JP2012134604A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一度プロセッサが完成するとさらに消費電力を低減するのは非常に困難であるということ。
【解決手段】本発明の無線通信装置は、外部クロック部3とその外部クロック部3が出力するクロック信号で動作するマイコン部2とを備えている。マイコン部2は、外部クロック部3が出力するクロック信号を受信する受信手段5を制御し、各手段にクロック信号を供給する通常動作モードか各手段へのクロック信号の供給を停止する低消費電力動作モードかの動作モードを設定し、その動作モードに応じた動作モード信号を外部クロック部3に出力する。そして、外部クロック部3は、その動作モード信号を受信し、マイコン部2が低消費電力動作モードに設定されたことを検出すると、マイコン部2へのクロック信号の出力を停止し、低消費電力動作モードに移行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、低消費電力化を図るために通常動作モードから消費電力がより小さい低消費電力動作モードに定期的に移行する無線通信装置に関するものである。
電源が電池などのために低消費電力化が要求される無線通信装置においては、無線通信時は高速で動作する必要があるため、高速クロック信号を用いて内部回路を動作させる通常動作モードで動作し、無線通信が発生しない間は消費電力の低減のため低速クロック信号を用いて内部回路を動作させ、かつ必要な回路のみに低速クロック信号を供給する低消費電力動作モードで動作させる必要がある。
特許文献1によれば、TDMA方式の通信システムにおける携帯端末等の無線通信装置において、プロセッサは、通話時と待ち受けの論理制御信号の受信時においては、高速発振回路から出力される高速クロック信号に基づいて動作し、待ち受け時の論理制御信号の受信後、次の論理制御信号を受信するまでは、低速発振回路から出力される低速クロック信号に基づいて動作し、これにより無線通信装置の消費電力を低減するように構成されている。
特開平8−172389号公報
しかしながら、特許文献1は、無線電文(TDMA信号)を待ち受けている間、プロセッサは低消費電力動作モードで動作しているが、プロセッサが有する内部の低速発振回路を用いて動作しているため、低速発振回路をより低消費電力の回路に変更したい場合、プロセッサ全体を変更しなければならない。このため、回路をより低消費電力の回路に変更するためにはプロセッサの設計・製作・検証を再度実施する必要があり、非常に手間と時間がかかる。また回路の設計プロセスもプロセッサ自体と発振回路とを同一にしなければならないという制約も生じる。つまり一度プロセッサが完成するとさらに消費電力を低減するのは非常に困難であるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、マイコン部のソフトウェアの制御などの変更を必要とせずに外部クロック部を容易に変更でき、より消費電力の低減が可能な無線通信装置を提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために、本発明の無線通信装置は、外部クロック部と外部クロック部が出力するクロック信号で動作するマイコン部とを備えている。そして、マイコン部は、外部クロック部が出力するクロック信号を受信し各手段にクロック信号を供給する受信手段と、受信手段を制御し各手段にクロック信号を供給する通常動作モードか各手段へのクロック信号の供給を停止する低消費電力動作モードかの動作モードを設定する制御手段と、制御手段により設定された動作モードに応じた動作モード信号を外部クロック部に出力する動作モード出力手段と、を備えている。そして、外部クロック部は、動作モード出力手段から出力された動作モード信号を受信し、マイコン部が低消費電力動作モードに設定されたことを検出すると、マイコン部へのクロック信号の出力を停止し、低消費電力
動作モードに移行するものである。
この構成により、外部クロック部は、動作モード出力手段からマイコン部が低消費電力動作モードに設定されたことを検出すると、前記マイコン部へのクロック信号の出力を停止し、低消費電力動作モードに移行することで無線通信装置の消費電力の低減を図ることができる。
