スロットで行う。そして応答信
号X9の送信は子機発呼スロットの中で行っても良いし、ポーリングスロットで行っても良い。
図8(A)は起動信号X6の信号フォーマットを示している。起動信号X6は単位ブロックの繰り返しから構成されている。単位ブロックは図8(B)に示すように「101010・・・」のように「0」と「1」の繰り返しからなるビット同期信号と呼ばれるプリアンブル信号とデータの頭を示すフレーム同期信号と識別信号から構成されている。識別信号は起動信号であることを示す信号である。
なお、識別信号として中継機あるいは親機であることを示す機器種別情報などのように受信した子機が起動信号であると認識できる情報を含んだ信号にすることができる。
よって、起動信号の補足において、雑音や起動信号以外の信号であるか起動信号であるかの識別を短時間で行うことができ、中継機301の省電力化に寄与することができる。
また、識別信号には分割された起動信号X6−1〜X6−4の全ての送信が終了する時間情報も含めるようにしてもよい。例えば、先の説明の起動信号X6−1および起動信号X6−2には、起動信号X6−1〜X6−4の全ての送信が終了するためには、さらに時間スロットS1〜S4が必要である旨の情報を含めておき、子機302は次のT10後の受信タイミングでは受信せずにさらにその後の受信タイミングから受信を開始するようにすることもできる。
よって、子機302は起動信号X6−1〜X6−4の受信後に連続受信モードに移行して、すべての起動信号を受信する必要がないため省電力化を図ることができる。
また、フレーム同期信号の符号パターンを工夫し起動信号独自の符号パターンとして受信側で前記符号パターンを検出すれば起動信号であると認識できるようにすることもできる。フレーム同期信号の符号パターンで起動信号であると認識できるようにした場合にはフレーム同期信号に続く識別信号は省略可能である。
中継機301の電源がONするタイミングで起動信号を送信する例で説明したが、他のタイミングで起動信号を送信することもできる。図9は中継機301が動作開始後、定期的に起動信号を送信する場合のシーケンス図である。同図においてX7がT1ごとに送信される同期信号、X6が起動信号である。起動信号X6はT12ごとに送信される。T12はT1の整数倍に設定されている。そして例えばT12は1日という長い時間である。
また、起動信号X6が送信されるタイミングは、親機101あるいは親機101が接続されているセンターサーバ(図1には図示していない)からの指示を中継機301が受けたときに送信するようにしてもよい。さらに、中継機301は子機302の間欠受信動作周期時間をセンターサーバから取得し、先の説明と同様に実施するようにすることもできる。
よって、設置現場で親機に子機の間欠受信動作周期時間を設定する必要がないため、作業者の設置手間がかからず効率的に設置作業を行うことができる。
図5、図6は以上説明した本発明の無線自動検針システムの動作を実現するための無線機のブロック構成図の一例である。起動信号を送信する親機101あるいは中継機201、301、401は図5に示すブロック構成を搭載している。また起動信号を受信する子機102〜104、202〜204、302〜304、及び中継機201、301、401は図6に示すブロック構成を搭載している。
図5に示す無線機の各手段とその動作について説明する。1はアンテナ、2は送受信手段、3は同期生成手段、4はスロット制御手段、5は起動信号送信手段、6は制御手段である。
制御手段6は無線機全体の時間管理や各手段の制御を行う。スロット制御手段4は図2に示す同期信号Pや同期信号Qの送信タイミングなどの送信スロット制御を行う。同期生成手段3はスロット制御手段4の制御の元に同期信号Pや同期信号Qを生成し、送受信手段2を介して送信する。起動信号送信手段5は送受信手段2を介して制御手段6からの指示で図8に示す起動信号を送信する。また起動信号送信手段5が起動信号を送信する際は、子機の間欠受信動作周期時間を送信制限時間以下の時間スロットに分割し、起動信号も前記時間スロットに基づいて分割し、一つの時間スロットで前記分割した起動信号を送信した後は少なくとも一つ以上の時間スロットを空けて起動信号を送信する。制御手段6の指示で起動信号送信手段5から送信される起動信号は図7及び図9に示すX6である。
次に図6に示す無線機の各手段とその動作について説明する。11はアンテナ、12は送受信手段、13は同期信号受信手段、14は同期信号受信手段、15は間欠受信制御手段、16は起動信号受信手段、17は制御手段である。制御手段17は無線通信装置全体の時間管理や各手段の制御を行う。起動信号を受信できるまでは間欠受信手段15の動作により図7あるいは図9に示すT10秒ごとの間欠受信動作X1を行う。起動信号受信手段16は、間欠受信手段15の動作で間欠受信動作X1を行ったときに起動信号X6があるかどうかの検出を行い、起動信号X6を受信する動作を行う。そして起動信号X6を受信した場合は制御手段17を介して間欠受信手段15の動作を停止し同期信号受信制御手段14及び同期信号受信手段13を動作させて同期信号の補足動作を行う。
図10は図5に示す本発明の無線自動検針システムの動作を示すフローチャートの一例である。以下図10に従いその動作を再度説明する。
まず、無線通信装置の電源がONされると(ステップ110)、起動信号送信手段5は図7に示す起動信号X6−1〜X6−4を送受信手段2に対して送信し(ステップ111)、その後に同期信号X7を送信する(ステップ112)。
同期信号X7の送信を終えると、送受信手段2は受信状態に移行し、参入要求信号X3があるかどうかの受信動作X8を行う(ステップ113)。ステップ113において、送受信手段2が参入要求信号X3を受信した場合は、送受信手段2は応答信号X9を送信する(ステップ114)。