本発明の無線通信装置を用いることにより、マイコン部の外部に低速発振回路である外部クロック部を設け、マイコン部から外部クロック部に対して、ハード的にクロック信号の供給および停止を指示する制御信号を出力する構成とすることで、外部クロック部を変更する場合でも、マイコン部のソフトウェアの制御などの変更を必要とせずに容易に変更できるため、マイコン部が完成した後も低消費電力の外部クロック部を変更することで消費電力の低減を容易に図ることができる。つまりマイコン部と外部クロック部のそれぞれに異なった最適な設計プロセスを適用できるため、外部クロック部には消費電力が最も優れた設計プロセスを採用でき無線通信装置の低消費電力化を図ることができる。
本発明の第一の実施の形態における無線通信装置を用いた無線通信システムの構成図 本発明の第一の実施の形態における同期信号送受信のシーケンス図 本発明の第一の実施の形態における無線通信装置のブロック図 本発明の第一の実施の形態における無線通信装置のシーケンス図
第1の発明は、マイコン部と外部クロック部とからなり、前記マイコン部は前記外部クロック部が出力するクロック信号で動作する無線通信装置において、前記マイコン部は、前記外部クロック部が出力するクロック信号を受信し各手段にクロック信号を供給する受信手段と、前記受信手段を制御し各手段にクロック信号を供給する通常動作モードか各手段へのクロック信号の供給を停止する低消費電力動作モードかの動作モードを設定する制御手段と、前記制御手段の制御により前記動作モードに基づいた信号を前記外部クロック部に出力する動作モード出力手段とを備える。
そして、マイコン部から外部クロック部に対して、ハード的にクロックの供給および停止を指示する制御信号を出力する構成とすることで、外部クロック部を変更する場合でも、マイコン部のソフトウェアの制御などの変更を必要とせずに容易に変更できるため、マイコン部が完成した後も低消費電力の外部クロック部を変更することで消費電力の低減を容易に図ることができる。つまりマイコン部と外部クロック部のそれぞれに異なった最適な設計プロセスを適用できるため、外部クロック部には消費電力が最も優れた設計プロセスを採用でき無線通信装置の低消費電力化を図ることができる。
第2の発明は、動制御手段の制御により動作モード出力手段から外部クロック部への信号出力を遅延させる遅延手段を備える。
そして、前記遅延手段はマイコン部が通常動作モードから低消費電力動作モードに移行するために要する時間情報が記憶され、低消費電力動作モードに移行する時間タイミングに同期して前記信号の出力を遅延させることにより、マイコン部は低消費電力動作モードに移行途中に、外部クロック部からのクロック信号の供給が停止されることにより、低消費電力動作モードに移行するための命令が実行されなくなり、低消費電力動作モードに移行できないということがなくなり、確実に低消費電力動作モードに移行して無線通信装置
の低消費電力化を図ることができる。
第3の発明は、動作モード出力手段は、通常動作モードか低消費電力動作モードかを検出する。
そして、低消費電力動作モードが設定された時間タイミングに同期して外部クロック部に信号を出力することにより、外部クロック部はマイコン部が低消費動作モードに移行すると直ちにクロック信号の出力を停止し低消費電力動作モードに移行できるため、さらなる無線通信装置の低消費電力化を図ることができる。
第4の発明は、外部クロック部がマイコン部に対して一定時間経過後に信号を出力するための設定を行う通信手段と、前記通信手段で設定された一定時間経過後に前記外部クロック部が出力する割り込み信号を受信し制御手段に対して信号を出力する割り込み受信手段とを備える。
そして、前記マイコン部における前記制御手段は、低消費電力動作モードが設定された後に前記割り込み受信手段から出力される信号を受信することにより低消費電力動作モードを解除し、前記外部クロック部が出力するクロック信号を各手段に供給することにより、マイコン部は低消費電力動作モードから確実かつ容易に通常動作モードに移行することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
最初に本無線通信装置を用いた無線通信システムの一例として、親機、中継機および子機から構成される無線自動検針システムについて説明する。
図1は本発明の無線自動検針システムの一例である。同図において、101は親機、102〜104は親機101に属する子機、201は親機101に属する中継機、202〜204は中継機201に属する子機、301は中継機201に属する中継機、302〜304は中継機301に属する子機、401は中継機301に属する中継機である。
親機101、中継機201、301、401は同期信号を定期的に送信し、親機101、中継機201、301、401のそれぞれに属する各子機は前記同期信号を受信することにより親機101、中継機201、301、401の時計に同期することができる。そして各子機は属する親機101、中継機201、301、401が送信するタイミングで間欠受信を行い、属する親機101、中継機201、301、401が受信するタイミングで端末発呼通信を行うことができる。
以下、図1及び図2を参照しながら本発明の無線自動検針システムの動作について説明する。図2(A)は親機101が定期的に送信する同期信号の様子を示す図である。親機101は図2(A)に示すように時間T1秒ごとに第1同期信号と第2同期信号を交互に送信する。
第1同期信号は2×T1秒毎のタイミングで即座に送信される。一方、第2同期信号は第1同期信号の送信タイミングからT1秒後のタイミングを基点にランダムな時間T3秒(ただし、T3秒<T2秒<T1秒とする)待って送信される。例えばT1は4秒、T2は100m秒、T3は10m秒×n、nは0〜9の間の整数でランダムに選ばれる。また第1同期信号及び第2同期信号の送信時間は10m秒以下に設定されている。
子機102〜104及び中継機201は図2(A)に示す同期信号を受信する。最初子機102〜104及び中継機201はどのタイミングで同期信号が送信されるか分からないためT1秒以上の時間にわたり受信動作を継続する。T1秒以上の時間、受信動作を継続すれば必ず第1同期信号或いは第2同期信号を受信することができる。また、T1秒以上の時間、受信動作を継続すれば親機101からの同期信号を受信する以外に、中継機201、301、401からの同期信号を受信する場合も考えられる。複数の同期信号を受信した場合は、同期信号レベルが所定レベル以上であって、中継段数の最も少ない無線機の同期信号に時計を合わせる。例えば、中継機401⇒中継機301⇒中継機201⇒親機101の順番で中継段数が少なくなっていく。親機101は中継段数0でありもっとも中継段数が少ない。
第2同期信号を受信した場合にはランダムな時間T3秒の遅延がある。第2同期信号を受信して親機101の第1同期信号の送信タイミングに同期を取る子機102〜104にとってランダムな時間T3がいくつなのか分からないとT1ごとの第1同期信号或いは第2同期信号の送信タイミングの基点が分からない。そこで第2同期信号を送信する親機101は第2同期信号の信号フォーマットの中にランダムな遅延時間T3がいくつであるかという情報を挿入して第2同期信号を送信する。そして第2同期信号を受信する子機102〜104は第2同期信号の信号フォーマット中に含まれるランダムな遅延時間T3の情報を用いてT3秒を補正してT1秒のタイミングの基点を算出することができる。上記動作により子機102〜104は親機101の同期送信タイミングT1秒に同期することができる。そして第1同期信号が送信されるタイミングで間欠受信動作を行い、第1同期信号を受信する。
図2(B)に親機101が送信する同期信号と子機102〜104が前記同期信号を受信するタイミングの動作を示す。図2(B)(1)に示すように親機101は第1同期信号と第2同期信号を交互に送信する。子機102〜104及び中継機201は図2(B)(2)に示すように第1同期信号のタイミングの整数倍の周期で間欠受信している。そして第1同期信号を検出した場合は次の間欠受信タイミングで第1同期信号の検出動作を行う。もし第1同期信号が検出できなかった時は、次の第2同期信号のタイミングで起き上がり第2同期信号を受信し、同期を取り直す。
ここで、図1に示すシステムが親機101の近傍に複数あった場合を考える。各システムは同期しておらず、各システムから送信される同期信号は非同期状態にある。同期信号送信間隔T1は4秒、同期送信時間は10m秒とすると同期送信のデューティ比は1/400であり、各システムから送信される同期信号同士が非同期であってもぶつかる確率は低い。しかしながら各システムの同期送信間隔T1には若干の時計誤差があるため時間経過とともに徐々に各システムから送信される同期信号のタイミングがずれていき、いつか同期信号送信のタイミングが一致してしまうことが考えられる。
一度このタイミングが一致すると時計誤差でタイミングがずれていくまで衝突が発生するため、長時間にわたり第1同期信号が衝突状態になる。しかしながら第2同期信号はランダムな遅延時間T3で送信されるため例え各システムの同期送信タイミングが一致してしまった場合でも第2同期信号が衝突する確率は低くなる。そして第2同期信号が連続して衝突する確率はもっと低くなる。すなわち、たとえ各システムの同期送信タイミングが一致してしまい、第1同期信号が衝突して検出できない状態が続いた場合でも、第2同期信号は衝突しないため各々の親機101に属する子機102〜104及び中継機201は親機101の第2同期信号を検出して親機101の時計に同期させることができる。