ステップ113において、参入要求信号X3を受信できなかった場合は、同期信号定期送信モードに移行する(ステップ115)。同期信号定期送信モードとは、図2に示すビーコン信号を周期T1で定期的に送信するモードである。
図11は図6に示す本発明の無線通信装置動作を示すフローチャートの一例である。以下図11に従いその動作を再度説明する。
まず、無線通信装置の電源がONされると(ステップ120)、送受信手段12は図2に示す定期的に送信される同期信号を受信するためにT1秒以上の時間、受信動作を継続し同期信号の補足を行う(ステップ121)。ステップ121で同期信号捕捉動作を行っている期間に同期信号があるかどうかの検出を行う(ステップ122)。そして、ステップ122において、同期信号受信手段13が同期信号を検出した場合は、送受信手段12を介して参入要求信号X3を送信し(ステップ123)、受信状態に移行し、応答信号X
9のための受信動作X4を行い(ステップ124)、その後同期信号定期受信モードに移行する(ステップ125)。同期信号定期受信モードとは、図2に示す同期信号に同期して定期的に同期信号を受信するモードである。
また、ステップ122において、同期信号受信手段13が同期信号を検出しない場合は、送受信手段12は図7(A)に示すように周期T10で間欠受信動作を行う。そして間欠受信動作においてステップ122の判定を行う(ステップ126)。
本発明の無線自動検針システムおよび方法はガスおよび電力の自動検針システムなどに用いることができる。子機102〜104、202〜204、302〜304にはガスメータが接続され、親機101からのポーリング通信により子機102〜104、202〜204、302〜304に接続されたガスメータのガス検針データを親機101に収集することができる。そして収集されたガス検針データを親機101に接続された公衆回線を用いてセンターサーバに送ることができる。また中継機201、301、401も子機としての機能を有しガスメータが接続されてもよい。
ガスメータは10年ごとに定期的に取替えを行う。ガスメータの取替えにあわせて子機を設置していき、ガスメータへの子機がある程度進んだ段階において親機などのインフラを整備していく手順が考えられている。このような設置手順において本発明の無線自動検針システムおよび方法は有用である
以上のように本発明にかかる無線自動検針システムおよび方法は、子機が先に設置され、後から親機が設置された場合であっても子機の消費電力を増大させることなく前記子機は前記親機が設置されるとすぐに前記親機の通信システムに参入することができる無線自動検針システムを構築できる。
1 アンテナ
2 送受信手段
3 同期生成手段
4 スロット制御手段
5 起動信号送信手段
6 制御手段
11 アンテナ
12 送受信手段
13 同期信号受信手段
14 同期信号受信制御手段
15 間欠受信手段
16 起動信号受信手段
17 制御手段
101 親機
102〜104、202〜204、302〜304 子機

Claims (6)

  1. 無線信号の送信時間に時間制限が決められた親機と子機とからなる自動検針システムにおいて、
    前記親機は、親機の存在を知らせる同期信号を生成する同期生成手段と、前記同期生成手段を起動して同期信号を定期的に送信するタイミングを制御するスロット制御手段と、前記同期信号の長さに比べ1桁以上時間的に長くかつ親機の存在を知らせる信号である起動信号を送信する起動信号送信手段とで構成され、
    起動信号送信手段が起動信号を送信する際は、子機の間欠受信動作周期時間を送信制限時間以下の時間スロットに分割し、起動信号も前記時間スロットに基づいて分割し、一つの時間スロットで前記分割した起動信号を送信した後は少なくとも一つ以上の時間スロットを空けた後に前記起動信号を送信することを特徴とした無線自動検針システム。
  2. 無線信号の送信後に次の無線信号を送信する際は、休止時間経過後に次の無線信号を送信することが決められた親機と子機とからなる自動検針システムにおいて、1つ以上の時間スロットは休止時間以上であることを特徴とした請求項1記載の無線自動検針システム。
  3. 親機は子機の間欠受信動作周期時間を記憶したセンターサーバに接続され、起動信号送信手段は前記センターサーバから前記子機の間欠受信動作周期時間を取得することを特徴とした請求項1または2記載の無線自動検針システム。
  4. 分割した起動信号は、プリアンブル信号と起動信号であることを示す識別信号を含むブロックを単位ブロックとし前記単位ブロックを複数回繰り返す構成とした請求項1から3のいずれか1項記載の無線自動検針システム。
  5. 識別信号は、分割された起動信号の全送信終了のタイミングを報知するための分割時間情報も含まれていることを特徴とした請求項4記載の無線自動検針システム。
  6. 同期信号の長さに比べ1桁以上時間的に長くかつ親機の存在を知らせる信号である起動信号を送信する起動信号送信ステップと、前記起動信号送信ステップを実行後親機の存在を知らせる同期信号を生成する同期信号生成手段を起動して同期信号を定期的に送信する同期信号送信ステップとからなり、起動信号送信ステップにおいて起動信号を送信する際は、子機の間欠受信動作周期時間を送信制限時間以下の時間スロットに分割し、起動信号も前記時間スロットに基づいて分割し、一時間スロットで前記分割した起動信号の送信した後は少なくとも1つ以上の時間スロットを空けて前記起動信号を送信する無線自動検針方法。
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