図2(C)は同期信号の信号フォーマットと同期信号受信方法を説明する図である。図
2(C)の(1)は同期信号の信号フォーマット、図2(C)の(2)は同期信号受信方法である。図2(C)の(1)の同期信号フォーマットは図2(A)に示すT1秒毎に送信される第1同期信号及び2の信号フォーマットである。図2(C)の(2)に示す受信方法は図2(B)の(1)のタイミングで第1同期信号或いは第2同期信号を受信する時の受信方法である。
同期信号の信号フォーマットは「1010・・・・・」の繰り返しからなる冗長ビットと、第1同期信号或いは第2同期信号から構成されている。なお第1同期信号或いは第2同期信号の信号フォーマットは図に記載していないが、「1010・・・・・」の繰り返しからなるビット同期信号と、データの先頭を見つけるためのフレーム同期信号と、時計同期を取るための制御信号とから成り立っている。冗長ビット長はT4である。
子機102〜104及び中継機201が親機101の第1同期信号を検出して時計同期を取ったとしても次の第1同期信号を受信するまでの間に親機101に内蔵されている時計と子機102〜104及び中継機201がそれぞれ内蔵している時計との間で若干時計誤差が生じる。
一般に無線機に内蔵される時計の基準発振源として水晶振動子を用いて発生させた水晶発振信号が用いられる。前記水晶振動子で発振させた発振周波数誤差は温度変化等を考慮すると最大±100ppmである。さらに同期信号を送信する無線機の発振周波数誤差が最大±100ppmであり、前記同期信号を受信する無線機の発振周波数誤差も最大±100ppmであるとすると、同期信号送信側と同期信号受信側の相対発振周波数誤差は最大±200ppmである。
例えばT1=4秒、第1同期信号は2×T1=8秒ごとに送信され、子機102〜104及び中継機201は8×T1=32秒ごとに前記第1同期信号を受信したとすると32秒間における親機101と子機102〜104及び中継機201との間の最大時計誤差は32秒×±200ppm=±6.4m秒である。そこで±6.4m秒の最大時計誤差が発生したとしても第1同期信号を確実に受信できるように子機102〜104及び中継機201は第1同期信号の送信タイミングより6.4m秒早めに受信手段の電源をONしタイムアウト時間T6を設定する。そしてT5の時間間隔でT6の時間、間欠受信動作を繰り返す。
最大時計誤差をXとした場合、Xは子機102〜104及び中継機201が第1同期信号を受信する受信周期によって変わってくる。前記受信周期は2×T1×N(Nは任意の整数)であり、最大時計誤差±XはX=2×T1×N×200ppmで計算される。従って第1同期信号を受信する前記受信周期を考慮し、子機102〜104及び中継機201は第1同期信号の送信タイミングより前記計算式で計算される最大時計誤差Xだけ早めに受信手段の電源をONするように設定し、タイムアウト時間をT6に設定する。そしてT5秒間隔でT6秒間、間欠受信動作を繰り返す。T5<T4に設定されている。
T6は最大時計誤差±Xを考慮して2×X<T6に設定される。子機102〜104及び中継機201はT6秒の間に必ず長さT4の冗長ビットを検出し第1同期信号を受信できる。そして子機102〜104及び中継機201はT4の冗長ビットを検出するとタイムアウト時間T6をキャンセルし受信を継続する。第1同期信号は10m秒程度であり、消費電流を考慮し最大時計誤差±Xは一般に第1同期信号の長さ10m秒より小さく設定される。よってT6のタイムアウト時間も第1同期信号の長さ10m秒のせいぜい2倍までである。
次に、第1同期信号が受信できなくて第2同期信号を受信する場合について考える。第
2同期信号の冗長ビットもT4の長さである。そして子機102〜104及び中継機201は第1同期信号の送信タイミングより最大時計誤差Xだけ早めに受信手段の電源をONしタイムアウト時間T7を設定する。そしてT5秒間隔でT7秒間、間欠受信動作を繰り返す。T5<T4に設定されている。T7は最大時計誤差±X+ランダム遅延時間の最大値T2を考慮して(2×X+T2)<T7に設定される。子機102〜104及び中継機201はT7秒の間に必ず長さT4の冗長ビットを検出し第2同期信号を受信できる。本実施の形態ではT2は最大90m秒であり、Xは10m秒程度であるのでT7は110m秒より少し大きな値に設定される。
なお図2(C)に示す同期信号送信タイミングと同期信号受信タイミングは、同期信号送信側である親機101と同期信号受信側である子機102〜104及び中継機201との間の相対時計誤差が零の場合であり、前記相対誤差が零でない場合は同期信号送信タイミングが同期信号受信タイミングに対して最大時計誤差±Xの間で前後にずれる。
以上説明した中継機201、中継機301および中継機401、子機102〜104、子機202〜204および302子機〜304は第1同期信号および第2同期信号を受信する間は通常動作モードで動作しており、同期信号の受信動作が終了すると次のタイミングの同期信号の受信まで低消費電力動作モードに移行する。そして低消費電力動作モードが解除されて、再び通常動作モードに移行するという動作を繰り返している(間欠受信)。
図3は先に述べた中継機および子機すなわち本発明の無線通信装置のブロック図の一例である。図4は無線通信装置におけるマイコン部と外部クロック部との通信シーケンス図である。図3において、1は中継機もしくは子機に相当する無線通信装置、2はマイコン部、3は外部クロック部であり、無線通信装置1はマイコン部2と外部クロック部3とから構成される。
マイコン部2は、制御手段4と、受信手段5と、通信手段6と、動作モード出力手段7と、無線通信手段8と、遅延手段9と、割り込み受信手段10とを備えている。制御手段4は、は通常動作モードと低消費電力動作モードとの二つの動作モードの切り換えと各手段の制御を司るものである。受信手段5は外部クロック部3からクロック信号の供給を受信し各手段にクロック信号を供給するものである。通信手段6は制御手段の制御により外部クロック部3に対してクロック信号の供給タイミングやクロック信号の周波数の設定を行うためのものである。動作モード出力手段7は外部クロック部3に対して制御手段4の動作モードである通常動作モードか低消費電力動作モードかを報知するための動作モード信号を送信するものである。無線通信手段8は親機、中継機または子機との通信を行うためのものである。遅延手段9は制御手段4の制御により動作モード出力手段7から出力する動作モード信号の遅延時間があらかじめ設定されたものである。割り込み受信手段10は外部クロック部3から低消費電力動作モードを解除して通常動作モードへ移行するための信号として受信した割り込み信号を制御手段4に出力するものである。
外部クロック部3は、クロック制御手段11と、クロック生成手段12と、クロック出力手段13と、クロック割り込み出力手段14と、クロック通信手段15とを備えている。クロック制御手段11は各手段の制御を司るものである。クロック生成手段12は各手段に動作するためのクロック信号を供給するものである。クロック出力手段13はクロック生成手段12から供給されたクロック信号をクロック制御手段11の制御によりマイコン部2に対して出力するものである。クロック割り込み出力手段14はクロック制御手段11の制御によりマイコン部2に割り込み信号を出力するものである。クロック通信手段15はマイコン部2と通信を行いクロック割り込み出力手段14が出力する時間タイミングを受信するものである。
以下、図3および図4を参照しながら本発明の無線通信装置1の動作について説明する。
外部クロック部3のクロック生成手段12は、例えば水晶振動子と発振回路から構成され、32kHzのクロック信号が生成される。この生成された32kHzのクロック信号が各手段に供給されることにより、外部クロック部3は動作している。クロック制御手段11はクロック出力手段13を制御して、クロック信号の外部への出力をON/OFFする。電源投入時(STEP1)はクロック出力手段13からマイコン部2に対してクロック信号を出力している(STEP2)。
一方、マイコン部2は、電源投入(STEP3)された後に、受信手段5を介して、クロック出力手段13が出力する32kHzのクロック信号を受信し、この受信したクロック信号と別のクロック生成手段(図示していない)で生成されたMHz単位の高速クロック信号(例えば、11MHz)は、共に各手段に供給される。また、制御手段4は通常動作モードといわれる動作モードで動作を開始する(STEP4)。次に制御手段4は、無線通信手段8を用いて同期信号を受信するための無線受信を行う(STEP5)。次に、同期信号の受信が終了し低消費電力動作モードに移行する前に、制御手段4は通信手段6を用いて低消費電力動作モードから通常動作モードに復帰するための設定を行う(STEP6)。例えば、制御手段4は、クロック割り込み出力手段14が出力する信号の時間タイミング情報を外部クロック部3に送信し設定する(例えば先に述べたように、8×T1=32秒からα秒を減算した時間を設定する、α秒は外部クロック部3での処理時間である)。設定が完了すると、制御手段4は、割り込み許可設定を行う(STEP7)。割り込み許可設定とは、割り込み受信手段10がクロック割り込み出力手段14からの割り込み信号を受信した際に、制御手段4に対してその旨の信号を出力することを許可するものである。割り込み許可設定が終了すると、制御手段4は、高速クロック信号の各手段への供給を停止し(図示せず)、かつ、制御手段4以外の各手段への32kHzのクロック信号の供給を停止する。そして、動作モード出力手段7に対して低消費電力動作モードに移行したことを示す動作モード信号の送信を指示し(STEP8)、低消費電力動作モード、すなわちストップ動作モード、への移行を完了する(STEP9)。
次に、外部クロック部3のクロック制御手段11がクロック通信手段15を介して先の時間タイミング情報(32秒−α秒)を受信した後、マイコン部2が低消費電力動作モードに移行した旨の動作モード信号を動作モード出力手段7から受信すると、クロック出力手段13を制御して受信手段5へのクロック信号の出力を停止する(STEP10)。そして内部のタイマを起動した上で低消費電力動作モードに移行して、時間タイミング情報に含まれる時間が経過するまで待機する(STEP11)。このタイマが満了すると、クロック制御手段11は、クロック割り込み出力手段14に対して、マイコン部2に対して割り込み信号を送信し、クロック出力手段13を制御して32kHzのクロック信号の出力を開始する(STEP12)。
そして割り込み受信手段10が先の割り込み信号を受信し、受信したことを報知する信号を制御手段4に対して出力する。制御手段4は、この信号を受信すると、低消費電力動作モード(SLOW動作モード)の状態で各手段へ32kHzのクロック信号と高速クロック信号の供給を開始し、通常動作モードに移行する(STEP13)。そして、無線通信手段8を用いて同期信号の受信を行う(STEP14)。
なお、先の説明では、動作モード出力手段7から動作モード信号を出力する場合は、制御手段4の指示に基づくとして説明したが、動作モード出力手段7が制御手段4における動作モードを監視し、通常動作モードから低消費電力動作モードに移行したら直ちに動作
モード信号を送信する構成にしてもよい。
なお、動作モード出力手段7からクロック制御手段11に対して動作モード信号を送信する際に、遅延手段9に制御手段4によってあらかじめ遅延時間が設定されている場合は、動作モード出力手段7は前記遅延手段9に設定されている時間の経過後に動作モード信号を送信するようにすることもできる。
なお、通常動作モードは、マイコン部2が高速クロック信号で動作する動作モードであり、ノーマルモードや高速モードとも呼ばれる。
なお、低消費電力動作モードは、マイコン部2が高速クロック信号で動作せず、32kHzのクロック信号でのみ動作するSLOW動作モードと呼ばれる動作モードや両方ともで動作せずにSLOW動作モードと比較してさらに低消費電力動作モードであるSTOP動作モードと呼ばれる動作モードのことであり、待機モードとも呼ばれる。
なお、マイコン部2としてはマイクロコンピュータが考えられ、CPUやメモリを1つのLSIチップに集積した回路のことである。また外部クロック部3としてはRTC(Real−time clock)が考えられ、32kHzのクロック信号の外部出力、マイクロコンピュータから設定された時間経過後に割り込み信号の出力、時計データの出力、カレンダーデータを出力する機能を有する低電圧動作や低消費電力に特化したLSIが考えられる。
また、本発明の無線通信装置を用いた無線自動検針システムはガス、水道、および電力の自動検針システムなどに用いることができる。例えばガスの無線自動検針システムでは、子機102〜104、202〜204、302〜304にはガスメータが接続され、親機101からのポーリング通信により子機102〜104、202〜204、302〜304に接続されたガスメータのガス検針データを親機101に収集することができる。そして収集されたガス検針データを親機101に接続された公衆回線を用いてセンターサーバに送ることができる。また中継機201、301、401も子機としての機能を有しガスメータが接続されてもよい。
なお、各手段へのクロック信号の供給制御は、制御手段4が受信手段5を制御して実施するとしたが、各手段にそれぞれにクロック信号の入力ON/OFF機能をもたせ、制御手段4が各手段それぞれを制御する構成とすることも考えられる。
なお、マイコン部2における通信手段6と外部クロック部3におけるクロック通信手段15の通信方式としては、一般的に用いられているI2C(Inter−Integrated Circuit)、SPI(Serial Peripheral Interface)、3−Wireと呼ばれるシリアルバスが考えられる。これらの通信方式では、通常、マイコン部2はこれらの機能を有しているため、外部クロック部3と通信を行うために新たに機能を追加する必要がなく、無線通信装置1のコスト低減を図ることができる。また外部クロック部3として一般的なRTCを使用することができるため、外部クロック部3を変更し低消費電力化を図ることが容易である。
以上のように本発明の無線通信装置1を用いれば、マイコン部2の外部に低速発振回路である外部クロック部3を設け、マイコン部2から外部クロック部3に対して、ハード的にクロックの供給および停止を指示する制御信号を出力する構成とすることで、外部クロック部3を変更する場合でも、マイコン部2のソフトウェアの制御などの変更を必要とせずに外部クロック部3を容易に変更できるため、マイコン部2が完成した後もより低消費電力の外部クロック部3に変更することで消費電力の低減を容易に図ることができる。つ
まりマイコン部2と外部クロック部3のそれぞれに異なった最適な設計プロセスを適用できるため、外部クロック部3には消費電力が最も優れた設計プロセスを採用でき低消費電力化を図ることができる。さらに、マイコン部2はSTOP動作モードと呼ばれるクロック信号がどの手段にも供給されていない最も消費電力が低い動作モードに移行でき、かつ外部クロック部3もクロック信号を出力しない低消費動作モードに移行できるため、低消費電力に優れた無線通信装置を容易に実現することができ、通信手段6として汎用的な通信方式を採用すればコストの低減も図ることができる。
以上のように本発明にかかる無線通信装置は、クロック供給部を技術の進歩にあわせて容易にもっとも低消費電力な手段(回路)に変更できるため、電源が電池であり低消費電力化が可能な無線通信装置を実現できる。
1 無線通信装置
2 マイコン部
3 外部クロック部
4 制御手段
5 受信手段
6 通信手段
7 動作モード出力手段
8 無線通信手段
9 遅延手段
10 割り込み受信手段
11 クロック制御手段
12 クロック生成手段
13 クロック出力手段
14 クロック割り込み出力手段
15 クロック通信手段
101 親機
102〜104、202〜204、302〜304 子機
201、301、401 中継機

Claims (4)

  1. 外部クロック部と前記外部クロック部が出力するクロック信号で動作するマイコン部とを備えた無線通信装置において、
    前記マイコン部は、
    前記外部クロック部が出力するクロック信号を受信し各手段に前記クロック信号を供給する受信手段と、
    前記受信手段を制御し各手段にクロック信号を供給する通常動作モードか各手段へのクロック信号の供給を停止する低消費電力動作モードかの動作モードを設定する制御手段と、前記制御手段により設定された動作モードに応じた動作モード信号を前記外部クロック部に出力する動作モード出力手段と、を備え、
    前記外部クロック部は、
    前記動作モード出力手段から出力された動作モード信号を受信し、前記マイコン部が低消費電力動作モードに設定されたことを検出すると、前記マイコン部へのクロック信号の出力を停止し、低消費電力動作モードに移行するとした無線通信装置。
  2. 前記マイコン部は、動作モード出力手段から外部クロック部へ出力される動作モード信号を遅延させる遅延手段を備え、
    前記遅延手段はマイコン部が通常動作モードから低消費電力動作モードに移行するために要する時間情報を記憶し、低消費電力動作モードに移行する時間タイミングに同期して前記信号の出力を遅延させた請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記動作モード出力手段は、通常動作モードか低消費電力動作モードかを検出し、低消費電力動作モードが設定された時間タイミングに同期して外部クロック部に信号を出力するとした請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記外部クロック部がマイコン部に対して一定時間経過後に信号を出力するための設定を行う通信手段と、前記通信手段で設定された一定時間経過後に前記外部クロック部が出力する割り込み信号を受信し制御手段に対して信号を出力する割り込み受信手段とを備え、前記マイコン部における前記制御手段は、低消費電力動作モードが設定された後に前記割り込み受信手段から出力される信号を受信することにより低消費電力動作モードを解除し、前記外部クロック部が出力するクロック信号を各手段に供給するとした請求項1から3のいずれか1項記載の無線通信装置。
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